JP2001517809A - 両用反射物品 - Google Patents

両用反射物品

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Abstract

(57)【要約】 反射物品は、第1および第2の配列の反射要素群を具備する構造面を有する。この第1の配列は、入射光を再帰反射ビームとして再帰反射するように配置された少なくとも第1、第2および第3の反射面を有する要素群を具備する。第2の配列は、入射光を第2のビームとして2度を越える観測角にて反射するように配置された少なくとも第4、第5および第6の反射面を有する要素群を具備する。表示用途において、この第2のビームは対象観測領域の照明に適した方向およびビーム幅を有し、固定光源が発する光をこのビームにすることができる。乗り物のヘッドランプなどの移動光源が発する光を再帰反射ビームとすることができる。この物品を具備するシート材を、適した固定光源からの外部照明が利用できる場所にも、利用できない場所にも使用することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 背景 本発明は一般に、高速道路標識などのに人目を引く用途に用いられる物品に関
し、特に、オフアクシス固定光源を用いてこのような標識を照明する場合に適用
することができる。
【0002】 表示用途に再帰反射シート材を用いることは周知である。本明細書において使
用する「再帰反射」とは、入射光線を、その方向に逆平行あるいはほぼ逆平行の
方向に反射して、光線を光源あるいは光源に隣接する周囲に帰す特性をいう。反
射性コーティングを伴う微小ガラス製ビーズを、あるいは他の方法としてキュー
ブコーナーアレイを使用して、入射光を再帰反射するのが周知のシート材構造で
ある。これらは、ある入射角範囲に対して特定の輝度値が得られるように設計さ
れている。設計上、乗り物の運転者と乗り物のヘッドランプとの角度差は通常、
2度未満としているため、多くのシート材構造には0.2度という狭い観測角に
おける再帰反射輝度が明記されている。用語「観測角」および「入射角」は、詳
細な説明部分の最後に他の関連用語と一緒に定義する。
【0003】 図1Aは、乗り物が道路側部に位置する高速道路標識2に向かって近づいてい
る通常の状況を示す。ヘッドランプが発する光の部分4は、標識2の表面上に配
置された再帰反射シート材6に、入射角βでぶつかる。シート材6には例えば、
「Engineer Grade」あるいは「High Intensity
Grade」などのScotchliteTM銘柄で3M社からさまざまに入手
可能である反射シート材のいずれも使用可能である。このシート材6は、運転者
の目を含有する狭い円錐形で入射光を再帰反射する。この円錐8は、中央の最大
輝度から最大輝度の10%までを測定すると、標準「Engineer Gra
de」シート材では約1.7度となり、標準「High Intensity
Grade」シート材では約0.75度となる角度の半幅12を有する。乗り物
が方向14に沿って道を進むと、入射角βは増加するが、円錐形は乗り物のヘッ
ドランプを中心としたままである。再帰反射光が比較的狭い円錐形であるため、
標識を感知する輝度は、光源に対する観測者の目が角度上の接近具合により、比
較的高くなる可能性がある。
【0004】 図1Bは、国際特許出願第WO96/04638号に開示された構成に類似す
る別の構成を示す。固定光源16が標識2を照明しており、この光源はその標識
部分に対して約0〜30度の入射角で位置付けられている。標識表面上の再帰反
射シート材18が光を、0〜約40度の観測角で規定される広角な円錐形に反射
する。この反射光の円錐形が広角であるため、道路方向14に沿って移動する観
測者あるいは運転者を包含することができる。
【0005】 本願は、図1Aにおけるような望ましい再帰反射特性を保持しつつ、図1Bの
構成に似た構成において有利に使用できる物品を開示する。図1Cに示すように
、光源16からの光4は、反射物品20に入射角βにて入射する。反射物品20
はこの光を好ましくは2本のビーム22、24にして向け直す。反射物品20は
、ビーム24の1本が観測領域26に方向付けられ、その領域をカバーするよう
に設計する。従来設計による光源16をこの観測領域外に配置する。光の無駄を
削減して効率性を上げ、観測領域を照明できる光量を増加する。観測されないビ
ーム22に対して、観測されるビーム24の輝度は、従来のキューブコーナー要
素群とは対照的に、直交とは大きくずれた反射面を有する反射要素群を物品内に
使用することにより向上することができる。
【0006】 簡単な要約 本願は、第1および第2の配列の反射要素群を具備する構造面を有する反射物
品を開示する。この第1の配列は、入射光を再帰反射ビームとして再帰反射する
ように配置された少なくとも第1、第2および第3の反射面を有する要素群を具
備する。第2の配列は、入射光を第2のビームとして、2度を越える観測角にて
反射するように配置された少なくとも第4、第5および第6の反射面を有する要
素群を具備する。この物品を表示用途向けのシート材に使用する際、対象となる
観測領域を照明する第2のビームを固定光源からの光とすることができ、再帰反
射ビームを乗り物のヘッドランプなどの移動光源からの光とすることができる。
【0007】 例示的実施態様の詳細な説明 実施態様による反射体 図2は、実施例である反射物品の構造背面28の平面図であり、これを製造し
て反射特性を測定した。この物品は、この背面の反対側である正面30(図4A
〜図4Cを参照)を有し、ここを入射光および反射光が通過する。背面28に形
成された中実な四面プリズム32、34の配列により入射光を反射する。基部三
角形の内側周囲にそれぞれ配置された36b、38b、40bおよび36a、3
8a、40aで示すように、プリズム32、34はそれぞれ互いに反射する面を
有する。所与のプリズムのうち少なくとも2枚の反射面を、直交とは大きくずれ
た二面角に配置して、反射光を、入射光の具体的な方向付けとして2本のビーム
のうち1本に方向付けることが好ましい。反射面のうち、2枚だけをこのように
配置し、残りの対をなす反射面は直交状態から比較的わずかにずれる程度にする
ことが好ましい。この物品を一体構造にして、基部三角形が2層間の物理的境界
に相当しない場合、この4面プリズムを3面プリズムとして考えることもできる
【0008】 プリズム32、34を、複数の平行な溝セット36、38、40により区切る
。この溝セットは面一であることが好ましく、各溝セットは、他の2つの溝セッ
トに約60度の内包角で交差して、プリズム32、34向けの底面正三角形を規
定することが好ましい。隣接してそれぞれ対をなす面の間の二面角を90度に等
しくした切頭キューブコーナーを形成したい場合、溝のすべてに約70.528
8度の溝全角(溝底部で接合する36aおよび36bなどの2枚の対向するプリ
ズム面間の二面角)を持たせる。(溝側面角はしたがって約35.2644度に
なる。)本実施態様による物品はこれらの直交をなす角とは根本的に異なる溝角
を用いた。つまり、溝セット36の溝すべてに、直交をなす全溝角より10度大
きな全溝角を持たせ(すなわち約80.5288度)、溝セット38、40の溝
すべてに直交をなす全溝角より10度小さな全溝角を持たせた(すなわち約60
.5288度)。得られた4面プリズム32、34、特にプリズム32の表面3
8bおよび40bとプリズム34の表面38aおよび40aには、以下の表1に
おいて実施態様による反射体と典型的なキューブコーナー再帰反射体との二面角
を比較してわかるように、直交とは大きくずれた反射面を持たせた。
【0009】
【表1】
【0010】 図3は、直交型キューブコーナー面42′、44′と比較した、38a、40
aあるいは38b、40bなどの直交とは大きくずれた反射面42、44を示す
(一定率による拡大ではない)。この二面角46は、本明細書内において開示す
る有益な非対称な反射特性を得るために、90度からは2度以上の差があり、少
なくとも約4度の差があれば好ましく、約6〜8度の差であれば最も好ましい。
【0011】 4面プリズム32、34は、角溝セット36、38、40について180度の
回転対称を有しており、各溝セットに対して「付合する対の」プリズムを形成し
ている。1つのプリズム32と1つのプリズム34とで付合する1対のプリズム
をなしている。したがって、背面には、付合する対をなしたプリズムがびっしり
密集して具備されているのが見える。プリズム32、34はまた、溝セット36
について鏡像対称である。プリズムが溝セット36について回転対称かつ鏡像対
称であることから、溝セット36を「主な」溝セットとする。
【0012】 直交とは大きくずれた反射面を有することに加え、本実施態様による反射体は
、各溝セット36、38、40について0.001in(25.4μm)という
非常にわずかな溝間隔しか設けていない。この寸法は、可視スペクトルの中央付
近およ人間の目の最高感度において、555nmの可視光の約50波長分である
。以下に説明するように、本実施態様による反射体の背面には反射コーティング
を塗布せず、プリズム面を大気にさらして、全内部反射がプリズム面にて起こる
ようにした。「大気」とは、標準圧力における雰囲気ガスも真空状態も含む。
【0013】 プリズム32、34はまず、マスター型上でダイヤモンド工具あるいは他の適
した工程により、基材上に複数の交差する溝セット36、38、40を直接加工
して形成する。マスター型基材は、銅あるいは、まくれに耐性を有する他の適し
た材料で製造された一体基材であることが好ましい。次いで、従来の方法により
反射物品を製造する。まず、マスター型の雌型を製造し、この雌型を「スタンパ
」と呼ぶ。このスタンパの雌型を1表面に形成して、この表面を透明シート材の
背面あるいは構造面と定義する。このようにして、反射物品にマスター型の雄型
である背面を持たせる。本実施例による反射物品は、0.41mm厚さのポリカ
ーボネート製基材にマスター型の雄型を施したものであった。保管および輸送を
容易にするためにシート材をロールに巻き取りたい場合は、反射シート材には約
1mm未満の厚さの基材が好ましい。このようなシート材は、据付やすいように
、1つの縁部を、溝セットの1つと、好ましくは主な溝セットと垂直あるいは平
行に位置合わせして有する。約400〜700nmのスペクトルの可視部分に対
して、ポリカーボネートの反射率は約1.6である。ポリカーボネートの分散率
は比較的低く、アッベ数は34である。他にも、対象波長範囲内であれば、さま
ざまな屈折率および分散率の透明物質が使用可能である。大半の用途において、
可視光について比較的低い分散率を有し、可撓性および耐久性に優れた材料が好
適である。低価格で製造が容易であるため、ポリマーが一般に好適である。別の
一実施態様において、中実プリズムをポリカーボネートなどの1材料で構成し、
プリズムの底面三角形を、さらに可撓性に優れた透明材料からなる薄い基層に接
触させ、2層構造を形成してシート材の可撓性を改良することができる。このよ
うな物品は、例えば米国特許第5,175,030号(Lu他に付与)および同
第5,183,597号(Luに付与)に開示されている成型および硬化技術に
より製造することができる。
【0014】 本明細書にて用いる用語「雌型」とは、雌型と所与面とが互いに嵌合して接触
するように、所与面上の形状に対して相補的な逆転形状となっている所与面に対
する型をいい、所与面の「雄型」とは、所与面に対する連続した雌型の偶数番目
に製造される物品をいう。雄型および雌型とも、上記とは等方性縮尺要素のみが
異なる拡大物品あるいは縮小物品も包括する。
【0015】 実施例による反射体の光学特性 図4A〜図4Cは、実施例による反射体の反射特性についての測定結果を簡明
に示したものである。これらの図面において、基準軸48は、実施例による反射
体50の平坦な正面30に垂直に図示されている。背面28の主な溝セット36
の方向は線分52に沿っている。矢印4は、摺動プロジェクタからの入射可視白
光を示す。角度βはこの入射光の入射角であり、αは所与の反射ビームの観測角
である。図4Aにおいて、光は、図の平面に垂直で基準軸を含む平面の下からβ する両側に約18度の観測角で観測された。ビーム54、56の輝度は10%以
内で同じであった。すなわち、ビーム54は2.07E+4cd/mであり、
ビーム56は1.87E+4cd/mであった。図4Bにおいて、光は、図示 が再度観測されたが、驚くべきことにそのうち1本が別の1本より大幅に明るか 度の7倍を超えた。それぞれの輝度は1.17E+4および1.49E+3cd 25.5度で入射した。2本の反射ビームが再度観測され、再度1本のビームが 64の輝度は1.46E+3cd/mであった。反射ビーム54、56、58
、60、62、64は光源に戻る再帰反射ビームではなく、物品の正面からの単
なる鏡面反射による「グレア」でもないことに留意されたい。また、図4Bおよ
び図4Cにおいて、より明るい反射ビームが、各入射光および他方の反射ビーム
より基準軸に接近している(すなわち基準軸からの偏角が小さい)ことにも留意
されたい。
【0016】 要約すると、実施例による反射体は、入射光を光源から遠ざかる方向の2本の
主な反射ビームに分割することが観察された。さらに、道路側部に設置された光
源が道路上部に位置付けられた標識を照明する際に起こり得るような特定の斜入
射角の場合、この反射体は、光源の片側にそれとは反対側のビームよりも大幅に
明るいビームを発生した。有利なことに、この非常に明るいビームは、道路およ
び予想される観察者が通常位置するはずである基準軸に向けて方向付けられる。
【0017】 同一の実施例による物品の拡散状態を、図5に示すように照明構造を変えて調
べた。光源16を、主な溝セット36に平行な基準標線65に対して、入射角β よび提示角γの相関関係として反射された輝度を写像するべき領域を走査した。
【0018】 図5の照明構造を用いて、図6に示す標識配置図をシミュレーションした。図
6において、標識68を、道路あるいは道路上で平均的な観察者の目の高さにあ
る平面に相当する基準面70の上方である高さH1に位置付けた。この基準面に
ある3つの固定観測領域Z1、Z2、Z3を、観測者がその縦沿いに移動する道
路上の車線に見たてることもできる。これらの領域には等しい幅Wを持たせ、投
影される標識位置から長手方向の距離D1、D2について前後の境界線を設けて
いる。距離D3、D4および基準面70上の高さH2により、観測領域外の道路
側部に位置する光源16の位置を特定している。表2は、図6における表示距離
についての設計値をメートルで示したものである。
【0019】
【表2】
【0020】 実施例による反射体について、図5の探知器により得られたデータを曲線で描
くと、図7Aに示す拡散状態が得られる。等しい輝度の等高線は、輝度値によっ
て同じように空間を開けて位置付けられている。cd/lx/m単位による輝
度値について充分に数多くの等高線を引き、見る人が他の等高線の輝度値につい
ても確認できるようにしている。輝度値の表示は枠内にいれて、他の一般の符号
と区別している。この曲線図の中心点72は、光源に直接戻る再帰反射に相当し
、別の地点74は基準軸48に相当する。中心点72および地点74を通過する
線分76は、そこから提示角γを測定するという基準を示す。地点72を中心と
する同心円は参照用であり、観測角αを示す。
【0021】 光源に再帰反射される光はほとんどない、あるいは大してない。すなわち、通
常の均等拡散面からの拡散反射率量である0.5cd/lx/mなどの選択し
た背景照度あるいは基準強度レベルを超えた光は再帰反射しない。かわりに、本
実施例による反射体は2本の明確なビーム78、80を入射ビームを挟んで対向
する両側に発生する。図7Aに見られる「下側」ビーム78は基準軸74に重な
って、これを包囲している。下側ビーム78は領域Z1〜Z3の一般方向である
光源16の右側に広がり、「上側」ビーム80は、領域Z1〜Z3にいる観測者
から遠ざかる、光源16の左側に広がる。図4B〜図4Cに示した結果と同様に
、ビーム78の最大輝度はビーム80のそれより大幅に高い。しかしながら、こ
の照明構造を用いた観測比は約2であり、前の7を超えた観測比より低かった。
得られた最大輝度は21.6cd/lx/mおよび約10cd/lx/m
あった。これに対して、入射光を図1Bに示すような広角観測円錐に反射する、
現在利用可能なビーズ型シート材(3M Companyにより販売されている
部品番号HV−8100)は、20度の観測角にて約0.5cd/lx/m
輝度を特徴とする。
【0022】 ビーム78、80間は輝度が非対称であるばかりでなく、ビーム78がビーム
80とは実質的に異なる形状を有する限り、形状も非対称である。ビーム80は
2つの最大値を有し、どちらもほぼ等しい観測角に位置するが、提示角において
輝度が一方の最大値の半分未満である領域により分断される2つの別個の輪形パ
ターンを識別できる程度に変位している。ビーム78もまた、ほぼ等しい観測角
に位置して提示角に変位した2つの最大値を有する。しかしながら、ビーム78
における最大値間に位置する領域の輝度は、どちらの最大値とも20%未満の違
いしかなく、ビーム80に比較すると、より均一なビーム形状となっている。
【0023】 図7Bは、図7Aの拡大部分に観測領域の外郭Zを重ね合わせたものである。
外郭Zは、領域Z1、Z2あるいはZ3のうちのどこかにいる自動車運転者の位
置をα、γ座標で示したものである。図から分かるように、実施例による反射体
により、輪郭図Z内全体は4cd/lx/m以上の輝度、場所によっては最大
204cd/lx/m以上の輝度となっている。輝度が4cd/lx/m
ある観測角内にあるビーム78の範囲あるいは「幅」は、領域外郭Zの観測角内
における範囲の2倍内にうまく収まっている。同様に計測した提示角内のビーム
78の「幅」は領域外郭Zのおよそ2〜3倍である。この測定によれば、ビーム
78の寸法は観測領域に比較的うまく適合している。このようにビーム78の寸
法を観測領域に適合すること、入射斜角の非対称な輝度特性および、反射体の低
いあるいはごく僅かな再帰反射性により、本実施例による反射体の効率性を向上
することができる。
【0024】 わずかに修正を加えた構造面を有する別の反射体を設けること、あるいは可能
であれば、異なる入射角βおよび/または方位角ωを有する新たな位置に光源1
6を単に移動することにより、領域Zおよびビーム78bの相対位置を移動する
ことができる。この方法において、光源の配置を僅かに調整することにより、領
域Zの照明を最適にして平均輝度を最大にする、あるいは最良の均一性を得るこ
とができる。さらに、同一シート材を、例えば頭上と標識を設置する道路脇との
関係のように、標識に対する観測領域の寸法あるいは位置が異なる2通りの用途
に使用することも可能になる。光源からの光が一定のβ、ω値範囲で反射体の表
面を横切って入射する程度に、その範囲内における所与β、ω値が何であれ、領
域Zより多少広い反射ビーム78を有することが望ましい。
【0025】 コンピュータモデルによる別の実施態様 上記において論議した実施例による反射体とは異なる別の反射要素群形状を測
定したい場合、所望の形状を備える新たな精度の高い型を製造し、その型から反
射シート材を形成し、そのシート材から直に測定することができる。便利かつ低
コストな別の方法は、コンピュータプログラムあるいはコンピュータモデルを用
いて、所与の所望形状における拡散状態などの光学特性を予想することである。
この後者の手法を用いて、別の反射体設計を検討した。
【0026】 使用したコンピュータモデルにおいて、反射、屈折および回折効果を考慮に入
れた。反射要素群表面からの反射には、s−偏向およびp−偏向光間の差を考慮
した。このモデルには個別光線の配列を設け、この光線のすべてに、さまざまな
プリズム要素群の底面三角形を均等に横切る所望の入射角および方位角を持たせ
た。算出した出力光線を操作にかけて1つの拡散状態を得た。特に指定のない限
り、可視スペクトルのほぼ中間である555nm以下の光波長と、1.6の屈折
率を用いた。
【0027】 図8は、上述したような実施例による物品の構造およびβ=18°、ω=18
°の照明構造に対して算出した拡散状態を示す。図7Aのように、中心点72は
完全な再帰反射を示し、地点74は反射体に垂直な基準軸を示し、線分76はγ
=0°に相当する。
【0028】 図8における算出による拡散状態と図7Aにおける観測された状態とを比べる
と、所与の構造面形状の拡散状態について概算を描写するのに、コンピュータモ
デルが信頼に足ることがわかる。第1に、総体的な2つのビームパターンについ
て、ビームは入射光方向の対向する両側に配置されており、観測されたパターン
に非常に近似である。第2に、各ビームにおける特徴的な最大値の観測角座標は ームにほぼ一致している。第4に、どちらの図においても、下側および上側ビー
ム間のビーム形状は地点72に対して非対称を示している。算出したビーム形状
と観測されたビーム形状との間には細かい違いはあるものの、輝度レベルが2c
d/lx/mの場合、どちらの場合の下側ビームも、10〜15度の角度△α
および、約40〜50度の提示角△γに跨る。この光レベルは、図7Aに示した
ビーム78の最大輝度の約10%に相当する。
【0029】 観測されたビームと算出したビームとの違いとして、ビーム内最大値の数ある
いは正確な位置についての詳細を挙げられる。さらに重要なことは、図7Aにお
いて観測された2ビームの要素に比較して、図8に示す算出による拡散状態では
2本の反射ビーム間の最大輝度がほぼ等しくなっていることである。
【0030】 コンピュータモデルの潜在能力と限界とを心に留めながら、算出された拡散状
態の、実施例による反射体の反射要素群とは異なる反射要素群について検討し、
反射体の構造面を変更すると効果があることを実証する。特にことわりのない限
り、照明構造は図8に示したものと同じである。
【0031】 図9を見ると、全溝角を約{81.47、60.28、60.28}度にした
結果、4面プリズム面間の二面角が約{83、90、90}度になっている点を
除き、実施例による反射体のような物品での拡散状態が示されている。これらの
値を、実施例による約{83.2、89.8、89.8}度の二面角に比較する
ことができる。図9を図8と比較すると、二面角を0.2度変化させても、光を
、入射光方向の対向する両側において互いに非対称な形状である2本の一般反射
ビームに再度向きを変える物品が形成されたことが分かる。図9のビームは、図
8のビームと同様のα、γ座標を有する。しかしながら、図9の下側ビームは、
図8におけるそれより間隔が詰まって均一である。図9の下側ビームの形状はよ
り顕著な2つの輪形パターンのあるビームであり、1つの輪形パターンの中心は
ほぼ基準軸74上にきている。
【0032】 次に図10A〜図10Jをみると、1度ごとに二面角偏差を90度から減少し
たときの結果が示されている。図10Aは、各4面プリズムの偏差が1度だけで
ある、すなわち二面角が{89、90、90}である構造面を示し、図10Bの
偏差は2度、すなわち{88、90、90}の二面角を示し、これを繰返すよう
に溝角を設定した。図10Gは図9と同じである。図からわかるように、2本の
反射ビーム間に目立った非対称が観測できるには、約2〜3度より大きな偏差が
必要である。したがって本明細書内において、少なくとも図10D〜図10Jの
反射物品を、「直交とは大きくずれた」反射面を備えた反射要素群を有するとい
う。約7度以上の偏差になると(2cd/lx/mのレベルにおいて)、下側
ビームは劣化して2本の明確な輪形パターンあるいはドータービームに分かれる
。これは1つの広い観測領域を均一に照明するには理論上適していないが、他の
用途に有用な場合もある。
【0033】 図11A〜図11Jは、90度からの二面角偏差が逆に1度の増加していく点
を除き、図10A〜図10Jにそれぞれ類似している。したがって図11Aは二
面角が{91、90、90}であるプリズムに関し、図11Jは二面角が{10
0、90、90}であるプリズムに関する。顕著な非対称が確認できるには約2
〜3度を超える偏差が再度必要である。下側反射ビームは有利なことに、計算上
上側ビームを超える輝度を有することに留意されたい。図10A〜図10Jに見
られた状況と同様に、偏差が約8度を超えると、2cd/lx/mのレベルに
おいて下側ビームは輪形パターンの分離を起こす。
【0034】 反射ビームの角度範囲あるいは「幅」△α、△γは回折効果と相対関係にあり
、回折効果はまた、使用する光波長に対する各反射要素群の相対的な寸法による
ものである。図12A〜図12Bは、溝間隔が0.001inではない構造面に
ついて予想される可視光拡散状態を示す。溝間隔の変化も反射ビームの方向を左
右することが分かっている。したがって新たな全溝角および対応する二面角を選
択して、少なくとも部分的にこの影響を相殺した。図12Aにおいて、3つの溝
セットすべての溝間隔を0.0015in(38μm)に増加した。この空間は
可視光の約75波長に相当する。3つの溝セットそれぞれの全溝角を{81.3
621、59.6955、59.6955}度に調節し、{82.62、89.
745、89.745}度の二面角を得た。図12Bにおいて、溝間隔を0.0
007in(18μm)あるいは可視光の約35波長に削減した。二面角は図1
2Aのものと同じであった。間隔が狭いほど、ビーム内の輝度に大きな変化が少
ない、一般に広角な下側ビームが得られることがわかる。これは用途によって有
利となるはずである。間隔が広いと、より密集した不均一な下側ビームが得られ
、これは観測領域Zの照明には適さない場合もあるが、他の用途には充分に機能
する可能性がある。図6に類似した道路構成において、0.0004〜0.00
2in(10〜50μm、あるいは20〜100可視光波長)の溝間隔が一般に
好適である。
【0035】 多面シート材の構造面側を金属の薄い反射層でコーティングすることが知られ
ている。反射面が直交とは大きくずれた要素群を具備するシート材の場合、この
反射コーティングが反射面に接触すると、反射ビームの総体的な輝度は低減し、
少なくとも下側ビームの幅は縮小する。図13は、3つの互いに反射し合うプリ
ズム面の各々に90%反射率のコーティングを施した点を除き、図8と同様の反
射体について予想される拡散状態を示したものである。これらの図を比較すると
、輝度および空間的広がり均一性に優れたビームを所望するのであれば、反射面
にコーティングを施さず、反射面によるTIRに依存することが有利であること
がわかる。
【0036】 60度ではない角度で互いに交差する溝セットを使用して、傾斜した反射要素
群を形成することも可能であることが予想される。正確に1つの内包角を60度
より大きくした底面三角形、あるいは正確に1つの内包角を60度未満にした底
面三角形を規定するように溝群を配置することができる。反射要素群の底面三角
形を二等辺あるいは不等辺にすることができる。上述のように、溝側面角を、少
なくとも2つの直交とは大きくずれた反射面を有する4面プリズムを形成するよ
うに選択する。他の方法として、従来技術において完全なキューブコーナー要素
群と呼ばれる、傾斜の有無に関らず平行な溝セットが規定するのではない反射要
素群を使用することも可能である。
【0037】 本明細書において開示する原理により製造するシート材などの反射物品に、プ
リズム要素群を大気中にて密封するための従来の支持体材料を、接着剤層および
剥離シート同様、使用することができる。例えば米国特許第4,938,563
号(Nelson他に付与)を参照されたい。同特許の内容全体を本明細書に引
用したものとする。反射層の平滑な正面30をカバーする従来のトップフィルム
を用いて、反射層を破損する可能性のある紫外線を吸収することも可能である。
染料を反射層材料に添加あるいは混合して、物品の外観を着色することもできる
【0038】 敷設;両用シート材 反射物品の構造面に、合致して対をなす反射要素群の1種類以上を組み入れる
ことにより、固定光源から観測領域に向けて反射されるビームの空間的広がり均
一性を改良、あるいは修正することができる。周知の製造方法を利用して異なる
反射要素群の配列を同一物品上に敷設あるいは組み入れることにより、拡散状態
が、各反射要素群設計の拡散状態としての平均値(あるいは、使用した相対的表
面面積による加重組み合わせ)であるシート材を製造することができる。
【0039】 図14は、隣接する縞模様領域82aを具備するシート材82を示す。各領域
82aには、反射あるいは再帰反射する1種類の要素群の配列が一杯に並んでい
る。約30m以上の視覚距離から見えないように、各領域82aの幅を約50m
m未満にして、シート材の外観を一様にすることが好ましい。長方形、正方形お
よび他の幾何学形状など、縞模様以外のパターンを用いることもできる。
【0040】 反射性であるが再帰反射性ではないという上記に開示した要素群領域ばかりで
なく、再帰反射要素群領域をシート材82に具備することにより、独自の有利性
を得ることができる。図15に示すこのようなシート材82は2通りの利用方法
を有する。第1に、シート材82は、固定光源16からの光を観測領域Zを包み
込む広角ビーム86に方向付ける。第2に、シート材82は、移動中の乗り物上
の光源からの光88を移動光源上に中心を置く狭角ビーム90に再帰反射する。
したがって、このシート材82を、固定光源が適した角度で標識を照明する場所
に設置することも、そのような光源がない場所に設置することも可能である。そ
の光源が設けられている場所にある場合でも、固定光源が機能しない時は、再帰
反射領域により乗り物の運転者は確実に標識を見ることができる。
【0041】 再帰反射ビーム90の中心は乗り物の移動光源上に常にあるため、このビーム
90の乗り物の運転者への視認性は、乗り物のヘッドランプに対する運転者の目
の観測角が非常に小さい領域Zの外側においても高くなる。再帰反射ビーム90
は、米国特許第4,588,258号(Hoopmanに付与)、同第4,77
5,219号(Appledorn他に付与)あるいは同第5,138,488
号(Szczechに付与)に開示されている要素群などの従来技術によるキュ
ーブコーナー再帰反射要素群により発生し、一般に入射光88の方向に対する約
2度の観測角内に収まる。反対に、ビーム86は一般に、2度を越える観測角に
方向付けられる。ビーム86を、上述のような直交とは大きくずれた反射面を有
する反射要素群により発生することが好ましいが、対称な反射ビームを発生する
要素群も状況によっては使用可能である場合もある。
【0042】 表3は、図14の物品82に考え得る1設計を示す。この設計を7本の縞模様
毎に繰返す。構造面の領域82aを、35.2644度の直交を作り出す溝側面
角(溝セットは60度の内包角で交差する)からの溝側面角の各対における偏差
により規定する。領域の7分の1を再帰反射要素群、残りを3種類の異なる反射
要素群に充てて、均一性を改良し、幅が広くなった反射ビーム86を発生する。
各反射要素群配列だけでは観測領域を適した反射光量で充当することはできない
が、このように敷設することにより反射ビーム86の幅は増加する。
【0043】
【表3】
【0044】 表4は、2本の縞模様毎に繰返す、さらに簡便な別設計を示す。この設計は、
図11Gと同じ{97、90、90}度の二面角を有する反射要素群領域および
従来技術によるキューブコーナー要素群を具備する。
【0045】
【表4】
【0046】 物品84の構造面に、寸法が異なる個々の反射および/または再帰反射要素群
をもたせることができる。例えば、第1の領域82aの反射要素群には第1の溝
間隔を持たせ、その第1の領域に隣接する第2の領域82aの反射要素群には異
なる溝間隔を持たせて、要素群を異なる寸法にする。同様に再帰反射要素群を反
射要素群より大きくあるいは小さくすることができる。
【0047】 図16に示す従来技術による形状(米国特許第5,600,484号参照)を
修正して、さまざまな反射および/または再帰反射要素群配列を互いに間隔をお
いて個別配置することができる。ここに示す拡大平面図は、異なる要素群92、
94、96の3配列を示す。要素群94、96は、これらの反射面が互いに面一
であるため、二面角は同じセットを有する。しかしながら、要素群92の反射面
は、要素群94、96とは独立して形成されている。有利なことに、要素群94
、96を、二面角が直交する再帰反射要素群にし、要素群92を、少なくとも1
つの二面角が直交していない反射要素群にするように、あるいは逆になるように
溝角を選択することができる。しかしながら、この配列では、図14の実施態様
に比較すると、各配列がカバーする領域の比率を自由に選択することができない
。各要素群の相対的な寸法の選択にも融通性が少ない。
【0048】 付加的実施態様 数多くの異なる反射要素群を有する構造面を敷設する必要なく、角度範囲を広
げ、空間的広がりの統一性を改良した反射ビームの発生を追求するにあたり、さ
まざまな種類の反射要素群を反復パターンで構造面上に互いに間隔をおいて個別
配置して組み入れる構造面を設計した。この種々の反射要素群はそれぞれ、直角
から約2度を超えてずれた二面角を少なくとも1つ有する。90度の二面角を作
り出す溝側面角に対する溝側面角における異なる(大きな)偏差を順次繰返すこ
とにより、この要素群を規定する。底面に正三角形を有する要素群において、溝
側面角偏差を約35.2644度という名目側面角に対して測定する。傾斜した
要素群において、溝側面角偏差は、90度の二面角を作り出す溝側面角に対して
測定する。
【0049】 図17に示す構造面部分104は例示的なものである。完全な構造面は、各溝
106a−h、108a−dおよび110a−dを連続して延在し、表面上に反
復することにより作成される部分104の複数物からなる。溝セット106、1
08、110は60度で互いに交差する。溝側面角偏差を、表示された各々の溝
について弧の分を単位にして図17に示す。溝セット内における一連の溝群は異
なる複数対の溝側面角を有する。例えば溝108aの対{−350、−200}
は、溝108bおよび108cの対{−200、−350}とは異なる。あるい
は再度、溝106aの対{300、150}は、溝106bの対{300、30
0}とは異なり、この溝はまた溝106cの対{150、300}とは異なる。
このように規定したパターンを具備して、他とは異なる二面角のセットを有する
各種類を形成する。溝側面角面の異なる組み合わせを、その二面角と共に表5に
掲載する。6種類の反射要素群をA〜Fで表示した。
【0050】
【表5】
【0051】 異なる種類の反射要素群A〜Fを図18の簡略図に示すように構造面部分10
4上に配置する。この図において溝側面は図示していない。各反射要素群の形状
および配向を考慮に入れる場合、部分104上には6種類以上の反射要素群があ
ることに留意されたい。例えば、図18において「A」と表示した要素群はすべ
て、表5に示す同じ3つの二面角を有するが、他の要素群に対して回転対称であ
る要素群もあり、また他の要素群の鏡像になっている要素群もある(しかし、互
いに合同ではない)。
【0052】 構造面部分104の拡散状態は、構造面を形成する数多くの異なる反射要素群
の拡散状態を組み合わせたものである。この拡散状態を、すべての溝セットにつ
いて溝間隔を0.001in(25.4μm)、光学波長を555nm以下、照
明構造β=ω=18度と想定して、図17の構造面を背面として有するシート材
について上述のコンピュータモデルにより算出する。この結果を図19に示す。
ここでの参照符号72、74および76は他の図面と同じ意味である。112お
よび114で示した2本の反射ビームは再度、再帰反射地点72の両側に見られ
る。両方のビームの最大輝度は、上述の実施態様のいくつかに示した予想結果に
比較して比較的低い(4cd/lx/mをわずかに上回るのみ)である。しか
しながら、ビーム112、114は一般に、上述の実施態様より均一であり、少
なくとも2cd/lx/mの輝度レベルにおいて、その形状は丸く整っている
(長細くない)。ビームの形状が丸いほど、構造面104を有するシート材は、
細長い反射ビームを有するシート材より広い視覚領域を照明できることを意味す
る。さらに、大型シート内で大きく離れた部分において、その距離をおいて離れ
ている部分が光源に対して実質的に異なる入射角および/または方位角にあった
としても、所与の観測地点における見掛けの輝度はほぼ同じであることを意味す
る。ビーム112、114は互いに非対称な特定形状ではあるが、総体的には同
様のビーム形状を有していることは驚くべきであることに留意されたい。
【0053】 図17の構造面およびこのような表面を、上述の敷設技術により両用シート材
あるいは他の物品に組み入れることができる。
【0054】 特定用語の解説 ビーム:最大輝度を有し、ビーム外郭と見なされる境界領域を超えると最大輝度 の1%〜10%などの所与しきい値未満に低下する光量あるいは反射領域 。 輝度:光のビームについて言う場合、カンデラ/m(cd/m)で表す光量 。反射物品について言う場合、物品の反射率、すなわち物品の反射光度を 通常の照度および物品の表面面積で割った値をいい、カンデラ/ルクス/ mおよび、略してcd/lx・mあるいはcd/lx/mで表す。 可視スペクトル外の光については、光度測定用語ではなく放射計用語にて 表す量に対応する。 基準標線:基準軸についての配向を示す基準として用いる、反射物品上の標線( 実際あるいは概念上)。 拡散状態:所与の照明構造に対する、観測角および提示角の結果として反射され た光の輝度の表示。この表示は通常、r座標が観測角αを示し、テータ座 標が提示角γを示す(r,テータ)極座標に曲線で描かれた同輝度等高線 の形態である。 入射角(β):照明軸および基準軸の間の角度。 入射半平面:基準軸に始まり、照明軸を含む半平面。 溝側面角:溝側面と、溝の縦に平行かつ反射物品の基面に垂直に延在する平面と の間の二面角。 照明軸:基準中心点と照明源との間に延在する線分。 光:スペクトルの可視、紫外線、あるいは紫外線部分における電磁放射線。 観測角(α):照明軸および観測軸の間の角度。 観測軸:基準中心点および選択された観測地点の間に延在する線分。 観測半平面:照明軸に始まり観測軸を含む半平面。 方向角(ω):入射半平面と、基準軸に始まり基準標線を含む半面との間の二面
角。 提示角(γ):入射半平面および観測半平面の間の二面角。 基準軸:反射物品から離れた基準中心点から延在し、通常その基準中心点におい て反射物品に垂直である線分。 基準中心点:物品の性能を特定するために物品の中心とされる、反射物品上ある いは反射物品付近の地点。 可視光線:一般に約400〜700nmの波長範囲である、何の補助もなく人の 目で検知できる光。
【0055】 以上、本発明を好適実施態様を参照しながら説明してきたが、当業者であれば
、本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、その形態および詳細に変更を加
えることができることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1Aおよび図1B】 周知の再帰反射シート材について、一般の目視お
よび照明関係を表す。
【図1C】 本明細書において開示する反射物品向けである、目視および照
明関係を示す。
【図2】 開示する反射物品の構造面を示す拡大平面図である。
【図3】 構造面のうち、2つの反射面の側面をさらに拡大した表示である
【図4A〜C】 実施態様による反射体の反射特性を示す。
【図5】 実施態様による反射体に対する照明および観測構造を示す。
【図6】 光源および対象観測領域に対応する位置に搭載された反射シート
材などの反射物品を示す。
【図7A】 実施態様による反射体の測定による拡散状態の曲線である。
【図7B】 観測領域の表示を上に重ね合わせた、図7Aの拡大部分である
【図8】 実施態様による反射体に予想される拡散状態の曲線である。
【図9】 別の反射物品に予想される拡散状態の曲線である。
【図10A〜J】 1つの二面角が90度未満で1度ずつ変化する反射要素
群を有する具体的な反射物品に対して予想される拡散状態の一連の曲線である。
【図11A〜J】 1つの二面角が90度を超えて1度ずつ変化する反射要
素群を有する具体的な反射物品に対して予想される拡散状態の一連の曲線である
【図12Aおよび図12B】 実施態様による反射体とは別の溝間隔を有す
る反射物品に対して予想される拡散状態の曲線である。
【図13】 構造面に90%の反射率を有するコーティングを具備した点を
除き、実施態様による反射体に類似の反射物品に対して予想される拡散状態の曲
線である。
【図14】 少なくとも2つの異なる反射要素群配列を有する反射物品の平
面図である。
【図15】 光源および観測領域に対応する位置に搭載された両用反射物品
を示す。
【図16】 反射要素群および再帰反射要素群の双方を組み入れるように製
造できる従来技術による構造面の拡大平面図である。
【図17】 さまざまな反射要素群を反復パターンで互いに間隔をおいて個
別配置して組み入れた構造面部分の拡大平面図である。
【図18】 異なる種類の反射要素群を区別できるようにした、図17の図
の簡略版である。
【図19】 図17の構造面を背面として有する物品に対して予想される拡
散状態の曲線である。 これらの図面において、便宜上、同一または、同じあるいは類似した機能を果
たす要素群には同じ参照記号を用いて示す。四角で囲った数字はcd/lx/m
単位あたりの輝度レベルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW Fターム(参考) 2H042 EA03 EA05 EA17 5C096 AA01 BA03 BB12 BB18 BB22 BB23 CC21 CE03 CE04 CE19 CE24 CG12 CG14 CG17 FA03 FA07

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の配列の反射要素群を備える構造面を有する
    層を具備し、該第1の配列が、入射光を約2度の観測角内で再帰反射ビームに再
    帰反射するように配列された少なくとも第1、第2および第3の反射面を有する
    要素群を備え、該第2の配列が、入射光を2度を超える観測角にて第2のビーム
    に反射するように配列された少なくとも第4、第5および第6の反射面を有する
    要素群を備える両用反射物品。
  2. 【請求項2】 前記構造面が複数の敷設領域を有し、前記第1の配列が第1
    セットの敷設領域群内に配置され、前記第2の配列が第2セットの敷設領域群内
    に配置される請求項1に記載の物品。
  3. 【請求項3】 前記複数の敷設領域の幅が約50mm以下である請求項2に
    記載の物品。
  4. 【請求項4】 前記第4、第5および第6の反射面が、それらの間に複数の
    規定可能な二面角を有し、該二面角の少なくとも1つが、直角から2度を超えて
    異なる請求項1に記載の物品。
  5. 【請求項5】 前記二面角の少なくとも1つが、直角から約10度以下だけ
    異なる請求項4に記載の物品。
  6. 【請求項6】 前記構造面が、前記第2の配列の前記要素群とは異なる第3
    の配列の反射要素群をさらに有し、該第3の配列が、2度を超える観測角にて入
    射光を第3のビームに反射するように配列された第7、第8および第9の反射面
    を有する反射要素群を具備する請求項1に記載の物品。
  7. 【請求項7】 前記構造面が複数の敷設領域を有し、前記第1、第2および
    第3の配列が、第1、第2および第3セットの敷設領域群内にそれぞれ配置され
    る請求項6に記載の物品。
  8. 【請求項8】 ビーム幅を各ビームの最大輝度の10%レベルで測定したと
    きに、前記第2のビームのビーム幅が前記再帰反射ビームのビーム幅より広くな
    るように、前記第4、第5および第6の反射面が配列される請求項1に記載の物
    品。
  9. 【請求項9】 前記再帰反射ビームおよび前記第2のビームが、2cd/l
    x/mの輝度レベルにおいて重なり合わない請求項1に記載の物品。
  10. 【請求項10】 前記第4、第5および第6の反射面が、18〜26度の入
    射角からの入射光を前記第2のビームに反射するように配列されており、それに
    より該第2のビームが5度を超えて20度未満である観測角ビーム幅△αを有す
    るようになっている請求項1に記載の物品。
  11. 【請求項11】 前記ビーム幅が、2cd/lx/mの輝度レベルで測定
    される請求項10に記載の物品。
  12. 【請求項12】 △αが10〜15度である請求項10に記載の物品。
  13. 【請求項13】 少なくとも前記第2の配列の前記要素群が、複数の溝セッ
    トにより区切られている請求項1に記載の物品。
  14. 【請求項14】 前記溝セットの少なくとも1つが、約10〜50μmの溝
    間隔を有する請求項13に記載の物品。
  15. 【請求項15】 前記溝セットの少なくとも1つが、異なる複数対の溝側面
    角を備える一連の溝群を有する請求項13に記載の物品。
  16. 【請求項16】 前記複数の溝セットの各々が、異なる複数対の溝側面角を
    備える一連の溝群を有する請求項13に記載の物品。
  17. 【請求項17】 少なくとも前記第2の配列の前記要素群が、前記層に形成
    された中実プリズムを具備し、前記第4、第5および第6の反射面が大気にさら
    されてこれらの面における全内部反射を可能にしている請求項1に記載の物品。
  18. 【請求項18】 同一の二面角を有する反射要素群を1つのクラスの反射要
    素群として、前記第2の配列の前記反射要素群が、少なくとも3つの異なるクラ
    スの反射要素群を具備する請求項1に記載の物品。
  19. 【請求項19】 前記異なるクラスの反射要素群が互いに間隔をおいて個別
    配置されている請求項18に記載の物品。
  20. 【請求項20】 拡大観測領域に情報を表示する装置において、 該拡大観測領域の近傍に位置付け可能な標識と、 該標識を斜角にて照明する固定光源と、 を備え、該標識が請求項1に記載の反射物品を具備するようにした改良。
  21. 【請求項21】 前記第2の配列が、前記固定光源からの光を、前記拡大観
    測領域を包み込むとともに該固定光源を通らない反射ビームに反射する請求項2
    0に記載の装置。
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