JP2001517138A - ディーゼルエンジン排気ガス用触媒および使用方法 - Google Patents

ディーゼルエンジン排気ガス用触媒および使用方法

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Abstract

(57)【要約】 触媒活性制御用化合物の存在下で支持体に支持させた白金族金属と熱安定性セリアと触媒作用を示さない孔含有ゼオライトを含有させた触媒組成物、上記組成物を含有させた構造物、そしてディーゼルの排気を処理する方法。

Description

【発明の詳細な説明】 ディーゼルエンジン排気ガス用触媒および使用方法 発明の背景 発明の分野 本発明は、触媒組成物およびこの組成物を排気ガスに含まれる被酸化性成分の 酸化で用いる方法、より具体的には、ディーゼルの排気を処理して大気に放出さ れる粒子および他の汚染物の含有量を低くすることに関する。 従来技術の説明 ディーゼルエンジンの排気は不均一な材料であり、それには気体状汚染物、例 えば一酸化炭素(「CO」)および未燃焼炭化水素(「HC」)などばかりでな くまた煤粒子も入っていて、その煤粒子は、乾燥している固体状の炭化水素系画 分と可溶有機画分の両方を含有している。この可溶有機画分は時として揮発性有 機画分(「VOF」)と呼ばれ、本明細書ではこの用語を用いる。このVOFは 、ディーゼル排気の温度に応じて蒸気としてか或はエーロゾル(液状凝縮物の微 細液滴)としてディーゼル排気に存在し得る。 気体状HCおよびCO汚染物と粒子、即ち煤粒子の両方の酸化を触媒させてそ のような汚染物を二酸化炭素と水に変化させる目的でディーゼルエンジンの排気 を処理する時に耐火性金属酸化物支持体上に分散させた白金金属を含有する酸化 用触媒が用いられることは公知である。ディーゼルエンジン排気の処理で直面す る1つの問題は、ディーゼル燃料に硫黄が存在していることで起こる。硫黄は燃 焼時に二酸化硫黄を生じそして酸化用触媒がそのSO2からSO3(「スルフェー ト」)が生成する のを触媒し、その結果として凝縮性の硫黄化合物、例えば硫酸などが生成し、そ れが粒子上で凝縮することで粒子の質量に加わる。また、このスルフェートは活 性アルミナ支持体とも反応して硫酸アルミニウムを生成し、これが起こると、米 国特許第4,171,289号に開示されているように活性化アルミナ含有触媒 が不活性になる。このような硫酸化問題を取り扱った以前の試みには、耐スルフ ェート性(sulfate−resistant)材料、例えば酸化バナジウム などを支持体の被膜に多量に組み込むか、或は耐硫黄性支持体材料、例えばα− アルミナ(アルファ)、シリカおよびチタニアなどを用いることが含まれる。 従来技術には、また、ディーゼル排気の処理でゼオライト類を用いることの認 識も示されており、そのようなゼオライトには金属添加ゼオライト(即ち触媒作 用を示す)が含まれる。例えば米国特許第4,929,581号にはディーゼル 排気用フィルターが開示されており、そこでは、その排気を触媒の壁を貫いて流 れさすことで煤粒子を濾過している。そのフィルターの詰まりを排除する目的で 、煤の酸化を触媒する白金族金属を添加したゼオライト含有触媒をフィルターの 壁に分散させている。 ヨーロッパ特許出願公開第92/102161.4にはディーゼルエンジン排 気に含まれる粒子の含有量および/またはサイズを小さくするための触媒が開示 されており、それは、ゼオライト系触媒に酸性特性を持たせることを通して行わ れている。その触媒は長鎖の芳香族炭化水素を分解し得る特性を有すると述べら れている。ゼオライトにはファウジャス石、ペンタシルおよびモルデナイトが含 まれる。更に、このファウジャス石およびモルデナイトに脱アルミニウム化を受 けさせることも可能である。そのゼオライトに1種または数種の遷移元素を含有 させると述べ られており、そのような遷移元素には銅、ニッケル、コバルト、鉄、クロム、マ ンガンおよび/またはバナジウムが含まれ得る。 特許出願昭63−95026号(1989年10月24日付けの特開平1−2 66854号)に排気ガス浄化用触媒が開示されている。その触媒は、銅イオン 交換を受けさせたゼオライトから成り、それを耐火性担体に担持させている。そ のイオン交換部位はゼオライトのスーパーケージ(supercage)表面に 位置していて銅イオンが配位する酸素原子の配位部位は4配位平方(four− coordinate square)である。 Iwamoto,Catalytic Decomposition of Nitrogen Oxides,Petrotech 12,888 -893,1989は、ディーゼル排気に由来する窒素酸化物および種々の放出物の量を 低くすることに向けたものである。それには銅イオン交換を受けさせたZSM− 5またはモルデナイトもしくはフェリエル石の使用が教示されている。米国特許 第4,934,142号には排気放出量制御装置(exhaust emiss ion control device)が開示されており、その装置には排気 ガスに含まれる粒子を集めるための第一フィルターがエンジンの排気系に取り付 けられている。不快な臭気を有する成分を吸収させるための第二フィルターが第 一フィルターの下流に取り付けられている。この第二フィルターは、ゼオライト に担持させた銅の銅イオンをイオン交換することで作られている。 ヨーロッパ特許出願公開第0 508 513 A1号にはディーゼル燃料エ ンジンの排気を処理して粒状物(炭素系材料のコアとこの炭素系材料に付着して いる凝縮性炭化水素を含有する)の放出量を低くする 方法が開示されている。その排気に含まれる凝縮性炭化水素を触媒作用を示す固 体状酸性材料に接触させており、その酸性材料は、それの酸性部位に脱離可能様 式で保持されている水素イオンを有する。その凝縮性炭化水素が上記部位に接触 すると、その部位から水素イオンが脱離するにつれてその凝縮性炭化水素の分解 が起こる。上記固体状酸性材料は、望ましくは、(H)カチオン(HYゼオライ ト)、または加水分解を受けさせた多価カチオン、例えばランタン(LaYゼオ ライト)、セリウム(CeYゼオライト)およびカルシウム(CaYゼオライト )などを伴うY型ゼオライトであり、それをセラミックまたは金属製モノリス( monolith)に支持させている。 表題が“Improved Zeolite-Containing Oxidation Catalyst and Method of U se”の米国出願番号08/255,289に、揮発性有機画分が入っているディ ーゼルエンジン排気系を処理するための触媒組成物を開示する。この触媒組成物 は耐火性担体を含み、その担体に、BET表面積が少なくとも約10m2/gの セリアを触媒有効量で含有しかつゼオライトを触媒有効量で含有する触媒材料の 被膜が付着している。また、アルミナで安定化したセリアを白金族金属の支持体 として用いることも公知である[二重(dual)排気用触媒として]。 バナジウムと白金族金属が活性成分として入っている微細無機酸化物の使用が 米国特許第5,157,007号に開示されている。その触媒は連続気泡モノリ スの形態である。 WO 94/22564にもディーゼル排気処理用触媒組成物が開示されてお り、その触媒組成物には、ベータゼオライトばかりでなくセリアと任意にアルミ ナが入っている。SO2からSO3への変換を制限しな がらCOおよびHCの酸化を助長する目的で白金族金属が用いられている。 本技術分野でよく知られているように、内燃機関の排気処理で用いられる触媒 が示す効果は、温度が比較的低い運転期間中、例えばエンジン運転の初期冷機始 動期間中の方が低い。これは、エンジン排気の温度がその排気に入っている有害 成分の接触変換が効率良く進行するに充分なほど高くないことによる。この目的 で、低温における触媒活性を向上させる目的で白金族金属触媒が高充填量で用い られていることは本技術分野で公知である。また、気体状汚染物、通常け炭化水 素を初期冷機始動期間中に吸着して排気がより適切な高い温度に到達するまでそ れらを保持する吸着材(これはゼオライトであり得る)を触媒処理系の一部とし て含めることも公知である。その吸着された炭化水素は、例えば米国特許第5, 125,231号(この特許では、低温で炭化水素を吸着する吸着材および酸化 用触媒として白金族金属添加ゼオライトが用いられている)などに開示されてい るように、その排気ガスの温度が高くなるにつれて上記吸着材から追い出され、 より高い温度で触媒処理を受ける。 ディーゼル排気用触媒の性能を向上させようとするそのような研究は問題を有 していた。これは、運転状態の温度が低いことおよび高いこととSO2が存在し ていることとCOおよびHCを無害な材料に有効に変化させる必要があることが しばしばディーゼル排気用触媒に対して競合する要求を課すからである。例えば 、COおよびHCの変換を低い温度で行うには白金族金属を高い充填量で用いる 必要があることが知られている。しかしながら、白金族金属を高い充填量で用い ると、SO2からSO3への変換速度が高くなってしまう。 また、酸化バナジウムを触媒組成物に相当量で添加すると白金族金属の活性が 変化することも公知である。酸化バナジウムは白金金属の活性を低くすることで SO2からSO3への変換速度を低下させる。しかしながら、比較的短い運転期間 の後に酸化バナジウムが白金族金属を不可逆的に不活性化し始めることで触媒が COおよびHCの変換で示す性能が低下し始める。 従って、SO2からSO3への変換を最小限にしながらCOおよびHC(揮発性 有機画分を包含)を有効に変換する触媒を提供することができたならば、ディー ゼルの排気を無害な材料に変化させる技術における有意な進展になるであろう。 発明の要約 本発明は、一般に、ディーゼルの排気に含まれる揮発性有機画分の少なくとも いくらかを無害な材料に変化させかつまた気体状炭化水素(HC)および一酸化 炭素(CO)汚染物も同様に無害な材料に変化させ得る触媒組成物、この組成物 を含有する構造物、およびディーゼルエンジン排気流れに含まれる被酸化性成分 を酸化させる方法に向けたものである。この触媒組成物の操作および変換反応を 、二酸化硫黄(SO2)から三酸化硫黄(SO2)への実質的な変換を起こさせる ことなく行う。 特に本発明に従ってディーゼルエンジン排気流れを処理するための触媒組成物 に下記を含有させる: a)少なくとも1種の触媒活性制御用(catalytic activity controlling)化合物の存在下で支持体に触媒有効量で支持させた 少なくとも1種の白金族金属、 b)熱安定性セリア、および c)触媒作用を示さない(non−catalytic)孔含有ゼオライト。 本発明の1つの面において、上記触媒組成物に、白金族金属の触媒活性を有効 に制御する化合物を少なくとも1種類含有させる。従って、この触媒はSO2か らSO3への変換を最小限にしながら低温運転に適切な高い充填量で使用可能で ある。触媒活性を制御する好適な化合物は、バナジウム、金、銀、鉄およびそれ らの組み合わせを含有する化合物である。 本触媒組成物では、ディーゼル排気に含まれるVOF(揮発性有機画分)を有 効に酸化する熱安定性セリアを用いる。このセリア成分は、また、白金族金属が VOFに接触しないようにする働きもし、それによって、SO2からSO3への変 換を最小限にするばかりでなくコークス生成量を低くする働きをする。 本発明の別の面において、本触媒組成物では、触媒作用を示さないで温度が低 い時にはVOFを吸収しそして温度が高くなる(しかしながら一般的にはSO2 がSO3に変化する温度より低い温度)とVOFを放出する孔含有ゼオライトを 用いる。特に好適なゼオライトは水素−ベータゼオライトである。 本触媒組成物は単一のウォッシュコート(washcoat)としてか或は複 数のコート(例えばツーコート)として塗布可能であり、後者の場合、好適には 熱安定性セリアをトップコートとして塗布しそして残りの成分をボトムコート内 に入れる。本発明のこのような態様では、セリアを基とするトップコートが最初 にディーゼル排気流れに接触することでVOFを吸収するばかりでなく白金族金 属を保護する。発明の詳細な説明 本明細書および請求の範囲で下記の用語を用いる場合、これらは以下に示す意 味を有する。 用語「ウォッシュコート」は、典型的には耐火性材料、例えばコージライトま たは他の酸化物もしくは酸化物混合物またはステンレス鋼などで作られている担 体に含まれる平行な気体流れ通路を形成する壁に付着させる材料、例えば本発明 の触媒材料などの粘着性薄被膜を指す。 用語「熱安定性セリア」は、典型的なディーゼル排気ガス温度である約700 ℃に及ぶ温度で物理的構造が変化しないセリアを意味する。 セリアに関する用語「バルク形態」は、そのセリアが別の構成要素の中に溶液 形態で分散させたセリアとは対照的に個々別々の粒子(これの大きさは非常に小 さく、例えば直径が10から20ミクロンまたはそれ以下でさえあってもよく、 そして通常はそうである)として存在することを意味する。 ディーゼル用途で用いる触媒は、ガソリンエンジンに関連しない数多くの要因 を取り扱う必要がある。ディーゼルエンジンから出て来る排気ガス、特にターボ チャージャーが備わっているディーゼルエンジンから出て来る排気ガスは冷えて いて150−200℃であることから、上記触媒は非常に低い温度で活性を保持 することが絶対的に必要である。新鮮な白金金属触媒がSO2の存在下でCOお よびHCを酸化するのは200℃付近である。そのディーゼル排気流れの温度が 約200℃に到達するまでCOとHCが大気に放出される。 この上に記述したように、ディーゼルエンジンの排気にはCOおよび未燃焼H Cばかりでなくまた煤相も含まれていて、その煤相には、未燃 焼の燃料および潤滑油を含有する揮発性有機画分(VOF)が入っている。この VOFは、これを前以て処理しておかないと、温度がそのような材料の酸化に充 分な温度に到達するまで、白金金属触媒の不活性化をもたらし得る。 他方、排気流れの温度が上昇するにつれて、SO2が酸化を受けてSO3になる 傾向があり、これが生じると、全粒子状物(TPM)放出量が負の影響を受ける 。特に温度が300℃以上になると、白金がSO2をSO3に酸化する速度が劇的 に上昇する。従って、ディーゼルエンジン運転中に触媒の不活性化がより低い温 度で起こる一方で望まれないSO3の生成がより高い温度で起こり得る。本発明 の触媒組成物では、a)白金族金属触媒を高い充填量で用い、b)白金族金属の 活性を制御し、c)白金族金属の不活性化を回避し、d)触媒が作用しない環境 下の低温でHCを貯蔵し、そしてe)排気流れが触媒活性温度に到達した時点で 起こるSO3生成を最小限にする、ことを通して上記問題を取り扱う。 本発明の触媒組成物では3種類の主要成分を用いる、即ち触媒活性を制御する 化合物を含有する支持体に支持させた白金族金属成分、熱安定性セリア、および 触媒作用を示さない吸着剤であるゼオライトを用いる。本発明で用いる如き白金 族金属成分は、主に、SO2からSO3への変換を有意に触媒することなく気体状 HCおよびCOを酸化させて無害な材料、例えば水蒸気および二酸化炭素などを 生じさせる働きをする。上記熱安定性セリアが液相HC(VOF)を酸化する機 能を果す一方で、上記ゼオライト成分は、触媒が作用しない低温で気体状HCを 吸着しそして次にSO2が有意量でSO3に変化する温度より一般に低い温度で気 体状HCを脱離する。その結果として、上記白金族金属は、吸着されてい るSO2の有意部分をSO3に変化させることなく、HCを無害な材料に変化させ る。 本発明の白金族金属成分には如何なるおよび全ての白金族金属が含まれ、これ らは単独または組み合わせて使用可能であり、またそれらの酸化物も含まれる。 このような白金族金属には、例えば白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、 イリジウム、それらの混合物および組み合わせ、そしてそれらの酸化物などが含 まれる。この白金族金属の中で白金が最も好適である。 本触媒組成物で用いる白金族金属の量は、ディーゼル燃料運転初期の低温でC OおよびHCの変換率を最大限にする高い充填量でなければならない。この白金 族金属の量は一般に少なくとも約5g/立方フィート、典型的には約5から10 0g/立方フィートの範囲、最も好適には約10から約70g/立方フィートの 範囲である。従って、本発明の触媒組成物と低充填量の組成物(この場合にはず っと低い量、典型的には約2.0g/立方フィート以下の量で白金族金属が用い られている)とは異なる。 上記白金族金属用の支持体は、ディーゼル排気処理中に白金族金属の失活をも たらす傾向を示さない如何なる支持体であってもよい。そのような支持体にはジ ルコニア、チタニア、シリカおよびそれらの組み合わせが含まれ、これに好適に は比較的低い表面積を持たせる。好適な支持体はアルミナ、特に比較的低い表面 積を有するアルミナである。この支持体の表面積を低くしておくと、白金族金属 の触媒活性を制御するに役立つ。この支持体の表面積は多様で約50から200 m2/gであってもよいが、好適な表面積は約90から110m2/gの範囲であ る。 上記白金族金属成分は、例えばSaul G.Hindenの米国特許第4, 134,860号(引用することによって本明細書に組み入れられる)に教示さ れている様式などで調製可能である。水溶性の白金族金属(例えば白金)が入っ ている溶液に微細支持体(例えばアルミナ)を接触させることで自由液体、即ち 未吸収液体を本質的に含まない複合体を生じさせる。この複合体が未吸収液体を 本質的に含まないままにしながら上記白金を水に不溶な形態に変化させる。この 複合体をスラリーとして粉砕して典型的に約15ミクロン以下の範囲の固体粒子 を生じさせる。次に、この複合体の乾燥および焼成を行う。 本発明の触媒成分に少なくとも1種の触媒活性制御用材料を有効量で与える。 このような材料は白金族金属の触媒活性を制御する(例えば低下させる)働きを し、その結果として、白金族金属を高い充填量で相当して吸着されているSO2 からSO3への変換率を高くすることなく低温運転で用いることができる。 白金族金属の触媒活性を制御し得る如何なる材料も使用可能であるが、好適な 材料には、金、バナジウム、銀、鉄およびそれらの組み合わせを含有する化合物 、例えば金、バナジウム、銀および鉄などの酸化物が含まれる。この触媒活性制 御用化合物の生成で用いる出発材料は、一般に塩化物でない水溶性化合物、例え ばNaAuSO3、NH3VO3、V25、AgNO3およびFe(NO3)3・9H2 Oなどである。この触媒活性制御用材料の量は典型的に約1から200g/立方 フィート、好適には約2から50g/立方フィートの範囲である。 本触媒組成物では、低温でSO2を吸着しそしてそのSO2を白金族金属がその 吸着されているSO2からSO3への変換を激しく触媒するよう になる温度より低い温度で脱離する熱安定性セリアを用いる。このセリア成分は またVOFを無害な材料に変化させる。特に、このセリア成分は初期エンジン始 動条件下でSO2を吸着しそして約300℃以下の温度でSO2を脱離すべきであ る。このようにすると、SO3への変換が容易には起こらない条件下であるなら ばSO2は触媒系を通り抜ける。本触媒に含めるセリア成分の量は、本触媒組成 物の全重量を基準にして典型的に約10から60重量%、好適には約20から5 0重量%、最も好適には約20から40重量%である。 本触媒組成物では、バルク形態のセリアが使用に好適な熱安定性セリア材料で ある。バルクセリアは、典型的に粒子の少なくとも95重量%が0.5ミクロン を越える直径を有するような粒子サイズ分布を示す固体状の微細粒子状セリアで ある。バルクセリアの構造および機能に関するさらなる詳細をChung−Zo ng Wan他の米国特許第4,714,694号(引用することによって本明 細書に組み入れられる)に見ることができる。本触媒で用いるセリア成分はディ ーゼル排気流れの温度、典型的には700℃に及ぶ熱に安定であるべきであると 理解する。 本触媒組成物のゼオライト成分は、触媒が作用する温度より低い温度において 、気体状HCを吸着して保持する。このゼオライトは、それ自身、ディーゼル排 気流れに含まれる如何なる成分も触媒しない。従って、このゼオライトは触媒作 用を示さず、そしてこれは触媒材料、例えば白金、鉄などが不純物として添加さ れていないものである。このゼオライトの構造は、HCを吸着しそして次にそれ を脱離し得る孔またはケージ(cages)を含む。このHCの脱離は、ディー ゼル排気の温度が吸着されているHC分子がゼオライトの孔から出て行き得るに 充分なエネ ルギーをそれらに与えるに充分なほど高くなった時に起こる。本発明の基準を満 足させるゼオライト材料の例には、例えば水素−ベータゼオライト、Y−ゼオラ イト、ペンタシル、モルデナイトなどおよびそれらの混合物が含まれる。水素− ベータゼオライトが好適なゼオライトである。本発明で使用可能なβ−ゼオライ トは、Beck,Zeolite Molecular Sieves ,Structure,Chemistry and Use,John Wiley and Sons(1974);Bonetto他,Optimization of Zeolite-Beta in Crackin g Catalysts Influence and Crystallite Size ,Applied Catalysis,37-51頁(1 992)および米国特許第3,308,069号の米国再発行特許28,341号、 そしてNewsam他,Structural Characterization of Zeolite Bata,Proc.R.So c.Lond.A 420.375-405(1988)(これらは各々引用することによって本明細書 に組み入れられる)に記述されている。 β−ゼオライトの場合のアルミナに対するシリカの比率は約10から約200 である。β−ゼオライトは2種類のチャンネル(channels)[1つは約 7.0オングストロームでもう1つは約5.5オングストローム]を伴う12員 環の三方位(tridirectional)ゼオライトである。それらは孔の サイズが大きく、アルミナに対するシリカの合成比(synthesis ra tio)が高くかつ孔の三方位網状組織が存在していることでHCの吸着に特に 適合していることが知られている。 このゼオライト成分の量の範囲もセリアのそれと同様である。このゼオライト 成分を典型的には本触媒組成物の全重量を基準にして約10から60重量%、好 適には20から50重量%、最も好適には20から40重量%の量で存在させる 。 本発明で用いる担体、即ち基質は、その上に分散させる触媒組成物に関して比 較的不活性でなければならない。好適な担体の場合、それをセラミック様材料、 例えばコージライト、α−アルミナ、窒化ケイ素、ジルコニア、ムライト、リチ ア輝石、アルミナ−シリカ−マグネシア、ケイ酸ジルコニウムおよび耐火性金属 、例えばステンレス鋼などで構成させる。この担体は好適には時にはハニカムま たはモノリス担体と呼ばれる種類のものであり、このような担体は構造が通常は 円柱形の単体本体を含み、その単体本体は、「フロースルー(flow−thr ough)」型の担体を与えるように、その中を伸びていて担体の両末端面をつ なげている実質的に平行で微細な気体流れ通路を複数有する。このようなモノリ ス担体はフローチャンネル(「セル」)を断面1平方インチ当たり約700以上 に及ぶ数で含み得るが、更に少ない数も使用可能である。例えば、この担体にセ ルを1平方インチ当たり約7から600、より一般的には約200から400の 数(「cpsi」)で持たせてもよい。 また、ウォール−フロー(wall−flow)担体(フィルター)も使用可 能である。一般に、ウォール−フロー担体は構造的にフロースルー担体に類似し ているが、各チャンネルが担体本体の1末端で遮断されていてチャンネルが交互 に反対側の末端表面で遮断されている点が異なる。ウォール−フロー担体基質お よびそれに付着している支持体被膜は必ず間隙を有する、と言うのは、排気が担 体構造を出るにはその担体の壁を通り抜ける必要があるからである。 担体、例えばモノリスのセラミック材料などに触媒組成物を付着させる時の付 着は通常の如何なる様式で行われてもよい。好適な方法は、触媒組成物の微細粒 子が入っている水スラリーを担体に含浸させる方法で ある。これは、上記担体(例えばウォールフロー品)をスラリーに浸漬しそして 余分なスラリーを排出させることでそれを除去した後に乾燥を約100から15 0℃で行いそして焼成を約450から600℃で行うことで達成可能である。 また、この触媒組成物を複数のコート、典型的にはツーコートとして担体に塗 布することも可能である。個々のコートの組成物は、ある程度、その処理すべき ディーゼル排気の種類に依存する。例えば、支持体をボトムコートとして塗布し そして白金族金属、触媒活性制御用化合物、セリアおよびゼオライト成分をトッ プコートとして塗布してもよい。このような二重コートの塗布は、最初に支持体 が入っているスラリーを担体に塗布した後に乾燥そして焼成を行うことを通して 実施可能である。その後に行う第二コート塗布を、第二コートの成分が入ってい るスラリーを最初に生じさせそしてこの第二コートを第一コートと同じ様式で塗 布することで行う。 VOF含有量が高いディーゼル排気の場合に特に適する本発明の態様では、二 重コート塗布のボトムコートに白金族金属、触媒活性制御用化合物、支持体およ びゼオライトを含有させる一方で、トップコートに熱安定性セリアを含有させる 。セリアをトップコートとして用いると、白金族金属がVOFに接触することで 生じるそれの失活が起こらないようにする保護がより良好になりかつVOFの酸 化がより効果的に起こる。 乾燥した煤がディーゼル排気に入っている場合に特に有効な本発明の触媒組成 物の別の態様では、ボトムコートにセリアとゼオライト成分を含有させる一方で トップコートに白金族金属、触媒活性制御用化合物および支持体を含有させる。 本発明の別の態様では、触媒組成物を含有さ せるコートの各々にセリアおよびゼオライト成分の少なくとも1つを含有させる 。 実施例1 触媒組成物で用いる白金金属全体の80重量%が入っているアンモニア溶液を 用いて出発してこの溶液を約90m2/gの表面積を有する396gのアルミナ と一緒にすることで1番目の材料を調製することを通して、本発明に従う触媒組 成物の生成を行う。この白金とアルミナを予備混合した後、酢酸をアルミナの重 量を基準にして4重量%の量で加えた。混合後、硝酸第二鉄[Fe(NO33・ 9H2O]の溶液をpt/Fe重量比が10になるように加え、そしてこの一緒 にした溶液を混合物の固体含有量が46%になるように添加した水の存在下で混 合してボールミルにかけた。 触媒組成物で用いる白金金属全体の20重量%が入っているアンモニア溶液を 用いて出発して2番目の材料の調製を行った。この白金溶液を396gの量のバ ルクセリアと一緒にして予備混合することで2番目の材料を生じさせた。 この1番目の材料および2番目の材料に加えて396gのH−ベータゼオライ トを固体含有量が49%のウォッシュコートスラリーが得られるように水を存在 させてブレンドした。このスラリーを平均粒子サイズが8μ未満になるまで混練 りした。その結果として生じた固体含有量が48−49%でpHが3.5から3 .8で粘度が20から30cpsのスラリーをモノリス型コージライト基質(4 00個のセル/平方インチ)に1.95g/立方インチのウォッシュコート増量 (gain)が得られるに充分な量で被覆した後、乾燥を100から150℃で 行いそして 焼成を約450℃で行った。最終触媒組成物が含有する白金は20g/立方フィ ートで鉄は0.8g/立方フィートであった。 実施例2 表面積が150m2/gのアルミナが600gとバルクセリアが200gとH −ベータゼオライトが200g入っているスラリーを一緒にブレンドすることで 固体含有量が36%の混合物を得た。この混合物の混練りを粒子の90%が8μ 未満になるように行った。このスラリーをモノリス型コージライト基質(400 個のセル/平方インチ)に1.0g/立方インチのウォッシュコート増量で被覆 した後、乾燥を約100℃で行いそして焼成を450℃で行うことにより、ボト ム触媒層を生じさせた。 アンモニア溶液に由来する白金金属と酸化バナジウムが入っているスラリーを 50m2/gのチタニアと一緒にした後、酢酸を15ml加えて混練りを行った 。その結果として生じたスラリーを300gのバルクセリア、400gのH−ベ ータゼオライトおよび100gのSiO2(SiO2ゾル溶液に由来)と一緒にし て一緒にブレンドすることにより、粒子の90%が8μ未満の粒子サイズを有す るスラリーを生じさせた。このスラリーをこの上で生じさせたボトム触媒層の上 に1.5g/立方インチのウォッシュコート増量で被覆することでトップ触媒層 を生じさせた。この被覆した基質の乾燥を105℃で行いそして焼成を450℃ で行うことにより、白金を40g/立方フィートとバナジウムを30g/立方フ ィート含有する触媒を得た。 実施例3 実施例2に記述した組成と同じ組成を有するボトム触媒層をコージラ イト製のモノリス型基質に塗布した。 トップ触媒層のスラリーを下記の如く調製した。容器に25重量%ZrO2/ SiO2複合(210m2/g)材料を427g入れた。実施例1で用いた溶液と 同じ白金アンモニア溶液(14.12gの白金)と0.70gの金(NaAuS O3溶液に由来)を容器に入れて脱イオン水で450mlになるまで希釈した。 この一緒にした白金−金溶液を上記ZrO2/SiO2複合材料に加えて混合する ことで均一な混合物を得た。 混合を継続しながら上記均一な混合物にゆっくりと酢酸を15ml加えた後、 蟻酸を20ml加えた。この混合溶液をボールミルに移し、それに熱安定性セリ アを183g、H−ベータゼオライトを244g、SiO2ゾル溶液(SiO2が 30%)を203gおよび脱イオン水を925g加えた。この溶液の混練りを粒 子の90%が8μ未満の粒子サイズを持つようになるまで行った。 このスラリーを上記ボトム触媒層に1.5g/立方インチのウォッシュコート 増量で塗布した。この基質の乾燥を100℃で行いそして焼成を450℃で行っ た。その結果として生じた触媒は白金を40g/立方フィートおよび金を2g/ 立方フィート含有していた。 実施例4 表面積が90m2/gのアルミナが700gとバルクセリアが300g入って いるスラリーを水と一緒にブレンドして固体含有量が38%の混合物を得た。こ の混合物の混練りを粒子の90%が8μ未満の粒子サイズを持つようになるまで 行った後、モノリス型コージライト基質(400個のセル/平方インチ)に1. 0g/立方インチのウォッシュコート増量で塗布し、乾燥を105℃で行いそし て焼成を450℃で行うこ とにより、ボトム触媒層を生じさせた。 白金のアンモニア溶液とPd(NH34(NO32の溶液とNaAuSO3の 溶液から成る混合物を500gのZrO2/SiO2複合物と一緒にして混合した 後、酢酸と蟻酸を加えた。 その結果として生じたスラリーを300gのバルクセリア、600gのH−ベ ータゼオライト、50gのPr23、そして固体含有量が37%のスラリーが生 じるに充分な量の水と一緒にした。このスラリーの混練りを粒子の90%が8ミ クロン未満の粒子サイズを持つようになるまで行った。このスラリーを上記ボト ム触媒層に1.45g/立方インチのウォッシュコート増量で塗布し、乾燥を約 105℃で行いそして焼成を約500℃で行った。その結果として生じた触媒は 白金を40g/立方フィート、パラジウムを1g/立方フィートおよび金を2g /立方フィート含有していた。 実施例5 実施例4に記述したボトム触媒層と同じボトム触媒層をモノリス型基質上に生 じさせた。トップ触媒層を金の量を多くして5g/立方フィートにする以外は実 施例4に記述したのと同様に生じさせた。 実施例6 白金が14.47g入っているアンモニア溶液(脱イオン水で400mlにな るまで希釈)と一緒に500gの12%TiO2−Al23複合材料を混合した 。この混合物に酢酸を混合下で15ml加えた。 Agが1.8g入っているAgNO3溶液を脱イオン水で25mlになるまで 希釈した。この希釈した銀溶液をこの上で生じさせたPt−TiO2−Al23 に加えて混合した。 この混合物を250gのH−ベータゼオライトおよび475gの脱イオン水と 一緒にした。その結果として生じたスラリーの混練りを粒子の90%が8μ未満 の粒子サイズを持つようになるまで行った。 このスラリーをコージライト製ハニカム基質(400個のセル/平方インチ) に1.2g/立方インチのウォッシュコート増量で被覆した。この被覆した基質 の乾燥を100℃で行いそして焼成を450℃で行うことでボトム触媒層を生じ させた。 このボトム触媒層に下記の様式で調製したトップ触媒層を被覆した。 600gのガンマ−アルミナと400gのバルクセリアと1500mlの脱イ オン水を一緒にして混練りを粒子の90%が8μ未満の粒子サイズを持つように なるまで行った。次に、このスラリーを上記ボトム触媒層に1.0g/立方イン チのウォッシュコート増量で被覆した。次に、このトップ被覆層の乾燥を100 ℃で行いそして焼成を450℃で行った。その結果として生じた触媒は白金を4 0g/立方フィートおよび銀を5g/立方フィート含有していた。 実施例7 白金が14.47g入っているアンモニア溶液(脱イオン水で350mlにな るまで希釈)と一緒に438gの25%ZrO2−SiO2複合材料を混合した。 この混合物に酢酸を混合下で15ml加えた。 Auが1.81g入っているNaAuSO3溶液を脱イオン水で25mlにな るまで希釈した。この希釈した金溶液をこの上で生じさせたPt−ZrO2−S iO2に加えて混合した。 この混合物を250gのH−ベータゼオライト、250gのバルクセリア、3 10gの30%SiO2溶液および500gの脱イオン水と一 緒にした。その結果として生じたスラリーの混練りを粒子の90%が8μ未満の 粒子サイズを持つようになるまで行った。 このスラリーをコージライト製ハニカム基質(400個のセル/平方インチ) に1.6g/立方インチのウォッシュコート増量で被覆した。この被覆した基質 の乾燥を100℃で行いそして焼成を450℃で行うことでボトム触媒層を生じ させた。 このボトム触媒層に下記の様式で調製したトップ触媒層を被覆した。 400gの2%SiO2添加チタニア、400gのバルクセリア、100gの H−ベータゼオライト、500gの30%SiO2溶液および1100mlの脱 イオン水を一緒にして混練りを粒子の90%が8μ未満の粒子サイズを持つよう になるまで行った。次に、このスラリーを上記ボトム触媒層に1.0g/立方イ ンチのウォッシュコート増量で被覆した。次に、このトップ触媒層の乾燥を10 0℃で行いそして焼成を450℃で行った。その結果として生じた触媒は白金を 40g/立方フィートおよび金を5g/立方フィート含有していた。 参考実施例1 参考触媒組成物(参考実施例1)の調製を下記の様式で行った。 容器にガンマ−アルミナを396g入れて混合した。別の容器に実施例1で用 いたのと同じ白金アンモニア溶液(6.336gの白金)を入れて脱イオン水で 270mlになるまで希釈した。この白金溶液を上記アルミナにゆっくりと加え て混合した後、濃酢酸を15ml加えて更に混合した。その結果として生じた溶 液と450gの脱イオン水をボールミルに入れて混練りを粒子の90%が8μ未 満の粒子サイズを持つようになるまで行った。 白金/セリアおよびH−ベータゼオライトが入っているスラリーの調製を下記 の様式で行った。 容器にセリア−ジルコニア複合材料を396g入れて混合した。別の容器に実 施例1で用いたのと同じ白金アンモニア溶液(0.704gの白金)を入れて脱 イオン水で120mlになるまで希釈した。この白金溶液を上記セリア−ジルコ ニア溶液に加えて均一になるまで混合した。この均一な溶液に濃酢酸を12ml 加えて混合した。その結果として生じた溶液に加えて396gのH−ベータゼオ ライトおよび650gの脱イオン水をボールミルに入れて混練りを粒子の90% が8μ未満の粒子サイズを持つようになるまで行った。 上記2つのスラリーを一緒にしてブレンドした後、コージライト製ハニカム基 質(400個のセル/平方インチ)に1.95g/立方インチのウォッシュコー ト増量で被覆した。この基質の乾燥を100℃で行いそして焼成を450℃で行 った。その結果として生じた触媒は白金を20g/立方フィート含有していた。 参考実施例1および実施例1に従って調製した触媒組成物を用いてC716、 C38、CO、SO2およびH2Oが入っているディーゼル排気流れを下記の条件 下で処理した。 下記の組成: 比率が2:1のプロピレンとプロパンとしてHCが200ppm COが200ppm NOが1000ppm SO2が50ppm H2O(蒸気)が10体積% CO2が4.5体積% O2が10体積% N2が残り を有する反応槽合成ガスを反応槽ガス中2時間の熟成温度500℃において50 ,000(体積時、l/時)の空間速度で供給した。触媒のサイズを87cm3 にしてセルを1cm2当たり62個持たせた。 触媒組成物の各々を250℃から400℃の運転温度範囲に渡って50℃の増 分で試験した。HC、COおよびSO2の変換%を個別の分析装置で測定して結 果を表1に示す。 表1に示すように、SO2からSO3への変換%は実施例1の触媒を用いた時の 方が参考実施例1を用いた時よりも有意に低く、特に温度が300℃またはそれ 以上の時に低かった。このことは、本発明の場合には白金金属の触媒活性が有効 に制御されて望ましくない硫酸塩の生成量が制限されたことを示している。また 、本触媒を用いた時のHC変換率およびCO変換率も参考触媒のそれに匹敵して 充分である。参考実施例2 参考触媒組成物(参考実施例2)の調製を下記の様式で行った。 容器にガンマ−アルミナを420g入れて混合した。別の容器に実施例1で用 いたのと同じ白金アンモニア溶液(5.79gの白金)を入れて脱イオン水で3 00mlになるまで希釈した。この白金溶液を上記アルミナにゆっくりと加えて 混合した後、濃酢酸を12ml加えて更に混合した。その結果として生じた溶液 と300gの脱イオン水をボールミルに入れて混練りを粒子の90%が8μ未満 の粒子サイズを持つようになるまで行った。 白金/セリアおよびFe−ベータゼオライトが入っているスラリーの調製を下 記の様式で行った。 容器にアルミナ添加セリアを415g入れて混合した。別の容器に実施例1で 用いたのと同じ白金アンモニア溶液(5.79gの白金)を入れて脱イオン水で 125mlになるまで希釈した。この白金溶液を上記アルミナ添加セリア溶液に 加えて均一になるまで混合した。この均一な溶液に濃酢酸を12ml加えて混合 した。その結果として生じた溶液に加えて415gのFe−ベータゼオライトお よび700gの脱イオン水をボールミルに入れて混練りを粒子の90%が8μ未 満の粒子サイズを持つようになるまで行った。 上記2つのスラリーを一緒にしてブレンドした後、コージライト製ハニカム基 質に2.50g/立方インチのウォッシュコート増量で被覆した。この基質の乾 燥を100℃で行いそして焼成を450℃で行った。その結果として生じた触媒 は白金を40g/立方フィート含有していた。 参考実施例2および実施例2−4の各々を用いてC716、CO、S O2およびH2Oが入っているディーゼル排気流れをこの上に記述した参考実施例 1と実施例1の比較で行ったのと同じ反応槽条件下で処理した。触媒組成物の各 々を200℃から400℃の運転温度範囲に渡って50℃の増分で試験した。H C、COおよびSO2の変換%を50℃の増分で測定して結果を表2に示す。 表2に示すように、SO2からSO3への変換%は本触媒組成物を用いた時の方 が参考触媒を用いた時よりも有意に低く、特に運転温度が低い時に低い。 参考実施例2および実施例5および6の各々を用いてこの上で実施例2−4に 関して記述したのと同じ反応槽条件下で同じディーゼル排気流れを処理した。こ の触媒組成物の各々をこの上に記述したのと同じ様式でHC、COおよびSO2 変換率に関して測定して結果を表3に示す。 表3に示すように、SO2からSO3への変換%は本触媒組成物を用いた時の方 が参考触媒を用いた時よりも有意に低い。 参考触媒2および実施例7の触媒にディーゼルエンジンのライトオフ(lig ht−off)活性試験を下記の様式で受けさせた。 容積が55立方インチでセルを1平方インチ当たり400個有するコージライ ト製ハニカム基質に個々の触媒を40g/立方フィートの白金充填率で充填した 。この触媒構造物を、排気量が2000l/分でエンジン負荷が15−180N Mで触媒入り口温度が100から530℃の範囲になるに有効な速度で作動する ディーゼルエンジンから出て来るディーゼル排気流れに接触させた。このエンジ ンの熟成サイクルを130℃で15分間に続いて650℃で15分間にした。 HC、COおよび全粒子状物(TPM)の変換パーセントを測定して 結果を表4に示す。 表4に示すように、TPMの変換率は本触媒組成物を用いた場合の方が参考触 媒を用いた場合よりも有意に高く、特に運転温度が高い時に高い一方、本触媒が 示すHC変換率およびCO変換率は充分であったが、参考触媒を用いた場合には いくらか低かった。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成9年9月26日(1997.9.26) 【補正内容】 請求の範囲 1. 炭化水素を含有するディーゼルエンジン排気流れを処理するための触媒 組成物であって、 a)金、バナジウム、銀および鉄化合物から成る群から選択される少なくとも1 種の触媒活性制御用化合物の存在下で支持体に支持させた少なくとも1種の白金 族金属、 b)熱安定性セリア、および c)触媒材料が添加されていなくて炭化水素を吸着および脱離するゼオライト、 を含有する触媒組成物。 2. 該ゼオライトが水素−ベータゼオライト、Y−ゼオライト、ペンタシル 、モルデナイトおよびそれらの混合物から成る群から選択される請求の範囲第1 項の触媒組成物。 3. 該触媒活性制御用化合物の量が約1から200g/立方フィートである 請求の範囲第1項の触媒組成物。 4. 該触媒活性制御用化合物の量が約2から50g/立方フィートである請 求の範囲第1項の触媒組成物。 5. 該白金族金属の量が少なくとも約5g/立方フィートである請求の範囲 第1項の触媒組成物。 6. 該白金族金属の量が約5から100g/立方フィートである請求の範囲 第1項の触媒組成物。 7. 該白金族金属の量が約10から70g/立方フィートである請求の範囲 第1項の触媒組成物。 8. 該白金族金属用の支持体がアルミナ、ジルコニア、チタニア、 シリカおよびそれら組み合わせから成る群から選択される請求の範囲第1項の触 媒組成物。 9. 該白金族金属用の支持体がアルミナである請求の範囲第1項の触媒組成 物。 10. 該支持体がアルミナを含む請求の範囲第1項の触媒組成物。 11. 該支持体の表面積が約50から200m2/gである請求の範囲第1 項の触媒組成物。 12. 該支持体の表面積が約90から110m2/gである請求の範囲第1 0項の触媒組成物。 13. 該熱安定性セリアが微細粒子で構成されているバルク形態のセリアを 含んでいて該粒子の95重量%が0.5μを越える直径を有する請求の範囲第1 項の触媒組成物。 14. 該熱安定性セリアの量が該触媒組成物の全重量を基準にして約10か ら60重量%である請求の範囲第1項の触媒組成物。 15. 該セリアがバルクセリアの形態である請求の範囲第1項の触媒組成物 。 16. 該ゼオライトが水素−ベータゼオライトである請求の範囲第1項の触 媒組成物。 17. 該ゼオライトの量が該触媒組成物の全重量を基準にして約10から6 0重量%である請求の範囲第1項の触媒組成物。 18. 該白金族金属が白金である請求の範囲第1項の触媒組成物。 19. 触媒構造物であって、 a)触媒基質、および b)上記基質上の請求の範囲第1項の触媒組成物、 を含む触媒構造物。 20. 該基質がフロー−スルー担体の形態である請求の範囲第19項の触媒 構造物。 21. 該基質がウォール−フロー担体の形態である請求の範囲第19項の触 媒構造物。 22. 該触媒組成物が少なくとも1つのウォッシュコートの形態である請求 の範囲第19項の触媒構造物。 23. 該触媒組成物が2つのウォッシュコートの形態であって、ボトムウォ ッシュコートが該支持体を含みそしてトップウォッシュコートが該白金族金属、 該触媒活性制御用化合物、該熱安定性セリアおよび該触媒作用を示さない孔含有 ゼオライトを含む請求の範囲第19項の触媒構造物。 24. 該触媒組成物が2つのウォッシュコートの形態であって、ボトムウォ ッシュコートが該白金族金属、該触媒活性制御用化合物、該支持体および該触媒 作用を示さない孔含有ゼオライトを含みそしてトップウォッシュコートが該熱安 定性セリアを含む請求の範囲第19項の触媒構造物。 25. 該触媒組成物が2つのウォッシュコートの形態であって、ボトムウォ ッシュコートが該熱安定性セリアおよび該触媒作用を示さない孔含有ゼオライト を含みそしてトップウォッシュコートが該白金族金属、該触媒活性制御用化合物 および該支持体を含む請求の範囲第19項の触媒構造物。 26. 該触媒組成物が2つのウォッシュコートの形態であって、各コートが 上記熱安定性セリアおよび上記ゼオライトの少なくとも1つを 含む請求の範囲第19項の触媒構造物。 27. ディーゼルの排気流れを処理する方法であって、上記ディーゼルの排 気流れを請求の範囲第1項の触媒組成物に流し込んで効果的に接触させることを 含む方法。 28. ディーゼルの排気流れを処理する方法であって、上記ディーゼルの排 気流れを請求の範囲第19項の触媒構造物に流し込んで効果的に接触させること を含む方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/10 B01D 53/36 103Z (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,FI,GB,GE,HU,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW, MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S E,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA ,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ディーゼルエンジンの排気流れを処理するための触媒組成物であって、 a)少なくとも1種の触媒活性制御用化合物の存在下で支持体に触媒有効量で支 持させた少なくとも1種の白金族金属、 b)熱安定性セリア、および c)触媒作用を示さない孔含有ゼオライト、 を含有する触媒組成物。 2. 該触媒活性制御用化合物がバナジウム、金、銀、鉄およびそれらの組み 合わせを含有する化合物から選択される請求の範囲第1項の触媒組成物。 3. 該触媒活性制御用化合物の量が約1から200g/立方フィートである 請求の範囲第1項の触媒組成物。 4. 該触媒活性制御用化合物の量が約2から50g/立方フィートである請 求の範囲第1項の触媒組成物。 5. 該白金族金属の量が少なくとも約5g/立方フィートである請求の範囲 第1項の触媒組成物。 6. 該白金族金属の量が約5から100g/立方フィートである請求の範囲 第1項の触媒組成物。 7. 該白金族金属の量が約10から70g/立方フィートである請求の範囲 第1項の触媒組成物。 8. 該白金族金属用の支持体がアルミナ、ジルコニア、チタニア、シリカお よびそれら組み合わせから成る群から選択される請求の範囲第1項の触媒組成物 。 9. 該白金族金属用の支持体がアルミナである請求の範囲第1項の触媒組成 物。 10. 該支持体が低い表面積を有する請求の範囲第1項の触媒組成物。 11. 該支持体の表面積が約50から200m2/gである請求の範囲第1 0項の触媒組成物。 12. 該支持体の表面積が約90から110m2/gである請求の範囲第1 0項の触媒組成物。 13. 該熱安定性セリアが微細粒子で構成されているバルク形態のセリアを 含んでいて該粒子の95重量%が0.5μを越える直径を有する請求の範囲第1 項の触媒組成物。 14. 該熱安定性セリアの量が該触媒組成物の全重量を基準にして約10か ら60重量%である請求の範囲第1項の触媒組成物。 15. 該ゼオライトが水素−ベータゼオライト、Y−ゼオライト、ペンタシ ル、モルデナイトおよびそれらの混合物から成る群から選択される請求の範囲第 1項の触媒組成物。 16. 該ゼオライトが水素−ベータゼオライトである請求の範囲第1項の触 媒組成物。 17. 該ゼオライトの量が該触媒組成物の全重量を基準にして約10から6 0重量%である請求の範囲第1項の触媒組成物。 18. 該白金族金属が白金である請求の範囲第1項の触媒組成物。 19. 触媒構造物であって、 a)触媒を受け取る基質、および b)上記基質上に存在する請求の範囲第1項の触媒組成物、 を含む触媒構造物。 20. 該基質がフロースルー担体の形態である請求の範囲第19項の触媒構 造物。 21. 該基質がウォールフロー担体の形態である請求の範囲第19項の触媒 構造物。 22. 該触媒組成物が少なくとも1つのウォッシュコートの形態である請求 の範囲第19項の触媒構造物。 23. 該触媒組成物が2つのウォッシュコートの形態であって、ボトムウォ ッシュコートが該支持体を含みそしてトップウォッシュコートが該白金族金属、 該触媒活性制御用化合物、該熱安定性セリアおよび該触媒作用を示さない孔含有 ゼオライトを含む請求の範囲第19項の触媒構造物。 24. 該触媒組成物が2つのウォッシュコートの形態であって、ボトムウォ ッシュコートが該白金族金属、該触媒活性制御用化合物、該支持体および該触媒 作用を示さない孔含有ゼオライトを含みそしてトップウォッシュコートが該熱安 定性セリアを含む請求の範囲第19項の触媒構造物。 25. 該触媒組成物が2つのウォッシュコートの形態であって、ボトムウォ ッシュコートが該熱安定性セリアおよび該触媒作用を示さない孔含有ゼオライト を含みそしてトップウォッシュコートが該白金族金属、該触媒活性制御用化合物 および該支持体を含む請求の範囲第19項の触媒構造物。 26. 該触媒組成物が2つのウォッシュコートの形態であって、各コートが 上記熱安定性セリアおよび該触媒作用を示さない孔含有ゼオラ イトの少なくとも1つを含む請求の範囲第19項の触媒構造物。 27. ディーゼルの排気流れを処理する方法であって、上記ディーゼルの排 気流れを請求の範囲第1項の触媒組成物に流し込んで効果的に接触させることを 含む方法。 28. ディーゼルの排気流れを処理する方法であって、上記ディーゼルの排 気流れを請求の範囲第19項の触媒構造物に流し込んで効果的に接触させること を含む方法。
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