JP2001501784A - サラウンドサウンド環境で使用するためのオーディオ強調システム - Google Patents
サラウンドサウンド環境で使用するためのオーディオ強調システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
サラウンドサウンド環境で使用するためのオーディオ強調システムおよび方法により、多チャンネル、多スピーカ再生環境から一層拡散され連続した音場が生成される。オーディオ録音から生成される多数のオーディオソース信号は、リスナーの前方および後方に配置されたスピーカに対して意図されたものであるが、それらは対で分離されて処理され、対応した対の成分オーディオ信号を生成する。各対の成分オーディオ信号は、両方の対応したオーディオソース信号の中に存在する情報から少なくとも部分的に生成される。その後、個々の成分オーディオ信号は、強調された各出力信号が複数のオーディオソース信号の関数として修正されるように選択的に結合されて強調された出力信号を形成する。
Description
【発明の詳細な説明】
サラウンドサウンド環境で使用するためのオーディオ強調システム
発明の背景
本発明は一般に、ステレオ音響再生から得ることができる臨場感および劇的効
果を改良するオーディオ強調(エンハンスメント)システムおよび方法に関する
。とくに、本発明は分離した前方および後方オーディオチャンネルを有するサラ
ウンドサウンド環境において生成された音響を強調する装置および方法に関する
。
ステレオサラウンドサウンド音響システム、すなわち前方および後方スピーカ
用の分離したオーディオチャンネルを有するオーディオシステムの出現は、より
臨場感にあふれ、囲まれた雰囲気の(enveloping)オーディオ体験をリスナーに与
えている。ドルビー・ラボラトリーズ・プロロジック(Dolby Laboratories Pro-
Logic)システムのような、このようなシステムは、2つのオーディオ記録トラッ
クに4以上の分離したオーディオチャンネルを記憶するためにマトリクス化方式
を使用することがある。デマトリクス化した際、プロロジックオーディオシステ
ムは、異なるオーディオ信号を左前方スピーカと、右前方スピーカと、中央スピ
ーカと、およびリスナーの後方に配置されたサラウンドスピーカとに伝送する。
とくに、完全に分離した前方および後方オーディオチャンネルで伝送できるサ
ラウンドサウンドシステムが出てきている。このようなシステムの1つは、“A
C−3”と呼ばれるドルビー・ラボラトリーズ・5チャンネルデジタルシステム
である。ドルビーAC−3の能力を有するオーディオコンポーネントは、リスニ
ング環境の周辺(左前方、中央、右前方、左サラウンド、および右サラウンド)
に配置されたスピーカに5つの個別のチャンネルを伝送することができる。以前
のサラウンドサウンドシステムとは異なり、ドルビーAC−3システムの5つの
異なるチャンネル全てが全帯域幅能力を有している。これによって、後方すなわ
ち“サラウンド”チャンネルのさらにダイナミックで広い音量範囲が可能となる
。
ドルビーAC−3システムのディスクリートな全帯域幅チャンネルは、音場内
のステレオサウンド効果の局地性を増加させものとして強く勧められている。こ
の局地性は、サラウンドサウンド環境内の別個のスピーカに供給される異なるオ
ーディオチャンネルから結果的に得られる。その結果、音響情報がそのシステム
内のどのスピーカにも伝達されることができる。さらに、AC−3オーディオチ
ャンネルはオーディオ帯域幅に限定されないので、全てのチャンネルが周辺およ
び直接音響効果に使用できる。
音の局地性はある程度利点があり、オーディオ再生時に臨場感をかなり増すこ
とができるが、ドルビーAC−3やプロロジックのようなシステムの能力は制限
される。たとえば、リスナーを取り巻く音場は、そのリスナーの周辺に配置され
た5個の別個のスピーカに音を導くことによって生成されることができる。しか
しながら、そのリスナーは、このサラウンドサウンドフィールドを、音が生じる
5つのディスクリートなポイントソースを含むものとして知覚する可能性がある
。あるサラウンドサウンドオーディオシステムでは、1つの後方スピーカから別
の後方スピーカに移動することを意図された音は、リスナーの感覚からは、後方
サウンドステージを跳ねて移動するように感じられる可能性がある。同様に、左
前方スピーカから左後方スピーカに移動することを意図された音もまた、左サウ
ンドステージを跳ねて移動するように感じられる可能性がある。
とくにサラウンドサウンド能力を有するオーディオ再生システムの進歩にもか
かわらず、これらのオーディオ再生システムのリアル感をよりよいものにするこ
とのできるオーディオ強調システムが必要とされている。
発明の概要
ドルビーのAC−3型5チャンネルオーディオシステムや、ドルビーのプロロ
ジックシステム、または類似の多チャンネルオーディオサラウンドシステムのよ
うなサラウンドサウンドオーディオシステムのためにとくに設計されたオーディ
オ強調システムおよび方法が開示されている。典型的な多チャンネルオーディオ
強調システムにおいて、前方および後方スピーカ用として意図された4つの別個
のオーディオ信号が選択的に対にグループ化される。各対のオーディオ信号は、
もとの対のオーディオ信号に関して修正された1対の成分オーディオ信号を生成
するために使用される。
成分オーディオ信号に対して為された修正のレベルおよびタイプは、もとのオ
ーディオ信号のある音響的特徴を強調するように変化することができる。その後
、もとのオーディオ信号の異なる対から生成された個々の成分オーディオ信号が
選択的に結合されて、複合オーディオ出力信号を生成する。その後、複合オーデ
ィオ出力信号は、音響再生用のスピーカに直接供給される。残りのオーディオ出
力信号は、選択された成分オーディオ信号を結合することにより類似した方法で
生成される。これによって、もとのオーディオ信号の少なくともいくつかのもの
の関数として強調された4つのオーディオ出力信号のグループが生成される。
図面の簡単な説明
本発明の上記および別の観点、特徴および利点は、以下の特定の説明および図
面からさらに明らかになるであろう。
図1は、サラウンドサウンド環境において使用するオーディオ強調システムの
概略ブロック図である。
図2は、サラウンドサウンド環境において使用するオーディオ強調システムの
別の実施形態の概略ブロック図である。
図3は、好ましいオーディオ強調システムの高レベルのブロック図である。
図4Aは、図1に示した本発明により使用される加算回路の概略図である。
図4Bは、図2に示した本発明により使用される加算回路の概略図である。
図5は、広くされたステレオイメージを生成するために図1および2に示され
たように使用されることのできるオーディオ強調システムの1形式を示す概略ブ
ロック図である。
図6は、周囲ステレオ信号情報に与えられる、図4のオーディオ強調システム
から得られた等化曲線の周波数応答特性のグラフ表示である。
図7は、図4に示されたオーディオ強調システムの第1の実施形態の概略図で
ある。
図8は、図4に示されたオーディオ強調システムの第2の実施形態の概略図で
ある。
好ましい実施形態の詳細な説明
図1は、サラウンドサウンド環境において使用する多チャンネルオーディオ強
調システム10のブロック図を示す。オーディオ強調システム10は、多チャンネル
オーディオソース信号を有するステレオ信号デコーダ12と関連して動作する。図
1のデコーダ12は、最終的に6個のスピーカのグループを駆動するオーディオ信
号を供給する6チャンネルオーディオデコーダである。6つのオーディオチャン
ネルはそれぞれ、6個のスピーカの異なる1つに対応するように意図されている
。とくに中央情報(たとえば対話)を表すオーディオソース信号14は、最終的に
中央スピーカ16に導かれる。低周波数音を含むオーディオソース信号16は、サブ
ウーファ18に導かれる。
ステレオデコーダ12の残り4つのオーディオソース信号20,22,24および26は
、通常は左後方スピーカ28、左前方スピーカ30、右前方スピーカ32、および右後
方スピーカ34にそれぞれ接続する(増幅後)ための信号を表している。しかしな
がら、オーディオソース信号20,22,24および26は、その代りに、図1に示され
ているようにオーディオ強調装置40,42,44および46のグループに選択的に送ら
れる。この方法において、2つの対が同一なのではなく、2つの別個の対が同じ
ソース信号を含むようにソース信号が全て対で分離される。
とくに、第1のオーディオ強調装置40は、左前方ソース信号22(Lf)および
右前方ソース信号24(Rf)を受信する。オーディオ強調装置40は、第1の強調
された成分信号50(Lf1)および第2の強調された成分信号52(Rf1)を出力す
る。第2のオーディオ強調装置42は、異なる入力により類似した方法で左後方ソ
ース信号20(Lr)および左前方ソース信号22(Lf)を受信する。その後、この
装置42は、第1および第2の成分信号54(Lf2)および56(Lr1)を出力する。
同様に、第3のオーディオ強調装置44は、右前方ソース信号24(Rf)および
右後方ソース信号26(Rr)を受信する。この装置44は、第1および第2の成分
信号58(Rf2)および60(Rr1)を出力する。最後に、第4のオーディオ強調装
置46は、左後方ソース信号20(Lr)および右後方ソース信号26(Rf)を受信す
る。この装置46は、第1および第2の成分信号62(Lr2)および64(Rr2)を出
力する。説明を容易にし、かつ簡明にするために、強調システム10を、4個の別
個のオーディオ強調装置40,42,44および46を有するものとして示す。当業者は
、結果的に得られる成分信号が4つのソース信号を全て受信してそれらを適当に
修正する単一のオーディオ強調装置によって生成されてもよいことが理解でき
るであろう。
選択された対の成分信号(異なる対のソース信号から得られた)は、4個の加
算接続部70,74,78または82の1つにおいて結合される。とくに、成分信号Lf1
およびLf2は加算接続部70において結合され、左前方スピーカ30を駆動するため
の強調された複合出力信号72(Lf(enhanced))を生成する。加算接続部74にお
いて、成分信号52(Rf1)および58(Rf2)が結合され、右前方スピーカ32を駆
動するための強調された複合出力信号76(Rf(enhanced))を生成する。強調さ
れた複合出力信号80(Lr(enhanced))は、左後方スピーカ28を駆動する。この
信号Lr(enhanced)は、加算接続部78において成分信号Lr1およびLr2から生成
される。最後に、複合信号60(Rr1)および64(Rr2)は、加算接続部82におい
て結合され、強調された複合出力信号84(Rr(enhanced))を生成する。要約す
ると、Lf(enhanced)=K1(Lf1+Lf2);Rf(enhanced)=K2(Rf1+Rf2)
;Lr(enhanced)=K3(Lr1+Lr2);およびRr(enhanced)=K4(Rr1+Rr2
)であり、ここで各成分信号は2つのオーディオソース信号の関数として生成さ
れる。独立した変数K1乃至K4は、もし存在するならば、加算接続部70,74,78
および82の利得によって決定される。
動作において、オーディオ強調システム10は、4つの強調されたオーディオ出
力信号72,76,80および84のセットを生成する。これら4つの強調されたオーデ
ィオ信号はそれぞれ、複数のもとのソース信号20,22,24および26の関数として
修正される。強調システム10は、デコードされた予め増幅されたオーディオソー
ス信号で動作し、これらの信号はリスニング環境内に配置された分離されたスピ
ーカについて指定されている。したがって、結果的に得られる強調された出力信
号72,76,80および84は、スピーカ28,30,32および34によって再生される前に
増幅されなければならない。図1において、オーディオ信号増幅器は別個に示さ
れていないが、恐らくスピーカ28,30,32および34の装置中に含まれていてよい
。
強調された出力信号Lf(enhanced)は、信号Lf1と信号Lf2との複合信号とし
て生成される。信号Lf1は、オーディオ強調装置40によって2つのオーディオソ
ース信号LfおよびRfの関数として生成される。この装置40として種々のオーデ
ィオ強調装置および方法を使用してもよい。しかしながら、好ましい実施形態
では、この装置40は信号Lf1を生成し、この信号Lf1は信号Rf1と関連して、こ
れらの信号がスピーカ30および32によりそれぞれ再生されたときに感知された空
間イメージを広げる。これによって、スピーカ30と32との間に一層拡散された音
場が生成され、臨場感を損なう可能性が高い音の過度の局所性が回避される。成
分信号Lf1に加えて、オーディオ強調装置42により第2の成分信号Lf2が生成さ
れる。この信号Lf2は、オーディオソース信号20(Lr)および22(Lf)の関数
として生成される。この信号Lf2は、1対のオーディオ信号の一方(他方はLr1
である)を表し、好ましい実施形態によると、このオーディオ信号対がスピーカ
28および30により増幅および再生されたときに強調された空間イメージを生成す
る。
それ故、強調された複合左出力信号Lf(enhanced)は、信号Lf1および信号Lf 2
の一部分を含んでいる。したがって、スピーカ30により生成された音響はオー
ディオソース信号LrおよびRrの両方に依存することとなり、これらの信号Lr
およびRrは、強調システム10を使用しない場合には、スピーカ28および32にそ
れぞれに直接接続される。このようにして信号Lf(enhanced)は改良された空間
イメージを生成し、それは前方オーディオソース信号LfおよびRfと、左側方オ
ーディオソース信号LrおよびLfとに依存している。
同様の方法で、強調された複合出力信号Rf(enhanced),Lr(enhanced)および
Rr(enhanced)は、強調装置40,42,44および46から出力された成分信号から生
成される。とくに、信号Rf(enhanced)は、前方ソース信号LfおよびRfと右側
方ソース信号RfおよびRrとの関数であり、信号Lr(enhanced)は、左側方ソー
ス信号LfおよびLrと後方ソース信号LrおよびRrとの関数であり、信号Rr(en hanced)
は、右側方ソース信号RfおよびRrと後方ソース信号LrおよびRrとの
関数である。
図1に示された実施形態によると、各スピーカ28,30,32および34にそれぞれ
(増幅後に)供給された各オーディオ出力信号は、オーディオソース信号20,22
,24および26のうちの少なくとも3つの関数である。したがって、スピーカによ
り再生された所定のオーディオ出力信号は、近くのまたは隣接した別のスピーカ
に対して(強調前に)意図されたもとのソース信号に依存することになる。この
方
法で出力信号を混合することによって、改良されたサウンド体験が実現できる。
使用されるオーディオ強調装置のレベルとタイプに応じて、スピーカポイントソ
ースが感知される可能性をなくし、代りにラウドスピーカのアレイが感知される
。したがって、“サラウンド”環境として意図されたもとのサウンド再生環境を
、リスナーをサウンドで包む、あるいはサウンドに浸す環境にすることができる
。
ソース信号20,22,24および26の強調に加えて、信号14および16はこれらの信
号レベルを強調されたソース信号20,22,24および26のレベルと平衡させるため
にレベル調節を必要とする。このようなレベル調節は、予め設定されて固定され
てもよいし、或はシステム10のユーザが手動で調節できるものであってもよい。
レベル制御装置は当業者によく知られており、それは適切なスピーカを駆動する
ために使用される信号増幅器(示されていない)とデコーダ12との間に配置され
ている。
ドルビー・プロロジックシステムのようないくつかのサラウンドサウンドシス
テムでは、サラウンド効果をシミュレートするために単一のオーディオ信号が使
用されている。この単一のオーディオ信号は、両方の後方スピーカに送られる。
このようなシステムにおいて、図1の信号LrおよびRrは同一であり、後方のオ
ーディオ強調装置46は必要ない。
図2は、図1と関連して説明された技術を使用する多チャンネルオーディオ強
調システム100を示す。さらに、強調システム100は2個の付加的なオーディオ強
調装置102および104を有している。強調装置102および104は、他の強調装置40,
42,44および46と同様に、最終的なオーディオ出力信号72,76,80および84に影
響を与える成分信号を供給する。成分信号は、それらの各ソース信号の関数とし
て決定されている。
強調装置102および104は、他の4個の強調装置40,42,44および46とは異なり
、クロスオーバーオーディオ強調を行う。クロスオーバーオーディオ強調は、互
いに対角線的に配置されたスピーカによる再生を意図されたソース信号の関数と
して音を修正する。とくに、強調装置102はソース信号LrおよびRfを入力する
。この装置102により、結果的な成分信号Rf3およびLr3が生成される。信号Rf 3
は、加算接続部110において2つの別の成分信号Rf1およびRf2と結合さ
れる。これによって、4つのソース信号20,22,24および26全ての関数として修
正される複合出力信号112(Rf(enhanced))が生成される。同様にして、信号Lr3
は接続部114において結合され、左後方スピーカ28を(増幅後)駆動する複合
信号116(Lr(enhanced))を生成する。
第2のクロスオーバー強調装置104の動作は、装置102のそれと類似している。
とくに、装置104は対角線的に位置されたスピーカ30および34用のソース信号Lf
およびRrを受信する。装置104は第1の成分信号120(Rr3)を生成し、この信
号120が加算接続部122においてRr1およびRr2と結合され、最終的な出力信号12
4(Rr(enhanced))を生成する。同様に、第2の成分信号126は加算接続部128に
おいてLf1およびLf2と結合され、最終的な出力信号130(Lf(enhanced))を生
成する。
図3は、ホストシステム132と記憶媒体装置134とに接続された多チャンネルオ
ーディオ強調システム10を示す。好ましい実施形態において、ホストシステム13
2は、“AC−3”と呼ばれるドルビー・ラボラトリーズ・5チャンネルデジタ
ルシステムのようなサラウンドシステムと互換性のあるオーディオ受信機である
。別の実施形態では、ホストシステム132は、ドルビー・ラボラトリーズのプロ
ロジックシステムと互換性のあるオーディオ受信機である。さらに、AC−3の
ような多チャンネルサラウンドシステムは好ましいが、本発明はサラウンドサウ
ンドシステムに限定されず、種々の多チャンネルサウンドシステムを強調するた
めに使用できる。別の実施形態では、たとえばホストシステム132には、レーザ
ディスクシステム、ビデオテープシステム、ステレオ受信機、テレビジョン受信
機、コンピュータベース・サウンドシステム、デジタル信号処理システム、ルー
カスフィルム(Lucasfilm)−THXエンターテイメントシステム等も含まれる。
好ましい実施形態の記憶媒体装置134はAC−3と互換性のあるビット流を供
給しているが、種々の記憶媒体や記憶フォーマットが他の実施形態において使用
されることができる。AC−3ビット流のフォーマットはドルビー・ラボラトリ
ーズによって定義され、当業者によく知られている。したがって、当業者は、種
々の光記憶媒体、磁気記憶媒体、コンピュータのアクセス可能な記憶システムそ
の他が記憶媒体装置134に含まれる可能性があることを認識するであろう。たと
えば、記憶媒体装置134は、レーザディスクプレーヤ、デジタルビデオ装置、コ
ンパクトディスク、ビデオテープ、オーディオテープ、磁気記憶トラック、フロ
ッピーディスク、ハードディスク等を含んでいてもよい。さらに、記憶媒体装置
134の別の実施形態は、アナログ周波数変調、パルスコード変調等の種々のデー
タフォーマットをサポートする。さらに、記憶媒体装置134はケーブル放送シス
テム、対話式ビデオ装置、コンピュータネットワーク、インターネット、テレビ
ジョン放送システム、高解像度テレビジョン放送システム等の一部分であっても
よい。
好ましい実施形態において、多チャンネルオーディオ信号デコーダ12は、ホス
トシステム132または記憶媒体装置134から通信バス136を介してサウンドデータ
を受信する。たとえば、AC−3ビット流を含む複合無線周波数信号が記憶媒体
装置から通信バス136を介して多チャンネルオーディオ信号デコーダ12に送られ
る。しかしながら、当業者は、通信バス136が種々のオーディオ信号フォーマッ
トを伝送するように構成可能なことを認識するであろう。
別の実施形態では、ホストシステム132、記憶媒体装置134および通信バス136
が単一の装置に統合されてもよい。たとえば、デジタルビデオ装置はホストシス
テム132、記憶媒体装置134および通信バス136を統合してもよい。さらに、以下
詳細に説明するように、別の実施形態はホストシステム132、記憶媒体装置134、
およびシステム10または100とを統合してもよく、このシステム10または100はデ
ィスクリートなアナログ素子で、半導体基板により、ソフトウェアによって、デ
ジタル信号処理(DSP)チップすなわちファームウェア内において、あるいは
別のあるデジタルフォーマットで構成されることもできる。たとえば、オーディ
オ受信機はデジタル信号プロセッサを含んでいてもよく、このデジタル信号プロ
セッサが通信バス136を介して記憶媒体134にアクセスし、ホストシステム134の
機能を実行し、システム10または100の機能を実行して、強調された信号を生成
する。
図4Aおよび4Bは、図1および2に示されている加算接続部を示す。図1の
2つの信号の加算接続部70は、図4Aに示された回路によって表される。残りの
接続部74,78および82は、受信される特定の入力信号を除いて接続部70と同一で
ある。加算接続部70は、演算増幅器142を有する標準的な反転増幅器として構成
されている。この増幅器142は、信号Lf1およびLf2を受信する。その後、この
信号Lf1およびLf2が増幅器142の反転端子144において結合すなわち合計される
。回路70の相対的な利得は、抵抗146,148および150によって決定される。好ま
しい実施形態において、信号Lf1およびLf2のそれぞれに対する利得は1となる
。しかしながら、特定のオーディオ環境やリスナーの個人的な好みに応じて、若
干の利得の調節が必要かもしれない。
図4Bは、図2の加算接続部128を示す。接続部128および接続部70は、加算、
反転増幅器回路として同様に構成されている。しかしながら、接続部128は、2
つの入力ではなく3つの入力Lf1,Lf2およびLf3を結合する演算増幅器152を
有している。
図1および2に示されたオーディオ強調技術は、サラウンドサウンドオーディ
オシステムのサウンド中にリスナーが位置されるように感じる(immersive)効果
を改良する。図1および2のシステム10および100は、サウンドステージの前方
および後方領域に沿って配置された4個の主スピーカを有する典型的な家庭用オ
ーディオ再生環境を示している。しかしながら、本発明の概念は、サウンドステ
ージ内の任意の位置に配置されてもよい付加的なスピーカを有するサウンド環境
に適用できる。たとえば、スピーカは側壁に沿って配置されてもよいし、あるい
は互いにまたはリスナーに関して異なる高さの位置でも配置されることができる
。さらに、本発明の概念は、強調するために選択されてもよい任意の対のオーデ
ィオソース信号に適用されることが可能である。その後、結果的に得られた成分
信号が、第2の対のオーディオソース信号から生成された別の成分信号と結合さ
れる。ステレオ信号デコーダ等によって生成されることができる各対のオーディ
オソース信号に対して、この同じプロセスを続けてもよい。
システム10および100は、アナログのディスクリートな形態で、半導体基板中
に、ソフトウェアによって、デジタル信号処理(DSP)チップすなわちファー
ムウェア内において、あるいは別のあるデジタルフォーマットにおいて構成され
てもよい。
図1の多チャンネルオーディオ強調システム10、または図2の強調システム
100は、成分オーディオ信号を生成するために種々のオーディオ強調装置を使用
してもよい。たとえば、装置40,42,44,46,102および104は、所望のオーディ
オ効果を実現するために時間遅延技術、位相シフト技術、信号等化、またはこれ
ら全ての技術の組合せを使用してもよい。さらに、個々の強調装置40,42,44,
46,102および104によって提供されるオーディオ強調技術は、同じである必要は
ない。
本発明の好ましい実施形態によると、図1の強調装置40,42,44および46は、
1対のステレオ信号において見出だされた周囲信号成分を等化する。その結果、
所定のスピーカから生じた多数のサウンドがそのスピーカに局限されない。さら
に、サウンドステージを横切ってあるスピーカから別のスピーカに移動すること
を意図されたサウンドは、あたかも付加的なスピーカが存在するかのように徐々
に移動する。周囲信号成分は1対のオーディオ信号間の差を表す。それ故、1対
のオーディオ信号から得られたこの周囲信号成分はしばしば“差”信号成分と呼
ばれる。
図5乃至8と関連して、本発明による使用に適したオーディオ強調装置(およ
びオーディオ強調方法)の一例を説明する。このような装置は、感知されるサウ
ンドステージを広げ、かつ混合するものであり、この感知されるサウンドステー
ジは周囲サウンド情報を強調することによって1対のステレオオーディオ信号か
ら生成される。図5乃至8に示されているオーディオ強調装置および方法は、こ
こにおいて参考文献とされている本出願人の別出願08/430751(1995年
4月27日出願)に記載されたものに類似している。関連したオーディオ強調装置
は、Arnold I.Klayman氏による米国特許第4,738,669号明細書および第
4,866,744号明細書に記載されており、これらの両特許明細書もまたこ
こにおいて参考文献とされている。
最初に図5を参照すると、オーディオ強調装置160を示す機能ブロック図が示
されている。本発明の好ましい実施形態において、装置160は各装置40,42,44
,46,102および104を表す。強調システム160は、入力162および164でそれぞれ
第1および第2のステレオソース信号(S1およびS2)を受信する。これらのス
テレオソース信号は、第1の加算装置166、たとえば電子加算器に供給され
る。入力162および164で受信されたステレオソース信号の和を表す和信号は、加
算装置166によってその出力168において発生される。
信号S1はまたオーディオフィルタ170に接続され、一方信号S2は別のオーデ
ィオフィルタ172に接続されている。フィルタ170および172の出力は、第2の加
算装置174に供給される。加算装置174は、出力176において差信号を発生する。
この差信号は、濾波された信号S1およびS2に存在する周囲情報を表す。フィル
タ170および172は、1対のステレオ信号の周囲成分に存在するバス成分の過度の
増幅を避けるように設計された前置調整(pre-conditioning)ハイパスフィルタで
ある。
加算装置166と174とは、別個のレベル調節装置180および182に個々に供給され
る出力信号を有する加算ネットワークを形成する。装置180および182は、理想的
にはポテンショメータまたは類似の可変インピーダンス装置である。装置180お
よび182の調節は一般に、出力信号中に存在する和および差信号のベースレベル
を制御するためにユーザによって手動で行なわれる。これによって、ユーザは、
再生されたサウンドのタイプにしたがって、またそのユーザの個人的な好みに応
じてステレオ強調のレベルおよびアスペクトを調節することが可能になる。和信
号のレベルを増加することによって、1対のスピーカの間に位置する中央ステー
ジに現れるオーディオ信号が強調される。逆に、差信号のレベルを増加すること
により、周囲サウンド情報が強調され、広いサウンドイメージを感知させる。音
楽のタイプやシステム構成のパラメータが知られている、あるいは手動調節が実
際的ではないいくつかのオーディオ構造では、調節装置180および182は除去され
、和および差信号レベルが予め定められた値に固定されてもよい。
装置182の出力は、入力186において等化装置184に供給される。この等化装置1
84は、入力186に現れた差信号をスペクトル的に成形する。これは、示されてい
るようにローパスオーディオフィルタ188、ハイパスオーディオフィルタ190およ
び減衰回路192に別々に差信号を供給することによって行なわれる。フィルタ188
,190および回路192からの出力信号は、通路194,196および198に沿って等化装
置184からそれぞれ出力される。
通路194,196および198に沿って伝送された修正された差信号は、処理され
た差信号の成分(S1−S2)pを形成する。これらの成分は、加算装置200お
よび202を含む加算ネットワークに供給される。加算装置200はもとのステレオソ
ース信号S1だけでなく、装置180から出力された和信号も受信する。これら5つ
の信号は全て加算装置200内で加算され、強調されたオーディオ出力信号204が生
成される。
同様に、等化装置184からの修正された差信号、和信号および信号S2は、加算
装置202内において結合され、強調されたオーディオ出力信号206が生成される。
通路194,196および198に沿って伝送された差信号の成分は加算装置202によって
反転され、あるスピーカに対する処理された差信号(S2−S1)pが生成され、
その信号は別のスピ一力に対する信号に対して位相が180°ずれている。
周囲信号情報の全体的なスペクトル成形、すなわち正規化は、加算装置200お
よび202が差信号の濾波され減衰された成分を結合して、オーディオ出力信号204
および206を生成したときに発生する。したがって、オーディオ出力信号204およ
び206は大きく改善されたオーディオ効果を生む。これは、周囲サウンドが選択
的に強調され、再生されたサウンドステージ内にリスナーを完全に包み込むため
である。オーディオ出力信号204および206は以下の式によって表される:
オーディオ出力(1)=S1+K1(S1+S2)
+K2(S1−S2)p (1)
オーディオ出力(2)=S2+K1(S1+S2)
+K2(S1−S2)p (2)
上記の式中の入力信号S1およびS2は、典型的にステレオソース信号であるが
、モノホニックソースから合成により生成されてもよいことに留意すべきである
。本発明により使用されることのできるこのようなステレオ合成方法の1つは、
ここにおいて参考文献とされているArnold Klayman氏の米国特許第4,841,
572号明細書に記載されている。さらに、米国特許第4,748,669号明
細書に記載されているように、上記に表されている強調された出力信号は、ビニ
ルレコード,コンパクトディスク,デジタルまたはアナログオーディオテープ、
あるいはコンピュータデータ記憶媒体のような種々の記憶媒体上に磁気的または
電子的に記憶されてもよい。その後、記憶された強調されたオーディオ出力信号
が通常のステレオ再生システムによって再生され、同じレベルのステレオイメー
ジ強調を実現することができる。
上記の式中の信号(S1−S2)pは処理された差信号を表し、この差信号は本
発明にしたがってスペクトル的に成形されたものである。好ましい実施形態によ
ると、差信号の修正は図6に示された周波数応答特性によって表され、これは強
調遠近法すなわち正規化曲線210とラベルを付けられている。
この遠近法曲線210は、ログフォーマットで表示された可聴周波数に対するデ
シベルで測定された利得の関数として表示される。好ましい実施形態によると、
遠近法曲線210は、ほぼ125Hzに位置されたポイントでほぼ7dBのピーク
利得を有している。遠近法曲線210の利得は、125Hz前後でオクターブ当り
ほぼ6dBの割合で減少する。この遠近法曲線210は、ほぼ2.1KHzのポイ
ントBで−2dBの最小利得を差信号に与える。利得は2.1KHzを越えると
ほぼ7KHzのポイントCまでオクターブ当り6dBの割合で増加し、その後ほ
ぼ20KHzまで、すなわち人間の耳に聞こえる最も高い周波数まで増加し続け
る。遠近法曲線210の全体的な等化は、ハイパスフィルタおよびローパスフィル
タを使用して行なわれるが、類似の遠近法曲線を得るためにハイパスフィルタと
共同してポイントBで最小利得を有するバンド排除フィルタを使用することも可
能である。
好ましい実施形態において、遠近法曲線210のポイントAとBとの間の利得分
離は、理想的には9dBであることが示されており、ポイントBとCとの間の利
得分離はほぼ6dBでなければならない。これらの図面は設計上の制約であり、
実際の図は、使用される成分の実際の値に応じて回路によって同様に変化する。
信号レベル装置180および182が固定されている場合、遠近法曲線210は一定のま
まである。しかしながら、装置182の調節により、ポイントAとBとの間の利得
分離、およびポイントBとCとの間の利得分離が少し変化する。サラウンドサウ
ンド環境において、9dBよりはるかに大きい利得分離は、リスナーの中程度の
距離(mid-range)を定める感知力を低下させる傾向がある。
デジタル信号プロセッサによる遠近法曲線の構成は、ほとんどの場合、上述の
設計上の制約をもっと正確に反映する。アナログ構成については、ポイントA,
B,Cに対応する周波数と、利得分離に関する制約とが±20%しか変化しない
場合、許容可能である。理想的な仕様からのこのようなずれは、依然として所望
のステレオ強調効果を生成する。もっとも、その結果は最適とはいえない。
図6から認められるように、125Hzより低い差信号周波数は、もし存在す
るならば、遠近法曲線210を適用することによって、相対強度が減少された状態
のブーストを行なわれる。この減少は、非常に低い周波数、すなわちバス周波数
の過度の増幅を避けることを意図されている。多くのオーディオ再生システム、
とくにサラウンドサウンドオーディオシステムでは、この低周波範囲内のオーデ
ィオ差信号を増幅すると、過度のバス応答を有する不快で非現実的なサウンドイ
メージが生成される可能性が高い。
本発明によって行なわれるステレオ強調は、高品質のステレオ記録を利用する
ように特有に構成されている。とくに、現在のデジタルで記憶されたサウンド記
録は、従来のアナログテープまたはビニルアルバム録音は異なり、バス周波数を
含む広い周波数スペクトルにわたる差信号、すなわちステレオ情報を含んでいる
。したがって、適切なバス応答を得るためにこれらの周波数内において差信号を
過度に増幅する必要がない。
図7は、広げられたステレオサウンドイメージを生成する回路220を示してい
る。オーディオ強調回路220は、図5に示されている装置160に対応している。図
7において、ソース信号S1は抵抗222、抵抗224およびキャパシタ226に供給され
る。ソース信号S2は、キャパシタ228、抵抗230および232に供給され
る。
抵抗222は、増幅器236の非反転入力端子234に接続されている。この非反転入
力端子234は、抵抗232および抵抗238にも接続されている。増幅器236は、反転入
力端子240を有する加算増幅器として構成されており、この反転入力端子240は抵
抗242を介して接地端子に接続されている。増幅器236の出力244は、フィードバ
ック抵抗246を介して反転入力端子240に接続されている。第1および第2のソー
ス信号の和を表す和信号(S1+S2)は出力244において発生され、可変抵抗2
50の一方の端部に供給され、この可変抵抗250の他端部は接地されている。増幅
器236によってソース信号のS1およびS2を適切に加算するために、好ましい実
施形態における抵抗222,232,238および246の値は33.2kオームであり、一
方抵抗238は16.5kオームであることが好ましい。
第2の増幅器252は、“差”増幅器として構成されている。この増幅器252は抵
抗256に接続された反転入力端子254を有しており、この抵抗256はキャパシタ226
に直列に接続されている。同様に、増幅器252の正の入力端子258は、抵抗260と
キャパシタ228との直列接続を通って信号S2を受信する。入力端子258は、抵抗2
62を介して接地端子にも接続されている。増幅器252の出力端子264は、フィード
バック抵抗266を通って反転入力端子に接続されている。この出力端子264はまた
可変抵抗268にも接続されており、この抵抗268は接地端子に接続されている。増
幅器252は“差”増幅器として構成されているが、その機能は負の左入力信号と
の右入力信号の加算を特徴とする。このようにして、増幅器236および252は、和
信号および差信号をそれぞれ生成する加算ネットワークを形成している。
抵抗226/256およびキャパシタ228/260からなる2個の直列接続されたRCネ
ットワークは、左および右入力信号の非常に低い周波数、すなわちバス周波数を
減衰させるハイパスフィルタとしてそれぞれ動作する。図6の遠近法曲線210に
適した周波数応答特性を得るために、ハイパスフィルタに対するカットオフ周波
数Wcすなわち−3dBの周波数はほぼ100Hzでなければならない。したが
って、好ましい実施形態において、キャパシタ226および228は0.1マイクロフ
ァラドのキャパシタンスを有することとなり、抵抗256,260は、ほぼ
33.2kオームのインピーダンスを有することになる。その後、フィードバッ
ク抵抗266と減衰抵抗262とに対する値を、
R120/R128=R116/R124 (3)
となるように選択することによって、出力264は、利得2で増幅された差信号(
S2−S1)を表すものとなる。ハイパスフィルタにより入力を濾波した結果、出
力264における差信号は、ほぼ125Hzより下の減衰された低周波数成分を有
することとなり、これはオクターブ当り6dBの割合で減少する。フィルタ170
および172(図5に示されている)を使用する代りに、等化装置184(図5に示さ
れている)内の差信号の低周波数成分を濾波して、入力されたソース信号を別個
に濾波することができる。しかしながら、低周波数で使用される濾波キャパシタ
は、非常に大型のものにしなければならないので、この濾波を入力段で行って先
行する回路の負荷を避けることが好ましい。
可変抵抗250および268は、簡単なポテンショメータであってもよく、ワイパー
コンタクト270および272をそれぞれ位置させることによって調節される。強調さ
れた出力信号中に存在する周囲信号成分、すなわち差信号のレベルは、ワイパー
コンタクト272の手動調節、遠隔調節または自動調節によって制御されることが
できる。同様に、強調された出力信号中に存在するモノラル信号成分、すなわち
和信号のレベルは、ワイパーコンタクト270の位置によって部分的に定まる。
ワイパーコンタクト270に存在する和信号は、直列接続された抵抗278を通って
第3の増幅器276の反転入力端子274に供給される。ワイパーコンタクト270のこ
の同じ和信号は、別の直列接続された抵抗284を通って第4の増幅器282の反転入
力端子280にも供給される。増幅器276は、抵抗286を通って接地端子に接続され
た反転入力端子274を有する差増幅器として構成されている。
増幅器276の正の入力端子292は、加算抵抗294のグループに接続され、かつ抵
抗296を介して接地端子にも接続されている共通ノードである。ワイパーコンタ
クト272からのレベル調節された差信号は、通路300,302および304を通って加算
抵抗のグループ294に伝送される。この結果、3つの別個に調整された差信号が
ポイントA,BおよびCにそれぞれ現れる。その後、これらの調整された差信号
は、示されているように抵抗306,308および310を介して正の入力端子
292に接続される。
通路300上のポイントAにおいて、ワイパーコンタクト272からのレベル調節さ
れた差信号は、周波数応答特性を全く修正せずに抵抗306に送られる。したがっ
てポイントAにおける信号は、抵抗306と抵抗296との間における電圧分割によっ
て単に減衰されるだけである。ノードAにおける減衰レベルは、ノードBに現れ
る0dBの基準に関して−9dBとなるのが理想的である。この減衰レベルは、
100kオームのインピーダンスを有する抵抗306と、21kオームのインピー
ダンスを有する抵抗296とによって実現される。ノードBにおける信号は濾波さ
れた形態のレベル調節された差信号であり、この差信号は接地端子に接続されて
いるキャパシタ312を横切って現れる。キャパシタ312と抵抗314とのRCネット
ワークは、カットオフ周波数がネットワークの時定数によって定められるローパ
スフィルタとして動作する。好ましい実施形態によると、このローパスフィルタ
のカットオフ周波数、すなわち−3dBの周波数はほぼ200Hzである。した
がって、抵抗314は1.5kオームであり、キャパシタ312は0.47マイクロフ
ァラドであり、駆動抵抗308は33.2kオームであり、フィードバック抵抗290
は121kオームであることが好ましい。
サラウンドサウンドオーディオシステムにおいて、多量のバスまたは低周波数
情報がしばしばサブウーファおよび付加的なスピーカから得られる。したがって
、ノードBに現れる低周波数差信号のレベルを別個に制御することが望ましい。
当業者に明かになるように、これは増幅器252の出力264を第2の可変利得抵抗に
接続することによって達成される。この第2の可変利得抵抗はワイパーコンタク
ト272の代りに、抵抗314を直接駆動する。この方法において、ローパスフィルタ
の時定数が維持され、差信号の低周波数がもっと正確かつ直接的に制御されるこ
とができる。
ノードCでは、ハイパスフィルタで濾波された差信号が駆動抵抗310を通って
増幅器276の非反転入力端子292に供給される。このハイパスフィルタは、ほぼ7
KHzのカットオフ周波数、ノードBに対する−6dBの相対利得で設計されて
いる。とくに、ノードCとワイパーコンタクト272との間に接続されているキャ
パシタ316は4700ピコファラドの値を有し、ノードCと接地端子との間に
接続されている抵抗318は3.74kオームの値を有する。
回路位置A,BおよびCに存在する修正された差信号は、抵抗320,322および
324をそれぞれ通って増幅器282の反転入力端子280にも供給される。増幅器282は
、接地された正入力端子332および出力336と入力端子280との間に接続されたフ
ィードバック抵抗334とを有する反転増幅器として構成されている。この反転増
幅器282による信号の適切な加算を行うために、抵抗320は100kオームのイン
ピーダンスを有し、抵抗322は33.2kオームのインピーダンスを有し、抵抗3
24は44.2kオームのインピーダンスを有している。オーディオ強調システム
220における抵抗およびキャパシタの正確な値は、正しい強調レベルを達成する
ように適切な比率が維持されている限り、変更されてもよい。受動素子の所望の
値に影響を与える可能性のあるその他の要因は、強調システム220の電力要求と
、増幅器236,252,276および282の特性である。
動作の際に、修正された差信号は再結合され、処理された差信号からなる出力
信号を生成する。とくに、ポイントA,BおよびCにおいて認められる差信号成
分は、差増幅器276の入力端子292と増幅器282の入力端子280とにおいて再結合さ
れ、処理された差信号(S1−S2)pを形成する。この差信号(S1−S2)pは、
図6の遠近法曲線210を適用することにより等化された差信号を表している。し
たがって、遠近法曲線は、7KHzにおいて4dBの利得、125Hzにおいて
7dBの利得、および2100Hzにおいて−2dBの利得とすることが理想的
である。
増幅器276および282は、和信号および左または右入力信号のいずれかと処理さ
れた差信号を結合する混合増幅器として動作する。増幅器276の出力288における
信号は駆動抵抗340を通って出力され、強調されたオーディオ出力信号342を生成
する。同様に、増幅器282の出力336における信号は、駆動抵抗344を通過して、
強調されたオーディオ出力信号346を生成する。これらの駆動抵抗は、一般に2
00オーム程度のインピーダンスを有する。強調されたオーディオ出力信号342
および346は、上述された式(1)および(2)によって表すことができる。式
(1)および(2)の中のK1の値はワイパーコンタクト270の位置によって制御
され、K2の値はワイパーコンタクト272の位置によって制御される。
図7に示された個々の回路素子は全て、マイクロプロセッサ上で実行されるソ
フトウェアによって、あるいはデジタル信号プロセッサによってデジタル的に構
成されてもよい。したがって、個々の増幅器、等化装置またはその他の素子はソ
フトウェアまたはファームウェアの対応した部分によって実現されてもよい。
図8には、オーディオ強調装置220の別の実施形態が示されている。図8の装
置350は図7のものに類似しており、1対のステレオオーディオ信号に対して遠
近法曲線210(図6に示されている)を適用する別の方法を表している。オーデ
ィオ強調システム350は、和および差信号を生成する別の加算ネットワーク構造
を使用する。
この別の実施形態350において、オーディオソース信号S1およびS2は、混合
増幅器352および354の負の入力に究極的に供給される。しかしながら、信号S1
およびS2は、和および差信号を生成するために最初に抵抗356および358をそれ
ぞれ通過して、第1の増幅器362の反転入力端子360に供給される。増幅器362は
、接地された入力端子364およびフィードバック抵抗366を備えた反転増幅器とし
て構成されている。和信号、すなわちこの場合は、反転された和信号−(L+R
)が出力368で発生される。その後、この和信号成分は可変抵抗370によってレベ
ルを調節された後、残りの回路に供給される。この実施形態における和信号が反
転されるため、それは増幅器354の非反転入力端子372に供給される。したがって
、増幅器354には、電流平衡用の抵抗374が非反転入力端子372と接地電位との間
に配置される必要がある。同様に、電流平衡用の抵抗376が反転入力端子378と接
地電位との間に配置される。強調されたオーディオ出力信号380を生成するよう
に正しい加算を行なうために、この実施形態では、これらの信号を増幅器354に
対して若干修正する必要がある。
差信号を生成するために、反転加算増幅器382は反転入力端子384において信号
S1および和信号を受信する。とくに、ソース信号S1は、この入力端子384に到
達する前に、キャパシタ386と抵抗388とを通過させられる。同様に、出力368に
おける反転された和信号は、キャパシタ390と抵抗392とを通過させられる。これ
らの部品386/388および部品390/392によって形成されたRCネットワークは、
好ましい実施形態と関連して説明されているようにオーディオ信号
のバス周波数濾波を行う。
増幅器382は、接地された非反転入力端子394およびフィードバック抵抗396を
有している。差信号S2−S1は出力398で発生され、抵抗356,358,366および38
8のインピーダンス値は100kオームであり、抵抗392および396は200kオ
ームであり、またキャパシタ390のキャパシタンスは0.15マイクロファラド
であり、キャパシタ386は0.33マイクロファラドである。差信号はその後可
変抵抗400よって調節され、残りの回路に供給される。上述されたことを除いて
、図8の残りの回路は、図7に示された実施形態のものと同じである。
図7の全体的なオーディオ強調システム220は、最小限の部品を使用している
。このシステム220は、わずか4個の能動素子、典型的には演算増幅器236,252
,276および282に対応する演算増幅器により構成されることができる。これらの
増幅器は、単一の半導体チップ上のクワド(quad)パッケージとして容易に利用で
きる。オーディオ増強システム220を構成するために必要とされる付加的な部品
は、29個の抵抗と4個のキャパシタだけである。図8のシステム350はまた、
クワド増幅器、4個のキャパシタ、およびポテンショメータおよび出力抵抗を含
むわずか29個の抵抗により製造可能である。その特有の設計のために、最小限
の部品スペースを使用して、オーディオ強調システム220および350を最少費用で
生成でき、かつ既存のステレオイメージを依然として信じられない程広げること
ができる。事実、システム220全体を単一の半導体基板、すなわち集積回路とし
て形成することができる。
図7および8に示されている実施形態のほかに、ここに示されている同じ部品
を接続し、かつステレオ信号の遠近感の強調を行う付加的な方法がおそらく存在
する。たとえば、差信号増幅器として構成された1対の増幅器は、1対のソース
信号をそれぞれ受信してもよく、また和信号をそれぞれ受信してもよい。この方
法では、増幅器が第1の差信号L−Rと第2の差信号R−Lとをそれぞれ生成す
る。
さらに、オーディオ強調装置のさらに別の実施形態では、差信号が別個に生成
されなくてもよい。重要なことは、差信号によって表される情報である周囲情報
が適切に等化されることである。これは、差信号をとくに生成することなく、い
くつかの方法で実現できる。たとえば、差信号情報の分離とそれに続く等化とは
、デジタル的に行なわれてもよいし、あるいは増幅器回路の入力段で同時に行な
われてもよい。
強調システム220および350から結果的に得られた差信号の遠近法修正は、種々
の用途および入力されたオーディオ信号に対して最適な結果を得るように注意し
て実施される。現在、ユーザによる調節には、調整回路に供給される和および差
信号のレベルしか含まれない。しかしながら、差信号の適応等化を可能にするた
めに、抵抗314および318の代りに、おそらくポテンショメータを使用することが
できる。
装置40,42,44,46,102および104として使用することのできる別のオーディ
オ強調装置および方法には、米国特許第4,355,203号明細書(この明細
書に完全に記載されているかのような形態で参考文献として含まれている)に記
載されている時間遅延技術が含まれる。
上記の説明および添付図面により、本発明は現在のステレオ再生および強調シ
ステムにまさる重要な利点を有するものとして示されている。上記の詳細な説明
が図示され、説明され、それによって本発明の新しい基本的な特徴が指摘されて
いるが、当業者は、本発明の技術的範囲を逸脱することなく、示されている装置
の形態および詳細における種々の除去、置換および変更を行ってもよいことが理
解されるであろう。したがって、本発明は以下の請求の範囲の記載によってのみ
限定されるものである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】平成10年6月15日(1998.6.15)
【補正内容】
くつかの方法で実現できる。たとえば、差信号情報の分離とそれに続く等化とは
、デジタル的に行なわれてもよいし、あるいは増幅器回路の入力段で同時に行な
われてもよい。
強調システム220および350から結果的に得られた差信号の遠近法修正は、種々
の用途および入力されたオーディオ信号に対して最適な結果を得るように注意し
て実施される。現在、ユーザによる調節には、調整回路に供給される和および差
信号のレベルしか含まれない。しかしながら、差信号の適応等化を可能にするた
めに、抵抗314および318の代りに、おそらくポテンショメータを使用することが
できる。
装置40,42,44,46,102および104として使用することのできる別のオーディ
オ強調装置および方法には、米国特許第4,355,203号明細書(この明細
書に完全に記載されているかのような形態で参考文献として含まれている)に記
載されている時間遅延技術が含まれる。
上記の説明および添付図面により、本発明は現在のステレオ再生および強調シ
ステムにまさる重要な利点を有するものとして示されている。上記の詳細な説明
が図示され、説明され、それによって本発明の新しい基本的な特徴が指摘されて
いるが、当業者は、示されている装置の形態および詳細における種々の除去、置
換および変更を行ってもよいことが理解されるであろう。したがって、本発明は
以下の請求の範囲の記載によってのみ限定されるものである。
請求の範囲
1.感知されるサウンド信号の空間イメージを広げるオーディオ強調装置におい
て、
少なくとも第1の対のオーディオソース信号を受信し、第1の成分信号を生成
するように前記第1の対のオーディオソース信号を処理するように構成されてい
る第1のオーディオ強調装置と、
少なくとも第2の対のオーディオソース信号を受信し、第2の成分信号を生成
するように前記オーディオソース信号を処理するように構成されている第2のオ
ーディオ強調装置と、
少なくとも第3の対のオーディオソース信号を受信し、第3の成分信号を生成
するように前記オーディオソース信号を処理するように構成されている第3のオ
ーディオ強調装置と、
前記成分信号のうちの少なくとも2つの信号とそれぞれ通信し、オーディオ出
力信号が複数のスピーカを駆動したときに、複数の前記オーディオ出力信号が感
知される空間イメージを広げるように、前記成分信号を結合して前記複数のオー
ディオ出力信号を生成するように構成されている複数の結合接続部とを具備して
いるオーディオ強調装置。
2.少なくとも第4の対のオーディオソース信号を受信するように構成されてい
る第1のクロスオーバー強調装置をさらに含んでおり、前記第4の対のオーディ
オソース信号は、前記第1、第2および第3の対の前記オーディオソース信号と
は異なり、前記第1のクロスオーバー強調装置は第1のクロスオーバー成分信号
を生成するように前記第4の対の前記オーディオソース信号を処理するように構
成されている請求項1記載のオーディオ強調装置。
3.前記結合接続部の1つは前記成分信号のうちの少なくとも2つを前記第1の
クロスオーバー成分信号と結合して、オーディオ出力信号の1つを生成するよう
に構成されている請求項2記載のオーディオ強調装置。
4.前記オーディオ強調装置の1つは、周囲情報内に時間遅延を挿入することに
よって前記オーディオソース信号の少なくとも2つの信号中に存在する前記周囲
情報を修正する請求項1記載のオーディオ強調装置。
5.前記オーディオ強調装置の1つは、周囲情報を位相シフトすることによって
前記オーディオソース信号の少なくとも2つの信号中に存在する前記周囲情報を
修正する請求項1記載のオーディオ強調装置。
6.前記オーディオ強調装置の1つは、周囲情報における相対振幅を選択的に強
調することによって前記オーディオソース信号の少なくとも2つの信号中に存在
する前記周囲情報を修正する請求項1記載のオーディオ強調装置。
7.前記結合接続部の1つは、前記成分信号を加算して前記オーディオ出力信号
の1つを生成する請求項1記載のオーディオ強調装置。
8.前記結合接続部の1つは、反転増幅器を含んでいる請求項1記載のオーディ
オ強調装置。
9.前記結合接続部の1つは、演算増幅器を含んでいる請求項1記載のオーディ
オ強調装置。
10.前記複数のオーディオソース信号は、左後方オーディオ信号、左前方オー
ディオ信号、右前方オーディオ信号、右後方オーディオ信号を含んでいる請求項
1記載のオーディオ強調装置。
11.前記第1のオーディオ強調装置は複数の前方成分信号を生成するように構
成されており、前記第2のオーディオ強調装置は複数の左成分信号を生成するよ
うに構成されており、前記第3のオーディオ強調装置は複数の右成分信号を生成
するように構成されている請求項10記載のオーディオ強調装置。
12.結合接続部の1つは、前記左成分信号の1つと前記後方成分信号の1つと
を結合して、左後方オーディオ出力信号を生成するように構成されている請求項
11記載のオーディオ強調装置。
13.右前方オーディオ信号と右後方オーディオ信号とを受信するように構成さ
れ、複数の右成分信号を生成するように右前方オーディオ信号と右後方オーディ
オ信号とを処理するように構成されている第4のオーディオ強調装置をさらに具
備しており、結合接続部の1つは、右成分信号の1つと後方成分信号の1つとを
結合して右後方オーディオ出力信号を生成するように構成されている請求項12
記載のオーディオ強調装置。
14.前方成分信号の1つと右成分信号の1つとを結合して右前方オーディオ出
力信号を生成するように構成されている第4の結合接続部をさらに具備している
請求項13記載のオーディオ強調装置。
15.右前方オーディオ信号および左後方オーディオ信号と通信している第2の
クロスオーバー強調装置をさらに具備しており、前記第2のクロスオーバー強調
装置は、第2のクロスオーバー成分信号を生成するように右前方オーディオ信号
と左後方オーディオ信号とを処理するように構成されている請求項14記載のオ
ーディオ強調装置。
16.さらに、第2の結合接続部は、前記第2のクロスオーバー成分信号と、前
記左成分信号の1つと、前記後方成分信号の1つとを結合して前記左後方出力信
号を生成するように構成されている請求項15記載のオーディオ強調装置。
17.感知されるサウンド信号の空間イメージを広げるコンピュータシステムに
おいて、
コンピュータアクセス可能な記憶媒体に記憶されたオーディオデータにアクセ
スするように構成され、さらに、前記オーディオデータをデータバスに転送する
ように構成されているコンピュータプロセッサと、
前記データバスと通信し、少なくとも4つのオーディオソース信号を生成する
ように構成されているオーディオデコーダと、
少なくとも第1の対のオーディオソース信号を受信し、第1の成分信号を生成
するように前記第1の対のオーディオソース信号を処理するように構成されてい
る第1のオーディオ強調装置と、
少なくとも第2の対のオーディオソース信号を受信し、第2の成分信号を生成
するように前記第2の対のオーディオソース信号を処理するように構成されてい
る第2のオーディオ強調装置と、
少なくとも第3の対のオーディオソース信号を受信し、第3の成分信号を生成
するように前記第3の対のオーディオソース信号を処理するように構成されてい
る第3のオーディオ強調装置と、
前記成分信号のうちの少なくとも2つの信号とそれぞれ通信し、前記成分信号
を結合して前記複数のオーディオ出力信号を生成するように構成されている複数
の結合接続部とを具備しているコンピュータシステム。
18.前記オーディオデコーダは、デジタル信号プロセッサである請求項17記
載のコンピュータシステム。
19.前記オーディオ信号は、AC−3と互換性のあるオーディオ信号である請
求項17記載のコンピュータシステム。
20.前記4つの各オーディオ信号は、ディスクリートな全帯域幅オーディオチ
ャンネルに対応している請求項17記載のコンピュータシステム。
21.前記コンピュータアクセス可能記憶媒体は、ハードディスクである請求項
17記載のコンピュータシステム。
22.前記コンピュータアクセス可能記憶媒体は、コンパクトディスクである請
求項17記載のコンピュータシステム。
23.前記コンピュータアクセス可能記憶媒体は、レーザディスクである請求項
17記載のコンピュータシステム。
24.前記コンピュータプロセッサは、オーディオビット流を前記データバスに
転送する請求項17記載のコンピュータシステム。
25.前記コンピュータプロセッサは、AC−3と互換性のあるビット流を前記
データバスに転送する請求項17記載のコンピュータシステム。
26.前記コンピュータプロセッサは、テレビジョン信号もまた処理する請求項
17記載のコンピュータシステム。
27.サラウンドサウンド環境が、再生環境内に位置され、かつリスナーの周囲
に配置されたスピーカに対して指定された少なくとも4つの別個のオーディオソ
ース信号を有している、サラウンドサウンド再生環境においてサウンドを強調す
る方法において、
記録されたオーディオ信号の再生中にステレオ信号デコーダから生成された4
つのオーディオソース信号を供給し、
前記オーディオソース信号の異なる組合せを変形して、複数の成分信号を生成
し、
前記成分信号の組合せを処理して、少なくとも4つの対応した強調されたオー
ディオ信号を生成し、前記4つの強調された各オーディオ信号が、前記オーディ
オソース信号の少なくとも3つの信号の関数として修正され、前記強調されたオ
ーディオ信号が増幅され、再生環境のスピーカにより再生されたとき、前記強調
されたオーディオ信号がリスナーにサウンド中に置かれた体験をさせるステップ
を含んでいるサウンド強調方法。
28.前記オーディオソース信号は、左前方オーディオ信号Lf、右前方オーデ
ィオ信号Rf、左後方オーディオ信号Lf、および右後方オーディオ信号Rrを含
んでいる請求項27記載の方法。
29.前記強調されたオーディオ出力信号の1つは、サラウンドサウンド環境に
おいて再生するために強調された左前方出力信号Lf(enhanced)である請求項2
8記載の方法。
30.前記強調された左前方出力信号Lf(enhanced)は、次式:
Lf(enhanced)=K1(M1(Lf,Rf)+M2(Lf,Lr))
にしたがって強調され、ここでM1乃至M8は、オーディオソース信号に対する修
正のレベルとタイプとを決定する独立変数であり、K1乃至K4は強調されたオー
ディオ信号の利得を決定する独立変数である請求項29記載の方法。
31.前記強調されたオーディオ出力信号の1つは、サラウンドサウンド環境に
おいて再生するために強調された右前方出力信号Rf(enhanced)である請求項2
8記載の方法。
32.前記強調された右前方出力信号Rf(enhanced)は、次式:
Rf(enhanced)=K2(M3(Lf,Rf)+M4(Rf,Rr))
にしたがって強調され、ここでM1乃至M8は、オーディオソース信号に対する修
正のレベルとタイプとを決定する独立変数であり、K1乃至K4は強調されたオー
ディオ信号の利得を決定する独立変数である請求項29記載の方法。
33.前記強調されたオーディオ出力信号の1つは、サラウンドサウンド環境に
おいて再生するために強調された左後方出力信号Lr(enhanced)である請求項2
8記載の方法。
34.前記強調された左後方出力信号Lr(enhanced)は、次式:
Lr(enhanced)=K3(M5(Lf,Lr)+M6(Lr,Rr)
にしたがって強調され、ここでM1乃至M8は、オーディオソース信号に対する修
正のレベルとタイプとを決定する独立変数であり、K1乃至K4は強調された
オーディオ信号の利得を決定する独立変数である請求項31記載の方法。
35.前記強調されたオーディオ出力信号の1つは、サラウンドサウンド環境に
おいて再生するために強調された右後方出力信号Rr(enhanced)である請求項2
8記載の方法。
36.前記強調された右後方出力信号Rr(enhanced)は、次式:
Rr(enhanced)=K4(M7(Rf,Rr)+M8(Lr,Rr)
にしたがって強調され、ここでM1乃至M8は、オーディオソース信号に対する修
正のレベルとタイプとを決定する独立変数であり、K1乃至K4は強調されたオー
ディオ信号の利得を決定する独立変数である請求項33記載の方法。
37.独立変数M1乃至M8は、前記オーディオソース信号中に存在する周辺オー
ディオ情報の等化を表している請求項34記載の方法。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S
D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ
,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU
,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,
CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G
B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG
,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,
LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N
O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG
,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,
UZ,VN,YU
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.サラウンドサウンド環境において感知されるサウンド信号の空間イメージを 広げるオーディオ強調装置において、 左前方オーディオ信号と、 右前方オーディオ信号と、 左後方オーディオ信号と、 右後方オーディオ信号と、 複数の前方成分信号を生成するように前記左前方オーディオ信号および前記右 前方オーディオ信号の中の周囲情報を修正するように構成されている、前記左前 方オーディオ信号および前記右前方オーディオ信号と通信している前方強調装置 と、 複数の左成分信号を生成するように前記左前方オーディオ信号および前記左後 方オーディオ信号の中の周囲情報を修正するように構成されている、前記左前方 オーディオ信号および前記左後方オーディオ信号と通信している左強調装置と、 複数の後方成分信号を生成するように前記左後方オーディオ信号および前記右 後方オーディオ信号の中の周囲情報を修正するように構成されている、前記左後 方オーディオ信号および前記右後方オーディオ信号と通信している後方強調装置 と、 複数の右成分信号を生成するように前記右後方オーディオ信号および前記右前 方オーディオ信号の中の周囲情報を修正するように構成されている、前記右後方 オーディオ信号および前記右前方オーディオ信号と通信している左強調装置と、 前記左成分信号の1つと前記前方成分信号の1つとを結合して、左前方出力信 号を生成するように構成されている左前方接続部と、 前記左成分信号の1つと前記後方成分信号の1つとを結合して、左後方出力信 号を生成するように構成されている左後方接続部と、 前記右成分信号の1つと前記後方成分信号の1つとを結合して、右後方出力信 号を生成するように構成されている右後方接続部と、 前記右成分信号の1つと前記前方成分信号の1つとを結合して、右前方出力信 号を生成するように構成されている右前方接続部とを含んでいるオーディオ強調 装置。 2.第1のクロスオーバー成分信号と第2のクロスオーバー成分信号とを生成す るように前記右前方オーディオ信号および前記左後方オーディオ信号の中の周囲 情報を修正するように構成されている、前記右前方オーディオ信号および前記左 後方オーディオ信号と通信している第1のクロスオーバー強調装置をさらに含ん でいる請求項1記載のオーディオ強調装置。 3.さらに、前記右前方接続部は、前記第1のクロスオーバー成分信号と、前記 右成分信号の1つと、前記前方成分信号の1つとを結合して、前記右前方出力信 号を生成するように構成されている請求項2記載のオーディオ強調装置。 4.さらに、前記左後方接続部は、前記第2のクロスオーバー成分信号と、前記 左成分信号の1つと、前記後方成分信号の1つとを結合して、前記左後方出力信 号を生成するように構成されている請求項2記載のオーディオ強調装置。 5.第3のクロスオーバー成分信号と第4のクロスオーバー成分信号とを生成す る方法で前記左前方オーディオ信号および前記右後方オーディオ信号の中の周囲 情報を修正するように構成されている、前記左前方オーディオ信号および前記右 後方オーディオ信号と通信している第2のクロスオーバー強調装置をさらに含ん でいる請求項2記載のオーディオ強調装置。 6.さらに、前記左前方接続部は、前記第3のクロスオーバー成分信号と、前記 左成分信号の1つと、前記前方成分信号の1つとを結合して、前記左前方出力信 号を生成するように構成されている請求項5記載のオーディオ強調装置。 7.さらに、前記右後方接続部は、前記第4のクロスオーバー成分信号と、前記 右成分信号の1つと、前記後方成分信号の1つとを結合して、前記右後方出力信 号を生成するように構成されている請求項5記載のオーディオ強調装置。 8.感知されるサウンド信号の空間イメージを広げるオーディオ強調装置におい て、 少なくとも3つのオーディオソース信号と、 複数の成分信号を生成する方法で前記オーディオソース信号の中の周囲情報を 修正するようにそれぞれ構成されている、前記オーディオソース信号の少なくと も2つのものとそれぞれ通信している複数のオーディオ強調装置と、 出力オーディオ信号が複数のスピーカを励起したときに、複数の前記出力オー ディオ信号が感知される空間イメージを広げるように、前記成分信号を結合して 前記複数の出力オーディオ信号を生成するように構成されている、前記成分信号 の少なくとも2つのものとそれぞれ通信している複数の結合接続部とを具備して いるオーディオ強調装置。 9.前記オーディオ強調装置の少なくとも1つは、前記周囲情報内に時間遅延を 挿入することによって前記オーディオ信号の中の前記周囲情報を修正する請求項 8記載のオーディオ強調装置。 10.前記オーディオ強調装置の少なくとも1つは、前記周囲情報を位相シフト することによって前記オーディオ信号の中の前記周囲情報を修正する請求項8記 載のオーディオ強調装置。 11.前記オーディオ強調装置の少なくとも1つは、前記周囲情報における相対 振幅を選択的に強調することによって前記オーディオ信号の中の前記周囲情報を 修正する請求項8記載のオーディオ強調装置。 12.前記結合接続部の少なくとも1つは、前記成分信号を合計して前記複数の 出力信号を生成する請求項8記載のオーディオ強調装置。 13.前記結合接続部の少なくとも1つは、反転増幅器を含んでいる請求項8記 載のオーディオ強調装置。 14.前記結合接続部の少なくとも1つは、演算増幅器を含んでいる請求項8記 載のオーディオ強調装置。 15.感知されるサウンド信号の空間イメージを広げるコンピュータシステムに おいて、 コンピュータアクセス可能な記憶媒体上に記憶されたオーディオデータにアク セスするように構成されており、さらに、前記オーディオデータをデータバスに 伝送するように構成されているコンピュータプロセッサと、 少なくとも4つのオーディオソース信号を生成するように構成されている、前 記データバスと通信しているオーディオデコーダと、 複数の成分信号を生成する方法で前記オーディオソース信号の中の周囲情報を 修正するようにそれぞれ構成されている、前記オーディオソース信号と通信して おり、前記オーディオソース信号の少なくとも2つのものとそれぞれ通信してい る複数のオーディオ強調装置と、 前記成分信号を結合して、複数の出力オーディオ信号を生成するように構成さ れている、前記成分信号の少なくとも2つのものとそれぞれ通信している複数の 結合接続部とを具備しているコンピュータシステム。 16.前記オーディオデコーダは、デジタル信号プロセッサである請求項15記 載のコンピュータシステム。 17.前記オーディオ信号は、AC−3と互換性のあるオーディオ信号である請 求項15記載のコンピュータシステム。 18.前記4つの各オーディオ信号は、ディスクリートな全帯域幅オーディオチ ャンネルに対応している請求項15記載のコンピュータシステム。 19.前記コンピュータアクセス可能記憶媒体は、ハードディスクである請求項 15記載のコンピュータシステム。 20.前記コンピュータアクセス可能記憶媒体は、コンパクトディスクである請 求項15記載のコンピュータシステム。 21.前記コンピュータアクセス可能記憶媒体は、レーザディスクである請求項 15記載のコンピュータシステム。 22.感知されるサウンド信号の空間イメージを広げるオーディオ強調システム において、 記憶媒体上に記憶されたオーディオ信号にアクセスするように構成されており 、さらに、前記記憶媒体から通信バスに情報を伝送するように構成されているオ ーディオ受信機と、 前記通信バスに接続されており、少なくとも4つのオーディオソース信号を生 成するように構成されているオーディオデコーダと、 複数の成分信号を生成する方法で前記オーディオソース信号の中の周囲情報を 修正するようにそれぞれ構成されている、前記オーディオソース信号と通信して おり、前記オーディオソース信号の少なくとも2つのものとそれぞれ通信してい る複数のオーディオ強調装置と、 前記成分信号を結合して、複数の出力オーディオ信号を生成するように構成さ れている、前記成分信号の少なくとも2つのものとそれぞれ通信している複数の 結合接続部とを具備しているオーディオ強調システム。 23.前記オーディオ受信機は、オーディオビット流を前記通信バスに伝送する 請求項22記載のオーディオ強調システム。 24.前記オーディオ受信機は、AC−3と互換性のあるビット流を前記通信バ スに伝送する請求項22記載のオーディオ強調システム。 25.前記オーディオデコーダは、前記通信バス上の前記情報を少なくとも4つ のディスクリートな全帯域幅オーディオチャンネルに変換することによって前記 オーディオソース信号を生成する請求項22記載のオーディオ強調システム。 26.前記記録媒体は、コンパクトディスクである請求項22記載のオーディオ 強調システム。 27.前記記録媒体は、レーザディスクである請求項22記載のオーディオ強調 システム。 28.前記記録媒体は、磁気記憶媒体である請求項22記載のオーディオ強調シ ステム。 29.前記オーディオデコーダと通信しているビデオテープ装置をさらに含んで いる請求項22記載のオーディオ強調システム。 30.前記オーディオ受信機は、テレビジョン信号もまた処理する請求項22記 載のオーディオ強調システム。 31.サラウンドサウンド環境は再生環境内に位置されかつリスナーの周囲に配 置されたスピーカに対して選定された少なくとも4つの別個のオーディオソース 信号を有しており、オーディオ強調システムは、強調された出力信号がスピーカ によって増幅および再生されたときに、オーディオソース信号を修正して少なく とも4つの強調された出力信号を生成し、リスナーにサウンド中に置かれた体験 をさせる、サラウンドサウンド再生環境において使用されるオーディオ強調シス テムにおいて、 第1の対の前記オーディオソース信号を受信し、前記第1の対のソース信号を 修正して前記第1の対のソース信号を表す第1および第2の成分信号を生成する 第1の強調装置と、 第2の対の前記オーディオソース信号を受信し、前記第2の対のソース信号を 修正して前記第2の対のソース信号を表す第3および第4の成分信号を生成する 第2の強調装置と、 第3の対の前記オーディオソース信号を受信し、前記第3の対のソース信号を 修正して前記第3の対のソース信号を表す第5および第6の成分信号を生成する 第3の強調装置と、 第4の対の前記オーディオソース信号を受信し、前記第4の対のソース信号を 修正して前記第4の対のソース信号を表す第7および第8の成分信号を生成する 第4の強調装置と、 前記成分信号を結合して、前記少なくとも4つの強調された出力信号を生成し 、リスナーがサウンド中に位置しているかのように感じさせる臨場感あふれる音 場を提供する手段とを具備しており、 前記少なくとも4つの強調された出力信号は、 前記第1の成分信号と前記第3の成分信号との複合信号を表す第1の出力信 号と、 前記第2の成分信号と前記第5の成分信号との複合信号を表す第2の出力信 号と、 前記第4の成分信号と前記第7の成分信号との複合信号を表す第3の出力信 号と、 前記第6の成分信号と前記第8の成分信号との複合信号を表す第4の出力信 号とを含んでいるオーディオ強調システム。 32.前記少なくとも4つのオーディオソース信号は、左前方スピーカに対して 選定された信号Lfと、右前方スピーカに対して選定された信号Rfと、左後方ス ピーカに対して選定された信号Lrと、右後方スピーカに対して選定された信号 Rrとを含んでいる請求項31記載のオーディオ強調システム。 33.前記第1の対のソース信号は信号LfおよびRfを含み、前記第2の対のソ ース信号は信号LfおよびLrを含み、第3の対のソース信号は信号RfおよびRr を含み、第4の対のソース信号は信号LrおよびRrを含んでいる請求項32記載 のオーディオ強調システム。 34.前記成分信号を結合する前記手段は電子加算器である請求項31記載のオ ーディオ強調システム。 35.第5の対の前記オーディオソース信号を受信し、前記第5の対のソース信 号を修正して前記第5の対のソース信号を表す第9および第10の成分信号を生 成する第5の強調装置と、 第6の対の前記オーディオソース信号を受信し、前記第6の対のソース信号を 修正して前記第6の対のソース信号を表す第11および第12の成分信号を生成 する第6の強調装置とをさらに具備し、 前記第1の出力信号は、前記第1の成分信号と、前記第3の成分信号と、前 記第11の成分信号との複合信号を表し、 前記第2の出力信号は、前記第2の成分信号と、前記第5の成分信号と、前 記第10の成分信号との複合信号を表し、 前記第3の出力信号は、前記第4の成分信号と、前記第7の成分信号と、前 記第9の成分信号との複合信号を表し、 前記第4の出力信号は、前記第6の成分信号と、前記第8の成分信号と、前 記第12の成分信号との複合信号を表している請求項31記載のオーディオ強調 システム。 36.前記第1、第2、第3および第4の強調装置は、前記対応した対のサース 信号内の周囲情報を選択的に強調することによって前記対応した対のソース信号 を修正する請求項31記載のオーディオ強調システム。 37.前記オーディオ強調装置は、半導体基板上に形成されている請求項31記 載のオーディオ強調システム。 38.前記オーディオ強調装置は、デジタル信号プロセッサによって実施される 請求項31記載のオーディオ強調システム。 39.前記各出力信号は、増幅されて、サラウンドサウンド環境内においてリス ナーの周囲に位置された複数のスピーカに導かれる請求項31記載のオーディオ 強調システム。 40.サラウンドサウンドリスニング環境内に位置されたスピーカのグループに より再生するために選定された多重オーディオ信号を有するステレオ信号デコー ダにより使用されるオーディオ強調システムにおいて、 信号デコーダからの複数の多重オーディオ信号を別個の対のオーディオ信号に グループ化し、前記別個の対のオーディオ信号のそれぞれを修正して別個の対の 成分信号を生成する複数の強調装置と、 前記成分信号を結合して、強調されたオーディオ出力信号を生成する回路とを 具備し、前記強調された各オーディオ出力信号が第1の対の成分信号からの第1 の成分信号と、第2の対の成分信号からの第2の成分信号とを含んでいるオーデ ィオ強調システム。 41.前記強調装置は4つの別個の強調装置を含んでおり、前記各強調装置が前 記別個の対のオーディオ信号の1つを受信する請求項40記載のオーディオ強調 システム。 42.前記複数の多重オーディオ信号は、左前方信号Lfと、右前方信号Rfと、 左後方信号Lrと、右後方信号Rrとを含んでおり、第1の対の前記オーディオ信 号はLfおよびRfを含み、第2の対の前記オーディオ信号はLfおよびLrを含み 、第3の対の前記オーディオ信号はRfおよびRrを含み、第4の対の前記オーデ ィオ信号はLrおよびRrを含んでいる請求項41記載のオーディオ強調システム 。 43.前記複数の多重オーディオ信号は4つの別個の信号を含んでおり、前記強 調装置は6つの別個の強調装置を含んでおり、前記各強調装置が前記別個の対の オーディオ信号の1つを受信する請求項40記載のオーディオ強調システム。 44.前記強調装置は前記別個の対のオーディオ信号の周囲情報を分離して、前 記周囲情報内に時間遅延を挿入する請求項40記載のオーディオ強調システム。 45.前記強調装置は前記別個の対のオーディオ信号の周囲情報を分離して、前 記周囲情報を位相シフトする請求項40記載のオーディオ強調システム。 46.前記強調装置は前記別個の対のオーディオ信号の周囲情報を分離して、前 記周囲情報の相対振幅を選択的に強調する請求項40記載のオーディオ強調シス テム。 47.サラウンドサウンドリスニング環境内に位置されたスピーカのグループに より再生するために選定された多重オーディオ信号を有するステレオ信号デコー ダにより使用されるオーディオ強調システムにおいて、 信号デコーダの多重オーディオ信号の少なくともいくつかを別個の対のオーデ ィオ信号にグループ化する手段を具備し、前記グループ化する手段が前記別個の 対のオーディオ信号のそれぞれを修正して別個の対の成分信号を生成する手段を さらに含んでおり、 前記成分信号を結合して、強調されたオーディオ出力信号を生成する手段を具 備し、前記強調された各オーディオ出力信号が第1の対の成分信号からの第1の 成分信号と、第2の対の成分信号からの第2の成分信号とを含んでいるオーディ オ強調システム。 48.リスニング環境内に位置されたスピーカのグループにより再生するために 選定された4つの異なるオーディオソース信号を供給するステレオ信号デコーダ により使用されるオーディオ強調装置において、 オーディオソース信号を入力し、オーディオソース信号を修正して成分オーデ ィオ信号のグループを生成する電子装置を具備し、各オーディオソース信号が少 なくとも1つの別のオーディオソース信号の関数として修正され、 成分オーディオ信号を受信し、前記成分オーディオ信号を選択的に結合して、 前記オーディオソース信号に対応する強調されたオーディオ出力信号を生成する 電子加算器とを具備し、強調された各オーディオ出力信号が対応したオーディオ ソース信号の関数として修正された成分信号を含んでいるオーディオ強調装置。 49.サラウンドサウンド環境が、再生環境内に位置され、かつリスナーの周囲 に配置されたスピーカに対して選定された少なくとも4つの別個のオーディオソ ース信号を有し、サラウンドサウンド再生環境においてサウンドを強調する方法 において、 記録されたオーディオ信号の再生中にステレオ信号デコーダから生成された4 つのオーディオソース信号を供給し、 前記4つのオーディオソース信号を修正して、4つの対応する強調されたオー ディオ信号を生成し、4つの強調された各オーディオ信号がその対応したオーデ ィオソース信号と少なくとも2つの付加的なオーディオソース信号との関数とし て修正され、前記強調されたオーディオ信号が再生環境のスピーカにより増幅お よび再生されたとき、強調されたオーディオ信号がリスナーがサウンド中に置か れた体験をさせるステップを含んでいるサウンド強調方法。 50.前記強調されたオーディオ信号を増幅して、サラウンドサウンド再生環境 内のスピーカによる再生を可能にする付加的なステップをさらに含んでいる請求 項49記載の方法。 51.前記各オーディオソース信号は、前記少なくとも2つの付加的なソース信 号の関数として修正されて2つの成分信号を生成し、共通のオーディオソース信 号に対応する前記成分信号は結合されて前記強調されたオーディオ信号を形成す る請求項49記載の方法。 52.オーディオソース信号がリスナーの周囲に配置されたスピーカに対して選 定され、オーディオソース信号が左前方信号(Lf)と、右前方信号(Rf)と、 左後方信号(Lr)と、右後方信号(Rr)とを含んでいる、サラウンドサウンド 環境において再生するために生成されたオーディオソース信号のグループを強調 する方法において、 ソース信号LfおよびRfから第1および第2の成分信号を生成し、第1および 第2の成分信号がソース信号LfおよびRfと、信号Lfに対応した第1の成分信 号と、信号Rfに対応した第2の成分信号との関数として修正され、 ソース信号LfおよびLrから第3および第4の成分信号を生成し、第3および 第4の成分信号がソース信号LfおよびLrと、信号Lfに対応した第3の成分信 号と、信号Lrに対応した第4の成分信号との関数として修正され、 ソース信号RfおよびRrから第5および第6の成分信号を生成し、第5および 第6の成分信号がソース信号RfおよびRrと、信号Rfに対応した第5の成分信 号と、信号Rrに対応した第6の成分信号との関数として修正され、 ソース信号LrおよびRrから第7および第8の成分信号を生成し、第7および 第8の成分信号がソース信号LrおよびRrと、信号Lrに対応した第7の成分信 号と、信号Rrに対応した第8の成分信号との関数として修正され、 第1および第3の成分信号を結合して、前記サラウンドサウンド環境において 再生される複合および強調された左前方出力信号Lf(enhanced)を生成し、 第2および第5の成分信号を結合して、前記サラウンドサウンド環境において 再生される複合および強調された右前方出力信号Rf(enhanced)を生成し、 第4および第7の成分信号を結合して、前記サラウンドサウンド環境において 再生される複合および強調された左後方出力信号Lr(enhanced)を生成し、 第6および第8の成分信号を結合して、前記サラウンドサウンド環境において 再生される複合および強調された右後方出力信号Rr(enhanced)を生成するステ ップを含んでいるオーディオソース信号のグループを強調する方法。 53.前記8つの各成分信号は、前記強調された出力信号の任意の2つに関して 広く感知されるサウンドステージを得るために、前記対応したソース信号中の周 囲情報に関して等化された周囲信号情報を含んでいる請求項52記載のオーディ オソース信号のグループを強調する方法。 54.オーディオソース信号がリスナーの周囲に配置されたスピーカに対して選 定され、オーディオソース信号が左前方信号(Lf)と、右前方信号(Rr)と、 左後方信号(Lr)と、右後方信号(Rr)とを含んでいる、サラウンドサウンド 環境において再生するために生成されたオーディオソース信号のグループを強調 する方法において、 前記オーディオソース信号を修正して、4つの対応した強調されたオーディオ 信号を生成し、4つの強調された各オーディオ信号が次式: Lf(enhanced)=K1(M1(Lf,Rf)+M2(Lf,Lr)), Rf(enhanced)=K2(M3(Lf,Rf)+M4(Rf,Rr)), Lr(enhanced)=K3(M5(Lf,Lr)+M6(Lr,Rr)), Rr(enhanced)=K4(M7(Rf,Rr)+M8(Lr,Rr)) にしたがってその対応したオーディオソース信号と少なくとも2つの付加的なオ ーディオソース信号との関数として修正され、ここでM1乃至M8は、オーディオ ソース信号に対する修正のレベルとタイプとを決定する独立変数であり、K1乃 至K4は強調されたオーディオ信号の利得を決定する独立変数であるオーディオ ソース信号のグループを強調する方法。 55.独立変数M1乃至M8は、対応したオーディオソース信号中に存在する周囲 オーディオ情報の等化を表している請求項54記載のオーディオソース信号のグ ループを強調する方法。
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