JP2001514041A - 傷口の洗浄装置及びその方法 - Google Patents

傷口の洗浄装置及びその方法

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クリステンセン,マーク・エイ
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Abstract

(57)【要約】 傷口の洗浄装置10は、開示されたように、充填可能な流体供給部材12と、流体通路14と、傷口の洗浄に使用される撥ね返り用遮蔽体16とを備えている。該遮蔽体は、医療関係者を傷口の洗浄に起因する撥ね返りから保護し得るように傷口の周りで三次元的であり、遮蔽体を傷口の形状又は寸法に適合するように整形可能であるように少なくとも部分的に可撓性で且つ柔軟である。遮蔽体の可撓性の周端縁30は、また、遮蔽体が接触したならば、傷口への傷付けを防止する。遮蔽体は、傷口に対する流体の供給角度を選択的に調節し得る構造とすることができる。遮蔽体は、全体として、遮蔽体部材と、傷口に流体を向け得るように遮蔽体の表面を貫通するように配置されたハブ50とを備えている。該傷口の洗浄装置は、流体供給部材の充填及び排出のため充填可能な流体供給部材に取り付け可能な人間工学的ハンドル18を備えることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、患者の傷口を洗浄し且つ清浄にするときに使用される医療装置、特
に、傷口の流体が、担当する医療ケア提供者に接触しないように、傷口の洗浄中
に傷口からの流体の撥ね返りを防止する撥ね返り用遮蔽体に関する。
【0002】
【背景技術】
負傷又は事故によって生じ、又は外科的処置法を通じて、又は圧力潰瘍(pr
essure ulcers)のような循環器系障害に起因する身体の傷口は、
その傷口が治癒する速度を妨げるであろう細菌及びその他の有害物質が傷口に存
在しないようにするため、清浄にしなければならないことがしばしばである。傷
口を清浄化することは、等張性食塩水又はその他の滅菌溶液のような液体流又は
液体の噴霧により傷口を洗浄することを伴うことがしばしばである。現在の臨床
的方法の指針は、27,580乃至103,425N/m2(4乃至15psi )の圧力の洗浄圧力が圧力潰瘍又はその他の慢性的な傷口の洗浄に有効であるこ
とを示している。この圧力程度は、外部の粒子、塵埃及び細菌を除去し、これに
より治癒を促進し且つ感染又は炎症を最小にするのには十分大きく、再生する傷
口の顆粒組織への損傷を回避し又は最小にすることができるぐらい十分に低い。
また、この指針は、物理的な創傷清拭のために高圧の洗浄を使用することも推奨
しており、この場合、死滅(失活)した組織を除去するために使用することので
きる最大の圧力について何ら制限はない。
【0003】 傷口に対する洗浄液体の供給は、通常、皮下注射器から、傷口に向けて連結し
た、該注射器に取り付けた針又は注射器接続具を通して液体を圧送することによ
り、行われている。傷口に供給される液体の殆どは、傷口から流れ出し、通常、
ボウル内に又は吸収性材料などにより、何らかの方法にて集められる。しかしな
がら、特に、液体の吐出圧力が高圧であるとき、傷口から流体および破片のある
程度の撥ね返りがある。この撥ね返った液体に含まれるものは、洗浄液体のみな
らず、傷口からの流体及び傷口から抽出された遊離物質(特に、傷口の創傷清拭
のため、傷口の洗浄が行われる状況のとき)も含まれる。洗浄方法を行う医療関
係者又は患者に対して傷口からの撥ね返り液体が付着したり、又は撥ね返り物質
が環境を汚染することは不快であり且つ危険でもある。血液に含まれる病原菌に
関する現在のOHSA指針(ガイドライン)は、血液の飛散及び撥ね返り、並び
に汚染された虞れのある体液を含むエーロゾルを形成することを最小にすること
を要求している。このため、撥ね返りに露呈されないようにケア提供者を保護す
るための遮蔽体装置が当該技術分野にて開発されている。
【0004】 傷口の撥ね返り用遮蔽体の例は、オルソン(Olson)への米国特許第4,
692,140号、スタムラー(Stamler)への米国特許第4,669,
003号、ロバーツ(Roberts)への米国特許第4,898,588号、
ダン(Dann)及びその他の者への米国特許第5,224,940号、スタム
ラーへの米国特許第Des.344,133号、スタムラーへの米国特許第De
s.345,016号、リズカラ(Rizkalla)への米国特許第5,37
6,003号、スペリー(Sperry)への米国特許第5,441,174号
、アッカーマン(Ackerman)への米国特許第5,496,290号に開
示されている。上記に引用した特許に開示された遮蔽体の殆どは、剛性のもので
あり、このため、発生する傷口の形状の多様さ適応できない。その結果、撥ね返
り液体は、かかる遮蔽体の囲みから抜け出る可能性がある。より重要なことは、
従来技術の剛性の遮蔽体は、その遮蔽体の剛性周端縁が傷口に対して押し付けら
れ、傷口に沿って擦られ又は傷口に接触するならば、再生しようとする傷口の組
織を傷付ける可能性があるということである。
【0005】 上記の引用した特許に開示された遮蔽体の殆どは、液体が正確に長手方向中心
軸線に沿って供給されるように、遮蔽体の長手方向中心軸線と整合する位置に配
置された液体供給導管を備える形態とされている。かかる装置の形態は、流体の
供給装置(すなわち、典型的には皮下注射器)を液体の供給を為し得るように傷
口と垂直に整合する位置に配置することを要求する。患者における傷口の配置又
は位置は、常に、そのように対応可能であるとは限らない。例えば、仰臥位置か
ら著しく動いたり回転することのできない患者の背中に傷口がある場合は、医療
ケア提供者は、自分自身及び洗浄装置を、傷口に届くのが難しい角度に位置決め
しなければならない。更に、遮蔽体の長手方向軸線に沿って正確に方向決めされ
ない流体導管を提供し得るような形態とされた遮蔽体の場合でさえ、傷口に対す
る液体の供給方向を修正し得るように角度を調節することができない。
【0006】 傷口を効果的に洗浄するために27,580乃至103,425N/m2(4 乃至15psi)の洗浄圧力を要求する臨床的な実際的指針は、従来技術の装置
の対象とされていない傷口の洗浄装置に対する追加的な必要条件をも課している
。必要とされる圧力範囲内にて洗浄流体を傷口に供給すべきときを、又は供給す
べきかどうかを決定することは、ケア提供者の判断に委ねられる。適正な流体圧
力による傷口の洗浄をし損なうと、傷口の健康及び治癒、最終的に患者に悪影響
を与え得る可能性がある。年寄り又は弱った患者のような一部の患者は、治癒し
ない傷口を有することや、組織が迅速に再生しないことがしばしばあるので、適
正な洗浄の重要性は更に複雑となる。このため、過度の高圧にて供給された流体
は、治癒過程を損なうこととなり、より低圧にて慎重に供給された流体は、傷口
の洗浄にとって不十分であることもあり得る。
【0007】 従来から公知の傷口洗浄装置を使用するとき、ケア提供者は、洗浄流体にて充
填され且つ長さ3.8cm(1.5インチ)の19ゲージ針が取り付けられた3
5ccの皮下注射器のプランジャを、親指及び他の指にて押して、55,160
N/m2(8psi)の洗浄流体の供給圧力を発生させなければならない。この 方法は、全てのケア提供者がプランジャを押すときの手の強さが等しいものと仮
定しており、1回の傷口の洗浄過程にて注射器を繰り返して充填及び排出した後
、ケア提供者の手が疲れ、このため、プランジャを押すために付与される圧力は
益々、低下することを考慮していない。供給時における流体圧力が不均一で且つ
等しくなくなることの別の因子は、プランジャが外筒内に略完全に配置されたと
き(親指が指により近くなっているとき)と、プランジャが注射器外筒から完全
に伸長したとき(親指が指からより遠方に変位しているとき)とでは、手の動き
が機構的に異なってくるので、その結果、プランジャに加わる圧力にも相違が生
ずるということである。
【0008】 したがって、特定の圧力での洗浄流体の供給を容易にする傷口の洗浄装置であ
って、傷口に近接して使用しても安全なように撥ね返り用遮蔽体を有し、傷口の
寸法及び身体の輪郭の多様さに適応し、また、流体の撥ね返りや傷口からの他の
破片等の飛散に対する保護を提供しつつ、傷口への洗浄流体の供給を容易にし得
るように、ある程度の角度の調節可能性を与えることのできる、傷口の洗浄装置
を提供するならば、当該技術にとって有益であろう。
【0009】
【発明の開示】
本発明によれば、傷口の洗浄流体を選択された圧力にて傷口に供給することを
容易にする、傷口の洗浄装置であって、撥ね返りから保護する三次元的遮蔽体を
有し、該遮蔽体が、傷口の形状又は寸法、及び傷口が位置する身体の輪郭に合う
ように形を整えられるよう、また、傷口に接触したときに傷口の組織を傷付ける
のを防止し得るよう、さらに、傷口への流体の供給角度を選択的に調節すること
ができるよう、少なくとも部分的に可撓性で且つ柔軟である、傷口の洗浄装置が
提供される。本発明の傷口の洗浄装置は、全体として、充填可能な流体供給部材
と、流体通路と、流体供給部材と協働する、人間工学的に形状づけられたハンド
ルと、流体を傷口に選択的に向けられるように流体通路の位置決め角度を選択可
能とするため、少なくとも部分的に可撓性の構造とされた撥ね返り用遮蔽体とを
備えている。
【0010】 本発明の充填可能な流体供給部材は、洗浄流体にて充填可能な容積部分を有し
、該容積部分の洗浄流体を随意に排出する手段を有する任意の適当な装置とする
ことができる。この容積部分は再充填可能であることが好ましい。充填可能な流
体供給部材は、流体供給部材の迅速で且つ効率的な充填を容易にし、また、流体
供給部材からのその後の流体排出を容易にすべく、腕及び肩の最も強力な筋力群
を利用する人間工学的設計としたハンドルを接続することができる。人間工学的
設計のハンドルは、腕全体の力を使用して流体供給部材から流体を供給すること
が好ましいとされているため、流体供給部材内にて付与される圧力の大きさは、
一定で且つ均一であり、これにより、供給時の流体圧力がより一定で均一になる
ことを確実にする。また、該ハンドルは、従来の片手操作の供給方法により実現
可能な圧力よりも高圧にて流体を供給することを可能にし、また、供給時の流体
圧力を所望に応じて選択的に調節できるという、向上した制御を可能にする。こ
のハンドルは、代替例において、従来の片手操作の供給モードにて使用し得るよ
うに設計されている。このハンドルの人間工学的設計は、流体を供給する間、手
及び腕の疲労を軽減する。
【0011】 本発明の流体通路は、充填可能な流体供給部材と撥ね返り用遮蔽体との間に配
置され、洗浄流体を流体供給部材から傷口に向ける。この流体通路は、流体供給
部材に取り付けるか、又は流体供給部材に取り外し可能に取り付けることができ
、又は撥ね返り用遮蔽体に付着し又は撥ね返り用遮蔽体に取り外し可能に取り付
けることができる。少なくとも2つの開放端部を有する孔を備える任意の適当な
流体通路を使用することができる。選択されたゲージを有する従来の皮下注射針
が1つの適当な例である。好ましくは、流体通路はその孔の寸法及び長さを選択
された圧力にて洗浄流体を供給し得るように選択することのできる針状部材であ
る。流体通路は直線状又は線形の孔を有するか、又は流体通路は、非線形すなわ
ち曲線状とし、画定された領域内での流体の供給を制御し易くし且つ傷口に供給
される流体の圧力を選択的に制御し得るようにすることができる。
【0012】 更に、流体通路の孔は、従来の管又は円筒体として形成し、孔の断面形状が円
形であるようにすることができる。これと代替的に、該孔は、長円形、四角又は
矩形のような任意のその他の形状又は寸法の孔構造とし、流体通路から放出され
る流体の噴霧パターンを選択的に設定することができるようにしてもよい。これ
と代替的に、また好ましくは、流体通路は円筒状とするが、流体通路の先端は、
選択可能な噴霧パターンを提供し得るように、楕円形、長円形、四角等のような
任意の他の適当な形状となるように断面形状を改変してもよい。
【0013】 流体通路は、噴霧角度、従って、傷口に供給される流体圧力をユーザが選択的
に制御することを許容し得るように、遮蔽体に対して角度が調節可能であること
が好ましい。洗浄流体が規則に定める範囲内にて傷口に供給されるときの圧力は
、本発明において、充填可能な流体供給部材の容積部分の断面積、流体通路の寸
法(すなわち、孔の寸法、長さ及び形状)、傷口に対する流体の供給角度、排出
手段(例えば、プランジャヘッド)の断面積によって決定されることが認識され
る。これら因子の1つ以上を選択的に変化されることにより、ケア提供者は、2
7,580乃至103,450N/m2(4乃至15psi)の規定された手順 規則範囲内の選択された圧力にて洗浄流体を傷口に供給することができる。82
,740N/m2(12psi)にて流体を供給することが好ましい。
【0014】 本発明の遮蔽体は、患者の身体付近又は患者の身体に対して位置決め可能な周
端縁と、上方に伸長する実質的に連続的なドーム状面とを備える、全体として半
球状の形状とすることができる。周端縁は、横断面において、円形、楕円形、長
円形又は任意のその他の適当な形状とすることができる。遮蔽体部材は、少なく
とも一部分可撓性又は柔軟な材料にて形成し、このことは、遮蔽体部材が傷口の
任意の形状又は寸法に適合することを可能にし、また、該遮蔽体部材が身体の局
所解剖に適合することを可能にする。遮蔽体部材が部分的にのみ可撓性の材料で
出来たこれら実施の形態において、可撓性部分すなわち柔軟な部分は、遮蔽体部
材の周端縁付近に配置され、遮蔽体部材の可撓性の程度の小さい部分すなわち比
較的硬い部分は、周端縁から離れた位置に配置される。このように、本発明の任
意の実施の形態において、周端縁は可撓性であり、このため、傷口の特徴的な形
状又は寸法及び身体輪郭の周りに形成されるように操作し得るように可撓性であ
り、より重要なことは、遮蔽体が傷口に接触するならば、傷口の柔らかい組織を
傷付けないよう撓むことができるような可撓性を有していることである。
【0015】 遮蔽体は、周端縁にて可撓性であるが、遮蔽体の他の領域では実質的に非可撓
性でありすなわち比較的硬いように任意の適当な方法にて形成することができる
。この場合、遮蔽体は、遮蔽体の頂点から周端縁までの材料の厚さを変更するこ
とにより、異なる弾性率を有する材料にて遮蔽体を製造することにより、硬さ又
は堅牢さが増すことが望ましい領域内で遮蔽体の材料から可塑剤を除去すること
により、可撓性が望まれる領域内に可塑剤を追加するか又は遮蔽体の材料又は構
造体内に内蔵された強化長手方向リブを使用することにより、遮蔽体を形成する
ことができる。遮蔽体の周端縁は平面状である(すなわち、周端縁の全体に沿っ
た各点が平坦面に接触する)、より多くの撥ね返り液体を遮蔽体内に保持し、又
は周端縁は、スカラップ状のような非直線的な形状とし、流体が遮蔽体部材の周
端縁と患者の皮膚との間から出ることができるようにする。更に、遮蔽体内を流
体が移動するのを許容し得るように、遮蔽体部材の表面に複数の小さい変形可能
な開口部を形成することができる。
【0016】 本発明の遮蔽体は、1つの実施の形態において、構造体の全体に亙って完全に
可撓性であり、これにより、傷口の形状又は寸法及び身体の輪郭に適合し得るよ
うに遮蔽体を最大程度、操作可能とすることができる。本発明の遮蔽体は、別の
実施の形態において、一部分可撓性であり且つ一部分非可撓性である、すなわち
比較的硬くすることができる。何れの実施の形態においても、遮蔽体は、流体通
路を受け入れ又は保持し、洗浄流体が遮蔽体の表面を通じて且つ傷口まで供給さ
れるような構造とすることができる。本発明の1つの実施の形態において、遮蔽
体は、流体通路を貫通するように配置し得るように、その外面に沿って標識を有
する、中実で且つ無孔であるようにすることができる。かかる1つの実施の形態
において、流体通路は、所定の標識の任意の1つにて遮蔽体を突き刺すのに十分
に鋭利な先端又は端縁を有する、典型的に、針又は針状部材とすることができる
。標識は遮蔽体の頂点に、また、頂点付近から遮蔽体の周端縁まで伸長する線に
沿って伸長する色々な位置に標識を含むことができる。この実施の形態において
、流体通路は、遮蔽体の表面を越えて伸長するのに十分であるが、遮蔽体の周端
縁を越えては伸長しないような長さである。
【0017】 本発明の別の実施の形態において、遮蔽体は、目打ち付きの円形の部分を備え
て形成することができ、この目打ち付きの円形部分は、流体通路で突き刺したと
き、遮蔽体の表面から切り離され、流体通路、すなわち貫通する充填可能な流体
供給部材の一部を受け入れる寸法の開口部が残るようにする。この目打ち付きの
円形部分は、遮蔽体の頂点に、及び遮蔽体の頂点からその周端縁まで直線状に伸
長する色々な位置に形成することができる。本発明の更に別の実施の形態におい
て、遮蔽体の表面には、流体通路すなわち貫通する充填可能な流体供給部材の一
部を受け入れる寸法にて予め押し抜き又は形成した孔を1つ以上、備えて形成す
ることができる。この実施の形態において、遮蔽体の頂点に又は頂点から遮蔽体
の周端縁近くまで伸長する線に沿った任意の位置の何れかにて遮蔽体の表面に1
つの孔のみを形成し、ケア提供者が、所望の位置に形成された予め押し抜いた孔
を有する遮蔽体を簡単に選択し得るようにすることが好ましい。上述した実施の
形態の任意のものにおいて、遮蔽体は、流体通路が遮蔽体の表面から挿入される
箇所を近接して取り巻く領域内にて可撓性である構造とされている。このように
、遮蔽体の表面に対する流体通路の角度は、所望の角度にて傷口に対し流体を選
択的に供給し得るように改変することが可能である。
【0018】 本発明の更に別の全体的な実施の形態において、遮蔽体には、貫通する流体通
路を受け入れ又は保持し得るように遮蔽体の表面に沿って又は該表面を貫通する
ように配置されたハブを形成することができる。このハブには、1つの実施の形
態において、全体として、充填可能な流体供給部材及び/又は流体通路の一部を
受け入れ又はその一部と係合し得る寸法とされたカラーを形成することができる
。1つの実施の形態において、ハブのカラーは、従来の注射器の雄型ルア(Lu
er)接続具(「注射器ハブ」とも称される)に係合し得る寸法とされた雌型ル
ア型接続具として形成することができ、また、注射器の流体通路又は針を受け入
れ得る寸法とした通路接続具を備えるように形成してもよい。かかる場合、注射
器は充填可能な流体供給部材として機能し、注射器の針は流体通路として機能す
る。本発明の1つの代替的な実施の形態において、遮蔽体部材のハブには、注射
器ハブの雄型ルア接続具のような、流体供給部材の一部と係合する寸法としたカ
ラーを形成するが、流体通路には、遮蔽体部材のハブを形成し、これにより、充
填可能な流体供給部材に接続された針を使用し又はその針を挿入することを不要
にする。この実施の形態において、ハブの流体通路は、ハブと恒久的に一体化し
又はハブに接続することができる。代替例において、流体通路は、上述したよう
に、多岐に亙る異なる噴霧パターンを提供し得るように異なる孔及び/又は孔先
端の形状又は形態を有する交換可能な流体通路と交換してもよい。
【0019】 遮蔽体部材のハブは、遮蔽体部材の中央又は頂点に配置することができる。こ
れと代替的に、又は好ましくは、遮蔽体部材のハブは、遮蔽体の中央すなわち頂
点から離れた位置に配置し、遮蔽体部材の周端縁の面に対して垂直に方向決めさ
れた長手方向軸線に対してある角度にて流体が傷口に供給されるようにしてもよ
い。本発明の任意の実施の形態において、ハブを近接して取り巻く遮蔽体部材の
領域は、ハブを遮蔽体部材に対して回転させ得るような構造とされ、ハブを通る
充填可能な流体供給部材からの液体の角度を選択的に修正し得るようにする。こ
のように、本発明の遮蔽体部材の形態とすることにより、洗浄液体が傷口に供給
されるときの角度は、傷口の特徴的な条件(例えば、形状、深さ、寸法、傷付き
易さ)に従って選択することができる。すなわち、幾つかの傷口は浅く、組織は
傷付き易く、傷口に対して直接垂直方向への液体の供給、特に、高圧のとき、傷
付き易い組織を引き裂く可能性がある。傷口に対してある角度を為して液体を供
給することは、高圧レベルの場合でさえ、組織に対する創傷の程度が少なく、噴
霧方向又は噴霧角度を修正することは、傷口の領域の全体を所望の圧力の洗浄流
体にて噴霧することを確実にする。ユーザに対し噴霧角度を適正に修正するよう
に命令すべく、遮蔽体部材のハブ付近に角度標識を有する遮蔽体部材を形成する
ならば、特に適切である。
【0020】 本発明の更に別の実施の形態において、ハブには、細長い本体を形成し、該細
長い本体は、末端にて、傷口に液体を向ける流体通路を形成し、基端にて、充填
可能な流体供給部材の一部に係合する寸法とした導管取り付け具を備えて形成さ
れる。また、ハブの本体は、瓶のような洗浄液体源内に挿入可能な管に接続され
た補助的な流体通路も備えている。弁装置がハブの本体内に配置されている。こ
のように、液体を傷口に供給すべきとき、ハブに取り付けられた注射器又は同様
の装置のプランジャを注射器の外筒から引き出して、ハブを介して管を通じて液
体源から液体を吸引し且つ注射器内に導入する。該弁装置は、注射器のプランジ
ャにより発生された負圧の下、作動して、流体が遮蔽体部材又は傷口から吸引さ
れるのを防止する。次に、注射器のプランジャを注射器の外筒内に押し込んで戻
すことにより、液体は遮蔽体部材のハブを通って且つ傷口に供給される。次に、
弁装置が作動して、流体圧力の力の下、補助的な流体通路を効果的に閉じ、液体
が流体通路を通って傷口まで移動するのを許容する。
【0021】 本発明のこれらの特徴は、図示した本発明の以下の説明に関して検討すること
により、より完全に理解することができる。 図面において、本発明を実施するための最良の形態であると現在、考えられる
ものが図示されている。
【0022】
【発明を実施するための最良の形態】
本発明の傷口の洗浄装置10の基本的な要素が図1に図示されている。本発明
は、全体として、充填可能な流体供給部材12と、流体通路14と、遮蔽体部材
16と、人間工学的設計とされたハンドル18とを備えている。充填可能な流体
供給部材10は、洗浄流体で充填し、その後に流体排出することのできる容積部
分を有する任意の適当な装置とすることができる。適当なかかる装置の一例は、
中空の外筒22と、可動のプランジャ24と、針ハブを接続するための注射器ハ
ブ26とを有する注射器20として図1に図示されている。注射器ハブ26は、
任意の適当な方法にて形成することができるが、雄型ルア接続具として図1に図
示されている。遮蔽体部材16は、少なくとも一部分、可撓性又は柔軟な材料で
形成された三次元的構造体であり、この可撓性又は柔軟な材料は、使用中、遮蔽
体部材16の下方に配置された傷口をユーザが見得るように実質的に透明である
ことが好ましい。遮蔽体部材16は、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、シリコー
ンゴム又はその他の熱可塑性エラストマーを含む任意の多数の適当な材料にて形
成することができる。流体通路14は、全体として、流体供給部材12と、遮蔽
体部材16との間に配置され、遮蔽体部材16の下方に位置決めされた傷口に対
し流体供給部材12から洗浄流体を運び得るようにされている。ハンドル18は
、腕及び肩の主要な筋肉群を使用して流体供給部材12の充填及び排出を容易に
し得る設計とされている。流体通路14及びハンドル18の双方については、以
下により詳細に説明する。
【0023】 本発明の三次元的遮蔽体部材16は、この開示の図面の全体を通じて図示する
ように、全体として半球状の形状であるが、洗浄流体及び傷口流体又は塵埃の撥
ね返りを防止する任意の適当な形態、寸法、形状、方向又は設計とすることが可
能である。原理的に、遮蔽体部材16は、図3乃至図7に図示した実施の形態の
ような完全な可撓性の形態にて形成することができ、又は、遮蔽体部材16は、
図8乃至図10に図示するように一部分可撓性で且つ一部分非可撓性である、す
なわち比較的硬いようにすることができる。完全に又は部分的に可撓性の実施の
形態の何れにおいても、遮蔽体部材16は、遮蔽体部材16の周端縁30(図1
)にて可撓性であるように形成され、傷口の特徴的な形状又は寸法並びに患者の
身体の輪郭に適合するように周端縁30を操作することを可能にし、より重要な
ことは、周端縁30が傷口と接触する場合、傷付き易い傷口領域への傷付けを防
止し得るように形成することである。また、遮蔽体部材16にて又は遮蔽体部材
16を通じて流体通路14がその周りに配置される近接領域が、可撓性であり、
傷口及び遮蔽体部材16に対する流体通路14の角度又は方向が選択的に修正可
能であるように遮蔽体部材16を形成することも本発明の主たる要素である。
【0024】 図2に図示した本発明の第一の実施の形態において、遮蔽体部材16は、周端
縁30と、遮蔽体部材16の外面34の上に一連の標識36が現れる状態でその
間を伸長する外面34とを有する完全に無孔の三次元的形態にて形成することが
できる。標識36は、遮蔽体部材16の頂点38における標識と、遮蔽体部材1
6の頂点38から周端縁30まで直線状に伸長する複数の標識16とを含むこと
が好ましい。標識は、ユーザが流体通路14を突き刺すか又は流体通路14を無
孔の形態部分を通じて挿入すべき位置を表示し、洗浄流体を傷口に供給し得るよ
うに流体通路14を位置決めし得るようにする。
【0025】 例えば、図2に図示した実施の形態において、遮蔽体部材16は、完全に可撓
性とし又は図示すように、周端縁30からある距離を伸長する可撓性材料の幅4
0を備えるように形成することができる。可撓性の幅40から遮蔽体部材16の
頂点38まで伸長する遮蔽体部材16の部分42は、標識36に極く近接する領
域(この部分は、薄い材料部分として形成することができる)を除いて、実質的
に非可撓性すなわち比較的硬いように形成することができる。このことは、遮蔽
体部材16の面34を突き刺すことを可能にするのみならず、流体通路14を操
作し、洗浄流体が傷口に供給されるときの方向角度を選択的に修正することを可
能にする。
【0026】 図3に図示した1つの代替的な実施の形態において、遮蔽体部材16は、目打
ち付きの円形部分46を備えて形成することができ、この目打ち付き円形部分4
6は、流体通路14によって加圧されたとき、遮蔽体部材16の面34から切り
離され、これにより、貫通する流体通路14を受け入れる寸法とした孔を提供す
る。目打ち付き円形部分46は、遮蔽体部材16の頂点38に且つ遮蔽体部材1
6の頂点38から周端縁30近くまで伸長する線に沿って配置することができる
。図3に図示した発明の実施の形態は、ユーザが流体通路14を傷口に方向決め
するときの角度を選択することを可能にする。上述したように、目打ち付き部分
46を極く接近して取り巻く領域は、流体通路14を傷口に方向決めするときの
角度を選択的に修正し得るように流体通路40を操作することを許容し得るよう
に可撓性であるように形成することができる。
【0027】 図4に図示した別の代替的な実施の形態において、遮蔽体部材16には、該遮
蔽体部材16の表面34を貫通する予め形成し又は予め押抜いた孔48を形成す
ることができる。該孔48は、貫通する流体通路(図示せず)を受け入れ得るよ
うな寸法とすることが好ましい。予め押抜いた孔48は、遮蔽体部材16の頂点
38に又は遮蔽体部材16の頂点38から周端縁30まで伸長する線に沿って配
置することができる。遮蔽体部材16は、図4にて、複数の孔48を有する状態
で図示されているが、流体が遮蔽体部材16に形成された他のより大きい寸法の
孔48を通って逃げないように、予め押抜いた孔48を1つだけ遮蔽体部材16
に形成することが好ましい。
【0028】 図5乃至図14に図示した別の全体的な実施の形態において、本発明の遮蔽体
部材16は、貫通する流体通路14を受け入れ又は保持し得るような全体的構造
としたハブ50を有することができる。該ハブ50は、遮蔽体部材16の表面に
沿って又は遮蔽体部材16に形成することができる。図5に図示した遮蔽体部材
16の実施の形態において、ハブ50は、遮蔽体部材16の内面54に固着され
た円筒状の形状のディスク52を備えている。該ディスク52は、図示するよう
に、遮蔽体部材16の頂点38に配置するか、又は頂点38以外の位置に配置す
ることができる。ディスク52には、流体通路(図示せず)を内部に摺動可能に
受け入れ得るような断面及び長さの寸法とされた孔56を形成することができる
。これと代替的に、図5に図示するように、孔56は、流体通路として機能し、
このため、ディスク52に一体に形成されている。流体通路14は、流体通路1
4が傷口に接触する可能性を少なくするため、ディスク52の底端部58から数
mm以上伸長しないことが好ましい。上述したように、ハブ50に極く近接する
周りにおける遮蔽体部材16の領域は可撓性であり、これにより、流体通路を傷
口に向けるときの角度を選択的に修正することを可能にする。この原理は、図5
に図示されており、この場合、ハブ50の周りの遮蔽体部材16の領域60は、
変形し又は曲がって、ハブ50の角度が同様に仮想線で示すように修正可能であ
ることが仮想線から理解できる。
【0029】 図6、図7に図示するように、ハブ50は、代替的に、遮蔽体部材16の表面
34を貫通するように且つ遮蔽体部材16の中央頂点38を貫通して形成された
長手方向軸線62に対して角度を成すように位置決めしてもよい。ハブ50を遮
蔽体部材16の長手方向軸線62に対してある角度にて配置することは、洗浄流
体を傷口64に対して直接的ではなく、傷口64に対して選択された角度にて供
給することを許容する。傷口64に対してある角度にてハブ50を選択的に位置
決めすることにより、傷口の柔軟な組織への傷付けを防止し、また、撥ね返りを
傷口に所定の角度にて向けることをより容易に制御することができる。ハブ50
を極く近接して取り巻く遮蔽体部材16の領域は、遮蔽体部材16の面34に対
して矢印66の方向に向けてハブ50が斜めに動くのを許容し得るような特別な
構造とされている。その結果、遮蔽体部材16の長手方向軸線62に対するハブ
50の角度は、洗浄流体を所望の角度にて傷口64に供給し得るように選択的に
修正することができる。
【0030】 また、遮蔽体部材16に対してハブ50を選択的に調節することが可能である
ことは、ユーザが遮蔽体部材16を動かすことなく、洗浄流体を傷口64の全体
に亙って噴霧することを可能にする。従来の遮蔽体装置は、通常、遮蔽体の長手
方向軸線に沿って液体を向ける方向に固定され、洗浄流体を傷口の色々な点に向
けるためには、遮蔽体を傷口の周りで動かさなければならないから、この因子は
、傷口の洗浄装置に対する従来の遮蔽体装置よりも著しく有利な点である。しか
しながら、より重要なことは、ハブ50の角度、従って、傷口に向けた噴霧方向
を修正し得ることは、寝たきりの患者の背中又は足の踵の傷口のような、医療ケ
ア提供者が到達し難い患者の身体領域の傷口を洗浄し且つ清浄にすることを可能
にする点である。
【0031】 図6、図7に図示した形態のハブ50は、全体として、例えば、注射器ハブの
ような、充填可能な流体供給部材12(図示せず)の一部分に係合する寸法とさ
れたカラー68から成っている。該カラー68は、1つの実施の形態において、
注射器ハブ(図1に図示)の雄型ルア接続具に係合し得るように雌型ルア接続具
として形成することができる。カラー68は、例えば、注射器ハブ26(図示せ
ず)に取り付けられた針のような流体通路14(図示せず)を摺動可能に受け入
れ得る寸法とした孔70に接続されている。流体通路14は、この実施の形態に
おいて、充填可能な流体供給部材12と関係させることができる。
【0032】 上述したように、遮蔽体部材16の柔軟な性質は、特定の傷口64の形状又は
寸法又は身体の輪郭に適合するように遮蔽体部材16を操作することを許容する
。また、この遮蔽体部材16の柔軟な性質は、上述したように、ハブ50を選択
的に調節することを可能にする。しかしながら、遮蔽体部材16の構造は、遮蔽
体部材16に対して実質的な硬さを提供し得るように改変可能である。図8に図
示するように、遮蔽体部材16は、例えば、非可撓性である、すなわち実質的に
硬い上方部分72を備えるように修正することができる。上方領域72は、遮蔽
体部材16の周端縁30の上方の領域から且つ該周端縁30からある距離を伸長
してハブ50又は該ハブ50の直ぐ周りに配置されたハブ領域74に達すること
ができる。図8の実施の形態にて図示するように、ハブ50は、遮蔽体部材16
の頂点38付近に配置され、ハブ領域74は、遮蔽体部材16の頂点38の周り
に配置されている。ハブ領域74は、含まれるとき、図8の仮想線で示すように
、孔70の異なる角度位置にて示唆するように、ハブ50が矢印66の方向に向
けて斜めに動くのを許容し得るように可撓性である。遮蔽体部材16の周端縁3
0に配置され且つ周端縁30からある距離を伸長する、遮蔽体部材16の下方部
分76は、上述したように、遮蔽体部材16を傷口64の周りに配置することを
許容し、また、傷口64と接触したならば、傷口の傷付けを防止し得るように、
可撓性で且つ柔軟である。図8に図示した遮蔽体部材16の実施の形態は、例え
ば、下方部分76の領域をより可撓性にするため、この領域内の遮蔽体部材16
に対して可塑剤を追加することにより形成することができ、又は、上方部分72
を実質的に硬くするため該上方部分から可塑剤を除去することができる。
【0033】 図9に図示した別の実施の形態において、遮蔽体部材16には、ハブ50の直
ぐ周りに配置されたハブ領域74を除いて、比較的硬い上方部分72が形成され
ており、該ハブ50は、可撓性であり且つハブ50が遮蔽体部材16に対して動
くのを許容し、ハブ50の孔70を貫通して配置された流体通路14(図示せず
)を通って流れる洗浄流体の噴霧方向を選択的に修正することを可能にする。図
9に図示した実施の形態において、ハブ50は、遮蔽体部材16の長手方向軸線
62に対してある角度にて配置されており、このため、洗浄液体を傷口に対して
角度を成して傷口に向けることができる。遮蔽体部材16のハブ領域74は、洗
浄流体の噴霧方向を変化させ得るように、ハブ50の角度を選択的に修正するこ
とを可能にする。
【0034】 特定の比較的硬さ又は非可撓性を有する上方部分72と、特定の可撓性を有す
る下方部分76とを備える、図8、図9図で示した実施の形態は、開示した構造
体を提供し得るように任意の適当な方法で製造することができる。一例として、
図9に図示した遮蔽体部材16は、該遮蔽体部材16の上方部分72により多く
の材料層を付着させる結果として、上方部分72が下方部分76よりも厚さが厚
いように異なる厚さにて形成することができる。これにより、この可変の厚さは
、上方部分72を下方部分76よりもより可撓性にする。これと代替的に、遮蔽
体部材16は、異なる弾性率を有する材料から加圧成形のような方法で形成し、
上方部分72の材料が下方部分76の材料よりも大きい弾性率を有するようにし
てもよい。更に代替的に、図8に図示した遮蔽体部材16は、例えば、硬化し又
は硬いプラスチック材料にて形成してもよいが、遮蔽体部材16をより可撓性に
するため該遮蔽体部材16の下方部分76に可塑剤を追加してもよい。これと代
替的に、遮蔽体部材16は、より可撓性の材料で形成してもよいが、より高非可
撓性すなわちより大きい硬さを要求する、上方部分72のような遮蔽体部材16
の領域から可塑剤を除去する。同様に、ハブ50を配置しようとする領域すなわ
ち遮蔽体部材16のハブ領域74は、ハブ領域74にある程度の可撓性を付与し
、これにより、遮蔽体部材16の表面34を通じて所定位置に固着したとき、ハ
ブ50が動くことを許容し得るように可塑剤にて処理することができる。図8、
図9に図示した遮蔽体部材16を形成するその他の等しく適当な手段は、成形又
は被覆を含んで利用可能である。
【0035】 図10に図示した本発明の別の実施の形態において、遮蔽体部材16内に長手
方向リブ部材80を組み込むことにより、遮蔽体部材16にある程度の長手方向
への硬さを提供することができる。長手方向リブ部材80は、遮蔽体部材16の
頂点38からその周端縁30まで伸長する。該リブ部材80は、遮蔽体部材16
の可撓性のプラスチック材料内に組み込まれた実質的に硬いすなわち僅かだけ可
撓性のプラスチックストリップにて形成することができ、又はリブ部材80は、
硬化したプラスチックで出来た遮蔽体部材16の長手方向部分を可塑剤で処理し
、遮蔽体部材16の部分82を可撓性にすることにより形成することができる。
これと代替的に、リブ部材80は、遮蔽体部材16の長手方向部分の厚さを増す
ことにより形成してもよい。ハブ80は、図示するように、遮蔽体部材16の可
撓性部分82を貫通して位置決めし、上述したようにハブ50の角度を選択的に
改変することを許容することができる。代替例において、ハブ50は、遮蔽体部
材16をハブ領域を備える形態としたとき、遮蔽体部材16の頂点38を貫通す
るように位置決めし、ハブ領域がハブ50の周りで遮蔽体部材16に対しある程
度の可撓性を付与し、ハブ50の角度が上述したように修正可能であるようにす
ることができる。
【0036】 図11に図示した本発明の特に適当な実施の形態において、遮蔽体部材16の
外面34は、ハブ50に近接して標識86を支持し、ユーザがハブ50の角度を
矢印88の方向に修正するとき、洗浄液体の噴霧角度を所望通りに変化させるこ
とを決定するのに役立つようにすることができる。更に、ハブ50のカラー68
は、適当な標識90を支持し、この標識がカラー68を遮蔽体部材16の表面3
4の標識86と整合し、所望の噴霧角度を実現するのに役立つ。該標識86は、
例えば、遮蔽体部材16の長手方向軸線62に対してある角度(例えば、90°
、60°、45°)にて標識することができる。該標識86は、例えば、噴霧が
向けられる長手方向軸線62からの距離を表示するため長さの増分毎(例えば、
−6mm、−4mm、−2mm、0、2mm、4mm、6mm)に標識すること
もできる。しかしながら、任意の形態の標識が使用可能である。
【0037】 遮蔽体部材16の全体形状を含む、その他の改変例を基本的な遮蔽体部材16
に為すことが可能である。遮蔽体部材16は、全体としてドーム状の形状とし、
周端縁30を円形としてこの開示の幾つかの図面にて図示されている。しかしな
がら、その他の等しく適当な形状又は寸法が採用可能であり、周端縁の「休止」
形状は、長円形、楕円形又はその他の適当な形態とすることができる。更に、図
11に図示するように、遮蔽体部材16は、液体が貫通して流れるのを許容する
寸法とした複数の小さい変形可能な開口部92により周端縁30の領域にて改変
することが可能である。変形可能な開口部92は、遮蔽体部材16の表面に形成
されたスリットとすることができ、このスリットは、図11に図示するように、
遮蔽体部材16の垂直方向への圧縮程度に対応して異なる程度に開放する。変形
可能な開口部92は、遮蔽体部材16の内部からボウル又はタオルのような適当
な集め装置内に洗浄液体を排出することのできる手段を提供する。遮蔽体部材1
6の基本的な設計に採用可能な他の改変例は、図12に図示されており、ここで
、周端縁30には、洗浄液体が傷口から排出するのを許容するスカラップ状端縁
が形成されている。図2乃至図11に図示した実施の形態の周端縁30は、平面
状であり、周端縁30の各点が周端縁30にて遮蔽体部材16の端縁に沿って形
成された面に接触することが理解される。洗浄液体が、例えば切欠き又はスリッ
トのような傷口から排液されるのを許容し得るように、周端縁30に対しその他
の改変を為すことも可能である。
【0038】 遮蔽体部材16のハブ50は、充填可能な流体供給部材12から流体通路14
を介して傷口に洗浄液体を供給する多数の方法にて形成することができる。この
ように、例えば、図13に図示するように、ハブ50は、充填可能な流体供給部
材12の一部分、例えば、図示するような従来の皮下注射器の注射器ハブ26の
ような部分ときちっと係合する寸法とされたカラー68を備える構造とすること
ができる。ハブ50には、流体通路14を摺動可能に受け入れ得る寸法とした孔
70を形成することができ、該流体通路14は、図示するように、注射器ハブ2
6に取り付けられた針とすることができる。このように、この実施の形態におい
て、洗浄流体は、ハブ50の孔70内に位置決めされた流体通路14を通って充
填可能な流体供給部材12から流れ且つ傷口に向けられる。この実施の形態にお
いて、流体通路14は、ハブ50の孔70の先端96を越えて伸長するが、遮蔽
体部材16の周端縁30の面を越えては伸長しない。このことは、傷口が針の鋭
利な先端と接触しないように保護し且つケア提供者が自分自身を針の先端で突き
刺すのを防止する。これと代替的に、ハブ50の孔70は、流体通路14の長さ
と同程度の伸長可能な長さ寸法とすることができ、このため、遮蔽体部材16の
周端縁30の面を超えて伸長しない長さとすることができる。
【0039】 図14に図示したハブ50の1つの代替的な実施の形態において、ハブ50に
は、交換可能又は置換可能な流体通路14をきちっと且つ摺動可能に受け入れ得
る寸法としたカラー接続具98を形成することができる。該流体通路14は、例
えば、注射器20の注射器ハブ26のような充填可能な流体供給部材12の一部
分と係合する機械的接続具100を更に備えることができる。流体通路14は、
選択された内径、形状及び長さの孔102も備えている。
【0040】 図14に図示したハブ50の実施の形態は、本発明の遮蔽体部材16に特に適
しており、それは、置換可能又は相互に交換可能な流体通路14は、傷口に洗浄
流体が供給されるときの圧力を選択的に特定し得るように孔の任意の選択された
長さ、任意の選択された内径又は断面形状の形態とすることができるからである
。一般的な原理として、孔102の長さが長く且つ孔102の内径が大きければ
大きいほど、その他の全ての因子が等しいとして、流体通路14を通じて供給さ
れるときの流体圧力は益々低くすることができる。また、流体通路14の孔10
4は、孔102の断面図で図示するように、多岐に亙る異なる形状で形成し、こ
れにより、異なる噴霧パターンを提供することもできる。これと代替的に、選択
された噴霧パターンを提供し得るよう孔102の先端の形状のみを修正すること
も可能である。このように、図15Aに図示するように、流体通路14の孔10
2は、例えば、直線状の流れすなわち円錐形の噴霧を傷口に向け得るように従来
の円筒状の管口のような寸法とすることができる。これと代替的に、図15Bに
図示するように、孔102の先端は、薄い扇状の噴霧を提供し得るように楕円形
又は長円形の横断面となるようにしてもよい。図15Cに図示するように、この
代替例において、孔102には、完全な扇状の噴霧を提供する多数の円筒状通路
104を形成してもよい。傷口に供給される噴霧の型式を制御すべく多数のその
他の孔102の寸法、形状及び数を提供することができる。
【0041】 図14に図示した実施の形態は、取外し可能で且つ交換可能な流体通路14と
係合する構造としたハブ50を提供する。しかしながら、図1に図示した1つの
代替的な実施の形態において、流体通路14は、ハブ50と一体的に又は該ハブ
50と恒久的に形成してもよい。かかる実施の形態において、ユーザは、洗浄流
体の噴霧を選択された圧力及び選択された噴霧パターンにて供給し得る所望の孔
の長さ、内径の寸法及び孔の形状を有する流体通路14が形成された遮蔽体部材
16となるように選択することが可能である。上述したように、遮蔽体部材16
は、また、ハブの角度を選択的に改変し、これにより、傷口に対する流体通路1
4の角度を修正し得るような構造とされている。
【0042】 本発明の流体通路14は、洗浄流体が傷口に供給されるときの圧力を選択的に
決定すると共に、洗浄流体が傷口に供給されるときの角度を選択的に決定し得る
よう更に修正することが可能である。すなわち、上述した実施の形態の各々にお
いて、流体通路14は、その長さに沿って線形又は直線状として図示されている
。しかしながら、図16に図示するように、流体通路14は、その長さに沿って
非線形であるような形態とし、これにより、曲がった部分すなわち角度付き部分
102が形成されるような形態とすることができる。流体通路14の長さに対し
曲げ又はその他の修正を加えることは、洗浄流体を貫通するように供給すること
のできる圧力を修正し、この因子は、ケア提供者が充填可能な流体供給部材12
の寸法及び容積に対応して、適当な流体通路14を選択するときに使用すること
ができる。また、流体通路14の長さを曲げることは、洗浄流体を傷口に供給す
るときの角度を更に修正する。
【0043】 図17に図示した本発明の更に別の代替的な実施の形態において、ハブ50に
は、遮蔽体部材16と一体であり且つ遮蔽体部材16からカラー接続具68まで
伸長する長い流体導管110を形成することができる。該カラー接続具68は、
この場合、注射器ハブ26と、充填可能な容積部分を提供する中空の外筒22と
、プランジャ24とを有する注射器20として図示した充填可能な流体供給部材
12の一部分にきちっと且つ摺動可能に係合する寸法とされている。カラー接続
具68は、例えば、注射器ハブ26の雄型ルア接続具に係合可能な寸法とした雌
型ルア接続具として形成することができる。また、この実施の形態のハブ50に
は、ハブ50の長い流体導管110と流体的に連通した補助的な流体導管112
も形成されている。補助的な流体導管112は、洗浄液体の源116に接続可能
な長さ寸法とした管114が形成され又は該管114に接続されている。弁装置
118がハブ50の長い流体通路110内に配置されており、液体が傷口の方向
に向けてのみ流れるのを許容する。また、弁装置118は、流体を流体源116
から吸引する作用をも果たす。弁装置は、1つ以上の圧力逃がし弁又は2つの逆
止弁又は任意のその他の適当な装置又は配置を備えることができる。圧力逃がし
弁は図17に図示されている。
【0044】 作動時、洗浄液体を傷口64に供給すべきとき、注射器20のプランジャ24
をハンドル18を引っ張ることにより矢印124の方向に引き出す。これにより
、液体は補助的流体導管112を介して管114を通じ液体源116から引き出
され、長い流体導管110内に吸引され且つ注射器20の外筒22内に入る。弁
装置118は、プランジャ24の動きにより付与された負圧の下、閉じた状態を
保ち、このため、遮蔽体部材16の下方から又は傷口64から吸引される液体は
実質的に存在しない。洗浄液体を傷口64に供給すべきとき、ハンドル18を押
し、これにより、プランジャ24を注射器外筒22内に付勢し且つ洗浄流体を長
い流体導管110、弁装置118を通じて傷口64への流体通路14内に付勢す
る。外筒22を排出する間、弁装置118を補助的流体導管114に対して閉じ
た位置に付勢し、洗浄流体が流体源116に付勢されて戻るのを防止し且つ流体
通路14に対して開放した状態を保つ。充填可能な流体供給部材12の充填及び
排出の過程は、必要に応じて連続的に繰り返すことができる。この実施の形態は
、装置に対し一定の洗浄液体源を提供する点にて特に有利である。
【0045】 上述したように、傷口の洗浄装置10は、図18に図示するように、ケア提供
者が手の全体でハンドル18を把持するのを許容し得る構造とした人間工学的設
計のハンドル18を備えることができる。手の全体でハンドル18を把持し得る
ことにより、ケア提供者は、三頭筋及び二頭筋のような腕及び肩のより大きい筋
肉群を採用し、充填可能な流体供給部材12の容積部分を迅速に且つ容易に充填
することができる。より重要なことは、ハンドル18は、充填可能な流体供給部
材12を排出する間に、腕及び肩の主要な筋肉群を使用することを許容し、この
ことは、より均一で且つ一定の圧力を容積部分に付与することを容易にし、洗浄
流体をより一定の圧力にて供給することにつながる。ハンドル18には、全体と
して、手の指を受け入れ得る寸法とした開口部130を形成することができる。
開口部130の一端部に配置された下方リッジ132は、図示するように、その
周りで指を反らせることのできる面を提供する。下方リッジ132から隔てられ
た上方リッジは、手の付け根を休止させることのできる面を提供する。このため
、手をハンドル18と確実に係合させ、これにより、プランジャ又は同様の装置
の動きを容易にすることが理解できる。
【0046】 図18、図19に図示するように、ハンドル18には、従来の注射器のプラン
ジャ24の端部フランジ138を摺動可能に受け入れ得る寸法とされたスロット
136を形成することができる。プランジャの端部フランジ138は、端面14
0に接触し、フランジ138がスロット136を完全に貫通して摺動するのを防
止する前に、スロット136内に摺動する。これと代替的に、図1に図示するよ
うに、ハンドル18は、充填可能な流体供給部材12の容積部分と関係し、流体
の容積部分を流体排出し得るように、プランジャ24と又は任意の同様の装置と
一体に形成することができる。例えば、充填可能な流体供給部材を左手の掌で支
持し、右手の指及び掌でハンドルを把持するとき、ハンドル18は、充填可能な
流体供給部材12を両手で操作するときに使用するのに特に、適している。傷口
の洗浄装置10を両手で使用することは、傷口に対して選択された圧力にて流体
を供給することを最大程度に制御することを可能にする。しかしながら、代替例
において、ハンドル18は、図20に図示するように、従来通り片手で使用し得
るようにすることができる。すなわち、手の人指し指及び中指がプランジャ24
の端部フランジ138に係合する間に、親指を開口部130を通じて位置決めす
ることができる。
【0047】 本明細書に開示された傷口の洗浄装置は、傷口に対し洗浄流体を供給する間、
所定の流体圧力を実現し得るように要素を選択的に組み合わせて使用することが
できる。次の表は、注射器を所定の時間間隔にて排出したときに所定の流体圧力
を実現する、標準型の皮下注射器を使用して、要素の一例としての組み合わせを
実証するものである。
【0048】
【表1】
【0049】 □陰を付けた部分は、圧力潰瘍を洗浄するためにAHCPR指針により推奨さ
れた圧力を表す。 このため、注射器の容量(すなわち、外筒の断面積)、流体通路の寸法及び噴
霧パターンは、傷口を洗浄するために本発明の使用を最大にする因子に加えられ
ることが理解できる。所定の流体供給圧力を実現すべく要素の多数の異なる寸法
すなわち大きさを組み合わせて使用することができるが、82,740N/m2 (12psi)を実現するとき、約3.16×10-3cm2(4.9×10-4イ ンチ2)乃至約4.26×10-3cm2(6.6×10-4インチ2)の範囲であり 、また、41,370N/m2(6psi)の流体圧力を実現するため、約8. 13×10-3cm2(1.26×10-3インチ2)乃至約9.8×10-3cm2( 1.52×10-3インチ2)の範囲の先端の断面積(すなわち、内径、i.d. )を有する流体通路と組み合わせて25cc乃至35cc容量の注射器を採用す
ることが特に適している。これらの一例としての寸法は、4乃至12秒の時間間
隔の範囲で注射器から流体を排出するものと想定する。
【0050】 本発明の傷口の洗浄装置は、洗浄流体を選択された圧力にて傷口に供給し得る
構造とされており、この構造は、所定の断面積の充填可能な流体供給部材の選択
、流体通路の形状及び寸法の選択、注射器外筒内のプランジャの挿入速度の選択
(すなわち、流体の排出)、撥ね返り用遮蔽体の所定の形状及び形態の選択をケ
ア提供者が行うことにより選択的に修正可能である。本発明の撥ね返り用遮蔽体
は、その可撓性又は部分的に可撓性の性質のため、遮蔽体の周端縁傷口の形状又
は寸法又は身体の輪郭に対応し且つ傷口との有害な接触を回避し得るように容易
に整形し又は操作することを可能にするから、傷口の洗浄に特に適している。本
発明の撥ね返り用遮蔽体は、傷口の形状又は寸法の条件に適合するように遮蔽体
を一層良くカバーし且つ遮蔽体の動きをより少なくし得るように洗浄流体を傷口
に供給するときの角度を選択的に修正すべく更に特徴的な構造とされている。撥
ね返り用遮蔽体は、任意の適当な源から洗浄流体を受け取り得るように改変し、
また、ハブをそれに応じて改変することができる。
【0051】 このように、単に一例として且つ非限定的に、図示した実施の形態の具体的な
詳細について説明した。特許請求の範囲に記載した本発明の精神及び範囲から逸
脱せずに、図示した基本的な実施の形態の多数の改変例が具体化可能であること
が当業者に明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の傷口の洗浄装置の斜視図である。
【図2】 無孔の遮蔽体部材の第一の実施の形態の斜視図である。
【図3】 目打ち付き部分を有する遮蔽体部材の別の実施の形態の斜視図である。
【図4】 予め形成し又は予め押抜いた孔を有する遮蔽体部材の別の実施の形態の斜視図
である。
【図5】 遮蔽体部材の内部空間内に伸長するハブを有し、流体通路がハブと一体に形成
された遮蔽体部材の更に別の代替的な実施の形態の斜視図である。
【図6】 遮蔽体部材を貫通し且つ流体を傷口に供給し得るような角度にて配置されたハ
ブが形成された、遮蔽体部材の別の実施の形態の斜視図である。
【図7】 図6に図示した実施の形態の断面図である。
【図8】 一部分可撓性であり、一部分非可撓性である、遮蔽体部材の1つの代替的な実
施の形態の断面図である。
【図9】 遮蔽体部材が一部分、可撓性であり且つ異なる厚さにて形成され、ハブが遮蔽
体部材の長手方向軸線に対して角度を成して配置された、本発明の1つの代替的
な実施の形態の断面図である。
【図10】 遮蔽体部材が一部分、可撓性であり、遮蔽体部材に長手方向リブを形成するこ
とにより遮蔽体部材に安定性が付与された、本発明の1つの代替的な実施の形態
の斜視図である。
【図11】 ハブを動かすことできる角度の標識を示し、遮蔽体部材の週端縁付近に変形可
能な開口部が形成された、本発明の斜視図である。
【図12】 遮蔽体部材の周端縁の1つの改変例を示す本発明の斜視図である。
【図13】 従来の注射器の針及び接続具を受け入れ得る形態とされた遮蔽体部材のハブの
1つの実施の形態の断面図である。
【図14】 交換可能な流体通路を備える形態とされた遮蔽体部材のハブの1つの代替的な
実施の形態の断面図である。
【図15】 15Aは、図14の線2−2に沿った流体通路の端面図である。 15Bは、図15Aと相違する流体通路の端面図である。 15Cは、図15Aと相違する流体通路の端面図である。
【図16】 代替的な設計とされた流体通路と関係する遮蔽体部材の斜視図である。
【図17】 液体源からの吸引圧力下にて液体を供給する補助的流体導管を備える形態とさ
れた遮蔽体部材のハブの1つの代替的な実施の形態の一部切欠いた斜視図である
【図18】 本発明の人間工学的ハンドルの平面図である。
【図19】 図18の線3−3に沿ったハンドルの断面図である。
【図20】 ハンドルの片手操作を図示する注射器のプランジャに取り付けられたハンドル
の平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AU,CA,J P,NZ (72)発明者 クリステンセン,マーク・エイ アメリカ合衆国ユタ州84102,ソルト・レ イク・シティ,イースト・100・サウス 1230 (72)発明者 トリオロ,フィリップ・エム アメリカ合衆国ユタ州84102,ソルト・レ イク・シティ,サウス・1200・イースト 148 (72)発明者 ジェイコブソン,デボラ・ケイ アメリカ合衆国ウィスコンシン州53080, ソークヴィル,ウエスト・ブライアー・ノ ール・コート 616 Fターム(参考) 3B201 AA46 AB52 BB22 BB92 CB01 CD33

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傷口の洗浄装置において、 充填可能な容積部分を有する充填可能な流体供給部材と、 周端縁及び該周端縁間に広がる表面を備える三次元的遮蔽体部材であって、該
    遮蔽体部材の頂点を貫通する長手方向軸線を有し、傷口の形状や寸法及び身体の
    輪郭に適合すべく、撥ね返り防止用の前記遮蔽体の形を整えうるよう、少なくと
    も部分的に、可撓性で且つ柔軟な材料から形成されている三次元的遮蔽体部材と
    、 前記充填可能な流体供給部材と前記遮蔽体部材との間に配置され、前記充填可
    能な流体供給部材の前記容積部分から前記遮蔽体部材の下方に位置する傷口まで
    洗浄流体を供給する流体通路と、を備え、 前記遮蔽体部材が、前記長手方向軸線に対する前記流体通路の方向角度の選択
    された修正を可能にし得る形態とされている、傷口の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の傷口の洗浄装置において、前記容積部分の充填及
    び流体排出を容易にし得るように、前記充填可能な流体供給部材に取り付けられ
    、手の指、掌及び手の付け根によって把持し得る寸法とされた人間工学的設計の
    ハンドルを更に備える、傷口の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の傷口の洗浄装置において、前記ハンドルが、前記
    充填可能な流体供給部材と一体に形成されている、傷口の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の傷口の洗浄装置において、前記遮蔽体部材が、該
    遮蔽体部材の前記表面の何処を前記流体通路により突き刺すべきかを表示するた
    めの標識を有する無孔の形態を備えている、傷口の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の傷口の洗浄装置において、前記標識が、前記遮蔽
    体部材の他の部分よりも薄い厚さで形成された該遮蔽体部材の部分に付されてい
    る、傷口の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の傷口の洗浄装置において、前記遮蔽体部材には、
    前記流体通路により加圧したとき、前記遮蔽体の前記表面から切り離される目打
    ち付き円形部分が形成されており、該目打ち付き円形部分が、前記遮蔽体部材の
    前記表面を貫通て前記流体通路を受け入れ得る寸法とされている、傷口の洗浄装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1の傷口の洗浄装置において、前記遮蔽体部材には、
    該遮蔽体部材の表面を貫通する少なくとも1つの孔が形成され、該少なくとも1
    つの孔が、前記流体通路を貫通して受け入れ得る寸法とされている、傷口の洗浄
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項1の傷口の洗浄装置において、洗浄流体を前記遮蔽体
    部材の下方に位置する傷口まで供給すべく、前記流体通路を保持し得るように前
    記遮蔽体部材の前記表面に沿って配置されたハブを更に備え、該ハブが、前記三
    次元的遮蔽体部材を貫通する前記長手方向軸線に対してある角度にて洗浄流体を
    傷口に供給し得るように選択的に操作可能である、傷口の洗浄装置。
  9. 【請求項9】 請求項8の傷口の洗浄装置において、前記ハブが、前記遮蔽
    体部材の前記頂点から離れ且つ洗浄流体を前記長手方向軸線に対してある角度に
    て向け得るように方向決めされている、傷口の洗浄装置。
  10. 【請求項10】 請求項8の傷口の洗浄装置において、前記遮蔽体の前記表
    面が、遮蔽体部材の前記長手方向軸線に対する前記ハブの角度の修正程度を表示
    すべく、前記ハブに近接して標識を支持している、傷口の洗浄装置。
  11. 【請求項11】 請求項8の傷口の洗浄装置において、前記流体通路が前記
    ハブと一体に形成されている、傷口の洗浄装置。
  12. 【請求項12】 請求項8の傷口の洗浄装置において、前記ハブが、カラー
    と、前記流体通路を内部に摺動可能に受け入れ得る寸法とされた孔とを備える形
    態とされた、傷口の洗浄装置。
  13. 【請求項13】 請求項12の傷口の洗浄装置において、前記ハブが、前記
    充填可能な流体供給部材の一部分と係合する寸法とされたカラーを備える構造と
    され、且つ、貫通する前記流体通路を摺動可能に受け入れ得る寸法とされた孔を
    備える構造とされており、前記流体通路が、前記充填可能な流体供給部材の前記
    一部分に取り付けられている、傷口の洗浄装置。
  14. 【請求項14】 請求項8の傷口の洗浄装置において、前記ハブには、補助
    的流体導管を通じて洗浄液体源から前記ハブ内に洗浄液体を吸引すべく負圧及び
    正圧源に係合可能な構造とされた長い流体導管が形成され、補助導管が前記長い
    導管と流体的に連通し、前記ハブが、傷口に供給すべく充填可能な供給部材に入
    り且つ該供給部材から出る洗浄液体の動きを制御し得るように前記長い流体導管
    内に配置された弁装置を更に備える、傷口の洗浄装置。
  15. 【請求項15】 請求項1の傷口の洗浄装置において、前記周端縁が平坦で
    ない、傷口の洗浄装置。
  16. 【請求項16】 請求項1の傷口の洗浄装置において、前記遮蔽体部材が、
    該遮蔽体部材の下方から液体が出るための手段を提供し得るように、前記周端縁
    に近接して前記面を貫通するように形成された変形可能な開口部を備える構造と
    されている、傷口の洗浄装置。
  17. 【請求項17】 請求項1の傷口の洗浄装置において、前記遮蔽体部材が、
    一部分のみ可撓性とされている構造であり、前記遮蔽体部材の前記周端縁が、傷
    口に対して遮蔽体の形を整え得るように可撓性で且つ柔軟である、傷口の洗浄装
    置。
  18. 【請求項18】 請求項17の傷口の洗浄装置において、前記遮蔽体部材が
    、その前記頂点から前記周端縁まで伸長する長手方向リブを有する、傷口の洗浄
    装置。
  19. 【請求項19】 請求項17の傷口の洗浄装置において、前記遮蔽体部材に
    は、前記周端縁から前記頂点に向けてある距離だけ伸長する下方部分と、該下方
    部分から前記頂点まで伸長する上方部分とが形成され、前記上方部分が、貫通す
    る前記流体通路の配置部分を取り巻く前記上方部分の領域を除いて、前記下方部
    分よりも実質的により硬い、傷口の洗浄装置。
  20. 【請求項20】 請求項17の傷口の洗浄装置において、前記遮蔽体部材に
    は、前記頂点に向けてある距離だけ前記周端縁から伸長する下方部分と、該下方
    部分から前記頂点まで伸長する上方部分とが形成され、前記上方部分が、前記下
    方部分よりも断面にて厚い厚さであり且つ前記下方部分よりも比較的可撓性の程
    度が小さくされている、傷口の洗浄装置。
  21. 【請求項21】 請求項17の傷口の洗浄装置において、前記遮蔽体部材の
    下方に位置する傷口に洗浄液体を供給すべく前記流体通路を保持し得るように前
    記遮蔽体部材の前記面に沿って配置されたハブを更に備え、該ハブが、前記三次
    元的遮蔽体部材を貫通する前記長手方向軸線に対してある角度にて洗浄流体を傷
    口に供給し得るように選択的に操作可能である、傷口の洗浄装置。
  22. 【請求項22】 請求項21の傷口の洗浄装置において、前記ハブが、前記
    遮蔽体部材の前記頂点から離れた位置に配置され且つ洗浄液体を前記長手方向軸
    線に対してある角度にて傷口に向け得るように方向決めされている、傷口の洗浄
    装置。
  23. 【請求項23】 請求項21の傷口の洗浄装置において、前記遮蔽体の前記
    表面が、遮蔽体部材の前記長手方向軸線に対する前記ハブの角度の修正程度を表
    示すべく、前記ハブに近接して標識を有している、傷口の洗浄装置。
  24. 【請求項24】 請求項21の傷口の洗浄装置において、前記流体通路が前
    記ハブと一体に形成されている、傷口の洗浄装置。
  25. 【請求項25】 請求項21の傷口の洗浄装置において、前記ハブが、カラ
    ーと、前記流体通路を内部に摺動可能に受け入れ得る寸法とされた孔とを備える
    形態とされている、傷口の洗浄装置。
  26. 【請求項26】 請求項25の傷口の洗浄装置において、前記ハブが、前記
    充填可能な流体供給部材の一部分と係合する寸法とされたカラーを備える構造と
    され、且つ、貫通する前記流体通路を摺動可能に受け入れ得る寸法とされた孔を
    備える構造とされており、前記流体通路が、前記充填可能な流体供給部材の前記
    一部分に取り付けられている、傷口の洗浄装置。
  27. 【請求項27】 請求項21の傷口の洗浄装置において、前記ハブには、補
    助的流体導管を通じて洗浄液体源から前記ハブ内に洗浄液体を吸引すべく負圧及
    び正圧源に係合可能な構造とされた長い流体導管が形成され、補助導管が前記長
    い導管と流体的に連通し、前記ハブが、傷口に供給すべく充填可能な供給部材に
    入り且つ該供給部材から出る洗浄液体の動きを制御し得るように前記長い流体導
    管内に配置された弁装置を更に備える、傷口の洗浄装置。
  28. 【請求項28】 請求項17の傷口の洗浄装置において、前記周端縁が平坦
    でない、傷口の洗浄装置。
  29. 【請求項29】 請求項17の傷口の洗浄装置において、前記遮蔽体部材が
    、該遮蔽体部材の下方から液体が出るための手段を提供し得るように前記周端縁
    に近接して前記面を貫通するように形成された変形可能な開口部を備える構造と
    されている、傷口の洗浄装置。
  30. 【請求項30】 請求項1の傷口の洗浄装置において、前記流体通路がその
    長さに沿って非線形である、傷口の洗浄装置。
  31. 【請求項31】 請求項1の傷口の洗浄装置において、前記流体通路には、
    選択された噴霧パターンを提供し得るような横断面の寸法及び形状とされた孔が
    形成されている、傷口の洗浄装置。
  32. 【請求項32】 請求項1の傷口の洗浄装置において、前記流体通路には、
    選択された噴霧パターンを提供し得るように選択的に整形された先端を有する孔
    が形成されている、傷口の洗浄装置。
  33. 【請求項33】 請求項32の傷口の洗浄装置において、前記流体通路の前
    記孔の前記先端が横断面にて長円形である、傷口の洗浄装置。
  34. 【請求項34】 請求項31の傷口の洗浄装置において、前記流体通路の前
    記孔が、互いに隣接して配置された複数の孔を備えている、傷口の洗浄装置。
  35. 【請求項35】 傷口の洗浄に使用される撥ね返り用遮蔽体において、 周端縁及び該周端縁間に広がる表面と、前記遮蔽体部材の頂点を貫通する長手
    方向軸線とを有する三次元的撥ね返り用遮蔽体部材であって、傷口の形状又は寸
    法に適合し得るように前記周端縁の形を整えるように部分的に可撓性で且つ柔軟
    な材料で形成され、且つ、前記表面に対し多少の程度の硬さを付与し得るように
    部分的に硬い材料で形成された三次元的遮蔽体部材と、 前記遮蔽体部材の下方に位置する傷口に対して洗浄液体を供給し得るように前
    記遮蔽体部材の前記面を貫通するように配置されたハブであって、前記三次元的
    遮蔽体部材の下方に位置する傷口に対し洗浄流体を供給し得るように選択的に方
    向決めされたハブと、を備える、撥ね返り用遮蔽体。
  36. 【請求項36】 請求項35の撥ね返り用遮蔽体において、前記ハブが、前
    記遮蔽体部材の前記頂点に配置されている、撥ね返り用遮蔽体。
  37. 【請求項37】 請求項35の撥ね返り用遮蔽体において、前記ハブが、前
    記長手方向軸線に対してある角度にて配置されている、撥ね返り用遮蔽体。
  38. 【請求項38】 充填可能な容積部分と、該充填可能な容積部分を充填し且
    つ流体排出する手段と、を有する傷口の洗浄装置のための調節ハンドルにおいて
    、 ユーザの指を受け入れる寸法とした開口部と、 ユーザの指をその周りで湾曲させ得るように配置された下方リッジと、 該下方リッジから隔てられ且つ手の付け根に着座し得る寸法とされた上方リッ
    ジと、 確実に取り付けられて充填可能な容積部分を充填し且つ流体排出する手段の一
    部分を受け入れるスロットであって、充填可能な前記容積部分を充填し且つ流体
    排出する前記手段と軸方向に整合した開口部スロットと、を備える、調節ハンド
    ル。
  39. 【請求項39】 傷口の洗浄装置において、 充填可能な容積部分と、該充填可能な容積部分からの流体と連通し得るように
    流体通路に取り付けるべくその一端に配置された接続具と、を有する充填可能な
    流体供給部材と、 該充填可能な流体供給部材に取り付けられたハンドルであって、ユーザの指を
    受け入れ得る寸法とされた開口部と、その周りでユーザの指を湾曲させ得るよう
    に配置された下方リッジと、該下方リッジから隔てられ且つ手の付け根を着座さ
    せ得る寸法とされた上方リッジとを備え、前記開口部が、前記充填可能な容積部
    分を充填し且つ流体排出する前記手段と軸方向に整合しているハンドルと、を備
    えている、傷口の洗浄装置。
  40. 【請求項40】 請求項39の傷口の洗浄装置において、充填可能な容積部
    分と着脱可能に係合して充填可能な容積部分を充填し且つ流体排出する手段の一
    部分を受け入れる、前記ハンドルに形成されたスロットを更に備えている、傷口
    の洗浄装置。
  41. 【請求項41】 選択された流体圧力にて傷口を洗浄する方法において、 注射器を備える傷口の洗浄装置であって、該注射器が、プランジャと、プラン
    ジャに接続されたハンドルと、選択された長さ及び該注射器に接続された内径を
    有する流体通路と、少なくとも一部分が可撓性である撥ね返り用遮蔽体とを有す
    る傷口の洗浄装置を提供することと、 前記注射器を洗浄流体で充填することと、 前記流体噴霧を傷口に向け得るように傷口の外側に前記撥ね返り用遮蔽体を位
    置決めし且つ傷口の寸法及び形状に適合し得るように前記撥ね返り用遮蔽体の周
    端縁を操作することと、 選択された流体圧力にて前記洗浄流体を供給するのに十分な時間間隔に亙って
    前記プランジャを前記ハンドルにて押すことにより、前記注射器を流体排出する
    ことと、を備える、方法。
  42. 【請求項42】 請求項41による方法において、前記注射器の容量範囲が
    25cc乃至35ccの範囲にあり、前記流体通路の寸法が約3.16×10-3 cm2(4.9×10-4インチ2)乃至約4.26×10-3cm2(6.6×10- 4 インチ2)の範囲にあり、前記注射器を流体排出する前記時間間隔が、約82,
    740N/m2(12psi)の流体供給圧力を実現し得るように4乃至12秒 の範囲にある、方法。
  43. 【請求項43】 請求項41による方法において、前記注射器の容量範囲が
    25cc乃至35ccの範囲にあり、範囲前記流体通路の寸法が約8.13×1
    -3cm2(1.26×10-3インチ2)乃至約9.8×10-3cm2(1.52 ×10-3インチ2)の範囲にあり、前記注射器を排出する前記時間間隔が約41 ,370N/m2(6psi)の流体供給圧力を実現し得るように4乃至12秒 の範囲にある、方法。
  44. 【請求項44】 請求項41による方法において、前記洗浄流体を長手方向
    軸線に対してある角度にて傷口に供給し得るように撥ね返り用遮蔽体の長手方向
    軸線に対して流体通路を調節することを更に備えている、方法。
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