JP2001511040A - モジュール式髄内固定システム及び挿入器具 - Google Patents

モジュール式髄内固定システム及び挿入器具

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JP2001511040A JP53471298A JP53471298A JP2001511040A JP 2001511040 A JP2001511040 A JP 2001511040A JP 53471298 A JP53471298 A JP 53471298A JP 53471298 A JP53471298 A JP 53471298A JP 2001511040 A JP2001511040 A JP 2001511040A
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デューハム,アルフレッド,エー.
デイリー,ロバート,エル.
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テリル−グリソーニ,ロウララン
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オーソマトリクス インク.
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、近位のボーンスクリュ(S)と組合わせて用いる髄内ネイル(13)に関する。ネイル(13)は近位の端部と遠位の端部及び、近位の端部と遠位の端部の間に延在する中心軸を有する細長い本体(15)を具える。本体の近位の端部はこれを貫く横断スロット(21)を具える。この横断スロット(21)は近位のボーンスクリュ(S)が、ネイル本体の中心軸に直交する平面の両側に対し鋭角をなす角度範囲内で本体の中心軸に対して所定の角度をなすように、横断スロット(21)を通り、前記本体の近位の端部を通って挿入できるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 モジュール式髄内固定システム及び挿入器具 発明の背景: 本発明は、一般的に、髄内固定システム及び挿入器具に関し、特に、モジ ュール式髄内固定システム及びこれに用いる挿入器具に関する。 チャップマン等による1988年10月11日発行の米国特許第4,776,330号、199 1年8月20日発行の米国特許第5,041,114号、及び1993年3月2日発行の米国特許 第5,190,544号は、事故又は疾病若しくは先天性欠陥を原因とする大腿障害の治 療に用いるモジュール式大腿固定システムを開示している。これらのシステムは 、遠位の端部を通る一対の横断口115と、近位の端部を通る一対の横断口とを 有する細長い髄内ロッド109を具えている(一般的なものが米国特許第4,776,3 30号の図19〜22及び25に開示されている)。米国特許第4,776,330号の図1 9及び20に図示された実施例では、前記髄内ロッド109の近位の先端に対立 スロット120を設けて適切な挿入/抜去器具と係合するようにしている。米国 特許第4,776,330号の図22に図示された実施例では、中空のスリーブ131が 髄内ロッド109の頂部の内側ねじ溝137に螺合するロッキングねじ手段13 5により髄内ロッド109の近位の端部の外側面に着脱可能に固定されており、 これにより髄内ロッド109の近位の端部の直径を効果的に広げるようにしてい る。 1989年10月31日に発行されたヴァイヴスによる米国特許第4,877,019号に は、髄内ネイル1及び該髄内ネイルの挿入に用いるビータ20が開示されている 。ヴァイヴス特許の図9、16〜18及び第3カラムの20〜27行目には「こ のビータは、骨内への導入部に面した端部に、ネイルを螺合可能なアダプタ20 ''を挿入できるネジ部20''を有するハンドル体21を具える・・」と記されて いる。 1992年3月31日に発行されたヘイズによる米国特許第5,100,404号には、 整列固定具(alignment fixture)81を髄内ネイル31の近位の端部に装 着するためのボルト構造(即ち、外側ボルト63と内側ボルト64)と相互作用 する内側ネジ溝を近位の端部に有する髄内ネイル(米国特許第5,100,404号の図8 、9参照)、あるいは、骨折箇所の圧迫制御を行う圧迫ナット62と圧迫ワッシ ャ64(米国特許第5,100,404号の図6、7参照)と共に用いる髄内ネイル31 が開示されている。 1992年6月16日に発行されたシンプソン等による米国特許5,122,141号に は、ベースネイル部材12と、このベースネイル部材12と「モールス」テーパ ーにより交配接合するよう構成された伸長ネイル部材14とを具え、外科医が決 定した特定の長さの髄内ネイルを実現するモジュール式髄内ネイル10が開示さ れている。この伸長ネイル部材14は、伸長ネイル部材14を貫通し、ベースネ イル部材12と伸長ネイル14を互いに接合するときにスクリュ42を「モール ス」テーパーの補助に使用できるようにするチャネル46と、伸長ネイル部材1 4を貫通しボーンスクリュを受け入れる複数の横断口とを具える。伸長ネイル部 材14の近位の端部は、部材14を横切る横断スロット64であってこれを回転 可能にし、伸長ネイル部材14を通る横断口の向きを示す横断スロット64を具 える。 1992年7月7日に発行されたトーマスによる米国特許第5,127,913号には 、髄内ロッド12を挿入する装置及び方法が開示されている。この髄内ロッド1 2は、インサート部材22のマグネットポール24を髄内ロッド12の遠位の端 部を貫く横断口20の軸に整列させるスコアライン14を近位の端部に具える。 髄内固定システムは、人間の大腿骨や脛骨などの長い骨の複雑骨折を治療 するのに一般に用いられるものである。典型的な例では、一般に「ネイル」と呼 ばれる細長いロッド又は棒を骨折した大腿骨の髄内管に挿入する。一般的な先行 技術としての髄内ネイルは、遠位の端部に、遠位のボーンスクリュ又はピンを大 腿骨及び髄内ネイルの遠位の端部に螺入するか挿入するための1又はそれ以上の 横断口を有し、これにより大腿骨に髄内ネイルの遠位の端部を固定するようにし ている。更に、一般的な髄内ネイルは、近位の端部に、大腿骨及び髄内ネイルの 近位の端部に近位のボーンスクリュ又はピンを螺入するか挿入するための1又は それ以上の開孔を有し、これにより大腿骨に髄内ネイルの近位の端部を固定す るようにしている。遠位のボーンスクリュ又はピンは大腿骨及びネイルの長さ方 向の軸に直交するように挿入されるが(例えば、シンプソン等による米国特許第5 ,122,141号の図1及び図2のボーンスクリュ22、24参照)、骨折箇所等に応 じて近位のボーンスクリュ又はピンを多様な角度で挿入することが望まれている 。例えば大腿頸部の骨折の復元及び修復には、1又はそれ以上の近位のボーンス クリュ又はピンを髄内ネイルの近位の端部に、大腿頸部の角度とほぼ同じ複雑な 角度で大腿頸部に挿入し、大腿頸部を介して大腿頭部内へ延在させることが望ま しい(例えば、シンプソン等による米国特許5,122,141号の図1及び図2のボーン スクリュ58、60参照)。一方では、大腿骨の近位の端部と遠位の端部の間の 骨折を緩和し修復するためには、1又はそれ以上のボーンスクリュを髄内ネイル の近位の端部に下側に向けて延在させることが望ましい(トーマスによる米国特 許第5,127,913号の図1のボーンスクリュ16を参照)。 これらの先行技術には本発明が開示されておらず、示唆するものも一切な い。特に、従来技術には、その近位の端部を貫く横断スロットを有する細長い本 体を具える髄内ネイルであって、長軸がネイル本体の中心軸に直交する平面の両 側に対し鋭角をなす範囲内の所定の角度で近位のボーンスクリュを前記横断口に 挿入して前記本体の近位の端部を貫くよう構成された髄内ネイルを開示しておら ず、また示唆するものも一切ない。 発明の簡単な概要 本発明はモジュール式髄内固定システムを提供するものである。本発明の 基本コンセプトは多様な大腿部骨折またはこれに類するものについて真にモジュ ール式による解決を実現するシステムを提供することにある。 本発明のモジュール式髄内固定システムは、近位の端部を通る横断スロッ トを有する細長い本体でなる髄内ネイルを具え、この横断スロットは、長軸がネ イル本体の中心軸に直交する平面の両側に対し鋭角をなす範囲内の所定の角度で 近位のボーンスクリュを前記横断口に挿入して前記本体の近位の端部を貫くよう 構成されている。本発明のモジュール式髄内固定システムはまた、髄内ネイル の近位の端部の空洞に挿入する数種の髄内ネイルインサートと、インサートをネ イルに固定する数種の髄内ネイルキャップを具える。 本発明の1つの目的は、いかなる従来の髄内ネイルよりも解剖学的前傾及 び後傾を可能とするモジュール式髄内固定システムの一部としての髄内ネイルを 提供することである。 本発明の別の目的は、近位のボーンスクリュの角度と配置等の選択におい て自由度の高い髄内固定システムを提供することである。 本発明の他の目的は、ダーハム等による1991年9月17日発行の米国特許第 5,049,151号や1996年5月7日発行の米国特許第5,514,145号に開示されているよ うな磁気ポジショナ器具及び方法を最適に使用するため、髄内ネイル管の口径を 最大に確保するよう特に設計されたモジュール式髄内固定システムを提供するこ とである。 本発明の他の目的は、用途の広いネイルの設計にあり、このネイル設計の モジュール化により多種のネイルの在庫の必要性を削減できるモジュール式髄内 固定システムを提供することである。 本発明の他の目的は、モジュール化の達成により、固形かつ中空髄内ネイ ルのコンビネーションを実現するモジュール式髄内固定システムを提供すること である。 本発明の他の目的は、髄内ネイルインサートを髄内ネイルの近位の端部の 空洞に挿入し、髄内ネイルキャップを髄内ネイルに固定するための髄内ネイルイ ンサート及びキャップ挿入器具を提供することである。 本発明の他の目的は、前記挿入器具であって、二回でなくむしろ一回の外 科的処置にてインサートとキャップの両方を配置する挿入器具を提供することで ある。 本発明の他の目的は、前記挿入器具であって、髄内インサートが髄内キャ ップとは別個に回転し、前記インサートを動かすことなく髄内キャップを配置し ネジ締めすることを実現する挿入器具を提供することである。 本発明の他の目的は、前記挿入器具であって、インサートのネジ部(ある いは他の手段)と合致して髄内インサートを保持するためのネジ部あるいは他 の手段を有する内側シャフトと、髄内キャップと合致し又は締付け及び緩めを行 う6角ドライブ又は他の手段を具える外側シャフトとの2つの同軸シャフトを有 し、内側シャフトが外側シャフト内で摺動自在かつ回動自在な挿入器具を提供す ることである。 本発明の他の目的は、ネイルの近位の端部に取付けて挿入中にネイルを配 置して操作するのに用いる髄内ネイル挿入操作器具であって、近位のロッキング スクリュ用のドリルガイドホルダを具え、遠位のロッキングスクリュ配置器具を 案内し、近位のネイルインサート及びネイルキャップモジュールを案内する髄内 ネイル挿入操作器具を提供することである。 本発明の他の目的は、前記髄内ネイル挿入操作器具であって、前記ネイル の外径に取付けられ当該操作器具を介してアイテムをネイルに落し込むことがで きる髄内ネイル挿入操作器具を提供することである。 本発明の他の目的は、前記髄内ネイル挿入操作器具であって、近位の切開 部の外側に配置された機構によりネイルから簡単に取外せる髄内ネイル挿入操作 器具を提供することである。 本発明の他の目的は、前記髄内ネイル挿入操作器具であって、放射線透過 性の部材からなり、ネイル挿入時にX線画像に干渉しない髄内ネイル挿入操作器 具を提供することである。 本発明の他の目的は、前記髄内ネイル挿入操作器具であって、モジュール 化されており、近位のスクリュロッキングの4つの形態(静的クロスロック、動 的クロスロック、順行、復元)にて左右いずれのネイルにも使用できる髄内ネイ ル挿入操作器具を提供することである。 (9)図面の簡単な説明 図1は、本発明のモジュール式髄内固定システムに係る髄内ネイルの背面 図である。 図2は、図1に示す髄内ネイルの側面図である。 図3は、図1に示す3−3線における断面を拡大した図である。 図4Aは、図2に示す4A−4A線における断面を拡大した図である。 図4は、図3に示す4−4線における断面図である。 図5は、本発明のモジュール式髄内固定システムに係る第1の髄内ネイル インサートの背面図である。 図6は、図5に示す髄内ネイルインサートの側面図である。 図7は、図6に示す7−7線における断面図である。 図8は、図5に示す髄内ネイルインサートの平面図である。 図9は、図5に示す9−9線における断面図である。 図10は、本発明のモジュール式髄内固定システムに係る第2の髄内ネイ ルインサートの背面図である。 図11は、図10に示す髄内ネイルインサートの側面図である。 図12は、図11に示す12−12線における断面図である。 図13は、図10に示す髄内ネイルインサートの平面図である。 図14は、図10に示す14−14線における断面図である。 図15は、本発明のモジュール式髄内固定システムに係る第3の髄内ネイ ルインサートの背面図である。 図16は、図15に示す髄内ネイルインサートの側面図である。 図17は、図16に示す17−17線における断面図である。 図18は、図15に示す髄内ネイルインサートの平面図である。 図19は、図15に示す19−19線における断面図である。 図20は、本発明のモジュール式髄内固定システムに係る第1の髄内ネイ ルキャップの正面図である。 図21は、図20に示す21−21線における断面図である。 図22は、図20に示す髄内ネイルキャップの平面図である。 図23は、図20に示す23−23線における断面図である。 図24は、本発明のモジュール式髄内固定システムに係る第2の髄内ネイ ルキャップの正面図である。 図25は、図24に示す25−25線における断面図である。 図26は、図24に示す髄内ネイルキャップの平面図である。 図27は、本発明のモジュール式髄内固定システムに係る第3の髄内ネイ ルキャップの正面図である。 図28は、図27に示す28−28線における断面図である。 図29は、図27に示す髄内ネイルキャップの平面図である。 図30は、図27に示す30−30線における断面図である。 図31は、本発明のモジュール式髄内固定システムに係る第4の髄内ネイ ルキャップの正面図である。 図32は、図31に示す32−32線における断面図である。 図33は、図31に示す髄内ネイルキャップの平面図である。 図34は、本発明のモジュール式髄内固定システムに係る第5の髄内ネイ ルキャップの正面図である。 図35は、図34に示す35−35線における断面図である。 図36は、図34に示す髄内ネイルキャップの平面図である。 図37は、図34に示す37−37線における断面図である。 図38は、本発明のモジュール式髄内固定システムに係る髄内ネイルを挿 入器具を用いて人体の大腿骨の髄内管に挿入する状態を示す部分断面図である。 図39は、本発明のモジュール式髄内固定システムに係る第1の髄内ネイ ルインサート及び第1の髄内キャップと共に、本発明のモジュール式髄内固定シ ステムに係る髄内ネイルを人体の大腿骨の髄内管に挿入し、これらの要素と大腿 骨とをボーンスクリュを用いて静的圧迫を加えて横断モードで連結した状態を示 す部分断面図である。 図40は、図39に示す40−40線における断面図である。 図41は、本発明の髄内固定システムに係る第1の髄内ネイルインサート 及び第5の髄内ネイルキャップと共に、本発明の髄内固定システムに係る髄内ネ イルを人体の大腿骨の髄内管に挿入し、これらの要素と大腿骨とをボーンスクリ ュを用いて動的圧迫を加えて横断モードで連結した状態を示す部分断面図である 。 図42は、図41に示す42−42線における断面図である。 図43は、本発明の髄内固定システムに係る第3の髄内ネイルインサー ト及び第1の髄内ネイルキャップと共に、本発明の髄内固定システムに係る髄内 ネイルを人体の右の大腿骨の髄内管に挿入し、これらの要素と大腿骨とをボーン スクリュを用いて順行モードで連結した状態を示す部分断面図である。 図44は、図43に示す44−44線における断面図である。 図45は、本発明の髄内固定システムに係る第2の髄内ネイルインサート 及び第2の髄内ネイルキャップと共に、本発明の髄内固定システムに係る髄内ネ イルを人体の右の大腿骨の髄内管に挿入し、これらの要素と大腿骨とをボーンス クリュを用いて復元モードで連結した状態を示す部分断面図である。 図46は、図45に示す46−46線における断面図である。 図47は、本発明の髄内固定システムに係る髄内ネイルを人体の左の大腿 骨の髄内管に挿入し、本発明の髄内固定システムに係る第2の髄内ネイルインサ ート及び第3の髄内ネイルキャップと、及びこれらの要素と大腿骨とをボーンス クリュを用いて順行モードで連結した状態を示す部分断面図である。 図48は、図47に示す48−48線における断面図である。 図49は、本発明の髄内固定システムに係る髄内ネイルを人体の左の大腿 骨の髄内管に挿入し、本発明の髄内固定システムに係る第3の髄内ネイルインサ ート及び第4の髄内ネイルキャップと、及びこれらの要素と大腿骨とをボーンス クリュを用いて復元モードで連結した状態を示す部分断面図である。 図50は、図49に示す50−50線における断面図である。 図51は、図4に近似するが、本発明のモジュール式髄内固定システムに 係る髄内ネイルの近位の端部を通る横断口の別の構成を示す拡大図である。 図52は、図3に近似するが、本発明のモジュール式髄内固定システムに 係る髄内ネイルの近位の端部を通る横断口の更に別の構成を示す断面図である。 図53は、一般的な従来の髄内ネイルの遠位の端部の拡大断面図である。 図54は、図1に示す54−54線における拡大断面図だが、これを通る 横断口等の別の構成を示す図である。 図55は、図1に示す55−55線における断面図であり、明確にするた めにいくつかの要素を省略した図である。 図56は、本発明の髄内固定システムに係る第1の髄内ネイルインサー トの変形例を示す断面図であり、図5〜図9に示す例と近似するが遠位の端部の 構成を変えた例を示す。 図57は、図41と近似するが、図56に示す髄内ネイルインサートの変 形例と、これらの要素と大腿骨とをボーンスクリュを用いてアクティブな動的圧 迫を加えて横断モードで連結した状態を示す断面図である。 図58は、本発明に係る髄内ネイルインサート及びキャップ挿入器具の内 側部材の第1実施例を示す斜視図である。 図59は、本発明に係る髄内ネイルインサート及びキャップ挿入器具の外 側部材の第1実施例を示す斜視図である。 図60は、図59に示す60−60線における断面図である。 図61は、図58、59に示す内側及び外側部材の断面図であり、図5〜 9に示す第1の髄内ネイルインサートと図20〜23に示す第1の髄内ネイルキ ャップとの組合せを示す図である。 図62は、本発明に係る髄内ネイルインサート及びキャップ挿入器具の内 側部材の第2実施例を示す図である。 図63は、本発明に係る髄内ネイルインサート及びキャップ挿入器具の外 側部材の第2実施例を示す図である。 図64は、本発明に係る髄内ネイルインサート及びキャップ挿入器具の外 側部材の第3実施例を示す図である。 図65は、本発明に係る髄内ネイル挿入操作器具を示す図である。 図66は、図65に示す66−66線における断面図である。 図67は、図65に示す67−67線における断面図である。 図68は、図65に示す髄内ネイル挿入操作器具に用いるクロススクリュ ガイドの左端部を示す図である。 図69は、図68に示すクロススクリュガイドの側面図である。 図70は、図68に示すクロススクリュガイドの右端部を示す図である。 図71は、図65に示す髄内ネイル挿入操作器具に用いる復元スクリュガ イドアセンブリを示す分解図である。 図72は、図65に示す髄内ネイル挿入操作器具の部分断面図である。 図73は、図72に示す部分断面図と近似するが、いくつかの要素が移動 した状態にある状態を示す図である。 図74は、図65に示す髄内ネイル挿入操作器具を髄内ネイルの近位の端 部に取付けた状態を示す斜視図である。 図75は、図74に示す髄内ネイル挿入操作器具及び髄内ネイルアセンブ リを図68〜70に示すクロススクリュガイド及び人体の大腿骨とと共に示す図 であり、前記器具が近位のロッキングスクリュを横断モードと順行モードのいず れも案内できるよう構成された器具とともに示す図である。 図76は、図74に示す髄内ネイル挿入操作器具と髄内ネイルアセンブリ を図71に示す復元スクリュガイドアセンブリ及び人体の大腿骨と共に示す図で あり、前記器具が近位のロッキングスクリュを復元モードで案内するよう構成さ れた状態を示す図である。 発明の詳細な説明 本発明のモジュール式髄内固定システムの好適な実施例を図1〜52、5 4〜57に示す。本発明のモジュール式髄内固定システムは特に大腿部の骨折及 びこれに類するものの髄内固定及び復元のために設計されたものである。 本発明のモジュール式髄内固定システムは、人体の大腿骨F(図38〜5 0参照)などの長い骨の骨折の内部固定に用いる髄内ロッド又はネイル13(図1 〜4参照)を具える。この髄内ネイルは好適にモジュール化されている。すなわ ち、髄内ネイル13は単独で左右両方の大腿骨Fに用いることができるように特 に好適に設計されているため、横断(静的、動的、あるいはアクティブな動的圧 迫)、順行(性的、アクティブ動的圧迫)、復元(静的、アクティブ動的圧迫)と いった近位固定を行う多様な態様を実現する。 この髄内ネイル13は、近位の端部17及び遠位の端部19を有する一般 的に中空シャフトでなる細長い本体15を具える。髄内ネイル13の本体15の 近位の端部17は、これを貫く横断口21を具える。髄内ネイル13の本体15 は近位の端部17と遠位の端部19との間に延在する中心軸あるいは長軸23 を有し、近位の端部17は中心軸23に沿って遠位の端部19の方へ延在する空 洞25を具える。上述したように本体15は当業者には明らかなように中空シャ フトで構成され、空洞25はこの本体15の全体に渡って、近位の端部17から 遠位の端部19まで延在することが好ましい。 本体15の近位の端部17を通る横断口21は好適には髄内ネイル13の 本体15の近位の端部17の壁の開口26で画成されている。図4に明確に示す ように横断口21は好適には一対の対向する開口26により画成されているが、 当業者であれば明白なように、この横断口21は3つあるいはそれ以上の、髄内 ネイル13の本体15の近位の端部17の壁を貫く同軸ではないが整列している 開口26で画成するようにしても良く(図51参照)、近位のボーンスクリュある いはこれに類するもののシャフトをいずれか2つの開口26を通って延在させる ようにしても良い。本体15の近位の端部17の横断口21(すなわち、各開口 26)は、好適には、図3に示すように、ある側方から見て一般的な様式のS型 の断面又は断面形状を有する。従って、この横断口21の構成は、好適には、近 位の端部27と、遠位の端部29と、近位の端部27と遠位の端部29が互いに 側方にオフセットしており前記近位の端部27と遠位の端部29との間に延在し これらと連通する中間部31と、を具える。あるいは、この横断口21(すなわ ち、各開口26)は、図52に示すように、比較的大きな長円形の断面又は断面 形状を具えても良い。 髄内ネイル13の本体15は、空洞25内の前記横断口21に近接する位 置(すなわち、好適には図3に明確に示すように横断口21の遠位の端部29の すぐ下)に突出部33又はこれに類するものを具え、以下に説明する理由により レッジ35又はこれに類するものを形成するようにしても良い。 髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25は、内側にねじ部 39を有する入口37を具えるのが好ましい。 髄内ネイル13の本体15は外側面41と、好適にはこの外側面41の近 位の端部17に横溝43を具える。髄内ネイル13の本体15の遠位の端部19 は、外側面41に複数の平坦面45を具える。より具体的には、髄内ネイル13 の離れた遠位のセクション又は端部19は、図4Aに明確に示すように、間隔 を隔てた3つの平坦面領域をもつ三角形の断面を有し、大腿骨の髄内管に挿入し た後にねじり力が加わっても回転しないようにしている。 本体15の近位の端部17の空洞25の少なくとも一部は、非円形の断面 又は断面形状を有するのが望ましい。具体的には、図4に明白に示すように、空 洞25の一側面に沿って平坦面47を形成する。この平坦面47は好適には内側 ねじ部分39の遠位の端部からレッジ35まで延在している。この平坦面47と 対をなす平坦面49を、本体15の外側面41に平坦面47から本体15の壁に ちょうど反対側に、平坦面45と同じ方向に延在するように形成しても良い。 この対をなす平坦面49は平坦面47の形成する製造工程の結果として形成する ことができる。 髄内ネイル13の本体15は、図2に示すように、遠位の端部19の近傍 に一対の横断口51を具える。各開口51の形状及び口径は髄内ネイル13の遠 位の位置決めを容易にするよう設計されている。例えば、各開口51の外側端部 に図54に示すように窪み又は傾斜部分53を設けて、当業者であれば明白なよ うに、ボーンスクリュ又はこれに類するもののガイドとして動作するようにして も良い。また、図53に示す従来の髄内ネイルの遠位の端部を貫く横断口の口径 Dは通常この横断口に挿入されるボーンスクリュの直径とほぼ同じであるのに比 べて、各開口51の口径55(図54参照)はボーンスクリュ又はこれに類する ものの挿入を容易にすべく広げられている。具体的には、各開口51の口径55 はそこに挿入されるボーンスクリュの直径より約30%大きく構成されている。 更に、ネイル13の本体15の遠位の端部19は、好ましくは図1、2及 び図55に明確に示すように同じ角度でテーパ形をなし、当業者であれば明白な ように、本体15の遠位の端部19の空洞25の断面積又は直径25’は本体1 5の他の部位の断面積又は直径よりも小さくなり、用意された髄内管にこのよう な髄内ネイルを挿入するのに一般的に使用されるガイドワイヤ又はこれに類する 物に用いる僅かな隙間を形成することができる。このような僅かな隙間は、髄内 管Cにネイル13を挿入する際に空洞25の入口から本体15の遠位の端部19 へのいかなる不要物が侵入するのを防ぐものでもある。 髄内ネイル19の長い遠位のセクション又は端部は、図2に示すように、 一般的な人体の大腿骨Fの構造上の前/後の屈曲に合った構造上の前/後の屈曲 を有する。 当業者であれば自明であるように、髄内ネイル13は様々な方法で、及び 様々な材料で構成されて良い。従って、例えば、髄内ネイル13は鍛造や機械加 工により、例えばステンレススチールやこれに類する物などの生理学的に許容で きる金属を用いて、一体的な、医学的な集積ユニットとして構成することができ る。あるいは、髄内ネイル13は、一体的に完全なユニットとして構成するのと 同等の強度の構成をもつように接合された2又はそれ以上の部材で構成しても良 い。髄内ネイル13のジオメトリはネイルのサイズや長さ等に応じて変化させて も良い。 本発明のモジュール式髄内固定システムは、髄内ネイル13の本体15の 近位の端部17の空洞25に挿入する少なくとも1の髄内ネイルインサートを具 える。しかしながら、好ましくは、本発明のモジュール式髄内固定システムは、 静的ロッキング又は圧迫(図39、40参照)あるいは、動的ロッキング又は圧 迫(図41、42参照)あるいは、変形バージョンでは、アクティブ動的圧迫( 図57参照)で、左右の横断近位ロッキングを実現する第1の髄内ネイルインサ ート61(図5〜図9参照)と、右の復元近位ロッキング(図45、46参照) 及び左の順行近位ロッキング(図47、48参照)又は変形バージョンでは(図 示せず)アクティブな動的圧迫を実現する第2の髄内ネイルインサート63(図 10〜14参照)と、右の順行近位ロッキング(図43、44参照)及び左の復 元近位ロッキング(図49、50参照)又は変形バージョンでは(図示せず)ア クティブな動的圧迫を実現する第3の髄内ネイルインサート65(図15〜19 参照)を具える。代替のスロットジオメトリ、角度、孔のアライメント、孔の口 径、及び/又は孔の間隔等を有する他の髄内ネイルインサート(図示せず)を、 ネイル13のジオメトリを変化させることなく提供することができる。 髄内ネイルインサート61は、近位の端部69及び遠位の端部71を有す る細長い本体67を具える。この本体67は、図39〜42に示すように髄内ネ イルインサート61が髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25に 挿入されたときに、髄内ネイル13の本体15の近位の端部17を通る横断口 21と整列する少なくとも1つの、好適には第1の横断口73及び第2の横断口 75を具える。各横断口73、75は、図6に示すように、一般的なスロット形 状の断面又は断面形状をもつ。より具体的には、この構成の横断口73、75の 断面形状は、以下に明白にする理由により幅よりも高さを大きくするのが望まし い。 本体67は近位の端部69及び遠位の端部71の間に延在する中心軸77 を有し、好ましくは近位の端部69内に中心軸77に沿ったネジ溝78を有する 。各横断口73、75は中心軸79を具える。髄内ネイルインサート61を貫く 各横断口73、75の中心軸79は、図7に示すように、互いに平行で髄内ネイ ルインサート61の本体67の中心軸77と直交することが望ましい。 髄内ネイルインサート61の本体67は好適には、髄内ネイル13の本体 15の近位の端部17の空洞25の構成と実質的に対応する非円形の断面形状( 図8、9参照)を有する。具体的には、図8及び図9に明確に示すように、本体 67の後側面に平坦面80が好適に設けられている。この平坦面80は好適には 本体67の長さ全体に渡って延在している。従って、この本体67と空洞25の 非円形の断面形状は、髄内ネイルインサート61が髄内ネイル13の本体15の 近位の端部17の空洞25に挿入されたときに髄内ネイルインサート61の本体 67を貫く横断口73、75を髄内ネイル13の本体15の近位の端部17を貫 く横断口21に整列させ、髄内ネイルインサート61が髄内ネイル13の本体1 5の近位の端部17の空洞25に挿入されたときに髄内ネイルインサート61の 本体67の横断口73、75と髄内ネイル13の本体15の近位の端部17を貫 く横断口21との整列を保証する手段を形成すべく相互に作用し、更に髄内ネイ ルインサート61が髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25に挿 入されたときにインサート61がネイル13に対して回動しないようにしている 。図9に明確に示すように、各開口73、75の中心軸79は好適には平坦面8 0と平行である。 この第1の髄内ネイルインサート61は、単に襟部又は遠位の端部を変形 可能にするだけで、特に骨折又はこれに類するもののアクティブな動的圧迫を実 現するように変形させることができる。例えば、図56、57には、遠位の端 部71が変形可能な端部又は襟部71’を具えている他は図5〜図9に示す髄内 ネイルインサート61と同じである第1の髄内ネイルインサート61の変形例が 示されている。 髄内ネイルインサート63は、近位の端部83と遠位の端部85を有する 細長い本体81を具える。この本体81は、図45〜48に示すように、髄内ネ イル63が髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25に挿入された ときに髄内ネイル13の本体15の近位の端部17を貫通する横断口21と整列 する少なくとも1つの、好ましくは第1の横断口87及び第2の横断口89を具 える。各開口87、89は図11に示すようにほぼ円形の断面形状を有する。 本体81は近位の端部83と遠位の端部85の間に延在する中心軸91を 具え、好適には近位の端部83にこの中心軸91に沿って内側ネジ溝92を具え る。髄内ネイルインサート63を貫通する各横断口87、89の中心軸93は、 好ましくは互いに平行で、図12に示すように髄内ネイルインサート63の本体 81の中心軸91に対して所定の角度で設けられている。 髄内ネイルインサート63の本体81は、髄内ネイル13の本体15の近 位の端部17の空洞25の形状と実質的に対応する非円形の断面形状(図13、 14参照)を有する。具体的には、図13及び14に明確に示すように、本体8 1の後側面に平坦面94が好適に設けられている。この平坦面94は好適には本 体81の全長に渡って延在する。空洞25と本体81の非円形の断面形状は、髄 内ネイルインサート63が髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞2 5に挿入されたときに髄内ネイルインサート63の本体81を貫く横断口87、 89を髄内ネイル13の本体15の近位の端部17を貫く横断口21に整列させ 、髄内ネイルインサート63が髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空 洞25に挿入されたときに髄内ネイルインサート63の本体81を貫く横断口8 7、89と髄内ネイル13の本体15の近位の端部17を貫く横断口21との整 列を保証する手段を形成すべく相互に作用し、更に髄内ネイルインサート63が 髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25に挿入されたときにイン サート63がネイル13に対して回動しないようにしている。図14に明確に示 すように、各開口87、89の中心軸93は好適には平坦面94と平行である。 この第2の髄内ネイルインサート63も、単に襟部又は遠位の端部を変形 可能にするだけで(図示せず)、図56、57に示す上述した第1の髄内ネイルイ ンサートの変形例と同じ方法で、特に骨折又はこれに類するもののアクティブな 動的圧迫を実現するように変形させることができる。 髄内ネイルインサート65は、近位の端部97と遠位の端部99を有する 細長い本体95を具える。この本体95は、図43、44、49、及び50に示 すように、髄内ネイルインサート65が髄内ネイル13の本体15の近位の端部 17の空洞25に挿入されたときに髄内ネイル13の本体15の近位の端部17 を貫く横断口21と整列する少なくとも1の、好ましくは第1の横断口101及 び第2の横断口103を具える。各開口101、103は図11に示すようにほ ぼ円形の断面形状を有する。 本体95は近位の端部97と遠位の端部99の間に延在する中心軸105 を具え、好ましくは近位の端部97にこの中心軸105に沿って内側ネジ溝10 6を具える。各横断口101、103は中心軸107を有する。髄内ネイルイン サート65を貫く各横断口101、103の中心軸107は、好ましくは互いに 平行で、図17に示すように髄内ネイルインサート65の本体95の中心軸10 5に対して所定の角度で設けられている。 髄内ネイルインサート65の本体95は、髄内ネイル13の本体15の近 位の端部17の空洞25の形状と実質的に対応する非円形の断面形状(図18、 19参照)を有する。具体的には、図18及び19に明確に示すように、本体9 5の後側に平坦面108が好適に設けられている。この平坦面108は好ましく は本体95の全長に渡って延在する。空洞25と本体95の非円形の断面形状は 、髄内ネイルインサート65が髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空 洞25に挿入されたときに髄内ネイルインサート65の本体95を貫く横断口1 01、103を髄内ネイル13の本体15の近位の端部17を貫く横断口21に 整列させ、髄内ネイルインサート65が髄内ネイル13の本体15の近位の端部 17の空洞25に挿入されたときに髄内ネイルインサート65の本体95を貫く 横断口101、103と髄内ネイル13の本体15の近位の端部17を貫く横断 口21との整列を保証する手段を形成すべく相互に作用し、更に髄内ネイルイン サ ート65が髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25に挿入された ときにインサート65がネイル13に対して回動しないようにしている。図19 に明確に示すように、各開口101,103の中心軸107は好ましくは平坦面 108と平行に配置されている。 この第3の髄内ネイルインサート65もまた、単に襟部又は遠位の端部を 変形可能にするだけで(図示せず)、図56、57に示す上述した第1の髄内ネイ ルインサート61の変形例と同じ方法で、特に骨折又はこれに類するもののアク ティブな動的圧迫を実現するように変形させることができる。 髄内ネイルインサート61、63、65は、当業者であれば自明であるよ うに、様々な方法及び様々な材料で構成することができる。従って、例えば、各 髄内ネイルインサート61、63、65は鍛造や機械加工により、例えばステン レススチールやこれに類する物などの生理学的に許容できる金属を用いて、一体 的な医学的集積ユニットとして構成することができる。電気化学的腐食の可能性 を減らすために、髄内ネイルインサート61、63、65も同様の材料で構成す べきである。骨折あるいはこれに類するもののアクティブな動的圧迫を実現する 髄内ネイルインサート61、63、65の変形例に関しては、変形可能な遠位の 端部又は襟部が、鋳造かあるいは生物学的適合性があり、変形可能なプラスチッ クや、ナイロンや金属(例えばコイルスプリング)等により構成され、金属性の 近位の端部の遠位の端部に取付けられる。変形インサートの長さ及び幅は全部非 変形インサートと同じに構成される。各髄内ネイルインサート61、63、65 のジオメトリやサイズは特定の髄内ネイル13その他の空洞25等にフィットさ せるために変化させても良い。 本発明のモジュール式髄内固定システムは、選択した1の髄内ネイルイン サート61、63、65を髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞2 5内に固定する髄内ネイルキャップを好適に含む。 この髄内ネイルキャップの第1実施例が図20〜23、39及び43に符 号111で示されている。髄内ネイルキャップ111は、近位の端部115及び 遠位の端部117を有する細長い本体113を具える。図39及び43に明確に 示すように、髄内ネイルキャップ111は、髄内ネイルインサート61、63、 65のうちのひとつを髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25に 挿入した後に、遠位の端部117が髄内ネイルインサート61、63、65の本 体の近位の端部に接触するとともに、近位の端部115が髄内ネイル13の本体 15の近位の端部17と同一面をなすように、本体113が髄内ネイル13の本 体15の近位の端部17の空洞25内に正確に位置決めされるよう特別に設計さ れている。髄内ネイルキャップ111の本体113の近位の端部115は、好ま しくは髄内ネイル13の本体15の空洞25の入口37の内側ネジ部分39と螺 合する外側ネジ部分119を有し、これにより髄内ネイルキャップ111を髄内 ネイル13に固定するようにしている。前記本体113は、その中心軸に沿って 全体に渡って延在し適切な挿入器具を用いるための開口121を有し、この開口 121内の本体113の近位の端部115には、好ましくは六角形のドライバ又 はこれに類する物を用いて髄内ネイルキャップ111を髄内ネイル13の内側ネ ジ部分39に螺入させるための六角ソケット123が形成されている。図39及 び43に明確に示すように、本体113の近位の端部115は好ましくは平坦に 形成されており、髄内ネイルインサート61、63、65のいずれか1つを髄内 ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25内に固定すべく髄内ネイルキ ャップ111を髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25内に正確 に配置したときに髄内ネイル13の本体15の近位の端部17と同一面をなすよ う設計されている。 髄内ネイルキャップの第2実施例が図24〜26及び45に符号127で 示されている。この髄内ネイルキャップ127は、近位の端部131及び遠位の 端部133を有する細長い本体129を具える。図45に明確に示すように、髄 内ネイルキャップ127は、髄内ネイルインサート61、63、65のうちのひ とつを髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25に挿入した後に、 遠位の端部133が髄内ネイルインサート61、63、65の本体の近位の端部 に接触するとともに、近位の端部131が髄内ネイル13の本体15の近位の端 部17の上に延在するように、本体129が髄内ネイル13の本体15の近位の 端部17の空洞25内に正確に配置されるよう特別に設計されている。 髄内ネイルキャップ127の本体129は、好ましくは近位の端部13 1と遠位の端部133の間に設けられ髄内ネイル13の本体15の空洞25の入 口37の内側ネジ部分39と螺合する外側ネジ部分135を有し、これにより髄 内ネイルキャップ127を髄内ネイル13に固定するようにしている。前記本体 129は好ましくはネジ部分135の上の近位の端部131に頭部137を有し 、その中心軸に沿って全体に渡って延在し適切な挿入器具を用いるための開口1 38と、この頭部39に形成され一般的な六角形のドライバ又はこれに類する物 を用いて髄内ネイルキャップ127を髄内ネイル13の内側ネジ部分39に螺入 させるための六角ソケット139とを具える。本体129は、以下に明らかにす る理由により、好ましくは頭部137及びネジ部分135との間に切れ込み部1 41を有する。図45に明確に示すように、髄内ネイルキャップ127は、好ま しくは髄内ネイルインサート61、63、65のうちのひとつを髄内ネイル13 の本体15の近位の端部17の空洞25内に固定すべく髄内ネイルキャップ12 7が髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25内に正確に配置され たときに、前記頭部137と切れ込み部141が髄内ネイル13の本体15の近 位の端部17の上に延在するように設計されている。 髄内ネイルキャップの第3実施例を図27〜30及び47に符号145で 示す。この髄内ネイルキャップ145は、近位の端部149及び遠位の端部15 1を有する細長い本体147を具える。図47に明確に示すように、髄内ネイル キャップ145は、髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25に髄 内ネイルインサート61、63、65のいずれか1つを挿入した後に、遠位の端 部151が髄内ネイルインサート61、63、65の本体の近位の端部に接触す るとともに、近位の端部149を髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の 上に延在するように、髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25内 に正確に配置されるよう特別に設計されている。髄内ネイルキャップ145の本 体147は、近位の端部149と遠位の端部151の間に設けられ髄内ネイル1 3の本体15の空洞25の入口37の内側ネジ部分39と螺合する外側ネジ部分 153を好適に有し、これにより髄内ネイルキャップ145を髄内ネイル13に 固定するようにしている。本体147は、好適にはネジ部分153の上の近位の 端部149に頭部155を有し、以下に明らかにする理由により、この頭部1 55及びネジ部分153の間に切れ込み部157を有する。頭部155及び切れ 込み部157の一方の側には平坦面159が設けられている(図27、29参照) 。前記本体147は、好ましくはその中心軸に沿って全体に渡って延在し適切な 挿入器具を用いるための開口161を有し、この開口161内の本体147の近 位の端部149には六角形のドライバ又はこれに類する物を用いて髄内ネイルキ ャップ111を髄内ネイル13の内側ネジ部分39に螺入するための六角ソケッ ト161が形成されている。図47に明確に示すように、髄内ネイルキャップ1 45は、好ましくは髄内ネイルインサート61、63、65のいずれか1つを髄 内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25内に固定すべく髄内ネイル キャップ145が髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25内に正 確に配置されたときに前記頭部155と切れ込み部157が髄内ネイル13の本 体15の近位の端部17の上に延在するように設計されている。 髄内ネイルキャップの第4実施例が図31〜33及び49に符号167で 示されている。この髄内ネイルキャップ167は、近位の端部171及び遠位の 端部173を有する細長い本体169を具える。図49に明確に示すように、髄 内ネイルキャップ167は、髄内ネイルインサート61、63、65のうちのひ とつを髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25に挿入した後に、 遠位の端部173が髄内ネイルインサート61、63、65の本体の近位の端部 に接触するとともに、近位の端部171が髄内ネイル13の本体15の近位の端 部17の上に延在するように、本体169が髄内ネイル13の本体15の近位の 端部17の空洞25内に正確に配置されるよう特別に設計されている。髄内ネイ ルキャップ167の本体169は、近位の端部171と遠位の端部173の間に 設けられ髄内ネイル13の本体15の空洞25の入口37の内側ネジ部分39と 螺合する外側ネジ部分175を有し、これにより髄内ネイルキャップ167を髄 内ネイル13に固定するようにしている。本体169は、好適にはネジ部分17 5の上の近位の端部171に頭部177を有し、以下に明らかにする理由により 、この頭部177及びネジ部分175の間に切れ込み部179を有する。この頭 部177は好ましくは六角形状の断面を有し、六角形状の開口又はソケット等を 有する一般的なレンチ又は他のツールを用いて髄内ネイルキャップ145を髄内 ネ イル13の内側ネジ部分39に螺入させるボルトヘッドとして構成されている。 図49に明確に示すように、髄内ネイルキャップ167は、好適には髄内ネイル インサート61、63、65のいずれか1つを髄内ネイル13の本体15の近位 の端部17の空洞25内に固定すべく髄内ネイルキャップ167が髄内ネイル1 3の本体15の近位の端部17の空洞25内に正確に配置されたときに前記頭部 177と切れ込み部179が髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の上に 延在するように設計されている。 髄内ネイルキャップの第5実施例を図34〜37及び41に符号183で 示す。この髄内ネイルキャップ183は、近位の端部187及び遠位の端部18 9を有する細長い本体185を具える。図41に明確に示すように、髄内ネイル キャップ183は、髄内ネイルインサート61、63、65のうちのひとつを髄 内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25に挿入した後に、遠位の端 部189が髄内ネイルインサート61、63、65の本体の近位の端部に接触す るとともに、近位の端部187が髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の 上に延在するように、本体185が髄内ネイル13の本体15の近位の端部17 の空洞25内に正確に配置されるよう特別に設計されている。髄内ネイルキャッ プ183の本体185は、好ましくは近位の端部187と遠位の端部189の間 に設けられ髄内ネイル13の本体15の空洞25の入口37の内側ネジ部分39 と螺合する外側ネジ部分191を有し、これにより髄内ネイルキャップ183を 髄内ネイル13に固定するようにしている。本体185は、以下に明らかにする 理由により、好ましくは近位の端部187のネジ部分191の上に伸長ネック部 193を有する。好ましくはこの本体185は、その中心軸に沿って全体に渡っ て延在し適切な挿入器具を用いるために設けられた開口195を有し、この本体 185の近位の端部187の開口195には、六角形のドライバ又はこれに類す る物を用いて髄内ネイルキャップ183を髄内ネイル13の内側ネジ部分39に 螺入させるために形成された六角ソケット197が設けられている。しかしなが ら、この髄内ネイルキャップ183は、第2の髄内ネイルキャップ127の頭部 137や、第3の髄内ネイルキャップ145の頭部155や、第4の髄内ネイル キャップ167の頭部177等と同様に伸長ネック部193に頭部を設けて構 成しても良い。図41に明確に示すように、髄内ネイルキャップ183は、好適 には髄内ネイルインサート61、63、65のいずれか1つを髄内ネイル13の 本体15の近位の端部17の空洞25内に固定すべく髄内ネイルキャップ183 が髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25内に正確に配置された ときに前記伸長ネック部193が髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の 上に延在するように設計されている。 これらの髄内ネイルキャップ111、127、145、167、183は 、当業者であれば自明であるように、様々な方法で及び様々な材料で構成するこ とができる。従って、例えば、各髄内ネイルキャップ111、127、145、 167、183は、鍛造や機械加工により、例えばステンレススチールやこれに 類する物などの生理学的に許容できる金属を用いて、一体的な、医学的集積ユニ ットとして構成することができる。電気化学的腐食の可能性を減らすために、髄 内ネイルキャップ111、127、145、167、183は同様の材料で構成 すべきである。髄内ネイルキャップ111、127、145、167、183の ジオメトリは特定の髄内ネイル13等の空洞25に応じて変化するものとする。 本発明の独自の髄内固定方法は、要求されるあるいは所望の近位固定モー ド等に依存する。髄内ネイル13は全面的にモジュール化されているため、本発 明の髄内固定方法の最初の工程は髄内ネイル13を挿入することにある。この工 程は適切なネイルのサイズ、ボーンスクリュのサイズ等を決める術前のプランニ ングや、近位の大腿骨を露出させる一般的な外科的アプローチ等を含むものとす る。大腿骨Fの髄内管Cは、例えば所望のサイズの穴を開ける等の一般的な方法 で準備される。その後、例えばスラップハンマーまたはこれに類する物(図38 参照)などの一般的な挿入器具Tを用いて髄内ネイル13を準備された髄内管C に挿入する。しかしながら、この挿入器具Tは髄内ネイル13の本体15の外側 面41の横断溝43に係合して保持されるように好適に構成されている。横断溝 43はこれにより近位の挿入器具又はツール等を保持する手段として構成され、 動作する。髄内ネイル13は外科医により所望の深さまで髄内管Cに挿入される 。通常は髄内ネイル13を完全に髄内管Cに挿入したときに、髄内ネイル13の 近位の端部17が大腿骨Fの上まで延在することが望まれる。しかしながら、大 腿 骨Fの構造が、髄内ネイル13を髄内管C内に適切に挿入したときに髄内ネイル 13の近位の端部17が大腿骨Fの外面より下に埋没するような場合には、図4 1に示すように第5の髄内ネイルキャップ183を用いて効果的にネイル13の 長さを延し、髄内ネイル13の近位の端部が大腿骨Fの外面の上に位置するよう にする。当業者であれば自明であるように、第5の髄内ネイルキャップ183は 髄内ネイル13の長さを効果的に延せるように様々な長さに構成できる。 いかなる場合にも、髄内ネイル13が髄内管Cに正しく挿入されたら、遠 位のボーンスクリュを大腿骨Fと髄内ネイル13の遠位の端部19の横断口51 に通すことにより遠位の端部19は大腿骨Fに固定される。この遠位のロッキン グ工程は当業者であれば様々な方法で達成することができるが、本発明は特に、 ダーハム等による1991年発行の米国特許第5,049,151号や1996年5月7日発行の 米国特許第5,514,145号の記載を組合わせてなる磁気ポジショナ器具を用いて遠 位のボーンスクリュを好適に挿入できるように構成されている。例えば、横断溝 43を介して髄内ネイル13の外側に挿入器具及びツールを装着することにより 、髄内ネイル13の内側(すなわち、ボア又は空洞25)はこのような保持手段 に制約を受けることなくその直径は最大となり、髄内ネイル13の内側にダーハ ム等による米国特許5,049,151号及び米国特許第5,514,145号に開示された遠位の ターゲットオプション(すなわち、髄内ネイル内で遠位の端部に近接配置するタ ーゲット磁石)に必要な隙間が確保される。 髄内ネイル13の遠位の端部19が大腿骨Fに内部固定されると、所望の 近位のロッキングモードの種類や適用する大腿骨の左右等に応じて髄内ネイルイ ンサート61、63、65等のいずれかが選択される。 第1に、図39〜42に示すように、左右いずれの大腿骨Fの近位ロッキ ングを所望する場合には、遠位が内部固定された髄内ネイル13の本体15の近 位の端部17内の空洞25内の平坦面47に第1の髄内ネイルインサート61が 挿入される。空洞25と髄内ネイルインサート61の本体67の平坦面80との 相互作用により、髄内ネイルインサート61と横断口21を貫く開口73、75 と髄内ネイル13を貫く横断口21との正確な位置決めが行われる。更に、イン サート61の位置誤差を排除すべく、平坦面47、80の相互作用によりイン サート61がネイル13内で回動するのが阻止される。髄内ネイルインサート6 1の本体67の遠位の端部71は髄内ネイル13の空洞25内のレッジ35で係 止または停止する。その結果このレッジ35が停止手段及び力伝達部材として動 作し、インサート61からネイル13の遠位の端部19に力を伝達する。次に、 外科医の裁量により髄内ネイルキャップ111、127、145、167、18 3のいずれかが選択され、髄内ネイル13の近位の端部17に螺入されて髄内ネ イルインサート61を髄内ネイル13の空洞25内に固定する。例えば、図39 に示す第1の髄内ネイルキャップ111は、キャップ111の屋根部又は頂部が ネイル13の頂部または近位の端部17と同一面上にある。図41に示す髄内ネ イルキャップ183では、ネイル13の長さを効果的に伸長している。ここで選 択されたキャップはネイル13の頂部の空洞25に螺入され、選択キャップの遠 位の端部はインサート61の近位の端部69と接触する。これによりキャップは インサート61及びネイル13のレッジ35と接触し、インサート61はネイル 13に接触して完全に位置決めされるため、インサート61がネイル13内で動 いたり後退することがない。しかしながら、選択されたインサート及びキャップ は、必要に応じて、集積ユニットとしてネイル13に挿入され又は装着されても 良いことに留意すべきである。ネイル13を取り出したい場合には、当業者であ れば自明であるように、同一面の各頂部キャップ111、183をネイル13か ら取外して、スラップハンマー装着部又はこれに類するものを具える除去器具を ネイル13の近位の端部17に螺入または装着して、ネイル13を取出すように する。また、頭部と切れ込み部を具えるキャップ127、145、167のいず れかがネイル13の近位の端部17に取付けられている場合にネイル13を取出 す際には、当業者であれば自明であるように、キャップ127、145、167 をネイル13に取付けたままにし、キャップの切れ込み部に引っかけるあるいは キャップの頭部に係合するフックまたは爪を有するスラップハンマー装着部また はそれに類するものを具える除去器具を用いて、ネイル13を取出すようにする 。 次に、図39及び41に明確に示すように、少なくとも1の、好ましくは 間隔をあけた一対の近位のボーンスクリュSを平行に、大腿骨Fの側骨皮質と、 ネイル13の本体15の近位の端部17内の開口21と、インサート61の本体 67の開口73、75とを通って、大腿骨Fの中間皮質に抜けるように挿入する 。骨折箇所などに横断方向へのより一層の圧迫を望むか否かにより、ボーンスク リュSは図41に示すようにインサート61の近位の端部に配置するか、図39 に示すように遠位の端部に配置することができる。具体的には、スロット形状の 各開口73、75内でのボーンスクリュSの実際の配置は、圧迫固定モードが静 的か動的か(またはインサートの変形バージョンを用いる場合はアクティブ動的 か)により決定する。従って、図39に明確に示すように、各開口73、75の 遠位のまたは下側の端部に沿ってボーンスクリュSを挿入すると圧迫固定モード は静的となり、骨折は復元配置で固定される。しかし、図41に明確に示すよう に、ボーンスクリュSを開口73、75の近位のあるいは上側の端部に沿って挿 入すると圧迫固定モードは動的となり、骨折は加重により各開口73、75の遠 位の端部へシフトするスクリュを介して固まる。更に、図56及び57に示す第 1の髄内ネイルインサート61の変形バージョンを用いて、図57に明確に示す ように、ボーンスクリュSを各開口73、75の遠位の又は下側の端部に沿って 挿入すると、圧迫固定モードはアクティブ動的となり、骨折は加重又は外科医が 選択キャップを共通操作で更にネイル13に螺入することによるマニュアル圧迫 により、可変部分または襟部71’の制御された圧迫部または変形部を介して固 まる。 近位のボーンスクリュSの実際の挿入は、当業者であれば自明であるよう に、例えば精密な配置に位置決めする近位のスクリュガイド又はこれに類する物 などを用いる様々な一般的方法で行えることに留意すべきである。当業者であれ ば自明であるように、手術場所の封鎖や術後のケアは従来の方法で進めることが できる。 第2に、図43及び44に示すように右の大腿骨Fの順行近位ロッキング を所望する場合には、第3の髄内ネイルインサート65を遠位が内部固定された 髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25に挿入する。空洞25内 の平坦面47と髄内ネイルインサート65の本体95の平坦面108との相互作 用により、髄内ネイルインサート65を貫く開口101、103と髄内ネイル1 3を貫く横断口21との正確な位置決めが行われる。更に、インサート65の 位置誤差を排除すべく、平坦面47、108はインサート65がネイル13内で 回動するのを阻止する。髄内ネイルインサート65の本体95の遠位の端部99 は髄内ネイル13の空洞25内のレッジ35に係止または停止する。その結果こ のレッジ35が停止手段及び力伝達部材として動作し、インサート65からネイ ル13の遠位の端部19に力を伝達する。次に、外科医の裁量により髄内ネイル キャップ111、127、145、167、183のいずれかが選択され、髄内 ネイル13の近位の端部17に螺入されて髄内ネイルインサート65を髄内ネイ ル13の空洞25内に固定する。例えば、図43に示す第1の髄内ネイルキャッ プ111は、キャップ111の屋根部又は頂部がネイル13の頂部または近位の 端部17と同一面上にある。ここで選択されたキャップはネイル13の頂部の空 洞25に螺入され、選択キャップの遠位の端部はインサート61の近位の端部6 9と接触する。これによりキャップはインサート65及びネイル13のレッジ3 5と接触し、インサート65はネイル13と接触して完全に位置決めされるため 、インサート65はネイル13内で動いたり後退することがない。しかしながら 、選択されたインサート及びキャップは、必要に応じて、集積ユニットとしてネ イル13に挿入され又は装着されても良いことに留意すべきである。ネイル13 の摘出を望む場合には、当業者であれば自明であるように、同一面の頂部キャッ プ111をネイル13から取外して、スラップハンマー装着部又はこれに類する 物を具える除去器具をネイル13の近位の端部17に螺入または装着して、ネイ ル13を取出すようにする。 次に、図43及び44に明確に示すように、少なくとも1の、好ましくは 間隔をあけた一対の近位のボーンスクリュSを所定の角度で、大腿骨Fの側骨皮 質と、ネイル13の本体15の近位の端部17内の開口21と、インサート65 の本体95の開口101、103を通って、大腿骨Fの中間皮質に抜けるように 挿入する。順行モードでは、ボーンスクリュSは近位の大腿骨Fを下側に向って 通っている。インサート65の本体95の開口101、103の角度配置により 、順行ロッキングスクリュSは一般的に図43に明確に示す大腿骨Fの小転子L Tを通って延在し、骨とより係合するようにしている。インサート65の本体9 5の平坦面108に対する開口101、103の中心軸107の角度配置は、 図44に明確に示すように、構成体の後傾度を提供している。近位のボーンスク リュSの実際の挿入は、当業者であれば自明であるように、例えば、正確な配置 に位置決めするための様々な近位スクリュガイド及びこれに類する物を用いるな ど、いかなる通常の方法でも行えることに留意すべきである。当業者であれば自 明であるように、手術場所の封鎖や術後のケアは従来の方法で進めることができ る。 第3に、大腿頸部の修復を行うべく図45及び46に示すように右の大腿 骨Fの復元近位ロッキングを所望する場合には、第2の髄内ネイルインサート6 3を遠位が内部固定された髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞2 5に挿入する。空洞25内の平坦面47と髄内ネイルインサート63の本体81 の平坦面94との相互作用により、髄内ネイルインサート63を貫く開口87、 89と髄内ネイル13を貫く横断口21との正確な位置決めが行われる。更に、 インサート63の位置誤差を排除すべく、平坦面47、94はインサート63が ネイル13内で回動するのを阻止する。髄内ネイルインサート63の本体81の 遠位の端部85は髄内ネイル13の空洞25内のレッジ35に係止または停止す る。その結果このレッジ35が停止手段及び力伝達部材として動作し、インサー ト63からネイル13の遠位の端部19に力を伝達する。次に、外科医の裁量に より髄内ネイルキャップ111、127、145、167、183のいずれかが 選択され、髄内ネイル13の近位の端部17に螺入されて髄内ネイルインサート 63を髄内ネイル13の空洞25内に固定する。例えば、図45に示す第2の髄 内ネイルキャップ127では、キャップ127の頭部137及び切れ込み部14 1をネイル13の近位の端部17の上に延在させることにより、摘出を望む場合 にネイル13を大腿骨Fから摘出し易いようにしている。より具体的には、当業 者であれば自明であるように、キャップ127の切れ込み部141と係止するあ るいは頭部137と係合するフック又は爪を有するスラップハンマー装着部又は これに類する物を具える除去器具を用いてネイル13を取出すようにする。ここ で選択されたキャップはネイル13の頂部の空洞25に螺入され、選択キャップ の遠位の端部はインサート63の近位の端部83と接触する。これによりキャッ プはインサート63及びネイル13のレッジ35と接触し、インサート63がネ イル13と接触して完全に位置決めされるため、インサート63はネイル13内 で動いたり後退することがない。しかしながら、選択されたインサート及びキャ ップは、必要に応じて、集積ユニットとしてネイル13に挿入され又は装着され ても良いことに留意すべきである。 次に、図45及び46に明確に示すように、少なくとも1の、好ましくは 間隔をあけた一対の近位のボーンスクリュSを所定の角度で、大腿骨Fの側骨皮 質と、ネイル13の本体15の近位の端部17内の開口21と、インサート63 の本体81の開口87、89と、大腿骨Fの頸部Nを骨折または損傷Bを通り、 大腿骨Fの頭部Hに抜けるように挿入する。この復元モードでは、ボーンスクリ ュSはネイル13とインサート63を通り、大腿頸部Nを抜けて大腿頭部Hに通 される。大腿頸部Nの中心を通すために(特に、約115ミリメートルの長さの 復元ボーンスクリュSを使用する場合)、インサート63の本体81の開口87 、89の設定された角度配置は、復元ロッキングスクリュSが約135°の解剖 学上の大腿頸部角度及び約12°の前傾角度で大腿骨Fの頸部Nを通るようにす る。インサート63の本体81の平坦面94の平面に対する開口87、89の中 心軸93の角度配置は、図46に示すように構造上の後傾度を提供し、一方でイ ンサート63の本体81の中心軸91に対する開口87、89の中心軸93の角 度配置は、図45に示すように構造の解剖学上の大腿頸部角度を提供する。近位 のボーンスクリュSの実際の挿入は、当業者であれば自明であるように、例えば 、正確な配置に位置決めすべく様々な近位スクリュガイド及びこれに類する物を 用いるなど、いかなる通常の方法でも行えることに留意すべきである。当業者で あれば自明であるように、手術場所の封鎖や術後のケアは従来の方法で進めるこ とができる。 第4に、図47及び48に示すように左の大腿骨Fの順行近位ロッキング を所望する場合には、第2の髄内ネイルインサート63を遠位が内部固定された 髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25に挿入する。空洞25内 の平坦面47と髄内ネイルインサート63の本体81の平坦面94との相互作用 により、髄内ネイルインサート63を貫く開口87、89と髄内ネイル13を貫 く横断口21との正確な位置決めが行われる。更に、インサート63の位置誤 差を排除すべく、平坦面47、94はインサート63がネイル13内で回動する のを阻止する。髄内ネイルインサート63の本体81の遠位の端部85は髄内ネ イル13の空洞25内のレッジ35に係止または停止する。その結果このレッジ 35が停止手段及び力伝達部材として動作し、インサート63からネイル13の 遠位の端部19に力を伝達する。次に、外科医の裁量により髄内ネイルキャップ 111、127、145、167、183のいずれかが選択され、髄内ネイル1 3の近位の端部17に螺入されて髄内ネイルインサート63を髄内ネイル13の 空洞25内に固定する。例えば、図47に示す第3の髄内ネイルキャップ127 では、キャップ145の頭部155及び切れ込み部157をネイル13の近位の 端部17の上に延在させることにより、取出す場合にネイル13を大腿骨Fから 取出し易いようにしている。より具体的には、当業者であれば自明であるように 、キャップ145の切れ込み部157と係止するあるいは頭部155と係合する フック又は爪等を有するスラップハンマー装着部又はこれに類する物を具える除 去器具を用いてネイル13を取出すようにする。ここで選択されたキャップはネ イル13の頂部の空洞25に螺入され、選択キャップの遠位の端部はインサート 63の近位の端部83と接触する。これによりキャップはインサート63及びネ イル13のレッジ35と接触し、インサート63をネイル13と接触させて完全 に位置決めするため、インサート63はネイル13内で動いたり後退することが ない。しかしながら、選択されたインサート及びキャップは、必要に応じて、完 全体のようにしてネイル13に挿入され又は装着されても良いことに留意すべき である。 次に、図47及び48に明確に示すように、少なくとも1の、好ましくは 間隔をあけた一対の近位のボーンスクリュSを所定の角度で、大腿骨Fの側骨皮 質と、ネイル13の本体15の近位の端部17内の開口21と、インサート63 の本体81の開口87、89を通り、大腿骨Fの中間皮質に抜けるように挿入す る。この順行モードでは、ボーンスクリュSは近位の大腿骨Fを下側に向かって 通る。インサート63の本体81の開口87、89の角度配置により、順行ロッ キングスクリュSは一般的に図47に明確に示す大腿骨Fの小転子LTを通って 延在し、骨とより係合するようにしている。インサート63の本体81の平坦 面94に対する開口87、89の中心軸93の角度配置は、図48に明確に示す ように、構成体の後傾度を提供する。近位のボーンスクリュSの実際の挿入は、 当業者であれば自明であるように、例えば、正確な配置を得るために様々な近位 スクリュガイド及びこれに類する物を用いるなど、いかなる通常の方法でも行え ることに留意すべきである。当業者であれば自明であるように、手術場所の封鎖 や術後のケアは従来の方法で進めることができる。 第5に、大腿頸部の修復を行うべく図49及び50に示すように左の大腿 骨Fの復元近位ロッキングを所望する場合には、第3の髄内ネイルインサート6 5を遠位が内部固定された髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞2 5に挿入する。空洞25内の平坦面47と髄内ネイルインサート65の本体95 の平坦面108との相互作用により、髄内ネイルインサート65を貫く開口10 1、103と髄内ネイル13を貫く横断口21との正確な位置決めが行われる。 更に、インサート65の位置誤差を排除すべく、平坦面47、108はインサー ト65がネイル13内で回動するのを阻止する。髄内ネイルインサート65の本 体95の遠位の端部99は髄内ネイル13の空洞25内のレッジ35に係止また は停止する。その結果このレッジ35が停止手段及び力伝達部材として動作し、 インサート65からネイル13の遠位の端部19に力を伝達する。次に、外科医 の裁量により髄内ネイルキャップ111、127、145、167、183のい ずれかが選択され、髄内ネイル13の近位の端部17に螺入されて髄内ネイルイ ンサート65を髄内ネイル13の空洞25内に固定する。例えば、図49に示す 第4の髄内ネイルキャップ167は、キャップ167の頭部177及び切れ込み 部179をネイル13の近位の端部17の上に延在させることにより、取出す場 合にネイル13を大腿骨Fから取出し易いようにしている。より具体的には、当 業者であれば自明であるように、キャップ167の切れ込み部179と係止する あるいは頭部177と係合するフック又は爪を有するスラップハンマー装着部又 はこれに類する物を具える除去器具を用いてネイル13を取出すようにする。こ こで選択されたキャップはネイル13の頂部の空洞25に螺入され、選択キャッ プの遠位の端部はインサート65の近位の端部97と接触する。これによりキャ ップはインサート65及びネイル13のレッジ35と接触し、インサート65が ネイル13と接触して完全に位置決めされるため、インサート65はネイル13 内で動いたり後退することがない。しかしながら、選択されたインサート及びキ ャップは、必要に応じて、集積ユニットとしてネイル13に挿入され又は装着さ れても良いことに留意すべきである。 次に、図49及び50に明確に示すように、少なくとも1の、好ましくは 間隔をあけた一対の近位のボーンスクリュSを所定の角度で、大腿骨Fの側骨皮 質と、ネイル13の本体15の近位の端部17内の開口21と、インサート65 の本体95の開口101、103と、骨折または損傷Bを横切って大腿骨Fの頸 部Nを通るように挿入し、大腿骨Fの頭部Hに抜けるようにする。この復元モー ドでは、ボーンスクリュSはネイル13とインサート65を通り、大腿頸部Nを 抜けて大腿頭部Hに通される。大腿頸部Nの中心を通すために(特に、約115 ミリメートルの長さの修復ボーンスクリュSを使用する場合)、インサート65 の本体95の開口101、103の角度配置により、復元ロッキングスクリュS は約135°の解剖学上の大腿頸部角度及び約12°の前傾角度で大腿骨Fの頸 部Nを通過する。インサート65の本体95の平坦面108の平面に対する開口 101、103の中心軸107の角度配置は、図50に示すように構造の前傾度 を生じさせ、一方でインサート65の本体95の中心軸105に対する開口10 1、103の中心軸107の角度配置は、図49に示すように構造の解剖学上の 大腿頸部角度を提供する。近位のボーンスクリュSの実際の挿入は、当業者であ れば自明であるように、例えば、正確な配置を得るために様々な近位スクリュガ イド及びこれに類する物を用いるなど、いかなる通常の方法でも行えることに留 意すべきである。当業者であれば自明であるように、手術場所の封鎖や術後のケ アは従来の方法で進めることができる。 第6に、図57に例を示すように、損傷した大腿骨の骨幹またはこれに類 するものの修復を行うべく大腿骨Fの動的ロッキングを行う場合には、髄内管C に髄内ネイル13を挿入し、上述した方法により遠位の端部19を固定する。次 に、変形可能な遠位の端部又は襟部を有する所望の変形ネイルインサート(すな わち、変形可能な遠位の端部又は襟部71’を有する変形ネイルインサート61 )を遠位が内部固定された髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞 25に挿入する。次に、選択した髄内ネイルキャップ(すなわち、図57に示す 第5の髄内ネイルキャップ183)を遠位が内部固定された髄内ネイル13の本 体15の近位の端部17の空洞25内であってインサートの上に螺入する。次に 、少なくとも1つの、好ましくは間隔を空けた一対のボーンスクリュSを図57 に示すように横方向にまたは所定の角度で、大腿骨Fの側骨皮質と、ネイル13 の本体15の近位の端部17内の開口21と、変形インサートの本体の開口と、 大腿骨Fの中間皮質に延在するよう挿入する。ひとたびボーンスクリュSがこの ように挿入されると、選択キャップ(すなわち、図57に示すキャップ183) は更に空洞25に螺入され、これにより更なる骨折のアクティブな動的圧迫及び 選択インサートの変形可能な端部又は襟部(すなわち、図57に示すインサート 61の変形可能な端部又は襟部71’)がつぶれて、近位のボーンスクリュと遠 位のボーンスクリュの間で骨折片を圧迫して安定させる。ここで、すべての骨折 パターンがアクティブ圧迫に耐えられるものではないことに留意すべきである。 このように構成し使用することにより、本発明は、左右いずれか用の髄内 ネイルを不要とするモジュール式髄内固定システムを提供する。更に、このモジ ュール化により、横断(静的、動的、アクティブな動的圧迫)、順行(静的、アク ティブな動的圧迫)、及び修復(静的、アクティブな動的圧迫)といった近位ロ ッキングの複合的構成を可能にする。このモジュール化は、ネイル13と髄内ネ イル13内にフィットする特定のインサート61、63、65等の近位のジオメ トリにより実現する。全てのロッキングモードは2本の平行な近位のスクリュS に適している。ネイル13の本体15の近位の端部17を貫く横断口21のスロ ット形状の設計(すなわち、図3に示す通常スタイルのS型断面か、図52に示 す比較的大きな長円の断面形状)は、1又はそれ以上の近位のボーンスクリュS を横断口21及び本体15の近位の端部17に、当該近位のボーンスクリュSの 長軸がネイル13の本体15の中心軸23に対して、ネイル13の本体の中心軸 23に直角又は直交する平面の両側に鋭角をなす範囲内で、図39、41、57 に示すようにネイル13の本体15の中心軸23に直角又は直交する角度と、図 43、49に示すようにネイル13の本体15の中心軸23に直角又は直交する 角度で延在する平面の近位の側に対して鋭角をなす角度と、図45、49に示 すようにネイル13の本体15の中心軸23に直角又は直交して延在する平面の 遠位の側に対して鋭角をなす角度と、を含む所定の角度で挿入することを可能に する。近位のネイル13は、横断口21のスロット形状を特別に設計することに より左右いずれもの全てのロッキングモード及びインサートに適している。この 横断口21のスロット形状の特定設計は更に、復元及び順行モードで用いられる 前傾及び後傾を実現し、そのシンメトリは同じネイル13で左右いずれもの使用 を実現する。この横断口21のスロット形状の特定設計は更に、横断ロッキング に関連して静的、動的、及びアクティブな動的圧迫モードを実現し、順行及び修 復ロッキングに関連して静的、及びアクティブな動的圧迫モードを実現する。近 位のネイル13はインサート61、63、65等が不正確に配置されないように するため非対称であり、従って左右の順行及び復元オプションとして2つのイン サート63、65等が必要となる。左の復元位置は右の順行と同じ位置であり、 右の修復は左の順行位置と同じである。近位のネイル13の非対称は、ネイル1 3の近位セクションの内径及び外形に形成された平坦面45、47によるもので ある。髄内ネイル13の静的ロッキングにおいては(図39参照)、ボーンスクリ ュSは制御された崩解(controlled collapse)によることなくその長さで骨折 片を保持している。髄内ネイル13の動的ロッキングにおいては(図41参照)、 ボーンスクリュSを横断スロット又は開口に挿入することにより制御された崩解 を実現している。アクティブな動的圧迫においては、骨折部位を差し貫いて、選 択した髄内ネイルキャップを介して骨折箇所がアクティブに圧迫された後に、ア クティブスクリュ圧迫により変形可能な端部又は襟部76’が10ミリメートル 程度上がる。更に、ネイル13の本体15の近位の端部17を通る横断口21の 開口部26により形成されるネイル13の比較的大きな開口により、骨用接合剤 及び/又は接着剤の実質的な量は、ネイル13が髄内管Cに挿入された後である が選択インサート及びキャップが空洞25にロードされる前に、ネイル13の本 体15の空洞25を介して、及び開口26から大腿骨Fの髄内管Cにおいて開口 26に近い範囲を介して、注射器又はこれに類する物によって供給される。この ようなオプションは、骨折の固定に骨用接合剤又は接着剤等による補助が必要で ある場合にオステオペニアや腫瘍を切断する際の飛躍的な利点となる。 本発明に係る挿入器具の好適な実施例が図58〜76に示されている。本 発明の挿入器具は、特に大腿骨折あるいはそれに類するものの髄内固定や復元を 行う本発明に係るモジュール式髄内固定システム用に設計されている。 本発明の挿入器具は、髄内ネイルインサート61、63、65等のいずれ か1つと、髄内ネイルキャップ111、127、145、167、183等のい ずれか1つを髄内ネイル13の本体15の近位の端部17の空洞25内に挿入す るのに用いる髄内ネイルインサート及びキャップ挿入器具201を好適に具える 。通常、髄内ネイルインサート及びキャップ挿入器具201は、髄内ネイルイン サート61、63、65等のいずれか1つに取付けられ回転させることにより取 付けた髄内ネイルインサート61、63、65等を同様に回動させる内側シャフ トと、髄内ネイルキャップ111、127、145、167、183等に取付け られ回転させることにより取付けられた髄内ネイルキャップ111、127、1 45、167、183等を同様に回動させる外側シャフトと、の2つの同軸シャ フトを含む2つの部材からなる。 内側シャフトの第1実施例を図58、61に符号203で示す。この内側 シャフト203は、髄内ネイルインサート61、63、65等のうち選択された 1つに取付けられるように構成された第1の端部207と、外科医等により容易 に回動できるように構成された第2の端部209と、を具える固形の剛性本体2 05を含む。例えば、第1の端部207は選択された1の髄内ネイルインサート 61、63、65等の近位の端部の内側ネジ溝に螺入される外側ネジ部分を有す る。第2の端部209は好適にも外科医等により容易に回動できるように構成さ れている。例えば、第2の端部209は外科医等に良好なグリップを提供すべく 大きなヘッド部又はこれに類する物を有しても良い。 外側シャフトの第1実施例を図59〜61に符号211で示す。この外側 シャフト211は、選択した1の髄内ネイルキャップ111、127、145、 167、183等の六角ソケット等と駆動可能に係合するように構成された第1 の端部215と、外科医等により容易に回動可能に構成された第2の端部217 とを有する剛性本体213を含む。例えば、第1の端部215は六角形の断面形 状またはこれに類するものを具え、選択した1の髄内ネイルキャップ111,1 27、145、167、183等の六角ソケット等と係合する六角ドライブを実 現する遠位の端部を有する。第2の端部217は本体213を回転させるために レンチまたはこれに類する物を適用できるようにした六角ドライブか、外科医等 に良好なグリップを提供すべくぎざぎざのついた外側面を有する大きなヘッド部 を具えるようにしても良い。更に、本体213は、前記内側シャフト203の本 体205の第1の端部207が内側に延在できる寸法に形成された本体213を 完全に貫く開口219を有する。この本体213の第2の端部217における開 口219の遠位の端部は、内側シャフト203の本体205の第1の端部207 を挿入し易くするために好適に傾斜している。 図61に概略的に示すように、例えば髄内ネイルインサート61と髄内ネ イルキャップ111について挿入器具201を用いた場合は、内側シャフト20 3の本体205の第1の端部207をまず外側シャフト211の本体213の開 口219に挿入し、次に髄内ネイルキャップ111の本体113を貫く開口12 1に挿入し、更に髄内ネイルインサート61の本体67の近位の端部69内の内 側ネジ溝78に螺入する。これによりこの構成体又はアセンブリは単一ユニット として動かし、扱うことができる。例えば、ネイルインサート61及びキャップ 111を図61に示す構成体又はアセンブリを用いて髄内ネイル13の本体15 の近位の端部17内の空洞25の入口37に挿入するには、インサート61の本 体67の遠位の端部71を、挿入器具201をハンドルとして用いて単に空洞2 5の入口37に挿入する。これにより外科医は本体205の第2の端部209を 回転させることにより、ネイルインサート61の本体67を空洞25内に正確に 配置すべく内側シャフト203を回転させることができ、その後空洞25内にネ イルインサート61を完全に挿入する。次に、外科医はネイルキャップ111及 び外側シャフト211を、ネイルキャップ111の外側ネジ部分119が空洞2 5の入口37の内側ネジ部分39に係合し、外側シャフト211の本体213の 第2の端部217がネイルキャップ111の六角形状ソケット123と機能的に 係合するまで、内側シャフト203に沿ってスライドさせる。これにより外科医 は外側シャフト211を回転させてネイルキャップ111を空洞25に螺入する ことができ、その結果ネイルキャップ111とネイルインサート61がネイル 13に正しい配置で固定される。その後外側シャフト211をネイルキャップ1 11との係合が外れるように後ろにスライドさせる。その後内側シャフト203 を回転させてインサート61との螺合を解く。このようにして挿入器具201は 完全に取外される。 内側シャフトの第2実施例を図62に符号223で示す。この内側シャフ ト223は、選択された1の髄内ネイルインサート61、63、65等に取付け られるように構成された第1の端部227と、外科医等により容易に回動できる ように構成された第2の端部229と、を具えるフレキシブル本体225を含む 。例えば、第1の端部227は選択された1の髄内ネイルインサート61、63 、65等の近位の端部の内側ネジ溝に螺入される堅い外側ネジ部分を有する。第 2の端部229は大きく構成され、そうでなくても外科医等により容易に回動で きるように構成されている。例えば、第2の端部229の外側面は外科医等に良 好なグリップを提供するためぎざぎざを設けて構成しても良い。 外側シャフトの第2実施例を図63に符号231で示す。この外側シャフ ト231は、選択された1の髄内ネイルキャップ111、127、145、16 7、183等の六角ソケット等と駆動可能に係合するように構成された第1の端 部235と、外科医等により容易に回動可能に構成された第2の端部237とを 有するフレキシブル本体233を含む。例えば、第1の端部235は、選択した 1の髄内ネイルキャップ111、127、145、167、183等の六角ソケ ット等と係合する六角ドライブを構成する六角形の断面形状またはこれに類する ものを有する堅い遠位の端部を具える。第2の端部237は、外科医等に良好な グリップを提供すべくぎざぎざのついた外側面を有する大きなヘッド部を具える ようにしても良い。更に、本体233は、前記内側シャフト223の本体225 の第1の端部227が内側に延在できる寸法に形成された本体233を貫く開口 239を有する。 外側シャフトの第3実施例を図64に符号241で示す。この外側シャフ ト241は、選択された1の髄内ネイルキャップ111、127、145、16 7、183等の六角ソケット等と駆動可能に係合するように構成された第1の端 部245と、外科医等により容易に回動可能に構成された第2の端部247と を有する本体243を含む。例えば、第1の端部245は、選択した1の髄内ネ イルキャップ111、127、145、167、183等の六角ソケット等と係 合する六角ドライブを構成する六角形の断面形状またはこれに類するものを有す る遠位の端部を具える。第2の端部247は、外科医等に良好なグリップを提供 すべくT字型ハンドルを形成する横棒249またはこれに類する物を具えるよう にしても良い。更に、本体243は、前記内側シャフト223の本体225の第 1の端部227が内側に延在できる寸法に形成された本体243を完全に貫く開 口251を有する。更に、本体243は第1の端部245と第2の端部247の 中間にユニバーサルジョイント253を好適に有する。 フレキシブル内側シャフトとフレキシブル外側シャフト(それ自体がフレ キシブルシャフトであるか、ユニバーサルジョイントを有するシャフトのいずれ も含む)のコンビネーションは、挿入器具を曲げて様々な向き、切開箇所、及び サイズ等への適用を可能にする。ユニバーサルジョイントで連結された2ピース でなる剛体の外側シャフトは更に、選択キャップを配置個所へ締結等するのに最 大トルク制御を実現する。 本発明の挿入器具は好適にも、髄内ネイルインサートの挿入時に用いる外 科的器具を提供する髄内ネイル挿入操作器具301を有する。(図65〜76参 照)。 挿入操作器具301は、ある髄内ネイルの近位の端部、特に髄内ネイル1 3の近位の端部17に装着可能な第1の端部305と、大腿骨Fの近位の端部へ の外科的アクセスを行うために設けた近位の切開部PIの外側に位置され、挿入 等の際にネイル13の容易な位置決めと操作を可能とする第2の端部307とを 具える。 この挿入操作器具301は、本体303の第1の端部305に設けられネ イル13等の近位の端部17に装着するコレット309またはそれに類するもの を具える。このコレット309は、通常はコレット309をネイル13の遠位の 端部17に容易に配置し又は取外すことができるオープン位置(図73参照)に 位置決めされている複数のスプリング型フィンガーを具える。挿入操作器具30 1は、コレット309を覆うように設けられ、図72に示すコレット309の フィンガーが閉じるよう付勢された第1の位置と、図73に示すコレット309 のフィンガーがばねで開状態となった第2の位置との間の切換えを行うコレット スリーブ311を具える。コレット309の各スプリング型フィンガーの内側に は、実質的に各スプリング型フィンガーの最も遠位の端部に、ネイル13の近位 の端部17の外側面41の横溝43と係合してネイル13等と組合さってコレッ ト309のクランプ力を飛躍的に増大させる内側に突出したリップ部を形成する 横溝が設けられている。 挿入操作器具301は、コレットスリーブ311を第1及び第2の位置へ 切換える際にユーザが操作する制御手段313を具える。この制御手段313は 、コレットスリーブ311にピボットロッド319を介して回動可能に取付けら れた第1の端部317と、第2の端部321と、を有するコレットスリーブリン クアーム315を好適に具える。制御手段313は、コレットスリーブリンクア ーム315の第2の端部321にピボットロッド327を介して回動可能に取付 けられた第1の端部325と、第2の端部329とを有するボタンビーム323 を好適に有する。このボタンビーム323は、ピボットロッド331を介して、 第1の端部325と第2の端部329の中間部で本体303に回動可能に取付け られている。制御手段313は、ピボットロッド337及び伸長スロット339 を介してボタンビーム323の第2の端部329に回動可能に取付けられた第1 の端部335と、第2の端部341とを有する制御ボタン333を好適に具える 。制御手段313は、制御ボタン333と相互作用してコレットスリーブ311 を第1又は第2の位置にロックするボタンラッチ343を好適に具える。このボ タンラッチ243は、ピボットロッド347を介して本体303に回動可能に取 付けられた第1の端部345と、第2の端部349とを好適に具える。この制御 ボタン333とボタンラッチ343は、以下に明らかにするように、選択的かつ 確実に両者を互いに保持する共働歯351を好適に具える。制御手段313は、 通常はボタンラッチ343を制御ボタン333に付勢する一般的なボタンプラン ジャまたはそれに類するものといった切換え手段353を具えても良い。制御ボ タン333及びボタンラッチ343は、ネイル13を完全に大腿骨Fの髄内管C に挿入した後にも第2の端部341、349が近位の切開部PIの外側に位置す る ように本体303に取付けられており、外科医の操作により容易に挿入操作器具 301からネイル13を切離すことができる。より具体的には、当業者であれば 図面から明白であるように、制御ボタン333が図72に示す位置から手で図7 3に示す位置まで押下されると(図72及び73に示すように)、コレットスリー ブ311が図72に示す第1の又はロックされた位置から図73に示す第2の又 はアンロックされた位置に移動して、挿入操作器具301をネイル13の本体1 5の近位の端部17から容易に取外す(又は更に挿入する)ことができる。制御 ボタン33の押下を容易にすべく、図72及び73に示すように、ボタンラッチ 343は図73に示す位置から時計回りに回転するようにする。ボタンラッチ3 43の第2の端部349は、外科医に良好なグリップを提供する等のため、ぎざ ぎざのついた部分355またはそれに類するものを具えても良い。 本体303の第1の端部305はこれを通りコレット309の近位の端部 20受ける開口357を好適に具え、この開口357は、コレット309の内側 と共働しネイル13が挿入操作器具301に取付けられたときにネイル13の空 洞25と同方向に延在する連続的な開口として構成される。挿入操作器具301 を貫くこの連続的な開口は、ネイル13の空洞25の直径と同じかそれ以上のサ イズに、かつネイル13の空洞25のどの部分も妨害しないように形成されてお り、スラップハンマーや、遠位のロッキングポジショナや、インサート、キャッ プ等のアイテムをネイル13の空洞25内にフリーに送込むことができる。 挿入操作器具301は、本体303の開口361内に摺動可能に配設され 、選択的に開口357内に延在してスラップハンマーや遠位のロッキングポジシ ョナ等の種々のアイテムを挿入操作器具301に固定する第1の端部363と、 第2の端部365とを有する衝撃プランジャ359を具えても良い。開口361 内において衝撃プランジャ359の第2の端部365にはコイルスプリング36 7が好適に配置されており、通常は図73に示すように衝撃プランジャ359の 第1の端部363を開口357に付勢している。図72に示すように、衝撃プラ ンジャ359を選択的に移動させて収縮させた位置にロックするロック手段36 9が好適に設けられている。このロック手段369は単に、衝撃プランジャ35 9を貫いて延在するクロスバー371と、本体303を貫通してクロスバー37 1を延在させるためのT字型開口373とで構成される。当業者であればもう明 らかなように、このT字型開口373内でクロスバー371を手動で動かすこと により外科医は選択的に衝撃プランジャ359を収縮位置に移動させることがで き、クロスバー371をT字型開口373の端部にローテーションさせることに より衝撃プランジャを収縮させた位置でロックすることができる。クロスバー3 71及びT字型開口373は、ネイル13が完全に大腿骨Fの髄内管Cに挿入さ れた後にも近位の切開部PIの外側から外科医がクロスバー371を容易に操作 できるように本体303に好適に配置されている。 本体303は、左右いずれの大腿骨についての順行ロッキングモードにお いて近位のロッキングスクリュの挿入を順行軸377(図75参照)に沿って案 内すべく配設された順行ガイドボア375を好適に具える。 挿入操作器具303は、本体303のスロット381内に配置され、上述 したように静的又は動的モードのいずれでも近位のロッキングスクリュの挿入を 横軸385(図75参照)に沿って案内すべく設けられたクロス又は横断ガイド ボア383を有するクロス又は横断ガイドインサート379を好適に具える。本 体303には、インサート379を本体303に固定するボールプランジャ38 7あるいはこれに類するものが好適に設けられている。 挿入操作器具303は、本体303に取付けられ、近位のロッキングスク リュの挿入を修復軸393(図76参照)に沿って案内すべく配設された修復ガ イドボア391を有する復元ガイドアセンブリ389を好適に具える。この復元 ガイドアセンブリ389は、復元ガイドアセンブリ389を本体303に固定す るためのスクリュ395及びナット397を好適に具える。 挿入操作器具301の各部位は、ネイル挿入時にX線画像へ干渉しないよ うに放射線透過性の材料で構成することができる。 本発明の好適な実施例及びその好適な使用について説明し図示したが、こ れは本発明が目的とする最大の範囲内で変形及び変更することが可能であり、こ れに限定されるものではない。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年11月20日(1998.11.20) 【補正内容】 請求の範囲 1.長軸を有する近位のボーンスクリュと共に用いる髄内ネイルであって 、当該髄内ネイルは近位の端部と遠位の端部を有し中心軸が該近位の端部と遠位 の端部の間に延在する細長い本体を具え、前記本体の近位の端部はこれを貫く横 断スロットを有し、この本体の近位の端部を貫く横断スロットは、前記横断スロ ットと前記本体の近位の端部において、近位のボーンスクリュの長軸が前記ネイ ル本体の中心軸を横切って延在する平面の両側に成す鋭角の範囲内で、前記ネイ ルの本体の中心軸に対して所定の角度に配置されるように近位のボーンスクリュ を挿入可能に構成されているとともに、この横断スロットの構成が、近位の端部 と、遠位の端部と、前記近位の端部と遠位の端部が互いに側方にオフセットして いる中間部であって前記近位の端部と遠位の端部との間に延在しこれらを連結す る中間部とを具える髄内ネイル。 2.請求項1に記載の髄内ネイルにおいて、前記本体の近位の端部を貫く 横断口がS字型の断面形状を有するように構成された髄内ネイル。 3.請求項1に記載の髄内ネイルにおいて、前記本体がその近位の端部と 遠位の端部との間に延在する中心軸を有し、前記本体の近位の端部がその中心軸 に沿って前記遠位の端部の方へ延在する空洞を有し、前記本体が該本体の近位の 端部を貫く横断口に近接する位置に前記空洞からその中心軸の方へ延在する突起 を有する髄内ネイル。 4.請求項1に記載の髄内ネイルにおいて、前記本体の近位の端部の空洞 が入口を有し、当該本体の近位の端部の空洞の入口が内側ネジ山部を有する髄内 ネイル。 5.請求項1に記載の髄内ネイルにおいて、前記本体の近位の端部が外側 面と、該外側面に設けた横溝を有する髄内ネイル。 6.請求項1に記載の髄内ネイルにおいて、前記本体の遠位の端部が外側 面と、該外側面に設けた複数の平坦部を有する髄内ネイル。 7.請求項1に記載の髄内ネイルにおいて、前記本体の近位の端部の空洞 が非円形の断面を有するように構成されている髄内ネイル。 8.モジュール式髄内固定システムであって、 (a)近位の端部と遠位の端部を有する細長い本体を具える髄内ネイルで あって、前記髄内ネイル本体の近位の端部がこれを貫く横断口を有し、前記髄内 ネイル本体がその近位の端部と遠位の端部との間に延在する中心軸を有し、前記 髄内ネイル本体の近位の端部が前記中心軸に沿って前記遠位の端部の方へ延在す る空洞を有する髄内ネイルと、 (b)前記髄内ネイル本体の近位の端部の空洞に挿入する髄内ネイルイン サートであって、当該髄内ネイルインサートは近位の端部と遠位の端部を有する 細長い本体を具え、この髄内ネイルインサート本体がこれを貫き髄内ネイルイン サートを前記髄内ネイル本体の近位の端部の空洞に挿入したときに髄内ネイル本 体の近位の端部を貫く横断口と整列させる横断口を有する髄内ネイルインサート と、を具えるモジュール式髄内固定システム。 9.請求項9に記載のモジュール式髄内固定システムにおいて、前記髄内 ネイルインサート本体がこれを貫き髄内ネイルインサートを前記髄内ネイル本体 の近位の端部の空洞に挿入したときに髄内ネイル本体の近位の端部を貫く横断口 と整列させる第2の横断口を有し、前記髄内ネイルインサートを貫く各横断口が 中心軸を具えるモジュール式髄内固定システム。 10.請求項10に記載のモジュール式髄内固定システムにおいて、前 記髄内ネイルインサートを貫く各横断口の中心軸が互いに平行で、かつ前記髄内 ネイルインサート本体の中心軸に直交するモジュール式髄内固定システム。 11.請求項10に記載のモジュール式髄内固定システムにおいて、前記 髄内ネイルインサートを貫く各横断口の中心軸が互いに平行で、かつ前記髄内ネ イル本体の中心軸に対し関連した角度をなすモジュール式髄内固定システム。 12.請求項9に記載のモジュール式髄内固定システムにおいて、前記髄 内ネイル本体の近位の端部を貫く横断口がS字型断面を有するように構成された モジュール式髄内固定システム。 13.請求項9に記載のモジュール式髄内固定システムであって、前記髄 内ネイルインサートを髄内ネイル本体の近位の端部の空洞内に固定する髄内ネイ ルキャップを具えるモジュール式髄内固定システム。 14.請求項14に記載のモジュール式髄内固定システムにおいて、前記 髄内ネイルキャップが、前記髄内ネイルインサートを髄内ネイル本体の近位の端 部の空洞内に固定したときに前記髄内ネイルの近位の端部と同一面をなす平坦な 頂部を有するモジュール式髄内固定システム。 15.請求項14に記載のモジュール式髄内固定システムにおいて、前記 髄内ネイルキャップが、前記髄内ネイルインサートを髄内ネイル本体の近位の端 部の空洞内に固定したときに前記髄内ネイルの近位の端部の上に延在する伸張さ れた頂部を有するモジュール式髄内固定システム。 16.請求項9に記載のモジュール式髄内固定システムであって、前記髄 内ネイルインサートが髄内ネイル本体の近位の端部の空洞に挿入されたときに、 前記髄内ネイルインサート本体を貫く横断口を、前記髄内ネイル本体の近位の端 部を貫く横断口に整列させる手段を具えるモジュール式髄内固定システム。 17.請求項9に記載のモジュール式髄内固定システムにおいて、前記髄 内ネイル本体の近位の端部の空洞が非円形の断面を有するとともに、前記髄内ネ イルインサートの本体が前記髄内ネイル本体の近位の端部の空洞の形状に対応す る非円形の断面を有し、前記髄内ネイルインサートが髄内ネイル本体の近位の端 部の空洞に挿入されたときに、前記髄内ネイルインサート本体を貫く横断口が前 記髄内ネイル本体の近位の端部を貫く横断口に整列するようにしたモジュール式 髄内固定システム。 18.請求項9に記載のモジュール式髄内固定システムにおいて、前記髄 内ネイルインサートが、アクティブ動的髄内固定を実現する可変部分を有するモ ジュール式髄内固定システム。 19.モジュール式髄内固定システムと、ターゲット磁石を具える磁気ポ ジショナ器具との組合せであって、前記モジュール式髄内固定システムが、 (a)近位の端部と遠位の端部を有する細長い本体を具える髄内ネイルで あって、前記髄内ネイル本体がその近位の端部を貫く横断口とその遠位の端部を 貫く横断口とを有するとともに、前記髄内ネイル本体がその近位の端部と遠位の 端部との間に延在する中心軸とその長さ全体に渡って前記中心軸に沿って延在す る空洞とを有し、前記磁気ポジショナ器具のターゲット磁石を前記髄内ネイル本 体の空洞内で前記遠位の端部の横断口に近接配置できるようにした髄内ネイルと 、 (b)前記髄内ネイル本体の近位の端部の空洞に挿入する髄内ネイルイン サートであって、当該髄内ネイルインサートは近位の端部と遠位の端部を有する 細長い本体を具え、この髄内ネイルインサートの本体がこれを貫き髄内ネイルイ ンサートを前記髄内ネイル本体の近位の端部の空洞に挿入したときに髄内ネイル 本体の近位の端部を貫く横断口と整列する横断口を有する髄内ネイルインサート と、 (c)前記髄内ネイルインサートを髄内ネイル本体の近位の端部の空洞 内に固定する髄内ネイルキャップと、を具える組合せ。 20.外科医が髄内ネイルを挿入するのに用いる挿入操作器具であって、 当該挿入操作器具が、 (a)第1及び第2の端部を有する本体と、 (b)髄内ネイルを前記本体の第1の端部に取付けるべく前記髄内ネイル の近位の端部の外側面をグリップする第1の位置と、前記髄内ネイルを本体から リリースする第2の位置と、に移動可能なアタッチメント手段と、 (c)前記アタッチメント手段を第1及び第2の位置に移動させる制御手 段であって、外科医が前記本体の第1の端部から離れた位置から前記アタッチメ ント手段を第2の位置に移動させて前記本体から髄内ネイルをリリースできるよ うに、前記本体の第1の端部から離れて配設された制御部材を具える制御手段と 、を具える挿入操作器具。 21.開口が設けられた近位の端部を有する髄内ネイルと共に用いる請求 項21に記載の挿入操作器具であって、前記本体が、前記本体を貫く開口であっ て髄内ネイルの近位の端部の開口と一致してこの本体の開口を介して前記髄内ネ イルの近位の端部の開口にアクセスできるようした開口を具える挿入操作器具。 22.ネジ部が設けられた中空の後ろ側端部を具える髄内ネイルと、この 髄内ネイルの中空の後ろ側端部に挿入するインサートと、前記髄内ネイルの中空 の後ろ側端部のネジ部に螺入するネジ部を具えるキャップと、前記インサート及 びキャップを前記髄内ネイルの中空の後ろ側端部に挿入するための挿入器具と、 の組合せであって、前記挿入器具が、 (a)前記インサートに取付けて回転させることにより前記インサートを 回転させる第1の端部と、第2の端部とを具える内側シャフトと、 (b)外側シャフトであって、前記キャップに取付けて回転させることに より前記キャップを回転させる第1の端部と、第2の端部と、前記外側シャフ トを貫通して延在する開口であって内部に前記内側シャフトを延在させることに より前記内側シャフトが外側シャフトの回転とは独立して回転可能な開口と、を 有する外側シャフトと、を具える組合せ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ファンドリッチ,グレゴリー アメリカ合衆国テネシー州38017,コリア ヴィル,ウルフリッジコウブ226 (72)発明者 テリル−グリソーニ,ロウララン アメリカ合衆国テネシー州38017,コルド ヴァ,アッシュバーンプレースノース2554

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.長軸を有する近位のボーンスクリュと共に用いる髄内ネイルであって 、当該髄内ネイルは近位の端部と遠位の端部を有し、中心軸が該近位の端部と遠 位の端部の間に延在する細長い本体を具え、前記本体の近位の端部はこれを貫く 横断スロットを有し、この本体の近位の端部を貫く横断スロットは、前記横断ス ロットと前記本体の近位の端部において、前記近位のボーンスクリュの長軸が前 記ネイル本体の中心軸を横切って延在する平面の両側に成す鋭角の範囲内で、前 記ネイルの本体の中心軸に対して所定の角度に配置されるように前記近位のボー ンスクリュを挿入可能に構成されている髄内ネイル。 2.請求項1に記載の髄内ネイルにおいて、前記本体の近位の端部を貫く 横断口がS字型の断面形状を有するように構成された髄内ネイル。 3.請求項1に記載の髄内ネイルにおいて、前記本体の近位の端部を貫く 横断口が、近位の端部と、遠位の端部と、前記近位の端部と遠位の端部が互いに 側方にオフセットとなり前記近位の端部と遠位の端部との間に延在しこれらと連 通する中間部とを具えるように構成された髄内ネイル。 4.請求項1に記載の髄内ネイルにおいて、前記本体がその近位の端部と 遠位の端部との間に延在する中心軸を有し、前記本体の近位の端部がその中心軸 に沿って遠位の端部の方へ延在する空洞を有し、前記本体が該本体の近位の端部 を貫く横断口の近接位置に前記空洞からその中心軸の方へ延在する突起を有する 髄内ネイル。 5.請求項1に記載の髄内ネイルにおいて、前記本体の近位の端部の空洞 が入口を有し、当該本体の近位の端部の空洞の入口が内側ネジ山部を有する髄内 ネイル。 6.請求項1に記載の髄内ネイルにおいて、前記本体の近位の端部が外側 面と、該外側面に設けた横溝を有する髄内ネイル。 7.請求項1に記載の髄内ネイルにおいて、前記本体の遠位の端部が外側 面と、該外側面に設けた複数の平坦部を有する髄内ネイル。 8.請求項1に記載の髄内ネイルにおいて、前記本体の近位の端部の空洞 が非円形の断面を有するように構成されている髄内ネイル。 9.モジュール式髄内固定システムであって、 (a)近位の端部と遠位の端部を有する細長い本体を具える髄内ネイルで あって、前記髄内ネイル本体の近位の端部がこれを貫く横断口を有し、前記髄内 ネイル本体がその近位の端部と遠位の端部との間に延在する中心軸を有し、前記 髄内ネイル本体の近位の端部が前記中心軸に沿って前記遠位の端部の方へ延在す る空洞を有する髄内ネイルと、 (b)前記髄内ネイル本体の近位の端部の空洞に挿入する髄内ネイルイン サートであって、当該髄内ネイルインサートは近位の端部と遠位の端部を有する 細長い本体を具え、この髄内ネイルインサート本体がこれを貫き髄内ネイルイン サートを前記髄内ネイル本体の近位の端部の空洞に挿入したときに髄内ネイル本 体の近位の端部を貫く横断口と整列させる横断口を有する髄内ネイルインサート と、を具えるモジュール式髄内固定システム。 10.請求項9に記載のモジュール式髄内固定システムにおいて、前記髄 内ネイルインサート本体がこれを貫き髄内ネイルインサートを前記髄内ネイル本 体の近位の端部の空洞に挿入したときに髄内ネイル本体の近位の端部を貫く横断 口と整列させる第2の横断口を有し、前記髄内ネイルインサートを貫く各横断口 が中心軸を具えるモジュール式髄内固定システム。 11.請求項10に記載のモジュール式髄内固定システムにおいて、前 記髄内ネイルインサートを貫く各横断口の中心軸が互いに平行で、かつ前記髄内 ネイルインサート本体の中心軸に直交するモジュール式髄内固定システム。 12.請求項10に記載のモジュール式髄内固定システムにおいて、前記 髄内ネイルインサートを貫く各横断口の中心軸が互いに平行で、かつ前記髄内ネ イル本体の中心軸に対し関連した角度をなすモジュール式髄内固定システム。 13.請求項9に記載のモジュール式髄内固定システムにおいて、前記髄 内ネイル本体の近位の端部を貫く横断口がS字型断面を有するように構成された モジュール式髄内固定システム。 14.請求項9に記載のモジュール式髄内固定システムであって、前記髄 内ネイルインサートを髄内ネイル本体の近位の端部の空洞内に固定する髄内ネイ ルキャップを具えるモジュール式髄内固定システム。 15.請求項14に記載のモジュール式髄内固定システムにおいて、前記 髄内ネイルキャップが、前記髄内ネイルインサートを髄内ネイル本体の近位の端 部の空洞内に固定したときに前記髄内ネイルの近位の端部と同一面をなす平坦な 頂部を有するモジュール式髄内固定システム。 16.請求項14に記載のモジュール式髄内固定システムにおいて、前記 髄内ネイルキャップが、前記髄内ネイルインサートを髄内ネイル本体の近位の端 部の空洞内に固定したときに前記髄内ネイルの近位の端部の上に延在する伸長さ れた頂部を有するモジュール式髄内固定システム。 17.請求項9に記載のモジュール式髄内固定システムであって、前記髄 内ネイルインサートが髄内ネイル本体の近位の端部の空洞に挿入されたときに、 前記髄内ネイルインサート本体を貫く横断口を、前記髄内ネイル本体の近位の端 部を貫く横断口に整列させる手段を具えるモジュール式髄内固定システム。 18.請求項9に記載のモジュール式髄内固定システムにおいて、前記寺 内ネイル本体の近位の端部の空洞が非円形の断面を有するとともに、前記髄内ネ イルインサートの本体が前記髄内ネイル本体の近位の端部の空洞の形状に対応す る非円形の断面を有し、前記髄内ネイルインサートが髄内ネイル本体の近位の端 部の空洞に挿入されたときに、前記髄内ネイルインサート本体を貫く横断口が前 記髄内ネイル本体の近位の端部を貫く横断口に整列するようにしたモジュール式 髄内固定システム。 19.請求項9に記載のモジュール式髄内固定システムにおいて、前記髄 内ネイルインサートが、アクティブ動的髄内固定を実現する可変部分を有するモ ジュール式髄内固定システム。 20.モジュール式髄内固定システムと、ターゲット磁石を具える磁気ポ ジショナ器具との組合せであって、前記モジュール式髄内固定システムが、 (a)近位の端部と遠位の端部を有する細長い本体を具える髄内ネイルで あって、前記髄内ネイル本体がその近位の端部を貫く横断口とその遠位の端部を 貫く横断口とを有するとともに、前記髄内ネイル本体がその近位の端部と遠位の 端部との間に延在する中心軸とその長さ全体に渡って前記中心軸に沿って延在す る空洞とを有し、前記磁気ポジショナ器具のターゲット磁石を前記髄内ネイル本 体の空洞内で前記遠位の端部の横断口に近接配置できるようにした髄内ネイルと 、 (b)前記髄内ネイル本体の近位の端部の空洞に挿入する髄内ネイルイン サートであって、当該髄内ネイルインサートは近位の端部と遠位の端部を有する 細長い本体を具え、この髄内ネイルインサートの本体がこれを貫き髄内ネイルイ ンサートを前記髄内ネイル本体の近位の端部の空洞に挿入したときに髄内ネイル 本体の近位の端部を貫く横断口と整列する横断口を有する髄内ネイルインサート と、 (c)前記髄内ネイルインサートを髄内ネイル本体の近位の端部の空洞 内に固定する髄内ネイルキャップと、を具える組合せ。 21.外科医が髄内ネイルを挿入するのに用いる挿入操作器具であって、 当該挿入操作器具が、 (a)第1及び第2の端部を有する本体と、 (b)髄内ネイルを前記本体の第1の端部に取付ける第1の位置と、前記 髄内ネイルを本体からリリースする第2の位置と、に移動可能なアタッチメント 手段と、 (c)前記アタッチメント手段を第1及び第2の位置に移動させる制御手 段であって、外科医が前記本体の第1の端部から離れた位置から前記アタッチメ ント手段を第2の位置に移動させて前記本体から髄内ネイルをリリースできるよ うに、前記本体の第1の端部から離れて配設された制御部材を具える制御手段と 、を具える挿入操作器具。 22.内側に開口を有する近位の端部と外側面とを有する髄内ネイルに用 いる挿入操作器具であって、当該挿入操作器具が、 (a)内側を貫く開口を有する本体と、 (b)この本体の開口を介して前記髄内ネイルの近位の端部の開口にアク セスできるよう前記本体を貫く開口を髄内ネイルの近位の端部の開口と一致させ て前記本体に髄内ネイルを取付けるべく前記髄内ネイルの近位の端部の外側面を グリップするアタッチメント手段と、とを具える挿入操作器具。 23.ネジ部が設けられた中空の後側端部を具える髄内ネイルと、この髄 内ネイルの中空の後側端部に挿入されるインサートと、前記髄内ネイルの中空の 後側端部のネジ部に螺入されるネジ部を具えるキャップと、前記インサート及び キャップを前記髄内ネイルの中空の後側端部に挿入するための挿入器具と、の組 合せであって、前記挿入器具が、 (a)前記インサートに取付けて回転させることにより前記インサートを 回転させる第1の端部と、第2の端部とを具える内側シャフトと、 (b)外側シャフトであって、前記キャップに取付けて回転させることに より前記キャップを回転させる第1の端部と、第2の端部と、前記外側シャフト を貫通して延在する開口であって内部に前記内側シャフトを延在させることによ り前記内側シャフトが外側シャフトの回転とは独立して回転可能な開口と、を有 する外側シャフトと、を具える組合せ。
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