JP2001501540A - 電磁気的に作動される回転機械の不釣合補償装置 - Google Patents

電磁気的に作動される回転機械の不釣合補償装置

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Abstract

(57)【要約】 複数の周方向に置かれた磁気回路、および、回路を通る磁束(1210)を選択的に中断しそれにより不釣合ロータ(350〜351)を所望の方法で動かし機械の不釣合を補償する動力ドライバを含む電磁気的に作動される機械釣合取り装置(110)。釣合取りアッセンブリ(110)は、遠隔して静止のマイクロプロセッサに基づくコントローラ(140)を含み、コントローラはストアされたコンピュータプログラム制御の下に作動し、かつ、ストアされたプログラムおよび環境的そして計測されたパラメータにより特定された方法でアッセンブリ(110)を制御するよう適合されている。

Description

【発明の詳細な説明】 電磁気的に作動される回転機械の不釣合補償装置 1.発明の分野 本発明は、スピンドルまたは他の回転機械装置の釣合を取る方法および装置、 より詳しくは、通常、工具を取り外し可能に受け入れるように適合された回転ス ピンドルの釣合を取る方法および装置に関する。 2.解説 一般の工作機械アッセンブリは、工具を選択的に、かつ、取り外し可能に受け 入れるように通常適合された回転スピンドルまたは他の形式の細長い部材を含ん でいる。かかる工作機械の例としては、旋盤、フライス盤、および、他の形式の 機械式および/または電磁式装置が含まれる。スピンドルが回転すると、工作機 械はある所定の作動を実行する。 典型的に、これらの工作機械アッセンブリは、スピンドルおよび/または工具 の不釣合により引き起こされるある量の振動を経験している。かかる振動すなわ ち不釣合力が、工作機械に、所望の課題を不正確に実行させ、かつ、その寿命を 著しく減少させる原因となっている。かかる振動力はスピンドルの回転速度の代 数的二乗で増大する。より高速の新しい形式の工作機械アッセンブリが、この比 較的大きな振動力により引き起こされる大きな、かつ、許容できないほど高い加 工の不正確さを経験している。 かかる機械振動すなわち不釣合力を最小化すべく、通常スピンドル上に配置さ れた装置を用い、これらの不釣合を修正するために選択的に移動されるべく適合 された重りまたは液体を手動で調整することによる多くの試みがなされた。幾ら かは有効であったが、これらの装置はほとんど許容できないものであった。とい うのも、それらは所望の修正を行うのに比較的長時間を要するからである。この 長時間を要するのは、各工具が独自の不釣合特徴を有しているからである。従っ て、工具が交換される度に、新しい釣合調整がなされねばならない。さらに、不 釣合は単一の工具の有効寿命期間にも変わり、例え、工具が交換または取り外さ れたとしても、多くの調整を必要とする。もしも、修正時間が比較的長ければ、 「サイクルタイム」または工具の交換および釣合取りに要する時間が長くなり、 許容できなくなる。 それ故に、選択的に不釣合を修正し、かくて、比較的高速で回転する装置を含 む回転工作機械装置に伴う不釣合−誘導の振動を修正し、低減し、および/また は最小化する釣合取り装置を提供する必要が存する。 また、サイクルタイムに悪影響を与えることなく比較的大きな工作機械の不釣 合を修正し、かつ、旋盤、フライス盤および他の形式の工作機械と組み合わせて 使用され得る釣合取り装置を提供する必要も存する。 発明の要約 従って、本発明の主たる目的は、回転機械装置および類似の形式の装置を選択 的に、比較的迅速、かつ、効率的に釣合取る方法および装置を提供することにあ る。 本発明の他の目的は、回転不釣合により生ずる比較的大きな振動量を修正する 方法および装置を提供することにある。 本発明のさらなる目的は、工具交換またはサイクルタイムを著しく増大するこ となく、比較的大きな振動量を修正する工作機械釣合取り方法および装置を提供 することにある。 本発明のさらなる目的は、単に2つの可動部品すなわち部分を有し、これによ り作動寿命を増大し、かつ、比較的および実質的に低い製造および維持コストに 帰する比較的単純な設計を許容する釣合取り装置を提供することにある。 本発明のさらに他の目的は、釣合取られる装置に一般に近接して選択的に配置 され、かつ、可動に適合された2つの釣合取り重りを含む釣合取り装置を提供す ることにある。本発明の好ましい実施の形態では、かかる動きは電磁気的に誘起 された力により達成される。 本発明の他の目的は、可動の重量部と実質的に非接触な電磁界発生器を含むよ うに適合されている釣合取り装置を提供することにある。本発明の好ましい実施 の形態では、かかる電磁界は比較的低い周波数で反復する交番極性のパルスから なる。しかしながら、パルスの速い立ち上がり時間は実質的に高周波コンテント (content)に相当する。 本発明のさらに他の目的は、比較的高速を含む広範囲の機械速度で作動し、か つ、釣合取り装置を構成するのに用いられている材料の強さによってのみ実質的 に制限される回転速度閾値を有する釣合取り装置を提供することにある。 本発明のさらなる目的は、回転装置に近接した関係で選択的に動かされるよう 適合され、かつ、例え、動力が釣合取り装置に加えられないか、または、機械が 比較的高率の大きさで加速するとしても、複数の永久磁石を用いることによりそ れらの位置を保つようさらに適合された2つの不釣合成分を有する釣合取り装置 を提供することにある。 本発明のさらに他の目的は、容易に複写出来るように、種々の釣合条件情報の 保管を許容するよう適合された釣合取り装置を提供することにある。 最後に、本発明の目的はまた、比較的薄く、かつ、高回転速度では作用しない かもしれない電子部品を有さない可動部分を有する釣合取り装置を提供すること にある。 本発明の一形態の教示に従い釣合取り装置が提供される。この釣合取り装置は 、 (a) スピンドルに連結された回転手段、および (b) 前記回転手段と電磁気的に連絡し、前記スピンドル上で前記回転手段の 一部を選択的に動かす電磁界発生手段を備えている。 本発明の第2の教示に従い回転機械を釣合取る方法が提供される。この方法は 、 (a) 前記スピンドルに第1の部材を可動に連結するステップ、 (b) 既知の不釣合を包含し、複数の永久磁石が備えられた2つの回転部材を 前記第1の部材内に置くステップ、および (c) 前記回転部材および永久磁石を、回転部材の各々を前記回転中のスピン ドル上の所定の位置に独立的に動かすのに有効であるよう、電磁気的に 連絡するステップを備えている。 本発明のさらなる目的、特徴、および、利点は、以下の説明および付属の請求 の範囲を添付の図面との関連で考慮することから明らかとなろう。 図面の簡単な説明 本発明の種々の利点は以下の明細を読むことおよび以下の図面を参照すること により当業者に明らかとなろう。ここで、 図1は本発明の教示に従い作られた釣合取り装置の斜視図、 図2は本発明の第2の実施例の教示に従い作られた釣合取り装置の斜視図、 図3は図1に示された釣合取り装置の側面および部分破断図、 図4は図2に示された釣合取り装置の側面および部分破断図、 図5は図3に示された釣合取り装置のロータの概略図で、本発明の釣合取りの 方法論を図解し、 図6はロータの前面図で、ロータに不釣合をもたらす重り付挿入体の一つの可 能な形態を示し、 図7はロータの前面図で、ロータに不釣合をもたらす加工穴の一つの可能な形 態を示し、 図8は釣合取り装置回転アッセンブリに取り付けられ、可動ロータを支持する のに用いられたボールベアリングアッセンブリの前面図、 図9は不釣合機械での初期中立釣合取り装置形態の概略図、 図10は釣合取りの後、如何にロータの不釣合が機械の不釣合を修正すべく組 み合うかの概略図、 図11は釣合取り装置に用いられるレチクル付(reticulated)極板の前面図、 図12は釣合取り装置アッセンブリの前面図で、ロータの永久磁石とレチクル 付極板とのロータのディテント(detent)位置での配列を示し、 図13は図12に見られる極板およびロータの部分破断図で、永久磁石の磁束 経路を示し、 図14は図1に示されたドライバの前面および部分破断図、 図15は図1に見られる釣合取り装置およびドライバの側面および部分破断図 で、ドライバの磁界磁束経路を示し、 図16は図2に示されたドライバの前面および部分破断図、 図17は図2に見られる釣合取り装置およびドライバの側面および部分破断図 で、ドライバの磁界磁束経路を示し、 図18は図13に類似し、ドライバの磁界磁束経路のもう一つの図を示し、 図19は図13に類似し、ドライバの磁界と永久磁石磁界との相互作用を図解 し、 図20は図19に類似し、如何にしてロータが電磁気的に発生された作動力の 方向に動くかを示し、 図21は図13に類似し、ロータが不安定な平衡中間ディテント位置にあると きのドライバの磁界と永久磁石磁界との相互作用を図解し、 図22は時間に関する釣合取り装置のロータの角度位置のグラフであり、3つ の異なるドライバコイルのエネルギーパルスに対するロータの応答を示し、 図23はドライバコイルのエネルギーパルス対釣合取り装置ロータの粘性減衰 のグラフであり、粘性減衰値を変えるためにロータの有効な作動を生じさせるド ライバコイルのパルスエネルギーの範囲を示し、 図24は本発明の一実施例のドライバコイルの電圧対時間のグラフ、 図25は本発明の一実施例のドライバコイルの電流対時間のグラフ、 図26は本発明の好ましい実施例の釣合取り装置のコントローラ/パワードラ イバ電子機器のブロック図、 図27はフローチャートであり、本発明の好ましい実施例の自動釣合取り機能 に関連するステップの手順を図解している。 発明の詳細な説明 図1は本発明の一実施例の教示に従い作られた釣合取り装置アッセンブリ11 0を示す。図示されたように、釣合取り装置110は、静止のおよび概ね「C」 形状または角度付形状のドライバ、すなわち、電磁界発生器120を含んでいる 。電磁界発生器120は概ね円形の回転アッセンブリ部分130と電磁気的に連 絡している。釣合取り装置アッセンブリ110はさらに、遠隔して静止のマイク ロプロセッサを基本とするコントローラ140を含んでいる。コントローラ14 0はストアされたコンピュータプログラムの制御の下に作動し、一つの実施例で は、ストアされたプログラムおよびこの説明で後に述べられるような、ある環境 的および計測されたパラメータにより特定される方法でアッセンブリ110を制 御するよう適合されている。後で分かるように、アッセンブリ110の制御はド ライバ120を選択的に作動することにより最も良く達成される。図示のように 、ドライバ120は部分130に接触せず、空隙150により分離された、比較 的近接位置に位置されるように適合されている。かかる空隙は、本発明の好まし い実施例では、機械の作動中における回転アッセンブリ部分130と静止のドラ イバ120との間の摩擦接触を許すことなく、出来る限り小さくすべきである。 さらに詳しくは、この空隙は1インチより小さく、最も好ましくは、約1/16 インチから1/8インチよりも小さくすべきである。電磁気信号がドライバ12 0から生じ、アッセンブリ130に受け取られる。電磁気信号により招かれるパ ワーロスは空隙の長さの代数的二乗に直接に比例するので、空隙が小さい程、釣 合取り装置はより効率的である。 当業者には明らかであるべきであるように、回転アッセンブリ130は通常の 機械のスピンドルないしは他の回転部材を、環すなわち開口160を介して取り 外し可能に受け入れるべく適合されている。さらに、間隙150が空気からなる ことが現に意図されているが、他の発明の実施例では、間隙は中空部材に囲繞さ れた流体または他の形式の材料により満たされ得ることが本発明により意図され ている。中空部材はドライバ120に取り付けられ、かつ、アッセンブリ110 の回転部分130にさらに接触してもよい。材料の選択は、電磁界伝達または発 生器120と回転アッセンブリ130との間の連絡の効率のようなファクターに 基づき得る。 図2は本発明の第2の実施例を示している。この実施例では、ドライバ、すな わち、電磁界発生器220は釣合取り装置の回転機械受入部分230に関して同 心に位置された概ね円形状アッセンブリからなっている。図2に示された回転ア ッセンブリ部分230は、一つの実施例では、図1に示され、かつ、それに関し て先述した回転アッセンブリ130と実質的に同じである。さらに、図1におけ るように、同心のドライバ220と回転アッセンブリ230との間には間隙24 0が存在する。この間隙240はまた、「C」形状の側置きドライバ120と回 転アッセンブリ130との間の間隙と同様に、空気以外のある流体でもって満た されてもよい。さらに、間隙240の好ましい間隔は、一つの実施例において、 間隙150に関して先述したのと実質的に同じである。 さて、図3を参照するに、図1に示された本発明の実施例の部分破断面図が示 されている。側置きドライバ120の断面図は、ドライバコイルコア310と2 つの独立の電気コイル巻線320および321とを示している。ドライバコア3 10は磁性材料からなり、電流がコイル巻線320および321を流れるときに 発生される磁束を集中し強化するよう作用する。ドライバコア310は磁性材料 の一体物から作られるか、または、部品のアッセンブリから構成してもよい。コ イル巻線320および321は、本発明の好ましい実施例では、実質的に独立し たコイルを形成するように巻かれ互いに絶縁された電線からなる。電流の方向は 図3における紙面に直交している。電流がこれらの巻線を選択的に流れると、ア ッセンブリ350および351を釣合補償を達成すべく移動させる電磁界が発生 される。このプロセスはさらに本書において後述する。 図3にさらに示されるように、一実施例では、回転アッセンブリ部分130は 、概ね円形で実質的に同じ形状の極板330、331および332の組合せを含 んでいる。極板330、331および332は、概ね円形で互いに同じ形状の非 磁性、かつ、好ましくは非電導性のスペーサ340および341により離間され ている。スペーサ340および341は、本発明の好ましい実施例では、矩形断 面の軸対称な環状アルミニウムまたはステンレス鋼のリングからなる。スペー サの矩形断面は約1/4インチ長さの側部を有すべきである。スペーサの外径は 極板330〜332の外径と実質的に同じであるべきである。極板330〜33 2の間で、非接触に近接して、ロータ350および351が存する。極板330 〜332、スペーサ340〜341およびロータ350〜351は、図3に示さ れ、かつ、それを参照して説明された幾何学的形状とは異なる形状を有してもよ い。しかしながら、本発明の一実施例では、極板330〜332は全てほぼ同じ 寸法および形状であるべきである。スペーサ340〜341もまた、ロータ35 0〜351がそうであるように、互いに同じ形状を有すべきである。しかしなが ら、ロータの形状は、各ロータがその自らの中心線回りに不釣合となるように修 正される。後述するように、ドライバ120は電磁気的に、ストアされた制御ソ フトウエアに従い、かつ、ある計測された量に従い、ロータ350〜351およ びそれらの付随する「重りスポット(heavy spots)」に機械受入部分130に関 して回転を生じさせる。 本発明の第2の実施例が図4に示されている。断面図が先述の、図2に示した 同心のドライバ220を示している。ドライバコア410は、電流がドライバコ イル巻線420または421のいずれかを流れるときに発生される磁界を強化す る。本発明のドライバ部分220を除き、図4に示される他の残りの構成部品は 図3を参照して説明されたものと本質的に同じであり得るということは当業者に は明らかであろう。 本発明の好ましい実施例では、ロータ350は構造および作動においてロータ 351と実質的に同じであり、極板330もまた構造および作動において極板3 31および332と実質的に同じであるということが、当業者にはまた明らかで あろう。この理由により、以下の説明はロータ350と極板330および331 との組合せに中心を置く。しかしながら、以下の説明は、ロータ351と極板3 31および332とにも等しく適用可能であるということが認識されるべきであ る。 本発明の好ましい実施例では、ロータ350は実質的に円形状を有し、ステン レス鋼、アルミニウム、または、他の望ましい通常の非磁性材料から製作すなわ ち形成されている。ロータ350は所望の、かつ、選択された寸法の径および幅 を有し得るが、本発明の好ましい実施例では、直径および幅は、それぞれ、約6 インチおよび約0.25インチである。さらに、ロータ350は複数の永久磁石 360および361を有し、それらは等間隔で、開口160から離れて、ロータ の外周に取り付けられている。永久磁石360〜361は、それらの磁極が機械 の回転軸に平行に向き、かつ、隣接する磁石が逆極性を有するように取り付けら れている。さらに図示のように、ロータ350は極板330および331の間で ボールベアリングアッセンブリ370によって懸架されている。ボールベアリン グアッセンブリ370は、ロータ350が付加された磁界に応答して極板330 および331に関して回転的に動くのを効果的に許容する。異なる数でもよいが 、本発明の好ましい実施例では、約45個のほぼ同じボール380が各ボールベ アリングアッセンブリ370および371に用いられている。本発明の好ましい 実施例では、選択的な方法によるロータ350および351の動きが機械の回転 不釣合を修正し、かくて、機械の回転周波数における振動を低減ないしは排除す る。かかるロータの動きは、以下に論ぜられるように、ドライバ120、ボール ベアリングアッセンブリ370、極板330〜331および永久磁石360〜3 61と協働して、コントローラ140により達成される。 かかるロータの不釣合修正の動きを理解するために、ロータ350および35 1とそれぞれのロータの重り、すなわち、不釣合修正の「スポット」とを概略的 に表した図5を参照する。図示のように、ロータ350および351の各々は、 不釣合ベクトル520および521を生ずる、より重い部分510および511 を含んでいる。これらの不釣合ベクトル520および521は数学的に組合わさ って、正味の不釣合修正ベクトル530を形成する。正味の不釣合修正ベクトル は、各ロータの有効重量(effective weight)の大きさおよび角度位置、または、 各ロータの個々の「不釣合」ベクトルを知ることで、三角法を用いて計算され得 る。これらの重り付けされた部分はロータ350および351に沿って、所望の パターンに分配されてもよい。図6が示すように、各ロータの重り付けされた部 分は、一実施例では、個々のロータ350〜351内に締結された鉛または他の 比較的高密度材料の挿入体610からなっている。各挿入体610は、ロータ3 50、351の位置およびスポットの重さに関係する、方向および大き さの両者を有するベクトルをもたらす。種々のベクトルはロータの一つの「重り 」スポット510となる。図7に示されているように、重り付けられた部分は、 他の実施例では、穴710を機械加工することにより、さもなくば、ロータの部 分からその部分が他のロータ部分よりも軽くなるように材料を取り除くことによ り、導入されてもよい。機械加工された穴のパターンは、本発明の一実施例では 、より小径の穴720を含む。これは構造的一体性を維持しつつ増大された質量 をロータから取り除くことを許す。本発明の一実施例では、ロータ350〜35 1は釣合取り装置の回転アッセンブリ130に、ボールベアリングアッセンブリ 370〜371を用いて取り付けられていることに注意されたい。図8はボール ベアリングアッセンブリ370を示し、これは実質的に371と同じである。イ ンナーベアリングレース810は釣合取り装置の回転アッセンブリ130に取り 付けられている。アウターべアリングレース820はロータ350または351 を支持し、それが釣合取り装置の回転アッセンブリ130に関して、参照番号8 30で示されるように、摩擦無く回転することを許容している。乾燥摩擦(dry f riction)を最小にする必要性は本書の後で論ずる。ベアリングアッセンブリ37 0は、本発明の一実施例では、ミシガン州、MuskegonのKaydon Corporationによ り製造されているモデルKAO35CP0ベアリングアッセンブリと実質的に同じ、市販 のボールベアリングアッセンブリである。 最大の釣合せ能力を許容するためには、釣合取り装置110は、所望の釣合修 正をもたらすべく生じさせられる結果のモーメント530を除き、機械の回転軸 回りに釣合、すなわち、「静止(quiescent)」しているべきであることが理解さ れるべきである。それ故に、ロータが互いに向き合って位置されたとき、釣合取 り装置の回転アッセンブリは静的に釣り合っているべきである。図9は、丁度、 かかる「中立」の釣合形態を概略的に表している。ロータの不釣合510〜51 1は、有効な釣合修正をもたらさないように、互いに180°対向して、最初は 位置され得る。後述するように、コントローラ140は機械の不釣合910を判 断する。ロータ350〜351およびそれらのそれぞれの重りスポット510〜 511が、後述の手段により、適当な釣合修正をもたらす位置に回転される。こ の状態が図10に示されている。ロータの重りスポット510〜511 は、有効な釣合修正ベクトル530が機械の不釣合910と位置において正しく 対向し、同じ大きさとなるように置かれる。この状態が釣合の取れた機械に帰し 、機械振動の主要な発生源を基本的に無くす。 極板330の前面図が図11に示されている。極板330〜332は磁性材料 からなる。本発明の好ましい実施例では、それらはロータ350よりも僅かに大 きな外径を有し、かつ、さらに極板330の内周周りに等しく離間された概ね矩 形状のフランジまたはノッチ1110を有している。ノッチの周方向幅は、各ノ ッチの間に存する、または、位置された突出材料1120の周方向幅と同じであ る。極板のノッチ1110は、通常、協働的、無摩擦的、かつ、磁気的に、永久 磁石を含有するロータ350を受け入れている。ノッチは、ロータが回転するの を妨げるために永久磁石の磁界をキャンセルすべく機能する。この作用は、外部 動力源から動力が供給されていないときでも、釣合取り装置のロータがスリップ せず、回転機械が著しい回転加速下にあるときでも釣合状態が変化せずに留まる ことを許容するということを意味する。 図12は、ロータ350の安定平衡位置を示し、ロータは、その永久磁石36 0〜361が各極板のノッチ1110の両縁部に配列されている。磁石は交番す る極性で取り付けられていることに注意されたい。図中の矢印1210は、一方 の磁石から極板の突出部1120を横切り隣接する磁石への磁束経路を表してい る。磁石の一対および極板の突出部の一対の断面図である図13にさらに示され るように、永久磁石対360〜361は、通常、極板の突出部1120〜112 1および永久磁石対360〜361が面することにより形成された磁気回路を駆 動する。磁気回路の磁束線1210は図12および13に矢印により表されてい る。極板の突出部1120〜1121に対する磁石360〜361の相対的配置 がロータの安定的な平衡位置を表している。磁気回路の抵抗はこのロータ位置で 最小化されるので、ロータの如何なる角度的動揺もロータを安定的な平衡位置に 留めようと作用するロータ上のトルクとなり、それ故、ロータのスリップに抵抗 する。 ノッチの幾何学的形状は概ね矩形状であるが、円形または楕円形を含む他の形 状も可能であり、および/または、望ましいということが理解されるべきであ る。本発明の好ましい実施例では、中間すなわち中央の極板331も他の2つの 極板330および332と同じノッチを有している。本発明の他の実施例では、 極板331はノッチを有さず、構造鋼の如き磁性材料の固体片であってもよい。 中央の極板331にノッチを設けないと、ロータのスリップに対する最大抵抗を 約2倍減少させることになる。 ドライバ120が作動されたとき、極板330〜332および磁石360〜3 61に時間により変動する磁界が誘起される。本発明の好ましい実施例では、こ の時間により変動する磁界によるエディ電流損失を低減するために、極板330 、331および332の各々が鋼または積層鋼により作られている。磁石および ロータの動きを生じさせるのは、このドライバの磁束により選択的に中断される 永久磁石の磁束回路1210である。 図14は「C」形状の側置きドライバ120の側断面を示している。本発明の 一実施例では、側置きドライバ120は機械の中心線から離れる半径方向におい て、約1.5〜2.0インチの厚み、かつ、釣合取り装置の回転アッセンブリ1 30と大凡同じ軸方向の厚みである。この図はさらに、ドライバコア310の周 りにドライバコイル320が巻かれる方法を図解している。コイルが励磁される と、磁束が発生される。図15は図3と同様の断面図であるが、単一のコイル巻 線320が励磁されたときに発生される磁束経路1510を示している。磁束経 路は側置きドライバ120と釣合取り装置の回転アッセンブリ130との間の空 隙150を横切り、永久磁石360を通過している。コイル巻線320〜321 の各々は独立して励磁でき、いずれかのロータ350〜351を通過する磁気回 路を有効ならしめることができる。 全磁束の一部が釣合取り装置の回転アッセンブリ130から離れる空間を通過 するように誘起されるので、側置きドライバ120は同心のドライバ220より も電磁気的に効率が低い。さらに、同心のドライバよりも側置きドライバではコ アのより小さな体積を概ね同じ磁束が通過しなければならないので、側置きドラ イバのコア材料においては磁気飽和の機会が多い。それ故に、幾何学的または他 の制限の為に側置きドライバ形態を必要としない適用例においては、同心ドライ バがより望ましい。同心ドライバ220の断面が図16に示されている。また頁 の面に平行なドライバコイル420により誘起された磁束線1510が示されて いる。同心のドライバコア410は、本発明の一実施例では、半径方向に約1イ ンチの厚みで、釣合取り装置の回転アッセンブリ130と実質的に同じ軸方向厚 みを有している。釣合取り装置の回転アッセンブリ130と相互作用する同心ド ライバ220の対応する断面図が図17に示されている。磁束経路1510は回 転アッセンブリ130を、かつ、図21に示されたのと同様に永久磁石を通過し て横切っていることに注意されたい。しかしながら、同心ドライバ220は側置 きドライバ120よりも電磁気的により効率的である。というのも、全磁束のよ り大きなパーセントが永久磁石と相互作用することができるからである。 図18は図13と類似の断面を示している。しかしながら、図18はドライバ 120または220のいずれかにより発生された磁束経路を示している。磁束1 510は極板の突出部1120および1121の間を流れ、非磁性のロータ35 0および永久磁石360〜361を横切る。図19においては、ドライバ120 または220からの磁束1510が、永久磁石360〜361による磁束121 0と並置して示されている。二つの磁界が相互作用するとき、回路の上側部分( 例えば、磁石361の底部)の磁束線ないしは磁界は一般的に相殺するが、磁石 360の頂部における磁束ないしは磁界は累積する。かかる磁界の相互作用は、 ドライバに発生された磁界に直交する方向の力1910をロータ上に創成する。 この力は、ロータが磁気抵抗を最小にしつつ磁束密度を最大にする位置に引かれ ることにより発生される。かかる位置は、磁石360が磁極板の突出部1120 の中間点に整列され、かつ、磁石361が磁極板のノッチ1110の中間点に整 列されたときに見出される。図20は、ロータ350が電磁気的に発生された作 動力1910の方向2020に動いたときのロータ350の中間の新しい位置2 010を図解している。一旦、ドライバの磁界が取り除かれると、中間のノッチ 位置は不安定になる。かくて、ロータの動力学は、ドライバが励磁されたときの ドライバと永久磁石との相互作用により、および、ドライバが非励磁時の、ロー タを安定な平衡位置に留める傾向にある永久磁石単体により生じせしめられる力 により制御される。この安定位置は、図12に示されるように、磁石が極板のノ ッチの両縁部に整列された所である。 希な状況で、ロータが不安定な平衡位置で動かなくなることが理論的に可能で ある。図21は、再度、ドライバの磁界1510と永久磁石の磁界1210とを 図19と同じく示している。しかしながら、ロータは、磁石360〜361が極 板のノッチ1110または突出部1120の中間点に整列された「中間ディテン ト(mid-detent)」位置にある。ロータは励磁されたコイルに対し安定な平衡位置 に既にあるので、ドライバコイルの磁界によってはロータ上にトルクは存しない 。ドライバコイルが励磁されていないときは、ロータは不安定な平衡位置にある 。ロータが正確に「中間ディテント」位置に留まる限り、ロータには正味トルク が存しない。しかしながら、もしも、ロータがその位置から摂動されると、ロー タはその磁石が極板のノッチの縁部に整列される安定平衡位置に回転する。ロー タベアリング内での「クーロン(Coulomb)」ないしは「乾燥(dry)」摩擦が大きけ れば大きい程、ロータが中間ディテント位置で動かなくなる可能性は大きくなる 。それ故に、ロータベアリング内での乾燥摩擦の大きさを最小化することが有利 である。もしも、ロータが動かなくなったとしたら、ロータを安定な平衡位置に 戻すに充分な程、ロータを軽く動かすべく釣合取り装置は回転的に加速されても よい。さらに、多くの場合、小さなドライバコイル励起パルスが用いられ得る。 永久磁石および極板材料内に僅かな不完全性および非対称性が存すると仮定する と、小さなパルスはロータを不安定な平衡状態から変位させるための小さなトル クをロータ上に生じさせ得る。しかしながら、本書において後述するように、ロ ータに作用すべく存するある量の粘性流体摩擦を有することもまた有利である。 しかしながら、まず、ドライバコイルを通る電気的パルスが如何にロータの動き を生じさせるかを理解することが必要である。 本発明の好ましい実施例では、ドライバの励起パルスはその持続時間が比較的 短く、かつ、ロータが一つのレチクル(reticule)から中間レチクル(mid-reticul e)位置まで動くに要する時間のオーダーである。この位置を越えると、コイルド ライバに誘起された力は逆方向に作用し、ロータを中間ディテント位置に戻そう とする。電気的パルスは、ロータが次のディテント位置にステップしそれを越え ないために要求されるロータ運動量を与えるトルクを生じさせるべく、適当な大 きさおよび持続時間のものでなければならない。ロータの運動量の変化 は力積を与えることにより生ずる。この概念は数学的に次式により表される。 力積=運動量の変化 または、 ここで、F=力 t=時間 m=質量 Δv=速度の変化 対応する回転的な関係は、 ここで、T=トルク t=時間 I=回転質量慣性モーメント もし、不十分な力積が与えられると、ロータは再度その元の位置に落ち着くで あろう。もし、過剰な力積が与えられると、ロータは過剰な運動量を有し、ディ テントをスキップする。これらの場合の各々の例が図22に示されている。プロ ットは、一軸上のロータの角度位置2210に対する他軸上の時間2220を示 している。ドライバコイル電流によりもたらされる力積は、図22に示される「 丁度よい」ケース2230の如く、ロータに一つの位置のステップを信頼性よく 生じさせるべきである。曲線2240は、「過剰」の力積がドライバによりロー タに加えられた後のロータの応答である。曲線2250は、不十分な力積が供給 されたとき、如何にしてロータが簡単にその元の位置に落ち着くかを示して いる。各釣合取り装置は異なるロータ慣性特性を有するかもしれないので、コイ ルパルスの持続時間および大きさは各釣合取り装置のデザインに応じて修正され る必要があろう。 本発明の一実施例では、粘性流体が釣合取り装置の回転アッセンブリの内部に 封入される。この流体はロータに粘性摩擦減衰をもたらす。粘性摩擦が存在する ことは、ロータを作動するのに必要なコイルのエネルギーも増大するが、ロータ の作動を成功させるドライバの力積がより広い範囲で許されることにより、ロー タの作動の信頼性を増大させる。如何なる摩擦も存在しなければ、作動のとき、 エネルギーがシステムから失われないので、ロータは永久に動き続ける。それ故 に、摩擦はエネルギーをロータから取り去り、後続するステップ位置へオーバー シュートすること無く次のディテント位置にロータを落ち着かせるために必要と される。「乾燥」摩擦は、上述のようにローターが動かなくなる可能性を増大す るという傾向の故に、望ましくない。粘性、ないしは、「ウエット」摩擦減衰は ロータの角速度の関数として、ロータにトルクをもたらす。これはロータがその 不安定な平衡位置で動かなくなることを生じさせないであろう。ロータの一ステ ップのスキップを生ずること無く、ロータを次のディテント位置に成功裏に作動 させる力積の大きさの範囲がある。粘性減衰を増大することは、作動を環境およ び製造バラツキに対してより鈍感とすることにより、許容できる力積の範囲を増 大させ、かつ、釣合取り装置の信頼性を増大させる。しかしながら、信頼性が増 大されると、粘性摩擦はシステムからエネルギーを消失するので、必要とされる 増加分のエネルギーが犠牲となる。図23は、粘性減衰を増大すると、如何にエ ネルギー入力の許容範囲が増大するかを図示している。図はドライバコイルパル スのエネルギー入力2310に対するロータの粘性減衰2320の両軸上のプロ ットを示す。曲線2330および2340は、ロータのステッピングを成功裏に 生じさせる、それぞれ、最大および最小のドライバコイルパルスエネルギー入力 を表している。最大2330および最小2340の曲線の間に存する領域235 0は、ロータのステッピングを成功裏に生じさせるドライバパルスエネルギーの 範囲を表している。この範囲の上下の領域2360および2370は、ロータの 「過大ステッピング」および「過小ステッピング」を生じさせるエネル ギーをそれぞれ表している。許容できるエネルギー入力の範囲2350は粘性流 体減衰が増大するに伴い増大していることに注意されたい。しかしながら、ステ ッピングに要求されるエネルギーもまた、減衰はシステムのエネルギーを消失す るので、粘性減衰の増大に伴って増大する。要求される信頼性とエネルギー入力 との間の適切な相殺取引(trade-off)は、各釣合取り装置の適用例の仕様を条件 として決定されねばならない。一旦、適切な妥協が定められると、粘性減衰は適 切な粘性流体を選ぶことにより設定される。 流体の粘性はしばしば温度に大きく依存する。それ故に、釣合取り装置は比較 的高温環境下では、より信頼性無く作動することがある。本発明の一実施例では 、温度センサが流体の温度をフィードバックする。予め実験的に決定された温度 −粘性テーブルが、継続した信頼性のある釣合取り装置の作動を許容すべく、温 度が上昇するにつれドライバコイルパルスエネルギーを適切に減ずるよう用いら れる。 各ステップにおいて単一方向のロータ作動を得るために、ドライバのパルスの 極性は交番されねばならない。図24はドライバコイルを通る電圧パルスの「形 状」の一例を示している。図24は電圧2410および時間2420軸を備える プロットである。4つのドライバ電圧パルス2430が示されている。各パルス はロータの一ステップの動きを生じさせる。パルスは、継続した作動を生じさせ るべく、極性が正に交番されていることに注意されたい。図25は電流2510 対時間2520の軸上のプロットを示す。電圧パルスによる結果のドライバコイ ル電流が示されている。この電流の「立ち上がり時間」および衰退特性は、当業 者には明らかであるように、印加されたコイル電圧とコイルインピーダンスとの 関数である。 要求されるドライバのパルスの大きさは、ロータの磁石と極板のノッチとの磁 気結合により創成される保持力ないしはスリップ抵抗の平方根にほぼ比例すると いうことが当業者には知られるべきである。かかる「ディテント力」ないしはス リップ抵抗は次の式3により支配される。 ここで、Fr=ディテント磁力 A=磁束の断面積 Br=ディテント永久磁石に誘起される磁束密度 μo=自由空間の透磁定数 次の式4はロータをそのディテント位置から変位するのに要するドライブ力を 与える。 ここで、Fd=ロータに加えられるドライバの磁力 Bd=ドライバの磁界密度 作動は、下のときのみ生ずる。 ここで、Id=ドライバのパルス電流 上式から、例えば、スリップ抵抗が2倍の磁束密度を有する磁性材料を用いる ことにより4倍になると、ドライバのパルス電流は2倍にしなければならないこ とが分かる。 ディテント力のパルス大きさ(および付随するドライバの磁束密度Bd)との 関係は、図1の側置きドライバを用いるときの極板の磁気飽和に特に関係がある 。というのも、側置きドライバは図2の同心ドライバよりも磁束透過の断面積が 小さいからである。もしも、材料の飽和の問題に遭遇したなら、式6に示される ように、ドライバの磁束密度Bdを減ずるためにディテント力を減ずることが必 要であるかもしれない。代替として、同じスリップ抵抗が、式6に従い必要とさ れるドライバの磁束密度Bdを減ずることになる減ぜられた磁束密度Brで、より 大きな永久磁石面積Aを用いることにより維持されてもよい。 かくて、本発明の好ましい実施例では、各ロータが機械の不釣合を補償するた めに適当な位置に選択的に作動され得る。 (B)制御ハードウエア 種々のアッセンブリに用いられる制御技術を理解するために、図26を参照 する。図26は本発明の好ましい実施例の教示に従って作られたコントローラ1 40を示す。特に、コントローラ140は、テキサス州AustinのMotorola Corpo rationにより製造され商業的に入手可能なModel 80C196KCからなるマイクロコン ピュータ2615を含んでいる。マイクロコンピュータ2615は、当業者には 明らかであるように、(後述の)「オンライン」で必要な計算を遂行するよう適 合された16ビットの中央処理装置(central processinng unit)およびマイクロ コンピュータ2615に受け入れられるアナログ振動信号をデジタル化するのに 用いられる10ビットのアナログ/ディジタルコンバータを含んでいる。マイク ロコンピュータ2615はまた、(後で説明する)位置センサから受け取る信号 のパルス持続時間を計測するよう適合された3つの縁部感応タイマ、および、デ ィスプレイまたはキーボードと通信するのに用いられる一対のパラレルポートを 含んでいる。最後に、マイクロコンピュータ2615はRS-232Cタイプのシリア ルポートを含んでいる。本発明の好ましい実施例では、後述する制御アルゴリズ ムの全てがマイクロコンピュータ2615内で計算、かつ、遂行される。 図26にさらに示されるように、コントローラ140は、マイクロコンピュー タ2615に通信可能に連結され、WSI Corporationにより製造され商業的に入 手可能なModel PSD301からなるメモリモデュール2620をさらに含んでいる。 特に、メモリ2620は約32Kバイトの読み出し専用タイプのメモリおよび約 2Kバイトの随時書き込み読み出しタイプのメモリを含む。本発明の最も好まし い実施例では、コントローラ140の動作を定めるのに用いられるソフトウエア プログラムの全てが、ソフトウエアの変形の全てを含んで、メモリ2620にス トアされている。 コントローラ140は、図26に示すように、本発明の好ましい実施例では、 テキサス州AustinのTexas Instruments Companyにより製造され商業的に人手可 能なmodel TLC2201からなる差動増幅器2625もまた含んでいる。増幅器26 25は速度または加速度トランスデューサ2635のいずれかからの信号263 0を受けるように適合されている。信号2630はそれ故に、計測された振動の 量すなわち大きさを示している。差動増幅器2625はトランスデューサ 2635からの入力を受け取り、「60ヘルツハム(60Hz hum)」と呼ばれる如き 共通モードタイプのノイズを引き続き排除する。増幅かつ条件付けられた信号が それから出力され、デュアル積分器(dual integrator)2640に通信的に結合 される。 本発明の好ましい実施例では、デュアル積分器2640はテキサス州Austinの Texas Instruments Companyにより提供され商業的に入手可能なModel TLC2202か らなる。特に、デュアル積分器2640は増幅器2625から増幅かつ条件付け られた信号を受け取り、この信号を工具またはスピンドルに関連する変位または 位置値へ変換する。この変換された信号はそれから、本発明の好ましい実施例で は、カリフォルニア州SunnyvaleのMaxim Corporationにより製造され商業的に入 手可能なModel MAX 260からなるデジタルフィルタ2645に通信的に連結され る。 本発明の最も好ましい実施例では、フィルタ2645は狭帯域タイプの4次デ ジタルフィルタからなる。特に、このフィルタは、バッファ2650に受け取ら れ、かつ、それとの関係で説明される、工具またはスピンドルの回転速度に直接 的に関係する中心周波数を有するように適合されている。図示のように、フィル タの中心周波数はフィルタクロック2655から発される出力信号によって制御 される。実際は、本発明の最も好ましい実施例では、フィルタ2645の中心周 波数はクロック2655の周波数の約1/100である。さらに、クロック26 55の周波数はマイクロコンピュータ2615が受け取る回転速度値に応じてマ イクロコンピュータ2615により制御される。このフィルタの出力は、約20 0Hzのコーナ周波数を有するローパスフィルタ2657に受け取られる。ローパ スフィルタ2657は通信的にレベル変換器(level translator)2660に連結 されている。本発明の好ましい実施例では、レベル変換器2660はテキサス州 AustinのTexas Instruments Companyにより製造され商業的に入手可能なModel T LC2201からなる。特に、レベル変換器2660は、動力供給源2665から発さ れる電圧信号の約半分に相当する位置周りに受け取った振動信号を中心0付ける よう適合された一段のオペアンプ(single stage operational amplifier)を含ん でいる。本発明の最も好ましい実施例では、変換器2660から発される 出力信号は、入力信号が無いとき、約2.5volts DCのレベルの電圧を有してい る。従って、変換器2660から発される電圧信号は、振動または加速トランス デューサから最初に得られた変位値を表す。この信号は通信的にマイクロコンピ ュータ2615に連結され、後述の方法で、ストアされたソフトウエアと組み合 わされて用いられる。 さらに図示されるように、コントローラ140はまた、一連の位置検出バッフ ァ2650を含んでいる。本発明の好ましい実施例では、バッファ2650はテ キサス州AustinのMotorola Companyにより製造され商業的に入手可能なModel 74 HC14からなる。特に、これらのバッファ2650は、本発明の好ましい実施例で は、イリノイ州FreeportのMicro Switch(Honeywellの一事業部)により製造され 商業的に入手可能なmodel SS400からなる、3つのホール効果装置2670,2 671および2672からの入力信号を受け取る。ホール効果センサは回転機械 に関して静止され、かつ、釣合取り装置アッセンブリに非接触で近接して取り付 けられている。ホール効果装置2670,2671および2672の出力信号は 、それぞれ、スピンドルの位置およびロータ350および351の位置を表す。 より詳しくは、これらの装置、すなわち、センサ2670〜2672の各々は、 回転アッセンブリ130およびロータ350および351の各々に配置されてい る磁石のターゲットにその特定のセンサが近接している時間の長さに比例するパ ルスを発生する。当業者には明らかであるように、スピンドルの速度は回転アッ センブリの磁石ターゲットの通過により発生されるホール効果センサのパルスの 割合(rate)を計数することにより計算され得る。回転アッセンブリに対する各ロ ータの角度位置は、各ロータ上の磁石ターゲットにより発生されるセンサパルス と回転アッセンブリの磁石ターゲットにより発生されるパルスとの間の位相のズ レを観察することにより、それから、推定され得る。 一時的にバッファ2650にストアされた出力データは、後述の方法でソフト ウエアにより用いられるべくマイクロプロセッサ2615に通信的に結合される 。さらに図示されるように、コントローラ140は通信部分2675を含んでい る。これは、本発明の好ましい実施例では、Maxim Companyにより生産されてい るModel MAX232として普通呼ばれている市販のモデュールないしはチップから なる。部分2675を用いることで、マイクロコントローラ2615は典型的な ホストコンピュータ2680へ情報を伝達し、かつ、ホストから情報を受け取る ことができる。 さらに図示されるように、コントローラ140はまた、キーボード2685お よびディスプレイ2686を含み、本発明の好ましい実施例では、それぞれ、Na tional Semiconductor CompanyおよびSCIにより製造され商業的に入手可能なMod el 74C923およびModel LM1200SYLコンポーネントからそれぞれなる。特に、キー ボード2685は、オペレータに釣合取り装置アッセンブリ110の運転開始、 ストップおよび作動制御を許すようマイクロコンピュータ2615と通信すべく 適合された12キーのキーパッドである。ディスプレイ2686は、振動、不釣 合時の角度およびロータ位置のような状況および制御情報を表すべく適合された 24キャラクタ×4ラインの液晶ディスプレイである。 図26にまた示されるように、コントローラ140はフルブリッジドライバ2 690およびハーフブリッジドライバ2691を含む。それらは各々、Internat ional Rectifierから入手可能なモデル番号IR2110によって識別される市販のコ ンポーネントからなる。フルブリッジドライバ2690はかかるコンポーネント を2個含み、一方、ドライバ2691はかかるコンポーネントを1個のみ含むと いうことが当業者には認識されるべきである。本発明の最も好ましい実施例では 、ロータ350がドライバ2690で制御され、一方、ロータ351はドライバ 2690および2691の組合せでもって制御される。かかる制御は、メモリ2 620内に含まれているストアされたソフトウエアプログラムに応答してマイク ロコントローラ2615によって選択的にドライバ2690および2691を励 磁することにより達成される。最後に、コントローラ140はインターフェース 部分2695を含み、これは本発明の好ましい実施例では、Model OAC5として識 別される市販のインプット/アウトプット通信コンポーネントからなる。このI/ Oコンポーネントは、ミシガン州Detroitにオフィスを有するGrayhill Corporati onから得られる。コンポーネント2695は、マイクロコントローラにAllen-Br adley Model 8600の如き通常の数値制御器2696との通信を許容する方法で、 マイクロコントローラ140に通信的に連結されている。 「RUN」、「READ」および「ALARM」の如き通常の数値制御器の信号が数値制御器 に送られ得る。上記から、マイクロコントローラ140がスピンドルの振動およ びロータの位置を表す信号を受け取り、受け取った信号に応答して、ドライバ2 690および2691を先に述べたロータに所望の位置に回転するのを許容する 方法で、選択的に励磁または励磁を生じさせるということが当業者には明らかで あるべきである。ロータの動きを生じさせるこのドライバの励磁は、機械の不釣 合を補償すべく所望の方法で重りスポットを位置付ける。 図5に示されるように、各ロータ350,351は固定された任意の基準点に 関して計測されたそれぞれの角度により表される識別可能な位置を有する。さら に、各ロータ350,351はそれに付随されて予め定められた不釣合大きさ部 510,511を有している。それぞれの不釣合大きさ部510,511は角度 位置の組合せで、角度位置により決定される方向成分と不釣合量により決定され る大きさとを有するベクトルを形成する。正味の修正ベクトル530は2つのベ クトル510および511を加えたベクトルから生ずる。 (C)自動機械釣合取り方法 本発明の好ましい実施例では、マイクロプロセッサに基づくコントローラ26 11がメモリにストアされたソフトウエアアルゴリズムを含み、それが釣合取り 装置の自動的作動を生じさせる。 回転機械の不釣合を補償するためには、スピンドルの不釣合大きさおよび角度 位置が評価されねばならない。以下の説明は、本発明の好ましい実施例における 、この評価のための計算と自動的な釣合取りのためのステップを詳細に述べる。 振動の大きさおよびスピンドルの不釣合大きさ間の関係は線形であるが不知で あると仮定される。線形であるとの仮定は多くの適用例において良好である。と いうのも、振動の大きさは重大であるが、それらは比較的小さいからである。あ る測定可能な量に基づいて不釣合大きさおよび角度位置を評価するために数学的 アルゴリズムが用いられる。機械のデータが前もってストアされていないときに 評価を達成するためには、「試験的」釣合取りステップが校正のために必要であ る。これは、運転開始後、釣合取り装置の「バラスト」がそれが最終的な修正位 置に動かされる前に、任意の試験的な位置に動かされねばならないことを意味す る。釣合取り装置のロータは制限された保持トルクの故に、スピンドルの運転開 始の際にスリップし得るので、初期の釣合修正は必ずしも「中立」でなくともよ い。釣合修正は如何なる位置でもよい。下記に説明されるベクトルの数学方程式 はこの可能性を考慮している。しかしながら、ある適用例に対しては、機械の形 態について振動/不釣合の関係は予め知られていよう。かかる場合には、試験的 な釣合修正を用いる校正は不必要であろう。必要とされる釣合取りの時間を減ら すために、釣合取り装置のロータはスピンドルの運転開始のほぼ直後に適切な補 償位置に直接的に動かされてもよい。しかしながら、振動/不釣合比が必ずしも 知られていないより一般的なケースのためのルーチンを提供することが賢明であ る。一般的なケースのための自動的釣合取りアルゴリズムにおけるステップが図 27のフローチャートに概略示されている。これらのステップを以下説明する。 ステップ1、機械の運転開始2705: 運転開始時、釣合取り装置のコントローラは自動的な機械監視/釣合取りルー チンを開始する。 ステップ2、計測2710: 振動トランスデューサおよびロータ位置センサを用いて次の量が計測される。 ・初期振動大きさ v1(長さの単位のピーク大きさ) ・初期振動位相角 θv1(任意の機械基準に関するラジアン) ・初期釣合取り装置ロータの角度 θa1、θb1 ステップ3、比較2715: 機械振動レベルのピークが予め設定された振動限界と比較される。もし、振動 が最大限界を越えるなら、釣合取りルーチンが実行される。もし、振動が設定さ れた限界以下に留まっていれば、釣合取りコントローラは計測ステップ2、27 10に戻り、振動が継続して監視される。 ステップ4、校正選択2720: もしも、速度および機械の振動レベルに対する不釣合情報をマップ化した機械 の剛性(stiffness)データが利用可能であれば、釣合取り装置の校正は必要でな く、アルゴリズムは直接ステップ8、2740にスキップする。 ステップ5、試験的ロータ角度計算2725: 釣合取り装置のロータに対する試験的校正角度はある基準に基づき選ばれる。 基準は、制限はされないが、以下を含む。1)校正ステップ中の不釣合を最小に する。2)計測の不確実性による釣合取り装置のエラーを最小にする。または、 3)釣合取りに必要な時間を最小にする。 ステップ6、試験的位置へのロータの作動2730: ロータがドライバ120を用いて必要な試験的位置に作動される。 ステップ7、計測2735: 次の量が計測される。 ・「試験的」振動大きさ v2(長さの単位のピーク大きさ) ・「試験的」振動位相角 θv2(任意の機械基準に関するラジアン) ・「試験的」釣合取り装置ロータの角度 θa2、θb2 ステップ8、評価2740: 上で計測された値を用いて、コントローラは不釣合大きさBu(質量−長さの 単位、または、釣合取り装置の能力の単位無し%)および位相角θuを計算する 。 ステップ9、釣合取りロータの角度の計算2745: 必要な修正ベクトルを与える釣合取り装置のロータの角度θa、θbを計算する 。もしも、それぞれのロータの不釣合大きさが非常に近似しているならば、例え ば、ロータは有効な修正角度からほぼ等しい角度に置かれるであろう。どちらの ロータがどちらの位置に動くかは、1)釣合取りの時間を最小にする、または、 2)ロータが動いている間に存する不釣合大きさを最小にすると言うようなある 基準に基づいて、決定することができる。 ステップ10、ロータ作動2750: ロータが、動力ドライバ120を用いて必要な位置に動かされる。 コントローラはそれからステップ2、2710に戻り、機械のパラメータの変 化がさらなる釣合取りを必要とするまで機械の振動を監視する。 機械内の回転不釣合は、ベクトル代数学の概念を用いてステップ8、2740 において評価される。評価を促進するために、ステップ2、2710およびステ ップ7、2735からの計測されたベクトルは、デカルト座標のxおよびy方向 成分に下記のように分解される。 左欄のピーク振動レベル信号成分値は長さの単位を有することに注意されたい 。ロータの不釣合成分値は単位無し、または、不釣合の単位(質量−長さ)を有 する。ロータはBaおよびBbの不釣合大きさをそれぞれ有している。これらの値 は既知で固定と仮定されている。 釣合取り装置が機械に取り付けられると、回転不釣合の合計は、釣合取り装置 ロータの不釣合大きさと固有の機械回転不釣合とのベクトル総和からなる。それ 故に、計測された振動の値もまた各不釣合源のベクトル総和の結果となる。我々 は、未知の機械回転不釣合成分をxuおよびyuと定義する。我々はまた、回転不 釣合と振動レベルとの間の関係をRとして定義する。この比Rはベアリングおよ びシャフト剛性の関数であり、また未知であると仮定される。もしRが所与の機 械作動条件に対し既知であれば、評価はより簡単であり、ここには示されない。 次の式は、初期および試験的計測に対し、各成文方向における不釣合/振動の関 係を定義している。 3つの未知数と4つの方程式がある。我々は、これらの未知数を解くためには 3つの方程式を必要とするのみであるから、我々は最後の式を捨て、次の線形代 数系の方程式を得ることができる。 固有の計測の不確実性による評価エラーを低減するために、最後の式が保持さ れ、優決定系(over-determined system)が最小二乗法で解かれ得る。しかしなが ら、式9の一定系(determinate system)は、ここに示されるように、単に逆行列 (matrix inversion)により解くことができる。 記号を用いてこの逆行列を数的に表現すると次のようになる。 不釣合ベクトルの大きさおよび位相角は、Buおよびθuにより表される。 不釣合角度象限は、成功裏の釣合取り補償のためには正確に決定されねばなら ない。最も高いレベルのプログラム言語コンパイラは、xおよびy方向ベクトル 成分が与えられると適切な象限でベクトルの角度を計算する組み込み関数(intri nsic function)「atan2」を含んでいる。 必要とされる釣合修正大きさBcは不釣合の大きさと同じである。修正角度θ cは不釣合から180°(またはπラジアン)離れている。 修正角度は、もしもそれが360°を越えるなら適切な極象限にマップ化され 戻されるべきである。この修正はそれから2つの釣合取り装置ロータを用いるこ とにより実行される。等しく不釣合なロータにおける対応するロータの角度θa およびθbは次式で与えられる。 いくつかのケースでは、ロータが製造バラツキにより僅かに異なる不釣合を有 する。このような場合には、当業者には知られているべき三角法を利用する僅か により複雑な式が用いられねばならない。 どちらのロータがどちらの位置に動くべきかは、ロータが最小の組み合わされ た距離を動くように決定される。 本発明は上に図解したおよび説明した通りの構成および方法に限定されないと いうことが理解されるべきである。以下の請求の範囲に規定された本発明の精神 および範囲から逸脱することなく、種々の変形がなされ得る。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成8年11月26日(1996.11.26) 【補正内容】 請求の範囲 1.機械の釣合取り装置であって、 (a)磁界を発生する静止のドライブ手段、および (b)機械に連結され、前記ドライバから発される前記磁界を受け、それに応 答して動くロータ手段 を備えることを特徴とする機械の釣合取り装置。 2.前記ドライバは「C」形状のハウジング、コイルコア、および、一対の巻線 を備えることを特徴とする請求項1記載の機械の釣合取り装置。 3.前記ドライバ手段は前記ロータ手段に同心に取り付けられていることを特徴 とする請求項1記載の機械の釣合取り装置。 4.前記ロータ手段は、複数の周方向に離間された磁石を有する少なくとも一つ のロータ、および、前記複数の周方向に離間された磁石の一つを磁気的に受け入 れる少なくとも一つのノッチを有する板を備えることを特徴とする請求項1記載 の機械の釣合取り装置。 5.前記静止のドライバ手段は、前記磁界の発生を選択的に生じさせるストアさ れたプログラム制御の下に作動するマイクロプロセッサ手段を備えることを特徴 とする請求項1記載の機械の釣合取り装置。 6.前記静止のドライバ手段は、前記機械の釣合取り装置に付随する振動を計測 する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の機械の釣合取り装置。 7.前記磁界は比較的短い持続時間のパルスを備えることを特徴とする請求項1 記載の機械の釣合取り装置。 8.不釣合を補償する装置であって、 (a)不釣合を評価する手段、 (b)複数の可動ロータであって、各々が周方向に取り付けられた磁石(複 数)を有し、前記磁石が複数の磁界を発生するロータ、 (c)可動のロータに関して静止の複数の極板であって、前記複数の可動ロー タを協働的に分離し、前記複数の磁界を受ける複数の極板、および、 (d)前記ロータを動かすように前記複数の磁界を選択的に中断する電磁界を 発生するドライブ手段、 を備えることを特徴とする不釣合を補償する装置。 9.前記ドライバ手段は、ほぼ「C」形状のハウジング、コイルコア、および、 一対の巻線を備えることを特徴とする請求項8記載の不釣合を補償する装置。 10.前記ドライバ手段は、前記装置に同心に取り付けられていることを特徴と する請求項8記載の不釣合を補償する装置。 11.前記ロータはある時間の継続中に動かされ、前記電磁界は前記ある時間の 継続よりも実質的に短い期間を有する少なくとも一つのパルスを備えることを特 徴とする請求項8記載の装置。 12.前記ドライバ手段はさらに、前記巻線の各々を別々に、かつ、選択的に励 磁する手段を備えることを特徴とする請求項8記載の装置。 13.複数の周方向に離間されたノッチを有する極板、 複数の周方向に離間された磁石を有するロータであって、前記永久磁石が複数 の電磁気回路を形成すべく前記ノッチと相互作用するロータ、および、前記ロー タの動きを生じさせるために前記複数の電磁気回路を中断するのに有効な実質的 に電磁気エネルギーの短いパルスを生ずる発生手段、 を備えることを特徴とする電磁気的に作動される回転機械不釣合補償装置。 14.前記ロータは少なくとも一つの高密度部分を備えることを特徴とする請求 項13記載の補償装置。 15.さらに、前記少なくとも一つの高密度部分の所望の、および所定の位置へ の動きを生じさせるために前記発生手段を作動させる制御手段を備えることを特 徴とする請求項14記載の補償装置。 16.さらに、前記補償装置の不釣合を計測し、前記計測不釣合を前記制御手段 に通信する手段を備えることを特徴とする請求項14記載の補償装置。 17.前記制御手段は、ストアされたプログラム制御の下に作動可能であること を特徴とする請求項16記載の補償装置。 18.前記発生手段は、前記補償装置に同心に取り付けられていることを特徴と する請求項13記載の補償装置。 19.前記発生手段は、実質的に「C」形状であることを特徴とする請求項13 記載の補償装置。 20.機械の釣合取りの方法であって、 (a)第1の部材を前記機械に可動に結合し、 (b)前記第1の部材に複数の磁石を置き、前記複数の磁石はある磁界を形成 しており、 (c)前記ある磁界を中断し、前記第1の部材を所定の位置に動かすのに有効 とする、 ステップを備えることを特徴とする方法。 21.前記第1の部材に少なくとも一つの重り部分を置くステップをさらに備え ることを特徴とする請求項20記載の方法。 22.前記ある磁界を中断するステップは、実質的に短い時間継続の電磁気エネ ルギーの少なくとも一つのパルスを発生することを特徴とする請求項20記載の 方法。 23.さらに、第2の部材を設け、かつ、第2の部材に少なくとも一つのリサイ タル(recital)を形成し、前記少なくとも一つのリサイタルは前記複数の永久磁 石の一つを受け入れるべく適合されていることを特徴とする請求項20記載の方 法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,C A,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI ,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,M G,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM, TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 カーリン,ジャック アメリカ合衆国 84663 ユタ州 スプリ ングヴィル ノース 80 イースト 984

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.機械の釣合取り装置であって、 (a)磁界を発生する静止のドライブ手段、および (b)機械に連結され、前記ドライバから発される前記磁界を受け、それに応 答して動くロータ手段 を備えることを特徴とする機械の釣合取り装置。 2.前記ドライバは「C」形状のハウジング、コイルコア、および、一対の巻線 を備えることを特徴とする請求項1記載の機械の釣合取り装置。 3.前記ドライバ手段は前記ロータ手段に前記ドライバを同心に取り付けるもの であることを特徴とする請求項1記載の機械の釣合取り装置。 4.前記ロータ手段は、複数の周方向に離間された磁石を有する少なくとも一つ のロータ、および、前記複数の周方向に離間された磁石の一つを磁気的に受け入 れるよう適合された少なくとも一つのノッチを有する板を備えることを特徴とす る請求項1記載の機械の釣合取り装置。 5.前記静止のドライバ手段は、前記磁界の発生を選択的に生じさせるストアさ れたプログラム制御の下に作動するマイクロプロセッサ手段を備えることを特徴 とする請求項1記載の機械の釣合取り装置。 6.前記静止のドライバ手段は、前記機械の釣合取り装置に付随する振動を計測 する手段を含むことを特徴とする請求項1記載機械の釣合取り装置。 7.前記磁界は比較的短い持続時間のパルスを備えることを特徴とする請求項1 記載の機械の釣合取り装置。 8.不釣合を補償する装置であって、 (a)不釣合を評価する手段、 (b)複数の可動ロータであって、各々が周方向に取り付けられた磁石(複 数)を有し、前記磁石が複数の磁界を発生するロータ、 (c)可動のロータに関して静止の複数の極板であって、前記複数の可動ロー タを協働的に分離し、前記複数の磁界を受ける複数の極板、および、 (d)前記ロータを動かすように前記複数の磁界を選択的に中断する電磁界を 発生するドライブ手段、 を備えることを特徴とする不釣合を補償する装置。 9.前記ドライバ手段は、ほぼ「C」形状のハウジング、コイルコア、および、 一対の巻線を備えることを特徴とする請求項8記載の不釣合を補償する装置。 10.前記ドライバ手段は、前記装置に同心に取り付けられていることを特徴と する請求項8記載の不釣合を補償する装置。 11.前記ロータはある時間の継続中に動かされ、前記電磁界は前記ある時間の 継続よりも実質的に短い期間を有する少なくとも一つのパルスを備えることを特 徴とする請求項8記載の装置。 12.前記ドライバ手段はさらに、前記巻線の各々を別々に、かつ、選択的に励 磁する手段を備えることを特徴とする請求項8記載の装置。 13.複数の周方向に離間されたノッチを有する極板、 複数の周方向に離間された磁石を有するロータであって、前記永久磁石が複数 の電磁気回路を形成すべく前記ノッチと相互作用するロータ、および、前記ロー タの動きを生じさせるために前記複数の電磁気回路を中断するのに有効な実質的 に電磁気エネルギーの短いパルスを生ずる発生手段、 を備えることを特徴とする電磁気的に作動される回転機械不釣合補償装置。 14.前記ロータは少なくとも一つの高密度部分を備えることを特徴とする請求 項13記載の補償装置。 15.さらに、前記少なくとも一つの高密度部分の所望の、および所定の位置へ の動きを生じさせるために前記発生手段を作動させる制御手段を備えることを特 徴とする請求項14記載の補償装置。 16.さらに、前記補償装置の不釣合を計測し、前記計測不釣合を前記制御手段 に通信する手段を備えることを特徴とする請求項14記載の補償装置。 17.前記制御手段は、ストアされたプログラム制御の下に作動可能であること を特徴とする請求項16記載の補償装置。 18.前記発生手段は、前記補償装置に同心に取り付けられていることを特徴と する請求項13記載の補償装置。 19.前記発生手段は、実質的に「C」形状であることを特徴とする請求項13 記載の補償装置。 20.機械の釣合取りの方法であって、 (a)第1の部材を前記機械に可動に結合し、 (b)前記第1の部材に複数の磁石を置き、前記複数の磁石はある磁界を形成 しており、 (c)前記ある磁界を中断し、前記第1の部材を所定の位置に動かすのに有効 とする、 ステップを備えることを特徴とする方法。 21.前記第1の部材に少なくとも一つの重り部分を置くステップをさらに備え ることを特徴とする請求項20記載の方法。 22.前記ある磁界を中断するステップは、実質的に短い時間継続の電磁気エネ ルギーの少なくとも一つのパルスを発生することを特徴とする請求項20記載の 方法。 23.さらに、第2の部材を設け、かつ、第2の部材に少なくとも一つのレチク ルを形成し、前記少なくとも一つのレチクルは前記複数の永久磁石の一つを受け 入れるべく適合されていることを特徴とする請求項20記載の方法。
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