JP2001510694A - 食用スプーン - Google Patents

食用スプーン

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JP2001510694A
JP2001510694A JP2000503745A JP2000503745A JP2001510694A JP 2001510694 A JP2001510694 A JP 2001510694A JP 2000503745 A JP2000503745 A JP 2000503745A JP 2000503745 A JP2000503745 A JP 2000503745A JP 2001510694 A JP2001510694 A JP 2001510694A
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JP
Japan
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spoon
mouth portion
shape
edible
mouthpiece
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Withdrawn
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JP2000503745A
Other languages
English (en)
Inventor
ディッゲーレン・ベルント ベーム−ファン
Original Assignee
ベーム−ファン ディッゲーレン・ベルント
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47GHOUSEHOLD OR TABLE EQUIPMENT
    • A47G21/00Table-ware
    • A47G21/04Spoons; Pastry servers

Abstract

(57)【要約】 柄と、これに続き、柔らかくかつ可撓性の材料から成る口部分とを備えた粥状又は流動状食物の摂取のための食用スプーンにおける、顔面神経麻痺を有する子供及び大人の食物摂取を実質的に容易にし又は初めて実際的にするという課題は、口部分が槽状に、凹状に形成されておりかつ一平面内に位置する上部境界縁を有し、その際口部分の材料厚さが前方領域及び側方領域で、その凹状形態が、嚥下過程で舌Zの押し込みによって凸状形態に反転可能でありかつ口部分は矢状方向及び横断方向において硬い口蓋Gの湾曲形態に適合可能であることを特徴とする前記食用スプーン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、柄と、柄に続き、柔らかくかつ可撓性の材料から成る口部分とを備
えた、粥状又は流動状食物の摂取のための食用スプーンに関する。
【0002】
【従来の技術】
ドイツ国特許出願第2905831号から、長い柄を備えた子供用スプーンが
公知であり、子供用スプーンは、一端に柔らかくかつ可撓性材料から成るシァベ
ル状部を有し、その位置部分は濃厚な流動状のかつ類似の食物の摂取及び保持の
ために使用され、その際シァベル状部は、軸線方向に長くかつ面取りされた形態
を有しかつ食物の摂取及び保持のために役立つシァベル状部は湾曲した表面を有
する。
【0003】 この公知の子供用スプーンによって、この子供用スプーンが柔らかい材料に基
づいて子供によって良好に受け入れられることが達成されるべきである、そのわ
けは子供用スプーンは柔らかい対象物との接触に馴染んでいるからである。更に
この公知の子供用スプーンは、子供の口の形状及び運動に良好に適合されかつシ
ァベル状部による損傷が、例えば舌又は唇への衝撃による損傷が阻止されるべき
である。
【0004】 この公知のスプーンでは、軸線方向に長くなった板状形態を有する偏平なシァ
ベル状形状が対象とされる。矢状面方向において口蓋の近くの湾曲半径が舌の近
くの下方の半径よりも明らかに小さいそのように横断面方向において偏平な口部
分は、舌によって前方のシプーン縁を上方へ撓ませることにのみ構造的に適する
。しかしそれによって食物はスプーンから押し離される。それによって舌は、嚥
下運動を開始させるために前方の硬い口蓋に充分近くには達せず、その結果この
スプーンは、全てのスプーンが硬い材料から成るように、食物の嚥下の前に再び
口から引き出されなければならない。
【0005】 スプーン上にある食物を口腔において後方から保持するために、身振り筋肉(
顔の筋肉)、主として円形オリフィス(口許のまわりのリング筋肉)の作用が必
要である。従ってスプーンの口部分は柄の移行部で遮られる。同時にスプーンの
口部分は、口腔から引き出され、その際食物は口腔の残っている。嚥下過程が、
続いて行われる。
【0006】 その顔面の筋肉が、全く機能しないか又は制限されてのみ機能的である人にと
って、また、上記の食物摂取のための顔面の筋肉の運動経過を学習しないか又は
そのための準備状態にないような人にとって、従来公知のスプーンによる食物摂
取は、不可能であるか又は困難でありかつ他の人による補助があっても時間がか
かった。
【0007】 この人々に対して例えば次のことが挙げられる。 ・その食物がずっと以前から母乳又はびんへの吸引によってのみ摂取されてきた
乳幼児 ・事故又は卒中発作後の顔面麻痺の人 ・さもなければ、例えば病気によって制限された顔面麻痺又は顔面機能を減少さ
せた人
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、冒頭に述べた種類のスプーンを、前記人々のための食物摂取が実質
的に容易にされ又は初めて実用的に形成されるように変えることを課題の基礎と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この課題は、本発明によれば、口部分が桶状に、凹面状に形成されておりかつ
一平面内にある上部境界縁を有し、その際口部分の材料厚さは、前方及び側方領
域で、舌の押圧によって反転可能でありかつ口部分は、矢状面方向においても横
断面方向においても硬い口蓋の湾曲形状に適合可能であるように設定されている
ことによって解決される。
【0010】 食用スプーンの簡単かつコストの安い製造を可能にするために、本発明の他の
構成によれば、口部分が柄と一体的に製造されていることが提案される。
【0011】 スプーンの完全な機能のために、本発明の他の構成によれば、口部分が、ショ
ア硬度で好ましくは60〜80の材料、特にエラストマから成ることが提案され
る。
【0012】 本発明によって得られる利点は、特に前に述べた人々の食物摂取が、嚥下過程
が実施されることができ、一方食用スプーンは口に残るという方法で実質的に容
易にされ又は初めて実用可能に構成されることにある。本発明は請求項2及び3
による本発明の他の構成は、他の利点を提供する。ショア硬度60〜80の範囲
の材料の使用によって、一方ではスプーンの口部分における機能に必要な材料厚
さ及び最小剛性の形状が達成されかつ他方では、それによって発生する全ての整
理的かつ物理的力を考慮するために、柄の形状のための充分な安定性が可能にさ
れる。それによって全スプーンを一体的に製造することも可能にされる。
【0013】 本発明の実施例は図示されておりかつ次に詳しく説明する。
【0014】
【実施例】
図1は、その凹状口部分が食物を支持する口腔に導入される食用スプーンを示
す。更に口蓋G及び舌Zが表され、これらは先ず口部分に接触する。
【0015】 図2は、嚥下過程中の舌Zの位置を示し、その際舌は口腔にあるスプーンの口
部分を口蓋Gに押圧し、それによって食物がスプーンによって側方に押離される
。桶状で、凹面状に形成された口部分は、この際舌Zによって凸面状形態に反転
される。舌Zが前方の硬い口蓋Hの近くに達するこの位置において、嚥下運動は
開始されることができる。身振り筋肉、特に口許のまわりのリング筋肉の筋肉の
協働作用は、口中でスプーンの上にある食物の後方保持のためには必要ない。嚥
下運動が行われかつ食物がスプーン上に最早なくなった後に初めて、スプーンは
口から離される。
【0016】 図3には、横断面図において、いかにして舌Zがスプーンを口蓋Gに押圧しか
ついかにその際口部分が口蓋Gの湾曲の矢状面方向及び横断面方向に適合される
かを表す。この状態において、舌Zは、スプーンの材料厚さの距離まで口蓋Gに
達し、その結果嚥下運動が開始されることができる。
【0017】 図4〜8は、正確な寸法の本発明による食用スプーンを示し、並びに食用スプ
ーンは、既に大量に製造されかつ大きな成功裏に使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明による食用スプーンの無負荷状態の縦断面図である。
【図2】 図2は、嚥下過程における本発明による食用スプーンの縦断面図である。
【図3】 図3は、図2による食用スプーンの線Aに沿う横断面図である。
【図4】 図4は、一般化された寸法の本発明による食用スプーンの機能の優れた見本の
縦断面図である。
【図5】 図5は、一般化された寸法の図4によるそのような見本の平面図である。
【図6】 図6は、他の一般化された寸法のそのような見本の他の平面図である。
【図7】 図7は、線Aに沿う図5による食用スプーンの横断面図である。
【図8】 図8は、線Bに沿う図5による食用スプーンの横断面図である。
【符号の説明】
G 口蓋 Z 舌
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月18日(2000.1.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄と、これに続き、柔らかくかつ可撓性材料から成る口部分
    とを備えた粥状又は流動状食物を摂取するための食用スプーンにおいて、 口部分が、桶状で、凹面状に形成されておりかつ一平面にある上部境界縁を有
    し、その際口部分の材料厚さが、前方及び側方領域で、その凹面状形態が嚥下過
    程で舌(Z)の押圧によって凸面状形態に反転可能であり、かつ口部分が、硬い
    口蓋(G)の湾曲形状に矢状面方向及び横断面方向で適合可能であるように設定
    されていることを特徴とする前記食用スプーン。
  2. 【請求項2】 口部分が、柄と一体的に作られていることを特徴とする請求
    項1に記載の食用スプーン。
  3. 【請求項3】 口部分が、ショア硬度で、好ましくは60〜80の範囲の、
    例えばエラストマー材料から成ることを特徴とする、請求項1又は2に記載の食
    用スプーン。
JP2000503745A 1997-07-22 1998-07-17 食用スプーン Withdrawn JP2001510694A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19731429.5 1997-07-22
DE19731429A DE19731429C2 (de) 1996-09-07 1997-07-22 Eßlöffel
PCT/DE1998/002006 WO1999004674A1 (de) 1997-07-22 1998-07-17 Esslöffel

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001510694A true JP2001510694A (ja) 2001-08-07

Family

ID=7836507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000503745A Withdrawn JP2001510694A (ja) 1997-07-22 1998-07-17 食用スプーン

Country Status (7)

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US (1) US6467175B2 (ja)
EP (1) EP1003407B1 (ja)
JP (1) JP2001510694A (ja)
AT (1) ATE234037T1 (ja)
CA (1) CA2297014A1 (ja)
ES (1) ES2195387T3 (ja)
WO (1) WO1999004674A1 (ja)

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