JP2001510435A - 炭窒化物粉末、その製造法および使用 - Google Patents
炭窒化物粉末、その製造法および使用Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は対応する二重および/または多重金属酸化物、煤、および随時存在する他の炭素含有化合物から成る混合物を窒素含有雰囲気中においてカ焼することにより元素の周期律表の第4、第5および第6族の金属の炭窒化物の粉末を製造する方法に関する。本発明はまた平均粒径d50が5μmより小さく、酸素および遊離炭素の含量がそれぞれ1重量%より少なく、鉄族金属不純物の含量が0.15重量%より少ない元素の周期律表の第4、第5および第6族の金属の炭窒化物の粉末に関する。本発明はまた、平均粒径d50が5μmより小さい二相のチタン−ジルコニウム炭窒化物の粉末、並びにZr:Tiの比が等しく、窒素含量が窒素で最高10重量%であり、平均粒径d50が5μmより小さい単一相のチタン−ジルコニウム炭窒化物の粉末に関する。本発明はまた該炭窒化物の使用に関する。
Description
【発明の詳細な説明】
炭窒化物粉末、その製造法および使用
本発明は、元素の周期率表の第4、第5および第6族の金属の炭窒化物粉末を
、対応する金属の酸化物、カーボンブラックおよび随時存在する他の炭素含有化
合物から成る混合物を窒素雰囲気中においてカ焼することにより製造する方法、
平均粒径d50が5μmより小さく、酸素および遊離炭素の含量がそれぞれ1重量
%より、好ましくは0.5重量%より少なく、鉄族金属の不純物含量が0.15
重量%より少ない元素の周期律表の第4、第5および第6族の金属の炭窒化物の
粉末、平均粒径d50が5μmより小さい二相のチタン−ジルコニウム炭窒化物、
Zr:Tiのモル比が等しく窒素含量が最高10重量%で平均粒径d50が5μm
より小さい単一相のチタン−ジルコニウム炭窒化物、およびこれらの炭窒化物粉
末の使用に関する。
多数の金属イオンから成る硬い材料複合体粉末は硬い金属、セラミックスおよ
び焼結材料のような工業用材料の製造、例えば鋼のような材料中の添加物成分と
して、また耐摩耗性の層として重要である。元素の周期律表の第4、第5および
第6族の炭窒化物の製造法には多くの方法が知られている。硬い複合材料の原料
としては特に酸化物が使用されるが、この目的に対し酸化物は単に個々の酸化物
の機械的な混合物として使用されるに過ぎない(米国New York、196
0年発行、Schwarzkipf.P.、Kiegger,R.著、Ceme
nted Carbides参照)。個々の酸化物を炭素で加熱還元する間、該
混合物の個々の成分は、硬い複合材料の生成が始まる前に、実質的に分離した粒
子および相として反応する。個々の酸化物粉末から硬い複合材料を製造するこの
方法は、均一な硬い複合材料を生じるためには高温において、随時拡散促進添加
剤、例えば鉄族の金属を使用し、長期間カ焼を行なう必要があるという根本的な
欠点をもっている。さらに、硬い材料の合成法はその反応速度を制御する多くの
因子(混合物の乾式または湿式均質化、粒状化パラメータ、温度およびガス調節
など)によって影響を受けることが知られている。
その結果粒子の粗い複合体の粉末が得られ、これらは完全には均一になってい
ないことが多い。その後に必要とされる強力な粉砕操作によって不純物の含量が
増加する。
硬い複合材料粉末の他の製造方法は、個々の硬い材料から、一般的には220
0℃以上の温度において数時間に亙りコストのかかるカ焼を行なって均一化する
方法である。
即ち英国特許A−2 063 922号および世界特許公開明細書A 81/
02588号には、上記のような粗い複合材料から焼結体を製造する方法が記載
されている。この場合に使用される原料は均質化カ焼法によって製造された硬い
複合材料、例えば(Ti,Zr)C、(Ti,Zr)(C,N)、(Ti,Zr
,Me)C、(Zr,Hf)C、(Ti,Hf)(C,N)、(Zr,Hf,T
i)Cである。ここでM=V、Nb、Ta。これらの原料は、WCおよび鉄族の
1種またはそれ以上の接合剤のような他の硬い材料と共に焼結させた場合、非常
に細かい粒子の硬い金属を生じ、硬さを増加し、クレーターを生じる傾向が減少
する。上記の特許明細書に明らかに認識されていることは、TiCおよびZr
Cは常に混晶の中に含まれており、英国特許A2063 922号にも触れられ
ているように、ZrC−HfCは混合可能間隙(miscibility ga
p)を示さないから、接合剤材料との焼結工程中混合分離が起こる可能性がある
ことである。従って焼結する前既に混合分離の処理を受けた硬い複合材料を使用
することにより硬い材料の性質をさらに改善し得ることが期待できる。
本発明の目的は、該高温において硬い材料混合物の該均質化焼結処理を避け、
極端に均質であり且つ同時に細かい粒子から成り、不純物含量が少なく、酸素お
よび遊離炭素の含量が少なく、低温において添加剤を加えずに硬い材料を合成す
る際良好な焼結性を示す硬い材料複合体粉末を製造することである。
驚くべきことに本発明においては、同時に窒化を行ないながら炭素を用いて加
熱還元を行なう際に二重または多重酸化物を分解させると、金属原子が移動を行
ない、この移動の程度は非金属の原子に関して幾何学的に大きく、二重または多
重酸化物中の金属原子の「混合」の均一性が硬い金属相へ実質的に伝達されるほ
ど十分に大きいことが見出された。硬い材料の合成中均一な混晶の生成および混
合の分離の両方に対し温度依存性をもった熱力学的平衡が迅速に達成される。
従って本発明は対応する金属酸化物、カーボンブラック、および随時存在する
他の炭素含有化合物から成る混合物を窒素含有雰囲気中でカ焼し、この際金属酸
化物は二重および/または多重酸化物の形で使用することにより元素の周期律表
の第4、第5および第6族の金属の炭窒化物の粉末を製造する方法に関する。
本発明の硬い材料複合体粉末の原料は元素の周期律表の第4、第5お
よび第6族の金属の二重酸化物、即ち(MeaMeb)O2の組成をもっ化合物、
または多重酸化物、即ち(MeaMebMec)O2の組成をもつ化合物である。該
金属酸化物の少なくとも60モル%が二重および/または多重酸化物の形で使用
されることが好ましい。
硬い材料の合成に二重酸化物として特に適した化合物にはチタン酸塩(例えば
ZrTiO4、HfTiO4)、バナジン酸塩(例えばZrV2O7、CrVO4)
、モリブデン酸塩(例えばV2MoO8)およびタングステン酸塩(例えばHfW2
O8)が含まれる。
本発明方法の一好適具体化例においては、金属混合物の中にさらに元素の周期
律表の第4、第5および第6族の元素の金属、金属酸化物、および/または金属
水素化物を使用する。
酸化物成分の混合は混合沈澱法によるかまたはゾル−ゲル法を用いて機械的に
行なうことができる。元素の周期律表の第4、第5および第6族の元素の1種ま
たはそれ以上の酸化物から二重または多重酸化物を製造は、空気、酸素、または
酸素を含む他の雰囲気中において固体状態の反応を用いて行なうことができる。
通常これにより単一相の反応生成物が生じる。この単一相の特性は化学量論的な
化合物、または或る範囲の均一性をもった化合物、或いは固溶体を存在させるこ
とによって得ることができる。
二重および/または多重酸化物の粒径および粒径範囲は使用する酸化物の粒状
化パラメータ、および空気、酸素、または酸素を含む他の雰囲気中において力焼
する際の条件に依存する。平均粒径d50が5μmよりも小さい二重および/また
は多重酸化物が最も好適に使用される。ゾル−ゲル法によって得られる二重およ
び/または多重酸化物も原料混合物
中で有利に使用することができる。
硬い材料複合体粉末を合成する目的に対しては、固体状態の反応でつくられた
二重酸化物、多重酸化物または酸化物の固溶体を摩砕し、所望の組成物に依存す
る対応する量の炭素源と混合し、この混合物を混合破砕操作にかけることが有利
である。湿式摩砕後、随時この混合物を噴霧塔で乾燥する。
本発明の硬い材料複合体粉末は窒化を行なう雰囲気中において酸化物原料に対
し炭素を用いた加熱還元を行なうことによってつくられる。この方法の過程中所
望の組成をもった均一な複合粉末が生じるようにC、N2、O2およびCOの活性
をコントロールする。炭素はカーボンブラックの形で加え、随時炭素含有化合物
の形で水溶液および/または水性懸濁液の形で加えることが特に有利である。こ
れらの材料を激しく混合し、極めて粘稠な材料混合物として使用する。炭素含有
化合物は、炭素の他には、カ焼後系の固有な元素としてだけ合成生成物の中に残
留する成分のみを含んでいることが好ましい。炭素含有化合物が炭水化物として
存在する場合に特に良好な結果が得られる。水性懸濁物は固体含量に関し含水量
が好ましくは20〜60重量%、最も好ましくは30〜50重量%であるが、炭
素含有化合物として以外に導入される炭素の量は使用するカーボンブラックの量
に関し好ましくは5〜40重量%である。合成は炭素を用いる加熱還元に対する
公知方法に従って制御され、同時に個々の酸化物またはその混合物の窒化が行な
われる。幾何学的形状および速度論的な因子の影響は、個々の酸化物を用いて同
時に窒化を行ないながら炭素を用いて加熱還元する際に観測される場合よりも少
ない。酸素および遊離炭素の含量が低い単一相および多相の炭窒化物が得られる
。
本発明の硬い材料複合体粉末の利点の一つは、二重酸化物(MeaMeb)O2
または多重酸化物(MeaMebMec)O2中の金属イオンが結晶格子の中の分子
の近傍に既に存在しているこである。該原料が分解する際の格子の転移、および
同時に窒化を行ないながら炭素を用いて加熱還元を行なう際の硬い材料複合体粉
末の生成によって欠陥が高密度で生じる。本発明に従い二重または多重酸化物を
使用すると、金属原子に対する拡散経路が非常に短くなり、酸化物原料の中にお
ける金属原子の短い範囲の規則性が実質的に硬い材料相に伝達される。その結果
、金属および非金属の原子に関し、極めて均一で容易に細粉化することができる
不純物含量が低い焼結可能な炭窒化物の硬い材料粉末が生じる。粒径は、機械的
に混合された個々の酸化物から炭素を用いる加熱還元によってつくられる粉末、
または個々の硬い材料に均質化力焼を行なって得られる粉末よりもよりも小さい
。
本発明方法の重要な利点の一つは、単一相の均一な混晶に対するコストのかか
る均質化カ焼処理を必要としないことである。本発明方法を使用すれば硬い材料
複合体材料に対する反応の温度と時間が減少し、従って硬い材料複合体粉末の粒
子の細かさがかなり改善される。同じ温度で個々の酸化物の混合物からの合成法
を用いる場合、硬い材料を生成する反応は不完全にしか起こらない。
硬い材料の合成に伴い、化学平衡に対する温度依存性をもった限界に依存して
、同時に炭窒化物の硬い材料相の生成と恐らくは混合分離(demixing)
が起こる。混合可能間隙を含む系においては、混合分離の阻害は起こらない。炭
素を用いる加熱還元の際に得られる単一相または多相の硬い材料複合体は約10
K/分の室温までの通常の冷却速度
において安定である。
生成反応は熱力学的平衡が極めて迅速に達成され得るように強力に賦活される
。例えばZrTiO4/C混合物から1950℃に60分間加熱してつくられる
(Ti0.5Zr0.5)(C0.7N0.3)粉末は二相(Tiに富んだ相とZrに富んだ
相、いずれも同形の立方相)を含み、格子定数は0.4374nm(Tiに富ん
だ相)および0.4583nm(Zrに富んだ相)である。同じ合成条件で個々
の酸化物とカーボンブラックとを用いてつくられる(Ti0.5Zr0.5)(C0.7
N0.3)粉末はこの型の二相を含み、格子定数は0.4336nm(Tiに富ん
だ相)および0.464nm(Zrに富んだ相)である。図1はZrTiO4/
CおよびZrO2/TiO2/C原料混合物から異なった合成温度で60分間の合
成時間の後につくられた(Ti0.5Zr0.5)(C0.7N0.3)の硬い材料粉末の格
子定数を比較したグラフである。
さらに本発明は、平均粒径d50が5μmより小さく、酸素含量および遊離炭素
含量がいずれの場合も1重量%より、好ましくはいずれの場合も0.5重量%よ
り少なく、鉄族金属の不純物含量が0.15重量%より少なく、二つの相(Ti
,Zr)(C,N)と(Zr,Ti)(C,N)の格子パラメータの最大の差が
0.029nmである二相から成るチタン−ジルコニウム炭窒化物粉末に関する
。
本発明はまた、Zr:Tiのモル比が等しく、窒素含量が窒素で最高10重量
%であり(即ちC:Nに対応する原子比が0.4:0.6)、且つ平均粒径d50
が5μmより小さく、酸素含量および遊離炭素含量がいずれの場合も1重量%よ
り、好ましくはいずれの場合も0.5重量%より少なく、鉄族金属の不純物含量
が0.15重量%より少なく、格子
定数が0.447〜0.451nmであり、2200℃以下の合成温度において
合成時間60分で得られる単一相のチタン−ジルコニウム炭窒化物粉末に関する
。
本発明の炭窒化物粉末の焼結性は個々の酸化物の混合物から得られる硬い材料
に比べて改善されている。本発明の硬い材料複合体粉末は、これらの硬い材料粉
末が接合剤なしで、或いは接合剤が10容積%よりも少ない割合を占める低接合
剤含量で公知の工業的方法(例えばガス加圧焼結法)により焼結してISO 4
505による多孔度がA 02,B00,C 00以下であるような緻密な焼結
体を生じるほど十分に高い焼結活性を示す。この結果相の分散度が高い二相また
は多相の焼結体が得られる。
混合可能間隙をもたない混合した混晶の生成を示す硬い材料複合体粉末を焼結
すると、単一相の硬い材料相から成る細かく分散した焼結体が得られる。本発明
の硬い材料複合体粉末を焼結すると、細かい粒子から成り、従って個々の硬い材
料から焼結された焼結体よりも硬い焼結体が得られる。
本発明の硬い材料複合体粉末は高温において通常の工業的な焼結法により緻密
化し、接合剤含量が低く特に良好な性質を示す硬い材料に似た接合剤を含まない
セラミックスまたは構造体をつくることができる。
本発明はまた、鉄族の接合剤金属を含み、接合剤金属の容積割合が10%以下
、好ましくは5%より少ない焼結体における硬さ賦与剤、およびWC−Coの硬
い金属および/またはTiCNサーメットに対する添加成分としての本発明の炭
窒化物の使用に関する。
下記実施例により本発明を例示する。これらの実施例は本発明を限定
するものではない。
実施例1: 単一相の(Ti0.5Zr0.5)CN混晶の粉末の製造
空気中におけるカ焼による固体状態の反応によって個々の酸化物TiO2およ
びZrO2から二重酸化物ZrTiO4をつくった。BET値が8.1m2/gの
TiO2とBET値が4.6m2/gのZrO2との化学量論的な混合物を撹拌式
ボールミル中でアセトンを加えて(3時間)湿式均質化を行なった後、噴霧乾燥
した。BET値はすべて測定用のガスとして窒素を使い5点法によって決定した
。解凝集させた酸化物の混合物を箱型の炉の中で空気中において30分間138
0℃でカ焼した。カ焼した生成物を20分間粉砕した。2.5m2/gのBET
値が測定された。X線による研究の結果このZrTiO4は単一相であることが
示された。質量スペクトル分析により下記の不純物含量(ppm単位)が検出さ
れた。
Al 443,Ca 200,Fe130,Hf3300,Ni 130,Y
770;
Ba,Ce,Co,Cu,K,La,Nb,Th,U,Zn<100;
B,Bi,Cr,Ca,Mn,Pb,V<10.
単一相の混晶をつくるために、この純粋な相のZrTiO4に計算量のカーボ
ンブラックを加え、この混合物を撹拌式ボールミル中でアセトンを加えて摩砕し
(3時間)、しかる後噴霧乾燥した。H2/N2混合物を分圧の比PN2/PH2を0
.2にして流し(200リットル/時間)、短経路炭素管の炉(Tamman炉
)中において2200℃で60分間該混合物(炭素のボートに充填)をカ焼する
ことにより、下記の式に従い炭素を用いる加熱還元を行なった。
0.5ZrTiO4+2.7C
→(Ti0.5Zr0.5)(C0.7N0.3)+2CO
単一相の(Ti,Zr)(C0.7N0.3)が得られた。格子定数は0.4494
nmに対応していた。主要粒径(SEMによる)は0.6〜4.0μmであった
。
化学分析値: 結合した炭素 9.97%
窒素 5.18%
遊離炭素 0.12%
酸素 0.10%
比較のため、上記反応式に従って計算された量のカーボンブラックをモル比1
:1の個々の酸化物TiO2およびZrO2の混合物に加え、この混合物を撹拌式
ボールミル中でアセトンを加えて摩砕し(3時間)、噴霧乾燥して反応させ炭窒
化物をつくった。
他の条件は同等にした硬い材料の合成パラメータを使用した際、ZrTiO4
から製造を行なった方法に比べ、単一相の(Ti,Zr)(C0.7N0.33)を得
るためには2400℃の高い温度を必要とした。格子定数は0.4496nmで
あった。主要粒径(SEMによる)は4.2〜13.0μmであった。
化学分析値: 結合した炭素 10.86%
窒素 4.32%
遊離炭素 0.16%
酸素 0.22%
実施例2: 化学量論的な単一相ZrTiO4からの二相の(Ti0.5Zr0.5
)(Co0.7N0.3)粉末の製造
実施例1に記載た化学量論的なZrTiO4を下記の式
0.5ZrTiO4+2.7C
→(Ti0.5Zr0.5)(C0.7N0.3)+2CO
に従いH2/N2混合物を流しながら炭素賦与反応により化学量論的な量のカーボ
ンブラックと反応させた。ZrTiO4/C混合物並びに対照のTiO2/ZrO2
/C混合物を実施例1と同様にしてアセトン中で摩砕し、乾燥し、グラファイ
トの坩堝中で力焼した。炭素賦与反応は短経路の炉中で行なった(1700℃/
160分)。分圧の比PN2/PH2は1であった。
ZrTiO4/Cから得られた生成物は均一な細かい粒子の(Ti0.5Zr0.5
)(C0.7N0.3)粉末であり、主要粒径(SEMによる)は0.2〜0.8μm
であった。Zrに富んだcfc相がTiに富んだcfc相と共に存在していた。
両方の相とも窒素を含んでいた。
化学分析値: 結合した炭素 9.71%
窒素 5.10%
遊離炭素 0.15%
酸素 0.36%
対照試料も同等な化学分析値をもっていたが、主要粒径は1μm以上であった
。ZrTiO4から得られた生成物と比較すると、X線スペクトルに著しい相違
を示した。反射ピークは互いに移動し、これらのピークの形および幅は著しく異
なっていた。反射ピークの位置のこのような移動は両方の立方相、即ちTiに富
んだ相およびZrに富んだ相の両方の量にも適用できる。
これらの二つの相の格子定数aおよび結晶の大きさDはX線のピーク
から決定した。結晶の大きさを測定するために二つのcfc相の111反射を単
一線法により研究した。
単一線法においては、VOIGT関数により反射を分解してGAUSSおよび
CAUCHYの成分にする。これらの二つの成分は直接線幅が広がる二つの原因
に帰属することができる。CAUCHY成分はプロフィールの広がりに対する結
晶の大きさの効果に伴うものであり、GAUSS成分はプロフィールの広がりに
対する格子の歪みの効果に帰せられる。即ち結晶の大きさの効果を分離し、これ
を定量的に決定することができる。
下記の表に与えられる値が得られた(第1列の値はZrTiO4/C(N2)か
らつくられた本発明の硬い(Ti0.5Zr0.5)(C0.7N0.3)複合体材料に関す
る値であり、第2列はTiO2/ZrO2/C(N2))からつくられた対照の硬
い材料に関する値である)。
二重酸化物ZrTiO4から本発明の硬い材料複合体を製造するためには、格
子定数に対する値から判るように、熱力学的平衡が完全に達成されている。対照
の材料は個々の硬い材料Ti(C0.7N0.3)およびZr(C0.7N0.3)の格子定
数に対応した格子定数を示す。これら二つの相の格子定数の相違はZrTiO4
から得られた材料の場合より大きい。二つの相の間の熱力学的平衡に対応した格
子定数はさらに長期間カ焼を
行なった時だけに得られる。ZrTiO4から得られた炭窒化物の微結晶の大き
さD(同じ格子の向きをもった区域=主要微結晶)はTiO2/ZrO2/C混合
物から得られた炭窒化物のものよりもかなり大きい。
実施例3: (Ti0.5Zr0.5)(C0.7N0.3)および(Ti0.5Zr0.5)(
C0.5N0.5)の硬い複合体材料からつくられる焼結体(接合剤の容積の割合<0
.8%)
実施例2のようにしてZrTiO4からつくられた(Ti0.5Zr0.5)(C0.7
N0.3)の硬い材料216gを170mlのヘプタン中において24gのMo2C
および9.6gのパラフィンと混合し、3kgの硬い金属のボール(直径10m
m)を使用し、0.7リットルのミル容器を用いボールミル(ロールスタンド)
中で72時間摩砕した(70rpm)。摩砕した混合物を真空乾燥炉中において
80℃で乾燥する(へプタンを分離する)。メッシュの大きさが0.315mm
の篩を280MPaで通して粒状化を行なった後、乾燥したバッチを一軸方向に
充填して45×6×6mm(長さ×幅×高さ、mm単位)の寸法をもつ横方向の
曲げ試験用試料棒をつくった。生の製品の密度は理論密度6.25g/cm3の
59.6%であった。ガス圧(Ar、80バール)による焼結を1750℃で8
0分間行なった後、密度6.25g/cm3の焼結体を得た。これはISO 4
505により多孔度がA 02,B 00,C 00以下であると分類された。
室温における硬さはHV 10=2062に相当し、高温における硬さはHV
10(800℃)=1139およびHV 10(1000℃)=967に相当す
ることが測定された。この焼結体は49.8重量%のZrを含んでいた。焼結体
において硬い材料の二相構造(Ti,Zr炭窒化物におけるZrに富んだ相とi
に富
んだ相)が再び見出された。このセラミックス状の焼結体の粒径は1μm以下で
あり、粒径分布は非常に狭い。
窒素を高い割合にしてつくられた(Ti0.5Zr0.5)(C0.5N0.5)の硬い複
合体材料を使用し、同じ焼結法により室温における硬さがHV10=2035で
あり、高温における硬さがHV 10(800℃)=1076およびHV 10
(1000℃)=961に相当する焼結体を得た。焼結した微小構造の均一性を
改善するために1重量%以下の鉄族元素(Co、Ni、Fe)をバッチ混合物に
加えても、このような焼結体の高温における硬さの有利な値が著しく変化するこ
とはない。
比較のため、実施例2の対照試料の硬い材料(個々の酸化物からつくった材料
)を170mlのヘプタン中において24gのMo2Cおよび9.6gのパラフ
ィンと混合し、前と同様にして摩砕し、乾燥し、緻密化して焼結する。密度6.
08g/cm3(理論密度の97.4%)の焼結体を得た。この材料は多孔性が
大きいために硬さの測定ができなかった。
実施例4:(Ti0.5Zr0.5)(C0.7N0.3)および(Ti0.5Zr0.5)(C0.5
N0.5)の硬い複合体材料からつくられる焼結体(接合剤の容積の割合0.8
%〜10%)
ZrTiO4から実施例2におけるようにしてつくられた(Ti0.5Zr0.5)
(C0.7N0.3)192gを170mlのヘプタン中において24gのMo2C、
12gのCoおよび12gのNiの金属粉末(接合用金属の容積%=7.3%)
および9.6gのパラフィンと混合し、3kgの硬い金属のボール(直径10m
m)を用い、0.7リットルのミル容器を使用してボールミル(ロールスタンド
)中で72時間摩砕した(70rpm)。摩砕した混合物を乾燥し、篩を通して
粒状化し、実施例3
記載の実験室技術を使用して一軸方向に緻密化した。生の製品の密度は理論密度
6.47g/cm3の58.3%であった。ガス圧(Ar、80バール)による
焼結を1480℃で180分間行なった後、密度6.45g/cm3の焼結体を
得た。これはISO 4505により多孔度がA 02,B 00,C 00で
あると分類された。室温における硬さはHV 10=1440に相当し、高温に
おける硬さはHV 10(800℃)=630に相当することが測定された。窒
素を高い割合にしてつくられた(Ti0.5Zr0.5)(C0.5N0.5)の硬い複合体
材料を使用し、同じ焼結法により硬さがそれぞれHV 10=1450および6
35である焼結体を得た。
本発明による粉末処理法に対する比較として、本発明の(Ti0.5Zr0.5)(
C0.7N0.3)の硬い材料複合体粉末の代わりに市販のTiN)TiC、ZrN、
ZrCの硬い材料粉末を用い、上記と同じ焼結法を使用して対応する焼結体をつ
くった。生の製品の密度は理論密度の52.1%であり、ガス圧による焼結(A
r、80バール、1480℃で180分間)を行なった後、理論密度の96.8
%の焼結体を得た。この焼結試料のエッチング研磨した部分は非常に高い多孔性
を示し、それ以上のキャラクタリゼーションを行なうことはできなかった。図2
は、実施例2に従い本発明の硬い材料からつくられた生成物(図2の上部)およ
び市販の硬い材料の混合物からつくられた生成物(図2の下部)の焼結体(公称
組成は同じ)の微小構造(倍率1000倍)である。
実施例5: 高温における硬さを増加させるための添加剤として本発明の硬い
材料を使用したTiCNをベースにした焼結体
ZrTiO4(実施例2で製造)からつくられた(Ti0.5Zr0.5)
(C0.5N0.5)の硬い材料複合体粉末24.7gを18.3gのTiCN、24
.0gのMo2C、17.9gのCo、18.1gのNiおよび9.6gパラフ
ィンと170mlのヘプタン中で混合し、3kgの硬い金属のボール(直径10
mm)を用い、0.7リットルのミル容器を使用してボールミル(ロールスタン
ド)中で72時間摩砕した(70rpm)。摩砕した混合物を真空乾燥炉中にお
いて80℃で乾燥し、0.315mmより小さくなるまで篩により粒状化を行な
った後、280MPaの圧力で一軸方向に充填した。プレスして得られた45×
6×6mm(長さ×幅×高さ、mm単位)の寸法をもつ横方向の曲げ試験用試料
棒の生の密度は理論密度5.87g/cm3の61.6%であった。
ガス圧(Ar、80バール)による焼結を1460℃で180分間行なった後
、焼結体を得た(密度5.87g/cm3、理論密度の100%)。これはIS
O 4505により多孔度がA 02,B 00,C 00であると分類された
。
室温における硬さはHV 10=1484に相当し、高温における硬さはHV
10(800℃)=631と測定された。この焼結体は5重量%のZrを含ん
でいた。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ジレ,ゲルハルト
ドイツ・デー―38640ゴスラー・シユピタ
ルシユトラーセ8
(72)発明者 グリース,ベンノ
ドイツ・デー―38302ボルフエンビユツテ
ル・アンデアトングルーベ10アー
(72)発明者 フオン・ルーテンドルフ−プルツエボス
キ,モニカ
ドイツ・デー―01465ランゲブリユツク・
ノイルースシヤイマーシユトラーセ6
(72)発明者 ベルガー,ルツツ−ミヒヤエル
ドイツ・デー―01189ドレスデン・クナー
スドルフアーシユトラーセ12アー
(72)発明者 リヒター,フオルクマー
ドイツ・デー―01157ドレスデン・リユー
ベツカーシユトラーセ105
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.対応する金属酸化物、カーボンブラック、および随時存在する他の炭素 含有化合物から成る混合物を窒素含有雰囲気中においてカ焼することにより元素 の周期律表の第4、第5および第6族の金属の炭窒化物の粉末を製造する方法に おいて、金属酸化物を二重および/または多重酸化物の形で使用することを特徴 とする方法。 2.金属酸化物の少なくとも60モル%を二重および/または多重酸化物の 形で使用することを特徴とする請求項1記載の方法。 3.原料中においてさらに、元素の周期律表の第4、第5および第6族の金 属、金属酸化物および/または金属水素化物を使用することを特徴とする請求項 1または2記載の方法。 4.カーボンブラックおよび他の随時使用する炭素含有化合物は、水溶液お よび/または水性懸濁液として加えられ、これらはは激しく混合して材料の高度 に粘稠な混合物として使用されることを特徴とする請求項1〜3記載の方法。 5.平均粒径d50が5μmより小さい二重および/または多重酸化物を使用 することを特徴とする請求項1〜4記載の方法。 6.ゾル−ゲル法で得られた二重および/または多重酸化物を原料中に使用 することを特徴とする請求項1〜4記載の方法。 7.平均粒径d50が5μmより小さく、酸素および遊離炭素の含量がそれぞ れ1重量%より少なく、鉄族金属不純物の含量が0.5重量%より少なく、請求 項1〜6記載の方法で得られることを特徴とする元素の周期律表の第4、第5お よび第6族の金属の炭窒化物の粉末。 8.平均粒径d50が5μmより小さい二相のチタン−ジルコニウム 炭窒化物粉末において、酸素および遊離炭素の含量がそれぞれ0.5重量%より 少なく、鉄族全属不純物の含量が0.15重量%より少なく、チタンに富んだ相 とジルコニウムに富んだ相との格子定数の最大の差は0.029nmであること を特徴とする粉末。 9.Zr:Tiのモル比が等しく、窒素含量が窒素として最高10重量%で あり、平均粒径d50が5μmより小さい単一相のチタン−ジルコニウム炭窒化物 粉末において、酸素および遊離炭素の含量がそれぞれ0.5重量%より少なく、 鉄族金属不純物の含量が0.15重量%より少なく、その格子定数は0.447 〜0.451nmの範囲にあり、合成温度2200℃以下において合成時間60 分間内で得ることができることを特徴とする粉末。 10.鉄族の接合剤金属を10容積%以下の割合で含む焼結体中における硬さ 賦与剤としての請求項7〜9記載の炭窒化物粉末の使用。 11.WC−Coの硬い金属および/またはTiCNサーメットに対する添加 剤成分としての請求項7〜9記載の炭窒化物粉末の使用。
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