JP2001509921A

JP2001509921A - キーパッドから文字を選択する方法およびこの方法に従って動作する電話機

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Publication number: JP2001509921A
Application number: JP52662296A
Authority: JP
Inventors: デルサルム，ピーターバン; ウォルデ，ヤンヘンドリクルイステン
Original assignee: テレフオンアクチーボラゲツトエルエムエリクソン（パブル）
Priority date: 1995-03-08
Filing date: 1996-03-08
Publication date: 2001-07-24
Also published as: CA2214709C; US5991396A; DE69613105D1; CA2214709A1; EP0813769B1; DK0813769T3; AU721455B2; EP0813769A1; DE69613105T2; WO1996027947A1; AU5109396A; ES2159020T3

Abstract

(57)【要約】単一のキー、特に電話ダイヤルキーパッドのキーに割り当てられた文字群から文字を選択する方法が開示される。キーを操作すると（８：１６）、文字のカーソル制御されたディスプレイが行われる（２；ｌ８）。所定の時間間隔（ｔ₁；６，７）内にキーを操作している間は、カーソルが特定の位置に保持される（１１）。特定のキー操作に対応する文字列が読み取られ（１８）、メモリ手段から最もよく合致するデータエントリを検索するために使用される（１９）。この時間間隔（ｔ₁）内にキーを更に操作しない場合には、選択された文字列がメモリ手段のデータエントリのいずれかと合致すれば（２０，２１）、カーソルは次の位置（２２）に移動される。検索されたデータエントリは中でも自動ダイヤルの目的のために使用することができる。この方法は、加入者データが入ったメモリ手段をそなえた電話機に適用される。

Description

【発明の詳細な説明】キーパッドから文字を選択する方法およびこの方法に従って動作する電話機発明の分野本発明は、一般にキーパッド手段、たとえば電話のダイヤルキーパッド手段、の単一のキーに対応する一群の文字の中からの文字の選択に関するものであり、更に詳しくはメモリ手段に記憶されたデータ、たとえば電話機のメモリに記憶された電話システム加入者データ、にアクセスするための文字列の選択に関するものである。発明の背景従来の簡単な電話ダイヤルキーパッド手段には一般に、１２個のキーまたはボタンが含まれており、これらのキーまたはボタンに１０個の数字および特殊文字「＊」および「＃」が割り当てられる。しかし、より複雑なシステムでは、いくつかの英字、および句読点のような他の特殊文字も各キーに割り当てることができる。これらの拡張されたキーパッド手段では、各キーは通常、一群の３個または４個の文字を表す。拡張された電話ダイヤルキーパッド手段は中でも電話システム、たとえば構内交換網、の加入者の電話番号を含む、名前を表すデータを記憶し、検索するために使用される。一群の中の特定の文字の選択は、対応するキーを所定のように操作することにより行われる。欧州特許出願第０，６０８，６８２号には、一群の中の文字の位置を指定するために別個のキーをそなえたキーパッド手段が開示されている。一群の中から文字を選択するために、２個のキーを操作しなければならない。すなわち、当該文字群が割り当てられたキー、およびその群の中の文字の位置を指定するキーである。英国特許出願第２，１２８，３８４号には、あるキーを複数回操作することにより、拡張された電話キーパッドのキーに割り当てられた一群の文字から文字を選択するための方法が開示されている。たとえば、ｌ回キーを押すと、その群の第一の文字が表され、２回キーを押すと、その群の第二の文字が表されるというように選択が行われる。一群の文字から文字を選択するために引き続きキーを押す場合と選択自体を完了する場合とを区別するために、キーの復旧、すなわちキーを押すことの復旧後毎に時間遅延間隔が始動される。この時間遅延内にキーを操作すると、その特定のキーに対応する群の文字からの文字の選択が進む。最後にキーを押してから時間遅延間隔が経過すると、選択された文字がディスプレイされ、キーボードは以後の入力の用意ができる。キーパッド手段の単一のキーに割り当てられた一群の文字から文字を選択するこの方法では、特定の文字が割り当てられたキー以外のキーを操作する必要が無いので、ある文字列を形成するために操作しなければならないキーの数は既に制限されている。しかし、この公知の方法は、データエントリ、たとえば電話機のメモリ内に記憶された電話システムの加入者データにアクセスするのにあまり適していないことが見出された。このような拡張された電話キーパッド手段の経験が無いユーザの場合、タイプ誤りは非常に容易に起こり得る。タイプ誤りがあると、メモリ内に記憶されたどのデータエントリとも合致しない文字列となる。しかし、これらの場合、ユーザが一般にタイプ誤りを知らされるのは、探索列を完了した後であり、そのときメモリ内に合致するエントリが全然無いことを知る。したがってユーザは、新たに選択を開始するか、または削除キー等を使用して自分のエントリを訂正しなければならない。これは発呼するまでかなり長い時間がかかるだけでなく、非常に苛立たしいことがわかる。発明の要約本発明の一つの目的は、メモリ手段に記憶された特定のデータエントリを検索するために、拡張された電話キーパッド手段のキーについてキーを押す所要回数を減らすことである。本発明のもう一つの目的は、メモリ手段に記憶されたどのデータエントリとも合致しない探索列を形成する危険性を最小にすることにより、メモリ手段に記憶されたデータエントリの選択の速度を向上することである。本発明のもう一つの目的は、電話ダイヤルキーパッド手段に割り当てられた文字の選択により、電話機のメモリに記憶されたデータエントリに容易に、かつ高速にアクセスできる電話機を提供することである。本発明の上記および他の目的、利点、および特徴は、単一のキー、特に各キーにいくつかの英数字等の文字が割り当てられ、キーを操作するとこのキーに割り当てられた文字のカーソル制御されたディスプレイが行われる電話ダイヤルキーパッドのキーに割り当てられた文字群から文字を選択する方法によって与えられる。所定の時間間隔内に特定のキーを操作している間はカーソルがその位置に保持され、その所定時間間隔内にそのキーを更に操作しなければカーソルがもう一つの位置に自動的に移動されることにより、少なくとも一つの文字を含む文字列が形成される。本発明に従えば、メモリ手段に記憶されたデータエントリを表す文字へのアクセスと関連して、文字の選択が制御される。設定された時間間隔の間に特定のキーを操作する毎に、選択された文字列にできる限り合致する、すなわち最も多くの文字を共通にそなえたデータエントリが検索され、ディスプレイされる。選択された文字列の対応する文字と検索されたデータエントリが合致しない場合は、カーソルがその位置に保持される。したがって、カーソルの移動はアクセスすべきデータエントリによっても制御される。不一致の場合には、カーソルは移動しないので、入力誤り等の場合に正しい文字を入力する機会がユーザに与えられる。これにより、選択速度が向上することが理解されよう。選択された文字列によりデータエントリが検索されない場合にユーザがただちに帰還を受けるからである。カーソルをそれの位置に保持することにより、ユーザは自分の間違いを訂正するためにバックスペースキー、エラーキー等を使用する必要がない。一時的に最も近いエントリをディスプレイすることにより、正しいエントリが一旦ディスプレイされればユーザは選択を停止することができる。これにより、特定のエントリを検索するためのキー操作数が少なくなって最小になり、選択および検索のプロセスの速度が再び向上する。合致するエントリが複数ある場合には、英字の順序で見たこの複数のエントリの第一のエントリが検索され、ディスプレイされる。特定の文字列に合致するエントリにアクセスすることができない場合には、記憶手段に記憶された次の最もよく合致するエントリを検索し、ディスプレイするのが都合がよいことがわかった。これにより、選択された文字列に合致するデータエントリに関するメモリ手段の内容についての情報がユーザに与えられる。本発明の方法は、キーを連続的に操作することにより、または、たとえば一群の中のある文字の位置に対応するキーを複数回操作することにより一群の文字をスクロールするというような特定の型のキー操作に限定されない。更に、各文字選択に対して一定の時間間隔を設定したり、またはキーを操作、復旧するたびごとに時間間隔を開始することができる。キーが復旧したときに時間間隔を開始することにより、設定された間隔内にキーを操作したままにすれば、選択プロセスを制御する機会がユーザに与えられる。これによりユーザは、選択を監視し、必要な場合には、たとえばその群のもう一つの文字を選択するために自分の時間を使うことができる。本発明による方法では、文字の選択が完了したとき、カーソルは自動的に次の位置に移動する。選択速度を向上するために、本発明による方法のもう一つの実施例では、もう一つのキーが操作された場合に、カーソルが自動的にそれの次の位置に移動する。これは、キーパッド手段のユーザが設定された時間間隔の経過を待たずに列の次の文字を選択できるということを意味する。本発明による方法は非常に理解しやすく、扱いやすく、そしてたとえばメモリ手段またはデータベースからデータエントリを素早く選択することが可能になるが、ユーザによってはメモリ制御の無い文字選択を希望することがある。これはたとえば、キーパッドからメモリ手段にデータを入れる場合に当てはまる。メモリ制御がある場合の文字選択とメモリ制御が無い場合の文字選択とを容易に区別するために、本発明のもう一つの実施例では、カーソルがそれの第一の位置にある間にキーの時間制御された操作をすることにより、メモリ制御された文字選択モードに入る。したがって、たとえば、設定された時間間隔より長く第一のキーを操作することにより、自動的にメモリ制御された選択モードに入る。この操作は、特定のキーに割り当てられた群の第一の文字の選択と解釈することもできる。これにより再び、キー数、または選択の目的のためにキーを操作しなければならない回数が最小となる。本発明は、プロセッサ制御手段、可視ディスプレイ手段、および電話ダイヤルキーパッド手段を含む電話機、特に無線電話機にも関する。いくつかの英字等の文字が、ダイヤルキーパッド手段の各キーに割り当てられている。キーを操作するとこのキーに割り当てられた文字のカーソル制御されたディスプレイが行われるようにプロセッサ制御手段、キーパッド手段、およびディスプレイ手段が動作接続される。所定の時間間隔を設定するためのタイマ手段が電話機に含まれ、この所定の時間間隔の間にキーパッド手段のキーを操作する間、カーソルがプロセッサ制御手段の制御のもとに特定のディスプレイ位置に保持される。時間間隔内にキーを更に操作しない場合にカーソルがもう一つの位置に移動され、その結果、少なくとも一つの文字を含む文字列が形成される。本発明によれば、キーパッド手段により文字データエントリを検索するためにプロセッサ制御手段に動作接続されたメモリ手段が電話機に含まれる。選択された文字列がどのデータエントリとも合致しない場合にカーソルをそれの位置に保持するようにプロセッサ制御手段が構成される。本発明による電話機のもう一つの実施例において、メモリ手段に、所定のデータエントリに割り当てられた第一の不揮発性メモリ部、キーパッド手段によりデータエントリに割り当てられた第二の不揮発性メモリ部、記憶されたデータエントリを指すアドレスデータに割り当てられた第三のメモリ部が含まれる。電話機の動作の間、そして選択された文字列に従って、アドレスデータの記憶の仕方、たとえばデータエントリの英字の順序に、第一および第二のメモリ部のデータエントリがアクセスされる。第一および第二のメモリ部の両方を指すアドレスデータ部をそなえることにより、電話のユーザは、予め記憶された第一のメモリ部またはユーザ自身が記憶させたデータの入っている第二のメモリ部から検索すべきデータを予め選択する必要は無い。電話機のユーザにとっては、データエントリが一つの同じメモリまたはデータベースに所定の、たとえば英字の、順序で記憶されているかのように見える。メモリ制御がある場合と無い場合の両方で文字の選択を支援するために、本発明によるもう一つの実施例では、電話機にもう一つのタイマ手段が含まれ、これらの他のタイマ手段の制御下で第一のキーの操作によりメモリ制御のアクセスに入る。特に、数字データを使用する直接のダイヤルのため、本発明の更にもう一つの実施例では、メモリ制御モードに入らないで文字選択のためあるキーを操作した場合、キーパッド手段のキーにより数字０−９および特殊文字「＊」および「＃」だけを選択することができるようにプロセッサ制御手段が構成される。本発明による電話機は、名前を英字の順序で表すデータエントリおよび電話機が接続された電話システムの加入者のダイヤル情報が入っているメモリ手段と一緒に使用するのに特に良く適している。特定の名前を検索することにより、記憶されたダイヤル情報を直接の自動ダイヤルの目的のために使用することができる。本発明の電話機の一実施例では、呼が進行している間に文字を選択する可能性を与えることにより、選択された文字列または検索されたデータエントリに従って、進行中の呼が自動的に保留される。この特徴により、現在の呼を保留し、それにより電話システムのもう一つの線、たとえば第三者回線へのアクセスを要求するためのキー操作を省略することにより、キー操作回数が再び削減される。上記の場合、第三者回線へのアクセスを要求した後に、問い合わせのため、または第三者の呼を設定するため、もう一つの加入者のダイヤルを開始することができる。本発明による電話機では、相手回線または第三者回線へのアクセスは最適に行われ、この回線にアクセスしてからダイヤル情報を送信するまでに過度の遅れは生じない。本発明の他の実施例では、もう一つのキーの操作を検知して、カーソルを、文字列の中のそれの次の位置へ、プロセッサ制御により移動させる手段が電話機に設けられる。この特徴により、選択プロセスの速度が再び向上する。時間遅延が経過するまで待たずに、ユーザは別のキーを操作できるからである。本発明による方法は、電話機の中に設けられるメモリ手段との使用に限定されず、電話機が動作接続されるシステムまたは網内に設けられるメモリ手段からデータエントリを検索するためにも適用できる。付図を参照して、本発明の上記および他の特徴および利点を以下に説明する。図面の簡単な説明図１は、拡張されたキーパッド手段を使用する、文字列のカーソル制御による形成を示すフローチャートである。図２は、本発明の方法に従う、文字のメモリ制御選択を示すフローチャートである。図３は、電話ダイヤルと情報検索の目的のための増強されたキーパッド手段の平面図を図式的かつ説明的に示した図である。図４は、本発明による無線電話機の概略ブロック図である。図５は、中でも図４に示された電話機で使用するための、本発明に従って動作接続されたメモリ手段、キーパッド手段、およびプロセッサ手段のブロック図を示す。実施例の詳細な説明数字、英字、および句読点のような他の特殊文字を含む３個または４個の文字の群が各キーに割り当てられたキーパッド手段について、本発明による方法を更に説明する。このキーパッド手段はディスプレイ手段に接続され、キーを１回押すと、群の第一の文字がディスプレイされ、同じキーを２回押すと群の第二の文字がディスプレイされるというように構成される。ディスプレイ上の文字の位置がカーソルによって示される。本発明の実施例では、このカーソルは明滅する選択された文字の形をとる。すなわち、明滅する文字が現在のカーソル位置を示す。短線、長方形の部分等のような他のいかなるカーソル表現を使用してもよいことが理解されよう。図１は、上記のキーパッド手段を使用する文字列のカーソル制御の選択を示す簡略化されたフローチャート図を示す。選択すべき文字列は一つの単一の文字で構成してもよいことに注意すべきである。このフローチャート図では、フローの方向はチャートの最上部、すなわち「スタート」と示されるブロック１からチャートの最下部に向かっているものと仮定する。仮定された方向と異なるどのフローも、上向きの矢印で示される。文字選択モードの開始後、ブロック２に「カーソルを第一の位置にセット」と示されるように、カーソルが第一の位置、通常はディスプレイ上の最も左の位置、すなわち文字列の第一の文字に配置される。ブロック３の「キーを操作したか」で、キーパッド手段のキーの操作が検知される。押しボタンの場合には、これはボタンを押すことになる。しかし、容量的に離調可能な操作手段の場合には、キーを表す導電性のパッチまたは他の容量的にロードされた表面に手で触ることにより簡単に操作を行うことができる。ブロック３の”ＮＯ”のようにキーを操作していない限り、カーソルはその第一の位置にとどまる。キーが操作されてブロック３の”ＹＥＳ”となると、特定のキーに割り当てられた文字群の第一の文字がディスプレイされる。すなわち、ブロック４の「文字を読み取って、ディスプレイ」である。ブロック５の「キーを復旧したか」で、キーの復旧が検知される。特定のキーが復旧されない限り、ディスプレイは変更されない。この特徴により、選択すべき次の文字が割り当てられたキーパッド手段の特定のキーを探す時間がユーザに与えられる。キーが復旧してブロック５の ”ＹＥＳ”となると、ブロック６の「タイマｔ₁を始動」に示すようにタイマが始動される。ブロック７の「ｔ＜ｔ₁」で、設定された時間間隔ｔ₁の経過が検知される。設定された時間間隔内で、ブロック７が”ＹＥＳ”の場合、形成すべき列の次の文字を選択するようにもう一つのキーが既に操作されたか検知される。すなわち、ブロック８の「他のキーを操作したか」である。答えが肯定で”ＹＥＳ”の場合には、ブロック９の「カーソルを移動」に示されるように、カーソルをそれの次の位置に移動しなければならない。そして、ブロック４で、特定のキーの操作に対応する文字が読み取られ、ディスプレイされる。他のどのキーも操作されず、ブロック８が”ＮＯ”の場合には、同じキーが再び操作されたか検知される。たとえば、ユーザがその群のもう一つの文字を選択することを希望する場合で、ブロック１０の「同じキーを操作したか」である。時間間隔ｔ₁内にそれぞれのキーが操作され、ブロック１０が”ＹＥＳ”の場合には、現在の文字の修正と見なされる。カーソルを列の中のそれの次の位置に移動させてはならないので、ブロック１１の「カーソルを保持」となる。ブロック４で、その群の選択された新しい文字がディスプレイされる。時間間隔ｔ₁内に別のキーも同じキーも操作しないとき、すなわちブロック８が”ＮＯ”でブロック１０が”ＮＯ”の場合には、設定された時間間隔の経過後にブロック７が”ＮＯ”となって、カーソルが自動的に移動される。設定された時間間隔ｔ₁後のカーソルの移動はブロック１２の「カーソルを移動」で実行され、ブロック３で次のキーの操作が検知される。選択された文字の列はいくつかの目的のために使用され得る。たとえば、メモリのアクセス、入力されたデータのメモリへの記憶、制御プロセスの操作等である。明瞭にするため図１のフローチャート図には示されていないが、選択プロセスのいくつかの段階で一般的なタイムアウトタイマを設定して、たとえばブロック３でのキーの操作に時間がかかり過ぎる場合に選択プロセスから抜け出す機会が設けられるようにしてもよい。更に、列の最大長さになった場合に選択プロセスを終了させてもよい。本発明の方法の実施例では、時間間隔ｔ₁は０．５秒に設定される。ブロック３でのキ一操作で時間間隔ｔ₁を設定できることも理解されよう。これは、たとえば、キーが操作される時間間隔がユーザの直接の制御下に無い場合に適用できる。説明した方法は、特定の群をスクロールして文字を選択する用途にも適している。特定のキーを操作している時間の間に、ある群の文字が代わる代わるディスプレイされるか、またはキーの最初の操作によりスクロールが開始され、同じキーをもう一回操作してスクロールを停止しなければならない。選択される文字は、キーの操作開始後に経過した時間によって決まる。図２は本発明による方法の一実施例のフローチャート図であり、図１を参照して説明した方法に基づくメモリ制御の文字選択を示す。便宜上、このフローチャート図では、図１に示されたのと同じ機能のブロックは同じ参照番号で表す。図２はメモリ制御の選択モードから独立した、数字列の選択をも示している。図示した実施例では、メモリ制御の選択モードにするか数字モードにするかは第一のキーの操作の時間によって決まる。ブロック１５の「スタート」で、第一のキーの操作によりタイマｔ₂（図示しない）がセットされる。第一のキーが時間間隔ｔ₂より長く操作されていれば、ブロック１６の「キー操作＞ｔ₂」が”ＹＥＳ”となり、メモリ制御の選択モードに入る。そうでなければ、ブロック１６が ”ＮＯ”となり、数字モードに入る。メモリ制御の選択モードに入ると、ブロック１７の「メモリアクセス」に示されるように、データエントリを表す文字を含むメモリまたはデータベースへのアクセスが行われる。これらのデータエントリは英字の順にアクセスできるものとする。ブロック２でカーソルが第一の位置に設定され、ブロック１８の「文字読み取り」に示されるように特定のキーの操作に対応する文字が読み取られる。この文字を使用して、メモリから最もよく合致するディスプレイが検索される。図示した実施例では、合致するデータエントリが無い場合には、次のデータエントリが検索され、ディスプレイされる。すなわち、ブロック１９の「最もよく合致するエントリまたは次のエントリを検索／ディスプレイ」である。特定のキーを復旧しない限り、ブロック５の”ＮＯ”に示されるように、カーソルの移動が行われない。ブロック５の”ＹＥＳ”に示されるようにキーが復旧された後、ブロック２０の「カーソル位置で合致」に示されるように現在のカーソル位置で、ブロック１８で読み取られた文字が選択されたデータエントリの対応する文字と合致するか否かの比較が行われる。ブロック２０で結果が肯定的で ”ＹＥＳ”である場合には、カーソルをそれの次の位置に移動して、合致するデータエントリの群の中で更に選択する場合に、容易に選択が行えるようにする。しかし、このカーソル移動は時間間隔ｔ₁によって決まるようにされる。この時間間隔ｔ₁内に、図１で説明したように、すなわちブロック６−１１のように、もう一つの文字を選択することができる。新しい文字が選択されると、ブロック１８、１９等のように、新たな最も合致する、または次の合致するエントリが検索され、ディスプレイされる。時間間隔ｔ₁の間に選択が行われなかったときは、ブロック２２の「カーソルを移動」に示すようにカーソルが移動され、ブロック２３の「キーを操作したか」に示すように新たなキー操作が検知される。ブロック２３の”ＹＥＳ”に示すようにキーが操作されれば、ブロック１８等で対応する文字が読み取られ、特定のデータエントリが検索される。ブロック２０の”ＮＯ”に示すようにカーソル位置で合致しない文字の場合には、ブロック２１の「カーソルを保持」に示すようにカーソルは移動せず、この方法ではブロック２３で次のキーの操作が検知される。ブロック２３は実際には、次のキーが操作されない限り、すなわちブロック２３の”ＮＯ”の場合に待つループを表す。上記のメモリ制御の文字選択では、検索されたデータエントリが特定の選択された文字列に合致する場合には、カーソルは次の位置に移動するだけである。これにより、各キーに一群の文字が割り当てられたキーパッド手段を使用した、高速で、使いやすく、扱いやすいデータエントリのアクセスが可能となる。検索されたデータエントリは中でも、加入者の名前の他に内線番号も含むメモリ手段をそなえた電話機で使用するとき、直接ダイヤルの目的に使用することができる。本方法では、従来のダイヤルも行うことができる。すなわち、加入者の番号を表す数字列を入力すればよい。この目的のためには、上記のように数字モードに入らなければならない。ブロック２４の「数字モード」に示すように数字モードに入った後、ブロック２に示すようにカーソルが第一の位置に設定される。その後は、数字０−９を表す文字、ならびに特殊文字「＊」および「＃」だけをキーパッド手段により選択することができる。それぞれブロック２５の「数字を読み取り／ディスプレイ」およびブロック２６の「カーソルを移動」に示すように、文字が読み取られ、ディスプレイされるたびごとに、カーソルはそれの次の位置に移動される。ブロック２７の「キーを操作したか」で、次のキーの操作が検知される。図示されていないが、メモリアクセスモード、数字モードのいずれでも、いくつかの段階にタイマを設定して、選択時間がはなはだしく長い等の場合に抜け出せるようにすることができる。これについては、図ｌの説明で述べた。本発明の一実施例では、時間間隔ｔ₂は０．５秒に設定される。文字列の誤りを訂正する機会が得られるように、またたとえばメモリの内容をスクロールする等、カーソルの全体的な制御として、別個の順方向および逆方向のキーを設けてもよい。図３は、電話ダイヤルの目的に使用されるような、ディスプレイ手段３１を含む、押しボタン形の増強されたキーパッド手段３０を示す。キーパッド３０には、１２個のキー３２が含まれており、図示するように各キーには３個または４個の文字が割り当てられている。キーパッド３０は、文字データエントリおよび電話機に対する動作と制御の情報が入っているメモリを含むメニュー制御の電話機の一部を構成する。メニューをスクロールすることにより、選択すべき数個の項目がディスプレイ３１にディスプレイされる。スクロールは、メニューをそれぞれ順方向および逆方向にスクロールする矢印キー３３および３４を使用して行われる。項目は「ＹＥＳ」キー３５を使用して選択することができる。誤りの場合、または特定の項目または下位メニューから抜け出すためには、「ＮＯ」キー３６を使用することができる。本発明に関連して、メモリアクセスモードでは、カーソルをその最初の位置に再設定するために矢印キー３３および３４が使用される。数字モードでは、スペースの入力と前の選択の抹消のためにそれぞれ、矢印キー３３および３４を使用しなければならない。いわゆる「名前呼び出し」モードでは、選択された文字列または意図したデータエントリの検索の完了後に、「ＹＥＳ」キーを操作することによりダイヤルが自動的に行われる。このキーの操作は、たとえば無線電話機の周知の「オフフック」キーと同等である。参照番号３７は、長方形パッチの形式のカーソルを表す。本発明を限定するものではないが、北米および汎欧州ＧＳＭ網の、ＣＴ２、ＣＴ２−ＣＡＩ、ＣＴ３、およびＤＥＣＴ（ディジタル増強コードレス電気通信： Digital Enhanced Cordless Telecommunications）と呼ばれるディジタルコードレス通信システム、ＩＳ−５４Ｂと呼ばれるディジタルセル状通信システムの一方または両方で使用するための電話機の一実施例により本発明を更に説明する。ＤＥＣＴはディジタルコードレス無線電気通信システムに対する規格、すなわち、ローカルループ無線（ＲＬＬ：Radio in the Local Loop）およびコードレス移動端末（ＣＴＭ：Cordless terminal Mobility）のような、オフィス等のビジネス環境および住宅地域で使用するための規格である。ＤＥＣＴは、コードレス電話機のような遠隔装置と公衆交換網または構内交換網に接続された基地局との間の無線通信のために、マルチキャリア（ＭＣ）／時分割多元接続(ＴＤＭＡ：Time Division Multiple Access)／時分割全二重（ＴＤＤ：Time Division Du plex）のフォーマットを使用する。ＤＥＣＴでは、１０個の無線キャリアが利用できる。各キャリアは時間領域で２４個の「タイムスロット」に分割される。全二重音声チャネルを形成するために、２個のタイムスロットが使用される。その結果、事実上、１０個のキャリアのどれでも１２個の音声チャネルが得られる。フレームサイクル時間Ｔ_Fが１０ｍｓのいわゆるＴＤＭＡフレームで、２４個のタイムスロットが伝送される。図４は、４個の基本構成ブロック、すなわち、プロセッサ中央制御とアプリケーション論理ユニット４２、無線ユニット４３、タイミングと同期制御ユニット４４、および音声処理ユニット４５をそなえた無線電話機４１の概略ブロック図である。無線ユニット４３には、送信機／変調器および受信機／復調器を含むトランシーバユニットに結合されたアンテナ４６の形式の空気インタフェースが含まれている。送信タイミングおよび受信タイミングはタイミング制御回路４４によって制御される。ＴＤＭＡ／ＴＤＤ技術の場合には、このタイミング制御回路はフレームとタイムスロットの同期等を制御する。タイミング基準は、内部で発生されるか、またはアンテナ４６を介して受信した同期信号から得られる。中央制御ユニット４２は無線ユニット４３からデータを受ける。受信データから信号と同期の情報を取り除くことにより、受信した音声データだけが音声処理ユニット４５に与えられる。音声処理ユニット４５は、適用可能な場合、受信データの解読等を行う。コーデック４７は受信したディジタル化された音声データをアナログ形式に復号することにより、コーデック４７に接続されたラウドスピーカー４８を介して電話機のユーザに聞こえるようにする。ユーザが発した音声をマイクロホン４９が受けて、コーデック４７が適当なディジタル形式に符号化する。この符号化された音声データは音声処理ユニット４５に与えられる。音声処理ユニット４５は音声データの暗号化等を行う。中央制御ユニット４２は、暗号化された音声データに適当な同期と信号の情報を付加する。無線ユニット４３はアンテナ４６を介してこの信号と音声のデータを送信する。これを、電話機４１が接続された通信システムの基地局（図示しない）が受信する。ＤＥＣＴのような多キャリア多タイムスロット技術の場合には、中央制御ユニット４２はキャリア周波数とタイムスロットの種々の組み合わせを制御する。更に、電話機４１にはキーパッド３０およびディスプレイ３１が含まれる。ディスプレイ３１は、ディスプレイされた文字を記憶するための手段を含む、たとえば液晶ディスプレイ（ＬＣＤ：Liquid Crystal Display）である。キーパッド３０およびディスプレイ３１は、ユーザが電話を制御するために、中央制御ユニット４２に接続されている。本発明によれば、データエントリを表す制御データおよび文字はメモリ手段５５に記憶される。メモリ手段５５は中央制御ユニット４２に動作接続されている。中央制御ユニット４２は、入接続呼を検出し、ダイヤル情報等を送信することにより出接続呼を制御する。到来するデータフレームの制御フィールド、ユーザデータフィールドの一方または両方の適当な信号情報から、呼の到着が検出される。呼の到着が検出されると、中央制御ユニット４２から呼出し信号発生器手段５１が起動される。呼出し信号発生器手段５１は、ブザー５２により呼出し信号または警報音を生じ、そして選択的にランプまたは発光ダイオード（ＬＥＤ：Li ght Emitting Diode）５３が放出する可視警報信号を生じる。電話機４１全体の電力供給のために、電池ユニット５０が含まれている。図５はメモリ手段５５を更に詳しく示す。図４の中央制御ユニット４２とともに含まれ、それに動作接続されたマイクロプロセッサ５４が第一の不揮発性メモリ部５６へのアクセスを制御する。これにより、データインタフェースまたはバス５９を介してたとえば電話システムの扱い者が記憶させた所定の文字データエントリの検索と記憶が行われる。マイクロプロセッサ５４は第二の不揮発性メモリ部５７の制御も行う。これにより、たとえば図１に関連して開示されたように文字列を作ることにより、キーパッド３０を介して電話機のユーザが入力した文字データが記憶され、検索される。マイクロプロセッサは、更に第三のメモリ部５８に対して動作を行う。電話機の動作の間、第三のメモリ部５８には、第一のメモリ部５６と第二のメモリ部５７の両方の中のデータエントリを指すアドレスデータが含まれている。第三のメモリ部５８は、いわゆる揮発性メモリ、たとえば、ＲＡＭ（Random Access Memo ry）である。マイクロプロセッサ５４の動作のためのソフトウェアプログラム、および電話機の動作に関する制御情報は、第一のメモリ部５６に含まれている。本発明の一実施例では第一のメモリ部５６は、並列データ入力および出力バスをそなえたいわゆるフラッシュ形の電気的削除可能プログラマブルＲＯＭ（ＥＥＰＲＯＭ：Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory）である。第二のメモリ部はプロセッサ５４に接続された直列データバスをそなえた直列ＥＥＰＲＯＭである。熟練者には明らかなように、第二のメモリ部５７がフラッシュメモリ５６の一部を形成してもよい。ただし、電話機の電池５０がフラッシュメモリの削除およびプログラミングに必要な電圧および電力に適している場合に限る。電話機がオンに切り換えられるたびごと、または電話ユーザがデータエントリの追加または修正を行ったとき、分類アルゴリズムが実行される。両方のメモリ部５６、５７のデータエントリを表す数個の文字のアドレスが、データエントリの英字の順序に対応して第三のメモリ部５８に記憶される。作成されたアドレスのテーブルが参照番号６０で表されている。数個のアドレスが参照番号６１で表されている。メモリ部５６、５７に記憶されたデータエントリは、この共通のアドレステーブルまたはポインタリスト６０を使用して、上記の方法に従ってアクセスされ、検索される。ユーザは一方のメモリ部に記憶されたエントリと他方のメモリ部に記憶されたエントリとを選択する必要は無い。これはキー操作数を制限するという点から見て大きな利点であり、これによりユーザが電話機を扱いやすくなるのはもちろんである。本発明の目的のため、キー操作／復旧検知手段６２、タイマｔ₁およびｔ₂の一方または両方を設定するタイマ手段、および第三者にダイヤルしながら進行中の呼を自動的に保留するように動作する手段も示されている。これらの手段６２、６３、および６４の機能はプロセッサ５４で実現してもよいことに注意すべきである。本発明は無線電話機に限定されるものではなく、またディジタル無線機に限定されるものでもないことが理解されよう。開示された方法は、当業者に周知の従来の有線ディジタルおよびアナログ電話機のいずれでも使用することができる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】平成９年３月６日（１９９７．３．６）【補正内容】発明の要約本発明の一つの目的は、メモリ手段に記憶された特定のデータエントリを検索するために、拡張された電話キーパッド手段のキーについてキーを押す所要回数を減らすことである。本発明のもう一つの目的は、メモリ手段に記憶されたどのデータエントリとも合致しない探索列を形成する危険性を最小にすることにより、メモリ手段に記憶されたデータエントリの選択の速度を向上することである。本発明のもう一つの目的は、電話ダイヤルキーパッド手段に割り当てられた文字の選択により、電話機のメモリに記憶されたデータエントリに容易に、かつ高速にアクセスできる電話機を提供することである。本発明の上記および他の目的、利点、および特徴は、キーパッドの単一のキー、特に各キーにいくつかの英数字等の文字が割り当てられ、キーを操作するとこのキーに割り当てられた文字のカーソル制御されたディスプレイが行われる電話ダイヤルキーパッドのキーに割り当てられた文字群から文字を選択する方法によって与えられる。所定の時間間隔内に特定のキーを操作している間はカーソルがその位置に保持され、その所定時間間隔内にそのキーを更に操作しなければカーソルがもう一つの位置に自動的に移動されることにより、少なくとも一つの文字を含む文字列が形成される。本発明に従えば、メモリ手段に記憶されたデータエントリを表す文字へのアクセスと関連して、文字の選択が制御される。設定された時間間隔の間に特定のキーを操作する毎に、選択された文字列にできる限り合致する、すなわち最も多くの文字を共通にそなえたデータエントリが検索され、ディスプレイされる。請求の範囲１．キー（３２）を操作すると上記キー（３２）に割り当てられた文字（４）のカーソル制御されたディスプレイが行われ、所定の時間（ｔ₁；６，７）内に特定のキー（３２）を操作している間はカーソル（３７）がその位置に保持され、上記時間間隔（ｔ₁；７）内に上記キー（３２）を更に操作しなければカーソル（３７）がもう一つの位置（１２）に自動的に移動されることにより、少なくとも一つの文字を含む文字列が形成される、キーパッド（３０）の単一のキー（３２）、特に各キー（３２）にいくつかの英数字等の文字が割り当てられた電話ダイヤルキーパッド（３０）のキー（３２）に割り当てられた文字群から文字を選択する方法において、メモリ手段（５５）に記憶された文字データエントリへのアクセスと関連して文字の選択が制御され、選択された文字列に最もよく合致する上記メモリに記憶されたデータエントリが検索されてディスプレイされ（１９）、検索されたデータエントリ（１９）の対応する文字とカーソル位置の選択された文字（１８）が合致しない場合に（２０）上記カーソル（３７）がその位置に保持される（２１）ことを特徴とする文字選択方法。２．請求項１の文字選択方法において、上記の選択された文字列に合致するデータエントリがない場合、上記メモリ手段（５５）に記憶された最もよく合致する次のデータエントリが検索され、ディスプレイされる（１９）文字選択方法。３．請求項１または２の文字選択方法において、カーソル（３７）がそれの第一の位置にある間にキー（３２）の時間制御された操作（１６）により上記メモリで制御された文字選択モード（１７）に入り、その操作が列の第一の選択された文字と解釈される文字選択方法。４．請求項１、２、または３の文字選択方法において、上記キーパッド（３０）のもう一つのキー（３２）が操作された場合（８）にカーソル（３７）を上記の他の位置に移動するステップ（９）も含まれる文字選択方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＮ，ＣＺ，ＥＥ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者テンウォルデ，ヤンヘンドリクルイスオランダ国エヌエル−7545 アールピーエンスケデ，ビンセントバンゴッフラーン 76

Claims

【特許請求の範囲】１．キー（３２）を操作すると上記キー（３２）に割り当てられた文字（４）のカーソル制御されたディスプレイが行われ、所定の時間間隔（ｔ₁；６，７）内に特定のキー（３２）を操作している間はカーソル（３７）がその位置に保持され、上記時間間隔（ｔ₁；７）内に上記キー（３２）を更に操作しなければカーソル（３７）がもう一つの位置（１２）に自動的に移動されることにより、少なくとも一つの文字を含む文字列が形成される、単一のキー、特に各キー（３２）にいくつかの英数字等の文字が割り当てられた電話ダイヤルキーパッド（３０）のキー（３２）に割り当てられた文字群から文字を選択する方法において、メモリ手段（５５）に記憶された文字データエントリへのアクセスと関連して文字の選択が制御され、選択された文字列に最もよく合致する上記メモリに記憶されたデータエントリが検索されてディスプレイされ（１９）、検索されたデータエントリ（１９）の対応する文字とカーソル位置の選択された文字（１８）が合致しない場合に（２０）上記カーソル（３７）がその位置に保持される（２１）ことを特徴とする文字選択方法。２．請求項１の文字選択方法において、上記の選択された文字列に合致するデータエントリがない場合、上記メモリ手段（５５）に記憶された最もよく合致する次のデータエントリが検索され、ディスプレイされる（１９）文字選択方法。３．請求項１または２の文字選択方法において、カーソル（３７）がそれの第一の位置にある間にキー（３２）の時間制御された操作（１６）により上記メモリで制御された文字選択モード（１７）に入り、その操作が列の第一の選択された文字と解釈される文字選択方法。４．請求項１、２、または３の文字選択方法において、上記キーパッド（３０）のもう一つのキー（３２）が操作された場合（８）にカーソル（３７）を上記の他の位置に移動するステップ（９）も含まれる文字選択方法。５．請求項１、２、３、または４の文字選択方法において、選択された文字の明滅するディスプレイの形式で上記カーソル位置（３７）が示される文字選択方法。６．プロセッサ制御手段（４２，５４）、可視ディスプレイ手段（３１）、およびいくつかの英字等の文字が各キー（３２）に割り当てられた電話ダイヤルキーパッド手段（３０）を含む電話機、特に無線電話機（４１）であって、キー（３２）を操作すると上記キー（３２）に割り当てられた文字のカーソル制御された（３７）ディスプレイが行われるように上記プロセッサ制御手段（４２，５４）、キーパッド手段（３０）、およびディスプレイ手段（３１）が動作接続され、所定の時間間隔（ｔ₁）を設定するためのタイマ手段（６３）が上記電話機（４１）に含まれ、上記所定の時間間隔（ｔ₁）の間に上記キーパッド手段（３０）のキー（３２）を操作する間、カーソル（３７）が上記プロセッサ制御手段（４２，５４）の制御のもとに特定のディスプレイ位置に保持され、上記時間間隔（ｔ₁）内に上記キー（３２）を更に操作しない場合にカーソル（３７）がもう一つの位置に移動され、その結果、少なくとも一つの文字を含む文字列が形成される電話機において、文字データエントリを検索するために上記プロセッサ制御手段（４２，５４）に動作接続されたメモリ手段（５５）が上記電話機（４１）に含まれ、選択された文字列がどのデータエントリとも合致しない場合にカーソル（３７）をそれの位置に保持するようにプロセッサ制御手段（４２，５４）が構成されることを特徴とする電話機。７．請求項６の電話機において、上記メモリ手段（５５）に、所定のデータエントリに割り当てられた第一の不揮発性メモリ部（５６）、上記キーパッド手段（３０）からデータエントリに割り当てられた第二の不揮発性メモリ部（５７）、上記第一および第二のメモリ部（５６，５７）のデータエントリを所定の仕方で指すアドレスデータ（６０）に割り当てられた第三のメモリ部（５８）が含まれ、上記電話機（４１）の動作の間、上記プロセッサ制御手段（４２，５４）の制御下で、選択された文字列に従って、上記第一および第二のメモリ部（５６，５７）のデータエントリが上記アドレスデータ（６０）の条件下でアクセスされる電話機。８．請求項７の電話機において、上記第一のメモリ部（５６）がフラッシュ形の電気的削除可能プログラマブルＲＯＭ（ＥＥＰＲＯＭ）であり、上記第二の不揮発性メモリ部（５７）が電気的削除可能プログラマブルＲＯＭ（ＥＥＰＲＯＭ）であり、上記第三のメモリ部（５８）が揮発性のランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）である電話機。９．請求項６、７、または８の電話機において、上記プロセッサ制御手段（４２，５４）の制御下で、上記キーパッド手段（３０）のもう一つのキー（３２）の操作を検知して、カーソル（３７）をもう一つの位置に移動するための手段（６２）も含まれる電話機。１０．請求項６、７、８、または９の電話機において、上記電話機（４１）が接続された電話システムの加入者の少なくとも名前を表すデータエントリを記憶するように上記メモリ手段（５５）が構成され、そして英字の順序で上記名前を指すように上記アドレスデータ（６０）が構成されている電話機。１１．請求項６から１０のいずれか１項の電話機において、もう一つのタイマ手段（６３；ｔ₂）が含まれ、該タイマ手段（６３；ｔ₂）の制御下でキー（３２）の第一の操作により上記メモリ制御のアクセスに入る電話機。１２．請求項１１の電話機において、上記メモリ制御モードに入らないで文字選択のため上記キー（３２）を操作した場合、上記キーパッド手段（３０）のキー（３２）に数字０−９および特殊文字「＊」および「＃」だけが割り当てられる電話機。１３．請求項６から１２のいずれか１項の電話機において、ダイヤル情報を交換するための手段（５９）も含まれ、該手段は上記プロセッサ制御手段（４２，５４）に動作接続され、アクセスされたデータエントリから検索されたダイヤル情報を送信する電話機。１４．請求項１３の電話機において、呼が進行中に文字列を選択し、データエントリにアクセスするように上記プロセッサ制御手段（４２，５４）、メモリ手段（５５）、キーパッド手段（３０）、およびディスプレイ手段（３１）が構成され、そして上記の選択された文字列または上記のアクセスされたデータエントリに従ってダイヤルすることにより、進行中の呼が自動的に保留される（６４）電話機。１５．請求項６から１４のいずれか１項の電話機において、データエントリの変更後毎に、そして上記電話機（４１）がオンに切り換えられたときに、上記アドレスデータを更新するように上記プロセッサ制御手段（４２，５４）が構成される電話機。