JP2001508640A - 共通電流感知素子を有する電流調整される多相モータ駆動装置 - Google Patents

共通電流感知素子を有する電流調整される多相モータ駆動装置

Info

Publication number
JP2001508640A
JP2001508640A JP52799799A JP52799799A JP2001508640A JP 2001508640 A JP2001508640 A JP 2001508640A JP 52799799 A JP52799799 A JP 52799799A JP 52799799 A JP52799799 A JP 52799799A JP 2001508640 A JP2001508640 A JP 2001508640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
current
phase
voltage
sensing element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP52799799A
Other languages
English (en)
Inventor
スコット アラン コルビン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Philips Electronics NV filed Critical Philips Electronics NV
Publication of JP2001508640A publication Critical patent/JP2001508640A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P8/00Arrangements for controlling dynamo-electric motors rotating step by step
    • H02P8/22Control of step size; Intermediate stepping, e.g. microstepping
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P8/00Arrangements for controlling dynamo-electric motors rotating step by step
    • H02P8/12Control or stabilisation of current

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 多相モータ駆動装置において、各相電流が共通感知素子を横切る測定の比率により制御される。各相に対して同じ感知素子を用いることにより、複数の感知素子の間の不一致から生じる不正確さが除去され得る。個別の相電流が共通クロック発生装置から制御される。測定の時に唯一の相電流がその感知素子を通って流れていることを保証するために、相電流の各々を適切に制御することにより、個別の電流及びその感知素子のパラメトリックな値のみに依存するようにその測定が保証される。それによって、共通感知素子を横切る測定された値の比率を介して、相電流の制御はこの共通感知素子のパラメトリックな値に無関係である。

Description

【発明の詳細な説明】 共通電流感知素子を有する電流調整される多相モータ駆動装置発明の背景 1.発明の分野 本発明は、多相モータ用の制御装置、特に多相ステッパーモータ用の制御装置 に関するものである。そのようなモータは、正確で且つ反復可能な角回転、例え ば正確な機械位置決めのために典型的に用いられる。制御される角位置決めは、 そのモータの各相巻線へ供給される電流の比率を適切に調節することにより達成 される。2.関係する技術の記載 多相モータは、互いに対して一定の位相関係を有するモータ内の巻線へ適切な 電流を供給することにより、モータ軸の角回転を正確に調節するために普通に用 いられている。例えば、二相モータは互いに直角である磁極の周りの2セットの 巻線により構成され得る。1セットの巻線に電流を供給することが、モータ軸上 の磁極をその付勢された磁極と強いて整列させ、次に他のセットの巻線に電流を 切り換えることが、その磁極をこの第2組の磁極と強いて整列させて、それによ りその軸の90度回転を強制する。その第2セットの巻線から電流を除去するこ と、及び第1セットの巻線へ逆電流を加えることが、もう一つの90度回転を強 制し、以下同様である。各巻線のセットは、そのモータの、相巻線、あるいは単 に相と呼ばれる。1セットの磁極からもう一つの磁極までの回転、ステップ角、 が完全な360度回転の約数であるように、各相がそのモータ内に複数磁極を具 えてもよい。例えば、8極モータは45度のステップ角を有し、一方16極モー タは22.5度のステップ角を有している。伝統的に、5相モータは普通ではな いけれども、多相モータは2又は3相を有するように設計される。理解を容易に するために、別の方法で注意されないかぎり、二相モータが想定されるが、この 発明の原理は、この技術に熟達した人には明らかなように、二相モータに制限さ れるように意図されてはいない。また、理解を容易にするために、ステッパーモ ータは多相モータの最も普通の形であるから、ここに含まれる原理は直流サーボ モータ、交流同期モータ、その他のような代りの多相モータへ適用できるけれど も、ステッパーモータがここでの図解目的のために表現される。 二相ステッパーモータの両相巻線へ電流を加えることは、その軸を巻線磁極間 のどこかへ強いて位置決めさせ、例えば、上記の直角磁極例における角巻線磁極 へ等しい電流を加えることは、その軸磁極が直角磁極の各々へ等しく誘引される ので、45度回転に帰着する。マイクロステッピングモータは各巻線セットへ加 えられるべき連続に変化できる電流を考慮し、それにより固定された巻線磁極間 の所望の角度位置へ軸を回転させることを可能にする。 各相巻線へ加えられる電流の比率は、所定のステップサイズ内で回転の量を決 定する。上記されたように、等しい電流を加えることは磁極間の中心点への軸の 位置に帰着する。モータ巻線に加えられる電流の制御を達成するために、図1に 示されたようなモータ駆動装置が用いられ得る。図1aにおいて、モータ駆動装 置20は、発振器120、フリップフロップ130、電圧比較器140、及びス イッチS1を具えている。その発振器120はタイミング回路TOSCへ接続さ れ、タイミング回路はフリップフロップ130を周期的にセットするように、発 振器120の公称周波数をセットするために用いられる。そのフリップフロップ 130の出力131がスイッチS1を制御する。巻線100を有するモータMが 電圧源101とスイッチS1との間に直列に接続されている。抵抗Rs110が 共通大地とスイッチS1との間に直列に接続されている。フリップフロップがセ ットされた場合に、スイッチS1がモータMを抵抗Rsへ接続し、それにより電 流がモータMと抵抗Rsとを通って、大地へ電圧源101から流れることを許容 する。フリップフロップがリセットされた場合には、スイッチS1が開かれ、且 つ電流はもはや大地へ抵抗Rsを通って流れない。誘導性装置であるので、モー タM内の電流は瞬間的に零にはなり得ず、この技術に熟達した人々には周知の、 スイッチングの後に流れ/衰微を続けることを誘導性電流に対して許容する成分 は示されない。理解を容易にするために、別の方法で注意されないかぎり、ここ で対象にされる電流は電圧源101に直接関係する電流であって、残留、誘導性 電流と関連する電流ではない。 抵抗Rsの両端間の電圧は電圧源101からモータMへ供給される、今まで巻 線電流と呼ばれた電流と正比例する。電圧比較器140が制御電圧Vcに対して この電圧111を比較する。抵抗Rsの両端間の電圧111が制御電圧Vcと等 しい場合には、フリップフロップ130がリセットされ、電流を終了させる。任 意に、フリップフロップ130はまた、「オフ」時間期間を始めるために、発振 器120へフィードバックされてもよく、すなわち代りに、その発振器がタイミ ング回路TOSCにより決定される公称周波数で自由運転できる。タイミング回 路TOSCにより決定されるタイミング期間の後に、発振器出力121が状態を 変え、且つフリップフロップ130をセットし、それがスイッチS1を閉じ、そ れによりモータMへ再び電流を供給する。かくして、電圧Vcを制御することに より、そのモータへの電流が制御される。 モータMを通って流れる電流の極性をセットするために第2スイッチS2を有 するモータ駆動装置10が図1bに示されている。信号Pによって、巻線への電 流が両方向に流れ得る。ステッパーモータは極性反転を典型的に必要とするので 、図1bに示されたモータ駆動装置10は最も普通に用いられるモータ駆動装置 用の回路である。巻線WA及びWBを具えている二相ステッパーモータM用の一対 のモータ駆動装置10A及び10Bの使用が図2に示されている。制御装置25 0が各相巻線へ加えられるべき電流の極性及び大きさを決定する。所望の電流量 と対応する電圧レベルVcも決められ、その電圧レベルは所望の電流量と電流感 知抵抗Rsとの積である。制御装置が各モータ駆動装置10A及び10Bへ、入 力をそれぞれPa、VCA及びPb、VCBとして与える。各抵抗RSA及びRSBの 両端間の電圧がそれぞれ制御電圧VCA及びVCBと匹敵するまで、上述のように 、抵抗RSA及びRSBを介して、各巻線を大地へ接続することにより、各モータ駆 動装置が巻線へ電流を供給する。 双方の駆動装置が無関係に動作する場合には、双方の巻線が同時にスイッチオ ンされ得て、且つその電源は累積的電流を供給する便宜を図るように設計されね ばならない。これに反して、それらの駆動装置が各々それらの関連する巻線へ順 次に電流を供給するようにそれらの駆動装置が同期される場合には、その電源は 累積的電流よりむしろ、各々に必要な最大電流を供給するように設計される必要 があるだけである。駆動装置10A及び10Bの動作を同期させるための慣習的 な手段が図2に示されている。電流が巻線WAから切り換えられる時をエッジ検 出器210が決定する。スイッチングのこの時に、モータ駆動装置10Bを制御 するタイミング回路TBが、ダイオード220によりリセット値へ強制される。 電流が巻線WAから切り換えられる時に、タイミング回路TBのリセットを強制す ることにより、逐次的方法で、巻線WA内を流れた後に電流が巻線WBへ流れる。 この同期化はエッジ検出器210が電流の停止が検出できるように、巻線WAへ 流れる充分な電流を必要とすることは注意されたい。巻線WAへ流れる電流がエ ッジ検出を妨げるほど少ない場合には、両方の駆動装置が非同期的に動作する。 この同期化の意図は極端な供給電流を防止することであるから、巻線WAへ流れ る電流がわずかである場合の電流の重複は問題と考えられない。 以上に論じられた慣習的な同期モータ制御は、両方の巻線のオンタイムの合計 が全体サイクルタイムより小さいか又はそれと等しいように設計される。この方 法では、一方の巻線に対するオンタイムの長い持続期間は、対応する他方の巻線 の短い持続期間オンタイムによりオフセットされる。図2の慣習的な同期モータ 制御においては、モータ駆動装置10Bのオンタイムがモータ駆動装置10Aの オフタイムより長い場合には、電流が両巻線WAとWBとへ同時に流れることは注 意されたい。この潜在的な重複期間はわずかであること、及びこの潜在的な重複 期間中に、巻線WA内の電流はわずかになることが想定されるので、この潜在的 な同時電流は問題と考えられない。 上記に論じたように、巻線WA及びWB内に適切な電流を発生するように、制御 装置250が必要なように制御電圧VCA及びVCBをセットする。所望の電流に 対するこれらの制御電圧の関連は感知抵抗RSA及びRSBの値と正比例する。制御 電圧を決定する場合には、その制御装置はその抵抗の定格抵抗値を用いねばなら ず、すなわち抵抗値のあらゆる不正確が、モータ軸の位置での結果としての不正 確と共に、ソース電流が加えられる持続期間での不正確として影響される。この 理由のために、高精密応用におけるモータ駆動装置用に用いられる感知抵抗は、 非常に高い公差、典型的には1%以下により典型的に指定される。密接に整合し た対を準備するために、しばしば対の抵抗が手分類される。モータ電流の全部が 感知抵抗を通って流れ、且つそれ故に感知抵抗は高い電流を取り扱いできるよう に指定されることも注意されたい。高電力、厳しい公差の抵抗は高価であり、且 つ高熱応力を受ける。時間がたつと、抵抗値が変わり得て、且つ不正確が導入さ れ得て、すなわち高価なモータ制御装置がしばしば、感知抵抗と関連する不正確 を最小化するために、初期較正及び次の再較正を必要とする。発明の概要 多相モータ制御器のために用いられる電流感知抵抗と関連する不正確により起 される、多相モータ位置決めにおける不正確を最小化することがこの発明の目的 である。 巻線のいずれか内の電流に無関係なサイクルタイムによって、共通のタイミン グ制御によるモータ駆動装置の各々のタイミングを制御することにより、それら の各モータ駆動装置内のフリップフロップ130が相互に相はずれとなるように 制御されることが想定され得る。そのようにすることで、1個の感知抵抗が感知 入力端子へ共通に接続され得て、代りのモータ駆動装置が選択された場合に、各 モータ駆動装置内の電圧比較器140の出力端子が、フリップフロップ130の 状態に影響を有さないことが想定される。すなわち、共通感知素子が巻線の各々 内に流れる電流に影響するが、タイミング回路はあらゆる時に両巻線に流れる電 流を妨げるように、且つ対応する巻線電流が共通抵抗を通って流れる場合にのみ フリップフロップを切り換える電流を感知するように配置される。同じ感知素子 が各相内の電流を感知するように用いられ、且つモータ軸の回転位置が電流の比 率により決められるので、その感知素子の定格抵抗値のあらゆる不正確が除去さ れる。実際には、回転位置はその感知素子の抵抗に完全に無関係になる。時間が たった抵抗の変動が回転精度に影響せず、且つ較正あるいは再較正に対する必要 が最小化される。図面の簡単な説明 図1は従来技術の多相モータ電流制御装置を示している。 図2はマイクロステップ制御装置を有する従来技術の2相同期多相モータを示 している。 図3は本発明によるマイクロステップ制御装置を有する2相同期多相モータを 示している。 図4は本発明によるマイクロステップ制御装置を有する2相同期多相モータに 対するタイミング線図を示している。好適な実施例の説明 図3は、この発明に従ったマイクロステップ制御装置を有する二相同期ステッ パーモータを示し、且つ図4はこのモータ制御装置の動作に関連するタイミング 線図を示している。上記に論じられたように、制御装置250がモータ駆動装置 10A及び10Bへ、それぞれ制御信号(PA、VCA)及び(PB、VCB)を与 える。極性入力、PA及びPB、がそれぞれ、モータM巻線WA及びWBへ加えられ る電流の極性を制御し、且つ制御電圧VCA及びVCBが、それぞれ、モータM巻 線WA及びWBへ加えられる電流の大きさを制御する。クロック発生器310が周 期的クロック信号TA、及び反転されたクロック信号TBを発生する。信号TA及 びTBが図4に示されている。三相モータが用いられる場合には、クロック発生 器は、各々が相互に独占的な位相を有する、3個のタイミング信号を発生する。 モータ駆動装置10A及び10Bは各々図1bに示されたようなモータ駆動装 置10である。モータ駆動装置10のT入力端子が高から低へ切り換わる時に、 発振器120がフリップフロップ130をセットする。フリップフロップの出力 131が高の場合に、スイッチS1が閉じられる。感知入力端子Sにおける電圧 が制御電圧VCを越える場合に、比較器140がフリップフロップ130をリセ ットし、それがスイッチS1を開かせる。 電流が図3における巻線WA又はWBのいずれを通っても流れない初期状態を考 えよう。電流が流れないことにより、モータ駆動装置10A及び10Bのいずれ の感知出力端子SA、SBにおける電圧も零になり、且つモータ駆動装置内の電圧 比較器140の各々が各々のフリップフロップをリセットし、スイッチS1を開 き、それにより両巻線を通る電流を妨げる。時刻401において、クロック信号 TAが低となり、且つモータ駆動装置10A内のスイッチS1が閉じ、上に詳細 に述べたように、巻線WAを感知出力端子SAへ接続する。電流は電圧源101か ら巻線WAを通り、且つ感知抵抗RSを通って共通大地102へ流れる。モータ 駆動装置10Aの感知出力端子SAからの電流はISAと呼ばれる。モータ駆動装 置10Bの感知出力端子SBからの電流はISBと呼ばれる。クロック信号TBは まだ高状態から低状態になっていないので、モータ駆動装置10B内のスイッチ S1は開のままであって、且つ電流ISBは零である。それ故に、感知抵抗RSを 通って流れる電流は独占的にISAになる。モータ駆動装置10A内のスイッチ S1が閉じられている間、図4に421で示されたように、電流ISAが増加す る。この電流が感知抵抗RSの両端間に発生される電圧VSに帰着し、図4におい て441で示された、ISA×RSと等しい。時刻451においてこの電圧VSが 制御電圧VCAを越えた場合に、モータ駆動装置10A内の電圧比較器140が フリップフロップ130をリセットし、且つモータ駆動装置10A内のスイッチ S1を開き、そのことが、図4において422に示されたように、電流ISAを 中止させる。リセットされてしまったフリップフロップ130は、発振器120 へのトリガーが高から低へ再び変わるまで再びセットしない。 時刻402において、クロック信号TBが高から低に変わり、モータ駆動装置 10B内の発振器120をトリガーし、それのフリップフロップをセットさせ、 スイッチS1を閉じ、それにより巻線WBを感知出力端子SBへ接続する。モータ 駆動装置10B内のスイッチS1が閉じられた場合に、電流ISBが巻線WBと感 知抵抗RSとを通って流れる。クロック信号TAが再び高から低へ変わるまで電流 ISAは流れ得ないので、上に論じられたように、感知抵抗RSを通って流れる電 流は独占的に電流ISBであり、且つ感知抵抗RSの両端間の電圧VSは、ISB× RSと等しい。図4における452で、この電圧が制御電圧VCBより大きい場合 には、モータ駆動装置10B内の比較器140がフリップフロップをリセットし 、モータ駆動装置10B内のスイッチS1を開く。モータ駆動装置10B内のス イッチS1が開かれた場合には、図4において432で示されたように、電流I SBが中止する。クロック信号TBが再び高から低へ変わるまで、電流ISBは再 び流れない。 時刻403において、クロック信号TAが高から低へ変わり、発振器120を トリガーし、フリップフロップ130をセットし、且つモータ駆動装置10A内 のスイッチS1を閉じ、それにより電流ISAが再び流れることを許容する。電 圧VSが図4における453で再び制御電圧VCAを越えるまで、423で示され たように電流ISAが増加する。時刻404において、クロック信号TBが高から 低に変わり、454において、電圧VSが再び制御電圧VCBを越えるまで電流I SBが433で示されたように再び流れる。これらのサイクルがクロック信号TA の各サイクルにより反復し、互いに周期的で且つ不一致で、電流が巻線WA及び WBの内に流れることを交互に許容する。 図4に示されたように、電圧源101からの電流ISUPPLYは、電流ISA及び ISBの非零切片421、431、423、433等を具えている。感知抵抗RS の両端間の電圧VSが、クロック信号TAとTBとの半サイクル内で常に制御電圧 VCA又はVCBを越えることを呈するように、前記の制御装置250からの制御 電圧VCA及びVCBが制限される。図3の回路と図4に示されたタイミング関連 は、この発明の実施例に対して示されており、そこでは慣習的なモータ駆動装置 10が各巻線への電流を制御するために用いられている。この技術に熟達した人 には明らかなように、代りの装置がこの発明の精神と意図とに合致し得る。例え ば、クロック発生器310が線TA及びTB上に短い持続期間パルスを発生した場 合に、これらの短い持続期間パルスがフリップフロップ130を直接セットする ようにすることにより、発振器120は除去され得る。 前述のように、比較器140に各駆動装置の半サイクル内にフリップフロップ をリセットさせるレベルへ、巻線電流が上がるように、制御電圧VCA及びVCB は制限されねばならない。代りに、電流が駆動装置の半サイクル持続期間を超え て流れるのを防止するために、低から高へのクロック信号Tの切換は各半サイク ルリセットを強制するために用いられ得る。 かくして提供される解決は共通制御装置の半サイクルタイムへ両巻線のオン時 間をさらに制限するのに対して、上述のように、慣習的な同期モータ制御装置は 双方の巻線のオン時間の合計が全体サイクルタイムより短いか又はそれと等しい ように典型的に設計されることは注意されたい。この技術に熟達した人には明ら かなように、クロック発生器310は非対称サイクルを発生するように、制御装 置250へ結合され得て、ここでクロック信号TAの感知位相の持続期間は巻線 WA内の所望の電流に依存して調節され、且つ非感知位相は巻線WB内の所望の電 流に依存して調節される。この方法においては、ここに述べられた発明は慣習的 な同期モータ制御装置と同じレベルの効率を準備でき、以下に論じるように、大 幅に高い位置精度を依然として達成できる。ステッパーモータの位置決めは巻線 を通って流れる電流の比率により決められる。制御電圧は適切な比率を作るよう に決められる。図2に示されたように、慣習的なシステムにおいては、制御電圧 VCA及びVCBは以下のように決められることがわかった。すなわち VCA=IA×RSA、及びVCB=IB×RSB ここで、RSA及びRSBはこれらの素子の公称抵抗を表現している。RSA’及び RSB’にそれぞれ感知素子RSA及びRSBの実際の抵抗値を表現させよう。さらに IA’及びIB’にそれぞれ巻線WA及びWBを通って流れる実際の電流を表現させ よう。実際の感知電圧VA’及びVB’が、それぞれVCA及びVCBと等しい場合 に、図2のモータ駆動装置の各々において、電圧比較器140がフリップフロッ プ130をリセットする。 VCA=VA’=IA’×RSA'、及びVCB=VB’=IB’×RSB’ 又は、IA’=VCA/RSA'、及びIB’=VCB/RSB’ IA’=IA×RSA/RSA'、及びIB’=IB×RSB/RSB’ 作られた実際の電流比率に対して IA’/IB’=IA/IB×(RSA×RSB')/(RSA’×RSB) かくして、慣習的なモータ制御システムにおいて、実際の電流比率は所望の電 流比率と(RSA×RSB')/(RSA’×RSB)の係数により異なる。この係数は モータ駆動装置を制御するために用いられる感知素子RSA、RSBにおけるあらゆ る偏差により導入されるエラー係数である。 本発明によると、ステッパーモータの各相に対する感知電圧VSが同じ感知抵 抗RSと正比例し、且つ各駆動装置がそれぞれの制御電圧VCA及びVCBと比較 して、この感知電圧に基づいて電流を制御する。かくして、本発明によると、図 3の制御電圧は VCA=IA×RS、及びVCB=IB×RS として決定される。上述したように、感知抵抗RSの実際の値はRS’であると仮 定しよう。抵抗抗RSがRS’の実際の値を有する場合に、IA’及びIB’に巻線 WA及びWBを通る実際の電流を表現させよう。実際の感知電圧VS’がクロック 信号TAの各半サイクル中に、それぞれ制御電圧VCA及びVCBと等しい時に、 図3のモータ駆動装置の各々において、比較器140がフリップフロップ130 をリセットする。 VCA=VS’(TAが低である場合)=IA’×RS’、及び VCB=VS’(TAが高である場合)=IB’×RS’、 又は、IA’=VCA/RS’、及びIB’=VCB/RS’、 IA’=IA×RS/RS'、及びIB’=IB×RS/RS’ 作られた実際の電流比率に関して、 IA’/IB’=IA/IB×(RS×RS')/(RS’×RS)=IA/IB かくしてIA’/IB'、実際の電流比率、は感知抵抗として用いられる抵抗素 子の定格又は実際値に関係無く、所望の電流比率、IA/IB、と等しいことがわ かる。精度を決めるのは電流の比率であるから、本発明によると、精度は感知抵 抗として用いられる抵抗素子の定格又は実際の値に無関係であることがかくして わかる。 以上の記載は本発明の原理を図解するものである。従ってこの技術に熟達した 人々は、種々の装置を案出することが可能であり、それらはここに明示的に記載 されあるいは示されていないけれども、本発明の原理を具体化し、且つ従って本 発明の精神又は範囲内にあることが認識される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも第1相巻線と第2相巻線とを有するモータ、 少なくとも第1制御電圧と第2制御電圧とを与えるための制御装置、 前記第1及び第2相巻線へそれぞれ第1及び第2電流を供給するための少な くとも第1及び第2モータ駆動装置、 を具えており、 前記第1及び第2モータ駆動装置がそれぞれ第1及び第2タイミング信号に 応じてそれぞれ前記第1及び第2電流を供給し、且つ第1感知電圧が前記第1 制御電圧を越えた場合に前記第1電流を終結させ、且つ第2感知電圧が前記第 2制御電圧を越えた場合に前記第2電流を終結させる、 多相モータシステムにおいて、 前記のシステムが更に、 少なくとも第1タイミング信号と第2タイミング信号とを供給するためのク ロック発生器であって、前記第1及び第2タイミング信号は互いに対して位相 はずれであるクロック発生器、及び 前記第1及び第2モータ駆動装置に対して共通に、接続された感知素子であ って、該感知素子は、 前記第1モータ駆動装置が前記第1相巻線へ前記第1電流を供給する場合に は、前記第1電流が前記感知素子の両端間に前記第1感知電圧を誘起し、且つ 前記第2モータ駆動装置が前記第2相巻線へ前記第2電流を供給する場合に は、前記第2電流が前記感知素子の両端間に前記第2感知電圧を誘起する、よ うに接続されている感知素子、 を具えていることを特徴とする多相モータシステム。 2.請求項1記載の多相モータ制御システムにおいて、前記モータ駆動装置の各 各が、 タイミング信号に応じてトリガー出力を発生するためのトリガー回路、 前記制御電圧に対して前記感知電圧を比較し、且つ比較出力を発生するため の電圧比較器、 前記相巻線へ電流を供給するためのスイッチ、及び 前記トリガー出力と前記比較出力とに依存して前記スイッチを制御するため の論理デバイス、 を具えていることを特徴とする多相モータ制御システム。 3.請求項1又は2記載の多相モータ制御システムにおいて、前記感知素子が抵 抗であることを特徴とする多相モータ制御システム。 4.請求項1〜3のいずれか1項記載の多相モータ制御システムにおいて、前記 タイミング信号のうちの1個以上が前記制御電圧のうちの1個以上に応じて前 記クロック発生器により供給されることを特徴とする多相制御モータシステム 。 5.少なくとも第1相巻線と第2相巻線とを有するモータを制御するための多相 モータ制御システムであって、該制御システムは、 少なくとも第1制御電圧と第2制御電圧とを与えるための制御装置、 それぞれ前記第1及び第2相巻線へそれぞれ第1及び第2電流を供給するた めのそれぞれ少なくとも第1及び第2モータ駆動装置、 を具えており、 それぞれ前記第1及び第2モータ駆動装置はそれぞれ第1及び第2タイミン グ信号に応答してそれぞれ前記第1及び第2電流を供給し、且つそれぞれ第1 及び第2感知電圧がそれぞれ前記第1及び第2制御電圧を越えた場合にそれぞ れ前記第1及び第2電流を終結させる、 多相モータ制御システムにおいて、 該システムが更に、 少なくとも第1タイミング信号と第2タイミング信号とを供給するためのク ロック発生器であって、前記第1及び第2タイミング信号は互いに対して位相 はずれであるクロック発生器、及び 前記第1及び第2モータ駆動装置に対して共通に接続された感知素子であっ て、該感知素子は、 前記第1モータ駆動装置が前記第1相巻線へ前記第1電流を供給する場合に は、前記第1電流が前記感知素子の両端間に第1感知電圧を誘起し、且つ 前記第2モータ駆動装置が前記第2相巻線へ前記第2電流を供給する場合に は、前記第2電流が前記感知素子の両端間に第2感知電圧を誘起する、 ように接続されている感知素子、 を具えていることを特徴とする多相モータ制御システム。 6.請求項5記載の多相モータ制御システムにおいて、前記モータ駆動装置の各 各が、 タイミング信号に依存してトリガー出力を発生するためのトリガー回路、 制御電圧に対して感知電圧を比較し且つ比較出力を発生するための電圧比較 器、 相巻線へ電流を供給するためのスイッチ、及び 前記トリガー出力と前記比較出力とに依存して前記スイッチを制御するため の論理装置、 を具えていることを特徴とする多相モータ制御システム。 7.請求項5又は6記載の多相モータ制御システムにおいて、前記の感知素子が 抵抗であることを特徴とする多相モータ制御システム。 8.請求項5又は6記載の多相モータ制御システムにおいて、1個以上の前記タ イミング信号が1個以上の前記制御電圧に応じてクロック発生器により供給さ れることを特徴とする多相モータ制御システム。
JP52799799A 1997-11-21 1998-11-09 共通電流感知素子を有する電流調整される多相モータ駆動装置 Ceased JP2001508640A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/976,525 1997-11-21
US08/976,525 US5877608A (en) 1997-11-21 1997-11-21 Current regulated multiphase motor driver with a common current sense element
PCT/IB1998/001785 WO1999027644A2 (en) 1997-11-21 1998-11-09 Current regulated multiphase motor driver with a common current sense element

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001508640A true JP2001508640A (ja) 2001-06-26

Family

ID=25524182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52799799A Ceased JP2001508640A (ja) 1997-11-21 1998-11-09 共通電流感知素子を有する電流調整される多相モータ駆動装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5877608A (ja)
EP (1) EP0956640A2 (ja)
JP (1) JP2001508640A (ja)
WO (1) WO1999027644A2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7109742B2 (en) * 2004-07-12 2006-09-19 Motorola, Inc. Current sensing in a two-phase motor
JP7073849B2 (ja) * 2018-03-29 2022-05-24 セイコーエプソン株式会社 モーター制御回路、ムーブメント、電子時計
KR20210153366A (ko) * 2020-06-10 2021-12-17 엘지전자 주식회사 2상 모터 어셈블리

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55161681A (en) * 1979-06-04 1980-12-16 Canon Inc Recorder
JPS5643575A (en) * 1979-09-18 1981-04-22 Seiko Instr & Electronics Ltd Electronic clock
IT1133107B (it) * 1980-09-18 1986-07-09 Honeywell Inf Systems Circuito di pilotaggio di un motore passo-a-passo
JPS58144598A (ja) * 1982-02-22 1983-08-27 Ricoh Co Ltd ステツピングモ−タの駆動方式
US4825133A (en) * 1986-08-05 1989-04-25 Oki Electric Industry Co., Ltd. Electromechanical actuator control system
IT1222824B (it) * 1987-10-05 1990-09-12 Sgs Microelettrica Spa Circuito di controllo di commutazione di corrente in carichi induttivi multipli,a singolo sensore di corrente,particolarmente per avvolgimenti di motori a passo

Also Published As

Publication number Publication date
WO1999027644A2 (en) 1999-06-03
WO1999027644A3 (en) 1999-07-29
US5877608A (en) 1999-03-02
EP0956640A2 (en) 1999-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6215039B2 (ja)
EP0267283A1 (en) Brushless dc motor
JPH03183394A (ja) デジタルフィルタリングシステムを使用してロータ用位置センサなしに多相ブラシュレスモータを制御する方法
JPH0937585A (ja) ブラシレスモ−タ
JPH037089A (ja) センサレス方式ブラシレスモータ
JPWO2005083876A1 (ja) モータ駆動装置及びモータを有する電気機器
JPH03178597A (ja) 電動機巻線電流の制御方法および制御装置並びに制御信号発生装置
JP6429777B2 (ja) 電動モータの巻線で検出されたゼロ電流に従って電動モータに印加された駆動信号の位相を自動的に調整するための、およびゼロ電流を検出するための電子回路および方法
WO1997008818A1 (en) Controlling brushless direct current motors
JP4653814B2 (ja) ブラシレス直流モータのロータ位置をセンサレスで検出するための方法および回路
US6512342B2 (en) Brushless motor driving device
JPH03190591A (ja) 直流電圧回路網に接続され多相電機子巻線を有する同期電動機の作動回路装置
JP2001508640A (ja) 共通電流感知素子を有する電流調整される多相モータ駆動装置
JPH0789758B2 (ja) ステップ・モ−タ制御方法および装置
JPS5843200A (ja) ステツプモ−タの励磁方式
JPH06245586A (ja) 双方向チョッパ・トランスコンダクタンス増幅器
KR20000006036A (ko) 전기모터의전력공급용회로장치
JP2010178477A (ja) ドライバ回路
JP3095789B2 (ja) モータの定速回転制御装置
JPH051999Y2 (ja)
JPH0669313B2 (ja) 誘導電動機の制御装置
JPH05122983A (ja) 永久磁石モータの制御装置
JPH04222487A (ja) モータの定速回転制御装置
SU1647838A1 (ru) Способ перевозбуждени гистерезисного электродвигател
JPH01214295A (ja) ステッピングモータ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070911

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071211

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080128

A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20080508

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080617