JP2001502364A - 成形された物品を処理する方法 - Google Patents

成形された物品を処理する方法

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JP2001502364A JP10510413A JP51041398A JP2001502364A JP 2001502364 A JP2001502364 A JP 2001502364A JP 10510413 A JP10510413 A JP 10510413A JP 51041398 A JP51041398 A JP 51041398A JP 2001502364 A JP2001502364 A JP 2001502364A
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レナード ジュニア テリー,ウィルソン
ウールフォーク ジュニア スミス,チャールズ
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ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、成形用型から成形された物品を取り出し、かつ抽出する方法を提供する。本方法は、成形された物品を抽出溶媒に接触する工程及び成形された物品を液体の液化し得るガス、好適には液体二酸化炭素に接触する工程を含む。本発明は、また、成形された物品を取り出し、かつ抽出するための処理媒体を提供する。この媒体は、好適には液体二酸化炭素及び抽出溶媒を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 成形された物品を処理する方法 発明の背景 本発明は、ポリマー性の成形物品を洗浄及び分離することに関する。更に詳細 には、本発明は、成形された物品を取り出すこと及び物品から抽出し得る材料を 取り去ることに関する。 数多くのポリマー性の物品は、モノマー性又はプレポリマー性材料を成形用型 内に配置し、次いでその材料の重合をさせることにより製造される。典型的には 、そのような成形された物品は、物品から取り除くことができるか、又は抽出す ることができる、不純物及び未重合モノマー材料を含む。ある種の適用、例えば 生物医学具及び眼用レンズのためには、重合した物品から抽出し得る材料を取り 除くことは、抽出し得る材料が生物学的環境で悪影響を及ぼすことが有り得るの で、重要である。例えば、コンタクトレンズを製造するための慣用の方法におい て、成形されたポリマー性のコンタクトレンズからの抽出し得る残留材料は、ア ルコールのような有機溶媒で抽出される。アルコール抽出方法は、望ましくない 抽出し得る材料を取り除くけれども、このアルコールは、レンズのポリマー性の 網目組織中に残り、このレンズが更に加工又は安全に装着されることができる前 に、取り除かれねばならない。典型的には、アルコール抽出されたレンズは、ア ルコールを除くために乾燥される。しかしながら、乾燥工程は、時間を必要とし 、レンズの上に乾燥残留点を残す傾向を有する。 成形用型で重合した物品を製造することに関連する更なる問題は、成形用型で 形成された重合された物品は、成形された物品を損傷することなく、かつ好適に は成形用型を損傷することなく、成形用型から分離されるか又は解放されること が必要である。例えば、成形用型を用いてのコンタクトレンズの製造での重要な 工程は、成形用型を損傷することなく、レンズが形成された成形用型からレンズ を解放又は取り出すことである。この分離の問題は、成形された物品がシリコー ンのような粘着性のポリマー材料を含む場合に特に厳しい。成形用型からコンタ クトレンズを解放するための慣用の方法は、例えばDruskis et al U.S.Pat.No 5 ,264,161に記載されているように、加熱した水中でレンズを徐徐に取り出 す、手を使う方法を用いる。しかしながら、そのような手を使う方法は、きつい 労働であり、取り扱いの誤りに起因する欠陥品になり易い。別の方法として、離 型剤、例えばワックス又はシリコーン製剤が、成形された物品の適切な解放を保 証するために、重合し得る材料が注入され、成形用型中で重合される前に、成形 用型に塗布されることができる。しかしながら、ある適用においては、離型剤は 、離型剤が成形された物品のポリマー又は成形用型が用いられている環境で悪影 響を及ぼすので、用いることはできない。 物品が形成された成形用型から成形された物品を好都合に取り出し、かつ成形 された物品から望ましくない材料を確実に抽出する方法の必要性が残っている。 更に、時間を必要とする乾燥工程及び乾燥工程に関連する問題が最も少ないか、 又は取り除かれれているように、実質的に乾燥された成形された物品を製造する 方法の必要性が残っている。 発明の要約 本発明により、成形用型から成形された物品を取り出し、かつ抽出する方法が 、提供される。この方法は、液体の液化し得るガス、好適には液体の二酸化炭素 を含む溶液で、成形された物品に接触し処理する工程を含む。特に、この方法は 、抽出溶媒で成形された物品に接触し、かつ液体二酸化炭素で成形された物品に 接触する工程を含む。本発明は、また成形された物品を解放及び抽出するための 処理溶媒を提供する。処理溶媒は、媒体の全重量に基づいて、好適には、液体二 酸化炭素の約50重量%〜約99重量%、及び抽出溶媒の約50重量%〜約1重 量%を含む。 本発明の方法は、物品が形成された成形用型から成形された物品を取り出し、 かつ成形された物品から望ましくない、未重合の重合性材料を抽出するための、 効率的な確実な方法を提供する。本発明の方法で製造された、処理され、成形さ れた物品は、成形用型から取り出され、かつ十分に抽出され、並びに成形された 物品が更に加工、例えば被覆若しくはプラズマ処理、又は将来の用途のために包 装されることができるように、実質的に若しくは十分に乾燥される。本発明の方 法は、シリコーン、シリコーンエラストマー及びシリコーンコポリマーのような 粘着性のポリマー材料を含む成形された物品に、特に適切である。 図面の説明 図1は、本発明の取り出し及び抽出方法のための典型的な処理装置を説明して いる。 発明の詳細な説明 本発明は、物品が形成された成形用型から、成形された物品、特に成形された ヒドロゲル物品を取り出し、成形された物品から抽出し得る材料を抽出する方法 を提供する。ここで用いられている用語「ヒドロゲル」は、少なくとも10重量% の水を吸収することができるポリマー材料を示す。本発明の方法は、実質的に乾 燥、好適には十分に乾燥されていろ、取り出され、かつ抽出された、成形された 物品を提供する。本発明の方法は、成形用型中又は上で形成された、成形された 物品を抽出溶媒に接触、好適には浸す工程、及び成形用型中又は上で形成された 、成形された物品を液体の液化し得るガス、好適には液体二酸化炭素に接触、好 適には浸す工程を有する。抽出溶媒は、成形用型から成形された物品を取り出し 、かつ成形された物品から抽出し得る材料を抽出する。本発明の好適な液体二酸 化炭素接触工程(これは、好適には中位に加圧された環境下で操作することがで きる容器中で行われる)は、溶媒接触工程に引き続いて行うことができる。別の 方法として、好適な液体二酸化炭素接触工程は、溶媒接触工程に引き続いて行う ことができる。 本発明による、適切な抽出溶媒は、成形された物品のポリマー性の網目組織に 沁み込み、ポリマー性の網目組織のいかなる劣化又は崩壊をもたらすことなく成 形されたポリマーを膨潤させる。本発明のための適切な抽出溶媒は、ここで限定 することなく、アルコール類、好適には5個までの炭素原子を有するアルコール 類、例えばエタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブ タノール及びtert−ブタノール;グリコール類、好適には5個までの炭素原子を 有するグリコール類、例えばエチレングリコール及びグリセロール;ケトン類、 好適には5個までの炭素原子を有するケトン類、例えばアセトン;アルカン類、 好適には5〜7個の炭素原子を有するアルカン類、例えばヘキサン;芳香族溶媒 類、ベンゼン、又は好適には3個までのC1−C2アルキル基により置換された、 ベンゼン、例えばトルエン及びキシレン;エーテル類、好適には6個までの炭素 原子を有するエーテル類;ジメチルスルホキシド(DMSO);並びにジメチルス ルフィド(DMS)を含む。更に好適な抽出溶媒は、前記に開示した好適なもの を含み、アルコール類、グリコール類、ケトン類、エーテル類、アルカン類及び 芳香族溶媒類である。好適な抽出溶媒のうち、更に好適なものは、アルコール類 及びグリコール類であり、最も好適なものは、イソプロパノールである。 本発明の抽出溶媒接触工程は、周囲環境で実施することができる。別の方法と して、溶媒接触工程は、溶媒接触工程及び二酸化炭素接触工程を一つの容器で実 施することができるように、加圧し得る環境、例えば加圧し得る容器中で実施す ることができる。溶媒接触工程は、単一又は多工程方法であることができる。好 適には、溶媒接触工程は、成形された物品を、成形された物品のポリマー性の網 目組織が、一連の溶媒交換の下位工程に付されるように、溶媒のバッチの系列に 晒す工程である。それぞれの溶媒交換の下位工程の期間は、成形された物品を形 成するポリマーのタイプ、用いられた抽出溶媒のタイプ及び成形された物品の寸 法に依存する。例えば、成形用型の上でシロキサン−コポリマーのヒドロゲルコ ンタクトレンズが処理され、抽出溶媒としてイソプロパノールが用いられるとき 、それぞれの下位工程は、好適には約1分〜約60分、更に好適には約2分〜約 30分間、最も好適には約5分〜約15分間連続する。別の方法として、抽出溶 媒接触工程は、抽出溶媒接触工程が連続的に実施されるように、連続的に供給さ れ、かつ抽出溶媒を循環する容器中で実施することができる。本発明により、抽 出溶媒は、抽出し得る材料、例えば未重合モノマー又はプレポリマー及び不純物 を、成形された物品から、抽出し、かつ成形用型からの物品の取り出しを促進す る。 本発明の液体二酸化炭素接触工程のための適切な液体二酸化炭素は、少なくと も約500psiの圧力、約0℃〜31℃の温度、好適には飽和圧及び室温を有す る。本発明の好適な実施態様として、液体二酸化炭素が室温で用いられ、それに より液体二酸化炭素の温度を制御するための必要を除外する。本発明は、液体二 酸化炭素で説明されているけれども、他の液化し得るガス類(例えば、酸化窒素 、エタン、プロパン、アンモニア、及び共沸混合物、例えばクロロフルオロカー ボン)を用いることができる。本発明は、取り出し及び抽出方法が、周囲温度及 び 中位に上昇した圧力下で実施することができ、かつ時間を必要とせず、通常の有 機溶媒抽出方法のように強度の労働を必要としない。結論として、本発明の取り 出し及び抽出方法は、慣用の抽出方法及び高圧超臨界液抽出法に比べて、高度に 経済的である。 上に示したように、本発明の一つの実施態様において、溶媒接触工程の後に、 液体二酸化炭素接触工程が続いて行われる。液体二酸化炭素は、ポリマー性の網 目組織中で抽出溶媒を置き換え、そして更にポリマー性の網目組織から望ましく ない材料を抽出する。抽出溶媒で処理された成形された物品は、加圧し得る容器 に配置され、次いで液体二酸化炭素を容器中へ導入し、成形された物品を液体二 酸化炭素と接触させ、好適には液体二酸化炭素中へ成形された物品を浸す。上記 に示したように、成形された物品は、加圧し得る容器中、成形された物品を処理 した溶媒が成形された物品の更なる処理の必要なしに、液体二酸化炭素で処理す ることができるように、抽出溶媒で処理することができる。抽出溶媒処理工程で のように、液体二酸化炭素接触工程は、一連の下位工程で実施することができる 。それぞれの二酸化炭素処理下位工程の期間は、成形された物品を形成するポリ マーのタイプ、用いた抽出溶媒のタイプ及び成形された物品の寸法に依存する。 例えば、シロキサン−コポリマーヒドロゲルコンタクトレンズが、処理されると き、それぞれの下位工程は、好適には約1分〜約60分、更に好適には約2分〜 約30分、最も好適には約5分〜約15分間続けることができる。成形された物 品が、液体二酸化炭素で処理された後、液体二酸化炭素は、容器から取り除かれ 、容器の圧力は、周囲圧力まで下げられる。得られた成形された物品は、成形用 型から取り出され、抽出され、次いで完全又は実質的に乾燥される。 本発明の別の実施態様として、成形された物品は、同時に、抽出溶媒及び液体 二酸化炭素を含む処理混合物と接触又は処理される。抽出溶媒及び液体二酸化炭 素は、同時に供給されるか、又は抽出溶媒及び液体二酸化炭素の混合物は、成形 用型の上に成形された物品を含む処理容器中に導入される。好適には、処理混合 物は、処理混合物の全重量に基づいて、抽出溶媒の約1重量%〜50重量%、更 に好適には約5重量%〜40重量%、最も好適には約10重量%〜約30重量% 及び液体二酸化炭素の約99重量%〜50重量%、更に好適には約95重量%〜 約60重量%、最も好適には約90重量%〜約70重量%を含む。同時処理は、 一連の下位工程で実施することができ、処理工程又は下位工程の期間は、成形さ れた物品を形成するポリマーのタイプ、用いた抽出溶媒のタイプ及び成形された 物品の寸法に依存する。例えば、シロキサン−コポリマーヒドロゲルコンタクト レンズが、処理されるとき、それぞれの下位工程は、好適には約1分〜約60分 、更に好適には約2分〜約30分、最も好適には約5分〜約15分間続けること ができる。本発明の同時処理工程は、同時に、成形用型から成形された物品を取 り出し、かつ成形された物品から、抽出し得る材料を抽出する。同時処理方法で 処理された成形された物品は、実質的に乾燥される。しかしながら、取り出され かつ抽出された、成形された物品は、物品が更に加工される前に、更に慣用の方 法での乾燥、例えば真空乾燥される。本発明の好適な実施態様として、同時の処 理方法に付される成形された物品は、抽出され、取り出された成形された物品が 十分に乾燥され、かつ抽出溶媒が成形された物品から十分に取り出されるように 、液体二酸化炭素で再び処理される。 本発明により処理されることができるヒドロゲル成形物品は、成形用型中でモ ノマー性又はプレポリマー性の混合物の重合を開始させることにより形成される 種々のポリマー性の物品を含む。そのようなポリマー性の物品の例は、ここで限 定することなく、医薬送達具(経皮、眼用、非経口、など)及びその成分のよう な医療用具及び成分、及び特にコンタクトレンズ、眼用移植片、眼用アンレー及 びそれらの要素のような視覚矯正具を含む眼用具を含む。 以下に、本発明を、説明目的のための眼用レンズで説明する。本発明の方法で 処理することができる眼用レンズ、例えばコンタクトレンズ及び眼内レンズは、 アクリル酸又はメタクリル酸のヒドロキシエステル、例えばヒドロキシエチルメ タクリラート(HEMA)、ヒドロキシオクチルメタクリラート、ヒドロキシエ チルアクリラート、グリセリルメタクリラート、ヒドロキシエチルメタクリルア ミド(HMA)、ジメチルアクリルアミド(DMA)、N−ビニルピロリドン( NVP);例えばU.S.Pat.Nos.3,996,187 and 3,341,491に開示されているポリ オルガノシロキサン類;European Patent Application 614921に開示されている ポリオキシアルキレン;メタクリロイルグルコース;及び環状ポリオール及 びポリアルキルエーテルのコポリマー類を含む種々のヒドロゲル形成モノマーを 含む。更に適切な眼用レンズは、例えばWO96/31792(その全体の出願は、ここで 参照として組入れられる)に開示されているように、シロキサン−コポリマーヒ ドロゲル眼用レンズである。 図にかえると、図1は、本発明のために適切な例示的装置である。更に詳細に は、図1は、レンズ処理装置10、それは、加圧し得る環境下に封止し、操作す ることができる。装置10は、適用する流体を所望の温度及び圧範囲に維持する ために、絶縁体12で取り囲まれている。トレー14は、成形用型10に張り付 いた複数のレンズ16を支えている。支持トレーは、穴を持つか、又は処理流体 をトレーを通して流すのに十分に多孔である。成形用型上でレンズ16を有する トレー14は、手動又は自動レンズ分配システムを経由してレンズ−処理装置1 0上に載せられる。処理流体は、上に議論したように逐次的にか又は同時的にか のいずれかで、入口20を通して装置10を満たす。装置10の頂上の近辺の点 で、処理流体は、流れ分配員24(これは、流れに直角に装置の横断面を越えて 均一に流体を分配する)を通り通過する。処理流体は、トレー14を通して流れ 、レンズ16及び成形用型18に接触する。処理方法は、いかなる外部の攪拌手 段なしに実施することができるけれども、装置10は、装置中で処理流体の均一 な分配を可能ならしめるために場合により攪拌手段22を備えていてもよい。 上記の装置は、バッチ装置として説明されているけれども、発明はそれに限定 されない。処理流体は、装置中へ連続的に供給することができる。更に、成形用 型上のコンタクトレンズ16は、生産工学技術で知られている連続方法で、レン ズ−処理装置10を通過させることができる。例えば、流体出口(これは、示さ れていない)を通して出る前に、処理流体は、トレー14、コンタクトレンズ1 6及び成形用型18を通り流れる。好適には、レンズ16に接触する処理流体の 速度は、その流体がレンズ16に不規則に接触するようなものである。 本発明は、更に以下の実施例で説明される。しかしながら、実施例は、それに より本発明を制限するとして解釈されべきではない。温度は、摂氏度で与えられ る。 実施例1:シロキサン−コポリマーヒドロゲルコンタクトレンズを、両側成形方 法で製造した。ポリシロキサンマクロマーは、合成した。平均分子量1030g/ molを有し、末端基滴定によりヒドロキシ基1.96meq/gを含むペルフルオロポ リエーテルFomblin(登録商標)ZDOL(Ausimont S.p.A,Milanから)51.5g を三つロフラスコに、ジブチルスズジラウラート50mgと一緒に導入した。この フラスコの内容物を約20mbarまで攪拌しながら脱気し、次いでアルゴンで解脱 気した。この操作を2回繰り返した。アルゴン下で保存した新たに蒸留したイソ ホロンジイソシアナート22.2g(0.1mol)をアルゴン向流下に添加した。 フラスコの温度を水浴で冷却し30℃未満に維持した。室温で一夜攪拌した後、 反応を完結した。 Shin-Etsuからの平均分子量200g/mol(滴定により、ヒドロキシル基の1. 00meq)を有するα,ω−ヒドロキシプロピル−末端化ポリジメチルシロキサ ンKF−6001の202gを、フラスコ中へ導入した。フラスコの内容物を約 0.1mbarに脱気し、次いでアルゴンで解脱気した。この操作を2回繰り返した 。アルゴン下で保存した新たに蒸留したトルエン202g中に、脱ガスしたシロ キサンを溶解し、ジブチルスズジラウラート(DBTDL)100mgを加えた。 溶液の完全な均一化の後、反応を完結した。溶媒を室温高真空下に飛ばした。微 量滴定は、ヒドロキシ基0.36meq/gを示した。2−イソシアナートメタクリ ラート(IEM)13.78g(88.9mmol)を、α,ω−ヒドロキシプロピ ル−末端化ポリジメチルシロキサン−ペルフルオロポリエーテル−ポリシロキサ ン3−ブロックコポリマー(化学量論的平均、しかし他のブロックの長さも存在 する)247gに、アルゴン下に加えた。混合物を室温で3日間攪拌し、生成し たマクロマーを乾燥した。 マクロマー13.0gを、エタノール(Fluka,puriss.p.a.)5.6gに溶解 した(70重量%溶液)。この溶液の完全均一化の後、トリス(トリメチルシロ キシル)シリルプロピルメタクリラート(Shin-EtsuからのTRIS、物品番号 KF−2801)5.2g、新たに蒸留したジメチルアクリルアミド7.8g及 び光開始剤Darocur(登録商標)1173(Ciba)を加えた。この溶液を、1〜 2気圧のアルゴン下で、0.45mmの孔径を有するテフロン膜を通して濾過した 。濾液を液体窒素中のフラスコで凍結し、フラスコを高度真空下に脱気し、溶 液を封止したフラスコ中で室温に戻した。この脱ガス操作を2回繰り返した。次 いで、マクロマー/コモノマーを含むフラスコ溶液を、不活性−ガス雰囲気のグ ローブボックス中に移し、そこで溶液を、凹型及び凸型成形用型半分を有する、 塵埃のないコンタクトレンズ(ポリプロピレン)成形用型へピペットで導入した。 成形用型を閉じ、重合反応をUV照射(15mW/cm2、5分)により同時の架橋と 一緒に実施した。 凹型成形用型半分は、手により除去し、凸型成形用型半分に優先的に張り付い ているレンズを離す。凸型成形用型半分に張り付いている60個のレンズを、電 磁攪拌子を持つ、Autoclave Engineering model EP-2000超臨界CO2処理システ ムの処理キャビテイの内側へ配置した。100%イソプロパノール7リットルを 、このキャビテイに供給し、電磁攪拌子を800rpmで回転した。イソプロパノ ール処理の1時間後に、イソプロパノールをキャビテイから流し出し、キャビテ イを封止した。処理システムを25℃に維持し、液体二酸化炭素環境を提供する ように、二酸化炭素を圧力が1400psiに達するまで供給した。数分後、二酸 化炭素をキャビテイから除いた。この液体二酸化炭素処理は、2回以上繰り返し 、次いでレンズを取り出した。 得られたレンズを成形用型から取り出し、乾燥点なしに十分に乾燥した。レン ズは、本発明の効果を示して、透明であり、損傷がなかった。 実施例2:成形用型上の未処理レンズを手で取り出すことを除いて、実施例1で 述べた方法を繰り返した。取り出したレンズを、一夜真空下に乾燥し、レンズの 重量を秤量した。乾燥したレンズを注意深く成形用型の上に置き、それにより成 形用型の上にレンズを再付着した。成形用型の上のレンズを上記のイソプロパノ ール及び液体二酸化炭素処理に再度付した。得られたレンズの重量を再度秤量し た。 レンズの初めの重量と最後の重量の差は、レンズから取り除かれた抽出し得る 材料の量を示し、抽出し得る材料の量は、初めのレンズ重量の約6重量%であり 、それは、約24時間100%イソプロパノール中にレンズを浸漬し、次いで抽 出したレンズを真空乾燥する、慣用のイソプロパノール抽出方法で抽出された、 抽出し得る材料の量よりもやや高い。 実施例3:25℃及び1400psiで30重量%イソプロパノール及び70重量 %液体二酸化炭素処理混合物を得るために、イソプロパノール及び二酸化炭素を 、処理システム中に同時に供給することを除いて、実施例1で述べた方法を繰り 返した。混合物処理の1時間後に、処理混合物をキャビテイから取り出し、混合 物処理を繰り返した。第2の処理後に、処理キャビテイからレンズを取り出した 。 上記の実施例は、本発明の成形された物品処理方法は、成形された物品に損傷 を与えず、慣用の強労働及び時間がかかる抽出方法ではなく、効率的かつ経済的 に成形用型から成形された物品を取り出すことを、明らかに示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 アッタウェイ,デービッド ブライアン アメリカ合衆国 ジョージア 30350 ア トランタ ロズウェル ロード 8380―ジ ー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.成形用型から成形された物品を取り出し、かつ抽出する方法であって、 該成形された物品を抽出溶媒に接触させる工程、及び該成形された物品を液体の 液化し得るガスに接触させる工程を含むことを特徴とする方法。 2.該抽出溶媒が、アルコール類、グリコール類、ケトン類、エーテル類、アル カン類及び芳香族溶媒類よりなる群から選択される、請求項1記載の方法。 3.該液化し得るガスが、液体二酸化炭素である、請求項1記載の方法。 4.該抽出溶媒が、イソプロパノールである、請求項2記載の方法。 5.該成形された物品が、眼科用具である、請求項1記載の方法。 6.該成形された物品が、コンタクトレンズである、請求項5記載の方法。 7.溶媒接触工程及び液体の液化し得るガス接触工程を、逐次実施する、請求項 1記載の方法。 8.該液体の液化し得るガスが、液体二酸化炭素である、請求項7記載の方法。 9.溶媒接触工程及び液体の液化し得るガス接触工程を、該抽出溶媒及び該液体 の液化し得るガスの混合物を施すことにより同時に実施する、請求項1記載の方 法。 10.液体の液化し得るガスが、液体二酸化炭素である、請求9記載の方法。 11.該混合物が、該抽出溶媒約1重量%〜約50重量%及び液体二酸化炭素約 99重量%〜約50重量%を含む、請求項10記載の方法。 12.該液体二酸化炭素を、約0℃〜約31℃で、かつ少なくとも約500psi の圧力で供給する、請求項3記載の方法。 13.成形用型から成形された物品を取り出し、かつ抽出する方法であって、 該成形用型上の該成形された物品を処理溶媒に接触させることを含み、該処理用 液が、液体の液化し得るガスであることを特徴とする方法。 14.液体の液化し得るガスが、液体二酸化炭素である、請求項13記載の方法 。 15.該処理溶液が、アルコール類、グリコール類、ケトン類、エーテル類、ア ルカン類及び芳香族溶媒類よりなる群から選択される抽出溶媒を更に含む、請求 項13記載の方法。 16.該処理溶液が、該抽出溶媒約1重量%〜約50重量%及び液体二酸化炭素 約99重量%〜約50重量%を含む、請求項15記載の方法。 17.該処理溶液が、約0℃〜約31℃の温度を有する、請求項13又は14記 載の方法。 18.該処理溶液が、イソプロパノール約1重量%〜約50重量%及び液体二酸 化炭素約99重量%〜約50重量%を含む、請求項17記載の方法。 19.成形された物品を取り出し、かつ抽出するための処理媒体であって、 抽出溶媒約1重量%〜約50重量%及び液体二酸化炭素約99重量%〜約50重 量%を含むことを特徴とする処理媒体。 20.該抽出溶媒が、アルコール類、グリコール類、ケトン類、エーテル類、ア ルカン類及び芳香族溶媒類よりなる群から選択される、請求項19記載の処理媒 体。 21.該処理媒体が、約0℃〜約31℃の温度を有する、請求項20記載の処理 媒体。 22.請求項18記載の処理媒体で処理したヒドロゲル物品。 23.請求項3記載の方法で製造したヒドロゲル成形物品。
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