JP2001519460A - 親水性剪断減粘性ポリマーを非常に低レベルで含有する硬質表面用洗剤組成物 - Google Patents

親水性剪断減粘性ポリマーを非常に低レベルで含有する硬質表面用洗剤組成物

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JP2001519460A
JP2001519460A JP2000514982A JP2000514982A JP2001519460A JP 2001519460 A JP2001519460 A JP 2001519460A JP 2000514982 A JP2000514982 A JP 2000514982A JP 2000514982 A JP2000514982 A JP 2000514982A JP 2001519460 A JP2001519460 A JP 2001519460A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 改良されたクリーニング最終結果のために、非常に低いレベルで親水性剪断減粘性ポリマーを含有する床用の洗剤組成物及び/又は溶液。この溶液は、小売り及び特別のストアーで販売されているようなスポンジ、布及び/又はスポンジひも、及び/又は帯状モップ及び床雑巾を含む当該技術において公知の慣用の道具に使用することができる。最も好ましい態様においては、該溶液は、有効量の超吸収性物質を含有するクリーニングパッドに使用され、該パッドは、好ましくはハンドル及び取り外し可能なクリーニングパッドを有するクリーニング道具の一部である。洗剤組成物は、好ましくは限定された量の好ましくは線状構造で且つ比較的親水性の洗浄性界面活性剤を含有し、配合物中の溶剤のレベルは好ましくは約50%以下に保たれ、pHは好ましくは約9以上に維持される。最も好ましい態様を含むクリーニング道具への洗剤組成物の使用方法、クリーニングパッド、及び洗剤組成物及びクリーニングパッドの両方を含有するキットの条項が開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本出願は、硬質表面に使用されうる、特にスポンジ、布、スポンジモップ、帯
状モップ、ひも状モップ、及び床ぞう布のような慣用の用具又は道具を含む床の
クリーニングに使用しうる洗剤組成物に関する。また、この出願は硬い表面から
汚れを除去するための超吸収性物質を含有する「使い捨て」クリーニング道具と
して特に有用である。クリーニング道具は、好ましくは複数のクリーニング表面
を与えるようにデザインされた取り外し可能な吸収性クリーニングパッドを含有
することが好ましい。
【0002】 発明の背景 セラミックタイル床、硬質木材床、カウンター上面などのような硬質表面をク
リーニングできる製品についての文献は十分にある。床のクリーニングについて
の内容には、ハンドル及び流体クリーニング組成物を吸収するための幾つかの手
段を有する数々の装置が記載されいる。このような装置としては、綿ひも、セル
ロース及び/又は合成ストリップ、スポンジなどを含有するモップを含む再使用
可能なものがある。このような装置又はモップの使用はかなりの努力を必要とす
る。
【0003】 使い捨てモップの例としては;汚れた表面から汚れを除去するための集塵層、
クリーニング工程後に流体を吸収する吸引層、及び集塵層と吸引層の間に配置さ
れた液体不透過層を有する使い捨てクリーニングパッドを包含するモップを記載
するRiveraらの米国特許第5,094,559号(1992年3月10日発行);及び取り外し及び
洗濯可能な作業パッドを有するモップを記載するGraciaの米国特許第5,419,015 号(1995年5月30日発行)がある。これらの特許はここに参考として合体される。
【0004】 本発明のクリーニング道具は、好ましくは使用中にパッドをすすぐ必要性を緩
和する取り外し可能なクリーニングパッドを含有する。このクリーニングパッド
は、パッドを交換する必要性なしに、広い領域の、典型的に硬い表面の床(例え
ば80−100平方フィート)のクリーニングを可能にするために、クリーニン
グパッドg当たりの吸収される流体gにおいて、十分な吸収容量を有することが
好ましい。これは、典型的には超吸収性物質、好ましくは以下に開示するタイプ
の材料の使用を必要とする。このような超吸収性物質に使用される洗剤組成物は
このような超吸収性物質を使用する目標が挫折することを避けるように注意深く
配合されなければならない。
【0005】 好ましいクリーニング道具は、新しい表面及び/又は汚れた表面に接触するた
めのエッジを連続して提供する、例えばクリーニング操作中に汚れた表面と接触
する複数の表面を提供することにより、有利な汚れ除去性を提供するパッドを有
する。
【0006】 発明の要約 床のような硬い表面のクリーニングに、その濃度のまま(full strength)又は 希釈して使用される洗剤組成物は、溶液にビルドアップ又は粘稠化を引き起こす
ことなくクリーニングする優れた最終結果を与えることを可能にするために、通
常、界面活性剤、ビルダー、溶剤などを含有するであろう。末端使用は、製品を
どのように使いたいか;床のクリーニング及び多目的クリーナーの場合には希釈
され、又は瓶のスプレー除去又は使い捨て或は再使用パッドに使用されるモップ
道具のスプレー除去の場合にはそのままか、に基づく。
【0007】 「末端使用」(end use)のクリーニング溶液は、典型的には、その濃度のまま 、又は希釈して、溶液の約0.5重量%未満の界面活性剤を含有する。末端使用
のクリーニング溶液中の洗浄性界面活性剤のレベルは、組成物/クリーニング溶
液の好ましくは約0.01重量%〜約0.5重量%、より好ましくは約0.05
重量%〜約0.4重量%、さらにより好ましくは約0.05重量%〜約0.3重
量%、最も好ましくは約0.05重量%〜0.3約重量%である。クリーニング
を助けるために、1つ以上のクリーニング溶剤、好ましくは疎水性クリーニング
溶剤も存在させることもできる。溶剤のレベルは、存在させる場合、組成物/ク
リーニング溶液の好ましくは約0.1重量%〜約5.0重量%、より好ましくは
約0.25重量%〜約4.0重量%、さらにより好ましくは約0.5重量%〜約
3.0重量%である。
【0008】 慣用の道具、例えば布、スポンジ、及びスポンジ、ストリップ又はひものよう
なモップを使用する場合のクリーニングを助けるため、及び超吸収性材料を含有
するパッドを使用した場合に吸収の邪魔を避けるために、pHは約9より大きく
、より好ましくは約9.5より大きく、さらにより好ましくは10より大きいこ
とが好ましい。アルカリ性は、縞化(streaking)/薄膜化の問題を避けるために
、少なくとも一部は、揮発性物質により提供されることが好ましい。
【0009】 乾燥中に溶液を一様にすることを援助する目的で、取り除き性;ビルドアップ
の回避;床のような硬い表面の容易な延展性;及び表面に残る成分を一様にする
ために表面に十分な量の水を維持すること、の1つ又はそれ以上の利益を与える
為に、組成物は乾燥工程中に床への界面活性剤溶液の分子凝集を抑制しうる親水
性で且つ剪断減粘性を有するポリマーを含有すべきである。「一様にする」とは
、縞化を最小にする乾燥中に表面から脱湿する溶液を最小にすることを意味する
。この利益のために、ポリマーは低い界面活性剤レベルでの配合を可能にし、そ
いて薄膜/縞化を害することなく、クリーニングを助けるために溶液の添加を可 能にする。全体として、これは少ない残渣及び床の粘稠性に導く。
【0010】 本発明の必須ポリマーは非常に低いレベルで、即ちクリーニング溶液の約0.
0001重量%〜約0.2重量%、好ましくは約0.0001重量%〜約0.1
重量%、より好ましくは約0.0005重量%〜約0.08重量%で存在させる
ことが好ましい。製品中のレベルは、その濃度のまま又は希釈されるかは、使用
するタイプに影響するであろう。ポリマーは、天然ゴム、特にキサンタンガム、
グアガム、アラビヤガム及び/又はペクチン;合成ポリマー、例えばポリ(スチ レンスルホネート);ポリ(ビニルピロリドン);及び及びモノマー及び/又はポ リマーとしてのそれらの混合物からなる群から選ばれることが好ましい。キサン
タンガムが最も好ましい。
【0011】 洗浄性界面活性剤は、主に線状で、例えば芳香族基が存在しないことが好まし
く、洗浄性界面活性剤は比較的水に可溶であること、例えば約8〜約14、好ま
しくは約8〜約12の炭素原子を有する疎水性鎖を有することが好ましく、約9
〜約14、好ましくは約10〜約13、より好ましくは約10〜約12のHLB
を有するノニオン性洗浄性界面活性剤が好ましい。
【0012】 組成物は、通常の硬質表面、例えば床又は多目的のクリーナーに、スポンジ及
び布、例えばスポンジモップ、ひもモップ、帯状モップ、及び床雑巾のような当
該技術において公知の慣用のクリーニング及び/又はモッピング系で、使用する
ことができる。また、本発明の好ましい観点は、一体型道具プラスクリーニング
パッドによるクリーニング溶液/組成物の使用に関する。クリーニングパッドは 超吸収性物質を含有し且つ大きな便利さを持って良好なクリーニング最終結果を
与えるために記述した洗剤組成物/溶液と相乗的に働くことが好ましい。このク リーニング系は、典型的には、 a.ハンドル;及び b.超吸収性物質を含有し且つ複数の実質的に平らな表面を有し、その際実質
的に平らな表面の各々はクリーニングされる表面と接触し、そして好ましくは第
1及び第2層の両方を有するパッド構造を有し、第1層は集塵層と第2層の間に
配置されており且つ第2層よりも少し幅広い; からなる。
【0013】 クリーニングとクリーニング道具のハンドルとの連結のために使用される手段
に基づき、クリーニングパッドはさらに、別の取り付け層を有することが好まし
い。これらの態様において、吸収層は集塵層と別の取り付け層の間に配置される
であろう。
【0014】 洗剤組成物及び、好ましくは本発明の道具は、木材、ビニル、リノリューム、
非ワックス床、セラミック、Formica(商品名)、陶器、ガラス、壁ボードなどを 含む全ての硬質表面基材と適合していることである。道具及び洗剤組成物は容易
なクリーニングを提供し、特にポリマーが存在するときは、より容易なモッピン
グ及び良好な結果を与える。
【0015】 詳細な記述 I.洗剤組成物 洗剤組成物は、その濃度のままで又は希釈されて使用されたとき、クリーニン
グ溶液として働く。従って、成分のレベルは最終の使用を考慮しなければならな
い。必須のポリマーはクリーニング溶液中で非常に低いレベルでのみ使用される
。従って、濃厚な組成物は適当なレベルに希釈するための説明書と共に包装され
るべきである。
【0016】ポリマー 上記したように、ポリマーのレベルは、低い、例えば組成物の約0.0001
重量%〜約0.2重量%、好ましくは約0.0001重量%〜約0.1重量%、
より好ましくは約0.0005重量%〜約0.08重量%であるべきである。こ
の非常に低いレベルは、良好なクリーニング最終結果を与えるために必要であり
、そして高いレベルは縞/薄膜化、ビルドアップ、及び/又は粘稠性を引き起こ す。
【0017】 理論に拘束されないが、2つの物性がポリマーの基準として考慮される:1)親
水性、及び2)剪断減粘能力。ポリマーの親水性はクリーニングとクリーニング の間での除去性を確実にしてビルドアップを避けるために重要である。剪断減粘
性は溶液を使用中に平等に剪断することを助ける点で重要であり、そして親水性
の援助との組み合せで一様にする効果を与える。一様にする効果(leveling effect)とは、乾燥中に典型的に生ずる溶液の脱湿及び分子凝集を最小にするこ とを意味する。分子凝集は劣悪な最終クリーニング結果のシグナルである、目に
見える縞化/薄膜化に導く。
【0018】 ポリマーの適当な例としては、セルロース物質、例えばカルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシメチルセルロースなど、及び合成親水性ポリマー、例えばポ
リスチレンスルホネートがある。アラビヤガム、ペクチン、グアガム及びキサン
タンガムのような天然に生ずるポリマーがより好ましい。キサンタンガムは特に
好ましい。キサンタンガムはここに参考として合体されるBolichの米国特許第4,
788,006号(1986年11月29日発行)第5欄第55行から第6欄第2行に開示され ている。多くの合成ポリマー、特に親水性基、例えばカルボキシレート基を含有
するポリマーはこの利益を与える。剪断減粘性及び親水性を与えることができる
他のポリマーとしては、親水性基も含有するカチオン性物質及び複数のエーテル
結合を有するポリマーがある。カチオン性物質としてはカチオン性糖及び/又は
澱粉誘導体がある。
【0019】 好ましいポリマーは高い分子量を有するものであるが、約5000以下の分子
量でもある結果を与えうる。一般に、ポリマーは約10,000より大きい、好ましく
は約100,000より大きい、より好ましくは約250,000より大きい、さらにより好ま
しくは500,000より大きい分子量を有するべきである。分子量は通常、約10,000 〜約100,000;好ましくは約100,000〜約1,000,000;より好ましくは約1,000,000
〜約4,000,000;さらに好ましくは4,000,000より大きくあるべきである。
【0020】 ここでの使用に適する物質の例としては、好ましくはキサンタンガム、グアガ
ム、アラビヤガム、ペクチン、ポリ(スチレンスルホネート)、及びモノマー及び
/又はポリマーのそれらの混合物からなる群から選ばれるポリマーがある。これ らのポリマーは、利益を与えない又は改良された最終クリーニング結果の達成に
対して少ない利益を与えるポリマーと組み合せて使用することができる。キサン
タンガムが最も好ましい。
【0021】 使用されるポリマーは、特に分配を容易にするための剪断減粘性を与えるもの
が好ましい。固有的に剪断減粘性である組成物は変性することなくその濃度のま
まで使用することができる。硬質表面洗剤組成物及び特にここに記載の好ましい
洗剤組成物は、約250cps未満、好ましくは100cps未満、より好ましくは1
5cps未満の粘度を有するべきである。この粘度はBrookfield Synchroelectric
粘度計,モデル LVT (Brookfield Engineering Laboratory Inc.製)を用い、No.1
スピンドル,60rpm及び約20℃の温度(約13/秒の一定剪断速度)で決定される 。
【0022】 例えばポリマー及び/又は組成物の剪断減粘性は、Carrimed Controlled Stress Rheometer Model CSL100(Carrimed Ltd.製)を用いて決定される。流動計
は種々の剪断速度で安定した剪断測定が成されるように二重同心シリンダー形状
を使用する。これらの測定は26℃で成される。キサンタンガム系の剪断減粘性
擬可塑性挙動は、式:N=KRn-1(式中、Nは明らかな粘度であり、Kは稠度 定数であり、Rは剪断速度であり、nは剪断指数である)により数学的にモデル
されている。最良のスプレー(分配)結果については、K及びnの値がスプレー剪
断速度(業界文献に記載されているように、〜10,000/秒)で15cps以下の粘度を
与えるべきである。 剪断減粘性挙動はStoddartの米国特許第4,783,283号(1988年11月8日発行)、特
に第2欄第46行〜に記載されている。
【0023】洗浄性界面活性剤 硬質表面クリーナー組成物に使用される洗浄性界面活性剤としては、アニオン
性、ノニオン性、両性(双性を含む)、及びカチオン性洗浄性界面活性剤、及びそ
れらの混合物がある。適当な洗剤は当該技術においてよく知られており、ここに
参考として合体されるSpadiniらの米国特許第4,111,854号(1978年9月5日発行);
Imamuraらの第4,424,408号(1981年1月27日発行);Goffinetの第4,414,128号(198
3年11月8日発行);Wenzelの第4,612,135号(1986年9月16日発行);Leifheitの第4
,743,395号(1988年5月10日発行);Kacherの第4,794,509号(1988年6月7日発行);
Choyらの第4,759,867号(1988年7月26日発行);Siklosiの第4,769,172号(1988年9
月6日発行);Choyらの第4,804,491号(1989年2月14日発行);Choyらの第4,895,66
9号(1990年1月23日発行)に記載のものがある。
【0024】 洗剤組成物又は溶液、特に超吸収性物質を含有する道具と共に使用されるもの
は、好ましくは、溶液により超吸収性物質に負担をかけ過ぎることなく、溶液の
クリーニングを可能にするのに十分な洗剤を必要とするが、溶液は性能への被害
なしに、洗浄性界面活性剤の溶液を、通常約0.5重量%より多く含有すること
ができない。従って、クリーニング溶液中の洗浄性界面活性剤のレベルは、溶液
/組成物の約0.01重量%〜約0.5重量%、好ましくは約0.05重量%〜 約0.4重量%、さらに好ましくは約0.05重量%〜約3重量%である。好ま
しい溶液は、クリーニングを助けるために1つ以上の溶剤を溶液の約0.1重量
%〜約5.0重量%、好ましくは約0.25重量%〜約3.0重量%、さらによ
り好ましくは約0.5重量%〜約2重量%のレベルで含有することもできる。
【0025】 上記したように、pHは、スポンジ、布、及びモップ、例えばスポンジモップ
、ひもモップ、帯状モップ、床雑巾などの慣用のものを使用したときのクリーニ
ングを助けるために及び超吸収性物質を含有するパッドを用いたときに吸収の抑
制を避けるために、約9.3より大きく、好ましくは約10より大きく、より好
ましくは10.3より大きくすべきであり、そして縞化/薄膜化を避けるために 、アルカリ性が、好ましくは少なくとも部分的に、揮発性物質により与えられる
べきである。
【0026】 洗浄性界面活性剤は、線状であることが好ましく、例えば分岐及び芳香族基は
存在すべきではなく、洗浄性界面活性剤は、比較的水溶性であることが好ましく
、特に約8〜約14、好ましくは約8〜約12の炭素原子を有する疎水性鎖を有
し、ノニオン性洗浄性界面活性剤については約9〜約14、好ましくは約10〜
約13、より好ましくは約10〜約12のHLBを有する。
【0027】 本発明は、有効量の超吸収性物質を含有する道具と共にその使用説明書が携帯
された容器中の、及び場合により道具を、又は少なくとも、超吸収性物質を含有
する使い捨てクリーニングパッドを含有するキットの容器中の、上記したような
洗浄性界面活性剤を包含する。また、本発明は汚れた表面を効果的にクリーニン
グするために、組成物、及び超吸収性物質を含有するクリーニングパッドの使用
に関する。
【0028】 洗剤組成物(クリーニング溶液)は、1つ以上の洗浄性界面活性剤、所望のア
ルカリ性pHを与えるためのアルカリ性物質、及び場合により溶剤、ビルダー、
キレート剤、泡抑制剤、酵素などを含有する水ベースの溶液である。適当な界面
活性剤としては、上記したようなアニオン性、ノニオン性、双性及び両性界面活
性剤があり、約8〜約14、好ましくは約8〜約12の炭素原子を有するアニオ
ン性及びノニオン性洗浄性界面活性剤が好ましい。アニオン性界面活性剤の例と
しては線状アルキルスルフェート、アルキルスルホネートがあるがこれらに限定
されない。ノニオン性界面活性剤の例としてはアルキルエトキシレートなどがあ
る。双性界面活性剤の例としてはベタイン及びスルホベタインがある。両性界面
活性剤の例としてはアルキルアンホグリシネート、及びアルキルイミノプロピオ
ネートがある。上記の物質の全ては商業的に入手可能であり、ここに参考として
合体されるMcCutcheonのEmulsifiers and Detergents,北アメリカ版、第1巻, McCutcheon Division,MC Publishing Co.(1997)に記載されている。
【0029】溶剤 適当な溶剤としてはオキシエチレングリコール及びオキシプロピレングリコー
ルの短鎖(例えばC1−C6)誘導体、例えばモノ及びジエチレングリコールn-ヘキ
シルエーテル;モノ、ジ及びトリプロピレングリコールn-ブチルエーテルなどが
ある。エタノール、イソプロパノールなどのような他の揮発性溶剤も本発明にお
いては好ましい。
【0030】泡抑制剤 適当な泡抑制剤としてはシリコーンポリマー及び線状又は分岐C10−C18脂肪
酸、パラフィン又はアルコールがある。Dow Corninng AF(ポリエチレングリコー
ルステアレート4重量%含有,CAS # 9004993);メチル化シリカ(2重量%,CAS #
67762907);オクタメチルシクロテトラシロキサン(2重量%,CAS # 556672)が好
ましい。 泡抑制剤は、典型的には溶液/組成物の約0.0005重量%〜約0.02重 量%、好ましくは約0.001重量%〜約0.01重量%、より好ましくは約0
.002重量%〜約0.003重量%の有効レベルで、特にセラミック表面にお
けるスポット化及び薄膜化についての技術的改良を与える。その理由はモップが
向こう側に移動すると泡が発生するのでセラミック上のグラウトラインが低いス
ポットを与えるためである。泡の発生レベルが多すぎると、乾燥して縞となる。
さらに、消費者の調査は、モップ中に床に見られる泡が薄膜化/縞化に導くよう に消費者には認められることを示している。
【0031】 モップ中の床の泡を少なくすることは、薄膜/縞を残さない技術的及び知覚的 利益の度合いを変えることを提供することができる。利益の度合いは、特にモッ
プ中に生ずる泡のレベル及び泡のレベルをどの程度に調節するかに依存する。 公知の泡抑制剤を使用することができるが、シリコーン泡抑制剤は、非常に低
レベルで有効であるから、使用するのに非常に望ましく、従って存在する泡抑制
剤の少なくとも有効量を有するかぎり必要な全水不溶性物質を最小にすることが
できる。
【0032】ビルダー 適当なビルダーとしては、可溶性の、特にアルカリ金属、例えばナトリウム及
び/又はカリウム及び/又はアミン及び/又は置換アミン、オルソホスフェート
及び/又はピロホスフェートのような燐ソースから導かれるもの、及びニトリロ
トリ酢酸、S,S-エチレンジアミンジスクシン酸のような非燐ソースから導かれ
るものなどを含む慣用のビルダーの塩がある。適当なキレート剤としてはエチレ
ンジアミンテトラ酢酸及びくえん酸などがある。
【0033】任意成分 適当な酵素としてはリパーゼ、プロテアーゼ、アミラーゼ、及び汚れの分解触
媒に有用であることが知られているその他の酵素がある。このような成分の全レ
ベルは、薄膜化/縞化の問題を避ける為に、低く、好ましくは約0.1%未満、 より好ましくは約0.05%未満である。好ましくは、組成物は薄膜/筋化の問 題を引き起こす物質を本質的に含有すべきではない。従って、主に緩衝化のため
に薄膜/筋化を引き起こさないアルカリ性物質を使用することが望ましい。この ようなアルカリバッファーはカーボネート、ビカーボネート、シトレートなどで
ある。好ましいアルカリバッファーは式: CR2(NH2)CR2OH を有するアルカノールアミンである。式中、Rは水素、1〜4の炭素原子を有し
、化合物中の合計の炭素原子が3〜6のアルキル基からなる群から選ばれ、好ま
しくは2-アミノ-2-メチルプロパノールである。
【0034】 本発明の道具への使用に適するクリーニング溶液は約0.05重量%〜約0.
3重量%の洗浄性界面活性剤、好ましくは線状アルコールエトキシレート洗浄性
界面活性剤(例えば、Shell Chemical Co.から入手可能なNeodol l-5(商品名))
及びアルキルスルホネート(例えば、Stepan Co.から入手可能な線状C8スルホ ネート,Bioterge(商品名)PAS-8s);約0.5%〜約2.0%のプロピレングリ コールn-ブチルエーテル(Dow Co.)、約0.5%〜約3.0%のエタノール (Quantum Chemicals)、約0.05%〜約0.25%の揮発性アルカリ物質、 例えば2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール;染料及び/又は香料のような任意の
補助剤;及び約99.9%〜約90%脱イオン水又は軟水を含有する。
【0035】 II.道具 + クリーニングパッド系 好ましい態様における道具+クリーニングパッド系は便利さを提供することを
基礎としている。従って、超吸収性物質を含有し且つ好ましくは十分なクリーニ
ング利益を与えるクリーニングパッド、好ましくは取り外し可能で及び/又は使
い捨て可能なものを使用することが好ましい。好ましいクリーニング性能利益は
、汚れを除去するために本発明のより相乗的に働くパッドの能力と組み合された
下記する好ましい構造上の特徴に関係している。上記したようにクリーニングパ
ッドは、最高の性能を与える為に後記するように洗剤組成物の使用を必要とする
【0036】 クリーニングパッドは、20分(1200秒,以下「t1200吸収容量」という)後に、
0.09psiの限界圧力で測定された場合、クリーニングパッドg当たり少なく とも約10gの脱イオン水の吸収能力を有することが好ましい。パッドの吸収容
量は脱イオン水に曝されてから20分(1200秒)後に測定されるが、これは床のよ
うな硬い表面をクリーニングするための消費者の典型的な時間である。限界圧力
はクリーニング工程中のパッド上の典型的な圧力をいう。このように、クリーニ
ングパッドは0.09psiの圧力下に1200秒内でクリーニング溶液を十分に 吸収することが可能であるべきである。クリーニングパッドは、好ましくは少な
くとも約15g/g、より好ましくは少なくとも約20g/g、さらに好ましくは少な
くとも約25g/g、最も好ましくは少なくとも約30g/gのt1200吸収容量を有す るであろう。クリーニングパッドは、好ましくは少なくとも約10g/g、より好 ましくは少なくとも約20g/gのt900吸収容量を有するであろう。 t1200及びt900吸収容量の値は下記の試験法に詳細に記述されている性能加圧(「
PUP」という)法により測定することができる。
【0037】 クリーニングパッドは、必ずしも必要ではないが、好ましくは少なくとも約1
00g、より好ましくは少なくとも約200g、さらに好ましくは少なくとも3
00g、最も好ましくは少なくとも400gの(脱イオン水の)全流体容量も有す
るであろう。100g未満の全流体容量を有するパッドは本発明の範囲内である
が、典型的な家庭で見られるように、広い領域をクリーニングするためにより大
きな容量のパッドであるには適当ではない。
【0038】吸収層 吸収層は使用中にクリーニングパッドにより吸収される流体及び汚れを保持す
るために役立つ。後記する好ましい集塵層は流体を吸収するパッドの能力におけ
るある作用を有するが、吸収層は望ましい全体的な吸収性を達成する主たる役目
を演じる。さらに、吸収層は複数の平らな表面を有するクリーニングパッドを提
供するためにデザインされている複数の層を有することが好ましい。
【0039】 流体吸収性の見地から、吸収層は「集塵層」から流体及び汚れを除去するとが可
能であるので、集塵層は表面から連続的に汚れを除去する能力を有するであろう
。また、吸収層は吸収された汚れ、クリーニング溶液などが滲み出る (squeeze out)ことを避けるために典型的な使用圧力下で吸収された物質を保 持することができるべきである。
【0040】 吸収層は使用中に流体を吸収し且つ保持しうる物質から成ることができる。望
ましい全流体容量を達成するために、吸収層中に比較的大きな容量(吸収物質g
当たりの流体のg)を有する物質を含有することが好ましい。ここに使用される
「超吸収性物質」とは、0.3psiの限界圧力で測定された場合、少なくとも約 15g/gの水の容量g/gを有する吸収物質を意味する。上記のクリーニング溶液(
組成物)は水ベースであるので、超吸収性物質は水又は水ベースの流体について
の比較的高いg/g容量を有することが好ましい。
【0041】 代表的な超吸収性物質としては、文献でよく知られている、水不溶性の、水膨
潤性超吸収性ゲルポリマー(以下、「超吸収性ゲルポリマー」という)がある。
これらの物質は水に対して非常に高い吸収容量が示す。本発明において有用な超
吸収性ゲルポリマーは幅広い範囲に変えられるザイズ、形及び/又は形態を有す
ることができる。これらのポリマーは最大寸法と最小寸法の比が大きくない粒子
形態(粒状、フレーク、粉体、粒子間凝集体、粒子間架橋凝集体など)であるこ
とができ、或は繊維、シート、フィルム、発泡体、積層体などであることができ
る。繊維形態の超吸収性ゲルポリマーの使用は、クリーニング工程中に粒子に対
して、超吸収性物質の保持が高められる利益を与える。この能力は一般に水性ベ
ースの混合物については低いが、これらの物質はこのような混合物に対しても十
分な吸収能力を示す。特許文献には水膨潤性物質が数々開示されている。例えば
、ここに参考として合体される米国特許第3,699,103号(1972年6月13日発行) (Harperら);米国特許第3,770,731号(1972年6月20日発行)(Harmon);再発行米国
特許第32,642号(1989年4月19日再発行)(Brandtら);米国特許第4,834,735号(198
9年5月30日発行)(Alemanyら)参照。
【0042】 本発明において有用な超吸収性ゲルポリマーとしては、多くの量の流体を吸収
しうる水不溶性であるが水膨潤性の種々のポリマーがある。このような高分子物
質は通常「ヒドロコロイド」と言われており、ポリサッカリド、例えばカルボキ
シメチル澱粉、カルボキシメチルセルロース、及びヒドロキシプロピルセルロー
ス;ノニオンタイプ例えばポリビニルアルコール、及びポリビニルエーテル;カ
チオンタイプ、例えばポリビニルピリジン、ポリビニルモルホリン及びN,N-ジ
メチルアミノエチル又はN,N-ジメチルアミノプロピルアクリレート及びメタク
リレート、及びそれらの個々の4級塩が包含されうる。典型的には、有用な超吸
収性ゲルポリマーは、複数のアニオン性官能基、例えばスルホン酸基、及びより
典型的にはカルボキシ基を有する。本発明の使用に適するポリマーの例としては
重合性不飽和酸含有モノマーから製造されるものがある。従って、このようなモ
ノマーとしては、少なくとも1つの炭素-炭素オレフィン性二重結合を有するオ レフィン性不飽和酸及び酸無水物がある。特に、これらのモノマーはオレフィン
性不飽和カルボン酸及び酸無水物、オレフィン性不飽和スルホン酸、及びそれら
の混合物から選ぶことができる。
【0043】 幾つかの酸でないモノマーも包含され、通常は少量で、ここで有用な超吸収性
ゲルポリマーの製造に使用される。このような酸でないモノマーとしては、例え
ば酸含有モノマー、並びにカルボン酸又はスルホン酸基未含有のモノマーの水溶
性又は水分散性エステルを包含することができる。従って、任意の酸でないモノ
マーは次のタイプの官能基を有するモノマーを包含することができる:カルボン
酸又はスルホン酸エステル、ヒドロキシル基、アミド基、アミノ基、ニトリル基
、4級アンモニウム塩基、アリール基(例えばスチレンモノマーから導かれるも
ののようなフェニル基)。これらの酸でないモノマーは周知の物質であり、例え
ばここに参考として合体される米国特許第4,076,663号(1978年2月28日発行)(Mas
udaら);米国特許第4,062,817号(1977年12月13日発行)(Westerman)により詳しく
記載されている。
【0044】 オレフィン性不飽和カルボン酸及びカルボン酸無水物モノマーとしてはアクリ
ル酸自身により象徴されるアクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、α-クロ ロアクリル酸、α-シアノアクリル酸、β-メチルアクリル酸(クロトン酸)、α- フェニルアクリル酸、β-アシロキシプロピオン酸、ソルビン酸、α-クロロソル
ビン酸、アゼライン酸、桂皮酸、p-クロロ桂皮酸、β-ステアリルアクリル酸、 イタコン酸、シトロコン酸、メサコン酸、グルタコン酸、アコニチン酸、マレイ
ン酸、フマール酸、トリカルボキシエチレン、及び無水マレイン酸がある。
【0045】 エチレン性不飽和スルホン酸モノマーとしては、脂肪族又は芳香族ビニルスル
ホン酸、例えばビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、ビニルトルエンスルホン
酸、及びスチレンスルホン酸;アクリル及びメタクリルスルホン酸、例えばスル
ホエチルアクリレート、スルホエチルメタクリレート、スルホプロピルアクリレ
ート、スルホプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシメチル-3-メタクリロキシ プロピルスルホン酸、及び2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸があ る。
【0046】 本発明での使用に好ましい超吸収性ゲルポリマーはカルボキシ基を含有する。
これらのポリマーとしては、加水分解された澱粉-アクリロニトリルグラフトコ ポリマー、部分的に中和され加水分解された澱粉-アクリロニトリルグラフトコ ポリマー、澱粉-アクリル酸グラフトコポリマー、部分的に中和された澱粉-アク
リル酸グラフトコポリマー、鹸化された酢酸ビニル-アクリルエステルコポリマ ー、加水分解されたアクリロニトリル又はアクリルアミドコポリマー、上記コポ
リマーの僅かに網状架橋されたポリマー、部分的に中和されポリアクリル酸、及
び部分的に中和されポリアクリル酸の僅かに網状架橋されたポリマーがある。こ
れらのポリマーは単独でも、2つ以上の異なるポリマーの混合物の形態でも使用
することができる。これらのポリマー物質に例は、ここに参考として合体される
米国特許第3,661,875号、米国特許第4,076,663号、米国特許第4,093,776号、米 国特許第4,666,983号及び米国特許第4,734,478号に開示されている。
【0047】 超吸収性ゲルポリマーの製造のための使用に最も好ましいポリマー物質は部分
的に中和されポリアクリル酸の僅かに網状架橋されたポリマー及びそれらの澱粉
誘導体である。ヒドロゲル形成性吸収性ポリマーが最も好ましく、それは約50
%〜約95%、好ましくは約75%の中和され僅かに網状架橋されたポリアクリ
ル酸(例えばポリ(ナトリウムアクリレート/アクリル酸))を含有する。網状架 橋はポリマーを実質的に水不溶性にし、主に超吸収性ゲルポリマーの吸収容量及
び抽出可能なポリマー含量特性を決定する。これらのポリマーを網状架橋する方
法及び典型的な網状架橋剤はここに参考として合体される米国特許第4,076,663 号により詳しく記載されている。
【0048】 超吸収性ゲルポリマーは1つのタイプのもの(即ちホモポリマー)が好ましい
が、ポリマーの混合物も好ましい態様において使用される道具に使用することが
できる。例えば、澱粉-アクリル酸グラフトコポリマーと部分的に中和されたポ リアクリル酸の僅かに網状架橋されたポリマーとの混合物は本発明で使用するこ
とができる。
【0049】 従来技術に記載の超吸収性ゲルポリマーのいずれも本発明においては有用であ
るが、十分なレベル(約50重量%より大きな吸収構造体)の超吸収性ゲルポリ
マーが吸収構造体中に包含されるべきであり、特に吸収層の1つ以上の領域が約
50重量%より大きい領域を有する場合は、膨潤した粒子によるゲルブロック化
の問題が流体の流れを妨げ、それによって所望の期間中に全容量で吸収するため
のケルポリマーの能力に逆に影響することが最近認められてきた。ここに参考と
して合体される米国特許第5,147,343号(1992年9月15日発行)(Kellenbergerら);
米国特許第5,149,335号(1992年9月22日発行)(Kellenbergerら)は、Absorbent Under Load(AUL)による超吸収性ゲルポリマーを記述し、その際ゲルポリマー
は0.3psiの限界圧力下で流体(0.9%サリン)を吸収する(これらの特許 の開示はここに合体される)。AULの決定法はこれらの特許に記載されている
。これらに記載のポリマーは比較的高いレベルの超吸収性ゲルポリマーの領域を
含有し、本発明の態様に特に有用である。特に、高い濃度の超吸収性ゲルポリマ
ーがクリーニングパッドに混入された場合は、これらのポリマーは、ここに参考
として合体された上記の米国特許第5,147,343号に記載の方法で測定されたAU Lが1時間後に少なくとも約24ml/g、より好ましくは少なくとも27ml/gであ
るか、又はここに参考として合体された上記の米国特許第5,149,335号に記載の 方法で測定されたAULが15分後に少なくとも約15ml/g、より好ましくは少 なくとも18ml/gである。ここに参考として合体される米国係属特許出願第08/2
19,547号(1994年3月29日出願)(Goldmanら)及び第08/416,396号(1995年4月6日出 願)(Goldmanら)は、ゲルブロッキングの問題を扱っており、この現象を克服する
のに有用な超吸収性ゲルポリマーを記載している。これらの出願は、さらに高い
限界圧力、特に0.7psiでゲルブロキングを避ける超吸収性ゲルポリマーを記 載している。吸収層が高いレベル(例えば50重量%より大きな領域)の超吸収
性ゲルポリマーを含有する領域を有するような本発明の態様においては、超吸収
性ゲルポリマーはGoldmanらの上記出願に記載のようなものであることが好まし い。
【0050】 他の有用な超吸収性物質としては高分子発泡体、例えば、ここに参考として合
体される米国係属特許出願第08/563,866号(1995年11月29日出願)(DesMarasiら) 及び米国特許第5,387,207号(1995年2月7日発行)(Dyerら)に記載のものがある。 これらの文献は、高内相油中水型エマルジョン(通常HIPEと言われる)を重
合することにより得られる高分子親水性吸収性発泡体を記載している。これらの
発泡体は、流体の取り扱い能力に影響する物性(気孔サイズ、細管部分、密度な
ど)を変更させるのに容易に適合される。このように、これらの物質は単独で、
又は他のこのような発泡体と組み合せて、全体の容量を提供するのに特に有用で
ある。
【0051】 超吸収性物質が吸収層中に含有される場合、吸収層はその好ましくは少なくと
も約15%、より好ましくは少なくとも約20%、さらにより好ましくは約25
%の超吸収性物質を含有するであろう。
【0052】 吸収層は繊維物質からなる又は繊維物質を含有することもできる。本発明にお
いて有用な繊維としては、天然に生ずる(変性された又は未変性の)並びに合成
の繊維がある。適当な変性/未変性天然繊維としては、綿、エスパルトグラス、 バガセ、タイマ、亜麻、絹、ウール、木材パルプ、化学変性木材パルプ、ジュー
ト、エチルセルロース、及び酢酸セルロースがある。適当な合成繊維はポリ塩化
ビニル、ポリ弗化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリ塩化ビニリデン、
ポリアクリル、例えばORLON(商品名)、ポリ酢酸ビニル,RAYON(商品名)、ポリエ チルビニルアセテート、不溶性又は可溶性ポリビニルアルコール、ポリエチレン
(例えばPULPEX(商品名))、ポリプロピレンのようなポリオレフィン、ナイロン
のようなポリアミド、DACRON(商品名)、KODEL(商品名)のようなポリエステル、 ポリウレタン、ポリスチレンなどから造ることができる。吸収層は天然繊維又は
合成繊維を単独で、又は天然繊維又は合成繊維との相溶的組み合せで含有するこ
とができる。
【0053】 ここで有用な繊維は親水性又は疎水性であることができ、或は親水性及び疎水
性繊維の組み合せであることができる。上記したように、親水性又は疎水性繊維
の特別の選択は吸収(及びある度合いの集塵)層に含有される他の物質に依存する
であろう。即ち、繊維の性質は、クリーニングパッドが好ましい流体の遅延及び
全体的な流体の吸収度を示すようであることが好ましい。ここでの使用に適する
親水性繊維としては、セルロース繊維、変性セルロース繊維、レーヨン、ポリエ
ステル繊維、例えば親水性ナイロン(HYDROFIL(商品名))がある。ここでの使用
に適する親水性繊維は、例えばポリエチレン又はポリプロピレンのようなポリオ
レフン、ポリアクリル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリウレタンなどから導か
れる疎水性繊維、例えば界面活性剤処理又はシリカ処理された熱可塑性繊維の親
水性化により得ることができる。
【0054】 適当な木材パルプはクラフト及び亜硫酸塩法のような周知の化学的方法から得
ることができる。これらの木材パルプ繊維は、その高級な吸収性のために南部の
柔らかな木材パルプから導かれることが本質的に好ましい。これらの木材パルプ
繊維は粉砕木材精製機械的、熱的機械的、化学的機械的、及び化学熱機械的パル
プ法のような機械的方法から得ることもできる。リサイクル又は再使用木材パル
プ繊維並びに漂白及び未漂白木材パルプ繊維を使用することができる。
【0055】 本発明での使用に適する他のタイプの親水性繊維は化学的に剛化されたセルロ
ース繊維である。ここで使用する用語「化学的に剛化されたセルロース繊維」と
は、乾燥及び水性条件下で繊維の剛性を増大させるために化学的手段により剛化
されているセルロース繊維を意味する。このような手段は、化学的剛化剤の添加
、例えば繊維の被覆及び/又は含浸を包含することができる。このような手段は
化学構造を変えること、例えばポリマー鎖を架橋させることによる繊維の剛化を
包含することができる。
【0056】 繊維が吸収層として使用される場合は、繊維は場合により熱可塑性物質と組み
合せることができる。熔融の際、この熱可塑性物質の少なくとも一部は、典型的
には内部繊維細管の程度により繊維の交点に移行する。これらの交点は熱可塑性
物質のための結合サイトとなる。冷却されたときは、熱可塑性物質はこれらの交
点で固化して個々の層の各々と一緒に繊維のマトリックス又はウェブを保持する
結合サイトを形成する。これはクリーニングパッドに付加的な全体的完全性を与
えるのに有利である。
【0057】 その種々の効果のうち、繊維交点での結合は、得られた熱結合要素の全体的な
圧縮モジュラス及び/又は強度を増大させる。化学的に剛化されたセルロース繊
維の場合には、熱可塑性物質の熔融及び移行は、もとから形成されているウェブ
の密度及び基礎的重量を維持しながら、得られたウェブの平均気孔ザイズを増大
させる効果も有する。これは、改良された流体の透過性により、及びつぎの暴露
においては、湿ったときの剛性を保持する為の剛化された繊維の結合能力、およ
び湿ったときの及び湿式圧縮での繊維の交点での結合を保持するための熱可塑性
物質の能力により、初期に流体に曝された熱的に結合したウェブの流体獲得性を
改良することができる。掛け値なしに、剛化された繊維の熱的に結合されたウェ
ブは元の全体的容積を保持するが、このように平均内部繊維細管気孔サイズが増
大されるようになった熱可塑性物質により予め占有された容積領域を有する。
【0058】 本発明で有用な熱可塑性物質は、粒状、繊維、又は粒状及び繊維の組み合せを
含む種々の形態であることができる。熱可塑性繊維は数々の内部繊維結合サイト
を形成する能力のために、特に好ましい態様である。適当な熱可塑性物質は、各
層の主たるウェブ又はマトリックスを含有する繊維を過剰に損傷しないであろう
温度で熔融することができる熱可塑性ポリマーから造ることができる。好ましく
は、この熱可塑性物質の融点は約190℃未満、好ましくは約75℃から約17
5℃の間であろう。とにかく、この熱可塑性物質の融点は、熱的に結合された吸
収構造体がクリーニングパッドに使用された場合、貯蔵に適当な温度より低くな
いことでなければならない。熱可塑性物質の融点は典型的には約50℃以上であ
る。
【0059】 熱可塑性物質、特に熱可塑性繊維は、ポリエチレン(例えば、PULPEX(商品名)
)及びポリプロピレンのようなポリオレフィン、ポリエステル、コポリエステル
、ポリ酢酸ビニル、ポリエチルビニルアセテート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリアクリル、ポリアミド、コポリアミド、ポリスチレン、ポリウレ
タン、及び塩化ビニル及び酢酸ビニルのような前記のいずれのコポリマーなどを
含む種々の熱可塑性ポリマーから造ることができる。得られる熱的に結合された
吸収材の所望の性質に基づいて、適当な熱可塑性物質としては、例えばポリエチ
レン又はポリプロピレンのようなポリオレフィン、ポリアクリル、ポリアミド、
ポリスチレン、ポリウレタンなどから導かれる界面活性剤処理又はシリカ処理さ
れた熱可塑性繊維のような親水性とされている疎水性繊維がある。疎水性熱可塑
性繊維の表面は、ノニオン性又はアニオン性界面活性剤のような界面活性剤の処
理により、例えば繊維に界面活性剤をスプレーすることにより、繊維を界面活性
剤中に漬けることにより又は可塑性繊維を製造する際にポリマー熔融物の一部と
して界面活性剤を包含させることにより親水性を与えることができる。熔融及び
再凝固の際に、界面活性剤は可塑性繊維の表面に保持される傾向があるようであ
る。適当な界面活性剤としてはノニオン性界面活性剤、例えばICI America Inc.
により製造されているBrij(商品名)76及びGlyco Chemical,Inc.よりPegosperse の商品名で販売されている種々の界面活性剤がある。ノニオン性界面活性剤、及
びアニオン性界面活性剤も使用することができる。これらの界面活性剤は、例え
ば熱可塑性繊維のcm2当たり約0.2〜1gのレベルで、熱可塑性繊維に塗付す ることができる。
【0060】 適当な熱可塑性繊維は単一ポリマー(一成分繊維)から造ることができ、或は
1つより多いポリマー(例えば二成分繊維)から造ることができる。ここで使用
される「二成分繊維」とは、異なるポリマーから造られる熱可塑性さやの中に包
まれた1つのポリマーから造られた芯繊維を含有する熱可塑性繊維を意味する。
さやを含有するポリマーは、しばしば異なる、典型的には芯を含有するポリマー
よりも低い温度で熔融する。結果として、これらの二成分繊維はさやポリマーの
熔融により、芯ポリマーの所望の強度特性を保持しながら、熱的な結合を与える
【0061】 ここでの使用に適当な二成分繊維は次のポリマーの組み合せを有するさや/芯
繊維を包含することができる:ポリエチレン/ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル/
ポリプロピレン、ポリエチレン/ポリエステル、ポリプロピレン/ポリエステル、
コポリエステル/ポリエステルなど。ここでの使用に特に適する二成分繊維は、 ポリプロピレン又はポリエステル芯、及び低熔融コポリエステル、ポリエチルビ
ニルアセテート又はポリエチレンのさや(例えばDanaklon a/s,Chisso Corp.か ら入手可能な及びHerculesから入手可能なCELBOND(商品名))を有するものであ る。これらの二成分繊維は、同心円又は非同心円であることができる。ここで使
用される用語「同心円」及び「非同心円」とは、さやが二成分繊維の断面積を通
して等しい或は等しくない厚さを有する場合をいう。非同心円二成分繊維は小さ
い繊維厚さで大きな圧縮強度を与える際に望ましい。
【0062】 熱的に結合された繊維物質の製造法は、米国係属特許出願第08/479,096号(199
5年7月3日出願)(Richardsら)(特に16-20頁参照)及び米国特許第5,549,589号(199
6年8月27日発行)(Horneyら)(特に9-10欄参照)に記載されている。これらの文献 はここに参考として合体される。
【0063】 吸収層は、「超吸収性物質」として上記したものの高い吸収性を有しないHIPE
由来の親水性高分子発泡体からなることもできる。このような発泡体及びその製
造法については、ここに参考として合体される米国特許第5,550,167号(1996年8 月27日発行)(DeaMarais) 及び米国係属特許出願第08/370,695号(1995年1月10日 出願)(Stoneら)に記載されている。
【0064】 クリーニングパッドの吸収層は均一な物質、例えばセルロース繊維(場合によ
り熱的に結合された)と膨潤性超吸収性ゲルポリマーのブレンドからなることが
できる。代わりに、吸収層は物質の別々の層、例えば熱的に結合された空気入り
物質の層と超吸収性物質の別の層からなることができる。例えばセルロース繊維
の熱的に結合された層は超吸収性物質より低く(即ち下に)配置させることがで
きる(即ち超吸収性物質と集塵層との間)。同時に流体の取り込みを最初は遅ら
せながら、圧力下での流体の高い吸収容量及び保持性を達成するために、吸収層
を形成するときに、このような別々の層を使用することが好ましい。これに関し
ては、超吸収性物質は吸収層の最も低い面として、少ない吸収層を包含させるこ
とにより集塵層から離れて配置させることができる。例えば、セルロース繊維の
層は、超吸収性物質より低く(即ち下に)配置させることができる(即ち超吸収
性物質と集塵層との間)。
【0065】 好ましい態様においては、吸収層はセルロース繊維の熱的に結合された空気入
りウェブ(Weyerhaeuserから入手可能なFlint River)及びAL Thermal C (Danaklon a/sから入手可能な熱可塑性樹脂)及び膨潤性ヒドロゲル形成性超吸
収性ポリマーを含有するであろう。超吸収性ポリマーは、別々の層が集塵層から
離れている吸収層の表面近くに配置されているように合体されることが好ましい
。例えば(場合により熱的に結合された)セルロース繊維の薄い層は、包み込み
を高めるために、超吸収性ゲルポリマーの上に位置されることが好ましい。
【0066】任意であるが、好ましい集塵層 集塵層はクリーニング中に汚れた表面と接するクリーニングパッドの一部であ
る。このように、集塵層として有用な物質は、該層がクリーニング工程中にその
完全性を保持するように十分に耐久性であることが好ましい。また、クリーニン
グパッドが溶液と組み合せて使用されたとき、集塵層は液体及び汚れを吸収する
ことができ、その液体及び汚れを吸収層へ廃棄することができることが好ましい
。これは、集塵層がクリーニングされる表面から付加的な物質を連続的に除去す
ることができることを確実にする。道具はクリーニング溶液と共に(即ち湿った
状態で)使用されるか、、又はクリーニング溶液なしで(即ち乾燥状態で)使用
されるかに拘わらず、集塵層は、粒状物質の除去と共に、クリーニングされる表
面の艶だし、脱埃、及び緩衝のような他の機能を促進するであろう。
【0067】 集塵層は単一層、又は汚れた表面の集塵及び粒状物の取り込みを促進するため
にスリットされていることができる1つ以上の層を有する複数層構造であること
ができる。この集塵層は汚れた表面を通るように、汚れ(及び使用された場合は
クリーニング溶液)と相互作用し、しつこい汚れをゆるめ且つ乳化し、そしてパ
ッドの吸収層中に自由に通過することを可能にする。集塵層は大きな粒子状汚れ
の自由な移動のための容易な通路を提供し且つパッドの吸収層内に陥れるように
なる開口(即ちスリット)を有する。低密度構造体は、粒状物のパッド吸収層へ
の移送を促進させる為に、集塵層として使用するのに好ましい。
【0068】 所望の完全性を与えるために、集塵層に特に適する物質としては、合成物、例
えばポリオレフィン(例えばポリエチレン及びポリプロピレン)、ポリエステル
、ポリアミド、合成セルロース(例えばRAYON(商品名))、及びそれらのブレン ドがある。このような合成物質は、公知の方法、例えばカード、スパンボンド、
メルトブロー、エアライド、ニードルパンチなどを用いて製造することができる
【0069】 C.任意の取り付け(attachment)層 本発明のクリーニングパッドは場合により取り付け層を有することができ、該
取り付け層は好ましい道具のハンドル又は好ましい道具の支持ヘッドにパッドを
接続する。取り付け層はこれらの態様には必要であるが、その際取り付け層はハ
ンドルの支持ヘッドにパッドを取り付けるためには適当ではないであろう。取り
付け層は、クリーニングパッドの上部表面(即ち、ハンドル接触表面)を通る流
体の流れを防止する手段としての機能を有し、そしてさらにパッドの完全性を高
めることができる。集塵及び吸収層のように、取り付け層は、それが上記要求に
合致するかぎり、単一層又は複数層構造からなることができる。
【0070】 本発明の好ましい態様においては、取り付け層は公知のフック及びループ技術
を使用してハンドル支持ヘッドに機械的に取り付けられうる表面を有するであろ
う。このような態様においては、取り付け層はハンドル支持ヘッドの底面に永久
的に固定されたフックに機械的に取り付けられている少なくとも1つの表面を有
するであろう。
【0071】 所望の流体不透過性及び取り付け性を達成するために、例えばメルトブロー、
フィルム及び繊維、不織布構造物を含有する積層構造体を使用することが好まし
い。好ましい態様においては、取り付け層は2層のスパンボンドポリプロピレン
の間にメルトブローポリプロピレンフィルムを有する3層材料である。
【0072】 D.任意であるが、好ましい複数平面層 クリーニングパッドの吸収及び保持能力は硬い表面クリーニング性能に重要で
あると決められているが(ここに参考として合体される米国係属特許出願第08/7
56,507号(Holtら)、米国係属特許出願第08/756,864号(Sherryら)及び米国係属特
許出願第08/756,999号(Holtら)、これらはいずれも1996年11月26日出願参照)
、好ましい性能はクリーニングパッドの全体の構造を適切に特定することにより
達成することができる。
【0073】 特に、本質的に平らな床に接触する表面を有するパッド(即ちクリーニング中
に汚れた表面と接触するための本質的に1つの平らな表面)は、クリーニング溶
液が吸収層へ移送される主点である主要な端に汚れがビルドアップする傾向があ
るので、最高の性能を与えない。
【0074】 好ましいパッドはクリーニング中に複数の平らな表面を与え、且つ高められた
性能を与える。図2を引用すれば、クリーニングパッド100は、パッドがハンド ルに取り外し可能に取り付けられた上部表面103を有するものが描かれている。 クリーニングパッド100はクリーニング中に床又は他の硬質面と接触する一般に 110として描かれているのような低部表面も有する。低部表面110は実際には実質
的に3つの平らな面112、114及び116からなる。図示するように、面112及び116 に対応する平面は、面114に対応する平面と交差する。従って、パッド100が取り
付けられている道具が停止状態からYfで示される方向に移動されたとき、摩擦 がパッド100を「ロック」し、ついで低部表面116がクリーニングされる表面と接
触する。Yf方向への移動を少なくすると、低部表面114はついでクリーニングさ
れる表面と接触するであろう。道具及びパッドは停止からYbの方向に移動され
たときは、摩擦がパッド100をロックし、ついで低部表面116がクリーニングされ
る表面と接触する。このクリーニング動作を繰り返すと、汚れた面と接するパッ
ドの一部は一定して交換される。
【0075】 好ましいパッドでクリーニングが高められるのは、一部にはクリーニング中の
前後動作から生ずる「リフト」作用によるものと思われる。特に、一方向のクリ
ーニング動作が停止され且つ道具に掛けられる力がパッド100をロックして、表 面が接触する平らな面が面112(又は116)から面114に移動された場合、汚れは上 の方向へ移動される。
【0076】 本発明のクリーニングパッドは、たとえクリーニング工程中に圧力が掛かって
いる間でも、吸収された流体を保持することができなければならない。これは、
吸収された流体の「滲み出し」を避けるためのクリーニングパッドの能力のこと
であり、反対に吸収された流体を圧力下に保持するための能力のことである。滲
み出しを測定する方法は試験法の項で記述する。詳しくは、該試験では、飽和し
たクリーニングパッドが0.25psiの圧力下に流体を保持する能力が測定され る。本発明のクリーニングパッドは、好ましくは約40%以下、より好ましくは
約25%以下、さらにより好ましくは約15%以下、最も好ましくは約10%以
下のはみ出し値を有するであろう。
【0077】 III.クリーニング道具 上記の洗剤組成物は、表面をクリーニングするための道具と共に使用すること
が望ましく、該道具は下記aのハンドル及びbのクリーニングパッドを含有する
: a.ハンドル;及び b.超吸収性物質の有効量を含有し且つ複数の実質的に平らな表面を有するク
リーニングパッドであって、その際実質的に平らな表面の各々はクリーニングさ
れる表面と接触し、より好ましくは該パッドは長さ及び幅を有する取り外し可能
なクリーニングパッドであり、該パッドは i)集塵層;及び ii) 第1層及び第2層を有し、その際第1層は集塵層と第2層の間に(即ち第 1層は第2層の下に)配置されており且つ第2層よりも小さな幅を有する吸収層 ; を含有する。
【0078】 好ましいパッドにより提供されるクリーニング性能の重要な観点は、クリーニ
ング操作中に汚れた表面と接する複数の平らな表面を与える能力に関するもので
ある。モップのようなクリーニング道具については、これらの平らな表面は典型
的なクリーニング操作中に(即ち道具がパッドのY次元又は幅に実質的に平行な
方向に前後して移動された場合)、平らな表面の各々はクリーニングパッドがロ
ックされた結果としてクリーニングされる表面と接触する。本発明のこの観点及
び与えられる利益は図面を参考にして詳しく述べる。
【0079】 熟練者は本発明を実施するのに種々の物質が使用しうることを認識するであろ
う。従って、種々の道具及びクリーニングパッドの構成要素について以下に記述
するが、本発明の範囲はこれらの開示に限定されるものではないことを認識すべ
きである。
【0080】 a.ハンドル 上記のクリーニング道具のハンドルは、クリーニング道具をしっかりと握るこ
とができるであろう何れの物質でもよい。クリーニング道具のハンドルは実際の
クリーニングを提供するであろう長い、耐久性の物質からなることが好ましいで
あろう。ハンドルの長さは道具の末端使用により規定されるであろう。
【0081】 ハンドルは、クリーニングパッドが取り外し可能に取り付けられた支持ヘッド
を一末端に有することが好ましい。使用の容易性を促進するために、支持ヘッド
は公知の結合取り付け具を使用してハンドルに中心的に取り付けることができる
。クリーニングパッドを支持ヘッドに取り付けるための適当な手段は、クリーニ
ングパッドがクリーニング工程中に固定されて存続するかぎり、いずれも使用す
ることができる。適当な固定手段の例としては、クランプ、フック及びループ(
例えば、VELCRO(商品名))などがある。好ましい態様においては、支持ヘッドは
吸収性クリーニングパッドの上部表面(好ましくは別の取り付け層)に機械的に
取り付けられている低部表面上にフックを有するであろう。
【0082】 流体分配手段を有する好ましいハンドルは図1に描かれており、ここに参考と
して合体される米国係属特許出願第08/756,774号(1996年11月26日出願)(V.S. Pingら)に詳しく記述されている。流体分配手段を有しない他の好ましい態様は 図1a及び1bに描かれ、ここに参考として合体される米国係属特許出願第08/7
16,755号(1996年9月23日出願)(P&G)(A.J.Irwin,Case6062)に詳しく記述されてい
る。
【0083】 b.クリーニングパッド 上記のクリーニングパッドはハンドルへの取り付け具なしで、又は上記のクリ
ーニング道具の一部として使用することができる。従って、該パッドはハンドル
に取り付ける必要性がないものと解すること、即ちパッドはハンドルと組み合せ
て、又は単独品として使用することができる。このように、上記したような任意
の取り付け層を有するパッドを調製することが好ましい。取り付け層のないパッ
ド自身は上記したようなものである。
【0084】 ここに使用される用語「直接的流体連絡(direct fluid communication)」とは
、挿入された層による実質的な連絡、移動、又は制限なしで、流体が2つのクリ
ーニングパッド要素又は層(例えば集塵層と吸収層)の間を容易に移動すること
ができることを意味する。例えば、ティッシュ、不織布ウエブ、建築用接着剤な
どを、これらが、「直接的流体連絡」を維持しながら、1つの要素から他の要素
へ通過するときに流体を実質的に妨げないか又は制限しないかぎり、2つの別の
要素間に存在させることができる。
【0085】 ここで使用される用語「Z-次元」とは、本発明のクリーニングパッド又はそ れらの構成要素の長さ又は幅に直角の次元をいう。Z-次元は通常、クリーニン グパッド又はパッドの構成要素の厚さに対応する。
【0086】 ここで用される用語「X-Y次元」とは、クリーニングパッド又はそれらの構 成要素の厚さに直角の面をいう。X及びY次元は通常、クリーニングパッド又は
パッドの構成要素の長さ及び幅にそれぞれ対応する。一般に、クリーニングパッ
ドがハンドルと組み合せれ使用された場合は、道具はパッドのY-次元に平行に 移動されるであろう(以下の議論参照)。
【0087】 ここで使用される用語「層」とは、主次元がX-Yである、即ちその長さ及び 幅に沿ったクリーニングパッドの一員又は要素をいう。層という用語は物質の単
一層又はシートに必ずしも限定されないものと理解すべきである。従って、層は
積層体、幾つかのシートの組み合せ又は要求されるタイプの物質のウエブからな
ることができる。従って、用語「層」は「複数の層」又は「層状化されたもの」
を包含する。
【0088】 ここで使用される用語「親水性」とは、その上に沈着した水性流体により湿り
うる表面を言うときに使用される。親水性及び湿り性は典型的には、関係する流
体と固体表面の接触角及び表面張力により定義される。これについては、ここに
参考として合体されるはRobert F.Gouldの Contact Angle, Wettability and Adhesion , American Chemical Society発行(1964)に詳しく議論されている。流 体と表面の間の接触角が90度未満のとき、又は流体が表面に自然に広がる傾向
のあるときは、両状態は通常共存するが、該表面は流体により湿ると言われてい
る。反対に、接触角が90度より大きいとき、又は流体が表面に自然に広がらな
いときは、該表面は「疎水性」であると考慮される。
【0089】 ここで使用される「スクリム(scrim)」とは、クリーニングパッドの集塵層の 表面接触側に織地(texture)を提供する耐久性物質を意味し、クリーニングパッ ドの吸収層への要求される流体の移動を可能にするのに十分な開口を有する。適
当な物質としては連続した開口構造体、例えば合成及びワイヤーメッシュスクリ
ーンを有する物質がある。これらの物質の開口領域は、それらの相互に連絡する
基準の厚さなどを調節することにより、メッシュを含有するそれらを相互に連絡
する数々の基準を変えることにより容易に調節することができる。他の適当な物
質としては、織地が基材上にプリントされた不連続模様によって与えられるよう
なものがある。この観点では、要求される織地を与えるために、耐久性物質(例
えば合成物)は基材上に連続又は不連続模様、例えば独立したドット及び/又は
ラインがプリントされていることができる。同様に、連続又は不連続模様は、つ
いでスクリムとして働くであろう解放物質上にプリントされうる。これらの模様
は繰り返しであることができ、或はランダムであることができる。所望の織地を
与えるために記述される1つ以上のアプローチは、任意のスクリム物質を形成す
るために組み合せることができるものと理解されよう。スクリム及び集塵基材層
のZ次元の高さ及び開口領域、は流体の吸収芯物質への流れの調節及び/又は妨
害を助ける。スクリム及び/又は集塵基材のZ次元の高さは、液体の吸収の速度
、流体の吸収芯物質への連絡を同時に調節しながら、集塵基材クリーニング面と
接触する液体の容量を調節する手段の提供を助ける。
【0090】 本発明の目的のためには、クリーニングパッドの「上部」層はそれぞれクリー
ニングされるべき表面からさらに比較的離れている層である(即ち道具において
は、使用中にハンドルに比較的接近している)。用語「低部」とは、反対に、ク
リーニングされる表面に比較的近くのクリーニングパッドの層を意味する(即ち
、道具において、使用中は道具のハンドルから比較的離れている)。このように
、集塵層は最下部層であり、且つ吸収層は集塵層に対して上部の層である。用語
「上部」(upper)及び「下部」(lower)は複数の厚さである層に関するときは
(例えば集塵層が2つの厚さの物質であるときは)同様に使用される。 「上」(above)及び「下」(below)はクリーニングパッドの厚さ中に2つ以上
の物質の相対的配置を述べるときに使用される。説明の仕方として、物質Bが物
質Aより集塵層に近く配置されているならば、物質Aは物質Bの上である。同様
に、物質Bは物質Aの下である。 ここで使用される全てのパーセント、比率及び割合は、特記しないかぎり重量
基準であり、全ての数値限定は正確な通常の限定内での通常の近似値である。
【0091】 IV.クリーニングパッドの他の態様 しつこい汚れ残渣を除去するパッドの能力を高め且つクリーニング表面と接す
るクリーニング流体の量を増加させるために、スクリム物質をクリーニングパッ
ド中に合体させることが望ましい。スクリムは、特に使用中の圧力がパッドに掛
けられたときに、パッド集塵層に織地を与えるような耐久性で丈夫な物質から成
るであろう。好ましくは、スクリムはクリーニングされる表面に極めて近接する
ように配置されるであろう。従って、スクリムは、集塵層又は吸収層の一部とし
て合体させることができ;或は別の層として、好ましくは集塵層と吸収層の間に
位置するように包含させることができる。1つの好ましい態様においては、スク
リム物質が全体のクリーニングパッドとして同じX-Y次元にある場合は、スク リム物質はクリーニングされる表面と十分には直接接触しないように合体される
ことが好ましい。これは硬い表面をパッドが容易に移動する能力を維持し、且つ
使用されたクリーニング溶液の不均一な除去を防ぐことを助けるであろう。この
ように、スクリムが集塵層の一部である場合は、スクリムはこの要素の上部層と
なろう。勿論、スクリムはその集塵機能を与えるために、同時に十分に低い位置
であるべきである。従って、スクリムは、吸収層の一部として合体されている場
合は、それらの下部の層であろう。別の態様においては、スクリムは、クリーニ
ングされるべき表面と直接接するように置くことが望ましい。 スクリムの適した配置の重要性に加えて、スクリムはパッドを通る流体の流れ
を十分に妨げないことである。従って、スクリムは比較的開口したウエブでであ
る。
【0092】 スクリム物質は丈夫な開口織りウエブを与えるように加工されうる物質であろ
う。このような物質としては、ポリオレフィン(例えばポリエチレン、ポリプロ
ピレン)、ポリエステル、ポリアミドなどがある。これらの種々の物質が種々の
硬度を示すことを熟練者は認識しているであろう。従って、スクリム物質の硬度
は、パッド/道具の末端使用に基づいて調節することができる。スクリムが別の 層として合体されている場合は、このような物質の多くの商業的なソースが(例
えば、Conwed Plasticsからデザインナンバー VO1230として)入手可能である。
代わりに、スクリムは基材上に樹脂又は他の合成物質(例えばラテックス)をプ
リントすることにより合体させることができる。このことについては、ここに参
考として合体されるPing,IIIらの米国特許第4,745,021号(1988年5月17日発行)及
びPing,IIIらの米国特許第4,733,774号(1988年3月29日発行)に開示されている。
【0093】 クリーニングパッドを含有する種々の層は、クリーニング工程中に十分な完全
性を有するパッドを与える手段を使用して、結合されうる。集塵及び取り付け層
は、接着剤の均一な連続層、接着剤の模様層又は接着剤の別々のライン、又は螺
旋又はスポットの整列の使用を含む種々の結合手段のいずれかにより、吸収層と
又はそれらが互いに結合されうる。代わりに、結合手段は、当該技術において公
知の熱結合、圧力結合、超音波結合、動的機械結合、又は他の適当な結合手段、
或はこれら結合手段の組み合せを包含する。結合は、クリーニングパッドの表面
に模様が形成されるようにクリーニングパッドの周囲(例えば集塵層と任意の取
り付け層及び/又はスクリム物質の熱シール)、及び/又はクリーニングパッド
の(X-Y面)の領域であることができる。クリーニングパッドの層を超音波加 熱により結合してパッド領域の結合を形成することは、使用中に別のパッド層の
剪断を避けるために完全性を与えるであろう。
【0094】 本発明のクリーニングパッド描いた図面を参考にすれば、図3は取り外し可能
なクリーニングパッド200の遠近図であり、これは集塵層201、取り付け層203、 及び集塵層と取り付け層の間に配置された吸収層205からなる。複数の実質的に 平らな表面を有するクリーニングパッド200は図示されていない。上記のように 、図3は物質の単一層として201、203及び205を各々図示しているが、これらの 層の1つ以上は2つ以上が重なった積層体からなることができる。例えば、好ま
しい態様においては、集塵層201はカードされたポリプロピレンの2つの重なっ た積層体で、下部層がスリットされている。また、図3には示されていないが、
流体の流れを抑制しない物質を集塵層201と吸収層203の間及び/又は吸収層203 と取り付け層205の間に配置させることができる。しかしながら、クリーニング パッドの要求される吸収性を与えるために、集塵層と吸収層は実質的に流体連絡
性であることが重要である。図3は全てのクリーニングパッドがX及びY次元に
おいて等しい寸法を有するクリーニングパッド200が描かれているが、層201及び
205が完全性を与えるためにパッドの周囲で結合されうるように、集塵層201及び
取り付け層205は吸収層より大きいことが好ましい。集塵層及び取り付け層は、 吸収層と、又はそれらが互いに、接着剤の均一な連続層、接着剤の模様層又は接
着剤の別々のライン、螺旋又はスポットの整列の使用を含む種々の結合手段のい
ずれかにより結合されうる。代わりに、結合手段は、当該技術において公知の熱
結合、圧力結合、超音波結合、動的機械結合、又は他の適当な結合手段、或はこ
れら結合手段の組み合せを意味する。結合は、集塵層201の表面に模様が形成さ れるようにクリーニングパッドの周囲及び/又はクリーニングの表面であること
ができる。
【0095】 図4は本発明のクリーニングパッドの態様の吸収層305の分解遠近図である。 クリーニングパッド集塵層及び任意の取り付け層は図4には示されていない。こ
の態様では吸収層305は三積層構造体として描かれている。特に、吸収層305は30
7として示され、繊維物質の2つの別の層306及び308の間にある超吸収性ゲル物 質の別の層からなることが示されている。この態様においては、高濃度の超吸収
性ゲル物質の領域307のために、超吸収性物質は上記したようにゲルブロッキン グを示さないことが好ましい。特に好ましい態様においては、繊維層306及び308
は各々セルロース繊維の熱的に結合された繊維基材であることができ、下の繊維
層308は集塵層(図示せず)と直接的流体連絡性を有するであろう(代わりに、超
吸収性物質が比較的高い重量%の層で存在することが好ましい場合は、層307は 繊維物質と超吸収性物質の混合物であることができる)。また、層306は、等しい
幅を有するように描かれているが、好ましい態様においては層307より幅が広く 、層307は層308より幅が広い。集塵層及び取り付け層を包含するときには、この
ような組み合せは本発明の複数の実質的に平らな表面を有するパッドを与えるで
あろう。
【0096】 図5は集塵層401、取り付け層403、及び集塵層と取り付け層の間に配置されて
いる一般に404と示されている吸収層を有するクリーニングパッド400の(y-z 面の)断面図である。吸収層404は3つの別々の層405、407及び409からなる。層
409は層407より幅広であり、層407は層405より幅広である。この吸収層物質の先
細りは一般に411、413及び415として示されている複数の平らな層を与える(議 論のために、表面411は、パッドが道具に取り付けられているときはクリーニン グパッド400の前端といい;表面413はパッドの後端という)。一態様においては
、層405及び407は高濃度の超吸収性物質を含有するが、層409は超吸収性物質を 殆ど含有しないか、含有しない。このような態様においては、層405及び407の1
つ又は両方は超吸収性物質と繊維物質の均一なブレンドから成ることができる。
代わりに、1つ又は両層は別の層、例えば超吸収性粒子の本質的に連続した層で
囲まれた2つの繊維層からなることができる。
【0097】 必要ではないが、最前面及び後端での超吸収物質のレベルを減ずること、又は
それを省略することが望ましいことがわかった。これは、超吸収物質なしで吸収
層409を構成することにより達成された。
【0098】 V.試験法 A.圧力下の性能 この試験は、ピストン/シリンダー組み立て品中に後で封入されたクリーニン グパッドについての脱イオン水のg/g吸収を0.09psi(約0.6kPa)の初
期限界圧力下で決定するものである(クリーニングパッドサンプルの組成物に基
づき、試験中にサンプルは水を吸収及び膨潤するので限定圧力は僅かに減少する
)。試験の目的は、パッドが使用状態(水平芯(wicking)及び圧力)に曝された 場合、実動期間に亙り流体を吸収するクリーニングパッドの能力を評価すること
である。 PUP容量試験のための試験流体は脱イオン水である。この流体は、要求され
た吸収条件下で、ゼロに近い水圧においてクリーニングパッドにより吸収される
【0099】 この試験のために適当な装置510は図6に示されている。この装置の一端に、 カバー514を有する(ペトリ皿のような)流体溜512がある。溜512は一般に516と
して示されている分析用天秤の上に置かれている。装置510の他の端は、一般に5
18として示されるガラス製炉、炉518内に固定された一般に520として示されてい
るピストン/シリンダー組み立て品、及び炉518の上に固定され且つ底は開いてお
り、頂部は閉じているがピンホールを有する、一般に522として示されている円 筒状プラスチックガラス炉カバーである。装置510は、524及び531aとして示され
ている細いガラス管部分、531bとして示されている可撓性プラスチック管(内径1
/4インチ,外径3/8インチ,Tygon tubing)、停止弁アセンブリ526及び538、及びガ
ラス管524及び531aおよび停止弁アセンブリ526及び538を接続するためのテフロ ン接続具548、550及び552からなる方向に流体を運ぶための系を有している。停 止弁アセンブリ526は、3方向バルブ528、主流体ライン系中のガラス細管530及 び534、及び溜512をを補給するため及びガラス製炉中のガラス製円盤を洗浄する
ためのガラス細管の部分532、及び系のドレインとして働くガラス細管の部分544
からなる。
【0100】 図7を参考にすれば、アセンブリ520はシリンダー554、556で示されているカ ップのようなピストン、及びピストン556内に固定された錘558からなる。シリン
ダー554の底には、取り付け前に2方向にストレッチして張られたNo.400メッシ ュのステンレススチール布状スクリーン559が取り付けられている。560として示
されるクリーニングパッドサンプルは、スクリーン559と接する表面-接触(又は 集塵)層と共にスクリーン559の上に置いてある。クリーニングパッドサンプルは
5.4cmの直径を有する円筒状サンプルである(サンプル560は単一層として描 かれているが、該サンプルは、実際に、カットされたパッドにより含まれる全て
の層を有する円筒状のサンプルからなる)。円筒554は、透明なLEXAN(商品名)ロ
ッド(又はその均等物)を有し且つ内径6.00cm(面積=28.25cm2)、厚さ約5mm 、及び高さ約5cmを有する。ピストン556は、テフロンカップの形態であり、し っかりした耐久性をもってシリンダー554中に機械的に固定されている。円筒状 のステンレススチール製錘558はピストン556内にぴったりと機械的に固定されて
おり、容易に取り除けるように頂部にハンドル(図示せず)で固定されている。ピ
ストン556と錘558の合計重量は145.3gであり、22.9cm2の面積につい て0.09psiの圧力に相当する。
【0101】 装置510の構成要素は、10cmの水圧下でそこを通る脱イオン水の流速が少な くとも0.01g/cm2であるようなサイズであり、その際該流速はガラス製炉518
の面積により正常化される。流速に特に影響を与える因子はガラス製炉518中の ガラス製円盤、およびガラス管524、530、534、542及び531aの内径、及び停止弁
528及び540の透過性である。
【0102】 溜512は、0.1g/時間未満の流れにより少なくとも0.01gに正確な分 析用天秤516の上に置かれている。この天秤は、(i) 環視天秤重量がPUP試験
の初めからプリセット時間間隔で変えられる及び(ii)天秤の感度に基づいて0.01
-0.05gの重量変化で自動開始にセットされるようなソフトウエアを有するコン ピュータに接続されていることが好ましい。溜512に入っている細管524は、その
底又はカバー514に接触してはいけない。溜512中の流体(図示せず)の容量は、
測定中に空気が細管524の中に引き込まれないように十分でなければならない。 溜512中の流体のレベルは、測定の開始時において、ガラス製炉518中のガラス製
円盤の上面の下約2mmであるべきである。これは、ガラス製円盤上に流体の小
さい滴を置くこと及び溜512にゆっくりと戻る重量を監視することにより確認す ることができる。このレベルは、ピストン/シリンダー組み立て品520が炉518内 に置かれているときは、十分に変えるべきでない。溜は、〜40mlの抜き出しが
3mm未満の流体の高さを生ずるように、十分に大きな直径を有するべきである。
【0103】 測定前に、アセンブリは脱イオン水で満たされる。ガラス製炉518中のガラス 製円盤は先に洗浄されるので新しい脱イオン水で満たされる。空気泡はガラス製
円盤の底面、及び炉と溜と接する系から除去される。下記する手順は3方向停止
弁の連続操作により実施される: 1.ガラス製円盤の上面の過剰な流体はガラス製炉518から除かれる(例えば注 がれる)。 2.溜512の溶液の高さ/重量は適当なレベル/値に調節される。 3.ガラス製炉518は溜512に対して正しい高さに置かれる。 4.ついで、ガラス製炉518はガラス製炉のカバー522により覆われる。 5.溜512及びガラス製炉518は、開いた接続部中の停止弁アセンブリ526及び53 8の弁528及び540により平衡にされる。 6.ついで、弁528及び540が閉められる。 7.ついで、弁540が回され、炉がドレイン管544へ開かれる。 8.系は5分間この位置で平衡にされる。 9.ついで、弁540が閉鎖位置に回される。
【0104】 上記工程7−9は5cm以下の小さな水圧吸引によりガラス製炉518の表面を一時 的に乾かす。この吸引は管544の開いた末端がガラス製炉518のガラス製円盤の5
cm下のレベルに伸びており且つ脱イオン水で満たされている場合に適用され、。
典型的には0.004gまでの流体がこの手順中に系から排出される。この手順
はピストン/シリンダ組み立て品520がガラス製炉518内に置かれているときは脱 イオン水の早計な吸収を防止する。手順中にガラス炉から排出される流体の量(
ガラス製炉の収集重量又は”Wffe”という)は、ピストン/シリンダ組み立て品 520なしで20分間のPUP試験を行うことにより測定される。この手順により ガラス製炉排出される本質的に全ての流体は試験が始まったときに炉により直ち
に再吸収される。従って、その量はPUP試験中に溜から除去される流体重量か
らこの収集重量を引くことが必要である(下記参照)。
【0105】 丸いダイカットサンプル560がシリンダー554中に置かれる。ついで、ピストン
556がシリンダー554へスライドされ、そしてクリーニングパッドサンプル560の 頂部に置かれる。ピストン/シリンダ組み立て品520が炉518のガラス部分の頂部 に置かれ、錘558がピストン556へスリップされ、ついで炉518の頂部が炉カバー5
22で覆われる。天秤の読みの安全性をチェックした後、炉518と溜512が接続され
る弁528及び540を開くことにより、試験が開始される。自動開始により、炉518 が流体を再吸収したときに、データ収集が直ちに始まる。
【0106】 データは1200秒(20分)の合計時間に亙る間隔で記録され、PUP吸収容量が下
記式で決定される: t1200吸収容量(g/g) = [Wr(t=0)−Wr(t=1200)−Wffc]/Wds 式中、t1200吸収容量は、1200秒後のパッドの吸収g/gであり、Wr(t=0)は開始
前の溜512の重量gであり、Wr(t=1200)は開始1200秒後の溜512の重量gであり
、Wffcはガラス製炉の収集重量であり、Wdsはクリーニングパッドサンプルの
乾燥重量である。サンプルのt30及びt900吸収容量は、Wr(t=30)及び Wr(t=900)(即ち開始後、それぞれ30秒及び900秒での溜の重量)を除き 、上記の式を用いて同様に測定される。サンプルのt30%吸収は、[t30吸収容 量]/[t900吸収容量]×100%として計算される。
【0107】 B.滲み出し(Squeeze-out) 使用圧力に付されたときにクリーニングパッドが流体を保持する能力は、従っ
て、流体の滲み出しを避けるための能力は、本発明のもう一つの重要なパラメー
ターである。「滲み出し」は0.25psi(1.5pKa)の圧力下でWhatman濾紙に よりサンプルから滲んだ流体の量を決定することによりクリーニングパッド全体
で測定される。滲み出しは、水平の芯(特に、集塵又は表面接触層からなるパッ
ドの表面からの芯)を経て脱イオン水で容積が飽和されているサンプルで行われ
る(飽和されたサンプルを得るための1つの手段は、ここに参考として合体され
るDyerらの米国特許出願第08/542,479号(1995年10月13日出願)の Horizontal Gravimetric Wicking methodとして記載されている)。流体含有サンプルは、好
ましくはサンプルの表面に等しく分配された圧力を与えるであろう空気バッグを
使用して、それぞれの圧力を供給しうる装置に水平に置かれる。滲み出しの値は
、湿ったサンプルの重量当たり試験流体のロスの重量として報告される。
【0108】
【実施例】
吸収性クリーニングパッドの使用の内容 線状アルコールエトキシレート洗浄性界面活性剤(Shell Chemical Co.から入 手可能なNeodol 1-5(商品名))及びアルキルスルホネート(Stepan Co.から入手可
能な線状C8スルホネート,Bioterge(商品名));約1%のエタノール(Quantum Chemicals);約0.75%のプロピレングリコールn-ブチルエーテル(Dow Co.) ;約0.006%のDow Corning AF 泡抑制剤(Dow)及び約0.05%の2-アミノ
-2-メチル-1-プロパノール;染料及び香料を含む補助剤及び残部が脱イオン水を
含有する洗剤組成物/約0.12%の洗浄性界面活性剤含有溶液をベースとして 使用し、その際種々のポリマー及びガムが床の最終クリーニング結果の性能比較
のために加えられる。この試験は(有効量のナトリウムポリアクリレート、好ま
しくは架橋されたナトリウムポリアクリレート超吸収性物質を含有する)吸収性
クリーニングパッドでなされる。
【0109】試験要項 試験は、ペイントローラーを用いて油状の粒子状の汚れ液で2’×2’の領域
を汚すことに関する(溶剤の蒸発後タイルに塗付された約0.5gの汚れ)。つ
いで、各床の領域は8mlの溶液(下2枚のタイルに塗付)及び約5.75”×5.7 5”の寸法の(この出願内に開示の)吸収性パッドを用いてクリーニングされる。
クリーニングパッドは、ハンドル上のべルクロモップヘッドに取り付けられ、そ
して一方向に表面上を進み、ついで他の方向に戻るような上下運動により、床表
面が拭き取られる。ついで、床は異なる時間間隔(約10、30及び60分間)で
最終クリーニング外観について等級付けされる。ついで、タイルは再び汚され、
第2のクリーニング試験が行われる。第2の試験においては、クリーニング溶液
のストレスをシュミレートし且つビルドアップの効果を決定するために、第1試
験からの同じ汚れたパッドが使用される。最終結果の比較は0から4の尺度に基
づき、その際0はなし、4は厳しい縞ありを示す。下記は幾つかのデータの例で
ある(0.25の等級の差異で顕著である)。
【0110】
【表1】
【0111】
【表2】
【0112】 表1及び表2のデータは、特に低いレベルで特定のポリマーを使用した利益を
明らかに示している。キサンタンガム,Jaguar(商品名)ポリマー、ペクチン及び アラビヤゴムは特に印象的である。また、比較例6と7及び実施例12と13は
キサンタンガムがいかに他のポリマーと相乗的に働き、改良を与えることができ
るかを示している。
【0113】 吸収性クリーニングパッドに使用されるが、(蒸留水を用いて)推奨される希
釈により希釈された慣用のクリーナーに加えられるポリマーの衝撃は、上記にリ
ストされた実施要綱のより試験された。指示されたポリマー及びレベルは、商業
的に入手可能な製品である Mr.Clean(商品名)及びPinesol (商品名)(レモン)が 使用される。結果を以下に示す。
【0114】
【表3】
【0115】 表3のデータは、推奨される希釈度に希釈され且つ(この出願に開示の)吸収性
クリーニングパッドが使用されたときは、キサンタンガムは慣用の床クリーナー
の最終結果が改良されうることを明らかに示している。
【0116】慣用のモップ試験 慣用のクリーニング道具を用いた慣用のクリーナーにおける親水性ポリマーの
利益をさらに実証するために、先の試験用の汚ごし要綱を使用して試験がなされ
る。
【0117】スポンジモップシュミレーション 適当な溶液に漬された約2.5”×3.5”×1”のスポンジをハンドルに取
り付け、そして湿気が絞り出される(乾燥スポンジに吸収された60mlの溶液)
。ついで、スポンジは、一方向に表面上を進み、ついで他の方向に戻るような上
下運動により、床表面が拭き取られる。ついで、床は完全に乾燥した後0〜4( 0=最良,4=最悪)の尺度を用いて最終結果の外観の等級付けがなされる。
【0118】帯状モップシュミラーション Libmanの帯状モップヘッドを手に取り、帯を4.75”の長さにカットしてミ
ニ帯状モップを形成する。ついで、ミニ帯状モップヘッドは適当な溶液に漬され
、そして水気が絞り出される(乾燥した道具吸収された約130gの溶液)。各
々のミニ帯状モップヘッドはついで全面を通るように横運動で汚れた床表面が拭
われる。ついで、帯状モップが使用されたときに消費者が用いる拭いパターンを
シュミレートするために、ミニ帯状モップヘッドは上下運動で全表面を通過させ
られる。ついで、床が完全に乾燥した後、最終結果の外観について0〜4の尺度
を使用して等級付けられる。
【0119】床雑巾シュミレーション ヨーロッパ床雑巾(Serpienという)が約9”×10”の寸法にカットされる 。ついで、床雑巾は適当な溶液に浸され、そして水気が絞り出される(乾燥した
道具に吸収された約70gの溶液)。ハンドルに取り付けられた約5”×5”の
平らなモップヘッドを用いて、表面の一方向及び他の方向に通過させる上下運動
で汚れた床表面を床雑巾で拭う。ついで、床が完全に乾燥した後、最終結果の外
観について0〜4の尺度を使用して等級付けられる。
【0120】 商業的に入手可能な製品,Mr.Clean(商品名)及びPinesol(商品名)(レモン)
溶液は推奨される希釈指示により(約7gのトラップ水を用いて)希釈される。
ついで、これらの溶液はキサンタンガムあり、又はなしで慣用のモップを使用し
て試験される。
【0121】
【表4】
【0122】
【表5】
【0123】 表4及び5のデータは、推奨される指示により希釈され且つ慣用のモッピング
系を使用した場合、キサンタンガムは商業的に入手可能な床クリーナーの最終結
果さえも改良することができることを示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 洗浄性界面活性剤が分配されるであろう流体積載分配装置を有する好ましい態
様で使用されるクリーニング道具の遠近図である。
【図1a】 組成物が別々に供給される洗浄性界面活性剤が分配されるであろう流体積載分
配装置を有しない好ましい態様で使用されるクリーニング道具の遠近図である。
【図1b】 図1aに示した道具のハンドルグリップの側面図である。
【図2】 道具の取り外し可能なクリーニングパッドの遠近図である。
【図3】 好ましい態様で使用された使い捨てクリーニングパッドの吸収層の遠近図であ
る。
【図4】 好ましい態様で使用された取り外し可能なクリーニングパッドの吸収層の遠近
図である。
【図5】 好ましい態様で使用されたクリーニングパッドの、y−z面に沿った断面図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 17/04 C11D 17/04 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 シェリー,アラン エドワード アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ロレイン、アベニュー 235、アパートメ ント ナンバー 7 Fターム(参考) 3B074 AA03 AA07 AA08 AB01 AB02 AB04 CC03 4H003 AB14 AC08 BA12 BA16 BA22 DA04 DA05 EB04 EB06 EB14 EB37 EB41 EB46 ED02 FA19 FA28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾かし工程中に床への界面活性剤溶液の分子凝集を抑制しう
    る親水性剪断減粘性ポリマーを、組成物の(1)約0.0001重量%〜約0.2
    重量%、(2)0.0001約重量%〜約0.1重量%又は(3)約0.0005重
    量%〜約0.08重量%含有する床クリーニング用洗剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記親水性剪断減粘性ポリマーが少なくとも約100,000又は少
    なくとも約1,000,000の分子量を有し、且つ場合によりキサンタンガムであり、 又は場合のよりキサンタンガム、グアガム、アラビヤガム、ペクチン及びそれら
    の混合物からなる群から選ばれる請求項1記載の洗剤組成物。
  3. 【請求項3】 (1)洗浄性界面活性剤のレベルが約0.01%〜約0.50
    %であり;1つ以上の溶剤のレベルが約5.0%未満であり;且つpHが約9よ
    り大きい;(2) 洗浄性界面活性剤のレベルが約0.05%〜約0.30%であ り;1つ以上の溶剤のレベルが約5.0%未満であり;且つpHが約9.5より
    大きい;又は(3)洗浄性界面活性剤のレベルが約0.01%〜約0.20%であ
    り;1つ以上の溶剤のレベルが約5.0%未満であり;且つpHが約10.0よ
    り大きい請求項1又は2記載の洗剤組成物。
  4. 【請求項4】 前記組成物が、使用前に、より濃厚な製品形態の水の組成物 1部当り約1:50〜約1:250部の希釈により得られる請求項1〜3のいず
    れか1項記載の洗剤組成物。
  5. 【請求項5】 有効量の泡抑制剤を含有し、該有効レベルが場合により約0
    .0005%〜約0.02%又は約0.001%〜約0.01%のレベルであり
    、該泡抑制剤が場合によりシリコーン泡抑制剤を含有する請求項1〜4のいずれ
    か1項記載の洗剤組成物。
  6. 【請求項6】 洗浄性界面活性剤が主に線状構造を有し、且つ場合により直
    鎖アニオン性及びノニオン性洗浄性界面活性剤からなる群から選ばれる請求項1
    項記載の洗剤組成物。
  7. 【請求項7】 アルカリ性が揮発性アルカリ剤により少なくとも有効量にお
    いて与えられ、該揮発性アルカリ剤が場合により式: CR2(NH2)CR2OH (式中、Rは水素及び/又は1〜4の炭素原子を有し且つ化合物中の炭素原子の 合計は3〜6であるアルキル基である)を有するアルカノールアミンであり、場
    合により2-アミノ2-メチル-1-プロパノールである請求項1項記載の洗剤組成物 。
  8. 【請求項8】 超吸収性物質を含有するパッド、及び約0.5%以下の洗浄
    性界面活性剤;約5.0%未満のレベルの1つ以上の溶剤を含有し;約9より大
    きいpHである洗剤組成物を含有する道具からなるキット。
  9. 【請求項9】超吸収性物質を含有するパッドと共にその使用説明書を携帯し
    ている容器中の請求項1〜7のいずれか1項記載の洗剤組成物。
  10. 【請求項10】 約0.5%以下の洗浄性界面活性剤;約5.0%未満のレ
    ベルの1つ以上の溶剤;場合により有効量の泡抑制剤を含有し;且つ約9より大
    きいpHを有する有効量の洗剤組成物を塗付し、超吸収性物質を含有する吸収構
    造物中に該組成物を吸収させ、又は場合によりひも、スポンジ、帯状モップ又は
    床ぞう布を用いて組成物を吸収させることを包含する、場合によりセラミック、
    ビニル、ポリウレタン被覆ビニル、木材、予備仕上げ木材、及び/又は木材積層
    表面を包含する表面をクリーニングする方法。
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