JP2001513738A - 非平坦頂部面を持つ容器を安定させるための包装装置及び方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ここに開示するものは、非平坦頂部面を持つ噴霧式缶を包装する装置及び方法である。周面部を有する少なくとも１個の非平坦頂部面（１８）と底面とを備える噴霧式缶（１６）が準備される。厚みと、第１平坦面と、該第１平坦面に対向する第２面とを有し、該第２面が前記厚みの中に少なくとも部分的に少なくとも１個の窪み部（１４）を有している実質的に堅いパッド（１２）を準備する。窪み部は、容器の非平担頂部面の周面部に対応する周縁部を有する。容器の非平坦頂部面は、パッドの第１平坦面が容器の底面に対し実質的に平行になるように、少なくとも部分的に窪み部に挿入される。それからこの組立体は、収縮包装され、その結果、噴霧式缶のマルチ包装となり、まとめて輸送され、互いに積み重ねることが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】 非平坦頂部面を持つ容器を安定させるための包装装置及び方法 技術分野 本発明は、非平坦頂部面を有する容器の包装に関する。本発明は、また、その ような容器の上に別の容器の積み重ねを提供するような包装に関する。本発明は 、更に、関連する包装材料の量を削減するそのような包装に関する。 発明の背景 噴霧式缶で販売されている製品は、製造後、通常、６個、１２個、２４個等で 段ボールの箱に詰められ、そして消費者に販売する所まで輸送される。段ボール 箱は、全製品のコストを増加させ、また噴霧式缶が取り除かれて店の棚に積まれ た後で、処分されなければならない。 更に、噴霧式缶は、通常、蓋付きで売られており、この蓋は、保管及び輸送中 に缶を各々の上に積み上げ易くするある種の平坦な頂部面を提供する。蓋は、製 品のコストを増加させるし、また消費者によって頻繁に紛失されたり投げ捨てら れたりするものであり、いかなる場合でも、蓋を使用前後に繰り返し着脱するの はやっかいで、保持し続けるのも不便なものである。 従って、蓋を必要とせず、そして噴霧式缶の非平担頂部面を収容する二次包装 材料の量を減らしても、保管且つ船積み可能であるコストを削減した噴霧式缶の 出現が望まれていた。 また、輸送及び貯蔵中の保護のために、完全に製品を覆うプラスチック製伸縮 包装フィルムと共に利用され得る、プラスチック製瓶や噴霧式缶に詰められた製 品用のクッション型の上積み可能な保護材を提供することも望まれていた。 発明の要約 ここに開示するものは、非平坦頂部面を有する噴霧式缶を包装する装置及び方 法である。周面部を有する少なくとも１個の非平坦頂部面と底面とを備える噴霧 式缶を準備する。また、厚みと、第１平担面と、そして該第１平坦面に対向する 第２面とを有し、該第２面が前記パッドの厚みの中に少なくとも部分的に少なく とも１個の窪み部を有している実質的に堅いパッドを準備する。窪み部は、前記 容器の非平担頂部面の周面部に対応する周縁部を有している。前記容器の非平坦 頂部面は、少なくとも部分的に窪み部へ挿入され、パッドの第１平担面が容器の 前記底面に対し実質的に平行になるようになっている。それからこの組立体は、 収縮包装され、その結果、噴霧式缶のマルチ包装となり、まとめて輸送され、互 いに積み重ねることが可能になる。 容器の非平坦頂部面は、シュラウドを含み、窪み部の周縁部が該シュラウドの 周面部へ実質的に載置するような大きさに寸法取られている。パッドは、熱成形 プラスチックネストまたはハネカム波形構造を備えている。パッドは、また、木 材、プラスティック、アルミニウム、ファイバーボード、プレスボード、あるい はカードボードを含む他の材料により製造することもできる。 図面の簡単な説明 本明細書は、発明を具体的に指摘し、明確に請求する請求の範囲をもって完結 するが、本発明は、以下の記載を添付図面と併せて参照する事により、さらに理 解されると考えられる。 図１は、本発明の噴霧式缶が、保護パッドの断面図における窪み部内部に収納 された状態を示す正面図、 図２は、図１のパッドの窪み部側の平面図、 図３は、波形もしくはハネカム構造を示している図２の区画３−３に沿うパッ ドの断面図、そして、 図４は、各々の上に互いに積み重ねられるマルチ包装を示す本発明の包装の正 面図である。 発明の詳細な記載 次に、詳細に図面を参照するに、各図を通じて同じ符号は同じ構成を示してお り、図１には、製品容器１６が収納されている窪み部１４を示す、本発明に係る パッド１２の断面図を含む包装１０が示されている。パッド１２は、木材、金属 (たとえば、重アルミニウム箔)、成形プラスチック、波形ハネカムファイバーボ ード等で形成し得る。窪み部１４は、容器上部１８がパッド１２の内側面２０に 接触しないような大きさであり、パッド周縁部２２が、容器肩部２４に載置する か、もしくは摩擦によりしっかり把持するようになっており、その後のプラスチ ック収縮包装作業中も容器１６とパッド１２とが安定し続けるようになっている 。 図２は、パッド１２の窪み部側の平面図である。この実施形態は、６個の容器 用の窪み部を示している。収縮包装後、包装１０は、６個のユニット組立から形 成され、安定的で、積み重ね可能で、そして汚れや破損屑から守られながら、輸 送や船積みに備えるようになっている。図３は、パッド１２の側面断面図で、通 常用いられる波形ハネカムファイバーボード構造２６を示している。この構造は 、軽量で、費用効率的で耐久性があり、輸送中にこの種の包装に作用する通常の 力に耐えるのに十分な強度がある。図４は、図１に示した実施形態を２つ重ねた ものを示しており、輸送及び保管中に各々の上に互いに積み重ねられるであろう 。 図４の実施形態における通常の包装作業は、パッド１２の窪み部１４の空間に 応じて互いに間隔を空けて配置された６個の容器１６に供給されるであろう。そ れからパッド１２は、容器１６の上に配置されるであろうし、あるいは、容器１ ６がひっくり返され、裏返されたパッド１２の上に配置されるであろう。いずれ にしても、容器１６とパッド１２との安定的な組み合わせにより、収縮包装の準 備が整うであろう。収縮包装をした後、マルチ包装は、各々の上に互いに積み重 ねられ、輸送され、保管等され得る。もちろん各実施形態は、１つのパッドに１ 個の容器から、最高１つのパッドに１２個の容器まで収納し得る。 本発明の具体的な一実施態様を本明細書に例示し、説明したが、本発明の真髄 および範囲を逸することなく、種々の変更および改良を成し得ることは当業者に は自明であり、本発明の範囲に該当するそのような変形総てが添付の請求の範囲 に包含されるものである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．非平担頂部面を備える包装された噴霧式缶であって、 周面部を有する非平担頂部面及び底面を備える少なくとも１個の噴霧式缶と、 厚みと、第１平坦面と、該第１平坦面に対向する第２面とを有し、該第２面が 該厚みの中に少なくとも部分的に少なくとも１個の窪み部を有し、該窪み部が前 記非平担頂部面の前記周面部に対応する周縁部を有する実質的に堅いパッドとを 備え、 前記第１平坦面が前記底面に対し実質的に平行になるように、前記非平担頂部 面が少なくとも部分的に前記窪み部へ挿入されることを特徴とする包装された噴 霧式缶。 ２．非平担頂部面を備える噴霧式缶を包装するために、 周面部を有する非平坦頂部面を備える少なくとも１個の噴霧式缶を用意し、 厚みと、第１平坦面と、該第１平坦面に対向する第２面とを有し、該第２面が 該厚みの中に少なくとも部分的に少なくとも１個の窪み部を有し、該窪み部が前 記非平担頂部面の前記周面部に対応する周縁部を有する実質的に堅いパッドを用 意し、 前記第１平坦面が前記底面に対し実質的に平行になるように、前記非平面頂部 面を少なくとも部分的に前記窪み部へ挿入する行程を特徴とする噴霧式缶の包装 方法。 ３．前記非平坦頂部面は、シュラウドを含み、前記窪み部の前記周縁部が該シュ ラウドの周面部へ実質的に載置するような大きさに寸法取られている請求項１ま たは請求項２に記載された包装された噴霧式缶。 ４．前記パッドは、熱成形プラスチックネストを含む先行する請求項の内のいず れか１項に記載の包装された噴霧式缶。 ５．前記パッドは、ハネカム波形構造を含む先行する請求項の内のいずれか１項 に記載の包装された噴霧式缶。 ６．前記パッドは、木材、プラスチック、アルミニウム、ファイバーボード、プ レスボード、あるいはカードボードで構成されている先行する請求項の内のいず れか１項に記載の包装された噴霧式缶。 ７．更に、前記包装された噴霧式缶を固定する収縮包装を含む先行する請求項の 内のいずれか１項に記載の包装された噴霧式缶。