JP2001512222A - 均圧弁 - Google Patents

均圧弁

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Abstract

(57)【要約】 均圧弁が弁胴部18を有し、該弁胴部が、第1の弁ポート22と、少なくとも2つの第2の弁ポート24及び26と、各第2の弁ポートを選択的に閉鎖するために可動の弁ゲート50とを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は流体圧力を等化するために有益な装置に関し、詳しくは、複数の流体
源間における流体圧力を等化するために有益な均圧弁に関する。
【0002】 (従来技術の説明) 図1にダイヤグラムで示すように、従来の材料取り扱いシステムのエアロック
1の如きエアロックは、フライアッシュその他の乾燥した粒状固形物を、重力下
にある圧力帯域から別の圧力帯域に自由流動させるために使用される。例えば、
図1のシステムでは、粒状固形物は上部のホッパ2に集められた後、空気作動弁
3の作動を介して制御容積においてエアロック1内に落下される。次いで、各制
御容積の粒状固形物は別の空気作動弁4を介し、圧縮空気のような搬送流体源を
担持する搬送管5内に落下される。搬送管5内の空気圧は一般には約13790
0Pa(20psi)であるが、約172375Pa(25psi)にまで圧縮
され得る。
【0003】 搬送流体の圧力は通常、大気圧力に近いエアロック1内部の圧力よりもずっと
高く、この圧力差を等化しないとエアロック1から搬送管5への固体粒状物の移
動速度は低下する。従って、図1に示すような従来の材料取り扱いシステムはし
ばしば均圧弁6を含んでいる。 図1及び図2〜図3を参照するに、従来型の2つの均圧弁6’及び6”が例示
され、各均圧弁は、流体ライン7を介してエアロック1と夫々流体連通する弁ポ
ート7’及び7”と、流体ライン8を介し、位置5aに示す搬送管5と流体連通
する弁ポート8’と、流体ライン9を介して弁ポート2と流体連通する弁ポート
9’及び9”とを有している。各均圧弁6’及び6”は、アクチュエータ11’
、11”により作動され、弁ポート8’、9’及び8”、9”を交互にシールす
る弁ゲート10’、10”も含んでいる。
【0004】 通常、均圧弁6、6’及び6”は以下の如く作動する。即ち、ホッパ2からエ
アロック1内にある容量の粒状固形物を落下させる以前に、空気作動弁3及び4
を閉位置とし、アクチュエータ11’及び11”を、各弁ポート8’及び8”を
シールし、各弁ポート9’及び9”を開放するように位置決めする。次いで、ホ
ッパ2とエアロック1とを流体連通させ、ホッパ2内の、粒状固形物の上方の空
気圧と、エアロック1内の空気圧とをほぼ等しくし且つほぼ大気圧力とした後、
空気作動弁3を開放し且つ調時的に閉じることで、エアロック1内に所定容積量
の粒状固形物を落下させる。次いで、各アクチュエータ11’、11”を作動し
て各弁ポート8’及び8”を開放させ、各弁ポート9’、9”をシールさせる。
かくして搬送管5は位置5aでエアロック1と流体連通され、この位置5aでの
エアロック1内の空気圧は、ずっと高圧の搬送管5内の圧力とほぼ等化される。
エアロック1と搬送管5との各内部の空気圧は、システムにおける固有の圧力降
下により、通常、完全に等化されることはない。全等化プロセスの所要時間は通
常5〜15秒以下であり、その長さはエアロック1の容量により決まる。
【0005】 次ぎに、空気作動弁4を開放させ、5cで示す位置で搬送管5内に粒状固形物
を落下させ、搬送管5内を通して搬送せしめる。位置5cでの空気圧は、位置5
aと位置5cとの中間の位置5bで搬送管5内にオリフィスが介装されているこ
とから、位置5aにおける空気圧(かくしてエアロック1内の空気圧)よりもず
っと低い。これにより生じるエアロック位置と位置5cとの間での圧力低下が、
搬送管5内への粒状固形物の流入を促進する。空気作動弁4を閉じるとエアロッ
ク1内には一般に幾分かの粒状固形物が残る。次いで、アクチュエータ11’、
11”を作動して弁ポート8’、8”をシールさせ、弁ポート9’、9”を開放
させ、エアロック1とホッパ2とを再び流体連通状態とし、エアロック1内の空
気圧をホッパ2内のほぼ大気圧である空気圧と等化させる。各等化プロセス中、
均圧弁6’、6”を通過する空気速度は、搬送管5及びエアロック1の各内部の
空気圧の、また、エアロック1及びホッパ2の各内部の空気圧の差が極めて大き
いことからほぼ音速にまで達し得る。加えて、エアロック1とホッパ2との間で
の等化プロセスの最中、均圧弁6’、6”を通過する空気は通常、エアロック1
から遊離する大量の粒状固形物を連行するが、この空気と粒状固形物との混合物
は高速で流動するに際し、通常は極めて高い研磨性を持つ。
【0006】 従来の均圧弁6’、6”には大きな欠点がある。その1つは、そうした均圧弁
6’、6”は、部品、殊に、近音速で移動する空気流れ中に連行される粒状物が
周期的に衝突する弁ポート9、9’、弁ゲート10’、10”、アクチュエータ
11’、11”の損耗が非常に早いことである。そうした各部品の損耗速度は、
3に比例する。ここで、Vは前記混合物の速度に等しい。従来のある均圧弁6 では、共用中の三カ月以内で交換を要することも珍しくない。
【0007】 しかも、均圧弁6’、6”のような均圧弁は、アクチュエータ11’、11”
が、各弁ポートをシール位置に移動させる際に、弁ポート8’、9’と弁ポート
8”、9”とを一時開放させ、エアロック1及びホッパ2、そして搬送管5の全
てを同時に圧力等化させるように設計されている。図1に示す圧送作動型のシス
テムとは逆に、真空作動されるシステムでは、この過渡的な三元性の圧力等化が
、粒状固形物をして真空ポンプ内に吸引せしめる結果となり、それ故、それらの
ポンプの管理及び整備の必要性が増大することが分かった。
【0008】 上述したような形式の均圧弁は代表的には相当高額の整備費用を伴う。例えば
、アッシュその他の如き粒状物の移送と関連して使用する均圧弁には典型的には
著しい損耗の問題がある。それらの粒状物はゲートや弁座を腐食し、そうした腐
食が、時間の経過と共に、ゲートを閉じる際の漏れを発生させる原因となる。漏
れが生じると、システムは弁にアクセスするため及び或は弁を交換するために停
止せざるを得ないが、こうしたシステム停止時間は運転コストを増大させ得る。
更に、従来の均圧弁はその設計上、損耗した各部品にアクセスするためにしばし
ば実質的に分解する必要がある。幾つかの均圧弁設計形状においては、弁座をハ
ウジング内に加工形成することから、弁胴部を交換あるいは補修しなくてはなら
ず、これが、整備費用とシステム停止時間とを増大させる。
【0009】 上述の問題に鑑み、本発明の課題は、 改良した均圧弁を提供することであり、 損耗速度が比較的遅い均圧弁を提供することであり、 流体源の意図されざる過渡的等化を抑止する均圧弁を提供することであり、 比較的耐摩耗性の高い内側部品を有する均圧弁を提供することであり、 更には、点検及び交換の比較的容易な内側部品を有する均圧弁を提供すること
である。
【0010】 (発明の概要) 限定的にではなく列挙した上述の特徴のみならず他の課題が、本発明に従う、
第1の流体源と、少なくとも2つの第2の流体源との間の圧力を交互に等化する
ための均圧弁により達成される。本発明の均圧弁は、中心軸線を有し且つ第1の
流体源と流体連通する第1の弁ポートと、中心軸線を有し且つ少なくとも2つの
第2の流体源の夫々と流体連通する少なくとも2つの第2の弁ポートとを含む弁
胴部を含んでいる。第2の弁ポートは、少なくとも一方の第2の弁ポートの中心
軸線が第1の弁ポートの中心軸線と鋭角を成す状態で配列される。本発明の均圧
弁は更に、第1の等化位置と第2の等化位置との間を可動の弁ゲートを含み、こ
のゲート弁は、第1の等化位置では一方の第2の弁ポートを通しての流体の流動
を許容し、他方の第2の弁ポートを通しての流体流れを停止させそれにより、第
1の流体源と前記一方の第2の流体源との間の流体圧力を実質的に等化し、第2
の等化位置では、前記一方の第2の弁ポートを通しての流体流れを停止させ、前
記他方の第2の弁ポートを通しての流体流れを許容しそれにより、第1の流体源
とこの他方の第2の流体源との間の流体圧力を実質的に等化する。本発明の均圧
弁は更に、弁胴部の、第1の弁ポートと各第2の弁ポートとの間に、各第2の弁
ポート間を流動する流体の速度が実質的に減速されるような所定の容積を有する
チャンバを含む。
【0011】 (実施例の説明) 図4〜図7を参照して説明するに、本発明の第1実施例に従う均圧弁16が示
され、弁胴部18と、第1の流体源、例えば図1の材料取り扱いシステムのエア
ロック1内の空気源と流体連通する第1の弁ポート22と、例えば搬送管5内の
圧縮空気源及びホッパ2内の空気源のような各第2の流体源と夫々流体連通する
一対の第2の弁ポート24及び26とを含んでいる。図5に示すように、第1の
弁ポート22は弁胴部18の第1の壁28に沿って位置付けられ、第2の弁ポー
ト24及び26は弁胴部18の第2の壁30にして、第1の壁28と相対して位
置付けた第2の壁30に沿って位置付けられる。
【0012】 更に、第1の弁ポート22の中心軸線A及び第2の弁ポート24の中心軸線B
は同じラインに沿った部分に位置付けられ(図5及び図6参照)、第2の弁ポー
ト26はこのラインに関し約10〜15度の角度で鋭角を成している。これによ
り、第2の弁ポート26の中心軸線Cは、中心軸線Aに関し約10〜15度の角
度で鋭角を成す状態で第1の弁ポート22の内部に伸延する(図5参照)。こう
した各特徴の重要性は今後説明される。
【0013】 均圧弁16はまた、図示しないシリンダに摺動自在に結合され且つピン36に
よりリンク34に廻動自在に結合したピストン32をも含む。リンク34はピン
40によりリンク38に廻動自在に結合され、リンク38は、リンク38をピボ
ットピン42に関する回転を拘束するためにピボットピン42に固定される。弁
胴部18内でピボットピン42に弁アクチュエータ44が固定されそれにより、
ピボットピン42に関する弁アクチュエータ44の回転も拘束される。図6及び
図7に示すように、弁アクチュエータ44は概略三角形状を有し、その内部には
円筒状の一対の中空延長部46を含む。好ましくは、研磨したニッケル硬質材(
Ni−Hard)製で、円筒状の一対の中実延長部52を設けた細長卵形の弁ゲ
ート50を設け、この中実延長部52を中空延長部46の内部に摺動自在に取り
付ける。各中空延長部46は、ゲート弁50を弁アクチュエータ44から離間す
るようにバネ偏倚させるための、コイルバネ56のようなバネを含む。弁胴部1
8は更に、好ましくは研磨したNi−Hard材製で、第2の壁30の内面に取
り付けた弁座プレート58を含む。弁座プレート58は、2つの第2の弁ポート
24及び26の位置に、同一平面内の弁座64及び66を形成する一対の開口部
60及び62を有する。弁ゲート50が弁アクチュエータ44から離間する方向
にバネ偏倚されることから、弁ゲートは弁座プレート58に対して接触する状態
にもバネ偏倚される。以下に詳しく説明するように、弁ゲート50は、第2の弁
ポート24及び26を交互に通しての流体流れを制御するための手段として作用
する。
【0014】 均圧弁16を構成する全ての材料は398.89℃(華氏750度)の温度定
格を有する。 弁胴部18は、第1の壁28と第2の壁30との中間の、かくして第1の弁ポ
ート22と、第2の各弁ポート24と26との間のチャンバ70を含む。チャン
バ70は第1の弁ポート22、第2の弁ポート24及び26と比較して非常に大
きい。従って、第1の弁ポート22の中心軸線Aと直交する平面、例えば図6に
示すラインD及びEを含む各平面内で測定した場合に、チャンバ70の最大断面
積は、今後説明するように、第1の弁ポート22の最小断面積よりも実質的に大
きい。
【0015】 図1及び図4〜図7を参照しつつ、本発明の均圧弁16の第1実施例の構造並
びに作動を説明する。上述の如く、第1の弁ポート22は通常、エアロック1内
の空気源のような第1の流体源と流体ライン7を介して流体連通され、一方の第
2の弁ポート24は通常、流体ライン9を介してホッパ2のような第2の流体源
と流体連通される。他方の第2の弁ポート26は通常、流体ライン8を介し、搬
送管5のような別の第2の流体源と流体連通される。均圧弁の第1の等化位置で
は、弁アクチュエータ44及び弁ゲート50は図7に示す位置から時計方向にお
よそ80〜85度回転される。弁ゲート50は弁座66に接触する状態にバネ偏
倚され且つこの弁座66を横断して伸延して開口部62を閉鎖しそれにより、第
2の弁ポート26を通しての流体流れを拘束し、一方、第2の弁ポート24を通
しての流体流れを許容する。均圧弁16を図1のシステムで使用し、ホッパ2か
らある量の粒状固形物がエアロック1内に落下される待機状態にあると仮定する
と、ゲート弁50は第1の等化位置にあり、ホッパ2及びエアロック1は流体連
通状態とされており、ホッパ2の内部の、粒状固形物の上方の空気圧とエアロッ
ク1内の空気圧とはほぼ等しく且つほぼ大気圧となっている。次いで、前記ある
量の粒状固形物を空気作動弁3を作動させてエアロック1内に落下させ得る。
【0016】 ピストン32を制御してリンク34及び38を引き起こし、次いで図4で時計
方向に引き寄せ、ピボットピン42を図4で時計方向に回転させると、このピボ
ットピン42の(図7で反時計方向の)回転が、弁アクチュエータ44を、かく
して弁ゲート50をしてピボットピン42と共に図7で反時計方向に回転せしめ
る。これにより弁ゲート50は第1の等化位置から中間位置に移動しそこで、2
つの弁座64及び66に接触する状態にバネ偏倚され且つこれらの弁座を横断し
て伸延して2つの開口部60及び62を閉鎖し、2つの第2の弁ポート24及び
26を通しての流体流れを拘束する。弁ゲート50は移動のこの時点において、
弁座64に接触する状態にバネ偏倚されたまま移動し続けて第2の等化位置に至
り、この第2の等化位置で、開口部66のみに接触する状態にバネ偏倚され且つ
開口部66のみを横断して伸延し、かくして開口部60のみを閉鎖する。均圧弁
16を図1のシステムで使用したとすると、搬送管5はかくしてエアロック1と
流通しそれにより、エアロック1内の空気圧は搬送管5の内部の空気圧よりもず
っと高い圧力に実質的に等化される。エアロック内の空気圧と搬送管5内の空気
圧とは通常、システムにおける固有の圧力降下のために、完全に等化されること
はない。次いで、空気作動弁4を作動させることにより搬送管5内に粒状固形物
が落下され、搬送管5を通して搬出される。
【0017】 ピストン32を、かくして弁アクチュエータ44を逆方向に作動すると、弁ゲ
ート50は中間位置を通り、第1の等化位置に逆戻りする。そしてこの第1の等
化位置で、第2の弁ポート26を通しての流体流れを拘束し、第2の弁ポート2
4を通しての流体流れを許容しそれにより、第1の流体源と一方の第2の流体源
との間の流体圧力を実質的に等化し、均圧弁16を図1のシステムで使用したと
仮定した場合、エアロック1とホッパ2とは再度流体連通状態とされ、かくして
エアロック1内の空気圧はホッパ2内のほぼ大気圧の空気圧と実質的に等化され
る。
【0018】 各圧力等化プロセス中、弁胴部18内のチャンバ70に、例えば第1の弁ポー
ト22を通して入る流体の速度は、通常の使用に際して第1の流体源と各第2の
流体源との間に生じると予測される過剰な圧力差により、殆ど音速に達し得る。
しかしながら、第1の弁ポート22の中心軸線Aと直交する各平面内で測定され
るようなチャンバ70の最大断面積が、第1の弁ポート22の最小断面積よりも
実質的に大きいことから、第1の弁ポート22から、例えば第2の弁ポート24
のような第2の弁ポートに流動する流体の速度は実質的に減少される。
【0019】 この結果は、質量流量等式に従うものである。この等式によれば、閉じた空間
を通して流れる流体に対しては、空間の断面積に流体の速度及び密度を乗じた値
は一定である。かくして、仮に空間の断面積を増大させると、密度を一定と仮定
した場合は流体速度がそれに比例して減少する。均圧弁16を通して流動する流
体がガスに連行された粒状物から成り立つ場合、それらの粒状物はチャンバ70
を通して移動する間は、一般にガス内に連行されたままに維持されることが分か
った。従って、流体密度は、流体ライン及び均圧弁16内での通常の圧力降下に
よってほんの僅か低下しても全く一定に保たれる。故に、チャンバ70の大きな
断面積は、チャンバ70を通して流動する如き流体の流速を実質的に低下させる
と思われる。実際の試験によると、第1の弁ポートの最小断面積のおよそ14倍
の最大断面積を有するチャンバを含む均圧弁が、従来の均圧弁に勝る、実質的に
改善された摩耗率を有することが分かった。上述したように、摩耗率はV3に比 例すると考えられることから、そうした均圧弁の弁アクチュエータ及び弁ゲート
の摩耗率は2,744倍にも低減され得ることが予測される。速度と摩耗率との
間の指数関数的関係上、第1の弁ポート22の最小断面積の10倍の最大断面積
を有するチャンバ70が、チャンバを通して流動する流体の速度を実質的に減少
させ、有益な摩耗率を生じ得ると考えられる。そうした均圧弁では、103のオ ーダーで摩耗率を低減させるための流体速度は約10倍も減少されることが予測
される。
【0020】 加えて、第2の壁30に第2の弁ポート24及び26を第1の弁ポート22に
相対して位置決めし、例えば、第2の弁ポート24及び26の中心軸線B及びC
の何れかを第1の弁ポート22の中心軸線Aに重ねるか、あるいは10〜15度
の範囲内で中心軸線Aに対して鋭角に角度付けし、第1の弁ポート22内に伸延
するライン上に重ねると、内側弁部材の摩耗率の低下が助長されると考えられる
。第2の弁ポート24及び26をそのように位置決めすることで、第1の弁ポー
ト22から第2の弁ポート24あるいは第2の弁ポート26に流動する流体、あ
るいは、第2の弁ポート24もしくは第2の弁ポート26から第1の弁ポート2
2に流動する流体は、均圧弁16を比較的直線的に貫く流路を進み、かくして、
流体に連行され内側弁部に直接衝突する材粒状固形物の量は比較的少なくなる。
更に、弁座プレート58及び弁ゲート50は研磨したNi−Hard材製である
ことから、かなりの耐摩擦性がある。
【0021】 当業者には、弁ゲート50が第1の等化位置と第2の等化位置との間を移動す
る毎に中間位置に達し、第2の弁ポート24及び26を通しての流体流れを拘束
することから、均圧弁16が各第2の流体源間の過渡的な相互(cross)等
化を抑止することを認識されよう。均圧弁16を真空システムで使用する場合、
この特徴は、流体に連行された粒状固形物の真空ポンプ内への意図せざる流入を
抑制し、ポンプの摩耗及び整備量を低減させるために有益である。
【0022】 本発明の更に他の利益は均圧弁16の構造上得られるものである。詳しく説明
すると、図4及び図6に示すように、第2の弁ポート24及び26、リンク34
、38、ピボットピン42、弁アクチュエータ44、そして弁ゲート50は、そ
の全てが直接あるいは間接に弁胴部18の第2の壁30に取り付けられ、この第
2の壁30はボルト31によって弁胴部18の残余部分に取り付けられる。従っ
て、弁アクチュエータ44と弁ゲート50とはピン36からピストン32を外し
、ボルト31を外し、第2の壁30を取り外すだけで容易に点検あるいは交換す
ることが出来る。 図8を参照するに、本発明の第2の実施例に従う、1つの部分を除き均圧弁1
6と同一の構造及び機能を有する均圧弁116が示される。均圧弁116の、均
圧弁16と類似の部分は100を加えた参照番号で示される。詳しく説明すると
、均圧弁116は細長のチャンバ170を含み、弁胴部118が、均圧弁116
の現場での保守を可能とするための細長の取り外し式のドア180を含んでいる
。ドア180は現場での緊急事態に際して特に有益である。
【0023】 明細書及び請求の範囲を通して、“流体”とは、ガス、ガス/個体混合物、ガ
ス/液体混合物、あるいは液体を含む広い意味での任意の流体に対して参照され
るものとする。更に、“流体源”とは、真空システムに存在し得るような非常に
高いあるいは低い圧力下の質量を含む任意の質量での流体に対して広く参照され
るものとする。第1の弁ポート22、各第2の弁ポート24及び26は弁胴部1
8と共に1つの部材として例示され且つ記載されるが、これらの部材を別個の部
材として弁胴部18に取り付けることが可能であり、あるいは弁胴部18に取り
付ける流体ラインの各終端部を構成させることが可能である。また、弁座プレー
ト58を、かくして弁座64及び66を弁胴部と別個のものとして例示し且つ記
載するが、弁座プレート58を均圧弁16から取り外し、弁座64及び66が第
2の弁ポート24及び26の各終端部を構成するようにすることもできる。そう
した実施例では、第2の弁ポート24及び26は、弁座64及び66が同一平面
内にあるようにして形成するのが好ましい。更に、弁アクチュエータ44を、弁
ゲート50を移動させるべく作動するための作動手段が、ピストン32、リンク
34、38、ピボットピン42を含むものとして示すが、回転形式のアクチュエ
ータの如きを使用して本発明の利益を得ることが可能である。
【0024】 本発明の他の好ましい実施例を図9〜図22に例示する。この実施例では、均
等弁210は弁胴部212と、複数のボルト214を使用して弁胴部212に着
脱自在に取り付けたカバーアセンブリ240とを含んでいる。図9を参照するに
、弁胴部212は2つの端部215及び220及び内部226とを有し、図10
及び図11に示すような好ましい形態を有するが、以下に説明する好ましい特徴
を成功裏に使用する他の胴部形態のものとすることができる。弁胴部212の端
部215にはフランジ216と第1の弁ポート218とを設けるのが好ましい。
当業者には、フランジ216が弁胴部212の第1の流体源、例えば図1の材料
取り扱いシステムのエアロック内の空気源に対する着脱自在の取り付けを容易化
することを認識されよう。弁胴部212はまた、第1の弁ポート218を、弁胴
部212を第1の流体源に取り付けるための螺溝その他の従来通りの取り付け方
策を施した構成のものであっても良い。例えば、第1の弁ポート218は約6.
98cm×約10.79cm(2.75in×4.25in)の大きさを有し、
断面積が約75.31cm2(11.68in2)である好ましい矩形形状のもの
であり得る。
【0025】 弁胴部212の他端220には、カバーアセンブリ240をボルト214によ
りそこに着脱自在に取り付け得るようにするフランジ222を形成するのが好ま
しい。好ましい実施例では、覗きポート224を弁胴部212内に設け、均圧弁
210を分解せずに弁胴部212内部を見ることができるようにするのが好まし
い。覗きポート224には市販の螺刻付きの栓(図示せず)を受けるための螺刻
を付けるのが好ましい。当業者には、覗きポート224を取り付けることにより
、弁胴部212の内部226内に位置付けた各部品のの損耗状態を容易に監視す
ることが可能となることを認識されよう。しかしながら、覗きポート224は所
望であれば省略することができる。
【0026】 本実施例では、特に摩耗し得る全ての部品を、カバーアセンブリ240のカバ
ープレート242に有益に取り付けることができる。図9〜図15を参照して詳
しく説明すると、カバープレート242を含むカバプレートアセンブリ240が
示され、このカバープレート242の周縁部からは、弁胴部212のフランジ2
22と合致するようにしたフランジ部分244が伸延される。図9を参照された
い。図12〜図15に示すように、直径約6.35cm(2.5in)の雌側管
の螺溝を介して一対の第2の流体源、例えばホッパ2内の空気及び搬送管5内の
圧縮空気の夫々と流体連通するようにした、一対の第2の弁ポート246及び2
48がカバープレート242に設けられる。例えば、これらの弁ポート246及
び248は直径が好ましくは約6.35cm(2.5in)であり、断面積は約
12.16cm2(4.79in2)である。弁ポート246及び248の好まし
い方向を説明する目的上、第2の弁ポート246は図15に示す如く軸線D’−
D’を有し、第2の弁ポート248は軸線E’−E’を有する。第2の弁ポート
246はカバープレート242を貫いて伸延し、カバープレートアセンブリ24
2を図9に示すように弁胴部212に取り付けた場合に、軸線D’−D’が弁胴
部212の第1の弁ポート218の軸線C’−C’と同中心状態に好ましく整列
するように配列される。第2の弁ポート248の軸線E’−E’は軸線D’−D
’に関して約10〜15度の角度で鋭角を成しつつも尚、第1の弁ポート218
内部に伸延するのが好ましい。第1の弁ポート218と第2の弁ポート246及
び248のそうした相対的な方向付けが、本発明の他の好ましい実施例に関連し
て先に議論したような内側部品の摩耗量を低減させる上で役立つものと考えられ
る。
【0027】 図9、図12、図13、図16にも示すように、カバープレートには、回転ア
クチュエータ251の回転アクチュエータピン252を回転自在に支持するよう
にした中空の弁ステム250を設けるのが好ましい。好ましい実施例では、テキ
サス州ハドソン77041のwestland East Blvd13333
のBray International社の子会社であるBray Valv
e and Controls社の製造する形式の回転アクチュエータを使用す
る。しかしながら他のアクチュエータ機構を成功裏に使用することができる。図
9に示すように、回転アクチュエータピン252は既知の様式で回転アクチュエ
ータ251に作動上取り付けられ、弁ステム250を貫いて弁胴部212の内部
226内に伸延する。好ましい実施例では回転アクチュエータピン252は弁ス
テム250内で、好ましくは真鍮性の、フランジ付きの一対の支承体254によ
り回転自在に支持される。しかしながら他の支承体配列構成を使用し得るもので
ある。カバープレート242と回転アクチュエータピン252との間を液密シー
ルするために、好ましくは、Crane社の製造する、商標名ケブラーを使用し
て、あるいはその他の市販入手し得る好適な材料を使用して形成した一対の圧縮
充填環256を、弁ステム250の内側壁と回転アクチュエータピン252との
間に介挿する。フランジ付きの従動子258を図9に示すように回転アクチュエ
ータピン252に受けさせるのが好ましい。従動子258には、この従動子をカ
バープレート242に調節自在に容易に取り付けられるようにするための、対応
する締め具キャップネジ259を受けるようにした複数の穿孔が貫通される。当
業者には、従動子258の回転アクチュエータピン252上での位置を調節する
ことにより圧縮充填環256を、弁ステム250と回転アクチュエータピン25
2との間に流体を通さないようにするための十分な程度に圧縮し得ることを認識
されよう。
【0028】 本実施例には、着脱自在の弁座260を使用する独特の且つ新規な様相も含ま
れる。弁座260は好ましくは図16及び図17に示すような形状を有し、第2
の弁ポート246に相当する第1の穿孔262と、第2の弁ポート248に相当
する第2の穿孔264とを有している。好ましい実施例では、弁座260は元々
international Nickel社の開発したNi−Hard合金注
型(ASTM 532−82)材を使用して作製される。そうした材料は好まし
くは最小表面硬度が550BHNであるが、その他の好適な材料を使用しても良
い。弁座260は、カバプレート242と相対する第1の側部266と、弁ゲー
トと係合するようにした第2の接触側部268とを有する。第2の接触側部26
8は約0.025mm(0.001in)の平面精度及び約40.6マイクロセ
ンチ(16マイクロin)の仕上げ精度で加工されるが、平面精度を少なくとも
約0.005cm(0.002in)、仕上げ精度を少なくとも約81.2マイ
クロセンチ(32マイクロin)としても受け入れ得る結果が提供される。更に
、カバープレート242への着脱自在の取り付けを容易化するために、弁座26
0に、取り付けボルト269を受けるための複数のボルト穴265を設ける。
【0029】 図18及び19には本発明の好ましい弁ゲート270が例示される。弁ゲート
270は好ましくはNi−Hard注型材で作製され、好ましくは直立した一対
の取り付けピン274が注型される。弁ゲート270の第2の接触側部276は
約0.025mm(0.001in)の平面精度及び約40.6マイクロセンチ
(16マイクロin)の仕上げ精度で加工されるが、平面精度を少なくとも約0
.005cm(0.002in)、仕上げ精度を少なくとも約81.2マイクロ
センチ(32マイクロin)としても受け入れ得る結果が提供される。
【0030】 図20〜図22には好ましい弁ゲートアーム280が例示される。弁ゲートア
ーム280はT字状であるのが好ましく、鋼から注型される。図20に示すよう
に、弁ゲートアーム280の一端には第1の穿孔282を設ける。第1の穿孔2
82は図9に示すように、アクチュエータピン252の一部を受けるような寸法
とされる。弁ゲートアーム280は、弁ゲート270への取り付けを容易化する
ための横断部材284を有する。図22に示すように、横断部材284はその一
端に、同中心に整列した複数の穿孔288、290、292を有する。図9に示
すように、穿孔292は、螺刻付けしたバネ調節部材300を受けるべく螺刻付
けされる。好ましくは、バネ調節部材300は、螺刻部分302と、この螺溝部
分302の端部から突出して圧縮バネ294の内部に伸延するピン部材304と
を有する。バネ調節部材300を回転させてバネ張力を好適な強さに調節するの
を容易化するために、六角形状のソケット306を螺刻部分302の端部に設け
る。
【0031】 横断部材284の他端には同中心に整列する一連の穿孔308、310、31
2を設ける。穿孔308は、弁ゲート270の取り付けピン274を受ける寸法
とされる。弁ゲート270へのゲートアーム280の(何れの部材も好ましくは
鋳造物である)取り付けに関連する製造コストを低減させるために、穿孔308
に図20及び図22に示すようなやや細長い部分を形成するのが好ましい。当業
者には、そうすることで、取り付けピント穿孔288及び308を正しく嵌合さ
せる必要が無くなることを認識されよう。穿孔310は、別の圧縮バネ294を
受ける寸法とされる。穿孔312は、別の、螺刻付けしたバネ調節部材300を
受けるべく螺刻付けされる。ゲートアーム280をアクチュエータピン22に取
り付けるためのキーウェイ283を弁アーム280に設け、キー素材片を使用す
る既知の様式でアクチュエータピン252をゲートアーム280に非回転取り付
けすることができるようにする。更に、ゲートアーム280をアクチュエータピ
ン252に取り付けるために、図9に示すような態様でのキャッププレート28
5及びキャップネジ287が使用される。当業者には、圧縮バネ294が弁ゲー
ト270をゲートアーム280から離す方向に偏倚し、弁座260とのシール接
触状態とするように作用することを認識されよう。バネ調節部材300を穿孔2
92、308に螺入させて圧縮バネ294を圧縮させることで、弁ゲート270
を弁座260とシール接触状態とするための偏倚力が増大する。
【0032】 かくして、上述の如く組み立てた場合に、均圧弁210を研磨性の粒状物を担
持する流体と関連させて使用する場合に、事実上全ての、最も摩耗されやすい部
品がカバープレート242に取り付けられる。従って、カバープレートアセンブ
リ240全体を弁胴部212から取り外し、交換用アセンブリと交換する、ある
いは、摩耗した単数もしくは複数の部品を含むカバープレートアセンブリ240
を現場で補修する、または、単独の部材片として補修のための整備領域に運び出
すことができる。
【0033】 当業者には、弁ゲート270と弁座260との間の張力を、圧縮バネ294の
発生するバネ張力量を変えることで調節することが出来ることを認識されよう。
張力のそうした調節は、バネ調節部材300を穿孔292、312の内部或は外
部にネジ作動させることにより達成することができる。加えて、弁ゲート及び弁
座をNi−Hard材製とすることにより、代表的には他の材料組み合わせを使
用した場合に遭遇する、各表面に相対するこれら要素のかじり傷(gallin
g)や溝切り(gouging)が無くなることが分かった。つまり、アッシュ
粒状物などのような粒状材料が弁ゲート270と弁座260との間の接触面に食
い込むとこれらの要素には溝が生じ、また、弁を作動し続けるとこれらの要素の
接触面は腐食が開始され得るのであるが、本発明のシール表面は、十分なバネ張
力を作用させる条件下において、弁ゲート270を弁座260に関して移動する
際にそうした粒状物を除去することが観察された。更には、弁ゲート270及び
弁座260の相対する接触面間から除去されなかった粒状物が、これら2つの接
触面を“ラッピング”することも観察された。“ラッピング”は、研磨性の粒状
物を埋入させた、ラップと称する軟質材を使用する研磨加工プロセスとして斯界
に知られるものである。ラップを硬質表面に擦り付けるに従い、ラップ表面の研
磨性の粒状物が硬質表面から少量の材料を除去する。この加工プロセスは非常に
平坦なあるいは円滑な表面を得るために広く使用されている。かくしてそうした
ラッピングは、Ni−Hard材の使用並びに自己清浄化のために貢献し得、継
続しての使用中に弁シールを維持する上で役立つ。
【0034】 好ましい実施例では、プレートアセンブリ242を図9に示すように弁胴部2
12に取り付けると弁胴部212の内部の、第2の弁ポート246及び248を
含むカバープレートアセンブリ240と、弁胴部212に設けた第1の弁ポート
218との間にチャンバ360が形成される。第1の弁ポート218の中心軸線
C’−C’と直交する平面、例えば、図9に示すような、ラインG’、H’を含
む各平面内での第1の弁ポート246及び第2の弁ポート248の断面積に関し
て測定した場合、チャンバ320の最大断面積は、以下に詳しく説明するように
、第1の弁ポート218の最小断面積よりも実質的にずっと大きいのが好ましい
【0035】 図9及び図14を参照するに、本発明の好ましい実施例の構造及び運転状況が
例示される。先に議論したように、第1の弁ポート218は通常、エアロック1
内の空気源のような第1の流体源と流体ライン7を介して流体連通し、一方の第
2の弁ポート246は通常、ホッパ2のような第2の流体源の一方と流体ライン
9を介して流体連通し、他方の第2の弁ポート248は通常、搬送管5のような
別の第2の流体源と流体ライン8を介して流体連通される。第1の等化位置では
弁ゲート270が弁座260の穿孔262を覆う位置に位置決めされ、結局、第
2の弁ポート246を閉鎖する。弁ゲート270は、例えば図1にその1つを示
すと類似の、ある容量の粒状固形物がホッパ2からエアロック1内に落下される
待機状態にあるシステムで使用したと仮定すると、この弁ゲート270を第1の
等化位置に移動させると、ホッパ2とエアロック1とが流体連通され、エアロッ
ク1内の空気圧がホッパ2の空気圧と、かくしてほぼ大気圧力と等しくなる。次
いで空気作動弁3を作動させ、前記ある量の粒状固形物をエアロック1内に落下
させ得る。
【0036】 弁座262及び264の両開口を閉じ、結局は第2の弁ポート246及び24
8を閉鎖するために、回転アクチュエータ251を作働しアクチュエータピン2
52と弁ゲートアーム280とをそのための第1の方向に回転させ、弁ゲート2
70を弁座260内の弁座262及び264の両開口を閉塞する位置に持ち来す
。引き続き弁ゲートアーム280を第1の方向回転させると、弁ゲート270は
第2の等化位置に達し、第2の弁ポート264及び248を閉鎖する。この第2
の等化位置において、弁ゲート270は第2の弁ポート248を通しての流体流
れを拘束し、第2の弁ポート246を通しての流体流れを許容しそれにより、第
1の流体源と他方の第2の流体源との間の流体圧力を実質的に等化する、仮に均
圧弁210を図1に示すと類似のシステムで使用したと仮定すると、搬送管5が
かくしてエアロック1と流体連通され、エアロック1内の空気圧が、搬送管5内
のずっと高い空気圧と実質的に等化され得る。圧力は、システム内に固有の圧力
降下により、通常完全には等化されない。
【0037】 回転アクチュエータ251と弁ゲートアームとを逆転作動させると、弁ゲート
280は中間位置を経て第1の等化位置に戻り、第2の弁ポート246を通して
の流体流れを拘束し、第2の弁ポート248を通しての流体流れを許容しそれに
より、第1の流体源と第2の流体源との間の流体圧力を実質的に等化する。均圧
弁210を図1に示すと類似のシステムとの関連において使用すると仮定すると
、エアロック1及びホッパ2は再度流体連通されそれにより、エアロック1内の
空気圧はホッパ2内の大気圧力に近い圧力に実質的に等化される。
【0038】 何れの等化プロセス中においても、弁胴部212内のチャンバ320に入る流
体、例えば第1の弁ポート218を通して流入する流体は、通常の使用中に第1
のと第2の各流体源との間に生じると予測される大きな圧力差によりほぼ音速に
達し得る。しかしながら、第1の弁ポート218の中心軸線C’−C’と直交す
る各平面内で測定されるように、チャンバ320の最大断面積は第1の弁ポート
218の最小断面積よりも実質的に大きいので、流体流れ方向での断面積が増大
することと、チャンバの容積が有限であることとにより、弁構成部品の摩耗速度
は低減し且つその摩耗率は著しく低下する。実際の試験では、第1の弁ポートの
最小断面積のほぼ9倍の最大断面積を有し、容積がほぼ少なくとも10160c
3(620in3)である均圧弁210が、従来の均圧弁に勝る、実質的に改善
された摩耗率を有することが分かった。当業者には、チャンバ320が流体速度
を有効に低下させるための適宜の容積を有すべきであることを認識されよう。本
実施例ではチャンバ容積は少なくとも10160cm3(620in3)であるの
が好ましい。そうした均圧弁内を流動する流体は、第1の弁ポート218から第
2の弁ポート246及び248にかけてのその速度において約9倍低下されるこ
とが見込まれる。先に言及したように、弁構成部材の摩耗率はV3に比例すると 考えられることから、前記均圧弁の弁アクチュエータ及び弁ゲートにおける摩耗
率は729倍も低下され得ることが見込まれる。速度と摩耗率との間の指数関数
的関係上、第1の弁ポート218の最小断面積のほぼ少なくとも9倍の最大断面
積を有し、容積が少なくとも10160cm3(620in3)であるチャンバ3
20が、このチャンバ320を通して流動する流体の速度を実質的に減少させ、
有益な摩耗率を生じ得ると考えられる。そうした均圧弁では、729倍のオーダ
ーで摩耗率を低減させるための流体速度は約9倍も減少されることが予測される
【0039】 加えて、弁胴部の第2の壁に第2の弁ポート246及び248を、第2の弁ポ
ート246及び248の各中心軸線D’−D’、E’−E’の一方を第1の弁ポ
ート218の中心軸線C’−C’と同中心に整列させ、他方をこの中心軸線C’
−C’に対し10〜15度の範囲内に角度付けし、次いで第1の弁ポート218
の内部に伸延するライン状に配置する状態で第1の弁ポート218と相対して位
置決めすることが、内側弁部材の損耗を低減する上で役立つことが分かった。こ
のように位置決めすることで、第2の弁ポート246及び248と、第1の弁ポ
ート218から第2の弁ポート246あるいは248に向けて流動する流体、あ
るいはこれらの第2の弁ポート246あるいは248から第1の弁ポート218
に向けて流れる流体に連行され内側弁部に直接衝突する材粒状固形物量が比較的
少なくなる。
【0040】 当業者には、弁ゲート280が、第1の等化位置と第2の等化位置との間を移
動する毎に中間位置に至り、そこで、2つの第2の弁ポート246及び248を
通しての流体流れを拘束することから、均圧弁210が各第2の流体源間の過渡
的な相互(cross)等化を抑止することを認識されよう。均圧弁210を真
空システムで使用する場合、この特徴は、流体に連行された粒状固形物の真空ポ
ンプ中への意図せざる流入を拘束し、それによりポンプの摩耗及び整備量を低減
させるために有益である。 以上、本発明を実施例を参照して説明したが、本発明の内で種々の変更をなし
得ることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の材料取り扱いシステムのダイヤグラム図である。
【図2】 従来の均圧弁の断面図である。
【図3】 従来の他の均圧弁の断面図である。
【図4】 本発明の均圧弁の1実施例の正面図である。
【図5】 図4を線V−Vに沿って切断した部分断面図である。
【図6】 図4を線VI−VIに沿って切断した断面図である。
【図7】 図4を線VII−VIIに沿って切断した断面図である。
【図8】 本発明の他の実施例における、図6と類似の断面図である。
【図9】 本発明の他の実施例における好ましい均圧弁の部分断面図である。
【図10】 図9の弁胴部の平面図である。
【図11】 図10を線XI−XIに沿って切断した断面図である。
【図12】 図9で示す均圧弁の好ましいカバープレートを上方から見た平面図である。
【図13】 図12のカバープレートの側面図である。
【図14】 図12及び図13のカバープレートを裏側から見た平面図である。
【図15】 図12から図14に示すカバープレートを図12の線XV−XVに沿って切断
した断面図である。
【図16】 図9の好ましい弁座の平面図である。
【図17】 図16を線XVII−XVIIに沿って切断した断面図である。
【図18】 図9の均圧弁の弁ゲートの平面図である。
【図19】 図18を線XIX−XIXに沿って切断した断面図である。
【図20】 図9の好ましい弁ゲートアームの平面図である。
【図21】 図20を線XXI−XXIに沿って切断した断面図である。
【図22】 図20を線XXII−XXIIに沿って切断した断面図である。
【符号の説明】
1 エアロック 2 ホッパ 3、4 空気作動弁 5 搬送管 7、8、9 流体ライン 16、116、210 均圧弁 18、118、212 弁胴部 22、218 第1の弁ポート 24、26、246、248 第2の弁ポート 28 第1の壁 30 第2の壁 31、214 ボルト 32 ピストン 34、38 リンク 36、40 ピン 42 ピボットピン 44 弁アクチュエータ 46 中空延長部 50、270 弁ゲート 52 中実延長部 56 コイルバネ 58 弁座プレート 60、62 開口部 64、66、260 弁座 70、170、320 チャンバ 180 ドア 214 カバーアセンブリ 215、220 端部 216、222 フランジ 224 覗きポート 242 カバープレート 240 カバプレートアセンブリ 244 フランジ部分 250 中空の弁ステム 251 回転アクチュエータ 252 回転アクチュエータピン 254 支承体 256 圧縮充填環 258 従動子 259 締め具キャップネジ 262、282 第1の穿孔 264 第2の穿孔 265 ボルト穴 266 第1の側部 268、276 第2の接触側部 269 取り付けボルト 280 弁ゲートアーム 283 キーウェイ 284 横断部材 285 キャッププレート 287 キャップネジ 288、290、292、308、310、312 穿孔 294 圧縮バネ 300 バネ調節部材 302 螺溝部分 304 ピン部材 306 ソケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,HU,IL,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN Fターム(参考) 3H053 AA22 AA26 BA12 BB20 BD02 DA06 3H067 AA13 AA32 BB02 BB12 CC02 CC23 CC35 DD03 DD12 DD32 DD47 EA16 EA26 EB26 EC04 FF17 GG17

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の流体源と、少なくとも2つの第2の流体源との間の圧
    力を交互に等化するための均圧弁であって、 弁胴部にして、中心軸線を有し且つ第1の流体源と流体連通する第1の弁ポー
    トと、各々中心軸線を有し且つ少なくとも2つの第2の流体源と各々流体連通す
    る少なくとも2つの第2の弁ポートとを含む弁胴部と、 第1の等化位置及び第2の等化位置間を可動の弁ゲートにして、第1の等化位
    置においては、前記一方の第2の弁ポートを通しての流体流れを許容し且つ他方
    の第2の弁ポートを通しての流体流れを拘束しそれにより、第1の流体源と、前
    記一方の第2の流体源との間の流体圧力を実質的に等化し、第2の等化位置にお
    いては、前記一方の第2の弁ポートを通る流体流れを拘束し、前記他方の第2の
    弁ポートを通しての流体流れを許容しそれにより、第1の流体源と、前記他方の
    第2の流体源との間の流体圧力を実質的に等化する可動の弁ゲートと、 弁胴部内の、第1の弁ポートと各第2の弁ポートとの間のチャンバにして、該
    チャンバの、第1の弁ポートの中心軸線と直交する平面内で計測される最大断面
    積が第1の弁ポートの最小断面積よりも少なくとも10倍大きいチャンバと、 を含む均圧弁。
  2. 【請求項2】 第1の流体源と、少なくとも2つの第2の流体源との間の圧
    力を交互に等化するための均圧弁であって、 弁胴部にして、中心軸線を有し且つ第1の流体源と流体連通する第1の弁ポー
    トと、各々中心軸線を有し且つ夫々の第2の流体源と各々流体連通する少なくと
    も2つの第2の弁ポートにして、少なくとも一方の第2の弁ポートの中心軸線が
    第1の弁ポートの中心軸線と鋭角を成す第2の弁ポートとを含む弁胴部と、 第1の等化位置と第2の等化位置との間を可動の弁ゲートにして、第1の等化
    位置においては、一方の第2の弁ポートを通しての流体流れを許容し且つ他方の
    第2の弁ポートを通しての流体流れを拘束しそれにより、第1の流体源と、一方
    の第2の流体源との間の流体圧力を実質的に等化し、第2の等化位置では、前記
    一方の第2の弁ポートを通しての流体流れを拘束し、前記他方の第2の弁ポート
    を通しての流体流れを許容しそれにより、第1の流体源と、前記他方の第2の流
    体源との間の流体圧力を実質的に等化する可動の弁ゲートと、 弁胴部内の、第1の弁ポートと各第2の弁ポートとの間のチャンバにして、第
    1の弁ポートと、少なくとも一方の前記第2の弁ポートとの間部分を流動する流
    体の速度が実質的に減速されるような所定容積を有するチャンバと、 を含む均圧弁。
  3. 【請求項3】 チャンバの所定容積が少なくとも10160cm3(620 in3)である請求項2の均圧弁。
  4. 【請求項4】 第1の弁ポートの中心軸線と直交する平面内で計測されるチ
    ャンバの最大断面積が第1の弁ポートの最小断面積の少なくとも9倍である請求
    項2の均圧弁。
  5. 【請求項5】 弁ゲートが、第1の等化位置と第2の等化位置との中間位置
    に可動であり、該中間位置で、弁ゲートが各第2の弁ポートを通しての流体流れ
    を拘束する請求項2の均圧弁。
  6. 【請求項6】 弁胴部が、各第2の弁ポート位置に弁座を含み、該弁座が、
    弁ゲートを第1の等化位置と第2の等化位置との間で移動させた場合に弁ゲート
    と滑り接触するようになっている請求項2の均圧弁。
  7. 【請求項7】 弁座が接触面を有し、弁ゲートが該弁座の接触面と摺動自在
    に接触するようになっている接触面を有し、弁ゲート及び弁座が、粒状材料が前
    記弁座の接触面と弁ゲートの接触面との間に導入された場合に、前記各接触面が
    摺動状態で接触することにより、弁座及び弁ゲートの各接触面がより円滑化され
    るような材料から作製される請求項6の均圧弁。
  8. 【請求項8】 弁座及び弁ゲートの作製材料が、Ni−Hardを含んでい
    る請求項7の均圧弁。
  9. 【請求項9】 弁座及び弁ゲートの各接触面が、約0.005cm(0.0
    02in)の平面精度及び少なくとも約81.2マイクロセンチ(32マイクロ
    in)の仕上げ精度を有している請求項7の均圧弁。
  10. 【請求項10】 弁ゲートが、第1の等化位置と第2の等化位置との間で移
    動させるために回転アクチュエータに取り付けられる請求項2の均圧弁。
  11. 【請求項11】 弁胴部に着脱自在に取り付けられ、第2の弁ポートが貫い
    て伸延し、弁座が取り付けられてなるカバープレートを更に含み、該カバープレ
    ートが、前記各第2の弁ポートを包囲しそれにより、弁ゲートが第1の等化位置
    と第2の等化位置との間を移動する際に弁ゲートとシール接触する請求項2の均
    圧弁。
  12. 【請求項12】 カバープレートに取り付けた回転アクチュエータにして、
    弁胴部内に伸延する回転自在のアクチュエータピンを有する回転アクチュエータ
    と、 該アクチュエータピン及び弁ゲートに取り付けた弁ゲートアームと、 を更に含んでいる請求項10の均圧弁。
  13. 【請求項13】 弁ゲートが、弁ゲートアームから離れる方向に調節自在に
    偏倚され、弁座とのシール接触状態とされる請求項12の均圧弁。
  14. 【請求項14】 少なくとも一方の第2の弁ポートの中心軸線が、第1の弁
    ポートの中心軸線と同中心状態に整列される請求項2の均圧弁。
  15. 【請求項15】 弁ゲートの接触面が弁座の接触面と滑り係合するに際して
    弁座の接触面から粒状材料の少なくとも幾分かが払拭される請求項7の均圧弁。
  16. 【請求項16】 第1の流体源と、少なくとも2つの第2の流体源との間の
    圧力を交互に等化するための均圧弁であって、 弁胴部にして、中心軸線を有し且つ第1の流体源と流体連通する第1の弁ポー
    トと、各々中心軸線を有し且つ夫々の第2の流体源と各々流体連通する少なくと
    も2つの第2の弁ポートにして、少なくとも一方の第2の弁ポートの中心軸線が
    第1の弁ポートの中心軸線と鋭角を成す第2の弁ポートとを含む弁胴部と、 第1の等化位置と第2の等化位置との間を可動の弁ゲートにして、第1の等化
    位置においては、前記一方の第2の弁ポートを通しての流体流れを許容し且つ他
    方の第2の弁ポートを通しての流体流れを拘束しそれにより、第1の流体源と、
    前記一方の第2の流体源との間の流体圧力を実質的に等化し、第2の等化位置で
    は、前記一方の第2の弁ポートを通しての流体流れを拘束し、前記他方の第2の
    弁ポートを通しての流体流れを許容しそれにより、第1の流体源と、前記他方の
    第2の流体源との間の流体圧力を実質的に等化する可動の弁ゲートと、 弁胴部内の、第1の弁ポートと各第2の弁ポートとの間のチャンバにして、該
    チャンバの、第1の弁ポートの中心軸線と直交する平面内で計測される最大断面
    積が第1の弁ポートの最小断面積よりも少なくとも9倍大きいチャンバと、 を含む均圧弁。
  17. 【請求項17】 弁ゲートが、第1の等化位置と第2の等化位置との中間位
    置に可動であり、該中間位置で、弁ゲートが各第2の弁ポートを通しての流体流
    れを拘束する請求項16の均圧弁。
  18. 【請求項18】 弁胴部が、各第2の弁ポート位置に弁座を含み、該弁座が
    、弁ゲートを第1の等化位置と第2の等化位置との間で移動させた場合に弁ゲー
    トと滑り接触するようになっている請求項17の均圧弁。
  19. 【請求項19】 弁座が接触面を有し、弁ゲートが、該弁座の接触面と摺動
    自在に接触するようになっている接触面を有し、弁ゲート及び弁座が、粒状材料
    が前記弁座の接触面と弁ゲートの接触面との間に導入された場合に、これら各接
    触面が摺動状態で接触することにより、弁座及び弁ゲートの各接触面がより円滑
    化されるような材料から作製される請求項18の均圧弁。
  20. 【請求項20】 弁座及び弁ゲートの作製材料が、Ni−Hardを含んで
    いる請求項19の均圧弁。
  21. 【請求項21】 弁座及び弁ゲートの各接触面が、約0.005cm(0.
    002in)の平面精度及び少なくとも約81.2マイクロセンチ(32マイク
    ロin)の仕上げ精度を有している請求項19の均圧弁。
  22. 【請求項22】 弁ゲートが、第1の等化位置と第2の等化位置との間で移
    動させるために回転アクチュエータに取り付けられる請求項16の均圧弁。
  23. 【請求項23】 弁胴部に着脱自在に取り付けられたカバープレートにして
    、該カバープレートを第2の弁ポートが貫いて伸延し且つ弁座を取り付けてなる
    カバープレートを更に含み、該カバープレートが、前記各第2の弁ポートを包囲
    しそれにより、弁ゲートが第1の等化位置と第2の等化位置との間を移動する際
    に弁ゲートとシール接触する請求項16の均圧弁。
  24. 【請求項24】 カバープレートに取り付けた回転アクチュエータにして、
    弁胴部内に伸延する回転自在のアクチュエータピンを有する回転アクチュエータ
    と、 該アクチュエータピン及び弁ゲートに取り付けた弁ゲートアームと、 を更に含んでいる請求項23の均圧弁。
  25. 【請求項25】 弁ゲートが、弁ゲートアームから離れる方向に調節自在に
    偏倚され、弁座とのシール接触状態とされる請求項24の均圧弁。
  26. 【請求項26】 少なくとも一方の第2の弁ポートの中心軸線が、第1の弁
    ポートの中心軸線と同中心状態に整列される請求項16の均圧弁。
  27. 【請求項27】 弁ゲートの接触面が弁座の接触面と滑り係合するに際して
    弁座の接触面から粒状材料の少なくとも幾分かが払拭される請求項18の均圧弁
  28. 【請求項28】 少なくとも1つの第1の弁ポートを有し、該第1の弁ポー
    トが第1の中心軸線を有し且つ第1の流体源と流体連通する弁胴部を有する均圧
    弁のための着脱自在のカバープレートアセンブリであって、 弁胴部に着脱自在に取り付け得るカバープレートにして、少なくとも2つの第
    2の弁ポートを有し、各第2の弁ポートが、各々中心軸線を有し且つ夫々の第2
    の流体源と流体連通するような構成とされ、少なくとも一方の第2の弁ポートの
    中心軸線が、カバープレートを弁胴部に取り付けた場合に前記少なくとも1つの
    第1の弁ポートの中心軸線に関して鋭角を成すカバープレートと、 各前記第2の弁ポートに隣り合ってカバープレートに取り付けた弁座と、 カバープレートに可動状態で取り付けた弁ゲートにして、前記弁座と滑り接触
    しそれにより、一方の第2の弁ポートを通しての流体流れを許容し、他方の第2
    の弁ポートを通しての流体流れを拘束し、かくして第1の流体源と一方の第2の
    流体源との間の流体圧力を実質的に等化する第1の等化位置と、前記一方の第2
    の弁ポートを通しての流体流れを拘束し、前記他方の第2の弁ポートを通しての
    流体流れを許容する第2の等化位置との間で可動の弁ゲートと、 カバープレート及び弁ゲートに取り付けた回転アクチュエータにして、弁ゲー
    トを第1の等化位置と第2の等化位置との間で選択的に移動させるための回転ア
    クチュエータと、 を含む取り外し自在のカバープレートアセンブリ。
  29. 【請求項29】 弁座が接触面を有し、弁ゲートが、該弁座の接触面と摺動
    自在に接触するようになっている接触面を有し、弁ゲート及び弁座が、粒状材料
    を前記弁座の接触面と弁ゲートの接触面との間に導入した場合に、これら各接触
    面が摺動状態で接触することにより、弁座及び弁ゲートの各接触面がより円滑化
    されるような材料から作製される請求項28のカバープレートアセンブリ。
  30. 【請求項30】 弁座及び弁ゲートの作製材料が、Ni−Hardを含んで
    いる請求項29のカバープレートアセンブリ。
  31. 【請求項31】 弁座及び弁ゲートの各接触面が、約0.005cm(0.
    002in)の平面精度及び少なくとも約81.2マイクロセンチ(32マイク
    ロin)の仕上げ精度を有している請求項29のカバープレートアセンブリ。
  32. 【請求項32】 少なくとも1つの前記他方の第2の弁ポートの中心軸線が
    、カバープレートを弁胴部に取り付けた場合に第1の弁ポートの中心軸線と同中
    心状態で整列する請求項28のカバープレートアセンブリ。
  33. 【請求項33】 弁ゲートの接触面が弁座の接触面と滑り係合するに際して
    弁座の接触面から粒状材料の少なくとも幾分かが払拭される請求項29のカバー
    プレートアセンブリ。
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