JP2001515233A

JP2001515233A - 医療行動修正のプログラムへの追従性を監視し帰還させるシステム

Info

Publication number: JP2001515233A
Application number: JP2000502462A
Authority: JP
Inventors: ダグラス，ピーター; デュディック，エバン; エバンス，ジョン; クリッツァー，アラン
Original assignee: サルスメディアインコーポレイティド
Priority date: 1997-07-11
Filing date: 1998-07-10
Publication date: 2001-09-18
Also published as: US6039688A; CA2295959A1; WO1999003045A1; WO1999003045A9; KR20010021714A; AU8478398A; EP0996896A1

Abstract

(57)【要約】医療行動修正のプログラムへの追従性を監視し帰還させるシステムはサーバにもとづく関係的データベースおよびサーバに電子的に結合される１つまたは複数のマイクロプロセッサを包含する。このシステムは医療行動修正のプログラムの発展を可能にするが、該プログラムは個人が医療過程における病気から回復するよう彼または彼女の健康を維持するに必要な生活様式の変更を達成するための一連の里程標を有する。このプログラムは、実行に先立ち、医師または訓練されたケースアドバイザーにより修正される（1012）ことが可能である。このシステムは、個人が健康関連のデータ（1030）を入力することを促進し、個人が入力したデータと行動修正のプログラムにおける里程標との相関操作を行い、プログラム里程標の達成に向けての個人の進歩をあらわす服従性のデータを発生させることにより、個人のプログラムへの服従性（1050）を監視する。システム全体は、支援モーチフの集合体と協働するよう設計されるが、該支援モーチフはシステムの種々の部分へのアクセスを行うマイクロプロセッサを制御するため個人により操作され得る画像式の電子的ナビゲータを包含する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】発明の分野本発明はウェルネス(wellness)を促進すると共に健康を改善するコンピュータ
式システムに関し、より詳細には、医療行動修正のプログラムへの追従性を監視
し帰還させるシステムに関する。

【０００２】発明の背景ヘルスケア、教育およびリハビリテーションに関して最も困難で負担が大きい
領域のひとつとしては、医学的疾患を防止しまたは医学的疾患から回復すべく個
々人が行動を修正する必要性が挙げられる。心臓疾患、脳卒中、糖尿病、喘息、
慢性痛、鬱病、嗜癖、ガンおよび他の広範囲な疾患は、食餌療法、エクササイズ
・パターンおよびストレス度合に対する変化などの生活様式を修正すれば確実に
影響を受けることは臨床的に示されている。たとえば心臓バイパス手術などの外
科処置から回復しつつある患者、または、糖尿病に苦しむ患者は、生存のために
生活様式を変更すべきことが多い。個々人が積極的に生活様式を変更してそれに従うことに成功すれば、医者にか
かる回数が少なくなり、病院に行く回数も少なくなり、且つ、手術を行う回数も
少なくなることが多い。故に、長期的な医療コストは低下する。

【０００３】現在において患者の生活様式の変更を助けるプログラムでは、医師が訪問し、
行動修正(behavior modification) および生活様式変更(lifestyle change)によ
る健康的利益を記述したパンフレットを配布することが多い。この方法は行動を
修正する上では効果が無いことが多い、と言うのも、患者が推奨策に従うのを助
力する継続的な支援機構に関する方法が殆どもしくは全く無く、患者が推奨変更
を実施するのを動機付ける手段が不十分であり、且つ、斯かる推奨策の遵守を監
視する手段が不十分だからである。この点、手術を受けたことから引き続く生活
様式変更を行わねばならない患者に対しては継続的な支援プログラムへの関与は
有効なことが多いが、現在において利用し得る直接的(in-person) なプログラム
はコスト高な医療スタッフおよび機器を含んでいる。また、患者が斯かる定期的
なプログラムへと進むことは不都合なこともある。コストおよび不都合さの可能
性の故に、多くの支援プログラムは限られた期間でのみ継続し、患者が行動を完
全に且つ効果的に修正するには不十分なことが多い。

【０００４】既存の生活様式修正プログラムの別の短所は、患者がプログラムを遵守したか
否かに関して医師が容易に入手可能な情報を欠くことである。低コストであり乍
らも高品質のヘルスケアに対する現在の要望に鑑みれば、患者の遵守に関する情
報を医師が容易に利用できるシステムは明らかな利益を有している。

【０００５】患者が行動を修正すると共に生活様式を変更して疾患を防止しもしくは疾患か
ら回復することを効果的に動機付け、且つ、家庭、仕事場もしくは旅行中に患者
に対して電子的に送信され得る治療プログラムの開発は、極めて望ましい。斯か
るシステムはまた、医師およびそのスタッフがプログラムに対する患者の遵守に
関するフィードバックの頻繁な受信を可能とするのが望ましい。斯かるシステム
は更に、管理されたヘルスケアの効果を増大する目的で、HMO 、保険会社および
大規模自己保険雇用者などの保健計画納付者による、斯かる情報の総合検査(agg
regate review)が許容されれば望ましい。

【０００６】発明のサマリー故に本発明は、電子的に送信可能な患者用の行動修正プログラムに対する、統
合されたコンピュータ式の遵守監視およびフィードバック・システムを提供する
が、該システムは：登録者に対してカスタマイズされた治療行動および生活様式
修正プログラムの設計態様を支援し；これらの患者に対する現在の健康データの
入力を受け入れ；これらの健康記録に対する医師の検討を可能とし；HMO 、保険
会社および大規模自己保険雇用者などの保健計画納付者による斯かる記録の総合
検査機能を可能とし；且つ、インタラクティブなグラフィカル・インタフェース
の統合システムにより、患者がプログラムを遵守して必要な生活様式変更を行う
のを動機付けるものである。

【０００７】典型的な展開において医師は、斯かる治療行動修正プログラムに対する所定パ
ラメータおよび目標を処方して患者が疾患もしくは外科処置から回復するのを助
力すると共に、上記パラメータおよび目標はコンピュータ式システムに入力され
る。代替的に、特定の疾患もしくは処置からの患者回復に対して設計された幾つ
かの確定された行動修正プログラムのひとつが活用され得る。上記システムは新
規なインタフェースを提供するが、該インタフェースは、行動修正プログラムに
対して患者が即時にアクセスするのを許容すると共に、プログラムのパラメータ
に対する患者の遵守に関するデータを患者自身が入力するのを促進することによ
りプログラムの遵守監視を助力する。例えばこれらのパラメータは、行動修正プ
ログラムに関する食餌療法、エクササイズおよび他の要因に関連し得る。患者、
医師、ケース・マネージャまたは医師のスタッフはまた、血圧、投薬、および、
上記システムに結合されたコンピュータ上における他の健康診断試験の結果に関
する情報も入力し得る。この入力を使用して上記システムは、確立された医療プ
ロトコルに基づいて（治療プログラムとも称される) 計画および目標を推奨し得
る。医師は患者に対してカスタマイズすべくプログラムを変更できる。患者が上
記プログラムに追随し始めたなら上記システムは、予め確立された目標に対して
患者の推移を相関させることにより医師および患者の両者に対して変更および更
新を推奨する。

【０００８】上記システムは、該システムの種々の部分を通して電子的にナビゲートするこ
とを患者に許容するインタラクティブな“集落”または“支援コミュニティ”に
関して設計された新規でユーザフレンドリなインタフェースにより患者に対して
継続的なマルティメディア( オーディオ、画像およびＥメール) を提供する。上
記インタフェースは、適切な医療情報と、患者が定期的に感想を記述し得るオン
ライン・ジャーナル(on-line journal) と、プログラムにより指示されたイベン
トを患者の日常スケジュールと統合する電子カレンダと、同様のプログラムに関
する患者に対するオンライン・インタラクティブ・グループ支援セッションと、
動因性のマルチメディア・プレゼンテーションと、に対するアクセスを提供する
。上記システムは、患者の全体プログラムに基づいて詳細な食餌療法およびエク
ササイズを作成し得る。このデータは、専門的ケース・アドバイザ--システムの
ソフトウェアのプロトコルに関して訓練された看護婦--により、且つ、システム
のプロトコル自体により電子的に監視される。上記システムは医師に対して詳細
なフィードバックを提供することから、患者が向上したときに医師は上記プログ
ラムを変更もしくは更新することが可能であり；且つ、保健計画納付者に対して
は概略的に管理およびコスト要因へのアクセスを提供する。保健計画納付者はま
た、患者から適切な医療公表(medical release) を受けた後で獲得可能な個人記
録も閲覧できる。適合設計されたインタフェースにより患者、医師専門的ケース
・アドバイザおよび保健計画納付者の間に継続的な数本のフィードバック用チャ
ネルを提供することにより、上記システムは行動修正プログラムを患者が遵守す
るのを助力すると共に、全体のヘルスケア・システムを更に効果的なものとする
のを助力する。本発明のこれらのおよび他の側面は、現在における本発明の好適実施例の以下
の詳細な説明を添付図面を参照して読破すれば更に明らかとなろう。

【０００９】図１を参照すると、本発明の現在の好適実施例において、患者10、医師12、ケ
ース・アドバイザ14および(HMO、保険会社または自己保険雇用者などの) 保健計
画納付者16は全て、上記治療行動修正プログラムの遵守監視およびフィードバッ
ク・システムに対して入力し且つ／又は該システムから出力を受信する。患者は
、システム・インタフェース18を介し、上記システム、ケース・アドバイザおよ
び自身の医師と電子的に交信を行う。上記行動修正プログラムは、個々の患者の
ヘルスケアおよび回復要件に適合すべくカスタマイズされる。上記システムは少
なくとも２つの別個の利益を提供する：該システムは、電子的に実現された支援
機構により上記プログラムを遵守するのを助力し；且つ、斯かる遵守を監視する
のを更に助力する。

【００１０】上記システムに依れば、広範囲な個々人が利益を獲得し得る。例示的なものと
してのみ、これらの個々人としては、冠状動脈疾患、糖尿病、慢性痛、鬱病、嗜
癖、関節炎、ガンおよび喘息などの慢性疾患を持つ個々人、並びに、血管形成も
しくはバイパス手術（“臨床グループ”) などの医療処置から回復しつつある患
者が挙げられる。

【００１１】自身の健康を維持すると共に斯かる疾患のリスクを防止もしくは減少すること
のみを望む個々人（“ウェルネス・グループ(wellness group)”) もまた上記プ
ログラムから利益を獲得し得る。これらの個々人に対して上記プログラムはスト
レス管理、食餌療法およびエクササイズに対して重点を置くこともある。上記ウ
ェルネス・グループは更に、当該家族構成員の慢性病を処理する上でグループ支
援および／またはカウンセリングを必要とし得る、臨床グループの家族構成員を
含み得る。

【００１２】ウェルネス・グループの構成員は、臨床グループの構成員が利用可能な特徴の
全てを必要とはしないこともある。更に、上記システム内の一定の領域に対する
アクセスは、個々のユーザの要求を満足すべく制限且つ／又はカスタマイズされ
得る。しかし乍ら、ウェルネス・グループ構成員は“仮装的指導員”としてケー
ス管理機能の使用を選択し得る。例えば個人は、該個人が自身の栄養、エクササ
イズおよびストレス管理習慣を変更するのを助力することで体重を落とすのをケ
ース・アドバイザが助力することを望み得る。上記“仮装的指導員”すなわちケ
ース・アドバイザは、上記プロセスに亙り継続的なフィードバックおよび激励を
提供し得る。ウェルネス参加者はまた、自身の健康およびウェルネスの目標を達
成するのを助力するオンライン支援グループに参加することを選択することもあ
る。

【００１３】典型的な展開において、医師は疾患を有する個人を診断する。医師は次に患者
に対してヘルスケア保持または回復プログラムを推奨するが、これは患者に対し
：一定の薬剤を摂取し；支援グループに参加し；且つ、エクササイズ・プログラ
ムに従って食餌療法を変更すると共にストレス度合を管理することにより危険因
子を制御する；ことを要求するものである。

【００１４】次に医師は患者を上記システムに委ねることにより、これらの所望のもしくは
必要な生活様式および行動修正を患者が行うことを助力する。上記システムに対
して患者を登録する為に、患者のバイタル要因が入力される。斯かる要因として
は、血圧読取値、心拍数、身長、体重、およびコレステロール・レベルが挙げら
れる。医師がオンラインであるか否かに依存して（図６０のブロック1000) 、医
師は自身のパーソナルコンピュータを介してこれらのバイタル要因を上記システ
ムに直接的に入力することができる。代替的に、医師は処方様式に記入してその
情報をケース・アドバイザへと送付し、ケース・アドバイザが患者を上記システ
ムにセットアップしても良い（図６０のブロック1004、1006および1008) 。

【００１５】図２を参照すると、典型的な処方様式22は患者の氏名およびIDなどの識別情報
23を含んでいる。この様式を使用して、医師は診断カテゴリ24を選択して回復プ
ログラム・レベル26を処方する。典型的実施例においては、患者の健康の状態に
対応する８種の別個の診断カテゴリが存在する。例えばカテゴリＩは当年にて心
発症に苦しんだ患者を含む一方、カテゴリVIIIは特に疾患は無いが単なるウェル
ネス促進計画に在る患者を含む。必要であれば他のカテゴリも付加され得る。

【００１６】診断に依り医師はフィールド30における適切な回答を丸で囲むことにより、患
者が喫煙をやめること、または、所定期間内に目標量の体重を落とすことを推奨
し得る。医師はまた、患者の薬剤32などの他の情報を入力しても良い。次に医師
はとりわけ、日常的カロリー摂取量、日常的飽和脂肪摂取量割合、最大心拍数お
よびコレステロール・レベルに関する所望の３ヶ月目標34を丸で囲み又は記入す
る。

【００１７】図３を参照すると、ケース管理者は上記患者処方様式に含まれた情報に基づい
て新患者をセットアップし、又は、患者ファイル40を介して既存患者のレコード
にアクセスする。この例において患者ファイル40は、患者の氏名により識別され
る。特定の患者に対して上記プログラムを作成もしくは変更する為に、管理者は
新たなフォルダを作成するか、又は、問題となる患者に対応する既存フォルダ42
を選択する。

【００１８】医師又はケース管理者が上記システムに患者を入力したなら、上記システムも
しくはケース・アドバイザは、患者の要求と、医師により変更され得る既存の医
療プロトコルに基づいて既定セットの目標を推奨する（図６０のブロック1010お
よび1012) 。図４は、図３の所望の既存ファイル42を選択した後における典型的
な患者レコードを示している。該レコードは就中、患者の現在状況およびプログ
ラム目標を含んでいる。上記レコードの第１欄44は、該当患者のバイタルサイン
（例えば、体重、コレステロール・レベル、血圧など) などの情報、他の基本特
性（例えば、患者の喫煙習慣、身体活動、アルコールおよび食事習慣、鬱病およ
びストレス度合、シートベルト使用など) 、および、患者により使用された一切
の薬剤に関する情報に対するフィールドを示している。上記レコードの第2 欄46
は、上記プログラムに対する患者の参加開始時におけるバイタルサインおよび患
者特性に対応する基礎値を示している。第３欄48に示された如く、上記レコード
は患者からオンラインで且つ引き続く診療所訪問でデータを獲得することにより
継続的に更新され得る。患者の初期評価および／または短期推移に基づいて医師
又はケース・アドバイザは、システムの設計オプション50を選択することにより
患者に対し、新たなプログラムを設計し又は既存プログラムを変更し得る。

【００１９】図５を参照すると、図４の設計オプション50を選択すると上記システムは医師
又はケース・アドバイザに対し、患者の食餌療法、エクササイズ、ストレス管理
、グループ支援に対する必要性、予期される遵守、および薬剤的要件に対応する
強度レベル51を割当てる。該実施例における強度レベルは、最低レベルの１から
最高レベルの５に亙る。プログラム強度の他の手法も使用し得る。

【００２０】入力情報に基づいて上記システム、ケース・アドバイザもしくは医師は、患者
に対する一組の目標52もしくは主要管理点を生成する。これは、年齢、性別、体
重などの患者情報および患者の健康、生活状況および診断カテゴリに関する情報
を、そのタイプの患者に対して確立された医療プロトコルに相関させることで行
われる。考慮され得る他の関連情報としては、患者の薬剤および他の健康状態が
挙げられる。上記相関に基づいて上記システムは、脂肪からのカロリー摂取量、
エクササイズ・レベル、ストレス管理カウンセリング、およびグループ支援に関
する目標ならびに遵守管理頻度を含む治療プログラムを示唆する。医師又はケー
ス・アドバイザは、プログラム詳細オプション54を選択することにより、示唆さ
れた目標が如何にして実施され得るかに関する詳細を閲覧し得る。

【００２１】図６を参照すると、プログラム詳細オプション54の選択時に患者レコード60は
、推奨された１ヶ月目標61および最終目標62と共に示される。医師又はケース・
アドバイザは、示唆されたプログラムを確認63し、又は、適切な選択を行うこと
によりプログラムを編集64して目標を変更し得る。患者レコードおよび生成目標の内容は、患者の診断カテゴリに依存して変化す
る。例えば、患者レコード上に示された一定の情報は、ウェルネス・グループに
属する個人に対しては不要なこともある。例えば、カロリー、コレステロール・
レベル、血圧、およびシートベルト使用に関する情報は、慢性疾患に苦しむ家族
構成員の処置に対する助力支援を得るべく上記システム上に在る人には適切で無
いこともある。

【００２２】図７を参照すると上記システムは、該システムに対して直接的にアクセスしな
い医師に対する典型的な患者状況レポート70も送付する。該状況レポートは、患
者の現在状況66、示唆された次段階67および目標68に関する情報を含み得る。所
望であれば医師により上記状況レポートに他の情報も含まれ得る。医師は、示唆
された次段階に対して同意69し、または、プログラムに対する変更を示す選択肢
を有している。次に医師は、必要な変更の為にレポート70をケース・アドバイザ
に戻し送付する。通信は、Ｅメール、ファクシミリ又は任意の他のデータ送信方
法で行われ得る。

【００２３】上記システムに対して患者がセットアップされたなら、該システムは、患者が
行動修正プログラムを遵守するのを助力する（図６０、ブロック1020) 。上記プ
ログラムを使用する為に患者は、電話ライン、ケーブル・モデム、衛星通信、又
は、ネットワーク・サーバに対する接続を許容する他の通信方法を介して、シス
テム・ネットワークにログインする。

【００２４】図８を参照すると本発明の現在の好適実施例において、患者および臨床グルー
プならびにウェルネス・グループに対するユーザ・インタフェースは、集落モチ
ーフの回りに構成される。ユーザはグラフィックに表示された市街区を通る経路
を追随することにより、集落体育館71、平静公園72、郵便局74、コーヒーショッ
プ76、商店78、図書館80、旅行代理店82ならびにユーザ自身の自宅84などの目的
地へと進展する。上記集落モチーフは患者に対し、支援コミュニティのイメージ
を呈示する。全体的にオンラインであるコミュニティは患者の回復および安寧を
中心として展開するが、これは患者の自信および動機付けの鼓舞を助力するもの
である。上記集落モチーフは更に、システム構造を容易に理解する為の表示を提
供する。直感的な市街レイアウトの故に、患者は上記システムのナビゲートを更
に迅速にかつ容易に学習する。

【００２５】上記集落モチーフの別の利益はその親しみ易さである。テクノロジを嫌う患者
は、自宅、近所、通りおよび商店のシンボル・イメージにより安心せしめられる
。最後に、患者は従来のテキスト・メニュー操作式のシステムよりも、電子式の
“近所”探索は更に楽しめることを発見し得る。図３７に関して示された如き他
のユーザ・インタフェースが利用可能である。

【００２６】図９を参照すると上記集落の内核86はユーザに対し、スケジュールブック・ア
イコン90、ジャーナル・アイコン94、ミーティング・ルーム・アイコン96、メー
ル・アイコン98および報償物アイコン92を提供する。これらは、ユーザが健康プ
ログラムを遵守するのを助力する為の付加的ツールを与えると共に、斯かる遵守
を医師又はケース・アドバイザが監視するのを更に助力する。

【００２７】図１０を参照すると、図９のインタフェースからスケジュールブック・アイコ
ン90を選択すると、上記システムはスケジュールブック90A のグラフィック表現
を表示する。第１１図に示された如く上記スケジュールブックはユーザに対し、
患者が自身のコンピュータを介して参加し得るミーティングのリストを呈示する
。ミーティングのリストは、患者の特有の健康回復プログラムに依存して変化す
る。上記スケジュールブックはまた、時刻100 、日付( 不図示) 、および、ミー
ティングに対して何名の人々が参加するかの覚書106 を備えたミーティング概要
104 、などのミーティング概略情報も呈示する。上記システムはまた、ミーティ
ングに対して参加し得る個々人の最大数に関する制限も設定する。

【００２８】この情報に基づいてユーザは次に、自身のスケジュールに最適なミーティング
に参加し得る。他の構成員が居住する都市108 などの他の要因もまた、ユーザの
選択に影響し得る。ユーザは、いつの日か構成員に直接的に会いたければ、ユー
ザと同じ都市に居住する構成員を含むグループに参加することを決定し得る。

【００２９】上記システムは、ユーザのスケジュールブック90A をユーザの個人的な電子式
日常カレンダーと統合する。例えば患者がミーティングに参加した後、システム
はそのミーティングの日時をユーザのカレンダーにダウンロードする。上記カレ
ンダーは、Lotus Development 社から入手可能なオーガナイザ(Organizer: 登録
商標) などの任意の適切な市販カレンダーもしくは編制プログラムとされ得る。代替実施例においてユーザはスケジュールブックにより、Ｅメールによりユー
ザ自身に対して喚起通知を自動送付することを更に要求し得る。

【００３０】図９を参照すると上記システムによればユーザは、集落の内核から統合患者ジ
ャーナル94にアクセスすると共に、自身の推移を自己報告してその感想を記述す
ることもできる。ジャーナル・アイコンを選択すると、ユーザは図１２に示され
た如きジャーナル94A へと導かれる。ジャーナル94A に入ると、ユーザは医師又
はケース管理者により設定されたユーザ個人の目標を閲覧するオプションを有す
る。上記ジャーナルはまた、ユーザの目標を達成する上で適切な情報の日常的記
録を作成すべく使用される日記も提供する。上記ジャーナル94A は、支援グルー
プ以外のことに関して患者の感想および怖れを患者自身に表現させる重要なツー
ルを提供する。記録誌に記録することにより、患者は怖れを具体的に認識し、そ
れへの対処を開始し得る。

【００３１】目標の設定は、記述されたときに更に意義あるものとなることも多い。曖昧な
希望を単に想像する代わりに、患者は達成せんと計画した具体的な主要管理点を
記述形式にて定義し得る。これらの覚書はまた、支援グループのミーティングに
おいて患者が論じようとする事項の備忘も助力する。上記システムはまた、上記
ジャーナルにおいて一定の覚書を使用することにより、患者の推移に関するレポ
ートを医師又はケース・アドバイザに対して生成するのを助力する。上記システ
ムは全体的なセキュリティ手段の一部として、レポートを生成する上で使用され
るジャーナル・エントリから隠したいと患者が望むジャーナル・エントリを分離
する。

【００３２】図13は、ジャーナルに含むことのできる情報の種類を示す。例えば、ある臨床
グループに属する心臓患者は、ジャーナルによって、自分が行っている運動104
だけでなく感情100 をモニタする必要があるかもしれない。患者のプログラムに
より、システムが患者に血圧や心拍など自分のバイタルサイン102 をジャーナル
に入力するよう求めることもある。これは、手動または自動で行うことができる
。例えば、装置をコンピュータのシリアルポートに取りつけて血圧および心拍を
システムに自動入力することができる。特定のプログラムにより、患者は毎週自
分の体重を量る、および／または比較的少ない頻度で家庭用コレステロールキッ
トでコレステロールレベルを測ることを求められることがある。この情報はシス
テムのデータベースに記憶され、医師およびケースアドバイザーがアクセス可能
である。

【００３３】ある健康グループの人に必要な情報の種類がこれと異なることがある。例えば
、ユーザの家族が慢性疾患にかかっているためその健康グループにいるとすると
、その人にとってジャーナルにバイタルサインを入力する必要はなくなる。それ
よりも、感情的にどのように行動するか、どのくらいグループのサポートを受け
ているかに関する情報が求められる。ユーザはまた自分の個人的コメントをジャーナルに記録することがある。この
情報は、個々のユーザのみ見ることができるため、ケースアドバイザーや医師は
利用不可能である。

【００３４】ジャーナルはまた、ユーザの日次カレンダーと統合される。ユーザは、例えば
自分の運動スケジュール（火曜日、木曜日、土曜日に30分のウォーキング等）ま
たは瞑想スケジュールに関する情報をジャーナルに入力することができる。そし
てシステムはこの情報をユーザの日次カレンダーにダウンロードする。以前のジ
ャーナルエントリも見ることができる。

【００３５】患者が電子的に自分のアップデートした健康情報を入力することができるよう
にするのに加えて、ジャーナルはまた医師またはケースアドバイザーに患者の進
捗に関するフィードバックを得る手段を与える。ジャーナルに記録された情報は
電子的にケースアドバイザーに転送される。あるいは、ケースアドバイザーはシ
ステムのデータベースに保存されたジャーナル部分に直接アクセスすることがで
きる。医師またはケースアドバイザーはジャーナルにある情報を使って、進行ベ
ースでプログラムを更新することができる。

【００３６】システムはまた通院中またはＥメールその他通信手段で患者から直接得た追加
患者データを受け入れる。医師はまた実験室テストから導出したものなど追加デ
ータをシステムに入力することができる。したがって、システムは患者から直接
、および医師が通院中に入力したデータを通じて更新した患者データを受け入れ
る（ブロック1030、1032および1034、図60）。システムは患者の入力を医師のものと自動的に照合し、精度をチェックする。
さらに、システムは自動的に患者の進捗報告を医師に与える。患者の計画要件に
より、ケースアドバイザーは患者が報告したか医師が報告した入力を定期的に見
直し、患者がプログラムパラメータと一致して目標を達成しつつあるかをモニタ
する（ブロック1036、図60）。

【００３７】フィードバックプロセスの一環として、システムは「アラーム」オプション（
ブロック1040、図60）を提供する。システムは患者に関するデータをシステムの
データベースに常駐する目標およびパラメータと比較し、健康リスクが存在する
場合（ブロック1042、図60）、Ｅメールまたはファクシミリ（または問題の重大
性によってはページャー）によって自動的に医師またはケースアドバイザーに通
知する。例えば、患者の現在の血圧が潜在的に危険な場合、システムは自動的に
医師またはケースアドバイザーにアラームを送り、その迅速な行動を求める。

【００３８】現在のデータと目標との差が危険な状況を示さなければ、システムは単にその
目標が達成されていないことを医師またはケースアドバイザーに通知する。例え
ば、現在のデータから患者の体重の減少が10ポンドでなく５ポンドであると伝え
る場合、システムは医師またはケースアドバイザーにこの事実を通知する。この
情報は生命に危険はないが、それでも医師またはケースアドバイザーが対処しな
ければならない。医師またはケースアドバイザーは患者と連絡を取り、患者が所
望の目標を達成できるよう患者をサポートし、さらに動機付けを行う（ブロック
1044、図60）。さらに、医師またはケースアドバイザーは、患者の状況に合うよ
う、プログラムの修正を推奨することができる（ブロック1046、図60）。

【００３９】アラーム条件が存在するか否かに拘らず、システムは更新された患者健康情報
をプログラム目標と定期的に照合し、患者の進捗とプログラムとの一致を判断す
る（ブロック1050）。患者が自分のプログラムに一致して進捗している場合、シ
ステムは医師および／またはケースアドバイザーに通知する（ブロック1052、図
60）。そして、医師またはケースアドバイザーは患者に前向きの強化を与えるこ
とができる。患者の進捗により、ケースアドバイザーまたは医師はまた、目標を
変更するか患者を別の診断カテゴリーに移すことでプログラムを修正すべきか判
断することができる。患者がプログラムの最終目標を達成した場合、患者をシス
テムから取り除くことさえできる（ブロック1054、1056、図60）。

【００４０】システムはまた、患者がプログラム目標に向かって進捗していないか、システ
ムを使っていない場合、医師またはケースアドバイザーに通知する（ブロック10
60、図60）。そしてケースアドバイザーは医師と共に患者の治療プログラムを修
正すべきか判断し、患者に追加サポートを与えるか、患者をシステムから取り除
く（ブロック1064、1066および1068、図60）。

【００４１】システムはまた、個々のユーザに直接フィードバックを行うことができる。ジ
ャーナルの機能の１つとして、ユーザは目標との一致と達成のレベルを見ること
ができる。患者は、どのくらい改善されたかリマインダーを提示されるまで、自
分が進捗しているか認識することができない。図41から図44に関して以下に述べ
るシステムに生成されたチャートとサマリーは、患者に自分の位置の概要を与え
る。

【００４２】図９を再び参照すると、患者のプログラム遵守を支援するもう１つのツールと
して、システムは、患者が進行ベースのオンライングループサポートを受ける会
議室アイコン96を介して、電子会議室およびグループサポート室インターフェー
スを提供する。グループカウンセリングを通じて、患者を同一または似た問題を
持つ人々と接触させることは、臨床的に証明された治療特典である。システムは
、電子およびオンライン技術の利用によってこのプロセスを容易にする。オンラ
イングループカウンセリングは、異なる場所に住み、スケジュールの異なる大グ
ループの人間を定期的に集める際遭遇するロジスティックな問題の多くを解決す
る。患者らを１つの場所に物理的に移動させる代わりに、システムは単にコンピ
ュータにログインすることで彼らがグループ会議に出席できるようにする。個々
の患者に対する負担が減る一方、グループの出席率が上がり、これによってグル
ープカウンセリングとサポートの全体的な実務的治療的価値が強化される。

【００４３】オンラインカウンセリングはまた、患者を従来のカウンセリングより同様の問
題を持つより多くの人々と接触させる。所望または必要に応じて、グループ会員
を限定された１つの地区ではなく、より広い様々な地域の人々から求めることが
できる。さらに、電子通信の相対的匿名性は、自分の状況を隠しているか恥じている可
能性のある患者にとって利益がある。これらの患者は一対一よりオンライン環境
で感情を共有することを望むだろう。

【００４４】患者は、会議室アイコン96を介して会議室インターフェースにアクセスするこ
とができる。会議室アイコン96を選択すると、患者は会議ルールと規則を提示さ
れる。そして予めスケジュールされた会議に進む。会議に予定されている者のみ
出席が許される。会議のスケジューリングは、図10および図11と共に上記で説明
したスケジュールブックインターフェースの一部である。

【００４５】図14を参照すると、各参加者112 は２つの方法の内１つで会議室への参加を選
択することができる。参加者112 は、自分の写真をスキャンしてシステムに自分
を参加させることができる。あるいは、匿名を希望する場合、患者は非写真アイ
コンまたは自分の名前または偽名のスクリーンネームを伴う「アバタール」で参
加することを選択できる。そして患者はグループ会議およびプライベートなメン
ターセッションではそのアバタールで表される。場合により、患者は自分のアバ
タールの設計・構築を選択することができる。

【００４６】訓練を受けた経験あるリーダーまたは議長114 がこれらグループカウンセリン
グセッションでは重要な役割である。討議を案内し、全メンバーが参加するよう
奨励することは議長の責任である。グループカウンセリングの利点を強化するた
め、システムは議長114 が患者のオンラインジャーナルの一部に選択的にアクセ
スし、選択した部分を匿名でオンライングループに電子的に表示できるようにし
ている。議長はまた、メンバーが不適切なことを言った場合、そのメンバーを電
子的に切り離すことができる。

【００４７】実施例では、参加者112 は会議中122 でテキストを入力することで「話す」。
Enter キーを押すことでこのテキストが対応するテキストを入力した参加者112
の表現の上に「バブルトーク」116 として表示される。別の実施例では、「バブ
ルトーク」フォーマットの代わりに、各参加者112 は自分のPCに接続されたマイ
クロホンに話しかけ、やはりPCに接続されたスピーカーを通じて他の参加者の話
を聞くことで会議に参加できる。ログウィンドウ110 は、会議中会話の運用またはスクロール記録を取る。その
ため、参加者112 が会話の道筋を失うか、以前の発言にコメントしたい場合、そ
の参加者は全会話に参照としてアクセスすることができる。

【００４８】グループカウンセリング会議中、議長114 は、他の患者または積極的なライフ
スタイルの変更を行った周知の人物を表すオンラインマルチメディアプレゼンテ
ーションを行うことができる。この実施例では、各参加者は、定期的に更新され
て郵便で受け取るCD-ROMまたはDVD を介したビデオクリップなどのマルチメディ
アプレゼンテーションにアクセスすることができる。あるいは、ユーザが適切な
ソフトウェアおよびハードウェアにアクセスすることができ、サーバに十分な帯
域で接続していれば、マルチメディアプレゼンテーションはネットワークで流す
ことができる。CD-ROMに加えて、システムはまたDVD ディスクを使ってユーザの
コンピュータハードドライブその他方法またはオーディオおよびビデオデータを
保存または転送できる媒体にダウンロードすることができる。

【００４９】マルチメディアプレゼンテーションを見る時間になると、議長は例えば自分の
CD-ROMまたはDVD で利用できるビデオクリップメニューから特定のビデオクリッ
プを選択する。これは、ネットワークを介して各参加者のPCに信号を送る。受け
取った信号は各参加者のDC-ROMまたはDVD でコードと一致し、PCにより選択ビデ
オの再生がトリガされる。ビデオがDVD ディスクまたはユーザのコンピュータの
ハードドライブその他記憶媒体に保存されている場合、ビデオは媒体からも再生
をトリガできる。

【００５０】ビデオをリリースするコードにアクセスできるのが議長のみであるため、参加
者は、会議前にビデオを再生することができない。そのため、会議前に、ユーザ
は自分のCD-ROMまたはDVD ディスク、ハードドライブその他記憶媒体でビデオの
リストを見ることができるが、会議でまだ上映されていないビデオにアクセスし
て見ることはできない。議長がビデオをリリースして会議で初めて再生したら、
参加者はその後いつでもそのビデオにアクセスすることができる。ケース管理者またはアドバイザーは、誰が会議の議長かを予め知っており、そ
の議長に会議で上映するビデオクリップへのアクセス権を与える。

【００５１】会議で上映されるマルチメディアプレゼンテーションは、周知または公共の人
物その他参加者が直面するのと同じ問題を抱える他の患者を取り上げることがで
きる。例えば、心臓発作に罹った患者の会議では、同様の問題から回復した有名
人のビデオクリップを上映することができる。クリップでは、有名人は自分の心
臓発作、受けたバイパス手術、その後の抑うつ状態について話す。その有名人は
、自分が直面した他の苦闘や、回復過程でその苦闘をどのように克服したかも説
明する。同様に、プログラム参加者のビデオクリップも使って、サクセスストー
リーの動機付け例を提供したり、その人やグループの他のメンバーが自分の回復
を成功させるために対処しなければならなかった深い感情（怒り、鬱など）を表
現する。

【００５２】このようなプレゼンテーションは参加者の動機付けの源として作用し、彼らに
希望を与える。誰か他の人が同じ障害を乗り越えることができれば、彼らもでき
る。プレゼンテーションでは会議中さらに討議を刺激して、参加者が回復過程で自
分たちの直面する問題や苦闘を打ち明けることができる。

【００５３】会議室96A インターフェースが提供するもう１つの機能は、電子電話ダイアリ
ングである。各参加者は自分のアバタールの前に電話アイコン118 を持つ。参加
者が会議の他の人と話したい場合、その参加者が電話アイコンをクリックすると
その人への電話番号が自動的にダイアルされる。これによってメンバーは会議後
に互いと連絡して、所望なら正規の電話によってさらに話すことができる。会議
室参加者も、コーヒーショップアイコン76B をクリックすることでよりプライベ
ートなメンターエリアに直接アクセスすることができる。システムのユーザはま
た、図８に示す村からコーヒーショップ76を選択することでこのプライベートな
メンターエリアにアクセスすることができる。

【００５４】図15は、コーヒーショップ76B の内側の例図である。ここで会話は、会議室96
A と似たように発生するが、会話が議長によってモニタおよび構築されない点が
異なる。テキストは132 で入力し、134 でバブルトークとして表示される。会話
の記録はログウィンドウ130 でも記録される。

【００５５】実施例では、システムは最大４人が一度に１つのコーヒーショップにいること
ができる。このような制約は、コーヒーショップの目的が一対一のメンター指導
であることから望ましい。コーヒーショップのプライベート設定では、より経験
ある個人が自分の経験を経験の少ない人に渡し、彼らが直面する障害をどのよう
に乗り越えるかアドバイスする。グループサポート室96A とコーヒーショップ76B アプリケーションは、オレゴ
ン州Beaverton のPalace Inc. から市販されているPalace 等のサードパーティ
のチャットルームアプリケーションによってインプリメントする。チャットルー
ムアプリケーションは、システムに統合し、追加機能性を提供するよう修正する
ことができる。グループ会議中のマルチメディアプレゼンテーションのトリガお
よび出席のモニタは、システムに別個にプログラムする。

【００５６】オンライングループ会議とプライベートメンタールームにより、システムは患
者が同じか似た問題を持つ他の人々と、患者がプログラムパラメータを守ってプ
ログラム目標を達成できるよう激励および支援する楽しい方法で接触を保てるよ
うにする。

【００５７】システムの通信機能はさらに、ユーザが自分の医師、ケースアドバイザー、シ
ステムの他ユーザと一定の接触を保てるようにする。発明の実施例では、通信は
Ｅメールで行われているが、他の通信方法も使える。例えば、システムがインス
タントメッセ−ジングや電話会議、および／またはビデオ会議を通信の代替手段
として用いることが予想される。

【００５８】再び図９を参照すると、メールアイコン98はユーザにＥメール機能へのアクセ
スを与える。ユーザは図８に示す村の郵便局74を選択して自分のＥメールにアク
セスすることができる。図16を参照すると、システムにはレター140 、葉書142 、電報144 およびオー
ディオＥメール146 の４種類のＥメールオプションが含まれる。

【００５９】図17は、レター140Aの例で、標準的なＥメールとして機能する。図18は、葉書142Bの例で、短いメモを送るのに使うことができる。例えば、葉
書をユーザに送って、システムの提供するサービスの満足度を調査することがで
きる。葉書には、この問題に関する質問が入り、ユーザは質問に回答した後葉書
を送り返すよう求められる。

【００６０】図19は、電報144Aの例で、システムが提供するＥメールの種類では最も優先順
位が高い。電報は、例えばユーザが会議に出席しなかったことを警告するか、ケ
ースアドバイザーまたはグループリーダーが個人ユーザに短い激励の手紙を出す
ために使うことができる。図20は、オーディオＥメール146A通知の例である。このアイコンをクリックす
ると、ユーザは自分のPCに取りつけたスピーカーを通じて自分に送られたメッセ
ージの録音を聞くことができる。通信機能性は、従来の多数のＥメールプログラムのいずれかをシステムに統合
することでインプリメントできる。

【００６１】システムの他のインターフェースの詳細な説明からより明かになるように、シ
ステムは行動修正について教育と動機付けの２股のアプローチを取っている。娯
楽は、ユーザの教育と動機付けの両方の手段として使って、回復や、健康なライ
フスタイルの維持に必要なやや困難な変更を行わせる。動機付けは行動修正の１つのアプローチである。これは、教育からシステム全
体の目標である遵守への経路である。上述のサポートグループとケースアドバイ
ザーは、この動機付けコンポーネントに人間的要素を加える。患者は孤独に守ら
なければならないプログラムより、他の人の激励の言葉により積極的に反応しが
ちである。

【００６２】システムのマルチメディア能力によって、通信や教育にグラフィックスやビデ
オ、音楽を使うことができる。これらの機能が、患者が自分の行動を修正する努
力に新たな活力を与え、臨床医療リハビリプログラムに多く関連する苦痛に置き
換わる。有名人、医療専門家、動機付けスピーカーおよび成功したプログラム参
加者が動機付けスピーチや個人的推薦を話す部分はさらにユーザを鼓舞する。ユ
ーモアは、例えば風変わりな図版などシステム全体を通じて統合される。システ
ムのこれら機能から導き出される娯楽を使って、患者の回復とライフスタイルの
変更というドラマ展開における患者の関心を引き出し、維持する。

【００６３】報償機能はまたこのシステムが提供する別の動機付けツールである。図９を再
び参照すると、報償「アップル」アイコン92でユーザは報償ポイントシステムと
その動作、ユーザ自身の個人報償アカウントに関する情報を見ることができる。
ユーザは、プログラムによく参加することと一定のマイルストーンに到達するこ
とでポイントを得る。例えば、会議の出席率が高いことや、会議中の活発な参加
、会議の議長、一定量の体重減少、などが目標の場合、それでポイントを得るこ
とができる。報償は、ユーザの進捗を賞賛する「金星」を得るなどのシンボリックなものか
ら、村の店78の商品や村の旅行代理店82で飛行機のチケットなどにそれぞれ交換
できる報償ポイントやフリークエント・フライヤー・マイルまで様々である。

【００６４】教育はシステムが提供する補完的行動修正アプローチである。教育は情報提供
的オンラインマルチメディアプレゼンテーションと、食餌、運動、ストレス管理
専用の村のインタラクティブエリアを通じて提供される。例えば、図21から24と
共に以下に説明する村のキッチンで提供されるレシピは、患者に不可能なほどの
厳格さを求めたり食品への愛情をあきらめたりさせることなく患者の食餌を改善
させるためのものである。

【００６５】図26から31と共に以下に説明する運動とストレス管理プログラムは、バラエテ
ィ豊かに個々の患者の能力範囲内になるよう設計される。運動と健康な食餌を実
行可能かつ興味深いものにすることで、システムは患者が自分の新しいライフス
タイルを守れるようにする。システムはまた、図32から35と共に以下に説明するように、関連する記事を提
供し、医療や健康関連の情報提供を専門とする他の定評あるインターネットサイ
トへのハイパーリンクを含む。

【００６６】再び図８を参照すると、システムは村のモチーフの一部として「ホーム」84イ
ンターフェースを含む。これを選択すると、図21に示すように、ユーザの「ホー
ム」84内側を示すスクリーンが出る。自分の「ホーム」84の内側では、ユーザは
キッチンアイコン150 を選択することでキッチンにアクセスすることができる。図22は、ユーザのキッチン155 の内部を示す。キッチン150Aに入ると、ユーザ
は低脂肪料理ブック153 から栄養と食餌の情報を得たり、レシピブック154 から
レシピを見たり印刷したりすることができる。図23は、レシピブック154 に含む
ことのできるレシピの例を示す。

【００６７】再び図22を参照すると、ユーザはまた買い物リスト156 を作成・印刷するオプ
ションを持つ。ユーザは、レシピブック154 から複数のレシピを選ぶことができ
、システムは自動的に材料をユーザの買い物リスト156 に入力する。ユーザはま
た、アイテムを自分のPCキーボードから買い物リスト156 に手動で入力すること
もできる。図24はユーザの買い物リストの例を示す。システムはまた、どのレシピが特定の患者のプログラムで許容可能かも示す。
例えば、システムは患者のプログラムと患者が外食するとき考える好適な食品の
基準を満たす一定の低脂肪アイテムを推奨することがある。システムはまた、プ
ログラムパラメータに基づく毎週の買い物リストを生成することができる。個人
的好みにしたがって、ユーザは他の人のために好適な一定の許容可能食品を選ぶ
ことができる。

【００６８】さらに、ユーザはコンピュータメニューアイコン152 を選択してプルダウンコ
ンピュータメニューにアクセスすることができる。このコンピュータメニューか
ら、ユーザは食品、栄養、食餌に関する各種教育話題にアクセスすることができ
る。このような話題が例えば基本的な食品群に関連し、図25のように食品の各カ
テゴリーで示唆される用量に関する情報を提供することができる。

【００６９】図21に示すゲストシェフ158 オプションではさらに、ユーザがあるレシピの調
理方法を示すシェフのオーディオまたはビデオクリップを見ることができる。本
実施例では、これらクリップはユーザのCD-ROMまたはDVD に含まれるが、適切な
技術によってオーディオまたはビデオを流すことで送信することができる。キッチンから、ユーザは食品（ブロッコリの代わりにアスパラガス等）を代用
し、食品関連記事にアクセスして印刷し、「新しいもの」ボタン（図示せず）を
選択して新しいレシピや記事を見たり、掲示板（図示せず）を介して討議グルー
プに参加することができる。

【００７０】再び図８を参照すると、村のモチーフのもう１つの部分は村の体育館71で、シ
ステムが勧告を行ったり好適な運動ルーチンに関する情報を提供したりするのに
使われる。各運動プログラムは個別化したパラメータとにニーズにしたがって生
成され、進捗はユーザの入力によりジャーナル94A を介して定期的にチャート化
される（図12−13）。体育館71に入ると、ユーザは特集ビデオクリップを見たりオーディオクリップ
を聞いたり、運動関連の記事にアクセスして印刷するためのキーワード検索をし
たり、運動マニュアルを読んだり印刷したり、掲示板を通じて討議グループに参
加したりすることができる。

【００７１】図26は、図９に示す体育館71の内側を示す。ここで示すのは、ユーザがアクセ
スできる各種運動話題160 である。例えば、ストレッチ話題162 を選択すると、
ユーザは様々な筋肉グループをストレッチさせるために推奨される運動について
情報を与えられる。図27はそのようなストレッチ運動を示す。同様に、体力訓練話題164 を選択すると、ユーザは各種筋肉グループ強化に役
立つ推奨される運動に関する情報を与えられる。図28は、そのような体力訓練運
動を示す。

【００７２】再び図９を参照すると、村の平静公園72は、リラクゼーション技術、バイオフ
ィードバック、ヨガ、瞑想などストレス管理戦略に焦点を当てている。公園72に
入ると、ユーザはストレス管理話題に関する記事にアクセスして印刷したり、こ
れら話題に関するビデオクリップを見たりオーディオクリップを聞いたり、掲示
板を通じて討議グループに参加することができる。

【００７３】平静公園72の拡大図を図29に示す。リラクゼーションオプション170 を選択す
ると、図30に示すように、この話題に関する指導記事が呼び出される。同様に、
ヨガオプション172 を選択すると、図31に示すようにヨガに関する指導記事が呼
び出される。図８に戻ると、システムはまた、ユーザが関わりのある話題を検索できる村の
図書館80へのアクセスを与える。そこで、自分の医療状況についてさらに学びた
い患者は、図書館80にアクセスしてこの話題について自習することができる。

【００７４】図32は、図書館80の内部を示す。ここから、ユーザは記事オプション180 を選
択して図33に示すように自分のCD-ROMから記事186 の利用可能リストにアクセス
することができる。ユーザが利用できる記事186 の種類は、ユーザのタイプによ
って異なる。例えば、ユーザが慢性的な心臓状態に罹っている場合、記事186 は
すべてその話題に関するものになる。記事リスト186 は、進行ベースで更新され
、この話題に関する新しい展開と研究を反映させるようになっている。

【００７５】ユーザはまた、医療および健康関連情報を専門とする定評ある他のインターネ
ットサイトへのハイパーテキストリンク188 を与えられる。これらインターネッ
トサイトはまた、図32に示すようにワールド・ワイド・ウェブ・オプション182
を選択することでもアクセスできる。インターネット記事にリンクすると、ユーザは別個ウェブブラウザーに連れて
いかれ、そこからウェブをナビゲートすることができる。図34はユーザが図32の
ワールド・ワイド・ウェブ・オプション182 を選択して接続できるインターネッ
トサイトの例である。

【００７６】さらに、ユーザはメニューアイコン184 をクリックすることでプルダウンメニ
ューにアクセスすることができる。このメニューから、ユーザはユーザの状態に
深く関連する各種教育的話題を選択することができる。例えば、プルダウンメニ
ューから利用できる記事は、図35に示すように、慢性心臓状態に罹っているユー
ザに、自分の目標心拍ゾーンを判断する方法を教えることができる。ユーザはまた、関心のある記事にアクセスして印刷したり、特集ビデオクリッ
プを見たりオーディオクリップを聞いたりするためのキーワード検索をすること
ができる。

【００７７】再び図８を参照すると、村の店78と旅行代理店82はユーザがアクセス可能な２
つの追加インターフェースである。店78に入ると、ユーザは社内またはサードパ
ーティのウェブサイトに連れていかれ、そこでオンラインまたは電話で関連アイ
テムを注文することができる。ユーザはまた、店のデータベースを検索して、製品の画像、説明、価格など製
品情報を見ることができる。さらに、ユーザは自分の注文の状態を見て、Ｅメー
ルまたは電話で顧客サービスに連絡することができる。

【００７８】同様に、ユーザが旅行代理店82に入ると、ユーザはサードパーティの共同ブラ
ンド予約システムにリンクされる。図36は、旅行代理店82の内側を示す。ここか
ら、ユーザは予約オプション202 を選択してオンライン旅行予約をすることがで
きる。ユーザはまた、報酬ポイントチェックオプション200 を選択して、これま
でに集めたフリークエント・フライヤー・マイルを見ることができる。上述のよ
うに、ユーザはプログラムによく参加することや一定のマイルストーンを達成す
ることで、フリークエント・フライヤー・マイルを獲得することができる。

【００７９】臨床および健康グループメンバーのためのユーザインターフェースを村のモチ
ーフによって記述したが、代替ユーザインターフェースが図37に示すシステムイ
ンターフェースの別の実施例を組み込むこともできる。マルチフレームスクリー
ンを示すが、ここにはメイン・ナビゲーション・エリア210 、コンテントエリア
212 、メッセージまたはビデオスクリーンエリア214 、インストラクションエリ
ア216 が含まれる。メッセージまたはビデオスクリーンエリア214 を使って、広
告を表示することができる。インストラクションエリア216 を「新しいもの」エ
リアや、キッチン150A（図22）、体育館71（図26）、平静公園72（図29）インタ
ーフェースについて上述した掲示板機能に使うことができる。図38−47および49−58に、ケースアドバイザーおよびHMO のためのユーザイン
ターフェースを示すが、この一部は患者もアクセス可能である。患者のためのユ
ーザインターフェースと異なり、医師／ケースアドバイザーのためのナビゲーシ
ョンは一般にグラフィックが少なくチャートが多くなっている。

【００８０】ここで図38を参照すると、医師／ケースアドバイザーのユーザインターフェー
スのためのログオンスクリーン220 が示される。スクリーン220 は、医師または
ケースアドバイザーが自分の氏名222 と対応するパスワード224 を入力する必要
がある。そしてスクリーン220 は合法ユーザのみがシステムにアクセスできるよ
うにすることで、セキュリティ対策として作用する。

【００８１】図39を参照すると、医師／ケースアドバイザーが利用できるオプションのメイ
ンメニュー230 の入った初期スクリーンが、ログオンスクリーン220 の後に出る
。患者のためのデザインプログラム・オプション232 によって、医師／ケースア
ドバイザーは、図３−６と共に上述するように、患者のために新しいプログラム
を作ったり既存のプログラムを修正したりすることができる。メインメニュー230 内の第２のオプションは、患者記録レビュー・オプション
234 で、これによって、医師／ケースアドバイザーは特定の患者の健康記録を見
直すことができる。

【００８２】患者記録レビュー・オプション234 を選択すると、実質的に図４に示すリスト
に似た現在の患者リスト（図示せず）がその後に続く。図40を参照すると、例示患者の健康記録が示される。記録には、患者の氏名24
0 、購読ID242 、社会保険番号244 を含む識別情報が提供される。さらに、患者
がプログラムに参加した総時間数に関する情報が、246 のように示される。

【００８３】コラム258 は、血圧250 、１日に吸う煙草の本数252 、身体的活動量254 、体
重256 、コレステロールレベル258 などの患者のバイタルサインその他健康関連
要因を示す。これら要因の一部は、コラム260-268 に示すように、毎週ベースで
モニタおよび報告される。患者のコレステロールレベル258 などその他の要因は
、コラム260 、264 、268 に示すように２週間毎にモニタおよび報告される。指
定分野それぞれで達成すべき最終目標は、コラム272 で与えられる。患者の回復に影響を与えるようなリスク要因リストはさらに270 に示すように
ピンポイントすることができる。

【００８４】バイタルサインは患者、医師、ケースアドバイザーのためにグラフィックで表
すことができる。これには、患者の血圧250A（図41）、身体的活動254A（図42）
、体重256A（図43）、およびコレステロールレベル258A（図44）のチャートやグ
ラフを含むことができる。これらグラフによって、医師／ケースアドバイザーは
患者の進捗を期間にわたってビジュアルに見直し・把握を行い、患者がチャート
の分野で達成すべき最終目標について自分がどのような状態かを判断するのを助
ける。

【００８５】再び図40を参照すると、医師／ケースアドバイザーはまた、患者の行動を評価
するオプション274 を与えられる。このオプションを選択すると、システムは図
45に示すものに似た行動変化評価フォーム305 を与える。このフォーム305 を使
って、選択した患者がどのくらい推奨プログラム遵守に向かっているかを判断す
る。実施例では、患者にオンラインアンケートを提出して、自分の行動意図300
、自己有効性302 、社会的サポート304 を点数化するよう求める。別の評価フォ
ームを使って、患者のプログラム遵守の可能性を評価することもできる。

【００８６】システムは、コラム306 および308 に示すように患者の行動変化を定期的に評
価および報告する。所望の目標310 を一覧して、患者が目標に向かって進捗して
いるかもモニタする。患者の行動変化評価フォーム305 の点数が低いままだと、
これは患者が自分のライフスタイルを変更できないことを表すので、患者をシス
テムから抜かなければならないという結論に達する。

【００８７】システムは、医師が望む頻度で図40−45に示すデータに基づき患者の進捗に関
する報告を生成する。この報告はＥメールまたはファクシミリで受け取ることが
できる。報告頻度は、特定の患者のニーズに依存することになり、上述のように
目標達成またはアラーム信号の発行によってトリガすることができる。システムはまた、患者のニーズにより、デフォルトベースで医師の見直しのた
め定期的にスケジュールされた報告を生成することができる。例えば、比較的重
症の患者は、警告信号が発生しなくても、週に２回以上見直すことができる。

【００８８】患者の行動修正プログラムの変更に関してシステムからフィードバックを受け
ると、医師またはケースアドバイザーはプログラムに関して勧告を行いたいこと
がある。図46に、図40の勧告276 オプションの選択に続く例示選択スクリーンを
示す。例えば、最初、週に３回15分歩くプログラムに入れられた患者が５ポンド
体重を減らして血圧を下げたとすると、システムは患者の歩行時間を322 に示す
ように１セッションあたり45分に上げることを勧告するよう医師への報告を生成
する。システムはさらに、ストレス軽減運動の頻度と持続時間328 と326 に示す
ほかのプログラム分野について勧告を行うことができる。報告を読んだ医師は勧
告を受け入れるか330 修正する332 。

【００８９】システムの報告機能によって、医師は看護の品質を低下させることなく、同じ
時間でより多くの患者を扱えるようになる。システムはまた、この自己モニタ機
能と独立した患者フィードバックループを可能にする。患者が例えば夜を過ごす
のがつらい場合、郵便98（図９、16−20）または郵便局74（図８）インターフェ
ースを介してシステムを通じて直接、ケースアドバイザーまたは医師にＥメール
を送ることができる。医師／ケースアドバイザーが勧告に満足すると、プログラム変更を購読者に電
子的に通信334 することができる。

【００９０】図46も、60日間タバコを吸わなかったことで報償ポイント324 を得た患者の例
を示す。ここに示す報償ポイントは、図８に示すように村の店78で現金化される
。図47を参照すると、システムは図46の通信334 オプションを選択するとメッセ
ージスクリーンを提示する。ケースアドバイザーはシステムが作り、医師が見直
し、および／または修正した勧告346 を、オーディオＥメールメッセージ344 を
つけるか、テキストＥメールまたはファクシミリで購読者340 に送ることができ
る。勧告346 のコピーとメッセージ344 も、システムのデータベース342 に保存
することができる。

【００９１】医師／ケースアドバイザーはさらにビデオ会議によって患者と通信することが
できる。既存のサードパーティビデオ会議パッケージをシステムに統合し、ビデ
オ会議機能を可能にすることができる。ビデオ会議機能をサポートするPCの最低
要件は、クロックサイクル90メガヘルツ、ランダム・アクセス・メモリ24メガバ
イト、カラーカメラ、ビデオキャプチャーボード、オーディオボード、ビデオ入
力キャプチャーボード、ISDN回線である。技術仕様は、帯域および／またはデー
タ圧縮に影響する技術の変化につれて変化する。図47に示すように、ビデオ会議機能はビデオ会議オプション347 を選択してア
クセスすることができる。そして、図48に示すようなビデオ会議マネージャーを
使ってビデオ会議を実施することができる。

【００９２】 HMO 、保険会社または自家保険雇用者など医療制度支払い者もシステムにアク
セスすることができる。患者がリリースした情報を医療制度支払い者に電子的に
送ることもできる。そして情報をプロバイダの情報と組み合わせ、プログラムの
個々の患者や全員の合計結果を分析することができる。分析には、例えば、患者
１人あたりのコスト、それぞれのカテゴリーまたはグループでの患者のコスト、
医師の利用などを含むことができる。医療制度の要件により、システムのリレー
ショナルデータベースは、カスタマイズしたデータ収集ができる。システムはま
た、管理の見直しとコスト制御の目的で医療制度支払い者に総合報告を与えるこ
とができる。医療制度支払い者は個々の患者ファイルを見ることより、システム
の購読者数やシステムの購読者保持コスト、このコストとシステムに入っていな
い患者のコストとの比較に関する情報を見る方に関心がある。同時に、複数層の
電子セキュリティ対策は、システムにアクセスできる各種パーティが利用できる
情報の種類を厳格に分けることで、個々の患者のプライバシーを守っている。

【００９３】医療制度支払い者のユーザインターフェースは、医師／ケースアドバイザーの
使用するユーザインターフェースと似ている。医療制度支払い者がシステムに加
入すると、図49に示すような利用可能なオプションリストのあるメインメニュー
スクリーンが出る。ここから、支払い者は全体遵守状態350 を見て、ケース管理
レビュー352 を実行し、利用レビュー356 を実行し、結果354 を見直すか、通信
358 することを選択できるが、それぞれのオプションについては以下に詳述する
。

【００９４】遵守状態を見る350 オプションを選択すると、保険支払い者は図50に示すよう
に予め決定されたカテゴリー360 に基づき現在の遵守状態を見る。それぞれのカ
テゴリーについて、有資格患者の総数364 、参加患者数366 、プログラム遵守参
加患者368 、遵守不足により保護観察に置かれている参加患者372 、終了患者37
6 に関する情報を表示することができる。比較コストを見るオプション362 を介して比較コスト分析スクリーンを呼び出
すこともできる。図51は、システムに患者を維持するコストの例である。総コス
ト380 を、システム382 を購読していない対照患者グループのコストと比較する
ことができる。システムの利用によって達成される比較節約額をコラム384 に示
す。

【００９５】図49に戻ると、メインメニュー348 はまたケース管理見直し実行352 オプショ
ンを含む。図４に示すリストと実質的に似た現在の患者リスト（図示せず）がこ
のオプションを選択した後に出る。患者ファイルを選択すると、図52に示すように機密免責情報390 が表示される
。患者は免責が与えられていない領域で機密とプライバシーを保証される。例え
ば、患者のジャーナル部分の機密は保持され、医療制度支払い者は利用できない
ため、患者は毎日のジャーナルエントリの際、オープンかつ正直でいられる。

【００９６】継続オプション392 を選択すると、図40に示すスクリーンに内容が似たスクリ
ーンが図53に表示される。医師／ケースアドバイザーのためのユーザインターフ
ェース同様、時間経過を追った患者の血圧レベル404 、身体的活動406 、体重40
8 、コレステロールレベル410 が表示される。これらはまた、図41、42、43、お
よび44にそれぞれ実質的に似たフォームで医療制度支払い者にグラフィックに表
示することができる。しかしながら、医療制度支払い者は、医師／ケースアドバイザーが利用できな
いコスト見直しオプション400 を持つ。

【００９７】図54は、図53のコスト見直しオプション400 を選択して見ることができる例示
スクリーンを示す。ここで示すものは、システムに選択した患者を維持するため
それまでにかかったコストに関する情報である。システムコスト410 、医療サー
ビスコスト412 、総コスト414 をこの例では棒グラフフォーマットで示す。シス
テムにいない対照グループ患者によるコストも示す418 。このコストを総コスト
414 およびそれによって達成された節約額416 と比較し、これも棒グラフフォー
マットで表示する。

【００９８】図49に戻ると、メインメニュー348 による別のオプションは、結果見直し354
オプションで、図55に示すものに似たスクリーンで、各種の予め決定しているカ
テゴリーに基づき各種患者結果に関する情報を提供する。例えば、緊急治療室（
「ER」）入室420 をした遵守購読者のパーセントに関する情報が表示される。こ
の情報を、非遵守購読者422 のER入室およびシステムを購読していない対照グル
ープ患者424 と比較することができる。

【００９９】図49に戻ると、メインメニュー348 は利用見直し356 オプションも提供する。
図56に示すように、これを選択すると、システムを利用しているグループまたは
施設名、このグループまたは施設の専門432 、これまでの件数434 、システムに
委ねられた件のパーセンテージ436 、このパーセンテージと対象利用パーセンテ
ージ440 との比較438 を含む情報のあるスクリーンが表示される。

【０１００】特定のグループまたは施設を選択すると442 、図57に示すように、選択した施
設またはグループ442 内の医師について同種の情報が得られる。図49のメインメニュー348 はさらに図58に続く通信358 オプションを提供する
。医療制度支払い者は、ここに示すようにケースアドバイザー450 、担当医師45
2 、または購読者454 へオーディオＥメール456 、テキストＥメール458 、また
はファックス460 を送ることができる。

【０１０１】このように、システムは患者が困難なライフスタイル変更を行うのを助けるた
め、遵守モニタとフィードバックの進行ループを提供する。患者が所望の目標を
達成すると、その患者はシステムを健康維持またはウェルネスプログラムとして
利用し続けることができる。システムの目的は、患者が自分の行動を修正してラ
イフスタイルを変更することで自分の生活をコントロールし、健康を改善するた
めの教育と動機付けを行うことである。

【０１０２】図59は、本システムのブロック図である。当業者には、本書に説明する発明を
各種プラットホームでインプリメントできることが明白である。しかしながら、
実施例では、患者、医師、ケースアドバイザー、医療制度支払い者はペンティア
ム・マイクロプロセッサでPC500 にアクセスする。PC500 にはオーディオおよび
CD-ROM502 機能が含まれている。ただし、PC500 は、ビデオディスプレイおよび
キャプチャー機能、マイクロホンなど他のマルチメディア機能を持つことができ
る。PC500 はさらにプリンタ504 に接続されて、コンピュータがアクセス可能な
データのハードコピーを生成することができる。実施例では、PC500 が利用するオペレーティングシステムはウィンドウズ・ベ
ースのオペレーティングシステムで、Windows95 が望ましい。

【０１０３】本発明の実施例では、各PC500 はインターネット518 を介してネットワークサ
ーバ508 に電子的にリンクされる。各サーバ508 に含まれるのは、トランザクシ
ョンサーバ510 、会議サーバ512 、「内サークル」サーバ514 、「外サークル」
サーバ516 である。トランザクションサーバ510 を使って、店78（図9)または旅
行代理店（図36）インターフェースを介して安全な購入を取り扱う。

【０１０４】安全な会議サーバ512 は、図９、14および15を参照して説明した会議室96およ
びコーヒーショップ機能のインプリメント専用である。安全な「内サークル」サ
ーバ514 は、医療記録など微妙なデータ専用である。必要に応じて他のサーバ
を追加することができる。例えば、システムのオーディオおよびビデオ機能を取
り扱うため別個のメディアサーバを設けることができる。インターネット518 を介する通信は、PC500 に接続された高速モデム506 によ
って電話回線を通じて本発明の実施例で達成される。あるいは、衛星、テレビケ
ーブルシステムおよびISDN回線を使ってインターネット518 にアクセスすること
ができる。標準TCP/IPをサーバ508 とPC500 の間のインターネット518 を介した
通信のプロトコルとして利用する。

【０１０５】ネットワークサーバ508 は、インターネット・サービス・プロバイダとして行
為する独立サードパーティを持つ医療制度支払い者施設その他に配置することが
できる。サーバ510-516 は、ジャーナルへの情報入力およびスケジュールブック
情報を含む医療制度データすべての入った１個以上のリレーショナルデータベー
ス522 （SQL など）にアクセスできる。例えば、患者のジャーナルからの関連情
報はサーバにアップロードされ、医師およびケースアドバイザーにダウンロード
される。医師が提供する情報もまた同じサーバにアップロードされる。システム
データはレビューのため定期的にケースアドバイザーにダウンロードされる。

【０１０６】システムのユーザが必要とする情報はすべてデータベース522 または定期的に
ユーザに配布されるCD-ROMおよび／またはDVD に、技術が許せば、ストリーミン
グオーディオおよびビデオを介して配置される。例えば、本実施例では、議長11
4 が会議を行ったり（図14）、キッチン（図21、22）、体育館（図26）、平静公
園（図29）および図書館（図32）インターフェースを介して利用できるビデオお
よびオーディオクリップ（図14）はCD-ROMまたはDVD にある。ただし、ISDN、ケ
ーブルモデム、XDSLおよびダイレクト・サテライト・デリバリーの誕生により、
システムがネットワークでストリーミングビデオおよびオーディオを送れるよう
になることが予想される。

【０１０７】サーバ510-516 間の安全なデータ転送を助け、許されたユーザだけがデータベ
ース522 にアクセスできるようにするため、３レベルのセキュリティインプリメ
ンテーションがある。患者、医師／ケースアドバイザー、医療制度支払い者のた
めのユーザセキュリティは、２層（ユーザIDとパスワード）システムによって保
証される。このようなログオンスクリーンの例を図36に示す。

【０１０８】さらに、「cookie」ベースコードを使って、ユーザのログインとログアウトを
モニタし、各ユーザのシステム利用の記録を取る。これによって、例えばシステ
ムがグループ会議への出席を管理できるようになる。ユーザがグループ会議に出
席しないと、ケースアドバイザーは欠席についてそのユーザにフォローアップを
することができる。図59に戻ると、ファイアウォール520 もサーバレベルに備えて医療制度データ
の機密を保護する。さらに、暗号化によってサーバ510-516 とPC500 との間の通
信を安全にする。

【０１０９】ネットワーク管理者524 は、ケース管理者または独立サードパーティだが、こ
れもサーバ508 につける。ネットワーク管理者は、臨床または健康グループ参加
者を除いてすべてのユーザにシステムを購読させる。医師またはケースアドバイ
ザーは、臨床または健康メンバーの購読を担当する。ネットワーク管理者もまた
、システムのデータベース522 の維持を担当する。

【０１１０】実施例では、システムはC++ プログラミング言語をSQL6.5、Alaire Companyか
ら市販されているCold Fusion 、Microsoft Corporation から市販されているVi
sual BasicおよびHTMLを使って構築する。Active XとJavaコンポーネントを呼び
出して、システムのマルチメディア機能を取り扱うこともできる。

【０１１１】前記は単に本発明の原則を示すもので、以下の特許請求の範囲で定義する本発
明の精神と範囲から逸脱せずに当業者によって各種修正が可能なことは理解され
る。例えば、システムはC++ コード以外のあらゆる数のプログラミング言語でプ
ログラムして、本発明の基礎となる原則を達成することができる。スクリーンを
再フォーマットして、その外観を変更したり、多くの異なるデータセットを様々
な慢性疾患の各種患者に用いることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】治療行動修正プログラムの遵守監視およびフィードバック・システムの現在の
実施例においてフィードバックおよび監視が如何にして使用されるかを示すブロ
ック図である。

【図２】患者の基準的生命維持要因を入力する典型的な処方様式である。

【図３】回復プログラムが設計もしくは変更される患者に対する所定組のファイルのグ
ラフィック表現である。

【図４】図３に示されたものから取り出された典型的な患者ファイルのグラフィック表
現である。

【図５】図４のプログラム設計オプションに対応するグラフィック表現である。

【図６】図５のプログラム詳細オプションのグラフィック表現である。

【図７】典型的な患者推移レポートである。

【図８】臨床グループ患者に対して利用可能な集落モチーフの回りに構成された種々の
インタフェース・ツールのグラフィック表現である。

【図９】上記システムの内部コア(Inner Core)オプションのグラフィック表現である。

【図１０】上記システムのスケジュールブック・オプションのグラフィック表現である。

【図１１】上記スケジュールブックを拡大したグラフィック表現である。

【図１２】上記システムのジャーナル・オプションのグラフィック表現である。

【図１３】上記ジャーナルの拡大グラフィック表現である。

【図１４】上記システムのミーティング・ルーム・オプションのグラフィック表現である
。

【図１５】上記システムのコーヒーショップ・オプションのグラフィック表現である。

【図１６】上記システムの郵便局オプションのグラフィック表現である。

【図１７】上記システムのノート・オプションのグラフィック表現である。

【図１８】上記システムのポストカード・オプションのグラフィック表現である。

【図１９】上記システムの電報オプションのグラフィック表現である。

【図２０】上記システムのオーディオE メール・オプションのグラフィック表現である。

【図２１】上記システムのキッチン・オプションのグラフィック表現である。

【図２２】上記キッチン・オプションの拡大グラフィック表現である。

【図２３】上記システムのレシピ・オプションのグラフィック表現である。

【図２４】ショッピング・リスト・オプションのグラフィック表現である。

【図２５】図２２のプルダウン・メニューを介して利用可能な教育トピックの拡大グラフ
ィック表現である。

【図２６】上記システムの体操オプションのグラフィック表現である。

【図２７】図２６のストレッチ・オプションのグラフィック表現である。

【図２８】図２７の体力訓練オプションのグラフィック表現である。

【図２９】上記システムの平静公園オプションのグラフィック表現である。

【図３０】上記システムのリラクゼーション・オプションのグラフィック表現である。

【図３１】上記システムのヨガ・オプションのグラフィック表現である。

【図３２】上記システムの図書館オプションのグラフィック表現である。

【図３３】上記システムの記事オプションのグラフィック表現である。

【図３４】ワールド・ワイド・ウェブ・アクセス・オプションのグラフィック表現である
。

【図３５】図３２のプルダウン・メニューを介して利用可能な教育トピックのグラフィッ
ク表現である。

【図３６】上記システムの旅行代理店オプションのグラフィック表現である。

【図３７】上記システムにより提供される代替的なユーザ・インタフェース画面である。

【図３８】本発明の別の側面に係る、医師またはケース・マネージャに対するログオン画
面のグラフィック表現である。

【図３９】医師またはケース・マネージャが利用可能なメイン・メニューのグラフィック
表現である。

【図４０】典型的な患者ファイルのグラフィック表現である。

【図４１】典型的な患者に対する血圧チャートのグラフィック表現である。

【図４２】典型的な患者に対する身体活動チャートのグラフィック表現である。

【図４３】典型的な患者に対する体重チャートのグラフィック表現である。

【図４４】典型的な患者に対するコレステロール・チャートのグラフィック表現である。

【図４５】上記システムの行動オプションのグラフィック表現である。

【図４６】上記システムの推奨オプションのグラフィック表現である。

【図４７】上記システムの通信オプションの拡大グラフィック表現である。

【図４８】上記システムのビデオ会議オプションのグラフィック表現である。

【図４９】保健計画納付者もしくは雇用者が利用可能なメイン・メニューのグラフィック
表現である。

【図５０】遵守状態閲覧オプションのグラフィック表現である。

【図５１】比較コストオプション閲覧のグラフィック表現である。

【図５２】患者が制限付き機密放棄書に署名したか否かを上記システムが示すグラフィッ
ク表現である。

【図５３】典型的な患者レコードの別のグラフィック表現である。

【図５４】上記システムのコスト検討オプションのグラフィック表現である。

【図５５】上記システムの成果検討オプションのグラフィック表現である。

【図５６】上記システムの利用状況検討実行オプションのグラフィック表現である。

【図５７】図５５において代表的な医師グループを選択したときのグラフィック表現であ
る。

【図５８】図４８の通信オプションの拡大グラフィック表現である。

【図５９】上記治療行動修正プログラムの遵守監視およびフィードバック・システムのブ
ロック図である。

【図６０】上記治療行動修正プログラムに対する遵守監視およびフィードバック・システ
ムの一定の特徴を示すフロー図である。本発明の記述を促進すべく、図６０のフ
ロー図に対しては幾度と無く参照が行われる。便宜の為に、該フロー図における
各ブロックは1000から付番されている。

【符号の説明】

１０…患者１２…医師１４…ケースアドバイザー１６…健康維持組織１８…システムインターフェイス６６…現在状態６７…示唆された次位の段階６８…目標６９…医師記入欄７０…HeartLand 患者推移の報告

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ) ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者エバンス，ジョンアメリカ合衆国，ニュージャージー 08867，ピッツタウン，アッパーキングトンロード 60 (72)発明者クリッツァー，アランアメリカ合衆国，カリフォルニア 91401, バンナイズ，コステロアベニュ 5648 【要約の続き】の電子的ナビゲータを包含する。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】患者に対する一連の主要管理点を有する治療行動修正プログ
ラムを用意する段階と、規定時点で患者データを入力する段階と、マイクロプロセッサを用いて上記患者データを上記治療行動修正プログラムに
おける上記主要管理点と相関させることにより、患者が上記プログラムを遵守し
ているか否かを決定する段階と、を備えて成る、治療行動修正プログラムへの追従性を監視する方法。
【請求項２】前記マイクロプロセッサを用いて特定データをグループ化す
る段階と、該データを遠隔コンピュータにリンクする段階とを更に備えて成る、
請求項１記載の方法。
【請求項３】前記マイクロプロセッサを使用し、患者が前記治療行動修正
プログラムを遵守するのを奨励するグラフィック画面を提供する段階を更に備え
て成る、請求項１記載の方法。
【請求項４】治療行動修正プログラムへの追従性を監視し帰還させるシス
テムであって、リレーショナル・データベースと該データベースに連結されたマイクロプロセ
ッサとを備え、個人に対する一連の主要管理点を有する治療行動修正プログラム
を展開する手段と；上記プログラムに対する個人の遵守を監視する手段であって、個人に対して健康関連データの入力を促す手段、及び、個人が入力したデータを上記行動修正プログラムにおける上記主要管理点と相
関させると共に、プログラム主要管理点の達成に向けた個人の進展を表す遵守デ
ータを生成する手段、を含む監視手段と；上記リレーショナル・データベースおよび上記マイクロプロセッサにアクセス
可能であって、グラフィカル・システム・インタフェースの統合システムを備え
る上記プログラムに対する個人の遵守を動機付ける手段であって、該動機付け手
段は、個人が上記遵守データを検討するのを可能とする手段、遠隔情報源から個人に対して健康情報を提供する手段、上記行動修正プログラムと統合された電子カレンダであって、上記リレーショ
ナル・データベースにアクセスして上記行動修正プログラムの要求事項を個人の
日常スケジュールと統合し、上記行動修正プログラムに従う行動を取ることを個
人に合図する電子カレンダ、個人的健康関連情報を個人が入力するのを可能とする電子ジャーナル、個人を、関連する行動修正プログラムを有する他の複数の個人に対してリンク
し、上記プログラムに対する遵守の為のグループ仲間支援セッションを促進する
電子ミーティング・ルーム、及び、個人に対して動機付けメディア呈示を提供することにより、個人が上記プログ
ラムを遵守するのを奨励する手段と、を含む動機付け手段と；上記マイクロプロセッサを制御して当該システムの種々の部分にアクセスすべ
く個人により操作可能なグラフィカル電子ナビゲータと、を備えて成る、治療行動修正プログラムへの追従性を監視し帰還させるシステ
ム。
【請求項５】前記治療行動修正プログラムを展開する前記手段は、個人に関する予備健康情報を入力する手段と、上記予備健康情報の関数として生成された提案主要管理点を含む複数の提案行
動修正プログラムを呈示する手段と、上記提案行動修正プログラムのひとつを選択して上記主要管理点を変更するこ
とにより、個人用の行動修正プログラムを生成する手段と、上記行動修正プログラムを前記リレーショナル・データベースにロードする手
段と、を備えて成る請求項４記載のシステム。
【請求項６】前記グループ支援セッションの一部として前記電子ミーティ
ング・ルームにおいて個人に対して動機付けメディア呈示を提供することにより
上記呈示に関するインタラクティブ・グループ討議を促進する手段を更に備えて
成る、請求項４記載のシステム。
【請求項７】前記電子ミーティング・ルームにおいて個人を表す仮想分身
を個人が選択するのを可能とする手段を更に備えて成る、請求項４記載のシステ
ム。
【請求項８】一連の主要管理点を有する治療行動修正プログラムを個人に
対して提供する段階と；規定時点において個人に関する健康データを入力する段階と；リレーショナル・データベースを使用して上記行動修正プログラムにおける上
記主要管理点に対して上記個人の健康データを相関させると共に、個人が上記プ
ログラムを遵守しているか否かを表す遵守データを生成する段階と；マイクロプロセッサを使用して特定の遵守データをグループ化すると共に該デ
ータを遠隔コンピュータにリンクする段階と；上記プログラムに関する医療情報を個人に提供し、個人に対して遵守データを呈示することにより、上記プログラムに対する遵守
を個人が自ら監視するのを許容し、個人の日常スケジュールと統合された電子インタフェースを介して、上記プロ
グラムに従う行動を取ることを個人に合図し、個人がプログラムの主要管理点を達成するのを奨励すべく、遠隔的にアクセス
可能なグループ支援セッションおよび動機付けメディアを提供し、且つ、グラフィカル電子インタフェースを介して個人が、医療情報、遵守データおよ
びスケジュール信号を検索すると共にグループ支援セッションに参加して動機付
けメディアを閲覧するのを可能とする、ことにより、上記行動修正プログラムに対する個人の遵守を動機付ける段階と
；を備えて成る、個人が治療行動修正プログラムに追従するのを助力する方法。
【請求項９】遠隔的にアクセス可能なグループ支援セッションおよび動機
付けメディアを提供する前記段階は、上記グループ支援セッションの間に上記動
機付けメディアを呈示し、該呈示に関するインタラクティブ・グループ討議を促
進する段階を備えて成る、請求項８記載の方法。
【請求項１０】前記グループ支援セッションの間に個人を表す仮想分身を
選択する段階を更に備えて成る、請求項８記載の方法。
【請求項１１】個人により達成されるべき主要管理点を行動修正プログラ
ム内に配備する段階と；規定時点にて個人の健康関連データを獲得し、上記健康関連データと上記主要管理点とを比較することにより個人が上記プロ
グラムを遵守しているか否かを表す遵守データを生成すると共に、もし上記遵守
データが遵守の欠如を示すのであれば個人に対して上記プログラムの遵守を奨励
し、且つ、是認された医療プロトコルと上記健康関連データとを比較し、健康リスクが存
在するときには個人の担当医師またはケース・アドバイザに対して警告する、ことにより、上記プログラムに対する個人の遵守を監視する段階と；個人の健康状態および行動修正プログラムに密接に関わる健康トピックに関し
て個人を電子的に教育する段階と；個人を、関連する行動修正プログラムを有する他の複数の個人に対して電子的
にリンクすることにより、個人に対してグループ支援を提供し、一定の主要管理点が到達されたときに個人に対して報償物を提供し、個人に対して遵守データを呈示することにより個人がプログラムの遵守を自ら
監視するのを可能とし、行動修正プログラムに密接に関わるコメントをコンピュータ式ジャーナルにお
いて個人が入力するのを可能とし、且つ、個人が上記プログラムを遵守するのを奨励する動機付けマルチメディア呈示を
提供する、ことにより、個人が上記行動修正プログラムを遵守するのを動機付ける段階と
、を備えて成る、コンピュータ式行動修正プログラムへの個人の追従を助力する
方法。
【請求項１２】前記健康関連データを獲得する段階は、コンピュータ式ジ
ャーナルを介してユーザがデータを提供する段階を備える、請求項１１記載の方
法。
【請求項１３】前記ジャーナルにおけるデータ部分は医師がアクセス可能
である、請求項１２記載の方法。
【請求項１４】前記健康関連データを獲得する段階は、医師に対する個人
の診療所訪問により医師がデータを獲得する段階を備える、請求項１１記載の方
法。
【請求項１５】前記教育段階は、レシピ、ストレス管理方法、栄養補給、
食餌療法およびエクササイズの情報を個人に提供する段階を備える、請求項１１
記載の方法。
【請求項１６】前記レシピに現れる材料はオンライン・ショッピング・リ
ストに対して自動的にダウンロードされる、請求項１５記載の方法。
【請求項１７】前記グループ支援は、個人および他の複数の個人がオンラ
イン・グループ・ミーティングに参加するというコンピュータ式ミーティング・
ルームにより提供され、上記ミーティングは、ディスカッションを監視してマルチメディア呈示を発動する議長と、上記グループ・ミーティングにおいて個人および他の複数の個人を表す手段と
、を備える、請求項１１記載の方法。
【請求項１８】前記コンピュータ式スケジュールブックは、個人が、オンライン・グループ・ミーティングのリストを閲覧し、上記グループ・ミーティングのリストから特定のグループ・ミーティングに対
して参加し、且つ、自身が参加したグループ・ミーティングのことを個人に喚起する自動喚起通知
を要求する、ことを可能とする、請求項１７記載の方法。
【請求項１９】前記ミーティングは更に、個人が前記コンピュータ式ミー
ティング・ルームから直接的に電話を介して他の複数の個人に連絡する手段を備
えて成る、請求項１７記載の方法。
【請求項２０】前記グループ支援は、他の更に経験のある個人が当該個人
に助言して支援を与えるコンピュータ式助言領域により提供される、請求項１１
記載の方法。
【請求項２１】個人と共に、更に経験のある所定人数以下の個人が一度に
前記助言領域に出席し得る、請求項２０記載の方法。
【請求項２２】前記グループ支援は、医師、ケース・アドバイザ、または
、関連する行動修正プログラムを有する他の複数の個人との通信を促進する電子
メールにより提供される、請求項１１記載の方法。
【請求項２３】前記グループ支援は、個人がメッセージを投函すると共に
関連する行動修正プログラムを有する他の個人により投函されたメッセージを読
む、電子掲示板を介して提供される、請求項１１記載の方法。
【請求項２４】前記報償物は、品物、頻繁利用客マイルにより償還される
報償ポイント、または、良好な成果に対して個人を賞賛する象徴的報償物である
、請求項１１記載の方法。
【請求項２５】リレーショナル・データベースおよび該データベースに連
結されたマイクロプロセッサを備え、個人に対する一連の主要管理点を有する治
療行動修正プログラムを展開する手段と；行動修正プログラムに対して個人を加入させる手段と；リレーショナル・データベースに対して入力されるべく規定時点にて個人の健
康関連データを獲得する手段、上記健康関連データを上記行動修正プログラムの上記主要管理点と比較して個
人が上記プログラムを遵守しているか否かを表す遵守データを生成し、もし遵守
データが遵守の欠如を表すのであれば該プログラムの遵守を個人に奨励する手段
、及び、是認された医療プロトコルと上記健康関連データとを比較し、健康リスクが存
在するときに個人の担当医師またはケース・アドバイザに警告する手段、を含む、上記プログラムに対する個人の遵守を監視する手段と；個人の健康状態と行動修正プログラムに密接に関わる健康および医療トピック
に関して個人を教育する手段と；上記リレーショナル・データベースおよび上記マイクロプロセッサにアクセス
可能であり、個人が上記プログラムを遵守するのを動機付ける手段であって、個人を、関連する行動修正プログラムを有する他の複数の個人に電子的にリン
クすることにより個人に対してグループ支援を提供する手段、一定の主要管理点が到達されたときに個人に対して報償物を提供する手段、個人に対して遵守データを呈示し、上記プログラムに対する遵守を個人が自ら
監視することを可能とする手段、個人がコンピュータ式ジャーナルに対して、行動修正プログラムに密接に関わ
る個人感想およびコメントを入力するのを可能とする手段、および、個人が上記プログラムを遵守するのを奨励する動機付けマルチメディア呈示を
提供する手段、を含む動機付け手段と；個人の進展に基づいて上記プログラムを変更する手段と；上記マイクロプロセッサを制御して当該システムの種々の部分にアクセスする
グラフィカル・ユーザ・インタフェースと；を備えて成る、治療行動修正プログラムへの追従性を監視し帰還させるシステ
ム。
【請求項２６】前記治療行動修正プログラムを展開する前記手段は、個人に関する予備健康情報を入力する手段と、上記予備健康情報および是認された医療プロトコルの関数として生成された提
案主要管理点を含む提案行動修正プログラムを呈示する手段と、上記提案行動修正プログラムを変更して個人の行動修正プログラムを生成する
手段と、上記行動修正プログラムを前記リレーショナル・データベースにロードする手
段と、前記マイクロプロセッサを制御して当該システムの種々の部分にアクセスする
グラフィカル・ユーザ・インタフェースに対するアクセスを個人に与える手段と
、を備えて成る、請求項２５記載のシステム。
【請求項２７】前記健康関連データを獲得する前記手段は、コンピュータ
式ジャーナルに対して健康関連情報を入力することを個人に促す手段を備えて成
る、請求項２５記載のシステム。
【請求項２８】前記教育手段は、レシピ、ストレス管理方法、栄養補給、
食餌療法およびエクササイズ情報を提供する手段を備えて成る、請求項２５記載
のシステム。
【請求項２９】前記レシピを提供する手段は、レシピ材料をコンピュータ
式ショッピング・リストにダウンロードする手段を含む、請求項２８記載のシス
テム。
【請求項３０】グループ支援を提供する前記手段はオンライン・グループ
・ミーティングを提供する手段を含み、該オンライン・グループ・ミーティング
提供手段は、参加可能なグループ・ミーティングのリストを電子的に閲覧する手段と、特定のグループ・ミーティングに対して電子的に登録する手段と、自身が登録された特定のグループ・ミーティングを個人に喚起する自動化喚起
通知を送付する手段と、上記グループ・ミーティングに対して電子ミーティング・ルームを提供する手
段と、上記グループ・ミーティングの間のディスカッションを監視する手段と、上記グループ・ミーティングの間にマルチメディア呈示を発動する手段と、上記グループ・ミーティングにおける個人および他の複数の個人を電子的に表
す手段と、上記コンピュータ式ミーティング・ルームから直接的に電話を介して他の複数
の個人に連絡する手段と、を備えて成る、請求項２５記載のシステム。
【請求項３１】グループ支援を提供する前記手段は、他の更に経験のある
個人が当該個人に助言して支援を与えるコンピュータ式助言領域を提供する手段
を備える、請求項２５記載のシステム。
【請求項３２】前記グループ支援を提供する手段は、他の複数の個人との
通信を促進する電子メール手段を備えて成る、請求項２５記載のシステム。
【請求項３３】前記グループ支援を提供する手段は、メッセージを投函す
ると共に、関連する行動修正プログラムを有する他の個人により投函されたメッ
セージを読む為の電子掲示板手段を備えて成る、請求項２５記載のシステム。
【請求項３４】当該システムに対する無権限のアクセスに対するセキュリ
ティを提供する手段を更に備えて成る、請求項２５記載のシステム。
【請求項３５】当該システムの利用状況を保健計画納付者が監視する為の
手段を更に備えて成る、請求項２５記載のシステム。