JP2001514772A

JP2001514772A - インターネット広告システム

Info

Publication number: JP2001514772A
Application number: JP53290098A
Authority: JP
Inventors: デヴィットウィリアムロス; ディランサリスベリー
Original assignee: フライキャストコミュニケイションズコーポレイション
Priority date: 1997-01-22
Filing date: 1998-01-09
Publication date: 2001-09-11
Also published as: US20020029186A1; AU5819698A; CA2271672A1; WO1998034189A1; AU735991B2; EP1010115A4; EP1010115A1; US6285987B1

Abstract

(57)【要約】ウェブサイト（１４）にアクセスする閲覧者（１０）に対し、中央サーバーから広告を提供するシステム。中央サーバーは、表示されるべき広告（１６Ａ）及び情報データベース（１６Ｂ）を格納する。このデータベース（１６Ｂ）は、閲覧者についての情報、特定のウェブサイトにおける特性の情報、及び特定の閲覧者に対して表示されるべき適切な広告の情報を有する。異なる広告主から提出された請求入札は、特定の広告が閲覧者に表示されるのを決定するために、リアルタイムで評価される。各請求入札では、特定の基準の組み合わせに該当するウェブサイト（１４）とウェブページ（１２）及び特性の組み合わせを持つ閲覧者に対して、広告主が広告を表示させる機会のために支払う用意がある価格または量を指定できる。システムは、データベースを持つウェブサーバーシステム（１６）と、請求入札における指定に対する閲覧機会の特性と適当な提出された入札とを比較する入札エージェント（３０）と、各特定の閲覧機会で受け入れられる入札を決定する選択ロジックとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】インターネット広告システム発明の分野本発明は、コンピュータネットワーク、特にインターネットのワールドワイドウェブサイト上で広告を選択し表示させる方法とシステムに関するものである。発明の背景多くのインターネットのワールドワイドウェブサイトでは広告が表示されている。閲覧者がウェブサイトにアクセスした時に表示される個々の広告は、ローカルのウェブサイト自体に格納されるか、または中央サーバーに格納される(ここで「閲覧者」という用語は、ウェブブラウザーのようなプログラムを使用してウェブページを閲覧したり見たりする個人のことを言う)。ハイパー・テキスト・トランスファー・プロトコル（ＨＴＴＰ）及びハイパー・テキスト・マーク・アップ・ランゲージ（ＨＴＭＬ）は、ウェブページでリモートサーバーのデータを容易に参照できる機能を提供する。リモートサーバーにあるデータを参照及び獲得するＨＴＴＰ機能は、広告データを閲覧者に表示させることを提供するには有用である。ウェブサイト用の広告データを中央サーバーから提供する商業的に利用可能なシステムがあり、様々なウェブページがこの中央サーバーを参照するＨＴＭＬを持っている。このような構成では、閲覧者が適切なＨＴＭＬ参照を持つウェブページにアクセスした場合に、閲覧者は中央サーバーが用意した広告を見ることになる。標準のＨＴＴＰ機能を使用して、いつ、個々の閲覧者がウェブサイトにアクセスしたかを監視することは可能である。即ち、特定の閲覧者がアクセスしたという重要なサイトの概要を提供するデータベースを集めることが可能である。更に、特定の範疇の閲覧者は、一般に特定のタイプのウェブサイトを閲覧することが知られている。インターネットのワールドワイドウェブサイト上で閲覧者がサイトを見たことを監視できる機能は、特定の範疇の閲覧者に対して特定の広告の対象とさせる機能を提供するものである。従来技術のシステムでは、閲覧者の特性に関連する情報のデータベースを持つ中央サーバーからの広告を提供するものがある。閲覧者の情報のデータベースは、閲覧者がサーバーにアクセスした場合に利用可能な閲覧者についての情報を含む様々な情報源から集められる。このような従来技術のシステムでは、特定の閲覧者がウェブサイトにアクセスした場合に表示される特定の広告は、閲覧者情報のデータベースにより、及び閲覧者がアクセスしたというウェブサイトの特性のようなその他の情報により提供された閲覧者の特性により決定される。このようなシステムを利用して、広告主は、ウェブサイトのカテゴリー、閲覧者の地理的場所、閲覧者のコンピュータのオペレーティング・システム、閲覧者が使用しているブラウザーの種類、閲覧者のインターネットにおけるドメインの種類等を基準として、広告の目標を定めることができる。このような従来技術のシステムを使用する広告主は、その広告に使用したい目標とする基準を、予め指定しておかなければならない。その後、中央サーバーは閲覧者に対して（ａ）広告主によって提供された目標基準（ｂ）中央サーバーが持つ個々の閲覧者に関するデータベースの情報（ｃ）閲覧者にアクセスされたウェブサイトについての情報（ｄ）日時のような中央サーバーで利用可能なその他の情報に基づいて広告を提供する。発明の概要本発明は、中央サーバーからウェブサイトにアクセスした閲覧者に対して広告を提供する改良された方法及びシステムを提供するものである。本発明では中央サーバーのシステムは表示されるべき広告及び情報データベースの双方を格納している。このデータベースには、閲覧者の情報、個々のウェブサイトの特性についての情報、及び個々の閲覧者に表示されるべき広告に適合する情報とが含まれている。従来技術のシステムと対照的に、本発明では、リアルタイムで、閲覧者に表示されるべき特定の広告を決定するために、複数の広告主からの入札を評価する。本発明の広告サーバーを参照するＨＴＭＬを持つウェブページが、閲覧者にアクセスされた事実を、ここでは「閲覧機会(ｖｉｅｗ−ｏｐ)」と呼ぶこととする。各閲覧機会の特性には、特定のアクセスされるウェブページ及びウェブサイトの特性、閲覧者及びその閲覧者が様々な期間においてアクセスした他のサイトの情報についての人口統計的な情報を有する閲覧者の特性とがある。本発明では、各広告主は、広告主がある特定の閲覧機会に対応する特定の広告の表示に対して支払う用意のある価格を指定した１個またそれ以上の「請求入札 (ｐｒｏｐｏｓｅｄｂｉｄｓ)」を用意する。各請求入札では、広告主が（ａ）特性の特定の組み合わせを持つ閲覧者への（ｂ）特定の基準の組み合わせに適合するウェブサイト、ウェブページ上での、広告の表示に対して支払う用意のある価格または量を指定できる。各請求入札は、個々の入札額が支払われるべき種々の基準を満足するか、またはこれらの基準に依存して決めることができる。例えば、広告主は、或る基準に適合する最初の１，０００回の閲覧機会に対しては毎回５セントが支払われ、その後は、基準に適合した閲覧機会が発生する毎に１セントが支払われるといった入札を指定することができる。閲覧機会に対する入札額は、広告主によって注意深く特定される多くの基準に依存して決めることができる。その他の例では、広告主は、特定のウェブページに最近訪れた閲覧者の閲覧機会に対して１０セントを入札し、このウェブページに最近訪れていない閲覧者の閲覧機会に対しては１セントを入札しても良い。更に、請求入札で指定できるパラメータのその他の例は、閲覧機会が発生した特定のサイトにおいて「クリック・スルー（click-through）比率）」である。このクリック・スルー比率とは、閲覧者が広告をクリックして広告主のウェブサイトにアクセスする比率である。このように、入札のためのパラメータは簡単にも複雑にもできる。本発明は、（ａ）その中にデータベースを格納するウェブサーバーシステム（ｂ）請求入札で指定されたパラメータと閲覧機会の特性とを比較し、適切な入札を行う入札エージェント（ｃ）個々の閲覧機会に対してどの入札を受け入れるかを決定する入札選択ロジックを含むものである。本発明では、閲覧機会が発生した場合、入札エージェントは、閲覧機会の特性を請求入札での指定と比較して評価し、適切であると判断されたときには入札選択ロジックに入札を送る。次に、入札選択ロジックは、得られた多くの入札の中から最も高い額ものを選択し、そして、この最も高い額の入札で指定されている広告が表示される。本発明の新規な点は、入札エージェント、入札エージェントに情報を提供するサーバー、入札選択ロジックおよび広告を提示するための関連する機構の統合、その処理およびそれらの間の相互作用である。本発明は、ウェブサイトの所有者が自分のサイトに広告を表示させるのに最も高い収益の可能性を得られると同時に、広告主が費用を最少化でき、効率を最大化できる非常に柔軟性に富むシステムを提供する。図面の簡単な説明図１は、本発明の好適な実施例の簡単にしたシステムブロック図である。図２Ａ及び２Ｂは、本発明の処理の流れを簡単に示したブロック図である。図３は、本発明の他の好適な実施例の全体的なブロック図である。図４は、本発明で使用される種々のテーブルの構成を説明する図である。図５Ａから５Ｃは、入札を送るか否かを決定するために、どのように各閲覧機会が評価されるか、または検査されるかを説明するフローチャートである。図６Ａから６Ｅは、システムの処理を説明するフローチャートである。図７は、本発明の他の実施例のブロック図である。好適実施例の詳細な説明この発明の原理を説明するために、最初の好適な実施例を全体的に単純化した図が図１に示され、システムの処理を簡単にしたブロック図が図２Ａ及び２Ｂに示される。本発明の原理を図１と２を参照して説明した後に、本発明の最初の好適な実施例を、図３から６を参照して説明する。図１に示すように、閲覧人１０は、クライアントのブラウザー１１を利用してウェブサイト１４上のウェブページ１２にアクセスする。このウェブページ１２は、通常の方法でブラウザー１１に送信される。ウェブページ１２は、広告ウェブサーバーシステム１６に位置するファイル（即ち、広告）を参照するＨＴＭＬを有する。このクライアントのブラウザー１１は、ブラウザー１１からウェブサーバーシステム１６に情報を提供する、従来技術として知られる「クッキー(COO KIE)」１１Ａを有する。クライアントのブラウザー１１、クッキー１１Ａ、ウェブサイト１４、及びウェブページ１２は、全て従来技術であり、広く使われているものである。例えば、クライアントのブラウザー１１は、商業的に利用可能なウェブブラウザー、例えば商業的に利用可能であり、広く使用されるウェブブラウザーとしては、ネットスケープ・コミュニケーションズ社から市販される商標名「ネットスケープナビゲーター」がある。このウェブサイト１４及びウェブページ１２は、ワールドワイドウェブの一部分であり、リモートサーバーに位置する広告を参照するＨＴＭＬを有する数千のウェブサイト及びウェブページのどれでも良い。ウェブページ１２は、広告ウェブサーバー１６に格納された広告を参照するＨＴＭＬを含むものである。クライアントのブラウザー１１が、ウェブページ１２を表示するたびに、閲覧者１０は、広告ウェブサーバー１６から提供された広告を見ることとなる。このようなＨＴＭＬの参照は、広く利用され、これらは従来のＨＴＭＬタグを使用して提供される。広告ウェブサーバーシステム１６は、広告データベース１６Ａ、閲覧者情報のデータベース１６Ｂ、及び入札選択ロジック１６Ｃを含むものである。入札選択ロジック１６Ｃは、入札入力システム１８から請求入札を受け取った入札エージェント３０Ａ−３０Ｚからの入札を結果として受け取る。説明の便宜上、同じ入札エージエント３０Ａ，３０Ｂ，及び３０Ｚが３つだけ明確に示されている。入札エージェントを一般に参照番号３０で示す。このシステムは幾つの入札エージェントでも有することができると理解されるべきである。例えば、システムは数千の入札エージェント３０を含んでも良い。入札入力システム１８は、個々の特性の閲覧機会に対して幾らで入札されるべきかを指定する請求入札を入札エージェント３０に提供する。各入札エージェント３０は、閲覧機会と個々の請求入札で指定した基準とが適合するか、及び適合する場合には幾らで入札すべきかとを決定するために各閲覧機会を評価する。各入札エージェント３０は、入札を送るべきか否かを決定するために１つの請求入札に関して閲覧機会を評価する。各請求入札は、広告主が接触したい閲覧者の特定のタイプを指定したパラメータのリストを含むものである。例えば、請求入札は、広告主は最近の１週間で３つの金融のウェブページ及び１つの自動車のウェブページにアクセスしたことのある閲覧者にアクセスされるウェブページに広告を設置する機会のために５セントを払う用意があることを指定しても良い。システムは普通、各請求入札につき１個の入札エージェントを含むものである (複数レベル入札に関しては後述する記載を参照されたい)。各広告主は、広告主が実施したい各広告キャンペーン毎に入札エージェント３０を関連させても良い。広告主は、閲覧機会に対する評価のために関連する入札エージェントに請求入札を送る。入札エージェント３０は、１個でも複数でも良く、どの入札が入札選択１６Ｃに送られるかを決定するために、もし望むなら１個以上の請求入札を評価する能力を持っても良い。閲覧機会が現れた時(即ち、閲覧者１０がサーバーシステム１６を参照するＨＴＭＬを有するウェブページ１１にアクセスした場合)、広告ウェブサーバーシステム１６は、４つの処理を行う。（１）システムは、データベース１６Ｂの閲覧者についての情報を更新する。（２）システムは、閲覧機会に関する情報を入札エージェントに送る。送られた情報は、このサーバーシステム１６がブラウザー１１から受け取った情報及びデータベース１６Ｂの情報を含むものである。その結果、入札エージェント３０は、どの入札を入札選択ロジック１６Ｃに送るかを決定する。（３）システムは、入札エージェント３０から受け取った様々な入札を比較してどの広告を表示させるかを決定する。（４）システムは、適切な広告をデータベース１６Ａからブラウザー１１に送信する。広告ウェブサーバーシステム１６により実行される処理は、図２Ａと２Ｂに示される。図２Ａは、サーバーシステム１６がどのようにクッキー（cookie）１１Ａを使用して、特定の閲覧者がこの特定のウェブページにアクセスした事実を反映させるために閲覧者の情報１６Ｂを更新するかを説明する。この処理は、ブロック２０１から２０３に示すように進行する。ブロック２０１は、閲覧者がウェブページ１２を選択したこと、及び選択したウェブページは閲覧者のブラウザー１１に送信されたことを示す。ブロック２０２に示すように、ウェブページ１２は、通常のＨＴＭＬ技術を使用してサーバーシステム１６上にあるファイルを参照するＨＴＭＬを有する。ブロック２０３は、このサーバー１６はその後クッキ −１１Ａからの情報を得て、閲覧者情報のデータベース１６Ｂを更新することを示す。閲覧者１０が、サーバーシステム１６を参照するＨＴＭＬを有するウェブページ１２にアクセスした場合に、本発明では、閲覧者に提供されるデータベース１６Ａからの広告が決定される。このシステムが実行するこれらの処理の方法は、ブロック図２Ｂで説明される。例えば、１つの広告主が、最近の１週間で少なくとも３回金融関連のデータベースにアクセスした閲覧者への広告表示に５セントを支払う用意があることを指定した請求入札を入札エージェント３０Ａに送っても良い。その他の広告主は、最近の５日間で少なくとも３回金融関連のデータベースにアクセスした閲覧者への広告表示に６セントを支払う用意があることを指定した請求入札を入札エージェント３０Ｂに送っても良い。最近の５日間で少なくとも３回金融関連のデータベースにアクセスした閲覧者１０に起因する閲覧機会が発生した場合、入札エージェント３０Ａ及び３０Ｂは、この閲覧機会が両方の広告主により指定された基準を満たすことを決定する。両方の入札が入札選択ロジック１６Ｃに送られ、その後、入札選択ロジック１６Ｃは最も高額の入札を選択し、そしてこの広告主により指定された広告は、閲覧者に表示されることとなる。この広告主により指定された基準は、上記の簡単な例のパラメータより、もっと複雑でそしてもっと多数のパラメータに関連するものでも良い。しかしながら、請求入札の複雑さと各請求入札で指定されたパラメータの数とに拘わらず、入札エージェント３０により及び入札選択ロジック１６Ｃとにより実行される処理は、上記の簡単な例でも説明されている。図２Ｂで説明するように、処理のサイクルは、閲覧者１０がウェブサーバーシステム１６を参照するＨＴＭＬを有するウェブページ１２を選択した時、即ち閲覧機会が発生した時に開始する(ブロック２１０)。これはリアルタイムで発生すること、１分間あたり何千回も発生し得ることを、特に言及する。ブロック２１１は、ウェブサーバーシステム１６が閲覧機会に関する情報及び入札エージェント３０に関係するデータベース１６Ｂの情報を送ることを示す。この入札エージェント３０は、閲覧機会についての情報と、広告主により提出された請求入札とを比較する。即ち、入札エージェント３０は、閲覧機会の特性が請求入札の基準に適合するかどうかを決定し、もし、そうなら、それらは入札選択ロジック１６Ｃに入札を送る(ブロック２１３)。ブロック２１４で示すように、入札選択ロジック１６Ｃは、様々な入札を比較してそして最も高い入札を選択し、その結果、１個の広告が表示されることとなる。その後、勝利入札により呼び出された適切な広告は、データベース１６Ａからブラウザー１１に送られる(ブロック２１５) 。ブロック２１２は、各広告主が請求入札を送り、各請求入札は様々なパラメータ、例えば広告主が広告したいウェブページのタイプ、個々の広告の表示に対して広告主が支払う用意のあるもの（即ち金額）の指定を示す。請求入札に含むことができる様々なパラメータの詳細については、後で説明する。本発明の能力及び従来技術との違いを理解するためには、入札エージェント３０が数マイクロ秒で即ちリアルタイムで請求入札を評価することを、はっきりと気づくことが重要である。ウェブページ上で「命中(ｈｉｔ)」が発生する比率（即ち、サーバーシステム１６を参照するＨＴＭＬを有するウェブページにアクセスする閲覧者の比率）は、１秒あたりおよそ数千回である。従って、請求入札の評価は、非常に速くリアルタイムで実行される。請求入札には、請求入札が事実上リアルタイムで変化することを指定するパラメータを含ませることができる。例えば、請求入札には、初めの１０００回の閲覧機会の適合には５セントを、次の１０００回の閲覧機会の適合には４セントを、指定しても良い。広告主による請求入札の実際の送付、及び広告主が請求入札を変更するには数分かかるが、このシステムが請求入札を評価する時間はおよそ数マイクロ秒である。ブラウザー１１の処理、ウェブサーバー１４の処理、そしてウェブページがＨＴＴＰプロトコル及びＨＴＭＬマーク・アップ・ランゲージを使用してウェブサーバーシステム１６を参照するＨＴＭＬを生じさせる方法は、多数の出版されている書物、「ＨＴＭＬソースブック・ア・コンプリート・ガイド・トゥＨＴＭＬ」イアン・エス・グラハム著、出版：ジョン・ワイリー・アンド・サンズ（ＩＳＢＮ０４７１−１１８４９−４）または「ザ・インターネット・コンプリート・リファレンス」ハーレイ・ハーン／リック・スタウト著、出版：オズボーン・マグローヒル（ＩＳＢＮ００７−８８１９８０−６）のようなもので説明されている。その他にもＨＴＴＰプロトコルを説明する多数の本が利用可能である。このような本は、１１のようなブラウザーが、どのようにして広告サーバーシステム１６のようなサーバー上に格納されたファイル（即ち、広告）を参照するＨＴＭＬを有するウェブページ１２のようなウェブページにアクセスできるかを、説明している。発明の望ましい実施例のより詳細なブロック図は、図３に示される。発明の趣旨から外れること無く、図３に示す好適な実施例では、多くの追加と更新がされている。後で図７を参照して説明するが、システムの数個、図３で示すシステムと同じものの各システムは、閲覧機会の要求をより効率的に処理するためにネットワークに相互接続することができる。図３で説明するように、この望ましい実施例は５つの主たるユニット、即ち、ウェブサーバー３１０、閲覧サーバー３２０(サーバー３１０及び３２０は図１に示す広告ウェブサーバーシステム１６を含むものである)、同じ機能の入札エージェント３０Ａ、３０Ｂ、そして３０Ｚ、入札入力サーバー１８、及び記録・料金請求ユニット３２０Ａにより構成される。図１に関して明確に述べておくが、システムは入札エージェントをいくらでも含むことができる。標準的なシステムは、千個またはそれ以上の入札エージェントを含むことが可能である。図面を簡潔とするために、図３では３個のみの入札エージェント３０Ａ、３０Ｂ、及び３０Ｃが明確に示されている。これ以降、用語「入札エージェント３０」は１つの代表的な入札エージェントを指すものとする。システムには多数の入札エージェント３０があることを理解しておくべきである。入札エージェント３０は、個々の閲覧機会が個々の入札の基準に適合するかどうかを決定するために入札を評価する。即ち、入札エージェント３０は請求入札の指定と閲覧機会の特性とを比較する。比較の過程の例を、後で図５を参照して説明する。閲覧サーバー３２０内の入札選択ロジック１６Ｃは、どの広告が表示されるかを、即ち、それぞれの特定の閲覧機会に対する最も高い入札を決定する。ウェブクライアントブラウザー１１は、通常のＨＴＴＰプロトコルを使用してウェブサイト（サイト１４のような）にアクセスする。本発明は、ブラウザー１１によりアクセスされたウェブページが、ウェブサーバー３１０を参照する従来のインターネットのＨＴＭＬを有する場合に、機能し始める。このウェブサーバー３１０は、ＨＴＭＬの参照に応答してウェブクライアントブラウザー１１に対して広告を提供する。このような処理は従来からある。本発明の機能は、データベース１６Ａからのどの特定の広告が、ウェブクライアントブラウザー１１からウェブサーバー３１０に対するＨＴＭＬの各参照に反応して提供されるかを、決定することである。全てのこのウェブサーバー３１０、閲覧サーバー３２０、入札エージェント３０、及び入札入力サーバー１８は、全て常駐プログラムであり、物理的に１つのコンピュータにより実行されるコンピュータプログラムにより提供される。代わりに、各コンポーネントは、通常のコンピュータ相互間のネットワークにより接続された物理的に分離したコンピュータにより提供されても良い。１台のコンピュータでシステムを構築するか、または相互接続された複数台のコンピュータのグループによってシステムを構築するかは、利用可能なコンピュータの費用、キャパシティ(容量)、及び速さに依存して決められる。本発明の処理の説明に関して、様々なコンポーネントが１つのコンピュータにより提供されるか、または相互接続されたコンピュータにより提供されるかどうかは問題ではない。このウェブサーバー３１０は、通常の商業的に利用可能なウェブサーバー技術を使用して提供することができる。例えば、商標名ゼウス（Ｚｅｕｓ）で市場にある商業的に利用可能なウェブサーバーは、ウェブサーバー３１０を提供するために利用することが可能である。ウェブサーバー３１０内のオペレーティングシステムは、従来のものであり、ここでは説明しない。例えば、これは従来のＵｎｉｘオペレーティングシステムでも可能であり、同様に、閲覧サーバー３２０及び入札入力サーバーはＵｎｉｘオペレーティングシステムのような従来のオペレーティングシステムを有しても良い。本明細書で説明されるプロセス及びプログラムは、従来からあり商業的に利用可能なオペレーティングシステムの下でアプリケーションプログラムとして実行される。ウェブサーバー３１０がＨＴＴＰ要求またはＨＴＭＬ参照（閲覧機会）を受けとった時、これは、閲覧機会の内容を閲覧サーバー３２０に配布する。その結果、閲覧サーバー３２０は、閲覧機会に関する情報を入札エージェントに送付する。次に、入札エージェント３０は、各請求入札で指定されている基準に対する閲覧機会の特性（サーバー３２０により提供される情報を含む）を評価する。閲覧機会の特性が請求入札の基準に適合すると、入札エージェント３０は閲覧サーバー３０に入札を送ることとなる。入札エージェント３０からの入力を受け取った後 (即ち、入札を送った全ての入札エージェント３０から)、この閲覧サーバー３２０内の入札選択ロジック１６Ｃは、最も高額の入札を選択して、そして、どの広告が閲覧機会に応じて表示されるべきかをウェブサーバー３１０に知らせる。閲覧サーバー３２０からの入力に応答して、ウェブサーバー３１０は適切な広告をウェブクライアント１１に配布する。入札エージェント３０は、一定時間内に請求入札を評価するように、そして事前に決められた制限時間内に実際の入札をサーバー３２０に送付するように、プログラムされなければならない。サーバー３２０が、一定時間内に特定の入札エージェント３０からの入札を受け取らなかった場合は、当該入札エージェントからの入札を受け取らなかったものとみなされ、そして、その他の入札エージェントから受け取った入札のうち最も高い入札が選択されることとなる。このシステムの主機能または「カーネル(中核プログラム)」は、閲覧サーバー３２０内及び入札エージエント３０内で提供される。閲覧サーバー３２０はいくつかのテーブルを有し、そしてテーブルのデータを照会、挿入、更新及び削除するための通常のデータベース機能を有する。このデータベースの能力は、通常の商業的に利用可能な構造化照会言語（ＳＱＬ）データベースを使用して実現することができる。例えば、オラクル社より市販されるデータベース、商標名「アクセス」でマイクロソフト社より市販されるものである。代わりに、これらのテーブルは一定の処理の速さを最適化した特別にプログラムされたものを使用して提供されても良い。閲覧サーバー３２０及び入札エージェント３０は各オブジェクト（ＣＯＲＢＡ、またはコモン・オブジェクト・リクエスト・ブローカー・リクエストセンス）からなり、これらは永続的なものであり、装置、ネットワーク境界を越えて移動する。もちろん、性能は、これらのオブジェクトが１台のコンピュータにより提供されるか、ネットワーク接続された複数台のコンピュータかに依存して影響を受ける。従来通りのインデックス（索引）技術は、様々なテーブルに関係する処理のスピードを速めるために使用される。以下の用語は、ここでは以下の意味を持つ。広告提供(Ａｄ−Ｓｅｒｖｅ) ：閲覧機会に反応してＨＴＴＰで広告のコンテンツ（内容物）を設置すること、または「送出」すること。ＨＴＴＰで広告内容物を送出することは、閲覧者が閲覧できるように、広告がブラウザーにより表示される結果となることに留意すること。広告スクリプト(Ａｄ−Ｓｃｒｉｐｔ) ：入札ロジックを定義するためのスクリプトまたはマーク・アップ・ランゲージ。入札エージェント：特定の請求入札で用意される基準またはパラメータが特定の閲覧機会の特性と適合するか否かを決定するために閲覧機会の特性を評価するコンピュータプログラム、エージェント(プログラミング上の意味において)、または１つのユニット。クリック・スルー(Ｃｌｉｃｋ−ｔｈｒｏｕｇｈ) ：閲覧者が広告をクリックして、新しいコンテンツにハイパーリンクした時に発生する事象。提示(Ｅｘｐｏｓｕｒｅ) ：特定広告のための広告提供の数。頻度(Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ) ：各閲覧者に１つの広告が提示される回数(平均)。普通、この頻度は提示の台計を到達の数で割ったものである。Ｉ／ＣＯＤＥ：個々の閲覧者に割り振られた１個の標準的な確認標識。Ｉ／ＣＯＤＥは多数のウェブサイトのによる情報登録のために使用される。インターラクト・プロファイルズ社は、Ｉ／ＣＯＤＥを発行または割り当てるために閲覧者の詳細な人口統計情報を収集する商業サービスを提供する。この情報、または閲覧者についてのその他の同様の情報は、テーブル１６Ｂに格納される。インターネット(Ｉｎｔｅｒｎｅｔ) ：インターネットプロトコル（ＩＰ）に基づく世界的に固有のアドレススペースにより論理的に相互に連携する世界的な情報システム。このインターネットは、トランスミッション・コントロール・プロトコル／インターネットプロトコル（ＴＣＰ／ＩＰ）という１組のソフトウェアを使用して、通信を維持することができる。ＩＰデータ(ＩＰＤａｔａ) ：インターネット・プロトコルを使用する閲覧者に関するデータ。閲覧者に関するこのＩＰデータは、標準的なＨＴＴＰの規約の通りに閲覧機会の時、システムに提供される。このＩＰデータは、標準的なＨＴＴＰの規約に基づき定義され、そしてこれは、ＣＧＩ（コモン・グラフィック・インターフェイス）変数、ブラウザー種類(例えばネットスケープ)、閲覧者のＵＲＬ、最上位のドメイン(．ｅｄｕ,．ｇｏｖ,．ｃｏｍ)、閲覧者のＯＳ(ＭＡＣ、ウィンドウズ等)、ホスト、ＩＰアドレス、及び参照するウェブページのＵＲＬを、含むものである。最高入札価格(ＭａｘｉｍｕｍＢｉｄＰｒｉｃｅ )：これは、入札エージェントのために入札をする時に指定することができる最高の価格である。（最低入札を参照すること）最少化入札(ＭｉｎｉｍｉｚｅＢｉｄ) ：これは、メディア購入者（即ち、広告を買う人達）が設定したり、しなかったりできるオプションである(これは各メディア購入者が設定できる)。もしも、オプションが「入り(ＯＮ)」に設定されると、その後システムは、購入のレベルを維持する必要のため、最低価格で入札を試行し、メディア購入者に割り振られれた時間の間における所望の効果の数を確認することとなる。この入札の価格は、所望の購入レベルを維持する必要のために上昇することとなるが、しかし、これは最高入札を越えることは決してない。事前購入(Ｐｒｅ−ｂｕｙ) ：指定された価格で特定の閲覧機会に応答してすぐに広告を表示するための購入。請求入札(ＰｒｏｐｏｓｅｄＢｉｄ) ：これは、ある特性を有する閲覧機会に応答して広告を提供する機会のため、特定の価格を支払うための申し込みである。もしも、閲覧機会が請求入札で指定された基準を満たす場合、実際の入札（入札と呼ばれる）は、入札選択ロジック１６Ｃに送付される。到達(Ｒｅａｃｈ) ：広告主がメディア購入で到達したい特有の閲覧者の合計数。提示（Ｅｘｐｏｓｕｒｅ）の合計数をこえることはできない。最近見られた広告データ(ＲｅｃｅｎｔｌＳｅｅｎＡｄ−Ｄａｔａ) ：最も最近、広告が特有のまたは特定の閲覧者に提供されたことに関する情報。スポット購入(ＳｐｏｔＢｕｙ) ：リアルタイムで指定される価格での特定の閲覧機会を購入することの決定。閲覧機会(Ｖｉｅｗ−ｏｐ) ：ウェブブラウザーが、サーバーの参照によりコンテンツ（内容物）を要求する場合に発生する、閲覧者に広告を提供するための機会。これが、広告主が購入する「生の目録」の基本的なユニットである。閲覧時間(Ｖｉｅｗ−ｔｉｍｅ )：閲覧者が１つの広告を閲覧する時間の長さ。閲覧者(Ｖｉｅｗｅｒ) ：ウェブサイトのページをアクセスして、広告提供（Ａｄ −Ｓｅｒｖｅ）を受け取る人。閲覧者履歴データ(ＶｉｅｗｅｒＨｉｓｔｏｒｙＤａｔａ) ：固有のまたは特定の閲覧者に関する履歴データ。これは、以前の閲覧での傾向、購買、クリック・スルー（Ｃｌｉｃｋ−ｔｈｒｏｕｇｈｓ）等のような情報を含ませても良い。閲覧者登録データ(ＶｉｅｗｅｒＲｅｇｉｓｔｒａｔｉｏｎＤａｔａ) ：年齢、性別、収入等を含むウェブサイトにより収集されたデータ(閲覧者の登録時に)。このデータをサーバーデータベースにアップロードすることは、非リアルタイムで行われる。ウェブアベイル(ＷｅｂＡｖｅｉｌ) ：販売者の目録、即ち、広告内容物の１枠。「アベイル(Ａｖａｉｌ)」は広告専門用語の１つである。ウェブアベイルは、ワールドワイドウェブに適用される、上記に相当する専門用語である。ウェブページデータ(ＷｅｂＰａｇｅＤａｔａ) ：キーワード、株の分類のようなウェブページに関連するデータ。同様に、特定のサイトに関連するトラフィック(混雑の程度)、価格等のシステムオペレータにより提供されるデータと同じように（非リアルタイムで）第３者が供給するデータも含まれる。ウェブサイト人口統計的データ(ＷｅｂＳｉｄｅＤｅｍｏｇｒａｐｈｉｃＤａｔａ) ：これは特定ウェブサイトについてのデータである。ウェブサイト(ＷｅｂＳｉｔｅ) ：ワールドワイドウェブで接続されているものに、通常使われる用語の１つである。普通は１つの広告スペースプロバイダー( 販売者)。このシステムは、閲覧サーバー３２０に格納される幾つかのデータテーブル１６Ｂを利用する。テーブル１６Ｂの構造は、図４で正規化されて示される。このシステムは、ある情報を一時的に格納するためにメモリのエリアをも利用する。テーブル１６Ｂ内の幾つかのデータは、プログラム構造内及びデータへのアクセスのスピードを速くするために使用されるインデックスに、格納されると理解されるべきであり、これは従来からあるものである。最高の性能を得るためには、テーブル１６Ｂの全てをRAM（随時読み出し書き込みメモリ）内に置かなければならない。図４に示すように、HUD、SOD、CUD、AADと呼ばれる４つのテーブル、及びVOD と呼ばれるメモリ内の特別のエリアがある。この４つのテーブルとメモリ内の特別エリアは： HUDテーブル４０８：このテーブルは履歴閲覧者データを格納する。これは、各閲覧者が以前にどのサイトにアクセスしたかを示す。 SODテーブル４０９：このテーブルは以前に「売られた」閲覧機会を識別する。このテーブルは以前に誰がどの閲覧機会を購入したかを示す。 CUDテーブル４１０：このテーブルは閲覧者及び彼らの特性を識別する。 AADテーブル４１２：このテーブルはそれぞれの活動中の広告主を識別する。それぞれの活動中の広告主のためのこのテーブルには１つのレコードがある。 VODメモリ内のエリア４１５：このエリアは、入札エージェントに送られるべきデータを一時的に保持する。従来の表示システムは、ここでフィールドを識別するために使用される。主構造の基礎は、ピリオドの後で、即ちこの構造の後で、主構造の名前を使用することにより指定される。例えば、ＣＵＤ．ＬＳＴはＣＵＤテーブル内のＬＳＴフィールドを意味する。図４で示されるこのテーブルのフィールドは、下記の省略形を使用して識別される：HUD テーブル４０８：(どのサイトを各閲覧者が以前にアクセスしたのかという履歴閲覧者データ) １）ＷＳウェブサイト（ＷｅｂＳｉｔｅ）ＩＤ広告が設置されたサイト２）ＳＰサイトページ（ＳｉｔｅＰａｇｅ）ＩＤ広告が設置されたページ３）ＣＵカレント（現行）閲覧者ID、これは誰が特定のウェブサイトを閲覧したのかというI/CODEである。４）ＴＩタイムインターバル（ＴｉｍｅＩｎｔｅｒｖａｌ）５）ＮタイムインターバルＴＩ内に閲覧者ＣＵが訪れたサイトの回数ＳＯＤテーブル４０９：(誰が以前にどの閲覧機会を購入したのか) １）ＡＡどの入札エージェントが閲覧機会を購入したのかについての識別標識２）ＰＰ購入価格（ＰｕｒｃｈａｓｅＰｒｉｃｅ）この閲覧機会の購入価格３）ＣＵカレント（現行）閲覧者ＩＤこの広告を閲覧した者のI/OODE ４）ＷＳウェブサイト（ＷｅｂＳｉｔｅ）ＩＤ広告が設置されたサイト５）ＳＰサイトページ（ＳｉｔｅＰａｇｅ）ＩＤ広告が設置されたページ６）ＴＳタイムスタンプ（ＴｉｍｅＳｔａｍｐ）設置時７）ＡＣエージェントコンテンツ設置された広告のＩＤ８）ＡＪエージェントジャンプクリックスルー先のＩＤ９）ＴＳＣクリックスルー発生時のタイムスタンプ（無い場合は０）１０）ＶＯ各閲覧機会が有する固有のＩＤである閲覧機会ＩＤＣＵＤテーブル４１０：(閲覧者及びその特性) １）ＬＴＳ最終タイムスタンプ、即ち、この閲覧者が最後にシステムにより確認された時刻２）ＩＰインターネットプロトコルアドレス（リモートホスト（ＲＥＭＯＴＥ＿ＨＯＳＴ）からの）３）ＤＮ完全なドメインネーム（リモートアドレス（ＲＥＭＯＴＥ＿ＡＤＤＲ）からの）４）ＣＯクッキー（Ｃｏｏｋｉｅ）５）ＥＡＥｍａｉｌアドレス６）ＢＴブラウザー７）ＣＵＩ／ＣＯＤＥデータ８）ＺＣＺｉｐ（郵便）コード９）ＰＤＣ解析されたドメイン項目（ＰａｒｓｅｄＤｏｍａｉｎＩｔｅｍｓ）第１レベル、第２レベル、第３レベルの解析されたドメイン項目ＡＡＤテーブル４１２：(活動中の広告主を識別する) １）ＢＬ予算残額（ＢｕｄｇｅｔＬｅｆｔ）カレント（現在の）エージェントの予算残額２）ＣＴＬクリックスルー残数（ＣｌｉｃｋＴｈｒｕｓＬｅｆｔ）カレント（現在の）クリックスルー数の残数３）ＶＬ閲覧残数（ＶｉｅｗｓＬｅｆｔ）現在の提示数（Ｃｕｒｒｅｎｔｅｘｐｏｓｕｒｅｃｏｕｎｔ）の残数４）ＴＥ時間満了（ＴｉｍｅＥｘｐｉｒｅｄ）時間満了（即ち、ゼロ以外の場合、エージェントは「停止(Ｄｅａｄ)」または満了）５）ＡＡ入札エージェントの識別標識ＶＯＤメモリエリア４１５：これは、オブジェクト間でデータを受け渡す機能を提供する、メモリ内のデータ通信構造である。閲覧機会を受け取った時、データはＶＯＤエリア内に置かれ、そして、それから入札エージェントに送信される。一例として、以下のデータは、入札エージェントに送信するためにＶＯＤ内に置くことができる。１）カレント（現行）閲覧者データ（ＣｕｒｒｅｎｔＶｉｅｗｅｒＤａｔａ）ＣＯＣｏｏｋｉｅは、閲覧機会を発生させた閲覧者についての情報を与える。ＥＡ閲覧機会を発生させた閲覧者のＥｍａｉｌアドレス。Ｃ閲覧機会を発生させた閲覧者のＩ／ＣＯＤＥＴＳタイムスタンプ（ＴｉｍｅＳｔａｍｐ）最終参照タイムスタンプ（ＬａｓｔＳｅｅｎＴｉｍｅＳｔａｍｐ）ＩＰインターネットプロトコル情報完全なドメイン名（ＦｕｌｌＤｏｍａｉｎＮａｍｅ）例えば「ｓａｌｅｓ．ｇｍ．ｕｋ」）解析されたドメイン名（例えば、最上位＝「ｕｋ」、第２＝「ｇｍ」、第３＝「ｓａｌｅｓ」）Ｉ／ＣＯＤＥに関連データを加えたものＺｉｐ（郵便）コード^* ＢＴブラウザータイプ（例えば、「Ｍｏｚｉｌｌａ／Ｕｎｉｘ４．０」）ＶＯ閲覧開会ＩＤＣＴコンテンツタイプ、サイトが受け入れる広告の特定のタイプを識別するもの２）広告主についてのデータ最初の及び現在の予算最初の及び現在の閲覧予算最初の及び現在のクリックスルー予算開始／終了時間（Ｔｉｍｅ−Ｓｔａｒｔ／Ｅｎｄ）広告主のＩＤ３）サイトデータサイトに現れるキーワードサイトページの広告の最低価格受け入れたコンテンツのリスト（サイトが受け入れられる物。例えばｊａｖａ、ｇｉｆ，サイズ）サイトの所有者名サイトのＵＲＬサイトのタイトルサイト内のページタイトル４）データベース１６Ｂからの履歴及びその他のデータ：これは、ＶＯＤＸエリア４１５Ａである：これは、ＶＯＤ構造の一部分であり、そしてＣＵＤ、ＡＡＤ、ＨＵＤ及びＳＯＤ内のデータの一部分でもある。このＶＯＤＸ内のデータは、各閲覧機会において入札エージェントに送信される。例えば、ＶＯＤＸ内に置かれるデータは以下のようにできる：ａ）ＣＵＤレコード部分：閲覧機会に関連する閲覧者に関するドメイン、ブラウザー、Ｉ／ｃｏｄｅのように存在するＣＵＤの部分。ｂ）ＳＯＤ．ＷＳ．ＳＰ＝ＶＯＤ．ＷＳ．ＳＰである１００個のＳＯＤの記録。即ち、ＳＯＤ内のサイトページ及びウェブサイトが、ＶＯＤ内のサイトページ及びウェブサイトと同じである。ｃ）ＳＯＤ内の顧客ＩＤ（即ち、Ｉ／ＣＯＤＥ）はＶＯＤ内の顧客ＩＤと同じである１００個のＳＯＤの記録。即ち、この閲覧者に対して販売された閲覧機会である。ｄ）１００個のＨＵＤレコード：このＣＵ、ＷＳ、及びＳＰのための最近のレコード。上記の例では、履歴データは１００個のユニットからなる。入札エージェントに送られる履歴のレコードは、広告主が請求入札したい指定の種類の決定により作られれると、理解されるべきである。もしも、広告主が、１００個以上の履歴記録におけるデータの実際の入札を送ったかどうかの決定に基づきたい場合、ＶＯＤに置かれる履歴のレコード数は１００個以上でなければならない。代わりに、限定された金額を有する、そして比較的低速の通信低費用のシステムでは、ＶＯＤ内に含まれる選択されたデータは、上記にリストされたデータより少なくできる。このＶＯＤ内のデータは、入札エージェント３０に閲覧機会毎に提供される。この入札エージェント３０は、閲覧機会の特性と請求入札で指定された基準とを比較することにより購入決定するために、この情報を利用できる。上記でリストした全てのデータは、各閲覧機会で利用可能ではない。もしも、ある特定の閲覧機会に関しあるデータ（即ち、特定フィールド内のデータ）が利用可能でなく、請求入札が、特定フィールドが特定値を有することを必要とする場合、請求入札が評価されても、入札エージェントにより実際の入札が送られることはない。情報のリスト、または上述のＶＯＤ内のデータは、実例であり、そして広告主の感触が購入を決定するためには適切であるという、幾つかの利用可能な情報を提供することができる。テーブル１６Ｂの幾つかのデータは、このシステムの処理で収集される。閲覧者についてのその他の情報は、商業的な情報提供業者から購入することが可能であり、定期的に外部の接続からこのテーブル１６Ｂに挿入される。即ち、各閲覧機会では、各閲覧機会が発生した時、入札情報は各入札エージェント３０に提供される。入札エージェント３０が閲覧機会についての情報を受け取った時、これは、特定の請求入札で指定した基準に関して閲覧機会を評価し、そして、この入札エージェントは、何もしないか、または、サーバー３２０に、もしも入札が受け入れられた場合に表示されるべき１つの広告の１つの識別標識及び１つ価格をつけた１つの入札を返す。入札エージェントが閲覧機会についての情報を受け取った時、各入札エージェント３０は、図５からのブロック図で示される処理のような比較処理を実行する。この入札エージェントは、従来のコンピュータ言語で記述されたコンピュータプログラムでも良い。例えば、入札エージェント３０は、スクリプト言語（広告スクリプト形式における請求入札の評価用のもの）におけるインタプリタ形式のプログラムでも良いし、または、入札エージェントは予めコンパイルされたプログラムでも良い。この入札エージェントの正確な形式は、この入札エージェントが図５で示される処理のような比較できる処理で提供される本発明にとっては特に問題とならない。入札エージェントは、更にまたは図５に示される処理の代わりに、様々な複数の比較処理を実行する複数のコンピュータプログラムでも良いことにも言及しておく。このシステムの通常処理中において、この過程はブラウザー１１からの閲覧機会の受領により開始する。閲覧機会の受領により、このシステムは下記のことを実行する：１）閲覧者を識別する試みがＨＴＴＰ接続情報を介してなされる。このシステムは、この閲覧者は前に見ているかを決定するために探し出す。これは、従来からあり良く知られているＨＴＴＰプロトコル技術、そしてこのデータベース１６Ｂ内のデータ及び従来からあるデータベース技術を使用してなされる。２）この閲覧者に関するデータは、この閲覧機会の閲覧者に関係するテーブルのカレント閲覧者データ（テーブル４１０）を更新するのに使用される。３）１つの閲覧機会のオブジェクト（ＶＯＤ４１５）は各入札エージェント３０に送信される。４）この入札エージェント３０は、閲覧機会が様々な請求入札の必要とするものと適合するかを決定する。５）入札は入札エージェント３０から収集されて、そして勝利入札として決定がされる。６）この勝利入札は、表示されるべき広告を識別する１つの広告インデックスを有する。テーブル１６Ａの１つの広告を識別するこの広告インデックスは、ウェブサーバー３１０に送信されて、そして適切な広告がブラウザー１１に送付される。７）このテーブル１６Ｂは、たった今購入された閲覧機会に応じて（サイト、閲覧者、閲覧時間、及びこの提示等のような履歴閲覧者データを含む販売された項目における全ての閲覧機会のデータに応じて）更新される。８）記録及び料金請求情報は記録・料金請求ユニットに送信される。時間の道筋(ＴｉｍｅＰａｔｈ) ：下記は、ＨＴＴＰ閲覧機会要求がウェブサーバ−３１０から到着した時に発生する処理の時間的な順序を説明するものである。これは、マルチスレッドの処理でもできる、即ち、複数要求を同時に処理しても良い。これらは、それ自身の前後関係を維持し、時間分割のための基本的なオペレーティングシステムに依存する。下記の説明は時間に対して象徴的な値を使用する。タイム０：ＨＴＴＰ閲覧機会要求のパケットを受け取る。ＨＴＴＰ要求からＨＴＴＰの変数を抽出：ＨＴＴＰクエリーストリング（ＰＡＴＨ＿ＩＮＦＯ）ＷＳＳＰＨＴＴＰ＿閲覧者＿エージェントＨＴＴＰ＿受領リモート＿ホスト＝＝ドメインリモート＿ＡＤＤＲ（ＩＰ）リモート＿閲覧者リモート識別ＨＴＴＰ＿参照タイム１：ＣＵＤを調べる、そして閲覧者と適合させる。もしも、成功ならＣＵを保存し、最終閲覧タイムスタンプを更新する。もしも、失敗なら新ＣＵを作成し；新ＣＵＤレコードを挿入。タイム２：閲覧機会のためのＶＯＤオブジェクト（入札エージェント用の閲覧機会データを含む）を作成、構築。タイム３：ＣＵ用の最終のＮ(即ち１００)、ＳＯＤレコードを調べる。そしてＶＯＤ内に保存。タイム４：ＣＵ．ＳＷ．ＳＰ用の最終のＮ(即ち１００)、ＨＵＤレコードを調べる。ＶＯＤ内に保存する。タイム５：ＶＯＩＤを記憶する、そしてタイムアウトを初期化する。タイム６：全ての入札エージェントにＶＯＤを送信する。ＶＯＤデータが入札エージェント３０に送信された後、この入札エージェント３０は請求入札、及び閲覧サーバー３２０にメッセージ（入札）が適切に送信されたかを評価する。これらのメッセージは入札オブジェクトデータ（入札価格と広告ＩＤ）となるものである。閲覧サーバー３２０は入札を収集し、そして最も高い入札を選択する(これは、各入札を比較し、入札の現在の勝者を受け取り、更に入札を受け取らなくなると過程を終了する閲覧サーバー３２０内の入札選択ロジック１６Ｃによりなされる)。タイム７：勝利した広告インデックス（即ち、勝利入札からの広告インデックス）をウェブサーバー３１０に送信。この広告インデックスはブラウザー１１に送信されるべきテーブル１６Ａ内の広告を示す。タイム８：テーブル１６Ｂを更新(閲覧機会のたった今の購入に応じて)。タイム９：閲覧機会のデータをＳＯＤに挿入(たった今販売された項目の全ての閲覧機会のデータに応じて)。タイム１０：履歴閲覧者データ（サイト、閲覧者、この提示の閲覧時間に応じて）を更新または挿入。タイム１１：記録・料金請求ユニット情報を記録・料金請求ユニット３２０Ａに送信。請求入札は、入札入力ユニット１８により入札エージェント３０に送付される。プログラム用の形式オブジェクトで送付される各請求入札は、下にリストするデータフィールドのようなデータフィールドを含むものである。特定の請求入札は、形式オブジェクトに関連する各フィールドにデータを有しなくても良い。更に、１つの請求入札は複数の形式オブジェクトを含んでも良い。即ち、広告主は複数のレベルにおいて複数の形式オブジエェクトを送付しても良い。例えば、広告主は、もしも１つの特定の基準の組み合わせが適合した場合は第１レベルの請求として５セント、もしも２つその他の基準が適合した場合は第２レベルの請求として４セントを指定しても良い。各請求入札（即ち、各形式オブジェクト）は、実際の入札がされた場合に、満たされなければならない基準の広い範囲を持っても良い。この基準は、請求入札価格が高く、広告主が、閲覧者のうち非常に厳選されたグループだけに到達させたいという状況においては、非常に厳格でも良い。一方、この基準は、入札価格が低く、広告主が、最小限の基準の組み合わせのみに適合する多数の閲覧者に到達させたい場合、穏かなものでも良い。例えば、請求入札は、閲覧機会が「ネットスケープブラウザー」を使用している閲覧者からであるというような１個の基準を持っても良い。代わりに、請求入札は、下にリストする項目「ａ」「ｂ」「ｃ」「ｅ」「ｇ」「ｈ」及び「ｉ」のための値を指定しても良いし、これらの値は、当該広告主のために広告が送付される前に適合しなければならないことを指定しても良い。その他の例では、入札は基準の組み合わせ、及び基準に適合する閲覧者が現われる毎に順番に表示されるべき広告のリストを指定しても良い。このようなリストは広告の「ローテーション(巡回)」と呼ばれる。請求入札は、ローテーションの全ての広告が閲覧者に表示された後、閲覧者にローテーションの広告が再び表示される前に、明確な後れがあるべきだと指定しても良い。一例としては、各形式オブジェクトは、以下のフィールドを有しても良い(もちろん、これらは単に説明に役立つ例であり、広告主が欲するものに関するもの、すなわちこの広告主が請求入札で指定するために注意することに関するものによっては、実際の説明と数とは単に制限されると理解されるべきである)：ａ）頻度（Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ：即ち、１人の固有の閲覧者にこの広告が提供される数）ｂ）包含サイトリスト(Ｉｎｃｌｕｄｅｓｉｔｅｌｉｓｔ：これらのサイトは広告主に受け入れられる)。ｃ）除外サイトリスト（Ｅｘｃｌｕｄｅｓｉｔｅｌｉｓｔ：これらのサイトは広告主に受け入れられない）ｄ）最高入札（Ｍａｘｉｍｕｍｂｉｄ：入札はこの価格以上にはならない）ｅ）サイトキーワード（Ｋｅｙｗｏｒｄｓｆｏｒｓｉｔｅ：入札が送付されるときにサイトに含まれなければならない語句）ｆ）サイトページキーワード（Ｋｅｙｗｏｒｄｓｆｏｒｓｉｔｅ−ｐａｇｅ：ページ上に含まれなければならない語句）ｇ）時刻(Ｔｉｍｅｓ)：日部分（Ｄａｙｐａｒｔ）／週部分（Ｗｅｅｋｐａｒｔ）（設置された時）ｈ）閲覧者ＯＳ（ＶｉｅｗｅｒＯＳ：閲覧者が持たなければならないオペレーティングシステム）ｉ）閲覧者郵便番号（ＶｉｅｗｅｒＺｉｐｃｏｄｅ）ｊ）閲覧者アメリカ合衆国（ＶｉｅｗｅｒＵＳＳｔａｔｅ）ｋ）間覧者ドメイン（ＶｉｅｗｅｒＤｏｍａｉｎ：．ｃｏｍ,．ｅｄｕ,．ｍｉｌ,．ｏｒｇ）ｌ）閲覧者ＩＳＰ（ＶｉｅｗｅｒＩＳＰ）ｍ）閲覧者国（ＶｉｅｗｅｒＣｏｕｎｔｒｙ）ｎ）閲覧者ＳＩＣコード（ＶｉｅｗｅｒＳＩＣｃｏｄｅ）ｏ）閲覧者雇用者番号（Ｖｉｅｗｅｒ ♯ ｏｆｅｍｐｌｏｙｅｅｓ）ｐ）閲覧者年間収入（ＶｉｅｗｅｒＡｎｎｕａｌＲｅｖｅｎｕｅｓ）ｑ）閲覧者ブラウザー（ＶｉｅｗｅｒＢｒｏｗｓｅｒ：閲覧者が持たなければならないブラウザー）ｒ）広告間遅れ（Ｉｎｔｅｒ−ＡｄＤｅｌａｙ：特定の閲覧者に広告を設置する間の最低時間）ｓ）ローテーション遅れ（ＲｏｔａｔｉｏｎＤｅｌａｙ：一連の部分における広告設置の間の遅れ）ｔ）ローテーションの広告のリスト（Ｌｉｓｔｏｆａｄｓｉｎａｒｏｔａｔｉｏｎ：順番に設置される広告のリスト、下記の例を参照）ｕ）その他（Ｏｔｈｅｒ：広告主が指定するために注意するその他の基準。もちろん、請求入札を受け取る入札エージェントは入札で指定された基準と閲覧者に関して利用可能なデータとを比較するようにプログラムされなければならない。）入札入力サーバー１８は、上にリストするようなフィールドがある請求入札を入力させる従来のデータ入力プログラムを含むものである。各請求入札は、入札エージェント３０に送信される。送付された各請求入札用には１つの入札エージェント３０がある。１つのシステムには数千個の入札エージェントプログラムを含んでも良い。入札エージェント３０は、入札が閲覧サーバー３２０に送付されるべきか否かを決定するために、請求入札と閲覧機会の特性とを評価する従来のコンピュータプログラムであると、理解されるべきである。入札入力システム１８は、閲覧サーバー３２０に情報をも送信する。例えば、各広告主の身元識別及び予算は、入札入力システム１８からＡＡＤテーブル４１２に送信される。こような情報の保存、転送、入力は従来のデータベース技術を使用してなされる。ここで説明する発明の特定実施例では、入札エージェントプログラム３０は、各請求入札の各レベルに関連する図５で示される処理を実行する。前に説明したように、各請求入札は数個の入札レベルを有しても良い。上記要素の全ては各要素において繰り返される。図５で示される過程は、各請求入札の各レベルで実行される。このレベル０のレベルは、最初に「実行(ｒｕｎ)」され、レベル１が次に実行される等である。これはレベル０の要件は最初に評価されることを意味する。もしも、これらが満たされれば、このレベルのデータの命令としてこの入札は提出される。さもなくば、レベル１の要件の検査等がされる。各レベルの要件は、全体としは独立とすることができるが、しかし、好ましくは、これらは請求入札価格が低下するというように、連続的に厳密でなくなるべきである。図５に示されるこのプログラムは閲覧機会毎に実行される。最初にプログラムは、レベル０用の指定を使い、それから「次」を使う。またはレベルの基準の適合に失敗した場合は、次のレベルの基準で最初からやり直す。図５に示されるこの請求入札評価プログラムは、閲覧サーバー３２０に実際の入札を送付する前に下記の請求入札で説明するような検査を実行する。下記の検査は単なる実例であり、閲覧機会の特性と請求入札の指定とを比較する様々な検査が実行されると理解されるべきである。閲覧機会で指定された特性と請求入札での指定との比較及び検査のようなものを実行させるプログラム技法は、従来からのプログラム技法である。図５で提供される図では、以下の検査が入札エージェントプログラムによって実行される。ブロック５０１：もしも、包含サイトリストが指定されていて、ＷＳ（ウェブサイトＩＤ）が包含サイトリストを含まない場合は「終了(ＤＯＮＥ)」に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５０２：もしも、除外サイトリストが指定されていて、除外サイトリストにＷＳ（ウェブサイトＩＤ）がある場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５０３：もしもブラウザーが指定されていて、使用されているブラウザーに適合しない場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５０４：もしも、最低サイト入札が最高エージェント入札より小さい場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く(ウェブサイトはこのサイトが広告の表示を受け入れるように最低価格（最低サイト入札）を指定できることに注意すること)。ブロック５０５：もしも、閲覧者ＯＳが指定されていて、何も適合しない場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５０６：もしも、閲覧者の郵便番号が指定されていて、何も適合しない場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５０７：もしも、閲覧者アメリカ合衆国が指定されていて、何も適合しない場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５０８：もしも、閲覧者ドメインが指定されていて、何も適合しない場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５０９：もしも、閲覧者ＩＳＰが指定されていて、何も適合しない場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５１０：もしも、閲覧者国が指定されていて、何も適合しない場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５１１：もしも、閲覧者ＳＩＣコードが指定されていて、何も適合しない場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５１２：もしも、閲覧者雇用者番号が指定されていて、何も適合しない場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５１３：もしも、閲覧者年間収入が指定されていて、何も適合しない場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５１４：もしも、時刻リストが指定されていて、現在の時刻がその時間内でない場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５１５：もしも、キーワードリストが指定されていて、サイトキーワードリスト内にキーワードが無い場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５１６：もしも、最高エージェント・クリックスルー入札及び最低サイト・クリックスルー入札とが指定されていて、最低サイト・クリックスルー入札が最高エージェント・クリックスルー入札より小さい場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５１７：もしも、ＣＴ（コンテンツタイプ）が広告リストと適合しない場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５１８：もしも、広告間タイム・インターバルが指定されている場合は、１００個のＳＯＤリストからこのＣＵ（このエージェントからの広告が遂行されこの閲覧者が見た最終時刻）のために最終広告閲覧者を計算（ブロック５１９）(調べる)する。ブロック５２０：広告間タイム・インターバルがあり、及び最終広告閲覧者のタイムスタンプが広告間タイムインターバルより小さい場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５２１：もしも、頻度が指定されている場合はブロック５２２、即ちこのエージェントによって販売された広告のためにＣＵあたりのＳＯＤを計算し（調べる）を実行する。（ブロック５２２Ａ）もしも、この数が頻度より大きい場合は終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５２３：もしも、最終広告閲覧者がない場合は（当該閲覧者に提供したレコードなし）終了に行き、もしも、そうでないなら次の検査に行く。ブロック５２４：以下のステップで広告購入を試みる。ブロック５２５：ＣＴの適合に基づいてサービスするために次の広告を選択する。ブロック５２６：入札を送付する：表示用の広告テーブル１６Ａから、１つの入札を選択するためにウェブサーバー３１０に利用されることができる、１つのインデックスの形式の広告ＩＤを、閲覧サーバー３２０に送付した入札に含める。ブロック５２８：過程は終了。１つの閲覧機会を受け取った後に、このウェブサーバー３２０がたどる過程は、図６Ａから６Ｅに示される。この過程には以下のステップを含む：開始の処理図６Ａブロック６０１：この過程は、この閲覧サーバー３２０が閲覧機会駆動（ＶｉｅｗＯｐＤｒｉｖｅ）コールを受け取った時に、開始する。即ち、原（Ｒａｗ）閲覧機会データが閲覧サーバー３２０に送られた時である。ブロック６０５：ＶＯＤ構造用のメモリのエリアを設定する(私達は、このエリアに書き込むこととなる)。ブロック６０６：ドメインを解析。ブロック６０７：解析受け入れ（これをＣＴにマップする(割り当てる)）ブロック６０８：ブラウザーフィールドを解析。ブロック６０９：ＶＯＤにＳＰ、ＷＳ、及びクッキーを書き込む。ブロック６１０：ＳＯＤに新閲覧機会レコードを作成。ブロック６１１：ＳＯＤの新レコードに対する閲覧機会について利用可能な情報を書き込む。ブロック６１２：ＳＯＤにＴＳを書き込む。ブロック６１４：クッキー＝０かを検査(要求の中にクッキーはあるのか)。ブロック６１５：もしも、クッキー＝０の場合は、クッキーが適合するＣＵＤを選択する。ブロック６１６：もしも、クッキー＝０でない場合は、その他の閲覧者の解析に役立つものを使用してＣＵＤを選択する。ブロック６１７：ＶＯＤ．ＣＵをセットする(または、初期化する)。ブロック６２０：現在の閲覧者が存在するかを検査する。ブロック６２１：もしも、ＣＵ＝０の場合はＣＵＤに新閲覧者を挿入する。ブロック６２３：ＣＵＤに新ＣＵＤレコードを挿入する。ブロック６２２：ＶＯＤにＣＵＤレコードを書き込む。ブロック６３０：ＴＳの順に１００個までＣＵ＝ＶＯＤ．ＣＵのものを、ＳＯＤから選択する、そして次の手続きに行く。これは、特定の閲覧者に提供され提供された最も新しい購入１００個を選択する。ＶＯＤに書き込む。ブロック６３１：ＶＯＤの最も新しいレコード１００個までＣＵ、ＳＰ、ＳＷの全てが適合するものを、ＨＵＤから選択する。ＶＯＤに書き込む。ブロック６３２：全ての活動中の予算を、ＡＡＤから選択する(入札エージェントによって必要とされる)。ブロック６３４：入札エージェントにＶＯＤデータを送付する。各入札エージェントはそのロジックを実行する(図５を参照)。ブロック６３５：入札エージェントは閲覧サーバー３２０に結果を送付する(これ以下は、閲覧サーバー６２０の入札選択ロジック１６Ｃが最高の入札を選び出す過程である。)。ブロック６４１：最高値の入札を選び出す。ブロック６４２：ＡＡＤデータを更新する。ブロック６４３：ＡＡＤテーブルにおける入札エージェントの満了を検査する。ブロック６４４：勝者にＶＯＤ情報をセットして、そして次の手続きに行く。ブロック６４５：ＣＵＤがその最高値を越えているかを検査する。ブロック６４６：もしも、ブロック６４５の答えが「はい」の場合は、最も古いＣＵＤレコードを選択し、それをＣＵＤア一カイブ（書庫）ファイルに送る。ブロック６５０：ＣＵＤが最大サイズ（ＭＡＸＳＩＺＥ）より大きいかを検査する。ブロック６５１：もしも、ブロック６５０の答えが「はい」の場合は、最も古いＣＵＤレコードを削除して、進行する。ブロック６５３：ＶＯＤデータからＳＯＤレコードを作成する。ブロック６５４：ＳＯＤレコードを挿入する。ブロック６５５：ＳＯＤレコードの数が最大サイズより大きいかを検査する：もしも、そうでないなら次の手続きに行く。ブロック６５６：もしも、ブロック６５５の答えが「はい」の場合は、最も古いＳＯＤレコードを選択し、それを１つのアーカイブファイルに送り、次の手続きに行く。ブロック６６０：ＳＯＤレコードの数が最大サイズより小さいかを検査して、もしも、答えが「いいえ」の場合は次の手続きに行く。ブロック６６１：もしも、ブロック６６０の答えが「はい」の場合は、最も古いＳＯＤレコードを削除する。ブロック６６２：ＨＵＤからＣＵ、ＳＰ、ＳＷ、カレントタイムインターバルを選択する。即ち、この現在の閲覧者を、このウェブサイトで、この入札エージェントとこのタイムインターバルのために選択する。ブロック６６３：ＶＯＤにデータを書き込み、次の手続きに行く。ブロック６６４：ＨＵＤレコード＝＝０かを、即ち、ＨＵＤレコードが見つかるかを検査する。ブロック６６５：もしも、何もＨＵＤレコードが見つからない場合は、新ＨＵＤレコードを挿入する。ブロック６６６：もしも、ＨＵＤレコードが見つかる場合は、存在するＨＵＤレコードを更新する。ブロック６７０：新ＨＵＤレコードが挿入され、及び数は最大サイズより大きいかを検査する。ブロック６７１：もしも、ブロック６７０の答えが「はい」の場合は、最も古いＨＵＤレコードを削除する。ブロック６７２：ＶＯＤデータから会計レコード（ＡｃｃｏｕｎｔｉｎｇＲｅｃｏｒｄ）を作成する。ブロック６７３：このデータをアーカイブファイルに送る。ブロック６７４：ウェブサーバー３１０に広告情報を送る。即ち、ウェブサーバー３１０に表示すべき広告を知らせる。ブロック６７５：ＶＯＤを待ち行列からはずし、削除する。これが手続きの最後である。これは次の閲覧機会で、再び開始する。図６Ａから６Ｓで示される一連のステップは、閲覧サーバー３２０によって実行される一連の手続き上の処理である。これらは、ＳＱＬのような従来のプログラム言語のどれかを使用してプログラムされることができる。このプログラムを実行するために使用される特定のコンピュータは、妥当な性能の程度を提供するのに十分速い限り、特別重要ではない。多数の入札エージェントがある場合に、このシステムの処理のスピードを速くするためには、入札選択ロジック１６Ｃは、コンピュータプログラムを利用することによるよりは、むしろ、ハードウェアのワイヤード・ロジックの電子回路を使用して実装させることもできる。入札選択ロジック１６Ｃのプログラム技法または電子回路は従来からあるものである。これは、単に各入札エージェント３０から入札を受け取り、そして最高値の入札を選択して、それから、この入札のインデックスをウェブサーバー３１０に転送し、そしてこの入札に関するその他の情報をデータテーブル１６Ｂと、記録・料金請求ユニット３２０Ａとに転送する。ウェブサーバー３１０：このウェブサーバー３１０は、２つの主機能を提供するためにプログラムされた従来からあるウェブサーバーである：１）各ＨＴＴＰ要求に回答し、保持する；閲覧機会を閲覧サーバー３２０内のシステム・カーネル（中核プログラム）に配布する；システム・カーネルの返事を受け取り、コンテンツを配布する。これはマルチタスクの処理である。この各閲覧機会のコンテンツ（ＩＰデータ）は、そのタイプ（コンテンツの要求またはクリックスルー）に従って、閲覧サーバー３２０に配布される。この通信は、メモリの共有を経由して、あるいは代わりに従来のコンピュータ間のネットワーク経由でも良い。２）広告コンテンツを１つずつ、同期しつつ、導入、除外する。データベース１６Ａから広告の導入（格納）及び除外（削除）するためのリクエストを提供する。１つの導入では、このウェブサーバーは１つのＷＣと、この広告の場所のインデックスまたは手がかりとを返す。ＷＣは、システムの活動期間をとおして固有とされるべきである。これは従来のデータベースプログラムによりなされる。入札入力サーバー１８は、情報を受け取り、そしてそれを閲覧サーバー３２０内のテーブルと、入札エージェント３０とに配布する従来のデータベースサーバーである。入札入力サーバー１８は、システムのためにデータ入力機構を提供する。入札入力サーバー１８内のデータテーブル１８−Ｔは、各広告主の識別標識を格納し、特定の入札エージェント３０に、この広告主からの入札は送付されるべきである。入札エージェント３０は、全て同一であるか、あるいは代わりに、あるものは請求入札のより複雑な基準を評価するための能力を持つこともできる。このデータテーブル１８Ｔは、入札エージェントがどの広告主からの請求入札を受け取るべきかを示す情報を格納する。入札入力サーバー１８は、従来のデータベース入力ユニットである。この記録・料金請求ユニット３２０Ａは、従来からある記録と請求の機能を提供する従来のデータベース・プログラムである。古く、新鮮でなくなったユーザとウェブサイトに関連するものは、記録・料金請求ユニット３２０Ａのアーカイブ（書庫）に送信される。このシステムで生ずるすべてのトランザクションの記録は、ユニット３２０Ａにより維持される。これは、従来からあるプログラム技法を使用してなされる。この図では、１つのウェブブラウザー１１のみが示される。ウェブブラウザー１１は、インターネットのワールドワイドウェブに接続するウェブブラウザーの単なる代表であると、理解されるべきである。ウェブサーバー３１０はインターネットに接続されていて、従がって、これはインターネットに接続した数百万のブラウザーからのＨＴＭＬの参照を受け取ることができる。ウェブブラウザー１１は、インターネットに接続するブラウザーの１つの単なる実例である。様々なデータベースの仕様、データベースの様々な仕様、及び入札を送付するために使用される形式の仕様等の、入札を評価するのに考慮されるこれらのパラメータについて、ここで説明するのは単なる実例であり、データベースでは様々な変更があり、システムのこれらの詳細な処理での変更に伴うフィールド及びパラメータは、本発明の趣旨及び範囲から外れることなくなされても良い。特定のデータは、数種類の方法でデータベース１６Ｂに導入することができる。データの幾つかは、システムが処理につれて前に説明したように収集される。その他のデータは閲覧者の登録データとすることも可能であり、即ち、関連するウェブサイトで閲覧者が記録する時にデータは入手される。同様にデータベース１６Ｂの閲覧者履歴データは、システムが処理につれて収集することが可能であり、または、これは商業的な提供者から購入すること、そして情報の束としてデータベース１６Ｂに入力することが可能である。ウェブサイトの人口統計的データは、商業的に利用可能な提供者から収集すること、そしてデータベース１６Ｂに入力することが可能である。データベース１６Ｂに収集されたこの特定のデータは、広告主が請求入札で作りたい基準によって決定される。データベース１６Ｂは、広告主が請求入札で指定することに関心があるどのようなタイプの情報も格納できる。広告主が請求入札で仕様の設定に使用したいどのようなデータも、従来のデータベース技術を利用してテーブル１６Ｂに格納することができる。このデータは、閲覧機会が発生した時に、メモリ内のエリアＶＯＤ及び入札エージェント３０に転送される。入札エージェント３０は、実際の１つの入札が送られるべきかを決定するためにＶＯＤから受け取ったデータと請求入札の指定とを比較するようプログラムされなければならない。ここでは、ブラウザー内のクッキーが、正確に閲覧者がしたことを反映するように、閲覧者は、いつも同じブラウザーを使用してワールドワイドウェブにアクセスすると、みなすこととする。同様に、ブラウザー内のクッキーが、正確に閲覧者がしたことを反映するように、ただ１人の閲覧者が、特定のブラウザーを使用すると、同じくみなすこととする。異なる個人が、同じブラウザーで異なるサインオン名を使用する場合、あるいは、同じブラウザーを使用する異なる個人、またはシステムに彼らを識別させる場合は、彼らが同じブラウザーを使用するとしても、彼らには異なるＩ／ＣＯＤＥを割り当てることができる。システムは、本発明の処理と、特定のウェブサイト上の広告に対するアクセスは指定された価格で販売されるという従来技術のタイプのシステムでの処理とを組み合わせることができることにも留意する。このシステムのオペレータは、「事前購入(ｐｌｅ−ｂｕｙｓ)」で販売すること、即ち、特定のサイトで発生する閲覧機会にアクセス可能であり、そしてこのオペレータは、従来技術によってなされるのと同様に、特定の広告主がいつもこれらの閲覧機会にアクセスすることを確実なものとすることができる。これは、システムに事前購入として販売されたこれらの特定の閲覧機会のシステムにより許される最大値の値を持つ請求入札を、単に入力することによってなされる。この発明の別の実施例は、図７で示される。この図７で示されるシステムは、ユニット間のインターネットの地理的な距離のために、待ち時間を最少化するよう構成されている。この図７に示す実施例は、各システムは図１及び図３で示すシステム１６と同じである、３つのシステム７１６Ａ、７１６Ｂ、７１６Ｃを含む地理的に分散されたシステムである。このシステム７１６Ａ、７１６Ｂ、７１６Ｃのそれぞれは、入札エージェント７３０Ａ、７３０Ｂ、及び７３０Ｃと結合する。このシステム７１６Ａ、７１６Ｂ、７１６Ｃのそれぞれは、地理的に異なる場所に配置される。クライントのブラウザー７１１はウェブのＨＴＭＬ参照（ブラウザー１１からウェブサーバー３１０にこれらが送付されるように）を商業的なインターネットサービスプロバイダー（ＩＳＰ）７１２に送付する。その結果、このＩＳＰは、ＨＴＭＬ参照を、ブラウザー７１１に地理的に最も接近しているシステム７１６Ａ、７１６Ｂ、または７１６Ｃに送付する。例えば、この３つのシステム７１６Ａ、７１６Ｂ、７１６Ｃは異なる大陸、１つはアメリカ、１つはヨーロッパ、そして１つは日本に位置させることができる。図７で示すシステムでは、ヨーロッパにあるブラウザーからのＨＴＭＬ参照は、ヨーロッパにあるシステムに向けられることとなり、アメリカにあるブラウザーからのＨＴＭＬ参照は、アメリカにあるシステムに向けられることとなる。この入札入力ユニット７１８は、各請求入札を各システムに接続する入札エージェント７３０に送付する。このようにして、このシステム７１６Ａ、７１６Ｂ、及び７１６Ｃは、それぞれの特定システムに向けられた特定の閲覧機会に対する各請求入札を評価する。説明の目的のために、３つのシステム７１６Ａ、７１６Ｂ、及び７１６Ｃが示されているが、幾つのシステムでもシステムのネットワーク全体に接続することができる。この発明を、好適な実施例を参照しながら示し、そして説明してきたが、その他の実施例も可能であり、この発明の趣旨を外れることなく、その形態及び詳細については様々な変更を加えることができる。この発明の範囲は、以下の請求の範囲によってのみ限定されものである。

Claims

【特許請求の範囲】１．インターネットのワールドワイドウェブ上のウェブページを閲覧中に発生し、各々が特定の特性を有する一連の閲覧機会中に表示させるための広告を提供するシステムであって、複数の入札エージェントと、前記入札エージェントに対する各閲覧機会に関する情報を提供するためのサーバーと、各々が、特定の広告に対する参照と、所望の閲覧機会の指定と、前記所望の閲覧機会の指定に適合する閲覧機会に対応する前記特定の広告の表示に対して支払われるべき金額と、を含む請求入札を前記入札エージェントに対して提供するための入札入力システムを具え、前記入札エージェントの各々は、閲覧機会に関する情報が、請求入札に含まれる所望の閲覧機会の指定を満足する場合に、入札及び特定広告の参照を前記サーバーへ送るためのロジックを含み、前記サーバーは、入札エージェントにより送られた最も高額な入札を選択し、前記閲覧機会で表示されるウェブサイトに対して前述の最も高額な入札で指定された広告を転送する入札選択ロジックを含むシステム。２．ウェブページからのＨＴＭＬ参照に応答して広告を提供するサーバーシステムであって、各ＨＴＭＬ参照は前記ウェブページの出所を識別する情報を含むものにおいて、前記サーバーシステムは、広告のデータベースと、以前のＨＴＭＬ参照に関する情報とを含む閲覧者情報のデータベースと、前記のＨＴＭＬ参照及び前記閲覧者情報のデータベースからの情報に含まれている情報を含む指定された基準を満足するウェブページのＨＴＭＬ参照に応答して特定の広告を提供するための金額を指定する請求入札を受け取るための手段と、特定のＨＴＭＬ参照が前記の指定された基準を満足させるか否かを決定するための手段と、前記の指定された基準を満足させる最も高額な入札を選択するための手段と、この選択された入札によって指定された特定の広告で前記ＨＴＭＬ参照に応答するための手段と、を含むシステム。３．閲覧者にアクセスされるワールドワイドウェブ上のウェブページに広告を設置するためのシステムであって、広告を格納するものであって、前記ウェブページがそれへのＨＴＭＬ参照を有する第１サーバーと、閲覧者の情報のデータベースと、特定の特性を有し、特定の特性を有する閲覧者によってアクセスされるウェブページ上に広告を設置するための入札を受け取るための入札入力手段と、特定のウェブページ上に広告を設置する最も高額な入札を選択するための入札選択手段と、を有するシステム。４．複数の広告を格納するウェブサーバーを有するウェブページにアクセスする閲覧者に広告を表示させるためのシステムであって、ユーザーの特性と、広告を表示させたいウェブサイトと、指定された特性を有するサイト上に広告を表示させるための権利の入札金額とを指定した入札を、前記システムに提供するための入札入力手段と、入札を評価し、入札に応答して前記広告の１つを選択し、前記エェブサーバーにどの広告を表示すべきかを指定する手段を含むサーバーシステムと、を具え、閲覧者に表示される特定の広告を入札プロセスによって決定するシステム。５．ＨＴＴＰプロトコルによって処理され、ウェブページを閲覧するためとリモートサーバーに対するＨＴＭＬ参照するためのブラウザーを含むインターネットにおいて、多数の広告を格納するサーバーと、指定された特性を有する閲覧者によってアクセスされたことがあるウェブページ上に広告を表示させる機会のための入札を前記システムに与える手段と、前記入札を評価し、それらとウェブページにアクセスする閲覧者の特性とを比較する選択手段であって、特定の閲覧機会に対する最も高額な入札を選択する手段を有するものと、を含むもの。６．閲覧者が利用するブラウザーによりアクセスされるワールドワイドウェブのウェブページ上に広告を設置する方法であって、前記ウェブページがＨＴＭＬ参照を有している第１サーバー上のデータベースに広告を格納するステップと、閲覧者の情報のデータベースを維持管理するステップと、特定の特性を有する閲覧者によってアクセスされた特定の特性を持つウェブページ上に広告を設置するための入札を受け取るステップと、特定のウェブページ上に広告を設置するために最も高額な入札を選択するステップと、を有する方法。７．ブラウザーを利用する各閲覧者によってアクセスされるワールドワイドウェブ上のウェブページに広告を設置するためのシステムであって、前記ウェブページがＨＴＭＬ参照を有するものであって、広告を格納する第１サーバーと、閲覧者の情報及び特定のブラウザーによってアクセスされたことがあるウェブサイト上の情報についてのデータベースと、特定の特性を有するウェブページにアクセスするのに以前に使用された特定のブラウザーによってアクセスされるウェブページ上に広告を設置するための入札を受け取る入札入力手段と、特定の特性を有し、以前に特定のウェブサイトにアクセスしたブラウザーによってアクセスされる特定のウェブページ上に広告を設置する最も高額な入札を選択する入札選択手段と、を具えるシステム。８．前記ワールドワイドウェブがインターネット上のＨＴＴＰプロトコルを使用してアクセスされる、請求項７に記載のシステム。９．ブラウザーを使用して閲覧者によってアクセスされたウェブページに、どの広告を設置するかについて決定するシステムであって、前記ウェブページがＨＴＭＬ参照を有するものであって、広告を格納する第１ウェブサーバーと、以前に特定のウェブページをアクセスしたことがある特定のブラウザーによってアクセスされる特定のウェブページ上に特定の広告を設置するために入札を入力するための手段を提供するクライアントのサーバーと、どのウェブページが特定のブラウザーによってアクセスされたかに関する情報を有する閲覧者データベースと、入力された入札を評価して、特定のウェブページ上に広告を表示させる最も高額な入札を選択する閲覧者サーバーと、を具えるシステム。１０．ウェブページが個々の入札の指定に適合するか否かを決定するために、入札を検査するための手段を有するサーバーを含む、請求項９に記載のシステム。１１．前記入札が手動で入力される場合、どの広告が特定のウェブページに設置されるかを機械上のリアルタイムで決定する、請求項９に記載のシステム。１２．前記閲覧者データベースが閲覧者についての情報を含む、請求項９に記載のシステム。１３．ブラウザーを利用する各閲覧者によってアクセスされるワールドワイドウェブ上のウェブページに広告を設置するための方法であって、前記ウェブページがＨＴＭＬ参照を有する第１サーバー上に広告を格納するステップと、特定のブラウザーによってアクセスされたことがある特定の特性を持つウェブページおよび閲覧者に関するの情報のデータベースを格納するステップと、特定の特性を持つウェブページにアクセスするのに用いられたことがある特定のブラウザーによってアクセスされ、特定の特性を有するウェブページ上の広告を設置するために入札を提供するステップと、以前に特定のウェブサイトをアクセスしたことがあるブラウザーによってアクセスされた特定の特性を有するウェブページ上に広告を設置する最も高額な入札を選択するステップと、を具える方法。１４．各閲覧機会は関連する閲覧者を有し、前記サーバーは閲覧者に関連する情報のデータベースを含む、請求項１に記載のシステム。１５．前記サーバーが、ウェブサイトについての情報のデータベースを含む、請求項１に記載のシステム。