JP2001516455A - 永久日付時計装置の時間設定機構 - Google Patents

永久日付時計装置の時間設定機構

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JP2001516455A JP54102498A JP54102498A JP2001516455A JP 2001516455 A JP2001516455 A JP 2001516455A JP 54102498 A JP54102498 A JP 54102498A JP 54102498 A JP54102498 A JP 54102498A JP 2001516455 A JP2001516455 A JP 2001516455A
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レイ,クロード
テラール,クリスシャン
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ジラール−ペレゴー エス.アー.
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    • G04B19/243Clocks or watches with date or week-day indicators, i.e. calendar clocks or watches; Clockwork calendars characterised by the shape of the date indicator
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、日付表示機(2)を駆動する駆動装置(8)を有し、該駆動装置が24時間毎に1回のジャンプによって前記表示機(2)を前進させる駆動手段(10)を有する、永久ユリウス暦日付を有する時計の装置(1)の時間設定機構に関する。この装置(1)が、日数が28、29または30日である月を自動的に考慮するためにこの表示機(2)に調整ステップを行わせることのできる調整装置をさらに有し、この調整装置は、少なくとも24時間毎に駆動される回転カム(26)を有し、このカムがセンサー(30)を制御する側面(28)を有していて、これによって、日付表示機(2)を必要な補助的調整ステップによって前進させるために、歯止めシステム(34)を備えた可動組立体(32)に発振運動を起こし、前記カム(26)が一年に完全な一回転をするように、前記カム(26)に前記表示機(2)の調整ステップの数に等しい数のステップを実行させるためにカム(26)を前進させることがなされる。この機構は、前記カム(26)の側面(28)からセンサー(30)を離すためのセンサー(30)分離手段(156)、および前記カムと前記表示機とを連結する手段を有し、該連結手段(164)が制御巻真(150)によって制御される前記分離手段(156)によって駆動されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 永久日付時計装置の時間設定機構 本発明は、万年暦装置の時間、日付、月および年を設定する機構に関し、時間 、日付、月および年を表示する装置を少なくとも有する。特に、本発明は、前記 表示装置上の情報を素早く修正することのできる機構に関する。 完全に機械的な型の永久日付機構は、一般に、機械装置に関連しており、特に 、人が巻き上げないとき(単純な機械装置)または使用者が運ばないとき(自動 機械装置)のいずれかにその動作が止まる自動時計装置に関連している。 時計は、工場または卸売業者から受け取った後に、数ヶ月間倉庫に保管した後 に販売されるのが普通であるから、このような装置を有している時計が販売され ると、しばしば、時間に関する情報を修正する、即ち、時間、日付、月そして場 合によっては年の設定をする必要がある。 現在のところ、この修正操作は複雑であり、知識のない使用者および販売者の 両方にとって理解するのが難しい。このような困難さによって、しばしば、販売 が抑制されることになってしまう。この修正操作は、従来の時間設定巻真、およ び一日の内一定期間しか機能しない修正押し込み装置の組み合わせによって行わ れる。ここにおいて、日付の表示一つ一つがその修正押し込み装置(日付、月、 年)を有している。 したがって、本発明の目的は、永久日付装置の日付、月および年の時間設定機 構を提供することによって、この不都合を改善することである。この修正操作は 単純に素早く行うことができ、本質的に従来の時間設定巻真の操作によって行う ことができる。 この目標を達成するために、本発明の目的は、24時間に一度のジャンプによっ て表示装置を進めることのできる駆動手段を有する、日付表示を動かす駆動装置 を備えている永久日付時計装置において、時間を設定する機構を提供することで ある。この装置は、自動的に日数が28、29または30日の月を考慮して、この表示 装置に調整ステップを行わせる調整装置をも有する。この装置は、24時間毎に 少なくとも1ステップ動く回転カムを有し、このカムはセンサーを操作するのに 適した側面を有している。この構成によって: 一方において、歯止めシステムを有する可動組立体の発振的な動きによって、 日付表示装置に必要な更なる調整ステップを行わせ、 他方において、このカムの前進によって、カムが一年に完全に一回転するよう に、この表示器の調整ステップの数に等しいだけのステップをカムに実行させる ことにおいて、 前記カムの側面からセンサーを外すためのセンサー解放手段、および前記表示 装置を前記カムに結合する手段を有し、該結合手段が、それ自体制御巻真によっ て制御されている前記解放手段によって操作されることを特徴とする装置を提供 する。 本発明の他の特徴および利点は、例としてのみ提供されている添付の図面を参 照しながら行う、続く詳細な説明から明らかになるであろう。 図1から6は、本発明による装置の上面図であって、例えば、12日などの月の 半ばの日から翌日に日付が変わる前(図1および2)、最中(図3)および後(図 4、5および6)の装置の状態を示している。 図7から9は、図1から6に類似した図面であるが、日数が30である月の最後 の日から翌月の一日に日付が変わる前(図7)、最中(図8)および後(図9)の 装置の状態を示している。 図10および11は図7から9に類似した図面であるが、日数が28日である2月( 非閏年)の場合の、該月の29日から翌月の一日に日付が変わる前(図10)および 後(図11)の装置の状態を示している。 図12はやはり本発明による装置の上面図であって、閏年を表示する装置を備え た状態のものを示している。 図13はやはり本発明による装置の上面図であって、日数が29である2月(閏年 )の考慮を可能にする可動フラップシステムが示されている。 図14および15は、閏年において、月の29日から30日に変化した後であって、翌 月の一日への変化の前(図14)および後(図15)の装置の状態を示している。 図16から19は、図1〜15に示されている本発明による高速時間設定機構を備 えている装置の上面図であって、この機構の別の機能を示している。 図20から22は図16から19に類似する図面であって、通常の時間設定機構と高速 時間設定機構との関係をより具体的に示している。 図23および24は本発明による装置および機構の上面図であるが、時間設定巻真 に連結している日付修正手段のみを示している。 図8を参照しながら、一般的な参照符号1によって示される、本発明による機 構を備えることのできる装置の一般的な原理について以下に記載する。 装置1は、日付情報4を有する日付環2を有する永久日付暦機構を有している 。この情報は図示されない文字盤の窓6から見られる。 日付環2は24時間輪12と一体化されている弾性アーム10からなる駆動手段を有 する駆動装置8と連結されている。24時間輪12は、12時間毎に一回転する基準時 間輪16と噛み合っている可動要素14と係合している。 弾性アーム10は、その自由端に、日付環2の内側の歯状構造体22と係合するよ うに設けられた鉤18を有している。これによって、鉤18がこの歯状構造体22の歯 と係合したときに、24時間毎に1回、日付環2を前進させる。 輪12に回転させられた鉤18が歯、例えばD1と係合するまで、ジャンパーバネ24 は環2を固定位置に維持する。そして、日付環2が1回のジャンプによってある 日付から次の日付に変わるのとほぼ同時に弾性アーム10がジャンパーバネ24の力 を克服して動くまで、鉤18はアーム10を巻き上げる。 上で説明したように、次の日付に変化した後に、必要であれば、後述の調整装 置によって31日よりも日数の少ない月を考慮して一以上の調整段階を実行するこ とができるように、環2を追加的に前進させるために、鉤18は歯状構造体22から 離れることに注意されたい。 駆動装置8は従来の装置であり、これ以上詳しく記載しない。 装置1は、24時間毎に少なくとも1段駆動され、毎年完全に一回転する回転カ ム26を備えた調整装置からなる。 カム26は、例えば、装置の表面で、図示されていない手段によって回転案内さ れ、センサー30を案内するための側面28を有している。 センサー30は、まず、必要な調整ステップによって環2を前進させるように意 図された、歯止めシステム34を備えた可動組立体32の発振的な動きを制御する。 センサー30は、環2の調整ステップの数に等しい数のステップを実行させるた めに、カム26の前進をも制御する。 カム26は、基準時間輪16に連結された歯車列によって駆動される。より具体的 には、基準時間輪16(以後、時間輪と称する)は第一可動要素の歯車38と係合す る小歯車36を有している。この第一可動要素は歯車38と一体化した指状体40を有 する。小歯車36と歯車38との間の歯車比は、歯車38が24時間毎に1回転するよう に設定されている。指状体40は、その小歯車44がカム26を駆動する第二可動要素 に属する、31の歯を有する歯車42の歯状構造体と相互作用する。 指状体40は、駆動装置8が環2をジャンプさせた後に31-歯車42の歯状構造体 と接触するように組立時に配置されることに注意されたい。 カム26は可動組立体32および駆動装置8を取り囲む環状形を有している。カム 26と時間輪16とは同じ回転軸Rを有している。 カム26は、小歯車44と相互作用してこのカムを回転させる内部歯状構造体46を 有している。 センサー30は一般的な錨形をしており、戻りバネ50の動作の下に(under the a ction of a return spring 50)、カム26の側面28に対向して、つめピン(pallet pin)52の近傍にある第一アーム48を有している。 カム26の側面と常に接触するつめピン52は、半球状の形を有しており、アーム 48の自由端の近傍に配される。つめピン52は合成ルビーで作られているのが好ま しい。 センサー30は接合片56によって第一アーム48に接続されている第二アーム54を 有している。第二アーム54はその自由端によって可動組立体32に結合されている 。該自由端はフォーク58の形状を有しており、例に示されているように、その歯 は可動組立体32と一体に作られているピン60と係合している。 センサー30は、接合片56から実質的に第一アーム48の方向に延び、つめピン52 をカム26の側面の方向に押すためにその端部がバネ50と相互作用をする第三のア ーム62を有している。 このような構成とするために、旋回支軸ピン64を介して、装置、例えば板(図 示されていない)上で、その接合片56によってセンサー30は旋回するように取り 付けられている。 センサー30の旋回支軸ピン64は偏心輪66と連結しており、これによって、カム 26の側面28に関するつめピン52の最終調整を行うことができる。 示されている例においては、センサー30およびバネ50は、基本的にカム26の下 側に延びている。 可動組立体32は、ピン60を用いてその自由端の1つによって接合している可動 レバー68にも連結しており、このレバー68はセンサー30によって制御されている 。レバー68の他の自由端は鋸歯車72と係合するチップ70を有している。この鋸歯 車72はカム26を駆動する可動部材に属する輪44と一体化されている。レバー68は 板バネ74によって鋸歯車72と係合した状態を維持される。板バネ74は、鋸歯車72 の放射状にチップ70の背面に対して、横向きに配置されている。 さらに、カム26を駆動する可動部材に属する鋸歯車72および31-歯車42は、バ ネ78によって作動させられるジャンパー76によって、各ステップ間で定位置に保 たれることを述べておく。 可動組立体32は、時間輪16の周りの、軸Rの周りを回転するように取り付けら れた基板80を有する。基板80は、装置の中心から放射状に環2の方向に向かって 延びている。この板80は旋回支軸82によってこの基板上で回転するように取り付 けられた歯止め34を有している。 この歯止め34は、環2の歯状構造体22および基板80上に延びる弾性アーム86と 係合するチップ84を有している。この例において、アーム86は装置の中心方向に 延びている。 歯止め34はバネ88も有しており、このバネはチップ84に作用して、環2の歯状 構造体22にチップ84を入れる。例においては、バネ88は、部分的に旋回支軸82を 取り囲むL字型の一般形状を有しており、その一方の分岐はチップ84の片側に向 かって配置される。もう一方の分岐は、基板80に一体化されているピン90に向か って配置される。 ピン90は、参照符号92の24時間輪を有しており、時間基準輪に一体化された小 歯車94と係合している。このピン90は、24時間輪92によって駆動される慣 性カム96も有している。この慣性カム96はアーム86の端部と周期的に相互作用し て、このアーム86を、同様に基板80に支持されたピン98に固定する。 本発明による装置の詳細な機能的記述から理解されるように、この配置は固定 システムを構成し、2ヶ月毎に歯止め34のアーム86の変位を固定することを可能 にして、単数回または複数回のジャンプを調整する瞬間に該変位を中断する。こ のようにして、この固定システムは、最初の位置において、環2の駆動を確実に するように、このチップ84を殆ど定位置に維持する。第二の位置においては、固 定システムは、環2が特に駆動装置8によって作動されたときに、この環2に関 してラチェット機能を行うように、チップ84を開放する。 カム26の側面28は、E1〜E5のノッチを形成する凹部によって相互に連結された 、I〜Vの参照符号で示される5つの連続したセクターが形成されている。これ らのノッチの深さはセンサー30の放射状の変位、特に、31日よりも日数の少ない 月の最後に必要な数の調整段階を環2に実行させる歯止めピン52の放射状の変位 を決定する。 I〜Vの5つのセクターは、反時計回り方向に延びるR1〜R5の連続的な傾斜路 を形成している。これらの傾斜路R1〜R5は1つのノッチEnから次のノッチEn+1の 頂上まで延びており、最初の半径から二番目の半径までの距離は最初の半径より も大きい。 参照符号がE3であるノッチの1つは、他の4個のノッチE1,E2,E4およびE5より も深さが大きく、残りの4つのノッチは互いに等しい深さを有している。 ノッチE1,E2,E4およびE5は、可動組立体32によって30日の日数を有する月(4 月、6月、9月、11月)の終わりに1回の調整ステップによって環2の変位を制 御するようにセンサー30を動かすような深さを有している。一方、ノッチE3は、 同様に可動組立体32によって29日および28日の日数を有する月(閏年および非閏 年の2月)の終わりに、2回または3回の調整ステップによって環2の変位を制 御するようにセンサー30を動かすような深さを有している。 このために、ノッチE3の深さは一定ではない。ノッチE3は参照符号が100であ るシステムに関連しており、その深さを4年ごとに一度変化させることができる 。このシステム100は、図13に示されているように、ピン104によってカム 26に回転可能に搭載された可動フラップ102によって形成されている。ピン104は 4年に一度回転する輪106を有している。したがって、この輪は、カムが完全に 回転する毎に1/4回転することになる。このために、システム100は、参照符号10 8の装置の固定指状体と1年に一度相互作用する。この配置によって、可動フラ ップ102は4年に一度ノッチE3を閉じて、溝の深さを小さくすることができる。 これによって、センサーが閏年の2月の終わりに環2に2回だけの調整ステップ を行わせるように、センサー30の変位を制限することができる。 さらに、可動フラップ102は、該可動フラップがノッチE3を一度閉じると、一 日に相当する距離だけランプR3の長さを延ばす肩を有している。 輪106は、カム26に統合された月環を形成する環状体(crown)116によって支 持される旋回支軸112によって回転可能に搭載されたL字型のジャンパー110によ って、所定位置に維持される。 ジャンパー110は、前記Lにおける分岐の内の1つに働く戻りバネ114と相互作 用して、他の分岐が歯車106の2つの歯の間に入るようにする。この2番目の分 岐はこの目的のために与えられた端部を有している。このようにして、留め金11 0およびそのバネ114は毎年一回転の速度でカム26と共に回転する。 図13には、装置1に都合よく備え付けることのできる閏年表示用装置120も示 されている。 装置120は、年表示針(図示されていない)を有する星形部材122を有しており 、この針は装置1に軸支旋回するように支持されている。星形部材122は、針の 位置を保証するジャンパーバネ124によって維持されている。示されている例に おいては、星形部材122は8個の分岐を有しており、カム26に統合されている2 つの駆動歯126によって駆動されている。このようにして、星形部材122は、カム が完全に一回転する毎に1/4回転する2つの歯によって、一年に一度制御される 。この表示は閏年を示すのに非常に役立つ。 図1〜15を参照して、本発明による装置の機能を以下に説明する。 図1においては、従来の日付駆動装置が21:00の位置に配されており、月の12 日から13日に日付が変わる際に、その巻き始めに通常のジャンプを行わせる。 弾性アーム10の鉤18は、歯状構造体22の歯D1に接するように配置される。 つめピン52はランプR5を上る途中である。慣性カム96は歯止め34のアーム86の端 部に未だ達してない。したがって、チップ84は歯D2の側面をゆっくりと上って行 くことができる。このように歯止め34は自由であり、記載されていない装置によ って、将来の日付の変更、または高速日付変更の機能のいずれかを可能にする。 さらに、この時点で指状体40の端部は31-歯車42の歯の1つに達していない。 図2には、23:30にある従来の日付駆動装置が示されている。環2は未だ動い ていないが、駆動手段の弾性アーム10は巻き上げを続けており、これは後にジャ ンパーバネ24によって維持される。2台の24時間輪、それぞれ38と92とは、他の いかなる動作も起こすことなく、21:00と23:30との間で経過する時間に対応する 補角をなして動いている。 図3には、深夜0:00の時点にある従来の日付駆動装置が示されており、環2は 1回ジャンプする準備ができている。深夜12時より前の30分の間に、鉤18は環2 を進ませる。ジャンパーバネ24はこの短い間に持ち上げられる。この時点で、ジ ャンパーバネは環2を依然として把持している。 図4には、環2がジャンプした直後、即ち、その月の13日に変化した直後の駆 動装置が示されている。駆動手段の弾性アーム10はその静止形に戻っている。鉤 18は31日よりも日数が少ない月の終わりに環2を回転させるために、歯状構造体 22から離れ始めている。 図5には、午前2時における、前記ジャンプ後の装置の状態が示されている。 弾性アーム10の鉤18は歯状構造体22から完全に離れている。指状体40の端部は、 ジャンパー76の回復力が指状体40の駆動によって克服されるまで31-歯車42の歯D 3を駆動し、バネ78の作用の下にこの31-歯車42の駆動機能を終了させる。 31-歯車42に統合されている小歯車44は、カム26をこのカムの内部歯状構造体7 0によって回転させる。したがって、環116に一体化されているカム26は、時計回 りの方向にさらに1/372回転するという更なるステップを実行することになる。 そして、歯止めピン52にランプR5を上らせ、反時計回りにセンサー30をゆっくり と動かし、このセンサー30が動くにつれて可動組立体32を駆動させる。 この間、チップ84の先端は、環2の歯状構造体22の歯D4の側部に接して上昇し て行く。アーム86はピン82の周りに角変位しており、このアームの端部は慣性カ ム96によって押されており、歯状構造体22からチップ84を離している。 このアーム86の端部は、その24時間回転によって、バネ88の効果によって慣性 カム96が歯止め34を歯状構造体22に押しつけるまで動く。この全期間、特に高速 日付設定の動作の下に、環2は自由に回転する。 午前4時頃における装置の他の可動要素の位置を示している図6から見て取れ るように、この配置において、この時刻に歯止め34の最大変位がなされる。 図7は、図3用に先に記載したのと同じ条件下における装置を示しているが、 日数が30の月用に、その月の30日から31日へ変化するための環2の調整段階より 前の状態を示している。 続く期間には、慣性カム96はアーム86端部の前方の位置を取り、ピン98に対し てアーム86の端部を固定し、基板80に関して歯止め34を動かなくする。この時点 において、歯止めのチップ84は環2の歯状構造体22に完全に入り込んでいる。 同時に、連結されている可動レバー68はセンサー30の動作の下に、ピン60によ って鋸歯車72の歯状構造体を上るように動く。このレバーの頭部70は、バネ74の 作用によって、鋸歯車72の次の凹部に係合している。 歯止めピン52はランプR1上でカム26のノッチE1の端部に依然としてあることに 注意されたい。 図1〜5に関しては、駆動装置8が巻き上げられ、図8に示されているように 深夜12時あたりで、30から31へのジャンプのために環2を回転させる。 図8は、午前2時における、31日から1日への調整ステップを行う直前の装置 の状態を示している。 鉤18は歯状構造体22から完全に外れている。この時点において、歯止め34、お よびより正確には、その先端84は慣性カム96と歯止めピンとによって基板80に固 定されている。この歯止めピンはノッチE1の端部にあって、このノッチに落ち込 むことが可能な状態にある。 指状体40は対応するステップによってカム26を前進させるために、一段階、 31-歯車42を駆動する。カム26の前進によって、バネ50の作用の下に歯止めピン5 2はノッチE1に落ち込む。センサー30が動くにつれて、センサー30は可動組立体3 2を回転させ、慣性カム96(図9)によって固定されているチップ84があるので 、この回転によって環2を一調整ステップで前進させることができる。 この点に関して、バネ50によって与えられるエネルギーは、その巻きの関数と して変化してしまうものであり、その巻き具合そのものがノッチE1〜E5の深さに 依存してしまうので、調整ステップ中に環2の慣性は制御することができないこ とに注意されたい。この問題の解決は、上記のように、慣性カム96によって歯止 め32を固定することにある。この固定は、調整ジャンプが行われた時点でなされ 、これによってチップ84が環2の歯状構造体22に維持される。 このようにして、一段階で環2を進めた後に、先行する歯D5はチップ84の踵に 接して、環2が更なる歯の上を通り過ぎるのを防ぐ。 さらに、慣性カム96は絶えず回転しているのであるから、殆どの時間、特に、 日付の伝統的な変更が深夜に起こるときに、歯止め32は自由であることを記載し ておかなくてはならない。しかしながら、特に、深夜の伝統的なジャンプに続く 期間と月末の調整ジャンプとの間に、このカムが弾性アーム86を固定していると きに、素早く日付の変更がなされた方がよい場合は、弾性アーム86は、歯止め84 上を歯状構造体22の一以上の歯を運ぶのに必要な弾性を有している。 更に解説すると、日数が31ある月の日付が連続している間は、歯止めピン52は カム26のランプR1〜R5の1つをゆっくりと上って行く。ランプR1の場合において 、2つの月の間に掛かるこの移動の間、バネ50はセンサー30のアーム62によって 継続的に延伸されており、指状体40がカム26の変位を制御し終えたときには、ノ ッチE1に落とし込むためにバネ50はセンサー30を巻き上げている。センサー30が ランプR1に沿って進むと、センサー30は旋回支軸ピン64の周りを軸支旋回して、 ピン60によって可動組立体32に角変位を起こさせている。センサー30がランプR1 を上るときに、センサー30は時計回りに軸支旋回し、可動組立体32を反時計回り に角変位させる。歯止めピンがノッチE1に落ち込む瞬間に、センサー30は反時計 回りにその軸64の周りを軸支旋回し、可動組立体32を時計回りに角変位させる。 これによって、環2は必要な調整ステップを実行する ことができる。慣性カムによって固定されている歯止め34のチップ84は、次いで 、時計回りに歯状構造体22を押す。同時に、センサー30の回転運動はレバー68に 対する摩擦によって鋸歯車72を回転させる。鋸歯車72は小歯車44と一体化されて おり、レバー68の摩擦運動は同様に同じ調整ステップによってカム26を、続く数 ヶ月の期間と同調するように回転させる。 図9は、日数が30の月の最後に31日から1日に変化する時点での、調整ステッ プ後の装置の状態を示している。 調整ステップの間、即ち、センサーがノッチE1に落ち込む瞬間に、連結レバー 68はそのチップ70の駆動によって、歯車42,72および44の可動要素を1ステップ 回転させる。したがって、つめピン52はノッチE1の底に一直線には落ち込まず、 ノッチE1の垂直壁から一定の距離だけ落ちる。この距離は日数が30の月の終わり の一日に相当する距離である。 図10および11は、日数が28日の月の最後に29日から1日に変化するための、3 つの調整ステップの前後における装置の状態を示している。 本発明による装置の機構は、ステップの数がノッチE3の深さによって決定され るという相違はあるが、上に記載したことがらに従って機能する。可動組立体の 対応する角変位によってこのノッチにおけるセンサー30の変位が環2を三段階で 動かすように、このノッチは予め定められた深さを有している。 しかしながら、閏年の2月の最後にあっては(図14および15を見よ)、二段階の みで環2を変位させ、後から一日分動かすために、ノッチE3は部分的に塞がれて いる。このノッチE3の部分閉塞は、上記機構100、特にフラップ102によって適正 な時点でなされる。 図16〜24を参照して、本発明による修正機構を説明する。 装置1のようなこの機構は、図中でP0,P1およびP2によって示されている、い くつかの軸位置を占めることができる従来の巻真150によって制御されている。 第一の位置P0(ニュートラル)においては、バネ胴部が自動巻上システムを備 えていない場合に、装置(図示されていない)のバネ胴部を巻き上げるのに巻真 150が使用される。 巻真150がP0の位置にある場合における、本発明による修正機構の状態が図 16に示されている。この機構を形成する様々な要素をこの図面を参照しながら説 明する。 この修正機構は、装置上を軸支旋回し、従来の方法で巻真150と共に作動する 設定レバー152を有している。この設定レバー152の一端は、例えばリベットによ って、3本のアーム156a,156bおよび156cを有する離脱装置156に固定されている 板154上にある。 この離脱装置156は、例えば、橋(図示されていない)に取り付けられている 軸158周りに軸支旋回するように搭載される。アーム156cの一端またはヘッド160 はクラッチロッカー164のノッチ部162に入る。これは、他端によって、例えば橋 (図示されていない)にやはり搭載されている軸166の周りに、軸支旋回するよ うに取り付けられている。 ロッカー164は、該ロッカー164と係合する中央柱170に自由回転するように搭 載される歯車168を有している。この歯車168は永久日付装置の31-歯車42と絶え ず係合しており、この位置において自由に回転する。 この機構は、日付環2によって限定される円の範囲内で底板に軸支旋回可能に 取り付けられている、6本の分岐を有する制御星形部材も有しており、この星形 部材172の歯は前記環の歯状構造体22と共に動作することができる。 この星形部材172は、該星形部材と同数の歯を有する制御小歯車174と一体化さ れており、この制御小歯車は星形部材を支持しており、星形部材と共に可動制御 要素を構成している。この可動制御要素はジャンパーバネ176と連結されており 、該ジャンパーバネによって、星形部材172の分岐の1つが常に歯状構造体22の 2つの歯の間に位置するようになっている。 さらに、この機構は、ロッカー164に設けられた突出部180と接触するような戻 りバネ178を有しており、該戻りバネ178は装置の底板に取り付けられている。こ の例においては、戻りバネ178はU字型に形成された糸バネ(thread spring)の 形状を有している。 設定レバー150のPO位置において、戻りバネ178はその復元力によってロッカ− 164を最初の静止位置に戻し、可動制御要素から離す。その結果、係合歯車168は 制御歯車174から離れる。 ロッカー164の分離装置156との連結によって、バネ178の復元力は該装置を時 計回りに回転させる。その結果、そのアーム156aはピン182に対向する位置を占 める。 センサー30、特にそのアーム48は該アーム48の平面から突出するピン184を有 している。図17と関連付けて以下に説明するように、このピン184は巻真のP1位 置において分離装置156のアーム156aと係合するようになっている。 このように、アーム156aは、巻真がP0位置にあるときにピン182に対向して位 置する第一位置(図16)と、巻真150がP1位置にあるときに、アーム156aがピン1 84を押してつめピン52をカム26の側面から離す第二位置(図17)との間を動くこ とができる。 さらに、連結されているレバー68は、その先端近くに、やはりレバー面を越え て突出しているピン186を有している。巻真のpo位置においては、分離装置156は ピン184と相互作用しない。その結果、レバー68の端部は鋸歯車72と係合したま まである。巻真のP1位置においては、反時計回りに先端が移動した分離装置156 はピン186を押して鋸歯車72の歯状構造体からレバー68の先端を分離する。 図17はP1位置にある巻真150を示し、これはある日の日付を設定するのに一般 に使用される位置に相当する。 この位置において、設定レバー152は巻真の時計回りの動きによって角変位す る。設定レバー152の先端は、板154に対してくぼんだ形状をしている側面188に 対向する位置にあるので、上記のような動きによって反時計回りに板154および 該板と一体化している分離装置156を変位させる。 この装置においては、分離装置のアーム156aによって、ピン182が動いてセン サー30と一体化されたピン184を押させ、つめピン52をカム26の側面から十分に 離して、このつめピン52と衝突することなくカム26を両方向へ回転することが可 能になっている。 バネ88の復元力はジャンパーバネ24の復元力よりも弱いので、この変位動作に よって、センサー30は、そのアーム54を用いて、可動組立体32を反時計回りに角 変位させ、この角変位によって、環2を駆動することなく、環2における歯 状構造体22の歯上に歯止め34を動かす。 このように、可動組立体32は非機能型中間体を採用することになるが、それに も関わらずよく設計されている。 可動組立体32の角変位のこの位置において、24時間に亘る回転中に慣性カム96 が弾性アーム86の端部の側を常に通過するように歯止め34は配置されなくてはな らない。歯止め34の先端84は、通常の調整操作が行われているかのように、環2 の歯状構造体22に係合している。アーム86の端部を変位させたり、その結果とし て歯止め34を変位させたりすることなく、慣性カム96が該アーム86の端部の背後 を常に通過しているので、この配置によって、装置が止められたいかなる時点に おいても、時間を進めたり遅らせたりすることができる。 分離装置156の反時計回りの角変位によって、レバー68の、更に正確には、鋸 歯車72の歯状構造体の先端70の分離も可能にする。これによって、巻真のP1位置 において、本発明の修正機構に結合している鋸歯車72は両方向に回転することが 可能になる。 これを行うために、分離装置156のアーム156aは円形の側面190を呈しており、 レバー68と一体化されたピン186を押圧する。この配置の運動学は、チップ70が 鋸歯車72の歯状構造体野の外側のこの変位位置にくるように定められている。 分離装置156のこの角変位が起こると、ノッチ162に係合するアーム156cの端部 160の動作によって、ロッカー164も時計回りに変位する。このロッカーの変位に よって、環2の歯状構造体22と接触する制御星状部材172と一体化された制御小 歯車174と、係合歯車168とがかみ合うようになる。 図18は、P1位置に配されている巻真150による、修正機能、特に高速日付設定 機能の同期化を示している。 この位置においては、日付環の前進は、従来の方法で回転可能に巻真150と一 体化された歯車192によって行われる。この歯車192は、例えば3本のピンによっ て高速修正歯車196と一体化されているスライド小歯車194と噛み合う。ピンの本 数は環2の修正速度を決定し、3本よりも少なくても多くてもよい。 高速修正歯車196は時計回りに日付環2を駆動することを目的としており、一 方、P1位置において、巻真150は矢SNによって示されるように(図18)反対の 方向に回転される。 その回転中に、環2は、示されている例においては6つの分岐を有する制御星 状部材を駆動する。歯状構造体22の歯が1つ動く度に、制御星状部材172の1つ の分岐が対応して動く。 制御星形部材172に一体化された制御小歯車174は、このようにして、日付環の 1ステップに対して1/6回転する。この例においては日付環2の1ステップが一 日に相当することに注意されたい。 巻真150のP1位置において制御小歯車がロッカー164と一体化されている歯車16 8と噛み合う場合に、制御小歯車174が1/6回転前進することによって、歯車168を 1ステップ前進させる。 歯車168は鋸歯車72と一体化されている31-歯車42と係合しているので、その歯 の前進は、指状体40によって駆動される、輪42および72がなした通常の一日の前 進に対応する。これによって、前記のように、カム26が小歯車44によって1/372 回転駆動される。 この装置によって、高速修正操作時に、日付環2がカム26の動きと同期する。 日付環が先導するので、日付環2がカム26の前進を制御する。 直前に記載したもののような修正機による高速修正時に、操作者が不注意によ って窓に表示したい日を通り過ぎて、所望位置を越えて1日以上日付環を変位さ せてしまうことがよくある。従来の日付装置にあっては、操作者は日付環を更に 回転させて所望の日付位置を見つけさえすればよかったので、操作のこの誤りは 大して厄介なものではなかった。 しかしながら、永久日付時計の場合は、このような操作の誤りはより悪影響を 及ぼす。このような誤りを犯すと、操作者は続く4年間の全月分、巻真を回さな いと所望の日付位置を捜すことができない。 本発明による、この欠点の排除を可能にする装置を、特に図19を参照しながら 以下に記載する。 理解されるように、このような操作ミスの発生時に、所望の日付を表示するた めに、永久機構の様々な要素の同期を乱すことなく、この装置によると1ステッ プかそれ以上を容易に戻すことができる。 この装置は、図示されない底板上に、軸204周りに軸支旋回可能に設けられた 板202を備えた歯止めを有する修正モジュール200を有している。この板202は、 該板202から突出する軸208の周りを軸支旋回可能に取り付けられた歯止め206を 有している。 さらに、この板202は、底板と一体化されているバネ212が取り付けられたピン 210を有している。該バネは、図18に示されている静止時の初期位置に底板を戻 し、該位置において、部分的に図示されている押圧器214の頭部と修正モジュー ルとが接触する。 歯止め206は、その一端にチップ216を有し、第二の対向する端部にこの歯止め 内に押圧固定されている柱218を有している。 板202は、円筒状の止め具220を有しており、その上に押圧器214が載置されて いる。 修正モジュール200は、さらに、一端においてそれに取り付けられている止め 具220の周りに巻回されており、他端において板202の端部に対向して配置されて いる柱218に向かい合うように自由端によって軸204周りを回っている歯止めバネ 222を有している。 図19は修正モジュール200の操作を示している。押圧器214に、例えばボールペ ンの先などの尖頭具の助けを借りて圧力を加えることにより、止め具220は動作 し、板202を時計回りに揺らしてチップ216が31-歯車42の歯を反時計回りに押す ようにする。 反時計回りのこの31-歯車42の回転によって、歯車168によって日付環を反対方 向に1ステップ変位させる。歯車168の制御小歯車174および制御星形部材172は 制御巻真150のP1位置において、運動的に結合されている。 小歯車44と一体化された31-歯車42は、対応して、カム26を反対方向に1/372回 転させるので、このようにして、図21が示すように、環2と永久機構との同期を 維持しながら、表示されている日付を後方に修正することができる。 押圧器214への圧力を低減させることによって、戻りバネ212はモジュール200 を元の位置に戻す。歯止めが軸支旋回するので、この動きの間に、ジャンパー78 によって定位置で不動に維持されている31-歯車42の歯の上をチップ216が通り 過ぎる。 図20において、P2位置に引き出された巻真150に関して修正機構が搭載されて いる。巻真をさらに引き出しても、今述べた機構の要素の位置には影響を与えな い。 板154の凹部側188の長さに沿ってそれ自身を変位させるという効果のみで、自 身を更に変位させることも、分離装置156を変位させることもなく、設定レバー1 52の端部は時計回りに回転を続けている。このことは、この位置において、凹部 188が設定レバー152の回転軸に中心を置いているという事実に起因している。 巻真150を完全に引き出すと、非機能位置を取っている高速修正歯車194から歯 車192が外れる。 示されている例によると、巻真のP2位置において、この巻真150の反対方向SN への回転によって、時計回りの方向に時針および分針を回転させる。この位置に おいては、基本的な動作、日付、および高速日付設定を有する万年暦の全ての機 能は維持される。 この場合、基準輪16を人手で制御して環2を時計回りに動かすことによって、 弾性アーム10を有する24時間輪12は時計回りに回転する。同様に、基準輪16は指 状体40の変位を反時計回りに制御して、日付の通常の変化後の同期を維持するた めに31-歯車42を反時計回りに回転させる。 巻真がP2の位置にあるときに、制御小歯車174と係合している歯車168を、小歯 車42は1ステップ変位させる。この変位によって、制御星形部材172の1分岐分 、日付環が反時計回りに回転する。 日付または修正における通常の変更の間、日付環2が変位する時点で歯止め34 は自由に軸支旋回する状態を維持している。 図20は、午前0時と午前4:00の間の期間における、本発明による修正機構を示 しており、巻真150はP2の位置にあって反対の方向に回転している。この期間に 時間設定がなされると、そのアーム86が回転中に慣性カム96によって駆動されて 、歯止め34のチップ84が環2の歯状構造体22から離れている状態に歯止めの停止 位置が来ることに注意されたい。 このような条件で、午前0時から午前4:00の期間に巻真150が反対方向に回転 した後に、万一、この位置が維持されるようであれば、可動組立体32が戻った時 に環2は動かないままになってしまう。 図22は順方向SPに巻真を回転することによる時間設定操作を示している。この 場合においては、指状体40の端部は時計回りに回転し、この指状体40の弾性組立 体によって、ジャンパー76によって定位置に保たれている31-歯車42を駆動する ことなく、指状体40を回転変位させることができる。 先に記載したように、巻真が反対方向に回転するために、午前0時から午前4: 00の間に時間を設定するのはお勧めしない。反時計回りに回転する慣性カム96は 歯止め34のアーム86の端部と接触するようになり、ピン98に対して端部を押しつ けることによってその動作を阻止する。 図23は曜日表示装置250を示しており、該曜日表示装置は図示されていない曜 日環を有する7つの分岐を有する星形部材252からなっており、底板に回転可能 に取り付けられている。装置1の通常の操作モードでは、この星形部材252は254 と示されている24時間輪によって一日に一度駆動される。この24時間輪は、日付 環(図20)の駆動輪12に類似した配置を有する弾性アーム256を有している。輪2 54は時間基準輪が動かしている小歯車36と係合している。 したがって、基準輪16が時計回りに回転すると、小歯車36が24時間輪254を反 時計回りに駆動する。24時間輪254は、アーム256の先端に位置する鉤258によっ て星形部材252を時計回りに駆動する。この星形部材はジャンパーバネ260によっ て定位置に保持される。 図24を参照しながら、曜日表示装置250を現在時刻とどのようにして一致させ るかについて記載する。 これを行うために、修正機構は底板と一体化されている旋回支軸272に連結さ れたロッキングレバー270も有している。 このレバー270は、星形部材を漸進させるために、その自由端が星形部材252と 相互作用することを意図した雁首状第一アーム274を有している。レバー270は、 その自由端が、歯車192と一体化されている2指輪278と相互作用することを意図 した第二アーム276を有している。 戻りバネ、例えば、柱282によって底板に固定され、280と示されている葉状バ ネとネジ284とによって、レバー270は星状部材252の歯状構造体から離れた静止 位置に戻される。 図24に示されているように、巻真がP1位置にまで引き出され、巻真150が正方 向に回転させられると、歯車192と2指輪278とは時計回り方向に回転駆動される 。そして、図に示されているように、揺り棒196を環2の歯状構造体22の領域の 外側である不活性位置に移動させる。 このように、時計回り方向に2指輪278が半回転するごとに、指状体の1つが レバー270を揺動させ、アーム274の自由端が星形部材252を1ステップずつ進ま せる。この各ステップが週の一日を示す。 図23において、弾性アーム256の端部258は、星形部材252を通常駆動している 第一面の反対側に、反対方向に針を設定する時にアーム256を後退させるランプ2 88を有している。この際に、アーム258の可撓性がジャンパー260の維持モーメン トよりも大きいので、この動きに星状部材252を巻き込むことがない。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 を有し、該連結手段(164)が制御巻真(150)によって 制御される前記分離手段(156)によって駆動されるこ とを特徴とする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.日付表示機(2)を駆動する駆動装置(8)を有し、該駆動装置が24時 間毎に1回のジャンプによって前記表示機(2)を前進させる駆動手段(10)を 有する、万年暦時計装置(1)の時間設定機構であって、この装置(1)が、日数 が28、29または30日である月を自動的に考慮するためにこの表示機(2)に調整 ステップを行わせることのできる調整装置をさらに有し、この調整装置は、少な くとも24時間毎に駆動される回転カム(26)を有し、このカムがセンサー(30) を制御する側面(28)を有していて、これによって ‐一方において、日付表示機(2)を必要な補助的調整ステップによって前進さ せるために、歯止めシステム(34)を備えた可動組立体(32)に発振運動を起こ し、 ‐他方において、前記カム(26)が一年に完全な一回転をするように、前記カム (26)に前記表示機(2)の調整ステップの数に等しい数のステップを実行させ るためにカム(26)を前進させること、 がなされることにおいて、前記装置が、前記カム(26)の側面(28)からセンサ ー(30)を離すためのセンサー(30)分離手段(156)、および前記カムと前記表 示機とを連結する手段を有し、該連結手段(164)が制御巻真(150)によって制 御される前記分離手段(156)によって駆動されることを特徴とすること。 2.前記分離手段(156)が前記巻真(150)と連結している設定レバー(152) によって駆動されることを特徴とする、請求項1に記載の機構。 3.前記連結手段(164)が、一方において、表示機(2)と常に係合して いる修正星形部材(172)からなり、他方において、前記分離手段(156)によっ て制御されているロッカー(164)に結合している歯車(168)からなり、この歯 車(168)がカム(26)の回転を制御する可動要素(42,72)と常に係合している ことを特徴とする請求項1および2のいずれかに記載の機構。 4.前記分離装置(156)が前記装置に軸支旋回可能に取り付けられ、3 本のアーム(156a,156b,156c)を有する装置からなることを特徴とする請求項1 から3のいずれかに記載の機構。 5.前記巻真が引き出された位置(P1,P2)において、分離装置の第一ア ーム(156a)が前記センサー(30)を押し出すようにセットされ、カム(26)の 回転を制御する可動要素(42,72)の歯車の歯状構造体から離すべく第二アーム (156b)が調整レバー(68)を押し出すようにセットされ、第三アーム(156c) が連結システム(164)を制御するようにセットされることを特徴とする請求項4 に記載の機構。 6.前記連結手段(164)が、その端部の1つによって装置に軸支回転可 能に取り付けられたクラッチロッカーからなり、前記第三アーム(156c)がこの ロッカーの他端に設けられたノッチ(162)に入るヘッド(160)を有することを 特徴とする、請求項5に記載の機構。 7.前記機構が、軸支旋回板(202)に結合された軸(208)周りに軸支 旋回するように取り付けられた歯止め(206)を有する軸支旋回板を備えた歯止 め起動修正モジュール(200)をさらに有し、巻真(150)が引き出された位置( P1)において、この歯止め(206)にある押し出し機(214)によって及ぼされる 圧力に応じて、前記連結手段(164)によって、一方において、反時計回りのカ ム(26)の回転を、他方において、反時計回りの日付環(2)の回転を制御する可 動要素(42,72)の歯車の歯を押し出すことのできるチップ(216)をこの歯止めが 有することを特徴とする、先行する請求項のいずれかに記載の機構。 8.前記機構が、さらに、曜日星形部材(252)を漸進させるように設定 された第一アーム(274)、および巻真(150)の引き出された位置(P1)において 、揺れ棒小歯車(196)と係合した2つの指状体を有する輪(278)と相互作用す る第二アーム(276)を有することを特徴とする、先行する請求項のいずれかに 記載の機構。
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