JP2001509962A - 変圧器/リアクトル及び変圧器/リアクトルの製造方法 - Google Patents

変圧器/リアクトル及び変圧器/リアクトルの製造方法

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JP2001509962A JP53280098A JP53280098A JP2001509962A JP 2001509962 A JP2001509962 A JP 2001509962A JP 53280098 A JP53280098 A JP 53280098A JP 53280098 A JP53280098 A JP 53280098A JP 2001509962 A JP2001509962 A JP 2001509962A
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アーベーベー アクティエボラーグ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、変圧器又はリアクトルと、変圧器/リアクトルの製造方法とに関する。変圧器/リアクトルは、鉄心と少なくとも1つの巻線とを備え、鉄心(1;11;21;31)は少なくとも2つのセグメント(4;14;24;25;33;34;36;37)から成り、巻線は曲げやすく、巻線は、内側半導電層(8)によって囲まれる電気導電鉄心(7)と、内側半導電層を囲み、固体材料から成る絶縁層(9)と、絶縁層を囲む外側半導電層(10)とを備え、各層は相互に粘着している。

Description

【発明の詳細な説明】 変圧器/リアクトル及び変圧器/リアクトルの製造方法 本発明は、鉄心及び少なくとも1つの巻線を備える変圧器/リアクトルに関す る。 本発明はまた、この変圧器/リアクトルの製造に使用する方法にも関する。 変圧器/リアクトルは数Wから1000MW級の範囲の全ての電力で利用可能 である。「電力変圧器/リアクトル」という用語は、一般に、数100kWから 1000MW以上の定格出力と、3〜4kVから超高圧送電電圧にいたるまでの 定格電圧とを有する変圧器をいう。 従来の電力変圧器は、積層方向性金属薄板(通常はフェロシリコン)の変圧器 鉄心(以後、鉄心と呼ぶ)を備える。鉄心は、ヨークに結合された多くの鉄心脚 から成る。多くの巻線が鉄心脚の周りに位置しており、一般には1次巻線、2次 巻線及び調整巻線と呼ばれる。電力変圧器の場合、このような巻線は、ほとんど 常に同心円をなして構成され、鉄心脚に沿って分布される。変圧器鉄心は、巻線 が貫く長方形の「窓(window)」を有する。この長方形の窓は、主として、鉄心が 積層されるときに使われる生成技術の結果であるといえる。 形状を変えた変圧器鉄心の利用が、例えばDE 40414、US 2 446 999、GB 2 025 150、US 3 792 399、US 4 229 721によって公知である。これらの文献のいくつ かはセグメントから成る鉄心を開示している。しかし、これらの文献には高電圧 電力変圧器に適するものがなく、以下に説明するように、油冷却の現在の技術で はこのような 変圧器には適用できない。 上述の電力範囲の下限にある従来の電力変圧器は、熱という形での避け難い自 然損失を取り除くために、空冷がしばしば備えられる。しかし、ほとんどの電力 変圧器は油冷却であり、一般に加圧オイル冷却を用いる。これは特に高電圧変圧 器に適用される。油冷却変圧器は数多くの欠点が知られている。これらば、例え ば、巨大で、扱いにくく、重いので、特に搬送に関して非常に問題があり、安全 及び周辺装置に関する要求が大きくなる。 しかし、油冷却電力変圧器は、かなり多くの程度まで、新しいタイプの乾式変 圧器に置き換えることができることが示されている。この新しい乾式変圧器は、 高電圧ケーブル(すなわち、高電圧絶縁された電気導体)による巻線が備えられ る。従って、乾式変圧器は、以前可能であったよりも非常に高い電力定格で使う ことができる。このように「乾式変圧器」及び「乾式リアクトル」という表現は 、油冷却ではなく、好適には空冷である変圧器/リアクトルに当てはまる。 リアクトル(インダクタ)に関しては、大抵は1つだけの巻線が備えられる鉄 心を備える。その他に関しては、変圧器に関して上記で述べたことは、実質的に リアクトルと等しい。大きなリアクトルもまた油冷却であることを特に注目すべ きである。 本発明の目的は、ここで述べたような従来通りに設計された電力変圧器/リア クトルに固有のいくつかの欠点を取り除くことができる変圧器又はリアクトルを 提供することであり、また更に、このような変圧器/リアクトルの製造に使用す る方法を提供することである。 この目的は、請求項1に定義された特徴部分を有する変圧器/リアクトルを用 いることによって、また、請求項25に定義された特 徴部分に従う変圧器/リアクトルの製造方法を用いることによって達成される。 請求項1の第1の特徴によれば、鉄心は少なくとも2つのセグメントから成る 。これに対応する方法は、少なくとも2つのセグメントを有する鉄心を製造する 特徴を含む。「セグメント」あるいは「セグメント化された鉄心」という表現は 、変圧器/リアクトルの鉄心は、実質的に同一のセグメント、又は鉄心を形成す るのと並行して一緒に結合される部分から作られるということことを意味してい る。 セグメントから作られる鉄心によって多くの利点が得られる。まず第1に、比 較的大きな鉄心でさえ、実質的に環状形状に作ることができ、その形状は以下で 説明する重要な利点を提供する。 第2に、各セグメントは個別に巻かれ得るので鉄心の簡便な構造か可能である 。 セグメント化された鉄心の第3の利点は、製造中いつでも鉄心部分を分解ある いは組み立てできることである。 1つ又はそれより多いセグメントをそれぞれ備えるモジュールの形で鉄心を作 ることができるので、製造の点からみても利点が得られる。鉄心をセグメントで 輸送することができ、そしてまた使用されるべき場所で組み立てることができる ので、このことは輸送に関しても著しい利点を提供する。必要ならば巻線をその 場所で巻くこともできる。 請求項1の更なる特徴部分によれば、巻線は曲げやすく、また巻線は、内側半 導電層によって囲まれる電気導電鉄心と、内側半導電層を囲み、かつ固体材料か ら成る絶縁層と、絶縁層を囲む外側半導体層とを備え、これらの層は相互に粘着 されている。方法の更なる特徴によれば、この方法は、請求項1にて定義される 鉄心上の巻線 を、鉄心上に取り付けるステップを備える。 従って、本発明による変圧器/リアクトルの巻線は、電力配電用に近年用いら れているタイプの固体押出し絶縁を有するケーブル、例えばXLPEケーブル又 はEPR絶縁を有するケーブルなどに対応するタイプであれば好適である。この ようなケーブルは、1つ又はそれより多い撚り線部で構成される内側導体と、そ の導体を囲む内側半導電層と、これを囲む固体絶縁層と、その絶縁層を囲む外側 半導電層とを備える。このケーブルは曲げやすいが、このことは、本明細書にお いては重要な特徴であるといえる。なぜなら、本発明による装置のための技術は 、主に巻線システムに基づいており、そのシステムでは、巻線は組み立てる間に 曲げられる(カーブした)ケーブルから形成されるからである。XLPEケーブ ルの曲げやすさは、通常、直径30mmのケーブルに対してはおおよそ20cm の曲率半径、直径80mmのケーブルに対してはおおよそ65cmの曲率半径、 に相当する。従って本願では、「曲げやすい」という用語は、ケーブルの直径の 4倍、好適にはケーブルの直径の8〜12倍のオーダーの曲率半径で巻線を曲げ ることをいう。 巻線は、曲げられたときや、動作中に熱応力がかかるときでもその特性を維持 するように構成されるべきである。本明細書においては、層は相互の粘着(adhe sion)を維持するということがきわめて重要である。層の物質特性は、特に、弾 性及び相対的な熱膨張係数がここでは重大である。XLPEケーブルでは、例え ば、絶縁層は架橋された低濃度のポリエチレンから成り、半導電層は中にスス( soot)及び鉄の粒子が混入しているポリエチレンから成る。温度変動の結果生ず る体積変動は、ケーブルの半径の変化として完全に吸収され、これらの材料の弾 性に関係する熱膨張係数の差は比較的小さいので、各層間の粘着が失なわれるこ となく半径方向に膨張を発 生させることができる。 上述の材料の組合わせは、単なる例として捉えられるべきである。明示された 状態及び半導電性である状態を満たす他の組合わせ、すなわち、10-1〜106 ohm−cmの範囲内の抵抗率、例えば1〜500ohm−cm又は10〜20 0ohm−cmの範囲内の抵抗率を有する組合わせもまた当然発明の範囲内に入 るものである。 絶縁層は、例えば、低濃度ポリエチレン(LDPE)、高濃度ポリエチレン( HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレン(PB)、ポリメチルペン タン(「TPX」)のような固体熱可塑性材料、架橋ポリエチレン(XLPE) のような架橋材料、又はエチレンプロピレンゴム(EPR)あるいはシリコンゴ ムなどのようなゴムから成ってもよい。 内側半導電層及び外側半導電層は、同じ基礎材料から成ってもよいが、スス又 は金属粉末のような導電材料が混入している粒子を有する。 これらの材料の機械的特性は、特に、熱膨張係数は、ススあるいは金属粉末が (少なくとも本発明で必要とされる導電率を得るために必要な割合で)混合され ているか否かによる相対的な影響はほとんどない。従って、絶縁層及び半導電層 は実質的に同じ熱膨張係数を有する。 エチレン−酢酸ビニル樹脂/ニトリルゴム(EVA/NBR)、ブチルグラフ トポリエチレン、エチレン−アクリル酸ブチル樹脂(EBA)、及びエチレン− アクリル酸エチル樹脂(EEA)もまた、半導電層に適したポリマーを構成でき る。 異なるタイプの材料が種々の層においてベースに使われるときでさえ、熱膨張 係数が実質的に同じであることが望まれる。これは、 上記で挙げた組合わせでの場合である。 上記で列挙した材料は、E<500MPa、好適にはE<200MPaである ような係数Eを有する比較的良好な弾性を有する。この弾性は、層の材料の熱膨 張係数間のわずかな差異は弾性の半径方向において十分に吸収されるので、亀裂 あるいはその他のダメージは現れず、層が相互に剥離することはない。層の材料 は弾性的であり、層間の粘着力は少なくとも最も弱い材料と同じ大きさである。 2つの半導電層の導電率は、各層に沿った電位を実質的に等しくするのに十分 なものである。外側半導電層の導電率は、ケーブルにおける電界を囲い込むのに 十分な大きさではあるが、層の縦方向に誘導される電流に起因する著しい損失を 起こさないほど十分に小さなものである。 それゆえ、2つの半導電層のそれぞれは、1つの等電位面を実質的に構成し、 これらの層はその間の電界を実質的に囲い込むことになる。 もちろん、1つ又はそれより多い更なる半導電層を絶縁層に構成することを妨 げるものは何もない。 他の特徴及び利点は、残りの従属請求項から明らかとなろう。 ケーブルから成る巻線で得られる上述の利点に加えて、ケーブルを使用するこ とで直面する浮遊磁界に関する問題が少なくなる。これは、もし非常に大きい鉄 心が設置されるという問題が解決され、これはセグメント化された鉄心を使うこ とによって本発明によりなされるならば、トロイダル鉄心を高電圧変圧器におい てでさえ使うことができる、という利点を有する。重要な利点は、低電圧範囲で の公知技術及び電子分野での公知技術だけを使うことによることである。 特に有利な特徴によれば、巻線は高電圧ケーブルから成ることが 述べられている。 別の特徴のように、高電圧ケーブルは好適には20〜250mmの間以内での 直径と、80〜3000mm2の間以内での導体領域とを有することが述べられ ている。 特に有利な特徴によれば、鉄心は実質的に環状である。この設計は、変圧器鉄 心よりも短い磁路、及び鉄心における一層良好なフロー分布(flow distribation )を提供するという利点を有する。従来の鉄心よりも短い磁路を有する環状鉄心 の利点は、より少ない材料を必要とするということを含んでおり、重くならず、 かつ高価にならないので、結果として電力損失が少なくなり、したがって、一層 効率的である。 他の特に有利な特徴によれば、鉄心は実質的にトロイダル形状を有する。トロ イダル鉄心では、コイルは鉄心全体の周りに一様に分布させることができるので 、それによって、望まれない磁界の問題を低減する。高度な対称性はまた、距離 と共に磁界がより急速に減少するので好適である。 ある実施例によれば、変圧器/リアクトルの鉄心は、窓を有し、その窓は実質 的に円形であり、鉄心の環状形状は円形である。代わりに、鉄心は実質的に楕円 形である窓を備えてもよく、鉄心の環状形状は楕円形である。鉄心はまた長方形 であってもよい。 有利な実施例によれば、鉄心は2つのセグメントから構成される。多くの場合 において、当然にこれは最も簡単な選択肢であり、それ自体利点を構成すること になる。 別の好ましい実施例によれば、鉄心は4つのセグメント、すなわち、2つの直 線状のセグメント及び2つの半リング形状のセグメントから構成され、この半リ ング形状の2つの鉄心は2つの直線状のセグメントを介して共に結合される。こ の実施例もまた、楕円形の 実施例のように、窮屈なスペースでも使用することができる利点を有する。 この各セグメントは複数のプレートを備えており、鉄心が積層鉄心として構成 されることはまた有利な特徴といえる。 更に有利な特徴によれば、プレートは磁気方向性鋼鉄から成ってもよく、セグ メントの数は、指向する磁気方向が欠けることがないよう十分に多い。代わりに 、プレートはアモルファス鋼鉄であってもよい。 ある実施例によれば、隣接するセグメントは、最も近接するセグメントの対応 する側に配置されるプレート間の対応するギャップにぴったり合う少なくとも1 つの突出プレートを有する1つのセグメントによって互いに保持され、それによ って重なり接合が形成を形成する。この結果、共に鉄心を形成するセグメントを 留めておくための特別な取り付け手段は必要ないという利点が生じる。しかし代 わりに、すなわち補足として、変圧器/リアクトルは取り付け手段を有してもよ い。 更に有利な特徴によれば、セグメント化された鉄心は、冷却剤用として使うこ とができる内部ダクトを含む。冷却ダクトの特定の実施例によれば鉄心セグメン トをそれによって接続することができる。 最後に、本発明による方法は、鉄心の巻線は、セグメントが鉄心を形成するた めに組み立てられる前に、セグメント上に巻かれるという有利な特色によって特 徴づけられる。 本発明は好適には単相変圧器に対して意図されるものである。 概要として、請求項1に定義されるような巻線とセグメント化された鉄心との 組み合わせによって、本発明により、高電圧用乾式変圧器/リアクトルに実質的 に環状形状、好適にはトロイダル形状で ある大きな鉄心を提供することが可能である点が強調されるべきである。 本発明をよりよく理解するために、添付する図面を参照して例を用いて4つの 実施例を詳細に説明する。 図1は、本発明の第1の実施例の概略的な斜視図の形式での基本図を示す。 図2は、本発明の第2の実施例の概略図を示す。 図3は、本発明の第3の実施例の概略図を示す。 図4は、本発明の第4の実施例の概略図を示す。 図5は、本発明による鉄心のセグメントを貫く断面を示す図である。 図6は、高電圧ケーブルの断面図を示す。 第1の実施例を構成する本発明の基本図が、図1に概略的に示される。この図 では変圧器鉄心1が例示されており、この変圧器鉄心は、リアクトル鉄心と等し くても十分によく、実質的に円形の窓5を通る巻線2が備えられている。鉄心は 、比較的たくさんの数のセグメント4から作られ、これについては1つだけの参 照番号が使われている。セグメントは好適には同一であるが、これは製造の観点 からいうと利点である。しかし、適切であるならばいくらか異なる形状であって もよい。この図は18のセグメントを示しているが、各セグメントは多くのプレ ート3から成り、このプレートは、公知の方法で他のプレートの上に積み上げら れている。これらのプレートを互いの上にどのように積み上げることができるか の例が、鉄心のセグメントを貫く断面を例示する図5に示されている。プレート は通常互いにつけられている。プレートが互いに上に積み重ねられることによっ て、いわゆる積層鉄心が得られる。種々の接合方法を用いてよいが、これらのう ちの考えられ得る1つのみの方法が図5 に例示されている。考えられ得る別の方法では、例えばステップラップ(step la p)として知られているものがある。 図1の実施例に例示される個々のプレートは、台形に相当する形状を有してい る。これは、鉄心の「環状」形状は事実上多角形であるということを意味してい る。しかし、この場合のように、比較的たくさんの数のセグメントで、環状形状 すなわち、鉄心の断面図での場合のようなトロイダル形状は、多角形形状で近似 される。 円形の断面図を備える「環状、円形窓、及びトロイダル」という用語はそれら 全てが鉄心に関連しているが、これらの用語は、セグメントのために鉄心が、横 方向及び縦方向の両方向において事実上多角形である通過断面(through-section )を有してもよいという事実から、本明細書においては幾何学的に完全なリング 、円環面(torus)あるいは円だけをいうのではなく、これら幾何学図形とおおよ そ等価物であることを示すようにみなされるべきであることを強調すべきである 。 図2は、上記で示したようなセグメント14を有する鉄心11の形での本発明 の第2の実施例を例示する図である。図2の実施例によれば、セグメントは、切 れたチップでパイのピースと同じ形状を有するので、おおよそリング、好適には トロイダルの形状で結合することができる。従って、図5の各プレート3は、図 2に示されるパイのピース形状に合うようにカットされる。この場合、鉄心11 は、8個のセグメント14から構成される。この鉄心のセグメントは、図の矢印 に示されるような磁気方向性鋼鉄のプレートから作られる。磁気方向性鋼鉄が使 われるときは、指向する磁気方向が欠けることがないようにセグメントの数を十 分にとることが重要である。ここでもまた、鉄心は、単一の巻線又は複数の巻線 が貫くようにする円形窓15を有する。 鉄心の第3の実施例が図3に示される。セグメント化された鉄心21は、2つ の半リング23,24の形での2つだけのセグメントから成り、この半リングが 実質的に円形の窓25を有する鉄心に結合される。 第4の実施例が図4に例示されており、鉄心31は好適には4つのセグメント を備えることがこの図から分かる。すなわち2つの直線状のセグメント36,3 7及び、2つの半リング形状のセグメント33,34である。2つの半リング形 状のセグメント33,34は、2つの直線状のセグメント36,37を介して接 続される。鉄心は窓35を有する。 セグメントを、環状の鉄心を形成する種々の方法で互いに保持又は結合するこ とができる。セグメントの実際の側面、すなわち、隣接するセグメントに面した 側面の外に突き出たいくつかのプレートでセグメントを構成することができ、そ れは、最も近接するセグメントの対応する側、及びその逆に配置されるプレート 間の対応するギャップが挿入され、隣接するセグメントでのプレートが重なる。 従って、2つの隣接するプレート間で接合が得られるが、この接合は、図5に例 示されたセグメントの内側に形成された接合の例と等しい方法で形成される。代 わりに、例えばクランプ、ヨーク、ネジといったような特定の取り付け手段を使 ってもよい。 セグメント化された鉄心の1つの利点は、冷却剤用の内部ダクトを含むことが できる点である。これらのダクトは、隙間17から成ってもよく、この隙間17 は、積層する間にプレート間に備えられる。代わりに、プレートを積層する間に 、冷却剤用チューブがセグメントに据え付けられてもよい。更に代わりに、後で セグメントを通じてダクトをドリルで穴を空けてもよい。隣接するセグメントの 冷却ダクトで終わる対応する突出パイプの終端に合うように形作ら れる突出パイプの終端で終わる冷却ダクトに備えられる少なくとも1つのセグメ ントによって隣接するセグメントが互いに保持されるように、セグメントを内部 冷却ダクトによって互いに保持することもできる。 最後に、図6は、本発明での使用に特に適した高電圧ケーブル6を貫く断面を 示す。高電圧ケーブル6は銅(Cu)から作られる数多くの撚り線7を備え、例 えば、その撚り線7は円形の断面を有する。これらの撚り線は、高電圧ケーブル の中央に構成される。撚り線7の周りには第1の半導電層8がある。この第1の 半導電層8の周りには絶縁層9があり、例えばXLPE絶縁である。絶縁層9の 周りには第2の半導電層10が備えられる。例示されたケーブルは、通常はこの ようなケーブルを取り囲む外側の機械的な保護シースと金属遮へい体とが取り除 かれている点で、従来の高電圧ケーブルとは異なる。それゆえ、本願の「高電圧 ケーブル」の概念は、通常はこのような電力配電用ケーブルの周りを囲む金属遮 へい体あるいはシースを必ずしも含まない。 上述で例示され説明された実施例は、単なる例としてみなされ、本発明はそれ に限定されるものではないが、添付された請求項に定義されるような発明の概念 の範囲内で変えることができる。従って、例示された例の3つの鉄心における窓 は、実質的に円形でのみ示したが、しかしもちろん楕円あるいはいくつかの他の 形状であってもよい。同様に、鉄心の環状形状は円形の代わりに楕円形であって もよい。これは、例えば利用可能なスペースが横方向に制限されているときに好 適である。更に、セグメント化された鉄心が長方形の窓で長方形に作られること が妨げられることは当然ない。 セグメントの数もまた、製造技術、巻線技術、輸送距離等に関係する数多くの 異なる考えに依存して非常に大きく変わる。プレート は、磁気方向性鋼鉄ではないような鋼鉄、例えばアモルファス鋼鉄であってもよ い。 最後に、本発明により構成された3つの鉄心を結合することによって三相変圧 器/リアクトルにも本発明を当然適応可能であるということはいうまでもない。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.鉄心と少なくとも1つの巻線とを備える変圧器/リアクトルであって、前 記鉄心(1;11;21;31)は少なくとも2つのセグメント(4;14;2 4;25;33;34;36;37)から成り、前記巻線は曲げやすく、前記巻 線は、内側半導電層(8)によって囲まれる電気導電鉄心(7)と、前記内側半 導電層を囲み、固休材料から成る絶縁層(9)と、前記絶縁層を囲む外側半導電 層(10)とを備え、各前記層は相互に粘着している変圧器/リアクトル。 2.各前記層(8,9,10)は、動作中の温度変動によって生じる各前記層 の体積変動を、材料の弾性によって吸収することができる弾性及び熱膨張係数の 関係を有する材料からなり、各前記層は動作中に生じる温度変動時に互いに粘着 を維持することを特徴とする請求項1に記載の変圧器/リアクトル。 3.各前記層(8,9,10)の材料は、好適には500MPaより小さい、 より好適には200MPaよりも小さいE係数を有する高い弾性を有することを 特徴とする請求項2に記載の変圧器/リアクトル。 4.各前記層(8,9,10)の材料の熱膨張係数は、実質的に同じ大きさで あることを特徴とする請求項3に記載の変圧器/リアクトル。 5.各前記層間(8,9,10)の粘着は、最も弱い材料と少なくとも同じ大 きさであることを特徴とする請求項4に記載の変圧器/リアクトル。 6.各前記半導体層(8,10)は、本質的に1つの等電位面を構成すること を特徴とする請求項1又は2に記載の変圧器/リアク トル。 7.固定子(4)の巻線が高電圧ケーブル(6)から成る請求項1〜6のいず れか一項に記載の変圧器/リアクトル。 8.前記高電圧ケーブル(6)は、20〜250mmの間の範囲の直径と80 〜3000mm2の間の範囲の導体領域とを有することを特徴とする請求項7に 記載の変圧器/リアクトル。 9.前記鉄心(1;11;21)は、実質的に環状である請求項1〜8のいず れか一項に記載の変圧器/リアクトル。 10.前記鉄心(1;11;21)は実質的に円形形状を有する窓(5;15 ;25)を備え、前記鉄心の環状形状は円形であることを特徴とする請求項9に 記載の変圧器/リアクトル。 11.前記鉄心は実質的に楕円形である窓を備え、前記鉄心の環状形状は楕円 形であることを特徴とする請求項9に記載の変圧器/リアクトル。 12.前記鉄心(31)は、2つの直線状のセグメント(36,37)と、2 つの半リング形状のセグメント(33,34)との4つのセグメントを備え、2 つの前記半リング形状のセグメントは、2つの前記直線状のセグメントを介して 共に結合されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の変圧器/ リアクトル。 13.前記鉄心(1;11;21)は、実質的にトロイダル形状を有すること を特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の変圧器/リアクトル。 14.前記鉄心は、長方形の形状を有することを特徴とする請求項1〜8のい ずれか一項に記載の変圧器/リアクトル。 15.前記鉄心(21)は、2つのセグメント(23,24)から成ることを 特徴とする請求項1〜11,13〜14のいずれか一項に記載の変圧器/リアク トル。 16.各前記セグメントは、複数のプレート(3)を備え、前記鉄心は積層鉄 心として構成されることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の変 圧器/リアクトル。 17.前記プレート(3)は、磁気方向性鋼鉄から成ることを特徴とする請求 項16に記載の変圧器/リアクトル。 18.前記セグメントの数は、指向する磁気方向が欠けることがないよう十分 に多いことを特徴とする請求項17に記載の変圧器/リアクトル。 19.前記プレート(3)は、アモルファス鋼鉄から成ることを特徴とする請 求項16に記載の変圧器/リアクトル。 20.隣接するセグメントは、最も近接するセグメントの対応する側に配置さ れるプレートとプレートの間の対応するギャップにぴったり合う少なくとも1つ の突出プレートを有する1つのセグメントによって互いに保持され、それによっ て重なり接合を形成することを特徴とする請求項16〜19のいずれか一項に記 載の変圧器/リアクトル。 21.前記セグメントを結合するために、取り付け手段、好適にはクランプ又 はネジを備えることを特徴とする請求項1〜20のいずれか一項に記載の変圧器 /リアクトル。 22.セグメント化された鉄心は、冷却剤用の内部ダクト(17を含むことを 特徴とする請求項1〜21のいずれか一項に記載の変圧器/リアクトル。 23.冷却ダクト(17)に備えられる少なくとも1つのセグメントによって 隣接するセグメントが互いに保持され、前記冷却ダクトは隣接するセグメントの 前記冷却ダクトで終わる対応する突出パイプの終端に合うように設計される突出 パイプの終端で終わることを特徴とする請求項22に記載の変圧器/リアクトル 。 24.前記変圧器は乾式変圧器/リアクトルである請求項1〜23のいずれか 一項に記載の変圧器/リアクトル。 25.鉄心と少なくとも1つの巻線とを備える変圧器/リアクトルの製造に使 用する方法であって、前記鉄心を形成するために結合される少なくとも2つのセ グメントを有する鉄心を製造するステップと、前記鉄心に巻線を取り付けるステ ップとを備え、前記巻線は曲げやすく、前記巻線は、内側半導電層(8)によっ て囲まれる電気導電鉄心(7)と、前記内側半導電層を囲み、固体材料から成る 絶縁層(9)と、前記絶縁層を囲む外側半導電層(10)とを備え、各前記層は 相互に粘着している、変圧器/リアクトルの製造に使用する方法。 26.前記鉄心の巻線は、前記セグメントが組み立てられて前記鉄心を形成す る前に、前記セグメント上に巻かれることを特徴とする請求項25に記載の方法 。
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