JP2001513918A - キーパレット - Google Patents

キーパレット

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Abstract

(57)【要約】 2つの主要な部分から構成されるキーパレット入力装置(図22B及び図22C)。2つの主要な部分は、(1)使用者の腕に取り付けられるアームピース(223)と、(2)アームピース(223)を保持する側の腕の手に近接するか、または手の中に配置されるハンドピース(220)である。キー、ポイントアンドクリック装置及び/または他の人間インターフェース部分がアームピース(223)上に取り付けられ、使用者の反対側の手により操作される。ハンドピース(220)上のキーは、ハンドピース(220)が中に、または近傍に配置される手の手指によって操作されることが可能なように構成されている。キーパレットは無線技術によりキー打ち情報を送信することが可能である。自蔵式の構成により、使用者はほとんど制限されない機動性を得ることが可能で、長時間の使用に伴う背中、肩、首、腕や手首の緊張や不快感が低減される。別の実施例(図38A)では、標準的なキーの代りにピアノのキー(381)が使用され、MIDIコントローラが構成される。他の実施例では、様々な出入力装置が使用されている。装置は回し、旋回させ及び/または傾けることが可能なように使用者の腕に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】 キーパレット 1.発明の分野 本発明は一般的にはデータ処理システムのためのデータ入力装置の新しい形態 に関する。特に、携帯用コンピュータや一般のコンピュータ端末に適応したデー タ入力装置に関する。本発明はまた、カメラ、マイクロフォン、モニター、リモ ートコントロール、レコーダなどの携帯用オーディオ/ビジュアル装置の改良さ れた形態に関する。本発明は更に電話や緊急通報電話(「911」)サービスなど の電気通信装置に関する。本発明はまたMIDIコントローラに関する。本発明は特 にこれらの装置を使用者の腕及び手の少なくともいずれか一方に装着することに 関する。 2.従来技術の説明 コンピュータのデータ入力に使用される最も広く知られたキーボードは、タイ プライターのクワーティ(QWERTY)式キーボードであり、こうしたキーボードは 一体成形されたプラスチック製ハウジング上に通常配置された押しボタンの長方 形かつ平面的な配列からなる。こうしたキーボードは、デスクトップ型コンピュ ータの場合のように、キーボードが情報を入力するコンピュータから物理的に分 離することが可能であるか、または多くのラップトップ型コンピュータのように 組み立て製品の一部分として構成されている。このようなキーボードの使用に際 しては、使用者の左手及び右手は所定のキーに対して基本的に対称的にアクセス する。 ゴールドスタイン(Goldstein)に付与された米国特許第5,424 ,728号やコンウェイ(Conway)に付与された米国特許第5,410, 333号のような、コンピュータのデータ入力用キーボードをより人間工学的に 適合させ、使用者の好みに合わせることを目的とした試みの多くは単に旧来のタ イ プライターの概念の新しい変形例に過ぎず、こうした試みにより以下に掲げる問 題点はせいぜい緩和されるだけである。すなわち、(1)使用者が机と椅子で作 業を行わなければならないという機動性の悪さ。このため身体的な疲労を伴い、 使用者の背中、首、肩、腕などに張りが生じる。(2)使用者と装置の間の不自 然な物理的インターフェース。このため使用者の手首や手に緊張や捻りが生じ、 手根トンネル症候群や鍵炎などの障害を引き起こす。 レター(Retter)に付与された米国特許第4,913,573号及びニ クルスバッハ(Niklsbacher)に付与された米国特許第5,270, 709号のような他の構成では、人間の手により適合した入力装置を提供する試 みがなされている。これらの構成は手を置くためのなんらかの掌支持構造を有し 、これにより使用者の手、手首及び前腕の緊張はある程度減少する。しかしこれ らの構成において上述の機動性の悪さの問題は全く解決されないばかりか、更に 別の問題が生じる。すなわち、新たなタイプの方法とキーボードの新たな使い勝 手に慣れる必要性が生じる。換言すればこうした新たな構成はユーザフレンドリ 性を欠き、現代のコンピュータユーザにとって直感的に使いにくいものとなって いる。 従来のキーボードに伴う手と指の不自然な配置の問題をある程度解消しつつ、 ある程度のユーザフレンドリ性を確保している別の構成もある。ダンジガー(D anziger)に付与された米国特許第5,426,449号に開示されてい るピラミッド型の構成では、操作性において比較的直感に基づいた使用性を維持 しつつ、手を支持するための小さい構造と有利なキー配列が提供されている。こ の構成においてはまた、恐らくは携帯性のためにキーボード全体を使用者の腕か ら吊るす方法が提供されている。しかし、この装着方法は、単にデスクトップ用 キーボードが使用者の腕の下から突き出るといったものであり、真に携帯の目的 で現実的に使用される、あるいは使用されうるためにはあまりに扱いづらく邪魔 である。したがってこの構成においては使用者は依然、机での作業を強いられ、 やはり背中、首、肩の緊張やこれに起因する不快感を伴う。 使用者が机に拘束されることによる問題を解決するための、後に考えられた同 様な構成が、レーダー(Rader)に付与された米国特許第5,122,78 6号に見られる。この構成においては、データ入力装置が単にデスクトップから アームレストに移動しただけであり、改良とは呼べるが解決策とはなりえていな い。 真の携帯性を現実的に追求した唯一のフルサイズコンピュータあるいはキーボ ードはルーコフスキー(Lookofsky)に付与された米国特許第5,41 6,730号に開示されたものである。発想としては、この構成は単に腕時計型 の計算機を大型化しただけのものである。実際、ルーコフスキー特許が参照して いる唯一の先行技術はオデ(Ode)等に付与された米国特許第4,255,8 01号に開示された腕時計と、ポッパー(Popper)に付与された米国特許 第4,141,074号に開示された腕時計型計算機である。ルーコフスキー特 許は、先行技術に対して、より多くの演算処理用のハードウェアを収容したより 大型の腕時計型計算機とより大型のモニターとを付加しただけのものであり、入 力手段そのものは全く変わっておらず、携帯性という目的も達成されていない。 つまりルーコフスキー特許の構成においては、使用者の腕に標準的なコンピュー タキーボードが括り付けられる。この方法の非常に明らかな難点は、丁度小型の 腕時計型計算機や最近市場に氾濫している「手に乗るパソコン」を使用する要領 で、使用者が、(曲芸師でもない限り)全てのキーを片手で操作しなければなら ないことにある。 つまるところ、クワーティ式キーボードの後の全てのキーボードにおける共通 の問題は以下のようなものである。すなわちこうしたキーボードにおいては操作 の快適性及び/または効率性において若干の進歩は見られるものの、これだけで は消費者が新しい装置を購入し、使用法を習得するうえで費やされる努力と費用 に見合ったものとはいえない。したがってこれらの製品は決して受け容れられる ことはなく、また一般的に普及することもない。コンピュータやキーボードの構 成における飛躍的な発展となる利点を有する装置だけが、消費者の購買意欲をそ そり、クワーティ式キーボードの次世代の入力装置として、健康面におけるメリ ットと携帯性におけるメリットを大衆にもたらすであろう。 ここに開示されるキーパレットはそうした飛躍的発展である。このキーパレッ トは使用者の両手による使用が可能ないかなるコンピュータやキーボードの構成 よりも高い携帯性と機動性を有し、片手によってしか(しばしば指1本によって しか)操作を行えない、腕時計型計算機や手に乗るパソコン式の構成よりも容易 に使用することが可能である。したがって携帯性とアクセスの容易さという二つ の目的を最大限に達成するうえで、このキーパレットは19世紀のキーボードと その改良品に置き換わる21世紀の発明といえる。 公知の携帯用モニターには片目の上に単眼鏡やサングラスの片側のように装着 されるものがある。このような「バイザーモニター」は米国モンタナ州ノースフ ィールドのビア・インコーポレイティッド(ViA Inc.,)により、同社の 新しいベルト装着式コンピュータシステムと共に使用されている。こうしたモニ ターは着用者をまるで宇宙人のように見せ、着用者の視界を妨げるため、理想的 とはいえない。この片目方式の装置の長期的な使用による健康への影響も明らか ではない。 他の携帯式モニターとして、腕時計、腕時計型計算機、及びルーコフスキーに よる腕装着式のコンピュータにおいて使用されているものがある。これらのモニ ターは、モニターを最適に見るうえで特定の角度に腕をかざすことを使用者に強 いるために理想的とはいえない。別の携帯式モニターとしてシャープ社により製 造されているホームビデオカメラにおいて使用されているものがある。本発明は 、従来の携帯用モニターよりも高い機動性を有し、幅広い調整が行え、携帯が容 易であるため音声認識システムやペンタブレットデータ入力システムと組み合わ せた使用に適したモニターを提供する。 携帯式テープレコーダ、マイクロフォン、テレビのリモートコントローラ、無 線電話、携帯電話及びビデオカメラは無数に知られている。MIDI規格のコントロ ーラ及びキーボードも知られている。本発明は、こうした装置の機能をより容 易に、かつ高い機動性を有しつつまかなうことが可能で、「両手が自由な」携帯 を可能にするという点において新規性を有する。また、携帯式カメラにおいては 、本発明により従来の手持ちカメラやカムレコーダよりも高い安定性が得られる 。 使用者の腕に機械式、または電子式装置を装着するための公知の方法は非常に 簡単なものである。ルーコフスキー特許では腕時計のようにストラップを利用し て装着するだけであり、ダンジガー特許では手錠のように着用者の腕から吊るさ れる。このような限定された構成においては、使用者は、腕時計または他の装置 を腕の周りで回したい場合、装置全体を回さなければならず、このため装置とバ ンドが皮膚に対して擦過される。本発明は、使用者が、腕に装着した装置を腕の 周囲に完全にあるいは部分的に、皮膚に対していずれの部分も擦過することなく 回すことを可能にする様々な方法を提供する。本発明によりまた、装置を使用者 の腕の位置とは独立して回し、旋回させ、傾けることが可能であるように配設す ることが可能になる。こうした全体的な機動性及び順応性はこれまで実現されて いなかった。 ガーミン社(Garmin)により全地球測位システム衛星の信号を利用して 約15メートルの精度で装置の位置を決定することが可能な個人使用向けナビゲ ーションシステムが製造されている。本発明はこのような機能とキーパレットの 機能を組み合わせることにより「911」に緊急通報するための独特のシステム を提供する。 発明の概要 本発明の目的は、キーボードに類似した構成を有する従来のあらゆる装置より も高い機動性、使用の容易さ、快適さ、効率性を実現する改良されたデータ入力 手段を提供することにある。 本発明の別の目的は、動作に必要な機能を全て備えた従来のあらゆるコンピュ ータよりも高い携帯性を有する自蔵式コンピュータを提供することにある。 本発明の別の目的は従来のデータ入力システムの使用に伴う健康障害を低減さ せつつコンピュータの使用者または他のデータ入力者の生産性と利便性を向上さ せることにある。 本発明の更なる目的は従来のあらゆるモニターシステムよりも高い携帯性を有 し、幅広く調整可能な、音声認識システムやペン型の入力システムと組み合わせ た使用に適した優れたコンピュータモニターを提供することにある。 本発明の更なる目的は演奏においてMIDIを用いる楽器演奏者の機動性と演奏す るための機能を向上させることにある。 本発明の別の目的は従来のオーディオ・ビジュアル装置よりも高い安定性、機 動性を有し、容易に使用することが可能なマイクロフォン、音声レコーダ、及び /またはカメラを提供することにある。 本発明の別の目的は従来のあらゆる手段よりも機能性、安定性、可動範囲の広 さの面において優れた、電子または機械的装置を使用者の腕に取り付けるための 様々な方法を提供することにある。 本発明の別の目的は従来のあらゆる電話や無線通信装置よりも容易に携帯する ことが可能な無線電話を提供することにある。 本発明の別の目的は従来の装置よりも高い携帯性と利便性を有するマルチメデ ィアリモートコントローラ及び使用者の腕に装着されるゲーム用装置の少なくと もいずれか一方を提供することにある。 本発明の別の目的は使用者が、緊急時の助けを求めるために、従来よりも迅速 かつ容易にほとんどどこからでも「911」に電話することが可能なシステムを 提供することにある。 これらの目的、並びにこれらに関連した目的はここに開示される新規なキーパ レットの使用により達成される。本発明に基づくキーパレットは、 (a)使用者の第1の腕に取り付けられるように構成されたアームピースと、 (b)アームピースから延び、アームピースが使用者の第1の腕に取り付けられ た時に第1の腕の第1の手により操作されるように構成された第1のキーボード 部分と、 (c)アームピース上に配置され、アームピースが使用者の第1の腕に取り付け られた時に使用者の第2の腕の第2の手により操作されるように構成された第2 のキーボード部分とからなるデータ処理システムのためのデータ入力装置である 。 本発明の別の構成においては、使用者が操作する装置を使用者の腕に装着する ための装置は、 (a)使用者の腕に装着されるように構成されたアームピースと、 (b)装置本体とアームピースとの間に配置され、アームピースが使用者の腕に 装着された状態で可動継ぎ手の動きにより装置が旋回し、傾斜し、回ることが可 能になるような構成を有する可動継ぎ手と、 (c)装置と可動継ぎ手の間に配置された装置マウントとからなる。 本発明は図面に基づいた詳細な説明文により以下に開示される。本発明はコン ピュータ及びコンピュータ入力装置の構成における飛躍的な発展であり、本発明 により、机や同様の作業面に拘束されることなく、様々な姿勢で寄りかかったり 、座ったりした状態で、あるいは歩きながらコンピュータを両手で完全にかつ快 適に使用することが初めて可能になる。したがって、このアームピースまたはハ ンドピースは先例のない機動性を提供し、生産性を向上させる可能性を広げるば かりか、デスクトップ型、ラップトップ型、またはパームトップ型のコンピュー タの長期にわたった使用に伴う背中や首や肩の緊張から使用者を開放する。同様 に手持ち型パソコンを使用する際の片手あるいは1本の指による「乱れ打ち」式 の操作から使用者を開放する。 しかし本発明においてはここに示される以上の更なる応用が考えられる。した がってこれらの図面及び説明はあくまで本発明の新規性、多くの異なる形態の内 の特定の実施態様と特徴、及び本発明に基づく変形例の幾つかを示すことが目的 である。この目的に則って、図面と説明は本発明の可能な実施形態を全て包括す るものではなく、あくまで本発明の革新性を示すためのものであって本発明を制 限するものではない。本発明は、全ての可能な実施態様、変形例、改良例、調整 例、バージョン、応用例、組み合わせ、及び本発明と本発明の新規性が明らかに 及ぶ範囲において請求され、ここに実施態様は、特定の材料を別の材料に、特定 の継ぎ手を別の継ぎ手に、特定のファスナを別のファスナに、特定の角度や湾曲 を別の角度や湾曲に、特定の象徴記号(QWERTY、ドボラック、ミリタリー等)を 別の象徴記号に、固定部材を可動部材に置き換えることを含め、しかしこれに限 定されることなく、示される。 ここに開示されるのはキーパレットと呼称されるデータ入力の手段であり、 スタンドアローンのデータ処理ハードウェア部分を含みうるが、これを含まない 場合もある。またこのデータ入力の手段は通常2個の部分からなり、それぞれの 部分には多数のキーが配置される。2個の主要部分の内の一方の部分はハンドピ ースと呼ばれ、使用者の片手に載置されるか、あるいは片手の周囲に固定される か、あるいは片手の近傍において安定的に保持される。2個の主要部分の内の他 方の部分はアームピースと呼ばれ、使用者の前腕の周囲に固定されるか、あるい は前腕に取り付けられる。2個の主要部分は通常1本の電気ケーブルと、連結ロ ッドと呼ばれる1個以上の小さなロッドにより連結される。 ハンドピース上にはデータ入力のための複数のキーが配置され、キーはキーパ レットを保持する腕の手の手指と親指による操作が可能なように配置されている 。残りのキーはアームピースの構成要素であるアームピースキーハウジング上に 配置され、反対側の手の手指と親指により操作される。キーの列は選択可能及び /または着脱可能な隔壁(以下案内壁と呼ぶ)により隔てられ、横方向のキーの 打ち間違えを防止している。アームピースキーハウジング及びハンドピースの少 なくともいずれか一方の上に使用者の必要と好みに応じてトラックボール、ジョ イスティック、ペンタブレット、タッチパッドあるいは他の追加機能や拡張機能 を配置することも可能である。自蔵式のコンピュータやネットワーク端末におい ては、モニターはアームピースから突出し、使用時以外はキーハウジングの上に 折りたたまれるようにヒンジ機構を介して取り付けられる。アームピースキーハ ウジングを使用者の腕に装着する様々な手段もまた開示されている。例として、 ある特定のアームピースは使用者の腕を包囲するチューブを備え、別の構成では 以下の文中で説明される橈骨尺骨状棒(Radio−Ulnar Bar)やリ ス トロック(Wristlock)や環軌道(Ring Tracks)が使用さ れている。他の構成においてはストラップのような簡単な手段も用いられている 。 主要な実施例の1つにおいて、ハンドピースは使用者の手に合うように形成さ れ、独特のキー配列を利用している。すなわち、キーは後に詳述する複合円弧( Compound Arc)の形状に沿った列として構成される。この構成によ り際立って自然で、正確で、効率的な手と指の動きが可能になる。ハンドピース の残りの部分の構成によっても、使用が更に容易になる。こうした構成として掌 面(Palm Surface)があり、掌面に対して使用者の掌が載置され、 使用者の指は自然かつ容易に適当なキーに向けて落下するようになっている。こ うした構成としてサムピース(Thumbpiece)もあり、サムピースは使 用者の親指が占める空間を包囲し、サムピースの上にキーあるいは使用者が操作 する他の構成を配置することも可能である。通常はキーを有さず、使用者の手に 接触しない2つの面があり、半周載置面(Half−Turn Rest Su rface)と全周載置面(Full−Turn Rest Surface) と呼称する。これらの面は平面であり、ハンドピースがこれらの面によりテーブ ルや机上に載置される。 同様に好ましい構成においては、上述のように形成されてはおらず、ギターの ネックの形状に形成されたハンドピースが使用されている。この構成のギターの フレット板に相当する面上にはキーが配置され、ギター奏者がギターの弦を操作 するのに似た要領で操作される。このハンドピースの構成は形成されたハンドピ ースよりも使用者にとって初期段階において馴染みやすいという利点を有する。 ハンドピースの第3の構成として、既に所有しているキーボードの操作からか け離れた操作に抵抗のある使用者にとって非常に扱いやすい構成も開示されてい る。この構成においては、ハンドピースは、通常アームピースの下側面から突出 した支持バー(Support Bar)上に配設され、丁度デスクトップ型キ ーボードを手で操作するのと同じ要領でキーパレットを保持している側の手で操 作することが可能なように支持された平面状キーボードからなる。すなわち、こ の構成は、ギター型や形成されたハンドピースに対してピアノ型ハンドピースと 呼ぶことができる。 幾つかのアームピースの実施態様が開示されているが、ほとんどの構成におい て3つの特徴が共通している。(1)アームピースによりコンピュータや入力装 置の支持物として机の代りに使用者の前腕が効果的に使用される。(2)アーム ピースによりキー自体のハウジングを使用者の腕の周りで回す(構成によっては 旋回及び/または傾斜させる)ことが可能なことにより、キーパレットを保持す る前腕がどの方向を向くかに関わらず、使用者の反対側の手によりキーを操作す ることが可能な機構が提供される。(3)アームピースにより、ハンドピースを 支持する支持部分が突出する安定した支持台が提供され、アームピースを保持す る手によりハンドピースのキーを操作することが可能になる。手の前方において キーを保持するこの方法はキーパレットにおける重要な発展である。 幾つかの構成において、電池や他の電力供給源及び無線通信機やアンテナをア ームピースの上または内部に配設するか、あるいは使用者の身体の別の部分に装 着することが可能である。別の構成においては、携帯式かつ自蔵式のコンピュー タ(マイクロプロセッサ、モニター、ポートなど)をアームピースキーハウジン グの上または内部に配設するか、あるいは使用者の身体の任意の部分に装着し、 ケーブルや他の通信手段を介して装置の残りの部分に接続する。 専用モニターアームピース 音声認識入力ハードウェア及びソフトウェアまた はアップルニュートンのようなペン型入力システムと共に使用するうえで理想的 な別の実施態様は、手動式入力装置を含むことのほとんどない、場合によっては ハンドピースを全く含まない構成を有する。すなわち専用アームピースを備えた キーパレットである。 この専用モニターアームピースの構成により、旋回させ、傾斜させ、及び/ま たは、回すことが可能な上述のキーハウジングは旋回するモニターで置き換えら れる。したがってこうしたキーパレットの使用者は、前腕がどの方向を向いてい ようと、モニターを簡単に見る、あるいはモニター上に簡単に書き込むことがで きるようにモニターを調整することが可能である。明るさやコントラストを調整 するための一般的なモニター調整用ボタンやつまみ、及び/または音声入力用の マイクロフォンのような他の入力装置をこのモニターに取り付けることも可能で ある。データ処理用、及び/または無線送受信用のハードウェアを旋回モニター ハウジングの内部またはアームピースや使用者の身体の任意の場所に配設するこ とが可能である。すなわちヘッドセットマイクロフォンや他の音声入力システム をこうしたアームピースと共に使用することも可能である。 使用者がこれ以上の手動入力手段を必要としない場合(例えば、音声認識ハー ドウェア及びソフトウェアが使用者が必要とする機能を全てまかなえる場合)、 ハンドピースを専用モニターアームピースに取り付ける必要はない。しかし、ト ラックボールやフィンガーパッドや特殊機能キーといった補助的入力手段を使用 者がなおも必要とする場合、これらを専用モニターアームピースに取り付けられ たハンドピースに配設することが可能である。こうしたハンドピースは上述のハ ンドピースに似ており、上述された構成にて取り付けられることが可能である。 こうした追加構成により使用者が片方の腕と手で全てのハードウェアを扱うこと が可能になり、他方の腕と手は自由になる。 簡易ハンドピース 数個のキーを必要とするだけの専用モニターアームピ ースの使用者に対しては簡素化されたハンドピースが使用される。上述のハンド ピースは手指によって操作可能なキーを提供しているが、様々な簡易ハンドピー スにより、ほとんどのキーを親指にて操作することができる手動インターフェイ スが提供される。簡易ハンドピースは、多くの他のハンドピースのように2個の 連結ロッドの間に支持されるかわりに、1個の支持バーの上に通常配置され、ハ ンドピースが配置する角度が使用者にとって最も快適であるように調整すること が可能である。簡易ハンドピースの具体的な応用例として次のようなものがある 。 *専用コンピュータゲーム用ジョイスティックまたはポイントアンドク リック装置 この実施態様ではジョイスティックに類似したハンドピースが用 いられる。 *専用書き取り装置 弾性を有し収縮可能な簡易ハンドピースが、デ ジタル式またはアナログ式の音声レコーダ、マイクロフォン、及びスピーカーを 収容したアームピースと共に使用され、腕に装着され、手で操作される書き取り 用レコーダとして機能する。この実施態様の有用なバージョンとして掌設置型の 簡易ハンドピースがある。 *専用マルチメディアリモートコントローラ 簡易ハンドピースは また、標準的なテレビ用リモートコントローラのような小型のキーを有するアー ムピースと組み合わせても使用される。この構成はあらゆる媒体において遠隔操 作目的で使用される(テレビ受像機、ステレオ、音声レコーダ)。こうした形式の 簡易ハンドピースは、音量調整やチャンネル切換え用の最も普通に使用されてい るボタンまたはキーを使用している。このアームピースには小型の英数字キーの 一式も含まれ、パソコンテレビやインターネットテレビと組み合わせた使用に適 当な構成となっている。 *専用無線電話 この形式の簡易ハンドピースは従来形式の電話の ボタンを有する(0−9、#及び*)。この簡易ハンドピースはアームピースのス ロット内に収納されることが可能で、バネ機構を設けることで必要に応じてスロ ットから飛び出すように構成することが可能である。このアームピースは使用者 のシャツの袖の下に着用される程度に細く、スピーカーフォンとして使用される ものとしてスピーカーとマイクロフォンだけを有する。このハンドピースの有効 な別例として、簡易ハンドピースと異なり端部ではなく中間部にて接続され、一 方の端部にイヤーピースを、他方の端部にマウスピースを有するハンドピースが ある。 *キーパレットカメラ装置またはカメラ支持装置 ビデオカメラ 用ハンドピースはアームピース内に敷設された1本または2本のレール上に設置 され、使用者の手にまでひっぱることが可能で、使用されない時には収納される 。従来のカメラをカメラ用ハンドピースの代りに、一般的な三脚と同様に装置の 上にネジで固定することが可能である。 *移動オーディオビジュアル装置 簡易アームピースの別の実 施態様として特殊な指向性マイクロフォン(例えばショットガンマイク)及び/ またはデジタルまたはアナログ式のカメラやモニターを配設したものがある。 個々の視聴覚要素は、別々の玉継ぎ手または別の視聴覚要素に設けられた別の継 ぎ手に取り付けられ、それぞれの構成要素は可旋回キーハウジングや可旋回モニ ターと同様に傾けたり、旋回させることが可能である。更に、個々の視聴覚要素 マウントは2層チューブや他のアーム式取付け手段の、それぞれ独立に回すこと が可能な部分に取り付けられる。これらの構成要素を制御するために簡易ハンド ピースを使用するか、代りに使用者の他方の手に保持された別のコントローラを 使用することが可能である。 *演奏用キーパレット 演奏用キーパレットにおいては、上述 のアームピースキーハウジングのキーの代りにピアノキーボードのキーが用いら れ、アームピースは旋回させ、傾け、回すことが可能な腕取り付け型のMIDI キーボードとして構成される。 こうした演奏用キーパレットアームピースは演奏用キーパレットハンドピース を含む場合もある。このハンドピースは図22Aに示されたギターのネック状に 形成されたハンドピースとして構成されるが、文字キーの列を有する代りに通常 4〜6列の横列の「ギターキー」を有し、それぞれの横列には4個か5個のキー が含まれる。これらの横列はギターの弦に相当し、個々のキーは特定の弦の上の 特定のフレットに相当する。したがって演奏者はギターやベースギターのフレッ トを「叩く」要領でこのハンドピースを演奏する。キー(調)や楽譜の情報もや はりMIDIを通じて送信される。(註 ギターのそれぞれの弦に対応するキー の横列は、普通に調律されたベースギターと同様に、完全な4音程に分割される か、あるいは長3度または短3度に分割される。演奏者が1つの「フレット」ま たは縦列をそれぞれの指に対応させることが可能であるため、長3度の分割がこ の装置においては特に適切であり、こうしたキーの縦列は案内壁により隔てられ ている。)演奏用キーパレットハンドピースは別に使用することも可能である。 演奏用キーパレットハンドピースは水平方向の手首の動きを可能にするために微 かに傾けて構成することも可能である。「フレット板」部分は、全てのキーへの アクセスが容易になるように、上述の形成されたハンドピースと同様に凹型に構 成することも可能である。 演奏用キーパレットのためのハンドピースの別構成として次のような構成が可 能である。(1)変調やビブラートに関するMIDI情報が、ハンドピースをハ ンドピースのx軸とy軸に沿って動かすことにより入力され、音調を一様に保っ たりキーの位置変更をする場合のようなキー打ちに関する補助的な情報を、ハン ドピース上に配置されたキーまたはボタンにより速やかに入力することが可能で あるようなジョイスティック型簡易ハンドピース。(2)ピアノキーボードの一 部分として。 *拡張キーパレット及びキーパレット拡張要素 キーパレットの完 全な機動性が使用者にとって常に必要とされるわけではない。コンピュータを腕 に装着するよりも、従来のラップトップ型やデスクトップ型のコンピュータのよ うに設置したいと使用者が考えることもしばしばである。拡張キーパレットの構 成により使用者が両方の構成の長所を享受することが可能である。この構成にお いては、他の構成と同様に、アームピースキーハウジングはアームピースとハン ドピースの残りの部分から取り外せるように形成される。しかし、この構成によ れば、キーハウジングの「肘側の端部」には、別の平面状キーパレット拡張要素 が接続されるための配線されたソケットが設けられる。キーパレット拡張要素は 取り外されたハンドピースのキーに置き換わり、アームピースキーハウジングを フルスケールの標準的なラップトップ型またはデスクトップ型のクワーティ式キ ーボードに拡張する。 こうした拡張キーパレットはハンドピースを取付け、拡張要素を取り外すこと により、立ったまま、または歩きながら使用できるキーパレットとして使用する ことが可能であり、ハンドピースを取り外し、拡張要素を取り付けることで標準 的なラップトップ型コンピュータまたは無線クワーティキーボードとして使用す ることが可能であるため、標準的なラップトップ型コンピュータや無線キーボー ドが事実上時代遅れになる。 拡張キーパレットの別の構成として次のような構成も可能である。(1)キー パレットが腕に装着されて使用される際に、拡張要素が、基本的にアームピース キーハウジングの下に載置されるトレイであるような構成。(2)拡張要素が取 り外し可能ではなく、ヒンジ機構により連結され、使用されない時にはキーハウ ジングの残りの部分の面に対して垂直な位置に動くような構成。 *格納ベルト式の腕取り付け手段 この構成においては、使用者の 腕に巻きつくようなベルトが延出格納レバーによりアームピースマウントから延 出し、アームピースマウント内に格納される。アームピースマウントは柔軟であ るため、机の上に平らに載置することが可能であり、また、携帯性を重視した使 用においては使用者の腕に巻きつけることも可能である。アームピースの機能要 素(キーハウジング、モニターなど)はアームピースマウントの溝内に配置され 、使用者の腕の周りで部分的に回すことが可能である。同様なアームピースマウ ントが、上述のこうした方法と同様に、機能要素を配設するための鞍馬型手段と 水平レール手段を支持するために使用されている。 *専用キーパレットバーコード読み取り機及び専用磁気テープ読み取り機 及びプリンタ 本発明のこうした特定の応用は特に移動する使用者にと って有用である。 *キーパレットパーソナル警報システム及びパーソナル警報システム このシステムは全地球測位システムの機能と、位置決定システムから情報を受 信し、これを処理する安価で小型の新しい手段とを利用し、キーパレットの使用 者に新たな安全性を提供する。起動時において、装置は自動的に911番に電話 をかけ、予め録音された伝言と装置の位置を伝え、この情報は救急車、警察、消 防隊などの緊急時に対応するための人員に伝達される。 以上の特徴のそれぞれについて以下の説明文中において付属の図面に基づきな がら更に詳しく説明する。本発明に基づくキーパレットは左利きの使用者と右利 きの使用者に対応したバージョンがありまた右利きの使用者と左利きの使用者と の間で同じキーパレットの互換的な使用を可能にする着脱式かつプラグイン式の ハンドピースに対応している。しかし図面のほとんどにおいて使用者の左手に装 着されたキーパレットが示されている。 本発明の目的、長所及び特徴は以下に図面に基づいて示される更なる詳細な説 明文に参照すれば当業者にとってより明確になろう。 図面の簡単な説明 図1はボタンを押す指を示す概念図。 図2は図1に示された指の骨を線図にて表し、指の可動範囲を円にて示した概 念図。 図3Aは、図1と図2に示された指が配置することが可能な5つの位置を示す 概念図。 図3Bは、図3Aに示された5つの位置を指が通過することにより示される自 然な可動範囲に対応した曲面を示す概念図。 図4〜14は、図3Bに示された曲面に沿ってキーを縦列に配列し、縦列を案 内壁により区分した図3Bに示された曲面を有するハンドピースを示す概略図。 図15は、キー入力されるデータを無線送信するためのアンテナを備えたアー ムピースと操作されるハンドピースとを示す概念図。 図16Aは、アームピースを使用者の腕に装着するストラップの1例が見える 角度にて示されたアームピースと、使用者の手をハンドピースに対して保持する ためのストラップを備えたハンドピースとを示す斜視図。 図16Bは、キーが平面上に配列されたアームピースを示す側面図。 図16Cは、複合円弧内に配列されたキーを備え、複合円弧の基部にて掌支持 面を備え、補助キーやタッチパッドなどを配置するための平面部分を複合円弧の 傍に備えたアームピースを示す側面図。 図17Aは、自蔵式の携帯型コンピュータ及び/またはワードプロセッサなど のハードウェア、ソフトウェア及び再充電可能な電池などの電力供給源を内蔵し 、モニタースクリーンが上に配置されたアームピースの別の一実施態様を示す概 念図。 図17Bは、図17Aにて示された自蔵式携帯型コンピュータを示す側面図。 図18A、18B及び18Cは、お互いに対向した配置で連結され、また分離 して別々に使用することも可能な2個のハンドピースからなる実施態様を示す概 念図。 図19A及び図19Bは、使用者の前腕の周囲に装着される2層構造チューブ をアームピースが備え、両端に丸みを帯びたカラーを備えたキーパレットと、チ ューブ状アームピースの手首側のカラーに固定されたハンドピースとを示す概念 図。この構成において、ハンドピースとチューブの内側の層は使用者の腕と共に 回ることが可能であり、チューブの外側の層とキーハウジングは使用者の腕と共 に回るか、あるいはチューブの内側の層の動きや位置に関係なく、静止状態に保 たれることが可能である。 図19Cは、図19A及び図19Bに示されるようなチューブ状アームピース の側面図。 図20は、全周載置面上に配置されたキーと、キーの上面を越えて突出し、ハ ンドピースが載置された際に平らな表面とキーとの接触を防止するためのレール とを有するハンドピースの底面図。 図21は、打面がそれぞれのキーについて平行であって、キーが配置された複 合円弧の弧の接線方向に対しては平行ではないように配置されたキーを有するハ ンドピースを示す概念図。 図22Aは、半筒状の形状においてギターのネックの一部分に類似した、ギタ ーのネック状に形成されたハンドピースと、ギターのネックのフレット板に相当 する面に配置されたキーとを示す概念図。 図22B及び22Cは、図19Aに全体図にて示され、図19Cに側面図にて 示されたチューブ状アームピースに取り付けられた、図22Aに示されたハンド ピースを示す概念図。 図23〜30はキーパレットの別の一実施態様を示す。具体的には次の通りで ある。すなわち、 図23は、2個の環軌道を備えた橈骨尺骨状棒を有するこの実施例の主要部分 を示す概念図。 図24Aは、環軌道上にキーハウジングが取り付けられた図23に示された構 成を示す概念図。 図24Bと24Cは、キーハウジングの「足」が取り付けられた状態の環軌道 の拡大断面図。 図25Aと25Bは、図24の構成に取り付けられたキーハウジングが環軌道 に沿って使用者の腕の周囲で回る様子を示した概念図。 図26は、玉継ぎ手を有するキーハウジングマウントが環軌道上に取り付けら れた別のキーパレットを示す概念図。 図27は、図26に示されたキーハウジングマウント上に取り付けられた可旋 回キーハウジングを示す概念図。 図28は、図27に示された可旋回キーハウジングがキーハウジングマウント 及びキーパレットの残りの部分に対して旋回した状態を示す概念図。 図29は、橈骨尺骨状棒が使用者の腕に取り付けられた一例を示す概念図。 図30は、連結ロッドの間隔が橈骨尺骨状棒の間隔よりも広く構成されている 状態を示す概念図。 図31は、キーパレットの別の一実施例を示す概念図。ハンドピースはチュー ブ状アームピースの下側から突出した支持バーに取り付けられ、キーパレットを 保持する側の手を使用して、丁度その手でデスクトップ型のキーボードを操作す る要領で、ハンドピース上のキーを操作することが可能な構成になっている。 図32Aは、図31のキーパレットが実際に使用されている様子を示す概念図 。 図32Bは、支持バーがヒンジ機構を介して取り付けられた図32Aの構成の 側面図。 図33Aは、専用モニターアームピースを備えたキーパレットを示す概念図。 図33B、33Cは、傾けることが可能なモニターを示す斜視図。 図34Aは、ジョイスティック式簡易ハンドピースを示す概念図。 図34Bは、格納式簡易ハンドピースを示す概念図。 図34Cは、「バネ」式簡易ハンドピースを示す概念図。 図34D、34Eは掌装着式簡易ハンドピースを示す概念図。 図35A、35Bは専用キーパレット書き取り機を示す概念図。 図35Cは、専用リモートコントローラを示す概念図。 図35Dは、専用携帯無線スピーカーフォンを示す概念図。 図36A〜36Cは、専用携帯無線スピーカーフォン用の別方式のハンドピー スを示す概念図。 図37Aは、専用携帯オーディオ/ビデオ装置を示す概念図。 図37B、37Cは、カメラの三脚に代わる専用ビデオカメラ装置またはビデ オカメラマウントを示す概念図。 図38A〜38Cは演奏用キーパレットと演奏用キーパレット用の様々なハン ドピースを示す概念図。 図39A〜39Iは、異なる拡張キーパレットの実施態様を示す概念図。 図40A〜40Eは、格納ベルト式腕取り付け手段を示す概念図。 図41A〜41Kは、水平レール式機能要素取り付け手段を示す概念図。 図42A、42Bは、鞍馬型機能要素取り付け手段を示す概念図。 図43は、専用バーコード読み取り機を示す概念図。 図44は、磁気テープ読み取り機とキーパッドとプリンターを備えたキーパレ ットを示す概念図。 図45Aは、キーパレットのパーソナル警報システムの流れ図。 図45Bは、専用パーソナル警報装置を示す概念図。 発明の詳細な説明 註 図面毎に多数のキーを描くことによる混乱を回避するうえで、その実施態 様においてキーが配置される場所が明らかである場合、「ここにキー」または「 キー」という語句を図面中にて用いた。この表記法はまた、可能性として考えら れるが全てを表すことは不可能である多くのキー構成を示す役割も果たしている 。 まず導入として、理解を助けるうえで、キーパレットの個々の「アームピース 」は実際は少なくとも3つの分離可能な要素から通常構成され、これらの要素は 以下に示す3つの分類に分類されることを説明しておく。すなわち、(1)腕に 装着または取り付けるための手段。(2)「機能要素」を腕装着手段の上に取り付 けるための手段。(3)使用者が装着するアームピースの一部分である、「機能 要素」自体。すなわち、モニター、キーパッド、ポイントアンドクリック装置、 カメラ、またはキーパレットにより有効に使用される他の要素。 これら3つの要素は一体型のハードウェアとして構成される場合もある。 同様に「ハンドピース」は2つの共通の一般的構成を有する。すなわち、(1 )ハンドピースそのもの。これは基本的には、キーパッド、ジョイスティック更 にはカメラなどの特定の機能要素である。(2)機能要素をアームピースまたは 使用者の手や腕に装着するための手段。ほとんどのハンドピースはアームピース と組み合わせて使用することが可能であり(逆も可)、また単独で使用することも 可能である。 以下に記述される実施例の個々の例について特に説明はしないが、個々のキー パレットは、従来のパームトップ型パソコン、ラップトップ型パソコン、PDA (パーソナルデータアシスタンス)、及び無線キーボードのように、モニター、ポ イントアンドドラッグ装置(トラックボール、タッチパッドなど)、無線電波送受 信装置、マイクロフォン、音声/画像レコーダー、カメラ、スキャナー、磁気テ ープ読み取り機、バーコード読み取り機、プリンター、電話、及び/またはマク ロプロセッサ、モデム、ディスクドライブ、シリアルポートなどのあらゆる 形式の内蔵コンピュータやデータ処理装置を構成に含みうる。更には、示される 全ての可動部分に固定機構を配設することが可能で、使用者がハンドピースやア ームピースの所望の位置を選択し、その位置で装置を固定することが可能になる 。この固定はあらゆる公知の固定方法により実施されうる。例として、可動部分 やレバーのくぼみに対して押圧することで、実際のブレーキパッドと可動部分と が接触するようなものがある。 図1にはボタンを押している指が示されている。図2には、同じ指が輪郭線 を省略して示されている。図2においては、太線(21、22、及び23)は指 の3つの指節骨のそれぞれを示している。3つの骨を連結している2個の関節は 黒い点にて示されている(24、25)。図中には2個の大きな円(26、27) も示されている。2個の円の内で大きい方の円(27)は中央の指節骨の長さに 等しい半径を有し、最大の指節骨と2番目に大きい指節骨の間の関節上に中心( 25)を有する。2個の円の内で小さい方の円(26)は、最も外側の指節骨( 21)の長さに等しい半径を有し、この指節骨と中央の指節骨の間の関節上に中 心(24)を有する。 図3Aには、ボタンを押す動作において図2に示された指節骨が辿る5つの異 なる位置が示されている。最大の指節骨は静止したままで、中央の指節骨の可動 範囲は約45度である。最も外側の指節骨の円の中心は、中央の指節骨の運動に よって描かれた円弧に沿って動き、最も外側の指節骨の、自分自身の円に対する 運動により約90度の円弧が描かれる。 図3Bに示されている形状は、最も外側の指節骨を表す線分の最も外側の点が 、指が完全に広げられた状態から完全に曲げられた状態に至るまでの自然な運動 において辿る軌跡である。本明細書においては、実際の人間の指の生理学的な動 きを反映するこの形状を複合円弧(Compound Arc)と呼称する。(註 真の複合円弧は2つの円弧に沿った運動が合成された軌跡であり、真円の円弧 である。しかし図の簡略化のため、図に示された複合円弧は図の5つの指の位置 の端を結ぶ線分にて示されている。) 図4〜14は、キー打ちによる入力を適切に検知し伝達するために必要な電気 回路を内蔵した、堅い材質で形成されたハンドピース(40)を、異なった角度 から見た図である。このハンドピース上には、図3Bに大まかに示された複合円 弧の形状に沿って、複数の縦列にキーが配列されている。この構成により従来の キーボードと比較してより自然な位置の指の動きが可能で、指がキーに届くため に動かなければならない距離は最小になり、したがって手の疲労と緊張は低減さ れ、より迅速かつ正確なキー打ちが可能になる。特定の手指に割り当てられた約 3〜6個のキーに届くために、最も外側の指節骨は通常最大約90度の角度にわ たって動き、中央の指節骨は最大約45度の角度にわたって動き、3番目の指節 骨は指が目標のキーを実際に押し込む動作を行う時を除けば比較的静止している 。図4は、複数のキー(41)と、2個の選択可能な及び/または着脱可能な案 内壁(42a、42b)と、サムピース(43)を有するハンドピース(40) の斜視図である。通常ここに示されるようなハンドピースのキー領域には4〜6 列のキーの縦列が含まれる。この内1乃至2列が第4指により操作され、第3指 と第2指にはそれぞれ1列が割り当てられ、第1指は1乃至2列の操作が割り当 てられる。一方の案内壁(42a)は透明プラスチックのような軽量でやや堅い 材料から形成され、第4指が操作するキーの縦列と第3指が操作するキーの縦列 とを隔てる。他方の案内壁(42b)は第1指が操作するキーの縦列と第2指に 割り振られたキーの縦列とを隔てる。多くの使用者にとって第2指に割り振られ たキーの縦列と第3指に割り振られたキーの縦列の間において案内壁は必要では ない。これは、これらの指のいずれも横方向の動きにおいて使用されず、いずれ の指も1個の案内壁に既に触れており、キー打ちの精度は高められているためで ある。 サムピース(43)がハンドピースの主ハウジングの、掌面とキー領域が出合 う部分の付近から突出し、親指とそれ以外の手の部分との間に作用する反対方向 の力に対する支持物として機能し、使用者がハンドピースを握り、最も快適で高 率の高い位置に調整することが可能になっている。スペースキーや「マウスクリ ック」ボタンやトラックボタンなどの様々なキーまたはボタンをサムピースの上 または付近に配設し、これを親指で操作することも可能である。 図5は、やはりキー(41)、案内壁(42)及びサムピース(43)が示され たハンドピース(40)の正面図である。 図6は、ハンドピース(40)の側方が見える斜視図である。この角度からは 半周載置面(44)が見える。 図7は、ハンドピース(40)の側面図であり、あたかもハンドピースが全周 載置面上でテーブルの上に載置されたような状態になっている。サムピース(4 3)は手前にあり、キー(41)は使用者の第1指により操作されるキーである 。第1指により操作されるキーと第2指により操作されるキーとを隔てる案内壁 (42b)も見てとれる。 図8は、ハンドピース(40)の別の正面図。 図9は、図7とは反対の方向から見た側面図である。この角度から見た場合、 使用者の第4指により操作されるキー(41)と半周載置面(44)が手前にあ る。第4指により操作されるキーと第3指により操作されるキーとを隔てる案内 壁(42a)が見てとれる。第1指により操作されるキーと第2指により操作さ れるキーとを隔てる案内壁(42b)は奥に見える。サムピース(43)も奥に 見える。 図10には、ハンドピースの掌面(45)が示され、ハンドピースは全周載置 面上で載置された恰好になっている。この角度からはキー領域は見えないが、サ ムピース(43)は見ることができる。掌面が半周載置面と出合う角が見える。 掌面(45)はその上に掌が置かれるため、掌に適合した形状に形成されている 。掌面(45)は親指の基部と手の外側の筋肉を収容するための窪みを有する。 この窪みは、掌の中央の凹面に適合してせりあがった部分に滑らかに連続してい る。せりあがった部分は、「手のボール」すなわち中手骨の端部の膨らみを収容 する別の窪みに滑らかに連続している。掌面の外側のリッジは手の外側部分を所 定の場所に保持する機能を果たしている。掌からの水分の凝縮を防止する目的で 掌面 を多孔性の材料で被覆することも可能である。掌面を緩衝パッドにより隔てられ た2層構造に構成することも可能である。 図11は、ここまでは見えなかった全周載置面(46)を示す。サムピース( 43)が奥に見える。全周載置面は使用者の前腕方向に延びるように構成するこ とが可能で、使用者の手首の支持部を形成する。これにより使用時のハンドピー スの安定性が大きくなる。このような構成は図示されていない。 図12は、半周載置面(44)も見える角度から全周載置面(46)を見たも のである。サムピース(43)の内側の一部分が見える。 図13は、使用者の第1指により操作されるキー(41)が、ハンドピースの 使用時に使用者の親指によって占められる空間から見えるような角度から掌面( 45)を見たものである。 図14は、ハンドピース(40)の俯瞰図であり、幾つかのキー(41)と案 内壁(42)の一部分が見える。 図15及び16Aは、使用時における最も標準的なアームピースと最も簡単な ハンドピースを示す。このアームピースにおいては、腕装着手段、機能要素取り 付け手段、及び機能要素は1つの部分として構成されている。すなわち、曲面を 有する内側パッドと締め付け装置とを備えた堅いキーハウジングである。内側パ ッドと締め付け装置は協働することでアームピースを腕に対して巻着する、キー ハウジングは、通常多数の英数字キー、トラックボール、タッチパッド、他のポ イントアンドクリック装置、ジョイスティック、ファンクションキー、数字パッ ドの少なくともいずれか1つを備え、これらと同様に好ましい他の様々なキー構 成をも有しうる。図15に示されたキーハウジング(150a)はキー配置面の 中央にトラックボールを有し、図16aに示されたキーハウジング(150b) は一方の端においてトラックボールを有する。キーパレットは一般的に有線、無 線、または自蔵式の形態に構成される。図15の構成においてはアンテナが示さ れているが、図16aの構成には見えない。自蔵式コンピュータとして構成され たバージョンあるいはターミナル型、ネットワーク型として構成されたバージョ ンはモニターを備える。 従来のキーボードからあまり懸け離れることを好まない使用者は図15(15 0a)や図16A(150b)に示されるようなアームピースを好むかもしれな い。これらの構成は平面上に配置されたキー(151)とアームピースを使用者 の腕に保持するストラップ(154)とを備える。図16Bはこうした平面構成 を有するアームピースの側面図である。キー(151)はキーハウジング(15 2)のキー配置面上に配置されている。パッド(153)と1個以上のストラッ プ(154)がキーハウジングに取り付けられ、使用者の腕の周りに装着される 。パッド(153)は軽量の布で覆われるか、または使用者が自分の腕に合わせ て大きさや形状を正確に調整することができるように、膨らませることが可能な クッションを使用することも可能である。ストラップ(154)はバックル、ス ナップ、ボタン、フックまたはループまたは他の公知のファスナ機構により腕に 対して取り付けられる。基部にゴム製の摩擦係止部を備えた折り畳み式の「キッ クスタンド」状の支持部材(155)がやはり示されている。この支持部材は机 の上に載置された場合にハウジング(152)と支持部材により形成される三角 形の第2の脚となり、ハウジング(152)と共にアームピースの重量を支持す る(テーブル面が三角形の3番目の辺である)。この構成によりアームピースは安 定化し、使用者の腕に対してアームピースの重量負荷がかからない。図示されて いないが、更なるやや堅いシート状部材を使用して、キックスタンド(155) の端とプラスチックハウジング(152)の下方の端を連結することも可能であ る。この場合シート状部材は使用者の腕の下に配置され、装置全体として使用者 の腕を囲繞して支持する三角形が形成される。こうした構成によりアームピース を様々な不規則な面上に置くことが可能になる。 形成された掌面と複合円弧形状に沿って配列されたキーを有するアームピース のキーハウジング(これらの2つの特徴において形成されたハンドピースを模倣 している)が別の構成として可能である。この構成の断面が図16Cに示されて いる。図16A及び図16Bに示された平面型アームピースの代りに、平面上に 配列されたキーの横に、キーを配置するための形成された部分を有するアームピ ース(160)が使用されている。図16Cには、キーハウジングの平面部分( 162)に配置されたキー(161)が示されている。平面部分(162)の後 方には掌面(167)を備えた形成された部分が示され、複合円弧内にキー(1 66)が配置されている。この構成はまた、掌面(167)の親指側に配置され た複数のキー及び/またはトラックボールを有し、これらは使用者の親指により 操作される。アームピース上においてサムピースは特に必要ではない。しかし、 このようなアームピースの本体に対する差し込み式の拡張要素として、数字パッ ドが独立した複合円弧内に配置されるような場合、拡張要素が専用掌面を備える 場合が考えられる。数字パッドは標準的な平面構成に構成することも可能で、あ るいは全く省略することも可能である。こうした拡張要素を以下に更に詳しく説 明する。図16Cにおいて、アームパッド(163)、ストラップ(164)及び キックスタンド(165)は平面型アームピースのものと同様である。全てのキ ーパレットの実施態様において清掃や修理が容易に行えるためにパッド、ストラ ップ及びハードウェアはお互いに分離可能である。スナップ、フック、ループフ ァスナ、連結溝または他の適当な連結構成を用いてこれらを互いに連結すること が可能である。 使用者の腕を形成されたハンドピースに対して保持するためのストラップが図 16Aに示されている。ストラップは使用者の腕の周りにバックル、スナップ、 ファスナなどにより装着され、弛みをなくすための伸縮性部分を有する場合もあ る。ハンドピースを所定の位置に保持するための堅い連結ロッドを有していない この構成においては、上述の構成と異なり、使用者が立ったり歩いたりしている 状態でのキーパレットの使用はこのストラップにより可能になっている。ハンド ピースが全周載置面により載置されている場合、ストラップを用いずにハンドピ ースを使用することも可能である。初心者がどのハンドピースのキーがどの文字 に対応しているかを覚えるうえで困難を生じないように、ハンドピースのキーに 対応した文字の一覧表がハンドピースのストラップの背中側とハンドピースの全 周載置面に配置される。したがって使用者は、どのキーが与えられた文字を入力 するのかを見るために手をキーから離す必要はない。 この基本的なキーパレットの2つの部分は図15に示された電気ケーブル(1 56)を介してお互いに連結されている。すなわち、連結ロッドまたは支持バー が2つの部分を連結するために用いられている場合、以下に示される様々な構成 に見られるように、ケーブルをそれらの内部に収容することが可能である。非自 蔵型のキーパレットはケーブルまたは受信機への無線送信によりキー打ちによる 入力をコンピュータに伝達する。無線構成においては、無線送信機、電池あるい は他の電力供給源、及びアンテナをアームピースの内部か上に配置するか、無線 音楽装置の信号を送信するうえで用いられるベルト取り付け式の構成に見られる ように、上腕、肩、またはベルトといった使用者の身体の別の部分に取り付ける ことが可能である。受信機がコンピュータや他の装置の近傍に置かれ、ケーブル を介してこれらに接続され、信号が送信される。無線送信のためのアンテナ(1 57)の一例が図15に示されている。キーパレットの制約されない機動性の下 では、無線送信は不可避でありまた適当である。 キー指定に関する注記。クワーティ式キーボードの、既に習熟した使い勝手か らあまり懸け離れたくない使用者に対しては、指と文字の基本的な対応関係(例 えば、左手の手指の第1指は「F」のキーに対応する)を維持した文字とキーの 対応関係を使用したキーパレットの構成がある。キーボードの操作を習い始めた ばかりの初心者やより効率的なキーボードのシステムを習得したいと考える使用 者に対して、同じ構成において新しいキー方式(ドボラック(Dvorak)や アインバインダー(Einbinder)など)を使用した構成も考えられる。 本発明の使用はあらゆる特殊なキー設定において同様に適当である。こうした特 殊なキー指定には軍事関係や法廷の速記者などの間で使用されているものがある 。最後に、キーのパターンを選択するスイッチを有する構成も可能である。例え ば、このスイッチが「クワーティ」の位置にあれば、キーに対する文字の指定は クワーティ式キーボードに最も近いものになり、スイッチが(モダン(新しい)) の 位置にあれば、キー指定は最大効率のものになる。 図17Aには、コンピュータ用モニター(177)を備え、演算処理用の及び /またはワードプロセッサのようなハードウェア及び電力供給源を内蔵したアー ムピース(170)が示されている。キーへのアクセスを容易にするため、演算 処理用のハードウェアと電力供給源は、使用者の腕のキーハウジングを保持する 側とは反対側の側面(176)に配置されうる。モニター及びモニターのハウジ ングはヒンジ機構(図では見えない)を介して取り付けられることが可能で、ス クリーンはキー配置面の上に折り畳まれ、ロックされる。これによりキーパレッ トが使用されない時にモニターとキーの両方が保護される。 図17Bは、図17Aに示されたモニターを有する携帯用コンピュータの側面 図である。キー(171)、堅いキーハウジング(172)及びストラップ(17 8)は専用キーボード構成のものと同様であるが、この構成はプロセッサ、ハー ドディスク及び/またはフロッピーディスクドライブ、モデム、様々な種類のポ ート、モニター(177)及び2個の膨らまされる構成を有しうるパッド(17 3、175)を配設するための更なる空間を備えている。 図18A、18B及び18Cには2個の形成されたハンドピース(180a、 180b)が互いに対して反対向きに連結された別の実施例が示されている。こ れらのハンドピースは分離して別々に使用することも可能である。図18Aはそ れぞれがキー(181)やサムピース(182)などを備えた2個のハンドピー スがどのように連結されているかを示す一例である。この例においては玉継ぎ手 (183)が使用されているが、特定の用途に応じて別の公知の継ぎ手が好まし く用いられる。図18Bは、一方のハンドピースが完全に隠れているハンドピー スの平面図である。図18Cは、使用者が快適に使用するために水平に反対方向 に回動させられた状態の2個の連結されたハンドピースの平面図である。ここま でに示されたアームピースは、腕取り付け手段自体またはその一部に対して直接 取り付けられ、したがって使用者の腕の特定の場所に基本的に固定されたキーハ ウジングを備えている。こうした構成は簡単ではあるが、理想的とはいえない。 図19A(モニターは図の簡略化のために省略されている)には、2層チューブ と呼ばれる腕取り付け手段を有するアームピース(190)が示され、キーパレ ットの他の構成におけるキーハウジングと同様のキーハウジングが取り付けられ ている。この2層チューブは軽量のやや柔軟な材料から形成され、使用者の前腕 に合うように調整または膨らませることが可能なパッドで内張りされた内側の層 を有する。チューブの外側の層はやや堅い材料にて形成され、内側の層の周りに 取り付けられる。この外側の層は内側の層のそれぞれの端部において突出するカ ラー(197a、197b)に対して固定され、2つの同軸の層は一体の状態に 保たれつつ互いに独立に回ることが可能である。アームピースのキーハウジング はチューブの外側の層に取り付けられ、使用者が前腕(橈骨及び尺骨)を回すの に伴って内側の層が回る時に一定の位置に留まることが可能になっている。チュ ーブの層は中実の材料のシートとして構成される必要は特になく、装置の換気性 や重量を向上させるうえで、多孔質または網状の構成に構成される。チューブの 層は、アームピースのキーハウジング及びハンドピースといった構成要素の独立 した動きが確保されていればこれらの構成要素を支持できる程度に堅ければ充分 である。図19Aには、手首側のカラー(187b)に固定されたハンドピース も示されており、このハンドピースはアームピースのチューブの内側の層と一緒 に使用者の前腕の動きを辿り、アームピースのキーハウジングと独立して回るこ とが可能である。図19Bには、使用者の腕が回された後の図19Aに示された キーパレットが示されている。示された構成はハンドピース(198)のサムピ ース(199b)をアームピースの手首側のカラー(197b)に対して連結す る1個の連結ロッド(199a)を備えているだけだが、ハンドピースの本体部 分と手首側のカラーとを連結する第2の連結ロッドを設けることも可能である。 こうした連結ロッドは例えばハンドピースの全周載置面から突出するように配置 される。 図19Cは、このチューブ状アームピース(190)の側面図であり、キーは 堅いキーハウジング(192)のキー配置面上に配置されている。示された構成 はフォーム材料製の及び/または膨らませることが可能なパッド(193)を取 り付けるための空間を有する。携帯用の自蔵式コンピュータの演算装置(プロセ ッサ、ハードディスクドライブ)を収容するためにこの空間(193)を使用す ることも可能である。図19Cの構成においては、使用者の腕はチューブ(19 5)の内部の空間(194)を占める。上述されたようにこのチューブの内側の 層は柔軟な材料から形成され、腕に合うように調整することが可能なパッド及び /または膨らまされるクッションにて通常内張りされる。外側の層は内側の層よ りも堅めの材料から形成される。チューブ自体は、取り出しまたは収納が可能で 、使用者の腕に合わせて固定されることが可能なように、基本的に非常に幅の広 いベルトのように構成することも可能である。このような別構成のキーハウジン グは垂直または水平のスロット内、あるいは水平または垂直なレール上、あるい は環軌道上に設けられる。以下にこれらについて述べる。 このキーパレット構成のハンドピースとアームピースを連結する連結ロッドは 以下に図22Bの説明で触れられるような格納可能な「望遠鏡」状に構成するこ とが可能である。ハンドピースの構成として2層チューブのそれぞれのカラーに 配線されたソケットを有し、ハンドピースを容易に取り外して交換することがで きるようにソケット内に連結ロッドが挿入されるような構成もあり、この構成に より左利き用のハンドピースと右利き用のハンドピースを同じアームピースと組 み合わせて互換可能に使用することが可能になる。 図20には、全周載置面(203)上にキー(201)が配置され、ハンドピ ースが平らな面の上に載置される際に面とキーとの接触を防止するためのレール (202)を備えた形成されたハンドピース(200)が示されている。ハンド ピース(200)の下面に配置されるキーとして計算機に使用されているような 数字パッドや文字キーまたはファンクションキーがある。 図21には図7に示されたハンドピース(40)と同様なハンドピース(21 0)が示されており、キー(211)の打面が、キーが配置されている複合円弧 の弧の接線方向に対してではなくお互いの打面に対して平行である点において図 7のハンドピース(40)と異なっている。案内壁(212)やサムピース(2 13)は他の構成のものと同様である。 図22Aには、ギターのネック状に形成されたハンドピースが示されている。 この例においてハンドピース(220)は、ギターのネックの一部分のような大 きさと形状を有するように構成されている。キー(221)はギターのネックの フレット板に相当する面上に配置されており、上述のハンドピースのように選択 可能または着脱可能な案内壁(222)をキーの縦列を隔てるために設置するこ とが可能である。 図22Bは図22Aに示されたハンドピース(220)が、図19A、19B 、及び19Cに示されるような2層チューブ(223)上に取り付けられている 状態を示している。連結ロッド(225)は望遠鏡状に構成されている。すなわ ち、連結ロッドは順番に細くなっている複数のチューブがそれぞれの内側に入り 込むように連結された構成になっており、特定の使用者の腕の長さに合わせて伸 縮することが可能である。ハンドピース(220)はハンドピースの両側面から 突出するか、あるいは連結ロッド(225)の両方から突出したピン(224) を介して取り付けられ、ロッドが静止したままで使用者の手に合うような任意の 角度に向けてピンを軸とした回動を行うことが可能である。電気信号は通常これ らのピン(224)の一方または両方を通じて送られる。ピンは連結ロッド(2 25)の内部の電気接続ソケットに接触しており、この接続を介してアームピー ス(223)とハンドピース(220)の間で信号が伝達される。連結ロッド( 225)は手首側のカラー(226b)に取り付けられ、連結ロッド(225) とハンドピース(220)とからなるハンドピース機構の全体がアームピースチ ューブの内側の層と共に使用者が前腕を捻るのに伴って回ることが可能になって いる。図22Cには、図22Bに示されたキーパレットの使用時の状態が示され ている。 図22Aに示されたハンドピースはまた、平面的なキー配置面の代りに曲面に 形成されたキー配置面を有するように構成することも可能で、キーは複合円弧あ るいは他の有利な曲面上に配列される。 橈骨尺骨状棒と呼称される別の腕取り付け手段及び環軌道と呼称される別の機 能要素取り付け手段が図23〜30にかけて示されている。まず図23には、こ の別の実施例の主要部分が、他の構成にて使用されているようなハンドピース( 230)と先に示されたような伸縮可能な連結ロッド(231)と共に示されて いる。橈骨尺骨状棒(232)もやはり示されている。これらの棒はキーパレッ トを保持する使用者の前腕の2個の骨、すなわち橈骨と尺骨に対応した形成とな っている。使用者が橈骨の周りに尺骨を回すことにより前腕を回すと、2本の橈 骨尺骨状棒(232)もこれらの骨と共に回る。このようにして、連結ロッド( 231)により橈骨尺骨状棒(232)に対して連結されたハンドピース(23 0)は使用者が手首を回す方向に関わらず使用者の手に対して同じ位置に留まる 。 2個の環軌道(233)が橈骨尺骨状棒(232)上に取り付けられている。 環軌道は2個の環状の堅い材質で形成された環であり、この上にアームピースの キーハウジング(図23には示されていない。)が取り付けられる。アームピー スのキーハウジングは、環軌道(233)上にローラーコースターの要領で取り 付けられ、橈骨尺骨状棒(232)、連結ロッド(231)及びハンドピース(2 30)が使用者の前腕、手首及び手に対して同じ空間的位置に留まったままでキ ーハウジングが使用者の腕の周りを回ることが可能である。いかなる腕取り付け 手段に対しても部分的または全体的に円形である環軌道を取り付けることが可能 である。 図24Aにはアームピースのキーハウジング(234a)が取り付けられた同 じキーパレットが示されている。取り付けはキーハウジングの基部の「脚」を環 軌道のスロットまたは軌道に対して噛合させるか、キーハウジングの「脚」に、 環軌道を上下から把持する2組の車輪またはローラーを取り付けることによって 行われる。図24Bにはキーハウジング(234a)の基部が取り付けられた環 軌道(233)の拡大断面図が示されている(大部分は省略され、「脚」だけが 示されている)。取り付けは、キーハウジングの基部の車輪(234b)が環軌 道を把持することにより行われている。図24Cには、キーハウジング(234 a)が環軌道(233)に対して噛合している別の取り付け方が示されている。 したがって図25A及び25Bに示されるように、キーハウジングは環軌道(2 33)上を使用者の腕の周りに回ることが可能である。 図26には、図23〜25Bに示されたキーハウジングが環軌道に取り付けら れているのと同じ要領で環軌道(233)に対して取り付けられたキーハウジン グマウント(235)が示されている。すなわちキーハウジングマウント(23 5)は上述のキーハウジングと同じ動き方で回ることが可能である。キーハウジ ングマウント(235)の中央部からは玉継ぎ手の一部分であるボール(236 )が突出している。 図27には、キーハウジングマウント(235)上、特に図26に示された玉 継ぎ手のボール(236)上に取り付けられた旋回キーハウジング(237)が 示されている。旋回キーハウジングは玉継ぎ手上に取り付けられていることによ り、キーパレットの残りの部分と使用者の腕に対して任意の角度に斜めに配置す ることが可能である。同様に旋回キーハウジングはキーパレットの全体に対して 回ることが可能である。玉継ぎ手を用いた取り付け手段に代えて、簡単な可旋回 ディスクや中空の短いロッドを使用することも可能であり、これらに対して旋回 キーハウジングを取り付けることで旋回キーハウジングのディスクまたはロッド の中心軸を中心とした旋回が可能になる。無論こうした取り付け手段によりキー ハウジングの自由な回動または旋回は可能であるがキーハウジングを傾けること はできない。 図28には、同じ旋回キーハウジング(237)がキーパレットの残りの部分 に対して回った状態にて示されている。 図29には、使用者の橈骨及び尺骨の動きに応じて動くことが可能であるよう に橈骨尺骨状棒(240)を使用者の腕に取り付ける取り付け方の一例が示され ている。この図では環軌道とアームピースのキーハウジングは構成の理解を容易 にするうえで省略されている。ここで初めて示されるリストロック(290)は 通常プラスチックのようなやや堅めの材料から形成される。リストロック(29 0)は使用者の腕の幅に合わせて調整することが可能であるが、橈骨尺骨状棒を 使用者の腕に対して所定の位置に保持することが可能である程度に堅くなければ ならず、また緊密に装着されていなければならない。ここで初めて示される肘ス トラップ(291)はリストロックに似ているがナイロンのようなより柔軟な伸 縮性を有する材料で形成することも可能で、バックル式または鉤と環式(hoo k−and−loop)のファスナーのようなファスナー機構により調整するこ とが可能である。 一つの有利な変形例として連結ロッドの間隔が橈骨尺骨状棒の間隔よりも広く 構成されているものがある。こうした構成により、使用者の手に対してより広い 空間が確保され、より幅の広いハンドピースの使用が可能になる。図30には連 結ロッド(300)が橈骨尺骨状棒(233)から枝別れしている構成が示され ている。 この実施例においては、表示モニターを備えたキーハウジングを使用すること も可能である。こうしたモニターは、コンピューターに用いられている多くのキ ーパレットと同様に、数行のテキストしか表示できない大きさのものからパーム トップやラップトップ型コンピューターのモニターまであらゆる大きさのモニタ ーを含む。別例として、以下に示される専用モニターアームピースの構成に見ら れるように、表示モニターまたはペンタブレットを直接支持するモニターマウン トとしてキーハウジングマウント(235)を使用することも可能である。 使用者によっては図31の実施例に示されるような構成も好まれる。この構成 においては直感に基づいて使用することが容易なインターフェースが提供される 。この構成においては腕取り付け手段はパッドを備えるか、調整、あるいは膨ら ませることが可能なチューブ(310)として構成され(この実施例ではハンド ピースの独立した動きは必要ではないので、2層チューブとは異なる)、これに キーハウジング(311)が取り付けられる。ハンドピース(313)は一般的 なデスクトップ型のキーボードの半分に似た構成である。このハンドピース(3 13)は使用者の手の前において支持され、この手により一般的なクワーティ式 キ ーボードと同じ要領で操作される。ハンドピースは堅い支持バー(312)によ り支持される。支持バー(312)はアームピースの底に取り付けられ、使用者 の前腕の下方に延び、ハンドピースを支持するために外側に突出する。この構成 におけるアームピースのキーハウジングはキーハウジングマウントに取り付けら れる。更にキーハウジングマウントは任意の機能要素取り付け手段に対して取り 付けられ、回り、旋回し及び/または傾くことが可能になっている。支持バーは 、載置面(机、カウンターなど)がある場合に使用者がキーパレット全体を支持 バーにより載置することが可能であるように充分に平坦でかつ幅の広い底面を有 するように構成される。支持バーの外側の部分は他の構成における連結ロッドと 同様に伸縮可能に構成される。以下に示されるようなジョイスティック式及び/ または簡易ハンドピースをこうした支持バーに取り付けることも可能である。 図32Aには、図31の構成の使用時の状態が示されている。図32Bには、 支持バーとハンドピースがヒンジ機構により連結されているこうした構成の側面 図が示されている。 図33Aには、専用モニターアームピース(330)が示されており、2層チ ューブ(331)が旋回モニター(332)を支持している。旋回モニター(3 32)は図19Aに基づいて詳しく説明されたように、2層チューブの構成によ り使用者の腕の周りを回ることが可能である。更に、示されたモニターは、図2 6及び27において旋回キーハウジングがキーハウジングマウントに取り付けら れたのと同様に、玉継ぎ手を介して2層チューブに取り付けられている。したが ってこのモニターは使用者の腕の周りを回ることが可能であると同時に玉継ぎ手 上で傾き、旋回することが可能である。 専用モニターアームピースは標準的なモニター、双方向タッチスクリーン、ペ ン型タブレットまたは他の形態のモニターを支持することが可能である。これら のモニターはキーハウジングと同様に、開示された様々な機能要素取り付け手段 により、様々な腕取り付け手段に対して取り付けることが可能である。モニター 上にはモニター制御(明るさ、色など)と補助データ入力のためのボタン及びキ ー(336)が示されている。音声認識用のソフトウェアと組み合わせて用いら れるマイクロフォン(337)を備えた構成として構成することも可能であるが 、この場合ヘッドセットマイクロフォンや他の音声入力手段の使用を伴う場合が あり、これらはケーブルを介してキーパレットに接続されるか、または無線によ りキーパレットと信号の送受信を行う。データ処理または無線送受信装置は、モ ニターケーシング内に収容されるかまたは他の構成に見られるようにキーパレッ ト上の特定の場所に取り付けられる。 図33B及び33Cに側面図にて示された傾けられるモニター(333)は傾 ける必要がない場合にはハウジング(334)内に収容され、調整可能な支柱ロ ッド(335)により使用者の好みに応じて異なった角度に保持することが可能 である。こうしたモニターは玉継ぎ手の代りに旋回ディスクまたは旋回ロッドを 介して腕装着手段に対して取り付けられた場合、図33Aに示された旋回モニタ ー(332)として機能する。 図34A〜34Dには、以下に説明される様々なキーパレットの構成と組み合 わせて使用される簡易ハンドピースの変形例の内の幾つかが示されている。図3 4Aには、支持バー(341a)上に取り付けられたジョイスティック型簡易ハ ンドピース(340)が示されている。支持バーは腕取り付け手段(この場合簡 単なストラップ)により支持されている。このハンドピース(343)は主とし て使用者の親指によって操作される複数のキーを備えている。この構成は腕取り 付け式のコンピューターゲーム用ジョイスティックまたは演奏用キーパレットの 付加的要素として適当である。支持バーが屈曲部(341b)を有することによ りハンドピースの位置は手に対して有利な角度になっている。示されたアームピ ースに対して更なるボタンやキーを配置するためのハウジングを追加することも 可能である。図34Bには格納可能な簡易ハンドピース(342a)が示されて いる。この簡易ハンドピースはリモートコントローラ、スピーカーフォンまたは 音声レコーダの機能のような単一の機能に特化したキーパレットにおいて使用さ れうる。このハンドピースは図に示されたように腕取り付け式の鞘(342b) の内部に格納され、必要に応じて飛び出すようにバネを配置することが可能であ る。 図34Cにはバネ型簡易ハンドピース(343)が示されている。このハンド ピースはゴムやゴムに似た材料から形成されるか、実際にコイルとして形成され た、柔軟で弾性を有する「バネ状」のロッド(344)を介して支持バー(34 1)に取り付けられている。このロッドにより簡易ハンドピースは使用者の最も 快適な使用を可能にするうえで任意の方向に曲げることが可能である。ハンドピ ースは開放されると同時に支持バーと平行な直線状の形状に跳ねかえり、ハンド ピースを支持バー内に格納するか及び/または簡易ハンドピースと支持バーの両 方をアームピースに設けられたスロット内に格納することが可能になる。こうし たハンドピースは、例えば専用モニターアームピースと組み合わせて使用される 補助的な手動入力装置として理想的である。ハンドピースを取り付けるうえで玉 継ぎ手または旋回継ぎ手が使用されている場合、バネ状ロッドの代りに堅いロッ ドを使用することも可能である。ハンドピースが収納された状態においてもボタ ン及びキーにアクセスすることは可能である。 図34D及び34Eには、数個のキーだけを備えた掌接触式の簡易ハンドピー ス(346)が示されている。図34Dに示されるように、このハンドピースは 、使用者の手首の曲げ伸ばしを可能にするために伸縮可能な1個以上のロッドに より支持バー(347)の一端に連結されている。あるいはこのハンドピースは 図34Eに示されるように、キーへの容易かつ連続的なアクセスを可能にするた めストラップにより使用者の掌の中に独立に配置されることも可能である。この ハンドピースの裏側は使用者の掌に快適に合うように形成される。このハンドピ ースにマイクロフォン、スピーカー及び音声録音機能を備えた小型のデジタル式 書き取り装置を内蔵させることも可能である。あるいは、ビデオカメラや他の電 気機器の遠隔操作用のリモートコントローラとしてこのハンドピースを使用する ことも可能である。 図35Aには専用キーパレット書き取り装置が示されており、この構成は音声 レコーダ(351)を操作するための簡易ハンドピース(350)及びアームピ ース(353)に内蔵されたマイクロフォンとスピーカー(352)を有する。 この構成において機能要素はアームピース上にて固定されている。ディスク、テ ープまたは他の記録媒体へのデジタル及びアナログ方式の記録はこの構成におい て全て同様に好ましく行われ、使用者の身体の上、もしくは他の場所に配置され た外部記録装置への送信も同様に可能である。 図35Bには簡易ハンドピースが格納された状態で示されているが、この状態 でもキーの操作は可能になっている。 図35Cには、簡易ハンドピース(355)と、テレビ、ステレオ、音声レコ ーダまたは他の遠隔操作可能な装置を操作するための小型キー(356)を備え たアームピース(354)とを有する専用キーパレットリモートコントローラが 示されている。ジョイスティック型の簡易ハンドピースが使用されているリモー トコントローラの構成(図に示されていない)においては、ハンドピースはビデ オゲーム用のジョイスティックとして構成され、折りたたむことが可能である。 図に示された構成は、アルファベットの全てと1〜10までの数字を含むだけの 充分な数のキーを備えていれば、パソコンテレビやインターネットテレビに使用 するうえで、最適である。 図35Dにはマイクロフォン(352)とスピーカー(358)のみを備えた 非常に薄いアームピース(357)を有する専用キーパレットスピーカーフォン が示されている。図中の簡易ハンドピース(359a)は電話で使用される従来 方式のボタンを備え、使用されない時にはアームピースに設けられたスロット( 359b)内に収納される。腕取り付け式のスピーカーフォンの代りにヘッドセ ットマイクロフォンやイアフォン(図に示されていない)を使用することも可能 である。 図36A〜36Cにはキーパレットスピーカーフォンと組み合わされて使用さ れる簡易ハンドピースの別の一実施例が示されている。図36Aに示されるよう に、このハンドピース(360)はハンドピースの裏側の溝(362)に容易に はまり、また外れるようなロッド(361)に取り付けられている。ロッドが溝 にはまっている場合、ハンドピースはハンドピースが収納されるスロットと一直 線に並ぶ。しかしロッドが溝から外れている場合、図36Bに示されるように、 ハンドピースは使用者の手にとって最も快適な任意の角度に向けて動かすことが 可能である。図36Cに示されているハンドピースのキー配置面は、イアピース スピーカー(363)と格納可能なマウスピースマイクロフォン(364)とを 備え、従来の手持ち式の電話に似た形状に構成されている。このハンドピースに より使用者が腕取り付け式のスピーカーフォンまたはハンドピースのいずれかを 使用して話すことが可能である。こうしたハンドピースは一般的なバネ型ハンド ピースとして構成され、ロッド(361)に取り付けられる。 図37Aには、ビデオカメラ(371)と旋回モニター(372)が取り付け られたアームピース(370)が示されている。図中のアームピースにおいて使 用されている腕取り付け手段は2層チューブの構成で使用されているものと同様 である。チューブの内側の層は一体に構成されているが、外側の層は第3のカラ ー(374)によって隔てられた2個の別々の部分(373a、373b)から 構成される。この構成により、カメラが特定の方向を向いた状態でモニターを別 の方向に向けることが可能になっている。個々の機能要素は玉継ぎ手を介して取 り付けられ、旋回運動や傾く動きが最大限可能になっている。あるいは機能要素 は旋回ディスクまたは旋回ロッドを介して取り付けることも可能である。後者の 構成においては、機能要素は前述の傾けられるモニターと同様に傾けることが可 能であるように構成されなくてはならない。この構成を指向性マイクロフォンま たは他のオーディオ・ビジュアル装置(図に示されていない)を有するように構 成することも可能である。個々のオーディオ・ビジュアル要素を別々のオーディ オ・ビジュアル要素マウントに取付け、個々のオーディオ・ビジュアル要素マウ ントを、環軌道、垂直または水平レール、垂直溝または他の機能要素取り付け手 段に別々に取り付けることによりそれぞれのオーディオ・ビジュアル要素の独立 した動きが同様に実現される。 図37B及び37Cには、平行なレール(376)(図の角度では片側のレー ルだけが見えている。レールは1本だけでもよいが安定ではない。)に取り付け られたビデオカメラハンドピース(375)が示されている。これらの伸縮可能 なレールにより、図37Bに示されるように、使用時において、通常のハンドピ ースと同様に使用者の手にカメラが配置されることが可能であり、使用されてい ない時には、図37Cに示されるように、使用者の腕の近傍において収納される 。この構成においては、カメラが使用されていない場合には使用者の手は自由に なり、更に、カメラが使用者の前腕に取り付けられたレールに対して不動に固定 されうることにより、通常の手持ち式カメラと比較して使用者がビデオカメラを より安定して持つことが可能になる。これにより手持ち式の機器を用いて撮影さ れた多くのビデオ画像の特徴である手ブレが大幅に低減される。更に、こうした 構成により、テープや他の記録媒体への画像の記録が実際に行われるカメラの重 くて嵩張った部分を操作ボタンと共にアームピース(377a)上に取り付ける ことが可能であり、ビデオカメラハンドピースを非常に小型に構成することが可 能である。したがって装置全体の安定性は更に向上する。テープまたはディスク はアームピースに設けられたデッキまたはディスクドライブ(377b)内に挿 入される。ビデオカメラハンドピースの背面または側面に一般的なビューファイ ンダー(378)が配置される。別の旋回モニターをアームピース上に取り付け るか、あるいは他のモニターを使用することも可能である。 自蔵式のカメラ装置と異なり、図37Bに示されたような装置は既存のカメラ やビデオカメラを支持するために使用することも可能である。こうした構成にお いては、丁度市販の標準的な三脚の上にカメラが固定されるのと同様に、ビデオ カメラハンドピースの位置に置かれるプレートに対して、別に製造されたスチル カメラまたはビデオカメラが固定される。アームピースは物理的な支持を提供す るばかりでなく、電池または別に製造されたカメラを支持する他の機構を収容す るうえで使用することも可能である。 図38Aには、演奏用キーパレットが示されている。小型のピアノ・キーボー ドのキーの使用も可能であるが、図中の構成のアームピース(380)は標準的 な大きさのMIDIピアノ・キーボードのキー(381)の1オクターブ分を備えて いる。ダンパー棒(382)がキーの下方に突き出しており、使用者は、丁度一 般的なピアノでダンパーペダルが使用されるのと同じ要領で、演奏中にダンパー 棒を手首で押えることにより音調を一定に保つ。他のMIDIデータを保存、入力す るための別手段として、標準的なMIDIフットスイッチ、ブレスコントローラまた は音量ペダルを演奏用キーパレットに設けられた標準ポートにつなぐことが可能 である。ベースギターハンドピース(383)がやはり示されており、横列1列 当たり4個ずつのキーを備えた4列の横列のキーを有する。これは4弦ベースギ ターの4つのフレットを模倣した構成になっていて特定の「フレット」が「叩か れた」時にMIDI信号が送られる。キーの縦列は着脱可能な案内壁(384)によ って隔てられている。このようなキーの構成は一般的であり、使用者に16ピッ チを提供するが、より器用な使用者のためにより多くのキーを備えた構成も可能 である。この構成においては、音色の選択、キーの選択または位置の変更、パラ メータの調整及び他の一般的なMIDI機能を入力するための補助的な入力手段(3 86)と、MIDIパッチ数や同様な情報を表示するための小型のデジタル表示モニ ター(387)とが提供されている。 図38Bには、ジョイスティック型簡易ハンドピース(388)が取り付けら れた演奏用キーパレットが示されている。ピッチの変更、ビブラート、左右の音 量調整などを行うためのMIDI信号を制御するために、このハンドピースのx軸及 びy軸の位置をこれらの変量に対して指定することが可能である。このハンドピ ースまたはジョイスティック上のボタンを使用して、音調の維持、キー指定の変 更、及び他のMIDI機能を調整することが可能である。 図38Cには、ハンドピースの別の構成(389)が示されている。これは単 にピアノ・キーボードキーが平面的に配置されたものの第2のセットである。 演算を行う目的で主として使用されるキーパレットの構成に再び戻る。以下の 幾つかの図においては拡張キーパレットの様々な実施例が示される。これらの構 成により、携帯性が必要とされない場合にはキーパレットを一般的なラップトッ プ型コンピュータあるいはパームトップ型コンピュータ用のキーボードとして使 用することが可能になり、標準的なラップトップ型やパームトップ型のコンピュ ータ及び標準的なデスクトップ型のキーボードがかなり時代遅れなものになるた め、これらの構成は特に重要といえる。 図39Aには、アームピースのキーハウジング(390)が腕取り付け手段ま たは機能要素取り付け手段、及び付属のハンドピースから取り外された状態が示 されている。アームピースのキーハウジングは拡張要素(392)の差込ジャッ ク(391b)が挿入されるためのソケット(391a)を提供する。拡張要素 の連結を補強するための更なる連結手段(391c)も示されている。図中の拡 張要素(392)は通常は計算機に見られるような数字パッドを備えている。ア ルファベットキー及びファンクションキーの多くはアームピースキーハウジング (390)の上に配置されており、残りのアルファベットキーはハンドピース( 図に示されていない)上に配置されている。すなわちキーハウジング(390) と数字パッド拡張要素(392)とによるこの構成はキーハウジングが腕に装着 された状態で使用される際に通常用いられるキーの構成である。 取り付けられているキーハウジングから遠ざかる方向に数センチメートル移動 することが可能なように2個の小突起(394)を介して取り付けられた離間式 モニター(393)もやはり示されている。図39Bにおいては、離間式モニタ ー(393)は、図39Cに示されたフルサイズの拡張要素(395)のための 場所を設けるためにキーハウジングから離間した状態になっている。フルサイズ の拡張要素(395)は、通常は取り外されたハンドピースに配置されているア ルファベットキーの全てを備えた側部と、一般的なクワーティ式のキーボードの ように、全ての数字キーを備えた長い上部とを有する。図39Dにはこの拡張要 素(395)が所定の場所に設置されている状態が示されている。図のように組 み立てられた場合、拡張要素(395)とアームピースのキーハウジング(39 0)とにより標準的なデスクトップ型のキーボードが構成される。数字パッド 拡張要素(392)をフルサイズの拡張要素(395)に対して接続することが 可能で、この接続により拡張キーボードが構成される。このようにして腕取り付 け式のキーパレットを必要に応じてラップトップ型コンピュータに変えることが 可能である。 図39E〜39Hには、「2階建て」の拡張キーパレットが示されており、一 体に構成された腕取り付け手段と機能要素取り付け手段(396)が拡張要素(3 97)の下面に取り付けられ、機能要素であり、キーパレットが腕に装着されて 使用されている場合にアクセスすることが可能なキーハウジング(398)は拡 張要素(397)の上に取り付けられている。使用者が必要とする場合、拡張要 素が所定の位置に至るまで片側に摺動させられフルサイズのデスクトップ型のキ ーボードが構成される。この過程は図39F、39G及び39Hに連続的に示さ れている。 図39Iには、ヒンジ機構を介して取り付けられた拡張要素(399)を備え た拡張キーパレットが示され、使用されない場合には持ち上げられ、必要とされ る場合には下方に下げられる。 図40A〜40Dには、格納ベルト式腕取り付け手段(400)が示されてい る。この構成のボディー部分(402)は垂直方向に設けられたスロット(40 1)を備える。スロットの中にはロッド(403)が配置され、図40A及び4 0Bに示されるように縦方向の動きが可能になっている。更に、キーハウジング または図中に示されるようなキーハウジングマウント(404)がロッドに取り 付けられ、図40Cに示されるように、部分的に使用者の腕の周りを回ることが 可能になっている。図40Dの側面図においては、キーハウジングマウント(4 04)にキーハウジング(406)が取り付けられ、2個の延出格納レバー(4 05)がボディー部分(402)の側面に配置されている。キーパレットが使用 者の腕に装着される場合、これらのレバーを使用して、図40Dに見られるよう にベルトが延出し、キーパレットは使用者の腕の周りにこのベルトにより装着さ れる。キーパレットが机の上に載置される場合、これらのベルトは格納される。 この構成のボディー部分は通常堅い材料から形成されるが、使用者の腕の周りに 合わせて湾曲させたり、机の上に平らに載置することが可能であるように柔軟な 材料で形成することも可能である。幾つかの平行な堅い板状部分をヒンジ機構に より連結してボディー部分を構成することによりこの柔軟性を実現することも可 能である。 図40Eには、格納ベルト式腕取り付け手段の別の側面図が示され、ベルト( 407)が使用者の腕(408)の周りに装着される前の状態が示されている。 図41A〜41Hには水平棒マウント(410)の構成が示されている。この 機能要素取り付け手段においては、2本の平行なレール(411)が特定の腕取 り付け手段(図の例においては2層チューブ(412))の上に固定される。更に 2個の小さいシリンダがレールの周りに取り付けられ、比較図41B及び41C に見られるようにそれぞれ独立して前後に摺動することが可能である。これらの シリンダは更に機能要素を取り付けるためのプレート(414)に取り付けられ る。この場合はペン作動式のPDA(Personal Digital Ass istant)(415)が取り付けられている。具体的には、シリンダ(413 )は軸ロッド(416)によりプレート(414)に取り付けられる。上側のシ リンダの軸ロッドは、図41Eに示されるように旋回可能にプレートに対して取 り付けられる。下側のシリンダの軸ロッドは、プレートに設けられたスロット内 に配置され、図41F、41G及び41Hに示されるように、縦方向の動きは可 能だが水平方向の動きは制限されている。軸ロッドに取り付けられたシリンダは 軸ロッド上で旋回することが可能である。プレートにシリンダを取り付けるこの 取り付け方法により、2個のシリンダが互いに平行を保ちつつ、接近あるいは離 間することが可能であり、平行レールに取り付けられた状態でプレートがある程 度回ることが可能である。図41I及び41Jには、プレートに取り付けられた PDAがレールに沿って動く状態が示されている。 こうしたハンドピースの構成は既存のPDA及び手持ち式のコンピュータと組み 合わせた使用において特に適当である。すなわち、上述のプレート(414) をこうした既存の装置の裏側に対して、ネジ、接着剤、あるいは必要に応じて手 持ち式装置を取り外すことが可能であるような方法により取り付けることが可能 である。手持ち式装置の4隅を囲繞して留めている構成(417)が、図41K に示されるように、旋回ディスクを介してプレートに取り付けられる。 図42Aには、鞍馬型マウント(420)が示されている。この構成により更 なる機能要素の取り付け手段が提供される。この構成のレール(422)は前述 の環軌道において使用されるものと基本的に同じであるが、使用者の腕の全周に わたって囲繞することはなく、堅い腕取り付け手段(図においては格納ベルト式 腕取り付け手段(421))の上に約45度にわたって直接取り付けられる。取り 付けられる機能要素はこのレールの上を摺動することにより使用者の腕の周りを 部分的に回る。図42Bの側面図においては、水平棒マウントに基づいて説明さ れたシリンダと同様のシリンダ(424)を介してモニター(423)が取り付 けられている。 図43には、キーパレットバーコード読み取り装置が示されている。ハンドレ スト(434)に取り付けられたバーコード読み取りペン(431)が示されて いる。この携帯ペンは場所を問わずバーコードの読み取りに使用することが可能 であるが、特にバーコードクリップボード(432)と組み合わせた使用に合わ せて構成されている。バーコードクリップボードは写真の額縁のように構成され 、バーコードが印刷されたシート(433)を入れたり取り出したりすることが 可能である。こうしたシートは例えば棚卸しの際に使用され、数量を数える個々 の品目のコードがシート上に印刷される。ペンを特定の製品のコード上に通過さ せ、さらにその製品の数量を表すコードの上に通過させる。 図44には、磁気テープ読み取り部(441)、小型キーパッド及び内蔵プリン ターで使用されるロール紙(442)を備えたキーパレット(441)が示され ている。こうした構成はクレジットカードの情報の読み取りに使用され、読み取 られた情報は承認のため無線で送信され、購入に対する領収書がプリンターによ り発行される。図に示されていないが、より大型のキーパッド(前英数字を含 む小型のキーを備える。)と無記入の交通違反切符を給紙するためのプリンター とを備えた同様な構成も可能である。この構成は駐車違反を調査するうえで理想 的に用いられる。 図45Aには、キーパレット個人警報システムを説明する流れ図が示されてい る。図45Bに示された個人警報装置(450)はこれのみを装着することも可 能であり、または任意のキーパレット構成に対して取り付けることも可能である 。この装置はまた、自動車のダッシュボードのような、身体に装着できない構成 において設置することも可能である。この構成は携帯電話であり、その唯一の目 的は緊急時に「911」番に通報することである。 このシステムは次のような機能を有する。すなわち、マイクロフォンとスピー カーを内蔵し、使用者が簡単なメッセージを録音すること(あるいはこれを聞く こと)が可能なデジタル式レコーダーとして機能する。この装置はまた、全地球 測位システムにおける人工衛星からの信号を受信するための無線受信機を備え、 この信号を処理することにより装置の位置(地理的な座標)が決定される。この 装置が有するプロセッサはまた、与えられた座標がどこの局番の地域に該当する かをROMから読み出す。 使用者が緊急ボタンを押すと、装置の携帯電話は自動的に該当する局番(必要 な場合)と「911」をダイアルする。電話がつながると、装置は次のような使 用者の録音メッセージを流す。「私の名前はビル・ゲーツです。緊急事態に直面 しているため911番に通報しました。私が現在いる地点の座標を教えます。」 ここで装置が全地球測位システムによって与えられるその時点における装置の座 標を送信する。この座標は座標受信機により受信されるようデジタル信号として 送信されるか、内蔵の人工音声により電話口で言葉として話されることが可能で ある。装置は緊急電話が応答されるまで繰り返し電話をかけ続け、また、作動解 除されるまで一定間隔をおいて電話をかけ直し現状を報告するようにプログラム することも可能である。予め設定された時間内に緊急電話がつながらなかった場 合、装置は800番のような中央の国家機関に通じる番号をダイアルし、この番 号のオペレーターが然るべき機関に緊急事態を通報する。 事故による作動を防止するうえで、例えば、緊急ボタンを2回素早く続けて押 さないと作動しないといった、様々な安全策を設けることが可能である。誤った 通報により司法当局がキーパレット個人警報システムの悪用に対して罰則を課す 場合がある。この装置により、携帯スピーカーフォン式キーパレットの構成にお いて示されるように、使用者と911番のオペレーターとの間での双方向の交信 が可能になるが、こうした交信が確立されると否とに関わらず予め録音されたメ ッセージの内容と装置の位置を示す座標とは送信される。 個人警報システムを利用した装置は他の緊急時の連絡先や更なる別の番号に電 話をかけるようにプログラムすることも可能である(使用者の自宅電話番号、会 社の本社の番号など)。装置のボディー部分に、使用者が直面している緊急事態 の種類を指定した更なるボタンを設けることが可能である。すなわち、火事ボタ ン、犯罪ボタン及び医療ボタンなどである。 記載された発明の目的を達成することが可能な、新規性を有するキーパレット が提供されたことが、これまでの説明において明らかになったはずである。本発 明により、従来のキーボードに似た構成を有するあらゆる装置と比較して、携帯 性、使用の容易さ、快適さ及び効率において向上したデータ入力手段の改良され た方法が提供される。本発明により、必要な機能を全て備えた従来のあらゆるコ ンピューターと比較してより高い携帯性を有する自蔵型のコンピューターが提供 される。本発明によりコンピューターの使用者及び他のデータ入力者の生産性及 び利便性が向上すると同時に従来のデータ入力装置の使用に伴う健康障害が低減 される。本発明により、従来のあらゆるモニターシステムと比較して、携帯性が 高く、より幅の広い調整が可能で、音声認識システムやペン型のデータ入力シス テムと組み合わせて使用するうえで適当な優れたコンピューター用モニターが提 供される。本発明により、演奏においてMIDIシステムを使用する演奏者の演奏の しやすさと機動性が向上する。本発明により、公知のオーディオ・ビジュアル装 置と比較してより安定した、機動性の高い、使用の容易なマイクロフォン、 音声レコーダー及び/またはカメラが提供される。本発明により、公知のあらゆ る方法と比較して機能性、安定性、可動範囲の面において優れた、電子または機 械装置を使用者の腕に取り付けるための様々な方法が提供される。本発明により 、公知のあらゆる電話または無線通信装置と比較してより容易に携帯可能な無線 電話が提供される。本発明により、公知の装置の実施例と比較して、より携帯が 容易で利便性の高いマルチメディア用リモートコントローラ及び/または腕取り 付け式ゲーム装置が提供される。本発明により、使用者が緊急時の助けを求める ために、従来よりも迅速かつ容易にほとんどどこからでも「911」に電話する ことが可能なシステムが提供される。 当業者によれば本発明の示された構成の様々な応用が可能であることは明らか であろう。そうした変更は次に示される本発明の請求の範囲の精神と視野に含ま れるものである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成9年8月26日(1997.8.26) 【補正内容】 請求の範囲 1.データ処理システムのためのデータ入力装置であって、 (a)使用者の第1の腕に対して取り付けられるように構成された第1のアー ムピースと、 (b)前記アームピースから延び、アームピースが使用者の第1の腕に取り付 けられた時に使用者の第1の腕の第1の手によって操作可能であるように配置さ れる第1のキーボード部分と、 (c)前記アームピース上に取り付けられ、アームピースが使用者の第1の腕 に取り付けられた時に使用者の第2の腕の第2の手によって操作可能であるよう に配置される第2のキーボード部分とを備えるデータ入力装置。 2.使用者が第1の腕の位置を変化させた時に、第2のキーボード部分が使用者 の第2の手により操作可能であるように第2のキーボード部分がアームピースに 対して動作可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のデータ 入力装置。 3.第1のキーボード部分が使用者の第1の手により操作されるクワーティ式標 準キーボードのキーを備え、第2のキーボード部分が使用者の第2の手により操 作されるクワーティ式標準キーボードのキーを備えることを特徴とする請求項1 に記載のデータ入力装置。 4.(d)キーボードのキーの構成の選択を入力するための、アームピースに取 り付けられた要素を更に備える請求項1に記載のデータ入力装置。 5.キーボードのキーの構成の選択を入力するための装置が少なくともクワーテ ィ式とドボラック式のキーボード構成との選択が可能であるように構成されてい ることを特徴とする請求項4に記載のデータ入力装置。 6.第2のキーボード部分に取り付けられた表示要素を更なる特徴とする請求項 1に記載のデータ入力装置。 7.第1のキーボード部分に多数のキーが配置され、複合円弧断面を有する面が 形成されることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。 8.第2のキーボード部分が第1のキーボード部分に配置された多数のキーを有 し、複合円弧断面を有する面が形成されることを特徴とする請求項7に記載のデ ータ入力装置。 9.第1のキーボード部分において複数の縦列に多数のキーが配置され、それぞ れの縦列は第1の手の同一の指により操作されるキーを有し、隣の縦列から案内 壁によって隔てられることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。 10.第2のキーボード部分が第1のキーボード部分において複数の縦列に配置 された多数のキーを有し、それぞれの縦列は第1の手の同一の指により操作され るキーを有し、隣の縦列から案内壁によって隔てられることを特徴とする請求項 9に記載のデータ入力装置。 11.第2のキーボード部分にカーソルを動かすための要素をさらに備える請求 項1に記載のデータ入力装置。 12.カーソルを動かす要素がトラックボールであることを特徴とする請求項1 1に記載のデータ入力装置。 13.アームピースに取り付けられた無線送信機を更に備える請求項1に記載の データ入力装置。 14.使用者により操作される装置を使用者の腕に対して取り付けるための要素 において、 (a)使用者の腕に取付けられるように構成されたアームピースと、 (b)アームピースが使用者の腕に取り付けられている時に、これが動くこと により装置を旋回させ、傾け、回すことが可能であるような構成を有し、かつ装 置とアームピースとを連結する可動連結要素と、 (c)装置と可動連結要素とを連結する装置のマウントとからなる要素。 15.要素がレール、溝、軌道または回動可能なチューブを含み、レール、溝、 軌道または回動可能なチューブの上を動くことにより装置が使用者の腕の腕の周 りを回ることを特徴とする請求項14に記載の要素。 16.要素が玉継ぎ手を含み、玉継ぎ手の動きにより使用者の腕に対して装置が 回動あるいは旋回することを特徴とする請求項14に記載の要素。 17.玉継ぎ手が装置のマウントに連結されることを特徴とする請求項16に記 載の要素。 18.装置が、ビデオカメラ、マイクロフォン、電子システムの表示装置、電子 システムの遠隔操作装置、書き取り装置、コードレス電話またはキーボードを含 むことを特徴とする請求項14に記載の要素。 19.キーボードがデータ入力用キーボードであることを特徴とする請求項18 に記載の要素。 20.キーボードが音楽演奏装置用キーボードであることを特徴とする請求項1 8に記載の要素。 21.使用者に操作される第1の電子装置を取り付けるための装置であって、 使用者の腕に取り付けられるように構成されたアームマウントと、 電子装置とアームマウントの間に取り付けられ、第1の電子装置がアーム マウントに対して動くことを可能にする連結要素とからなる装置。 22.第1の電子装置がアームマウントに対して回転可能であるように連結要素 が構成されることを特徴とする請求項1に記載の装置。 23.第1の電子装置が腕の中心軸の周りを回ることが可能であるように連結要 素が構成されることを特徴とする請求項2に記載の装置。 24.モニターを更に備える請求項1に記載の装置。 25.モニターがデータ入力のためのタッチスクリーンを備えることを特徴とす る請求項4に記載の装置。 26.データ入力のための第1のデータ入力装置を更に備える請求項1に記載の 装置。 27.第1のデータ入力装置が、使用者がデータを入力するためのキーパッドで あることを特徴とする請求項6に記載の装置。 28.データ入力のための第2のキーパッドを更に備える請求項7に記載の装置 。 29.第1のデータ入力装置が音声データを受けるように構成された音声認識装 置であることを特徴とする請求項6に記載の装置。 30.データ入力装置がバーコードを読み取るように構成された走査装置を含む ことを特徴とする請求項6に記載の装置。 31.走査装置が、バーコードをペンで走査することによりバーコードを読み取 るように構成された光ペンを含むことを特徴とする請求項10に記載の装置。 32.第1の電子装置を連結要素に対して着脱可能に取り付けるための取り付け 機構を更に備える請求項1に記載の装置。 33.電子装置の少なくとも一部分が使用者のシャツの袖から出ることにより装 置を操作することが可能であるように、取り付け機構がアームマウントの周辺で 可動であることを特徴とする請求項12に記載の装置。 34.第1のデータ入力装置が音楽データを受けるように構成されたキーボード であり、装置に音楽データを入力するための第2のデータ入力装置を更に備える ことを特徴とする請求項6に記載の装置。 35.使用者が手を載置し、キーボードにデータを入力することを可能にするた めの拡張要素を更に備える請求項14に記載の装置。 36.キーボードを備えた音楽演奏用装置に可動に取り付けるための取り付け要 素であって、 ハンドレストと、 使用者が、手指の使用により他のデータを楽器に入力する一方で、ハンド レストを押すことにより音楽データを楽器に入力することを可能にするための、 ハンドレストと楽器との間に可動に取り付けられた連結要素とを備える取り付け 要素。 37.使用者の手足に取り付けるための取り付け手段と、 アームマウントに対して電子装置が動くことを可能にし、かつ電子装置を 取付け手段に連結する連結手段とからなる第1の電子装置を取り付けるための手 段。 38.取り付け手段に対して電子装置が回転可能であるように連結要素が構成さ れることを特徴とする請求項37に記載の取り付けのための手段。 39.データを受けるように構成された入力手段を更に備える請求項37に記載 の取り付けのための手段。 40.電子装置を連結手段に対して着脱可能に取り付けるための取り付け手段を 更に備える請求項37に記載の取り付けのための手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN 【要約の続き】 し、旋回させ及び/または傾けることが可能なように使 用者の腕に取り付けられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.データ処理システムのためのデータ入力装置であって、 (a)使用者の第1の腕に対して取り付けられるように構成された第1のアー ムピースと、 (b)前記アームピースから延び、アームピースが使用者の第1の腕に取り付 けられた時に使用者の第1の腕の第1の手によって操作可能であるように配置さ れる第1のキーボード部分と、 (c)前記アームピース上に取り付けられ、アームピースが使用者の第1の腕 に取り付けられた時に使用者の第2の腕の第2の手によって操作可能であるよう に配置される第2のキーボード部分とを備えるデータ入力装置。 2.使用者が第1の腕の位置を変化させた時に、第2のキーボード部分が使用者 の第2の手により操作可能であるように第2のキーボード部分がアームピースに 対して動作可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のデータ 入力装置。 3.第1のキーボード部分が使用者の第1の手により操作されるクワーティ式標 準キーボードのキーを備え、第2のキーボード部分が使用者の第2の手により操 作されるクワーティ式標準キーボードのキーを備えることを特徴とする請求項1 に記載のデータ入力装置。 4.(d)キーボードのキーの構成の選択を入力するための、アームピースに取 り付けられた要素を更に備える請求項1に記載のデータ入力装置。 5.キーボードのキーの構成の選択を入力するための装置が少なくともクワーテ ィ式とドボラック式のキーボード構成との選択が可能であるように構成されてい ることを特徴とする請求項4に記載のデータ入力装置。 6.第2のキーボード部分に取り付けられた表示要素を更なる特徴とする請求項 1に記載のデータ入力装置。 7.第1のキーボード部分に多数のキーが配置され、複合円弧断面を有する面が 形成されることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。 8.第2のキーボード部分が第1のキーボード部分に配置された多数のキーを有 し、複合円弧断面を有する面が形成されることを特徴とする請求項7に記載のデ ータ入力装置。 9.第1のキーボード部分において複数の縦列に多数のキーが配置され、それぞ れの縦列は第1の手の同一の指により操作されるキーを有し、隣の縦列から案内 壁によって隔てられることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。 10.第2のキーボード部分が、第1のキーボード部分において複数の縦列に配 置された多数のキーを有し、それぞれの縦列は第1の手の同一の指により操作さ れるキーを有し、隣の縦列から案内壁によって隔てられることを特徴とする請求 項9に記載のデータ入力装置。 11.第2のキーボード部分にカーソルを動かすための要素をさらに備える請求 項1に記載のデータ入力装置。 12.カーソルを動かす要素がトラックボールであることを特徴とする請求項1 1に記載のデータ入力装置。 13.アームピースに取り付けられた無線送信機を更に備える請求項1に記載の データ入力装置。 14.使用者により操作される装置を使用者の腕に対して取り付けるための要素 において、 (a)使用者の腕に取付けられるように構成されたアームピースと、 (b)アームピースが使用者の腕に取り付けられている時に、これが動くこと により装置を旋回させ、傾け、回すことが可能であるような構成を有し、かつ装 置とアームピースとを連結する可動連結要素と、 (c)装置と可動連結要素とを連結する装置のマウントとからなる要素。 15.要素がレール、溝、軌道または回動可能なチューブを含み、レール、溝、 軌道または回動可能なチューブの上を動くことにより装置が使用者の腕の腕の周 りを回ることを特徴とする請求項14に記載の要素。 16.要素が玉継ぎ手を含み、玉継ぎ手の動きにより使用者の腕に対して装置が 回動あるいは旋回することを特徴とする請求項14に記載の要素。 17.玉継ぎ手が装置のマウントに連結されることを特徴とする請求項16に記 載の要素。 18.装置が、ビデオカメラ、マイクロフォン、電子システムの表示装置、電子 システムの遠隔操作装置、書き取り装置、コードレス電話またはキーボードを含 むことを特徴とする請求項14に記載の要素。 19.キーボードがデータ入力用キーボードであることを特徴とする請求項18 に記載の要素。 20.キーボードが音楽演奏装置用キーボードであることを特徴とする請求項1 8に記載の要素。
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