JP2001504591A - 場所に関係する情報を空間的に割り当てるための方法とその端末装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ある場所（例えば、「Ａ８、出口パージング」）に関係する情報（１，２）を端末装置（８）において空間的に割り当てるための方法であって、該情報が情報提供者（６）から前記端末装置（８）に、その場所の地理的座標（経度と緯度）に該当する、それらの割り当てられた場所座標データ（３）および場所追加データ（４，５＝「Ａ８」）とともに伝達され（７）、前記端末装置（８）において前記場所に対する前記情報（１，２）の割り当てが、該情報に対して伝達された前記場所座標データ（３）と前記端末装置のレファレンスファイル（１０）内の場所座標データとの比較（１２，１４，１８）に基づいて行われ、さらに前記情報（１，２）に対して伝達された前記場所追加データ（４，５）と前記端末装置の前記レファレンスファイル（１０）内の場所追加データとの比較に基づいて行われる方法と端末装置とによって、前記情報提供者から前記端末装置に伝送された前記情報の効率的かつ誤りの生じにくい場所割り当てが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 場所に関係する情報を空間的に割り当てるための方法とその端末装置 詳細な説明 本発明は、場所に関係する情報を空間的に割り当てるための方法と、この方法 を実施するための端末装置に関する。 場所に関係する情報、例えば、交通情報を自動的に評価するために、これらの 情報を受け取る端末装置内では、それらの情報が関係する場所の特定および端末 装置が存在している場所との調整が必要である。この場合、場所の地理的な位置 が一般に正確でなく、かつ一義的に規定されていないという問題がある。なぜな らば、交差点や分岐点などの場所には、種々のカードで異なる地理的位置が割り 当てられており、カードなどを作成する際に、カード内の場所の地理的位置が一 部変更されたり、新しい分岐点など、新しい場所が追加されたりするからである 。 場所に関係する情報を、端末装置において空間的に割り当てるための考えられ る方法は、道路部分、自動車専用道路出口などの重要な場所に対する識別番号を 、標準化して付与することであろう。この場合、情報提供者側と、端末装置のな かには識別番号と割り当てられた場所との同一の表がある。この方法は確かに一 義的ではあるが、管理コストのかかる中央保守なしには、絶えず作成することが できない。さらに、抽象的な識別番号付与に基づき、少なくとも新しい識別番号 で表される新しい場所、例えば新しい自動車専用道路出口の場合に、端末側の古 いコード表で情報提供者から受け取られた情報を、空間的に割り当てることは不 可能である。 考えられる別の方法として、場所に名前を割り付けることができる。この場合 、長い道路、特に自動車専用道路では、例えば「接続点ｘとｙの間」のような追 加 事項による分割が必要である。情報提供者によって端末装置に伝達される情報の 自動的評価に関して、種々異なる表記法、例えばウムラウト（変母音）や略語、 異なる名称、例えばミュンヘンのシュタッフスとカールスプラッツ、および流出 ランプなどをこの流出ランプに隣接する村落で呼ぶ、不統一な呼び方が問題であ る。 さらに、ある場所の経度および緯度のような、地理的座標によって場所を割り 当てることが可能である。しかしながら、ここでは、交通情報センタが種々のカ ードに関係するデータを受け取ったり、カードの作成に基づいて、カード内の場 所の地理的座標が変化したりすると、同じ場所、例えば交差点が種々のカードで 異なる位置にあるという問題が生じて厄介である。ある場所の地理的座標を表示 することは、不正確さが比較的少ないとはいえ、この場所を端末装置内で一義的 に割り当てることはできない。場所を、標準化された地理的座標に一義的に割り 当てることは、定義および保守のために高い管理コストを要するであろう。 本発明の課題は、情報提供者から端末装置に伝達された場所に関係する情報を 、該端末装置において、空間的に割り当てるための効率的な方法を提供すること である。この課題は主請求項によって解決される。 請求項１による方法は、例えば交通情報を伝達するために用いることができる 。しかし、この方法は別の用途に対しても適している。 情報が、関係する場所の場所座標データによって表され、伝達された地理的座 標は、例えば二次元的な座標表現において、特にその場所の経度および緯度とし て存在できる。場所追加データによって表される場所の場所特性は、特にその場 所の道路種別および道路番号を含むことができる。また、場所特性は、１以上の 場所名を含むことができる。さらに、それらは場所の付加的な属性、例えば、そ の場所は交差点や分岐点などに位置しているか、どの車道に位置しているか、さ らに車道の終点、始点または中央に位置しているかなどの情報を含むことができ る。 ある情報提供者から、端末装置に伝達された情報と一緒に伝達された場所座標 データが、端末装置のレファレンスファイルに含まれている場合は、この端末装 置に対する場所が特定されている。場所追加データ、特に道路種別および道路番 号に基づいて、さらにプラウシビリティチェック(Plausibilitatsprufung)を行 うことができる。場所は、場所座標データに基づき、またはレファレンスファイ ル内でこれらの場所座標データに対して記憶されているその他のデータに基づい て、さらに加工および／または送信され得る。しかし、場所の伝達された場所座 標データが、端末装置内のレファレンスファイルに含まれておらず、場合によっ ては、レファレンスファイル内の場所座標データに対する場所追加データが、伝 達された場所追加データと一致しないときでも、情報提供者の情報による関係す る場所は、これらの情報およびそれらの場所追加データと一緒に伝送された場所 追加データに基づき、これらの場所追加データを端末装置のレファンレンスファ イル内で検索することによって特定できる。これにより、場所追加データを付加 的に使用することは、ある場所に対して得られた情報を、端末装置内で正しく空 間的に割り当てる蓋然性を高める。さらに、例えば更新されたカードまたは以前 に使用したものとは異なるカードを使用したために、特定の場所の地理的座標が 、情報提供者のもとにある作成されたカードまたは別のカードによって変わって おり、もしくは別の情報提供者のもとでは異なっているが、端末装置では特定の カードバージョンに対する場所座標データしか存在しないという場合の誤りをも 回避する。 端末装置で受け取られた情報を、これらの情報が関係する場所に空間的に割り 当てることは、情報提供者による情報と一緒に端末装置に伝達された場所座標デ ータおよび場所追加データの種類によって最適化可能である。 特に、前述したように、場所追加データは、受信された情報が関係する場所の 道路種別および道路番号を含むことができ、および／またはこれらの場所の名前 を含むことができる。さらに場所追加データは、場所の属性、例えば交差点また は分岐点があるか、それらはどの車道に関係するか、車道の始点、終点または中 点であるかなどに関する情報を有することが合理的である。 場所座標データは、情報が関係する場所を、その場所の地理的座標を表す識別 番号で識別することが合理的である。場所の地理的座標を、１０〜５００ｍ、特 に１００ｍに丸めると、つまり場所座標データ（ゲオコード場所座標データ）の なかに、経度と緯度のこれより高い桁数（１００ｍ単位）のみを取り人れると、 場所座標データは非常にコンパクトである。場所座標の桁数がこれより低いと、 種々のカードのためにしばしば誤りが生じ、また空間的割り当てが複雑になるの で無視する。 情報、場所座標データおよび場所追加データが、所定のフォーマットおよび／ または所定の順序で、好ましくは、特に情報提供者が端末装置に伝達するフォー マットにより伝達することが合理的である。 特に複数の規格化されたカードファイルが慣用である場合は、場所座標データ が関係する交通網の、ディジタルカードの識別が有利である。なぜならば、そう すると、これらの場所座標データに割り当てられたディジタルカードに基づいて 、端末装置内で場所が簡単に識別できるからである。 この方法は、種々の情報を伝達し、空間的に割り当てるために用いることが可 能である。特に情報は、自動車内に配置可能な端末装置に対する、情報提供者の 交通情報であることができる。この方法は、純粋な交通情報、例えば渋滞、移動 時間、平均速度などのほかに、特に双方向ナビゲーションにも使用できる。双方 向ナビゲーションでは、ナビゲーション情報に該当する場所、例えば自動車の現 在地の一義的な識別が重要である。 情報提供者から端末装置への情報の伝送は、種々の形式で行うことができる。 特に情報をコード化し、またはコード化せずに、ラジオ、移動無線、ページング などで伝達することが可能である。 情報を端末装置の利用者に送信することが合理的である。このためには、情報 は二次加工することができる。こうして、場所座標データおよび／または場所追 加データに基づいて、場合によっては別の伝達されたデータまたはレファレンス ファイルから取り出されたデータに基づき、利用者に対するメッセージが生成さ れ得る。端末装置の場所が利用者に知られている場合には、特に、例えば利用者 にとっての場所的な有意性に関して、情報をフィルタにかけることが可能である 。この場合、有意なデータのみが、端末装置の利用者に送信される。さらに、例 えばＧＰＳから端末装置の位置が知られている場合は、および／または速度およ びハンドル位置などを考慮して、カード内で端末装置の位置を追跡することによ って、場所を受信情報に結び付けることが可能である。例えば、「ｘとｙの間の 接続点Ａ３で渋滞」というメッセージは、「あなたの前方２ｋｍに、長さ３０ｋ ｍの渋滞」というメッセージに変換され得る。 さらに、一緒に伝達された場所追加データに基づいて、レファレンスファイル 内で確認される場所座標データに対して、伝達された場所座標データが相違して いる場合には、端末装置内および／または情報提供者のもとでレファレンスファ イルを修正することが可能である。この場合、特に移動無線などを介して、情報 提供者から端末装置に、更新されたレファレンスファイルをロードすることが可 能である。さらに、特殊な場所の個別修正も可能である。例えば、情報提供者か ら端末装置に伝達される場所に対する場所座標データは、端末装置のレファレン スファイルに、その場所の場所座標データとして記憶されることできる。ここで は、場所は一緒に伝達された場所追加データに相応する場所追加データによって 定義されている。 本発明による端末装置は、少なくとも場所追加データに対する場所座標データ の割り当てを備えたレファレンスファイルを有している。 その他の特徴および利点は、他の従属請求項および図面に基づく実施例の説明 から明らかである。図１は、端末装置と、合理的には情報提供者のもとにもある レファレンスファイルの構成を抽象的に示しており、図２は、交通情報の構成を 示しており、図３は、端末装置で受信されたある場所に対する情報の、端末装置 のレファレンスファイルを考慮した空間的割り当てを概略的に示している。 図１に、概略的に示された端末装置のレファレンスファイルを考慮して、図２ で示されている場所座標データおよび場所追加データと一緒に伝達された情報が 、図３に抽象的に表現された方法によって、空間的に割り当てられている。 図２に例示されている交通情報は、「事件」（１）および「３０ｋｍ渋滞」（ ２）として表された情報１，２のほかに、ゲオコードと呼ばれる場所座標データ ３および場所追加データ４，５を含んでいる。 このような情報は、情報提供者、例えば交通情報センタ６から移動無線、ペー ジング、ラジオなど７によって端末装置８に伝達される。 端末装置８では、図１に示されたレファレンスファイル１０に基づき、交通情 報９が情報１，２の関係する場所に空間的に割り当てられる。このため、特にゲ オコードと呼ばれる場所座標データ３を用いることができる。ここでは、場所座 標データ３は、情報が関係する場所の経度１２度３４分９９秒および緯度５６度 ７８分９９秒に基づいて、約１００ｍの精度で丸め、それ以下の値は切り捨てる ことによって形成されている（したがって、例えば、１２３４５６７８）。これ により、場所について伝達された場所座標データおよび場所追加データが、端末 装置８のレファレンスファイル１０内に存在しないために、伝達された情報を場 所に割り当てることが不可能な場合でも、ゲオコード（例：「１２３４５６７８ 」場所座標データ）が意味する西経１２度３４分および北緯５６度７８分に基づ いて、場所に対する情報１、２を少なくとも概ね空間的に割り当てることが可能 で あろう。最も簡単な場合には、交通情報の場所座標データ３は、端末装置８のレ ファレンスファイル１０に見いだすことができる。次に、さらに交通情報の場所 追加データ４，５が、端末装置８のレファレンスファイル１０内の場所追加デー タ４，５と、場合によってはその他の属性（例えば、「交差点」、「カールスプ ラッツ」）と比較される。端末装置８のレファレンスファイル１０内の伝達され た場所座標データ３のうち、場所追加データ４，５、および場合によっては属性 １１，１２が伝達されたデータと一致する場合は、情報１，２が関係する場所は 一義的に規定されており、情報１，２の有意性チェックおよび／または端末装置 ８の利用者への情報１、２の送信および／またはナビゲーションに用いることが できる。有意性チェックは、例えば、ルート決定および／またはＧＰＳなどによ って規定可能な場所に基づき、利用者にとって重要な情報のみを取り出すことが できる。例えば、利用者が、端末装置８と一緒に現在移動している道路および／ または進行方向にある道路および／または特定の空間的範囲の情報だけを、考慮 することができる。 しかし、伝達された場所座標データ３に対して、レファレンスファイル１０内 に登録されている場所追加データ４，５が、これらの場所座標データ３と一緒に 伝達された場所追加データ４，５と一致しない場合は、レファレンスファイル１ ０内でこれらの場所追加データ４，５を有する登録が検索され、その場所が情報 １，２の関係する場所として定義される。場合によっては、その代わりに、ある いは追加的に、場所の名前などの属性もチェックに用いることができる。さらに 、端末装置８の利用者に送信されるべき情報を、例えば端末装置８のレファレン スファイル１０に記憶されている場所の名前（「出口パージング」）などを、こ の場所に該当する情報に付け加えることによって、補完のために属性を用いるこ とができる。 チェックの手順は図３に示されている。情報提供者から端末装置８に送られた 場所座標データ３、場所追加データ４，５および情報１，２を含む交通情報９は 、端末装置８でさらに加工される。この目的のために、端末装置８において伝達 された交通情報９の場所座標データ３が、レファレンスファイル１０内で検索さ れる（１２）。ここで登録が発見されたら（１３）、この登録は受け取られた交 通情報９と端末装置８のレファレンスファイル１０内の場所追加データ４，５と を比較することによって整合性およびプラウシビリティについてチェックされる （１４）。これらの場所追加データ４，５が一致する場合は、場所座標データ３ は強化されたゲオレファレンス１５として定義され、情報１、２が関係する場所 １６と見なされる。しかし、交通情報９の場所座標データ３に対して登録がない 場合は（１７）、その場所は場所追加データ４，５に基づいて規定される。これ は、特に道路種別４（例：「自動車専用道路」または「Ａ」）および道路番号５ （例：「８」）であることができる。道路種別（「Ａ」）および道路番号は一緒 に１フィールド（「Ａ８」）で伝達することもできる。この整合性チェックまた は補完（１８）の後で、こうして得られた場所が強化されたゲオレファレンスと 見なされる（１５）。この場所に基づいて、得られた情報１，２に対し端末装置 ８に記憶されている属性、たとえば名前（「スタッフス」、または「カールスプ ラッツ」、または「出口パージング」）が規定され、この情報１，２と一緒に利 用者に（記述１９として）送信することができる。さらに、場所などに基づき、 有意と見なされる情報１，２が、属性と一緒に、または属性なしで端末装置８の 利用者に送信される（２０）。 交通情報９とレファレンスファイル１０とで、場所座標データ３および場所追 加データ４，５および／または場合によって属性１１も一致しなければ、例えば この誤りは端末装置８のレファレンスファイル１０内で、自動的に修正されるこ とができ、あるいは新しいレファレンスファイル１０が、例えば移動無線など７ を介して、情報提供者から端末装置８にロードされる。 前述の説明は、単に例にすぎない。本発明により、場所追加データ４，５およ び／または場所座標データ３のフィールドの別の配置も可能である。例えば、道 路に対する１つ（または複数、ここでは４，５）のフィールドに対して、択一的 またはこれに追加して都市のフィールド（例えば「ミュンヘン」）を設けること ができる。 本発明による方法は、純粋な情報、特に交通情報のほかに、特にナビゲーショ ンにも適している。なぜならば、このためにはできるだけ正確、かつできるだけ 誤りのない場所規定が、非常に重要だからである。 ここでは詳細に示さない端末装置８内で、この方法は、端末装置８に記憶され ているプログラムにおいて実行できる。さらに、特にナビゲーション方法のため にカードファイルをその方法で用い、端末装置８内に記憶させることができる。 レファレンスファイル１０が、交換可能な記憶媒体、例えばチップカードなどに 記憶させることもできる。この場合、データは端末装置８内の読み取り装置によ って記憶装置から読み取ることができる。ここでは端末装置８でプログラムを処 理するために、プロセッサが設けられている。情報提供者の情報は、端末装置８ 内でラジオおよび／または移動無線および／またはページャーなど７のための受 信装置に人る。場合によって、改訂または補完された情報１，２などの端末装置 ８の利用者への送信は、聴覚的送信装置または視覚的送信装置によって行われる 。さらに、バックワードチャネル、特に移動無線チャネルのアップリンクを、誤 りの修正または有効なレファレンスファイル１０の端末装置へのダウンロードの ために設けることができる。端末装置８は、特に自動車内に取り付けるために適 している。位置特定のために、例えばＧＰＳ受信器を含むことができ、および／ または内蔵カードによる位置特定、ハンドル位置および走行距離計、および／ま たは速度計などを含むことができる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年１２月９日（１９９８．１２．９） 【補正内容】 事項による分割が必要である。情報提供者によって端末装置に伝達される情報の 自動的評価に関して、種々異なる表記法、例えばウムラウト（変母音）や略語、 異なる名称、例えばミュンヘンのシュタッフスとカールスプラッツ、および流出 ランプなどをこの流出ランプに隣接する村落で呼ぶ、不統一な呼び方が問題であ る。 さらに、ある場所の経度および緯度のような、地理的座標によって場所を割り 当てることが可能である。しかしながら、ここでは、交通情報センタが種々のカ ードに関係するデータを受け取ったり、カードの作成に基づいて、カード内の場 所の地理的座標が変化したりすると、同じ場所、例えば交差点が種々のカードで 異なる位置にあるという問題が生じて厄介である。ある場所の地理的座標を表示 することは、不正確さが比較的少ないとはいえ、この場所を端末装置内で一義的 に割り当てることはできない。場所を、標準化された地理的座標に一義的に割り 当てることは、定義および保守のために高い管理コストを要するであろう。 「ラジオ・テレビ・エレクトロニクス」第４１巻１２号１９９２年１２月１日 （著者Ｇ．ジーグレ）所収「ディジタル交通無線：交通情報チャネル」で開示さ れている交通情報システムでは、コード化されて、端末装置内の表によって復号 可能な情報（例：１１７＝２ｋｍ交通障害）のほかに、コード化された場所情報 も伝送できる。これらの場所情報も同様に、端末装置内の表によって復号可能で ある（例：最初の１６ビットは連邦州、その後の桁は自動車専用道路セグメント を表すなど）。 本発明の課題は、情報提供者から端末装置に伝達された場所に関係する情報を 、該端末装置において、空間的に割り当てるための効率的な方法を提供すること である。この課題は主請求項によって解決される。 請求項１による方法は、例えば交通情報を伝達するために用いることができる 。しかし、この方法は別の用途に対しても適している。 情報が、関係する場所の場所座標データによって表され、伝達された地理的座 標は、例えば二次元的な座標表現において、特にその場所の経度および緯度とし て存在できる。場所追加データによって表される場所の場所特性は、特にその場 所の道路種別および道路番号を含むことができる。また、場所特性は、１以上の 場所名を含むことができる。さらに、それらは場所の付加的な属性、例えば、そ の場所は交差点や分岐点などに位置しているか、どの車道に位置しているか、さ らに車道の終点、始点または中央に位置しているかなどの情報を含むことができ 請求の範囲（補正） １． 情報（１，２）が関係する場所（１０）（「Ａ８、出口パージング」） を端末装置（８）において場所規定するための方法であって、該情報が情報提供 者（６）から前記端末装置（８）に、その場所の地理的座標（経度と緯度）に該 当するそれらの割り当てられた場所座標データ（３）および場所追加データ（４ ，５＝「Ａ８」）とともに伝達され（７）、前記端末装置（８）において前記場 所規定が、該情報（１，２）を前記場所（１０）に割り当てる形式で、 前記情報に対して伝達された前記場所座標データ（３）と前記端末装置のレフ ァレンスファイル（１０）内の場所座標データとの比較に基づいて行われ、 さらに、前記情報（１，２）に対して伝達された前記場所追加データ（４，５ ）と前記端末装置（８）の前記レファレンスファイル（１０）内の場所追加デー タとの比較（１２，１４，１８）に基づいて行われる、場所規定するための方法 。 ２． 前記情報が交通情報であり、前記情報提供者が交通情報提供者であり、 さらに前記端末装置が自動車内に配置されているか、または配置可能であること を特徴とする請求項１に記載の方法。 ３． 前記場所追加データ（４，５）が、前記情報（１，２）の関係する場所 の道路種別（「Ａ」）および道路番号（「８」）を含むことを特徴とする請求項 １または２に記載の方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＪＰ，ＵＳ (72)発明者 シュルツ，ヴェルナー ドイツ連邦共和国、デー 40670 メール ブッシュ、アレッツシュトラーセ 10エー

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ある場所（例えば、「Ａ８、出口パージング」）に関係する情報（１， ２）を端末装置（８）において空間的に割り当てるための方法であって、該情報 が情報提供者（６）から前記端末装置（８）に、その場所の地理的座標（経度と 緯度）に該当する、それらの割り当てられた場所座標データ（３）および場所追 加データ（４，５＝「Ａ８」）とともに伝達され（７）、前記端末装置（８）に おいて前記場所に対する前記情報（１、２）の割り当てが、該情報に対して伝達 された前記場所座標データ（３）と前記端末装置（８）のレファレンスファイル （１０）内の場所座標データとの比較（１２、１４，１８）に基づいて行われ、 さらに、前記情報（１，２）に対して伝達された前記場所追加データ（４，５） と前記端末装置（８）の前記レファレンスファイル（１０）内の場所追加データ との比較に基づいて行われることを特徴とする場所に関係する情報を空間的に割 り当てるための方法。 ２． 前記情報が交通情報であり、前記情報提供者が交通情報提供者であり、 さらに前記端末装置が自動車内に配置されているか、または配置可能であること を特徴とする請求項１に記載の方法。 ３． 前記場所追加データ（４，５）が、前記情報（１，２）の関係する場所 の道路種別（「Ａ」）および道路番号（「８」）を含むことを特徴とする請求項 １または２に記載の方法。 ４． 前記場所追加データ（４，５，１１）が、少なくとも前記端末装置（８ ）において前記場所の名前（「ケルン・ノルト自動車専用道路インターチェンジ 」）（「カールスプラッツ」）および／または都市（「ミュンヘン」）、市町村 、郡などの名前を含むことを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載の方 法。 ５． 前記場所座標データ（３）に対して前記レファレンスファイル（１０） 内で前記場所に対する登録が発見されたら、その場所追加データ（４，５）がチ ェックされ、さらに伝達された前記情報の伝達された該場所追加データと前記レ ファレンスファイル内の場所追加データとが相違する場合は、伝達された該場所 追加データに基づき前記レファレンスファイル内で、これらの場所追加データを 検索することにより、該場所が規定されることを特徴とする請求項１ないし４の いずれかに記載の方法。 ６． 伝達された前記場所座標データが前記レファレンスファイルに含まれて いない場合は、該場所が、伝達された場所追加データと前記レファレンスファイ ル内の場所追加データとの比較に基づいて求められることを特徴とする請求項１ ないし５のいずれかに記載の方法。 ７． 伝達された前記場所座標データも前記場所追加データも、前記レファレ ンスファイルに含まれていない場合は、該場所が場所座標データ（１２３４５６ ７８）に基づいて、その経度（１２度３４分）と緯度（５６度７８分）に関して 近似的に特定されることを特徴とする請求項１ないし６のいずれかに記載の方法 。 ８． 前記場所追加データ（４，５，１１）が、少なくとも前記端末装置内に 、特に交差点および／または分岐点があるかについて、および／または車道およ び／または車道始点、車道中点、車道終点を表すデータの属性（１１）を含むこ とを特徴とする請求項１ないし７のいずれかに記載の方法。 ９． 伝達された前記情報が関係する前記場所の識別として、前記情報提供者 のもとにあるファイルおよび端末装置に記憶されている、該場所の場所座標デー タ（３）が該情報提供者から前記端末装置に送られ、しかもこれらの場所座標デ ータが、前記場所の地理座標（経度と緯度）をそれぞれ１０〜５００ｍ、特にそ れぞれ１００ｍまで正確に表していることを特徴とする情報を空間的に割り当て るための、特に請求項１ないし８のいずれかに記載の方法。 １０． 前記情報、場所座標データおよび場所追加情報が、所定のフォーマッ トおよび／または所定の順序で伝達されることを特徴とする請求項１ないし９の いずれかに記載の方法。 １１． 伝達された前記情報に対する伝達された前記場所座標データが、前記 端末装置（８）の前記レファレンスファイル（１０）にない場合は、伝達された 前記場所追加データ（４，５）に対して前記レファレンスファイル（１０）内で 記憶されている前記場所座標データ（３）が抹消され、その代わりに伝達された 前記場所座標データ（３）が記憶されることを特徴とする請求項１ないし１０の いずれかに記載の方法。 １２． 前記情報（１，２）が、自動車のナビゲーションに用いられることを 特徴とする請求項１ないし１１のいずれかに記載の方法。 １３． 前記場所座標データ（３）が関係するディジタルカードに、識別情報 が伝送されることを特徴とする請求項１ないし１２のいずれかに記載の方法。 １４． 少なくとも前記識別情報に基づいても、前記端末装置で用いられるカ ード内の場所が規定されることを特徴とする請求項１３に記載の方法。 １５． 前記端末装置（８）からの前記情報（１，２）のほかに、前記場所座 標データ（３）および／または前記場所追加データ（４，５，１１）に該当する データが送信されることを特徴とする請求項１ないし１４のいずれかに記載の方 法。 １６． 前記端末装置において、ある場所に対する前記場所座標データ（３） のレコードに対して、前記レファレンスファイル内で記憶されている前記追加情 報および少なくとも端末装置（８）の伝達された前記情報（１，２）に基づいて 、メッセージが生成されて送信されることを特徴とする請求項１ないし１５のい ずれかに記載の方法。 １７． 前記情報提供者（６）も同様に、前記レファレンスファイル（１０） を利用できることを特徴とする請求項１ないし１６のいずれかに記載の方法。 １８． 前記情報提供者（６）が前記情報（１，２）、前記場所座標データ （３）および前記場所追加データ（４、５）を、前記レファレンスファイル（１ ０）を用いてフォーマット化してファイルすることを特徴とする請求項１７に記 載の方法。 １９． 前記情報（１，２）および前記場所座標データ（３）と一緒に伝達さ れた前記場所追加データ（４，５）と、前記端末装置（８）の前記レファレンス ファイル（１０）内の、伝達された該場所座標データ（３）に基づいて求められ た前記場所追加データとの間に不一致が確認された場合は、前記端末装置内にあ る場所座標データおよび／または場所追加データと情報（１，２）とを含むメッ セージが前記情報提供者に送られることを特徴とする請求項１ないし１８のいず れかに記載の方法。 ２０． 前記場所座標データに対して伝達された場所追加データと、前記端末 装置の前記レファレンスファイル内の、伝達された場所座標データに基づいて求 められた前記場所追加データとの間に不一致が確認された場合は、前記情報提供 者によって実際の前記レファレンスファイル（１０）が照会され、前記情報提供 者によって前記端末装置（８）に伝送されることを特徴とする請求項１ないし１ ９のいずれかに記載の方法。 ２１． 前記レファレンスファイル内に、前記場所座標データ（３）のレコー ドに対してそれぞれ同様にレファレンスファイル内に含まれている場所のさらに 別の場所座標データが含まれており、これらの場所座標データが、前記端末装置 から該端末装置の利用者への送信において共に基礎に置かれることを特徴とする 請求項１ないし２０のいずれかに記載の方法。 ２２． 前記情報提供者から前記端末装置への情報の伝達が、ラジオチャネル または移動無線網またはページングネットを介して行われることを特徴とする請 求項１ないし２１のいずれかに記載の方法。 ２３． 前記端末装置で場所の特定が特にＧＰＳによって行われ、該端末装置 （８）の該場所が情報（１，２）の有意性チェックに用いられ、さらに有意な情 報のみ該端末装置の利用者に送信されることを特徴とする請求項１ないし２２の いずれかに記載の方法。 ２４． 端末装置に知られている前記端末装置（８）の場所が、該端末装置の 利用者に送信されるべきメッセージ（「Ａ８であなたの前方５ｋｍに長さ３０ｋ ｍの渋滞」）に対する、前記情報提供者（６）から得られる情報（「１２３４５ ６７８Ａ８渋滞３０ｋｍｘｙ」）と結び付けられることを特徴とする請求項１な いし２３のいずれかに記載の方法。 ２５． 前記レファレンスファイルが、特に更新によって置き換えられる交換 可能な記憶媒体、特にチップカード、ＣＤ−ＲＯＭなどの上で使用されることを 特徴とする請求項１ないし２４のいずれかに記載の方法。 ２６． 前記レファレンスファイル（１０）と、請求項１ないし２５のいずれ かに記載の方法を実施するためのプログラムと、該プログラムおよび前記レファ レンスファイルのための記憶装置と、該プログラムを処理するためのプロセッサ と、前記情報提供者（６）から前記情報（１，２）を受信するための受信装置と 、メッセージを前記端末装置の利用者に送信するための送信装置とを有している 端末装置（８）。 ２７． バックワードチャネルとして、使用可能なチャネル（アップリンク＋ ダウンリンク）、特に移動無線を介して、前記レファレンスファイルの修正また は有効な前記レファレンスファイルを呼び出せることを特徴とする請求項２６に 記載の端末装置。 ２８． 前記端末装置が自動車内に組み込まれているか、組み込み可能である ことを特徴とする請求項２６または２７に記載の端末装置。 ２９． 前記情報および／または前記場所座標データおよび／または前記場所 追加データに基づいて、メッセージを前記端末装置の利用者に送信するための聴 覚的送信装置が設けられていることを特徴とする請求項２６ないし２８のいずれ かに記載の端末装置。 ３０． 視覚的送信装置が設けられていることを特徴とする請求項２６ないし ２９のいずれかに記載の端末装置。 ３１． 前記端末装置（８）内のファイルが、送信のための補助情報を前記情 報（１，２）と一緒に含むことを特徴とする請求項２６ないし３０のいずれかに 記載の端末装置。 ３２． 特に、ナビゲーションのための交通網カードを備えたカードファイル を有することを特徴とする請求項２６ないし３１のいずれかに記載の端末装置。 ３３． 例えば、ナビゲーションのための交通網カードを備えたカードファイ ルを有することを特徴とする請求項３２に記載の端末装置。 ３４． 交換可能で、読み取り装置に組み込み可能な、特にチップカード、Ｃ Ｄ−ＲＯＭなどからなる前記記憶装置からデータを読み取るための読み取り装置 を有することを特徴とする請求項２６ないし３３のいずれかに記載の端末装置。 ３５． レファレンスファイル（１０）をコンピュータ支援により生成するた めの方法であって、設定可能な種類の場所に対する交通網を表すカードファイル 内で、これらの場所の場所座標データ（３）がカードファイルから読み出され、 または計算され、ある場所に対する場所追加データ（４，５）がカードファイル から取り出され、または規定され、場所座標データがその場所の経度および緯度 から設定可能な精度で規定され、その場所の場所追加データと一緒にターゲット ファイルに記憶される前記レファレンスファイル（１０）をコンピュータ支援に より生成するための方法。 ３６． 前記場所の属性（１１）がカードファイルから取り出され、または規 定されて、該場所に対するターゲットファイルに記憶されることを特徴とする請 求項３５に記載の方法。 ３７． 前記カードファイルから取り出され、または該カードファイルに基づ いて規定された場所座標データが、前記ターゲットファイルに設定可能な精度で 、例えば１００ｍの精度で表示するために必要な経度および以後の形式で、該タ ーゲットファイルに記憶されることを特徴とする請求項３５または３６に記載の 方法。 ３８． 設定可能な種類の場所が、前記カードファイル内の道路セグメントお よび／または交差点および／または入口および／または出口であることを特徴と する請求項３５ないし３７のいずれかに記載の方法。