JP2001503049A - エセレトールからのカルバミン酸フィゾスチグミン誘導体の製造方法 - Google Patents

エセレトールからのカルバミン酸フィゾスチグミン誘導体の製造方法

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JP2001503049A
JP2001503049A JP10520434A JP52043498A JP2001503049A JP 2001503049 A JP2001503049 A JP 2001503049A JP 10520434 A JP10520434 A JP 10520434A JP 52043498 A JP52043498 A JP 52043498A JP 2001503049 A JP2001503049 A JP 2001503049A
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JP10520434A
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リー,トマス・ビー・ケイ
ガーオウ,ジョンリ
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ヘキスト・マリオン・ルセル・インコーポレイテツド
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems

Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I) 〔式中、Rは低級アルキルであり、R1は水素、低級アルキル、低級シクロアルキル、低級シクロアルキル低級アルキル、低級ビシクロアルキル、アリール又はアリール低級アルキルであり、R2は低級アルキル、低級シクロアルキル、低級シクロアルキル低級アルキル、低級ビシクロアルキル、アリール又はアリール低級アルキルであるか、又はR1及びR2はそれらが結合している窒素原子と共同して式(Ia)の基 (式中Yは水素又は低級アルキルでありそしてZは水素、低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキシ又はヒドロキシである)を形成し、Xは低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン又はトリフルオロメチルであり、そしてmは0、1又は2である〕の生成物又はそれらの医薬的に許容しうる塩の製造方法であって、この方法は、(a)本明細書で定義して式(II)の化合物を強化臭化水素と接触させて本明細書で定義した式(III)のを収得する段階、(b)式(III)の化合物を含む反応混合物を(1)式R1NCOのイソシアネートと接触させるか、又は(2)定義した式(IV)の化合物と接触させて本明細書で定義した式(V)の化合物を収得するいずれかの段階、そして(c)式(V)の化合物を含む反応混合物を式R1R2NHのアミンと式R5COOHのカルボン酸の存在下で接触させ、そして式(I)の生成物を生成させそして単離する段階からなる。

Description

【発明の詳細な説明】 エセレトールからのカルバミン酸フィゾスチグミン 誘導体の製造方法 本発明は、式 〔式中、 Rは低級アルキルであり、 R1は水素、低級アルキル、低級シクロアルキル、低級シクロアルキル低級アル キル、低級ビシクロアルキル、アリール又はアリール低級アルキルであり、 R2は低級アルキル、低級シクロアルキル、低級シクロアルキル低級アルキル、 低級ビシクロアルキル、アリール又はアリール低級アルキルであるか、又は R1及びR2はそれらが結合している窒素原子と共同して式(Ia)の基 (式中Yは水素又は低級アルキルでありそしてZは水素、低級アルキル、ハロゲ ン、低級アルコキシ又はヒドロキシである)を形成し、 Xは低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン又はトリフルオロメチルであり 、そして mは0、1又は2である〕 の生成物又はそれらの医薬的に許容しうる塩の新規な製造方法に関し、この方法 は (a)式(II)の化合物(式中R、X及びmは上で定義した通りでありそしてR3は低級アルキルである) を強化臭化水素と接触させて式(III)の化合物 (式中R、X及びmは上で定義した通りである)を収得する段階、 (b)式(III)の化合物を含む反応混合物を、 (1)式R1NCOのイソシアネートと接触させそしてR2が水素である式(I)の 生成物を単離するか、又は (2)式(IV)の化合物 (式中R4は水素又は低級アルキルである)と接触させて式(V)の化合物 (式中R、R4、X及びmは上で定義した通りである)を収得するいずれかの段階 、 (c)段階(b)で収得した式(V)の化合物を含む反応混合物を次の式の化合物 R12NH (式中R1及びR2は上で定義した通りである)と次の式のカルボン酸 R5COOH (式中R5は低級アルキルである)の存在下で接触させ、そして式(I)の生成物を 形成させそして単離する段階 からなる。 本発明はさらに式(III) (式中Rは低級アルキルであり、Xは低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン 又はトリフルオロメチルであり、そしてmは0、1又は2である) の生成物又はそれらの医薬的に許容しうる塩の新規な製造方法を提供し、この方 法は式(II)の化合物 (式中R、X及びmは上で定義した通りでありそしてR3は低級アルキルである) を強化臭化水素と接触させて式(III)の化合物を収得する段階からなる。 式(I)の化合物は、1988年12月13日に交付された米国特許第4,791,107号、199 3年2月19日に交付された米国特許第5,187,165号、1996年7月30日に交付された 米国特許第5,541,216号、及び1996年8月20日に交付された米国特 許第5,547,977号に開示されているように記憶増強及び鎮痛剤として有用である 。式(III)の化合物は1996年7月30日に交付された米国特許第5,541,216号、1982 年12月14日に交付されたカナダ特許第1,137,489号に開示されているように記憶 増強及び鎮痛剤として有用であり、そしてさらに別の記憶増強及び鎮痛剤を作る ための中間物質として有用である。 別記しない限り、用語低級アルキルは1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は枝 分かれ鎖のアルキル基を意味する。アルキルの例はメチル、エチル、n−プロピ ル、イソブチル、ペンチル、ヘキシルなどを含む。 別記しない限り、用語シクロアルキルは3〜7個の炭素原子を含む飽和環を意 味する。シクロアルキルの例はシクロプロピル、シクロヘキシル、シクロヘプチ ルなどを含む。 別記しない限り、用語ビシクロアルキルは7〜11個の炭素原子を有する基を意 味する。 別記しない限り、用語ハロゲンはフッ素、塩素、臭素又はヨウ素を意味する。 別記しない限り、用語アリールは置換されていないフェニル又は芳香族複素環 基、又は1、2又は3個の置換基で置換されたフェニル又は芳香族複素環基を意 味し、前記置換基はそれぞれ独立して低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン 、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、フェノキシ又はベンジルオキシである。 用語「医薬的に許容しうる塩」は酸付加塩を指す。「医薬的に許容しうる酸付 加塩」なる語句は、式(I)の化合物の任意の無毒の有機又は無機の酸付加塩を指 すものとする。適当な塩を形成する例となる無機酸は塩酸、臭化水素酸、硫酸、 及びリン酸並びに酸性金属塩例えばオルトリン酸一水素ナトリウム、及び硫酸水 素カリウムを含む。適当な塩を形成する例となる有機酸は モノ、ジ及びトリカルボン酸を含む。そのような酸の例は、例えば酢酸、グリコ ル酸、乳酸、ピルビン酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、フマル酸、リンゴ 酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、 安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、フェニル酢酸、桂皮酸、サリチル酸、2−フェ ノキシ安息香酸、そしてp−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸及び2−ヒ ドロキシエタンスルホン酸のようなスルホン酸である。そのような塩は水和体又 は実質的に無水体のいずれでも存在することができる。 カルバミン酸フィゾスチグミン誘導体の他の製造方法も既知である。例えば、 Hamer等,米国特許第3,791,107号、Brufani等,米国特許第4,831,155号、Wong等 ,米国特許第5,302,721号、及びWong等,米国特許第5,455,354号を参照されたい 。しかしながら,これらの化合物を得るためのより高い収率、環境的に許容され る試薬及び/又はより費用のかからない手段といった要件を具備する製造方法が なお求められている。 本発明の方法は従来の既知の方法と比較して下記のような大きな利点を有する 。 ・強化臭化水素酸を脱アルキル化剤並びに反応溶媒として使用する。この試薬は 他の従来から使用される脱アルキル化剤例えば三臭化ホウ素又は塩化アルミニウ ムより費用がかからない。 ・ハロゲン化溶媒は一切使用しない。ハロゲン化溶媒例えばジクロロメタン又は ジクロロエタンは環境に対して有害である。 ・調製用カラムクロマトグラフィー精製を全く必要としない。調製用カラムクロ マトグラフィーは費用がかかり、作業がきつく、そして処理量規模拡大の点で限 界がある。 ・臭化水素酸は再使用することができ、従って環境への排出抑制がより効果 的である。 本発明の化合物は下記の合成段階を利用して製造される。合成段階の記述の全 体を通して、置換基“X”、“m”、“R”、“R1”、“R2”、“R3”、“R4” 及び“R5”は別記しない限り、それぞれ上で定義した意味を有するものとする。 本発明の化合物を表す構造式において、1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロピロロ [2,3−b]インドール環系の3a−炭素及び8a−炭素からの太線 ることを示している。配座上の制約から、3a−及び8a−位の二つの置換基は両方 とも前記平均面の上にあるか又は両方とも前記平均面の下になければならない。 従って、式(I)において、3a−及び8a−位の置換基はそれらが三環系の同じ 側にあることからシスである。前記置換基が両方とも三環系の平均面の上にある 場合、その立体配置は3aS−シスと称し、そして二つの置換基が両方とも三環 系の平均面の下にある場合、その立体配置は3aR−シスと称する。これらの二 つの立体配置の型を下に示す。 二つの前記シス異性体、すなわち3aS−シス異性体及び3aR−シス異性体 はそれぞれの所定の化合物の名称又は上述の波線を含む構造式を包含する。その 上、3aS−シス及び3aR−シス異性体のすべての混合物がそのラセミ混合物 (3aS−シス:3aR−シスの1:1比)も含めて包含される。 スキーム 段階aにおいて、式(II)の化合物を強化臭化水素と室温で接触させる。次に反 応を80℃〜100℃、好ましくは90〜95℃の温度に1〜5時間、好ましくは3〜4 時間の間加熱する。次に反応を冷却し、水で洗い落としそして適当な塩基、例え ば20%水酸化カリウムで中和する。次いで適当な式(III)の化合物を有機溶媒例 えば酢酸ブチル又酢酸エチル中に抽出しそして得られる溶液を乾燥剤例えば炭酸 カリウム又はモレキュラーシーブを用いて乾燥する。 本出願において、用語「強化臭化水素」は約55%から約62%の臭化水素の濃度 のものを包含することを意図する。好ましくは、臭化水素の濃度は約57%から約 60%の範囲内である。強化臭化水素は48%臭化水素からこの技術分野の通常の熟 練者によく知られた技術及び手順を使用して得られる。さらに、62%臭化水素は 商業的に入手することができる。 段階b1において、式(III)の化合物をアルキルイソシアネート又は置換され たアルキルイソシアネートのいずれかと接触させて上の構造式(Ib)に示すR2 が水素である式(I)の化合物を形成させる。この場合、反応温度は一般に約0℃ から約25℃、好ましくは約5℃から約10℃である。反応を監視しそしてpHを約 9から10の間に塩基、例えばカリウムt−ブトキシド又は酸、例えば酢酸の添加 により維持する。 段階b2においては、式(III)の化合物を式(IV)のカルボニルジイミダゾール 化合物と接触させて式(V)のイミダゾールカルバメート化合物を生成させる。こ の場合、付加反応は約0℃から約25℃、好ましくは約20℃で実行する。 段階cにおいて、反応は典型的にはカルボン酸、例えば酢酸、そしてアミン例 えばテトラヒドロイソキノリンを上で得られた溶液に順次添加することにより実 行する。酸性溶液のpHは、適当なアミンと接触させる前、場合により酢酸のよ うな酸により約4.5から約6のpHに酸性化してよい。アミンの 添加は一般に約−15℃から約25℃、好ましくは約−10℃から約20℃で実行する。 本発明の方法により作られる化合物の例は、下記に挙げる化合物並びにそれら の3aR−シス異性体、そしてラセミ混合物を含めて3aS−シス及び3aR− シス異性体の混合物を包含する。 (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1,2,3,4−テトラヒド ロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1−メチル−1,2,3,4 −テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1−エチル−1,2,3,4 −テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1−プロピル−1,2,3, 4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1−ブチル−1,2,3,4 −テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト リメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(6−クロロ−1,2,3, 4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト リメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(7−クロロ− 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト リメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(6−クロロ−1−メチル −1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト リメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(7−クロロ−1−メチル −1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト リメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(6−ヒドロキシ−1,2, 3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト リメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(7−ヒドロキシ−1,2, 3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト リメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(6−ヒドロキシ−1−メ チル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト リメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(7−ヒドロキシ−1−メ チル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト リメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,シクロヘキシルカルバメー トエステル; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト リメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,3−クロロフェニルカル バメートエステルフマレート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト リメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,3−クロロフェニルカルバ メートエステル;及び (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト リメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,1−(フェニル)エチル カルバメートエステル。 下記の実施例は本発明を例証するために提示するのであり、決して本発明を限 定するものと解釈すべきではない。 実施例 1 48%HBrを脱アルキル化剤として使用する(3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8 a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリメチルピロロ[2,3−b]インドール−5 −オール,(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート(HP-290 )の製造 20.0g(81mmol)のエセレトールを80mLのHBr(48%)に窒素下で室温で溶解 した。反応を90〜95℃で3.5時間加熱した。反応混合物を250mLの氷水に注入し、 50mLの水で洗い落とした。溶液を20%KOHで中和し、次いで酢酸ブチル(2×100 mL)で抽出した。合わせた酢酸ブチル溶液を40gの炭酸カリウムで窒素下、室温 で短時間乾燥した。乾燥物質を濾過した。酢酸ブチル濾液に1,1−カルボニル ジイミダゾール(CDI)、次に14.8mLの酢酸及び12.02g(90mmol)の1,2,3, 4−テトラヒドロイソキノリンを添加した。混合物を窒素下で周囲温度で一晩撹 拌した。粗反応混合物は外部標準HPLCにより定量して3.90g(12.72%)のHP290 を含有していた。この反応混合物を40mLの水で洗浄しそして水溶液を酢酸ブチル (2×40mL)で抽出した。合わせた有機層を希塩酸で抽出した。水溶液を水酸化 ナトリウムで中和しそしてシクロヘキサン(2×125mL)で抽出した。合わせた シクロヘキサンを炭酸 カリウムで乾燥しそして25gのアルミナと一緒に撹拌した。吸着剤を濾過しそ して濾液ケーキをシクロヘキサンで洗い落とした。この溶液を濃縮して2.66g( 8.67%)のHP290を含むシロップを得た。このシロップのシクロヘキサンからの 結晶化を試みたが、HP290の結晶生成物を得ることはできなかった。 実施例 2 62%HBrを脱アルキル化剤として使用する(3aS−シス)−1,2,3,3a,8, 8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリメチルピロロ[2,3−b]インドール− 5−オール,(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート(HP 2 90)の製造 a)強化(60〜62%)臭化水素の製造 1.0Lの市販のHBr水(48%)に臭化水素ガスをHBrの濃度が滴定により定量し て60〜62%に到達するまで0℃ないし室温で泡立たせて通した。この溶液の80mL を次の段階に使用した。 b)(3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト リメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1,2,3,4−テトラヒ ドロイソキノリニル)カルバメートの製造 20.00g(81mmol)のエセレトールを80mLのHBr(62%)に窒素下で室温で溶解 した。反応を90〜95℃で3.5時間加熱した。反応混合物を250mLの氷水に注入し、 50mLの水で洗い落とした。溶液を20%KOHで中和し、次いで酢酸ブチル(2×100 mL)で抽出した。合わせた酢酸ブチル溶液を40gの炭酸カリウムで窒素下、室温 で短時間乾燥した。乾燥物質を濾過した。酢酸ブチル濾液に1,1−カルボニル ジイミダゾール(CDI)、次に14.8mLの酢酸及び12.02g(90mmol)の1,2,3,4 −テトラヒドロイソキノリンを添加した。混合物は外部標準HPLCにより定量して 26.23g(85.58%)のHP290を含有 していた。この反応混合物を40mLの水で洗浄しそして水溶液を酢酸ブチル(2× 40mL)で抽出した。合わせた有機層を希塩酸で抽出した。水溶液を水酸化ナトリ ウムで中和しそしてシクロヘキサン(2×125mL)で抽出した。合わせたシクロ ヘキサンを炭酸カリウムで乾燥しそして25gのアルミナと一緒に撹拌した。吸着 剤を濾過しそして濾液ケーキをシクロヘキサンで洗い落とした。この溶液を濃縮 して27.07g(75.27%)のHP290を含むシロップを得た。このシロップのシクロ ヘキサンからの結晶化により、22.07g(72.01%)のHP290を白色結晶生成物と して得た。 実施例 3 (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリメ チルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,シクロヘキシルカルバメート エステルの製造 (−)−エセロリンの溶液(2.2g,実施例2からの「酢酸ブチル溶液」)にシ クロヘキシルイソシアネート(1.2g)を含有するベンゼン(50mL)を添加しそ して混合物を25℃で3時間撹拌する。酢酸ブチル溶液を水(200mL)次に水酸化 ナトリウム溶液(100mL,0.5N)及び水(100mL)で抽出することにより生成物 を単離する。残留物を無水硫酸ナトリウムで乾燥しそして酢酸ブチル溶液を減圧 下で濃縮して表題化合物を得る。 実施例 4 (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリメ チルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,3−クロロフェニルカルバメ ートエステルフマレートの製造 (−)−エセロリンの溶液(2.2g,実施例2からの「酢酸ブチル溶液」)に3 −クロロフェニルイソシアネート(1.5g)を5℃で1時間かけて添加しそして 混合物を25℃で3時間撹拌する。水で洗浄し、減圧下で濃縮し、シ リカゲルのクロマトグラフィーにより精製しそして精製した遊離塩基をフマル酸 (1当量)で酸性化した後生成物をフマル酸塩として単離する。 実施例 5 (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリメ チルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,3−クロロフェニルカルバメー トエステルの製造 (−)−エセロリンの溶液(2.2g,実施例2からの「酢酸ブチル溶液」)に3− クロロフェニルイソシアネート(1.6g)を−5℃で5分間かけて添加する。0.2 5時間撹拌した後、表題化合物を実質的に実施例2に記述したように単離する。 実施例 6 (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリメ チルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,1−(フェニル)エチルカルバ メートエステルの製造 (−)−エセロリンの溶液(2.2g,実施例2からの「酢酸ブチル溶液」)に(S )−(−)−α−メチルベンジルイソシアネート(1.5g)を10℃で1.5時間かけて 添加する。表題化合物を実質的に実施例2に記述したように単離する。 実施例 7 57%HBrを脱アルキル化剤として使用する(3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8 a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリメチルピロロ[2,3−b]インドール−5 −オール,(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート(HP 290 )の製造 a)強化(57%)臭化水素の製造 700mLの市販のHBr水(48%)に臭化水素ガスをHBrの濃度が滴定により定 量して57%に到達するまで0℃ないし室温で泡立たせて通した。 b)(3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト リメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1,2,3,4−テトラヒ ドロイソキノリニル)カルバメートの製造 実施例7、段階aの溶液に100g(0.41mol)のエセレトールを窒素下で室温で 添加した。混合物を窒素下で撹拌しながら5〜6時間加熱した。混合物を蒸留し て過剰のHBr(再使用可能)を除きそして残留物を1.0Lの水に溶解した。この溶 液の5分の1を50%Na0H水(16.5g)で塩基性にしそして酢酸エチルで抽出した 。エセロリンを含む抽出液を炭酸カリウムで乾燥し、15.1g(94mmol)の1,1 −カルボニルジイミダゾール(CDI)、次に14.8mLの酢酸及び12.0g(90mmol)の 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンにより短時間処理した。混合物は周囲 温度で一晩撹拌した。赤色の反応混合物を水で洗浄した。水溶液を酢酸エチルに より逆抽出した。酢酸エチル抽出液を希水酸化ナトリウム、次に水で洗浄しそし て炭酸カリウムで乾燥した。溶媒を真空下で除去するとシロップが得られ、これ を200mLのシクロヘキサンに溶解しそして25gのアルミナと一緒に30分間スラリ ーにしそして濾過した。濾液ケーキをシクロヘキサンで洗い落としそして濾液を 濃縮し、そして残留物をシクロヘキサンから結晶化して21.43g(70%)の生成 物を白色結晶状固体として得た。 *HPLCにより測定した反応混合物中のエセレトールのエセロリンへの転化(相 対比) *外部標準HPLCによるHP290及びエセレトールの定量分析 62%HBrの48%HBrに対する利点 ・48%HBrによる脱アルキル反応は過度に緩慢でありエセレトールの脱アルキル 化の実際的方法となり得ない。62%HBrによる脱アルキル反応は速くそしてエセ レトールの便利で且つ実際的な脱アルキル化の方法体系となる。 ・両試薬につき正確に同一条件の下において、48%HBrによるエセレトールの脱 アルキル化は粗HP290の収率が僅かに〜13%であるのに対して、62% HBrによるエセレトールの脱アルキル化は粗HP290の収率〜86%を与える。 ・48%HBr脱アルキル化で得られた粗HP290生成物は過度に不純でありHP290のシ クロヘキサンからの結晶化は成功しなかったが、これに対して62%HBr脱アルキ ル化で得られた粗HP290はシクロヘキサンから72%の結晶HP290を与えた。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年8月28日(1998.8.28) 【補正内容】 段階aにおいて、式(II)の化合物を強化臭化水素と室温で接触させる。次に反 応を80℃〜100℃、好ましくは90〜95℃の温度に1〜5時間、好ましくは3〜4 時間の間加熱する。次に反応を冷却し、水で洗い落としそして適当な塩基、例え ば20%水酸化カリウムで中和する。次いで適当な式(III)の化合物を有機溶媒例 えば酢酸ブチル又酢酸エチル中に抽出しそして得られる溶液を乾燥剤例えば炭酸 カリウム又はモレキュラーシーブを用いて乾燥する。 本発明において、用語「強化臭化水素」は約55%から約62%の臭化水素の濃度 のものを包含することを意図する。好ましくは、臭化水素の濃度は約57%から約 60%の範囲内であり、そしてより好ましくは、臭化水素の濃度は約60%から約62 %の範囲内である。強化臭化水素は48%臭化水素からこの技術分野の通常の熟練 者によく知られた技術及び手順を使用して得られる。さらに、62%臭化水素は商 業的に入手することができる。 段階b1において、式(III)の化合物をアルキルイソシアネート又は置換され たアルキルイソシアネートのいずれかと接触させて上の構造式(Ib)に示すR2 が水素である式(I)の化合物を形成させる。この場合、反応温度は一般に約0℃ から約25℃、好ましくは約5℃から約10℃である。反応を監視しそしてpHを約9 から10の間に塩基、例えばカリウムt−ブトキシド又は酸、例えば酢酸の添加に より維持する。 段階b2においては、式(III)の化合物を式(IV)のカルボニルジイミダゾール 化合物と接触させて式(V)のイミダゾールカルバメート化合物を生成させる。こ の場合、付加反応は約0℃から約25℃、好ましくは約20℃で実行する。 段階cにおいて、反応は典型的にはカルボン酸、例えば酢酸、そしてアミン例 えばテトラヒドロイソキノリンを上で得られた溶液に順次添加することにより実 行する。酸性溶液のpHは、適当なアミンと接触させる前、場合に より酢酸のような酸により約4.5から約6のpHに酸性化してよい。アミンの添 加は一般に約−15℃から約25℃、好ましくは約−10℃から約20℃で実行する。 従って、本発明の方法の好ましい実施態様の一つにおいては、置換基R及びR3 は両方ともC1〜C6アルキルでありそしてXは水素である。この実施態様のより好 ましい形においては、置換基RはメチルでありそしてR3はエチルである。この実 施態様の最も好ましい形では、式(II)の化合物は(−)−エセレトールであり、そ して式(III)の化合物は(−)−エセロリンである。 さらに別の好ましい実施態様においては、置換基RはC1〜C6アルキルであり、 Xは水素であり、そしてR1及びR2はそれらが結合している窒素と共同して1,2, 3,4−テトラヒドロイソキノリン基又はメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイ ソキノリン基を形成する。この実施態様の最も好ましい形では、置換基Rはメチ ル出有る。 本発明の方法により作られる化合物の例は、下記に挙げる化合物並びにそれら の3aR−シス異性体、そしてラセミ混合物を含めて3aS−シス及び3aR− シス異性体の混合物を包含する。 (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1,2,3,4−テトラヒド ロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1−メチル−1,2,3,4 −テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1−エチル−1,2,3,4 −テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1−プロピル−1,2,3, 4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1−ブチル−1,2,3,4 −テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト リメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(6−クロロ−1,2,3, 4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト リメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(7−クロロ−1,2,3, 4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; 請求の範囲 1.式 〔式中、 RはC1〜C6アルキルであり、 R1は水素、C1〜C6アルキル、C3〜C7シクロアルキル、C3〜C7シクロアルキル− C1〜C6アルキル、C7〜C11ビシクロアルキル、フェニル又はフェニル−C1〜C6ア ルキルであり、 R2はC1〜C6アルキル、C3〜C7シクロアルキル、C3〜C7シクロアルキル−C1〜C6 アルキル、C7〜C11ビシクロアルキル、フェニル又はフェニル−C1〜C6アルキル であるか、又は R1及びR2はそれらが結合している窒素原子と共同して式(Ia)の基 (式中Yは水素又はC1〜C6アルキルでありそしてZは水素、C1〜C6アルキル、ハ ロゲン、C1〜C6アルコキシ又はヒドロキシである)を形成し、 XはC1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、ハロゲン又はトリフルオロメチルで あり、そして mは0、1又は2である〕 の化合物又はそれらの医薬的に許容しうる塩の製造方法であって、 (a)式(II)の化合物 (式中R、X及びmは上で定義した通りでありそしてR3はC1〜C6アルキルである )を強化臭化水素と接触させて式(III)の化合物 (式中R、X及びmは上で定義した通りである)を収得する段階、 (b)式(III)の化合物を含む反応混合物を (1)式R1NCOのイソシアネートと接触させそしてR2が水素である式(I)の生 成物を単離するか、又は (2)式(IV)の化合物 (式中R4は水素又はC1〜C6アルキルである)と接触させて式(V)の化合物 (式中R、R4、X及びmは上で定義した通りである)を収得するいずれかの段階 、 (c)段階(b)で収得した式(V)の化合物を含む反応混合物を次の式の化合物 R12NH (式中R1及びR2は上で定義した通りである)と次の式のカルボン酸 R5COOH (式中R5はC1〜C6アルキルである)の存在下で接触させ、そして式(I)の生成物 を生成させそして単離する段階 からなる前記方法。 2.前記強化臭化水素が約60%から約62%の範囲内の濃度の臭化水素である請求 項1に記載の方法。 3.前記強化臭化水素が約57%から約60%の範囲内の濃度の臭化水素である請求 項1に記載の方法。 4.R及びR3がC1〜C6アルキルでありそしてXが水素である請求項1に記載の方 法。 5.RがメチルでありそしてR3がエチルである請求項4に記載の方法。 6.式(II)の化合物が(−)−エセレトールである請求項5に記載の方法。 7.RがC1〜C6アルキルであり、Xが水素でありそしてR1及びR2がそれらが結合 している窒素と共同して1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン基又は1−メ チル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン基を形成する請求項1に記載の 方法。 8.Rがメチルである請求項7に記載の方法。 9.式(I)の化合物が (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1,2,3,4−テトラヒ ドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1−メチル−1, 2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1−エチル−1,2,3, 4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1−プロピル−1,2,3 ,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1−ブチル−1,2,3, 4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(6−クロロ−1,2,3, 4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(7−クロロ−1,2,3, 4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(6−クロロ−1−メチル −1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(7−クロロ−1−メチル −1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト リメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(6−ヒドロキシ−1, 2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(7−ヒドロキシ−1,2, 3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(6−ヒドロキシ−1−メ チル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート、及び (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(7−ヒドロキシ−1−メ チル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート からなる群から選択される請求項1に記載の方法。 10.前記式(I)の化合物が(3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒ ドロ−1,3a,8−トリメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,( 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメートである請求項1に記 載の方法。 11.式(III) (式中RはC1〜C6アルキルであり、XはC1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、ハ ロゲン又はトリフルオロメチルであり、そしてmは0、1又は2である) の生成物又はそれらの医薬的に許容しうる塩の製造方法であって、式(II)の化合 物 (式中R、X及びmは上で定義した通りでありそしてR3はC1〜C6アルキルである )を強化臭化水素と接触させて式(III)の化合物を収得する段階からなる前記方 法。 12.前記強化臭化水素が約60%から約62%の範囲内の濃度の臭化水素である請求 項11に記載の方法。 13.前記強化臭化水素が約57%から約60%の範囲内の濃度の臭化水素である請求 項11に記載の方法。 14.R及びR3がC1〜C6アルキルでありそしてXが水素である請求項11に記載の 方法。 15.RがメチルでありそしてR3がエチルである請求項14に記載の方法。 16.式(II)の化合物が(−)−エセレトールである請求項15に記載の方法。 17.式(III)の化合物が(−)−エセロリンである請求項11に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式 〔式中、 Rは低級アルキルであり、 R1は水素、低級アルキル、低級シクロアルキル、低級シクロアルキル低級アル キル、低級ビシクロアルキル、アリール又はアリール低級アルキルであり、 R2は低級アルキル、低級シクロアルキル、低級シクロアルキル低級アルキル、 低級ビシクロアルキル、アリール又はアリール低級アルキルであるか、又は R1及びR2はそれらが結合している窒素原子と共同して式(Ia)の基 (式中Yは水素又は低級アルキルでありそしてZは水素、低級アルキル、ハロゲ ン、低級アルコキシ又はヒドロキシである)を形成し、 Xは低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン又はトリフルオロメチルであり 、そして mは0、1又は2である〕 の化合物又はそれらの医薬的に許容しうる塩の製造方法であって、 (a)式(II)の化合物 (式中R、X及びmは上で定義した通りでありそしてR3は低級アルキルである) を強化臭化水素と接触させて式(III)の化合物 (式中R、X及びmは上で定義した通りである)を収得する段階、 (b)式(III)の化合物を含む反応混合物を (1)式R1NCOのイソシアネートと接触させそしてR2が水素である式(I)の 生成物を単離するか、又は (2)式(IV)の化合物 (式中R4は水素又は低級アルキルである)と接触させて式(V)の化合物 (式中R、R4、X及びmは上で定義した通りである)を収得するいずれかの段階 、 (c)段階(b)で収得した式(V)の化合物を含む反応混合物を次の式の化合物 R12NH (式中R1及びR2は上で定義した通りである)と次の式のカルボン酸 R5COOH (式中R5は低級アルキルである)の存在下で接触させ、そして式(I)の生成物を 生成させそして単離する段階 からなる前記方法。 2.前記強化臭化水素が約60%から約62%の範囲内の濃度の臭化水素である請求 項1に記載の方法。 3.前記強化臭化水素が約57%から約60%の範囲内の濃度の臭化水素である請求 項1に記載の方法。 4.R及びR3が低級アルキルでありそしてXが水素である請求項1に記載の方法 。 5.RがメチルでありそしてR3がエチルである請求項4に記載の方法。 6.式(II)の化合物が(−)−エセレトールである請求項5に記載の方法。 7.Rが低級アルキルであり、Xが水素でありそしてR1及びR2がそれらが結合し ている窒素と共同して1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン基又は1−メチ ル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン基を形成する請求項1に記載の方 法。 8.Rがメチルである請求項7に記載の方法。 9.式(I)の化合物が (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1,2,3,4−テトラヒ ドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1−メチル−1, 2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1−エチル−1,2,3, 4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1−プロピル−1,2,3 ,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(1−ブチル−1,2,3, 4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(6−クロロ−1,2,3, 4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(7−クロロ−1,2,3, 4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(6−クロロ−1−メチル −1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(7−クロロ−1−メチル −1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(6−ヒドロキシ−1,2, 3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(7−ヒドロキシ−1,2, 3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(6−ヒドロキシ−1−メ チル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート、及び (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ メチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,(7−ヒドロキシ−1−メ チル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメート からなる群から選択される請求項1に記載の方法。 10.前記式(I)の化合物が(3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒ ドロ−1,3a,8−トリメチルピロロ[2,3−b]インドール−5−オール,( 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル)カルバメートである請求項1に記 載の方法。 11.式(III) (式中Rは低級アルキルであり、Xは低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン 又はトリフルオロメチルであり、そしてmは0、1又は2である)の生成物又は それらの医薬的に許容しうる塩の製造方法であって、式(II)の化合物 (式中R、X及びmは上で定義した通りでありそしてR3は低級アルキルである) を強化臭化水素と接触させて式(III)の化合物を収得する段階からなる前記方法 。 12.前記強化臭化水素が約60%から約62%の範囲内の濃度の臭化水素である請求 項11に記載の方法。 13.前記強化臭化水素が約57%から約60%の範囲内の濃度の臭化水素である請求 項11に記載の方法。 14.R及びR3が低級アルキルでありそしてXが水素である請求項11に記載の方 法。 15.RがメチルでありそしてR3がエチルである請求項14に記載の方法。 16.式(II)の化合物が(−)−エセレトールである請求項15に記載の方法。 17.式(III)の化合物が(−)−エセロリンである請求項11に記載の方法。
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