JP2001514493A - Zcytor7サイトカイン受容体 - Google Patents

Zcytor7サイトカイン受容体

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JP2001514493A JP53678298A JP53678298A JP2001514493A JP 2001514493 A JP2001514493 A JP 2001514493A JP 53678298 A JP53678298 A JP 53678298A JP 53678298 A JP53678298 A JP 53678298A JP 2001514493 A JP2001514493 A JP 2001514493A
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ザイモジェネティクス,インコーポレイティド
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Abstract

(57)【要約】 新規サイトカイン受容体ポリペプチド、前記ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、及び関連する組成物及び方法が開示される。ポリペプチドは、腎臓、膵臓、前立腺、副腎皮質及び神経組織において発現される細胞−表面受容体の細胞外ドメインを含んで成る。ポリペプチドは、それらの器官の増殖及び/又は分化を促進するリガンドを検出するための方法内に使用され得る。

Description

【発明の詳細な説明】 ZCYTOR7サイトカイン受容体 発明の背景 サイトカインは、多くの細胞型の増殖及び分化に影響を及ぼす可溶性タンパク 質である。それらの受容体は、高い親和性でサイトカインを結合し、そしてこの 結合現象を、一定の受容体サブユニットの細胞質部分を通して細胞に形質導入す る1又は複数の内在性膜から構成される。サイトカイン受容体は、それらの細胞 外リガンド結合ドメインにおける類似性に基づいていくつかの種類に分類されて 来た。たとえば、インターフェロン(IFN)を結合し、そして/又はその効果を形 質導入することを担当する受容体鎖は、特徴的な200個の残基の細胞外ドメイン に基づいて、タイプIIIサイトカイン受容体ファミリ(CRF2)のメンバーである。 それらのインターフェロンの示されたインビボ活性は、他のサイトカイン、サイ トカインアゴニスト、及びサイトカインアンタゴニストの莫大な臨床学的可能性 、及びそれらのための必要性を示す。 発明の要約 本発明は、新規のサイトカイン受容体、及び関連する組成物及び方法を供給す ることによって、この必要性を満たす。特に、本発明は、トランスメンブランド メイン、又は細胞内ドメイン及びトランスメンブランドメインの両者のいづれか をまた含む、哺乳類Zcytor7受容体の細胞外リガンド−結合領域を提供する。 1つの観点において、本発明は、リガンド−結合受容体ポリペプチドをコード する単離されたポリヌクレオチドを供給する。前記ポ リペプチドは、(a)配列番号13、すなわち配列番号2の残基30〜250;(b) (a)の対立遺伝子変異体;及び(c)(a)又は(b)に対して少なくとも80 %の同一性を有する配列から成る群から選択されたアミノ酸の配列を含んで成る 。1つの態様において、前記ポリペプチドは、配列番号13により定義されるアミ ノ酸配列、又は配列番号2のアミノ酸残基30〜250を含んで成る。もう1つの態 様において、単離されたポリヌクレオチドによりコードされるポリペプチドはさ らに、トランスメンブランドメインを含んで成る。そのトランスメンブランドメ インは、配列番号2の残基251〜274、又はその対立遺伝子変異体を含んで成る。 もう1つの態様において、単離されたポリヌクレオチドによりコードされるポリ ペプチドはさらに、細胞内ドメイン、たとえば配列番号2の残基275〜553、又は その対立遺伝子変異体を含んで成る細胞内ドメインを含んで成る。さらなる態様 においては、ポリヌクレオチドは、配列番号2の残基1〜553,1〜274,1〜25 0,30〜274又は30〜553を含んで成るポリペプチドをコードする。さらなる態様 においては、ポリペプチドはさらに、親和性標識を含んで成る。さらなる態様に おいて、ポリヌクレオチドはDNAである。また、それらのポリヌクレオチドによ りコードされる単離されたポリペプチドが請求される。 本発明の第2の観点においては、(a)転写プロモーター;(b)リガンド− 結合受容体ポリペプチドをコードするDNAセグメント、ここで前記リガンド−結 合受容体ポリペプチドは、(i)配列番号2の残基30〜250;(ii)(i)の対 立遺伝子変異体;及び(iii)(i)又は(ii)に対して少なくとも80%の同一 性を有する配列から成る群から選択されたアミノ酸の配列を含んで成り;及び( c)転写ターミネーターを含んで成る発現ベクターが提供され、ここで前記プロ モーター、DNAセグメント及びターミネーターは操作可 能的に結合されている。リガンド−結合受容体ポリペプチドは、さらに、分泌ペ プチド、トランスメンブランドメイン、トランスメンブランドメイン及び細胞内 ドメイン、又は分泌シグナル、トランスメンブランドメイン及び細胞内ドメイン を含んで成る。 本発明の第3の観点においては、上記開示されたような発現ベクターを導入さ れている培養された真核細胞が供給され、ここで前記細胞がDNAセグメントによ りコードされる受容体ポリペプチドを発現する。1つの態様において、細胞はさ らに、機能的受容体複合体を形成する必要な受容体サブユニットを発現する。も う1つの態様においては、細胞は外因的に供給される、増殖のための造血成長因 子に依存する。 本発明の第4の観点においては、(a)配列番号2の残基30(バリン)〜残基 250(リシン);(b)(a)の対立遺伝子変異体;及び(c)(a)又は(b )に対して少なくとも80%の同一性を有する配列から成る群から選択された配列 を含んで成る単離されたポリペプチドが供給され、ここで前記ポリペプチドは造 血受容体に通常関係するトランスメンブラン及び細胞内ドメインを実質的に有さ ない。また、残基30(バリン)〜残基274(チロシン)により定義される配列か ら成るポリペプチド;及び残基30(バリン)〜残基553(アスパラジン)により 定義される配列から成るポリペプチドが請求される。また、配列番号13〜60の配 列により定義されるポリペプチド及びポリヌクレオチドが請求される。 本発明のさらなる観点においては、第1部分及びペプチド結合により結合され る第2部分から実質的に成るキメラポリペプチドが供給される。そのキメラポリ ペプチドの第1部分は、(a)配列番号2に示されるような受容体ポリペプチド ;(b)配列番号2の対立遺伝子変異体;及び(c)(a)又は(b)に対して 少なくとも80 %の同一性を有する受容体ポリペプチドから成る群から選択された受容体ポリペ プチドのリガンド結合ドメインから実質的に成る。キメラポリペプチドの第2部 分は、親和性標識から実質的に成る。1つの態様において、その親和性標識は、 免疫グロブリンFcポリペプチドである。本発明はまた、キメラポリペプチドをコ ードする発現ベクター、及びキメラポリペプチドを生成するようトランスフェク トされた宿主細胞を提供する。 本発明はまた、配列番号2の残基1〜250、残基1〜274、残基1〜553、残基 2〜250、残基2〜274、残基2〜553、残基251〜274、残基251〜553及び残基275 〜553から成る群から選択されたポリペプチドをコードする単離されたポリヌク レオチドを提供する。また、それらのポリヌクレオチドにより発現される単離さ れたポリペプチドが請求される。 本発明はまた、試験サンプル内のリガンドを検出するための方法を提供し、こ こで前記方法は、試験サンプルと上記に定義されるようなポリペプチドとを接触 せしめ、そしてサンプルにおけるリガンドへのポリペプチドの結合を検出するこ とを含んで成る。1つの態様においては、ポリペプチドはさらに、トランスメン ブラン、及び細胞内ドメインを含んで成る。ポリペプチドは、培養された細胞内 に結合される膜であり得、ここで検出段階は、培養された細胞における生物学的 応答を測定することを含んで成る。もう1つの態様においては、ポリペプチドは 固体支持体上に固定される。 本発明のさらなる観点においては、上記に開示されるようなポリペプチドに特 異的に結合する抗体、及びZcytor7に対する抗体の高原−結合領域に結合する抗 −インディオタイプ抗体が供給される。 本発明のさらにもう1つの観点においては、Zcytor7遺伝子における突然変異 を検出できるポリヌクレオチドプライマー及びプロー ブが供給される。ポリヌクレオチドプローブは、少なくとも20〜25個の長さの塩 基、好ましくは少なくとも50個の長さの塩基、及び最とも好ましくは、約80〜10 0個の長さの塩基のものであるべきである。突然変異の検出の他に、それらのプ ローブは、他の哺乳類種におけるZcytor7遺伝子を発見するために使用され得る 。プローブは、陽性鎖又はアンチ−センス鎖のいづれかであり得、そしてそれら は、DNA又はRNAから構成され得る。 本発明はさらに、配列番号2の副配列から成るポリペプチドから成る。その副 配列は、抗原性であり、そして温血動物が、ポリペプチドがその動物中に注射さ れる場合、それに対して抗体を生成でき、そして前記抗体が配列番号2のポリペ プチドに結合できる、配列番号2からの20〜552個のアミノ酸残基から成る。好 ましくは、副配列は、配列番号2からの少なくとも50個のアミノ酸を含む。 本発明のそれらの及び他の観点は、次の詳細な記載及び添付図面から明らかに なるであろう。 本発明の詳細な記載 用語“対立遺伝子変異体”とは、同じ染色体遺伝子座を占める遺伝子の複数の 二者択一形のいづれかを示すために本明細書において使用される。対立遺伝子変 異は、突然変異を通して天然では生じ、そして集団内の表現型多型現象をもたら すことができる。遺伝子突然変異は、サイレントであり(コードされたポリペプ チドにおける変化がない)、又は変更されたアミノ酸配列を有するポリペプチド をコードすることができる。用語対立遺伝子変異体はまた、遺伝子の対立遺伝子 変異体によりコードされるタンパク質を示すために本明細書において使用される 。 用語“発現ベクター”は、その転写を提供する追加のセグメント に操作可能的に連結される興味あるポリペプチドをコードするセグメントを含ん で成る線状又は環状DNA分子を示すために使用される。そのような追加のセグメ ントは、プロモーター及びターミネーター配列を包含し、そしてまた、複製の1 又は複数の起点、1又は複数の選択マーカー、エンハンサー、ポリアデニル化シ グナル、等を包含する。発現ベクターは一般的に、プラスミド又はウィルスDNA から誘導され、又は両者の要素を含むことができる。 用語“単離された”とは、ポリヌクレオチドに適用される場合、ポリヌクレオ チドがその天然の遺伝的環境から除去され、そして従って、他の無関係な又は所 望しないコード配列を有さず、そして遺伝的に構築されたタンパク質生成システ ム内での使用のために適切な形で存在することを示す。 “操作可能的に連結された”とは、DNAセグメントを言及する場合、前記セグ メントが、それらの意図された目的のために強力して機能し、たとえば転写がプ ロモーターにおいて開始し、そしてコードセグメントを通してターミネーターに 進行するよう配列されることを示す。 “ポリヌクレオチド”は、5’末端から3’末端に読取られるデオキシリボヌ クレオチド又はリボヌクレオチド塩基の一本鎖又は二本鎖ポリマーである。ポリ ヌクレオチドは、RNA及びDNAを含む、そして天然源から単離され、インビトロで 合成され、又は天然及び合成分子の組合せから調製され得る。 用語“プロモーター”は、RNAポリメラーゼの結合及び転写の開始を提供するD NA配列を含む遺伝子の部分を示すために本明細書において使用される。プロモー ター配列は通常、遺伝子の5’非コード領域に見出されるが、しかし必ずしもそ うではない。 用語“受容体”は、生物活性分子(“リガンド”)に結合し、そ して細胞上のリガンドの効果を仲介する細胞関連タンパク質又はそのようなタン パク質のポリペプチドサブユニットを示すために本明細書において使用される。 受容体へのリガンドの結合は、細胞におけるエフェクタードメインと他の分子と の間の相互作用を引き起こす受容体におけるコンホメーション変化(及び多くの 場合、受容体多重化、すなわち同一の又は異なった受容体サブユニットの会合) をもたらす。それらの相互作用は、細胞の代謝の変更を誘導する。受容体−リガ ンド相互作用に連結されるめ代謝現象は、遺伝子転写、リン酸化、脱リン酸化、 細胞増殖、サイクリックAMP生成の上昇、細胞カルシウムの代謝、膜脂質の代謝 、細胞付着、イノシトール脂質の加水分解、及びリン脂質の加水分解を包含する 。用語“受容体ポリペプチド”は、単離された機能的ドメイン(たとえばリガン ド−結合ドメイン)を含む、完全な受容体ポリペプチド鎖及びその一部を示すた めに使用される。 “分泌シグナル配列”は、それが合成される細胞の分泌路を通してより大きな ポリペプチドを、そのポリペプチドの成分として方向づけるポリペプチド(“分 泌ペプチド”)をコードするDNA配列である。前記のより大きなポリペプチドは 、分泌路を通しての移動の間、分泌ペプチドを除去するために通常分解される。 “可溶性受容体”とは、細胞膜に結合されない受容体ポリペプチドである。可 溶性受容体は、最とも通常には、トランスメンブラン及び細胞質ドメインを欠い ているリガンド−結合受容体ポリペプチドである。可溶性受容体は、追加のアミ ノ酸残基、たとえばポリペプチドの精製を提供するか、又は基質へのポリペプチ ドの結合のための部位を供給する親和性標識、又は免疫グロブリン不変領域配列 を含むことができる。多くの細胞−表面受容体は、タンパク質加水分解により生 成されるか、又は交互にスプライスされたmRNAから翻 訳される、天然に存在する可溶性相当物を有する。受容体ポリペプチドは、それ らがそれぞれ、膜固定又はシグナル形質導入を提供するためにそれらのセグメン トの十分な部分を欠いている場合、トランスメンブラン及び細胞内ポリペプチド を実質的に有さないと言われる。 本発明は、保存されたWSXWSモチーフ(配列番号10)を包含する、サイトカイ ン受容体の構造を有するタンパク質をコードする新規DNA配列の発見に一部、基 づいている。この新規DNAに対応するmRNAの組織分布の分析は、mRNAレベルが、 膵臓、前立腺、腎臓及び腎臓皮質において高く、続いて、精巣、胃、副臓髄質及 び胸腺において低いことを示した。前記受容体は、“Zcytor7”として命名され ている。 サイトカイン受容体サブユニットは、リガンド−結合ドメイン、及びシグナル 形質導入に典型的には、関与するエフェクタードメインを含んで成る複数ドメイ ン構造により特徴づけられる。マルチマーのサイトカイン受容体は、ホモダイマ ー(たとえば、PDGF受容体αα及びββイソフォーム、エリトロポエチン受容体 、MPL〔トロンボポエチン受容体〕、及びG−CSF受容体)、そのサブユニットが それぞれリガンド−結合及びエフェクタードメインを有するヘテロダイマー(た とえばPDGF受容体αβイソフォーム)、及び異なった機能を有する成分サブユニ ットを有するマルチマー(たとえば、IL−2,IL−3,IL−4,IL−5,IL−6 ,IL−7及びGM−CSF受容体)を包含する。いくつかの受容体サブユニットは、 多くの受容体に共通している。たとえば、それ自体、リガンドを結合できないが 、しかし細胞内シグナル形質導入ドメインを包含するAIC2Bサブユニットは、IL −3及びGM−CSF受容体の成分である。多くのサイトカイン受容体は、それらの 構造及び機能に基づいて、4種の関連 するファミリーの1つに配置され得る。たとえば、クラスI造血受容体は、保存 されたシステイン残基を含むドメイン及びWSXWSモチーフ(配列番号10)の存在 により特徴づけられる。タンパク質キナーゼドメインを包含する追加のドメイン ;フィブロネクチンIII型ドメイン;及びジスルフィド−結合されたループによ り特徴づけられる免疫グロブリンドメインは、一定の造血受容体に存在する。サ イトカイン受容体構造は、Urdal,Ann.Reports Med.Chem.26:221-228(1991) 及びCosman,Cytokins 5:95-106(1993)により再考されている。新規生物学的 機能を獲得する生物のための選択的圧力下で、新規受容体ファミリーメンバーが 複数遺伝子ファミリーの存在を導びく存在する受容体遺伝子の重複から生じたと 一般的に思われる。従って、ファミリーメンバーは、先祖伝来の遺伝子の痕跡を 含み、そしてそれらの特徴は、追加のファミリーメンバーの単離及び同定に利用 され得る。 細胞表面サイトカイン受容体はさらに、追加のドメインの存在により特徴づけ られる。それらの受容体は、陽性に荷電された残基(Lys又はArg)を通常、端に有 する、疎水性アミノ酸残基(典型的には、約21〜25個の残基)の配列により特徴 づけられるトランスメンブランドメインにより細胞膜に固定される。細胞外ドメ インからの及びトランスメンブランドメインによりそれから分類されたタンパク 質の反対端上に、細胞内ドメインが存在する。 本発明の新規受容体、Zcytor7は、クラスIIサイトカイン受容体である。それ らの受容体は通常、4−ヘリックス−未サイトカインに結合する。インターロイ キン−10及びインターフェロンは、このクラスの受容体(たとえば、インターフ ェロン−γα及びβ鎖、及びインターフェロンα/β受容体α及びβ鎖)を有す る。クラスIIサイトカイン受容体は、それらの細胞外ドメインに1又は複数のサ イトカイン受容体モジュール(CRM)の存在により特徴づけられる。クラスIIサイ トカイン受容体のCRMは、良く知られているクラスIサイトカイン受容体のCRMと は幾分異なる。クラスII CRMは2種のタイプIIIフィブロネクチン様ドメインを 含むが、それらは構成において異なる。特に、それらは2種のWSXWS(配列番号1 0)モチーフ(個々のフィブロネクチンIII様ドメインにおいて1つのモチーフ) を含む。しかしながら、それらのWSXWS(配列番号10)モチーフは、クラスI CR Mに見出されるモチーフよりも低く保存される。 インターフェロン−α/β受容体α鎖を除いて、すべての既知のクラスII受容 体のようなZcytor7は、その細胞外ドメインに単一のクラスII CRMのみを有する 。Zcytor7は、インターフェロン/IL−10クラスのらせんサイトカインのための 受容体であるように見える。Zcytor7受容体を用いて、有意な治療的価値のもの であるリガンド及び追加の化合物を同定することができる。さらに、配列番号2 の残基30(バリン)から残基250まで延長するZcytor7の細胞外部分が発現され 、そしてZcytor7のリガンドの効果をダウン−レギュレートするための可溶性受 容体として使用され得る。 上記で言及されたように、Zcytor7は始め、CRF2−4、すなわち孤児(orpha n)クラスIIサイトカイン受容体に対する全体的な相同性により同定された。Lut falla G.など.Genomics,16:366-373(1993)を参照のこと。Zcytorをコード するヒトcDNAクローン(配列番号1)の分析は、約221個のアミノ酸残基(配列番 号2の残基30〜250)の細胞外リガンド−結合ドメイン、約24個のアミノ酸残基( 配列番号2の残基251〜274)のトランスメンブランドメイン、及び約279個のアミ ノ酸残基(配列番号2の残基275〜553)の細胞内ドメインを含んで成る553個のア ミノ酸(配列番号2)をコードする読取り枠を示した。当業者は、それらのドメ イン境界が接近し 、そして既知のタンパク質との一列配列及びタンパク質折りたたみの予測に基づ かれることを認識するであろう。ドメインの末端からの残基の欠失は可能である 。 本発明の好ましい態様においては、単離されたポリヌクレオチドは、緊縮条件 下で、配列番号1又はそれに対して相補的な配列の類似するサイズの領域に対し てハイブリダイズするであろう。一般的に、緊縮条件は、定義されたイオン強度 及びpHで、特定の配列のための熱溶融点(Tm)よりも約5℃低くなるよう選択さ れる。Tmは、標的配列の50%が完全に適合されたプローブにハイブリダイズする 温度(定義されたイオン強度及びpHで)である。典型的な緊縮条件は、塩濃度が pHで少なくとも約0.02Mであり、そして温度が少なくとも約60℃である条件であ る。前に示されたように、本発明の単離されたポリヌクレオチドは、DNA及びRNA を包含する。DNA及びRNAを単離するための方法は、当業界において良く知られて いる。cDNAはまた、他の組織からのRNAを用いて調製され、又はゲノムのDNAとし て単離され得るが、膵臓又は前立腺組織からRNAを単離することが一般的に好ま しい。完全なRNAは、グアニジンHCl抽出、続いて、CsClグラジエントにおける遠 心分離による単離を用いて調製され得る(Chirgusinなど.,Biochemistry 18:52 -94(1979))。ポリ(A)+RNAは、Aviv and leder(Proc.Natl.Acad.Sci.USA 69:1408-1412(1972))の方法を用いて完全なRNAから調製される。相補的DNA( cDNA)は、既知の方法を用いて、ポリ(A)+RNAから調製される。Zcytor 7ポ リペプチドをコードするポリヌクレオチドが次に同定され、そしてたとえばハイ ブリダイゼーション又はPCRにより単離される。 当業者は、配列番号1及び2に開示される配列がヒトZcytor7受容体の単一の 対立遺伝子を表わすことを認識するであろう。それら の配列の対立遺伝子変異体は、標準の方法に従って、異なった個人からのcDNA又 はゲノムライブラリーをプローブすることによってクローン化され得る。 本発明はさらに、他の種(“種同種体(orthologs)”)からの相対物受容体及 びポリヌクレオチドを供給する。特に興味あるものは、他の哺乳類種からのZcyt or7受容体、たとえばネズミ、ブタ、羊、ウシ、イヌ、ネコ、ウマ及び他の霊長 類受容体である。ヒトzcytor7受容体の種同種体は、従来のクローニング技法を 組合して、本発明により提供される情報及び組成物を用いてクローン化され得る 。たとえば、cDNAは、受容体を発現する組織又は細胞型から得られるmRNAを用い てクローン化され得る。mRNAの適切な源は、本明細書に開示される配列から企画 されたプローブによりノザンブロットをプローブすることによって同定され得る 。次に、ライブラリーが、陽性組織又は細胞系のmRNAから調製される。次に、受 容体−コードのcDNAが、種々の方法、たとえば完全な又は部分的なヒトcDNAによ り、又は開示される配列に基づいての1又は複数組の縮重プローブによりプロー ブすることによって単離され得る。cDNAはまた、ポリメラーゼ鎖反応、又は本明 細書に開示される配列から企画されたプライマーを用いてのPCR(Mullis、アメ リカ特許第4,683,202号)によりクローン化され得る。追加の方法においては、c DNAライブラリーは宿主細胞を形質転換し、又はトランスフェクトするために使 用され得、そして興味あるcDNAの発現は受容体に対する抗体により検出され得る 。類似する技法がまた、ゲノムクローンの単離に適用され得る。 本発明は、配列番号2の受容体ポリペプチドに対して実質的に相同である単離 された受容体ポリペプチドを供給する。“単離された”とは、たとえば血液及び 動物組織は別として、その生来の環境以 外の条件下に見出されるタンパク質又はポリペプチドを意味する。好ましい形に おいては、単離されたポリペプチドは、他のポリペプチド、特に動物起源の他の ポリペプチドを実質的に有さない。高く精製された形での、すなわち95%以上の 純度、より好ましくは99%以上の純度のポリペプチドを供給することが好ましい 。用語“実質的に相同である”とは、配列番号2に示される配列又はそれらの種 相同体に対して50%、好ましくは70%、より好ましくは少なくとも85%の配列同 一性を有するポリペプチドを示すために本明細書において使用される。そのよう なポリペプチドは、配列番号2に対して、より好ましくは少なくとも90%同一で あり、そして最とも好ましくは95%又はそれ以上同一であろう。%配列同一性は 従来の方法により決定される。たとえば、Altschulなど.,Bull .Math.Bio.48 :603-616,1986及びHenikoff and Henikoff,Proc .Natl.Acad.Sci.USA89: 10915-10919,1992を参照のこと。手短に言及すれば、2種のアミノ酸配列が、1 0のギャップ開始ペナルティー、1のギャップ拡張ペナルティー、及び表1(ア ミノ酸は標準の1文字コードにより示される)に示されるようなHenikoff and H enikoff(前記)の“blosum 62”評点マトリックスを用いて、その整合評点を最 適化するために整合される。 次に、最適な整合の%同一性が次のようにして計算される: ポリヌクレオチド分子の配列同一性が、上記に開示されるような割合を用いて 、類似する方法により決定される。 実質的に相同のタンパク質及びポリペプチドは、1又は複数のアミノ酸置換、 欠失又は付加を有するものとして特徴つけられる。それらの変化は好ましくは、 保存性アミノ酸置換(表2を参照のこと)及びタンパク質又はポリペプチドの折 りたたみ又は活性に実質的に影響を及ぼさない他の置換であるマイナーな性質の ものである。配列番号2の欠失、典型的には、1〜約30個のアミノ酸の欠失;及 び小さなアミノ−又はカルボキシル−末端の延長、たとえばアミノ−末端メチオ ニン残基約20〜25個までの残基の小さなリンカーペプチドの延長、又は精製を促 進する小さな延長(親和性標識)、たとえばポリ−ヒスチジン部分、プロテイン A(Nilssonなど.,EMBO J.4:1075(1985);Nilssonなど.,Methods Enzymol. 198:3(1991))、グルタチオンSトランスフェラーゼ(Smith and Johnson,Gen e 67:31(1988))、又は他の抗原性エピトープ又は結合ドメインの延長がまた請 求される。一般的には、Fordなど.,Protein Expression and Purification 2: 95-107,1991を参照のこと。親和性標識をコードするDNAは、商業的供給者(たと えば、Pharmacia Biotech,Piscataway,NJ)から入手できる。 本発明の受容体ポリペプチドにおける必須アミノ酸は、当業界において知られ ている方法、たとえば特定部位の突然変異誘発又はアラニン−走査突然変異誘発 により同定され得(Cunningham and Wells,Science 244,1081-1085,(1989); Bassなど.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 88:4498-4502(1992)後者の技法に おいては、単一のアラニン突然変異が分子中のあらゆる残基で導入され、そして 得られる変異体分子が、前記分子の活性に対して決定的であるアミノ酸残基を同 定するために、生物学的活性(たとえば、リガンド結合及びシグナル形質導入) について試験される。リガンド−受容体相互作用の部位はまた、核磁気共鳴、結 晶学、又は光親和性ラベリングのような技法により決定されるように、結晶構造 の分析により決定され得る。たとえば、de Vosなど.,Science 255:306-312(19 92);Smithなど.,J.Mol.Biol.224:899-904(1992);Wlodaverなど.,FEBS L ett.309:59-64(1992)を参照のこと。必須アミノ酸の識別はまた、関連する受 容体との相同性の分析から推 定され得る。 複数アミノ酸置換は、突然変異誘発及びスクリーニングの既知方法、たとえば Reidhaar-Olson and Sauer(Science 241:53-57,1988)又はBowie and Sauer(P roc .Natl.Acad.Sci.USA 86 :2152-2156,1989)により開示される方法を用 いて、行なわれ、そして試験され得る。手短に言及すれば、それらの著者は、ポ リペプチドにおける複数の位置を同時ランダム化し、機能的ポリペプチドをスク リーンし、そして次に、個々の位置での可能な置換の範囲を決定するために、突 然変異誘発されたポリペプチドを配列決定するための方法を開示する。使用され 得る他の方法は、ファージ表示(たとえば、Lowmanなど.,Biochem .30:10832- 10837,1991;Ladnerなど.,アメリカ特許第5,223,409号;Huse,WIPO公開WO92/ 06204)及び特定領域の突然変異誘発(Derbyshireなど.,Gene 46:145,1986; Nerなど.,DNA 7:127,1988)を包含する。 上記に開示されるような突然変異誘発方法は、宿主細胞におけるクローン化さ れた突然変異誘発受容体の活性を検出するために高処理量の自動化されたスクリ ーニング方法と組合され得る。これに関する好ましい方法は、下記に記載される 、細胞増殖アッセイ及びバイオセンサーに基づくリガンド−結合アッセイを包含 する。活性受容体又はその一部(たとえば、リガンド−結合フラグメント)をコ ードする突然変異誘発されたDNA分子が、宿主細胞から回収され、そしてすぐに 、近代的装置を用いて配列決定される。それらの方法は、興味あるポリペプチド における個々のアミノ酸残基の重要性の急速な決定を可能にし、そして未知の構 造のポリペプチドに適用され得る。 上記で論ぜられた方法を用いて、当業者は、配列番号2の残基30〜250又はそ の対立遺伝子変異体に対して実質的相同である種々の ポリペプチドを調製することができる。そのようなポリペプチドは、Zcytor7受 容体の細胞外リガンド−結合ドメイン又はトランスメンブラン及び細胞内ドメイ ンの一部又はすべてからの追加のアミノ酸を包含することができる。そのような ポリペプチドはまた、上記で一般的に開示されたような追加のポリペプチドセグ メントを包含することができる。 本発明のポリペプチド、一般的には、cDNA配列は、上記ポリペプチドをコード する。本発明のポリペプチドをコードするcDNA配列は、一連のコドンから成る、 ポリペプチドの個々のアミノ酸残基はコドンによりコードされ、そして個々のコ ドンは3個のヌクレオチドから成る。アミノ酸残基は、次の通りに、それらのそ れぞれのコドンによりコードされる。 アラニン(Ala)は、GCA,GCC,GCG又はGCTによりコードされ;システイン(Cys) はTGC又はTGTによりコードされ;アスパラギン酸(Asp)はGAC又はGATによりコー ドされ;グルタミン酸(Glu)はGAA又はGAGによりコードされ;フェニルアラニン( Phe)はTTC又はTTTによりコードされ;グリシン(Gly)はGGA,GGC,GGG又はGGTに よりコードされ; ヒスチジン(His)はCAC又はCATによりコードされ;イソロイシン(Ile)はATA,A TC又はATTによりコードされ;リシン(Lys)はAAA又はAAGによりコードされ;ロイ シン(Leu)はTTA,TTG,CTA,CTC,CTG又はCTTによりコードされ; メチオニン(Met)はATGによりコードされ;アスパラギン(Asn)はAAC又はAATに よりコードされ;プロリン(Pro)はCCA,CCC,CCG又はCCTによりコードされ; グルタミン(Gln)はCAA又はCAGによりコードされ;アルギニン(Arg)はAGA,AGG ,CGA,CGC,CGG又はCGTによりコードされ; セリン(Ser)はAGC,AGT,TCA,TCC,TCG又はTCTによりコードされ; トレオニン(Thr)はACA,ACC,ACG又はACTによりコードされ; バリン(Val)はGTA,GTC,GTG又はGTTによりコードされ;トリプトファン(Trp) はTGGによりコードされ;そしてチロシン(Tyr)はTAC又はTATによりコードされる 。 本発明によれば、cDNAが上記のように請求される場合、請求されるものは、セ ンス鎖及びアンチ−センス鎖の両者、及びそれらのそれぞれの水素結合により一 緒にアニーリングされたセンス及びアンチ−センス鎖の両者を有する二本鎖化さ れたようなDNAであることが理解されることが理解されるべきである。また、本 発明のポリペプチドをコードし、そして上記cDNAによりコードされるメッセンジ ャーRNA(mRNA)が請求される。メッセンジャーRNA(mRNA)は、上記に定義され るコドンと同じコドンを用いてポリペプチドをコードするが、但し、個々のチミ ンヌクレオチド(T)はウラシルヌクレオチト(U)により置換される。 十分な長さの受容体、受容体フラグメント(たとえば、リガンド−結合フラグ メント)及び融合ポリペプチドを包含する本発明の受容体ポリペプチドは、従来 の技法に従って、遺伝子的に構築された宿主細胞において生成され得る。適切な 宿主細胞は、外因性DNAにより形質転換又はトランスフェクトされ、そして培養 において増殖され得るそれらの細胞型であり、そして細菌、菌類細胞及び培養さ れた高等真核細胞を包含する。真核細胞、特に多細胞生物の培養された細胞が好 ましい。クローン化されたDNA分子を操作し、そして種々の宿主細胞中に外因性D NAを導入するための技法は、Sambrookなど.,Molecular Cloning:A Laboratory Manual,2nd ed.,Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbo r,NY(19 89)、及びAusubelなど.、前記により開示される。 本発明のポリヌクレオチドは、DNA合成機を用いて合成することができる。現 在、選択される方法は、ホスホラミジト法である。 各々が20〜60ヌクレオチド長であるオーバーラップする相補性オリゴヌクレオ チドの最初のセットを最初に作る。その遺伝子の各々の内部領域は正確に隣接セ クションを伴う塩基対にデザインされた相補的3’及び5’末端伸長部を有する 。これにより、遺伝子をアセンブルした後、その方法を完了するのに残った唯一 の要求はT4DNAリガーゼでその2つの鎖の骨格に沿ったニックをふさぐことで ある。更に、クローニングベクター及び他の配列の制限エンドヌクレアーゼ部位 への挿入を容易にする末端配列も、転写及び翻訳の正確な開始及び終了のための シグナルを含むように加えられるべきである。 全長の遺伝子を調製するためのかわりの方法は、オーバーラップするオリゴヌ クレオチドの特定のセット(40〜100ヌクレオチド)を合成することである。二 重鎖が完成され、そのギャップが大腸菌DNAポリメラーゼIでの酵素によるDNA合 成により満たされる。この酵素は、複製開始点として3’−ヒドロキシル基を用 い、テンプレートとして一本鎖領域を用いる。酵素合成が完了した後、ニックは T4 DNAリガーゼでふさがれる。より大きな遺伝子(1,000以上の塩基対)のた めに、その完全な遺伝子配列は、通常、各々が4〜6のオーバーラップするオリ ゴヌクレオチドを連結することにより一緒になる二本鎖フラグメント(各々20〜 60bp)からアセンブルされる。各々の合成及びアニーリングの後に十分な量の二 本鎖フラグメントがあるなら、それらは単に、互いに連結される。さもなければ 、各々のフラグメントは利用できる量のDNAを増幅するためにベクターにクロー ン化される。両方の場合において、二本鎖構成物は 互いに連続的に連結されて全体の遺伝子配列を形成する。Glick,Bernard R.及 びJack J.(Pasternak,Molecular Biotechnology,Principles & Applications of Recombinant DNA,(ASM Press,Washington,D.C.1994)),Itakura,K.ら (Synthesis and use of synthetic oligonucleotides.Annu.Rev.Biochem.5 3:323-356(1984))、及びClimie,S.ら(Chemical synthesis of the thymidyl ate synthase gene.Proc.Natl.Acad.Sci.USA 87:633-637(1990))を参照の こと。 次に、Zcytor7レセプターポリペプチドをコードするDNA配列は、一般に転写 プロモーター及びターミネーターを含む、その発現のために要求される他の遺伝 子要素に作用可能に発現ベクター内で連結することができる。そのベクターは、 一般に、1又は複数の選択マーカー及び1又は複数の複製の源も含むであろう。 但し、当業者は、特定のシステム内で、別個のベクター上に選択マーカーを供す ることができ、外来DNAの複製が宿主細胞ゲノムの組込みにより供され得ること を認めるであろう。プロモーター、ターミネーター、選択マーカー、ベクター及 び他の要素の選択は当業者のレベル内で慣用的にデザインできる事項である。こ れら多くの要素は文献に記載されており、商業的供給元を介して利用できる。 Zcytor7レセプターポリペプチドを宿主細胞の分泌経路に向かわせるために、 (リーダー配列、プレプロ配列又はプレ配列としても知られる)分泌シグナル配 列が発現ベクター内に供される。分泌シグナル配列は、レセプターのものであっ ても、他の分泌タンパク質(たとえばt−PA)由来であっても、又は新たに合成 してもよい。 分泌シグナル配列は、正確な読み枠でZcytor7 DNAに連結される。分泌シグナ ル配列は、一般に、関心のポリペプチドをコードするDNA配列に対して5’に位 置するが、特定のシグナル配列は、関心 のDNA配列内の別の場所に位置し得る。(例えばWelchら、米国特許5,037,743;H ollandら、米国特許5,143,830を参照のこと)。 培養した哺乳動物細胞が本発明において好ましい宿主である。外来DNAを哺乳 動物宿主細胞に導入するための方法には、リン酸カルシウム媒介トランスフェク ション(Wiglerら、Cell 14:725(1978);Corsaro及びPearson,Somatic Cell G enetics 7:603,1981:Graham及びVan der Eb,Virology 52:456(1973))、エ レクトロポレーション(Neumannら、EMBO J.1:841-845(1982))、デキストラ ン媒介トランスフェクション(Ausubelら、eds.,Current Protocols in Molecu lar Biology,John Wiley and Sons,Inc.,NY(1987))、並びにリポソーム媒介 トランスフェクション(Hawley-Nelsonら、Focus 15:73(1993);Ciccarone et a l.,Focus 15:80(1993))がある。培養した哺乳動物細胞における組換えポリヌ クレオチドの生産は、例えば、Levinsonら、(米国特許4,713,339);Hagenら、( 米国特許4,784,950);Palmiterら(米国特許4,579,821);及びRingold(米国特許4 ,656,134)がある。適切な培養した哺乳動物細胞には、COS−1(ATCC No.CRL 1 650),COS−7(ATCC No.CRL 1651),BHK(ATCC No.CRL 1632),BHK570(ATCC N o.CRL 10314),293(ATCC No.CRL 1573;Grahamら、J.Gen.Virol.36:59-72 (1977)及びチャイニーズハムスター卵巣(例えばCHO−K1;ATCC No.CCL61)細 胞系がある。更なる適切な細胞系は当該分野において周知であり、公共的な寄託 機関、例えばAmerican Type Culture Collection,Rockville,Marylandから利 用できる。一般に、強力な転写プロモーター、例えばSV−40又はサイトメガロウ ィルスからのプロモーターが好ましい。例えば、米国特許4,956,288を参照のこ と。他の適切なプロモーターには、メタロチオネイン遺伝子からのもの(米国特 許4,579,821及び4 ,601,978)及びアデノウィルス主要後期プロモーターがある。 外来DNAが挿入されている培養した噛乳動物細胞を選択するために薬剤選択が 一般に用いられる。このような細胞は、一般に、“トランスフェクタント”と呼 ばれる。選択剤の存在下で培養され、それらの子孫に関心の遺伝子を伝えること ができる細胞は、“安定なトランスフェクタント”と呼ばれる。好ましい選択マ ーカーは、抗生物質ネオマイシンに対する耐性をコードする遺伝子である。選択 は、ネオマイシン型薬剤、例えばG−418等の存在下で行われる。選択システム は関心の遺伝子の発現レベルを増加させるのにも用いることができ、この方法は “増幅”と呼ばれる。増幅は、低レベルの選択剤の存在下でトランスフェクタン トを培養し、次に選択剤の量を増加させて高レベルの導入された遺伝子の産物を 作り出す細胞を選択することによって行われる。好ましい増幅可能な選択マーカ ーはジヒドロ葉酸レダクターゼであり、それは、メトトレキサートに対する耐性 を与える。他の薬剤耐性遺伝子(例えばヒグロマイシン耐性、多重薬剤耐性、プ ロマイシンアセチルトランスフエラーゼ耐性)も用いることができる。 他の高等真核細胞、例えば昆虫細胞、植物細胞及びトリの細胞も宿主として用 いることができる。昆虫細胞の形質転換及びその中での外来ポリペプチドの生産 は、Guarinoら(米国特許5,162,222);Bangら(米国特許4,775,624);及びWIPO 公報WO 94/06463により開示される。植物細胞内で遺伝子を発現させるためのベ クターとしてのアグロバクテリウム・リゾゲネス(Agrobacterium rhizogenes) の使用がSinkarら(J.Biosci.(Bangalore)11:47-58(1987))により報告され ている。 真菌細胞、例えばイースト細胞、及び特にサッカロマイセス(Saccharomyces) 属の細胞も、例えばレセプターフラグメント又はポリ ペプチド融合物を生産するために、本発明に用いることができる。イースト細胞 を外来DNAで形質転換し、それから組換えポリペプチドを生産するための方法は 、例えば、Kawasaki(米国特許4,599,311);Kawasakiら(米国特許4,931,373);Br ake(米国特許4,870,008);Welchら(米国特許5,037,743);及びMurrayら(米国特 許4,845,075)に開示される。形質転換された細胞は、選択マーカー、一般に薬剤 耐性又は特定の栄養素(例えばロイシン)の欠如下で増殖する能力により決定さ れる表現型によって選択される。イーストに用いるための好ましいベクターシス テムは、グルコース含有培地内での増殖により形質転換された細胞を選択するこ とができるKawasakiら(米国特許4,931,373)により開示されるPOT1ベクターシ ステムである。イーストに用いるための適切なプロモーター及びターミネーター には、解糖酵素遺伝子(例えば、Kawasaki(米国特許4,599,311);Kingsmanら(米 国特許4,615,974);及びBitter(米国特許4,977,092)並びにアルコールデヒド ロゲナーゼ遺伝子からのものがある。米国特許4,990,446;5,063,154;5,139,93 6及び4,661,454も参照のこと)がある。他のイースト種、例えばハンセヌラ・ポ リモルファ(Hansenula polymorpha)、スキゾサッカロマイセス・ポンベ(Schi zosacharomyces pombe)、クルイベロマイセス・ラクチス(Kluyveromyces lact is )、クルイベロマイセス・フラジリス(Kluyveromyces fragilis)、ウスチラ ゴ・マイジス(Ustilago maydis)、ピキア・パストリス(Pichia pastoris)、ピキ ア・メタノリカ(Pichia methanolica)、ピキア・グイルレルモンジイ(Pichia guillermondii)及びカンジダ・マルトサ(Candida maltosa)のための形質転換 システムは当該分野で周知である。例えば、Gleensonら(J.Gen.Microbiol.1 23:3459-3465(1986)及びCregg(米国特許4,882,279)を参照のこと。アスペ ルギル ス(Aspergillus)細胞は、McKnightら(米国特許4,935,349)の方法に従って利用 することができる。アクレモニウム・キリソゲヌム(Acremonium chrysogenum) を形質転換するための方法は、Suminoら(米国特許5,162,228)により開示される ・ニューロスポラ(Neurospora)を形質転換するための方法は、Lambowitz(米 国特許4,486,533)により開示される。 形質転換され、又はトランスフェクトされた宿主細胞は、栄養素及び選択され た宿主細胞の増殖のために必要とされる他の成分を含む培養培地中で、慣用的な 手順に従って培養される。規定培地及び複合培地を含む種々の適切な培地は当該 技術分野において周知であり、一般には、炭素源、窒素源、必須アミノ酸、ビタ ミン及びミネラルを含む。培地は、必要に応じて、成長因子又は血清のような成 分を含んでもよい。増殖培地は、一般に、例えば薬剤選択、又は発現ベクター上 にある又は宿主細胞内に同時にトランスフェクトされた選択マーカーにより補わ れる必須栄養素の欠如により外部から添加されたDNAを含む細胞を選択するであ ろう。 本発明の一態様において、新規レセプターは培養された細胞により生産され、 その細胞は、レセプターのためのリガンド、例えば天然のリガンド、並びに天然 のリガンドのアゴニスト及びアンタゴニストについてりスクリーニングするのに 用いられる。このアプローチを要約すると、レセプターをコードするcDNA又は遺 伝子はその発現のために必要とされる他の遺伝子要素(例えば転写プロモーター )と組み合わされ、生じた発現ベクターが宿主細胞に挿入される。そのDNAを発 現し、機能的レセプターを発現する細胞が選択され、種々のスクリーニングシス テムに用いられる。 Zcytor7レセプターを発現し、レセプター媒介シグナルを導入するのに用いる のに適した哺乳動物細胞には、Zcytor7と機能的複合 体を形成し得る他のレセプターサブユニットを発現する細胞がある。これらのサ ブユニットは、インターフェロンレセプターファミリー、又は他のクラスIIもし くはクラスIIサイトカインレセプターのものを含み得る。発現されるべきレセプ ターと同じ種からの細胞を用いることも好ましい。好ましい実施形態において、 細胞は、その増殖のために外部から供給された造血増殖因子に依存する。この型 の好ましい細胞系は、GM−CSF依存性ヒト白血球細胞系である、ヒトTF−1細胞 系(ATCC番号CRL−2003)及びAML−193細胞系(ATCC番号CRL−9589)である。あ るいは、適切な宿主細胞を、必要なレセプターサブユニット又は要求される細胞 応答のために必要とされる他の細胞成分を作り出すよう工作することができる。 例えば、ネズミ細胞系BaF3(Palacios及びSceinmetz(Cell 41:727-734(1985); Mathey-Prevotら、Mol.Cell.Biol.6:4133-4135(1986))又はベイビーハムス ター腎臓(BHK)細胞系は、必要なβサブユニット(KH97としても知られるもの) 及びZcytor7レセプターを発現するようにトランスフェクトすることができる。 後者のアプローチは、細胞系をいずれかの種からのレセプターサブユニットを発 現するように工作し、それにより種特異性から生ずる潜在的な制限を克服するこ とができるので有利である。あるいは、ヒトレセプターcDNAの種オルソロガスを クローン化し、同じ種からの細胞系に用いることができる。例えばBaF3細胞系 におけるマウスcDNAである。1つの造血増殖因子、例えばGM−CSFに依存する細 胞系は、これにより、Zcytor7リガンドに依存するように工作することができる 。 機能的なレセプターを発現する細胞をスクリーニングアッセイに用いる。種々 の適切なアッセイが当該技術分野において周知である。これらのアッセイは、標 的細胞における生物学的応答の検出に基 づく。1つのこのようなアッセイは、細胞増殖アッセイである。細胞はテスト化 合物の存在又は欠如下で培養され、細胞増殖が、例えばトリチウム化チミジンの 組込みを測定することにより、又は3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イ ル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロマイドの代謝による分解に基づく 比色アッセイ(Mosman,J.Immunol.Meth.65:55-63(1983))により検出される 。別のアッセイ形態は、リポーター遺伝子を発現するよう更に工作された細胞を 用いる。リポーター遺伝子は、レセプター関連の経路に応答するプロモーター要 素に連結され、アッセイはリポーター遺伝子の転写の活性化を検出する。これに 関して好ましいプロモーター要素は血清応答要素又はSRE(例えばShawら、Cell 56:563-572(1989)を参照のこと)である。好ましいこのようなリポーター遺伝 子は、ルシフェラーゼ遺伝子である(de Wetら、Mol.Cell.Biol.7:725(1987) )。ルシフェラーゼ遺伝子の発現は、当該技術分野において周知の方法、例えばB aumgartnerら(J.Biol.Chem.269:29094-29101(1994));Schenborn及びGoiffi n(Promega Notes 41:11(1993))を用いてルミネッセンスにより検出される。ル シフェラーゼ活性アッセイキットは、例えばPromega.Corp.,Madison,WIから 市販される。この型の標的細胞系は、化学物質のライブラリー、細胞ならし培養 培地、真菌のブイヨン、土壌サンプル、水サンプル等をスクリーニングするのに 用いることができる。例えば、サンプルならし培地サンプルのバンクは、リガン ドを作り出す細胞を同定するために標的細胞上でアッセイすることができる。次 に、陽性の細胞は、噛乳動物発現ベクターにおけるcDNAライブラリーを作り出す のに用いられ、それは複数のプールに分けられ、宿主細胞にトランスフェクトさ れ、そして発現される。次にそのトランスフェクトされた細胞からの培地サンプ ルがアッセイされ、ここ では、後にそのリガンドをコードするクローンされたcDNAを単離するためにプー ルに分けられ、再移入され、サブクローニングされて陽性の細胞が再アッセイさ れる。 Zcytor7のための天然のリガンドは、そのレセプターを発現する細胞系を変異 誘発させ、それをオートクライン増殖について選択する条件下で培養することに よっても同定することができる。WIPO公報95/21930を参照のこと。典型的な手順 において、Zcytor7及び必要な更なるサブユニットを発現するBaF3細胞は、例 えば2−エチルメタンスルホネート(EMS)で、変異誘発される。次にその細胞は 、IL−3の存在下で回復され、次にIL−3及びIL−4を欠如する培養培地に移さ れる。Zcytor7リガンドの生産のために、例えば可溶性のレセプターを培養培地 に加えることにより又はならし培地を野生型BaF3細胞及びレセプターを発現す るBaF3細胞に基づいてアッセイすることにより、生存している細胞がスクリー ニングされる。 本発明により供される更なるスクリーニングアプローチには、ハイブリッドレ セプターポリペプチドの使用がある。これらのハイブリッドポリペプチドは2つ の一般的なクラスに属する。第1のクラスでは、配列番号2のおおよそ残基275 〜553を含むZ-Cytor7の細胞内ドメインが第2のレセプターのリガンド結合ド メインに連結される。第2のレセプターは造血サイトカインレセプター、例えば mp1レセプター(Souyriら、Cell 63:1137-1147(1990))であることが好ましい 。ハイブリッドレセプターは、いずれかのレセプターから得られ得るトランスメ ンブランドメインを更に含むであろう。次にハイブリッドレセプターをコードす るDNA構成物は宿主細胞に挿入される。そのハイブリッドレセプターを発現する 細胞は、結合ドメインのためのリガンドの存在下で培養され、応答のためにア ッセイされる。このシステムは、直ちに利用できるリガンドを用いながらZcytor 7により媒介されるシグナル伝達を分析するための手段を供する。このシステム は、特定の細胞系がZcytor7により伝達されるシグナルに応答することができる か否かを決定するのにも用いることができる。第2のクラスのハイブリッドレセ プターポリペプチドは、Zcytor7の細胞外(リガンド結合)ドメイン(配列番号 :2の約残基30〜250)を含み、第2のレセプターの細胞内ドメイン、好ましい造 血サイトカインレセプター、及びトランスメンブランメインを伴う。この第2の クラスのハイブリッドレセプターは、その第2のレセプターにより伝達されるシ グナルに応答することができることが知られている細胞内で発現される。一緒に 、これら2つのクラスのハイブリッドレセプターは、Zcytor7リガンドを検出す るためのアッセイの開発のための応答性の細胞型の同定を行うことができる。 次に、リガンドを発現することが見い出されている細胞は、先に開示されるよ うにリガンドコーティングcDNAを単離することができるcDNAライブラリーを調製 するために用いられる。これにより、本発明は、新規レセプターポリペプチドに 加えて、そのレセプターのためのポリペプチドリガンドをクローニングするため の方法を供する。 Zcytor7発現の組織特異性は、腎臓、膵臓、前立腺、又は神経組織の発達にお いての役割を示唆する。このレセプターについて観察される組織特異性の点で、 (天然のリガンドを含む)アゴニスト及びアンタゴニストは、試験管内及び生体 内の両方の適用において大きな能力を有する。レセプターアゴニストとして同定 された化合物は、試験管内及び生体内で標的細胞の増殖及び発達を刺激するため に役立つ。例えばアゴニスト化合物は、所定の細胞培養培地の成分 として役立ち、細胞培養に一般に用いられる血清と置き換わるために、単独で又 は他のサイトカイン及びホルモンと組み合わせて用いることができる。アゴニス トは、培養において神経、膵臓又は前立腺由来の細胞の増殖及び/又は発達を特 異的に促進するのに役立ち得る。アンタゴニストは、リガンドーレセプター相互 作用の部位をキャラクタライズするための調査試薬として役立つ。生体内で、レ セプターアゴニスト又はアンタゴニストは、腎臓、神経、膵臓又は前立腺の病気 の治療における適用が見い出され得る。 Zcytor7は、リガンドの循環レベルの検出のための診断システムにも用いるこ とができる。関連する実施形態において、Zcytor7に特異的に結合する抗体又は 他の剤は、循環するレセプターポリペプチトを検出するのに用いることができる 。上昇した又は下降したリガンド又はレセプターポリペプチドのレベルは、癌を 含む病理的な条件の指標であり得る。 Zcytor7レセプターポリペプチドは、細胞外ドメインをコードするトランケー トされたDNA、例えばヒトZcytor7レセプターの残基30〜250(配列番号:2)を 含むポリペプチド、又は対応する非ヒトレセプターの領域を発現することによっ て調製することができる。細胞外ドメインポリペプチドは、膜貫通及び細胞内ポ リペプチドセグメントを実質的に含まない形態で調製することが好ましい。例え ば、レセプターポリペプチドのC末端は、配列番号:2の残基25。又は対立遺伝 子変異体もしくは非ヒトレセプターの対応する領域であり得る。宿主細胞からの レセプタードメインの送出を駆動するために、レセプターDNAは、分泌ポリペプ チド、例えばt−PA分泌ペプチドをコードする第2のDNAセグメントに連結され る。その分泌されたレセプタードメインの精製を容易にするために、C末端伸長 部、例えばポリヒスチジン、tag、サブスタンスP、FlagTMペプ チド(Hoppら、Biotechnology 6:1204-1210(1988),Eastman Kodak Coy New Ha ven,CTから市販)、又は抗体もしくは他の特異的結合剤が利用できる他のポリ ペプチドもしくはタンパク質を、レセプターポリペプチドに融合させることがで きる。 かわりのアプローチとして、レセプター細胞外ドメインは、2つの定常領域ド メイン及びヒンジ領域を含むが、可変領域を欠くイムノグロブリン重鎖定常領域 、典型的にはFcフラグメントとの融合物として発現させることができる。このよ うな融合物は、典型的には、Fc部分が互いにジスルフィド結合しており、2つの レセプターポリペプチドが互いに極めて近くに配置されている多量体分子として 分泌される。この型の融合物は、リガンドを特異的に滴定することにより試験管 内でシグナルを遮断するための試験管内アッセイツールとして、並びにそれらを 非経口的に投与して循環するリガンドに結合させ、それをその循環から取り除く ことによりアンタゴニストとして、溶液から同起源のリガンドをアフィニティー 精製するのに用いることができる。リガンドを精製するために、Zcytor7−Igキ メラは、リガンドを含むサンプル(例えば細胞ならし培養培地又は組織抽出物) に、レセプター−リガンド結合を容易にする条件(典型的には生理温度、pH及び イオン強度近く)下で添加される。次に、キメラ−リガンド複合体は、固体支持 体(例えば不溶性樹脂ビーズ)上に固定化されたプロテインAを用いて、混合に より分離される。次にリガンドは、慣用的な化学技術、例えば塩又はpH勾配を用 いて溶出される。代わりに、キメラ自体を固体支持体に結合させ、上述のように 結合及び溶出を行うこともできる。高い結合アフィニティーを有するキメラは、 非経口的に(例えば筋内、皮下又は静脈内注入により)投与される。循環する分 子はリガンドに結合し、正常な生理的過程により循環から取り除かれる。アッセ イに用いるた めに、キメラは、Fc領域を介して支持体に結合され、ELISA法に用いられる。 リガンド−結合レセプターフラグメントを用いる好ましいアッセイシステムは 、市販のバイオセンサー装置(BIAcoreTM,Pharmacia Biosensor,Piscataway,N J)を用いる。ここでは、レセプターフラグメントはレセプターチップの表面上に 固定化される。この装置の使用は、Karlsson,J(Immunol.Methods 145:229-24 0)並びにCunningham及びWells(J.Mol.Biol.234:554-563(1993))を参照のこ と。レセプターフラグメントは、アミン又はスルフヒドリル化学を用いて、フロ ーセル内の金のフィルムに結合したデキストラン繊維に共有結合される。テスト サンプルはそのセルを通過する。サンプル中にリガンドが存在するなら、それは 固定化されたレセプターポリペプチドに結合し、媒体の屈折率を変化させ、それ が金のフィルムの表面プラスモン共鳴の変化として検出されるであろう。このシ ステムにより、結合アフィニティーを計算することができるオン及びオフ比率を 決定することができ、結合の化学量論を評価することができる。 リガンド結合レセプターポリペプチドは、当該技術分野において周知である他 のアッセイシステムにおいても用いることができる。このようなシステムには、 結合アフィニティーの決定のためのScatchard分析(Scatchard,Ann.NY Acad. Sci.51:660-672(1949)を参照のこと)及び熱量測定アッセイ(Cunninghamら 、Science 253:545-548(1991);Cunninghamら、Science254:821-825(1991)) がある。 レセプターリガンド結合ポリペプチドは、リガンドの精製のために用いること もできる。レセプターポリペプチドは、固体支持体、例えばアガロース、架橋ア ガロース、ガラス、セルロース樹脂、シ リカベースの樹脂、ポリスチレン、架橋ポリアクリルアミド又は使用の条件下で 安定である同様の材料のビーズに固定される。ポリペプチドを固体支持体に結合 するための方法は当該技術分野において周知であり、アミン化学、シアノーゲン ブロマイド活性化、N−ヒドロキシスクシニミド活性化、エポキシド活性化、ス ルフヒドリル活性化、及びヒドラジド活性化を含む。生じた媒体は、一般に、カ ラムの形態で形成され、リガンドを含む流体がそのカラムを1又は複数回通過し 、リガンドがレセプターポリペプチドに結合する。次にリガンドは、リガンド− レセプター結合を破壊するために塩濃度又はpHの変化を用いて溶出される。 Zcytor7ポリペプチドは、Zcytor7エピトープ、ペプチド又はポリペプチドに 特異的に結合する抗体を調製するためにも用いることができる。Zcytor7ポリペ プチド又はそのフラグメントは、動物に接種し免疫応答を誘発するための抗原( 免疫原)として機能する。適切な抗原は、天然の又は変性した状態のいずれかで Zcytor7ポリペプチドに結合するそれに対する抗体が生産され得るZcytor7ポリ ペプチドのサブ配列からなるポリペプチドであろう。この免疫応答から生じた抗 体は、本明細書に記載されるように、単離し、精製することができる。ポリクロ ーナル及びモノクローナル抗体を調製及び単離するための方法は当該技術分野に おいて公知である。例えば、Current Protocols in Immunology,Cooliganら(ed s.),(National Institutes of Health,John Wiley and Sons,Inc.,1995);S ambrookら(Molecular Cloning:A Laboratory Manual,Second Edition,Cold S pring Harbor,NY,1989);及びHurrell,J.G.R.(Ed.,Monoclonal Hybridom a Antibodies:Techniques and Applications,(CRC Press,Inc.,BocaRaton, FL,1982))を参照のこと。 当業者に明らかなように、ポリクローナル抗体は、種々の温血動物、例えばウ マ、ウシ、ヤギ、ヒツジ、イヌ、トリ、ウサギ、マウス、及びラットに、Zcytor 7ポリペプチド又はそのフラグメントを接種することによって作ることができる 。Zcytor7ポリペプチドの免疫原性は、アジュバント、例えばアルム(水酸化ア ルミニウム)又はフロイントの完全又は不完全アジュバントの使用により増加さ せることができる。免疫化のために役立つポリペプチドには、融合ポリペプチド 、例えばZcytor7又はその一部の、イムノグロブリンポリペプチド又はマルトー ス結合タンパク質との融合物がある。ポリペプチド免疫原は、全長の分子でもそ の一部分でもよい。ポリペプチド部分が“ハプテン様”であるなら、このような 部分は、有利には、免疫化のための高分子担体(例えばキーホール・リンペット ヘモシアニン(KLH)、ウシ血清アルブミン(BSA)又は破傷風毒素)に連結又は結合 させることができる。 本明細書に用いる場合、用語“抗体”には、ポリクローナル抗体、アフィニテ ィー精製したポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、及び抗原結合性フラグ メント、例えばF(ab')2及びFabタンパク質分解フラグメントが含まれる。遺伝子 操作された完全な抗体又はフラグメント、例えばキメラ抗体、Fvフラグメント、 一本鎖抗体等、並びに合成した抗原結合性ペプチド及びポリペプチドも含まれる 。非ヒト抗体は、非ヒトCDRをヒト骨格及び定常領域に移植することにより、又 は全体の非ヒト可変ドメインを組み込み(任意に、露出された残基の置換により ヒト様表面でそれらを“おおう(クローキング)(cloaking)”する(ここでその 結果物を、“虚飾(ベニヤード)(veneered)”抗体という))ことによりヒトに 適合させることができる。特定の例において、ヒトに適合された抗体は、正確な 結合特性を増強するためにヒト可変領域骨格内に非ヒト残基を保 持し得る。抗体をヒトに適合させることにより、生物学的半減期は増加させるこ とができ、ヒトへの投与による逆の免疫反応の可能性が削減される。 本明細書で役立つ抗体を作り出し、又は選択するための別の技術には、リンパ 球の、Zcytor7タンパク質又はペプチドへの試験管内露出、及びファージ又は同 様のベクターにおける抗体提示ライブラリーの、(例えば固定化又は標識したZc ytor7タンパク質又はペプチドの使用による)選択が含まれる。潜在的なZcytor 7ポリペプチド結合ドメインを有するポリペプチドをコードする遺伝子は、ファ ージ(ファージ提示)上又は細菌、例えば大腸菌上に提示されるランダムペプチ ドライブラリーをスクリーニングすることにより得ることができる。そのポリペ プチドをコードするヌクレオチドは、いくつかの方法で、例えばランダム変異誘 発及びランダムポリヌクレオチド合成により、得ることができる。これらのラン ダムペプチド提示(display)ライブラリーは、タンパク質又はポリペプチドであ り得る周知の標的、例えばリガンドもしくはレセプター、生物学的もしくは合成 高分子、又は有機もしくは無機物質と相互作用するペプチドをスクリーニングす るのに用いることができる。このようなランダムペプチド提示ライブラリーを作 り出し、スクリーニングするための技術は当該技術分野において周知であり(La dnerら(米国特許5,223,409);Ladnerら(米国特許4,946,778);Ladnerら(米国特 許5,403,484)及びLadnerら(米国特許5,571,698)、ランダムペプチド提示ライ ブラリー及びこのようなライブラリーをスクリーニングするためのキットは、例 えば、Clontech(Palo Alto,CA),Invitrogen Inc.(San Diego,CA),New Engl and Biolabs,Inc.(Beverly,MA)及びPharmacia LKB Biotechnology Inc.(Pis cataway,NJ)から市販される。ランダムペプチド提示ライブラリーは 、Zcytor7に結合するタンパク質を同定するために本明細書に開示されるZcytor 7配列を用いてスクリーニングすることができる。これらのZcytor7ポリペプチ ドと相互作用する“結合性タンパク質”は、細胞を標識するために;アフィニテ ィー精製により相同体ポリペプチドを単離するために用いることができ;それら は、薬剤、毒素、放射性核種等に直接又は間接的に接合させることができる。こ れらの結合性タンパク質は、発現ライブラリーをスクリーニングするため及び活 性を中和するための方法のような分析方法にも用いることができる。結合性タン パク質は、ポリペプチドの循環レベルを決定するため;潜在する病状又は病気の マーカーとして可溶性ポリペプチドを検出し又は定量するためにも用いることが できる。これらの結合性タンパク質は、試験管内及び生体内でZcytor7結合及び シグナル伝達を遮断するためのZcytor7“アンタゴニスト”としても機能し得る 。これらの抗Zcytor7結合性タンパク質は、何かを阻害するために役立つであろ う。 抗体は、1)それらが閾値レベルの結合活性を示し、及び/又は2)それらが 関連するポリペプチド分子と大きく交差反応しない場合に特異的に結合するもの と決定される。第1に、本明細書の抗体は、それらが、Zcytor7ポリペプチド、 ペプチド又はエピトープに、106-1又はそれ超、好ましくは107-1又はそれ超 、より好ましくは108-1又はそれ超、最も好ましくは109-1又はそれ超の結合 アフィニティー(Ka)で結合する場合に、特異的に結合する。抗体の結合アフィ ニティーは、例えばScatchard分析(Scatchard,G.,Ann.NY Acad.Sci.51:66 0-672(1949))により、当業者により直ちに決定され得る。 第2に、抗体は、それらが関連するポリペプチドと大きく交差反応しない場合 に特異的に結合すると決定される。抗体は、例えばそ れらが標準的ウェスタンブロット分析(Ausubelら、前掲)を用いてZcytor7を 検出するが周知の関連するポリペプチドを検出しないなら、関連するポリペプチ ド分子と大きく交差反応しない。周知の関連するポリペプチドの例は、タンパク 質ファミリーのメンバーである同じ種からのタンパク質であるオルソロガス(例 えばIL−16)、Zcytor7ポリペプチド、及び非ヒトZcytor7である。更に、抗体 は、本発明のポリペプチドに特異的に結合する集団を単離するために周知の関連 するポリペプチド“に対してスクリーニング”され得る。例えば、Zcytor7に対 して生じた抗体は、不溶性マトリックスに接着した関連するポリペプチドに吸着 され;Zcytor7に特異的な抗体は、正確な緩衝条件下でマトリックスを通して流 れるであろう。このようなスクリーニングにより、密接に関連するポリペプチド に対して交差反応しないポリクローナル及びモノクローナル抗体を単離すること ができる(Antibodies:A Laboratory Manual,Harlow and Lane(eds.),(Cold S pring Harbor Laboratory Press,1988);Current Protocols in Immunology,C ooligan,et al.(eds.),National Institutes of health,John Wiley and So ns,Inc.,1995))。特定の抗体のスクリーニング及び単離は当該技術分野にお いて公知である。Fundamental Immunology,Paul(eds.),(Raven Press,1993) ;Getzoffら、Adv.in Immunol.43:1-98(1988);Monoclonal Antibodies:Pri nciples and Practice,Goding,J.W.(eds.),(Academic Press Ltd.,1996); Benjaminら、Ann.Rev.Immunol.2:67-101(1984)を参照のこと。 当業者に周知である種々のアッセイを、Zcytor7タンパク質又はペプチドに特 異的に結合する抗体を検出するために利用することができる。典型的なアッセイ は、Antibodies:A Laboratory Manual,Harlow and Lane(Eds.),(Cold Spring Harbor Laboratory Pre ss,1988)に詳細に記載される。このようなアッセイの代表的な例には、並流免 疫電気泳動、ラジオイムノアッセイ、ラジオイムノ沈降法、酵素連結イムノソル ベントアッセイ(ELISA)、ドット・ブロット又はウェスタン・ブロットアッセイ 、阻害又は競合アッセイ、及びサンドイッチアッセイがある。更に、抗体は、野 生型対変異Zcytor7タンパク質又はポリペプチドへの結合についてスクリーニン グすることができる。 Zcytor7に対する抗体は、Zcytor7を発現する細胞を標識するため;アフィニ ティー精製によりZcytor7を単離するため;Zcytor7ポリペプチドの循環レベル を決定するための診断アッセイのため;潜在的な病理又は病気のマーカーとして 可溶性Zcytor7を検出又は定量するため;FACSを用いる分析法において;発現ラ イブラリーをスクリーニングするため;抗イディオタイプ抗体を作り出すため; 並びに試験管内及び生体内でZcytor7を遮断するための中和性抗体として又はア ンタゴニストとして用いることができる。適切な直接的なタグ又は標識には、放 射性接種、酵素、基質、補因子、インヒビター、蛍光マーカー、化学ルミネセン スマーカー、磁気粒子等があり;間接的なタグ又は標識は、中間体としてのビオ チン−アビジン又は他の補足物/被補足物対の使用を特徴とする。本明細書の抗 体は、薬剤、トキシン、放射性核種等に直接又は間接的にコンジュゲートさせる こともでき、これらのコンジュゲートは、生体内診断又は治療的適用のために用 いることができる。更に、Zcytor7に対する抗体又はそのフラグメントは、アッ セイにおいて、例えばウェスタン・ブロット又は他の当該技術分野で周知のアッ セイにおいて、変性したZcytor7又はそのフラグメントを検出するために、試験 管内で用いることができる。 Zcytor7に対する抗体の抗原結合部位に結合する抗イディオタイ プ抗体も本発明の一部と考慮される。これにより、抗イディオタイプ抗体の抗原 結合領域は、Zcytor7のリガンド結合領域に擬態するであろう。これにより、抗 イディオタイプ抗体は、Zcytor7レセプターの可能性あるリガンドについてスク リーニングするために用いることができよう。これにより、Zcytor7に対する中 和性抗体は、例えば、Sambrookら(Molecular Clonging:A Laboratory Manual, Second Edition,(Cold Spring Harbor,NY,1989));及びHurrell,J.G.R.( Ed.,Monoclonal Hybridoma Antibodies:Techniques and Applications,(CRC Press,Inc.,Boca Ration,FL,1982))に記載されるように、当該技術分野にお いて公知である方法により、抗イディオタイプ抗体を生産するのに用いることが できる。 本発明は、診断的適用に用いることが見い出されるであろう試薬も供する。例 えば、Zcytor7遺伝子、Zcytor7 DNAもしくはRNAを含むプローブ又はそれらの サブ配列を用いて、Zcytor7遺伝子が染色体6上に存在するか否か又は変異がお こっているか否かを決定することができる。Zcytor7遺伝子座における検出可能 な染色体の異常型には、これらに限らないが、異数性、遺伝子複製数の変化、挿 入、欠失、制限部位の変化及び転移がある。このような異常型は、分子遺伝学技 術、例えば制限フラグメント長多形性(RFLP)分析、PCR技術を用いる短いタン デム反復(STR)分析、及び当該技術分野において周知の他の遺伝子連結分析技術 (Sambrookら、前掲;Ausubelら、前掲;Marian,Chest 108:255-65,1995)を 用いることにより、本発明のポリヌクレオチドを用いて検出することができる。 Zcytor7遺伝子を発現するように工作されたトランスジェニックマウス、及び “ノックアウトマウス”と呼ばれるZcytor7遺伝子機能の完全な欠損を示すマウ ス(Snouwaertら、Science 257:1083 (1992))も作り出すことができる(Lowellら、Nature 366:740-42(1993))。こ れらのマウスは、生体内システムにおいて、Zcytor7遺伝子及びそれによりコー ドされるタンパク質を研究するために用いることができる。 染色体のローカリゼーション 放射線ハイブリッドマッピングは、噛乳類の染色体の高分解能の連続地図と作 成するために開発された体細胞の遺伝子的方法である(Cox外、Science,250:2 45-250 1990年)。遺伝子の配列の部分なまたは全体の知識によって、染色体の 放射ハイブリッドマッピングのパネルで使用するのに適したPCRプライマーを設 計することができる。ヒトの全ゲノムをカバーする放射線ハイブリッドマッピン グのパネルは市販されており、例えばStantord G3 RH anelおよびGene Bridge 4 RH Panel(Research Genetics,Inc.,米国アラバマ州ハンツビル)がある。こ れらのパネルは、迅速なPCRベースの染色体のローカリゼーション、並びに遺伝 子、配列標識部位(sequence-tagged site)(STS)、および対象の領域内の他の非 多形性マーカーと多形性マーカーのオーダリング(ordering)を行うことができ る。これには、新しく発見された対象の遺伝子とすでにマップされているマーカ ーとの間の比例する物理的距離を確立することが含まれている。遺伝子の位置の 正確な知識は、以下のいくつもの目的のために有用である。すなわち、1)配列 が既存のコンティグの一部であるかどうかを決定して、各種の形態の追加の周囲 の遺伝子配列、例えばYAC,BACまたはcDNAのクローンを得る;2)同じ染色体領 域に関連を示す遺伝性疾患に対し可能性がある候補的遺伝子を提供する;および 3)特定の遺伝子がどんな機能をもっているかを決定する際に役立つマウスのご とき相互参照用モデル生物という目的のために有用である。 配列標識部位(STS)も、染色体のローカリゼーションのために独立して使用す ることができる。STSは、ヒトのゲノムの中で反復しない(unique)ので、特定 の染色体または染色体の領域の基準点として使用できる。STSは、ポリメラーゼ 連鎖反応で使用されて、他のすべてのゲノム配列の存在下、この部位を特異的に 検出する一対のオリゴヌクレオチドプライマーによって定義される。STSは、単 に、DNA配列に基づいているので、電子データベース、例えば、Database of Seq uence Tagged Sites(dbSTS)、GenBank〔米国国立生物学情報センター(National Center for Biological Information)、米国国立衛生研究所、米国メリーラン ド州ベテスダ、http,//www.ncbi.nlm.nih.gov〕において完全に説明することが でき、かっこれら短いゲノムのランドマークのSTS配列内に入っているマッピン グデータを、対象の遺伝子配列でサーチすることができる。 Zcytor−7は、WICGR放射線ハイブリッドマップ上のヒト染色体6の連鎖群の トップから795.76cRの位置にある。ソノセントロメアに対して、その最も近い近 位のマーカーはCHLC.GATA32BO3であり、そしてその最も近い遠位マーカーはSGC3 2063であった。また周囲マーカーを使用することは、CHLC染色体6バージョンv8 c7を組み込まれたマーカーマップ上の6q22−q23領域内にZcytor−7を位置決 めするのに役立つ。Zcytor7が染色体6上に位置する遺伝子座は、ALL(急性リ ンパ芽球性白血病)とNHL(非ホジキンリンパ腫)およびAML(急性骨髄性白血病 )とCML(慢性骨髄性白血病)の共通のブレークポイント領域である。MYB(トリ 骨髄芽球症のウィルス癌遺伝子のホモローグ)遺伝子は、造血細胞の増殖と発育 に対して重要なタンパク質をコードしているがZcytor7と比べて800KB小さいよ うであることが分かっていることは興味深い。6q欠失のブレークポイントは、 MYB遺伝子に対してわずかに近位に生じ、そして 新生物は高レベルのMYB mRNAを示すが、その遺伝子自身は無傷のようである。 したがって、Zcytor7を用いて、化学的治療または放射線治療の後でもいぜん として存在する白血病細胞のような癌細胞の存在を示す、6q染色体におけるZc ytor7遺伝子の異常を検出できるプローブを生成させることができる。Zcytor7 遺伝子が染色体の異常によって欠失している場合、コピーを一つだけ使用して、 遺伝子の一つまたは二つのコピーが一つの核当り存在し、つまり癌細胞が正常細 胞に対しある百分率で存在していることを示しているかどうかを決定できる。開 発中のポリヌクレオチドプローブおよびハイブリッド形成についてのさらなる考 察については、Ausubel,F.外編、Current Protocols in Molecular Biology( John Wiley & Sons Inc.1991年)を参照されたい。 医薬組成物 この発明の可溶性受容体、抗体または抗イディオタイプ抗体を含有する医薬組 成物を配合することができる。かようなタンパク質治療組成物には、一般に、緩 衝剤;界面活性剤およびポリオールなどの表面吸着阻害剤;および等張量の生理 的に許容される塩が含有されている。この組成物は、水溶液または凍結乾燥され た粉末として配合できる。後者の粉末は、注射用の滅菌水などの医薬として許容 される希釈剤によって、使用前に再構成される。 上記医薬組成物に使用できる緩衝剤の例としては、5.0〜7.0のpH範囲内で有効 で、イオン強度が低く生理的に許容できる緩衝剤がある。このような緩衝剤とし ては、リン酸、酢酸、クエン酸、コハク酸およびヒスチジンの緩衝剤がある。 上記医薬組成物に使用できる表面吸着阻害剤の例としては、非イオン界面活性 剤とポリオールがある。非イオンの界面活性剤として は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、例えばポリソルベート20 (ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート)などがある。これについて有 用な他の非イオン界面活性剤としては、ポリエチレンオキシド類;ソルビタンエ ステル類;ポリオキシエチレンアルキルエステル類;およびグリセリルモノオレ エートおよびグリセリルモノステアレートを含む脂肪酸のグリセリド類がある。 使用できるポリオール類としては、ポリエチレングリコール例えばPEG 3350、マ ンニトール、キシリトール、ソルビトール、イノシトールおよびグリセリンがあ る。一般に、表面吸着阻害剤は、組成物中に、0.001%〜5%の濃度で含有され ている。 生理的に許容される塩類が、一般に、ヒトの血液に対して等張の量で、タンパ ク質治療組成物に含有されている。これについて好ましい塩としては、NaCl,KC l,CaCl2およびMgCl2のような塩化物の塩がある。 また、アルブミンも、上記医薬組成物に含有させてもよい。ヒトに使用するこ とを目的とする医薬組成物には、ヒト血清アルブミンが含有されていることが好 ましい。アルブミンは、凍結乾燥された組成物の添加剤として有用であり、0.1 〜1.0%の濃度で含有させると、安定剤として作用する。アルブミンは、表面吸 着阻害剤として有用である。 また、1種以上の保存剤を、この発明の医薬組成物に含有させてもよい。共通 の保存剤としては、メチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジルアルコール、 m−クレゾール、エチル水銀チオサリチレート、フェノール、メチロソールなど がある。医薬組成物の配合方法は、当該技術分野では周知のことであり、例えば 、Gennaro編、Remington's Pharmaceutical Sciences(Mack Publishing Co., 米国ペンシルベニア州イーストン1996年)に開示されている。 投与量 この発明のタンパク質組成物の治療投与量は、一般に、1日当り、患者の体重 1kgに対して0.1〜100μgの範囲内にあり、正確な投与量は、臨床医が決定する 。 この発明を以下の実施例によってさらに説明するが、これら実施例はこの発明 を限定するものではない。 実施例1 Zcytor 7のクローン化 発現された配列標識(配列番号:3)を確認した。部分配列を含有するcDNAク ローンが発見された。そのcDNA配列は、長さが1231bpであるが、全長の配列では ないことを確認した。 ヒト精巣のcDNA鋳型を、MARATHON(登録商標)cDNA Amplification kit(Clon tech Laboratories,Inc.米国カリフォルニア州パロアルト)を使用し、供給業 者の説明書にしたがって製造した。5’RACE反応を利用して全長のcDNAを得た。 2セットのプライマーを使う二つの反応で上記RACE反応を実施した。反応I〔外 側ネスト(outer nest)〕を、プライマー(配列番号:4)およびAP−1(配列 番号:5)(Clontech Laboratories)を用いて、35サイクルを、98℃で20秒間 、45℃で20秒間、68℃で4分間、および68℃で10分間の最終エクステンション時 間で行った。反応生成物の1:100希釈液1μlを、反応II(内側ネスト)の鋳 型として使用した。プライマーは、ZC11,108(配列番号:6)とAP−2(配列番 号:7)(Clontech Laboratories)であった。反応は、98℃で30秒行い、次に3 0サイクルを行ったがその各サイクルは、98℃で28秒間、43℃で20秒間、68℃で3 .5分間および68℃で10分間の最終エクステンション時間で構成されている。 内側ネストのRACE反応の産物を、PCR−SCRIPT(登録商標)キット(Stratagen e Cloning Systems,米国カリフォルニア州ラ・ホーヤ)を使ってサブクローン 化してプラスミドpSLR7−1を調製した。このプラスミドの配列分析の結果は、 5’RACE生成配列によって、pSL7139の配列の長さが555bp延長したことを示した 。 全長のcDNAを、PCRプライマーのZC11,526(配列番号:9)とZC11,108(配列 番号:6)および鋳型としてのpSLR7−1によって生成させたプローブを用いて 、λZAP(登録商標)IIヒト精巣cDNAライブラリーを選別して入手し、次に再増幅 させた。得られたプローブを低融点アガロースゲル電気泳動法によって回収して 精製し、次に、MEGAPRIME(登録商標)標識化キット(Amersham Corp.,米国イ リノイ州アーリントン)を使って32P−α−dCTPで標識した。その標識されたプ ローブを、ブッシュカラム〔NUCTRAP(登録商標)精製カラム;Stratagene Clonin g Systems〕で精製した。 第一ストランドcDNAの反応液に、1.0μg/μlの濃度の、ヒト精巣の、ポリ d(T)で2回選択したポリ(A)+mRNA(human testis twice polyd(T)−S elected poly(A)+mRNA)(ClontechLaboratories)を15μl、およびXhoI制限部 位を含有する20pmole/μlの第一ストランドプライマーZC6091(配列番号:8 )を3μl、含有させた。得られた混合物を70℃で4分間加熱し、氷上で冷却し た。第一ストランドcDNAの合成は、12μlの第一ストランド緩衝液〔5×SUPERS CRIPT(登録商標)緩衝液、Life Technologies,米国メリーランド州ガイザースパ ーグ);6μlの100mMジチオトレイトール;dTTP,dATP,dGTPおよび5−メチ ル−dCTPを各々10mMずつ含有するデオキシヌクレオチド三リン酸溶液(Pharmacia LKB Biotechnology,米国ニュージャージー州ピスカタウエイ)3μlを、前記R NA−プライマー混合物に添加することによって開始した 。その反応混合物を、37℃で2分間インキュベートし、続いて、200U/μl のRNアーゼH-逆転写酵素〔SUPERSCRIPT II(登録商標)、Life Technologies〕 15μlを添加した。第一ストランド合成の効率を、5μCiの32P−αdCTPを、前 記反応混合物のうちの一つの5μl部分に添加して、反応混合物に標識を付けて 分析することによって、平行反応で分析した。これらの反応混合物を、37℃で10 分間、45℃で1hr、次に50℃で10分間インキュベートした。標識された反応混合 物中の組みこまれていない32P−αdCTP、および標識されていない第一ストラン ド反応混合物中の組みこまれていないヌクレオチドとプライマーを、細孔サイズ が400のゲル濾過カラム(Clontech Laboratories)のクロマトグラフィーで除いた 。標識された第一ストランドcDNAの長さを、アガロースゲル電気泳動法で測定し た。 第二ストランドの反応液に、120μlの未標識第一ストランドcDNA、36μlの 5×ポリメラーゼI緩衝液(125mMのTris-HCl,pH7.5,500mMのKCl,25mMのMgCl2 ,50mMの(NH4)2SO4)、2.4μlの100mMジチオトレイトール、各デオキシヌクレ オチド三リン酸を10mM含有する溶液3.6μl,6μlの5mM β−NAD,3.6μl の三U/μlイー・コリDNAリガーゼ(New England Biolabs)、9μlの10U/ μlイー・コリDNAポリメラーゼI(New England Biolabs)、および1.8μlの 2U/μl RNアーゼH(Life Technologies)を含有させた。第二ストランド 合成の反応液の一つの10μl部分に、第二ストランド合成の効率を監視するため 、10μCiの32P−αdCTPを加えて標識した。これらの反応液を16℃で2hrインキ ュベートし、続いて、15μlのT4 DNAポリメラーゼ(10U/μl,Boerhing er Mannheim,米国インディアナ州インディアナポリス)を加えて、16℃にてさ らに5分間インキュベートした。標識された反応液 中の組みこまれていない32P−αdCTPを、細孔サイズが400のゲル濾過を行うク ロマトグラフィー(Clontech Laboratories)で除去してから、アガロースゲル電 気泳動で分析した。未標識の第二ストランド反応液に、20μlの0.5M EDTAを添 加し、フェノール/クロロホルムとクロロホルムで抽出し、続いて、2.5Mの酢 酸アンモニウムおよび4μgのグリコーゲンキャリヤーの存在下、エタノールで 沈澱させることによって反応を停止させた。cDNAの収量は、15μgの出発mRNA鋳 型から約3μgであると推定された。 EcoRIアダプターを、上記のcDNAの5’末端に連結して、発現ベクター中でク ローン化できるようにした。cDNA(約1.5μg)の10μl部分と、65pmole/μl のEcoRIアダプター(Pharmacia LKB Biotechnology Inc.)5μlとを、2μl の10×リガーゼ緩衝液(660mM Tris-HCl,pH7.5,100mM MgCl2)、2μlの10mM ATPおよび1μlの15U/μl T4 DNAリガーゼ(Promega Corp.米国ウィ スコンシン州マディソン)と混合した。その反応液を、5℃で2hr、7.5℃で2h r、10℃で2hrおよび12.5℃で10hrインキュベートした。その反応は、70℃で20 分間インキュベートすることによって停止させた。 上記cDNAの発現ベクター中への方向性(directional)クローン化を容易にする ため、そのcDNAをXhoIで消化して、5’EcoRI付着末端と3’Xho付着末端を有 するcDNAを得た。そのcDNAの3’末端のXhoI制限部位は、ZC6071プライマー( 配列番号:8)を用いてすでに導入されている。20μlの上記cDNA,10μlの1 0×H緩衝剤XhoI(Boehringer Mannheim)、69μlの水、および1.0μlの40 U/μl XhoI(Boehringer Mannheim)を含有する反応混合物中で、制限酵素 による消化を実施した。消化は37℃で40分間実施した。その反応は、70℃で10分 間インキュベートし細孔サイズ400のゲル 濾過カラム(Clontech Laboratories)のクロマトグラフィーで停止させた。 得られたcDNAをエタノールで沈澱させ、70%エタノールで洗浄し、風乾し、次 いで14μlの水、2μlのリガーゼ緩衝液(PromegaCorp.米国ウィスコンシン 州マディソン)、2μlのT4ポリヌクレオチドキナーゼ(10U/μl,Life Te chnologies)中に再懸濁させた。37℃で30分間インキュベートした後、5分間か けて65℃まで加熱し、氷上で冷却し、次いで0.8%の低融点アガロースゲルで電 気泳動させた。コンタミネートしているアダプターと長さが0.6kbより短いcDNA とを前記ゲルから切り取った。電極を逆にして、cDNAを、レーンオリジン(lane origin)の近くに濃縮されるまで電気泳動を行った。濃縮されたcDNAを含有する ゲルの領域を切り取って、マイクロフュージ管(microfuge tube)内に入れ、次 に、ゲルスライスの近似容積を決定した。ゲルスライスの容積の約3倍の水(300 μl)と、35μlの10×βアガロースI緩衝液(New England Biolabs)とを、前記 管に添加し、15分間かけて65℃まで加熱してアガロースを溶融させた。試料を45 ℃で平衡状態にした後、3μlの1U/μl β−アガロース(New England Bio labs)を添加し、次にその混合物を45℃で60分間インキュベートして、そのアガ ロースを消化した。インキュベートした後、40μlの3M酢酸ナトリウムを試料 に加え、次に、その混合物を氷上で15分間インキュベートした。その試料を、室 温にて15分間、14,000×gで遠心分離して末消化のアガロースを除去した。得ら れたcDNAをエタノールで沈澱させ、70%エタノールで洗浄し、風乾し、次いで10 μlの水中に再懸濁させた。 得られたcDNAを、EcoRIとXhoIで予め消化し次いで脱リン酸されたλファー ジベクターλZap(登録商標)II(Stratagene Cloning Systems)中にクローン化した。そのcDNAのλZap IIベクターへの連結は、1.0 μlの調製されたベクター、1.0μlのヒト精巣cDNA,1.0μlの10×リガーゼ緩 衝液(Promega Corp.)、1.0μlの10mM ATP,5μlの水、および15単位/mlのT 4 DNAリガーゼ1.0μl(Promega Corp.)を含有する反応混合物中で行った。その 連結混合物を、5℃〜15℃の温度勾配で一夜インキュベートした。インキュベー トした後、その連結混合物を、生体外パッケージングエキストラクト(in vitro packaging extract)〔Gigapack(登録商標)III Goldパッケージングエキスト ラクト;Stratagene Cloning Systems)を用いてファージ中にパッケージし、得 られたライブラリーを、製造業者の説明書にしたがって力価を測定した。 得られたヒト精巣λZAP(登録商標)IIライブラリーを用いて、イー・コリ(E.c oli)宿主細胞〔XL1−Blue MRF’菌株(Stratagene Cloning Systems)〕に感 染させ、そして1.5×106プラーク形成単位(pfu)を、約50,000pfu/プレートの密 度で、150mmのNZYプレート上にプレートした。接種されたプレートを、37℃で一 夜インキュベートした。フィルタープラークリフト(filter plaque lift)を、 ナイロン膜〔Hybond(登録商標)−N,Amersham Corp.米国イリノイ州アーリ ントンハイツ)を用いて、製造業者が提供した手順にしたがって製造した。その フィルターを、1.5MのNaClと0.5MのNaOHを含有する溶液中で室温にて6分間、 変性処理を行った。そのフィルターを、短時間で、濾紙上にブロットして過剰の 変性溶液を除き、続いて、1M Tris-HCl,pH7.5と1.5M NaCl中で6分間中和し た。ファージDNAを、UV Crosslinker〔Stratalinker(登録商標)、Stratagene Cloning Systems〕内で、1,200μJowleのUVエネルギーでフィルターに固定した 。固定を行った後、フィルターを、第一に、0.25×標準クエン酸ナトリウム(SSC )、0.25%ド デシル硫酸ナトリウム(SDS)および1mM EDTAを含有する水溶液で予備洗浄して細 胞の破片を除去し、次いでハイブリッド形成溶液(5×SSC,5×デンハルト溶液 、0.2% SDSおよび1mM EDTA)中でプレハイブリッド形成を行った。熱変性させ 、100μg/mlの最終濃度の剪断されたサク精子DNAを添加した。前記フィルター を65℃で一夜、プレハイブリッド形成を行った。 ヒトZcytor7のコーディング領域を増幅するように設計されたオリゴヌクレオ チドプライマーを用いて、プローブをPCR産物として調製した。2μlのZC11526 (配列番号:9)、2μlのZC11,108(配列番号:6)、1μlの、pSLR7−1 を一夜細菌培養したもの、1μlの10mM dNTP,10μlの10×KlenTaq緩衝液(Clo ntech Laboratories)、82μlの水および2μlのKlenTaq DNAポリメラーゼ(Clo ntech laboratories)を含有するPCR反応混合物を調製した。PCR反応を以下のよ うにして行った。すなわち、94℃で1分間;95℃で20秒、43℃で20秒、68℃で1 分間のサイクルを30サイクル;次いで68℃での10分間保持を行った。PCR産物を 、再び増幅させ、0.8%の低融点アガロースゲルで、ゲル精製を行った。 MEGAPRIM(登録商標)DNA LabellingSystem(Amersham)を用い、製造業者の 説明書にしたがって、ランダムプライミングを行うことによって、50ngのPCR産 物を、32P−α−dCTPで放射能標識を行った。前記プレハイブリッド形成溶液を 、1.4×106cpm/mlの標識されたプローブを含有する新しいハイブリッド形成溶 液で置換し、60℃で64hr、ハイブリッドを形成させた。ハイブリッドを形成させ た後、ハイブリッド形成溶液を取り出し、次にフィルターを、0.25×SSC,0.25 % SDSおよび1mM EDTDを含有する洗浄溶液で65℃にてすすいだ。これらフィル ターを、オートラジオグラフのフィルム上に置いて、−70℃にて、72hr、増感紙 に暴露させた。 オートラジオグラフの試験によって、標識されたプローブとハイブリッドを形 成する多くの領域が明らかになった。寒天のプラグを、12の領域から採取して精 製した。各寒天プラグを、25mlの4M NaCl,10mlの1M MgSO4,25mlの2M T ris-HCl,5mlの2%ゼラチンと935mlのH2O、および10%(v/v)のクロロホ ルムを含有するSM溶液0.5mlで2hrすすいだ。(Sambrook外、Molecular Cloning :A Laboratory Manual、第2版、Cold Spring Harbor Laboratory Press,1989 年、米国ニューヨーク州コールドスプリングハーバー)。インキュベートした後 、各プラグ由来のファージをSMで1:1000比率で希釈した。50μlずつを、イー ・コリXL−1 BlueMRF'細胞を300μl含んでいる100mmプレート上にプレートし た。これらのプレートを37℃で一夜インキュベートし、次にフィルターリフトを 調製し、一夜、プレハイブリッド形成させ、1.1×106cpm/mlで標識されたプロ ーブを含有するハイブリッド形成溶液を用いて一夜ハイブリッド形成を行い、洗 浄し、オートラジオグラフにかけた。得られたオートラジオグラフを検査した結 果、10個の陽性シグナルが明らかになった。これら陽性のプラークを、さらに精 製した。 それらのプラスミドを、ExASSIST/SOLR(登録商標)system(Stratagene Clo ning Systems)を用いて、製造業者の説明にしたがって切り取った。これらのプ ラスミド挿入体をPCRで増幅して大きさを測定した。クローン(pSLR7−2と呼 称)の配列を決定して、大きさが、3,532bpの挿入物を含有していることを確認 した。 実施例2 ノーザンブロット分析 ヌクレオチド822〜1791を含有するZcytor7 cDNAの970bpのフラグメントは、M ULTIPRIM(登録商標)キット(Amersham Corp.) を用いて標識したランダムプライマーであった。標識されたcDNAを、プッシュカ ラム(Stratagene)を用いて、フリーカウント(free count)から精製した。次 に、ヒトRNAマスタードットブロット(Clontech Laboratories)を、106cpm/mlで 標識されたcDNAプローブと、65℃で3hrハイブリッドを形成させた。8種のハウ スキーピング遺伝子のmRNA発現レベルに正規化されたRNA試料を含有する上記ブ ロットの発現レベルは、腎臓が最高で、これに脊髄、前立腺および小脳が続く。 実施例3 ヒト組織内でのヒトZcytor7 mRNAの発現 副腎皮質、副腎髄質、脳、結腸、心臓、腎臓、肝臓、肺臓、卵巣、膵臓、前立 腺、胎盤、末梢血液の白血球、胃、牌臓、骨格筋、小腸、精巣、胸腺甲状腺、胎 児の脳、胎児の肺臓、胎児の肝臓および胎児の腎臓から単離されたポリ(A)+R NAを、高ストリンジェンシィの条件下で、配列番号:1のヌクレオチド822〜179 1を含有する放射能標識をしたDNAプローブとハイブリッドを形成させた。膜は、 Clontechから購入した。その膜を、0.1×SSC,0.1% SDSで、50℃にて洗浄し、 次いでオートラジオグラフに24hrにかけた。mRNAのレベルは、副腎皮質、膵臓お よび前立腺が最高であり、精巣、胃、副腎髄質および甲状腺では低かった。 実施例4 Zcytor −7の染色体への割当てと配置(chromosomal assignment and Placement Genome Researchの“Gene Bridge 4 Radiation Hybrid Panel”に対するWhite head Institute/MIT Centerの市販バージョン(Research Genetics,Inc.,米国 アラバマ州ハンツビル)を用いて、Zcytor−7を染色体6にマッピングを行った 。Gene Bridge 4 Radiatio n Hybrid Panelは、93個の各放射線ハイブリッドクローン由来のPCRを行える(P CR able)DNAプラス二つの対照DNA(HFLドナーとA23受容者)を含んでいる。公 けに利用できるwwwサーバー(http://www-genome.wi.mit.edu/cgi-bin/contig/rh mapper.pl)は、Gene Bridge 4 Radiation Hybrid Panelで構築されたヒトゲノム のGenome Researchの放射線ハイブリッドマップ(“WICGR”放射線ハイブリッド マップ)のWhitehead Institute/MIT Centerに対してマッピングすることができ る。 “Gene Bride 4 RHPanel”によってZcytor7のマッピングを行う場合、25μl の反応液を、PCRを行える96ウェルの微量滴定プレート(Stratagene,米国カリ フォルニア州ラ・ホーヤ)に入れて、“Robocycler Gradient 96”サーマルサイ クラー(Stratagene)で使用した。2.5μlの50דAdvantage KlenTaq Polymer ase Mix”(Clontech Laboratories,Inc.,米国カリフォルニア州パロアルト) 、2μlのdNTP mix(各々2.5mM,PERKIN-ELMER,米国カリフォルニア州ホスタ ー・シティ)、1.25μlのセンスプライマー(配列番号:11)、1.25μlのアン チセンスプライマー(配列番号:12);2.5μlの“Red-Load”(Research Genet ics,Inc.米国アラバマ州ハンツビル);0.5μlのAdvantage tage KlenTaq Pol ymerase Mix”(Clontech Laboratories,Inc.)、個々のハイブリッドクローン または対照由来のDNA 25μgおよび水からなる95個のPCR反応液を各々添加して 、全容積を25μlにする。それら反応液を等量の鉱油で覆って密封した。PCRサ イクラーの条件は次のとおりであった。すなわち最初の1サイクルは94℃で4分 間の変性であり、続く35サイクルは、94℃で1分間の変性、63℃で1.5分間のア ニーリング、および72℃における1.5分間のエクステンション(extension)であり 、ならびにこれに続く最後の1サイクルの72℃における7 分のエクステンションである。これらの反応液を、3%NuSieve GTGアガロース ゲル(FMCBioproducts,米国メイン州ロックランド)による電気泳動法で分離した 。 上記の試験結果は、Zcytor7が、WICGR放射線ハイブリッドマップ上のヒト染 色体6の連鎖群の頂部から795.76cRの位置にあることを示した。そのセントロメ アに対して、その最も近い近位マーカーはCHLC.GATA32B03であり、その最も近い 遠位マーカーはSGC32063であった。周囲のマーカーを使うことは、CHLC染色体6 バージョンv8c7が組み込まれたマーカーマップ(Cooperative Human Lin Kage C enter,www server:http://www.chlc.org/Chlc Integrated Maps.html)上の6q 22−q23内に、および総合LDB染色体6のマップ(Genetic Location Database、 サウスハンプトン大学www server:http://cedar.genetics.soton.ac.uk/public- html/)の6q22.23−q23.1にZcytor7を位置づけるのに役立つ。 これは、ALL(急性リンパ芽球性白血病)とNHL(非ホドキンリンパ腫)および AML(急性骨髄性白血病)とCML(慢性骨髄性白血病)の共通のブレイクポイント 領域である。MYB(トリ骨髄芽球症のウィルス癌遺伝子のホモローグ1遺伝子は 、造血細胞の増殖と発育に対して重要なタンパク質をコードしているが、Zcytor 7と比べて800KB小さいようであることが分かっているのは興味深い。6q欠失 のブレークポイントはMYB遺伝子に対してわずかに遠位に生じるが、新生物は高 レベルのMYB mRNAを示し、その遺伝子自体は無傷のようである。
【手続補正書】 【提出日】平成11年11月9日(1999.11.9) 【補正内容】 請求の範囲 1.(a)配列番号2の残基30のバリンから残基250のリシンまで延びるアミ ノ酸残基の配列; (b)上記(a)の対立遺伝子変異体;又は (c)上記(a)又は(b)に対して少なくとも80%の同一性を有する配列; を含んで成る単離されたポリペプチド。 2.前記アミノ酸残基の配列が、残基30のバリンから残基274のチロシンまで 延びる請求の範囲第1項記載の単離されたポリペプチド。 3.前記アミノ酸残基の配列が、残基30のバリン残基から残基553のアスパラ ギン残基まで延びる請求の範囲第1項記載の単離されたポリペプチド。 4.配列番号2に記載の配列の部分配列を含有する抗原性ポリペプチドであっ て、該部分配列がアミノ酸50個以上の長さを有し、そして前記抗原性ポリペプチ ドをヒト以外の哺乳類に注射することにより請求項1〜3のポリペプチドのいず れかのポリペプチドに結合する抗体を生産することができる、ことを特徴とする 抗原性ポリペプチド。 5.さらに、トランスメンブランドメイン、細胞内ドメイン又は両者を含んで 成る請求の範囲第1項記載のポリペプチド。 6.請求の範囲第1〜4のいづれか1項記載のポリペプチドをコードする単離 されたポリヌクレオチド。 7.請求の範囲第6項記載のポリヌクレオチド、及び次の作用可能に結合され た要素: 転写プロモーター; 請求の範囲第6項記載のポリヌクレオチド配列;及び転写ターミネーター;を 含む発現ベクター。 8.抗体を生成するための方法であって、配列番号2により定義されるポリペ プチド又は配列番号2の少なくとも20個のアミノ酸を含むポリペプチドを動物に 接種し、ここで前記動物が、配列番号2のポリペプチドに結合する抗体を生成し ;そして 前記抗体を単離する、 ことを含んで成る方法。 9.請求の範囲第8項記載の方法により生成される抗体。 10.請求の範囲第9項記載の抗体に結合し、そしてそれを中和する抗−イディ オタイプ抗体。 11.請求の範囲第1〜4のいづれか1項記載のポリペプチドに特異的に結合す る抗体。 12.ペプチド結合により連結される第1部分及び第2部分から実質的に成るキ メラポリペプチドであって、前記第1部分が、残基30〜250を含む配列番号2に 示されるような受容体ポリペプチドを含んで成り、そして前記第2部分が親和性 標識を含んで成ることを特徴とするキメラポリペプチド。 13.前記親和性標識が免疫グロブリンFcポリペプチドである請求の範囲第12項 記載のポリペプチド。 14.試験サンプル内のリガンドを検出するための方法であって、試験サンプル と、配列番号2の残基30〜250を含んで成るポリペプチドとを接触せしめ;そし て 前記サンプル中のリガンドへの前記ポリペプチドの結合を検出する; ことを含んで成る方法。 15.前記ポリペプチドがさらに、トランスメンブラン及び細胞内ドメインを含 んで成る請求の範囲第14項記載の方法。 16.前記ポリペプチドが培養された細胞内で膜に結合されており、そして前記 検出段階が前記培養された細胞における生物学的応答を測定することを含んで成 る請求の範囲第15項記載の方法。 17.前記生物学的応答が、細胞増殖又はレポーター遺伝子の転写の活性化であ る請求の範囲第16項記載の方法。 18.前記ポリペプチドが固体支持体上に固定される請求の範囲第14項記載の方 法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C12N 15/09 ZNA (C12P 21/02 C C12R 1:91) C12R 1:19) (C12P 21/02 C12N 15/00 ZNAA C12R 1:19) C12R 1:91) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,ZW (72)発明者 コー,チューン ジェイ. アメリカ合衆国,ワシントン 98004,ベ ルビュー,ベルビュー ウェイ 1296 ノ ースイースト #3 (72)発明者 ジェルムバーグ,アンナ シー. アメリカ合衆国,ワシントン 98072,ア イザッカー,セカント アベニュ 170 ノースウエスト #203 (72)発明者 アダムス,ロビン エル. アメリカ合衆国,ワシントン 98007,ベ ルビュー,サウスイースト フィフティー ンス ストリート 14426 (72)発明者 ウィットモア,セオドア イー. アメリカ合衆国,ワシントン 98052,レ ッドモンド,ワンハンドレットフィフティ セカンド アベニュ ノースイースト 6916 (72)発明者 ファラー,セレサ エム. アメリカ合衆国,ワシントン 98122,シ アトル,シックスティーンス アベニュ 718

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)配列番号2の残基30のバリンから残基250のリシンまで延びアミノ 酸残基の配列; (b)上記(a)の対立遺伝子変異体;及び (c)上記(a)又は(b)に対して少なくとも80%の同一性を有する配列; を含んで成る単離されたポリペプチド。 2.前記アミノ酸残基の配列が、残基30のバリンから残基274のチロシンまで 延びる請求の範囲第1項記載の単離されたポリペプチド。 3.前記アミノ酸残基の配列が、残基30のバリン残基から残基553のアスパラ ギン残基まで延びる請求の範囲第1項記載の単離されたポリペプチド。 4.少なくとも20個の長さのアミノ酸である、配列番号2の副配列を含むポリ ペプチド。 5.さらに、トランスメンブランドメイン、細胞内ドメイン又は両者を含んで 成る請求の範囲第1項記載のポリペプチド。 6.請求の範囲第1〜4のいづれか1項記載のポリペプチドをコードする単離 されたポリヌクレオチド。 7.請求の範囲第6項記載のポリヌクレオチド、及び次の作用可能に結合され た要素: 転写プロモーター; 請求の範囲第5項記載のポリヌクレオチド配列;及び転写ターミネーター; を含む発現ベクター。 8.抗体を生成するための方法であって、配列番号2により定義 されるポリペプチド、その副配列又は配列番号2の少なくとも20個のアミノ酸を 含むポリペプチドを動物に接種し、ここで前記動物が、配列番号2のポリペプチ ドに結合する抗体を生成し;そして 前記抗体を単離する、 ことを含んで成る方法。 9.請求の範囲第8項記載の方法により生成される抗体。 10.請求の範囲第9項記載の抗体に結合し、そしてそれを中和する抗−イディ オタイプ抗体。 11.請求の範囲第1〜4のいづれか1項記載のポリペプチドに特異的に結合す る抗体。 12.ペプチド結合により連結される第1部分及び第2部分から実質的に成るキ メラポリペプチドであって、前記第1部分が、 (a)残基30〜250を含む配列番号2に示されるような受容体ポリペプチド; (b)配列番号2の対立遺伝子変異体;及び (c)上に(a)又は(b)に対して少なくとも80%の同一性を有する受容体 ポリペプチド、 から成る群から選択された受容体ポリペプチドのリガンド結合ドメインから実 質的に成り;そして前記第2部分が親和性標識から実質的に成ることを特徴とす るキメラポリペプチド。 13.前記親和性標識が免疫グロブリンFcポリペプチドである請求の範囲第12項 記載のポリペプチド。 14.試験サンプル内のリガンドを検出するための方法であって、試験サンプル と、 (a)配列番号2の残基30〜250; (b)上記(a)の対立遺伝子変異体;及び (c)上記(a)又は(b)に対して少なくとも80%の同一性を 有する配列、 から成る群から選択されたセグメントを含んで成るポリペプチドとを接触せし め;そして 前記サンプル中のリガンドへの前記ポリペプチドの結合を検出することを含ん で成る方法。 15.前記ポリペプチドがさらに、トランスメンブラン及び細胞内ドメインを含 んで成る請求の範囲第14項記載の方法。 16.前記ポリペプチドが培養された細胞内に結合される膜であり、そして前記 検出段階が前記培養された細胞における生物学的応答を測定することを含んで成 る請求の範囲第15項記載の方法。 17.前記生物学的応答が、細胞増殖又はレポーター遺伝子の転写の活性化であ る請求の範囲第16項記載の方法。 18.前記ポリペプチドが固体支持体上に固定される請求の範囲第14項記載の方 法。
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