JP2001508854A - ピストンポンプ - Google Patents

ピストンポンプ

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ピストンポンプ(10)に関するものであって、このピストンポンプは特に、スリップコントロール式の液圧式の車両ブレーキ装置における使用のために設けられている。ピストンポンプ(10)の吐出容積を低い吐出圧時において増大させるために、本発明では、有利にはリング体として形成された構成体(24,26;92,94,96)が、軸方向摺動可能にピストン(18)に取り付けられており、該構成体が、ピストン(18)の横断面を増大し、かつばねエレメント(34)によって軸方向で負荷されるようになっている。そして、低圧時にはピストンポンプはピストン(18)及び構成体(24,26)の全横断面で吐出を行い、これに対して高い吐出圧の場合には、構成体(24,26;92,94,96)はばねエレメント(34)の力に抗して戻されたままにされ、ピストン(18)と一緒に運動しないので、その結果ピストン(18)は単にその固有の横断面だけで吐出を行う。本発明によるピストンポンプ(10)には、吐出の開始時に低い吐出圧において、改善された圧力形成ダイナミックが得られる、という利点がある。

Description

【発明の詳細な説明】 ピストンポンプ 背景技術 本発明は、請求項1の上位概念部に記載のピストンポンプ、特に液圧式の車両 ブレーキ装置用のピストンとして使用されるピストンポンプに関する。 このようなピストンポンプは例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第4107 979号明細書に基づいて公知である。この公知のピストンポンプはピストンを 有しており、このピストンは、ポンプケーシング内に軸方向摺動可能に収容され ていて、電動機によって回転駆動される偏心体を用いて駆動されて、軸方向にお ける往復行程運動させられる。 本発明の利点 請求項1の特徴部に記載のように構成された本発明によるピストンポンプは、 ピストンに加えて、ピストンと同様に軸方向摺動可能にポンプケーシング内に収 容されている構成体を有している。さらにこの構成体はピストンに対して、該ピ ストンに支持されたばねエレメントの力に抗して軸方向摺動可能である。ピスト ンは構成体と一緒に軸方向においてポンプケーシング内で運動することができ、 またピストンは、構成体がポンプケーシング内において静止している場合には、 軸方向でポンプケーシング内においてかつ構成体に対して相対的に運動すること ができる。また、ピストン及び構成体は異なった速度でかつ異なった距離だけポ ンプケーシング内において運動することができる。構成体はピストンの横断面を 増大させる。構成体が行程運動時にピストンと一緒に運動する場合、本発明によ るピストンポンプのピストン行程毎における吐出容積は、構成体の横断面に相応 して増大する。構成体がポンプケーシング内において静止している場合には、ピ ストン行程毎における吐出容積は相応に小さい。構成体は次のような場合にピス トンと一緒に運動する。すなわちピストンポンプによって吐出される液体がその 圧力に基づいて構成体に対して加える力が、ピストンに支持されていて軸方向で 構成体を押圧するばねエレメントの力よりも大きくない場合に、構成体はピスト ンと一緒に運動する。これに対して、吐出される液体の圧力が相応に、つまり液 体によって構成体に加えられる力が、ピストンに支持されたばねエレメントの力 をばねエレメントの最大力においても上回るほど、大きい場合には、構成体はポ ンプケーシング内において運動しない。吐出される液体の圧力が前記2つの圧力 の間にある場合には、構成体はピストンよりも短い軸方向距離だけ運動し、そし て、ピストンだけが運動する場合に吐出される液体量よりは多いが、ピストンと 一緒に構成体が運動する場合における液体量よりは少 ない液体量が、吐出される。 本発明によるピストンポンプは、吐出圧が低い場合でもピストン行程毎に増大 された液体容積が吐出されるという利点を有している。ピストンポンプの駆動モ ータは高圧用に設計されているので、駆動モータが、低圧時に増大される吐出量 によって過負荷されることはない。ピストンポンプが高圧に向かって吐出する場 合、ピストン行程毎におけるピストンポンプの吐出容積は減じられる。これによ って同時に、ピストンを駆動するために必要な力も減少する。本発明によるピス トンポンプはしたがって、吐出圧に関連した吐出容積の利点を有している。液圧 式の車両ブレーキ装置において本発明によるピストンポンプを使用する場合、こ のことは、改善された圧力形成ダイナミックの利点は有している。すなわち例え ば制動を導入するためにまず初めホイールブレーキシリンダ内における圧力が形 成されねばならない場合、本発明ピストンポンプは、その駆動装置を変化させる ことなしに増大された容積流を吐出もしくは圧送し、これにより迅速な圧力形成 のために働く。高い最終圧を得る場合又は、例えばホイールブレーキシリンダに おける制限された圧力降下後におけるスリップコントロール時に圧力を再び高め る必要がある場合に、本発明によるピストンポンプの吐出容積は減じられ、その 結果、ピストンに対する規定された軸方向力によってポンプ圧は増大される。 請求項1に記載された本発明の別の有利な構成は、請求項2以下に記載されて いる。 本発明の有利な構成では、構成体がリング体として形成されており、該リング 体が滑りスリーブの形式でピストンに沿って軸方向摺動可能であり、かつポンプ ケーシング内においても軸方向摺動可能である(請求項3)。構成体をリング体 として形成することによって、本発明を簡単に実現することができる。 本発明の別の構成では特に、いずれにせよ必要なシールリング及び/又はガイ ドリングを、ピストンと一緒に運動可能なリング体として使用するようになって いる(請求項4)。本発明のこの構成には、付加的な構成体を必要としないとい う利点がある。 本発明によるピストンポンプは特に、車両のブレーキ装置におけるポンプとし て設けられており、かつホイールブレーキシリンダにおける圧力を制御する場合 に使用される。ブレーキ装置の形式に応じて、このようなブレーキ装置のために は、いわゆるABSもしくはASRもしくはFDRもしくはEHBが使用される 。ブレーキ装置においてポンプは例えば、ブレーキ液を1つ又は複数のホイール ブレーキシリンダからマスタブレーキシリンダに戻すために(ABS)、及び/ 又はブレーキ液を貯えタンクから1つ又は複数のホイールブレーキシリンダに圧 送するために(ASRもしくはFDRもしくはEHB)、働く。ポンプは例えば 、ホイールスリップコントロール(ABSもしくはASR)機能を備えたブレー キ装置において、及び/又はステアリング補助として働くブレーキ装置(FDR )において、及び/又は電気液圧式のブレーキ装置(EHB)において、必要に なる。ホイールスリップコントロール(ABSもしくはASR)によって、制動 過程時にブレーキペダルに対して強い圧力が加わった場合における、車両のホイ ールのロックを防止することができ(ABS)、及び/又はアクセルペダルに対 して強い圧力が加わった場合における、車両の駆動ホイールの暴走もしくは空転 を防止することができる(ASR)。ステアリング補助(FDR)として働くブ レーキ装置では、ブレーキペダルもしくはアクセルペダルの操作とは無関係に、 1つ又は複数のホイールブレーキシリンダにおいてブレーキ圧が形成され、これ によって例えば、ドライバに所望のトレースから車両が外れることを回避するこ とができる。ポンプは電気液圧式のブレーキ装置(EHB)においても使用する ことができ、このようなブレーキ装置では、電気式のブレーキペダルセンサがブ レーキペダルの操作を検出した場合に、ポンプはブレーキ液を1つ又は複数のホ イールブレーキシリンダに圧送するか、又は、ポンプはブレーキ装置のアキュム レータを満たすために働く。 図面 次に図面を参照しながら本発明の実施例を詳説する。 第1図は、本発明によるピストンポンプの縦断面図である。 第2図は、ポンプ特性線を示す線図である。 第3図は、第1図の矢印IIIで示された範囲における変化実施例を示す図で ある。 実施例の記載 第1図に示された本願発明によるピストンポンプ10は、液圧ブロック12に 挿入されており、図面には液圧ブロックのうちの、ピストンポンプ10を取り囲 む1部分だけが示されている。液圧ブロック12には、図示されていない別の液 圧式の構成エレメント、例えばスリップコントロール式の車両ブレーキ装置の緩 衝装置、ハイドロ・アキュムレータ及び電磁弁が挿入されており、これらの構成 エレメントは互いにかつピストンポンプと液圧式に接続されている。液圧ブロッ ク12は本願発明によるピストンポンプ10のポンプケーシングを形成しており 、ゆえに以下においてはポンプケーシング12と呼ぶ。 ポンプケーシング12における段付けされた貫通した孔14には、管状のスリ ーブ16が押し嵌められている。スリーブ16内には、ピン状のピストン18が 軸方向摺動可能に収容されている。ピストン18はその全長の一部にわたってス リーブ16から突出してい る。スリーブ16から突出している端部においてピストン18は、ガイドリング 20によってポンプケーシング12内において、軸方向摺動可能に案内されてお り、かつシールリング22を用いてポンプケーシング12内においてシールされ ている。ガイドリング20及びシールリング22は一緒に、ポンプケーシング1 2における孔14に設けられた溝に挿入されている。 ピストン18の、スリーブ16内における端部は、ガイドリング24を用いて スリーブ16内において軸方向摺動可能に案内されており、かつシールリング2 6を用いてスリーブ16内においてシールされており、そしてガイドリング24 及びシールリング26はピストン18に被せ嵌められている。ガイドリング24 及びシールリング26は、スリーブ16内においてもかつピストン18に沿って も軸方向において摺動可能である。一方向における摺動距離は弁ケージ30にお ける半径方向フランジ28によって制限され、弁ケージ30はピストン18の、 スリーブ16内における端部に取り付けられていて、弁ケージ30の半径方向フ ランジ28は半径方向外側に向かってピストン18の外周部から突出している。 半径方向フランジ28は、ガイドリング24及びシールリング26のためのピス トン18の軸方向ストッパを形成している。 逆方向において、スリーブ16内におけるガイドリング24及びシールリング 26の摺動距離は、リング 段部32によって制限され、このリング段部32は、ピストン18がその全長の 一部にわたって突出している端部のところで、スリーブ16の直径を減じている 。リング段部32は、スリーブ16内においてかつピストン18に沿って軸方向 摺動可能であるガイドリング25及びシールリング26のための、スリーブ16 の軸方向ストッパを形成している。 ガイドリング24及びシールリング26は、ピストン18に被せ嵌められた圧 縮コイルばね34によって、弁ケージ30の、ピストン18の軸方向ストッパを 形成する半径方向フランジ28に、押し付けられる。圧縮コイルばね34は中間 設置リング36と、ピストン溝に挿入された拡開リング38とを介して、ピスト ン18に支持されている。圧縮コイルばね34とガイドリング24との間には支 持リング40が挿入されている。圧縮コイルばね34はガイドリング24及びシ ールリング26を、プレロード下でピストン18における半径方向フランジ28 に押し付ける。 ガイドリング24及びシールリング26は、スリーブ16内においてかつピス トン18に沿って軸方向で摺動可能な構成体を形成しており、ガイドリング24 及びシールリング26はしたがって以下においては構成体24,26と呼ぶ。支 持リング40もまたこの構成体の1構成部分と見なすことができる。 本発明によるピストンポンプ10は、スリーブ16 の内部における押し退け室42を有しており、この押し退け室42は、ピストン 18つまりそれに沿って軸方向摺動可能な構成体24,26を備えたピストン1 8と、閉鎖栓体44とによって制限され、この閉鎖栓体44はスリーブ16の、 リング段部32とは反対側の端部に挿入されている。 ピストン18に沿って軸方向摺動可能な構成体24,26は以下のように働く :押し退け室42内に、圧縮コイルばね34のプレロードよりも小さな力を構成 体24,26に加えるような圧力が存在している場合には、圧縮コイルばね34 は構成体24,26を半径方向フランジ28との接触状態に保ち、つまり構成体 24,26はピストン18と一緒に運動する。すなわち本発明によるピストンポ ンプ10は、ピストン18がスリーブ16内に進入運動するような、ピストン1 8の吐出行程時に、吐出行程時におけるピストン18の運動距離(ピストン行程 )とスリーブ16の内側横断面との積に相当する液体容積(吐出容積)を、押し 退け室42から押し退ける。つまり大きな容積流が吐出される。 これに対して押し退け室42において、構成体24,26を圧縮コイルばね3 4の力に抗してスリーブ16のリング段部32に保持するような圧力が存在して いる場合には、ピストン18はその吐出行程時に単に、ピストン行程とピストン 18の横断面との積に相当 する容積だけを、押し退け室42から押し退ける。この場合におけるピストン1 8の横断面は、ピストン18とスリーブ16との間に位置している構成体24, 26のリング状の端面の分だけ、スリーブ16の内側横断面よりも小さい。押し 退け室42における圧力が上記の圧力の間に位置している場合には、構成体24 ,26はスリーブ16内において、ピストン18のピストン行程よりも短い距離 だけ摺動し、吐出容積はしたがって上記の両方の場合の間である。本発明による ピストンポンプ10はつまり低い吐出圧において高められた吐出容積を有してい る。 本発明によるピストンポンプ10のポンプ特性線と汎用のピストンポンプのポ ンプ特性線との比較は、第2図に線図で示されている。第2図において縦軸には 中位の吐出容積流がとられ、横軸には吐出圧つまりポンプ入口とポンプ出口との 間における圧力差がとられている。上側のポンプ特性線44は本発明によるピス トンポンプ10に対するものであり、下側のポンプ特性線46は汎用のピストン ポンプに対するものである。この第2図から、低い吐出圧における本発明による ピストンポンプ10の増大された吐出容積流が、明瞭に分かる。 圧縮コイルばね34のプレロードつまり初ばね力もしくは予加重は、ピストン ポンプ10の押し退け室42における約20〜30バールの圧力に相当する。第 1図には、吐出行程の終わりにおけるピストン18の終端位置、つまりスリーブ 16内に最も押し込まれた場合におけるピストン18の終端位置が、示されてい る。 本発明によるピストンポンプ10への液体流入のために、ピストン18は軸方 向の盲孔48を有しており、この盲孔48とは横方向孔50が交差している。液 体流入はポンプケーシング12における入口孔52を通して行われ、この入口孔 52は半径方向で、段付けされた孔14内に開口しており、液体はそこからさら に、スリーブ15の、押し退け室42とは反対側の端部、ピストン18の横方向 孔50、そして盲孔48へと流入する。盲孔48は円錐形の弁座54で、押し退 け室54に開口している。弁座54は弁ケージ30と同様に、ばね負荷された逆 止弁56として形成されたピストンポンプ10の入口弁56の一部である。この 入口弁56は、弁球58を弁閉鎖体として有しており、この弁球58は弁閉鎖ば ねとして働く圧縮コイルばね60によって弁座54に押し付けられる。弁閉鎖ば ね60及び弁球58は弁ケージ30内に収容されている。弁ケージ30は、その 周囲及び底部に複数の貫流開口62を備えたカップ状の金属薄板深絞り部品であ る。弁ケージ30はその開放側にリング段部64を有しており、このリング段部 64で、ピストン18の、スリーブ16内における端部に接触している。弁ケー ジ30は、圧縮コイルばねとして形成されたピストン戻しばね66によって、ピ ストン18との接触状態に保たれ、このピストン戻しばね66は押し退け室42 内に挿入されていて、閉鎖栓体44に支持されており、そして弁ケージ30の半 径方向フランジ28を押圧する。ピストン戻しばね66はピストン18を、電動 機によって駆動可能な偏心体68の外周部に押圧し、この偏心体68は、自体公 知の形式でピストン18を行程運動させるべく駆動するために働く。 本発明によるピストンポンプ10は出口弁68として、同様にばね負荷された 逆止弁を有しており、この逆止弁もしくは出口弁68は、閉鎖栓体44に設けら れている。閉鎖栓体44は、押し退け室42に向かって開放する軸方向の盲孔7 0を有しており、この盲孔70には圧縮コイルばねが弁閉鎖ばね72として挿入 されており、この弁閉鎖ばね72は、盲孔70内に収容されていて弁閉鎖体とし て働く弁球74を、出口弁68の円錐形の弁座76に押圧する。弁座76は円形 リング状の弁座体78に設けられており、この弁座体78は、押し退け室42に 向けられた端面から、閉鎖栓体44内に挿入されていて、かしめ部80によって 保持されている。 液体の流出は、閉鎖栓体44における半径方向孔82を通して、閉鎖栓体44 を取り囲むリング通路84を介して、ポンプケーシング12における半径方向の 出口孔86へと行われる。 閉鎖栓体44は、スリーブ16のリング段部状の拡大部88内に液密に押し嵌 められている。閉鎖栓体44はポンプケーシング12のかしめ部90によってポ ンプケーシング12内に保持されていて、ポンプケーシング12における段付け された孔14を圧密に閉鎖している。 図示のピストンポンプ10は必要とあらば次のように構成されていてもよい。 すなわち変化実施例では、圧縮コイルばね34がピストン18にではなく、例え ばガイドリング20及びシールリング22の領域においてポンプケーシング12 に支持されている。図示されていないこの変化実施例では、中間設置リング36 と拡開リング38とを省くことができる。この変化実施例における欠点を挙げる とすると、圧縮コイルばね34を、図示の実施例に比べて大きな行程のために設 計しなくてはならないことである。 第3図に部分的にだけ示された、第1図に示されたピストンポンプの変化実施 例は、S字形のリング横断面をもつリング体92を、ポンプケーシング12内に おいてかつピストン18に対して軸方向摺動可能な構成体として、有している。 このリング体92は、容易に滑動可能で案内性の良い形状安定的なプラスチック 、例えば、第1図に示されたピストンポンプ10のガイドリング24と同じ材料 から成っている。リング体 92はピストン18に軸方向摺動可能に被せ嵌められていて、ピストン18とス リーブ16との間のリング状の中間室内に位置している。リング体92は軸方向 で見て、圧縮コイルばね34と弁ケージ30の半径方向フランジ28との間に位 置しており、そしてリング体92は、第1図に示されたピストンポンプのガイド リング24及びシールリング26のように、プレロード下にある圧縮コイルばね 34によってラジアルフランジ28に押し付けられ、ピストンポンプの流入側と 押し退け室との間に十分な圧力差がある場合には、圧縮コイルばね34の力に抗 して半径方向フランジ28から持ち上げられる。 リング体92のS字形のリング横断面を形成する、リング体92の環状の2つ の溝は、そのうちの一方が外方に向かって開放し、かつ他方が内方に向かって開 放しており、両方の溝にはそれぞれシールリング94,96が挿入されている。 一方のシールリング94は、リング体92とスリーブ16との間をシールし、か つ他方のシールリング96はリング体92とピストン18との間をシールしてい る。形状安定的なリング体92を使用することには次のような利点がある。すな わちこの場合リング体92は、圧縮コイルばね34によって加えられる軸方向力 を受け止め、これによってリング体92内に挿入されたシールリング94,96 は、圧縮コイルばね34の力によって負荷されなくな る。これによってシールリング94,96の耐久性が改善され、シールリング9 4,96の摩耗が減じられ、ひいてはそのシール作用が改善される。形状安定的 なリング体92は、シールリング94,96のための取付け条件を最適なものに する。リング体92はピストン18をスリーブ16内において軸方向で案内する ので、別体のガイドリングは不要である。シールリング94,96と一緒にリン グ体92は、ピストン18とスリーブ16との間をシールするので、第1図に示 されたピストンポンプ10のシールリング26は省かれている。同様に、第1図 に示されたピストンポンプの支持リング40もまた不要である。 その他の点では、第3図に示された変化実施例は、第1図に示されたピストン ポンプ10と同じであり、かつ同様に機能する。同じ部材に対しては同一符号が 使用されており、同じ部材に対する説明はここでは省く。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ピストンポンプ、特に車両ブレーキ装置用のピストンポンプであって、往復 行程運動すべく駆動可能なピストンが設けられており、該ピストンがポンプケー シング内に軸方向摺動可能に収容されている形式のものにおいて、ピストンポン プ(10)が、軸方向摺動可能にポンプケーシング(12)内に収容されている 構成体(24,26;92,94,96)を有しており、該構成体がばねエレメ ント(34 )の力に抗してピストン(18)に対して相対的に軸方向摺動可能 であり、かつピストン(18)の横断面を拡大していることを特徴とするピスト ンポンプ。 2. ばねエレメント(34)がピストン(18)に支持されている、請求項1記 載のピストンポンプ。 3. 構成体(24,26)が、ピストン(18)に被せ嵌められたリング体(2 4,26;92,94,96)である、請求項1記載のピストンポンプ。 4. リング体(24,26;92,94,96)が、シールリング及び/又はガ イドリングを有している、請求項3記載のピストンポンプ。 5. その力に抗して構成体(24,26;92,94,96)がピストン(18 )に対して相対的に軸方向摺動可能である前記ばねエレメント(34)が、 プレロードをかけられている、請求項1記載のピストンポンプ。 6. ピストン(10)が、ポンプケーシング(12)と共に位置固定の軸方向ス トッパ(32)を構成体(24,26;92,94,96)のために有しており 、該軸方向ストッパ(32)が、構成体(24,26)を負荷するばねエレメン ト(34)を緊張させる方向における、ポンプケーシング(12)に対する構成 体(24,26)の軸方向運動を制限する、請求項1記載のピストンポンプ。 7. ピストン(18)が軸方向ストッパ(28)を有しており、該軸方向ストッ パ(28)が、構成体(24,26;92,94,96)を負荷するばねエレメ ント(34)を弛緩させる方向における、ピストン(18)に対する構成体(2 4,26)の軸方向摺動距離を制限する、請求項1記載のピストンポンプ。
JP52512199A 1997-10-30 1998-07-30 ピストンポンプ Pending JP2001508854A (ja)

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