JP2001516750A - 新規な2−(3h)−オキサゾロン誘導体 - Google Patents

新規な2−(3h)−オキサゾロン誘導体

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JP2001516750A
JP2001516750A JP2000511756A JP2000511756A JP2001516750A JP 2001516750 A JP2001516750 A JP 2001516750A JP 2000511756 A JP2000511756 A JP 2000511756A JP 2000511756 A JP2000511756 A JP 2000511756A JP 2001516750 A JP2001516750 A JP 2001516750A
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プイグ・ドウラン,カルレス
フエイクサス・グラス,ホアン
ヒメネス・マヨルガ,フアン・エム
クレスポ・クレスポ,マ・イザベル
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アルミラル・プロデスフアルマ・エス・エイ
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Abstract

(57)【要約】 R1がアルキル又はアミノ基であり;R2がナフチル、非置換フェニルあるいは1〜3個のハロゲン原子又はアルキル、アルコキシもしくはトリフルオロメチル基により置換されているフェニル基であり;そしてR3が水素又はアルキル基である式(I)の2−(3H)−オキサゾロン化合物。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は新規な治療的に有用な2−(3H)−オキサゾロン誘導体、その製造
法及びそれを含有する製薬学的組成物に関する。
【0002】 非ステロイド性抗炎症薬の作用機構は、酵素シクロオキシゲナーゼ(COX)
及び結果的にアラキドン酸のプロスタグランジンへの転換の阻害であると思われ
る。シクロオキシゲナーゼ−1(COX−1)及びシクロオキシゲナーゼ−2(
COX−2)アイソエンザイムの同定は、COX−2の選択的阻害が古典的な非
ステロイド性抗炎症薬の副作用である胃及び腎臓毒性なしで炎症を減少させると
いう仮説に導いた。
【0003】 この仮説に従い、我々は今回、ある種の2−(3H)−オキサゾロン誘導体が
COX−1よりCOX−2を選択的に阻害することを見いだした。これらの誘導
体はCOX−2媒介の疾患、例えば炎症、痛み、熱及び喘息の処置における効力
及び優れた許容性(tolerance)を有し、潰瘍発生活性のような副作用
が比較的少ない。
【0004】 さらに、我々は、2−(3H)−オキサゾロン誘導体がオキサゾロンの3−位
にアリール部分を有する4−アミノスルホニルフェニル−2−(3H)オキサゾ
ロン誘導体である場合、アリール部分の置換パターンが化合物の活性及び選択性
の両方の決定に効果があることを見いだした。
【0005】 したがって、本発明は式(I):
【0006】
【化7】
【0007】 [式中、 R1はアルキル又はアミノ基であり; R2はナフチル、非置換フェニルあるいは1〜3個のハロゲン原子(好ましくは 塩素、臭素又はフッ素)又はアルキル、アルコキシもしくはトリフルオロメチル
基により置換されているフェニル基であり; R3は水素又はアルキル基である] の2−(3H)−オキサゾロンである化合物を提供する。
【0008】 基R1〜R3に関連して挙げたアルキル基ならびにアルコキシ基におけるような
アルキル部分は、通常、最高で6個そして特に最高で4個の炭素原子を含有する
「低級」アルキルであり、炭化水素鎖は分枝鎖状もしくは直鎖状である。好まし
いアルキル基又は部分はメチルである。
【0009】 R2が置換されているフェニル基である本発明の化合物において、置換基はフ ェニル基上のいずれの位置にあることもできる。例えば、単一の置換基は2、3
又は4位上にあることができ(5及び6位は2及び3位と同等である);2つ又
はそれより多い置換基は2、3、4、5及び6位のいずれの組合わせ上にあるこ
ともできる。
【0010】 式(I)の好ましい化合物は、R1がNH2又はメチル基であり;R2が塩素、 フッ素及び臭素原子ならびにメチル、エチル、イソプロピル、n−プロピル、t
−ブチル、メトキシ及びトリフルオロメチル基から選ばれる同一又は異なること
ができる1〜3個の置換基により置換されているフェニル基であり;R3が水素 又はメチル基である化合物である。
【0011】 R2が2つもしくはそれより多い置換基により置換されているフェニル基を示 す式(I)の化合物の場合、フェニル基は好ましくは同一もしくは異なることが
できる少なくとも2つのアルキル基、1つのアルキル基と1つのアルコキシ基、
1つのアルキル基と1つのハロゲン原子、1つのアルコキシ基と1つのハロゲン
原子、同一もしくは異なることができる2つのハロゲン原子あるいは1つのトリ
フルオロメチル基と1つのハロゲン原子により置換されている。R2が二置換フ ェニル基を示す場合、置換基は好ましくは2及び4位、2及び5位又は3及び4
位に位置している。
【0012】 式(I)の好ましい化合物の1つの群において、R2はメチル基、エチル基、 メトキシ基又はトリフルオロメチル基により3もしくは4位において置換されて
おり、場合により残る位置のいずれかにおいて1つもしくはそれより多い塩素も
しくはフッ素原子によりさらに置換されていることができるフェニル基である。
この群内の好ましい化合物はR1がNH2であり、R3が水素又はメチル基、最も 好ましくは水素である化合物である。
【0013】 式(I)の好ましい化合物の他の群において、R2はジフルオロフェニル基、 好ましくは2,5−ジフルオロジフェニル基又は2,4−ジフルオロフェニル基
である。
【0014】 式(I)の好ましい化合物のさらに別の群において、R2は1つもしくは2つ のハロゲン原子、好ましくはフッ素又は塩素により置換されているフェニル基で
あり、R3はメチル基である。
【0015】 特に好ましい式(I)の化合物は式:
【0016】
【化8】
【0017】 の化合物であり、ここでR1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8のそれぞれに関 する意味の特定的組合わせは以下に定義する通りである:
【0018】
【表2】
【0019】 別の好ましい群の本発明の化合物は、R1がNH2であり;R2が1−ナフチル 又は2−ナフチル基であり;R3が水素又はメチルである式(I)に従う化合物 である。
【0020】 本発明はR1の定義に依存する式(I)の化合物の製造法も提供する。
【0021】 本発明はR1がアルキル基である式(I)の化合物、すなわち式(II):
【0022】
【化9】
【0023】 [式中、R1aはアルキル基であり、R2及びR3は上記で定義した通りである] の2−(3H)−オキサゾロン誘導体の製造法を提供し、それは式(V):
【0024】
【化10】
【0025】 [式中、R1a、R2及びR3は上記で定義した通りである] のカルバメートを無水酢酸と反応させることを含んでなる。
【0026】 式(V)のカルバメートは、例えば、式(III):
【0027】
【化11】
【0028】 [式中、R1a及びR3は上記で定義した通りである] のフェナシルアルコールを式(IV): OCN−R2 (IV) [式中、R2は上記で定義した通りである] のイソシアナートと反応させることにより得ることができる。
【0029】 式(III)のフェナシルアルコールと式(IV)のイソシアナートの間の反
応は、これらの2つの出発物質の混合物を場合によりトルエン又はキシレンのよ
うな有機溶媒の存在下に、80℃〜200℃の温度で加熱することにより行うこ
とができる。
【0030】 式(V)のカルバメートは、一般式(VI):
【0031】
【化12】
【0032】 [式中、R1a、R2及びR3は上記で定義した通りである] のチオ誘導体を酸化剤、好ましくはモノペルオキシフタル酸マグネシウム又は3
−クロロペルオキシ安息香酸と反応させることによっても製造することができる
。反応は好ましくはメチレンクロリドとメタノールもしくはエタノールの混合物
のような有機溶媒中で10℃〜40℃の温度で行われる。
【0033】 各プロセスの後に既知の方法によって式(V)のカルバメートを単離すること
ができる。カルバメートを過剰の無水酢酸と一緒に80℃〜120℃の温度に加
熱して式(II)の化合物を得ることができる。
【0034】 本発明はまた、式(VII):
【0035】
【化13】
【0036】 [式中、R1a、R2及びR3は上記で定義した通りである] のメルカプト誘導体を酸化剤、好ましくはモノペルオキシフタル酸マグネシウム
又は3−クロロペルオキシ安息香酸と反応させることによる、R1がアルキルで ある式(I)の化合物、すなわち式(II)の2−(3H)−オキサゾロン誘導
体の製造法も提供する。
【0037】 式(VII)のメルカプト誘導体と酸化剤の間の反応は、好ましくは、式(V
I)の化合物に関して前に開示した通り、メチレンクロリドとメタノールもしく
はエタノールの混合物のような有機溶媒中で10℃〜40℃の温度で行われる。
【0038】 本発明はさらに、式(IX):
【0039】
【化14】
【0040】 [式中、R2及びR3は上記で定義した通りである] のクロロスルホニル誘導体をアンモニアと反応させることによる、R1がアミノ 基である式(I)の化合物、すなわち式(VIII):
【0041】
【化15】
【0042】 [式中、R2及びR3は上記で定義した通りである] の2−(3H)−オキサゾロン誘導体の製造法を提供する。
【0043】 この反応は好ましくは10℃〜40℃の温度で行われる。
【0044】 式(IX)のクロロスルホニル誘導体は、例えば、式(X):
【0045】
【化16】
【0046】 [式中、R2及びR3は上記で定義した通りである] の化合物をクロロスルホン酸と、好ましくは80℃〜120℃の温度で反応させ
ることにより製造することができる。
【0047】 本発明はさらに、式(XI):
【0048】
【化17】
【0049】 [式中、R2及びR3は上記で定義した通りである] の対応する化合物の脱ベンジル化による、R1がアミノ基である式(I)の化合 物、すなわち式(VIII)の2−(3H)−オキサゾロン誘導体の製造法を提
供する。
【0050】 脱ベンジル化は好ましくは過剰の三フッ化酢酸、硫酸又はメタンスルホン酸を
用い、0℃〜120℃の温度で行われる。
【0051】 本発明の化合物の製造で用いられる式(III)及び(VI)の中間体は文献
、例えばM.F.Saettone,J.Org.Chem.31,p.195
9(1966)に開示されている方法により製造することができる。
【0052】 式(VII)及び(X)の中間化合物は、式(II)の化合物の製造のために
開示されていると同じ方法により、適した出発物質を用いて製造することができ
る。
【0053】 以下の生物学的試験及びデータはさらに本発明を例示するものである。ヒト全血中におけるCOX−1及びCOX−2活性 ヒト全血中における全−細胞COX−1及びCOX−2アッセイのために、式
(I)の化合物の倍液(stock solution)(10-2M)をジメチ
ルスルホキシド中に溶解し、生理学的血清を用いてさらに希釈を行った。化合物
のビヒクルは用いられた濃度において酵素活性に影響しなかった。
【0054】 採血前の少なくとも7日間、非−ステロイド性抗炎症薬を摂取しなかった健康
なボランティアからの新しい血液をヘパリンを加えた試験管(heparini
zed tubes)中に集めた(ml当たり20単位のヘパリン)。COX−
1活性の決定のために、血液の500μlのアリコートを5μlのビヒクル(ジ
メチルスルホキシド)又は5μlの試験化合物のいずれかと一緒に37℃で1時
間インキュベーションした。インキュベーションの停止より20分前にカルシウ
ムイオノホアA23187(25μM)を加えた。遠心(13000rpmにお
いて10分間)により血漿を分離し、酵素イムノアッセイキット(ELISA)
を用いてTXB2レベルを測定するまで−30℃で保存した。各化合物を5〜6 種の濃度でインキュベーションすることにより、3重の決定で化合物の効果を評
価した。IBMコンピューター上でInPlot,GraphPadソフトウェ
アを用い、非線形回帰(non−linear regression)により
IC50値を得た。
【0055】 COX−2活性の決定のために、血液の500μlのアリコートをLPS(1
0μg/ml)の存在下に、37℃で24時間インキュベーションし、COX−
2の発現を誘導した(Patriagnani et al.,J.Pharm
.Exper.Ther.271;1705−1712(1994))。遠心(
13000rpmにおいて10分間)により血漿を分離し、酵素イムノアッセイ
キット(ELISA)を用いてPGE2レベルを測定するまで−30℃で保存し た。LPSの存在下で5〜6種の濃度における各化合物(5μlのアリコート)
を24時間インキュベーションすることにより、3重の決定で阻害剤の効果を研
究した。IBMコンピューター上でInPlot,GraphPadソフトウェ
アを用い、非線形回帰によりIC50値を得た。抗炎症活性(アジュバント関節炎) 食物と水に自由に近づける175〜200gの重さの雄のWistarラット
を用いた。0日にパラフィン油中の結核菌の懸濁液(0.5mg/ラット)の足
底内注射を左後肢において動物に与えた。8匹の非関節炎標準ラットの群にはパ
ラフィン油のみを注射した。関節炎の誘導から後の11及び14日に、各ラット
の後肢の体積を水プレヒスモグラフ(water plehysmograph
)を用いて測定した。その期間に肢の体積が増加した動物を選択した。ラットを
等しい平均肢体積及び大体等しい標準偏差を有する8匹の群に分配した。
【0056】 試験化合物を毎日1回、7日間(14日〜20日)経口的に投与した。非関節
炎及び関節炎標準ラットはビヒクルのみを7日間与えられた。最後の投薬から2
0時間後に(21日に)後肢の体積を測定した。2日目毎に体重を測定した。
【0057】 関節炎及び非関節炎ビヒクル標準の両方を考慮して、それぞれの処置群に関し
、炎症の阻害(肢の体積)のパーセンテージとして結果を表す。統計的研究のた
めにANOVA試験を用いた。潰瘍発生活性 動物:約150〜175gの重さの雄のWistarラット(Interfa
una,U.K.,Ltd)を用いた。動物を室温(22±1℃)において12
:12時間の明−暗サイクル(7:00amに点灯)に保持した。食物及び水は
随意に許された。
【0058】 手順:化合物を経口的経路により1日1回、連続4日間投与した。各ラットの
体重を毎日、薬剤投与の前に査定した。最後の投薬から24時間の後に動物を麻
酔し、抗凝血薬としてヘパリン(10U/ml)を用いて心臓穿刺により1ml
の血液を抽出した。ヘマトクリットのパーセンテージを測定した。腸を取り出し
、縦に開き、穏やかに洗った。子宮傍組織スケール(parametric s
cale)を用い、穿孔性及び非−穿孔性の腸潰瘍の数を評価することによって
、0〜3の範囲の病変指数(lesion index)を用いて腸のびらんの
巨視的な重度を査定した(0:潰瘍なし、1:>10の潰瘍、2:10〜25の
潰瘍、3:>25の潰瘍まで)。この案を用いて胃潰瘍は観察されない。
【0059】 各実験において処置を無作為化した。結果をビヒクル−処置された群において
得られる結果と、ANOVA試験を用いて比較した。
【0060】 結果 生物学的アッセイから得られた結果を表1、2及び3に示す。
【0061】
【表3】
【0062】 (★)表4の構造を参照されたい。
【0063】 インドメタシンは1−(4−クロロベンゾイル)−5−メトキシ−2−メ
チルインドール−3−酢酸である。 (★★)IC50値として表される結果。
【0064】
【表4】
【0065】
【表5】
【0066】 PU:穿孔性潰瘍、NPU:非−穿孔性潰瘍。
【0067】 表1に示す通り、式(I)の化合物は選択的且つ有力なCOX−2阻害剤であ
る。我々は、本発明の化合物がCOX−2活性の阻害において、それらがCOX
−1活性を阻害するより有効であるが、参照化合物インドメタシンはCOX−2
及びCOX−1阻害剤として等効力のものであることを見いだした。従って、好
ましい式(I)の化合物は、少なくとも3、好ましくは少なくとも4.5そして
最も好ましくは少なくとも10の(COX−1 IC50)μM/(COX−2
IC50)μMの比率を有する。好ましい式(I)の化合物は5μM未満、好まし
くは3μM未満そして最も好ましくは2μM未満のCOX−2 IC50値を有す
る有力なCOX−2阻害剤でもある。すべてのIC50値は上記に詳述した標準的
条件に従って測定された。それらのCOX−1活性が低いために、式(I)の化
合物は重要な抗炎症活性(表2を参照されたい)ならびに通常用いられる非−ス
テロイド性抗炎症薬より有意に低い有害な副作用(例えば胃腸毒性(表3を参照
されたい)、腎性副作用、出血時間への効果の低下及びアスピリン−敏感性患者
における喘息誘発)という利益を与える。
【0068】 本発明は治療によるヒト又は動物の体の処置の方法において、特に痛み、熱又
は炎症の処置のため、プロスタノイド−誘導平滑筋収縮の抑制のためあるいは結
腸直腸ガンの予防のために用いるための式(I)の化合物を提供する。
【0069】 本発明は痛み、熱又は炎症の処置のため、プロスタノイド−誘導平滑筋収縮の
抑制のためあるいは結腸直腸ガンの予防のための薬剤の製造における式(I)の
化合物の使用も提供する。
【0070】 式(I)の化合物は、リウマチ熱、インフルエンザもしくは他のウィルス感染
に伴う症状、普通感冒、背中下部及び首の痛み、月経困難症、頭痛、歯痛、捻挫
及び挫傷、筋炎、神経痛、髄膜炎、滑液包炎、腱炎、外科的及び歯科的処置の後
の外傷ならびに慢性関節リウマチ、変形性関節症、痛風性関節炎、脊椎関節症、
全身性エリテマトーデス及び若年性関節炎を含む関節炎を含んで多様な状態の痛
み、熱及び炎症の軽減に有用である。それを乾癬、湿疹、火傷及び皮膚炎のよう
な皮膚炎症障害の処置において用いることもできる。さらに、そのような化合物
を結腸直腸ガンの予防のために用いることができる。
【0071】 式(I)の化合物はプロスタノイド−誘導平滑筋収縮も抑制し、従ってそれを
月経困難症、早期分娩、喘息及び気管支炎の処置において用いることができる。
【0072】 式(I)の化合物は、通常の非−ステロイド性抗炎症薬への代替物として、特
に、消化性潰瘍、胃炎、限局性腸炎、潰瘍性大腸炎、憩室炎、クローン病、炎症
性腸症候群及び過敏性腸症候群、胃腸出血を含む胃腸障害ならびに凝血障害、腎
臓病(例えば損なわれた腎機能)を有する患者、外科手術又は抗凝血薬の摂取の
前の患者ならびに非−ステロイド性抗炎症薬誘導喘息に敏感な患者の処置のよう
に、そのような非−ステロイド性抗炎症薬が禁忌であり得る場合に用いることが
できる。
【0073】 さらに、血管性疾患、偏頭痛、結節性動脈周囲炎、甲状腺炎、再生不良性貧血
、ホジキン病、硬皮症、I型糖尿病、重症筋無力症、サルコイドーシス、ネフロ
ーゼ症候群、ベーチェット症候群、多発性筋炎、過敏症、結膜炎、歯肉炎及び心
筋虚血のような病気における炎症の処置に該化合物を用いることができる。
【0074】 本発明の化合物はシクロオキシゲナーゼ−2酵素の阻害剤であり、それによっ
て上記で挙げたシクロオキシゲナーゼ−2媒介の病気の処置に有用である。
【0075】 本発明はさらに、活性成分として少なくとも1種の式(I)の2−(3H)−
オキサゾロン誘導体及び製薬学的に許容され得る担体もしくは希釈剤を含む製薬
学的組成物を提供する。好ましくは組成物は経口的、局所的、吸入、直腸的、経
皮的、鼻的又は非経口的投与に適した形態にある。本発明の組成物の形成のため
に1種もしくは複数種の活性化合物と混合される製薬学的に許容され得る担体も
しくは希釈剤はそれ自体周知であり、用いられる実際の賦形剤は、中でも意図さ
れる組成物の投与法に依存する。好ましくは本発明の組成物を経口的投与に適応
させる。
【0076】 この場合、経口的投与のための組成物は錠剤、カプセル、ロゼンジ又は沸とう
顆粒剤あるいは液体調剤、例えばエリキサー、シロップ又は懸濁剤の形態を取る
ことができ、すべてが1種もしくはそれより多い本発明の化合物を含有する。そ
のような調剤は当該技術分野において周知の方法により、例えば、式(I)の2
−(3H)−オキサゾロン誘導体を製薬学的に許容され得る担体もしくは希釈剤
と混合することにより作ることができる。
【0077】 組成物の調製において用いることができる希釈剤には活性成分と適合性である
液体及び固体希釈剤が含まれ、必要なら着色剤又は風味剤と一緒に用いられる。
錠剤又はカプセルは簡便には10〜500mgそして好ましくは15〜100m
gの活性成分を含むことができる。化合物を当該技術分野において既知の適した
天然もしくは合成ポリマーがコーティングされたペレットとし、持効性を生むか
あるいはポリマーと一緒に錠剤形態として同じ特性を生むこともできる。
【0078】 経口的使用に適応させた液体組成物は溶液、懸濁剤又はエアゾールの形態にあ
ることができる。溶液は例えばシロップの形成のためにショ糖又はソルビトール
と一緒になった2−(3H)−オキサゾロンの水性−アルコール性溶液であるこ
とができる。懸濁剤は懸濁化剤もしくは風味剤と共に水及び他の許容され得る溶
媒と一緒になった不溶性又はマイクロカプセル封入された形態の本発明の活性化
合物を含むことができる。
【0079】 吸入投与のための組成物は適した吸入器中に含まれる溶液、懸濁液又は微粉末
の形態にあることができる。
【0080】 非経口的注入のための組成物は、水又は適した非経口的注入液中のマイクロエ
マルジョン又はマイクロサスペンジョンの形態で調製することができる。
【0081】 ヒトの治療の場合、2−(3H)−オキサゾロン誘導体の投薬量は所望の効果
及び処置の持続時間に依存し;成人の投薬量は一般に1日当たり15mg〜50
0mgである。一般に医師が、処置されている患者の年齢及び体重を考慮して薬
量を決定するであろう。
【0082】 式(I)の2−(3H)−オキサゾロン誘導体を上記の状態のいずれの処置の
方法においても用いることができ、該方法はそのような処置の必要な患者に有効
量の式(I)の誘導体を投与することを含む。
【0083】 以下の実施例は本発明をさらに例示するものである。
【0084】
【実施例】
実施例1 トルエン(30ml)中の4−メチルスルホニルフェナシルアルコール(4.
6g;21.5ミリモル)、イソシアン酸4−エチルフェニル(3.5g;23
.6ミリモル)及びピリジン(0.6ml)の溶液を還流下で2時間煮沸した。
冷却後、溶媒を減圧下で除去し、得られる油を氷酢酸(25ml)中に溶解し、
次いで還流下で5時間煮沸した。溶媒を真空中で除去し、残留物を酢酸エチルを
用いて溶解し、得られる溶液を重炭酸ナトリウム飽和溶液及び次いで水を用いて
洗浄した。乾燥後(Na2SO4)、溶媒を真空中で除去し、得られる固体をシリ
カゲル及び溶離剤としてのn−ヘキサン−酢酸エチル 1:1を用いてカラムク
ロマトグラフィーにより精製した。3−(4−エチルフェニル)−4−(4−メ
チルスルホニルフェニル)−2−(3H)−オキサゾロン(1.7g)が得られ
、融点は199℃であった(表4の化合物1)。
【0085】 実施例2 イソシアン酸4−エチルフェニルの代わりにイソシアン酸3−フルオロ−4−
メトキシフェニル(2.9g;17.6ミリモル)を用いた以外は実施例1を繰
り返した。3−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4−(4−メチルス
ルホニルフェニル)−2−(3H)−オキサゾロン(0.8g)が得られ、シリ
カゲルを用いてカラムクロマトグラフィーにより精製し、融点は151℃であっ
た(表4の化合物2)。
【0086】 実施例3 a)無水酢酸(100ml)中の4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)フェナシル−N−(3−メチルフェニル)カルバメート(20g;37.8ミ
リモル)の溶液を還流下で6時間煮沸した。溶媒を減圧下で除去し、得られる固
体をジエチルエーテルで処理した。3−(3−メチルフェニル)−4−[4−N
,N ジベンジルアミノスルホニル)フェニル]−2−(3H)−オキサゾロン
が結晶化し(16g)、融点は160〜162℃であった。
【0087】 b)濃硫酸(35ml)中の上記の化合物(16g;31.3ミリモル)の溶
液を20℃で5分間撹拌した。反応混合物を氷−水中に注ぎ、沈殿する固体を酢
酸エチルで抽出し、重炭酸ナトリウムの飽和水溶液及び次いで水で洗浄した。有
機溶液を乾燥し(Na2SO4)、溶媒を真空中で除去し、得られる固体をシリカ
ゲル及び溶離剤としてメチレンクロリド−酢酸エチル−酢酸 78:10:1を
含有するクロマトグラフィーカラムに通過させた。3−(3−メチルフェニル)
−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−2−(3H)−オキサゾロン(7.
3g)が得られ、融点は192℃であった(表4の化合物3)。
【0088】 これらの実施例に開示した方法に従って、しかし適した出発材料を用いて、表
4中の他の式(I)の2−(3H)−オキサゾロン誘導体を製造した。
【0089】 実施例4 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)フェナシル−N−(2−メチルフェニル)カルバメート(4.0g、7.6ミ
リモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(2−メチルフェニル)−
4−(4−アミノスルホニルフェニル)−2−(3H)−オキサゾロン(0.8
g)が得られ、シリカゲルを用いてカラムクロマトグラフィーにより精製し、融
点は99〜101(分解)℃であった(表4の化合物4)。
【0090】 実施例5 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)フェナシル−N−(4−メチルフェニル)カルバメート(3.3g、6.3ミ
リモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(4−メチルフェニル)−
4−(4−アミノスルホニルフェニル)−2−(3H)−オキサゾロン(1.0
g)が得られ、シリカゲルを用いてカラムクロマトグラフィーにより精製し、融
点は225℃であった(表4の化合物5)。
【0091】 実施例6 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)フェナシル−N−フェニルカルバメート(7.2g、13.9ミリモル)を用
いた以外は実施例3を繰り返した。3−フェニル−4−(4−アミノスルホニル
フェニル)−2−(3H)−オキサゾロン(2.8g)が得られ、シリカゲルを
用いてカラムクロマトグラフィーにより精製し、融点は208℃であった(表4
の化合物6)。
【0092】 実施例7 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)フェナシル−N−(4−エチルフェニル)カルバメート(2.6g、4.8ミ
リモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(4−エチルフェニル)−
4−(4−アミノスルホニルフェニル)−2−(3H)−オキサゾロン(250
mg)が得られ、シリカゲルを用いてカラムクロマトグラフィーにより精製し、
融点は199℃であった(表4の化合物7)。
【0093】 実施例8 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)フェナシル−N−(2−クロロフェニル)カルバメート(8.5g、16.0
ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(2−クロロフェニル)
−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−2−(3H)−オキサゾロン(2.
0g)が得られ、酢酸エチルからの再結晶により精製し、融点は169℃であっ
た(表4の化合物8)。
【0094】 実施例9 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)フェナシル−N−(4−ブロモフェニル)カルバメート(12.4g、20.
9ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(4−ブロモフェニル
)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−2−(3H)−オキサゾロン(3
.8g)が得られ、酢酸エチルからの再結晶により精製し、融点は226℃であ
った(表4の化合物9)。
【0095】 実施例10 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)フェナシル−N−(4−トリフルオロメチルフェニル)カルバメート(4.9
g、8.4ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(4−トリフ
ルオロメチルフェニル)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−2−(3H
)−オキサゾロン(1.7g)が得られ、シリカゲル及び溶離剤としてn−ヘキ
サン/酢酸エチル(2:1)を用いてカラムクロマトグラフィーにより精製し、
融点は196℃であった(表4の化合物10)。
【0096】 実施例11 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)フェナシル−N−(4−メトキシフェニル)カルバメート(14.4g、26
.5ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(4−メトキシフェ
ニル)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−2−(3H)−オキサゾロン
(1.4g)が得られ、シリカゲル及び溶離剤としてn−ヘキサン/酢酸エチル
(1:1)を用いてカラムクロマトグラフィーにより精製し、融点は196℃で
あった(表4の化合物11)。
【0097】 実施例12 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)フェナシル−N−(2−フルオロ−4−メチルフェニル)カルバメート(8.
7g、15.9ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(2−フ
ルオロ−4−メチルフェニル)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−2−
(3H)−オキサゾロン(1.7g)が得られ、シリカゲル及び溶離剤としてn
−ヘキサン/酢酸エチル(1:2)を用いてカラムクロマトグラフィーにより精
製し、融点は173℃であった(表4の化合物12)。
【0098】 実施例13 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)フェナシル−N−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)カルバメート(2.
9g、5.3ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(3−フル
オロ−4−メチルフェニル)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−2−(
3H)−オキサゾロン(480mg)が得られ、シリカゲルを用いてカラムクロ
マトグラフィーにより精製し、融点は166℃であった(表4の化合物13)。
【0099】 実施例14 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)フェナシル−N−(3−クロロ−4−メチルフェニル)カルバメート(5.6
g、10.0ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(3−クロ
ロ−4−メチルフェニル)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−2−(3
H)−オキサゾロン(2.2g)が得られ、シリカゲルを用いてカラムクロマト
グラフィーにより精製し、融点は92〜95℃であった(表4の化合物14)。
【0100】 実施例15 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)フェナシル−N−(3,4−ジフルオロフェニル)カルバメート(3.6g、
6.5ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(3,4−ジフル
オロフェニル)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−2−(3H)−オキ
サゾロン(4.2g)が得られ、シリカゲルを用いてカラムクロマトグラフィー
により精製し、融点は168℃であった(表4の化合物15)。
【0101】 実施例16 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)フェナシル−N−(2,5−ジフルオロフェニル)カルバメート(4.5g、
8.2ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(2,5−ジフル
オロフェニル)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−2−(3H)−オキ
サゾロン(1.3g)が得られ、シリカゲルを用いてカラムクロマトグラフィー
により精製し、融点は171℃であった(表4の化合物16)。
【0102】 実施例17 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)フェナシル−N−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)カルバメート(1
0.8g、19.2ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(3
−フルオロ−4−メトキシフェニル)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)
−2−(3H)−オキサゾロン(3.6g)が得られ、シリカゲルを用いてカラ
ムクロマトグラフィーにより精製し、融点は184℃であった(表4の化合物1
7)。
【0103】 実施例18 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)フェナシル−N−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)カルバメート(8.
8g、15.2ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(3−ク
ロロ−4−メトキシフェニル)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−2−
(3H)−オキサゾロン(3.1g)が得られ、シリカゲル及び溶離剤としてn
−ヘキサン/酢酸エチル(1:1)を用いてカラムクロマトグラフィーにより精
製し、融点は194℃であった(表4の化合物18)。
【0104】 実施例19 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)フェナシル−N−(2−ナフチル)カルバメート(8.2g、14.5ミリモ
ル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(2−ナフチル)−4−(4−
アミノスルホニルフェニル)−2−(3H)−オキサゾロン(1.8g)が得ら
れ、シリカゲルを用いてカラムクロマトグラフィーにより精製し、融点は186
℃であった(表4の化合物19)。
【0105】 実施例20 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)2−メチルフェナシル−N−フェニルカルバメート(3.4g、6.5ミリモ
ル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−フェニル−4−(4−アミノス
ルホニルフェニル)−5−メチル−2−(3H)−オキサゾロン(170mg)
が得られ、シリカゲル及び溶離剤としてn−ヘキサン/酢酸エチル(1:1)を
用いてカラムクロマトグラフィーにより精製し、融点は101℃であった(表4
の化合物20)。
【0106】 実施例21 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)−2−メチルフェナシル−N−(2−フルオロフェニル)カルバメート(1.
5g、2.7ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(2−フル
オロフェニル)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−5−メチル−2−(
3H)−オキサゾロン(480mg)が得られ、シリカゲル及び溶離剤としてn
−ヘキサン/酢酸エチル(2:5)を用いてカラムクロマトグラフィーにより精
製し、融点は110〜113℃であった(表4の化合物21)。
【0107】 実施例22 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)−2−メチルフェナシル−N−(4−フルオロフェニル)カルバメート(3.
1g、5.6ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(4−フル
オロフェニル)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−5−メチル−2−(
3H)−オキサゾロン(200mg)が得られ、シリカゲルを用いてカラムクロ
マトグラフィーにより精製し、融点は100〜105℃であった(表4の化合物
22)。
【0108】 実施例23 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)2−メチルフェナシル−N−(4−クロロフェニル)カルバメート(2.5g
、4.4ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(4−クロロフ
ェニル)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−5−メチル−2−(3H)
−オキサゾロン(360mg)が得られ、シリカゲルを用いてカラムクロマトグ
ラフィーにより精製し、融点は223℃であった(表4の化合物23)。
【0109】 実施例24 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)2−メチルフェナシル−N−(4−トリフルオロメチルフェニル)カルバメー
ト(3.6g、6.0ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(
4−トリフルオロメチルフェニル)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−
5−メチル−2−(3H)−オキサゾロン(140mg)が得られ、シリカゲル
及び溶離剤としてn−ヘキサン/酢酸エチル(1:1)を用いてカラムクロマト
グラフィーにより精製し、融点は91℃であった(表4の化合物24)。
【0110】 実施例25 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)2−メチルフェナシル−N−(3−メチルフェニル)カルバメート(6.4g
、11.8ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(3−メチル
フェニル)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−5−メチル−2−(3H
)−オキサゾロン(850mg)が得られ、シリカゲルを用いてカラムクロマト
グラフィーにより精製し、融点は165℃であった(表4の化合物25)。
【0111】 実施例26 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)2−メチルフェナシル−N−(4−メチルフェニル)カルバメート(1.2g
、2.2ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(4−メチルフ
ェニル)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−5−メチル−2−(3H)
−オキサゾロン(370mg)が得られ、シリカゲルを用いてカラムクロマトグ
ラフィーにより精製し、融点は103〜104℃であった(表4の化合物26)
【0112】 実施例27 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)2−メチルフェナシル−N−(4−メトキシフェニル)カルバメート(3.0
g、5.4ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(4−メトキ
シフェニル)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−5−メチル−2−(3
H)−オキサゾロン(580mg)が得られ、シリカゲルを用いてカラムクロマ
トグラフィーにより精製し、融点は210℃であった(表4の化合物27)。
【0113】 実施例28 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)−2−メチルフェナシル−N−(3,4−ジクロロフェニル)カルバメート(
4.7g、7.9ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。3−(3,
4−ジクロロフェニル)−4−(4−アミノスルホニルフェニル)−5−メチル
−2−(3H)−オキサゾロン(1.0g)が得られ、シリカゲルを用いてカラ
ムクロマトグラフィーにより精製し、融点は132〜136℃であった(表4の
化合物28)。
【0114】 実施例29 4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル)フェナシル−N−(3−メチル
フェニル)カルバメートの代わりに4−(N,N−ジベンジルアミノスルホニル
)−2−メチルフェナシル−N−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)カルバ
メート(5.6g、10.0ミリモル)を用いた以外は実施例3を繰り返した。
3−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−4−(4−アミノスルホニルフェ
ニル)−5−メチル−2−(3H)−オキサゾロン(820mg)が得られ、シ
リカゲル及び溶離剤としてn−ヘキサン/酢酸エチル(1:1)を用いてカラム
クロマトグラフィーにより精製し、融点は212℃であった(表4の化合物29
)。
【0115】
【表6】
【0116】
【表7】
【0117】 実施例30 それぞれ50mgの3−(2−メチルフェニル−4−(4−アミノスルホニル
フェニル)−2−(3H)−オキサゾロン(活性成分)を含有する15,000
個の錠剤を以下の組成物から製造した: 活性成分 750g 微結晶性セルロース 585g スプレー乾燥ラクトース 2.985g カルボキシメチル澱粉 120g ステアリルフマル酸ナトリウム(sodium 30g stearyl fumarate) コロイド性二酸化ケイ素 30g手順 すべての粉末を0.6mmの孔を有する篩に通過させ、次いで適したミキサー
において20分間混合し、9mmのディスク及び平らな面取りされたパンチを用
いて300mgの錠剤に圧縮した。錠剤の崩壊時間は約3分であった。
【0118】 実施例31 それぞれ50mgの3−(4−エチルフェニル)−4−(4−アミノスルホニ
ルフェニル)−2−(3H)−オキサゾロン(活性成分)を含有する100,0
00個のカプセルを以下の組成物から製造した: 活性成分 5kg ラクトース一水和物 10kg コーンスターチ 1kg ステアリン酸マグネシウム 0.2kg コロイド性二酸化ケイ素 0.1kg手順 上記の成分を60−メッシュの篩を介して篩別し、適したミキサー中に入れ、
100,000個のゼラチンカプセル中に充填した。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月10日(2000.3.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 [式中、 R1はアルキル又はアミノ基であり; R2はナフチル、非置換フェニルあるいは1〜3個のハロゲン原子又はアルキル 、アルコキシもしくはトリフルオロメチル基により置換されているフェニル基で
あり; R3は水素又はアルキル基である] の2−(3H)−オキサゾロン化合物。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【化7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 35/00 A61P 35/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ヒメネス・マヨルガ,フアン・エム スペイン・イー−08017バルセロナ・プパ ル2a・カレドクトルルークス74 (72)発明者 クレスポ・クレスポ,マ・イザベル スペイン・イー−08036バルセロナ・カレ コムテダルジエル259,6°−3a Fターム(参考) 4C056 AA01 AB01 AC02 AD01 AE03 BA04 BA10 BB04 BC02 4C086 AA01 AA03 BA03 BC69 MA04 NA14 ZA08 ZB11 ZB26

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 [式中、 R1はアルキル又はアミノ基であり; R2はナフチル、非置換フェニルあるいは1〜3個のハロゲン原子又はアルキル 、アルコキシもしくはトリフルオロメチル基により置換されているフェニル基で
    あり; R3は水素又はアルキル基である] の2−(3H)−オキサゾロン化合物。
  2. 【請求項2】 R1がNH2又はメチル基であり;R2がナフチル基、非置換 フェニル基あるいは塩素、フッ素及び臭素原子ならびにメチル、エチル、イソプ
    ロピル、n−プロピル、t−ブチル、メトキシ及びトリフルオロメチル基から選
    ばれる同一もしくは異なることができる1〜3個の置換基により置換されている
    フェニル基であり;R3が水素又はメチル基である請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 R2が少なくとも2つの置換基により置換されているフェニ ル基である請求項1又は2に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 フェニル基が同一もしくは異なることができる少なくとも2
    つのアルキル基、1つのアルキル基と1つのアルコキシ基、1つのアルキル基と
    1つのハロゲン原子、1つのアルコキシ基と1つのハロゲン原子、同一もしくは
    異なることができる2つのハロゲン原子又は1つのトリフルオロメチル基と1つ
    のハロゲン原子により置換されている請求項3に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 R2が2及び4、2及び5又は3及び4位において置換され ている二置換フェニル基を示す請求項3又は4に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 R2が3もしくは4位においてメチル基、エチル基、メトキ シ基又はトリフルオロメチル基により置換されており、場合により残る位置のい
    ずれかにおいて1つもしくはそれより多い塩素又はフッ素原子によりさらに置換
    されていることができるフェニル基である請求項1〜5のいずれか1つに記載の
    化合物。
  7. 【請求項7】 R2がメチル基、エチル基又はトリフルオロメチル基により 置換されているフェニル基である請求項6に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 R2がメトキシ基及び1つの塩素又はフッ素原子により置換 されているフェニル基である請求項6に記載の化合物。
  9. 【請求項9】 R2がジフルオロフェニル基である請求項1〜5のいずれか 1つに記載の化合物。
  10. 【請求項10】 R1がNH2であり、R3が水素である請求項6〜9のいず れか1つに記載の化合物。
  11. 【請求項11】 R1がNH2であり、R2が1つもしくは2つのフッ素もし くは塩素原子により置換されているフェニル基であり、R3がメチル基である請 求項1〜5のいずれか1つに記載の化合物。
  12. 【請求項12】 式: 【化2】 の化合物から選ばれ、ここでR1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8のそれぞれ に関する意味の組合わせが下記: 【表1】 に定義する通りである請求項1〜11のいずれか1つに記載の化合物。
  13. 【請求項13】 R2が1−ナフチル又は2−ナフチルである請求項1又は 2に記載の化合物。
  14. 【請求項14】 少なくとも3の(COX−1 IC50)μM/(COX−
    2 IC50)μMの比率を有する請求項1〜13のいずれか1つに記載の化合物
  15. 【請求項15】 5μM未満のCOX−2 IC50を有する請求項1〜14
    のいずれか1つに記載の化合物。
  16. 【請求項16】 a)R1がアルキル基である場合、式(V): 【化3】 [式中、R2及びR3は請求項1に定義した通りであり、R1aはアルキル基である
    ] のカルバメートを無水酢酸と反応させるか; b)R1がアルキル基である場合、式(VII): 【化4】 [式中、R2及びR3は請求項1に定義した通りであり、R1aはアルキル基である
    ] のメルカプト誘導体を酸化剤と反応させるか; c)R1がアミノ基である場合、式(IX): 【化5】 [式中、R2及びR3は請求項1に定義した通りである] のクロロスルホニル誘導体をアンモニアと反応させるか;あるいは d)R1がアミノ基である場合、式(XI): 【化6】 [式中、R2及びR3は請求項1に定義した通りである] の対応する化合物を脱ベンジル化する ことを含んでなる請求項1〜15のいずれか1つに定義した式(I)の化合物の
    製造方法。
  17. 【請求項17】 活性成分としての少なくとも1種の請求項1〜15のいず
    れか1つに定義した式(I)の化合物及び製薬学的に許容され得る担体もしくは
    希釈剤を含んでなる製薬学的組成物。
  18. 【請求項18】 治療によるヒト又は動物の体の処置方法において用いるた
    めの請求項1〜15のいずれか1つに定義した式(I)の化合物又は請求項17
    に定義した組成物。
  19. 【請求項19】 痛み、熱又は炎症の処置において、プロスタノイド−誘導
    平滑筋収縮の抑制のためあるいは結腸直腸ガンの予防のために用いるための請求
    項1〜15のいずれか1つに定義した式(I)の化合物又は請求項17に定義し
    た組成物。
  20. 【請求項20】 痛み、熱又は炎症の処置のため、プロスタノイド−誘導平
    滑筋収縮の抑制のためあるいは結腸直腸ガンの予防のための薬剤の製造における
    請求項1〜14のいずれか1つに定義した式(I)の化合物又は請求項17に定
    義した組成物の使用。
  21. 【請求項21】 痛み、熱又は炎症の処置、プロスタノイド−誘導平滑筋収
    縮の抑制又は結腸直腸ガンの予防の必要なヒト又は動物患者に請求項1〜15の
    いずれか1つに定義した化合物又は請求項17に定義した組成物を投与すること
    を含んでなる痛み、熱又は炎症の処置、プロスタノイド−誘導平滑筋収縮の抑制
    又は結腸直腸ガンの予防方法。
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