JP2001505247A - 高粘度ポリアルファオレフィン - Google Patents

高粘度ポリアルファオレフィン

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JP2001505247A JP52559898A JP52559898A JP2001505247A JP 2001505247 A JP2001505247 A JP 2001505247A JP 52559898 A JP52559898 A JP 52559898A JP 52559898 A JP52559898 A JP 52559898A JP 2001505247 A JP2001505247 A JP 2001505247A
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シェブロン ケミカル カンパニー エルエルシー
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    • C10G50/02Production of liquid hydrocarbon mixtures from lower carbon number hydrocarbons, e.g. by oligomerisation of hydrocarbon oils for lubricating purposes

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Abstract

(57)【要約】 合成潤滑油材料が、三フッ化ホウ素触媒と少なくとも一つのアルコール促進剤との触媒錯体をオレフィンモノマーの不存在下で形成し、次いでC4-16オレフィンモノマーを前記の触媒錯体を入れた反応器に、三フッ化ホウ素の圧力の下で加えてオリゴマー生成物を製造してオリゴマー化させることにより製造される。オレフィンモノマーの少なくとも50重量%はC8-16オレフィンモノマーである。

Description

【発明の詳細な説明】 高粘度ポリアルファオレフィン 本発明は、良好な転化率および製品品質と共に、オリゴマー化度を最大にする ポリアルファオレフィンの製造方法に関する。 発明の背景 オレフィン原料(1−ヘキセンから1−ヘキサデセンまで)に促進剤および触 媒、例えば、三フッ化ホウ素(BF3)を温和な圧力/温度条件の下に混合する ことによりポリアルファオレフィンを製造することはよく知られている。ポリア ルファオレフィン製品の制約条件、例えば、10センチストークスより小さい1 00℃粘度およびテトラマーからヘキサマー留分に集中されるオリゴマー分布、 は前記の方法を使用することにより生じている。一般に、より高い粘度の液(1 0センチストークスより大きい100℃粘度)は厳しい生産速度という不利な条 件で製造されることができるに過ぎないが、それは、現在の技術で目標粘度を達 成するためにはより長い滞留時間が要求されるからである。 Prattらの米国特許第4,587,368号明細書は、トリマーが少なくテト ラマーおよびより高度のオリゴマーが多い混合物を生産する二段階の1−アルフ ァオレフィンのオリゴマー化法を開示している。その第一段階において、 C8-12 1−アルファオレフィンが従来の方法によりモノマーが全部反応するま でオリゴマー化される。その第一段階の間に、BF3:促進剤錯体が形成される 。第二段階において、一アリコートのモノマーが加えられて、その反応は完結に 進み得る。最後の工程は約8センチストークスの製品粘度を生じる。 Karnらの米国特許第4,982,026号明細書は、低い炭素数のモノマーよ り得られた高度に反応性のポリマーを開示している。この方法は、ヘキサン溶媒 、リン酸、および触媒支持体の混合物の調製、その混合物を−20℃に冷却する こと、および前記混合物をBF3により飽和させて触媒錯体を形成させることを 含む。次にプロピレンガスとBF3が、反応の完結するまで錯体に添加される( 例1)。例2において、シリカゲルが触媒支持体としてヘキサン溶媒およびリン 酸:BF3錯体成分と共に使用される。前記触媒錯体はBF3:酸錯体であって、 BF3:アルコール錯体ではないことに注意されたい。この方法は250〜50 0の分子量を有し、かつ高度のモノ不飽和含量を有するポリマーを生ずる。 Dessauらの米国特許第4,650,917号明細書は、BF3固体酸性触媒と の接触によるオレフィンモノマーのオレフィンオリゴマー化により製造された合 成潤滑油のための粘度指数改良剤を開示している。前記触媒錯体はBF3:シリ カ錯体であって、BF3:アルコール錯体ではない。実施例はBF3を含有する酸 性樹脂触媒上でのプロピレンのオリゴマー化およびそれに続く不束縛水素交換ゼ オライトとの接触による潤滑留分の異性化を記載している。 Larkinらの米国特許第4,434,309号明細書は低分子量アルファオレフ ィンのBF3プロトン性促進剤錯体上でのオリゴマー化を記載している。特に、 例10はアルファオレフィン混合物のBF3、1−ブタノール、およびシクロヘ キサンの錯体への導入および低分子量合成潤滑油の製造を述べている。BF3プ ロトン性促進剤錯体を使用する例においては、三フッ化ホウ素圧の下でオリゴマ ー化は起こらないように見える。 Feustonらの米国特許第5,510,392号明細書はBF3:促進剤錯体によ るアルファオレフィンのオリゴマー化を記載している。アルファオレフィンとB F3:促進剤錯体は同時に反応器へ加えられる。その最終生成物は5.2センチ ストークスの100℃粘度を有する。 米国特許第4,434,309号、第4,587,368号、第4,650, 917号、第4,982,026号、および第5,510,392号各明細書は 、すべての目的につき参考としてここに引用されている。 発明の要約 本発明は当業者により未だに知られていない高度のオレフィンオリゴマー化を 生み出す方法を提供する。発明者らは、現場で形成されたアルコール:BF3錯 体の溜まりの中へオレフィン原料を導入することにより、オリゴマー分布がより 高重合度の(オクタマー)オリゴマーへ本質的に変換されることができることを 発見した。さらに、発明者らは、より長い直鎖のアルコールはより高い生成物粘 度を生ぜしめることを発見した。コモノマーとしてアルファ−オメガジオレフィ ンの添加は、本発明において達成されるものに加えて、なお他の著しい生成物粘 度の増加を生ぜしめる。 その合成潤滑油材料は二段階工程により製造される。第一段階(第一工程)に おいて、三フッ化ホウ素触媒と少なくとも一つのアルコール促進剤との触媒錯体 がオレフィンモノマーの不存在下で形成される。第二段階(第二工程)において 、C4-16オレフィンモノマーが、そのオレフィンモノマーを前記の触媒錯体を入 れた反応器に、三フッ化ホウ素の圧力の下で加えられることによりオリゴマー化 してオリゴマー生成物を生じ、その際オレフィンモノマーは少なくとも50重量 %のC8-16オレフィンモノマーを含むものである。 前記 C4-16オレフィンモノマーはアルファ−オメガジオレフィンを含むこと ができる。好ましくは、そのアルファ−オメガジオレフィンはC4-16オレフィン モノマーの2〜50重量%を構成する。 好ましくは、触媒錯体中に用いられるアルコール促進剤は4〜12の炭素原子 を有する直鎖のモノアルコールを含む。 この方法により製造されたオリゴマー粗製品は、10重量%より少ないダイマ ーとトリマー、75重量%より少ないテトラマーからヘプタマーまで、および少 なくとも15重量%のオクタマーおよびそれより高重合度のオリゴマーを有する 。 図面の簡単な説明 本発明の理解を助けるために、これより添付の図面に言及しよう。これらの図 面は例示に過ぎないので、本発明を限定するものと解釈されてはならない。 図1は表1の諸例のオリゴマー分布を比較するものである。C20−C30および C80+の相対百分率に注意されたい。例1と2において、C20−C30オリゴマー の重量%は劇的に低下しているが、C80+オリゴマーは著しく増加している。こ れは本発明の特徴、すなわち比較的少量のC20−C30および増加するオクタマー およびより高重合のオリゴマー、である。 図2は本発明を用いることによるオリゴマー分布への1,9−デカジエンの効 果を示ず(例10−12)。1,9−デカジエンは生成物中のC80+(オクタマ ー)オリゴマーの百分率を顕著に増加させ、従って生成物粘度を劇的に増加させ る(表3参照)。発明の詳細な説明 その最も広い態様において、本発明はオレフィンモノマーの不存在下において 三フッ化ホウ素触媒と少なくとも一つのアルコール促進剤との触媒錯体を形成す ることにより、そして次にオレフィンモノマーをその触媒と、三フッ化ホウ素の 圧力下に、接触させることによりオレフィンモノマーをオリゴマー化させてオリ ゴマー生成物を製造することにより合成潤滑油材料を製造する方法を含む。 オレフィンモノマー 「オレフィンモノマー」は、発明者により、4〜16の炭素原子を有する一種 のオレフィンまたはオレフィンの混合物のいずれかを意味する。そのオレフィン モノマーの少なくとも50重量%はC8-16オレフィンモノマーを含む。 好ましくは、オリゴマーの製造において使用されるオレフィンは主として(少 なくとも50重量%)直鎖のモノオレフィン系不飽和炭化水素(オレフィン系不 飽和が直鎖炭化水素の1−またはα−位置に起こっているもの)である。直鎖α −オレフィンは、それらが比較的反応性が高く、市場で入手でき、そして比較的 高い粘度指数を有する生成物をつくるので、特に好まれる。そのようなα−オレ フィンは、パラフィン系炭化水素の熱分解によりまたは周知のチーグラー触媒に よるエチレン連鎖の成長およびトリエチルアルミニウム上での置換により製造さ れることができる。それぞれ一種のオレフィンが使用されることができるが、そ のようなオレフィンの混合物も同様に使用されてもよい。そのようなオレフィン の例は1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、 1−ウンデセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、および1−ヘキサデセンで ある。より好ましいノルマルα−オレフィンモノマーは約8〜14炭素原子を含 むものである。 ある実施態様において、オレフィンモノマーはまた2〜50重量%のアルファ −オメガジオレフィン、例えば、1,5−ヘキサジエン、1,6−ヘプタジエン 、1,7−オクタジエン、1,8−ノナジエン、および1,9−デカジエンも含 む。最も好ましくは、オレフィンモノマーが2重量%の1,9−デカジエンを含 むことである。アルファ−オメガジオレフィンの製造はSchaerfl,Jr.らの米国 特許第5,516,958号明細書に開示されており、それはすべての目的につ き参 考としでここに引用されている。 それらのオレフィンモノマーはまた約50モル%までの、そして通常25モル %より少ない量の、比較的少量の内部オレフィンおよびビニリデンオレフィンを 含むこともできる。 アルコール促進剤 「アルコール促進剤」は、発明者により、少なくとも一つのヒドロキシル基を 有する(一つの−OH単位を含む)有機化合物を意味する。好ましくは、アルコ ール促進剤はアルキルモノアルコールであるが、しかしアルキルジオール類も作 用できよう。最も好ましくは、アルコール促進剤は4〜12の炭素原子を有する 直鎖モノアルコールである。 オリゴマー化反応 第一段階において、オレフィンモノマーの不存在下で三フッ化ホウ素触媒と少 なくとも一つのアルコール促進剤から触媒錯体が形成される。好ましくは、この 錯体は、そこでオリゴマー化が行われる反応器内の現場で(その場で)形成され る。 第二段階において、C4-16オレフィンモノマーを、三フッ化ホウ素の圧力下に 、その触媒錯体と接触させることによりオレフィンモノマーはオリゴマー化され てオリゴマー生成物が製造される。 促進剤は比較的少量だが、それでも有効な量で使用されることができる。一般 に、三フッ化ホウ素は促進剤の量に対してモル過剰で使用される。これは密閉さ れた反応器を使用することによりおよび反応混合物上に三フッ化ホウ素の正圧を 維持することにより達成されることができる。オレフィンモノマーは触媒:促進 剤錯体と接触させられる。 反応は、バッチ法または連続法で、約−20〜200℃の温度および大気圧か ら、例えば1,000psigまでの圧力において行われることができる。反応温度 はオリゴマー分布を変えることになり、温度を上げるに従ってテトラマー〜ヘプ タマーの製造を有利にする。好ましい反応温度および圧力は約0〜90℃および 5〜100psigである。 望みのオリゴマー分布がバッチ式で達せられると、反応は、過剰の三フッ化ホ ウ素ガスを排気してから窒素ガスでパージして三フッ化ホウ素ガスのすべての残 りを置換させることにより終結される。反応生成物、未反応モノマー、および三 フッ化ホウ素:促進剤錯体残渣はさらなる加工のために反応器から除去される。 連続式では溶解した三フッ化ホウ素は反応器の流出液から脱気されてもよい。三 フッ化ホウ素:促進剤錯体は反応生成物から沈降または凝集により分離されるこ とができよう。 反応器の粗生成物はそれから苛性アルカリ水溶液で洗われてから次に一回以上 の水洗により中和を確保する。 反応より生じたオリゴマー混合物は、少量のモノマー、ダイマー、およびトリ マーを含み、これらは蒸留により除かれることができる。モノマーはかなりの量 の反応性の低い、異性化された物質を含むことが判った。 前記混合生成物はさらに蒸留により分離されていろいろな潤滑油用途、例えば 、絶縁液、熱伝導液、ギヤー油およびクランクケース潤滑油などに使用のため望 みの粘度を有する一つ以上の製品留分を提供することができる。 オリゴマー生成物は慣用の方法により水素化されてその生成物の酸化安定性を 増加することができる。担持されたニッケル触媒が有効である。例えば、ケイソ ウ土担体上のニッケルは良い結果を与える。バッチ法または連続法が使用される ことができる。例えば、触媒を液に加えて水素圧の下に攪拌することができるし 、またはその液を水素圧の下で該担持触媒の固定床を通して少しづつ流すことも できよう。約150〜300℃の温度で約100〜1,000psigの水素圧が特 に有効である。好ましくは、水素圧は400〜1,000psigであり、そして最 高温度は200℃〜300℃である。 オリゴマー生成物 オリゴマー生成物とは、三フッ化ホウ素、促進剤、および未反応のモノマーが 除去された後に残る反応生成物の部分である。好ましくは、オリゴマー生成物は 次の組成を有する。 (a) 10重量%より少ないダイマーおよびトリマー、 (b) 75重量%より少ないテトラマーからヘプタマーまで、および (c) 少なくとも15重量%のオクタマーおよびより高重合度のオリゴマ ー。 実施例 本発明は更に次の例により説明されるが、それらの例は特に有利な方法の実施 態様を説明するものである。それらの例は本発明を説明するために提供されるの であるが、それらは本発明を限定することを意図されるものではない。 比較例A オリゴマー化反応はパックレス攪拌機を備えたオートクレーブ反応器の中で行 われ、そしてすべて濡れる表面は316ステンレス鋼で造られていた。反応器は 外部電熱機および内部冷却コイルを温度調節のために有していた。反応器は浸漬 管、ガス入口、および通気弁、および圧力放出破裂板を装備されていた。モノマ ー装入の前に、反応器はクリーニングされ、窒素でパージされてから漏れのため の圧力試験をされた。 830グラムの1−デセンが反応器の中に装入された。促進剤と1−オクタノ ールが、装入された原料の2重量%または2.1モル%加えられた。反応器の全 内容は減圧下にあった。三フッ化ホウ素ガスがそれから徐々に分散されそして内 容物は攪拌されたが、その間温度は冷却コイルにより8〜15℃に調節されて反 応の発熱を避けた。追加の三フッ化ホウ素が、100psigの反応器圧力を維持す るために必要なほど加えられた。反応は2時間後に過剰の三フッ化ホウ素を排気 してから窒素でパージすることにより終結させられた。反応生成物はそれから4 重量%水酸化ナトリウム水溶液により洗浄されてから次いで数回の水洗いにより 中和を確実にした。その生成物は水素化および分留のようなさらなる処理を免れ た。最終生成物はオリゴマー分布に基づき計算された5.11センチストークス のC20+の粘度を有していた。 比較例BおよびC 比較例BおよびCの目的は、従来のバッチ法において、促進剤の濃度を増すこ とは著しくより高度のオリゴマー分布または100℃粘度値をもたらさないこと を証明することである。比較例Aの手順が追試されたが、ただし促進剤のモノマ ーに対する重量%はそれぞれ1.0%および10.0%に保たれた。15分後に 、340mlのデセン供給量が、供給重量%でそれぞれ同じ促進剤と共に45分間 に わたって導入された。総実験時間は75分間であった。 例1および2 例1および2は比較例A、BおよびCにおけるものと同じ圧力および温度の下 に実験された。例1において初めの反応器装入物は0.5モルの1−オクタノー ルと35グラムのヘプタンであり、そして供給原料は1−デセンと1重量%の1 −オクタノールから成っていた。真空がその反応器にひかれた。三フッ化ホウ素 がその反応器へ攪拌下に100psigで導入された。直ちに、その後1重量%の1 −オクタノールを含む1−デセン供給原料が約440ml/時で導入された。反応 器に導入された総供給量は4105mlであり、実施時間は540分であった。 例1と同じ手順が例2において追試されたが、ただし0.75モルの1−オク タノールと41グラムのヘプタンが反応器に装入された。総実験時間は230分 であり、そして2010mlの1−デセンが1重量%の1−オクタノールと共に反 応器へ導入された。例A、B、C、1および2の結果は表1に要約されている。 計算された100℃における生成物粘度値およびオリゴマー化(C80+)が本発 明により増進される程度は容易に明白である。 例BとCの間の生成物粘度の差は著しくない。促進剤のモル%をさらに増加し ても増加された生成物粘度およびより高重合度のオリゴマー分布の利益を生まな い。しかし、これらの例は、予め形成された触媒錯体の存在で、同じ促進剤を用 いかつ制御された供給速度の下に本発明を用いることにより、4〜10センチス トークスのより大きな生成物粘度が安定して生じることを示す。 例3〜8 例3〜8は例1および2と同じ圧力、温度および供給速度条件の下に本発明の 手順を追試して行われたが、しかしアルコール促進剤の分子量を変えた。例3〜 8の結果が表2に要約されている。従来の技術は、より高い分子量のアルコール の使用がオリゴマー化度の増加に有利に働くことを教えている。この見解は本発 明において確認されかつ支持されている。全般に、デカノールの実験はヘキサノ ールよりも2〜4センチストークス高い粘度を生じている。 これらの結果を総括すると助触媒と原料供給の流れを同時に混合する従来の方 法の製品粘度の限界を証明している。 要約すると、アルファオレフィンモノマー供給原料、例えばデセンまたはドデ セン、の促進剤錯体によるオリゴマー化のための従来の方法は一般に10cSt以 下の生成物粘度を生ずる。より高い粘度は著しく長い反応時間、より遅い供給速 度を用いること、および/または本来の反応生成物を変えるための変性剤を添加 することなしには達成することができない。さらに活性なまたは強力なフリーデ ル−クラフツ触媒、例えばAlCl3または金属アルキル、が一般に10センチ ストークスより高い粘度を有する1−デセン製品を製造するために使用されてい る。著しく高い100℃生成物粘度が本発明により達成されることができること が証明された。 例9〜12 本発明の新規な方法と同時に発生したのは、アルファ−オメガジエン(ジオレ フィン)がコモノマーとして、または第二段階の供給原料として使用されるとき 、該アルファ−オメガジエンは、存在しているオリゴマー分布を変えてもっと重 い生成物の重量および粘度を生む、という認識であった。 例9〜12は本発明の手順に従っている。圧力、温度、および供給速度は例1 および2におけるそれらと同じである。供給原料は1−デセン、示されたモル% のジオレフィンコモノマー、および促進剤を含む。1−オクタノール促進剤は例 12を除くすべての例において使用されたが、例12は1,9−デカジエンコモ ノマーの二つの供給原料中に1−ヘプタノールと1−テトラデカノールの両者を 共に使用した。その場合第一の供給原料は2:1のオレフィン対ジオレフィン比 率を含み、そして第二段階の供給原料は1:1のオレフィン対ジオレフィン比率 を含んでいた。初めの装入における促進剤の量は、例12を除き、0.5モルで あり、例12では0.4モルであった。供給物中の促進剤のモル%は例12を除 き、1.1であり、例12では1.2であった。促進剤の供給物に対する総モル %は、例12を除き、8.1であり、例12では21.0であった。それらの結 果は表3に要約されている。 本発明は特定の実施態様に関して説明されてきたが、この適用は添付された請 求の範囲の内容と範囲を逸脱することなく当業者によりなされることができるい ろいろな変化と置換を包含することを意図されている。
【手続補正書】 【提出日】平成11年6月4日(1999.6.4) 【補正内容】 1. 明細書を以下の通り補正する。 (1) 第3頁第18行〜第29行(最終行)の「図面の簡単な説明・・・(表3 参照)。」を削除する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 合成潤滑油材料を製造する方法であって、 (a) 三フッ化ホウ素触媒と少なくとも一つのアルコール促進剤との触媒錯 体をオレフィンモノマーの不存在下で形成する工程、および (b)C4-16オレフィンモノマーを、前記の触媒錯体を入れた反応器に、三フ ッ化ホウ素の圧力の下で加えることにより前記オレフィンモノマーをオリゴマー 化しでオリゴマー生成物を製造する工程を含み、その際前記オレフィンモノマー は少なくとも50重量%のC8-16オレフィンモノマーを含む、前記の方法。 2. 該C4-16オレフィンモノマーがアルファ−オメガジオレフィンを含む請求 項1に記載の方法。 3. 該アルファ−オメガジオレフィンが、C4-16オレフィンモノマーの2〜5 0重量%を構成する請求項2に記載の方法。 4. 該アルコール促進剤が、4〜12の炭素原子を有する直鎖モノアルコール を含む請求項1に記載の方法。 5. 該オリゴマー生成物が、次の組成、 (a) 10重量%より少ないダイマーとトリマー、 (b) 75重量%より少ないテトラマーからヘプタマーまで、および (c) 少なくとも15重量%のオクタマーおよびそれより高重合度のオリゴ マー、を有する請求項1に記載の方法。
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