JP2001509622A

JP2001509622A - 航空会社が特定された航空券を販売するための方法及び装置

Info

Publication number: JP2001509622A
Application number: JP2000502449A
Authority: JP
Inventors: ジェイ・エス・ウォーカー; トーマス・エム・スパリコ; スコット・ティー・ケース
Original assignee: プライスライン・ドット・コム・インコーポレーティッド
Priority date: 1997-07-08
Filing date: 1998-07-06
Publication date: 2001-07-24
Also published as: US20020156659A1; US20020161610A1; US8229773B2; US20050177402A1; WO1999003029A3; US20100250291A1; EP0995151A4; AU8289698A; WO1999003029A2; US7801751B2; EP0995151A2; CA2296557A1; US5897620A

Abstract

(57)【要約】旅客が指定する旅程（たとえば、ニューヨーク発ロサンジェルス行３月３日付）にあわせて、フライトは後日航空会社により選択されることになる購入座席を表示する時刻未特定航空券（チケット）が開示されている。また、システム（１００）により時刻未特定チケットをフライトに割り当てる様々な方法とシステムが開示されている。一例としての方法では、予約システム（３００）において時刻未特定チケットを利用可能にし、どのフライトを選ぶか決めるために、スケジューリングシステム（１６０）によって、時刻未特定チケットの条件を満たす複数のフライトを検討し、選択されたフライトを出発前に通知する。開示されている実施例によって、旅客（１０５）はフライト時刻の不確定と引き替えに航空運賃の減額を享受し、航空会社は、そのかわり、それがなければ予約されないままとなっていたであろう座席を埋めることができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】技術分野本発明は、一般に、航空券を販売する方法及びシステムに関する。

【０００２】発明の背景航空各社は、そのフライト毎の収入を最適化するために収入管理システム（Ｒ
ＭＳ）を開発した。収入管理は、価格付けと座席在庫管理という２つの異なる部
分に分割することができる。価格付けは、各フライトの運賃クラスとそれらのク
ラス内の運賃の設定とを含む。座席在庫管理は、乗客の組み合わせを最適化して
それによって発生する収入を最大にするように各種運賃クラス毎に入手可能な座
席を定期的に調整する。特に、早めに（割引料金で）予約を入れている余暇目的
の乗客が予約の遅い（満額料金の）商用旅客を排除せずに、できるだけ満席状態
で飛行機を飛ばすことをその目的とする。

【０００３】現在、航空会社が販売提供しているチケットは、フライト番号及びフライト時
刻と共に、（例えば、発着地及び旅行日の）旅程を含む情報を特定している。一
旦乗客がチケットを予約すると、航空会社は、同一旅程の別フライトではなく、
そのチケットに記載されたフライトにその乗客を乗せなければならない。特に、
チケットが一旦予約されると、航空会社には、満額料金による商用旅客に座席を
入手可能にするために割引料金旅客を同一旅程の遅いフライトに振り替える余地
は殆ど又は全くなくなる。パック旅行も、一旦手続きが完了すると航空会社にフ
ライト時刻を調整する柔軟性はない。

【０００４】更に、航空会社のＲＭＳは、典型的に、利用可能な履歴データに基づいて、所
与の航路に空席が生じるであろうこと（所与のフライトに現実に空席があるか否
か）、そして、ある日時又はある曜日にはより多くの空席があることを、かなり
前もって知っている。しかし、ＲＭＳは、価格競争の開始や基底運賃体系の取り
崩しがなければ（即ち、商用旅客用の満額料金を減額する必要性がなければ）、
その座席の公表運賃を単純に割り引くことができない。

【０００５】乗客を「キャンセル待ち」にするのも航空会社が空席を埋める方法の一つであ
る。しかし、この実務は乗客か航空会社かどちらかの側になんらかのミスがあっ
て、その乗客が次の入手可能なフライトに乗ろうとしているときに限られる。例
えば、乗客の到着が遅すぎて彼のフライトを逃した場合や、乗客がフライト時刻
きっかりあるいはその直前にチケットを購入した場合である。しかし、航空会社
はそのコスト高からキャンセル待ちを一般に利用しない。また、キャンセル待ち
は、同日発フライトの座席確保を保証しないために、乗客にも不便である。

【０００６】乗客が入手可能な座席を有するどのフライトにも使用可能なチケットを購入す
る「オープン」チケットは航空旅行の分野で既知である。しかし、オープンチケ
ットは乗客が選択するフライトのために利用される。従って、オープンチケット
は、高収入のため、及び／又は、設定運賃体系を傷つけずに、航空会社の利用可
能な座席を埋める方法の問題を解決していない。

【０００７】旅客がパック旅行購入の一部として旅程をまず受け取り、フライト番号及び時
刻の通知を含むチケットを後で受け取るパック旅行は既知である。かかるパック
旅行では、ツアー主催者が典型的にチケットのまとめ買いに携わっている。また
、パック旅行は主催者側にチケットのまとめ買い料金を得る何らかの余地を与え
ているが、航空会社側の空席を埋めて利益を出すという問題を解決していない。

【０００８】軍用フライトでの旅行は典型的に命令に従い、フライトの完全な管理は軍部に
与えられる。しかし、軍用フライトは無償が一般であるため、軍は商用航空会社
には問題となる座席割り当て管理の収入問題には直面しない。

【０００９】更に、航空券に対する消費者の需要を集めて顧客のために割引運賃でチケット
を購入するために電話やファクスを介して航空会社と人力で交渉する様々な「業
務」が存在し、現在も存在し続けているが、これらの役務は、全航空会社がチケ
ットの販売提供をして全旅行代理店がかかるチケットを予約する現存する中央予
約システム（ＣＲＳｓ）の枠組内で行われないという点で真に自動化されていな
い。

【００１０】このように、現在のところ、航空会社が、その基底運賃体系を傷つけずに、平
常的に超過容量を満たす方法は存在しない。

【００１１】発明の要約未特定の発着時刻の柔軟性のある航空券（すなわち、「時刻未特定チケット」
）を提供するシステム及び方法を、本発明に従って、提供することによって上述
の問題は解決され、当該技術分野の進歩が達成される。かかるチケットは、旅客
が特定した旅程（例えば、旅行日と発着地）に対して、航空会社が決定すべき特
定のフライトの購入座席を表示する。

【００１２】本発明の一実施例の方法によれば、（１）特定の日付に特定の出発地から特定
の到着地までの航空旅行に対する特別運賃表を特定の出発時刻を除いて作成し、
（２）当該特別運賃表を利用可能にし、（３）当該特別運賃表に対応するチケッ
トの条件を満足し、各々が特定の出発時刻を有する複数のフライトを検討し、前
記チケットにどのフライトを選択すべきかを決定し、（４）前記複数のフライト
の一を選択し、（５）前記選択されたフライトに対応する出発時刻を含むフライ
トの情報を通知する。

【００１３】従って、本発明の一実施例は、航空会社に、他の状況では毎日空席のままにさ
れるであろう何千もの潜在的な座席を埋めるのに必要なフライト時刻の柔軟性を
与える。航空会社は、時刻未特定チケット保持者を所与の日の「乗客の少ない」
フライトに乗せることによって１日に起こる需要の均衡をとることができる更な
る柔軟性の利益を得る。更に、時刻未特定旅客の要求される柔軟性のため、時刻
未特定チケット（及びそれに付随する割引運賃）は、入手可能な公表運賃でチケ
ットを購入したがらない余暇旅客に魅力的であると同時に、彼等が乗るフライト
の正確な時間が不明で旅行前後の稼動日の主要部分を無駄にする危険を嫌う商用
旅客を「締め出す」ことが見込まれる。

【００１４】更に、時刻未特定旅客の要求される柔軟性は出発時刻に限定する必要はない。
むしろ、柔軟性は、航空会社、出発用空港、到着用空港、旅客をフライトに乗せ
る際に航空会社に与えられる柔軟性を増加させるその他の制限を含むことができ
る。従って、本発明は、航空会社に、その基底運賃体系を損なうことなく潜在的
な未履行余暇旅行需要を刺激する方法で、他の状況では空席となっていたであろ
う座席を埋めることを可能にしている。

【００１５】ＣＲＳを通じて特定の日に特定の航路のフライトに対する割引チケットを販売
提供する時に航空会社にその身元を伏せることを可能にする航空会社秘密航空券
を提供するシステム及び方法も開示する。

【００１６】この代替的な実施例による方法によれば、（１）現実のフライトに基づいて航
空会社名を除く別名フライト記録を作成し、（２）ＣＲＳの電子掲示用の別名フ
ライト記録を利用可能にする。

【００１７】本発明の更なる側面は、以下の説明と添付図面を参照することによって、さら
に明らかになるであろう。

【００１８】詳細な説明まず、図面を参照するに、図１は本発明の一実施例を示している。

【００１９】図１に示すように、航空会社１００の収入管理システム（ＲＭＳ）２００は、
特定の日の特定の航路に対して提供する実際のフライト数を決定するために関連
期間中の特定の航路（例えば、ニューヨーク−ロサンジェルス）に沿った過去の
フライトの履歴需要及び価格付けデータを分析する。一旦本決定がなされると、
ＲＭＳ２００は航空会社スケジューリングシステム１６０に実際のフライトを作
成するように命令する。同様に、ＲＭＳ２００は航空会社スケジューリングシス
テム１６０に同日同一航路の特別運賃表を作成するように命令する。ここで使用
される「特別運賃表」という用語は、旅客１０５が「時刻未特定」チケットを購
入可能な航空会社予約システム（ＡＲＳ）１５０やＣＲＳ等における表である。
本発明による「時刻未特定」チケットは、発着地と旅行日を含む旅行者が特定さ
れた旅程に対して、現実のフライトの座席が航空会社１００によって後で決定さ
れる旨を表示する正式なチケットである。航空会社スケジューリングシステム１
６０は、命令されたように、現実のフライトと特別運賃表の両方を作成し、ＡＲ
Ｓ１５０にスケジューリング情報を送信する。

【００２０】また、ＲＭＳ２００は、現実のフライトに対して複数の運賃クラスを設定し、
所与の価格で所与の運賃クラス内のチケットに対する経時的な期待需要（即ち、
需要曲線）を予測するのに履歴データを使用し、期待需要を満足するのに十分な
在庫を最初に割り当てて価格付けする。ＲＭＳ２００は、この在庫及び価格付け
情報をＡＲＳ１５０に送信する。

【００２１】また、ＲＭＳ２００は、同一の航路及び日付に対する現実のフライトの、出発
時に空席になることが予測される座席に対応する特別運賃表に在庫を最初に割り
当てる。当業界で周知のように、ＲＭＳ２００は、入手可能な履歴データに基づ
いて、所与の航路に空席が発生するかどうかを予測することができる。更に、特
別運賃表に最初に割り当てられる在庫は、時刻未特定チケットの販売を促進する
ために、現実のフライトの利用可能な運賃／クラスよりも低い運賃／クラスで提
供されることが好ましい。この点、特別運賃表に伴う運賃割引は、現実のフライ
トに旅客を乗せる際に航空会社に与えられる柔軟性の程度に好ましくは比例する
。例えば、特別運賃表に伴う「出発の時間帯」が（例えば、午前８時から午後８
時までのように）広ければ広いほど、割引は大きくなる。逆に、時間帯が狭けれ
ば狭いほど割引も小さくなる。

【００２２】現実のフライトに対して、ＲＭＳ２００は、現実のフライトと特別運賃表との
両方に割り当てられる在庫を動的に再評価するために、予測需要に対する各運賃
クラス内の現実の需要を監視する。本発明によれば、現実の需要が期待需要より
も小さければ、ＲＭＳ２００は現実のフライトで現在利用可能な運賃／クラスよ
りも低い運賃／クラスで特別運賃表に追加の在庫を割り当てる。逆に、現実の需
要が期待需要よりも大きければ、ＲＭＳ２００は特別運賃表の在庫を縮減又は削
除する。どちらの場合も、ＲＭＳ２００は、特別運賃表に対する在庫及び価格付
け情報を現実のフライトに対するのと同様な方法でＡＲＳ１５０に送信する。

【００２３】特別運賃表及び現実のフライトに対する在庫及び価格付け情報は、ＡＲＳ１５
０によってＣＲＳ３００に、直接に又は航空会社運賃表公表会社（ＡＴＰ社）１
１５を介して、送信される。このように、図１に示す実施例においては、時刻未
特定チケットはＣＲＳ３００を通じて旅行代理店１１０及びその顧客１０５に利
用可能となる。従って、本発明は従来のＣＲＳを利用して動作可能であるので専
用システムの投資が最小限になる。かかるＣＲＳの例としては、商品名アポロ（
Ａｐｏｌｌｏ）、サブレ（Ｓａｂｒｅ）、システムワン（ＳｙｓｔｅｍＯｎｅ
）などで知られている。代替的に、旅客１５０は時刻未特定チケットを航空会社
１００から直接購入することができる。しかし、時刻未特定チケットは、旅行代
理店を通じて購入する方が航空会社から直接購入するよりも有利な点が多い。例
えば、時刻未特定チケットを旅行代理店経由で購入すると、旅客は、航空会社を
選択する自由を得る。したがって、旅客は、運賃が最も有利な時刻未特定チケッ
トを求めて、「商品（代理店）を見て回る」ことができる。

【００２４】図１に示すように、旅客１０５は旅行代理店１１０と電話、ファックス、オン
ライン接続、電子メール又は来店して連絡を取り、旅行代理店１１０に特定の旅
程に関する情報を与える。旅程は発着地と旅行日を含む。旅行代理店１１０はＣ
ＲＳ３００にログインして、要求された旅程を満足する全てのフライト記録を取
得する。フライト記録の一つは「特別運賃表」に指定されることができ、それは
、航空会社が現実のフライト自体、従って、フライト時刻をまだ決定していない
が、旅客は要求された旅程を満足するフライトの時刻未特定チケットを購入可能
であることを示すものである。いかなる場合でも、時刻未特定チケットは、要求
された旅程に対する航空会社の誓約（つまり、フライト座席を与える航空会社の
義務）を表している。

【００２５】次に、旅行代理店１１０は、特別運賃表の時刻未特定チケットを予約する利益
を旅客１０５と検討する。かかる利益の一例は、例えば、従来の航空券と比較し
た場合に航空料金が安いことを含む。旅客１０５が要求して特別運賃表に入手可
能な在庫がある場合には、旅行代理店１１０はＣＲＳ３００を通じてその時刻未
特定チケットを予約し、乗客名記録（ＰＮＲ）番号を作成する。時刻未特定チケ
ットを購入すると、旅客１０５は特別運賃表番号と通知日が与えられ、その通知
日までに旅客１０５にはフライト名と出発時刻が与えられる。

【００２６】ＣＲＳ３００は、各フライトに対して予約された時刻未特定チケットに関する
情報を、航空会社１００が決定するように、リアルタイム又は定期的に、その航
空会社のＡＲＳ１５０に送信し、ＡＲＳ１５０はこの情報を、ＲＭＳ２００に転
送する。ＲＭＳ２００は、予約毎に、時刻未特定チケットの旅行パラメータ（即
ち、発着地の組と日付）を満足する全ての現実のフライトの表を入手する。その
後、ＲＭＳ２００は、各現実のフライトの各クラスに対して期待の需要対現実の
需要を分析し、現実の需要が一以上の現実のフライトに対するチケットの期待需
要よりも下回っているかどうかを決定する。食い違いを狭めるために、ＲＭＳ２
００はＡＲＳ１５０に、乗客を特別運賃表から現実のフライトに配置するように
命令する。予約が、ＣＲＳ３００へリアルタイムで送信された場合、旅行代理店
はリアルタイムで（予約送信後数秒又は数分以内に）現実のフライト情報を乗客
に通知するか、代替的に、以下に詳細に説明するように通知日までに、通知する
。航空会社１００は、現実のフライトのチケットに現実のフライト番号と発着時
刻を印字し、旅客１０５がその時刻未特定チケットを旅行代理店１１０を介して
又は航空会社１００から直接に購入したかによって、そのチケットを旅客１０５
に直接に又は旅行代理店１１０を介して送る。

【００２７】更に、特別運賃表用のフライト記録は、現実のフライト番号と出発時刻を未特
定であることに加え、チケット価格を特定しなくてもよい。本実施例では、ここ
で参照して本出願に結合される２つの出願である、「買主駆動型条件付購入申込
を容易にするよう設計された暗号補助商用ネットワークシステム」の名称を有し
て１９９６年９月４日出願されて同時係属中の米国特許出願通し番号０８／７０
７，６６０と、「条件付購入申込管理」の名称を有して同時出願された米国特許
出願に説明されている方法で、航空会社１００は旅客１０５が時刻未特定チケッ
トの付け値を提出するように効果的に要求する。例えば、そのように提出された
付け値は、旅客１０５が特定の旅程の時刻未特定チケットを購入を希望する旨及
びそのチケットに３７５ドルを支払う準備がある旨を特定することができる。更
に、航空会社１００は、受け入れの際に支払い保証を要求する（例えば、付け値
にクレジットカード番号を与えることによって）ことができる。

【００２８】旅客１０５が航空会社１００に付け値を提出する方法はいくつかある。例えば
、付け値をオンライン直接接続で提出することができる。旅行代理店１１０が旅
客１０５に代わってＣＲＳ３００の電子メール機能を用いて付け値を提出するこ
ともできるだろう。代替的に、旅客１０５は旅行会社のＲＭＳ１２０に結合され
た図示しない双方向音声応答ユニット（ＩＶＲＵ）を介して付け値を提出するこ
ともできるだろう。いずれの場合でも、航空会社は、その公表運賃を低くするこ
となしに、従って、価格競争を開始せずに、超過座席容量を埋めることができる
だろう。

【００２９】ＲＭＳ２００は、ＲＭＳ２００内の在庫及び価格付け指針に基づいて付け値の
受け入れ又は拒絶を決定する。旅客１０５はＩＶＲＵ又は生きたオペレータによ
りＲＭＳの決定を通知される。また、ＲＭＳ２００によって付け値が受け入れら
れると、ＲＭＳ２００は上述のように時刻未特定旅客１０５を乗せる現実のフラ
イトを選択し、旅客１０５にはそれに従って、現実のフライト番号と出発時刻が
通知される。

【００３０】更に、上記は個々の航空会社が提供する時刻未特定チケットを例示しているが
、フライト番号と出発時刻を特定しないと共に航空会社も特定しない「包括的」
時刻未特定チケットを提供することもできる。この「包括的」時刻未特定チケッ
トは、航空会社が特定された時刻未特定チケットと同様に、特別運賃表番号を付
与される。従って、包括的時刻未特定チケットの旅行パラメータを満足する現実
のフライトを提供して超過座席容量を埋めようとしているどの航空会社も、包括
的時刻未特定チケットを予約するためにＣＲＳに問い合わせ、その自社フライト
の一に旅客を乗せることができる。

【００３１】図２は航空会社１００が保持する例示的なＲＭＳ２００のブロック図を示す。
ＲＭＳ２００は、詳細に後述するように、従来ＲＭＳが行っていた全ての動作に
加えて、本発明による追加動作も行う。ＲＭＳ２００は、ＣＰＵ２０５と付属メ
モリ（２１０、２１５）を含み、以下に詳述するように、（１）現実及び特別運
賃表の両方作成し、（２）そのフライトに在庫と運賃／クラスを割り当て、（３
）時刻未特定チケット保持者を乗せる現実のフライトを選択する。ＣＰＵ２０５
は、航空会社予約システム（ＡＲＳ）から時刻未特定チケットの予約を得るため
、通信ポート２２０を介してＡＲＳに結合されている。図２に示すように、ＣＰ
Ｕ２０５はデータ記憶装置２２５にも結合されている。

【００３２】データ記憶装置２２５は、予測需要分析データベース２３０、フライトスケジ
ュールデータベース２４０、座席割当データベース２４５、価格付け及び制限デ
ータベース２５０、予約データベース２５５を含む様々なデータベースを含む。

【００３３】データ記憶装置２２５のフライトスケジュールデータベース２４０は、出発日
と共に発着地を含むフライト情報を含む。フライト情報は、特別運賃表が適用さ
れる場合を除き、現実のフライト番号及びフライト時刻も含む。座席割当データ
ベース２４５は、所与のフライトの各運賃クラスに対する利用可能な在庫を含む
。価格付け及び制限データベース２５０は、所与のフライトの各運賃クラスに対
する価格付け情報及び関連制限を含む。予約データベース２５５は、所与のフラ
イトの所与の運賃クラスに対するチケットの各予約を含む。最後に、予測需要分
析データベース２３０は、ＲＭＳ２００が設定するように、所与のフライトの各
運賃クラスに対する各販売価格と各販売価格の予測需要に関する情報を含む。こ
れらのデータベースの各々を、図６乃至図１０と共に詳細に説明する。

【００３４】図３は中央予約システム３００の例示的中央サーバー３０１のブロック図を示
す。ＣＲＳ３００は、詳細に後述するように、従来ＲＭＳが行っていた全ての動
作に加えて、本発明による追加動作も行う。サーバー３０１は、ＣＰＵ３０５と
付属メモリ（３１０、３１５）を有し、（１）航空会社から受け取るフライト情
報、（２）フライトの入手可能性に関する旅程の問い合わせ、及び、（３）チケ
ット予約、を処理する。ＣＰＵ３０５は、通信ポート３２０を介して、ＣＲＳ３
００と航空会社１００に結合されている。ＣＰＵ３０５は、ＣＰＵ３０５と様々
な旅行代理店や航空会社等との間で送信される電子メールメッセージを処理し、
（記憶装置３２３に）格納する電子メール処理装置３２２にも結合されている。

【００３５】図３に示すように、ＣＰＵ３０５はデータ記憶装置３２５にも結合されている
。データ記憶装置３２５は、フライトスケジュールデータベース２４０、座席割
当データベース２４５、価格付け及び制限データベース２５０及び予約データベ
ース２５５を含む様々なデータベースを含むことができる。これらのデータベー
スは、ＲＭＳ２００の対応するデータベース（２４０、２４５、２５０、２５５
）と基本的に同一情報を含む。

【００３６】図４は、現実のフライト及び特別運賃表の両方に関して価格付け及び在庫割り
当て処理を実行する際に、ＲＭＳ２００が図２に関連して説明されたデータベー
スを利用する態様を示す。図４に示すデータベースの形式と内容は、後で図６乃
至図１０と共に詳細に説明する。価格付け及び在庫割り当て処理は、フライトが
最初にフライトスケジュールに追加された時に最初に、そして、需要及び外部事
件に応じて利用可能な在庫を再割り当て及び価格付けするためにその後定期的に
、ＲＭＳ２００によって実行可能である点に留意すべきである。

【００３７】現実のフライト又は特別運賃表のどちらかが航空会社１００のフライトスケジ
ュールに最初に追加されると、適当な旅程情報を有するフライトの記録はＲＭＳ
２００によってフライトスケジュールデータベース２４０に作成される。加えて
、ＲＭＳ２００は、現実のフライトと特別運賃表の両方に対して在庫割り当てと
価格付けを行って、図４に示すように、座席割当データベース２４５、価格付け
及び制限データベース２５０及び予測需要分析データベースのフィールドに移植
する。

【００３８】一般に、現実のフライトに対する最初の価格付け及び割り当て処理の間、ＲＭ
Ｓ２００は、まず複数の運賃クラスを設定し、その後、各運賃クラスに割り当て
られる座席数と価格を割り当てることによって収益の最大化を図る。このために
、ＲＭＳ２００は、現実のフライト毎の所与の運賃クラスの各販売価格に対する
需要曲線を基本的に提供する予測需要分析データベース２３０に格納された過去
の期間の履歴需要情報を利用する。例えば、現実のフライトに在庫を割り当てて
価格付けするときに、ＲＭＳ２００は、既知の方法で、過去の関連期間から類似
のフライトに対する需要傾向を分析する。更に、従来のＲＭＳシステムは、図４
に示す外部事件データベース２５２に示すように、価格競争やオリンピックなど
の大事件によって増加した需要などの、競合力その他の外部事件に典型的に対応
していることが理解されるであろう。一旦計算されると、初期の座席割り当て及
び価格情報が座席割当データベース２４５及び価格付け及び制限データベース２
５０に各々格納される。各運賃クラスの初期価格と予測需要は、好ましくは、予
測需要分析データベース２３０に格納される。

【００３９】本発明によれば、ＲＭＳ２００は、出発時に空席になると予測されている同一
の航路及び日付の現実のフライトの座席に対応する特別運賃表にも初期在庫を割
り当てる。ＲＭＳ２００は、利用可能な履歴データに基づいて、所与の航路に空
席を有するであろうか（実際に所与のフライトに空席を有するかどうか）を、そ
の日のある時間又はその年のある週にはより空席が多いということと共に、予測
することができる。更に、特別運賃表に最初に割り当てられた在庫は、時刻未特
定チケットの販売を促進するために、現実のフライトの現在入手可能な運賃／ク
ラスよりも低い運賃／クラスで提供される。

【００４０】図４に示すように、航空会社フライト予約システム（ＡＲＳ）１５０及び中央
予約システム（ＣＲＳ）は、旅程の問い合わせを行うために、設定されたフライ
トスケジュールデータベース２４０、座席割当データベース２４５、価格付け及
び制限データベース２５０に各々アクセスする。更に、チケットが航空会社によ
って販売されると、ＡＲＳ１５０又はＣＲＳ３００は座席割当データベース２４
５の利用可能な在庫を減少する。このようにして、座席割当データベース２４５
は、現実のフライト及び特別運賃表の両方に対して、利用可能な在庫の最新の表
示を維持している。

【００４１】現実のフライトに対しては、ＲＭＳ２００は、予測需要分析データベース２３
０に維持されて図５に示すように、予測需要５２０に対する各運賃クラス内で現
実の需要５１０の監視を継続する。ＲＭＳ２００は、座席割当データベース２４
５から詳細在庫データを又は予測需要分析データベース２３０から要約在庫デー
タを検索して、現在の現実の需要情報を監視する。

【００４２】航空会社１００は、現実のフライトの運賃／クラスを下げることによって、特
定の航路の予期しない超過容量を生み出した予測誤差その他の競争力等を修正す
ることができる。本発明によれば、航空会社１００は、現実のフライトの現在入
手可能な運賃／クラスよりも低い運賃／クラスで特別運賃表に割り当てられた在
庫を増やすことによっても、かかる予測誤差を修正することができる。満額運賃
の商用旅客は時刻未特定チケットを利用したがらないので、航空会社１００は既
存の公表運賃構造を損なうことなく、かかる超過容量を割引販売することができ
る。従って、好ましい実施例においては、ＲＭＳ２００は、図１３ａ及び図１３
ｂと共に後述される旅客が時刻未特定チケットを購入用に入手可能する処理を定
期的に実行する。

【００４３】図６は、所与の現実のフライトに対する各運賃クラスの各販売価格と、ＲＭＳ
２００が設定するように各販売価格での予測需要を記録する例示的な予測需要分
析データベース２３０を示す。上述したように、航空会社１００のフライトスケ
ジュールデータベースにフライトが最初に追加されると、各運賃クラスの最初の
価格の記録が予測需要分析データベース２３０に好ましくは設定される。また、
動的在庫再割り当て処理の一部として、ＲＭＳ２００が各運賃クラスに設定した
各新販売価格に対して、好ましくは、新しい記録が作成される。

【００４４】予測需要分析データベース２３０は複数の記録を含み、各記録は所与のフライ
トの所与の運賃クラス対して異なる販売価格が関連付けられている。フィールド
６０５の各フライト番号に対して、予測需要分析データベース２３０は、出発日
をフィールド６１０に、出発及目的地をそれぞれフィールド６１５と６２０に、
対応提供価格と運賃クラスをそれぞれフィールド６２５と６３０に含む。最後に
、予測需要分析データベース２３０は、各運賃クラスに対する提供価格で航空会
社が販売した実際のチケット数をフィールド６４０に、対応する期待数をフィー
ルド６５０に、好ましくは、記録する。販売されたチケットの現実の数は、チケ
ットが実際に販売された際にリアルタイムで、又は、バッチ処理で定期的に、記
録される。

【００４５】図７は、好ましくは、各発着地の組（Ｏ＆Ｄペア）に対する特定フライト情報
を格納する例示的なフライトスケジュールデータベース２４０を示す。フライト
スケジュールデータベース２４０は複数の記録を保持しており、各記録は異なる
フライトに関連づけられている。フィールド７０５?７１０にリストされた各Ｏ＆Ｄペアに対しては、フライトスケジュールデータベース２４０は、フィールド
７２０及び７２５にそれぞれのフライトの出発時刻と到着時刻を格納すると共に
、フィールド７１５には各フライトの日付を格納する。各フライトに関連付けら
れた航空会社とフライト番号は、好ましくは、それぞれフィールド７３０と７３
５に表示され、必要な乗り継ぎもフィールド７４０に記録される。

【００４６】図８は、ＲＭＳ２００により割り当て及び更新がなされるように、航空会社１
００により提供された所与のフライトの各運賃クラスの利用可能な在庫情報を保
持する例示的な座席割当データベース２４５を示す。また、航空会社が在庫を販
売すると、ＡＲＳ１５０は、座席割当データベース２４５に記録されている利用
可能な在庫を好ましくは減らす。座席割当データベース２４５は複数の記録を含
み、各記録は異なるフライトに関連付けられている。フィールド８０５のフライ
ト番号によって識別される各フライトに対して、座席割当データベース２４５は
、フライトの出発日をフィールド８１０に、各在庫クラスのそれぞれの利用可能
な在庫をフィールド８１５及び８２０に格納している。また、座席割当データベ
ース２４５は、好ましくは、そのフライトの全予約座席の表示をフィールド８２
５に格納する。

【００４７】図９は、ＲＭＳ２００により設定及び更新がなされるように、航空会社１００
により提供される各フライトの価格付け情報及び関連制限を保持する例示的な価
格付け及び制限データベース２５０を示す。価格付け及び制限データベース２５
０は複数の記録を含み、各記録は異なるフライトに関連付けられている。フィー
ルド９０５のフライト番号によって識別される各フライトに対して、価格付け及
び制限データベース２４５は、フィールド９１０にそのフライトの日付を、フィ
ールド９１５乃至９３０に各在庫クラスに関連付けられたそれぞれの価格と制限
を格納している。

【００４８】図１０は、航空会社１００が提供する各フライトの予約情報を保持する例示的
な予約データベース２５５を示す。予約データベース２５５は複数の記録を含み
、各記録は特定のフライト用のチケット予約に関連付けられている。各記録は、
フィールド１００５にフライト番号を、フィールド１０１０にフライトのＯ＆Ｄ
ペアを、フィールド１０１５に航空機を、フィールド１０２０に予約されたチケ
ットのクラスを、フィールド１０２５にチケットの価格を、フィールド１０３０
に予約時に作成された乗客名記録（ＰＮＲ）番号を格納している。

【００４９】図１１ａ乃至図１１ｃは、航空会社のＲＭＳが現実のフライト及び特別運賃表
の両方を新規に作成する例示的処理を示すフローチャートである。

【００５０】ステップ１１００において、航空会社のＲＭＳ２００は、特定の日の特定の航
路（例えば、ニューヨーク?ロサンジェルス）に対して提供されるであろう現実のフライト数を決定する。この点、ＲＭＳ２００は予測需要分析データベース２
３０にアクセスして、そこに格納されている航路ベース情報を分析する。かかる
情報は、過去の関連期間からの類似のフライトに対する需要及び価格付け履歴デ
ータを含む。

【００５１】ステップ１１１０において、ＲＭＳ２００は、Ｏ＆Ｄペア、フライト日、提供
されるフライト数及び出発時刻を航空会社スケジューリングシステム１６０に送
信する。すると、スケジューリングシステム１６０は、ステップ１１１５におい
て、各フライトのフライト記録を作成する。フライト記録は、フライト番号、Ｏ
＆Ｄペア、出発日時、到着日時、航空会社及び存在する制限を含む。

【００５２】また、ＲＭＳ２００は、ステップ１１２０において、同日に同一の航路の特別
運賃表を作成するように航空会社スケジューリングシステム１６０に命令する。
次いで、ステップ１１２５において、スケジューリングシステム１６０は、その
特別運賃表のフライト記録を作成する。フライト記録は、フィールド７２０及び
７２５（図７参照）にそれぞれ格納された出発時刻と到着時刻が移植されていな
いこと、及び、フィールド７３５のフライト番号の先頭に現実のフライトではな
く特別運賃表を示す“Ａ”が付されていることを除き、ステップ１１５０で作成
された記録と本質的に同一情報を含む。

【００５３】図１１ｂを参照するに、ステップ１１３０において、航空会社スケジューリン
グシステム１６０は、（現実のフライト及び特別運賃表の両方に対応する）フラ
イト記録をＡＲＳ１５０に登録する。ステップ１１３５乃至１１４０において、
ＡＲＳ１５０はそのフライト記録をフライトスケジュールデータベース２４０に
格納し、その記録をＲＭＳ２００に送信する。ステップ１１４５において、ＲＭ
Ｓ２００も、フライトスケジュールデータベース２４０にフライト記録を格納す
る。ＲＭＳ２００は、ステップ１１５０において、予測需要分析データベース２
３０に現実のフライトの記録を生成するのに、各々の現実のフライトに対応する
情報（即ち、フライト番号、Ｏ＆Ｄペア及び出発日）を利用する。

【００５４】ステップ１１５５において、航空会社のＲＭＳ２００は、現実のフライト毎に
予約座席の期待数（即ち、現実のフライトの期待需要）を予測し、現実のフライ
トに対する運賃／クラスを算出する。この点において、ＲＭＳ２００は予測需要
分析データベース２３０にアクセスし、現実のフライト毎の航路ベース情報を分
析するが、その情報には、（１）特定日の特定航路に対する現実のフライト総数
、（２）関連期間中の特定航路に対する過去のフライトの需要価格付け履歴デー
タ、及び、（３）現在の価格付け情報（例えば、オリンピックや価格競争等価格
付けに影響可能性のある外部事件）、を含む。次に、ＲＭＳ２００は、現実のフ
ライトの運賃／クラスと共に、現実のフライト毎の予約座席の期待数を、予測需
要分析データベース２３０に登録する。

【００５５】図１１ｃを参照するに、ステップ１１６０において、ＲＭＳ２００は、ステッ
プ１１５５で算出された期待需要を満足するのに十分な現実のフライト毎の各ク
ラスに対して在庫を割り当てる。そして、ＲＭＳ２００は、ステップ１１６０で
割り当てた在庫及びステップ１１５５で算出した運賃／クラスを、それぞれ、座
席割当データベース２４５及び価格付け及び制限データベース２５０に保存する
。また、ＲＭＳ２００は、特別運賃表に在庫と価格付けを割り当てる。在庫と価
格付けの特別運賃表への割り当てについては、以下、図１２と共に詳述する。

【００５６】ステップ１１６５において、ＲＭＳ２００は、フライト毎の在庫及び運賃／ク
ラス（現実のフライトと特別運賃表の両方）をＡＲＳ１５０に送信する。ＡＲＳ
１５０は、ステップ１１７０において、フライト毎のスケジューリング、在庫及
び価格付け情報を航空会社料金公開会社（ＡＰＴ社）１１５に提供する。その後
、ステップ１１７５において、ＡＴＰ社１１５はこの情報を中央予約システム（
ＣＲＳ）３００に販売する。そして、ＣＲＳ３００は、フライトスケジュールデ
ータベース２４０、座席割当データベース２４５、価格付け及び制限データベー
ス２５０においてＲＭＳ２００が作成した記録と同様の記録を作成する。よって
、ＣＲＳ３００を介して旅行代理店１１０及び顧客に、又は代替的に、ＡＲＳ１
５０によって直接旅客１０５に、チケットは入手可能になる。

【００５７】図１２は、航空会社のＲＭＳ２００が特別運賃表に在庫を最初に割り当てる例
示的処理を示すフローチャートである。

【００５８】ステップ１２００において、ＲＭＳ２００は、予測需要分析データベース２３
０、座席割当データベース２４５、価格付け及び制限データベース２５０に格納
された航路ベース情報を分析するが、その情報には、（１）特定日の特定航路に
対する現実のフライト総数、（２）そのフライトに対する現在の運賃／クラス、
（３）予約座席の期待数に対するそれらのフライトの各運賃クラス内の実際の予
約座席数、及び、（４）過去の関連期間からの同様のフライトに対する需要価格
付け履歴データ、が含まれる。

【００５９】販売を促進し、これにより、現実のフライトで予約されたチケットの期待数と
実際の数との間の差又はギャップ（図５参照のこと）を最小にするために、ＲＭ
Ｓ２００は、ステップ１２００における分析に基づいて、ステップ１２０５にお
いて、現実のフライトに対する現在利用可能な運賃／クラスよりも低い運賃／ク
ラス設定で、特別運賃表に在庫を割り当てる。航空会社が決定するように、在庫
を特別運賃表に割り当てることができるのは、現実のフライトが作成された時、
又は、その後、現実のフライトの予約座席の実際の数と期待数とのギャップが拡
がった時点でもよい。ステップ１２１０において、ＲＭＳ２００は、特別運賃表
と付随運賃／クラスに割り当てられた在庫の記録を生成し、それぞれ、座席割当
データベース２４５及び価格付け及び制限データベース２５０に保存する。

【００６０】ＲＭＳ２００は、予測需要分析データベース２３０の運賃／クラスで予約され
た在庫の現実の数と共に、特別運賃表とそれに付随する料金／クラスに割り当て
られた在庫を追跡することもできることが理解されるであろう。経時的に、ＲＭ
Ｓ２００には、これにより特別運賃表の所与の運賃／クラスで販売価格毎に需要
曲線が形成される。この情報は、特別運賃表に在庫をどの程度割り当てるべきか
、及び、特別運賃表の各クラスを現実のフライトの現在の運賃／クラスよりもど
の程度低く価格付けすべきか、を決定するために、ステップ１２００の情報に加
えて、ステップ１２０５においてＲＭＳ２００によってその後利用可能になる。

【００６１】ステップ１２１０において、ＲＭＳ２００は、在庫及び運賃／クラス情報をＡ
ＲＳ１５０に送信する。ステップ１２１５において、ＡＲＳ１５０はローカルに
情報を保存してから、それを直接又はＡＴＰ社を通じてＣＲＳ３００に送信する
。ステップ１２２０において、ＣＲＳ３００は、更に、割り当てられた在庫と運
賃／クラスを、それぞれ、座席割当データベース２４５と価格付け及び制限デー
タベース２５０に保存する。

【００６２】航空会社は、フライト時刻の柔軟性に加えて旅客の譲歩を要求する特別運賃表
に在庫を割り当てることができることが理解されるであろう。更に、運賃割引は
旅客を現実のフライトに乗せる際に航空会社が享受する柔軟性の程度に比例する
だろう。例えば、航空会社は、時刻未特定チケットを、ファーストクラス（Ｋク
ラス）、エコノミークラス（Ｙクラス）、乗り継ぎ一回等、特定運賃クラスのみ
に提供することができる。航空会社は、時刻未特定チケットを、「グループ」旅
客（例えば、二人以上又は航空会社が特定するその他の数）に限定することを選
択することもできる。更に、柔軟性のかかる譲歩の例には、（１）出発地（旅客
に近い地域に複数の空港が存在する場合）、（２）目的地（旅客の最終目的地に
アクセス可能な空港が複数存在する場合）、（３）最大旅行時間、（４）乗り継
ぎ数、（５）機体変更の回数、及び、（６）ジェット機以外（例えばプロペラ機
）が含まれるが、これらに限定されるわけではない。

【００６３】図１３ａ及び図１３ｂは、航空会社のＲＭＳが、特別運賃表への在庫割り当て
を動的に増減する例示的な処理を示すフローチャートである。

【００６４】図１３ａのステップ１３００において、ＲＭＳ２００は、特定日の特定航路に
付随して予期しない容量が存在するかを決定するために、予測需要分析データベ
ース２３０に格納され、当該日の当該航路の予約座席の期待数に対する各運賃ク
ラス内の予約座席の実際の数を含む航路ベース情報にアクセスする。

【００６５】ステップ１３０５において、ＲＭＳ２００は、座席割当データベース２４５に
アクセスし、特定日の特定航路の現実のフライトに対応する記録を検索する。ま
た、ＲＭＳは、同日の同一の航路の特別運賃表に対応する記録も検索する。

【００６６】ステップ１３１０において、ＲＭＳは、各々の現実のフライトが完全に予約済
み（例えば、図８において「残り在庫」＝０）かどうかを確認するため、データ
ベース２４５から検索された各々現実のフライトに対応する記録を分析する。各
フライトが完全に予約済みの場合、ＲＭＳ２００はステップ１３１５において、
データベース２４５にアクセスし、特別運賃表に割り当てられている残り在庫を
削除する（例えば、「残り在庫」――＞０）。例えば、祝休日時期中は例年利用
客が多いので、クリスマス週間の特別運賃表には在庫が割り当てられることはな
い。

【００６７】各フライトが完全に予約されていなければ、ＲＭＳ２００は、ステップ１３２
０において、特別運賃表の「全予約在庫」（図８参照）が、現実のフライトの残
り在庫を超えているか確認する。超えていれば、ＲＭＳ２００は、ステップ１３
１５において、データベース２４５にアクセスして、特別運賃表に割り当てられ
た残り在庫を削除する。しかし、特別運賃表の全予約在庫が現実のフライトの残
り在庫を超えていない場合は、ＲＭＳはステップ１３２５において、現実のフラ
イトの残り在庫が特別運賃表の残り在庫を超えていないか決定する。現実のフラ
イトの残り在庫が特別運賃表の残り在庫を超えていなければ、ステップ１３３０
において、ＲＭＳは、特別運賃表の現在の残り在庫を維持する。現実のフライト
の残り在庫が特別運賃表の残り在庫を超えていれば、ＲＭＳ２００は、図１３ｂ
のステップ１３３５において、現実のフライトの現在利用可能な運賃／クラス以
下の運賃／クラスで特別運賃表の残り在庫を増加させ、それに従って、座席割当
データベース２４５と価格付け及び制限データベース２５０を更新する。

【００６８】図１４ａ及び１４ｂは、旅客が時刻未特定航空券を予約する例示的処理を示す
フローチャートである。

【００６９】図１４ａのステップ１４００において、旅客１０５は彼の旅行代理店１１０と
連絡を取り、特定の旅程に対するフライト情報を要求する。特定の旅程は必然的
に旅行日や発着地を含むが、旅行時刻や、航空会社等の情報を含むこともある。
ステップ１４０５において、旅行代理店１１０はＣＲＳ３００にログインし、Ｃ
ＲＳ３００に旅客の明細に合致する全てのフライトを問い合わせる。ステップ１
４１０において、ＣＲＳ３００はフライトスケジュールデータベース２４０から
関連フライト情報を検索し、その情報を旅行代理店１１０にリストアップする。
ステップ１４１５において、旅行代理店１１０は情報を検討し、要求された旅程
に特別運賃表が存在するかを決定する。存在すれば、旅行代理店１１０は旅客１
０５に要求された旅程に対する時刻未特定チケットの潜在的利用可能性を通知し
、旅客１０５に通常の航空券よりも低い運賃／クラスで航空会社が時刻未特定チ
ケットを提供していることを通知する。

【００７０】ステップ１４２０において、旅客１０５は、旅行代理店１１０に時刻未特定チ
ケットを購入するように指示する。旅行代理店１１０は、ステップ１４２５にお
いて、特別運賃表の在庫及び価格付けデータを、それぞれ、座席割当データベー
ス２４５及び価格付け及び制限データベース２５０から検索することによって、
時刻未特定チケットに関する更なる詳細情報を取得する。特別運賃表に対して在
庫が残っていない場合（ステップ１４３０）、旅行代理店１１５は、ステップ１
４１０において、現実のフライト表用にＣＲＳ３００がリストアップしたフライ
ト情報を単純に再検討する。そうでなければ、旅行代理店１１０は、図１４ｂの
ステップ１４３５において、ＣＲＳ３００において、乗客名記録を作成すると共
に特別運賃表の運賃により座席を予約することによって、旅客１０５のために時
刻未特定チケットを予約する。

【００７１】ステップ１４４０において、ＣＲＳ３００は、予約データベース２５５にその
予約を保存する。ステップ１４４５において、ＣＲＳ３００は、「残り在庫」を
「１」だけ減らし、「全予約在庫」を「１」だけ増やすことによって、座席割当
データベース２４５の特別運賃表の記録を修正する。ステップ１４４６において
、ＣＲＳ３００は、ＲＭＳ２００からの、フライト番号や出発時刻を含む現実の
フライト情報をリアルタイムで（例えば、ステップ１４３５において時刻未特定
チケットを予約してから数分又は数秒後に）受け取り、旅行代理店１１０にそれ
を表示する。ステップ１４４８において、ＣＲＳ３００は、座席割当データベー
ス２４５にアクセスして、「全予約在庫」を「１」だけ増やし、「残り座席総数
」を「１」だけ減らすことによって、現実のフライトの記録を修正する。また、
ＣＲＳ３００は、「全予約在庫」を「１」だけ減らすことによって特別運賃表の
記録を修正する。ステップ１４５０において、旅客１０５は時刻未特定チケット
を購入するとすぐ、旅行代理店１１０よりフライト番号や出発時刻を含む現実の
フライト情報を通知される。ステップ１４５５において、旅客は、現実のフライ
トの航空券を受け取る。

【００７２】代替的な実施例においては、ＣＲＳ３００は現実のフライトの情報をリアルタ
イムでは受け取らない。従って、旅客１０５はステップ１４５０において時刻未
特定チケットを購入すると、その特別運賃表のフライト番号と通知日のみを受け
取り、当該通知日までに旅客は現実のフライト番号と出発時刻を与えられる。そ
して、ステップ１４５５において、旅客１０５は、現実のフライト番号及び出発
時刻を含む航空券を、その通知日かそれ以前に受け取る。

【００７３】図１５ａ及び１５ｂは、航空会社のＲＭＳが時刻未特定チケット保持者を乗せ
る現実のフライトを選択する例示的処理を示すフローチャートである。ステップ
１５００において、ＣＲＳ３００は航空会社毎に予約データベース２５５に格納
されている予約記録を航空会社のＡＲＳ１５０にリアルタイムで送信する。ＡＲ
Ｓ１５０は、ステップ１５０５において、その情報をローカルに保存してから、
ＲＭＳ２００へ送信する。ステップ１５１０において、ＲＭＳ２００は予約デー
タベース２５５にアクセスし、所与の特別運賃表に対応する予約記録を検索する
。ステップ１５１５において、ＲＭＳ２００はフライトスケジュールデータベー
ス２４０にアクセスし、特別運賃表の旅程（すなわち、Ｏ／Ｄペア及び日付）を
満足する現実のフライト全ての記録を検索する。

【００７４】ステップ１５２０において、ＲＭＳ２００は、フライト毎に、予測需要分析デ
ータベース２３０に格納され、（１）特定日の特定航路に対する現実のフライト
の総数、（２）各フライトの現在の運賃／クラス、及び、（３）現実のフライト
毎の各クラスに対する予約済み座席の期待数に対する現実の数を含む情報を分析
する。

【００７５】ステップ１５２５において、ＲＭＳ２００は現実のフライトのうち、１以上の
現実のフライトの期待予約数がそれらフライトの現実の予約数を超えているかを
決定する。ＲＭＳ２００は、図１５ｂのステップ１５３０において、時刻未特定
チケット保持者を乗せるフライトとして、現実のフライトの一つを選択する。ス
テップ１５３５において、ＲＭＳ２００は、それに従い、予測需要分析データベ
ース２３０及び座席割当データベース２４５を更新する。特に、ＲＭＳ２００は
、予測需要分析データベース２３０にアクセスし、「現実の予約数」を「１」だ
け増やすことによって、現実のフライトの記録を修正する。また、ＲＭＳ２００
は、座席割当データベース２４５にアクセスし、（１）現実のフライトの記録を
修正し、「全予約在庫」を「１」だけ増やし、「残り座席総数」を「１」だけ減
らすと共に、（２）「全予約在庫」を「１」だけ減らすことによって特別運賃リ
ストの記録を修正する。

【００７６】代替的な実施例においては、ＲＭＳ２００は、所定数の予約に対して、ＣＲＳ
３００から予約記録を受け取る前でも、ステップ１５１５から１５３５を実行す
る。その後、ＲＭＳ２００は、ＣＲＳ３００から各予約記録を受け取ると、現実
のフライトに時刻未特定チケット保持者を迅速に乗せるためにこの情報にアクセ
スすることができる。

【００７７】ステップ１５４０において、ＲＭＳ２００は、ＡＲＳ１５０に対して、現実の
フライトに乗客を乗せるように命令する。ＡＲＳ１５０は、ステップ１５４５に
おいて、現実のフライトへの乗客を配置し、ステップ１５３５においてＲＭＳ２
００が更新したように、座席割当データベース２４５を更新する。ステップ１５
４７において、ＡＲＳ１５０は現実のフライト情報をＣＲＳ３００に返信する。
ＣＲＳ３００は、リアルタイムで（例えば、ステップ１５００においてＡＲＳ１
５０に予約記録を送信した数分又は数秒後に）、現実のフライト情報を受け取る
。また、ＣＲＳ３００は、ステップ１５３５においてＲＭＳ２００が更新したよ
うに、座席割当データベース２４５も更新する。

【００７８】ステップ１５５０において、航空会社１００は現実のフライト番号及び発着時
刻を記載した現実のフライトのチケットを印字する。ステップ１５５５で、航空
会社１００は、旅客１０５に直接に又は旅行代理店１１０を通じてチケットを送
る。

【００７９】ステップ１５６０において、同一の特別運賃表に対応する別の予約記録に対し
（例えば、ステップ１５３０に戻る）、又は、異なる特別運賃表に対応する予約
記録に対し（例えば、ステップ１５１０に戻る）、時刻未特定チケット保持者を
乗せる現実のフライトを選択する処理を繰り返す。

【００８０】代替的な実施例においては、時刻未特定チケット保持者を乗せる現実のフライ
トの選択はリアルタイム処理ではない。例えば、ＣＲＳ３００は予約データベー
ス２５５に格納された予約記録をリアルタイムではなく定期的にＡＲＳ１５０へ
送信することができる。同様に、ＣＲＳ３００及びＡＲＳ１５０は、ＡＲＳ１５
０に予約記録を送信してから、現実のフライト情報をＲＭＳ２００から数時間後
、数日後又は数週間後に受け取ることができる。

【００８１】この代替的な実施例に関して、旅客が時刻未特定チケットをその出発日間近に
購入する場合（例えば、一週間以内）、旅行代理店又は航空会社は、旅客に対し
て、現実のフライトデータを印字したチケットを送付するのに十分な時間がない
可能性がある。その場合、航空会社は、フライト番号と出発時刻を除いた現実の
フライトデータを記載したチケットを発行することができる。一旦、航空会社が
現実のフライトをその旅客に選択すると、航空会社は、旅客に直接に又は旅行代
理店を通じて、フライト番号及び出発時刻と共に確認コードを与える。そして、
旅客は、最初のチケット及び確認コードの両方を搭乗の際に提示する。代替的に
、航空会社は最初のチケット発行を先行することができ、旅客は単に確認コード
を受け取り、出発前に航空会社のカウンタで現実のチケットをピックアップする
のにそれを使用する。旅客は、その後、搭乗の際に現実のチケットを提示する。
また、航空会社は、短期発券要求に応えるため、電子発券（「Ｅ−Ｔｉｃｋｅｔ
」）を利用することもできる。

【００８２】本発明の代替的な実施例によれば、航空会社は、特定日の特定航路（例えば、
ニューヨーク−ロサンジェルス）のフライトの割引チケットをＣＲＳを通じて販
売するときに、その身元を伏せておくこともできる。それによって、この代替的
な実施例では、航空会社は、自らの公表航空運賃引き下げを余儀なくされて価格
競争を惹き起こすこともなく、フライトの空席を埋めることができる。

【００８３】航空会社は、特定日の特定航路についての現実のフライトの各々に対応する別
名フライト記録を作成し、それをＣＲＳへ掲示用に送信することによって、ＣＲ
Ｓのユーザー（例えば、旅行代理店や他の旅行会社）からその身元を隠す。別名
フライト記録は、（ＡＲＳやＲＭＳと同様に）ＣＲＳのフライトスケジュールデ
ータベースに保存され、運航航空会社名、現実のフライト番号及び正確な発着時
刻を除いて関連フライト情報を全て含む。別名フライト記録は、その名が暗示す
るように、対応する現実のフライト記録に対する「別名」であり、現実のフライ
ト記録が、フライトスケジュールデータベースにも保存されるが、それに対して
はディスカウントチケットが提供されない。

【００８４】現実のフライト番号と正確な発着時刻の代わりに、別名フライト記録は、別名
フライト番号及び時間帯（例えば、午前８時から午前１１時、「午後」など）が
それぞれ含まれている。従って、別名フライト記録にアクセスするユーザーは、
割引チケットを提供している航空会社の身元（現実のフライト番号や正確な発着
時刻によって）を確認することができない。時間帯は顧客に現実のフライトの発
着時刻に関する有益な情報を与えるが、旅行代理店や他の航空会社がその航空会
社を特定するのに十分な情報ではない。時刻未特定チケットについていえば、（
割引運賃と結合した）時間帯は、これらの「航空会社秘密」チケットを余暇旅客
に対して特に魅力的にする。別名フライト記録が、機体モデル（例えば、ボーイ
ング７３７型）、機内座席数又はその他の手段も選択的に含むことができ、それ
によって、ＣＲＳに問い合わせを行う旅行代理店は、彼の顧客に、航空会社秘密
チケットを予約する際に、顧客が評判の高い航空会社で飛行する旨を確約するこ
とができることを理解できるであろう。

【００８５】更に、ユーザーにはアクセス不能ではあるが、ＣＲＳは、別名フライト番号を
現実のフライト番号及び航空会社と関連づける（例えば、別名フライト番号ＣＣ
７８９６９はコンチネンタル航空フライト番号３６５３５に対応する）のに利用
する別名フライトデータベースを有する。このように関連付け能力により、ＣＲ
Ｓは、別名フライト記録に関連するチケットの予約を適切な航空会社につなぎ、
これらの予約に基づいて現実のフライトに対する在庫を更新することができる。

【００８６】ＲＭＳ、ＡＲＳ及びＣＲＳ内の別名フライト記録（及び、予測需要分析データ
ベース、座席割当データベース、価格付け及び制限データベース、及び、予約デ
ータベース内の関連記録）は、時刻未特定チケットに関する特別運賃表の記録と
実質的に同一の方法で作成され、更新される。主な相違は以下の通りである。即
ち、顧客が特別運賃表に対応する時刻未特定チケットを予約するとき、ＣＲＳは
顧客が乗る現実のフライトを知らないので、ＣＲＳは、特別運賃表と現実のフラ
イトの両方の在庫を更新する前に、航空会社からこの情報の受け取りを待たなけ
ればならない。対照的に、顧客が別名フライト記録に対応する航空会社秘密チケ
ットを予約すると、ＣＲＳは対応する現実のフライトを知っているので、即座に
在庫を更新できる。別の相違点は、時刻未特定チケットの特別運賃表はＲＭＳに
よって「航路毎に」作成されるが、航空会社秘密チケットの別名フライト記録は
「フライト毎に」作成されるという点である。

【００８７】更に、航空会社秘密チケットの発券処理は、時刻未特定チケットに関して上述
したチケット発券処理の一つにも類似している。ＣＲＳで航空会社秘密チケット
を予約する際に、旅行代理店は、ＣＲＳで作成される別名フライト番号とＰＮＲ
番号を含む保証書を顧客に送る。航空会社は、一旦ＣＲＳから予約情報を受け取
ると、旅行代理店に、所定の通知日（例えば、出発の２４時間前）を与え、通知
日までに、顧客は、直接に又は旅行代理店を通じて、航空会社の身元、現実のフ
ライト番号及び現実の出発時刻を通知される。出発の当日に、顧客は、航空会社
のフライトカウンタに保証書を提示し、航空会社がＣＲＳのＰＮＲ番号を確認し
、問題がなければ、搭乗用に半券を保証書から顧客に与える。代替的に、時刻未
特定チケットと同様、航空会社は、このような短期発券要求に応えるため、電子
発券を用いることができるだろう。

【００８８】本発明の多くの特徴と長所は詳細な明細書から明らかであるので、添付の特許
請求の範囲は、本発明の本旨と範囲に該当する全てのこのような本発明の特徴や
長所をカバーすることを企図としている。

【００８９】更に、当業者は多くの変形や変更を容易になし得るので、ここに例示及び記載
した正確な構成及び動作に本発明を限定せず、使用可能な全ての適切な変形及び
均等物がこの特許請求の範囲に含まれることを企図している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【図２】例示的な収入管理システム（ＲＭＳ）のブロック図を示す。

【図３】例示的な中央予約システム（ＣＲＳ）のブロック図を示す。

【図４】ＲＭＳ、ＣＲＳ、航空会社予約システム（ＡＲＳ）及び図２及び図３に示す様
々なデータベース間の相互作用を例示する。

【図５】所与の運賃クラス内の航空券に対する経時的な現実の需要を予測需要と対比し
て示す。

【図６】例示的な予測需要分析データベースを示す。

【図７】例示的なフライトスケジュールデータベースを示す。

【図８】例示的な座席割当データベースを示す。

【図９】例示的な価格付け及び制限データベースを示す。

【図１０】例示的な予約データベースを示す。

【図１１】図１１ａ乃至１１ｃは、航空会社のＲＭＳが現実のフライトと特別運賃表を作
成する例示的処理を示すフローチャートである。

【図１２】航空会社のＲＭＳが特別運賃表に在庫を最初に割り当てる例示的処理を示すフ
ローチャートである。

【図１３】図１３ａ及び１３ｂは、航空会社のＲＭＳが特別運賃表への在庫割当を動的に
増減する例示的処理を示すフローチャートである。

【図１４】図１４ａ及び１４ｂは、旅客が時刻未特定チケットを予約する例示的処理を表
すフローチャートである。

【図１５】図１５ａ及び１５ｂは、航空会社のＲＭＳが時刻未特定チケット保持者を乗せ
る現実のフライトを選択する例示的処理を表すフローチャートである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者スコット・ティー・ケースアメリカ合衆国コネチカット州ダリエン市アンソニーレイン29 Ｆターム(参考） 5B049 BB11 BB31 CC05 CC06 CC08 CC16 CC27 CC31 CC32 CC36 EE31 FF02 GG04 GG07

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】特定の出発地から特定の目的地へ、特定の時間範囲で旅行す
るチケットを購入する要求を送信するステップと、前記要求を満足するが出発時刻を特定しない輸送の誓約を受け取るステップと
、前記輸送の誓約を受領するステップと、前記誓約後に前記出発時刻の識別を受け取るステップとを有する方法。
【請求項２】前記輸送の誓約を受領する前記ステップは、チケットの予約
又はチケットの購入のどちらかを含む請求項１記載の方法。
【請求項３】前記要求の送信は、２以上の旅客のグループのチケットを購
入する要求を送信することを含む請求項１記載の方法。
【請求項４】前記輸送の誓約の受け取りは、価格条件を更に特定しない輸
送の誓約の受け取りを含む請求項１記載の方法。
【請求項５】前記チケットの付け値を送信するステップと、前記付け値の受領を受け取るステップとを更に有する請求項３記載の方法。
【請求項６】前記付け値は保証された付け値である請求項５記載の方法。
【請求項７】前記輸送の誓約の受け取りは、航空会社を更に特定しない輸
送の誓約の受け取りを含む請求項１記載の方法。
【請求項８】前記輸送の誓約の受け取りは、出発地空港、目的地空港、合
計旅行時間、乗り継ぎ数及び飛行機乗り換え数からなるグループから選択される
パラメータを更に特定しない輸送の誓約を受け取ることを含む請求項１記載の方
法。
【請求項９】出発時刻が券面に印字されていないチケットを受け取るステ
ップを更に有する請求項１記載の方法。
【請求項１０】前記後で前記出発時刻の識別を受け取る前記ステップは、
前記出発時刻が券面に印字されたチケットを受け取ることを含む請求項９記載の
方法。
【請求項１１】特定の出発地から特定の目的地へ特定の時間範囲で旅行す
るチケットを購入する要求を受け取るステップと、前記要求を満足するが出発時刻を特定しない特別運賃表を決定するために中央
予約システムに問い合わせるステップと、前記特別運賃表を受け取るステップと、前記特別運賃表に関連するチケットを予約するステップと、前記誓約後に前記出発時刻の識別を受け取るステップと、前記出発時刻の通知を与えるステップとを有する方法。
【請求項１２】前記要求の受け取りは、２以上の旅客のグループのチケッ
トを購入する要求を受け取ることを含む請求項１１記載の方法。
【請求項１３】前記特別運賃表の受け取りは、価格条件を更に特定しない
特別運賃表を受け取ることを含む請求項１１記載の方法。
【請求項１４】前記チケットの付け値を送信するステップと、前記付け値の受領を受け取るステップとを更に有する請求項１３記載の方法。
【請求項１５】前記付け値は保証された付け値である請求項１４記載の方
法。
【請求項１６】前記特別運賃表の受け取りは、航空会社を更に特定しない
特別運賃表を受け取ることを含む請求項１１記載の方法。
【請求項１７】前記特別運賃表の受け取りは、出発地空港、目的地空港、
合計旅行時間、乗り継ぎ数及び飛行機乗り換えの数からなるグループから選択さ
れるパラメータを更に特定しない特別運賃表を受け取ることを含む請求項１１記
載の方法。
【請求項１８】前記出発時刻が券面に印字されていないチケットを受け取
るステップを更に有する請求項１１記載の方法。
【請求項１９】前記後で前記出発時刻の識別を受け取る前記ステップは、
前記出発時刻が券面に印字されたチケットを受け取ることを含む請求項１８の方
法。
【請求項２０】特定の出発地から特定の目的地へ特定の時間範囲で航空旅
行するための、特定の出発時刻を含まない特別運賃表を作成するステップと、電子予約システムを通じて前記特別運賃表を利用可能にするステップと、前記特別運賃表に関連するチケットの特定の条件を満足し、各々が特定の出発
時刻を有する複数のフライトを検討して、前記チケットに対して前記複数のフラ
イト中のいずれを選択すべきかを決定するステップと、前記複数フライトのうちの一つを選択するステップと、特定の出発時刻を含み、前記の選択されたフライトに対応するフライト情報の
通知を与えるステップとを有する方法。
【請求項２１】前記フライトを検討するステップは、前記チケットの予約
後に行われる請求項２０記載の方法。
【請求項２２】前記フライトを検討するステップは、前記チケットの予約
前に行われる請求項２０記載の方法。
【請求項２３】前記チケットの前記予約は、２以上の旅客のグループを特
定する請求項２１記載の方法。
【請求項２４】前記特別運賃表の作成は、価格条件を更に特定しない特別
運賃表を作成することを含む請求項２０記載の方法。
【請求項２５】前記チケットの付け値を受け取るステップと、前記付け値の受領を送信するステップとを更に有する請求項２３記載の方法。
【請求項２６】前記付け値は保証された付け値である請求項２４記載の方
法。
【請求項２７】前記特別運賃表の作成には、航空会社を更に特定しない特
別運賃表の作成を含む請求項２０記載の方法。
【請求項２８】前記特別運賃表の作成は、出発地空港、目的地空港、合計
旅行時間、乗り継ぎ数及び飛行機乗り換え数からなるグループから選択されるパ
ラメータを更に特定しない特別運賃表の作成を含む請求項２０記載の方法。
【請求項２９】前記チケットの予約の際に、出発時刻を券面に記載しない
チケットを印字するステップを更に有する請求項２０記載の方法。
【請求項３０】前記通知を与えるステップは、券面に前記出発時刻を券面
に記載したチケットを印字するステップを含む請求項２９記載の方法。
【請求項３１】特定の出発地から特定の目的地へ特定の時間範囲で航空旅
行するための、特定の出発時刻を含まない特別運賃表を受け取るステップと、前記特別運賃表を買主に提供するステップと、前記買主から前記特別運賃表に対応するチケットの予約を受けるステップと、航空会社に前記予約情報を送信するステップと、前記航空会社によって選択され、特定の出発時刻を含み、前記チケットの条件
を満足するフライトの識別を受け取るステップとを有する方法。
【請求項３２】前記航空会社は収入管理システムを有する請求項３１記載
の方法。
【請求項３３】前記チケット予約は、利用可能性の点で、二人以上の旅客
のグループに制限される請求項３１記載の方法。
【請求項３４】前記買主は旅行代理店である請求項３１記載の方法。
【請求項３５】前記特別運賃表の受け取りは、価格条件を更に特定しない
特別運賃表の受け取りを含む請求項３１記載の方法。
【請求項３６】前記特別運賃表の提供後前記チケットの予約受け取り前に
、前記買主から前記チケットの付け値を受け取るステップと、前記買主に前記付け値の受領を送信するステップとを更に有する請求項３５の
方法。
【請求項３７】前記付け値は保証された付け値である請求項３６記載の方
法。
【請求項３８】前記特別運賃表の受け取りは、航空会社を更に特定しない
特別運賃表の受け取りを含む請求項３１記載の方法。
【請求項３９】前記特別運賃表の受け取りは、出発地空港、目的地空港、
合計旅行時間、乗り継ぎ数及び飛行機乗り換え数からなるグループから選択され
るパラメータを更に特定しない特別運賃表の受け取りを含む請求項３１記載の方
法。
【請求項４０】特定の出発地から特定の目的地へ特定の時間範囲で航空旅
行するための、特定の出発時刻を含まないチケットの予約を受け取るステップと
、前記チケットの特定の条件を満足する複数のフライトを検討して、前記チケッ
トに対して前記複数のフライトのいずれを選択すべきかを決定するステップと、前記複数フライトのうちの一つを選択するステップと、特定の出発時刻を含む前記選択されたフライトの通知を与えるステップとを有
する方法。
【請求項４１】前記チケット予約の受け取りは、２以上の旅客のグループ
に限定された前記予約の受け取りを含む請求項４０記載の方法。
【請求項４２】前記チケット予約の受け取りは、中央予約システムからの
前記予約の受け取りを含む請求項４０記載の方法。
【請求項４３】前記チケット予約の受け取りは、航空会社予約システムか
らの前記予約の受け取りを含む請求項４０記載の方法。
【請求項４４】複数フライトを検討する前記ステップは、前記複数のフラ
イトの各々の運賃クラス内で予約されたチケットの実際の数を、前記運賃クラス
内で予約されたチケットの予測数に対して検討することを含む請求項４０記載の
方法。
【請求項４５】フライトを選択する前記ステップは、前記予約チケットの
期待数が前記予約チケットの実際の数を超えるフライトを選択することを含む請
求項４４記載の方法。
【請求項４６】前記チケットの予約の受け取りは、特定の航空会社を更に
含まないチケットの予約の受け取りを含む請求項４０記載の方法。
【請求項４７】前記チケットの予約の受け取りは、出発地空港、目的地空
港、合計旅行時間、乗り継ぎ数及び飛行機乗り換えの数からなるグループから選
択されたフライトパラメータを更に特定しないチケットの予約の受け取りを含む
請求項４０記載の方法。
【請求項４８】現実のフライトの航路ベース情報を分析するステップと、前記分析ステップに基づいて、前記現実のフライトで現在利用可能なものとは
異なる運賃／クラスで、前記チケットに関する特別運賃表に在庫を割り当てるス
テップとを更に有する請求項４０記載の方法。
【請求項４９】特定の出発地から特定の目的地へ特定の時間範囲で航空旅
行するための、特定の出発時刻を含まない特別運賃表を作成する手段と、電子予約システムを介して前記特別運賃表を利用可能にする手段と、前記特別運賃表に関連するチケットの特定の条件を満足し、各々が特定の出発
時刻を有する複数のフライトを検討して、前記チケットに対して前記複数のフラ
イトのいずれを選択すべきかを決定する手段と、前記複数のフライトのうちの一つを選択する手段と、前記選択されたフライトに対応する出発時刻を含むフライト情報の通知を与え
る手段とを有するシステム。
【請求項５０】前記フライト検討手段は、前記チケットの予約後に前記フ
ライトを検討する請求項４９記載のシステム。
【請求項５１】前記チケットの前記予約は、２以上の旅客のグループに限
定される請求項５０記載のシステム。
【請求項５２】特別運賃表を作成する前記手段は、価格条件を更に特定し
ない特別運賃表を作成する手段を含む請求項４９記載のシステム。
【請求項５３】前記チケットに対する付け値を受け取る手段と、前記付け値の受領を送信する手段とを更に有する請求項５２記載のシステム。
【請求項５４】前記付け値は保証された付け値である請求項５３記載のシ
ステム。
【請求項５５】特別運賃表を作成する前記手段は、航空会社を更に特定し
ない特別運賃表を作成する手段を含む請求項４９記載のシステム。
【請求項５６】特別運賃表作成の前記手段は、出発地空港、目的地空港、
合計旅行時間、乗り継ぎ数及び飛行機乗り換えの数からなるグループから選択さ
れたパラメータを更に特定しない特別運賃表を作成する手段を含む請求項４９記
載のシステム。
【請求項５７】前記チケットの予約時に券面に出発時刻の記載のないチケ
ットを印字する手段を更に有する請求項４９記載のシステム。
【請求項５８】特定の出発地から特定の目的地へ特定の時間範囲で航空旅
行するための、特定の出発時刻を含まない特別運賃表を受け取る手段と、前記特別運賃表を買主に提供する手段と、前記買主から前記特別運賃表に対応するチケットの予約を受ける手段と、航空会社に前記予約を送信する手段と、前記航空会社によって選択され、特定の出発時刻を含み、前記チケットの条件
を満足するフライトの識別を受け取る手段とを有するシステム。
【請求項５９】前記航空会社は収入管理システムを有する請求項５８記載
のシステム。
【請求項６０】前記チケットの予約は、利用可能性の点で、２人以上の旅
客のグループに限定される請求項５８記載のシステム。
【請求項６１】前記買主は旅行代理店である請求項５８記載のシステム。
【請求項６２】前記特別運賃表の受け取り手段は、価格条件を更に特定し
ない特別運賃表を受け取る手段を含む請求項５８記載のシステム。
【請求項６３】前記買主から前記チケットの付け値を受け取る手段と、前記買主に前記付け値の受領を送信する手段とを更に有する請求項６２記載のシ
ステム。
【請求項６４】前記付け値は保証された付け値である請求項６３記載のシ
ステム。
【請求項６５】前記特別運賃表を受け取る手段は、航空会社を更に特定し
ない特別運賃表を受け取る手段を含む請求項５８記載のシステム。
【請求項６６】前記特別運賃表を受け取る手段は、出発地空港、目的地空
港、合計旅行時間、乗り継ぎ数及び飛行機乗り換え数からなるグループから選択
されるパラメータを更に特定しない特別運賃表を受け取る手段を含む請求項５８
記載のシステム。
【請求項６７】特定の出発地から特定の目的地へ特定の時間範囲で航空旅
行するための、特定の出発時刻を含まないチケットの予約を受け取る手段と、前記チケットの特定の条件を満足する複数のフライトを検討して、前記チケッ
トに対して前記複数のフライトのいずれを選択すべきかを決定する手段と、前記複数のフライトのうちの一つを選択する手段と、特定の出発時刻を含む前記選択されたフライトの通知を与える手段とを有する
システム。
【請求項６８】前記チケット予約の受け取りは、２以上の旅客のグループ
に限定される前記予約の受け取りを含む請求項６７記載のシステム。
【請求項６９】前記チケット予約受け取り手段は、中央予約システムから
の前記予約を受け取る手段を含む請求項６７記載のシステム。
【請求項７０】前記チケット予約受け取り手段は、航空会社予約システム
からの前記予約を受け取る手段を含む請求項６７記載のシステム。
【請求項７１】複数のフライトを検討する前記手段は、前記複数のフライ
トの各々の運賃クラス内で予約されたチケットの現実の数を、前記運賃クラス内
で予約されたチケットの予測数に対して検討する手段を含む請求項６７記載のシ
ステム。
【請求項７２】フライトを選択する前記手段は、前記予約チケットの期待
数が前記予約チケットの現実の数を超えるフライトを選択する手段を含む請求項
７１記載のシステム。
【請求項７３】前記チケット予約受け取り手段は、特定の航空会社の記載
を更に含まないチケットの予約を受け取る手段を含む請求項６７記載のシステム
。
【請求項７４】前記チケット予約受け取り手段は、出発地空港、目的地空
港、合計旅行時間、乗り継ぎ数及び飛行機乗り換え数からなるグループから選択
されるパラメータを更に特定しないチケットの予約を受け取る手段を含む請求項
６７記載のシステム。
【請求項７５】現実のフライトの航路ベース情報を分析する手段と、前記現実のフライトで現在利用可能なものよりも低い運賃／クラスで、前記チ
ケットに関する特別運賃表に在庫を割り当てる手段とを更に有する請求項６７記
載のシステム。
【請求項７６】複数のフライトに関する情報を内部に包含するメモリデバ
イスと、前記メモリデバイスと交信するプロセッサとを有するシステムであって、前記プロセッサは、特定の出発地から特定の目的地へ特定の時間範囲で航空旅行するための、特定
の出発時刻を含まない特別運賃表を作成し、前記特別運賃表を利用可能にし、前記特別運賃表に関連するチケットの特定の条件を満足し、各々が特定の出発
時刻を有する複数のフライトを検討して、前記チケットに対して前記複数のフラ
イトのいずれを選択すべきかを決定し、前記複数フライトのうちの一つを選択し、前記選択されたフライトに対応する出発時刻を含むフライト情報の通知を与え
るように構成されているシステム。
【請求項７７】前記プロセッサは、前記チケットの予約後に前記フライト
を検討する請求項７６記載のシステム。
【請求項７８】前記チケットの前記予約は、２以上の旅客のグループに限
定される請求項７７記載のシステム。
【請求項７９】前記プロセッサは、価格条件を更に特定しないフライト情
報を利用可能にするよう構成されている請求項７６記載のシステム。
【請求項８０】前記プロセッサは、前記チケットに対する付け値を受け取り、前記付け値の受領を送信するように更に構成されている請求項７８記載のシス
テム。
【請求項８１】前記付け値は保証された付け値である請求項８０記載のシ
ステム。
【請求項８２】前記プロセッサは、航空会社を更に特定しない特別運賃表
を作成するよう構成されている請求項７６記載のシステム。
【請求項８３】前記プロセッサは、出発地空港、目的地空港、合計旅行時
間、乗り継ぎ数及び飛行機乗り換え数からなるグループから選択されたパラメー
タを更に特定しない特別運賃表を作成するよう構成されている請求項７６記載の
システム。
【請求項８４】券面に出発時刻の記載のないチケットを印字する手段を更
に有する請求項７６記載のシステム。
【請求項８５】複数のフライトに関する情報を内部に包含するメモリデバ
イスと、前記メモリデバイスと交信するプロセッサとを有するシステムであって、前記プロセッサは、特定の出発地から特定の目的地へ特定の時間範囲で航空旅行するための、特定
の出発時刻を含まない特別運賃表を受け取り、前記特別運賃表を買主に提供し、前記買主から前記特別運賃表に対応するチケットの予約を受け取り、航空会社に前記予約を送信し、前記航空会社によって選択され、特定の出発時刻を含み、前記チケットの条件
を満足するフライトの識別を受け取るよう構成されているシステム。
【請求項８６】前記チケット予約は、利用可能性の点で、２人以上の旅客
のグループに限定される請求項８５記載のシステム。
【請求項８７】前記買主は旅行代理店である請求項８５記載のシステム。
【請求項８８】前記プロセッサは、価格条件を更に特定しない特別運賃表
を受け取るように構成されている請求項８５記載のシステム。
【請求項８９】前記プロセッサは、前記買主から前記チケットの付け値を受け取り、前記買主に前記付け値の受領を送信するように更に構成されている請求項８８
記載のシステム。
【請求項９０】前記付け値は保証された付け値である請求項８８記載のシ
ステム。
【請求項９１】前記プロセッサは、航空会社を更に特定しない特別運賃表
を受け取るように構成されている請求項８５記載のシステム。
【請求項９２】前記プロセッサは、出発地空港、目的地空港、合計旅行時
間、乗り継ぎ数及び飛行機乗り換え数からなるグループから選択されるパラメー
タを更に特定しない特別運賃表を受け取るように構成されている請求項８５記載
のシステム。
【請求項９３】複数のフライトに関する情報を内部に包含するメモリデバ
イスと、前記メモリデバイスと交信するプロセッサとを有するシステムであって、前記プロセッサは、特定の出発地から特定の目的地へ特定の時間範囲で航空旅行するための、特定
の出発時刻を含まないチケットの予約を受け取り、前記チケットの特定の条件を満足する複数のフライトを検討して、前記チケッ
トに対して前記複数のフライトのいずれを選択すべきかを決定し、前記複数のフライトのうちの一つを選択し、特定出発時刻を含む前記選択されたフライトの通知を与えるよう構成されてい
るシステム。
【請求項９４】前記チケット予約の受け取りは、２以上の旅客のグループ
に限定される前記予約の受け取りを含む請求項９３記載のシステム。
【請求項９５】前記プロセッサは、中央予約システムから前記予約を受け
取るように構成されている請求項９３記載のシステム。
【請求項９６】前記プロセッサは、航空会社予約システムから前記予約を
受け取るように構成されている請求項９３記載のシステム。
【請求項９７】前記プロセッサは、前記複数のフライトの各々の運賃クラ
ス内で予約されたチケットの現実の数を、前記運賃クラス内で予約されたチケッ
トの予測数に対して検討するように構成されている請求項９３記載のシステム。
【請求項９８】前記プロセッサは、前記予約チケットの期待数が前記予約
チケットの現実の数を超えるフライトを選択するように構成されている請求項９
７記載のシステム。
【請求項９９】前記チケット予約受け取り手段は、特定の航空会社を更に
含まないチケット予約を受け取る手段を含む請求項９３記載のシステム。
【請求項１００】前記プロセッサは、出発地空港、目的地空港、合計旅行
時間、乗り継ぎ数及び飛行機乗り換え数からなるグループから選択されるパラメ
ータを更に特定しないチケット予約を受け取るように構成されている請求項９３
記載のシステム。
【請求項１０１】前記プロセッサは、現実のフライトの航路ベース情報を分析し、前記現実のフライトで現在利用可能なものとは異なる運賃／クラスで、前記チ
ケットに関する特別運賃表に在庫を割り当てるように更に構成されている請求項
９３記載のシステム。
【請求項１０２】現実のフライトに基づいて、航空会社名を含まない別名
フライト記録を作成するステップと、中央予約システムにおいて電子掲示用に前記別名フライト記録を入手可能にす
るステップとを有する方法。
【請求項１０３】前記別名フライト記録は、航空会社運賃公表会社を通じ
て、電子掲示用に入手可能とされる請求項１０２記載の方法。
【請求項１０４】前記別名フライト記録は出発時刻の範囲を含む請求項１
０２記載の方法。
【請求項１０５】前記別名フライト記録に対応するチケットの予約に関す
る情報であって、前記チケットを予約した顧客の識別を含む情報を受け取るステ
ップを更に有する請求項１０４記載の方法。
【請求項１０６】前記予約を受け取った後で、前記現実のフライトに対応
する現実のフライト番号を前記顧客に送信するステップを更に有する請求項１０
５記載の方法。
【請求項１０７】前記予約を受け取った後で、前記現実のフライトの出発
時刻を前記顧客に送信するステップを更に有する請求項１０６記載の方法。
【請求項１０８】前記出発時刻は、前記出発時刻の範囲内にある請求項１
０７記載の方法。
【請求項１０９】前記送達ステップは、旅行代理店経由で実行される請求
項１０７記載の方法。
【請求項１１０】中央予約システムにおいて、予約用に入手可能な割引座
席を有する航空会社フライト記録を電子的に掲示する方法であって、現実のフライトに基づいて航空会社名を除く別名フライト記録を掲示するステ
ップと、前記別名フライト記録に関するチケットの予約を受けるステップとを有する方
法。
【請求項１１１】前記別名フライト記録は別名フライト番号を含む請求項
１１０記載の方法。
【請求項１１２】前記別名フライト記録は出発時刻の範囲を含む請求項１
１０記載の方法。
【請求項１１３】前記航空会社名を決定するために前記別名フライト記録
を前記現実のフライトと関連づけるステップと、前記航空会社に前記チケットの前記予約に関する予約情報を送信するステップ
とを更に有する請求項１１０記載の方法。
【請求項１１４】前記予約を反映するように前記別名フライト記録に関連
する在庫情報を更新するステップを更に有する請求項１１０記載の方法。
【請求項１１５】前記予約を反映するように前記現実のフライト記録に関
連する在庫情報を更新するステップを更に有する請求項１１０記載の方法。
【請求項１１６】現実のフライトに基づいて航空会社名を含まない別名フ
ライト記録を格納する中央予約システムにアクセスするステップと、前記別名フライト記録に対応するチケットを予約するステップとを有する航空
券購入方法。
【請求項１１７】前記別名フライト記録は別名フライト番号を含む請求項
１１６記載の方法。
【請求項１１８】前記別名フライト記録は出発時刻の範囲を含む請求項１
１６記載の方法。
【請求項１１９】前記航空会社の識別を受けることなく、前記予約の確認
を受け取るステップを更に有する請求項１１６記載の方法。
【請求項１２０】前記航空会社の識別は前記航空会社名である請求項１１
６記載の方法。
【請求項１２１】前記現実のフライトの出発時刻を受け取ることなく前記
予約の確認を受け取るステップを更に有する請求項１１９記載の方法。
【請求項１２２】前記現実のフライトの出発の所定期間前に、前記航空会
社の識別と前記出発時刻を受け取るステップを更に有する請求項１２１記載の方
法。
【請求項１２３】メモリデバイスと、前記メモリデバイスと交信するプロセッサとを有するシステムであって、前記プロセッサは、前記メモリデバイス中のプログラム命令に従って、現実のフライトに基づいて航空会社名を含まない別名フライト記録を作成し、中央予約システムにおいて電子掲示用に前記別名フライト記録を入手可能にす
るよう構成されているシステム。
【請求項１２４】前記ＣＰＵは航空会社運賃公表会社を通じて、電子掲示
用に前記別名フライト記録を入手可能にする請求項１２３記載のシステム。
【請求項１２５】前記別名フライト記録は出発時刻の範囲を含む請求項１
２３記載のシステム。
【請求項１２６】前記プロセッサは、前記別名フライト記録に対応するチケット予約に関連する情報であって、当該
チケットを予約した顧客の識別を含む情報を受け取るように更に構成されている
請求項１２５記載のシステム。
【請求項１２７】前記プロセッサは、前記予約を受け取った後に、前記現実のフライトに対応する現実のフライト番
号を送信するように更に構成されている請求項１２６記載のシステム。
【請求項１２８】前記プロセッサは、前記予約を受け取った後に前記現実
のフライトの出発時刻を送信するように更に構成されている請求項１２７記載の
システム。
【請求項１２９】前記出発時刻は、前記出発時刻の範囲内である請求項１
２８記載のシステム。
【請求項１３０】前記現実のフライト番号及び出発時刻の前記顧客への送
信は、旅行代理人を通じてなされる請求項１２８記載のシステム。
【請求項１３１】予約用に入手可能な割引座席を有する航空会社フライト
の記録を、中央予約システムに電子的に掲示するシステムであって、メモリデバイスと、前記メモリデバイスと交信するプロセッサとを有し、前記プロセッサは、前記メモリデバイス中のプログラム命令に従って、現実のフライトに基づいて、航空会社名を含まない別名フライト記録を掲示し
、前記別名フライト記録に関連してチケットの予約を受けるように構成されてい
るシステム。
【請求項１３２】前記別名フライト記録は別名フライト番号を含む請求項
１３１記載のシステム。
【請求項１３３】前記別名フライト記録は出発時刻の範囲を含む請求項１
３１記載のシステム。
【請求項１３４】前記プロセッサは、前記航空会社名を決定するために、前記別名フライト記録を前記現実のフライ
トと関連づけ、前記航空会社へ前記チケットの前記予約に関する予約情報を送信するように更
に構成されている請求項１３１記載のシステム。
【請求項１３５】前記プロセッサは、前記予約を反映するように前記別名
フライト記録に関する在庫情報を更新するように更に構成されている請求項１３
１記載のシステム。
【請求項１３６】前記プロセッサは、前記予約を反映するように前記現実
のフライト記録に関する在庫情報を更新するように更に構成されている請求項１
３１記載のシステム。
【請求項１３７】メモリデバイスと、前記メモリデバイスと交信するプロセッサとを有する航空券購入システムであ
って、前記プロセッサは、前記メモリデバイスに格納されたプログラム命令に従って
、現実のフライトに基づいて、航空会社名を含まない別名フライト記録を内部に
格納する中央予約システムにアクセスし、前記別名フライト記録に対応するチケットを予約するように構成されている航
空券購入システム。
【請求項１３８】前記別名フライト記録は別名フライト番号を含む請求項
１３７記載のシステム。
【請求項１３９】前記別名フライト記録は出発時刻の範囲を含む請求項１
３７記載のシステム。
【請求項１４０】前記プロセッサは、前記航空会社の識別を受け取らない
で前記予約の確認を受け取るように更に構成されている請求項１３７記載のシス
テム。
【請求項１４１】前記航空会社の前記識別は前記航空会社名である請求項
１３７記載のシステム。
【請求項１４２】前記プロセッサは、前記現実のフライトの出発時刻を受
け取らないで前記予約の確認を受け取るように更に構成されている請求項１４０
記載のシステム。
【請求項１４３】前記プロセッサは、前記現実のフライトの出発の所定期
間前に、前記航空会社の識別と前記出発時刻を受け取るように更に構成されてい
る請求項１４２記載のシステム。