JP2001512411A - セラミック繊維の圧縮物品を製造する方法及びそれにより得られる圧縮物品 - Google Patents

セラミック繊維の圧縮物品を製造する方法及びそれにより得られる圧縮物品

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Abstract

(57)【要約】 模様付き表面及び集成本体を有する圧縮された耐火性繊維成形物の製造方法が開示される。積もった形態の耐火性繊維の小さなばらばらの断片がコロイド状分散液中に懸濁される。断片及び分散液は、穏やかに混合されて、繊維断片が完全には分散されずに、むしろ結果のブレンド中に繊維の小球体を形成するようにする。得られる材料は、成形され、例えば加圧下に成形され、そして普通は加圧中に乾燥される。結果の成形された物体は、模様付き表面及び集成本体に加えて、優れた断熱性、及び望ましい柔軟性ならびに引張り強度を有し得る。

Description

【発明の詳細な説明】 セラミック繊維の圧縮物品を製造する方法及びそれにより得られる圧縮物品 関連出願の引照 本出願は、1997年2月24日提出の米国仮出願シリアルNo.60/03 9,039の利益を請求する。 発明の概要 物品、すなわち一般的には、成形された形態にあり、模様付き(textur ed)表面及び集成タイプのボデイ(本体)を有するセラセラミック繊維物品で ある、圧縮耐火性繊維物品、及び物品の製造方法が開示される。 技術分野 まづセラミック繊維のスラリーを成形することによりセラミック繊維から成る 断熱材を作ることは公知である。例えば、米国特許第3,935,060号にお いて、セラミック繊維及びバインダーを一緒に混合し、これをフェルト状とし、 次いで乾燥し、焼成することが教示されている。この繊維性の断熱材の製造にお いてスラリー材料を入念に混ぜ合わすことが教示されている。従って、混合物は 、高剪断混合に付されて、均一に分散したスラリーを形成する。 また、耐火性成形物品を準備するのに、セラミック繊維とコロイド状シリカの ようなコロイド状物質とを一緒にスラリー化することも公知である。従って、米 国特許第4,737,326号では、最終的に成形された耐火性物品をせいぞう するプロセスにおいてセラミック繊維とコロイド状シリカとを一緒にすることを 開示している。最初の分散物を準備するために、スラリーは高速混合下に処理さ れて、良く混合された分散物を与える。スラリーは、凝集剤と混合され、圧力及 び焼結温度下に高温成形されて、所望の成形物品を与えるようにできる。 加熱及び凍結法によって耐火性セラミック繊維物品を製造することも知られて きている。米国特許第5,120,477号では、セラミック繊維マットをコロ イド状シリカで飽和させ、次いでそのマットを凍結することが開示されている。 しかる後に、そのマットを加熱することにより、水を除去し、得られる製品を再 びコロイド状シリカで飽和させる。そのマットは、凍結の前に成形することも、 凍結の前に圧縮することもできる。 耐火性繊維製品、すなわち、望ましい強度及び断熱性を兼備し、ならびに柔軟 性を有する断熱製品でありうる圧縮、成形製品を製造することは今でもなお望ま しいであろう。また、特殊なまたは経費の嵩む技術、例えばスラリーの凍結及び 加熱、あるいは、高速混合、に依存することなくそのような製品を提供すること も有意義なことであろう。そのような製品が魅力のある模様付き表面を有しうる ならば更に望ましいであろう。 発明の説明 ここに、望ましい模様付き表面及び集成ボディを有する圧縮耐火性繊維製品、 一般的にはセラミック繊維製品が、開示される。この製品は、簡単または複雑な 形状に成形または賦形されうる圧縮製品である。加工は、高速混合や凍結工程を まったく伴わない。得られる材料は、優れた断熱性ならびに望ましい引張り強度 を有する。さらには、その製品は、非脆性であり、湾曲、たとえば曲がった表面 に対して完全面接触状態に、容易に適用されうる充分な柔軟性を有する。さらに は、その製品は、表面の機械加工のような加工に容易に適応するよう充分に柔ら かい表面を有するように製造されうる。 一面において、本発明は、少なくとも実質的にセラミック繊維の圧縮成形品を 製造する方法に向けられており、本方法は; 積もった(accumulated)状態にある、セラミック繊維の小さな、 分離した断片を準備し; それらのセラミック繊維の分離した断片を、液体媒中の無機置換物含有コロイ ド状物質中へ懸濁させ; そのコロイド状分散物中で懸濁されたセラミック繊維断片を、セラミック繊維 をその液体媒中に完全に分散させることなく、穏やかに混合し、この混合で上記 セラミック断片をさらに細かく砕かれたより小さい小球体(globules) に細分化し、それにより液体媒中の無機置換物とセラミック繊維小球体の混合ブ レンドを確立し; 得られる混合ブレンドを成形された形態の組成物に成形し;そして その成形された形態の組成物を圧縮する; ことからなる。 別の一面において、本発明は、非平滑、模様付き表面、及び集成タイプのボデ ィ(本体)を有する、圧縮された少なくとも実質的にセラミック繊維製品に向け られており、その製品は、小球体状(globule form)の積もった状 態(accumulated form)のセラミック繊維断片を含む液体媒中 の無機置換物のコロイド状物質の、成形された形の、混合ブレンドから圧縮され るものであり、そのブレンドは、1平方インチあたり約20ないし約600ポン ドの範囲内の圧力で圧縮され、そして製品は、1立方フィート当たり約25ない し約100ポンドの範囲内の密度を有する。 さらに別の面において、本発明は、天然または合成繊維ならびにそれらの混合 物等のセラミック応用において有用な耐火性繊維を用いる前記方法にむけられて いる。本発明は、さらには、この方法の成形され、圧縮された耐火性繊維製品に も向けられている。 発明実施のための最良態様 ここで採用され、しばしば単に「耐火性繊維」と称されることがある、セラミ ック応用において有用な耐火性繊維については、一般的には、若干のセラミック 繊維、例えば約20重量%から、通常は更に多くの約50重量%以上のセラミッ ク繊維から全量のセラミック繊維まで、使用されよう。しかし、セラミック応用 において有用なそのような耐火性繊維については、合成または天然の鉱物繊維、 例えばガラス繊維もしくは炭素繊維のような合成繊維、あるいは添加剤入りミネ ラルウール、もしくはセピオライト、もしくはウォールアステナイト等のミネラ ルウールのような天然鉱物繊維、あるいはこれらの天然鉱物繊維を含む混合物で あってよい、その他の耐火性繊維を単に使用できる。しかし、セラミック応用に おいて有用な耐火性繊維は、大抵、セラミック繊維のうちのいくつかまたは全部 であろう。この明細書では。簡便のために単にセラミック繊維と称することがあ る。 セラミック繊維は、アルミナ繊維またはボロン化合物の繊維、例えば酸化ボロ ン、炭化ボロンまたは窒化ボロンの繊維で代表されるような、シリカ含有繊維以 外の繊維であってよいが、セラミック繊維はシリカ含有繊維であるのが経済のた めに好ましい。シリカ含有繊維は、単にシリカ繊維であってよいが、通常はシリ カは、アルミナ、ジルコニア、クロミア、またはチタニアの1種またはそれ以上 と共に存在する。そのようなシリカ含有繊維は、窒化珪素、炭化珪素、カルシウ ム−アルミニウム珪酸塩等からの繊維を包含する意味を有する。 セラミック繊維がセラミック繊維製造のために有用ないずれの方法によって作 られてもよいことは、了解されよう。商業的には、そのような方法は、溶融流を 繊維化させる方法、例えば溶融流の吹き飛ばしにより溶融材料を繊維化させるこ と、あるいは溶融流をスピン回転ホイールに急速に衝突させてそのホイールによ り溶融物を繊維化させること、を包含する。商業的製造は、また、例えば高アル ミナ繊維のための、ゾル−ゲル法も包含する。ここで使用される「シヨット」な る用語は、積もったセラミック繊維、例えばセラミック繊維ブランケット中に見 出される非繊維状、通常は塊状のセラミック粒子を指す。使用に供される繊維は シヨットを含んでいてよいが、ここで使用される繊維は、低減したシヨット含量 、例えば実質的にシヨット不含有、とするための処理を受けてもよい。ここで使 用するための特定の採用されうるセラミック繊維は、54重量%のSiO2含量 ,43.5重量%のAl23含量、1.5重量%のFe23含量及び残部1重量 %の残余酸化物類を有する。 耐火性繊維、例えば製造される時のセラミック繊維について、それらが一緒に 積もった状態でありうることは、典型的なことであろう。そのようなものは、単 に貯蔵や輸送のためにバッグのような容器に、例えば製造したての緩い繊維を、 押し込むことにより生じうる。このような通常の押し纏めた繊維は、「バルク」 繊維と称されうるが、積もった形態を有しない単なる緩い繊維と対照的である。 このバルク繊維は、引き離して緩い繊維とするのが、困難である程度の確りした 構造を有しうる。積もった繊維は、マットの形に重なった繊維であってもよい。 そのようなマットは、1立方フィートあたり約2ないし約8ポンドのオーダーの 密度を有しうる。これらのマットは、しばしば、さらなる団結により、典型的に は、繊維について1立方フィートあたり約4ないし約10ポンドの密度を有する ようになるブランケットにされる。バルク繊維として、あるいはマットもしくは ブランケット繊維として、耐火性繊維は、単に、ここでは便宜上「積もった」(a c cumulated)状態にあると称する。 積もった状態にある個々の繊維は、いろいろな長さでありうる。全ての繊維は 典型的には少なくとも約0.5インチの長さを有し、長い繊維は、普通約8イン チから約10インチの範囲内の長さを有する。いろいろな長さの繊維についての より典型的な繊維混合物は、長い繊維と混合した少なくとも約1ないし4インチ の長さの若干の個々の繊維を有している。 積もった繊維は次いでばらばらの耐火性繊維断片を準備するために使用されう る。この繊維が別の方式で使用される場合には、例えば断熱ローラーの製造に使 用される場合には、残留またはスクラップ繊維が発生しうる。例えば、マットも しくはブランケット繊維は打ち抜きまたは切断して円盤形にすることができ、こ れらの円盤の束を上記のようなローラーにすることができる。円盤の中心及び外 側部分は、ばらばらの繊維断片を作るための有用なスクラップ繊維材料をあたえ る。円盤自体は、適当な断片寸法でありうる。さらに典型的には、円盤を手で引 き千切って使用可能な寸法のばらばらの断片とすることができる。 断片は典型的には塊状体であり異方性を有する。普通は、断片を作るためのサ イジングまたはシュレッデイング加工において、それらは、約3インチより大き くない最長寸法内の大きさを有するであろう。さらに特定的には、約1ないしや く2インチの最長寸法内の大きさを有する。それらは、例えば円盤の廃棄された 中心部分から作られうるが、それらは約1/8インチないし約2インチのオーダ ーの厚さを有しうるが、、それらの最長寸法はそれらの厚さ以外であろう。 次いで、断片は、組成物中に懸濁され、この組成物は、ここでは「液体組成物」 と称されうるが、普通は「コロイド状物質」と称され、あるいは「液体媒中の無機 置換物のコロイド状物質」と称されることもある。そのようなコロイド状物質は 、コロイド状シリカによって代表されるが、その他のコロイド状アルミナ、コロ イド状チタニア、コロイド状ジルコニア、または類似物のような物質も包含され る。液体媒は、コロイド状シリカの懸濁液のように、水性媒であってよいが、水 性媒以外の媒体の使用が意図されている。従って、水性懸濁物以外のコロイド状 物質の使用も意図されている。しかしながら、便宜上、ここにおける液体媒の言 及は、普通は「水」または「水性媒体」についてなされる。 普通、これらのコロイド状物質は、約20重量%から約50重量%またはそれ 以上のコロイド固形分を含む。それらは、約5ナノメーターから約100ナノメ ーターのオーダーの粒子寸法を有しうる。繊維断片が懸濁している液体組成物は 、E.I.DuPont de Nemours社で製造されているLUDOX (商標)あるいはWesbond社から入手できるNYACOL(商標)のよう なコロイド状シリカが包含される。コロイド状物質が、コロイド状シリカとコロ イド状アルミナの混合物を包含しうることも、本発明の殊に好ましい特徴である 。これは、製品が高温に付された時にクリストバライトの生成ををアルミナが抑 制するので有利である。これは、クリストバライトが健康問題を生じる得る場合 には、高度に望ましい。コロイド状シリカのようなコロイド状物質が使用される 場合、殊に市販の組成物が使用される場合に、それが添加剤を含みうることは了 解されるべきである。 一般的には、少ない量の使用が意図されているが、液体組成物は、最終製品の 全重量中の、(乾燥後)約40重量%から約90重量%またはそれ以上、好ましく は約50から約80重量%の液体組成物(からの)残さを与えるような量で使用 されよう。これらの重量%は、一般的には、コロイド状物質中のいずれの添加剤 も含まない、また液体組成物に添加されることがあるいずれの追加成分、例えば 充填剤等も包含しない。この材料に関して、セラミック繊維は、最終製品の、乾 燥基準での、約10ないし約60重量%の残部の全てを占め、この場合も添加剤 、充填剤等の如き追加の成分は排除される。 耐火性繊維のばらばらの断片は、次いで液体組成物によって、目的のために有 用な方式で、一緒にされる。典型的には、液体組成物は、容器中に存在し、耐火 性繊維断片がその液体組成物中へ添加され、それにより懸濁される。液体組成物 中への繊維断片の混入中に、液体組成物は緩くかき混ぜられうる。その他の追加 成分、例えば、充填剤は、この時に添加することができる。混合が進行するにつ れて、断片は液体組成物中に巻き込まれ、徐々に寸法が減少される。この緩い混 合が1分当たり約20ないし約100回転の速度で進められるのが有利である。 1分当たり約20回転よりも低い攪拌速度は、良く混合されたブレンドを効率的 に与えるのには不経済である。他方、1分当たり約100回転より高い速度 での攪拌は、耐火性繊維の有害な剪断を引き起こし、最終の攪拌生成物中におい て耐火性繊維のばらばらの小球を保持せずに、むしろ繊維の分散をもたらす。混 合は、一般に、約2分から約15分またはそれ以上、例えば20−30分間続け られる。約2分よりも短い攪拌時間は、懸濁された耐火性繊維断片から小球状形 態を与えるのには不十分でありうる。他方、約20分ないし30分よりも長い攪 拌時間は、不経済でありうる。好ましくは、繊維断片及び液体媒体は、約5ない し約15分間、1分当たり約40ないし約80回転の速度で一緒に混合されよう 。 上述のように、コロイド状シリカとコロイド状アルミナの混合物は、混合ブレ ンドを作るために使用できる。しばしば、そのようなコロイド混合物が積もった 状態の耐火性繊維と共に使用される場合に、その混合物は濃密になり過ぎ、繊維 へのコロイド状混合物の浸入または浸漬が満足できないものである。しかしなが ら、本発明で使用されるばらばらの繊維断片では、繊維中へのそのような混合物 の浸入は容易に達成される。従って、所望の場合には、製品は高温使用のために 適合するように作ることができ、そのような使用は、製品中の望ましく低減され たクリストバライト含量を伴ったものとなりうるし、また更に製品はそれに伴う その他の価値ある特性を達成しよう。 耐火物繊維小球体を含む混合ブレンドは、その材料をダイ・ボックスまたはモ ールド(型)のような容器中に普通に注ぎ入れることにより成形、例えばモール ド成形されうる。そのような容器は、孔あき(perforated)であって よく、好ましくは頂部での孔あきであろうが、モールドの他の部材が孔あきであ ることも意図される。例えば孔あき頂部をモールドに適用し、その頂部をモール ドに対して押し下げることにより、加圧が開始される時に、混合ブレンドの脱水 が開始されうる。ブレンドへの圧縮は、好ましくは、経済性のため圧縮パンチま たはスクリュウ応用のように、機械的に行われるが、その他の圧力適用手段、例 えば液圧手段も有用でありうる。 圧縮は、1平方インチ当たり約20から約600ポンドの範囲内の圧力で加え られる。1平方インチ当たり約20ポンドより小さい圧縮は、望ましい製品特性 を有する最終製品を与えるのには不十分であろう。他方、1平方インチ当たり約 600ポンドより大きな加圧は、不経済的であり、製品のその他の物理的特性の 望ましい増強を認めうる程伸長させることなくより大きな熱伝導度を有するより 密度の高い製品を与えるだけである。混合ブレンドがダイまたはモールド(型) 内に存在している時に乾燥を行うのは、製品の効率的生産のために有利である。 乾燥は、早い段階で、例えば、混合ブレンドがモールドまたはダイに導入されて いる時でさえも、開始されてよい。しかし。普通は、ダイまたはモールドは、例 えば多孔性蓋の適用により、閉められ、加圧され、次いで乾燥が開始されること となろう。 乾燥は、熱の適用によって、行いうる。例えば、水が混合ブレンドの液体媒で ある場合には、乾燥は一般には、約100°Fないし約500°Fの温度で進行 しうる。乾燥は、混合ブレンドの液体媒の少なくともほぼ沸点より上の高温度で 有利に実施できる。好ましくは、そのような乾燥は、液体媒の沸点よりかなり高 い温度で進行する。従って、再び水が液体媒である場合に、乾燥は、好ましくは 、約300°Fから約400°Fの範囲内の温度で実施される。 一般に、脱水ならびに加圧及び加熱を包含する、混合ブレンドの成形は、乾燥 最終製品を与えるのに充分な時間継続する。そのような乾燥時間はモールドの大 きさ、熱の適用等に左右されるが、普通は、約12から約36時間の乾燥時間で 充分である。得られる製品は、有利には、1立方フィート当たり約25から約1 00ポンドの範囲内の密度を有しよう。1立方フィート当たり約25ポンドより 小さい密度は、望ましい製品強度のためには不十分でありうるが、1立方フィー ト当たり約100ポンドよりも大きな密度は、実質的に低減した熱伝導度のよう な、製品特性における何らかの目覚しく望ましい変化を与えるのには不十分であ りうる。製品の密度が、初期耐火性繊維断片の密度の選択そのもの、あるいは製 品の製造に使用されるそのような断片及び何らかの充填剤のみでなく、モールド 圧縮の量によっても左右されるのが、普通である。例えば、初期耐火性繊維断片 が6ポンドのブランッケトであり、すなわち1立方フィート当たり6ポンドの蜜 度を有し、そしてモールド圧縮が繊維を3:1の比で圧縮するのに充分な量とな る場合に、最終製品中の耐火性繊維の密度は、1立方フィート当たり18ポンド となろう。同様に、6ポンドのブランッケト及び関連した4:1のモールド圧縮 については、最終製品中の耐火性繊維の密度は、乾燥繊維基準で、1立方フィー ト当たり24ポンドとなろう。次いで、最終製品についての密度の釣り合いは、 コロイド状物質の固体残留物のような置換物及び、使用されるならば、充填剤の ような添加剤によって与えられる。 モールドからの取り出しに引き続いて、製品は、直ちに使用されうる状態にあ るか、またはさらなる処理、例えば機械加工のようなやり方で行われうる成形に よりさらに進行することがある。製品は、殊に機械加工を容易に受けやすい柔ら かい表面を有するように、例えば密度の低い製品として、合目的的に調整されう る。従って、製品は機械加工によって与えられた凹所または溝を含みうる。また 製品は、成形製品よりも小さな所望の寸法に切断されうる。製品は、模様付き( textured)表面を持つことになり、すなわち幾分かの集成肌を示す。表 面は視覚で平滑に見えず、触覚でも平滑でない。しかしながら、表面は製品の引 張り強度を低める恐れがある有害なボイドを含まないであろう。また製品は集成 ボデイを有することになり、これはここでは「集成タイプ」ボデイとも称される ことがある。これは、製品が視覚上の均一な外観を有さず、むしろ一体に集成さ れた繊維小球体の外観であることを意味する。製品についてのこの組織は製品全 体にわたり、例えば表面下ならびに表面において、連続的であろう。 最初の耐火性繊維断片が耐火性繊維以外の追加の置換物を含みうることは、了 解されるであろう。そのような置換物材料は、滑剤ならびにバインダーを包含し うる。バインダーは、でんぷん、ラテックス物質及びセルロース系置換物によっ て代表されうる。滑剤は、例えば石鹸分散液から適用できる。そのような置換物 、例えば滑剤は、典型的には少量存在する。しかし、殊に、バインダーのような 材料が、目的を以って添加された場合には、それらは少量ではなく例えば繊維断 片の5ないし10重量%のオーダーで供給することがある。これらの置換物の多 くは、成形及び賦形中に成形製品の乾燥の際に除去されることがある。しかしな がら、粘土バインダーからの残留物ような、バインダーからの残留物は、保持さ れうる。その多の追加の置換物、例えばコロイド状物質中に存在しうる置換物は 、製品中へ導入されることがある。そのような添加剤、例えばアクリルポリマー で代表されるような高分子剤は、普通は成形及び賦形操作中の乾燥時間及び温度 に依存して、製品内に若干の残留物を与えることがある。しかし、存在する場合 であっても、それらは、普通非常に少ない量で、例えば製品の5重量%未満そし てしばしば製品の0.5重量%未満存在するだけである。 上記以外に、いくつかの他の追加の置換物、ここでは普通単に「充填剤」と称さ れるものが、合目的的に添加されうる。そのようなものは、例えば、コロイド状 物質に添加され、あるいは耐火性繊維断片をそのような物質と混合している最中 にブレンドしうる。これらの合目的的に添加される追加の置換物は、粘土または 無機材料のようなバインダーでありうるが、それらの内のあるものは繊維性であ ってよく、例えば、添加剤としての繊維ガラス、ならびに有機置換物であり、こ れらも繊維性であってよく、例えば添加剤としての炭素繊維である。そのような 追加の材料は、さらにタルク(滑石)、石膏、ポルトランドセメント、ベントナイ ト、カオリン、セキエイ、雲母及び葉蝋石(pyrophphllite)を包 含しうる。 もし6ポンドのバルク繊維が3:1よりもわずかに高い比で圧縮されて、1立 方フィート当たり約20ポンドの圧縮繊維を与えるならば、そのような繊維はま だコロイド状物質で浸透されうることは、了解されよう。これは、例えば、米国 特許第5205398号に開示されている。従って、最終製品の密度は、代表的 な耐火性繊維及びコロイド状物質を考慮に入れた場合、耐火性繊維断片によって 与えられる固形分及びコロイド状物質の固体残留物の相加的な密度に、必ずしも ならないであろう。例えば、製品中に1立方フィート当たり約20ポンドの繊維 を与えるような圧縮で成形された前記の6ポンドブランッケトと、コロイド状シ リカ固形分:耐火性繊維の2:1以上の比で、製品を作るのに使用された、混合 ブレンド中の初期含有コロイド状シリカ固形分とは、1立方フィート当たり60 ポンドを超える最終製品密度を有しないと、予期される。むしろ、以下に、実施 例1に関して述べるように、この製品は、1立方フィート当たり60ポンド以下 の製品密度を有すると予期できる。 本繊維製品は、魅力的表面肌(texture)の高蜜、耐衝撃性及び熱安定 性セラミック物質である。代表的なそのような物質は、1平方インチ当たり40 0ポンド(psi)のオーダーの破断モジュラスを有しうるし、また珪酸アルミ ニウム繊維がコロイド状シリカ液状物質と共に用いられた場合には、その製品は 約2600°Fまでの最高表面温度に耐えることができる。さらには、最終製品 は、非常に望ましい低い熱伝導度を有する。例えば、外部からの1000°Fに 近づく表面適用温度において、製品は約2から約5BTU−インチ/平方フィー ト/時間/°F/ワット/メートルケルビン(BTU−in/ft2/Hr/° F/W/mK)の範囲内の熱伝導度を有しうる。また典型的には、約400ポン ド/平方インチ(psi)から約800psiの破断モジュラスを有しうる。破 壊モジュラスは、3点曲げシステム(これは”3×破断×スパンシステム”とも 称されることがある)によって測定できる。 実施例1 56%のアルミナ及び残部の主としてシリカからなる市販のセラミック繊維を 固めてブランケット状にする。得られる固結せんいは、1インチの厚さの6ポン ドブランケットである。このブランケットを用いて、そのブランケットから打抜 きにより円盤をつくる。打抜き作業からのスクラップ及び中心部を手で切れぎれ に裂いて小さな、ばらばらのセラミック繊維断片とする。全ての断片は、それら の最長寸法が約3インチより小さい大きさである。それらの断片は、異方性形状 を有し、一般的にずんぐりした形態である。代表的断片は、2インチ×2インチ ×1インチの大きさである。 容器の中へ50重量%のコロイド固形分含量の、6ポンドのコロイド状シリカ (Wesbond 9950;ウエスボンド社)を供給する。このコロイド状シ リカの中へ、1ポンドのシュレッドした厚手のスクラップのセラミック繊維を懸 濁させる。これは、最終製品中に、約2:1のコロイド状物質固形分:セラミッ ク繊維の重量比を与えるのに足りるコロイド状固形分及びセラミック繊維固形分 の材料を与える。木製へら及び手による攪拌を用いて、その懸濁スクラップセラ ミック繊維をゆっくりと約10分間攪拌する。目視検査により、セラミック繊維 の厚手のスクラップが混合されて一層細かに分割された小球体になってしまうこ とが観察できる。しかし、混合は、セラミック繊維粒子の均一、微細懸濁を達成 する前に止める。代表的な小球体は約1/8インチの大きさを有する。 結果の分散物を4フィート幅、8フィート長、6インチ深の寸法のオープン− トップモールドに注ぎ込む。小さな複数の孔を有する上蓋を付け、モールドに対 してスクリュウ圧縮により押し下げて、乾燥繊維基準で、1立方フィート当たり 20ポンドの繊維圧縮を達成する。この圧縮及び350°Fの温度下で24時間 の成形時間後、上蓋を解放し、取り除き、白色の固体の成形製品をモールドから 取り出す。それは、強い、セラミックの触感ならびに外観を有し、ボイドのない 本体、及びセラミック繊維断片の使用による若干のきめ(texture)を示 す表面を有する。この製品は、20ポンドのセラミック繊維及び38ポンドのコ ロイド状シリカ固体残留物からなる1立方フィート当たり58ポンドの密度を有 する。またそれは、970°Fにおける1.91BTU−インチ/ft2/Hr /°F/ワット/メートルケルビンの望ましく低い熱伝導度、及び3点曲げシス テム及び、ユナイテッド・テスティング・サービス製のモデルNo.TM10を 用いて測定した時に400ポンド/平方インチの破断モジュラスを有する。 比較実施例1A 実施例1の構成に従うが、モールドでの圧力適用は行わない。コロイド状シリ カ及びセラミックフィルター断片を入れた容器を用い、木製へらでの穏やかな、 手による攪拌を用いる。結果の分散物を、実施例1のやり方で、成形、賦形する が、成形中の圧力使用を行わない。従ってこの製品は、比較製品である。 モールドから取り出す時に、その製品は、ボイドが沢山ある本体及び表面を有 することが、目視検査で認めることができた。さらには、その製品は、ほとんど 引張り強度を持たず、製品を手で引き離すことにより容易に破壊される。 比較実施例1B 実施例1の構成に従う。この場合も、コロイド状シリカを入れた容器を用いる 。しかし、高剪断ミキサーを用いて、迅速な、延長した、高速混合を20分間行 う。コロイド状シリカ及びセラミック繊維両者の均一な、微細な分散物が結果と して得られる。この製品は従って、比較製品である。 結果の分散物を実施例1のやり方で、成形、賦形する。モールドから取り出す 時に、製品は脆く、実質的には曲げ能力を有しなかった。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年3月1日(1999.3.1) 【補正内容】 また、特殊なまたは経費の嵩む技術、例えばスラリーの凍結及び加熱、あるいは 、高速混合、に依存することなくそのような製品を提供することも有意義なこと であろう。そのような製品が魅力のある模様付き表面を有しうるならば更に望ま しいであろう。 発明の説明 ここに、望ましい模様付き表面及び集成ボディを有する圧縮耐火性繊維製品、 一般的にはセラミック繊維製品が、開示される。この製品は、簡単または複雑な 形状に成形または賦形されうる圧縮製品である。加工は、高速混合や凍結工程を まったく伴わない。得られる材料は、優れた断熱性ならびに望ましい引張り強度 を有する。さらには、その製品は、非脆性であり、湾曲、たとえば曲がった表面 に対して完全面接触状態に、容易に適用されうる充分な柔軟性を有する。さらに は、その製品は、表面の機械加工のような加工に容易に適応するよう充分に柔ら かい表面を有するように製造されうる。 一面において、本発明は、セラミック応用において有用な耐火性繊維を含む圧 縮成形品を製造する方法に向けられており、本方法は; 積もった(accumulated)状態にある、耐火性繊維の小さな、分離 した断片を準備し; それらの耐火性繊維の分離した断片を、液体媒中の無機置換物含有コロイド状 物質中へ懸濁させ; そのコロイド状分散物中で懸濁された耐火性繊維断片を、該繊維をその液体媒 中に完全に分散させることなく、穏やかに混合し、この混合で上記断片をさらに 細かく砕かれたより小さい小球体(globules)に細分化し、それにより 液体媒中の無機置換物とセラミック繊維小球体の混合ブレンドを確立し; 得られる混合ブレンドを成形された形態の組成物に成形し;そして その成形された形態の組成物を圧縮する; ことからなる。 別の一面において、本発明は、非平滑、模様付き表面、及び集成タイプのボデ ィ(本体)を有する、圧縮された少なくとも実質的にセラミック繊維製品に向け られており、その製品は、小球体状(globule form)の積もった状 態(accumulated form)のセラミック繊維断片を含む液体媒中 の無機置換物のコロイド状物質の、成形された形の、混合ブレンドから圧縮され るものであり、そのブレンドは、約1.4×105Paないし約4.1×106P a(1平方インチあたり約20ないし約600ポンド)の範囲内の圧力で圧縮さ れ、そして製品は、約4×102ないし約1.6×103kg/m3(1立方フィ ート当たり約25ないし約100ポンド)の範囲内の密度を有する。 さらに別の面において、本発明は、天然または合成繊維ならびにそれらの混合 物等のセラミック応用において有用な耐火性繊維を用いる前記方法にむけられて いる。本発明は、さらには、この方法の成形され、圧縮された耐火性繊維製品に も向けられている。 積もった繊維は、マットの形に重なった繊維であってもよい。そのようなマット は、約3.2×10ないし約1.3×102kg/m3(1立方フィートあたり約 2ないし約8ポンド)のオーダーの密度を有しうる。これらのマットは、しばし ば、さらなる団結により、典型的には、繊維について約6.4×10ないし約1 .6×102kg/m3(1立方フィートあたり約4ないし約10ポンド)の密度 を有するようになるブランケットにされる。バルク繊維として、あるいはマット もしくはブランケット繊維として、耐火性繊維は、単に、ここでは便宜上「積も った」(accumulated)状態にあると称する。 積もった状態にある個々の繊維は、いろいろな長さでありうる。全ての繊維は 典型的には少なくとも約1.3cm(約0.5インチ)の長さを有し、長い繊維 は、普通約20.3cm(約8インチ)から約25.4cm(約10インチ)の 範囲内の長さを有する。いろいろな長さの繊維についてのより典型的な繊維混合 物は、長い繊維と混合した少なくとも約2.5ないし10.2cm(約1ないし 4インチ)の長さの若干の個々の繊維を有している。 積もった繊維は次いでばらばらの耐火性繊維断片を準備するために使用されう る。この繊維が別の方式で使用される場合には、例えば断熱ローラーの製造に使 用される場合には、残留またはスクラップ繊維が発生しうる。例えば、マットも しくはブランケット繊維は打ち抜きまたは切断して円盤形にすることができ、こ れらの円盤の束を上記のようなローラーにすることができる。円盤の中心及び外 側部分は、ばらばらの繊維断片を作るための有用なスクラップ繊維材料をあたえ る。円盤自体は、適当な断片寸法でありうる。さらに典型的には、円盤を手で引 き千切って使用可能な寸法のばらばらの断片とすることができる。 断片は典型的には塊状体であり異方性を有する。普通は、断片を作るためのサ イジングまたはシュレッデイング加工において、それらは、約7.6cm(約3 インチ)より大きくない最長寸法内の大きさを有するであろう。さらに特定的に は、約2.5cm(約1インチ)ないし約5cm(約2インチ)の最長寸法内の 大きさを有する。それらは、例えば円盤の廃棄された中心部分から作られうるが 、それらは約0.3cm(約1/8インチ)ないし約5cm(約2インチ)のオ ーダーの厚さを有しうるが、、それらの最長寸法はそれらの厚さ以外であろう。 次いで、断片は、組成物中に懸濁され、この組成物は、ここでは「液体組成物」 と称されうるが、普通は「コロイド状物質」と称され、あるいは「液体媒中の無機 置換物のコロイド状物質」と称されることもある。そのようなコロイド状物質は 、コロイド状シリカによって代表されるが、その他のコロイド状アルミナ、コロ イド状チタニア、コロイド状ジルコニア、または類似物のような物質も包含され る。液体媒は、コロイド状シリカの懸濁液のように、水性媒であってよいが、水 性媒以外の媒体の使用が意図されている。従って、水性懸濁物以外のコロイド状 物質の使用も意図されている。しかしながら、便宜上、ここにおける液体媒の言 及は、普通は「水」または「水性媒体」についてなされる。 普通、これらのコロイド状物質は、約20重量%から約50重量%またはそれ 以上のコロイド固形分を含む。それらは、約5ナノメーターから その他の圧力適用手段、例えば液圧手段も有用でありうる。 圧縮は、約1.4×105Paから約4.1×106Pa(1平方インチ当たり 約20から約600ポンド)の範囲内の圧力で加えられる。約1.4×105P a(1平方インチ当たり約20ポンド)より小さい圧縮は、望ましい製品特性を 有する最終製品を与えるのには不十分であろう。他方、約4.1×106Pa( 1平方インチ当たり約600ポンド)より大きな加圧は、不経済的であり、製品 のその他の物理的特性の望ましい増強を認めうる程伸長させることなくより大き な熱伝導度を有するより密度の高い製品を与えるだけである。混合ブレンドがダ イまたはモールド(型)内に存在している時に乾燥を行うのは、製品の効率的生 産のために有利である。乾燥は、早い段階で、例えば、混合ブレンドがモールド またはダイに導入されている時でさえも、開始されてよい。しかし。普通は、ダ イまたはモールドは、例えば多孔性蓋の適用により、閉められ、加圧され、次い で乾燥が開始されることとなろう。 乾燥は、熱の適用によって、行いうる。例えば、水が混合ブレンドの液体媒で ある場合には、乾燥は一般には、約38℃(約100°F)ないし約260℃( 約500°F)の温度で進行しうる。乾燥は、混合ブレンドの液体媒の少なくと もほぼ沸点より上の高温度で有利に実施できる。好ましくは、そのような乾燥は 、液体媒の沸点よりかなり高い温度で進行する。従って、再び水が液体媒である 場合に、乾燥は、好ましくは、約148℃(約300°F)から約204℃(約 400°F)の範囲内の温度で実施される。 一般に、脱水ならびに加圧及び加熱を包含する、混合ブレンドの成形は、乾燥 最終製品を与えるのに充分な時間継続する。そのような乾燥時間はモールドの大 きさ、熱の適用等に左右されるが、普通は、約12から約36時間の乾燥時間で 充分である。得られる製品は、有利には、約4×102から約1.6×103kg /m3(1立方フィート当たり約25から約100ポンド)の範囲内の密度を有 しよう。約4×102kg/m3(1立方フィート当たり約25ポンド)より小さ い密度は、望ましい製品強度のためには不十分でありうるが、約1.6×103 kg/m3(1立方フィート当たり約100ポンド)よりも大きな密度は、実質 的に低減した熱伝導度のような、製品特性における何らかの目覚しく望ましい変 化を与えるのには不十分でありうる。製品の密度が、初期耐火性繊維断片の密度 の選択そのもの、あるいは製品の製造に使用されるそのような断片及び何らかの 充填剤のみでなく、モールド圧縮の量によっても左右されるのが、普通である。 例えば、初期耐火性繊維断片が約2.7kg(6ポンド)のブランッケトであり 、すなわち約9.6×10kg/m3(1立方フィート当たり6ポンド)の蜜度 を有し、そしてモールド圧縮が繊維を3:1の比で圧縮するのに充分な量となる 場合に、最終製品中の耐火性繊維の密度は、約2.9×102kg/m3(1立方 フィート当たり18ポンド)となろう。同様に、6ポンドのブランッケト及び関 連した4:1のモールド圧縮については、最終製品中の耐火性繊維のみつどは、 乾燥繊維基準で、約3.8×102kg/m3(1立方フィート当たり24ポンド )となろう。次いで、最終製品についての密度の釣り合いは、コロイド状物質の 固体残留物のような置換物及び、使用されるならば、充填剤のような添加剤によ って与えられる。 モールドからの取り出しに引き続いて、製品は、直ちに使用されうる状態にあ るか、またはさらなる処理、例えば機械加工のようなやり方で行われうる成形に よりさらに進行することがある。製品は、殊に機械加工を容易に受けやすい柔ら かい表面を有するように、例えば密度の低い製品として、合目的的に調整されう る。従って、製品は機械加工によって与えられた凹所または溝を含みうる。また 製品は、成形製品よりも小さな所望の寸法に切断されうる。製品は、模様付き( textured)表面を持つことになり、すなわち幾分かの集成肌を示す。表 表面は視覚で平滑に見えず、触覚でも平滑でない。しかしながら、表面は製品の 引張り強度を低める恐れがある有害なボイドを含まないであろう。また製品は集 成ボデイを有することになり、これはここでは「集成タイプ」ボデイとも称され ることがある。これは、製品が視覚上の均一な外観を有さず、むしろ一体に集成 された繊維小球体の外観であることを意味する。製品についてのこの組織は製品 全体にわたり、例えば表面下ならびに表面において、連続的であろう。 最初の耐火性繊維断片が耐火性繊維以外の追加の置換物を含みうることは、了 解されるであろう。そのような置換物材料は、 例えば、添加剤としての繊維ガラス、ならびに有機置換物であり、これらも繊 維性であってよく、例えば添加剤としての炭素繊維である。そのような追加の材 料は、さらにタルク(滑石)、石膏、ポルトランドセメント、ベントナイト、カオ リン、セキエイ、雲母及び葉蝋石(pyrophphllite)を包含しうる 。 もし約2.7kg(6ポンド)のバルク繊維が3:1よりもわずかに高い比で 圧縮されて、ほぼ3.2×102kg/m3(1立方フィート当たり約20ポンド )の圧縮繊維を与えるならば、そのような繊維はまだコロイド状物質で浸透され うることは、了解されよう。これは、例えば、米国特許第5205398号に開 示されている。従って、最終製品の密度は、代表的な耐火性繊維及びコロイド状 物質を考慮に入れた場合、耐火性繊維断片によって与えられる固形分及びコロイ ド状物質の固体残留物の相加的な密度に、必ずしもならないであろう。例えば、 製品中にほぼ3.2×102kg/m3(1立方フィート当たり約20ポンド)の 繊維を与えるような圧縮で成形された前記の約2.7kg(6ポンド)ブランッ ケトと、コロイド状シリカ固形分:耐火性繊維の2:1以上の比で、製品を作る のに使用された、混合ブレンド中の初期含有コロイド状シリカ固形分とは、約9 .6×102kg/m3(1立方フィート当たり60ポンド)を超える最終製品密 度を有しないと、予期される。むしろ、以下に、実施例1に関して述べるように 、この製品は、約9.6×102kg/m3(1立方フィート当たり60ポンド) 以下の製品密度を有すると予期できる。 本繊維製品は、魅力的表面肌(texture)の高蜜、耐衝撃性及び熱安定 性セラミック物質である。代表的なそのような物質は、約2.8×106Pa( 1平方インチ当たり400ポンド(psi))のオーダーの破断モジュラスを有し うるし、また珪酸アルミアルミニウム繊維がコロイド状シリカ液状物質と共に用 いられた場合には、その製品は約1427℃(約2600°F)までの最高表面 温度に耐えることができる。さらには、最終製品は、非常に望ましい低い熱伝導 度を有する。例えば、外部からの約538℃(1000°F)に近づく表面適用 温度において、製品は約0.3W/mKから約0.7W/mK(約2から約5B TU−インチ/平方フィート/時間/°F[(BTU−in/ft2・Hr・°F )]の範囲内の熱伝導度を有しうる。 また典型的には、約2.8×106Pa(約400ポンド/平方インチ(psi ))から約5.5×106Pa(約800psi)の破断モジュラスを有しうる。 破壊モジュラスは、3点曲げシステム(これは”3×破断×スパンシステム”と も称されることがある)によって測定できる。 実施例1 56%のアルミナ及び残部の主としてシリカからなる市販のセラミック繊維を 固めてブランケット状にする。得られる固結せんいは、約2.5cm(1インチ )の厚さの約2.7kg(6ポンド)ブランケットである。このブランケットを 用いて、そのブランケットから打抜きにより円盤をつくる。打抜き作業からのス クラップ及び中心部を手で切れぎれに裂いて小さな、ばらばらのセラミック繊維 断片とする。全ての断片は、それらの最長寸法が約7.6cm(約3インチ)よ り小さい大きさである。それらの断片は、異方性形状を有し、一般的にずんぐり した形態である。代表的断片は、約5cm×約5cm×約2.5cm(2インチ ×2インチ×1インチ)の大きさである。 容器の中へ50重量%のコロイド固形分含量の、約2.7kg(6ポンド)の コロイド状シリカ(Wesbond 9950;ウエスボンド社)を供給する。 このコロイド状シリカの中へ、約0.45kg(1ポンド)のシュレッドした厚 手のスクラップのセラミック繊維を懸濁させる。これは、最終製品中に、約2: 1のコロイド状物質固形分:セラミック繊維の重量比を与えるのに足りるコロイ ド状固形分及びセラミック繊維固形分の材料を与える。木製へら及び手による攪 拌を用いて、その懸濁スクラップセラミック繊維をゆっくりと約10分間攪拌す る。目視検査により、セラミック繊維の厚手のスクラップが混合されて一層細か に分割された小球体になってしまうことが観察できる。しかし、混合は、セラミ ック繊維粒子の均一、微細懸濁を達成する前に止める。代表的な小球体は約0. 3cm(約1/8インチ)の大きさを有する。 結果の分散物を約120.2cm(4フィート)幅、約240.4cm(8フ ィート)長、約15.2cm(6インチ)深の寸法のオープン−トップモールド オープン−トップモールドに注ぎ込む。小さな複数の孔を有する上蓋を付け、モ ールドに対してスクリュウ圧縮により押し下げて、乾燥繊維基準で、約3.2k g/m3(1立方フィート当たり20ポンド)の繊維圧縮を達成する。この圧縮 及び約177℃(350°F)の温度下で24時間の成形時間後、上蓋を解放し 、取り除き、白色の固体の成形製品をモールドから取り出す。それは、強い、セ ラミックの触感ならびに外観を有し、ボイドのない本体、及びセラミック繊維断 片の使用による若干のきめ(texture)を示す表面を有する。この製品は 、約9kg(20ポンド)のセラミック繊維及び約17.2kg(38ポンド) のコロイド状シリカ固体残留物からなる約9.3×102kg/m3(1立方フィ ート当たり58ポンド)の密度を有する。またそれは、約521℃(970°F )における0.28W/mK(1.91BTU−インチ/(ft2・Hr・°F )の望ましく低い熱伝導度、及び3点曲げシステム及び、ユナイテッド・テステ ィング・サービス製のモデルNo.TM10を用いて測定した時に約2.8×1 06Pa(400ポンド/平方インチ)の破断モジュラスを有する。 比較実施例1A 実施例1の構成に従うが、モールドでの圧力適用は行わない。コロイド状シリ カ及びセラミックフィルター断片を入れた容器を用い、木製へらでの穏やかな、 手による攪拌を用いる。結果の分散物を、実施例1のやり方で、成形、賦形する が、成形中の圧力使用を行わない。従ってこの製品は、比較製品である。 モールドから取り出す時に、その製品は、ボイドが沢山ある本体及び表面を有 することが、目視検査で認めることができた。さらには、その製品は、ほとんど 引張り強度を持たず、製品を手で引き離すことにより容易に破壊される。 比較実施例1B 実施例1の構成に従う。この場合も、コロイド状シリカを入れた容器を用いる 。しかし、高剪断ミキサーを用いて、迅速な、延長した、高速混合 請求の範囲 1. セラミック応用において有用な耐火性繊維を含む圧縮成形品を製造する方 法であって: 積もった状態にある、耐火性繊維の小さな、分離した断片を準備し; それらの耐火性繊維の分離した断片を、液体媒中の無機置換物含有コロイド状 物質中へ懸濁させ; そのコロイド状分散物中で懸濁された耐火性繊維断片を、該繊維をその液体媒 中に完全に分散させることなく、穏やかに混合し、この混合で上記断片をさらに 細かく砕かれたより小さい小球体に細分化し、それにより液体媒中の無機置換物 と耐火性繊維小球体の混合ブレンドを確立し; 得られる混合ブレンドを成形された形態の組成物に成形し;そして その成形された形態の組成物を圧縮する; ことを含む上記方法。 2. 積もった形の耐火性繊維の小さい断片が準備され、その繊維が、ガラス繊 維及び炭素繊維からなる群より選択される合成繊維、あるいはシリカ含有セラミ ック繊維、ホウ素含有セラミック繊維、アルミナ含有セラミック繊維、ジルコニ ア含有セラミック繊維、クロミア含有セラミック繊維、チタニア含有セラミック 繊維、ならびにそれらの混合物からなる群より選択されるセラミック繊維からな る請求の範囲1の方法。 3. 積もった形の耐火性繊維の小さい断片が準備され、その繊維が、ミネラル ウール、セピオライト、ウォールアステナイトならびにそれらの混合物からなる 群より選択される天然繊維からなる請求の範囲1の方法。 4. 約3.2×10から約1.6×102kg/m3(約2から約10ポンド/ 立方フィート)の範囲内の密度を有する、積もった状態のセラミック繊維の小さ な断片を準備する請求の範囲2の方法。 5. 該積もった状態のセラミック繊維断片がブランケット状であり、約6.4 ×10から約1.3×102kg/m3(約4から約8ポンド/立方フィート)の 範囲内の密度を有する請求の範囲4の方法。 6. 異方性形のセラミック繊維断片であって、その最長寸法が約7.6cm( 約3インチ)より大きくないものを準備する請求の範囲1の方法。 7. 該断片を、コロイド状シリカ、コロイド状アルミナ、コロイド状ジルコニ ア、コロイド状チタニア及びこれらの混合物の一つまたはそれ以上のコロイド状 物質に懸濁させる請求の範囲1の方法。 8. 該懸濁された断片を混合し、最大寸法が約0.3cm(約1/8インチ) のオーダーの大きさを有する小球体に変える請求の範囲1の方法。 9. 該懸濁された断片を約2分から約30分の時間1分当たり約20ないし約 100回転の速度で攪拌することにより穏やかに混合する請求の範囲8の方法。 10. 結果の混合されたブレンドを型成形により成形する請求の範囲1の方法 。 11. 該成形された形の組成物が約1.4×105Paないし約4.1×106 Pa(約20ないし約100ポンド/平方インチ)の範囲内の圧力で圧縮され、 また約4×102ないし約1.6×103kg/m3(約25ないし約100ポン ド/立方フィート)の密度を有する請求の範囲1の方法。 12. 該混合されたブレンドが圧縮及び乾燥される請求の範囲1の方法。 13. 該混合されたブレンドが約38℃(約100°F)ないし約260℃( 約500°F)の温度で約8時間ないし約36時間にわたり圧縮及び乾燥される 請求の範囲12の方法。 14. 該成形された形の組成物が、混合ブレンドから液体を除去しながら圧縮 される請求の範囲1の方法。 15. 該混合されたブレンドがスクリュウ圧縮により圧縮される請求の範囲1 の方法。 16. 該圧縮及び乾燥組成物が約40ないし約90重量%のコロイド状残留物 及び約10ないし約60重量%のセラミック繊維を含む請求の範囲12の方法。 17. 追加の置換物が該分散物中のセラミック繊維と混合される請求の範囲1 の方法。 18. 請求の範囲1の方法で作られる成形、圧縮セラミック繊維製品。 19. 非平滑、模様付き表面、及び集成タイプのボデイを有する、請求の範囲 18の圧縮繊維製品。 20. 約0.3から約0.7W/mK(約2から約5BTU−インチ/平方フ ィート/時間/°F)の熱伝導度を有する請求の範囲19の繊維製品。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも実質的にセラミック繊維の圧縮成形品を製造する方法であって : 積もった状態にある、セラミック繊維の小さな、分離した断片を準備し; それらのセラミック繊維の分離した断片を、液体媒中の無機置換物含有コロイ ド状物質中へ懸濁させ; そのコロイド状分散物中で懸濁されたセラミック繊維断片を、セラミック繊維 をその液体媒中に完全に分散させることなく、穏やかに混合し、この混合で上記 セラミック断片をさらに細かく砕かれたより小さい小球体に細分化し、それによ り液体媒中の無機置換物とセラミック繊維小球体の混合ブレンドを確立し; 得られる混合ブレンドを成形された形態の組成物に成形し;そして その成形された形態の組成物を圧縮する; ことを含む上記方法。 2. 約2から約10ポンド/立方フィートの範囲内の密度を有する、積もった 状態のセラミック繊維の小さな断片を準備する請求の範囲1の方法。 3. 該積もった状態のセラミック繊維断片がブランケット状であり、約4から 約8ポンド/立方フィートの範囲内の密度を有する請求の範囲2の方法。 4. 異方性形の厚手のセラミック繊維断片であって、その最長寸法が約3イン チより大きくないものを準備する請求の範囲1の方法。 5. 該セラミック繊維の小さい断片を、コロイド状シリカ、コロイド状アルミ ナ、コロイド状ジルコニア、コロイド状チタニア及びこれらの混合物の一つまた はそれ以上のコロイド状物質に懸濁させる請求の範囲1の方法。 6. 該セラミック繊維の断片を、コロイド状分散物中に浸漬する請求の範囲1 の方法。 7. 該懸濁された断片を穏やかに混合し、最大寸法が約1/8インチのオーダ ーの大きさを有する小球体に変える請求の範囲1の方法。 8. 該懸濁された断片を約2分から約30分の時間1分当たり約20ないし約 100回転の速度で攪拌することにより穏やかに混合する請求の範囲7の方法。 9. 結果の混合されたブレンドを型成形により成形する請求の範囲1の方法。 10. 該成形された形の組成物が約20ないし約100ポンド/平方インチの 範囲内の圧力で圧縮され、また約25ないし約100ポンド/立方フィートの密 度を有する請求の範囲1の方法。 11. 該混合されたブレンドが圧縮及び乾燥される請求の範囲1の方法。 12. 該混合されたブレンドが約100°Fないし約500°Fの温度で約8 時間ないし約36時間にわたり圧縮及び乾燥される請求の範囲11の方法。 13. 該成形された形の組成物が、混合ブレンドから液体を除去しながら圧縮 される請求の範囲1の方法。 14. 該混合されたブレンドがスクリュウ圧縮により圧縮される請求の範囲1 の方法。 15. 該圧縮及び乾燥組成物が約40ないし約90重量%のコロイド状残留物 及び約10ないし約60重量%のセラミック繊維を含む請求の範囲12の方法。 16. 追加の置換物が該分散物中のセラミック繊維と混合される請求の範囲1 の方法。 17. 請求の範囲1の方法で作られる成形、圧縮セラミック繊維製品。 18. 非平滑、模様付き表面、及び集成タイプのボデイを有する、圧縮された 少なくとも実質的にセラミック繊維製品であって:その製品は、小球体状の積も った状態のセラミック繊維断片を含む液体媒中の無機置換物のコロイド状物質の 、成形された形の、混合ブレンドから圧縮されるものであり、そのブレンドは、 1平方インチあたり約20ないし約600ポンドの範囲内の圧力で圧縮され、そ して製品は、1立方フィート当たり約25ないし約100ポンドの範囲内の密度 を有することを特徴とする上記セラミック繊維製品。 19. 約2から約5BTU−インチ/平方フィート/時間/°F/ワット/メ ートルケルビンの熱伝導度を有する請求の範囲18の模様付きセラミック繊維製 品。 20. セラミック応用において有用な耐火性繊維を含む圧縮成形品を製造する 方法であって: 積もった状態にある、耐火性繊維の小さな、分離した断片を準備し; それらの耐火性繊維の分離した断片を、液体媒中の無機置換物含有コロイド状 物質中へ懸濁させ; そのコロイド状分散物中で懸濁された耐火性繊維断片を、該繊維をその液体媒 中に完全に分散させることなく、穏やかに混合し、この混合で上記断片をさらに 細かく砕かれたより小さい小球体に細分化し、それにより液体媒中の無機置換物 と耐火性繊維小球体の混合ブレンドを確立し; 得られる混合ブレンドを成形された形態の組成物に成形し;そして その成形された形態の組成物を圧縮する; ことを含む上記方法。 21. 積もった形の耐火性繊維の小さい断片が準備され、その繊維が、ガラス 繊維及び炭素繊維からなる群より選択される合成繊維、あるいはシリカ含有セラ ミック繊維、ホウ素含有セラミック繊維、アルミナ含有セラミック繊維、ジルコ ニア含有セラミック繊維、クロミア含有セラミック繊維、チタニア含有セラミッ ク繊維、ならびにそれらの混合物からなる群より選択されるセラミック繊維から なる請求の範囲20の方法。 22 積もった形の耐火性繊維の小さい断片が準備され、その繊維が、ミネラル ウール、セピオライト、ウォールアステナイトならびにそれらの混合物からなる 群より選択される天然繊維からなる請求の範囲20の方法。 23. 請求の範囲20の方法で作られる成形、圧縮耐火性繊維製品。 24. 非平滑、模様付き表面、及び集成ボデイを有する、セラミック応用にお いて有用な、耐火性繊維の圧縮された繊維製品であって:その製品は、小球体状 の積もった状態の耐火性繊維断片を含む液体媒中の無機置換物のコロイド状物質 の、成形された形の、混合ブレンドから圧縮されるものであり、そのブレンドは 、1平方インチあたり約20ないし約600ポンドの範囲内の圧力で圧縮され、 そして製品は、1立方フィート当たり約25ないし約100ポンドの範囲内の密 度を有することを特徴とする上記圧縮繊維製品。 25. 約2から約5BTU−インチ/平方フィート/時間/°F/ワット/メ ートルケルビンの熱伝導度を有する請求の範囲24の模様付き耐火性繊維製品。
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