JP2001507156A - ランディングタイプのスマートカードリーダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ランディング・タイプのスマートカードリーダー（１０）は、ベース（１４）と、カバー（１２）と、接触子支持体（５０）とを備えている。カバー（１２）に形成されたスプリングアーム（２２）が、接触子支持体（５０）と共働して接触子（１８）を、挿入されたスマートカード（１０２）から離れるように片寄せる。スマートカード（１０２）が挿入されると、スプリングアーム（２２）が接触子支持体（５０）と非係合状態になり、接触子（１８）がランディングして、スマートカード（１０２）のパッドと電気的接続を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】 ランディングタイプのスマートカードリーダー 発明の属する技術分野 本発明はスマートカードリーダーに関し、特に、スマートカードのパッドとプ リント回路基板との間の一時的接触を行なう電気コネクタに関するものである。 発明の背景 スマートカードは、カードの主面上の金属パッドに接続されたコンピュータ・ チップが埋め込まれているカードとして業界においてよく知られている。これら スマートカードは、スマートカードリーダー・ハウジング内に取り付けられた接 触子を通じてスマートカードのパッドと電気的接触を行なうスマートカードリー ダー内に挿入可能である。 現在、スライディングタイプとランディングタイプとの２種類のスマートカー ドリーダー・コネクタが入手可能である。スライディングタイプのリーダーの一 例は、ブライヤ（Ｂｌｅｉｅｒ）等による米国特許第５，３３４，８２７号に開 示されている。この特許に示されているスライディングタイプのリーダーでは、 スマートカードがリーダー内に挿入され、そのスマートカードのパッドに接触子 が接触するまで接触子上を滑らされる。スマートカードが読取り位置に滑り込ま される間、上記接触子がスマートカードに対しばね付勢される。抜き差しが反復 される間中、最大限の直角方向の力がスマートカードに対し加えられ、ワイピン グ・アクションが、カードの前縁からプラスチック主面に沿って、そして最終的 にはスマートカードの接点パッド上に及ぼされる。 このブライヤ外によって開示されたようなスライディングタイプのカードリー ダーに存在する問題は、カードの抜き差しが反復される間中、長いワイピング経 路に亘って強い直角方向の力を受けることにより、著しい磨耗が発生することで ある。また、その結果として、リーダーの接触子がカードの表面に沿ってスライ ドするときにリーダー接触子が磨耗粉を拾ってしまう。この粉はカードの接点パ ッドに付着し、信頼性のある電気的接続の達成をより困難にする。このようなス ライディングタイプのコネクタに存在する他の問題は、ワイピング・アクション を受けた表面の部位に好ましくない筋が現れて、カードのプラスチック表面に沿 うワイピング経路の絵柄が傷つけられることである。 ランディングタイプのスマートカードリーダーの一例は、シューダー（Ｓｃｈ ｕｄｅｒ）等による米国特許第４，９７６，６３０号に開示されている。この特 許に示されているスマートカード・リーディング装置は、固定フレームと、読取 り位置と初期位置との間の往復移動のために上記フレームの開口部内に取り付け られた接触子支持部材とを備えている。この接触子支持部材の読取り位置への移 動は、スマートカードをリーダー内へ押し込むことによって生じる。上記支持部 材の初期位置への復帰は、スマートカードがリーダーから抜き去られる際に支持 部材を初期位置に付勢するスプリングによって達成される。このような構成は、 接触子をスマートカードの接点パッド上にランディングさせるために、接触子支 持部材が接触方向およびこの接触方向と反対の方向に移動する必要があるので複 雑である。 ランディングタイプのスマートカードリーダーの他の例は、コントロールレバ ーを備えたスマートカードリーダーを示すヨーロッパ特許第０ ４６８ ８２８号 に開示されている。上記コントロールレバーは支持フレームに枢支されており、 このレバーは、カードが読取り位置にあるときには接触子がパッドに係合し、カ ードがアイドル位置に引き出されるのにしたがって接触子がカードと非係合状態 となるように、接触子の動きを制御する。一対のコイルスプリングが上記コント ロールレバーおよび接触子をアイドル位置に付勢するのに用いられ、これにより 、接触子がカードに係合しなくなる。挿入時には、カードがコントロールレバー のカム面に係合して、レバーおよび接触子をカードのパッドに向かって枢動させ て、それら間の電気的接続を確立する。 これら双方のランディングタイプのスマートカードリーダーに存在する問題は 、それらか複雑な作動機構を備えていることである。双方の構成とも、接触子お よび／またはコントロールレバーを駆動するための別個のスプリング部材を必要 とする。ランディングタイプのスマートカードリーダーの簡素化を達成するため には、必要な部品点数の削減が望ましい。 したがって、本発明の目的は、接点の過度の磨耗を伴うことなしに多数回の嵌 合サイクルを可能にするランディングタイプのスマートカードリーダーのための 簡素な構成を提供することにある。 発明の開示 本発明の上記目的は、ベースと、接触子支持体と、カバーとを備えたスマート カードリーダーによって達成される。上記カバーは、頂壁を備えた輪郭を有し、 この頂壁から、少なくとも１つのスプリングアームがカード受入れ領域内に延出 して接触子支持体に係合し、挿入された読取り位置にカードが達するまでは接触 子がスマートカードのパッドから離間しているように、接触子支持体を片寄せる 。上記カバーからは、固定用部材も延出して、ベース上の相補的固定領域と協働 してカバーをベースに固定する。 図面の簡単な説明 以下、添付の図面を参照した実施の形態によって本発明を説明する。 図１は本発明によるスマートカードリーダーの斜視図である。 図２は本発明によるスマートカードリーダーの分解斜視図である。 図３は下側から見たカバーの斜視図である。 図４はカバーの平面図である。 図５は図４の５−５線に沿ったスマートカードリーダーの断面図である。 図６〜図８はカードがスマートカードリーダーに挿入されるときの順次の状態 を示す図４の６−６線に沿った断面図である。 図９〜図１１は同様の順次の状態を示す図４の９−９線に沿った断面図である 。 図１２は本発明によるスマートカードリーダーの他の実施の形態を示す斜視図 である。 図１３は図１２のスマートカードリーダーの分解斜視図である。 図１４は本発明によるスマートカードリーダーのさらに他の実施の形態を示す 分解斜視図である。 図１５は図１４のスマートカードリーダーを底面側から見た分解斜視図である 。 図１６は図１５のスマートカードリーダーの組立て状態を示す断面図である。 発明の好ましい実施の形態 先ず図１を参照して本発明を概略的に説明する。スマートカードリーダー１０ は、絶縁性ベース１４と、このベース１４に取り付けられたカバー１２と、同じ くベース１４に取り付けられた接触子１８とを備えた構成を有する。スマートカ ードをカード受入れ領域３０（図２）に受け入れるための開口２４が第１の端面 ２６に沿って形成されている。カバー１２は、ベース１４に結合するための固定 用突片１６と、スマートカードリーダー１０をプリント回路基板（図示せず）に 固定するための随意的なボードロック１７とを備えた構成を有する。スプリング アーム２２がカバー１２に形成されて、カード受入れ領域３０内に延出している 。スイッチアクチュエータ２０が同様にカバー１２に形成され、同じくカード受 入れ領域３０内に延出している。 上記主要部品のそれぞれが図２および図３に詳細に示されている。ベース１４ は、カード受入れ領域３０内に通じる案内部２５を第１の端面２６に沿って備え た輪郭を有している。接触子固定用通路４４が第１の端面２６および第２の端面 ２７のそれぞれに近接して設けられている。複数の溝３６が、対応する接触子固 定用通路４４から支持体受入れ領域４０の中央部までそれぞれ延びている。支持 体収容領域４０は、中央部と２つの側方部とを備えてほぼＨ型に形成されている 。各側方部は第１の端面２６で終端し、そこにはヒンジ棒４２が各側方部の両側 壁間に渡されている。スイッチ収容領域３８が第２の端面２７に沿って設けられ 、同じく第２の端面２７に沿って配設されているアクチュエータ収容領域４６に 連通している。マイクロスイッチ１００がスイッチ収容領域３８内に配設されて いる。このマイクロスイッチ１００は、スイッチ収容領域３８からプリント回路 基板まで延びる接片を備えている。固定用部材収容領域３４がハウジングの側壁 ３２に沿って設けられ、絶縁性ハウジング１４をプリント回路基板上に正しく位 置決めするための位置決め突起３５がハウジング１４の底面に設けられている。 再び図２を参照すると、２本のサイドアーム５４を結合したセンターアーム５ ２を備えてほぼＨ型に形成された支持体５０が示されている。センターアーム５ ２はその底面に沿って複数の接触子収容溝５６を備えた輪郭を有している。各サ イドアーム５４は、一方の自由端にヒンジ部５８を備え、反対側の自由端に作動 パッド６０を備えている。 ここで接触子１８について、再び図２を参照して詳細に説明する。各接触子１ ８は、プリント回路基板に取り付けるための脚部６２と、固定部６４と、この固 定部６４からほぼ直角にのびるカンチレバーアーム６６とからなる。カンチレバ ーアーム６６は、その反対側の自由端に、接点部６８と、タブ７０とを備えた輪 郭を有している。カンチレバーアーム６６は、予め撓められて接触子収容溝５６ に対して力を加えている。 ここでカバー１２について、図２および図３を参照して詳細に説明する。カバ ー１２はほぼ平面状で、説明すべき特徴部がすべて形成された頂壁１３を備えて いる。スプリングアーム２２は頂壁１３から打ち抜かれ、カード受入れ領域３０ に向かって僅かに曲げられている本体部７６を備えた輪郭を有している。中間部 ７８が本体部７６から延び、かつ本体部７６から再びカード受入れ領域３０に向 かって曲げられている。最後に、自由端部８０が中間部７８から延び、本体部７ ６とほぼ平行になるように頂壁１３に向かって曲げ戻されている。スイッチアク チュエータ２０も同様に頂壁１３から打ち抜かれて形成され、頂壁１３から延び る第１のアーム８２と、この第１のアーム８２に対しほぼ直角に延びる第２のア ーム８４とを有する。第２のアーム８４からは案内部８６が曲げられ、作動突起 ８８も第２のアーム８４の底面に沿って設けられている。頂壁１３には複数の窪 み７２も形成され、挿入されたカードを接触子１８に対してしっかりと押圧する 役目を果たす。固定用突片１６は両サイドエッジ１９から曲げられている。各固 定用突片１６は、頂壁１３から延びる延長アーム１６ａを備え、この延長アーム １６ａの自由端に固定アーム１６ｂが形成されている。 カードをカード受入れ領域３０に案内するための随意的な案内面８９を第１の エッジ９０に沿って設けてもよい。カバー頂壁１３から同様に打ち抜かれて形成 された随意的なボードロック１７が示されており、固定用突片１６よりも下方に 延びて、プリント回路基板のボードロック孔と協働する。このボードロック構成 の利点は、ボードロック１７が、カードの挿入方向である前から後に向けて設け られて、強いカード嵌合力に抗していることである。この構成の付加的な利点は 、ボードロック１７をプリント回路基板の接地回路に半田付けすることによって 、静電放電に対する防御をなし得ることである。 ここで嵌合サイクルについて、図５ないし図１０を参照して詳細に説明する。 先ず図５を参照すると、スマートカードリーダー１０は、スマートカード１０２ の挿入以前のアイドル位置で示されている。この時点では、スプリングアーム２ ２がそれらの自由端部８０を支持体５０の作動パッド６０に係合させた位置にあ ることに注目すべきである（図６）。したがって、支持体５０と接触子１８とは 、挿入されたカード１０２の下面に接点部６８が係合しないように下方に片寄せ られる。カード１０２が挿入されると、カードは先ずスプリングアーム２２の中 間部７８に係合する。カード１０２がさらに挿入されると、カード１０２がスプ リングアーム２２を押圧して支持体５０から離し、接触子１８がカード１０２に 向かって自然に撥ね返るので、支持体５０はスプリングアーム２２の動きに追随 する（図７）。カード１０２がさらにカード受入れ領域３０内に押入されると、 スプリングアーム２２は、接点部６８がカード１０２のパッドに係合するまで上 方への移動を継続する。カード１０２が図７の位置から図８の位置まで移動する 間にワイピング・アクションが生じる。図８は、カード１０２が読取り位置に完 全に挿入された状態を示す。 図９ないし図１１を参照すると、スイッチアクチュエータ２０の動作が詳細に 示されている。図９は、スイッチアクチュエータ２０がマイクロスイッチ１００ から離間した緩んだアイドル位置にある状態を示す。カード１０２がカード受入 れ領域３０内に挿入されると、カード１０２は先ず上述したようにスプリングア ーム２２に係合し、次いでスイッチアクチュエータ２０の案内面８６に係合する （図９）。カード１０２がさらにカード受入れ領域３０内に押入されると、カー ド１０２は、突起８８がマイクロスイッチ１００に接触するまで第２のアーム８ ４を押圧する（図１１）。マイクロスイッチ１００が作動されたときを、読取り 位置と定義する（図１１）。マイクロスイッチ１００は、挿入されたカード１０ ２を読み取るプリント回路基板上の回路を作動させるために、カード１０２が読 取り位置に来たときを検知するように構成されている。カード１０２を抜き出す ときには、可動部品の全てが、図１１から図５に順次戻る動作を行なう。スプリ ングアーム２２は、その中間部７８がカード１０２に対して傾斜した関係を有す るために、抜出し時のカード１０２に対してスプリングアーム２２が軽い押出し 力を与える傾向があるという点に注目すべきである。 本実施の形態の利点は、カバー１２に形成されて支持体５０を作動させる簡素 な特徴部を用いて、接触子１８をアイドル位置（図５）からカードが完全に挿入 された読取り位置（図８）に枢動させる簡素化された構成を備えていることであ る。 他の実施の形態が図１２および図１３に示されている。図１２を参照すると、 このベース３１４は、より少数の接触子３１８と、ほぼＵ字状の接触子支持体３ ５０とを備えるように構成されている。この構成は、図面を単純化するために図 示を省略したカバーには何等の特徴部をも打抜き形成することを必要としないこ とに注目すべきである。ベース３１４はボードロック３３５および同様のカード 受入れ領域３３０を備えている。接触子収容溝３３６は各端面３２６，３２７の 近傍に設けられ、支持体３５０に向かって内方へ延びている。支持体３５０は、 その両側方部からベース３１４の対応する溝３４２内に延出するヒンジ突起３５ ８を備えた輪郭を有している。支持体３５０の両自由端にカム面３２１が形成さ れ、一方の自由端にスイッチアクチュエータ３２０が同様に設けられている。こ の実施の形態においては、接触子３１８は、第１の実施の形態の接触子とは反対 に、支持体３５０をカード受入れ領域３３０から離れる方向に付勢するばね力を 備えている。スマートカード１０２が挿入されると、カード１０２が上記カム面 ３２１に初めて係合して支持体３５０および接触子３１８をスマートカード１０ ２のパッドに向かって上方へ枢動させるまでは、カード１０２が接触子３１８の 上方を通過する。スイッチアクチュエータ３２０が同時に回動してマイクロスイ ッチ１００を押し下げ、読取り位置を指示する。 この実施の形態の利点は、カバー１２に特別な特徴部を形成することを必要と しない、支持体および接触子の簡素化された構成を備えていることである。それ に加えて、この構成においては、接触子がカードから離れる方向に自然に撥ね返 るように形成されているために、スプリングを必要としない。 さらに他の実施の形態が図１４〜図１６に示されている。先ず図１４および図 １５を参照すると、カバー４１２は、スイッチアクチュエータを備えていないこ とを除いてはカバー１２と実質的に類似であることが判る。ベース４１４は、ス イッチ収容領域４３８が変更されていることを除いてはベース１４と実質的に類 似である（図１５）。スイッチ収容領域４３８は、図１５に示されているように 、ベース４１４の底面に開口している。スイッチ収容領域４３８内には孔４４０ が形成され、この孔４４０がアクチュエータ４２０を収容する寸法を有する。ア クチュエータ４２０を閉じ込めるために、孔４４０がそのテーパー部４４１にお いてアクチュエータの形状に一致していることが好ましい。ロック用突起４１０ がスイッチ収容領域４３８の一側に突出し、ラッチ用突起４１１がスイッチ収容 領域４３８の反対側から突出している。スイッチ１００の接片１０３を収容する 溝４１５がスイッチ収容領域４３８から延びている。 スイッチ１００は、対向端面から突出する一対のタブ１０５と、プリント回路 基板（図示せず）に取り付けるための接片１０３とを備えた輪郭を有している。 接触面を形成するボタン１０４（図１４）は、スイッチ１００から外方に片寄せ られている。ボタン１０４を押し下げるとスイッチ１００が作動され、ボタン１ ０４を離すと元の片寄せられた位置に戻る。 アクチュエータ４２０は、球形をなし、図１６に良く示されているように、ボ タン１０４の上方に位置している。スイッチ１００をベース４１４に取り付ける と、ボタン１０４と孔４４０のテーパー部４４１との間にアクチュエータすなわ ちボール４２０が閉じ込められる。アクチュエータ４２０は、組立て時に一部が 孔４４０から突出する輪郭を有する（図１６）。アクチュエータ４２０はテーパ ー部４４１とボタンとの間に閉じ込められているのが好ましいが、テーパー部４ ４１を設けないで、アクチュエータ４２０がカバーとボタンとの間に捕捉されて いてもよいことに注目すべきである。アクチュエータ４２０の形状としてはボー ルが好ましく、その理由は、アクチュエータ４２０が、カード受入れ領域３０内 に挿入されたカード１０２に係合するための曲面を備えていることになるからで ある。しかしながら、アクチュエータが、カード１０２に係合する案内面と、ス イッチ１００を作動させる作動面とを備えている限り、他の形状を有するものも アクチュエータ４２０として使用可能であることに注目すべきである。 ここで、スイッチ１００の動作について、図１６を参照して詳細に説明する。 カード１０２がカード受入れ領域３０内に挿入されると、カード１０２は前述し たスプリングアームに係合し、次いでアクチュエータ４２０に係合する。カード １０２がさらにカード受人れ領域３０内に押入されると、カード１０２がアクチ ュエータ４２０にボタン１０４を押圧させる。カード１０２を抜き出すと、ボタ ン１０４はアクチュエータ４２０を押して図１６に示す元の位置に復帰させる。 この実施の形態の利点は、アクチュエータをカバー４１２に形成することを必 要としない簡素な作動機構を備えていることである。 以上、実施の形態を参照して説明したが、本発明の精神の範囲内での種々の変 更は当業者であれば明らかであろう。例えば、各実施の形態の構成を他の実施の 形態の構成に組み合わせてもよい。また、上述の実施の形態はスマートカードを 参照して説明されているが、本発明はこのようなカードに限定されるものではな い。したがって、本発明は、請求の範囲によってのみ限定されるように理解され るべきである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ， ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，Ｍ Ｘ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ， ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ベース（１４）と、カード受入れ領域（３０）を覆って前記ベース（１４） に固定されたカバー（１２）と、前記ベース（１４）に枢動可能に取り付けら れた接触子支持体（５０）と、前記ベース（１４）に固定されて前記接触子支 持体（５０）の接触子収容領域５６内に延びる複数の接触子（１８）とを備え たスマートカードリーダー（１０）において、 前記カバー（１２）が、 前記ベース（１４）の嵌合端（２６）に近接した第１のエッジと、前記ベー ス（１４）の両側壁（３２）に近接した一対のサイドエッジと、該両サイドエ ッジ間に延びるリヤエッジとを備えた頂壁（１３）と、 該頂壁（１３）から前記カード受入れ領域（３０）内に延出し、かつ自由端 部が前記接触子支持体（５０）に係合するように配置された少なくとも１つの スプリングアーム（２２）と、 を備えていることを特徴とするスマートカードリーダー。 ２．少なくとも１つの固定用部材（１６）が、前記サイドエッジから前記頂壁（ １３）とほぼ直角に、かつ前記ベース（１４）の側壁（３２）に沿って相補的 固定領域（３４）内に延びていることを特徴とする請求の範囲第１項記載のス マートカードリーダー。 ３．前記カバー（１２）が、接点の接触を強める力を前記カード（１０２）の頂 面上に加えるために、前記カード受入れ領域（３０）内に延出する少なくとも １つの窪み（７２）をさらに備えていることを特徴とする請求の範囲第１項記 載のスマートカードリーダー。 ４．前記カバー（１２）が、前記頂壁（１３）から前記カード受入れ領域（３０ ）内に延出するスイッチアクチュエータ（２０）を備えていることを特徴とす る請求の範囲第１項記載のスマートカードリーダー。 ５．前記スイッチアクチュエータ（２０）が、前記第１のエッジに面する案内面 （８６）を備えたカンチレバーアーム（８４）を有することを特徴とする請求 の範囲第４項記載のスマートカードリーダー。 ６．前記スイッチアクチュエータ（２０）が、マイクロスイッチ（１００）と係 合するための、前記カンチレバーアーム（８４）に沿った突起（８８）を、自 由端の近傍に備えていることを特徴とする請求の範囲第５項記載のスマートカ ードリーダー。 ７．前記スプリングアーム（２２）が、前記頂壁（１３）から打ち抜かれて形成 され、該スプリングアーム（２２）は、前記頂壁（１３）に取り付けられた本 体部（７６）と、該本体部（７６）から延び、かつ前記カード受入れ領域（３ ０）に向かって僅かに曲げられた中間部（７８）と、該中間部（７８）から延 び、かつ前記頂壁（１３）に向かって曲げられた自由端部（８０）とを備えて いることを特徴とする請求の範囲第１項記載のスマートカードリーダー。 ８．前記固定用部材（１６）が、前記頂壁（１３）に接続された延長アーム（１ ６ａ）と、該延長アーム（１６ａ）に接続された固定用アーム（１６ｂ）とを 備えていることを特徴とする請求の範囲第２項記載のスマートカードリーダー 。 ９．前記固定用アーム（１６ｂ）が前記延長アーム（１６ａ）と直角に配置され 、該固定用アーム（１６ｂ）は、前記ベース（１４）の相補的固定用領域（３ ４）に配置された凹部内に収容される輪郭を有することを特徴とする請求の範 囲第８項記載のスマートカードリーダー。 10．絶縁性ベース（３１４）と、該ベース（３１４）の端部から中央部に向かっ て延びる複数の片持ち式電気接触子（３１８）とを備えたスマートカードリー ダーにおいて、 接触子支持体（３５０）は、前記絶縁性ベース（３１４）の中央部の近傍に 配置されかつピボットジョイント（３５８）の一側に配置された接触子収容領 域と、該ピボットジョイント（３５８）の他側に配置されたカム面（３２１） と、該カム面（３２１）の近傍に配置されたスイッチアクチュエータ（３２０ ）とを備え、前記接触子支持体（３５０）が前記絶縁性ベース（３１４）に枢 動可能に取り付けられて、前記片持ち式電気接触子（３１８）の自由端に係合 し、これにより、 前記カード（１０２）が前記スマートカードリーダーに挿入されて前記カム 面（３２１）に押接されかつ挿入されたカード（１０２）のパッドに前記電気 的接触子（３１８）が係合するように前記カード（１０２）が前記支持体（３ ５０）を枢動させるまでは、前記電気接触子（３１８）および前記接触子収容 領域が前記絶縁性ベース（３１４）に向かって片寄せられていることを特徴と するスマートカードリーダー。 11．ベース（４１４）と、該ベース（４１４）から延出する複数の接触子（１８ ）を備えたカード受入れ領域（３０）を画成するカバー（４１２）と、前記ベ ース（４１４）に枢動可能に取り付けられた接触子支持体（５０）とを備えた カードリーダーにおいて、 前記カバー（４１２）から延びて前記接触子支持体（５０）に係合する少な くとも１つのスプリングアーム（２２）と、 前記ベース（４１４）内に前記カード受入れ領域（３０）に近接して配置さ れたスイッチ（１００）と、 前記カード受入れ領域（３０）に臨むように、かつ前記スイッチ（１００） と協働可能なように前記ベース（４１４）内に配置されたスイッチアクチュエ ータ（４２０）と、 を備えていることを特徴とするカードリーダー。 12．前記スイッチアクチュエータ（４２０）がボールであることを特徴とする請 求の範囲第１１項記載のカードリーダー。 13．前記スイッチ（１００）が、常開位置に片寄せられたボタン（１０４）を備 えたマイクロスイッチであることを特徴とする請求の範囲第１１項記載のカー ドリーダー。 14．前記ベース（４１４）が、前記ボールに係合するためのテーパー部（４４１ ）を備えた輪郭を有する孔（４４０）を備えていることを特徴とする請求の範 囲第１２項記載のカードリーダー。 15．前記ボール（４２０）が前記孔（４４０）と前記スイッチ（１００）との間 に位置していることを特徴とする請求の範囲第１４項記載のカードリーダー。 16．前記スイッチ（１００）が、前記ボール（４２０）と係合して該ボール（４ ２０）を前記孔（４４０）に向けて片寄せるボタン（１０４）を備えているこ とを特徴とする請求の範囲第１５項記載のカードリーダー。 17．前記スイッチアクチュエータ（４２０）が、前記カード受入れ領域（３０） に挿入されたカード（１０２）に係合して、前記スイッチ（１００）を作動さ せることを特徴とする請求の範囲第１１項記載のカードリーダー。