JP2001504366A - 歯ブラシおよび歯ブラシの剛毛を製造するための方法 - Google Patents

歯ブラシおよび歯ブラシの剛毛を製造するための方法

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JP2001504366A JP52215798A JP52215798A JP2001504366A JP 2001504366 A JP2001504366 A JP 2001504366A JP 52215798 A JP52215798 A JP 52215798A JP 52215798 A JP52215798 A JP 52215798A JP 2001504366 A JP2001504366 A JP 2001504366A
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Abstract

(57)【要約】 押出成形されたポリマの少なくとも1つのクリーニング要素を備えた歯科衛生器具において、クリーニング要素のポリマの少なくとも表面付近の領域に、歯科および/または抗菌作用を有する水および/または唾液に対して可溶性である添加剤が、細かく分散した固体の形態で含まれることが提案される。歯科衛生器具のためのポリマのクリーニング要素を製造するための方法が提案され、歯科および/または抗菌作用を有する水および/または唾液に対して可溶性である、細かく分散した形態の添加剤がポリマの融解物に混合される。

Description

【発明の詳細な説明】 歯科衛生器具および歯科衛生器具のクリーニング要素を製造するための方法 この発明は、押出成形されたポリマの少なくとも1つのクリーニング要素を備 えた歯科衛生器具および歯科衛生器具のための当該クリーニング要素を製造する ための方法に関する。 上述の構造を有する歯科衛生器具という用語はモノフィラメントおよびマルチ フィラメントの繊維の両方を包含し、特に、クリーニング要素を形成するための 表面仕上げがされた剛毛を備えた歯ブラシを包含する。このタイプの公知の歯科 衛生器具は特に、クリーニング要素と歯の表面との間の摩擦力によって機械的な クリーニング作用を及ぼす。それらはまた、歯肉にマッサージ効果を及ぼす。 このような歯科衛生器具のクリーニング要素は一般に、繊維および剛毛などの 形態のポリマから押出成形によって形成される。 この発明の課題は、公知の歯科衛生器具の作用の範囲を広げることである。 この発明によると、この課題は、ポリマのクリーニング要素の少なくとも表面 付近の領域が、細かく分散した固体の形態で歯科および/または抗菌作用を及ぼ す、水溶性および/または唾液に対して可溶性である添加剤によって満たされる ことによって解決される。 歯科、抗菌または口臭抑制作用を有する添加剤の使用は、液状およびペースト 状の磨歯剤の使用として公知である。このような添加剤は特に、歯を硬化する作 用が利用されるようにフッ素化合物の形態で磨歯剤に添加される。この作用は、 人間の歯のエナメル質には最も外側の膜に比較的高い濃度のフッ化物が含まれ、 この濃度は歯の内部にいくにつれて急激に低下する、ということに基づく。食物 および飲料水によって供給されるフッ化物量は一般に、歯のエナメル質における フッ化物の量を一定に保つほど十分ではない。また、フッ化物量は細菌および酸 類の攻撃に対する歯の抵抗力に関して決定的に重要であり、これらの細菌および 酸類は最も頻繁な歯の病気、すなわち虫歯の原因となる。このようなフッ化物の 作用メカニズムには歯の表面にフッ化カルシウム(CaF2)の膜を形成する溶 け易いフッ化物のイオンに基づき、唾液中のpH値が変化するとこの膜からフッ 化物が放出され、歯のエナメル質のフッ化物の貯蔵室(reservoir)が枯渇する ことはない。このようなフッ化物の抗菌作用もまた既に説明されており、プラー ク中の細菌による酸の生成を抑制し得る。このような添加剤は通常、磨歯剤中に 溶解した形態で含まれる。 この発明に従って構成された歯科衛生器具において、このような歯科および/ または抗菌の観点から見て活性な添加剤は、細かく分散した固体の形態でポリマ のクリーニング要素に含まれる。添加剤は水および/または唾液に対して可溶性 である。クリーニング要素の表面付近の領域においてより特定的に埋込まれた超 微粒子により、あるタイプの貯蔵室が形成され、この貯蔵室から活性物質がゆっ くりと溶出し、特に歯列の付近の中咽頭に送られる。通常使用されるポリマはあ る程度水分を吸収し、この水分はクリーニング要素の内部に進行するか、または 使用後に乾燥すると排除される。物理的プロセスの結果、添加剤は時間とともに クリーニング要素のコアから表面まで移動し、この表面からその作用を発揮する 。 添加剤は好ましくは無機フッ化物を放出するフッ素化合物またはキシリトール を含み、これらはたとえばフッ化ナトリウム(NaF)、モノフルオロリン酸塩 (Na2PO3F)、フッ化亜鉛(ZnF2)、フッ化アンモニウム(NH4F)お よびフッ化ケイ酸塩を含むグループから選択される。 ポリマ中に埋込まれ特に表面に露出したフッ素化合物は、磨歯剤の使用時に唾 液またはクリーニング目的で用いられる水に関連して、ゆっくりと流れるフッ化 物の供給源を形成し、オプションとして、これに対応してドーピングされた磨歯 剤に関連して、歯のエナメル質の自然なフッ化物貯蔵室を絶えず補う。 クリーニング要素のポリマには、不活性な不溶性添加剤が分散した形態でさら に含まれ、機械的なクリーニング作用を高めるようにしてもよい。この方策は、 ある研磨作用を引き起こすための歯ブラシの剛毛に関連してそれ自体が公知であ る。この発明に従う添加剤に関していえば、このように純粋に機械的な作用を及 ぼす添加剤は不活性でなければならない。それらは特に表面活性であってはなら ず、かつ使用中にそれらの表面を拡大してはならない。細かく分散したこれらの 研磨粒子は歯のクリーニング装置を使用しているうちに洗い流される。このため クリーニング要素のポリマには新しい表面が露出し歯科および抗菌の観点から見 て活性な添加剤が露出する。 歯科衛生器具は、クリーニング要素を形成する満たされた複数のポリマ剛毛に よって、従来の態様で歯ブラシとして構成され得る。 添加剤の作用を確実に有効にするために、剛毛はそれらの表面を拡大するため に、伸ばされた平滑な形状からは逸脱した形状を有し、たとえば何らかの形、波 状または渦巻形の形状を有することが推奨される。これに代えて、クリーニング 要素は束にされた剛毛によって形成されてもよく、束の繊維に添加剤が満たされ てもよい。 別の有利な実施例は、剛毛がコアと包被とを含み、これらはともに押出成形さ れ、包被の中に添加剤が含まれることを特徴とする。 この構造において特にコアは、引張り強さ、曲げ能力および交互の湾曲に対す る抵抗(回復能力)などの、必要な使用上の特徴をクリーニング要素に与えるポ リマから形成されてもよく、包被のポリマは主に、添加剤の埋込およびそれらの 連続的な送出を考慮して選択される。 この発明に関連して、取替え可能なクリーニング要素を備えた歯ブラシ、すな わちいわゆるヘッド取替え式ブラシを使用すると有利である。剛毛の磨耗および クリーニング作用の低下または歯肉に対するリスクの高まりのために歯ブラシを 頻繁に交換したり、またはこのような取替え式ヘッドを取替えると有利であるた め、この発明に従って満たされた剛毛を定期的に取替えることにはさらに大きな 意義がある。特定的な利点は密に配置された剛毛を有するブラシによって得られ 、従来の歯ブラシヘッドの表面には2000本もの剛毛が配置され得る。 歯科衛生器具はマルチフィラメントの歯間クリーナとして従来の態様で構成さ れてもよく、それを形成するポリマの繊維に添加剤が満たされる。 この発明はさらに、クリーニング要素であって、たとえばポリマの融解物の押 出成形によって形成された歯科衛生器具のためのポリマ剛毛であるものを製造す るための方法に関する。この発明によると、このような方法は、細かく分散した 形態の歯科および/または抗菌作用を有する水および/または唾液に対して可溶 性である添加剤がポリマの融解物と混合され、混合物が押出成形されることを特 徴とする。 実地試験により下記のことがわかった。すなわち、特に歯科作用に関して知ら れており、結晶またはアモルファスの形態で塩またはフッ化水素酸、または耐う 食原性キシリトールとして存在する、フッ化物を放出するフッ素化合物は、ポリ マの融解物と混合されても化学的および物理的に減損されず、すなわち熱的に十 分に安定しており、押出成形されて硬化されたポリマ中では不変の形態で存在す る。細かく分散した添加剤の分配は、ポリマ中で細かく分散した形態で処理され る、たとえば染料および色素などの他のすべての固体と同じやり方で達成するこ とができる。 添加剤は好ましくは、フッ化ナトリウム(NaF)、モノフルオロリン酸塩( Na2PO3F)、フッ化亜鉛(ZnF2)、フッ化アンモニウム(NH4F)およ びフッ化ケイ酸塩を含むグループから選択される。 添加剤は好ましくは1500ppmから4500ppmの量だけ融解物に添加 される。正確な割合は、フッ素化合物の性質および歯科衛生器具の使用時のポリ マ表面におけるその反応に依存する。 ポリマの融解物には好ましくは、機械的なクリーニング作用を高めるための不 活性な不溶性添加剤が混合され、これらは歯科衛生器具の使用時にゆっくりと洗 い流され、歯科的に活性な添加剤を有する新しレ泪由な表面を露出させる。 クリーニング要素に用いられるポリマは、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリ エステル、ポリアセタール、硫黄の重合体およびそれらの共重合体を含むグルー プから選択される。 コアおよび包被を有する2つのコンポーネントの剛毛を形成するために、添加 剤は包被用のポリマの融解物に混合される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年11月17日(1998.11.17) 【補正内容】 歯ブラシおよび歯ブラシの剛毛を製造するための方法 この発明は、押出成形されたポリマから作られた剛毛を備えた歯ブラシであっ て、少なくとも表面に近接した領域に、歯科衛生効果を有する水溶性または唾液 に対して可溶性である添加剤を含むものと、歯ブラシのための当該剛毛を製造す るための方法とに関する。 公知の歯ブラシは、剛毛と歯の表面との間の摩擦力によって機械的なクリーニ ング作用を及ぼす。それらはまた歯肉にマッサージ効果を及ぼす。 たとえばゼオライトの形態で抗菌効果を有する金属イオン(JP 02−28 3312AのDerwentの要約91−004868/01)または抗菌効果を有す る可溶性の有機添加剤(WO 94/13870A1のDerwentの要約94−2 17929/26)を含むポリマを備えた剛毛もまた提案されている。 この発明の課題は、公知の歯ブラシの作用範囲を広げることである。 この発明によると、この課題は、水および/または唾液と反応してフッ化物を 分離する無機フッ素化合物が、細かく分散した固体の形態でポリマに含ませるこ とにより解決される。 歯科、抗菌または口臭抑制作用を有する添加剤の使用は、フッ素化合物の歯を 硬化する作用が利用されるように液状およびペースト状の磨歯剤の使用すること として公知である。この作用は、人間の歯のエナメル質には最も外側の膜に比較 的高い濃度のフッ化物が含まれ、この濃度は歯の内部にいくにつれて急激に低下 する、ということに基づく。食物および飲料水によって供給されるフッ化物量は 一般に、歯のエナメル質におけるフッ化物の量を一定に保つほど十分ではない。 また、フッ化物量は細菌および酸類の攻撃に対する歯の抵抗力に関して決定的に 重要であり、これらの細菌および酸類は最も頻繁な歯の病気、すなわち虫歯の原 因となる。このようなフッ化物の作用メカニズムには歯の表面にフッ化カルシウ ム(CaF2)の膜を形成する溶け易いフッ化物のイオンに基づき、唾液中のp H値が変化するとこの膜からフッ化物が放出され、歯のエナメル質のフッ化物の 貯蔵室(reservoir)が枯渇することはない。このようなフッ化物の抗菌作用も また既に説明されており、プラーク中の細菌による酸の生成を抑制し得る。この ような添加剤は通常、磨歯剤中に溶解した形態で含まれる。 この発明に従って構成された歯ブラシでは、細かく分散した固体の形態でポリ マの剛毛に添加剤が含まれる。添加剤は水および/または唾液に対して可溶性で ある。クリーニング要素の表面付近の領域においてより特定的に埋込まれた超微 粒子により、あるタイプの貯蔵室が形成され、この貯蔵室から活性物質がゆっく りと溶出し、特に歯列の付近の中咽頭に送られる。通常使用されるポリマはある 程度水分を吸収し、この水分はクリーニング要素の内部に進行するか、または使 用後に乾燥すると排除される。物理的プロセスの結果、添加剤は時間とともにク リーニング要素のコアから表面まで移動し、この表面からその作用を発揮する。 無機フッ化物を分離するフッ素化合物は、フッ化ナトリウム(NaF)、モノ フルオロリン酸塩(Na2PO3F)、フッ化亜鉛(ZnF2)、フッ化アンモニ ウム(NH4F)およびフッ化ケイ酸塩を含むグループから選択され得る。 ポリマ中に埋込まれ特に表面に露出したフッ素化合物は、磨歯剤の使用時に唾 液またはクリーニング目的で用いられる水に関連して、ゆっくりと流れるフッ化 物の供給源を形成し、オプションとして、これに対応してドーピングされた磨歯 剤に関連して、歯のエナメル質の自然なフッ化物貯蔵室を絶えず補う。 剛毛のポリマには、不活性な不溶性添加剤が分散した形態でさらに含まれ、機 械的なクリーニング作用を高めるようにしてもよい。この方策は、ある研磨作用 を引き起こすための歯ブラシの剛毛に関連してそれ自体が公知である。この発明 に従う添加剤に関していえば、このように純粋に機械的な作用を及ぼす添加剤は 不活性でなければならない。それらは特に表面活性であってはならず、かつ使用 中にそれらの表面を拡大してはならない。細かく分散したこれらの研磨粒子は歯 のクリーニング装置を使用しているうちに洗い流される。このため剛毛には新し い表面が露出し歯科的観点から見て活性な添加剤が露出する。 添加剤の作用を確実に有効にするために、剛毛はそれらの表面を拡大するため に、伸ばされた平滑な形状からは逸脱した形状を有し、たとえば何らかの形、波 状または渦巻形の形状を有することが推奨される。これに代えて、剛毛は束にさ れてもよく、束の繊維に添加剤が満たされてもよい。 別の有利な実施例は、剛毛がコアと包被とを含み、これらはともに押出成形さ れ、包被の中に添加剤が含まれることを特徴とする。 この構造において特にコアは、引張り強さ、曲げ能力および交互の湾曲に対す る抵抗(回復能力)などの、必要な使用上の特徴をクリーニング要素に与えるポ リマから形成されてもよく、包被のポリマは主に、添加剤の埋込およびそれらの 連続的な送出を考慮して選択される。 この発明に関連して、取替え可能な剛毛を備えた歯ブラシ、すなわちいわゆる ヘッド取替え式ブラシを使用すると有利である。剛毛の磨耗およびクリーニング 作用の低下または歯肉に対するリスクの高まりのために歯ブラシを頻繁に交換し たり、またはこのような取替え式ヘッドを取替えると有利であるため、この発明 に従って満たされた剛毛を定期的に取替えることにはさらに大きな意義がある。 特定的な利点は密に配置された剛毛を有するブラシによって得られ、従来の歯ブ ラシヘッドの表面には2000本もの剛毛が配置され得る。 この発明はさらに、歯ブラシのための上記のポリマ剛毛を、細かく分散した形 態で水および/または唾液に対して可溶性である、フッ化物を分離する無機フッ 素化合物と混合されたポリマの融解物を押出成形することによって製造するため の方法に関する。 実地試験により下記のことがわかった。すなわち、特に歯科作用に関して知ら れており、結品またはアモルファスの形態で塩またはフッ化水素酸として存在す る、フッ化物を放出するフッ素化合物は、ポリマの融解物と混合されても化学的 および物理的に減損されず、すなわち熱的に十分に安定しており、押出成形され て硬化されたポリマ中では不変の形態で存在する。細かく分散した添加剤の分配 は、ポリマ中で細かく分散した形態で処理される、たとえば染料の色素などの他 のすべての固体と同じやり方で達成することができる。 添加剤は好ましくは、フッ化ナトリウム(NaF)、モノフルオロリン酸塩( Na2PO3F)、フッ化亜鉛(ZnF2)、フッ化アンモニウム(NH4F)およ びフッ化ケイ酸塩を含むグループから選択される。 添加剤は好ましくは1500ppmから4500ppmの量だけ融解物に添加 される。正確な割合は、フッ素化合物の性質および歯ブラシの使用時のポリマ表 面におけるその反応に依存する。 ポリマの融解物には好ましくは、機械的なクリーニング作用を高めるための不 活性な不溶性添加剤が混合され、これらは歯ブラシの使用時にゆっくりと洗い流 され、歯科的に活性な添加剤を有する新しい自由な表面を露出させる。 剛毛に用いられるポリマは、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリエステル、ポ リアセタール、硫黄の重合体およびそれらの共重合体を含むグループから選択さ れる。 コアおよび包被を有する2つのコンポーネントの剛毛を形成するために、添加 剤は包被用のポリマの融解物に混合される。 請求の範囲 1.押出成形されたポリマから作られた剛毛を備えた歯ブラシであって、歯科作 用を有する水および/または唾液に対して可溶性である添加剤を少なくともその 表面付近に含むものであって、前記添加剤は、細かく分散した固体の形態で前記 ポリマ中に含まれた無機フッ素化合物であり、前記無機フッ素化合物は水および /または唾液の作用によりフッ化物を分離することを特徴とする、歯ブラシ。 2.前記添加剤が、フッ化ナトリウム(NaF)、モノフルオロリン酸塩(Na2 PO3F)、フッ化亜鉛(ZnF2)、フッ化アンモニウム(NH4F)およびフ ッ化ケイ酸塩を含むグループから選択されることを特徴とする、請求項1に記載 の歯ブラシ。 3.前記剛毛が、機械的なクリーニング作用を高めるために、分散した形態の不 活性な不溶性添加剤をさらに含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の 歯ブラシ。 4.剛毛の表面積を増加させるために、伸ばした形状からは逸脱した形状であっ て、たとえば何らかの形、波状または渦巻形の形状を有することを特徴とする、 請求項1から3のいずれかに記載の歯ブラシ。 5.前記剛毛が束にされ、前記束の繊維も添加剤で満たされることを特徴とする 、請求項1から4のいずれかに記載の歯ブラシ。 6.前記剛毛が、ともに押出成形されたコアおよび包被を含み、前記包被に前記 添加剤が含まれることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の歯ブラ シ。 7.前記歯ブラシが取替え可能な剛毛を備えることを特徴とする、請求項1から 6のいずれかに記載の歯ブラシ。 8.前記歯ブラシが、取替え可能な表面仕上げがされた剛毛を備えることを特徴 とする、請求項7に記載の歯ブラシ。 9.歯科作用を有する、水および/または唾液に対して可溶性である添加剤が混 合された融解物のポリマを押出成形することにより、歯ブラシのためのポリマか ら剛毛を製造するための方法であって、細かく分散した形態の、フッ素化合物を 分離する無機フッ化物が添加剤として混合されることを特徴とする、方法。 10.1500ppmから4500ppmの前記添加剤が前記ポリマの融解物に 添加されることを特徴とする、請求項9に記載の方法。 11.前記添加剤が、フッ化ナトリウム(NaF)、モノフルオロリン酸塩(N a2PO3F)、フッ化亜鉛(ZnF2)、フッ化アンモニウム(NH4F)および フッ化ケイ酸塩を含むグループから選択されることを特徴とする、請求項9また は10に記載の方法。 12.機械的なクリーニング作用を高めるために、前記ポリマの融解物に不活性 な不溶性添加剤が混合されることを特徴とする、請求項9から11のいずれかに 記載の方法。 13.前記ポリマが、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアセタ ール、硫黄の重合体およびそれらの共重合体を含むグループから選択されること を特徴とする、請求項9から12のいずれかに記載の方法。 14.コアおよび包被を有する2つのコンポーネントの剛毛を形成するために、 前記添加剤が前記包被のための前記ポリマ融解物に混合されることを特徴とする 、請求項9から13のいずれかに記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.押出成形されたポリマの少なくとも1つのクリーニング要素を有する歯科衛 生器具であって、前記クリーニング要素のポリマには、少なくともその表面付近 の領域に、歯科および/または抗菌作用を有する、水および/または唾液に対し て可溶性である添加剤が細かく分散した形態で含まれる、歯科衛生器具。 2.前記添加剤が、水および/または唾液の作用により、無機フッ化物を放出す るフッ素化合物であることを特徴とする、請求項1に記載の歯科衛生器具。 3.前記添加剤が、フッ化ナトリウム(NaF)、モノフルオロリン酸塩(Na2 PO3F)、フッ化亜鉛(ZnF2)、フッ化アンモニウム(NH4F)およびフ ッ化ケイ酸塩を含むグループから選択されることを特徴とする、請求項1または 2に記載の歯科衛生器具。 4.前記クリーニング要素が、機械的なクリーニング作用を高めるために、分散 した形態の不活性な不溶性添加剤をさらに含むことを特徴とする、請求項1から 3のいずれかに記載の歯科衛生器具。 5.前記クリーニング要素を形成する複数の満たされたポリマ剛毛を備えた歯ブ ラシとして構成されることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の歯 科衛生器具。 6.剛毛の表面積を増加させるために、伸ばした形状からは逸脱した形状であっ て、たとえば何らかの形、波状または渦巻形の形状を有することを特徴とする、 請求項1から5のいずれかに記載の歯科衛生器具。 7.前記クリーニング要素が、束状の剛毛から形成され、前記束の繊維も添加剤 で満たされることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の歯科衛生器 具。 8.前記剛毛が、ともに押出成形されたコアおよび包被を含み、前記包被に前記 添加剤が含まれることを特徴とする、請求項5から7のいずれかに記載の歯科衛 生器具。 9.前記歯ブラシが、取替え可能なクリーニング要素を備えることを特徴とする 、請求項1から8のいずれかに記載の歯科衛生器具。 10.前記歯ブラシが、取替え可能な表面仕上げがされた剛毛を備えることを特 徴とする、請求項9に記載の歯科衛生器具。 11.モノフィラメントまたはマルチフィラメントの歯間クリーナとして構成さ れることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の歯科衛生器具。 12.たとえば剛毛であるクリーニング要素を、歯科衛生器具のためのポリマか ら、融解物の前記ポリマを押出成形することにより製造するための方法であって 、前記ポリマの融解物を、細かく分散した形態の歯科および/または抗菌作用を 有する水および/または唾液に対して可溶性である添加剤と混合し、前記混合物 が押出成形されることを特徴とする、方法。 13.前記添加剤が、無機フッ化物を放出するフッ素化合物またはキシリトール と混合されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。 14.1500ppmから4500ppmの前記添加剤が前記ポリマの融解物に 添加されることを特徴とする、請求項11または12に記載の方法。 15.前記添加剤が、フッ化ナトリウム(NaF)、モノフルオロリン酸塩(N a2PO3F)、フッ化亜鉛(ZnF2)、フッ化アンモニウム(NH4F)および フッ化ケイ酸塩を含むグループから選択されることを特徴とする、請求項11ま たは13に記載の歯科衛生器具。 16.機械的なクリーニング作用を高めるために、前記ポリマの融解物に不活性 な不溶性添加剤が混合されることを特徴とする、請求項12から15のいずれか に記載の方法。 17.前記ポリマが、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアセタ ール、硫黄の重合体およびそれらの共重合体を含むグループから選択されること を特徴とする、請求項12から16のいずれかに記載の方法。 18.コアおよび包被を有する2つのコンポーネントの剛毛を形成するために、 前記添加剤が前記包被のための前記ポリマ融解物に混合されることを特徴とする 、請求項12から17のいずれかに記載の方法。
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