JP2001519649A - 精製タンパク質、組換えdna配列、およびカフェインを含まない飲料を製造するための方法 - Google Patents

精製タンパク質、組換えdna配列、およびカフェインを含まない飲料を製造するための方法

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Abstract

(57)【要約】 精製タンパク質、その発現をコードするDNA配列、およびカフェインの発現を抑制するためにコーヒー植物を形質転換するための組換えDNA分子(それらで形質転換された宿主を含む)。DNA配列および組換えDNA分子は、これらがコーヒーにおけるカフェイン合成経路の酵素の発現をコードすることにより特徴付けられる。カフェイン生合成経路の少なくとも1つの酵素の発現をコードするmRNAに対してアンチセンスであるmRNAの転写をコードするDNA分子で形質転換されたコーヒー植物。

Description

【発明の詳細な説明】 精製タンパク質、組換えDNA配列、および カフェインを含まない飲料を製造するための方法 本出願は、精製タンパク質、組換えDNA配列、それらで形質転換された宿主、 ならびにカフェインを含まない飲料および食料品の製造方法に関する。より詳細 には、本出願は、精製タンパク質、ならびにコーヒー植物およびそれから収穫し た果実におけるカフェインの発現を抑制する組換えDNA配列に関する。本発明は 、カフェインを含まないコーヒー植物の安定な系統を生じる。その果実は、ロー ストおよび粉砕の後に、カフェインを含まないコーヒーを調製するために使用さ れ得る。本発明は、チャ(Camellia sinensis)およびコーラ(Cola acuminata )におけるカフェイン合成、ならびにチョコレート(Theobroma cacao)におけ る関連するアルカロイドを抑制するために使用され得ると予想される。発明の背景 コーヒーは、Coffea属、一般に、C.arabica種の植物のローストして粉砕した 豆から調製される。コーヒー植物は、アルカロイドカフェインを生産する。これ は、それらの乾燥果実、コーヒー豆中に存在する。多くのコーヒー飲者は、カフ ェインを含まないコーヒーを好むので、コーヒー豆からカフェインを除去するた めに多くの方法が開発されている。これらの方法は全て、豆からのカフェイン以 外の物質の除去を生じる。それゆえ、処理された豆から入れたコーヒーの風味に 有害に影響を与える。少数の天然に存在するカフェインを含まないコーヒーおよ び近縁の属が公知である(Mascarocoffea spp.およびCoffea bengalensis)が、 これらは商業的な価値がない(CharrierおよびBerthaud,「Variation Of Caffe ine Content In The Coffea Genus」,Cafe’Cacao The',14:251-264(1975)) 。従って、豆からのカフェイン以外の物質の除去を生じない、カフェイン除去し たコーヒー豆を生産するための方法についての必要性がある。 カフェインは、とりわけコーヒー植物およびチャ植物により生産される、天然 に存在するプリンアルカロイドである。カフェイン合成により植物が昆虫から防 御されていると考えられている。コーヒー植物は、図1に示すように、4つの連 続反応において、ヌクレオシドキサントシンからカフェインを合成する。概説に ついては、Suzuki,T.,Ashihara,H.およびWaller,G.R.,Phytochemistry 31: 2575(1992)を参照のこと。この経路の第1段階は、S-アデノシルメチオニンによ るヌクレオシドキサントシンのメチル化である。これは、酵素キサントシンN7 メチルトランスフェラーゼ(XMT)により触媒される。生成物である7-メチルキ サントシンは、加水分解されて(リボースが除去されて)7-メチルキサンチンに なり、そしてさらなるメチル化を受けてテオブロミンおよびカフェインになる。 この一連の合成反応の妨害がカフェイン合成をブロックすると予想される。 従って、コーヒー植物からカフェインを選択的に除去するストラテジーは、カ フェイン生合成経路の特定の酵素の合成を防ぐことである。1つの実施態様にお いて、本発明は、XMTの合成をなくすためのコーヒー植物の遺伝的改変に関する 。現在好ましい実施態様において、XMTの合成は、XMTの発現をコードするメッセ ンジャーRNA(mRNA)にアンチセンスであるmRNAの転写をコードするDNA配列でコ ーヒー植物を形質転換することにより抑制される。本発明は、カフェインを含ま ない他の飲料および食料品(茶、ココア、およびチョコレートに基づく他の飲料 または食品を含む)を生産することに一般化され得る。 発明の要旨 精製タンパク質、その発現をコードするDNA配列、およびカフェインの発現を 抑制するためにコーヒー植物を形質転換するための組換えDNA分子(それらで形 質転換された宿主を含む)。DNA配列および組換えDNA分子は、これらがコーヒー におけるカフェイン合成経路の第1段階である酵素、キサントシンN7メチルト ランスフェラーゼ(XMT)の発現をコードすることにより特徴付けられる。このD NAの塩基配列およびXMTの推定アミノ酸配列が提供される。 コーヒー植物は、カフェイン生合成経路における少なくとも1つの酵素の発現 をコードするmRNAにアンチセンスであるmRNAの転写をコードするDNA分子で形質 転換される。アンチセンスRNAはXMT mRNAに結合し、それによりカフェイン合成 経路の第1段階をコードするmRNAを不活化する。その結果、形質転換された植物 は、カフェインを合成することができないが、それらの代謝の他の局面は影響を 受けない。図面の簡単な説明 図1は、Coffea arabicaにおけるカフェイン合成経路の模式図である。 図2は、精製キサントシンN7メチルトランスフェラーゼの銀染色したSDS PAG Eゲルの写真である。 図3は、精製キサントシンN7メチルトランスフェラーゼのトリプシン処理フ ラグメントのHPLC分離後の溶出を示す濃度測定プロットである。 図4は、キサントシンN7メチルトランスフェラーゼをコードするcDNAをcDNA ライブラリーからスクリーニングするために使用されるオリゴヌクレオチドプラ イマーの記載である。 図5は、キサントシンN7メチルトランスフェラーゼをコードするcDNAの塩基 配列である。 図6は、キサントシンN7メチルトランスフェラーゼの推定アミノ酸配列を有 する。発明の詳細な説明 本明細書中に記載される発明がより充分に理解され得るように、以下の詳細な 説明を示す。説明において、以下の用語が使用される: ヌクレオチド--糖部分(ペントース)、リン酸、および窒素含有複素環式塩基 からなるDNAまたはRNAのモノマー単位。この塩基は、グリコシド炭素(ペントー スの1'炭素)を介して糖部分に連結し、そして塩基および糖のこの組み合わせを ヌクレオシドという。塩基は、ヌクレオチドを特徴付ける。4つのDNA塩基は、 アデニン(「A」)、グアニン(「G」)、シトシン(「C」)、およびチミン (「T」)である。4つのRNA塩基は、A、G、C、およびウラシル(「U」) である。 DNA 配列--隣接するペントースの3'炭素と5'炭素との間のホスホジエステル結 合により相互に連結されたヌクレオチドの直鎖状の配置。 コドン--mRNAを通してアミノ酸、翻訳開始シグナル、または翻訳終結シグナル をコードする3つのヌクレオチド(トリプレット)のDNA配列。例えば、ヌクレ オチドトリプレットTTA、TTG、CTT、CTC、CTA、およびCTGは、アミノ酸ロイシン (「Leu」)をコードし、TAG、TAA、およびTGAは、翻訳停止シグナルであり、そ してATGは翻訳開始シグナルであり、これはまたアミノ酸メチオニン(「MET」) をコードする。 ポリペプチド--隣接するアミノ酸のアミノ基とカルボキシル基との間のペプチ ド結合により相互に連結されたアミノ酸の直鎖状の配置。 ゲノム--細胞またはウイルスのDNA全体。これは、特に、物質のポリペプチド をコードする構造遺伝子、ならびにプロモーター、転写および翻訳の開始および 終結の部位を含む。 遺伝子--そのテンプレートまたはメッセンジャーRNA(「mRNA」)を通して、 特定のポリペプチドに特有のアミノ酸の配列をコードするDNA配列。 転写--遺伝子またはDNA配列からmRNAを生成するプロセス。 翻訳--mRNAからポリペプチドを生成するプロセス。 発現--遺伝子またはDNA配列により行われ、ポリペプチドを生成するプロセス 。これは転写および翻訳の組み合わせである。 プラスミド--インタクトな「レプリコン」を含み、その結果、プラスミドが宿 主細胞において複製される、非染色体性二本鎖DNA配列。プラスミドが単細胞生 物内に配置される場合、この生物の特徴は、プラスミドのDNAの結果として変化 または形質転換され得る。例えば、テトラサイクリン耐性(TETR)のための遺伝 子を有するプラスミドは、以前にテトラサイクリンに感受性であった細胞をそれ に耐性の細胞に形質転換する。プラスミドにより形質転換された細胞を「形質転 換体」と呼ぶ。 ファージまたはバクテリオファージ--その多くが、タンパク質エンベロープま たはコート(「キャプシド」)内にキャプシド化されたDNA配列からなる細菌ウ イルス。 クローン化ビヒクル--宿主細胞内で複製し得る、プラスミド、ファージDNA、 コスミド、または他のDNA配列。これらは、1つまたは少数のエンドヌクレアー ゼ認識部位により特徴付けられる。この部位では、このようなDNA配列は、DNAの 必須の生物学的機能(例えば、複製、コートタンパク質の産生)の付随する喪失 、またはプロモーターもしくは結合部位の喪失を伴わずに、決定可能な様式で切 断され得、そしてこれは形質転換された細胞の同定に使用されるのに適切なマー カー(例えば、テトラサイクリン耐性またはアンピシリン耐性)を含む。クロー ン化ビヒクルはしばしばベクターと呼ばれる。 クローン化--ある生物または配列の1つに由来するこのような生物またはDNA 配列の集団を、無性生殖により得るプロセス。 組換えDNA分子またはハイブリッドDNA-生存細胞の外で端と端とで連結されて おり、そして生存細胞中で維持され得る、異なるゲノム由来のDNAのセグメント からなる分子。 cDNA-特定のポリペプチドをコードするmRNAに相補的なDNA鎖。 カフェインを含まないコーヒーを生産するためのストラテジーは、コーヒーお よび他のカフェイン生産植物におけるカフェイン合成経路における他の酵素に一 般化され得るとはいえ、本発明の現在好ましい実施態様においては、この経路に おける第1の独特の酵素、キサントシンN7メチルトランスフェラーゼ(XMT)の 発現が抑制される。カフェイン合成におけるXMTの役割は前駆体の放射標識によ り解明されているが、今日までこの酵素は精製されておらず、かつアミノ酸配列 は決定されていない。従って、本発明は、実質的に精製されたXMTを含む。本発 明はさらに、精製XMTから単離されたトリプシン処理フラグメントのアミノ酸配 列を含む。 精製酵素のサンプルから得たアミノ酸配列部分に基づくcDNAプローブを合成し 、そして遺伝子の部分をPCRを用いて増幅した。PCR産物を用いて、若い葉のmRNA から合成したcDNAライブラリーをスクリーニングしてXMTをコードする転写産物 を同定した。ポジティブな転写産物を配列決定し、そしてXMTをコードする遺伝 子の約90%を得た。 XMTの発現をコードするDNAは、pBI-121形質転換ベクターに組み込まれる。こ のベクターは、カナマイシン耐性遺伝子を含む。植物細胞へのベクターの首尾良 い取り込みは、抗生物質耐性の獲得によりモニターされる。構築物を用いて組織 培養中のコーヒー体細胞性胚を形質転換する。その後、形質転換された胚は生長 して、カフェインを生産しない新規なコーヒー植物となる。元々カフェイン除去 されたコーヒーは、これらの新規な植物由来のローストして粉砕した果実から調 製される。 より詳細には、C.arabicaの若い葉由来の新鮮な葉組織を細断し、そしてそれ からタンパク質を抽出した。カラム精製した抽出物を、C14標識したS-アデノシ ルメチオニンを基質として用いてキサントシンのメチル化をモニターすることに より、酵素活性についてアッセイした。反応生成物を、標識した反応生成物の移 動を、4つの異なるクロマトグラフィー系の各々において3-メチルキサンチン、 7-メチルキサンチン、8-メチルキサンチン、7-メチルキサントシン、キサンチン 、およびキサントシンの移動と比較することにより、7-メチルキサントシンとし て確認した。 タンパク質単離物の純度を、SDS PAGE電気泳動および二次元ゲル電気泳動を用 いて決定した。一次元SDS PAGEゲルの銀染色は、XMTの酵素活性を有するダブレ ットの存在を示した。このダブレットは、図2に示すように、36〜37キロダルト ン(kD)の分子量を有する。各タンパク質をさらに、等電点電気泳動を用いて分 離した。データは、タンパク質の翻訳後修飾に起因し得るXMTのアイソザイムの 存在;あるいは、XMT酵素をコードする遺伝子ファミリーが存在し得ることを示 す。 SDS PAGEゲルで可視化されたダブレットを、タンパク質配列決定に用いた。精 製XMTを、部分的トリプシン消化に供してさらなる分析のためのフラグメントを 作製した;3つのピークが、HPLCを用いて分離された。配列決定は、Protein St ructure Laboratory of the University of California,Davisによって、自動 化Edman分解(Edman,P.およびBegg,G.,Eur.J.Biochem1:80)を用いて行な われた。2つの独特の配列を分離し、そしてプローブ合成のためのプライマーを 構築するために用いた。RNAをコーヒーの葉から抽出した。ポリ(A+)配列含有mRN Aを、そこから精製した。cDNAライブラリーを、ポリ(A+)mRNAから逆転写酵素を 用いて調製した。二本鎖DNAを、DNAポリメラーゼIを用いて調製し、そして沈澱 により回収した。cDNAを分画し、そして増幅のためにファージに挿入した。cDNA ライブラリーを、精製XMTのアミノ酸配列から予測されるDNA配列に基づくプライ マーを用いて生成したPCR合成プローブを用いてスクリーニングした。XMTをコー ドする配列の全てを含むcDNAを生成するクローンを同定した。 XMTをコードする遺伝子に対応するcDNAを用いて、胚性のコーヒー植物を形質 転換する。プラスミドpBI-121を、形質転換ベクターとして用いる。XMTの発現を コードするDNAに対応する配列を、カリフラワーモザイクウイルス35Sプロモータ ーに隣接して逆方向でプラスミドに挿入する。そこから転写されたRNAは、XMTの アミノ酸配列をコードするmRNAに相補的である。完全な構築物は、細菌宿主にお いて増幅される。宿主を破壊し、そして増幅されたベクターをコロイド状金粒子 に付着させる。米国特許第5,107,065号に記載されるように、付着したベクター を有する金粒子を高速で細胞に推進することにより、その粒子をコーヒー植物の プロトプラスト中に挿入する。首尾良く形質転換された幼植物を、抗生物質耐性 により同定する。形質転換された植物は、カフェインを生産しない。 実施例 A.C.arabica L.cv Guatemalanコーヒーの葉からのキサントシン-N7-メチ ルトランスフェラーゼの精製。 長さ5mm未満の若い葉の組織(B3段階(Frischknecht,P.M.,Ulmer-Dufek,J .およびBaumann,T.W.(1986)Phytochemistry 25:613)に等しい)を、Universi ty of Hawaii Waimanalo Research Station,Oahu,Hawaiiで成長させた木から 採取した。葉をすぐに液体窒素(液体N2)に浸漬し、そして使用するまで−70 ℃で保存した。全ての続いての手順を、他に示さない限り4℃で行なった。葉の 組織(150g)を、液体N2の下で乳鉢および乳棒の中で細断し、そして依然とし て凍結したまま、予め冷やした家庭用コーヒー粉砕機に移し、そしてドライアイ スの小片と共に約30秒間粉砕した。粉末化組織を、1.5Lの氷冷80%アセトン、 5mMチオ尿素、および12.5mM β-メルカプトエタノールを含むビーカーに添加し た。マグネチックスターラーで45分間混合した後、組織を、Whatman No.1濾紙を 入れたBuchner漏斗における減圧濾過により回収した。組織を、上記のようにチ オ尿素およびβ-メルカプトエタノールを含む80%氷冷アセトン2.5Lで洗浄し、2 0分間風乾し、次いで48時間凍結乾燥した。 得られたアセトン粉末を、ブレンダー中で400mLの抽出緩衝液(EB)(0.1M PI PES[pH7.0]、0.5mM Na2EDTA、0.5mM Na2EGTA、5%アスコルビン酸、5mMジチオ トレイトール[DTT]、5mMチオ尿素、12mM L-システインHCl、1%ポリエチレン グリコール(PEG)20,000、0.1mMフェニルメチルスルホニルフルオリド[PMSF]、 および20gポリビニル-ポリピロリドン[PVPP])とともにホモジナイズした。ス ラリーを、10分間、中程度の速度でホモジナイズし、次いで250mLの遠心管に移 し、そして23,000×gで30分間、GSA(Dupont-Sorvall)ローター中で遠心分離し た。 得られた350mLの粗上清を、氷浴により取り囲まれたビーカー中で撹拌する間 に79.86gの硫酸アンモニウム(AS)粉末をゆっくりと添加することにより、30 分間かけて40%AS飽和にした。混合物をもう一度250mLの遠心管に移し、そして2 3,000×gで30分間、上記のように遠心分離した。得られた350mLの上清を、40mL Macro-Prep(Bio-Rad)メチル疎水性相互作用クロマトグラフィー(HIC)カラ ムに2.5mL/分の流速でロードした。全てのカラム画分を、280nmでの吸光度を用 いてタンパク質についてモニターした。HICカラムを、1.7M AS、20mM ビス-tri s-プロパン(pH6.8)、および5mM DTTを含む予め平衡化した緩衝液で、ゼロに 近いベースラインが確立されるまで洗浄した。次いで、カラムを、10mM tris(p H7.0)、5mM DTT、1mM MgCl2を含む緩衝液を用いてストリッピングした。カラ ムから流出した最初の15mLを捨て、そして残りの溶出液(200mL)を、重力下で1 00mL Affi-Gelブルーアフィニティーゲル(100〜200メッシュ、Bio-Rad)カラム 中にロードした。このカラムは、マトリックスに共有結合した色素Cibacronブル ーF3GAを有していた。ゲルを、10mM tris(pH7.0)、5mM DTT、1mM MgCl2ロー ディング緩衝液を用いて予め平衡化した。カラムを、このローディング緩衝液を 用いて、ベースラインがゼロの近くに安定するまで充分に洗浄し、そして結合し たタンパク質を、10mM tris(pH7.0)、5mM DTT、および1.5M塩化ナトリウム( NaCl)を含む緩衝液で溶出させた。 142mL Affi-Gel Blue Gelカラムの溶出液を、氷浴により取り囲まれたビーカ ー中で30分間撹拌する間に31.8g AS粉末をゆっくりと添加することにより、1.7 M ASにした。スラリーを、250mL遠心管中で23,000×gで30分間、上記のように 遠心分離し、そして上清をFPLC Phenyl-SepharoseカラムXK 26/20(Pharmacia) 中に23℃でロードした。カラムを、20mM ビス-Tris-プロパン(pH6.8)、5mM D TT、および1.7M ASを含む緩衝液を用いて予め平衡化した。ベースラインがゼロ の近くに確立されたとき、タンパク質を、1.7M ASから0M ASへの40分間の逆 勾配で5mL/分の流速でカラムから溶出し、1分間の画分を収集した。0M AS溶 出緩衝液は、10mM tris(pH7.0)、5mM DTT、および1mM MgCl2を含んでいた。 収集した画分での活性アッセイは、キサントシン-N7-メチルトランスフェラ ーゼの酵素活性の大部分が画分49〜54に濃縮されたことを示した。これらの画分 を、30mLの最終容量にプールし、次いで重力をかけながら4℃で6mL ATP-アガ ロースカラム(Sigma Chemicals,A2767)にロードした。カラムを、10mM tris (pH7.0)、5mM DTT、および1mM MgCl2を用いて予め平衡化した。ベースライ ンの安定化の後、カラムを、100μMキサントシンを含む前駆平衡緩衝液20mLを用 いてストリッピングし、そしてさらに40mLの前駆平衡緩衝液を用いて洗浄した。 両方のカラムの溶出液をプールし、そして25mM ビス-tris(pH6.0)および9% ベタインで予め平衡化したMono-P HR 5/20 FPLC(Pharmacia)カラムに23℃でロ ードした。ベースラインが安定化した後、カラムを、100mL Polybuffer 74(10m L:90mL H2O、v:v)(pH4.0)(Pharmacia)、および9%ベタインを用いて1mL /分の流速で溶出した。収集管は、100μL 0.5Mトリシン緩衝液(pH7.0)および5 0mM DTTを含んでおり、1分間の画分において、1mLの50mMトリシン(pH7.0)お よび5mM DTTの最終濃度を与えた。これは、結果的に、最終的なpH条件を、僅か に酸性のpH下でMono-Pカラムから溶出したタンパク質について安定化した。トリ シンを含まない収集管におけるキサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼの 活性の大部分は、それぞれ、5.42および5.35のpHでカラムから溶出した勾配の画 分15および16に見出された。精製のどの段階でもタンパク質サンプルを凍結させ ないことが重要であった。なぜなら、これは、キサントシン-N7-メチルトラン スフェラーゼの活性状態に実質的に負の影響をもたらしたからである。 B.酵素活性のアッセイ。 100μLの標準的なアッセイ混合物は、50mMトリシン(pH7.0)、1200μMキサン トシン、5mM DTT、7.5μM S-アデノシル-L-[メチル-14C]-メチオニン(SAM) (60mCi/mmol;DuPont NEN)、および1mM Na2EDTAを含んでいた。反応混合液( 50μL、酵素なし)を、25℃で10分間、プレインキュベートし、そして反応を50 μL酵素溶液の添加により開始しそして25℃で1時間進行させた。インキュベー ション時間の終わりに、反応液の3つの30μLアリコートを取り出し、そして8 μLの0.6M過塩素酸(HClO4)の添加により終了させた。真の酵素活性を検出す るために、同じことを、0時間のコントロールについて行なった。この混合物を 、微量遠心機において5分間遠心分離し、そして19μLの上清を1.0μLの33mM 7- メチル-キサントシンと混合した。これらの混合物を、Whatman No.1クロマトグ ラフィーペーパー上にスポットし、そしてn-ブタノール-酢酸-H2O(n-BuOH-HOAc -H2O)(4:1:1)を用いて展開させた。7-メチルキサントシンの位置を、短波長 のUV光に曝した場合のその青色蛍光により決定した。この領域をクロマトグラム から切り出し、そして放射活性を、3mL Scinti-verseシンチレーション液(Fis her Scientific)を用いるシンチレーション計測により決定した。計測効率は74 .7%であった。ゼロ時間のサンプルの7-メチルキサントシン領域において検出さ れたバックグランドおよび非特異的放射を差し引いた。 C.反応生成物の同定。 キサンチン環上でのメチル化の部位を、メチル化キサントシン反応生成物から の糖の加水分解および4つの異なるクロマトグラフィー系における分離により同 定した。上記のように行われ、そして6μLの33mM 7-メチルキサントシンをキャ リアとして含む2つの100μL反応物からの生成物を、Whatman No.1ペーパークロ マトグラムの基点においてバンドとして塗布した。クロマトグラムを、n-BuOH-H OAc-H2O(4:1:1)中で展開させた。メチル化キサントシンに対応するクロマトグ ラムの領域を上記のように検出し、小片に切り出し、滅菌管に入れ、そして35mL の脱イオン水とともに37℃で撹拌しながら一晩インキュベートした。抽出物を、 2層のミラクロス(miracloth)、続いて0.22μmフィルターを通して濾過し、次 いで凍結乾燥した。乾燥した抽出物を、1.0mLの脱イオン水中に再懸濁し、そし てガラス消化バイアル中に入れ、そして凍結乾燥した。サンプルを400μLの1.0M HCl中に再懸濁し、そして100℃で1時間インキュベートした。消化物を凍結乾燥 し、400μLの3mM 7-メチル-キサンチン中に再懸濁し、そして再度凍結乾燥した 。消化物を40μLの脱イオン水中に再懸濁し、そして10μLを4つの異なる系のそ れぞれにおいてクロマトグラフした。1-メチルキサンチン、3-メチルキサンチン 、7-メチルキサンチン、8-メチルキサンチン、7-メチルキサントシン、キサンチ ン、およびキサントシンを、比較のために各クロマトグラムに含めた。以下のク ロマトグラフィー系を用いた;n-BuOH-HOAc-H2O(4:1:1)中で展開させるWhatma n No.1ペーパー、ならびにイソアミルアルコール-H2O-アセトニトリル(41:4:5 )、エタノール-H2O(4:1)、またはtert-BuOH-HOAc-H2O(4:1:1)のいずれかで 展開させるC8薄層プレート(Whatman KC18F)。乾燥後、クロマトグラムに、En3 Hance(Dupont NEN)をスプレーし、再乾燥し、そして照射前のFuji RXGCUX線フ ィルムに−70℃で30日間露出した。 D.ゲル電気泳動によるタンパク質の同定。 上記のように得た抽出物を、Laemmliサンプル緩衝液(Laemmli,U.K.,Nature 227:680(1970))と混合することにより一次元(1D)SDS-PAGEミニゲル(主なゲ ル:12.5%アクリルアミド、0.8%メチレンビスアクリルアミド;濃縮ゲル:7.5 %アクリルアミド、0.21%メチレンビスアクリルアミド)に、そしてO'Farrell ら(O'Farrell,P.Z.,Goodman,H.M.,O'Farrell P.H.,Cell 12:1133(1977)) の改変法により二次元(2D)ミニIEF/SDS-PAGEに用いた。二次元電気泳動は、50 容量の100%エタノールで1時間、タンパク質を沈澱させ、そしてタンパク質を 、5%アンホライン(ampholine)を含む等電点電気泳動(IEF)サンプル緩衝液 (1:1,v:v,pH3〜10;pH5〜7、LKB-Pharmacia)中に溶解することにより可 能になった。元のタンパク質抽出物対IEFサンプル緩衝液の比は、クロマトグラ フィー工程由来の全ての残存する緩衝液構成成分がIEFを干渉しないことを確実 にするために、少なくとも1:2に維持された。等しい総タンパク質サンプル( <20μg)を、上記のように5%アンホラインを含む電気泳動前のチューブゲ ル(8.8%アクリルアミド、1.6%メチレンビスアクリルアミド)の塩基性末端に 適用した。ゲルを、10,000Vで数時間、および1,000Vでさらに2時間電気泳動 した。ブランクの電気泳動ゲルを、5mm切片に切断し、そして0.5mLの100mM CaC l2で24時間インキュベートし、そしてセグメントのpHを決定した。この分析から 、IEFゲルのpH勾配は、4.4〜6.0の範囲であると見積もられた。 チューブゲルを、短時間のH2O洗浄、それに続く加熱Laemmliサンプル緩衝液中 での3回の洗浄(各10分間)によりSDS-PAGEのために調製した。チューブゲルを 、SDS-PAGEゲル(主なゲル:12.5%アクリルアミド、0.8%メチレンビスアクリ ルアミド;濃縮ゲル:7.5%アクリルアミド、0.21%メチレンビスアクリルアミ ド)の頂部に配置し、そしてLaemmliサンプル緩衝液中で3%アガロースで適切 に保持した。タンパク質を、銀染色により可視化した。1Dゲルにおいて、最大の 酵素活性を有するMono-P画分16は、銀染色下でダブレットの存在しか示さなかっ た(図2)。これらのタンパク質の分子量(kD)は、約37.6および36.1kDであっ た。2Dゲルにおいて、各タンパク質は、2つの点に分離した。より酸性のタンパ ク質の等電点(IP)は、いくつかのゲルでの平均値5.2を有し、そしてより塩基 性のタンパク質では5.3であった。しかし、これらの分子量は、現在では平均43. 5kDであり、上部および下部のペプチドは相互に融合している。従って、1Dゲル と2Dゲルとの間ではkDに明確な相違が存在する。Mono-Pカラム、1Dおよび2Dゲル におけるこれら4つのペプチド全ての同様の移動は、これらが、翻訳後に修飾さ れ得るアイソザイムであることを示す。あるいは、これらは、それらの構造に相 互に僅かな相違を有し、これにより観察されるアイソザイムが異なる、遺伝子フ ァミリーの産物であり得る。 E.タンパク質配列決定。 Mono-Pの画分16についてのLowryの手順(Lowry,O.H.,Rosebrough,N.J.,Fa rr,A.L.およびRandall,R.J.,J .Biol.Chem193:265(1951))による総タン パク質の見積もりは、1mL画分中に計100μgのタンパク質が存在することを示 した。本発明者らの経験によれば、これらの低濃度のタンパク質では、Lowry値 は存在する実際量よりも多く見積もられる傾向がある。本発明者らは、タンパ ク質配列決定のためにこの画分のかなりの部分を用いることにより、これを過補 償することを決心した。90μgを示すMono-P画分16の900μL部分を、滅菌1.5mL微 量遠心管に入れ、そして216μLの100%トリクロロ酢酸(TCA)をこれに添加した 。混合した後、この管を氷上で一晩インキュベートし、次いで微量遠心機におい て14,000rpmで4℃にて30分間遠心分離した。上清を吸引により除去し、そして ペレットを1mLの75%エタノールで2回洗浄し、各洗浄の後遠心分離工程を行な った。この管をspeedvac中に配置し、そして減圧下で1分間回転させることによ り、ペレットを乾燥させた。沈殿物に、20μLの2×Laemmliサンプル緩衝液を添 加した。次いで、これを水浴中で5分間沸騰させ、次いで1分間微量遠心分離を 行なった。管の温度が23℃まで冷却されたときに、全量を12.5% 1Dゲルの1つ のレーンにロードした。電気泳動の終了時に、50%メタノールおよび10%酢酸の 水溶液(w:v:v)中の0.1% Coomassie R-250で染色し、次いで脱染することによ りタンパク質を可視化した。銀染色ゲルにおいて観察された37.6および36.1kDの 同じダブレットは、Coomassie染色ゲルにおいてもまた可視的であった。このダ ブレットを含むゲルの領域を切り出し、そして自動化Edman分解によるタンパク 質配列決定のために用いた。 タンパク質配列決定を、University of California,Davis,Protein Structu re Laboratoryの標準的プロトコルにより行なった。ダブレットを含むゲル片を1 5mLのH2Oで15分間穏やかに振盪することにより4回洗浄して、以前の工程から残 存している酢酸およびSDSを除去した。ゲル片を、かみそりの刃で2mm四方の賽 の目に切り、そして1.5mL微量遠心管に移した。ゲル片を、Speed-Vac中で2時間 、これらが管に付着しなくなるまで脱水した。次に、30μLのゲル再水和緩衝液 (0.1M Tris-HCl,pH9.0、0.05%SDS)を添加し、そして0.5μLをpH紙にスポッ トすることによりpHが8.0であることを確認した。Achromobacter lyticus(Wako )由来の消化酵素Lys-C(0.2μg)をさらなる再水和緩衝液とともに添加してゲ ル片を完全に水和させ、そして僅かに余分の緩衝液を残した。混合物を30℃で一 晩インキュベートさせた。インキュベーション時間の後に、上清を新たな滅菌微 量遠心管に取り出し、そして保存した。ゲル片を覆うに十分な水を添加し、そし てこれらをさらに2時間、30℃でインキュベートした。上清を取り出し、そして 以 前と同じ微量遠心管内に保存した。この洗浄工程をもう1回繰り返し、上清を以 前の2つの洗浄液と組み合わせた。次いで、ゲル片を、80%アセトニトリル中に 0.1%トリフルオロ酢酸(TFA)を含む溶液で覆い、そして30℃で1時間インキュ ベートした。上清を収集し、そして以前の全ての上清を含む管に添加した。最後 の洗浄をもう1回繰り返し、そしてプールした上清をspeed-vac中で乾燥させた 。 乾燥したトリプシン消化産物を、25μLの6Mグアニジン-HCl、0.4M tris(p H8.2)に溶解し、そしてpH紙上に0.5μLをスポットすることによりpHを確認した 。1μLの450mM DTTを添加し、そして消化物を50℃で45分間インキュベートした 。室温まで冷却した後、2μLの500mMヨードアセトアミドを添加し、そして23℃ でさらに15分間インキュベートした。このインキュベーションの終わりに、72μ Lの水を添加して最終濃度を1.5Mグアニジンおよび0.1M trisにした。次いでサ ンプルを微量遠心機において14,000rpmで5分間遠心分離し、そして上清を新し い微量遠心管に注意深く取り出した。沈澱したペレットに対して、25μLの0.1% TFAを添加し、そしてボルテックスした。次いで管を上記のように再度遠心分離 し、そして上清を以前の工程からのものに添加した。 トリプシン消化由来の切断フラグメントを、C18 1mm×10cmカラムにおけるキ ャピラリー高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により、1分あたり100μLの流 速での5%溶媒A(0.1% TFA)から70%溶媒B(0.075%アセトニトリル)への 90分間にわたる直線状勾配を利用して相互に分離した。UV検出を、0〜0.1Aの 範囲のスケールで210nmで設置した。個々のピークの回収は、図3に示されるよ うにいくつかの異なるペプチドの存在を示した。コントロールとして、タンパク 質を含まない元のBDS-PAGEゲルの一部を、消化プロセスを通して行った。図3に 示される塗りつぶされたピークは、このコントロールとサンプルとの間に共通で あった。A、B、およびCと標識した3つのピークを、自動化Edman分解に供し た。ピークのうち2つ(AおよびB)は、同じタンパク質フラグメントを示す重 複する独特の配列を生じた(図4、フラグメントAおよびB)。第3のピーク( C)は、異なる独特の配列(図4、フラグメントC)を生じた。 F.キサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼのためのオリゴヌクレオチ ドDNAプライマーの合成 キサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼの消化フラグメントにより得ら れた2つのアミノ酸配列のための20マーのプライマーの化学合成は、The Midlan d Certified Reagent Companyによって行なわれた。選択されたフラグメントの 領域は、最小の核酸縮重(degeneracy)を有しており、ここで、幅広い遺伝コー ドの重複性(redundancy)を有する可能なアミノ酸は避けられた。これが可能で ない場合、可能な別のコドンの組み合わせの全てを含むように、同じフラグメン トについて1つよりも多くのプライマーを合成した。さらに、本発明者らはまた 、アミノ酸配列をコードするDNA配列のコード鎖に相補的であるようにプライマ ーを合成した。3つ以上の3位のヌクレオチドの縮重が、イノシンをこれらの位 置に用いることにより克服された。ヌクレオチドの縮重が2倍である場合、プラ イマー合成において両方のヌクレオチドが含まれた(図3)。 G.B3段階の若いコーヒー葉からのRNAの抽出。 抽出の間に使用した全ての品目は無菌でRNaseを含まず、そして0.1%DEPC水で 処理することにより調製した。全ての遠心分離工程を、他に言及しない限り4℃ で行った。 B3段階の若いコーヒーの葉を採取し、そして以前に記載したように保存した。 総RNAを100gのこの若い葉の組織から、液体窒素下で粉砕し、そしてすぐに予め 冷やした家庭用コーヒー粉砕器中に移すことによって単離した。組織を、ドライ アイスの小片とともに粉砕して粉末状にした。次いで、組織を100mM tris-HCl( pH9.0)、200mM NaCl、15mM Na2EDTA、0.5%サルコシルおよび新たに添加した10 0mMのβ-メルカプトエタノールからなる200mLのホモジネーション緩衝液に添加 した。これに、200mLの緩衝液平衡化フェノール、およびクロロホルム:イソア ミルアルコール(24:1、v:v)の混合液40mLを添加した。次いで、組織を、Pol ytronホモジナイザーを用いて、氷浴中のガラスビーカーで、高速で2分間ホモ ジナイズした。ホモジネーションの後すぐに、14mLの3M酢酸ナトリウム(pH4.0 )を添加し、そしてさらに1分間ホモジナイザーを操作することによって混合 した。次いで、ホモジネートを氷上で15分間保存し、続いて2つの250mLポリプ ロピレン遠心管に移した。遠心分離をGSA(DuPont Sorvall)ローター中で16,00 0×gで10分間行った。水相(上層)を新たな250mLポリプロピレン遠心管に移し 、そして等容量のイソプロパノールを添加した。 この混合物を-20℃で一晩インキュベートし、次いで10,000×gで10分間遠心分 離し、沈殿したRNAを回収した。 RNAペレットを70%エタノールで洗浄し、そして10,000×gで5分間再遠心分離 した。エタノールをデカンテーションし、そしてペレットを減圧下で5分間乾燥 させた。次いで、ペレットを、15mLのDEPC処理水に再懸濁した。RNA懸濁物を、 滅菌40mLスクリューキャップ遠心管に移し、そして10,000×gで5分間遠心分離 することによって、不溶性物質を除去した。上清を、新たな40mLスクリューキャ ップ遠心管に移し、そして5mLの8M LiClをそれに添加し、最終濃度を2M LiCl にした。管を4℃で一晩インキュベートし、そしてRNAを14,000×gで10分間遠心 分離することによって回収した。次いで、RNAペレットを70%エタノールで洗浄 し、10,000×gで5分間遠心分離し、そして減圧下で手短かに乾燥させた。ペレ ットを5mLのDEPC処理水に再懸濁し、そして10,000×gで5分間遠心分離して不 溶性物質を除去した。上清を、4つの滅菌1.5mL微量遠心管に移し、そして氷上 で保存した。Shimadzu UV 160U分光光度計の230〜330nmのスペクトルにおける10 μLの総RNA溶液の定量は、42.8mgのRNAが存在することを示した。RNAを含む管を 、-70℃で保存した。 H.総RNAからのポリ(A+)mRNAの精製。 総RNA調製物を、PolyATtract II mRNA単離系キット(Promega Corporation) を使用して、ポリ(A+)RNA(mRNA)について濃縮した。5.1mgに等しい総RNAの6 00μLのアリコートを、上記のキットのチューブに添加し、そしてRNaseを含まな い水で2.43mLの最終容量にした。65℃で10分間加熱した後、10μLの50pmole/ml ビオチン化オリゴ(dT)および60μLの20×SSC(175.3g/L NaCl、88.2g/Lクエン 酸ナトリウム、pH7.0)を添加し、そして混合物を約30分の時間をかけて室温ま でゆっくりと放冷させた。ストレプトアビジン常磁性粒子のアリコートを、0.5 ×SSC(一回の洗浄につき1.5μL)中で3回洗浄し、そして0.5mLの0.5×SSCに再 懸濁した。ビオチン化オリゴ(dT)を含むRNA溶液を、洗浄したストレプトアビ ジン常磁性粒子に添加した。室温で10分間インキュベートした後、捕獲されたmR NAと一緒に常磁性粒子を、磁石を用いてチューブの側面に捕えた。上清を除去し 、そして粒子を、0.1×SSC(1.5mL/洗浄)で4回洗浄した。mRNAを、RNaseを含 まない水1.0mLに粒子を懸濁させ、そして粒子がチューブの側面に捕えられてい る間に水を取り出すことによって回収した。この水を、2つの1.5mL滅菌微量遠 心管に入れた(1回に500μL)。1/10容量の3M酢酸ナトリウム(50μL/管)を添 加した後、mRNAを、等容量のイソプロパノール(550μL/管)で沈殿させること によって回収した。管を、-20℃で一晩保存し、次いで14,000rpmで30分間4℃で 遠心分離した。ペレットを、500μLの75%氷冷エタノールで洗浄し、そして再遠 心分離した。エタノールをデカンテーションし、そしてペレットを減圧下で手短 かに乾燥させた。mRNAを、DEPC処理したヌクレアーゼを含まない滅菌水60μLに 溶解させた。定量を、総RNAについて記載の通りに15μLの溶解させたmRNAで実施 した。約9.6μgのmRNAを、5mgの総RNAから回収した。 I.cDNAライブラリーの構築。 第1鎖および第2鎖のcDNAを、ZAP-cDNA合成キット(Stratagene)を使用して 合成した。25μLの水中の4μgのmRNAを、65℃で5分間インキュベートした。3 μLの100mMメチル水銀を添加し、そして室温で10分間インキュベートした。4μ Lの700mMβ-メルカプトエタノールを添加し、そしてインキュベーションをさら に5分間続けた。変性したmRNAに、5μLの10×第1鎖緩衝液、5μLの100mM DT T、3μLのヌクレオチド混合物(10mMの各dATP、dGTP、TTP、および5-メチル-dC TP)、2μLの1.4μg/mLリンカープライマー、(5'GAGAGAGAGAGAGAGAGAGAACTAGT CTCGAGTTTTTTTTTTTTTTTTTT3')、1μLのRNaseブロックおよび5μLの水を添加 した。反応物を、プライマーをmRNAにアニールするために室温で10分間インキュ ベートし、そして2.5μLの20u/μL M-MuLV逆転写酵素を添加した。5μLのこの 反応混合物を、0.5μLの800 Ci/mmole[a-32P]dCTP(DuPont NEN)を含む管に移 した。両反応物を、37℃で1時間インキュベートした。放射活性標識した反応物 を、後のゲル分析のために、-20℃で冷凍した。 45μLの主要な反応物に、40μLの第2鎖緩衝液、15μLの100mM DTT、6μLの ヌクレオチド混合物(10mMのdATP、dGTP、TTP、および26mMのdCTP)、268.3μL の水、および2μLの800 Ci/mmol[a-32P]dCTPを添加した。混合後、4.5μLの1u /μL RNase Hおよび19.2μLの5.2u/μL E.coli DNAポリメラーゼIを添加し、そ して反応物を16℃で2.5時間インキュベートした。反応物を、400μLのフェノー ル:クロロホルム(1:1)で抽出し、そして相を、遠心分離によって分離した 。水相を新たな管に移し、そしてクロロホルムで再抽出した。水相を上記のよう に回収した。二本鎖cDNAを、33.3μLの3M酢酸ナトリウムおよび867μLの100% エタノールの添加の後に、-20℃で一晩沈殿させることにより回収した。沈殿を 、微量遠心機において4℃で60分間遠心分離することによって回収した。沈殿を 、1μLの80%エタノールで洗浄し、そして微量遠心機において、室温で最大速 度で遠心分離することにより回収した。上清を除去し、沈殿を減圧下で乾燥し、 そして45μLの水に溶解した。3μLの再懸濁した二本鎖cDNAを取り出し、そして ゲル電気泳動によって分析するまで-20℃で冷凍した。 残りの42μLの二本鎖cDNAに、5μLの10×Klenow緩衝液(緩衝液#3)、2.5μL の2.5mMヌクレオチド(dCTP、dGTP、dATP、およびTTP)、および0.5μLの5u/μ L Klenowフラグメントを添加した。37℃で30分後、50μLの水を添加し、そして 反応物を、等容量のフェノール:クロロホルム(1:1)、次いでクロロホルム で上記のように抽出した。7μLの3M酢酸ナトリウムおよび226μLの100%エタ ノールの添加の後、平滑末端化二本鎖DNAを、30分間氷上でインキュベートし、 そして最大速度で4℃で60分間微量遠心分離することによって沈殿させることに より回収した。ペレットを300μLの80%エタノールで洗浄し、遠心分離し、そし て先のように乾燥させた。7μLの0.4μg/μL EcoRIリンカーを、乾燥させたcDN Aに添加した。EcoRIリンカーの構造は以下の通りである: cDNAを再懸濁するためにボルテックスした後に、1μLの10×連結緩衝液、1μL の10mM ATP、および1μLの4Weiss u/μL T4 DNAリガーゼを添加し、そして反 応物を8℃で一晩インキュベートした。リガーゼを70℃で30分間加熱することに よって不活化した。cDNAに付着したEcoRIリンカーの5'末端を、ポリヌクレオチ ドキナーゼを使用してリン酸化した。1μLの10×緩衝液#3、2μLの10mM ATP、 6MLの水、および1MLの10u/ML T4ポリヌクレオチドキナーゼを連結反応物に添 加した。37℃で30分後に、キナーゼ反応物を、70℃で30分間熱不活化した。 XhoI「付着末端」を、mRNAの3'末端に対応するcDNAの末端で、リンカープライ マー(上記を参照のこと)中のXhoI部位の消化によって作製した。28μLのXhoI 緩衝液および3μLの40u/mL XhoIをcDNAに添加し、そして反応物を、37℃で1.5 時間インキュベートした。(元のmRNAと比較して)5'末端でEcoRI付着末端および3 '末端でXhoI付着末端を有するcDNAを、以下のようにSephacryl S-400スピンカラ ムを通過させることによって、サイズ分画した。5μLの10×STE(100mM tris( pH7.0)、5mM EDTA、および100mM NaCl)を添加し、そしてcDNAを、Sephacryl S-400を含む1μLのシリンジの頂部にアプライした。500ml微量遠心管をシリン ジの底部に置き、そしてカラムを遠心管の中に置き、そして400×gで2分間遠心 分離した。60μLの10×STEをシリンジの頂部に添加し、新たな微量遠心管を底部 に置き、そしてカラムを再び先のように遠心分離した。このプロセスを、6つの 画分が回収されるまで繰り返した。 各画分の約10%を1%アガロースゲルで電気泳動し、各画分中のcDNAのサイズ 分布を決定した。各画分の残りを、等容量のフェノール:クロロホルムで、次い で上記のようにクロロホルムで抽出し、次いで2容量の100%エタノールの添加 によって沈殿させた。-20℃で一晩インキュベートした後、cDNAを、微量遠心機 において、14,000rpmで4℃で60分間遠心分離することによって回収した。cDNA を、上記のように200μLの80%エタノールで洗浄し、そして乾燥した。cDNAを5 μLの水に溶解し、そして0.5μLを取り出して、Hoefer TKO 100 DNA Fluoromete rを使用する蛍光間接撮影法によってcDNA濃度を決定した。画分1の残りの4.5mL は、最大のcDNA分子を含んでおり、約304ngのcDNAを含んでいた。 画分1からの100ngのcDNAを、1μgのUni-Zap(EcoRIおよびXhoIで消化したバ クテリオファージλZAPベクター(Stratagene))に連結した。画分1のcDNA(2 .9Ml)を、0.54μLの10×連結緩衝液、0.5μL 10mM ATP、1μLの1μg/μL Uni - Zap XRベクターおよび0.5μLの4Weiss u/μL T4 DNAリガーゼに添加した。反応 物を8℃で約44時間インキュベートした。1μLアリコートの連結反応物を、Gig apack II Goldパッケージングキット(Stratagene)の「凍結−融解」抽出物の 1アリコートに添加した。15μLの超音波抽出物を添加し、その内容物を穏やか に混合した。パッケージングを室温にて実施した。2時間後、500μLのSM緩衝液 (0.01M tris-HCl pH7.5、0.01M MgCl2 0.1mM Na2EDTA)および20μLのクロロホ ルムを、パッケージング反応物に添加し、破片を微量遠心機における短時間の遠 心分離により除去し、そしてパッケージ化されたファージを使用するまで4℃で 保存した。 J.一次ライブラリーの力価測定。 1/10希釈のために、500μLの一次ライブラリーの1μLを、9μLのSM緩衝液と 混合した。1μLのこの希釈液を使用して、O.D.600=0.5に等しい密度になるまで 増殖した200μLのE.coli XL1-Blue MRF'細胞を感染させた。細胞を穏やかに振盪 しながら37℃にて15分間インキュベートした。次いで、感染した細胞を2.5mLの4 8℃のトップアガー(15μLの0.5M IPTGおよび50μLの250mg/ml X-galを含有する )と混合し、100×15mm NZYプレート(5g/L NaCl、2g/L MgSO4・7H2O、5g/L酵 母抽出物、10g/L NZアミン[pH7.5]、および15g/L Difco寒天)にプレートした。 プレートを37℃にて1晩インキュベートした。バックグラウンドプラークは青色 であった一方、組換えプラークは白色であった。平均で3つのこのようなプレー トは、1μLの一次ライブラリーが1,930個の白色組換えプラークおよび65個の青 色プラークを生じたことを示した。計500μLの一次ライブラリーを計算すると、 965,000組換えプラークを表した。 K.一次ライブラリーの増幅。 20の滅菌チューブへ、O.D.600=0.5まで増殖した300μLのE.coli XL1-Blue MRF '細胞を添加した。各チューブに12.5μLの一次ライブラリーストックおよび90μ LのSM緩衝液を添加し、そしてチューブを37℃で15分間インキュベートした。2.5 mLの48℃のトップアガーを各チューブに添加し、そして細胞を100×15mm NZYプ レートにプレートした。プレートを37℃にて1晩インキュベートした。5mLのSM 緩衝液を各プレートに添加し、そしてプレートをさらに4℃にて8時間インキュ ベートした。SM緩衝液を滅菌ピペットで回収し、そして250mLの滅菌遠心管に保 存した。各プレートを、以前に回収した物質に添加した約4mLの新鮮なSM緩衝液 で洗浄した。クロロホルムを、5%の最終容積になるように、増幅したライブラ リーに添加した。次いで、ライブラリーを室温で15分間インキュベートし、次い で2,000×gにて10分間遠心分離して、細胞の破片を除去した。上清(114.5mL) を回収し、次いで滅菌ポリプロピレン瓶に移した。クロロホルムを0.3%の最終 容積にまで添加し、そして増幅したライブラリーを4℃にて保存した。 L.増幅したライブラリーの力価測定。 1μLの増幅したライブラリーのSM緩衝液中の10-11希釈物は、上記のようにプ レートした場合、192個の組換えプラークを含んだ。50,000個の組換えプラーク を得るために、25μLの10-7希釈物を使用して、O.D.600=0.5まで増殖した600μL のE.coli XL1-Blue MRF'細胞を感染させ、次いで、これを37℃にて15分間インキ ュベートした。これらの細胞へ、6.5mLの48℃のトップアガーを添加し、そして ライブラリーを150×15mm NZYプレートにプレートした。200,000個の組換えプラ ークを表すこのような4つのプレートを調製し、そして37℃にて1晩インキュベ ートした。次いで、プレートを4℃にて4時間冷却し、次いでライブラリーのDN Aスクリーニングのために使用した。 M.キサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼcDNAのポリメラーゼ連鎖反 応(PCR)増幅。 cDNAの第一鎖の合成は、上記のStratageneプロトコルに記載の通りであった。 トリプシン消化により得た2つの独特なペプチド配列により、図4に示す縮重プ ライマーの合成が可能になった。これらのプライマー(1-6、2-6、3-5、または4 -5)の対の間のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)(Saikl,R.K.,Gelfand,D.H.,Stoff el,S.,Scharf,S.J.,Higuchi,R.,Horn,G.T.,Mullis,K.B.,およびErlich H.A. ,Science 239:487(1988))を、4ng cDNA、1μL 20μMプライマー、0.5μLの各1 mM デオキシリボヌクレオチド三リン酸、1.5mM MgCl2、0.3μL Taq DNAポリメラー ゼ[5,000 u/mL]、2.5μL 10×PCR緩衝液[10mM tris-HCl(pH9.0)、0.1%triton X- 100]および滅菌H2Oで25μLの最終容積にしたものを使用して、実施した。PCR条 件は、94℃にて4分間[1サイクル];94℃にて1分間、43℃にて1分間、72℃に て1分間[35サイクル];72℃にて5分間[1サイクル]であった。反応は、Perkin Elmer DNAサーマルサイクラー480を用いて、500μLの滅菌微量遠心管にて行っ た。1および6のプライマーの組合せのみが、43℃のアニーリング温度で単一の 産物を生じた。産物は、SeaPlaqueアガロース(FMC)を用いたアガロースゲル電 気泳動により、およそ750塩基対であることが測定された。市販の100bpラダー(P romega Corporation)を、サイズマーカーとして使用した。 M.コーヒー特異的キサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼPCR遺伝子産 物のクローニング。 50μL PCR反応においてプライマー1および6(図4)を使用して得た750bpフ ラグメントは、50μLのクロロホルムを有し、そして100μLの滅菌水をそれに添 加した。混合物をボルテックスし、次いで、微量遠心機において14,000rpmにて 2分間遠心分離した。DNAを含む上の水層を取り出し、そして滅菌チューブに入 れた。エチジウムブロミドプレート定量化により、約5ngのほぼPCR増幅したDNA /μLの存在が示された。次いで、PCR産物を、1μL 10×連結緩衝液、2μL pCR IIベクター(25ng/μL)、3μLの新鮮なPCR産物(5ng/μL)、1μL T4 DNAリ ガーゼ、および3μLの滅菌水を含む、10μLの連結反応物中でTAクローニングキ ットpCR IIベクター(Invitrogen Corporation)に連結した。連結反応物を14℃ にて1晩インキュベートした。連結反応物を14,000rpmで2分間遠心分離し、そ して氷上においた。新たに融解したE.coli XL1-Blueコンピテント細胞のバイア ルに、2μLの0.5M β-メルカプトエタノールを添加し、そしてピペットチップで 穏やかに混合した。2μLの連結反応物をピペッティングで細胞に添加し、そし てそれらをピペットチップで穏やかに撹拌して混合した。次いで、バイアルを氷 上で30分間インキュベートし、そして正確に30秒間42℃の熱ブロック内で熱ショ ックをかけた。バイアルを氷上においた。2分後、450μLの滅菌SOC培地(20g /Lトリプトン、5g/L酵母抽出物、0.5g/L NaCl、10mL/L 250mM KCl、10mL/L MgCl2 、20mL/L 1Mグルコース、[pH7.0])をそれに添加した。続いて、バイアルを225 rpmにてロータリー振盪機で1時間振盪し、次いで氷上においた。 形質転換した細胞を、細胞懸濁液からの50μLおよび/または200μLを、50μg/ mLアンピシリンおよび40μg/mL X-Galを含む2つのLBプレート(10g/Lトリプト ン、5g/L酵母抽出物、10g/L NaCl、15g/L Difco寒天、pH7.5)の1つにピペッテ ィングすることによりプレートした。プレートを37℃にて20時間インキュベート し、次いで4℃に移動して3時間発色させた。6個の白色形質転換コロニーを、 PCRフラグメントの存在および方向について分析した。 N.沸騰プラスミドミニプレップ。 各形質転換コロニーを、50μg/mLアンピシリンを補充した5mLの滅菌猛烈ブロ ス(12g/Lトリプトン、24g/L酵母抽出物、4mL/Lグリセロール、100mL/L 10×TB ホスフェート[0.17M KH2PO4、0.72M K2HPO4])にて増殖させた。チューブを、ロ ータリー振盪機で37℃にて1晩インキュベートした。各コロニー3mLを、1回当 たり1mLで、1.5mL微量遠心管に移し、そして細胞を、14,000rpmで2分間遠心分 離することにより濃縮した。上清を毎回捨て、そして残った細胞ペレットを可能 な限り乾燥させた。細胞を1mLの滅菌H2Oで一回洗浄し、そして以前のように遠 心分離した。上清を捨て、そして細胞ペレットを320μL STET緩衝液(8%ショ 糖、0.5% triton X-100、50mM EDTA、10mM tris-HCl、pH8.0)に再懸濁した。こ れらの細胞に、32μLのTE緩衝液(10mL/L 1M tris-HCl pH8.0、2mL/L 0.5M EDTA pH8.0)中の10mg/mLリゾチームを添加し、そして何回かチューブを反転するこ とにより混合した。チューブを沸騰水浴中に5分間おき、次いで直ちに氷上にお いた。一旦冷却したら、それらを4℃で14,000rpmにて30分間遠心分離した。ペ レットを各チューブから滅菌つまようじで取り出した。上清に、170μLの7.5M N H4OAcおよび550μLの氷冷イソプロパノールを添加し、そしてDNAを-20℃で1晩 沈澱させた。チューブを4℃で14,000rpmにて30分間遠心分離し、そしてペレッ トを75%エタノールで洗浄し、そしてspeed-vacにて1分間乾燥させた。DNAを、 1μLの5mg/mL RNaseAを含む50μLの滅菌H2Oに再懸濁した。 O.pCR IIプラスミドからの挿入物の切り出しのための制限消化。 25μLの反応混合物を、上記で得た15μLのプラスミドミニプレップDNA、2.5μ Lの緩衝液H(90mM tris-HCl[pH7.5]、10mM MgCl2、50mM NaCl)、1μLのEcoRI (8〜12u/μL)および6.5μLの滅菌H2Oを添加することにより調製した。混合物 を振盪水浴中で37℃にて1時間インキュベートし、次いで水浴中にて1分間沸騰 させた。チューブを14,000rpmにて15秒間遠心分離し、次いで室温まで放冷した 。各混合物10μLに2μLのローディング染料を添加し、そして消化産物を超純粋 アガロース(GibcoBRL)およびサイズマーカーとしての100bpのラダー(Promega C orporation)を用いて1.5%アガロースゲル電気泳動にて分析した。 6つの反応物中ただ1つのみが、約750bpの消化された挿入物の存在を示した 。750bpキサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼPCR産物を有するプラスミ ドに対応する元々の細菌コロニーを、50μg/mLのアンピシリンを補充した50mLの 滅菌LB培地(10g/Lトリプトン、5g/L酵母抽出物、10g/L NaCl、pH7.5)を含む2 50mLエルレンマイヤーフラスコに接種した。フラスコをロータリー振盪機中で30 ℃にて1晩インキュベートした。1.5mL微量遠心管に、18mLの得られた細胞培地 を上記のように遠心分離により濃縮した。 プラスミドDNAを、QIAGENプラスミドミニキット手順(Qiagen Inc.)を使用し て精製した。洗浄した細菌ペレットを、補充したRNaseを含む0.3mLの緩衝液P1に 再懸濁した。これに0.3mLのアルカリ溶解緩衝液P2を添加し、チューブを軽く叩 くことにより穏やかに混合し、そして室温で5分以内でインキュベートした。次 に、0.3mLの冷した緩衝液P3を添加し、そしてチューブを6回反転することにより 混合した。氷上で10分後、抽出物を微量遠心分離機で15分間14,000rpmで遠心分 離した。上清を除去し、そして1mLのQBT緩衝液を重力による流れによってアプ ライすることにより、先に平衡化したQIAGEN-tip 20にアプライした。アプライ した細胞抽出上清をまた、重力による流れによりカラムの樹脂に進入させた。一 旦カラムを通じた流れが停止したら、QIAGEN-tip 20を1mLの緩衝液QCで4回洗 浄した。DNAをQIAGEN-tip 20を0.8mLの緩衝液QFで洗浄することにより溶出し、 そして0.7容量(560μL)の室温イソプロパノールを添加することにより沈殿さ せた。チューブをすぐに14,000rpmで30分間遠心分離し、そして上清を慎重に除 去した。沈殿したDNAを1mLの氷冷70%エタノールで洗浄し、上記のように遠心 分離し、そして5分間風乾させた。DNAを100μlの滅菌H2Oに再懸濁した。1μL のDNA再懸濁物についての上記のようなUV分光測光法は、100μLあたり55μgの精 製組換えpCRIIプラスミドDNAが存在することを示した。 pCRIIプラスミド中の挿入物のその5'末端からの自動DNA配列決定を、PCR産物 が挿入された部位にすぐに隣接したpCRII中の参照に結合するM13逆方向プライマ ーを使用して達成した。配列決定を、University of Hawaii Biotechnologyの設 備施設(service facility)で行った。配列決定反応物は、1μgのプラスミド テンプレートおよび3.2pmol M13プライマーを含んだ。得られた配列は、PCR産物 がペプチドフラグメントAおよびB(図4)の最初の6アミノ酸のDNA配列(この 配列から縮重DNAプライマー1および2(図4)を作製した)をコードすること を示した。さらに、配列はまた、ペプチドフラグメントの以下の7アミノ酸をコ ードし、このDNA配列はプライマー構築において使用されなかった。それゆえ、 結果として、正しいタンパク質に対するDNA配列がクローニングされた。 P.PCR産物を使用するcDNAスクリーニングのためのランダムプライムプロー ブの作製。 2つの25μLのEcoRIによる制限消化を、上記のように、精製pCRIIプラスミド の2つの17.5μLアリコートで行なった。この産物を先のように1%アガロース ゲル上で分離し、そして750bpの挿入物をゲルの2つのレーンから無菌的に切り 出した。0.65gの質量を有するゲル片を滅菌40mLポリプロピレンチューブに移し 、そしてGeneclean IIキット精製(BIO 101,Inc)に供した。4と1/2の容量のN aI(2.93mL)ストック溶液をゲル切片に添加した。1/2の容量のゲルTBE修飾剤( 325μL)を添加し、そしてチューブを45℃で5分間インキュベートした。これに 15μLのガラスミルク懸濁液を添加し、そしてさらに5分間インキュベートした 。ガラスミルク/DNA複合体を1,000rpmで10秒間遠心分離することによりペレット 化し、そして上清を除去した。ガラスミルクペレットを1mLのNew Wash溶液で3 回洗浄し、そしてDNAを50μLの滅菌H2Oで溶出した。エチジウムブロミドプレー ト は、DNA濃度が10ng/μLであることを示した。 ランダムプライムプローブを、30ng(3μL)の精製DNAから合成した。3μLのDN Aを27μLの滅菌水に添加し、そしてDNAを沸騰水浴中で加熱することにより変性 した。これにPromega Corporations Prime-a-Geneキット構成物(10μLの5×標 識緩衝液、2μLの非標識dNTP[20μMの各dCTP、dGTP、TTP]、2μLの1mg/mLア セチル化BSA、1μLの5u/μLクレノウ酵素)および5μLの[α-32P]dATP(50μ Ci、3,000Ci/mmole;DuPont NEN)を50μLの最終容量に添加し、そして室温で1 時間インキュベートさせた。反応を2μLの0.5M Na2EDTA(20mMの最終濃度)を 添加することにより終結させ、そして沸騰水浴中で2分間加熱した。 Q.ランダムプライムプローブによる増幅ライブラリーのスクリーニング。 1プレートあたり約50,000の組換えクローンを有する4つの150×15mm NZYプ レートを4℃で冷却し(プレーティングおよび増殖条件については上記を参照の こと)、組換えプラークを、5×SSC緩衝液で飽和したクロマトグラフィー紙上 で132mm Magnaナイロントランスファーメンブレン(MSI Corporation)を最初に 10秒間予備浸漬することによって拾い上げた。メンブレンを、組換えプラークを 含むプレート上に5分間置き、次いで持ち上げ、そしてファージを含む側を上に して、0.5M NaOHおよび1.5M NaClで飽和したクロマトグラフィー紙上に2分間置 いた。膜を、0.5M tris-HCl(pH8.0)および1.5M NaClで飽和したクロマトグラフ ィー紙上に移すことにより5分間中和した。次いで、それらを2×SCC緩衝液、0 .2M tris-HCl(pH7.5)で飽和したクロマトグラフィー紙上に20秒間置き、次いで ブロットして乾燥させた。1時間の風乾後、DNAを、UV Stratalinker 1800(Stra tagene Corporation)を使用して12,000μジュールのUVに曝すことによりメンブ レンに架橋した。4つのメンブレンを、Hybrid Mark IIハイブリダイゼーション オーブンにおいて、65℃で2時間、100mLの6×SSPE(52.2g/L NaCl、8.3g/L NaH2 PO4・H2O、2.2g/L Na2EDTA、[pH7.4])、5×デンハルト溶液(1g/L Ficoll、1g/L ポリビニルピロリドン、1g/L BSA[pentax fraction V])、0.5% SDSおよび100μ g/mL変性ニシン精子DNA中でプレハイブリダイズさせた。 ハイブリダイゼーションを、65℃で12時間、10mLの6×SSPE、0.5% SDS、100 μg/mL粉末/変性ニシン精子DNA、および52μLの15×106dpms/mlの上記ランダム プライムプローブ中で行った。ハイブリダイゼーションの期間の最後において、 プローブを除去し、そしてメンブレンを、30秒間、0.5% SDSを含む100mLの65℃ の2×SSCで簡単に洗浄した。次いで、メンブレンを、さらに30分間、同じ容量 および濃度の新鮮な緩衝液で洗浄した。メンブレンを、30分間、65℃、0.2×SSC 、0.5% SDSでのさらに2回の100mLの洗浄に供し、次いでセロハンのおおいの中 にラップし、そして予備フラッシュFuji RXGCUX線フィルムに-70℃で24時間曝 した。15個の陽性クローンが観察された。これらのプラークを拾い、そして20μ Lのクロロホルムを含む1mLのSM緩衝液(ファージストック)中に置いた。これ らのうち、11個を、単一の個々のプラークが得られるまで二次または三次スクリ ーニングで処理した。 R.キサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼcDNAクローンの特徴付け。 推定のキサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼcDNAクローンのサイズを 、クローニングベクター中に存在し、そしてcDNA挿入部位に隣接するT3およびT7 プロモーターに相同なプライマーを使用するポリメラーゼ連鎖反応により決定し た。ポリメラーゼ連鎖反応の条件は、サイクルが95℃で1分間、50℃で1分間、 および72℃で2分間の35サイクルであること以外は上記の通りであった。分析は 先のようにアガロースゲル電気泳動を用いた。得られた3つの最大のクローンを 、滅菌チューブ中で、200μLの単一プラークファージストックと200μLの新鮮な XL1-Blue MRF細胞(O.D.600=1.0にまで増殖した)とを混合することにより、イ ンビボ切り出しに供した。この混合物に1μLのExAssist(Stratagene Corporati on)へルパーファージ(>1×106pfu/μL)を添加し、そしてチューブを37℃で1 5分間インキュベートした。3mLの滅菌LBブロスを添加し、そしてインキュベー ションを37℃で3時間振盪しながら継続した。培養物を70℃の水浴中で20分間加 熱し、次いでチューブを1,000×gで15分間遠心分離した。繊維状ファージ粒子と してパッケージした切り出したpBluesriptファージミドを含む1mLの上清を滅菌 1.5mL微量遠心管に移し、そして4℃でストック溶液として保存した。25μLのス トック溶液を、微量遠心管中の200μLのE.coli Solar細胞(O.D.600=1.0にまで 増殖 した)に添加した。37℃で15分間のインキュベーション後、200μLの細胞を50μ g/mLアンピシリンを含む100×15mm NZYアガープレート上にプレートした。プレ ートを、37℃で一晩、コロニーが出現するまでインキュベートした。単一のコロ ニーを、50μg/mLアンピシリンを含む10mLの滅菌LBブロス中に接種し、そして37 ℃で一晩、振盪しながら増殖させた。10mLの細胞培養物を1.5mL滅菌微量遠心管 中に濃縮し、そしてペレット化細胞を先に記載されたようにQIAGENプラスミド精 製に供した。精製したプラスミドDNAを50μLの滅菌H2Oに再懸濁した。DNA自動配 列決定反応を、8μLのこのDNAサンプル(0.8μg)と、T3またはT7配列決定プラ イマー(0.8pmol/μL)のいずれか4μLとを混合することにより行なった。この プロセスの残りは、先に記載した通りであった。各配列決定反応は約350塩基の 配列をもたらした。この配列を図5に示す。cDNAの塩基配列から推定されるキサ ントシン-N7-メチルトランスフェラーゼのアミノ酸配列を図6に示す。 上記の実施例は、例示を目的とするのみであって、本明細書に添付の請求の範 囲に記載される出願人の発明の範囲を制限するものとしてみなされるべきではな い。
【手続補正書】 【提出日】平成10年11月4日(1998.11.4) 【補正内容】 6.1 請求の範囲を別紙の通り補正する。 6.2 明細書の第28頁の後に、別紙の配列表を追加する。 請求の範囲 .本質的に配列番号10のアミノ酸配列からなる、実質的に純粋なキサントシン -N7-メチルトランスフェラーゼ。 .キサントシンN7メチルトランスフェラーゼの発現をコードする実質的に純 粋な核酸配列であって、以下の配列: a)配列番号11のDNA配列; b)上記DNA配列にハイブリダイズするDNA配列であって、該ハイブリダイズする 配列は、本質的に、上記DNA配列に相補的である配列からなる、配列;または c)上記DNA配列に関して縮重しているDNA配列、 を含む、核酸配列。 .カフェインを含まないコーヒー豆を生産するための方法であって、以下の工 程: a)配列番号11のDNA配列にアンチセンスであるDNA配列でコーヒー植物を形質転 換する工程;および b)該形質転換したコーヒー植物から果実を収穫する工程、 を包含する、方法。 .カフェインを含まないコーヒー豆を生産するための方法であって、以下の工 程: コーヒー植物を、配列番号10の配列の発現をコードするDNA配列にアンチセン スであるDNA配列で形質転換する工程、 を包含する、方法。5.コーヒー植物由来の単離されたキサントシン-N7-メチルトランスフェラー ゼであって、(i)配列番号1、または(ii)配列番号2、または(iii)配列番号7の アミノ酸配列を有するトリプシン処理フラグメントを含む、キサントシン-N7- メチルトランスフェラーゼ。 6.前記コーヒー植物が、Coffea arabicaである、請求項1または5のいずれか に記載のキサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼ。 7.配列番号10のアミノ酸配列を有するキサントシン-N7-メチルトランスフェ ラーゼの発現をコードする、コーヒー植物由来の単離された核酸配列。 8.前記コーヒー植物が、Coffea arabicaである、請求項7に記載の核酸配列。 9.配列番号10のアミノ酸配列を有するキサントシン-N7-メチルトランスフェ ラーゼの発現をコードするmRNAにアンチセンスであるRNAの転写をコードする核 酸配列で形質転換されたコーヒー植物であって、ここで、該RNAは、キサントシ ン-N7-メチルトランスフェラーゼの発現を妨害するに充分な長さを有する、コ ーヒー植物。 10.配列番号10のアミノ酸配列を有するキサントシン-N7-メチルトランスフ ェラーゼの発現をコードするmRNAにセンスであるRNAの転写をコードする核酸配 列で形質転換されたコーヒー植物であって、ここで、該RNAは、キサントシン-N 7-メチルトランスフェラーゼの発現を妨害するに充分な長さを有する、コーヒー 植物。 11.配列番号10のアミノ酸配列を有するキサントシン-N7-メチルトランスフ ェラーゼの発現をコードする核酸配列で形質転換されたコーヒー植物。 12.前記核酸配列が、アンチセンス方向で転写プロモーターに連結される、請 求項11に記載のコーヒー植物。 13.前記核酸配列が、センス方向で転写プロモーターに連結される、請求項1 1に記載のコーヒー植物。 14.配列番号10のアミノ酸配列を有するキサントシン-N7-メチルトランスフ ェラーゼの発現をコードするmRNAにアンチセンスであるRNAの転写をコードする 核酸配列を植物ゲノムへ挿入するプロセスにより生成された、形質転換コーヒー 植物。 15.配列番号10のアミノ酸配列を有するキサントシン-N7-メチルトランスフ ェラーゼの発現をコードするmRNAにセンスであるRNAの転写をコードする核酸配 列を植物ゲノムへ挿入するプロセスにより生成された、形質転換コーヒー植物。 16.請求項9〜15のいずれかに記載のコーヒー植物由来のコーヒー豆。 17.(i)配列番号11の核酸配列;または(ii)配列番号10のアミノ酸配列の発現 をコードする核酸配列に作動可能に連結された転写プロモーターを含む、形質転 換ベクター。 18.前記核酸配列が、センス方向で前記転写プロモーターに作動可能に連結さ れる、請求項17に記載の形質転換ベクター。 19.前記核酸配列が、アンチセンス方向で前記転写プロモーターに作動可能に 連結される、請求項17に記載の形質転換ベクター。 20.前記プロモーターが、カリフラワーモザイクウイルス35Sプロモーターで ある、請求項17に記載の形質転換ベクター。 21.前記ベクターが、改変されたプラスミドpBI-121である、請求項17に記 載の形質転換ベクター。 22.配列番号10のアミノ酸配列を有するキサントシン-N7-メチルトランスフ ェラーゼの発現をコードするmRNAにアンチセンスであるRNAの転写をコードする 核酸配列で形質転換されたコーヒー植物細胞であって、ここで、該RNAは、キサ ントシン-N7-メチルトランスフェラーゼの発現を妨害するに充分な長さを有す る、コーヒー植物細胞。 23.配列番号10のアミノ酸配列を有するキサントシン-N7-メチルトランスフ ェラーゼの発現をコードするmRNAにセンスであるRNAの転写をコードする核酸配 列で形質転換されたコーヒー植物細胞であって、ここで、該RNAは、キサントシ ン-N7-メチルトランスフェラーゼの発現を妨害するに充分な長さを有する、コ ーヒー植物細胞。 24.配列番号10のアミノ酸配列を有するキサントシン-N7-メチルトランスフ ェラーゼの発現をコードする核酸配列で形質転換されたコーヒー植物細胞。 25.前記核酸配列が、アンチセンス方向で転写プロモーターに作動可能に連結 される、請求項24に記載のコーヒー植物細胞。 26.前記核酸配列が、センス方向で転写プロモーターに作動可能に連結される 、請求項24に記載のコーヒー植物細胞。 27.形質転換ベクターをコーヒー植物細胞へ挿入するプロセスにより生成され た形質転換コーヒー植物細胞であって、ここで、該形質転換ベクターは、配列番 号10のアミノ酸配列を有するキサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼの発 現をコードする核酸配列に作動可能に連結された転写プロモーターを含む、形質 転換コーヒー植物細胞。 28.前記核酸配列が、センス方向で前記転写プロモーターに作動可能に連結さ れる、請求項27に記載の形質転換コーヒー植物細胞。 29.前記核酸配列が、アンチセンス方向で前記転写プロモーターに作動可能に 連結される、請求項27に記載の形質転換コーヒー植物細胞。 30.前記細胞が、前記核酸配列で形質転換されていないコーヒー植物細胞と比 較して減少したカフェイン生産を示す、請求項22〜29のいずれかに記載の形 質転換コーヒー植物細胞。 31.請求項22〜30のいずれかに記載の形質転換コーヒー植物細胞から再生 したコーヒー植物。 32.請求項31に記載の再生したコーヒー植物由来のコーヒー豆。 33.コーヒー植物細胞によるカフェインの生産を阻害するための方法であって 、以下の工程: 配列番号10のアミノ酸配列を有するキサントシン-N7-メチルトランスフェラ ーゼの発現を妨害するに充分な長さを有するRNAの転写をコードする核酸配列を 含む形質転換ベクターを提供する工程であって、ここで、該核酸配列が、アンチ センス方向で転写プロモーターに作動可能に連結されている、工程;および 該形質転換ベクターをコーヒー植物細胞に挿入する工程であって、ここで、該 核酸配列は、その後、該コーヒー植物細胞のゲノムに挿入されて形質転換細胞を 形成し、そしてここで、該形質転換細胞は、該核酸配列で形質転換されていない コーヒー植物細胞と比較して減少したカフェイン生産を示す、工程; を包含する、方法。 34.コーヒー植物細胞によるカフェインの生産を阻害するための方法であって 、以下の工程: 配列番号10のアミノ酸配列を有するキサントシン-N7-メチルトランスフェラ ーゼの発現を妨害するに充分な長さを有するRNAの転写をコードする核酸配列を 含む形質転換ベクターを提供する工程であって、ここで、該核酸配列が、センス 方向で転写プロモーターに作動可能に連結されている、工程;および 該形質転換ベクターをコーヒー植物細胞に挿入する工程であって、ここで、該 核酸配列は、その後、該コーヒー植物細胞のゲノムに挿入されて形質転換細胞を 形成し、そしてここで、該形質転換細胞は、該核酸配列で形質転換されていない コーヒー植物細胞と比較して減少したカフェイン生産を示す、工程; を包含する、方法。 35.キサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼの発現をコードするmRNAに アンチセンスであるRNAの転写をコードする核酸配列で形質転換されたコーヒー 植物であって、ここで、該RNAは、コーヒー植物のキサントシン-N7-メチルトラ ンスフェラーゼの発現を妨害するに充分な長さを有する、コーヒー植物。 36.前記キサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼが、配列番号10のアミ ノ酸配列を含む、請求項35に記載のコーヒー植物。 37.請求項35に記載のコーヒー植物由来のコーヒー豆。 38.キサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼの発現をコードするmRNAに センスであるRNAの転写をコードする核酸配列で形質転換されたコーヒー植物で あって、ここで、該RNAは、コーヒー植物のキサントシン-N7-メチルトランスフ ェラーゼの発現を妨害するに充分な長さを有する、コーヒー植物。 39.前記キサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼが、配列番号10のアミ ノ酸配列を含む、請求項38に記載のコーヒー植物。 40.請求項38に記載のコーヒー植物由来のコーヒー豆。 41.キサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼの発現をコードするmRNAに アンチセンスであるRNAの転写をコードする核酸配列で形質転換されたコーヒー 植物細胞であって、ここで、該RNAは、コーヒー植物のキサントシン-N7-メチル トランスフェラーゼの発現を妨害するに充分な長さを有する、コーヒー植物細胞 42.前記キサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼが、配列番号10のアミ ノ酸配列を含む、請求項41に記載のコーヒー植物細胞。 43.キサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼの発現をコードするmRNAに センスであるRNAの転写をコードする核酸配列で形質転換されたコーヒー植物細 胞であって、ここで、該RNAは、コーヒー植物のキサントシン-N7-メチルトラン スフェラーゼの発現を妨害するに充分な長さを有する、コーヒー植物細胞。 44.前記キサントシン-N7-メチルトランスフェラーゼが、配列番号10のアミ ノ酸配列を含む、請求項43に記載のコーヒー植物細胞。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AU,BB,BR,CA ,CN,CZ,FI,HU,IS,JP,KP,LK, LR,MG,MW,MX,NO,NZ,SG,TR,U A,VN (72)発明者 ニュウペーン,カビ ラジ アメリカ合衆国 ハワイ 96826,ホノル ル,コロ プレイス 2724

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.実質的に純粋なキサントシンN7メチルトランスフェラーゼであって、 a)S-アデノシルメチオニンを基質として用いての、プリン環の7位でのキサン トシンのメチル化; b)以下のアミノ酸配列 を有するトリプシン処理フラグメントを含むこと、 により特徴付けられる、キサントシンN7メチルトランスフェラーゼ。 2.本質的に以下のアミノ酸配列からなる、実質的に純粋なキサントシン-N7- メチルトランスフェラーゼ: 3.キサントシンN7メチルトランスフェラーゼの発現をコードする実質的に純 粋な核酸配列であって、以下の配列: b)上記DNA配列にハイブリダイズするDNA配列であって、該ハイブリダイズする 配列は、本質的に、上記DNA配列に相補的である配列からなる、配列;および c)上記DNA配列に関して縮重しているDNA配列、 を含む、核酸配列。 4.カフェインを含まないコーヒー豆を生産するための方法であって、以下の工 程: a)以下のDNA配列にアンチセンスであるDNA配列でコーヒー植物を形質転換する 工程: b)該形質転換したコーヒー植物から果実を収穫する工程、 を包含する、方法。 5.カフェインを含まないコーヒー豆を生産するための方法であって、以下の工 程: コーヒー植物を、以下の配列: の発現をコードするDNA配列にアンチセンスであるDNA配列で形質転換する工程、 を包含する、方法。
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