JP2001516377A - 洗剤組成物に使用する選定された結晶質炭酸カルシウムビルダーの製法 - Google Patents

洗剤組成物に使用する選定された結晶質炭酸カルシウムビルダーの製法

Info

Publication number
JP2001516377A
JP2001516377A JP53964598A JP53964598A JP2001516377A JP 2001516377 A JP2001516377 A JP 2001516377A JP 53964598 A JP53964598 A JP 53964598A JP 53964598 A JP53964598 A JP 53964598A JP 2001516377 A JP2001516377 A JP 2001516377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calcium carbonate
crystalline calcium
builder
detergent
crystalline
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP53964598A
Other languages
English (en)
Inventor
ジョセフ パンチェリ,ユージーン
ウィリアム キャペシ,スコット
マリオン ホフマン,ウィリアム
マリー ウィーツェル,ローズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JP2001516377A publication Critical patent/JP2001516377A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D11/00Special methods for preparing compositions containing mixtures of detergents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01FCOMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
    • C01F11/00Compounds of calcium, strontium, or barium
    • C01F11/18Carbonates
    • C01F11/185After-treatment, e.g. grinding, purification, conversion of crystal morphology
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/02Inorganic compounds ; Elemental compounds
    • C11D3/12Water-insoluble compounds
    • C11D3/1233Carbonates, e.g. calcite or dolomite
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2002/00Crystal-structural characteristics
    • C01P2002/70Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data
    • C01P2002/76Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data by a space-group or by other symmetry indications
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/60Particles characterised by their size
    • C01P2004/61Micrometer sized, i.e. from 1-100 micrometer
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/60Particles characterised by their size
    • C01P2004/62Submicrometer sized, i.e. from 0.1-1 micrometer
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2006/00Physical properties of inorganic compounds
    • C01P2006/12Surface area

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は選択された結晶質炭酸カルシウムの形態の低価額の洗剤ビルダーの製法を提供する。更に詳しくは、本発明方法は(a)内部チャンバと該内部チャンバに向けた空気ノズルとを備えた装置中に原料結晶質炭酸カルシウムを供給し、(b)約1バール〜約50バールの圧力の空気を該装置中に装入することにより、該装置中で前記結晶質炭酸カルシウムを磨砕して結晶質炭酸カルシウムを{1,0−1,1}結晶学的指数をもつ菱面体結晶質構造に転化して洗剤ビルダーを形成させる工程からなる。

Description

【発明の詳細な説明】 洗剤組成物に使用する選定された結晶質炭酸カルシウムビルダーの製法 技術分野 本発明は洗剤組成物に使用する低価額のビルダー物質の製法に関する。更に詳 しくは、本発明の製法によれば{1,0,−1,1}結晶学的指数をもつ実質上菱 面体結晶構造をもつ選定された結晶質炭酸カルシウムが提供される。この極めて 低価額のビルダー物質は編織物の洗濯、漂白、自動的または手作業による皿洗い 、硬質材表面の清浄化(クリニーング)及び水の硬度を除去するためにビルダー を使用することを必要とする任意の他の用途に使用する洗剤組成物に使用するの に特に適する。 発明の背景 洗濯用活性成分に加えて、洗濯用溶液から水の硬度カチオン(例えばカルシウ ムカチオンまたはマグネシウムカチオン)を除くために洗濯用組成物にビルダー を含ませることは洗剤組成物処方作製業者としての慣用手段である。これはビル ダーを含ませないと洗濯用活性物質(例えば界面活性剤)の効率を低下させ、従 ってある種の汚れを除去するのをより困難となすからである。例えば、代表的洗 濯用洗剤組成物はアニオン界面活性剤及び洗濯溶液中の硬度カチオンの作用効果 を低下させるビルダーを含む。このような状況においてビルダーは水の硬度カチ オンを封鎖、すなわち“捕縛固定”してそれら硬度カチオンが洗剤組成物中のア ニオン界面活性剤の清浄化作用を妨害するのを防止する。 周知のように、水溶性リン酸塩物質がこれまで広く洗剤ビルダーとして使用さ れてきた。しかし、リン酸塩により引き起こされると云われる、地上水の富栄養 化を含む種々の理由により多くの地理的区域において他のビルダー物質を使用す ることが所望されてきた。他の既知のビルダーには洗濯溶液中に存在する硬度カ チオンと沈殿を形成できる炭酸ナトリウムのような水溶性ビルダー塩があるが、 不幸にして、このようなビルダー塩だけを使用したのでは充分に速い速度で硬度 カチオンの濃度を低下させることはできない。実用目的に対して、所望の用途に 要求される限られた時間以内に、例えば北米及び日本における編織物洗濯作業に 要求される10〜12分以内に、許容し得る硬度カチオン濃度に達することはでき ない。 その上、これらの水溶性ビルダー塩のあるものは、コストの点では魅力的であ るが、幾つかの欠点があり、それらの欠点の中には水溶性ビルダー塩が洗濯用水 溶液中に形成した沈殿(例えば不溶性炭酸カルシウム)が、きれいにすべき編織 物または他の物品上に沈着するようになる傾向があることがある。この問題に対 する1つの解決策と云われるものは洗剤組成物に不溶性物質を含ませて、それを 上記沈殿(すなわち炭酸カルシウム)に対する“種結晶”として作用させること であつた。このような不溶性物質の使用について提唱された多くの物質のうちで は、非常に小さい粒子寸法の方解石が最も一般的であつた。 しかし、洗剤組成物に方解石を配合することも、硬度カチオン/塩のアニオン (例えばカルシウム/炭酸アニオン)反応生成物が洗濯溶液中に存在することが あるところの物質(例えばポリアクリレートまたはある種のアニオン界面活性剤 )による被毒に感受性であるという問題がある。理論により制限されるわけでは ないが、この被毒問題は、上記反応生成物の種結晶上への晶出が妨害される点で 上記反応生成物の形成を妨害する。従って、方解石は典型的には被毒され難い広 表面積を持たせるために非常に小さな粒子寸法で製造しなければならない。しか し、このことはその非常に小さい方解石粒子を塵埃状にさせ、取り扱いを困難に させる。その上、所要の粒子寸法は非常に小さい(少なくとも15m2/gまたは それ以上の表面積)から、そのような方解石の製造は非常に高価につく。例えば 、このような微細な方解石粒子の製造は制御された“成長”操作を必要とし、こ のような操作は極めて高価につく。被毒と、洗濯溶液中に上記反応生成物沈殿を 形成することに関する“種結晶”として方解石の使用とに関連する他の問題は、 洗濯されている編織布または物体上に方解石が沈着しないように方解石を洗濯溶 液中に充分に分散させることが困難であることである。このような沈着物または 残留物は大抵の洗濯操作、特に編織布洗濯及び食卓用器具清浄化(クリーニング) の場合に極めて望ましくない。 従来技術は方解石に関連した取り扱い問題及び分散問題を処理する提言に満ち ている。方解石を取り扱う従来提唱された1つの手段は方解石をスラリー中に配 合することであるが、これは高貯蔵コスト及び高運搬コストを含む。他の提唱さ れた選択手段は方解石を結合剤及び分散剤を用いて顆粒化して洗浄溶液中に充分 に分散させることができるようにするにある。しかし、この選択手段は、方解石 顆粒の機械的強度が低いために連続した取り扱い、加工処理が困難であるから、 近代的洗剤組成物に効果的に実施することは困難であつた。その上、方解石に対 する効果的結合剤及び分散剤は今日まで発見されていない。特に、従来技術によ り提唱された大抵の結合剤及び分散剤はそれら自体が毒物であり、それにより方 解石の“種活性”が減弱される。その結果、上述の制限を克服し、取り扱い易く 、洗濯溶液中に容易に分散でき、且つ改善されたビルダー性能を示す、改善され た低価額のビルダー物質を得ることが望ましい。 数種の補助的なビルダー物質及びそれらの併用物が編織布の洗濯操作及び皿や 食卓用器具類の清浄化操作用の種々の洗浄組成物に広く使用されている。例示す れば、ある種の粘土物質が、特に編織物の洗濯操作において、硬度カチオンを吸 着するのに使用されてきた。更に、ゼオライト(すなわちアルミノシリケート) も種々のクリーニング場面に使用するのに提案されている。例えば、水不溶性ア ルミノシリケートイオン交換物質は工業全般にわたる洗剤組成物に広く使用され ている。このようなビルダー物質は極めて有効で有用であるけれども、大部分の 完全に処方された洗剤または清浄化(クリーニング)組成物のコストの重要な割 合を占める。その上、このようなビルダーは限定されたカルシウム封鎖能力しか もたないから、硬水中では非常に有効というわけではない。従って、上述のビル ダーと同様の性能、あるいはより良い性能を発揮し、且つ重要なことはより低価 額でもあるビルダー物質をもつことが望ましい。また、そのようなビルダーを低 価額で且つ便宜に製造する方法を得ることも望ましい。 従って、上述の開示にも拘らず、洗剤組成物に使用するのに適し且つ優れた性 能を示し、非常に細かい粒子寸法を必要としない点で一層低価額で製造できる低 価額なビルダー物質の製法が業界において要請されている。業界には取り扱いが 容易で(すなわち“埃つぽく”なく)、加工が容易で、洗濯溶液中に容易に分散 できるビルダー物質を製造する便宜な製法に対する要請がある。 背景技術 下記の文献は種々の洗剤組成物に対するビルダーに関するものである:アトキ ンソンらの米国特許第4,900,466号[レバー社(Lever社)];ホートンのWO 93/22411号(レバー社);アランらのEP518576A2(レバー社);ゾロ ツーキンの米国特許第5,219,541号[テネコ・ミナラルズ社(Tenneco Min eral Company)]、ガーナーグレイらの米国特許第4,966,606号(レバー社) 、デイビーズらの米国特許第4,908,159号(レバー社)、カータ−らの米国 特許第4,711,740号(レバー社)、グリーンの米国特許第4,473,485 号(レバー社);デイビーズらの米国特許第4,407,722号(レバー社);ジョ ンズらの米国特許第4,352,678号(レバー社);クラークらの米国特許第4 ,348,293号(レバー社);クラーク等の米国特許第4,196,093号(レ バー社)、ベンジャミンらの米国特許第4,171,291号(プロクター、エンド 、ギャンブル);コワールクツクの米国特許第4,162,994号(レバー社); デイビスらの米国特許第4,076,653号(レバー社)、デービスらの米国特許 第4,051,054号(レバー社);コリアーの米国特許第4,049,586号( プロクター、エンド、ギャンブル);ベンソンらの米国特許第4,040,988 号(プロクター、エンド、ギャンブル);チャーニィの米国特許第4,035,25 7号(プロクター、エンド、ギャンブル);カーティスの米国特許第4,022,7 02号(レバー社);チルドらの米国特許第4,013,578号(レバー社);ラン バーティの米国特許第3,997,692号(レバー社);チャーニィの米国特許第 3,992,314号(プロクター、エンド、ギャンブル);チルドの米国特許第3 ,979,314号(レバー社);デイビスらの米国特許第3,957,695号(レ バー社);ランバーティの米国特許第3,954,649号(レバー社);サーゲル らの米国特許第3,932,316号(プロクター、エンド、ギャンブル);ロブネ ーツらの米国特許第3,981,686号(インターマウンテイン・リサーチ・エ ンド・デベロツプメント・コーポレーション);マローらの米国特許第4,828 ,620号(サウスウエスト・リサーチ・インスティ テュート);ブジョークルンドらの“多孔質及び非多孔質炭酸カルシウム表面上 へのアニオン性及びカチオン性ポリマーの吸着(Adsorption of Anionic and Cat ionic Polymer on Porousand Non-porous CalciumCarbonateSurfaces)”(アプラ イド・サーフェス・サイエンス、75巻、197−203頁、1994年);ウイールツビッ キーらの“方解石への蛋白及びペプチド結合の原子間力顕微鏡検査法及び分子モ デリング(Atomic Force Microscopy and Molecular Modeling of Protein and P eptide Biding to Calcite)”(Calcified Tissue International 54巻,133-141 頁(1994));パークらの“スキャニング・フォース・顕微鏡検査操作中のCaCO3解 の摩擦増進(Tribological Enhancement of CaCO3Dissolution during Scanning Force Microscopy)”、ラングミアー、12号、4599−4603頁、(1996年)、及びナ ンコラスらの“炭酸カルシウムの晶析”ジャアーナル・オブ・コロイド・エンド ・インターフェイス・サイエンス(Journal of Colloid and Interface Science) 、37巻、4号、824−829頁、(1971年、12月)。 発明の要約 業界における上述の要請は、特定的に選択した結晶形をなす結晶質炭酸カルシ ウム形態の洗剤ビルダーの製法を提供する、本発明により満たされる。更に詳し くは、結晶質炭酸カルシウムは{1,0,−1,1}結晶学的指数をもつ実質上菱面体晶 系結晶構造をもつ。本発明の製法は原料炭酸カルシウムを磨砕するか、または圧 縮ロール処理して{1,0,−1,1}結晶学的指数をもつ実質上菱面結晶構造体となす ことからなる。本発明の製法は、低価額の天然産方解石を、大きな中央値をもつ 粒子寸法で使用した場合でさえも充分に働く、所望のビルダーに変換する比較的 少ない資本と操作支出とを含むから、極めて低価格である。 本発明の一面によれば、洗剤組成物中に使用する洗剤ビルダーを製造する方法 が提供される。本発明による製法は、(a)内部チャンバと該内部チャンバ中に 向けた空気ノズルとを備えた装置に原料炭酸カルシウムを供給し、(b)約1バ ール〜約50バールの圧力の空気を該チャンバ内に装入することにより結晶質炭 酸カルシウムを該装置内で摩砕して{1,0,−1,1}結晶学的指数をもつ菱面体結晶 構造体に結晶質炭酸カルシウムを変換して洗剤ビルダーとなす工程を包含する。 本発明の他の一面によれば、洗剤ビルダーを製造する他の製法が提供される。 この方法は(a)原料結晶質炭酸カルシウムを1対の圧縮ロールを備えた装置中 に供給し、(b)該圧縮ロール間に約100バール〜約5000バールの圧力で 該原料結晶質炭酸カルシウムを供給することにより上記装置内で結晶質炭酸カル シウムを摩砕して{1,0,−1,1}結晶学的指数をもつ菱面体結晶構造をもつ結晶質 炭酸カルシウムからなるスラブを形成させ、(c)スラブを粒子にすり砕いて洗 剤ビルダーとなす工程を包含する。更に、本発明の他の一面はここに記載の方法 により製造された洗剤ビルダを提供するにある。 従って、本発明の目的は、優れた性能を示し、且つビルダー物質が非常に小さ い粒子寸法を必要としない点で従来の価額より低価額で製造できる、低価額のビ ビルダー物質の製法を提供するにある。取り扱い易く(すなわち“ほこりつぽく なく”)、加工が容易で、洗濯溶液中に容易に分散できるビルダー物質の製法を 提供するのも本発明の目的である。これらの目的及び他の目的、本発明の特徴、 及び付随する利点は下記の本発明の好適な実施態様の詳細な記載及び添付請求の 範囲から当業者には明らかとなろう。 本明細書に使用する全ての%、比率及び割合は他に特に規定しなければ重量( 無水物の)によるものであり、本明細書に引用するすべての特許及び刊行物はこ れらを参照することにより本明細書に組み入れられるものとする。 図面の簡単な説明 図1は本発明による製法で製造された結晶質炭酸カルシウム洗剤ビルダーを説 明する図; 図2〜8は本発明の製法で原料物質として使用でき、且つ自然界に普通見出さ れる(図8は結晶の頂部部分だけを示す部分透視図)天然産結晶質炭酸カルシウ ムを説明する図である。 好適な実施態様の詳細な記載 本発明方法により製造された洗剤ビルダーは編織物洗濯、編織物漂白または表 面漂白、自動または手作業皿洗い、硬質材表面クリーニング、および水の硬度を 除くためにビルダー物質の使用を必要とする他の用途を含む種々の組成物中で使 用できるが、これらに限定されるわけではない。 本明細書で使用する“有効量”なる語句は、洗剤の界面活性が過度に抑制され ないように洗浄溶液の硬度の充分量を封鎖するのに組成物中のビルダー物質の量 が充分であることを意味する。本明細書で使用する“結晶質”なる用語は原子の 規則的繰返し内部配列(すなわち“格子”)と外部平面をもつ混合物または物質 を意味する。ここで使用する“菱面体晶系結晶構造を実質上もつ”なる語句は平 行四辺形の形状をもち直角部をもたない(図1に示すように)結晶を意味する。 本明細書で使用する{1,0,−1,1}結晶学的指数とは選択された結晶構造を規定す る六方晶系座標系上の特定の一組の結晶面を云い、これはまた六方晶系座標系に 対するミラー指数とも云う。本明細書で使用する“結晶質炭酸カルシウム”なる 語句は最も普通の形態が“方解石”と呼ばれる化学的実体である結晶形の炭酸カ ルシウムを云う。また、これらの全ての対象に対する標準テキスト、例えばブラ ツクバーン(Blackburn)らのプリンシプルズ・オブ・ミネラロジ(Principles of Mineralogy)第2版、21−25頁およびクライン(Klein)らのマニュアル・オブ ・ミネラロジー(Manual of Mineralogy)405頁以下(1977)を参照されたい 。 方法 本発明による結晶質炭酸カルシウム(図1)は、得られる結晶が実質上{1, 0,−1,1}結晶学的指数をもつ菱面体結晶構造をもちさえすれば種々の方法 で造ることができる。原料成分は上述の結晶構造をもたない結晶質炭酸カルシウ ムが好適である。本発明の方法で使用するのに適した、可能性ある原料結晶質炭 酸カルシウムは多数ある。例を挙げれば、図5に示すような天然産方解石はこれ を採鉱或は商業的に購入でき、以下に記載する方法に使用できる。 ここに使用する“摩砕”なる用語は粉砕、すり砕き、または結晶質炭酸カルシ ウムの物理的構造に影響を及ぼすことを意味する。好適な実施態様では、本発明 方法は、最初に、内部チャンバと該内部チャンバに向けられた空気ノズルとを備 えた装置に原料結晶質炭酸カルシウムを供給する工程からなる。上述の摩砕処理 を行うことができる便宜な装置の1つはホソカワ・ミクロン社(Hosokawa Micron -ドイツ国、アルペン)から商業的に入手できるアルペン流動床ジェツトミル(ア ルペン・フルード・ベツド・ジェツト・ミル;Alpine Fluid Bed Jet Mill)(Mod el 100AFG Fluid Bed Jet Mill)である。他の適当な装置はホソカワ・ミクロン 社(ドイツ国、アルペン)から商業的に入手でき、エーロプレックス・エンド・ ターボプレックス(Aeroplex and Turboplex)の商品名で市販されている。本発 明方法のこの工程では、約1バール〜約50バールの圧力、より好適には約1. 5〜約10バールの圧力、最も好適には約2.5〜約5バールの圧力の空気と共 に上述の装置に原料結晶質炭酸カルシウムを供給して摩砕・すり砕き処理する。 このようにして、原料結晶質炭酸カルシウムは{1,0,−1,1}結晶学的指数をもつ 菱面体晶系結晶構造に転化され、それにより洗剤ビルダーが形成される。 原料成分(例えば方解石)を摩砕することからなる選択された粉砕工程は、原 料炭酸カルシウムを劈開して上述の結晶質方解石構造(図1)となすことからな る原料炭酸カルシウムの摩砕及び/又はすり砕き処理することからなる。理論に より束縛するつもりはないが、{1,0,−1,1}結晶学的指数は大きい天然産方解石 の低応力面を区画し、原料結晶質方解石を上記選定されたプロセスパラメータに より摩砕すれば前記低応力面に沿つて劈開を起こすことができると考えられる。 適宜、上記装置すなわち流動床ジェツトミルはその頭部に空気分級装置[例え ばホソカワ・ミクロン社(ドイツ国、アルペン)から商業的に入手できるアルペ ン・エア・クラシフィア(Model 50 ATP Air Classifier)]を取り付けて上記装 置と共に使用できる。適当な原料結晶質炭酸カルシウム、例えば方解石はオーミ ヤ・インコーポレーテツド(Omya,Inc.)またはキンシー・カーボネート(Quin cy Carbonates)から購入できる。このような原料結晶質炭酸カルシウムの中央 値粒子寸法は約50ミクロン〜約5000ミクロン、好適には約150ミクロン 〜約500ミクロンである。 上記装置の配列において、装置の弁(E12)を開にセツトし、空気室の空気圧 力を0バールに調節するように蝶型絞り弁をセツトし、空気分級装置の速度を約 2000rpm〜約20,000rpm)より好適には約7000rpm〜約1 5,000rpmN最も好適には8000rpmにセツトし、すり砕き(摩砕) 弁を約5バール圧にセツトし、生成物フィードスクリューを最大の35%にセツ トして運転される装置中で原料結晶質炭酸カルシウムを処理する。空気分級装置 及び流動床ジェットミルは所望の結晶質炭酸カルシウムビルダーが得られるまで 運転される。装置実動時間及び他のプロセスパラメータは当業者の実施範囲内で ある。 別法として、1対の圧縮ローラを備えた装置を使用して原料結晶質炭酸カルシ ウムからのスラブを所望の結晶学的指数をもつ結晶質炭酸カルシウムに形成する ことができる。この目的のためにはホソカワ・ミクロン社(ドイツ国、アルペン )から商業的に入手できるテーブル・トツプ・ローラー・ミル(Table Top Roll er Mill)装置及びエコプレツックス・コンパクション(Ecoplex compaction) 装置が使用できる。ロール圧力は約100バール〜約5000バールにセツトす るのが好適であり、より好適には約800バール〜約4000バール、最も好適 には約1000バール〜約2000バールにセットされる。1対の圧縮ローラー は相当する機械装置、例えばローラーおよびプレート装置、または実験室規模の 水圧プレスで通常使用する2枚板装置で置き換えることができる。 洗剤ビルダー 本発明方法により製造された洗剤ビルダーは図1に記載のように実質上菱面体 結晶構造10をもつ結晶質炭酸カルシウムである。この結晶質炭酸カルシウムは {1,0,-1,1}結晶学的指数すなわちミラー指数により区画される。上述のような結 晶形態の結晶質炭酸カルシウムを注意深く選択することにより、汚れた編織布洗 濯用の代表的洗剤組成物中で使用すると優れたビルダー性能(すなわち水の硬度 の除去)が達成されることが意外にも知見された。この結晶質炭酸カルシウムの 中央値粒子寸法は以下に詳細に記述するように非常に小さい範囲(例えば約2ミ クロン以下で表面積が少なくとも約15m2/g)にあることを要しない。 理論により束縛するつもりはないが、外側表面、例えば図1に画かれた面12 、14および16は酸素原子の顕著に多い母集団をもち、このことが全結晶構造 に水の硬度の主要源であるカルシウムカチオンに対してより高い親和力をもたせ るものと考えられる。このカルシウムカチオンに対し高い親和力をもつ結晶が{1 ,0,-1,1}結晶学的指数すなわちミラー指数をもつ結晶であり、そのためにその結 晶面を規定したことを当業者は理解するであろう。これに反して、図2〜8は実 質上{1,0,-1,1}結晶学的指数をもつ菱面体結晶構造をもたない結晶質炭酸カル シウムすなわち方解石の結晶構造を規定する。その上、図2〜8に示した方解石 結晶構造の全ての結晶面すなわち劈開面はカルシウム原子の遥かに多い母集団を もつから、これらの結晶の外側表面上に強い正の電荷を造り出す。このことは当 業者には理解できるように、水の硬度カチオンを封鎖する時これらの結晶構造の 有効性を低下させる。 特に、図2は{0,1,-1,2}結晶学的指数をもつ菱面体結晶構造からなる結晶質炭 酸カルシウムを示し、図3は{0,2,-2,1}結晶学的指数をもつ立方晶系結晶構造2 0を示す。図4は{1,0,-1,0}および{0,0,0,1}結晶学的指数をもつ結晶学的指数 をもつ六法晶系結晶構造22を示すが、図5は{0,1,-1,2}および{0,0,0,1}結晶 学的指数をもつ柱状構造24を示す。図6は{2,1,-3,1}結晶学的指数をもつ結 晶質炭酸カルシウム構造26を示し、図7は好適な{1,0,-1,1}結晶学的指数の小 面と{2,1,-3,1}結晶学的指数とをもつ六方偏三角面体方解石構造28を説明す る。最後に、図8は{0,1,-1,2}結晶学的指数、{2,1,-3,1}結晶学的指数および{ 1,0,-1,0}結晶学的指数をもつ更に他の炭酸カルシウム結晶構造の頂部部分透視 図30を示す。図2〜8に示した炭酸カルシウム物質のすべてが本発明方法の原 料結晶質炭酸カルシウム物質として使用できる。 図3、4、5および7は自然界に見出される最も普通の方解石結晶を示す。こ れらの方解石結晶の何れもが本発明の範囲内にある図1の結晶形状ではないこと を理解すべきである。更に、図2〜8の方解石結晶構造はそれらそれそれの結晶 面(すなわち外側表面)にカルシウム原子の多い母集団をもち、そのため水の硬 度カチオンの封鎖に関して劣悪な性能を生ずるから、図1の構造と同等に良好な 性能はない。これに反して、先に述べたように、図1に示す方解石構造はそのそ れそれの劈開面(すなわち{1,0,-1,1}結晶学的指数面)上に酸素原子が多くカル シウムが少ない母集団をもつから、図1の方解石結晶は水の硬度カチオン(例え ばカルシウムカチオン)封鎖に対する特に有効な種結晶となる。このことは界面 活性剤の性能に及ぼす水の硬度の有害な作用を除くか、厳しく抑制するから性能 の優れた洗剤組成物を生ずる。 ビルダー物質が“結晶”質であることは当業者に知られたX線回折技法により 検出できる。X線回折パターンはCuのKα放射線を使用してニツケル濾光器お よび回折されたX線強度量を測定するシンチレーション計数器を備えた自記式粉 末回折計上に集められる。代表的X線回折図形は格子面間隔のパターンとして、 および相対X線強度として記録される。粉末解析標準に関する合同委員会(回折 データに対する国際センター)による粉末解析ファイル・データーベースにおけ る対応する好適ビルダーのX線解析図は下記の数字のもの:5−0586および 17−0763があるが、これらに限定されるわけではない。 洗剤組成物に使用される結晶質炭酸カルシウムビルダーの実際の量は個々の用 途に応じて広範囲に変化する。しかし、代表的量は洗剤組成物の重量の約0.1 〜約80%、より代表的には約4〜約60%、最も代表的には約6〜約40%で ある。 ビルダーの中央値粒子寸法は約0.2〜約20ミクロンが好適であり、より好 適には約0.3〜約15ミクロン、さらに好適には約0.4〜約10ミクロン、最 も好適には約0.5〜約10ミクロンである。本発明方法により製造された結晶 質炭酸カルシウムビルダーはどのような中央値粒子寸法でもその性能を発揮する が、最適の全般的性能は上述の中央値粒子寸法範囲内で達成されることが判明し た。 本明細書で使用する“中央値粒子寸法”なる語句は母集団の50重量%はより 大きい粒子寸法をもち、50重量%はより小さい粒子寸法をもつ、所与のビルダ ーの粒子直径により測定したときの粒子寸法である。中央値粒子寸法は所与のビ ルダーを温度10〜54℃(50〜1300F)のビルダー粒子使用濃度の水溶 液に10分間暴露した後の水中ビルダー粒子使用濃度で例えば走査電子顕微鏡(S EM)、クールター計数器またはマルバーン(Malvern)粒子寸法計を使用する顕微 鏡測定法のような慣用の分析技法により測定される。一般に、ビルダー粒子寸法 は水中での使用濃度でない場合は任意の慣用の粒子寸法であることができる。 最善の性能を発揮するためには、中央値粒子寸法に加えて、或は中央値粒子寸 法に代えて、結晶質炭酸カルシウムビルダーは選定された表面をもつのが好適で ある。更に詳しくは、結晶質炭酸カルシウムは約0.01〜約12m2/g、より 好適には約0.1〜約10m2/g、更に好適には約0.2〜約5m2/g、最も好適 には約0.2〜約4m2/gの表面積をもつ。表面積は標準のブルナウア−エメ ット-テーラー(BET)法を使用する窒素吸着法を含む標準の技法により測定 できる。この方法に対する適当な機器は製造業者の指示により運転されるCarlo Erba Sporty 1750計器である。 本発明方法により製造された結晶質炭酸カルシウムビルダーはまた、意外にも 、高カルシウムイオン交換容量をもつという改善されたビルダー性能をもつ。こ の点に関し、本発明方法によるビルダー物質は無水物基準で少なくとも約100 mg当量炭酸カルシウム硬度/gビルダー、より好適には約200mg当量炭酸 カルシウム硬度/gビルダー、さらに好適には少なくとも約300mg当量炭酸 カルシウム硬度/gビルダー、最も好適には約400mg当量炭酸カルシウム硬 度/gビルダーのカルシウムイオン交換容量をもつ。そのほか、意外にも本発明 によるビルダーは改善されたカルシウムイオン交換速度をもつ。無水物基準で、 ビルダー物質は少なくとも約5ppm、より好適には約10〜150ppm、最 も好適には約20〜約100ppmCaCO3/分/200ppmビルダー物質の 炭酸カルシウム硬度交換速度をもつ。この炭酸カルシウム硬度交換速度特性を測 定するのには、以下に例証する方法およびコーキル(Corkill)らの米国特許第 4,605,509号明細書(1986年8月12日公布)(この開示の内容はこ れを参照することにより本明細書に組み入れられる)を含む種々のテスト方法を 使用できる。 洗剤組成物にビルダーを使用するときには、洗剤組成物がホスフェートおよび ホスホネートを実質上含まないことが好ましい。ここに使用する“実質上含まな い”とはそれらホスフェートおよびホスホネートが所与の物質の0.05重量% 以下であることを意味する。上述のホスフェートの制限に加えて、或は制限の代 りに、洗剤組成物は、特に個々の用途においてマグネシウムカチオンが水の硬度 組成の一部をなし、しかも洗剤組成物がマグネシウムカチオンを封鎖する補助ビ ルダーを含まない場合には、可溶性珪酸塩(シリケート)を実質上含ませない。 これに関連して、洗剤組成物がポリカルボキシレート、ポリカルボキル酸オリゴ マー/ポリマー等を実質上含まないならば、上述のビルダーを含む洗剤組成物の 優れた性能を達成できた。このような物質を洗剤組成物中に使用しても、洗剤組 成物の製造中または使用中にポリカルボキシレートを結晶質炭酸カルシウムに暴 露する前に、ポリカルボキシレートを界面活性剤と予め混合するかぎりにおいて は、最善の性能が達成できることが判明した。 洗剤組成物に使用したときのビルダーの他の好適な面においては、洗剤組成物 はカリウム塩を実質上含まないのが好ましいか、カリウム塩が存在する場合カリ ウム塩は非常に低レベルで含まれることが好ましい。特定的に述べれば、カリウ ム塩は洗剤組成物の重量の約0.01%〜約5%、好適には約0.01%〜約2% のレベルで含ませることができる。 ビルダー含有洗剤組成物に、もし硫酸ナトリウムおよび炭酸ナトリウムが含ま れるのが好適であるならば、それら硫酸ナトリウムおよび炭酸ナトリウムは約1 :50〜約2:1の重量比、より好適には約1:40〜約1:1の重量比、最も 好適には約1:20〜約1:1の硫酸ナトリウム:炭酸ナトリウムの重量比であ るのが好ましい。理論に束縛されるわけではないが、炭酸塩に比して硫酸塩が過 度に多い量であると、結晶質炭酸カルシウムのビルダー性能が阻害されることが あると思われる。もしビルダーを含む洗剤組成物に炭酸ナトリウムが含まれるの が好適であるならば、好ましくは炭酸ナトリウム:結晶質炭酸カルシウムビルダ ーの重量比は約1:1〜約20:1、より好ましくは約1:1〜約10:1、最 も好ましくは約1:1〜約5:1であるのが好ましい。付加的に或は代りに、炭 酸ナトリウムは洗剤組成物の重量の約2%〜約80%、より好適には約5%〜約 70%、最も好適には約10%〜約50%の量で洗剤組成物中に存在する。 補助ビルダー ビルダー物質が配合された組成物の性能を更に改善するために、本発明方法に より製造されたビルダー物質と共に1種またはそれ以上の補助ビルダーを使用で きる。例えば、この補助ビルダーはアルミノシリケート、結晶質層状珪酸塩、M APゼオライト、クエン酸塩、非晶質珪酸塩、ポリカルボキシレート、炭酸ナト リウムおよびそれらの混合物からなる群から選ばれる。他の適当な補助ビルダー は以下に記載する。 また適宜、本発明方法により製造されたビルダーが配合された組成物はアルミ ノシリケートイオン交換物質とも呼ばれるアルミノシリケート洗剤ビルダーおよ び炭酸ナトリウムを含むことができる。洗剤ビルダーとしてここに使用されるア ルミノシリケートイオン交換物質は高カルシウムイオン交換容量と高イオン交換 速度との両者をもつことが好ましい。理論に束縛されることを欲しないが、この 高カルシウムイオン交換容量と交換速度とはアルミノシリケートイオン交換物質 が製造される方法から由来する幾つかの相互に関連する要因の関数であると思わ れる。これに関連して、ここに使用するアルミノシリケートイオン交換物質は好 ましくはコーキル(Corkill)らの米国特許第4,605,509号(プロクター 、エンド、ギャンブル)により製造され、この米国特許明細書の開示はこれを参 照することに本明細書に組み入れられる。 アルミノシリケートイオン交換物質は“ナトリウム”形であるのが好適である 。この理由はアルミノシリケートのカリウム形および水素形はナトリウム形によ り与えられるほど高いイオン交換速度および容量を示さないからである。更に、 アルミノシリケートイオン交換物質は前記米国特許明細書に記載のように砕け易 い洗剤凝集塊の製造を容易にするために過度に乾燥した形態であるのが好ましい 。アルミノシリケートイオン交換物質は洗剤ビルダーとしての有効性を最大限に する粒子寸法直径であるのが好適である。ここに使用する“粒子寸法直径”とは 顕微鏡測定および走査電子顕微鏡(SEM)のような慣用の分析技法に測定した 所与のアルミノシリケートイオン交換物質の平均粒子寸法直径である。アルミノ シリケートの好適な粒子寸法直径は約0.1〜約10ミクロン、より好適には約 0.5〜約9ミクロン、最も好適には約1から約8ミクロンである。 好適には、アルミノシリケートイオン交換物質は下記の式で表わされる: Naz[(AlO2)z(SiO2)y]xH2O 上式において、zおよびyは少なくとも6の整数であり、z:yのモル比は約1 〜約5で、xは約10〜約264である。より好適にはアルミノシリケートは下 記の式で表わされる: Na12[(AlO2)12(SiO2)12]xH2O 上式においてxは約20〜約30、好適には約27である。これらの好適なア ルミノシリケートは例えばゼオライトA、ゼオライトBおよびゼオライトXの名 で商業的に入手できる。或はまた、ここで使用するのに適した天然産由来アルミ ノシリケートイオン交換物質或は合成由来アルミノシリケートイオン交換物質は クランメル(Krummel)らの米国特許第3,985,669号明細書に記載 のようにして製造され、その開示はこれを参照することにより本明細書に組み入 れられる。 ここに使用するアルミノシリケートはさらにそれらの無水物基準で計算して少 なくとも約200mg当量CaCO3硬度/gイオン交換容量、好適には約300 〜352mg当量CaCO3硬度/gのイオン交換容量により特徴付けられる。更 にこのアルミノシリケートイオン交換物質は少なくとも約2グレーンCa++/ガ ロン/分/−グラム/ガロン、より好適には約2グレーンCa++/ガロン/分/-グラ ム/ガロン〜約6グレーンCa++/ガロン/分/-グラム/ガロンのそれらのカルシウ ムイオン交換速度により特徴付けられる。 洗剤界面活性剤 本発明方法により製造されたビルダー物質を含む組成物はアニオン界面活性剤 、非イオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、双性イオン性界面活性剤からなる 群から選ばれた洗剤界面活性剤を好適には少なくとも約1重量%、より好適には 約1〜約55重量%、最も好適には約10〜約40重量%を含むことができる。 ここに有用な界面活性剤の非限定例には慣用のC11〜C18アルキルベンゼン スホネート(“LAS”)および第1級、分枝鎖およびランダムC10〜C20 アルキルサルフェート(“AS”)、下記の式:CH3(CH2)x(CHOSO3 - +)CH3およびCH3(CH2)y(CHOSO3 -+)CH2CH3[ここにx および(y+1)は少なくとも約7の整数、好適には少なくとも約9の整数であ り、Mは水可溶化カチオン、特にナトリウムである]で表わされるC10〜C1 8第2級(2,3)アルキルサルフェート、不飽和サルフェート例えばオレイル サルフェート、C10〜C18アルキルアルコキシサルフェート(“AExS” ;特にEO1−7エトキシサルフェート)、C10〜C18アルキルアルコキシ カルボキシレート(特にEO1〜5エトキシカルボキシレート)、C10〜C18 グリセロールエーテル、C10〜C18アルキルポリグリコキシドおよびそれら の対応する硫酸化ポリグリコキシドおよびC12〜C18αスルフオン化脂肪酸 エステルが含まれる。所望により、慣用の非イオン性および両性界面活性剤、例 えば、いわゆる狭いピークのアルキルエトキシレートを含むC12〜C18アル キルエ トキシレート(“AE”)およびC6〜C12アルキルフェノールアルコキシレ ート(特に、エトキシレート及び混合エトキシ/プロポキシレート)、C12〜C 18ベタインおよびスルフォベタイン(“スルタイン(sultaines)”)、C10〜 C18アミンオキシドなども全組成物中に含ませることができる。C10〜C1 8N−アルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミドも使用できる。その代表的な例には C12〜C18N−メチルグルカミド(N-methylglucamides)がある。WO9, 206,154号参照。他の糖由来界面活性剤にはN−アルコキシポリヒドロキ シ脂肪酸アミド、例えばC10〜C18N−(3−メトキシプロピル)グルカミ ドがある。N−プロピル〜N−へキシルC12〜C18グルカミドを低起泡用に 使用できる。慣用のC10〜C20石鹸も使用できる。もし高起泡性が所望され るなら分枝鎖C10〜C16石鹸を使用できる。アニオン性および非イオン性の 界面活性剤の混合物は特に有用である。他の有用な慣用の界面活性剤は標準のテ キストに列挙されている。 しかし、ある種の界面活性剤が他の界面活性剤より好ましくないことがあるこ とを理解されたい。例えばC11〜C18アルキルベンゼンスルホン酸塩(“L AS”)はここに記載する界面活性剤組成物中に使用できるけれども、ビルダー 物質に対して阻害作用を呈するか、さもなければ毒物として作用することがある から、他の界面活性剤より好ましくない。 補助洗剤成分 本発明方法により造られたビルダー物質は、洗剤組成物に配合される時には補 助洗剤成分および/または任意の数の補助成分を含むことができる。これらの補 助成分には他の洗剤ビルダー、漂白剤、漂白剤活性化剤、起泡促進剤または起泡 抑制剤、錆止め剤および耐食剤、汚れ懸濁剤、汚れ離脱剤、殺菌剤、pH調整剤 、非ビルダーアルカリ源物質、キレート剤、スメクタイト粘土、酵素、酵素安定 剤、および香料が含まれる。バスカービル・ジュニアー(Baskerville,Jr)らに 許与され、1976年2月3日公布の米国特許第3,936,537号明細書を参 照されたい(この明細書はこれを参照することにより本明細書に組み入れられる) 。 好ましくは使用を回避するか、或は使用するにしても非常に少量で使用される 他のビルダーには、リン酸、ポリリン酸、ホスホン酸、ポリホスホン酸、炭酸、 ホウ酸、ポリヒドロキシスルホン酸、ポリ酢酸、カルボン酸およびポリカルボン 酸の種々の水溶性アルカリ金属塩、アンモニウム塩または置換アンモニウム塩が 含まれる。上述の酸−のアルカリ金属塩、特にナトリウム塩が好適である。リン 酸塩、炭酸塩、C10-18脂肪酸塩、ポリカルボン酸塩およびそれらの混合物がこ こで使用するのに好適である。トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸四ナトリ ウム、クエン酸塩、酒石酸モノまたはジコハク酸エステルおよびそれらの混合物 が一層好適である(下記を参照されたい)。 非晶質珪酸ナトリウムに比べて、結晶質層状珪酸ナトリウムは明らかに増大し たカルシウムおよびマグネシウムイオン交換容量を示す。その上、層状珪酸ナト リウムはカルシウムイオンよりマグネシウムイオンのイオン交換を優先する。こ れは洗濯水から実質上“全硬度”を除去することが必要な要件である。しかし、 これらの結晶質層状珪酸ナトリウムは通常非晶質珪酸ナトリウム並びに他のビル ダーより高価である。従って、経済的に実用可能なクリーニング用(洗濯用)洗 剤を提供するためには、使用する結晶質層状珪酸ナトリウムの割合を賢明に決定 しなければならない。 本発明で使用するのに適した結晶質層状珪酸ナトリウムは下記の式: NaMSix2x+1・yH2O で表わされるものが好適であり、上式においてMはナトリウムまたは水素で、 Xは約1.9〜約4で、yは約0〜約20である。更に好適な結晶質層状珪酸ナ トリウムは下記の式: NaMSi25・yH2O で表わされ、ここにMはナトリウムまたは水素で、yは約0〜約20である。こ れらの、及び他の、結晶質層状珪酸ナトリウムは先に参照することにより本明細 書に組入れられたコーリらの米国特許4,605,509号において検討されてい る。 漂白剤および漂白剤活性化剤は1983年11月1日付け公布のチャン(Ch ung)らによる米国特許4,412,934号明細書および1984年11月2 0日付け公布のハートマン(Hartman)による米国特許4,483,781 号明細書に記載されていて、これら両方の米国特許明細書はこれらを参照するこ とにより本明細書に組入れられる。キレート剤はブツシュ(Bush)らの米国 特許4,663,071号明細書の17欄54行〜18欄68行に記載され、これ を参照することにより本明細書に組入れられる。起泡調整剤(起泡促進剤及び起 泡抑制剤)も任意成分であり、1976年1月20日付け公布のバートレッタ(B artoletta)らの米国特許3,933,672号明細書及び1979年1 月23日付け公布のガウルト(Gault)らの米国特許4,136,045号明 細書に記載されている。これら両方の米国特許はそれらを参照することにより本 明細書に組入れられる。 本発明で使用するのに適したスメクタイト粘土は1988年8月9日付け公布 のツッカー(Tucker)らの米国特許4,762,645号明細書6欄3行〜 7欄24行に記載され、これを参照することにより本明細書に組入れられる。本 発明で使用するのに適した補助洗浄性ビルダーはバスカービル(Baskerv ille)の米国特許明細書13欄54行〜16欄16行に、及び1987年5 月5日付け公布に係るブッシュらの米国特許4,663,071号明細書に列挙さ れ、これらの記載は参照することにより本明細書に組入れられる。 本発明をさらに容易に理解できるようにするため、以下に実施例を掲げるが、 これら実施例は単に本発明を説明することを意図するもので、本発明の範囲をこ れらに限定することを意図するものではない。 実施例I 本例は本発明方法を説明する。オーミヤ社(Omya Inc.)から商業的に 購入した方解石を毎時2.5kgの割合でアルペン流動床ジェツトミル(ドイツ 国、アルペンのホソカワ・ミクロンから商業的に入手できるモデル100AFG 流動床ジェツトミル)の内に装入した。このはアルペン空気分級器(ドイツ国、 アルペンのホソカワ・ミクロン社から商業的に入手できるモデル50ATP空気 分級器)のような空気分級装置を上に備える。この流動床ジェツトミル及び空気 分級装置を、弁(E12)を開にセツトし、蝶形絞り弁をの空気圧を僅かに加圧 になるように調節してセットし、空気分級器回転速度を8000rpmにセット し、摩砕(すり砕き)弁を5バール圧にセットし且つ製品供給スクリュウを最高 の35%にセツトして運転した。流動床ジェツトミル中の洗浄空気の空気圧を0 . 5〜0.6バールにセツトした後で、{1,0-1,1}ミラー指数をもつ菱面体晶系の結 晶構造をもつ所望の結晶質炭酸カルシウムビルダーが得られた。 実施例II 本例は本発明方法の他の実施態様を説明する。オーミヤ社から商業的に購入し た方解石を毎時2.5kgの割合でローラーを約2500バールの圧力にセツト したアルペン高圧縮ローラーミル(ドイツ国、アルペンのホソカワ・ミクロン社 から商業的に入手できるモデル205エコプレツクス(Ecoplex)ローラ ーミル)のドロツプ中に装入した。原料方解石の平板(スラブ)が形成され、こ の平板をボールミル中に供給して該平板を中央値粒子寸法が約3ミクロンの粒子 にすり砕いた。得られた粒子は{1,0-1,1}ミラー指数をもつ菱面体晶系の結晶構 造をもち、洗剤ビルダーを形成する菱面体晶系の結晶構造をもつものであつた。 実施例III カルシウム封鎖及び封鎖速度試験 本発明方法により製造された結晶質炭酸カルシウムビルダーのカルシウム封鎖 量及び封鎖速度を測定する段階的操作を以下に説明する。 1.35℃の蒸留水750mlに濃縮硬水を加えてCaCO3の濃度を171 ppmとなす; 2.得られた硬水を攪拌し、実験中水温を35℃に維持する; 3.硬水に8.76%KOH10mlを加える; 4.KClを0.1085g加える; 5.グリセリンを0.188g加える; 6.Na2CO3を0.15g加えて攪拌する; 7.2N濃度のHClを使用してpHを10.0に調節し、試験中そのpHに 維持する; 8.本発明によるビルダーを0.15g加えて攪拌し、タイマーを始動する; 9.タイマー始動後30秒で溶液の一部(アリコート)を採取して迅速に0.2 2ミクロンフィルターを通して濾過し、濾液を迅速にpH2.0〜3.5に酸性化 し、容器を封止する; 10.工程9をタイマー始動後1分、2分、4分、8分及び16分で繰り返す; 11.6個の全てのアリコートをCaCO3含量についてイオン選択電極、滴 定、定量ICP(誘導結合プラズマ)または他の適当な技法により分析する; 12.ビルダー200ppm当たり封鎖したCaCO3(ppm)封鎖速度= 171−(1分間後のCaCO3濃度)である; 13.ビルダー1L当たり1g当たりCaCO3(ppm)封鎖量=[171− 16分後のCaCO3濃度]×5である。 本発明によるビルダー物質粒子寸法が中央値粒子寸法範囲の下限端上にある場 合にはどれだけ多量のビルダーがフィルターを通るかを計測するために硬度なし で行つた対照サンプルが必要である。上記計算は次に見かけのカルシウム濃度に 対するビルダーの寄与を除去する補正をしなければならない。実施例IV〜VI 本発明方法により造つた洗剤ビルダーを含む数種の洗剤組成物、特に頂部装荷 洗濯器用洗剤組成物を以下に例証する。原料成分をスラリーとし、このスラリー を熱空気(200〜300℃)が向流する噴霧乾燥塔を通すことにより多孔質顆 粒を造る、慣用の噴霧乾燥操作により後記する基体顆粒を造つた。他方、1つの 供給流は界面活性剤と水とを含む界面活性剤ペーストからなり、他方の供給流は アルミノシリケートを含む乾燥洗剤物質と所望の結晶質炭酸カルシウムビルダー と炭酸ナトリウムとからなる種々の原料洗剤成分の2つの供給流を1400kg /時間の速度でレーディジ(Ladige)CB−30ミキサー/圧縮機中に装 入して後記する混合粒子凝集体を造つた。レーディジCB−30ミキサー/圧縮 機のシャフトの回転速度は約1400rpmで、平均滞留時間は約1−10秒間 であつた。レーディジCB−30ミキサー/圧縮機から排出された混合粒子凝集 体をレーディジKM−600ミキサー/圧縮機に装給して更に粒子凝集度を高め た。その滞留時間は約6分間であつた。得られた洗剤粒子凝集体を次ぎに流動床 乾燥器、流動床冷却器に順次供給した後で噴霧乾燥した顆粒と混合した。残りの 補助洗剤成分を粒子凝集体及び多孔質顆粒の混合物上に吹付けるか乾式添加した 。 ★ 実施例1により造つたもの 1 ジエチレントリアミン五酢酸 2 1995年5月16日付け公布のゴーセリンクらに許与された米国特許5 ,415,807号により製造した 3 ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩 4 Novo Nordisk AISから購入した 5 Genencorから購入した 6 チバーガイギーから購入した 本発明を詳細に記載したが、本発明の範囲を逸脱することなく種々の改変が行 い得ること、および本発明は本明細書の記載にだけ制限されるものと考えるべき でないことは当業者に明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホフマン,ウィリアム マリオン アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ディアヴァリー、コート 5545 (72)発明者 ウィーツェル,ローズ マリー アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 イーグルズ、ネスト、ドライブ、サウス 5182

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)内部チャンバと該内部チャンバに向けた空気ノズルとを備えた装置中 に原料結晶質炭酸カルシウムを供給し、 (b)1〜50バールの圧力の空気を該装置中に装入することにより、該装 置中で前記結晶質炭酸カルシウムを磨砕して{1,0−1,1}結晶学的指数を もつ菱面体結晶質構造に転化して洗剤ビルダーを形成させる工程を特徴とする洗 剤組成物に使用する洗剤ビルダーの製法。 2.圧力が1.5〜10バールである、請求項1記載の洗剤ビルダーの製法。 3.原料結晶質炭酸カルシウムの中央値粒子寸法が50〜5000ミクロンであ る、請求項1または2記載の洗剤ビルダーの製法。 4.洗剤ビルダーの中央値粒子寸法が0.2ミクロン〜20ミクロンである、請 求項1〜3のいずれか1項記載の洗剤ビルダーの製法。 5.洗剤ビルダーの表面積が0.1m2/g〜4m2/gである、請求項1〜4の いずれか1項記載の洗剤ビルダーの製法。 6.原料結晶質炭酸カルシウムが方解石である請求項1〜5のいずれか1項記載 の洗剤ビルダーの製法。 7.装置のチャンバ上に空気分級装置を設置して装置のチャンバから排出される 結晶質炭酸カルシウムの排出度合いを制御することにより結晶質炭酸カルシウム の磨砕工程を制御する、請求項1〜6のいずれか1項記載の洗剤ビルダーの製法 。 8.空気分級装置が2000rpm〜20,000rpmの速度で運転される、 請求項7記載の洗剤ビルダーの製法。 9.(a)原料結晶質炭酸カルシウムを一対の圧縮ローラを備えた装置中に供給 し、 (b)前記圧縮ローラ間に100バール〜5000バールの圧力で前記結晶 質炭酸カルシウムを供給することにより前記装置中で結晶質炭酸カルシウムを磨 砕して{1,0−1,1}結晶学的指数をもつ菱面体結晶質構造をもつ結晶質炭 酸カルシウムからなる厚板を形成し、 (c)上記厚板を粒子にすり砕いて洗剤ビルダーを形成させる工程を特徴と する、洗剤組成物に使用する洗剤ビルダーの製法。 10.原料結晶質炭酸カルシウムの中央値粒子寸法が50ミクロン〜5000ミ クロンである、請求項1〜9のいずれか1項記載の洗剤ビルダーの製法。
JP53964598A 1997-03-11 1998-03-06 洗剤組成物に使用する選定された結晶質炭酸カルシウムビルダーの製法 Pending JP2001516377A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US4016697P 1997-03-11 1997-03-11
US60/040,166 1997-03-11
PCT/US1998/004470 WO1998040456A1 (en) 1997-03-11 1998-03-06 A process for making a selected crystalline calcium carbonate builder for use in detergent compositions

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001516377A true JP2001516377A (ja) 2001-09-25

Family

ID=21909486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53964598A Pending JP2001516377A (ja) 1997-03-11 1998-03-06 洗剤組成物に使用する選定された結晶質炭酸カルシウムビルダーの製法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2001516377A (ja)
WO (1) WO1998040456A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009518280A (ja) * 2005-12-12 2009-05-07 ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) 沈降炭酸カルシウムの粒子、該粒子を製造するための方法及び該粒子の充填剤としての使用

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6100232A (en) * 1998-03-02 2000-08-08 The Procter & Gamble Company Process for making a granular detergent composition containing a selected crystalline calcium carbonate builder
JP4224651B2 (ja) * 1999-02-25 2009-02-18 三菱瓦斯化学株式会社 レジスト剥離剤およびそれを用いた半導体素子の製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1481685A (en) * 1973-08-15 1977-08-03 Unilever Ltd Detergent ingredient
US4035257A (en) * 1974-09-27 1977-07-12 The Procter & Gamble Company Spray-dried calcium carbonate-containing granules

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009518280A (ja) * 2005-12-12 2009-05-07 ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) 沈降炭酸カルシウムの粒子、該粒子を製造するための方法及び該粒子の充填剤としての使用

Also Published As

Publication number Publication date
WO1998040456A1 (en) 1998-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6130194A (en) Crystalline calcium carbonate builder enrobed with a hydrotrope for use in detergent compositions
JPS6052192B2 (ja) 洗剤組成物
US6521585B1 (en) Method for producing crystalline alkali metal silicate granules and granular high density detergent
JPH0798960B2 (ja) 高嵩密度顆粒状洗剤組成物及びその製造方法
JPH0680989A (ja) 洗剤組成物
JPH11506142A (ja) 結晶性ビルダー物質を含有する粒状洗剤組成物の製法
EP0882125B1 (en) Process for making a low density detergent composition by agglomeration with an inorganic double salt
JPH10500716A (ja) 出発洗剤成分からの高密度洗剤組成物の製造法
BE892282A (fr) Perles de base sechees par atomisation et leur utilisation dans des compositions detergentes
JPS63135500A (ja) 洗剤組成物
JPH09505349A (ja) 洗剤組成物
JP2001516377A (ja) 洗剤組成物に使用する選定された結晶質炭酸カルシウムビルダーの製法
US6114289A (en) Encapsulated crystalline calcium carbonate builder for use in detergent compositions
WO2011074522A1 (ja) 洗剤粒子群の製造方法
JPH08500631A (ja) 高密度粒状洗剤の製造方法及び該方法により製造された組成物
JP2002506471A (ja) 低温洗濯用に最適な界面活性剤系を含有する粒状洗剤組成物
JP3008266B2 (ja) 結晶性アルカリ金属ケイ酸塩顆粒の製造方法及び衣料用の高嵩密度粒状洗剤組成物
CA1067275A (en) Granulation of active chlorine-containing compounds
JPH02178398A (ja) 高嵩密度洗剤組成物
JPS5833917B2 (ja) 繊維を洗浄及び漂白する方法
US6100232A (en) Process for making a granular detergent composition containing a selected crystalline calcium carbonate builder
CA2030990C (en) Process for preparing a high bulk density detergent composition having improved dispensing properties
EP0828811B1 (en) Processes for making a crystalline builder material having improved performance
JPH09502743A (ja) ペルカーボネートを含有する洗剤組成物およびその製法
JPH09503817A (ja) 高密度洗剤粒状物の連続製法