JP2001518143A - 粒子状フェラス材料からの部品の製造方法 - Google Patents

粒子状フェラス材料からの部品の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 フェラス材料の粒子から部品を製造する方法を提供する。延性の金属もしくは合金の約0重量%よりも多く約50重量%までの層を該粒子の各々の上にメッキする。粒子は圧密されて部品を形成し、そしてその部品を約350℃から約800℃までの温度で約30分から約120分までの時間加熱する。複雑な幾何学的形状を有する部品を粉末冶金によって製造する方法もまた提供される。特定量の第1材料の粒子が用意される。約2重量%から約50重量%までの第2材料の層を各粒子の表面上にメッキすることにより、第2材料を第1材料上に被覆する。該被覆粒子は圧密されて、部品を形成し、該部品は加熱処理される。

Description

【発明の詳細な説明】 粒子状フェラス材料からの部品の製造方法 発明の分野 本発明は、鉄粉末および鋼粉末のような粒子状フェラス(ferrous)材料から部 品を製造することに関する。より詳細には、本発明は、増加した圧粉密度、増加 した強さといった改良した物理的特性を有する、フェラス部品および他の合金材 料からの部品の製造に関する。また、本発明は複雑な幾何学的形状を有する部品 を製造することができ、これらの部品の特性が、冶金学的コーティングを用いて フェラスベース粉末を被覆し、粉末をプレスして部品を製造し、かつ低温加熱プ ロセスを用いることにより改良することができる方法に関する。さらに、本発明 は、粉末冶金ではこれまで入手できなかった合金材料といった、前記方法で使用 されるかまたは前記方法により製造される材料および部品に関する。 発明の背景技術 粉末冶金、すなわちダイプレスで粉状金属をプレスして部品を製造することは 、部品の経済的なソースとして多様な産業で使用されている。しかしながら、現 在の粉末冶金技術を用いて製造されるフェラス金属(例えば、鉄および鋼)部品 は、一般的に、粉末プレスから取り去る時点における100%理論密度(「圧粉 」密度)よりも密度がずっと小さい。例えば、鉄部品が公知の方法を用いてプレ スされる場合、得られる代表的な密度は6.4g/ccから約7.4g/ccの 範囲であり得る。対照的に、最高密度(100%理論密度)の鉄部品の密度は、 約7.8g/ccのはずである。 フェラス焼結体に対する多くの用途は、より高い密度を要求する。その1つの 理由としては、ヤング率、電磁的特性、ポアソン比のような多くの特性が、密度 が増加すると改善されるということがある。現在利用可能な粉末冶金法を用いて 、最高密度のフェラス部品を得ることを困難にしている要因としては、粒子状フ ェラス材料が「加工硬化する(work harden)」ことがある(純鉄は一般的に延性 の材料であるが)。その上、フェラス粉末がプレスされると、粉末の表面上にあ る程度自然に生じた酸化物がこすり落とされ、部品が最高密度および最終形状に プレスされ得る前に、点同士の溶接が粉末間で生 じる。この密度は、常に100%理論密度よりも小さい。その結果、加工硬化す るという結果を克服するために、そして粒子同士の結合を開裂し、ダイ壁の摩擦 を緩和し、そして部品をさらに処理するために、必要なエネルギー消費は大きく 増加する。先行技術の方法においては、粉末と粉末および粉末とダイ壁の両方の 、この点同士の溶接を最小限にする一方法として、プレス前に粉末が有機潤滑剤 で潤滑化される。代表的な先行技術の潤滑剤としては、ステアリン酸亜鉛または ワックスのような数多くの有機化合物が挙げられる。そのような潤滑剤の例、ポ リエーテル潤滑剤が、Lukの米国特許第5,498,276号に教示されてい る。潤滑化は通常、フェラス粉末を部品にプレスするのに必要な仕事量(work ex penditure)を減少させるが、この部品は最高密度にプレスされえないことにもな り得る。なぜならば、部品の内部にある有機潤滑剤の分解産物の外部への輸送を 可能にするためには、この目的のために昇温温度および還元性雰囲気に暴露する 場合、内部の、相互結合空隙率(interconnected porosity)を部品中にある程度 維持しなければならないからである。つまり、そのような「潤滑化した(lubed )」部品が得る圧粉密度は、通常約6.3から約7.0g/cm3である。「脱 潤滑(delubing)」プロセスの間、潤滑剤は、部品の全部分から外に揮発および 拡散するものと予想される。しかしながら、この完全な揮発はいつも生じるとは 限らない。部品は、その後、多孔性を減少させるために、分解アンモニアまたは 水素のような還元性雰囲気下、代表的な焼結温度(材料の融解温度の0.8位か またはそれよりも高い)に暴露される。内部にある潤滑剤はめったに完全に除去 されないため、結果として、部品は完全には焼結しない。それゆえ、部品の欠点 は共通である。その上、幾らかの潤滑剤が部品の内部空隙中に残るため、部品の 全体的特性は低下する。 加えて、クラス9および10のヘリカルギヤ、その他の高精密ギヤ、およびタ イトな寸法公差を有するスプロケットのような複雑な部品の形状は、概して、現 在の技術を用いた粉末冶金により製造できない。なぜならば、必要とされる高温 焼結工程(部品の密度を増加させるため)により部品は元の形から歪められ、商 業的に役立たなくなるためである。従って、そのような複雑な部品は、高価な技 術を用いて個々に機械加工されている。つまり、最高密度の部品をあまり高価で はない粉末冶金技術を用いてフェラス粉 体材料から製造することができる方法、およびプレスした部品の形状が歪まない ように、高温焼結を用いずに最高密度の部品を製造することができる方法が望ま れている。 純鉄は、通常強靭な材料ではないことから、フェラス粉末から製造される部品 の強さを高くするためには、予備混合および予備合金化として一般に知られてい る方法を使用する。予備混合は、鉄粉末を金属もしくは半金属粉末または合金粉 末と均一に混合し、それらを成形し(compact)、そして引き続いて、これらの添 加した金属またはある場合には添加した炭素もしくはリン含有化合物を固溶化(s olid-solubilized)するために加熱下に成形体を焼結する方法である。この方法 は、鉄粉末中の添加金属粉末が、それぞれの比重の差および鉄粉末と添加した粉 末との粒形の差異により、分離または偏析を生じさせるため、理想的とはいえな い。これは、次に、焼結製品の強さおよびサイズに幅広い多様性を引き起こすこ とによって、部品の品質に問題を生じさせる。Liの米国特許第4,323,3 95号は、ベース金属粒子を「合金化元素」の化学溶液に浸漬して、その粒子の 表面をこれらの合金化元素で被覆することによって、この偏析問題を解決するこ とを試みている。このプロセスは浸漬用の合金化元素の可溶性化合物の使用を含 むため、得られるコーティングは真の冶金学的コーティングではなく、かつ化合 物(例えばアニオン)に関する種々の汚染物質を成形された部品に導入する。つ まり、このプロセスは高品質部品を製造するのに、あまり理想的ではない。 予備合金化は、ニッケル、炭素、銅、モリブデン、およびクロムのような合金 化元素が成形前に鉄に固溶化されている合金化された鋼粉末を用いることを含む 。この方法は、予備混合の分離問題を回避するために用いられる。Johnso nらの米国特許第5,240,742号は、様々なそのような予備合金化方法を 提供する。Johnsonらによると、鉄粉末はニッケル、銅およびモリブデン の化学前駆体の「ゾル」または溶液に浸漬され、粉末表面上にこれらの化合物の 層が得られる。浸漬された粉末は、その後、粉末表面上の金属の化学前駆体を金 属酸化物に変換し、そして少なくとも部分的に合金化された層を粉末表面上に形 成するために加熱および/または還元処理に付される。これらの部分的に合金化 された粉末は、その後、成形され、そしてその成形体は高温焼結に付される。し かしながら、このプロセスには欠点がある。即ち、そのような予備合金 化プロセスにより得られる合金化鋼粉末は、純鉄粉末と比較すると相対的に硬い ため、成形密度が成形の間に十分に増加できず、従って高密度の圧紛製品を得る ことは困難であり、引き続いて高温焼結が必要である。従って、Johnson らのような予備合金化プロセスにおいて、合金鋼の優れた物理的特性を全て利用 することができない。さらにJohnsonらの化学前駆体は、最終プレス部品 の中に汚染物質を導入する可能性がある。また、高温焼結により、Johnso nらの粉末および方法は、複雑な幾何学的形状の部品および寸法制御が厳格な部 品の製造には特に不適切になる。 つまり、プレスされた鉄(またはフェラスベース)部品の密度、強さおよびそ のほかの特性を増加させ、前記方法の不利益(例えば密度の減少、汚染物質の導 入)を克服するような方法が必要である。 発明の要旨 本発明の目的は、特に前記不利益を克服するような、フェラス材料およびその 他の材料の粒子から部品を製造する方法を提供することである。本発明の目的に おいて、「フェラス」とは純鉄および全ての鋼だけでなく、鉄の合金を含有する 全ての鉄材料を包含することを意図している。本発明は、フェラス材料のような 、迅速に加工硬化し、それ自体が硬く、および/または成形すると点同士が「溶 接する」材料の粉末をプレスすることにより製造される部品の圧紛密度を増加さ せる方法を提供する。さらに、本発明は、高温焼結工程を必要としないプロセス を提供するため、複雑な幾何学的形状およびタイトな寸法公差を有する部品を製 造するために容易に使用することができる。 好適な態様においては、本発明は、例えばフェラス材料またはそれ自体が硬い 材料(例えば鋼)のような、成形すると溶接する材料の特定量の粒子を用意し; 約0重量%よりも多く約50重量%まで、好ましくは約2重量%未満の、延性の 金属または合金の層を各当該粒子上に電気化学的に析出させることを包含する。 金属は潤滑剤として作用し、および/または、粒子と粒子および粒子とダイ壁の 溶接を除去するように作用する。このようにしてメッキまたは被覆された粒子を 、その後、部品を形成するために圧力下で圧密(consolidate)し、そしてその部 品を加熱する。そのような加熱工程は、好ましくは還元性雰囲気下、約200℃ から約800℃、最も好ましくは約400℃の温度で、約 1時間から約10時間までの時間で行なわれる。一般的に、この加熱工程は従来 の高温焼結温度の約30%から約80%の温度で行なわれる。加熱工程において そのような比較的低い温度を用いることにより、およびより高密度の材料で開始 することにより、圧密した部品は、従来の高温焼結のように形が歪まない。 つまり、本発明は、プレスされた部品を比較的低温で加熱することができるプ ロセスを提供することにより、粉末冶金部品の高温焼結に起こる形状歪みの問題 を解決する。なぜならば、a)鉄粒子上における実質的に均一な冶金学的コーテ ィングは潤滑性を与え、そのために部品を従来の圧粉密度よりも高い密度にプレ スすることを可能にし、つまり圧粉部品中の内部空隙を圧壊し、その密度を増加 するのにより高い温度は必要なく、かつb)各粒子の周りの均一なコーティング は、金属コーティング材料とコア(core)粒子との拡散距離をより短くするため、 即ち最終部品における均一性を促進するための、より高い温度の必要性がなくな るからである。 さらに、本発明は、従来の粉末冶金法を使用しては、これまで入手不可能であ った合金および金属間化合物(intermetallics)を、粉末冶金により形成するこ とができるプロセスを提供する。これは、合金または金属間化合物が、ブレンド された粉末を用いて形成される場合、粉末粒子は互いに点と点で接触しているだ けであるという事実に帰する。本発明のプロセスにおいては、コア粒子は完全に 合金材料で囲まれており、それにより得られた合金材料の全体の均一性がさらに 与えられている。本発明のプロセスにおいては、鉄(フェラス)もしくは鋼コア 粒子と金属コーティングの間の金属間化合物の形成を回避するように選択され、 かつコアへのコーティング材料の拡散を促進するのに十分に長い時間にわたって プレスされた部品を加熱する。あるいは、幾つかの合金においては、金属間化合 物形成は望ましいかもしれない。つまり、そのプロセスは、例えばTiNi、ならび にM2、M4およびS7の鋼のような粉末冶金により製造することが通常困難である合 金を、迅速に、ある場合には安全に形成することを可能にする。 図面の簡単な説明 図1は、本発明によるプロセスにおいて純鉄粉末(■)および亜鉛被覆鉄粉末 (●)からプレスされる部品についての経時的圧力の関数としての密度を示すグラ フである。 図2は本発明によって、また亜鉛被覆鉄粉末、コバルト被覆鉄粉末および銅被 覆鉄粉の各々からプレスされる部品の密度を比較する棒グラフである。 図3aおよび3bは、鉄中のコバルトコーティングの溶解度が約500℃の温 度で約10重量%であることを示す状態図である。 図4aおよび4bは、鉄中の亜鉛コーティングの溶解度が、420℃付近の温 度に最初に加熱された後、約425℃の温度で約7重量%であることを示す状態 図である。 図5aおよび5bは、鉄中の銅コーティングの溶解度が、約600℃の温度で さえも比較的小さいことを示す状態図である。 図6aおよび6bは、鉄中のニッケルコーティングの溶解度が、200℃の温 度で約2重量%であり、347℃の温度で4.9%であることを示す状態図であ る。 好適な実施態様の詳細な説明 第1の実施態様において、本発明は、フェラス材料の粒子から部品を製造する 方法に関する。第1の工程として、延性の金属もしくは合金の実質的に均一な約 0重量%より大きく約50重量%までの冶金層(およびいくつかの用途(例えば 、潤滑)については、これは2重量%未満であってもよい)は、該粒子の各々の 上に電気化学的に析出される。本発明の目的において、「粒子」は、粉末、ウイ スカ、繊維、連続ワイヤ、シートおよびフォイルを含むと解釈されるべきである 。本プロセスにおいて使用に適切なフェラス材料としては、限定されないが、鉄 、鋼、ステンレス鋼が挙げられ、例としては限定されないが、M2(0.85C 、0.34Mn、0.30Si、4.0Cr、2.0V、6.0W、5.0Mo)、M 4(1.30C、0.30Mn、0.30Si、4.0Cr、4.0V、5.5W、4 .5Mo)、S7(0.5C、1.4Mo、3.25Cr)および52100鋼合金 が挙げられる。 コーティングは、金属粉末上に均一な冶金学的コーティングを提供するための 当分野で公知の任意の方法により行うことができる。好ましくは、コーティング 工程は、粒子状フェラス材料上に金属材料の層をできる限り均一に確保するため に、電気化学的析出により行い、および最も好ましくは電気メッキにより行う。 金属コーティングについての唯一の要件は、真の冶金学的コーティングであるこ とである。従って、本発明におい て、任意の公知のコーティングプロセス(例えば、スパッタリング、CVDまた は化学還元)または電気メッキプロセスを使用して粒子を被覆することができる 。延性の金属もしくは合金の層を粒子上にメッキするための特に好ましいプロセ スは、Lashmoreらの米国特許第5,603,815号(その全体の開示は 言及することで本明細書に包含される)に教示されている流動床装置を使用する ものである。 上記プロセスは、無孔の容器中で粒子状基材材料の粒子と電解液とを組み合わ せ、容器を振動させて電解液中で粒子の流動床を作り出し、電解液中の反応物質 から粒子上にコーティングを電気化学的に析出させることを含む。この容器は好 ましくは導電性とすべきであり、この方法は好ましくは粒子の流動床の存在と同 時に電解液を通じて電流を印加(直流またはパルス)することを含む電解的方法 とすべきである。単なる例示であるが、ニッケルは流動床においてスルファミン 酸塩、硫酸塩、クエン酸塩または酢酸塩電解液から市販の純鉄粉末(Hoeganaes 1000C約20μから約150μの範囲の粒径のFe粒子)上に析出させることが できる。亜鉛は好ましくはシアン化物またはアンモニア電解液から析出させ、銅 は好ましくはピロリン酸塩またはシアン化物電解液から析出させ、およびコバル トは好ましくは硫酸塩またはスルファミン酸塩電解液から析出させる。 延性メッキ金属または合金として使用するのに好ましい材料としては、亜鉛、 スズ合金(好ましくは亜鉛−スズ合金、例えばスズ75亜鉛25、または組成物 、例えばスズ30亜鉛70〜スズ70亜鉛30)コバルト、ニッケル、アンチモ ン、銅、カドミウム、白金、ルテニウム、スズ、ガリウム、パラジウム、および レニウムが挙げられるが、これらに限定されない。本実施態様において使用され る特に好ましい材料は、コバルト、スズ−亜鉛合金、ニッケルおよび銅である。 コーティングは、好ましくは被覆粉末の総重量の約0重量%より多く約50重量 %までであり、より好ましくは約1%より多く約20%までであるべきである。 一般に、任意の公知の延性材料が本発明における使用に適切である。この適切 なコーティング材料は、圧密の間にフェラス粒子を「潤滑する」能力で選択され るべきである。特に潤滑金属(lubricating metal)の例としては亜鉛が挙げら れ、および同様に潤滑す る合金の例としてはスズ75亜鉛25が挙げられる。本発明の目的において、「 潤滑する」とは、圧密の間、粒子同士が滑り、滑動する能力を粒子に付与し、こ れにより成形プロセスの当初の段階の間に粉末の点同士の溶接を最小限にするが または排除し、かつ得られる圧粉プレスされた部品(green pressed part)の密 度を最大限にすることを意味することを意図する。このコーティング材料はまた 、加熱されてコア粒子状材料中に可溶化されるという能力で選択されるべきであ る。 この点に関して、鉄中のコバルトコーティングの溶解度が、約500℃のアニ ーリング温度で約10%であることを示す状態図である図3aおよびbを挙げて おく。図4aおよびbは、鉄中の亜鉛コーティングの溶解度が約425℃のアニ ーリング温度で約7%であることを示す状態図である。亜鉛は、常に、粒子コー ティング界面で鉄と何らかの型の金属間化合物相を形成することに留意すべきで ある。図5aおよびbは、鉄中の銅コーティングの溶解度が、約600℃のアニ ーリング温度においてさえも比較的小さいことを示す。図6aおよび6bは、鉄 中のニッケルコーティングの溶解度が、200℃の温度で約2重量%であり、お よび347℃の温度で4.9%であることを示す状態図である。これらに満たな い重量パーセントでの潤滑性を与える連続コーティングは、容易に達成される。 たとえこれらのコーティングのいくつかが機械的特性に影響を与えるとしても、 これらの低濃度においてでさえ、被覆粉末の使用は、コーティングが存在しなけ れば達成できないであろう高密度の粉末金属合金の製造を可能にする。 さらに、コーティング材料はその特性、例えば、機械的、引張り、強さなどに 関して選択することができる。鉄(または鋼)粒子を他の望ましい特性を有する 材料でコーティングすることにより、本発明は、圧粉密度を増加させることに加 えて、鉄(または鋼)粉末からなる部品の特性を設計または改善するために使用 することができる。コバルト、ニッケル、銅、チタン、および亜鉛は、一般にコ ア材料へ可溶化させる能力および優れた機械的特性を最終部品に与える能力で選 択される。 本実施態様における使用に好ましい粒子およびコーティング材料の例としては 、粒子は鋼(強さにおいて)でもよく、およびコーティング材料はコバルト(潤 滑性および機械的特性において)でもよい。従って、このような例において、本 プロセスは、鋼の優 れた引張り強さおよびコバルトの優れた機械的特性の両方を有する最高密度の圧 粉部品の製造を提供することができる。当業者は、粒子およびコーティング材料 およびそれらの各々の特性についての適切な組み合わせをいくらでも想到するこ とができ、従って本プロセスはそれゆえ、強さおよび機械的特性のみについての 材料の選択に限定して、あるいはフェラス金属または実際上、金属に限定して解 釈すべきでは全くない。金属性被覆セラミックスもまた本発明の範囲内とすべき である。完成した部品が各々の特性の1つまたは両方をどの程度表すかは、粒子 上のコーティング材料の相対厚さに依存するだろう。 いったん被覆されると、粒子は圧密されて部品を形成し、そしてその部品は約 200℃から約800℃の温度で約10分から約10時間の時間加熱される。好 ましくは、この温度は約300℃から約550℃であり、時間は約20分間から 約180分間である。本プロセスにおいて、本加熱工程の適切な温度および時間 は、一般にコーティング材料をコア(粒子状)材料へと拡散させるのに十分高く 、その一方、金属間化合物相、すなわち粒子状材料とそのコーティングとの間の 相の形成を防止するのに十分低いように選択されるべきである。従って、適切な 温度は、コーティング材料の相対厚さおよび材料自体に従って選択されるべきで ある。例えば、スズ−亜鉛被覆フェラス材料は、好ましくは約175℃の温度で 約6時間加熱されるべきであり、ニッケル被覆フェラス材料は、好ましくは約3 50℃の温度で約30〜120分の時間加熱されるべきであり、コバルト被覆材 料は約500℃から約800℃、好ましくは約700℃の温度であり、および銅 被覆材料は、好ましくは約700℃から約750℃の温度で約30〜120分の 時間加熱されるべきである。 被覆粒子は、「最高密度、すなわち理論密度」(成形された被覆粒子に少なく とも相互連結していない空隙が存在する密度)に近い密度まで成形される。従っ て、この被覆粒子の成形体の圧粉密度(およびその形状)は、もしこの成形され た製品を従来の高温焼結に付したならば、穏やかに増加するのみであろう。 粉末を圧密または成形するためにはいかなる圧力源であっても適当であるが、 圧密工程は好ましくは粉末プレスのダイキャビティ内で行われる。このような粉 末プレス法は、 粉末冶金の分野で公知である。しかしながら、凝集した部品を形成する(主たは 被覆粒子を互いに接着させる)ために適当な圧力をかけることができる方法であ れば、いかなる方法も本発明で用いるのに適当である。一般に、これらの被覆粒 子を「最高」(理論密度100%)密度の圧粉部品まで十分に圧密するのに適切 な圧力は、加熱したダイがあってもなくても、従来の粉末プレスでプレスを行う 場合、好ましくは約60Ksiから約200Ksiにすべきである。さらに、圧 密は、被覆粉末を高速度プロジェクション(熱溶射と同様)、ロールボンディン グ、「HIP」、「CIP」、鍛造、粉末押出し、コイニングまたは圧延するか 、あるいは活性化溶液を用いる高速度溶射冷却(high velocity spraying cold )により行うことができる。 また、本プロセスを用いて、最高密度の圧粉部品を製造するために、フェラス 材料の粒子の代わりにコバルトベース材料およびニッケルベース材料の粒子を使 用することができる。このような例において、プロセスパラメーターは、フェラ スベース粒子に関するものと実質的に同一である。 従って、本発明は、迅速に加工硬化するか、または圧密の間に点同士が溶接す る材料、すなわち鉄、あるいは既に硬いもの、すなわち鋼のような材料の粉末を プレスすることにより製造される部品の密度を増加させるのに特に適当である。 本発明の方法はまた、高温焼結を必要としないので、粉末冶金によって複雑な幾 何学的形状を有するフェラスおよび他の金属の部品を製造するのに特に適当であ る。このような金属部品の例は、ヘリカルギヤまたはスプロケットである。この ような部品は、高温焼結に起因する形状ゆがみを避けるために従来は機械加工さ れている。 本発明は、さらに、粉末冶金により製造された鉄または鋼部品の特性を設計す る実施態様を提供する。本実施態様において、特定量の第1の鉄または鋼材料の 粒子が提供される。第1材料は、その上に第2材料の約2重量%から約10重量 %の層をメッキすることにより被覆される。被覆粒子を圧密して部品を形成し、 そしてこの部品を約350℃から約400℃の温度で約120分の時間加熱する 。本実施態様において、温度および時間は、コアフェラス材料へのコーティング 材料の可溶化を促進するように選択される。 本実施態様は、本明細書に記載される方法のより特定の適用を含み得る。特に 、本実 施態様を使用して、亜鉛またはスズ−亜鉛合金で均一に被覆されている軟材料を 従来通りプレス(粉末冶金プレスによる)することにより、硬部品を製造するこ ともできる。プレスされた被覆材料は、次いでコーティングを鉄または鋼内へと 拡散させるのに役立つ加熱処理に付す。 さらに、本実施態様は、硬表層部(case)が硬化した表面を有する鋼または鉄 部品を製造する方法に関し得る。本方法において、特定量のアニールされた軟ら かい鉄粒子がクロムまたはモリブデンの冶金学的コーティングによって提供され 、その粒子は、例えば、ヘリカルギヤのような部品を形成するために圧密される 。部品は、クロムまたはモリブデンに富んだ表面を形成するために、約400℃ から約600℃の温度で約120分から約500分の時間加熱される。次いで、 部品は、約700℃から約1400℃の昇温温度に約1時間から約4時間の時間 暴露される。この暴露工程は、好ましくは炭素ガス雰囲気で行われる。部品の硬 表層部(外表面)は、油中でクエンチされると硬化する。 別の代替例としては、本実施態様において、粒子状材料は(鉄または鋼の代わ りに)アルミニウムでもよく、および第2のコーティング材料はニッケルまたは ニッケルボランでもよい。このような例において、低温焼結のための温度および 時間は、ニッケルアルミニド(nickel aluminide)金属間化合物(B2(NiA l)またはLl2(Ni3Al)を全体にわたって生成するために、好ましくは約 200℃から約450℃で約60分間から約300分間である。この金属間化合 物は、幾分もろい合金であるが、優れた温度金属腐食挙動(temperature corros ion behavior)および高温での良好な機械的特性を示すので、例えば、他の点で はもろい材料からなるニアネットシェイプ部品ような多くの用途での使用が見出 されている。 上記の全ての実施態様において、加熱工程(アニーリング)は、好ましくは還 元性雰囲気中または中性の無酸素雰囲気中で行われるべきである。このような雰 囲気は、窒素、水素またはアルゴンにより提供することができる。圧密部品を還 元性雰囲気中でのアニーリングにより、酸化鉄の生成が防止される。 さらに、本発明は、上記プロセスにより製造されるフェラス(鉄または鋼部品 )を含 む。特に、本発明は、成形された延性金属被覆フェラス粒子の、該コーティング が拡散した、実質的に均一な形状化された集合体から構成される鉄または鋼部品 に関する。フェラス材料へのコーティングの拡散は、フェラス粒子内へ金属コー ティングを可溶化させるのに、十分な温度で十分な時間、成形された被覆鉄粒子 を加熱する結果である。このような部品の例としては、鋼スプロケットおよび鋼 ギヤが挙げられる。 本発明は、さらに、フェラス粒子の上に配された実質的に均一な延性冶金学的 コーティングを有するフェラス粒子を含むフェラス粒子状材料に関する。このコ ーティングは、約1重量%から約50重量%であり、好ましくはフェラス部品を 製造する本方法に関連して、フェラス粒子のコーティングに関して先に記載した 金属から選択される。 実施例 実施例1 粉末を、10重量%の亜鉛でメッキすることにより、300グラムの99.9 %の鉄粉末(Hoeganes 1000C)を亜鉛の層で被覆する。被覆粉末を50トンの液圧 プレス(Dake 50H)の1.23cmのダイに充填し、20Ksiからく250Ks iまでの間隔で圧力を徐々に高めながらプレスする。プレスされた部品をダイか ら取り除き、密度を測定する。プレスされた部品の密度を経時的圧力の関数とし てプロットする。結果を図1に報告する。 300グラムの純非被覆鉄粉末(Hoeganes 1000C)を上記のように同じ50ト ンの液圧プレスのダイに充填し、直前に概説した被覆鉄粉末用プロセスに従って プレスする。プレスされた部品の密度を経時的圧力の関数としてプロットする。 図1に得られた曲線を示す。 実施例2 流動床からの粉末を13.9重量%のコバルトで電気メッキすることにより、 300グラムのM2鋼粉末をコバルトの層で被覆する。3つの20グラムの被覆 粉末のサンプル(A、B、およびC)をそれぞれ、50トンの液圧プレス(Dake 50H)の直径3/8インチ×高さ1/2インチの円筒形ダイに充填し、200K siから250Ksiでプレスする。この部品をその後ダイから取り除き、約5 00℃の温度で1時間加熱処理して鋼中にコバルトを拡散させる。次いで、この 円筒形の鋼サンプルを1500°Fの温度に加 熱し(予備均熱)、次いで2150°Fにて5分間加熱する。次いで、サンプル を3気圧の窒素中でクエンチし、そして1000°Fにて二度焼きもどす。各々 のサンプルの密度およびロックウェル硬さ(Rockwell C scale)を測定する。結 果は以下の表Iの通りである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,CA,CN, CU,CZ,EE,GE,GH,GM,GW,HU,I L,IS,JP,KG,KP,KR,KZ,LC,LT ,LV,MD,MK,MN,MW,MX,NZ,PL, RO,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,U A,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ラッシュモア、デイヴィッド エス. アメリカ合衆国、ニュー ハンプシャー州 03766、レバノン、ファー ロウド 60 (72)発明者 デレッシュ、レヴ アメリカ合衆国、ニュー ハンプシャー州 03781、プレインフィールド、ピアス ロウド 14

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.フェラス材料の粒子から部品を製造する方法であって、 特定量の粒子状フェラス材料を用意し、 延性の金属もしくは合金の、約0重量%よりも多く約50重量%までの冶金層を 、各該粒子上に電気メッキして、被覆粒子を製造し、 該被覆粒子を部品の形状に圧密して、該粒子状フェラス材料を圧密することによ り得られる部品よりも大きな圧紛密度を有する部品を製造し、 該部品を、金属もしくは合金の該冶金層を該粒子状フェラス材料の中に拡散させ るのに十分な温度、十分な時間加熱する工程を含み、該温度は該フェラス材料の 焼結温度未満であり、該温度は該フェラス材料の焼結温度未満である、フェラス 材料の粒子から部品を製造する方法。 2.フェラス材料が鉄および鋼からなる群より選ばれる請求の範囲第1記載の方 法。 3.延性の金属もしくは合金がコバルト、ニッケル、亜鉛、アンチモンおよびス ズ−亜鉛合金からなる群より選ばれる請求の範囲第1記載の方法。 4.メッキの重量%が2重量%未満である請求の範囲第1記載の方法。 5.圧密工程が粉末プレスのダイの中で行なわれる請求の範囲第1記載の方法。 6.コバルトベース材料およびニッケルベース材料の粒子がフェラス材料の粒子 の代わりに用いられる請求の範囲第1記載の方法。 7.迅速に加工硬化する材料の粉末をプレスすることにより製造される部品の密 度を増加させる方法であって、 特定量の加工硬化する材料の粉末を用意し、 各該粉末上に延性の金属の層を被覆し、 最高密度の部品を形成するために該被覆された粉末材料を圧力で圧密し、 該部品を、該コーティング材料を該フェラス材料の中に可溶化させるのに十分な 温度、および十分な時間加熱する工程を含む、迅速に加工硬化する材料の粉末を プレスすることにより製造される部品の密度を増加する方法。 8.部品の特性を設計する方法であって、 少なくとも1つの特性の第1の値を有する特定量の粒子状材料を用意し、 該少なくとも1つの特性の第2の値を有する第2材料の、約2重量%から約50 重量%までの層を各該粒子の表面上にメッキし、 メッキした該粒子状材料を圧密して、部品を形成し、 該部品を、約350℃から約750℃までの温度で、約10分から約120分ま での時間加熱して、最終部品を製造する工程を含み、該温度および該時間は最終 部品が最終部品における該第1の値および該第2の値の一方または両方を示すよ うに選択される、部品の特性を設計する方法。 9.第1材料が鋼および鉄からなる群より選ばれる請求の範囲第8記載の方法。 10.第2材料がコバルト、ニッケル、銅、亜鉛、またはスズ−亜鉛合金からな る群より選ばれる請求の範囲第8記載の方法。 11.第1材料が鋼であり、かつ第2材料がコバルトである請求の範囲第9記載 の方法。 12.最終部品が鋼の引張り強さおよびコバルトの機械的特性を示すように加熱 工程の温度および時間が選択され、かつ該温度が約350℃から約800℃まで であり、該時間が約10分から約120分までである、請求の範囲第11記載の 方法。 13.硬表層部の硬化した表面を有する鋼部品を製造する方法であって、 特定量の鉄粒子を用意し、 該粒子を圧密して部品を形成し、 該部品を約400℃から約600℃までの温度で、約120分から約500分ま での時間加熱し、 該部品を約700℃から約1400℃までの昇温温度に、約1時間から約4時間 までの時間暴露し、ここで該暴露は炭素ガス雰囲気中で行われ、それにより該部 品の硬表層部を硬化し、 該硬表層部が硬化した部品を、油中でクエンチする工程を含む、硬表層部の硬化 した表面を有する鋼部品を製造する方法。
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