JP2001502412A - 用役ボイラー側壁の腐食保護 - Google Patents

用役ボイラー側壁の腐食保護

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    • F23C2201/10Furnace staging

Abstract

(57)【要約】 石炭を燃焼する用役ボイラー(10)の側壁腐食速度を減少する方法である。複数の側壁スロット(18)がボイラー(10)の側壁内に設けられ、エアの保護層(22)がスロット(18)を介して導入されかつバーナー(16)からの上向き通風によって上方へ押し上げられる。

Description

【発明の詳細な説明】 用役ボイラー側壁の腐食保護 発明の分野 本件発明は概略的には石炭を燃焼する用役ボイラーの側壁腐食の速度を減少す る方法に関する。 発明の背景 大型の石炭燃焼による用役電気発生装置は、通常、タービンを回転し電気を発 生するために蒸気を使用している。このスチームは、内部を水が流通している複 数の管を有している複数の壁を備えたボイラー内にて形成されている。石炭がボ イラー内部で燃焼されると、熱がボイラー壁へ伝達され該ボイラー壁内部を流動 している水が加熱されて所望の蒸気を形成する。 そのような石炭燃焼による発電装置に伴う一つの問題として、燃焼工程によっ て発生される放射物、特に窒素酸化物(NOx即ちノックス)の制御に関するも のがある。この問題に関しては、燃焼が燃料リッチ状態で開始されかつ初期燃焼 から下流部で化学量論の空気を付与して完了するように燃焼工程をステージ(s tage)することが一般的となってきている。このような燃料リッチ状態での 燃焼はノックスの発生を遅らせかつその燃料リッチ位置での大気中の窒素N2又 は燃料中へ結合した窒素からのノックスの形成を防止している。このようなメカ ニズムは非常に有効であるため炉又はボイラーのほとんど全ての低ノックス燃焼 装置において応用されている。 燃焼ステージング(staging)は燃料ステージング又は空気ステージン グによって達成されることが出来、空気ステージングはより一般的な方法となっ ている。別の空気ステージングの方法は、オーバーファイアエアポート(ove rfire air port)即ちオーバーファイア空気開口の使用、制御さ れた混合バーナーの使用及び該装置を空気即ちエアのみで燃料なしの複数のバー ナーで作動することを含む。これらの全ての方法において、燃焼部分は燃料リッ チ環境下で行われている。 ステージされた(staged)燃焼が進行する燃料リッチ環境はボイラー内 部へ還元雰囲気を提供する。もしバーンアウトエア(burnout air) が付加される前にこの還元雰囲気がボイラー壁へ接触すると、側壁腐食が必然的 に発生するであろう。この腐食の速度は、(一酸化炭素、硫化水素などの)還元 ガスの濃度、側壁の金属の温度、作動温度と周辺温度との間の変遷、管壁またそ の付近における液体灰(liquid ash)の存在、及び還元雰囲気と酸化雰 囲気との間の変遷等を含む種々の要因に依存する。 このような腐食によって損傷を受ける用役ボイラー側壁の補修又は取替のため の費用は年間数千万ドルになるものと予想される。従って、ステージされた燃焼 によって引き起こされる腐食を減少するために種々の方法が試みられている。こ れらの方法のいくつかとしては、側壁の底部にある開口を介して空気を付加し、 この空気で燃料リッチ状態から炉壁をシールドし、同時に燃焼が完了するまで炎 と混合される空気から該炉壁を分離するように維持するようにするものがある。 さらに背景技術として、通常の燃焼工程において過剰の空気をもたらし、燃焼 生成物が酸素O2を含むようにすることも知られている。この酸素は管内の鉄を Fe2O3に酸化して該管へ緻密なスケール(scale)を形成し、これが管 表面に対する付加的酸素又はその他の有害ガスの拡散を遅らせるのである。こう してこのスケールは付加的な腐食を防止しまたは大いにその付加的な腐食を遅ら せるのである。低い炉管金属温度を有する低圧ボイラーは知覚出来るほどの腐食 を発生することなしでしばしば十年間又はそれ以上も作動する。高い管金属温度 を有している高圧ボイラー及び特にスーパークリテカルスチーム発生機(sup ercritical steam generator)は低ノックス(NO x)作動が試みられるまでに年間5〜20ミルの速度で腐食するであろう。低ノ ックス燃焼の間中、腐食金属は高圧ボイラーのいくつかの面を損失しスーパーク リテカルスチーム発生機は法外なものとなる。 年間60〜120ミルの腐食速度は、還元条件が発生するスーパークリテカル (supercritical)装置の分野においてしばしば経験される。この ような腐食速度は受け入れがたいものである。石炭燃焼装置又は残油燃焼装置に おいては、燃料中の硫黄が気体SO2に酸化され又は気体H2Sへ還元される。 このSO2は余分な空気が存在するとき発生し通常は問題とならない。しかしこ れは炭素と一緒に2段階工程(two stage process)によりF e2O3と反応することが出来、FeSを形成する。不十分な空気又は不完全な 混合の結果、炭素が発生する。H2SはSO2及び炭素及び燃料から条件を還元 することにより形成され、これは酸化鉄又は鉄と反応してFeSを形成する。硫 化鉄(FeS)は炉管を保護するスケールを形成するが、酸化鉄程には保護しな い。しかしてFeSが保護コーテイングをなすとき、腐食は加速される。最も苛 酷な状態は、いずれかの位置におけるガスを酸化及び次いで還元の状態に変換す るとき発生する。初めに、ある保護コーテイング及び次いでその他の部分が破損 される。保護コーテイングの各再形成は管の鉄から金属を取り出す。この管金属 は条件を変更することで除去される。通常の場合のように、昼間時から夜間時ま でロード(load)を変更することで、連続した還元状態に壁面を維持するこ とはほとんど不可能である。腐食は非常に迅速に継続する。 ボイラー管の塩素腐食もまた一般的であり、重大である。例えば、1985年 発行の“Mineral Impurities in Coal Combu stion”において、著者エリックラスカ(Erich Raask)は炉壁 の塩素腐食に関するいくつかの観点について検討している。還元状態においてH Clは保護酸化物層及び水素又は炭素の一酸化物と次のように反応するであろう と述べている。 Fe2O3+2HCl+CO=FeO+FeCl2+H2O+CO2 Fe3O4+2HCl+CO=2FeO+FeCl2+H2O+CO2 これらの反応は保護酸化物層を破損し、かつ一旦この保護層は多孔性にされ、H Cl、O2、SO2、H2S及びその他の反応ガスが管表面へ対して迅速に拡散 出来、管金属からFeS、FeO及びFeCl2を形成するように反応する。 FeCl2は高蒸気圧力を有しており、そのためそれはスーパーヒーター管金 属表面へ蓄積しないであろう。しかしながら、FeCl2及びFeCl3は水管 表面に蓄積するであろう。これらはともに低融解(low melting)で 、液体灰攻撃を引き起こす低融解液体へ対して寄与している。これらの物質が一 旦 形成されると、これらはフラックスとして機能して灰沈殿物(ash depo site)内に液体相の形成を増進する。 過剰な腐食に対するいくつかの制御が、炉管のための交互の金属を選択し、炉 壁をスプレーコーテイングし、又は壁部分が装着される前に壁部分をクロム加工 することにより可能である。しかしながら残念なことにこれらの技術は非常に高 価でそれらの方法の有効性は完全には確立されていない。 これらの腐食の問題にもかかわらず、燃焼の空気ステージングは油及び石炭燃 焼炉及び蒸気発生装置からのノックス放射を制御する基本的な方法を残している 。このため、ボイラー及び蒸気発生機の側壁管の腐食を制御するための改良され た方法の存在の必要性が継続していることが分かるであろう。本件発明はかかる 必要性を提供するものである。 発明の概要 本件発明を概説すると、石炭を燃焼する用役ボイラー内の側壁の腐食速度を減 少するための方法を提供するものである。この方法は望ましくはボイラー側壁の 少なくとも1つに複数の側壁スロットを設けることよりなり、それらの側壁スロ ットは実質的にボイラー床面の上方に位置付けられているものである。次いで“ カーテンエア(curtain air)”の流れが該側壁スロットを介してボ イラー内部へ導入され、ここでこのカーテンエア即ちカーテン空気はバーナーか らの上向き通風によって上方へ有効に推進されるような位置にてボイラー内へ導 入され、これにより側壁を腐食から保護するように空気即ちエアからなるカーテ ンを提供している。バーナーからのこの上向き通風の利点を利用することによっ て、側壁カーテンエアは、その側壁エアがノックス屑を弱めるため当初の燃焼エ アと混合しないよう十分遅い速度で導入される。 本件発明の一つの目的は用役ボイラ一側壁の腐食を防止する方法を提供するこ とである。 本件発明の更なる目的及び利点は下記の記載から明らかとなろう。 図面の簡単な説明 図1は、公知の側壁カーテンエア通気口の配置を示しており、この配置ではバ ーナーからの上向き通風によって上方へ押し上げられるような有効な位置へ側壁 エアを導入することは出来ない。 図2は、電気用役ボイラーの斜視図であり、好ましい実施例による本件発明の 側壁スロットの配置を示す図である。 図3は、電気用役ボイラーの立面図であり、好ましい実施例による本件発明の 側壁スロットの配置を示す図である。 図4は、電気用役ボイラーの斜視図であり、好ましい第2の実施例による本件 発明の側壁スロットの配置を示す図である。 図5は、電気用役ボイラーの立面図であり、好ましい第2の実施例による本件 発明の側壁スロットの配置を示す図である。 図6は、電気用役ボイラーの斜視図であり、好ましい実施例による本件発明の 境界エアポート即ち周辺空気開口と側壁スロットとの配置を示す図である。 図7は、例1の条件下にて作動したときのボイラーの前方(北)、後方(南) 及び側方(東)の壁に接している大気の燃料混合体フラクション(fuel m ixture fraction)の概略を示す図である。 図8は、トップバーナーから側壁及び角部へ及び上方へ発生する流れ場即ちフ ローフィールド(flow field)を示しており、これはどのようにして バーナーストリーム(burner streams)が中心部にて衝突し壁の 方へ流れて側壁に広がり効果(spreading effect)を発生する かを示している。 図9は、例2の条件下にて作動したときのボイラーの前方(北)、後方(南) 及び側方(東)の壁に接している大気の燃料混合体フラクションの概略を示す図 である。 図10は、例3の条件下にて作動したときのボイラーの前方(北)、後方(南 )及び側方(東)の壁に接している大気の燃料混合体フラクションの概略を示す 図である。 図11は、例4の条件下にて作動したときのボイラーの前方(北)、後方(南 )及び側方(東)の壁に接している大気の燃料混合体フラクションの概略を 示す図である。 図12は、例5の条件下にて作動したときのボイラーの前方(北)、後方(南 )及び側方(東)の壁に接している大気の燃料混合体フラクションの概略を示す 図である。 図13は、バーナーからの上向き通風によって上方へ押し上げられるのに有効 な位置へ側壁エアを導入するように位置付けられた境界エアポート即ち周辺空気 口と側壁スロットとを有している用役ボイラーを示している図である。 図14は、例6の条件下にて作動したときのボイラーの前方(北)、後方(南 )及び側方(東)の壁に接している大気の燃料混合体フラクションの概略を示す 図である。 図15は、標準の境界エアポートと例7によって示されるような大きい境界エ アポートとを有し、側壁スロットがバーナーからの上向き通風によって上方へ押 し上げられるのに有効な位置へ側壁エアを導入するように位置付けられている用 役ボイラーを示している図である。 図16は、例7の条件下にて作動したときのボイラーの前方(北)、後方(南 )及び側方(東)の壁に接している大気の燃料混合体フラクションの概略を示す 図である。 図17は、例8の条件下にて作動したときのボイラーの前方(北)、後方(南 )及び側方(東)の壁に接している大気の燃料混合体フラクションの概略を示す 図である。 図18は、例9の条件下にて作動したときのボイラーの前方(北)、後方(南 )及び側方(東)の壁に接している大気の燃料混合体フラックションの概略を示 す図である。 図19は、例10の条件下にて作動したときのボイラーの前方(北)、後方( 南)及び側方(東)の壁に接している大気の燃料混合体フラクションの概略を示 す図である。 図20は、例11の条件下にて作動したときのボイラーの前方(北)、後方( 南)及び側方(東)の壁に接している大気の燃料混合体フラクションの概略を示 す図である。 図21は、例12の条件下にて作動したときのボイラーの前方(北)、後方( 南)及び側方(東)の壁に接している大気の燃料混合体フラクションの概略を示 す図である。 図22は、例12におけるように(即ち、燃焼面間の中心に)位置付けた側壁 スロットを備えたフローフィールドであり、側壁の上昇流がかなりよどんでおり 同時に高さが増大するときモーメントがバーナー流から得られるよう該流れが上 昇速度を増大するような高さをバーナーゾーンの下方にいかにして備えているの かを示している図である。 図23は、例13の条件下にて作動したときのボイラーの前方(北)、後方( 南)及び側方(東)の壁に接している大気の燃料混合体フラクションの概略を示 す図である。 図24は、例14の条件下にて作動したときのボイラーの前方(北)、後方( 南)及び側方(東)の壁に接している大気の燃料混合体フラクションの概略を示 す図である。 図25は、例15の条件下にて作動したときのボイラーの前方(北)、後方( 南)及び側方(東)の壁に接している大気の燃料混合体フラクションの概略を示 す図である。 図26は、例16の条件下にて作動したときのボイラーの前方(北)、後方( 南)及び側方(東)の壁に接している大気の燃料混合体フラックションの概略を 示す図である。 好ましい実施例に関する記載 本件発明の原理の理解を増大するために以下に好ましい実施例について記載し 、かつこれを記述するため特定の用語を使用するであろう。それにもかかわらず 、本件発明の範囲の限定はこれによって意図されているものではなく、図示され た装置の変形及び更なる改良及びそこに図示されたような発明の原理の更なる応 用等が本件発明に関する当業者においてそこから通常なし得るものであることは 理解されよう。 上で述べたように、本件発明は石炭を燃焼する用役ボイラーの側壁腐食の速度 を減少する方法に関する。この発明の方法では、空気即ちエアから成る保護カー テンがボイラー内部へ導入されそこで該空気がバーナーからの上向き通風によっ て上方へ押し上げられ得るように位置付けられた側壁空気スロットを備えている 。このことはカーテン空気がボイラーの床面付近に位置した側壁スロットを介し てボイラー内部へ導入される公知の方法と対比されるところである。公知の方法 では、側壁スロットを介して導入される空気がバーナーによって提供される上向 き通風により上方へ押し上げられず、このため当該空気が側壁を腐食から保護す るためには有効ではないのである。 本件発明の好ましい実施例をより詳細に述べると、最近の蒸気発生装置の壁は 、通常、ほぼ2つの管体の直径寸法だけ(中心から中心まで)離して配置した管 体から形成されており、これらの管体の間を金属ウエブで連結している。この組 立体は一つの連続体を形成するように形成されかつ一緒に溶接されている。水は これらの管体を介して流れ込み蒸気になるまで加熱されるのである。ウエブは炉 壁と一体部分をなしている。 この発明の方法では空気は管体/ウエブバリアの外方へ導かれ、いくつかのウ エブは切り取られており、空気が該管体間の溝即ちスロット(又は口即ちポート 、又は排気孔即ちベント)を介して炉内へ流れ込む。ウエブを切り取って形成さ れたスロットは好ましくは幅が約1インチ以下になるようになっている。これら のスロットを介して流れる空気は大きなモーメントを有しておらず、このため燃 焼生成物の流れによって上方へ転向され、壁近くに停滞するであろう。こうして 、少量の空気が炉壁の大面積を燃料不足状態(fuel lean)に保持する であろう。この空気はオーバーファイアエアから取られることが出来、この再指 向はほとんど無く、もしあってもノックス放射を増大するであろう。 本件発明の方法によって導入される側壁空気は実質的にボイラー床面上方の位 置へ導入されるので、該側壁空気は一次フレーム即ち一次炎へ迅速に混合するこ とはなく、ノックスを増大しない。事実、これは非常にオーバーファイアエアの ように作用し、二次空気を取り替えノックスを減少する。これは低モーメントで 導入されるので、壁付近に停滞し多くの壁を保護する傾向がある。 ある好ましい実施例においては、側壁スロットは最も低いボイラーバーナーの 高さとほぼ等しい高さに水平列に設けられている。別の好ましい実施例において は、側壁スロットは上向き弧状に設けられており、この弧状の最も下方の部分( 端部)は最も下方のバーナーの位置に又はそこに近い位置に設けられている。全 ての実施例において、スロットは還元状態の面積及び厳格さを減少するように位 置付けられている。このためスロットは、側壁空気が壁に対して後方及び上方へ 押されるように設計されかつ位置付けられている。浸透する空気は壁を保護せず 、もし該空気がバーナー下方で混合すると低ノックスステージングを覆すであろ う。よって本件発明の側壁スロットはバーナ一下方での混合を避けるように寸法 が決められかつ位置付けられている。 更に本件発明はオーバーファイアエアポートを備えたボイラーへ設けられ得る ことが理解されよう。この場合、オーバーファイアエアポートからスロットエア スロットまで二次空気の部分を再指向するのに適当な配管が同様に設けられる。 この実施例においてはオーバーファイアエアの約半分までが側壁スロットへ再指 向される。こうして、公知のオーバーファイアエア技術はオーバーファイアエア ポートを介して合計空気の約20%を指向するが、本件発明においては合計空気 の約5%〜15%までがオーバーファイアエアポートを介して提供され、かつ合 計空気の約5%〜15%までが側壁スロットを介して提供されるのである。 更に、オーバーファイアエアポート及び側壁スロットを介する空気流は腐食の 速度を最小限にするようにするとともにノックスの放射を最小限にするようにバ ランスされることが理解されよう。もしあまり多くの空気がオーバーファイアエ アポートを介して導入されると腐食速度が非常に大きくなるであろう。もしあま り多くの空気が側壁スロットを介して導入されるとノックス放射の量が非常に大 きくなるであろう。 ある好ましい実施例においては、ボイラーがバーナーと側壁との間の前方及び /又は後方壁に位置付けられた境界空気ポート即ち周辺空気ポートに付加的に装 備されている。これらの周辺空気ポートは側壁スロットの類似しており、これら は空気の保護層を提供しバーナー付近に存する還元雰囲気から側壁をシールドす る。 本件発明のある好ましい実施例においては、炉内の還元領域を決定するために 算定流体運動(computational fluid dynamics: CFD)モデルが使用されている。このCFDモデルは次いで新しい空気流が燃 料リッチ状態を制御するかどうかを発見するため一つおきに種々の量のスロット エアを付加的に使用されている。この方法を介してスロットの適当な数及び位置 が識別され、適切な空気圧力が決定されている。 このCFD分析を実行することにより、還元雰囲気が最も強く、特に燃料混合 比率が化学量論混合体の115%以上(即ち合計雰囲気に対する燃料の比率が化 学量論比の115%よりも大きい場合)に最も苛酷な腐食問題が発生したことが 決定された。従ってある好ましい実施例においては、側壁スロットは、化学量論 比が115%よりも大きい燃料混合体比率を有する雰囲気によって接触される側 壁面を最小にするように寸法を設定されかつ位置付けられている。 図面を参照すると、ボイラー10は、好ましくは、前方壁11と、後方壁12 と、第1側方壁13と、第2側方壁14と、を有している。更に床壁15も含ま れており、この床壁15は下方へ向かって傾斜しスラッグ(slag)収集のた めのホッパを提供している。 前方壁11及び/又は後方壁12には複数のバーナー16が設けられている。 好ましくはこれらのバーナー16は縦横に列をなすように配置されボイラー内部 を加熱するため適切なフレーム即ち炎を提供する様になっている。更にまた、特 に低NOxバーナーが据え付けられていないときには、オーバーファイア(ov erfire)空気口17が設けられている。 側壁13、14の一方又は双方には側壁スロット18が設けれている。これら の側壁スロット18は、そこを介して導入される側壁空気がバーナーからのアッ プドラフト即ち上昇流を捕捉し該側壁空気を側壁に対して押し上げるように配置 されている。1つの好ましい実施例においては、側壁スロット18は最下方バー ナーの位置にて又はその付近にて1列に又はそれ以上の列に配置されている。別 の好ましい実施例においては側壁スロット19が1列またそれ以上の円弧をなす ように配置されており、(好ましくは円弧の端部付近の)最下方の側壁スロット が最下方バーナーの位置付近に位置している。 図3及び5において、バーナーからの空気流は矢印20で示されており、オー バーファイヤー空気流は矢印20で示されている。また側壁スロットからの空気 流は矢印20で示されている。こうして、側壁スロットを介して流れる空気はバ ーナーからの上昇流を捕捉し、側壁へ対して保持されそこを保護することが分か るであろう。側壁スロットが床壁の上方に位置付けてあるので、この側壁空気は 一次空気と混合せず空気ステージングを減少する。 上述したプロセスを使用している特定の例について以下において述べる。これ らの例は好ましい実施例をより一層完全に記述するために用意されたものであっ て、これによって本件発明の範囲を限定する意図は無いことは理解されるであろ う。 例 1 例1はボイラーに側壁スロットが設けられていない場合の公知の実施例につい て示している。インプット条件は下記の表に示されてあり、非常に腐食性の場合 を示している。この例にて作られた装置は側壁へ対して空気を導入するため既存 のセットをなす境界エアポート即ち周辺空気開口を有している。バーナー立面部 のそれぞれに対応して1個の開口が(低NOxレトロフィット(retrofi t)の前に当初の設計から)設けてある。 この場合、既存の周辺空気開口即ち周辺エアポートは完全に塞がれ壁部分へ対 して空気が供給されないものと思われる。このため、このようなケースは現行の 作動のためには最悪のケースシナリオを示した。 例 1 負荷(Load) 640MW 出口酸素 3.0 境界エア なし OFA 22% 燃料リッチ領域 10430平方フィート 出口Nox 314 ppm 出口NOx 0.436 lb/106Btu 例 2 例2はオーバーファイアエア(overfire air)がゼロにセットさ れていることを除き例1の条件が繰り返されている。オーバーファイアエアをゼ ロにセッテイングしてあることは炉内におけるステージングを一掃している。こ の結果、側壁の非常に僅かの部分が還元(reducing)状態にさらされて いる。表から分かるようにオーバーファイアエアの減少はNOxレベルを現在の 受け入れ可能限界よりも高くなるようにしている。 例 2 負荷(Load) 640MW 出口酸素 3.0 境界エア なし OFA なし 燃料リッチ領域 45平方フィート 出口NOx 416 ppm 出口NOx 0.578 lb/106Btu 例 3 例3は例2の条件を繰り返しているが、既存の境界エアポート即ち周辺空気開 口が関数となっているいることが分かる。このケースの条件を下記の表にまとめ てある。 例 3 負荷(Load) 640MW 出口酸素 3.0 境界エア あり −2% OFA なし 燃料リッチ領域 45平方フィート 出口NOx 417 ppm 出口NOx 0.579 lb/106Btu この例において、既存の境界ポート即ち周辺開口は6インチ直径のパイプを介 してウインドボックス(windbox)から供給されている。この6インチ直 径はウインドボックス内の開口の面積を計算しかつ導入される空気量を決定する ために使用された。この計算は周辺開口を介して導入される炉空気の2%となっ た。 周辺開口は当初のバーナー配置と同一の高さに位置付けられているので、これ らの当初の目的はバーナーフレーム(炎)から側壁を保護することであることが 理解出来る。オーバーファイアエアの不活性及び所定位置における周辺開口によ り、側壁はほとんど完全に酸化する。 例 4 例4は例1の条件を繰り返しているが、既存の周辺空気開口が関数となってい るいることが分かる。このケースの条件を下記の表にまとめてある。 例 4 負荷(Load) 640MW 出口酸素 3.0 境界エア あり −2% OFA 25% 燃料リッチ領域 7050平方フィート 出口NOx 319 ppm 出口NOx 0.443 lb/106Btu 例4は本件発明の側壁空気例示との比較のためのベースラインとして作用して おり、このため、確認比較のために使用される。歴史的な観測は、0.084以 上の混合体フラクションを有するべく予報された領域は高いチューブ消耗レート を経験する公知の側壁の領域に対応している。例えば、約0.073の燃料混合 比率は化学量論上の混合比率を示す。 0.084以上の領域は最も暗い遮光によって壁プロットへ示されている。歴 史的データに対する確認に基づけば、満足な設計のためのある基準は、(暗い遮 光としてプロットに表示されている)0.084以上の混合体フラクションを備 えた部分の移転である。 例 5 例5は既存の周辺空気の増大を示している。この場合、周辺空気流は二次空気 の10%即ち全空気の8.5%まで増大される。この付加的空気は、バーナーで はなく、オーバーファイアから再指向されるように設計された。この場合の条件 は下記の表に要約されている。 例 5 負荷(Load) 640MW 出口酸素 3.0 境界エア あり −8.5% OFA 18% 燃料リッチ領域 5166平方フィート 出口NOx 303 ppm 出口NOx 0.421 lb/106Btu この付加的空気は還元状態にさらされた合計面の面積を減らすことに成功した 。しかしながら強力な還元状態にさらされている側壁の中心にある領域が存在し ている。この存在位置からの増大された空気流は壁の中心の方への燃料リッチを 押し込んでいる。 例 6 例6は新しい位置を介しての側壁スロットエアの導入を示している。この位置 は図13に示されており、炉ホッパー(高さ450フィート)上方約32フィー トに示されている。ここで提示した“カーテンエア”はウオータウオール(wa terwall)ウエブを切取ったスロットを介して導入される。これは炉幅を 横切って均一に空気を導入することによりモデル内にてシュミレートされた。 このため、カーテンエア流は二次空気の10%即ち合計空気の8.6%に設定 された。ここに存在する周辺空気即ち境界エアは合計空気の1.3%にされた。 カーテンエアは、バーナーでは無く、オーバーファイアエアから再指向されるよ うにモデル化された。このケースの条件は下記の表にまとめられている。 例 6 負荷(Load) 640MW 出口酸素 3.0 境界エア 1.3% カーテンエア 全体の8.6% OFA 17% 燃料リッチ領域 7061平方フィート 出口NOx 322 ppm 出口NOx 0.447 lb/106Btu 例 7 例7は新規な大型の境界ポート即ち周辺空気ポートを介する空気の導入を示し ている。大型の周辺ポートの位置は図15に示されている。 例えば、この大型の周辺空気ポート流は二次空気の10%即ち合計空気の8. 5%にセットされている。前述の場合のように、存在する周辺空気は1.3%に された。このケースの条件は下記の表にまとめられている。 例 7 負荷(Load) 640MW 出口酸素 3.0 境界エア 1.3% カーテンエア なし 大型境界ポート 8.5% OFA 18% 燃料リッチ領域 6931平方フィート 出口NOx 317 ppm 出口NOx 0.440 lb/106Btu 大型境界ポートを介する空気の導入は還元状態にさらされた部分における僅か な減少をもたらしている。 例 8 例8は例6及び例7を組み合わせたものである。このため大きい境界空気ポー トと側壁スロットとが共に使用されている。偏倚された空気は二次空気の15% 、又は合計空気流の12.8%を示した。このケースの条件は下記の表にまとめ られている。 例 8 負荷(Load) 640MW 出口酸素 3.0 境界エア 1.3% カーテンエア 6.3% 大型境界ポート 6.3% OFA 12.6% 燃料リッチ領域 5608平方フィート 出口NOx 386 ppm 出口NOx 0.540 lb/106Btu 偏倚された空気は側壁空気スロットと大きい境界空気ポートとの間へ均一に分 与された。現存する境界空気ポートは変更されなかった。表は、この空気の大き い偏倚がノックス放射へ実質的な影響を有していることを示している。 予言出来ることは、導入された大量の空気が露出された面を還元状態に還元す るということである。例6又は例7と比較すると、更に例8は還元状態の大きさ の減少を示している。 例 9 例9は側壁空気スロットを介して導入される空気量の増大を示している。この 場合(側壁スロットを介して提供される)カーテン空気流は二次空気の20%、 又は合計空気の17%まで増大された。このケースの条件は下記の表にまとめら れている。 例 9 負荷(Load) 640MW 出口酸素 3.0 境界エア 1.3% カーテンエア 17% 大型境界ポート なし OFA 8.2% 燃料リッチ領域 5155平方フィート 出口NOx 347 ppm 出口NOx 0.482 lb/106Btu この増大された空気流はバーナーゾーンにおいて還元状態へ露出された面を強 烈に限定してしまっているが、上方炉において(例2に比較して)付加的な効果 を限定されている。 例 10 例10は大きい境界ポートにおける増大を示している。このため、大きい境界 ポート空気流は二次空気の20%、又は合計空気の17%まで増大された。この 例の条件は下記の表にまとめられている。 例 10 負荷(Load) 640MW 出口酸素 3.0 境界エア 1.3% カーテンエア なし 大型境界ポート 17% OFA 8.2% 燃料リッチ領域 5737平方フィート 出口NOx 347 ppm 出口NOx 0.482 lb/106Btu この大きい境界ポートエアの増加は側壁に沿った還元状態を制限している。強 力な還元状態のトレース(trace)残存物は例3(混合体フラクションが0 .084以上)を提供しない。還元状態の平方フィートが例10の表に示される ように減少されている。 しかしながら、そのような大きい割合の空気の偏倚はノックス放射物に反対に 影響している。このことはこのステージ化した(staged)燃焼を有効に減 少しているメーンバーナーゾーンへ幾分かの境界エア混合体を戻すことによりも たらされている。 例 11 例11は例8を繰り返しているが、側壁スロット及び大きい境界ポートを介し て導入される空気量は増大されている。このため、空気流は二次空気の20%、 又は合計空気の17%まで増大された。この空気流は側壁空気スロットと大きい 境界ポートとの間に平均的に分与された。この例の条件は下記の表にまとめられ ている。 例 11 負荷(Load) 640MW 出口酸素 3.0 境界エア 1.3% カーテンエア 8.5% 大型境界ポート 8.5% OFA 8.2% 燃料リッチ領域 3433平方フィート 出口NOx 450 ppm 出口NOx 0.625 lb/106Btu 例10と同様に、例11の構成は更にノックス放射を増大した。しかしながら この構成は実質的に還元状態へさらされた面を制限した。増大したカーテンエア と大きい境界ポートエアとの組合せはバーナー領域高さでの還元状態を完全に除 去した。還元状態は更に炉の上方領域の壁に沿って残っている。 例 12 例12は例6の状態を繰り返しているが、側壁スロットが高い高さまで上昇さ れている。このためカーテンエア流は二次空気の10%、又は合計空気の8.5 %(例4に関して)に維持された。側壁スロットの位置は475フィートの高さ まで上昇された。公知の例においては、側壁スロットは458〜460フィート の高さに設けられていた。最下方のバーナーは470フィートの高さに位置付け られており、一方、ボイラー床面は426フィートにある。ホッパーの頂部は4 52フィートである。 カーテンエアの位置の変動は側壁に沿う還元状態に大きい効果を有している。 ほとんど全部の壁は例6(混合体フラクションが0.079以下に減少されてい る)から下降した大きさの還元状態を有している。このケースの条件は下記の表 にまとめられている。 例 12 負荷(Load) 640MW 出口酸素 3.0 境界エア 1.3% カーテンエア 8.5% 大型境界ポート なし OFA 17% 燃料リッチ領域 5091平方フィート 出口NOx 314 ppm 出口NOx 0.436 lb/106Btu バーナーゾーンの下方には側壁の上昇流が比較的不活発となる高さが存在する ことが分かる。この高さが増大すると流れが上方への速度を増大し、バーナーか らのピックアップモーメントが例6よりも例12を、より速い流れ領域において 、より高く流す。このことはより多くの空気を逆流し側壁をコートする。 例 13 例13は現存する境界空気ポートを介して導入される空気の分与における変化 を示している。例5のように現存する境界空気流は二次空気の10%、又は合計 空気の8.5%まで増大されたが、例13を別にすれば底部の二つの境界ポート のみが使用された。このケースの条件は下記の表にまとめられている。 例 13 負荷(Load) 640MW 出口酸素 3.0 境界エア 8.5% カーテンエア なし 大型境界ポート なし OFA 18% 燃料リッチ領域 3778平方フィート 出口NOx 306 ppm 出口NOx 0.425 lb/106Btu エアロケーションの変動は(上記表に示されるように)還元状態へさらされる 面積を減少したが、例5に見られるような下方炉内に強力な還元状態を減じてい ない。 例 14 例14は例6と例12の高さの間の中間に位置されている側壁スロットを示し ている。このケースでは、カーテンエア流が二次空気の10%、又は合計空気の 8.5%に維持された。この例の条件は下記の表にまとめられている。 例 14 負荷(Load) 640MW 出口酸素 3.0 境界エア 1.3% カーテンエア 8.5% 大型境界ポート なし OFA 17% 燃料リッチ領域 6017平方フィート 出口NOx 325 ppm 出口NOx 0.451 lb/106Btu 高さ460’(フィート)にあるカーテンエアは例6と例12との間の強力な 折衷案を形成した。これは例12と同様な形態をバーナー領域の高さに有してい るが、バーナー下方に例12において見られる強力な還元ゾーンを限定している 。例14は例12よりも上方炉においてより高い還元条件を有しているが、これ は例6の改良である。 例 15 例15は例14を繰り返しているが、大量の空気が減少した側壁エアスロット を介して導入されている。このケースではカーテンエア流が二次空気の5%、又 は合計空気の4.1%まで減少された。このケースの条件は下記の表にまとめら れている。 例 15 負荷(Load) 640MW 出口酸素 3.0 境界エア 1.3% カーテンエア 4.1% 大型境界ポート なし OFA 21% 燃料リッチ領域 6469平方フィート 出口NOx 311 ppm 出口NOx 0.432 lb/106Btu 例15は、460’(フィート)高さにおける、より少ない空気の導入が45 0’(フィート)高さにおける、より多くの空気と同様の効果を形成することが 出来るかを決定するために稼動された。 例 16 例16は二つのレベルの側壁エアスロットを示している。この場合、カーテン エア流は15%まで増大された。二次空気の10%、又は合計空気の8.5%が 450’(フィート)高さにある側壁エアスロットを介して導入され、かつ47 5’(フィート)高さにあるスロットを介して二次空気の5%、又は合計空気の 4.3%が導入された。このケースの条件は下記の表にまとめられている。 例 16 負荷(Load) 640MW 出口酸素 3.0 境界エア 1.3% 450’におけるカーテンエア 8.5% 475’におけるカーテンエア 4.3% OFA 12.5% 燃料リッチ領域 4424平方フィート 出口NOx 326 ppm 出口NOx 0.453 lb/106Btu 例16は例12と比較するために実行された。二つのレベルの15%のカーテ ンエアがカーテンエアスロット及び大きい境界ポートを介して15%に対する比 較可能な形態を形成する。 上述のことから二つの設計基準が確立されることが分かる: (1)0.084混合体フラクション以上の面の移動(即ち化学量論比率の1 15%より多い燃料混合体比率を有する面の移動):及び (2)還元状態へされされる面の制限。 これらの基準をベースとして下記の結論がこれらのケースシリーズから引き出 される。 A.例5及び例14は現存するポートを介しての大量の流れを増大することは 強力な還元状態の除去にて不満足であることを示している。しかしながら、例1 4は還元状態にさらされた面の寸法を非常に減少している。 B.例6及び例7は二つの異なる方法によって導入された同一量のエアを表し ている。これら二つの方法は強度の還元状態にさらされた領域を完全に減少して いる。還元状態にさらされた合計面にもノックス放射にも大きなインパクトを有 していない。 C.例5、例6及び例7を例9及び例10に比較すると、エア流が増大すると き、カーテンエアポート形態が大きい境界エアポートよりもより良く機能するこ とを示している。例9(カーテンエアスロット)は7050平方フィートから5 155平方フィートまで燃料リッチ面積を減少したが、例10(大きい境界ポー ト)は同じ量の空気のために単にこれを5737平方フィートまで減少した。 D.例8を例6〜例10に比較すると、境界エアポートとカーテンエアスロッ トとの組合せはポート/スロットのいずれか一方よりもノックスへ著しく大きな インパクトを有していることを示している。例8は12.8%のエアをポートへ 偏倚し、ノックスを386ppmまで上昇させ、一方、例9及び例10は17% のエアを単に347ppmのノックス放射と共に偏倚している。 E.例11は17%のエアと、大きな境界エア及びカーテンエアとの組合せが 実際にノックスをオーバーファイアエアなしで得られるレベルの上まで上昇して いる。このことは17%エアが主バーナーゾーン内へ混合していることを示して いる。 F.例12を例7に比較すると、カーテンエアが導入される高さの増大は低い 高さにおける流れを増大すると同様な利益をもたらし、同時に低いノックス放射 をもたらすことを示している。更に、例18と例21とを比較すると、双方とも ほぼ同様な還元状態の面積を有しており、例12は全体大きさが低い還元状態を 有していることを示している。 G.例6、例12及び例14はカーテンエアスロットの高さに対して還元状態 にさらされた面のほとんど直線的な依存性を示している。 H.更に例15及び例16は、カーテンエアスロット形態を使用するときには 同一面積の還元状態のために少ない空気が、より高い高さに要求されること示し ている。 従って、本件発明においては、側壁エアスロットが出来るだけバーナーゾーン の高さに接近して配置される。かかる配置により、エアの保護カーテンはバーナ ーからの上向き通風によって上方へ有効に推進される位置にてボイラー内へ導入 され、これにより、側壁を腐食から保護するためエアのカーテンを提供する。 本件発明は上記記載において図示されかつ述べられたが、これは例示であり、 本件発明を限定するものではなく、単に好ましい実施例が図示され記述されたも のと理解されるべきで、全ての変更改良等が本件発明の範囲に属し、保護される ものと理解されよう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ユーリッチ,ジョセフ・エイ アメリカ合衆国ペンシルバニア州15101, アリソン・パーク,メノルド・ドライブ 2065 (72)発明者 ロックハート,ケイス・エス アメリカ合衆国イリノイ州62439,ローレ ンスヴィル,ディーアトレイル・ドライブ 1006 (72)発明者 ブリーン,バーナード・ピー アメリカ合衆国ペンシルバニア州15211, ピッツバーグ,トリモント・レイン 630 ―ビー (72)発明者 ガブリエルソン,ジェームズ・イー アメリカ合衆国ミネソタ州55341,ハノー ヴァー,ノース・イースト,リバービュ ー・ロード 11585

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.石炭を燃焼する用役ボイラーの側壁腐食速度を減少する方法であって、該ボ イラーが、一対のバーナー壁と、一対の側壁及び床面と、ボイラー内へ微粉状に した石炭とエアとの可燃性混合体を導入するために複数のバーナーを含んでいる 少なくとも一つの前記バーナー壁と、を有しており、該方法が; (a)前記側壁の少なくとも一つへ複数の側壁スロットを提供し、該側壁スロッ トを実質的に前記ボイラー床面上方へ位置付けること、 (b)該側壁スロットを介してボイラー内へ側壁エアの流れを導入すること、 よりなり、 前記側壁エアがバーナーからの上向き通風によって上方へ推進されるような位 置にてボイラー内へ導入され、こうして側壁を腐食から保護するためのエアから 成るカーテンを提供することからなるボイラーの側壁腐食速度減少方法。 2.前記側壁スロットが最も下方のボイラーバーナーの位置に実質的に等しい位 置にて第1の実質的に水平列を配置されている請求項1に記載のボイラーの側壁 腐食速度減少方法。 3.更に側壁スロットの第2の実質的に水平な列であって、最も下方のボイラー バーナーの位置の実質的に上方の位置に設けられた第2の側壁スロット列を備え かつ使用している請求項2に記載のボイラーの側壁腐食速度減少方法。 4.前記側壁スロットが上方に凸出した弧状に配置され、最も下方のスロットが 最も下方のボイラーバーナーの高さに実質的に等しいか又はその上方部分に位置 している請求項1に記載のボイラーの側壁腐食速度減少方法。 5.更に該最も下方のボイラーバーナーの高さの下方位置に側壁スロットを備え かつ使用している請求項1に記載のボイラーの側壁腐食速度減少方法。 6.更にボイラーへ境界エアを導入するため少なくとも一つの境界エアポートを 備えかつ使用している請求項1に記載のボイラーの側壁腐食速度減少方法。 7.更にボイラーへオーバーファイアを導入するため少なくとも一つのオーバー ファイアエアポートを備えかつ使用している請求項1に記載のボイラーの側壁腐 食速度減少方法。 8.前記オーバーファイアエアポートがボイラー内へ二次エアの約20%までを 導入している請求項7に記載のボイラーの側壁腐食速度減少方法。 9.ノックスの放射レベルを減少しつつ石炭を燃焼する用役ボイラーの側壁腐食 速度を減少する方法であって、該石炭を燃焼する用役ボイラーが、包囲体を形成 するために相互に接続された複数の壁を有し、これらの壁の少なくとも一つがボ イラーへ微粉状にした石炭と一次エアとの混合体を導入するための複数のバーナ ーを含んでおり、該石炭を燃焼する用役ボイラーが更にボイラーへオーバーファ イアエアを導入するための少なくとも一つのオーバーファイアエアポートを有し ており、該方法が; (a)前記壁の少なくとも一つへ複数のカーテンエアポートを提供すること、 (b)前記バーナーを介してボイラー内へ微粉状にした石炭と準化学量論上の量 の一次エアとの流れを噴射すること、 (c)ボイラー内にて微粉状にした石炭と一次エアとの流れを燃焼すること、 (d)前記少なくとも一つのオーバーファイアエアポートを介してボイラーへ、 該ボイラーへ提供される合計エアの約5%〜約20%をなすオーバーファイアエ アを導入すること、 (e)前記カーテンエアポートを介してボイラーへ、該ボイラーへ提供される合 計エアの約5%〜約20%をなすカーテンエアを導入すること、 (f)前記オーバーファイアエアポート及びカーテンエアポートを介して、オー バーファイアエアに対するカーテンエアの比率が燃焼ステージングを維持しかつ 106Btu当たり約0.50ポンド以下のレベルのノックス放射を確立するよ う十分小さく、更に前記壁に隣接した雰囲気中の化学量論比率の約115%より も少ない燃料混合比率を維持するように十分大きくなるように、空気の流れをバ ランスすること、 からなるボイラーの側壁腐食速度減少方法。 10.石炭を燃焼する用役ボイラーの側壁腐食速度を減少する方法であって、該 ボイラーが、一対のバーナー壁と、一対の側壁及び床面と、ボイラー内へ微粉状 にした石炭とエアとの可燃性混合体を導入するために複数のバーナーを含んでい る少なくとも一つの前記バーナー壁と、を有しており、該方法が; (a)前記側壁の少なくとも一つへ複数の側壁スロットを提供し、該側壁スロッ トを最下方のバーナーの下方約10〜12フィートと前記ボイラー床面の実質的 に上方の高さに位置付けること、 (b)該側壁スロットを介してボイラー内へ側壁エアの流れを導入すること、 よりなり、 前記側壁エアがバーナーからの上向き通風によって上方へ推進されるような位 置にてボイラー内へ導入され、こうして側壁を腐食から保護するためのエアのカ ーテンを提供することからなるボイラーの側壁腐食速度減少方法。
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