JP2001507730A - ポリオレフィン用改質剤 - Google Patents

ポリオレフィン用改質剤

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JP2001507730A JP52996298A JP52996298A JP2001507730A JP 2001507730 A JP2001507730 A JP 2001507730A JP 52996298 A JP52996298 A JP 52996298A JP 52996298 A JP52996298 A JP 52996298A JP 2001507730 A JP2001507730 A JP 2001507730A
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イー. エイモス,スティーブン
イー. ニールセン,ケント
エー. ウィッキイ,マーカス
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ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 以下の式(I)

Description

【発明の詳細な説明】 ポリオレフィン用改質剤技術分野 本発明は、ポリプロピレンなどのポリオレフィンから生成される組成物の特性 を改善可能なスルホネート改質剤に関する。これらの改質剤は、ポリマーおよび ポリマー配合物に添加されるとその光学的特性および物性を改善する。また、本 発明は、ポリオレフィンおよび本願明細書に記載の改質剤を含有する組成物と、 本発明の改質剤を用いてポリオレフィンの光学的特性および物性を改善するため の方法にも関する。発明の背景 ポリプロピレンをはじめとするポリオレフィンは、様々な工業用途に用いられ ている。これらの用途の中には、包装用や保存容器、使い捨て医療装置など、製 品または物品が光学的に透明であることが必要または望ましいものもある。ポリ オレフィンの光学的特性および物性は、結晶化プロセスの際の核形成速度および 核形成部位の数に大きく左右される。安定化ポリプロピレンなどのポリオレフィ ンでの結晶化プロセス全体の核形成段階は一般に遅いため、形成される核形成部 位の数は比較的少ない。これらの核形成部位は、以後の結晶化段階において球晶 が成長を開始する点である。部位数が少ないため、球晶は大きく成長することが できる。球晶の大きさが入射光の波長よりも大きくなると、光が散乱するためポ リオレフィンの見た目は曇った状態になる。 処理の際に核形成剤および/または透明剤(改質剤)を添加する ことによって、球晶の大きさを小さくし、ポリオレフィンの光学的特性を改善す ることができる。これらの薬剤は、核形成部位の数を増やし、よって核形成速度 を高める。これらの部位において形成される球晶の大きさは小さく、このような 不均質な核形成の結果として球晶の数は一層多くなる。この球晶は入射光の波長 よりも小さく、光の散乱を実質的に抑えるため、樹脂は透明に見える。 球晶の大きさが小さくなることは、ポリオレフィンの物性にも影響する。例え ば、改質剤を添加することで、樹脂の曲げ弾性率、加熱撓み温度、衝撃強さおよ び破断点仲びを変えることができる。核形成が不均質になるほど樹脂の結晶化開 始温度が高くなる。これによって、処理時のサイクルタイムを抑え、製造効率を 高めることができる。 核形成剤および透明剤は、ポリマーの技術分野では一般に知られている。米国 特許第5,135,975号には、業者間でMilliken Chemica ls製のMilladTM製品群として知られる透明剤が記載されている。これら の添加剤、特にMilladTM 3988は優れた官能特性および耐プレートア ウト性を有するが、白色斑点が表れる結果となる分散体の問題に遭遇した利用者 もいる。このような白色斑点が表れるのを防止するには比較的高いプロセス温度 が必要である。これに関連した透明剤が、特開昭57−018682号および特 公昭61−017834号に記載されている。 米国特許第5,342,868には、様々な有機リン塩を様々な結晶性合成樹 脂用の透明剤として使用することが記載されている。これらの添加剤は良く機能 するが、高コストであるがゆえに大規模で使用するには多少なりとも非経済的な ものである。 従来技術においては、ポリオレフィンと相溶かつポリオレフィン 処理条件下で安定であり、ポリオレフィンの光学的特性および/または物性を改 善し、効率的に得るまたは生成できる、ポリプロピレンなどのポリオレフィンに 添加可能な薬剤に需要がある。発明の開示 本願発明者らは、式(I)の化合物のスルホン酸塩が、特に核形成剤および/ または透明剤としてポリオレフィン用の有用な改質剤であることを見出した。 式中、Xは独立に、NH+、NH2 +、CHまたはCH2であり、 Yは、 C1-18アルキレン、 C2-18アルケニレン、 C3-18シクロアルキレン、 C4-18シクロアルケニレンまたは アリーレンであり、 Zは存在しないか、あるいは C1-18アルキレン、 C2-18アルケニレン、 C3-18シクロアルキレン、 C4-18シクロアルケニレンまたは アリーレンであり、 R1は各々独立に、 −H、 C1-18アルキルであるか、または同一炭素原子のR1基の組み合わせでオキソ 基を形成してもよい。 したがって、本発明によれば、ポリオレフィンと、核形成および/または透明 化に有効な量の式(I)の化合物のスルホン酸塩とを含む組成物が得られる。 さらに、本発明によれば、有効量の式(I)の化合物のスルホン酸塩をポリオ レフィンに添加することで、ポリオレフィンの結晶度を高める方法も得られる。 式(I)の化合物のスルホン酸塩は、例えば核形成剤および/または透明剤な ど、ポリオレフィン用の改質剤として作用する。核形成剤は、結晶形成部位を提 供することによって、ポリオレフィンの強度、耐候性、溶剤耐性、加熱撓み温度 などの物性を改善するよう作用し、一層数多くの球晶を形成させる。これらの球 晶が可視光線を散乱させられるだけの十分な大きさのものである場合には、ポリ オレフィン材料は光学的に透明にはならない。透明剤を用いることで、可視光線 をあまり散乱させない十分に小さな球晶が形成され、光学的に一層透明な組成物 が得られる。通常、降伏応力および耐衝撃性などの、ポリオレフィンの様々な物 性は、球晶の大きさが小さくなるにつれて変化しやすくなるため、使用する改質 剤のタイプおよび量を決定する際には、所望の光学的透明度および物性が釣り合 うようにする必要がある。発明の詳細な説明 本発明の改質剤は、式(I)の化合物のスルホン酸塩である。 式中、Xは独立に、NH+、NH2 +、CHまたはCH2であり、 Yは、 C1-18アルキレン、 C2-18アルケニレン、 C3-18シクロアルキレン、 C4-18シクロアルケニレンまたは C3-18アリーレンであり、 Zは存在しないか、あるいは C1-18アルキレン、 C2-18アルケニレン、 C3-18シクロアルキレン、 C4-18シクロアルケニレンまたは C3-18アリーレンであり、 R1は各々独立に、 −HまたはC1-18アルキルであるか、または同一炭素原子のR1基の組み合わ せでオキソ基を形成してもよい。 上記の式において、アルキル基、アルキレン基およびアルケニレン基は各々、 直鎖または枝分れのものが可能である。例えば、「C1-18アルキル」としては、 メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、i− ブチル、t−ブチルなど が挙げられる。シクロアルキレン基、シクロアルケニレン基およびアリーレン基 としては、特定数までの炭素原子でアルキル置換された基が挙げられる。 「アリーレン」としては、炭素環式およびO、SまたはN複素環式アリールが 挙げられるが、好ましくは炭素環式アリールであり、最も好ましくはフェニルで ある。 化合物の各環は、最大で8個の環形成原子を有する。 本発明において有用な化合物の中には、1個または複数のキラル中心を含有し ているものもある。この例では、本発明は、エナンチオマーまたはジアステレオ マー各々ならびにエナンチオマーまたはジアステレオマーの混合物(例えばラセ ミ混合物)を含む。 Yおよび/またはZが二価の環式基であるものなどの縮合環系について見ると 、1位および2位での結合が通常は好ましいが、1,1および1,3などの他の タイプの縮合も可能である。 本発明の改質剤において有用なスルホン酸は、式R−SO3−H(式中、Rは 適当な脂肪族または芳香族基のどのようなものであってもよい)で表されるどの ような基であってもよい。好ましくは、Rは、 (式中、R2は各々独立に、 C1-18アルキルであってxが0〜5、 C1-18アルキル、 C1-18フルオロアルキル である)と、(式中、 RおよびR’は独立に、 C1-18アルキレンから選択され、 R3は各々独立に、−HまたはC1-18アルキルである)と、からなる群から選 択される。 フルオロアルキル基は、フッ素原子で置換された1個または複数のアルキル水 素原子を有することが可能であり、パーフルオロアルキル基を含む。 好ましいスルホン酸の1つは、以下の式を有する。 好ましい改質剤は、以下の式で表されるものである。 所望の光学的特性および/または物性を組成物に持たせるのに十分な量の改質 剤を本発明の組成物中に含むことが可能である。好ましくは、組成物の総重量に 対して約0.001〜1重量%、さらに好ましくは約0.15〜0.7重量%の 範囲の量で組成物中に改質剤を存在させることが可能である。 本発明のスルホネート改質剤を調製するのに用いられるアミンおよびスルホン 酸は周知のものであり、市販されている。適当な有機溶剤中でこのアミンとスル ホン酸とを混合することによって、上記の塩を調製することができる。 本発明の改質剤は、ポリプロピレンならびに、少なくとも1種のオレフィン系 モノマーを含有するモノマー由来のポリオレフィンコポリマーなどのポリオレフ ィンの物性を改善することができる。ASTM D−1238によれば、ポリオ レフィンの溶融流量は通常は約1〜70、好ましくは約7〜35g/10分であ る。 本発明の組成物において有用なポリオレフィンとしては、一般式CH2=CH R”(式中、R”は、水素またはC1-18アルキルである)で表される1種または 複数のオレフィン系モノマー由来のポリマーおよびコポリマーが挙げられる。こ のようなモノマーの例としては、プロピレン、エチレンおよび1−ブテンが挙げ られるが、通常はプロピレンが好ましい。かかるオレフィン系モノマー由来の ポリオレフィンの代表的な例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ テン−1、ポリ(3−メチルブテン)、ポリ(4−メチルペンテン)の他、エチ レンと、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、 4−メチル−1−ペンテンならびに1−オクタデセンとのコポリマーが挙げられ る。 このポリオレフィンは、オレフィン系モノマー由来のコポリマーと、オレフィ ン系モノマーと共重合可能な1種または複数の他のコモノマーとを任意に含んで もよい。これらのコモノマーは、ポリオレフィンの総重量に対して約1〜10重 量%の範囲の量でポリオレフィン中に存在させることが可能である。有用な上記 のようなコモノマーとしては、例えば、ビニルアセテート、ビニルプロピオネー ト、ビニルブチレート、ビニルクロロアセテート、ビニルクロロプロピオネート などのビニルエステルモノマー;アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、メ チルアクリレート、エチルアクリレート、N,N−ジメチルアクリルアミド、メ タクリルアミド、アクリロニトリルなどの、アクリルおよびα−アルキルアクリ ル酸モノマーおよびこれらのアルキルエステル、アミド、ならびにニトリル;ス チレン、o−メトキシスチレン、p−メトキシスチレンおよびビニルナフサレン などのビニルアリールモノマー;塩化ビニル、塩化ビニリデンおよび臭化ビニリ デンなどのビニルおよびビニリデンハライドモノマー:ジメチルマレエートおよ びジエチルマレエートなどの、マレイン酸およびフマル酸のアルキルエステルモ ノマー;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエー テルおよび2−クロロエチルビニルエーテルなどのビニルアルキルエーテルモノ マー;ビニルピリジンモノマー;N−ビニルカルバゾールモノマーならびにN− ビニルピロリドンモノマーが挙げられる。 このポリオレフィンは、遊離カルボン酸基を含有する、ポリオレ フィンの金属塩形態あるいはその配合物を含有していてもよい。前記カルボン酸 ポリマーの塩を得るのに使用可能な金属の例としては、ナトリウム、リチウム、 カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、バリウム、亜鉛、ジルコ ニウム、ベリリウム、鉄、ニッケルおよびコバルトなど、一価、二価および三価 の金属が挙げられる。 好ましいポリオレフィンとしては、プロピレンと、エチレン、1−ブテン、1 −ヘキセン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテン、ビニルアセテートある いはメチルアクリレートとのポリプロピレンホモポリマーおよびコポリマーが挙 げられる。 これらのポリオレフィンは、上記のポリオレフィンと、酸化防止剤、光安定剤 、酸中和剤、充填剤、粘着防止剤および顔料などの従来のアジュバントを含有す る他のポリオレフィンまたはそのコポリマーまたは配合物との配合物を含むこと も可能である。 本発明において有用なポリオレフィンの代表的な配合物としては、ポリエチレ ンとポリプロピレンとの配合物、低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンとの 配合物、オレフィン系モノマーおよび上述した任意の共重合可能なコモノマ−1 種または複数から誘導されるオレフィンコポリマーとポリエチレンとの配合物( 例えば、エチレンとアクリル酸とのコポリマー;エチレンとメチルアクリレート とのコポリマー;エチレンとエチルアクリレートとのコポリマー;エチレンとビ ニルアセテートとのコポリマー;エチレン、アクリル酸およびエチルアクリレー トのコポリマー、エチレン、アクリル酸およびビニルアセテートのコポリマーな ど)が挙げられる。 この改質剤については、改質剤の実質的な分解または気化を発生させないもの であればどのような方法でポリオレフィンに導入してもよい。これは、メルトミ キサーや押出機などの適当な任意の混合 方法を用いて達成可能である。フレーク、顆粒またはペレット状のポリオレフィ ンに改質剤をドライブレンドしてもよい。改質剤の液状溶融物、分散体、懸濁液 または溶液と、フレーク、顆粒またはペレット状のポリオレフィンとを組み合わ せてもよい。あるいは、ポリオレフィン中の改質剤の濃縮配合物をまず最初に調 製し、次いでこれとポリオレフィンとを配合して最終的な所望の濃度の改質剤を 得てもよい。このような濃縮配合物を調製する場合、改質剤を濃縮配合物中に約 0.5〜5重量%の範囲で存在させることが可能である。 必要であれば、改質剤に以外に他の成分をポリオレフィンに添加してもよい。 このような成分の例としては、顔料、酸化防止剤、酸中和剤、帯電防止剤、紫外 線吸収剤およびヒンダードアミン安定剤が挙げられる。 ポリオレフィンが結晶化しはじめる前に改質剤の適当な分散体が得られること を条件として、ポリオレフィンの処理中のどの時点でポリオレフィンに改質剤を 添加してもよい。 所望量の改質剤を含有するポリオレフィンを、従来技術において周知の任意の 方法で必要に応じて物品に成形することが可能である。例えばポリマーに対して 射出成形や押出成形、熱成形、圧縮成形などを施し、所望の形状および物品を得 ることが可能である。 以下の実施例を参照して本発明をさらに説明する。これらの実施例は一例とし て挙げるものであり、本発明を限定するものではないことは理解できよう。 実施例 調製例 ジアミンアダクト各々について、スルホン酸(2当量)をEtO H(10mL)に溶解させた溶液を、対応するジアミンのEtOH(10mL) 溶液に添加した。この反応混合物を室温にて30分間攪拌した。得られた固体を 濾過し、EtOHで洗浄し、乾燥させた。 調製例1 1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンジ−p−トルエンスルホネ ートの調製 上記の手順に続いて、ジアゾビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO) (997mg、8.9mmol)とp−トルエンスルホン酸 H2O(3.39 g、17.8mmol)とを反応させることによって、生成物3.53g(87 %)を無色の固体として得た。 調製例2 1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンジメタンスルホネートの調 製 上記の手順に続いて、DABCO(1.00g、8.9mmol)とメタンス ルホン酸(1.72g、17.8mmol)とを反応させることによって、生成 物1.54g(57%)を無色の固体として得た。調製例3 1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンジ−(±)−10−カンフ ァースルホネートの調製 上記の手順に続いて、DABCO(1.00g、8.9mmol)と(±)− 10−カンファースルホン酸(4.14g、17.8mmol)とを反応させる ことによって、生成物3.68g(72%)を無色の固体として得た。 調製例4 1,4−ジアゾニアシクロヘキサンジ−p−トルエンスルホネートの調製 上記の手順に続いて、ピペラジン(997mg、11.6mmol)とp−ト ルエンスルホン酸H2O(4.42g、23.2mmol)とを反応させること によって、生成物4.63g(93%) を無色の固体として得た。 調製例5 1−アゾニア−3−オキソ−ビシクロ[2.2.2]オクタンp−トルエンスル ホネートの調製 キヌクリジン−3−オンHCl(2.00g、12.4mmol)をH2O( 20mL)中に溶解させた溶液を、pHが14に達するまで10%NaOHで処 理した。この溶液に飽和するまでNaClを溶解させ、得られた溶液をエチルア セテート(EtOAc)(2×30mL)で抽出した。この混合有機相をブライ ンで洗浄し、Na2SO4上にて脱水した。溶剤を除去することで、遊離アミン9 99mg(64%)が無色の固体として得られた。 このアミン(999mg、8.0mmol)をEtOH(10mL)に溶解さ せた溶液に、p−トルエンスルホン酸H2O(1.52g、8.0mmol)を EtOH(10mL)に溶解させた溶液を添加した。この反応混合物を室温にて 30分間攪拌した。得られた透明な溶液を濃縮し、わずかに黄色味のある固体2 .09g(88%)を乾燥させた。 以下の実施例では、ポリオレフィンおよび透明化および/または核形成化用添 加剤からなる様々な組成物を調製した。ASTM D−794−85に従って2 0℃/分で動作させた示差走査熱量計(DSC)を用いて結晶化特性を測定し、 ASTM D 1003−92を用いて曇りを測定することによって、これらの 組成物を評 価した。特に明記しない限り、比率はいずれも重量%である。組成例 Haake Rheocord 90メルトミキサーにおいて、調製例1の化 合物0.950gと、オハイオ州CincinnatiのQuantum Ch emical Co.から入手可能なQuantumTM 8310 GOを19 0gとを混合することによって、本発明の組成物を生成した。このポリマーは、 3%エチレンを有するランダムコポリマーであり、IrganoxTM 1010 酸化防止剤300ppmと、UltranoxTM 626酸化防止剤500pp mと、ステアリン酸カルシウム1000ppmとからなる添加剤パッケージを含 有していた。 この組成物を200℃かつ15rpmで3分間混合し、続く設定条件との間に 1分の移行時間を設けた後170℃かつ50rpmでさらに5分間混合した。 組成物の結晶化パラメータをDSCによって求めた。試料を200℃まで加熱 し、10分間維持し、1分あたり20℃の速度で約40℃まで冷却した。開始時 およびピーク時の結晶化温度を記録した。 組成物の透明化能を判断するために、この組成物6.5〜7gをCarver ホットプレスにて3分で200℃まで加熱することによって、曇った圧縮成形プ ラックを作製した。0.5mmのスペーサを用いて4分で上記の試料を(10, 000psi)までプレスした。次に、上記のプラックを20〜25℃まで水冷 した。続いてBYK Gardener XL−211 Hazegard S ystemにて曇り度パーセントを測定し、曇り度を求めた。 オレフィンおよび調製例2〜5の化合物から同様の組成物を調製した。対照例 対照例では、核形成剤または透明剤を用いないこと以外は組成例で説明したも のと同様にして圧縮成形プラックを作製した。Cincinnati Mila cron 50 ACT−D射出成形装置を用いてプラックを作製することによ って、対照材料の曇り度%を求めた。装置を230℃で動作させ、金型を32℃ に維持した。約30秒後、厚さ1.2mmのプラックを金型から離型し、上記の 通り評価した。 上述した手順を用いて改質剤の性能を評価した。結果を表1に示す。 表1:核形成剤/透明剤としてのアンモニウムスルホネート 上記の明細書および実施例は本発明を完全に説明するものである。しかしなが ら、本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく多くの変形が可能であるため、 本発明の範囲は以下の請求の範囲によってのみ判断される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年11月18日(1998.11.18) 【補正内容】 請求の範囲 1. ポリオレフィンと、有効量の改質剤とを含む組成物であって、前記改質剤 が、式(I)の化合物 (式中、Xは独立に、NH+またはNH2 +であり、 Yは、 C1-18アルキレン、 C2-18アルケニレン、 C3-18シクロアルキレン、 C4-18シクロアルケニレンまたは C3-18アリーレンであり、 Zは存在しないか、あるいは C1-18アルキレン、 C2-18アルケニレン、 C3-18シクロアルキレン、 C4-18シクロアルケニレンまたは C3-18アリーレンであり、 R1は各々独立に、 −HまたはC1-18アルキルであるか、または同一炭素原子の R1基の組み合わせでオキソ基を形成してもよい)のスルホン酸塩を含む、組成 物。 2. XがNH+である請求項1に記載の組成物。 3. YがC1-18アルキレンである請求項1に記載の組成物。 4. ZがC1-18アルキレンである請求項1に記載の組成物。 5. Zが欠如し、Xが各々NH2 +である請求項1に記載の組成物。 6. スルホン酸が以下の一般式 (式中、R2は各々独立に、C1-18アルキルであり、xは0〜5である)で表さ れる化合物である、請求項1に記載の組成物。 7. スルホン酸が、式R−SO3H(式中、RはC1-18アルキルまたはC1-18 フルオロアルキルである)で表される化合物である、請求項1に記載の組成物。 8. スルホン酸が、以下の式 (式中、RおよびR’は独立にC1-18アルキレンから選択され、R3は各々独立 にHまたはC1-18アルキルである)で表される化合物である、請求項1に記載の 組成物。 9. スルホン酸が、以下の式で表される化合物である、請求項1に記載の組成物。 10. 改質剤が、以下の式 で表される、請求項1に記載の組成物。 11. ポリオレフィンがポリプロピレンを含む、請求項1に記載の組成物。 12. 改質剤が、組成物の総重量に対して約0.001〜1重量%の範囲の量 で存在する、請求項1に記載の組成物。 13. 改質剤が、組成物の総重量に対して約0.15〜0.7重量%の範囲の 量で存在する、請求項1に記載の組成物。 14. ポリオレフィンの物性を改善する方法であって、式(I)の化合物 (式中、Xは各々独立に、NH+またはNH2 +であり、 Yは、 C1-18アルキレン、 C2-18アルケニレン、 C3-18シクロアルキレン、 C4-18シクロアルケニレンまたは C3-18アリーレンであり、 Zは存在しないか、あるいは C1-18アルキレン、 C2-18アルケニレン、 C3-18シクロアルキレン、 C4-18シクロアルケニレンまたは C3-18アリーレンであり、 R1は各々独立に、 Hまたは C1-18アルキルであるか、または同一炭素原子のR1基の組み合わ せでオキソ基を形成してもよい)のスルホン酸塩を有効量でポリオレフィンに添 加することを含む、ポリオレフィンの物性改善方法。 15. XがNH+である請求項14に記載の方法。 16. YがC1-18アルキレンである請求項14に記載の方法。 17. ZがC1-18アルキレンである請求項14に記載の方法。 18. Zが欠如し、Xが各々NH2 +である請求項14に記載の方法。 19. スルホン酸の式が、以下の式 (式中、RおよびR’は独立にC1-18アルキレンから選択され、R3は各々独立 にHまたはC1-18アルキルである)で表される化合物である、請求項14に記載 の方法。 20. スルホン酸が以下の一般式 (式中、R2はC1-18アルキルであり、xは0〜5である)で表される化合物で ある、請求項14に記載の方法。 21. スルホン酸が、式R−SO3H(式中、RはC1-18アルキルまたはC1-1 8 フルオロアルキルである)で表される化合物である、請求項14に記載の方法 。 22. スルホン酸が、以下の式 で表される化合物である、請求項14に記載の方法。 23. ポリオレフィンがポリプロピレンを含む、請求項14に記載の方法。 24. 改質剤が、組成物の総重量に対して約0.001〜1重量%の範囲の量 で存在する、請求項14に記載の方法。 25. 改質剤が、組成物の総重量に対して約0.15〜0.7重量%の範囲の 量で存在する、請求項14に記載の方法。 26. 改質剤が、以下の式で表される、請求項14に記載の方法。 27. 酸化防止剤をさらに含む、請求項1に記載の組成物。 28. 酸化防止剤を添加するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, UZ,VN,YU (72)発明者 ウィッキイ,マーカス エー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133―3427, セント ポール,ポスト オフィス ボッ クス 33427

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ポリオレフィンと、有効量の改質剤とを含む組成物であって、前記改質剤 が、式(I)の化合物 (式中、Xは独立に、NH+、NH2 +、CHまたはCH2であり、 Yは、 C1-18アルキレン、 C2-18アルケニレン、 C3-18シクロアルキレン、 C4-18シクロアルケニレンまたは C3-18アリーレンであり、 Zは存在しないか、あるいは C1-18アルキレン、 C2-18アルケニレン、 C3-18シクロアルキレン、 C4-18シクロアルケニレンまたは C3-18アリーレンであり、 R1は各々独立に、 −HまたはC1-18アルキルであるか、または同一炭素原子のR1基の組み合わ せでオキソ基を形成してもよい)のスルホン酸塩 を含む、組成物。 2. XがNH+である請求項1に記載の組成物。 3. YがC1-18アルキレンである請求項1に記載の組成物。 4. ZがC1-18アルキレンである請求項1に記載の組成物。 5. Zが欠如し、Xが各々NH2 +である請求項1に記載の組成物。 6. スルホン酸が以下の一般式 (式中、R2は各々独立に、C1-18アルキルであり、xは0〜5である)で表さ れる化合物である、請求項1に記載の組成物。 7. スルホン酸が、式R−SO3H(式中、RはC1-18アルキルまたはC1-18 フルオロアルキルである)で表される化合物である、請求項1に記載の組成物。 8. スルホン酸が、以下の式 (式中、RおよびR’は独立にC1-18アルキレンから選択され、R3は各々独立 にHまたはC1-18アルキルである)で表される化合物である、請求項1に記載の 組成物。 9. スルホン酸が、以下の式 で表される化合物である、請求項1に記載の組成物。 10. 改質剤が、以下の式で表される、請求項1に記載の組成物。 11. ポリオレフィンがポリプロピレンを含む、請求項1に記載の組成物。 12. 改質剤が、組成物の総重量に対して約0.001〜1重量%の範囲の量 で存在する、請求項1に記載の組成物。 13. 改質剤が、組成物の総重量に対して約0.15〜0.7重量%の範囲の 量で存在する、請求項1に記載の組成物。 14. ポリオレフィンの物性を改善する方法であって、式(I)の化合物 (式中、Xは独立に、NH+、NH2 +、CHまたはCH2であり、 Yは、 C1-18アルキレン、 C2-18アルケニレン、 C3-18シクロアルキレン、 C4-18シクロアルケニレンまたは C3-18アリーレンであり、 Zは存在しないか、あるいは C1-18アルキレン、 C2-18アルケニレン、 C3-18シクロアルキレン、 C4-18シクロアルケニレンまたは C3-18アリーレンであり、 R1は各々独立に、 Hまたは C1-18アルキルであるか、または同一炭素原子のR1基の組み合わ せでオキソ基を形成してもよい)のスルホン酸塩を有効量でポリオレフィンに添 加することを含む、ポリオレフィンの物性改善方法。 15. XがNH+である請求項14に記載の方法。 16. YがC1-18アルキレンである請求項14に記載の方法。 17. ZがC1-18アルキレンである請求項14に記載の方法。 18. Zが欠如し、Xが各々NH2 +である請求項14に記載の方法。 19. スルホン酸の式が、以下の式 (式中、RおよびR’は独立にC1-18アルキレンから選択され、R3は各々独立 にHまたはC1-18アルキルである)で表される化合物である、請求項14に記載 の方法。 20. スルホン酸が以下の一般式 (式中、R2はC1-18アルキルであり、xは0〜5である)で表される化合物で ある、請求項14に記載の方法。 21. スルホン酸が、式R−SO3H(式中、RはC1-18アルキルまたはC1-1 8 フルオロアルキルである)で表される化合物である、請求項14に記載の方法 。 22. スルホン酸が、以下の式 で表される化合物である、請求項14に記載の方法。 23. ポリオレフィンがポリプロピレンを含む、請求項14に記載の方法。 24. 改質剤が、組成物の総重量に対して約0.001〜1重量%の範囲の量 で存在する、請求項14に記載の方法。 25. 改質剤が、組成物の総重量に対して約0.15〜0.7重量%の範囲の 量で存在する、請求項14に記載の方法。 26. 改質剤が、以下の式 で表される、請求項14に記載の方法。
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