JP2001501479A - アンチセンスオリゴヌクレオチドの結合の同定 - Google Patents

アンチセンスオリゴヌクレオチドの結合の同定

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Abstract

(57)【要約】 標的mRNAに結合可能なアンチセンスオリゴヌクレオチドを同定する方法であつて、ハイブリダイゼーション条件下で前記標的mRNAとオリゴヌクレオチドライブラリーの要素のそれぞれとを個別に接触させること、ハイブリダイズしていない材料を除去すること、およびどの要素がハイブリダイズしているかを決定することを含み、ここで、前記オリゴヌクレオチドライブラリーは、予め決定されている共通の長さを有する複数の異なるヌクレオチド配列を含み、またここで、それぞれのヌクレオチド配列は4〜8塩基の既知の配列を含み、前記既知の配列の可能なすべての組み合わせが前記ライブラリー中に存在する、アンチセンスオリゴヌクレオチドの同定方法。

Description

【発明の詳細な説明】 アンチセンスオリゴヌクレオチドの結合の同定 発明の分野 本発明は、アンチセンス剤がRNA分子内においてアクセスする部位を同定する ための方法、およびアンチセンスオリゴヌクレオチドを同定するための方法に関 する。 発明の背景 RNAに結合するオリゴヌクレオチド(ON)を同定するために使用されるほとん どのライブラリーストラテジーは、それらの選択方法の主要構成要素として、RN Ase Hによる標的mRNAの切断に依存している。しかし、これは、正常なWatson-Cr ick相互作用によって標的物と結合するONを対象に選択するに過ぎない。標的RNA に結合するONは、RNAse Hによる切断を仲介することができ得られたフラグメント は高分解能ゲル電気泳動によって単離することができる。好結果をもたらすONの 正確な配列は、フラグメントの配列を決定することによって決まる。Mishraおよ びToulme(1)は、標的物に結合するODN(オリゴデオキシヌクレオチド)の選 択的増幅に基づく別の選択手順を開発し、その結合に非Watson-Crick相互作用が あることを明らかにしている。彼らのプロトコルにおいては、RNAse Hストラテ ジーとちようど同じ配列決定が必要とされるが、彼らの決定するものはODNの配 列であり、標的RNAフラグメントの配列は決定していない。更に、ほとんどのラ イブラリーストラテジーでは、溶液中で遊離のライブラリーを使用するが、これ は、ライブラリー内のONのクロスハイブリダイゼーションの問題を伴う。このこ とは、クロスハイブリダイゼーションが最小限に抑えられたサブセットの多数の ライブラリーを使用することによって解決することができるが、このことにより 有効なアンチセンス特性を有するODNを選択しなければならず労力がかかる。 発明の概要 本発明は、標的mRNAに結合可能なアンチセンスオリゴヌクレオチドを同定する 方法を提供し、該方法は、ハイブリダイゼーション条件下で標的mRNAとオリゴヌ クレオチドライブラリーの要素のそれぞれとを個別に接触させること、ハイブリ ダイズしていない材料を除去すること、およびどの要素がハイブリダイズしてい るかを決定することを含み、ここで、オリゴヌクレオチドライブラリーは、予め 決定されている共通の長さを有する複数の異なるヌクレオチド配列を含み、また ここで、それぞれのヌクレオチド配列は4〜8塩基の既知の配列を含み、該既知 の配列の可能なすべての組み合わせがライブラリー中に存在する。 オリゴヌクレオチドライブラリーのそれぞれの要素を個別の容器内の標的mRNA に接触させ得、該標的mRNAは該容器内に固定され得る。あるいは、オリゴヌクレ オチドライブラリーのそれぞれの要素をハイブリダイゼーションアレイ上の個別 の位置で固定化してもよい。好ましくは、既知の配列の長さは4〜6である。 オリゴヌクレオチドライブラリーのそれぞれの要素は、1組のヌクレオチド配 列を含んでもよい。それぞれのヌクレオチド配列は、既知の配列を含むウインド ウ領域および8塩基以下の隣接領域を有してもよく、ここで、隣接領域内におけ る塩基の可能なすべての組み合わせがそれぞれの組に存在し、ヌクレオチド配列 の共通の長さは12塩基以下、好ましくは10塩基以下である。ヌクレオチドは、DN Aアナログから作製してもよい。 1つの構成において、どの要素がハイブリダイズするかを決定する工程は、よ り迅速にハイブリダイズする要素を決定することを含む。 ハイブリダイズする要素のそれぞれの配列を、標的mRNAに関する配列情報と比 較し、標的mRNAにおいて1つ以上のアンチセンス結合部位を同定してもよい。 好ましい実施態様の説明 本発明は、mRNA内のアクセス部位を同定する問題を意図しているが、この技 術の目的は、任意のRNA分子に適用可能で、配列決定を必要とせず、RNAse Hの使 用によって左右されない系においてアクセス部位を見出すことである。本特許に おいて強調したい点は、短いオリゴヌクレオチド(ON)プローブ、好ましくは4 マーのONプローブライブラリーを使用することである。本発明は、ライブラリー におけるプローブのそれぞれと標的物とのハイブリダイゼーション反応を追跡す ることによって、短いONプローブに対するRNAのアクセス部位を決定する方法を 提供する。プローブは個別に単離され、反応中に存在し、そしてプローブまたは 標的RNAのいずれか一方が固定化される。 4マーという短いウインドウを有するプローブを用いる理由には、ある所定の 4マーはそのほとんどが2次または3次構造上に出現することが仮定されている ことにある。個々のハイブリダイゼーションによって得られるデータは、1次構 造を対象に解釈される:RNAの1次構造内に4マーが重複して偏在することによっ て、いくつかの4マーのアクセス領域へのハイブリダイゼーションが顕著になる 。曖昧さ(Ambiguities)は、一部に、結合の動力学の解析により解決すること ができるはずであり、4マーが1回を超えて生じる場合でさえもなお、ほとんど の場合、RNA中に存在するほとんどのアクセス領域を同定することが可能である はずである。短いプローブを使用することの重要性は、それによりライブラリー のすべての要素のハイブリダイゼーションの挙動を較正し、そして規準化できる ことにある。何故なら、ライブラリーは、実際的でないほどには大きくはないか らである。4マーライブラリーは256の要素を有し、これは適度の数字であり、 そして系を較正するために多数のモデル分子に対してそのようなライブラリーを 試験するのに現実的である。ほとんどの4マーは所定の程度のアクセス容易度に 対して異なる結合エネルギーを有するため、較正は重要である。ハイブリダイゼ ーション動力学に基づきアクセス可能である分子の領域を同定するためには、個 別の重複した4マーが異なる動力学を有する同じアクセス部位に結合することを 考慮して、規準化された動力学データを比較し得ることが必要である。プローブ の空間的単離を所望する場合、構築および操作するためには小さなアレイのプロ ーブがより安価である。更に、短いプローブの方が、ハイブリダイゼーション反 応の解析を複雑にするそれ自体の任意の2次または3次構造を有し難い。 ハイブリダイゼーション時間は、それぞれのハイブリダイゼーション反応につ いての動力学データを取るために変化し得る。所定の時間後にハイブリダイズし たプローブONの量から、標的物に対するそのプローブの結合親和性についての定 量的データが得られる。ハイブリダイゼーション期間を変化させることによって 、それぞれのプローブのハイブリダイゼーションに要する経過時間を知ることが できる。構造の任意の領域のアクセス容易性は、その相補的プローブが結合する のにかかる時間と逆関数関係にあり、それゆえ、このアプローチによって、2次 構造についての詳細な情報を獲得することができる。シンチレーション近接アッ セイ(Scintillation Proximity Assay(Amesham社製))と組み合わせると、以下 に記載のように、洗浄する必要がなく、より短いプローブを使用することができ 、そしてそれぞれのハイブリダイゼーション反応を実時間で追跡することができ るという点で、この系はより効果的である。 RNA構造の分子プローブ プローブの空間的単離および固定化により、溶液中で遊離しているオリゴヌク レオチドライブラリーの使用に伴うクロスハイブリダイゼーションの問題が避け られ、結果の解釈が簡単になる。この方法では、RNAse Hによる最も効果的な切 断部位を決定する必要がなく、標的RNAの構造についての詳細な情報が得られ、 効果的なアンチセンス剤を開発することができる標的化した分子の合理的な設計 を可能にし、RNAse Hによって仲介されたRNAの崩壊に基づいて操作する必要がな い。これまでのライブラリーストラテジーを超える利点: 本発明は、ONのランダムライブラリーを使用する。何故なら、所定の長さのON のランダムライブラリーにおいて、その長さにおいて可能な配列が全て提示され 、それゆえ、所定の標的RNAを含むその長さのすべてのサブ配列も提示されるか らである。このことは、ランダムライブラリーが任意のRNAに適用可能 であり、RNA内のすべての標的配列を含有することを意味する。ONは独立して監 視されることから、このことは、このアプローチが先行する特許PCT/GB96/02275 に記載の標的化されたライブラリーを必要とし、それらについての詳細な動力学 的挙動を提供することを意味する。従ってこの系により、正常なWatson-Crick相 互作用に対するRNAのサブ領域のアクセス容易性に関する明確なデータを取るこ とができる。 非Watson-Crick相互作用は、正常な相補的相互作用に比べて一般的ではないか もしれないが、これに類似の系において提示される。標的RNAに対して部分的に 相補的である領域との相互作用が予想される。Watson-Crick相互作用がここで起 こり得る唯一の潜在的な相互作用であるならば、そのような部分的なハイブリダ イゼーションは弱いものであることが予想されるが、MishraおよびToulmeが提唱 している(1)ように非Watson-Crick相互作用が役割を果たしているならば、こ れらの相互作用のサブセットは標的RNAとより強い相互作用を有することが予想 される。従って、このストラテジーは、非Watson-Crick相互作用である潜在的に 特異的な相互作用を同定する。 ランダムライブラリーで実施した実験と標的化したライブラリーで実施した実 験との結果には差異が認められるようである。本発明者らの先行の特許出願PCT/ GB96/02275で実施した実験のそれぞれのライブラリーによって、異なる切断部位 が同定された。それらの実験において、標的化されたライブラリーは、標的RNA 、TNFaの3つの特異的サブ領域しか含まなかった。しかし、このライブラリーに よって同定された部位は、ランダムライブラリーでは同定されなかった。このこ とは、おそらく、標的化したライブラリーがより少ない要素しか有さず、ここで 、それぞれの要素は、ランダムライブラリーの要素である場合より高い相対濃度 で存在することによるものであろう。従って、ランダムライブラリーは、標的化 されていないライブラリーには含まれていない領域において、より多くのアクセ ス部位を選出したが、標的化されたライブラリーにおいて使用される領域に対応 するONは同じ切断部位を選出しなかった。標的化されたライブラリーによって選 出された切断部位は、それらの相対的に高い濃度によるものと思われた ことから、これらは、最もアクセス容易なものではなかったかもしれない。クロ スハイブリダイゼーションの問題も、これらの系において評価するのは困難であ り、この効果の影響は、ライブラリーのそれぞれのタイプに対して異なると思わ れる。この新規のアプローチによりこれらの効果のすべてが規準化されるはずで あり、更により多くの重要なデータが得られる。 このアプローチにより動力学的データも得られるはずであり、下記の通り、標 的RNAの構造に関する詳細なデータが得られる。 ハイブリダイゼーション実験からの動力学的データ: それぞれのハイブリダイゼーション反応についての動力学的データを取るため に、ハイブリダイゼーション時間を変更することができる。所定の時間後のハイ ブリダイズしたプローブONの量は、標的物へのそのプローブの結合親和性につい ての定量的データを提供する。ハイブリダイゼーション期間を変更することによ って,ハイブリダイゼーション反応についての時間経過を取ることができる。構 造の任意の領域のアクセス容易性は、その相補的プローブが結合するのにかかる 時間と逆関数関係にあり、それゆえ、このアプローチによって、2次構造につい ての詳細な情報が獲得されるはずである。 必要とされるONの量のために大きなONのライブラリーを使用する場合、この手 順は不可能である。大きなライブラリーのそれぞれのプローブの較正には、大き な労力がかかるが、コンビナトリアルにより合成したチップの自動化画像解析に より、それは容易であり得る。しかし、大きなオリゴヌクレオチドを使用する必 要もなく、望ましくもない。リアルタイム重力学的アッセイ: 放射性標識は、所望の特性、特に、33P等のような短い経路長の低いエネルギ ー放射を生じる放射性同位元素を有する好ましい標識スキームである。放射性標 識により、近接アッセイの開発が可能にとなる。放出された放射線は、シンチレ ーションを含む様々な手段またはガイガーカウンターによって検出することがで きる。近接検出系および相当する近接アッセイは、標識から信号の強度を測定し 、検出器からの標識の距離の測定値を示す。例えば、シンチレーション近接アッ セイは放射線同位元素から放出される放射線の検出に基づく。シンチレーション の光増幅によって、シンチラント表面に到達する放射線の量を検出する。放射線 の特定の形態の平均の経路長はかなり短い。33Pからのβ放射線は、比較的エネ ルギーが低く、経路が短い。このことは、プローブが検出表面に比較的近い場合 にのみ33Pで標識したプローブが検出されることを意味する。放射源から遠い程 、測定される強度は低い。RNA分子を33Pで標識し、表面を有するシンチラント 上に固定化したオリゴヌクレオチドプローブとハイブリダイズさせるか、または その逆の場合、プローブにハイブリダイズしたRNAの量が増加するとシンチレー ションのカウントが増加することが予測される。検出しようとするシンチラント 表面の十分近くの溶液における遊離の分子からのバックグランドカウントがある ことから、実際のアッセイにおいて標識しようとするRNAまたはプローブに依存 して、標識RNAまたはプローブとの対照実験反応を実施しなければならない。こ の種の系では、プローブの空間的解離が必須である。何故なら、単一の放射性標 識しか一度に使用することができず、そのため、単一のプローブまたはRNAしか 一度に標識できないからである。放射性標識に基づいたシステムの主な利点は、 リアルタイムでハイブリダイゼーション反応を測定して詳細な動力学的データを 得ることができることである。リアルタイムでの分析は、Amersham Cytostar-T シンチレーションマイクロプレート等の適切なシグナル処理電子装置に連結した 光増幅および検出系によりシンチレーションを検出することによって達成するこ とができる。 ハイブリダイゼーションプローブ: 短いONのライブラリーを使用する場合は、相補性に関する困難が2つ生じる。 固定化したRNAへのプローブのハイブリダイゼーションが十分に強力であること を確実にするためには、合理的な程度のハイブリダイゼーションを確実にするた めにオリゴヌクレオチドが十分に長い必要があるが、プローブが長いほど、個々 のライブラリーの要素の挙動を解析する労力が大きくなる。RNA/DNAハイブリダ イズは、RNA/RNAまたはDNA/DNA二重鎖よりも高い結合エネルギーを有しそれらは いずれのホモ二重鎖よりも安定であるため、より短いプローブ鎖を使用すること ができ、それを相同的相互作用について使用し得、天然の核酸に対して天然の核 酸を含むプローブより高い結合親和性を有する非天然のアナログを使用すること ができる。非天然の核酸アナログ: 本アプローチはRNAse Hによる認識を必要としないため、非天然バックボーン の使用においてより高い柔軟性を有する。任意の相互作用の結合エネルギーを増 大するために非天然の塩基アナログを使用することができる。この系の目的のた めに、メチルホスホノジエステル結合またはペプチド核酸のように天然のホスホ ジエステル結合より低い荷電のバックボーンを使用し得る。プローブの結合相互 作用のエネルギーの増加は、より容易に固定化され、プローブ化されたオリゴヌ クレオチドによって二重鎖領域の鎖の侵入を可能にするのに有用であり得る。そ の動力学は、侵入された領域の構造についての有用な情報を示すはずである。ON プローブの「結合」時間の増加 本実施態様で直面する弱いハイブリダイゼーションの問題は、ONが短いほど容 易に分子がその標的RNAから解離するという観点から見ると、極めて深刻である 。短いONを用いる構造プローブを実施する場合、多数のプローブオリゴヌクレオ チドを、固定化したRNAのウェルのそれぞれに添加する。このことにより、ハイ ブリダイゼーションに好ましいハイブリダイゼーション平衡が誘導され、それに より有意義なハイブリダイゼーションが生じ得る。しかし、一旦非結合のオリゴ ヌクレオチドが洗い流されると、平衡は、ハイブリダイズしたプローブの解離に 好ましく劇的に移行する。相互作用の結合エネルギーを増加させることによって 、「現時点の」結合オリゴヌクレオチドを増加させるために、様々な測定を行うこ とができる。上記の最初の実施態様に記載の非天然の核酸アナログについての類 似の考慮が、ここでも当てはまる。この段階では架橋エフェクターを簡便 に含み得、このエフェクターは、ハイブリダイズしたプローブが「固定される」 ことを確実にするために光活性である。 短いONプローブのライブラリーを使用することで、良好なハイブリダイゼーシ ョンを得るために合理的な長さの核酸を必要とするが、プローブに追加されるそ れぞれの更なる塩基はライブラリーのONの数を指数的に増加することが問題であ る。それぞれの組が、既知の配列の定められた数の塩基を含み、該配列は一方ま たは他方または両側に更なる定められた数の塩基が結合するような組でオリゴヌ クレオチドを構築することによって、オリゴヌクレオチドの短さに伴うハイブリ ダイゼーションの弱さの問題を克服することができ、ここで、ヌクレオチドの可 能なすべての組み合わせが提示され、これらは、ユニバーサル塩基であり得る: 上記の例は、Nで表した任意の塩基であり既知の「ウインドウ」配列XXXXの両 側に隣接する2つの塩基を有している。このように、256の異なる8マーの組が 存在し、固定化したRNAに結合するプローブとして使用し得る。これは、4マー をプローブとした時と効率的に同一であるが、隣接する塩基は相互作用の安定性 を増大する。非天然の核酸アナログを組み合わせる場合は、この代替物は複合体 の安定性を十分に増大し得、洗浄および定量的測定の実施を可能にする。 4マーという短いウインドウを有するプローブを使用することは、それらがあ まりにも頻繁にRNA内に出現し得る点で問題となり得、それにより動力学的デー タの解析をより困難にし得る。何故なら、単一のRNAにおいて、任意の所定の4 マーが2回を超えて存在する可能性があるからである。安定化する隣接領域を伴 い、5マーまたは6マーをウインドウとして使用することは、任意の所定のRNA にこれらが1回だけ出現する時に追加される労力に対処するために自動化された 系が利用可能であるならば、解析をより容易にし得る。 プローブのアレイ: マイクロウエルプレート上の個別のウェル内にプローブを空間的に単離するこ とによって、個々にオリゴヌクレオチド(ON)を試験することができる。標的RN Aを固定化し、このRNAに個々に蛍光標識したONを試すことができる。このように 4ntのONについては、等量のRNAが固定化されている256個のウェルのアレイが必 要である。それぞれのウェルに異なる標識ONが試みられる。ONを予め定められた 時間ハイブリダイズさせ、次いで、ハイブリダイズしなかったONを洗い流し得る 。それぞれのウェルの蛍光を測定することによって、ハイブリダイズしONの量を 決定する。このアプローチでは、例えば、T7ファージRNAポリメラーゼ系を使用 して、容易に作製することができる有意な量のRNAが必要である。この他にも、O Nプローブを固定化して、これらに標識したRNAを試す方法がある。 ランダムオリゴヌクレオチドライブラリーは、一方で、アレイの異なる領域が ライブラリー内で異なるオリゴヌクレオチドを有するようにガラス表面上に固定 化されながら構築され得る(2)。可能なすべての配列が提示される場合、8ntの ONのランダムライブラリーには、48の要素が存在し得る。ONはアレイ上ですべ て固定化されるため、クロスハイブリダイゼーションは起こらない。 3次構造が不明であるRNAをクローニングし、例えば、T7ファージRNAポリメラ ーゼ系を使用してインビトロで多量に産生させることができる。RNAを蛍光標識 で標識することができる。次いで、RNAが正常な3次構造を取る条件への適用に 好ましい条件下、即ち、インビボでの細胞質条件でこれを用いて、固定化された ライブラリーに試みることができる。RNAを予め定められた期間、アレイ上でハ イブリダイズさせ、次いで、ハイブリダイズしなかったRNAを洗い流す。蛍光を 検出することによって、ハイブリダイゼーションが生じている場所が視覚化され る。蛍光が検出されるアレイの領域は、どのONにRNAがハイブリダイズするかを 示す。 これらのアプローチは、短いONプローブのハイブリダイゼーションの強度が弱 いという問題に直面する;プローブONのサイズの最小値は、大きな分子の RNAをアレイに固定化するのに必要な相互作用の強さによって決定され、RNAが洗 い流されないようにする。このことは実験により試験しなければならないが、RN Aが可動性の要素である場合、解離が速いという問題は緩和されるはずである。 何故なら、その分子のサイズでは、先に述べられた実施態様で使用された小さな ONよりも解離が若干緩慢になるはずだからである。既知配列の短いウインドウお よびランダム配列の隣接領域を有するONを作製する同じアプローチを本実施態様 に容易に適用することができ、非天然の核酸アナログについても同様に適用でき ると考えられる。ヌクレアーゼ耐性のアナログを使用する場合、再利用が可能で あるという点でホスホジエステル結合よりも有利である。何故なら、DNAのアレ イに損傷を与えるヌクレアーゼなどの混入を完全に除くことはできないからであ る。 それぞれのRNA分子が単一の蛍光タグを有する限り、本実施態様も定量的であ る。従って、最も強い蛍光を示すアレイの領域は、最も強力にRNAがハイブリダ イズしているアレイである。予め定められた期間ではなく、時間を変えてアレイ に標的RNAを反復して試みることによって、アレイのそれぞれの点で生じるハイ ブリダイゼーション反応についての詳細な動力学的情報を得ることができる。 蛍光標識の使用に代わる方法としては、アレイにプローブ結合するために使用 されるRNAに切断可能に連結した質量標識を使用する方法がある。ニコチン酸、 シナピン酸、ケイ皮酸等のGB 9700746.2に記載の種の光励起性化合物の誘導体で ある質量標識は光切断され、理想的にはレーザーを用いて適切な振動数の光を適 用することによって気相に励起され得る。そのような標識は、例えば、ターミナ ルトランスフェラーゼ反応または末端連結を用いてRNA分子に取り込まれる。こ の種のレーザー励起性質量標識で標識されたRNA分子がオリゴヌクレオチドプロ ーブのアレイにハイブリダイズする場合、アレイの異なる領域に対するRNAのハ イブリダイゼーションは、個々のオリゴヌクレオチドについて、MALDI(Matrix Assisted Lasser Desorption Ionisation)によって決定され得る。より簡単で 非励起性の質量標識も使用され得る。本実施態様において、RNAはアレイ とハイブリダイズし、ハイブリダイゼーション後、上清を除去して、アレイは上 記に挙げた類の励起性の薬剤中に入り、そして切断された標識のイオン化は、マ トリックスの励起によって間接的に仲介され得る。 合理的な薬物の設計とそのプロセス:3次構造の決定: 核酸の2次構造の設計方法はよく発達しており、これに類似の系由来のデータ と組み合わせて、標的RNAの3次構造の良好なモデルを開発し得る。これは、「 合理的な」薬物設計をより定量的なプロセスにするために開始する。NMR等の他 の方法と組み合わせれば、おそらく完全な構造決定が可能であろう。少なくとも 、正確な2次構造の予測が達成されるはずである。任意の所定のRNAについての 構造を決定するために更に必要な情報は、おそらく最小限であろう。データベースおよび薬物の選択: この系は、使用の際に、RNAの3次構造についての情報の総合的データベース を提供し、これは、RNA構造のより良好な理論的モデルをもたらし、効果的なア ンチセンス剤の設計のためのより特異的な標的化されたアプローチを可能にする 。Wagnerら(3)の証拠は、短いオリゴヌクレオチドが標的RNAに対して特異性 を示し得る事を示唆する。この示唆に適合させなければならない基準は、短いON が構造的に高い特異性を有するべきであることである。どのような構造的特徴が 広範に存在するかおよび何がまれであるかが一旦確立されれば、RNAの構造の総 合的データベースによって、これに類似の系は実際に直接潜在的な薬物を正確に 指摘し得る。それゆえ、まれな特徴について直接検索することは、薬物の候補の 選択をより簡単にし得る。より一般的なアンチセンス標的物: この系は、RNAse H感受性部位を検出するのに特異的ではなく、細胞中の様々 なRNAにおいてより一般的なアンチセンス剤を標的化するために使用され得る。 従って、この系は、リボソームなどのインビボでのより一般的な機能性RNA、ス プライシング装置および性決定との関与が最近示唆されている活性型RNAの標的 化を目的として、治療剤および研究用ツールの開発においてより一般的なアプリ ケーションのための能力を有する。自動化: 両実施態様とも、自動化液体処理システムにより実施され得る。何故なら、手 順が簡単であり、かつ反復性があるからである。ハイブリダイゼーションアレイ アプローチはおそらく、試薬がより安価であるが、アレイと標的RNAとの間の相 互作用の結合力が小さすぎてアレイの洗浄が可能でない場合は、実施は困難であ るかもしれない。第1の実施態様は、試薬をより多く必要とするが、この要件を 抑制するために、ウェルのマイクロアレイを構築することができる。 実施例 2TNFα cDNAサブフラグメントに対する4マーオリゴヌクレオチドのハイブリダ イゼーション: TNFα cDNAクローンのサブクローニング: ベクターpFC54.t中にTNFaの全長cDNA配列を含有するクローン番号53007(pAW73 1)を、American Type Culture Collection(ATCC),Rockville,Maryland,USAより 購入した。凍結乾燥した細菌を2mlのLB培地中に再懸濁し、100μlを100μg/m lのアンピシリンを含有するLB寒天プレート上に広げた。次いで、 そのプレートを30℃で一夜インキュベートした。次いで、プレート由来の単一の コロニーを用いて100μg/mlのアンピシリンを含有する100mlのLB培地に播種し 、これを225rpmで振盪しながら30℃で一夜インキュベートした。この後、Hereau s 17R3遠心分離機において溶液を5300rpmで15分間スピンすることによって、細 菌培養物をペレット化した。次いで、Qiaprep Midi Plasmid Purification Kit( Qiagen Ltd.)を製造者の指示に従って使用して、プラスミドを抽出した。次いで 、2μlのプラスミドを10単位のBamHIおよびHindIII(Boehringer Mannheim) で消化し、2μlのプラスミドを20μl中10単位のHindIIIで37℃で2時間消化 した。BamHIおよびHindIIIで消化するとTNFa挿入物(ATCC)が放出される。次い で、消化したプラスミドを1%寒天ゲル上で泳動させた。HindIII消化物は約700 bpのサイズのバンドを放出し、BamHIおよびHindIII消化物は約700bpのサイズの バンドおよび約800bpのサイズのバンドを放出した。700bpのフラグメントはHind IIIにより放出されたが、TNFa挿入物の3'末端側に相当する。HindIIIおよびBamH Iにより放出された800bpのフラグメントはTNFa挿入物の5'末端側に相当する。次 いで、これらの2つのバンドを滅菌済み外科用メス刃でゲルから切り出し、製造 者の指示に従ってGenElute Agarose Spin Columns(Supelco,USA)によりスピン し、DNAを抽出した。DNAを2.5容量の100%エタノールおよび0.1容量の3M酢酸 ナトリウムで沈殿させた。次いで、溶液を-20℃で30分間インキュベートし、次 いで、Heraeus A13ベンチトップ型遠心分離機において13000rpmで15分間スピン してDNAを沈殿させた。次いで、上清を注ぎ出し、ペレットを100μlの70%エタ ノールで洗浄して空気乾燥させた。次いで、乾燥ペレットを30μlの水に再懸濁 した。5μgのプラスミドpBluescript SK(+)(Stratagene)を、10単位のBamHIお よびHindIIIで、5μgをHindIII(Boehringer Mannheim)で、それぞれ50μl 中37℃で2時間かけて消化し、次いで製造者の指示に従いChromospin-100カラム (Clonetech)で精製した。Pharmacia Genequant分光光度計において260nmおよ び230nmでの吸収を読み取ることによって、精製したバンドおよび消化したバン ドのDNA濃度を測定した。次いで、700および800bpのバンドを、 800bpのフラグメントには400単位のT4 DNAリガーゼ(New England Biolabs)を、 また700bpのフラグメントにはRapid Ligation Kit(Boehringer Mannheim)を用い て、適切に消化したpBluescriptにライゲーションした。DNAを細胞とともに30分 間氷上でインキュベートし、続いて45秒間42℃での熱ショックして更に2分間氷 上に置くことにより、2μlのそれぞれの連結物を50μlのXL-1BLUEコンピテン ト細胞(Stratagene)に形質転換した。 この後、450μlのSOC培地を添加し、細胞を250rpmで振盪しながら37℃で1時 間インキュベートした。次いで、100μlの形質転換体を、100μg/mlのアンピ シリン、0.1mM IPTGおよび40μg/mlのX-GALを含有する寒天プレート上にプレー ティングした。次いで、プレートを37℃で一夜インキュベートした。 白色のコロニーを拾い、これを用いて100μg/mlのアンピシリンを含有する2. 5mlのLB培地に播種し、250rpmで振盪しながら37℃で7時間インキュベートした 。次いで、1mlの細菌培養物をエッペンドルフチューブにスピンし、Qiaprep Sp in Plasmid Kit(Qiagen)でプラスミドを抽出した。小規模で調製したそれぞれ のプラスミドの20%を適切な酵素で消化し、寒天ゲル上で泳動することによって 正確なフラグメントの存在を確認した。次いで、700bpのフラグメントを含有す るプラスミドおよび800bpのフラグメントを含有するプラスミド由来の残りの細 菌培養物をそれぞれ使用して、100μg/mlのアンピシリンを含有する250mlのLB 培地に播種し、次いで、250rpmで振盪しながら37℃で一夜インキュベートした。 この後、Hereaus 17RS遠心分離機において5300rpmで15分間溶液をスピンするこ とによって、細菌培養物をペレット化した。次いで、製造者の指示に従い、Qiap rep Midi Plasmid Purification Kit(Qiagen Ltd.)を用いてプラスミドを抽出 した。 インビトロでの転写 25μgのそれぞれのプラスミドを、1×緩衝液H(Boehringer Mannheim)の50 μl中50単位のClaIで37℃で3時間消化することにより線状化した。 次いで、製造者の指示に従い、Chromospin-100カラム(Clonetech)を用いて 消化したプラスミドを精製した。次いで、製造者の指示に従い、RiboMax Large Scale T3 RNA産生システム(Promege)を用いて、40μlのそれぞれのプラスミ ドを使用して200μlのインビトロ転写反応を設定した。次いで、製造者の指示 に従い、RiboMax Large Scale T3 RNA産生システム(Promege)を用いて、残り の10μlのそれぞれのプラスミドを使用して50μlのインビトロ転写反応を設定 したが、この時、RNAを蛍光標識するために、0.25μlのフルオロセイン-12-UTP (Boehringer Mannheim)をそれぞれの反応に含めた。すべてのインビトロ転写 反応物を37℃で3時間インキュベートした。 RNAがビオチン化オリゴにより捕捉され得ることの実証 5'CCACTAGTTCTAGAGCGGCCGCCACCGCGG3ビオチンの配列を有する3'ビオチン化オ リゴ(cap 53B)(pBluescript SK(+)のT3 RNAプロモーターから産生されるRNAの 5'末端側に相補的である)および5'ビオチン-CCCCCCCTCGAGGTCGACGGTATCGATAAG3' の配列を有する5'ビオチン化オリゴ(cap 35B)を、黒色ストレプトアビジン被 覆マイクロタイタープレート(Boehringer Mannheim)に固定化した。 50μlの10×SSC中200pmolのそれぞれのオリゴを、室温で1時間ハイブリダイ ズさせることによって、これを達成した。次いで、それぞれのウェルを100μl の10×SSCで2回洗浄した。次いで、700および800bpのフラグメントから産生さ れるフルオロセイン標識RNAを、65℃で5分間の熱処理により変性した。それぞ れのRNAの6分の1(50μlの10×SSC中)を、cap 35Bおよびcap 53Bを含有する ウェルに添加した。次いで、RNAを氷上で30分間インキュベートし、RNAをオリ ゴにハイブリダイズさせた。次いで、ウェルを100μlの10×SSCで3回洗浄し、 Xperiment 1.1.0ソフトウェアを用いるBiolumin 960(Molecular Dynamics)で 蛍光を測定した。 次いで、ウェルを100μlの5×SSCで3回、100μlの0.1×SSCで3回洗浄し 、この5×SSCおよび0.1×SSCの3回洗浄後に、前記と同様に蛍光を測定した。 読み取り値は相対蛍光単位で、バックグランドを差し引いている。cap 35B: 10×SSC 5×SSC 0.1×SSC 800bpフラグメント 66974 220 0 700bpフラグメント 44350 133 0cap 53B: 10×SSC 5×SSC 0.1×SSC 800bpフラグメント 50734 5136 686 700bpフラグメント 42660 1438 217 上記のデータは、マイクロタイタープレートに固定化されたcap53Bオリゴは、 pBluescript SK(+)のT3 RNAプロモーター部位から産生されるRNAを捕捉すること ができることを示す。このデータはまた、このRNAが高いストリンジェントの洗 浄で洗浄され得ることも示す(例えば、0.1×SSC)。 cap53BによるRNAの捕捉および4マーによるプロービング 200pmolのcap53Bオリゴを含有する100μlの15×SSCを黒色ストレプトアビジ ン被覆マイクロタイタープレート(Boehringer Mannheim)の64ウェルのそれぞ れに移し、室温で2時間インキュベートした。 次いで、ウエルを150μlの15×SSCで2回洗浄した。200μlの反応中の700お よび800bpクローンから転写されたRNA(上記を参照のこと)を85℃で2分間変性 させた。次いで、700および800bp RNA(産生については上記を参照のこと)の両 方を、16単位のリボヌクレアーゼ阻害剤(Boehringer Mannheim)を伴う100μl の15×SSC中24ウェル間でそれぞれ小分けし、氷上で1時間ハイブリダイズさせ た。次いで、ウエルを150μlの氷冷15×SSCで2回洗浄した。100μlの15×SSC 中200pmolのそれぞれの4マーを、RNAの両種について4 つのウエル(3つはRNAを伴い、1つはcap 53Bのみを伴う)に添加し、氷上に一 時間置いてハイブリダイズさせた。次いで、それぞれのウェルを150μlの氷冷1 5×SSCで3回洗浄し、上記のように蛍光を読み取った(上記を参照のこと)。再度 、ウェルを150μlの氷冷15×SSCで洗浄し、蛍光を測定した。 4マーの配列(すべてフルオロセイン標識)TACT、TACA、TAAA、TGTC、GTCA、 ACCA、TGAA、CACG。 すべてのデータ値を相対蛍光単位で表す。これらは、3つのウェルの平均値か らRNAを伴わないウェルから得られる読み取り値を差し引いた値である。800bp のフラグメントについて 700bp のフラグメントについて 上記のデータは、4マーTACA、TGTCおよびGTCAが強さの低い順に800bpのフラ グメントから転写されたRNAにハイブリダイズすることを示す。これらのオリゴ は、TNFaの開始コドンの「A」を塩基1として用いている1次配列において以下 の番号を付した位置に相当する。800bp のフラグメントについて 3つのすべてのオリゴの群が明らかに存在し、塩基250〜280付近で結合する。配 列中に同配列が認められるが、結合はしなかったオリゴは以下の通り。 700bp のフラグメントについて オリゴTAAA、TACAおよびTGAAは、強さの低い順に700bpのフラグメントから転 写されたRNAにハイブリダイズする。これらのオリゴは、TNFaの開始コドンの「A 」を塩基1として用いている1次配列において以下の番号を付した位置に相当す る。TACAはpBluescript SK(+)のT3 RNAプロモーター部位内に認められる。配列中に 同配列が認められるが、結合はしなかったオリゴは以下の通り 異なる組の4マーが2つの異なるRNA種にハイブリダイズするという事実は、 得られるシグナルが真のハイブリダイゼーションの生成物であり、特定の4マー の非特異的結合特性によるものではないことを証明している。このことは、AT 含有量100%、即ち最も低いTm値を有する4マーがハイブリダイズしたが、GC 75%含有量、即ち極めて高いTm値を有する4マーはハイブリダイズしなかった 事実からも更に認められる。 また、すべてのオリゴ配列が両RNA種に認められるが、オリゴの選択物のみは 結合し得、一例としては特定の配列の付近に群をなす。このように4マーが群を なすことは、このRNAの切片は単一鎖であるかまたはアクセス可能であり、即ち 、アンチセンスに対する明確な標的物である。 従って、本実験はRNAの単一鎖部分がプローブ化され得、4マーのハイブリダ イゼーションによって配列情報を得ることができることを証明する。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年11月16日(1998.11.16) 【補正内容】 請求の範囲 1.標的mRNAに結合可能なアンチセンスオリゴヌクレオチドを同定する方 法であって、ハイブリダイゼーション条件下で前記標的mRNAとオリゴヌクレ オチドライブラリーの要素のそれぞれとを個別に接触させること、任意にハイブ リダイズしていない材料を除去すること、およびどの要素がハイブリダイズして いるかを決定することを含み、ここで、前記オリゴヌクレオチドライブラリーは 、予め決定されている共通の長さを有する複数の異なるヌクレオチド配列を含み 、またここで、それぞれのヌクレオチド配列は4または5塩基の既知の配列を含 み、前記既知の配列の可能なすべての組み合わせが前記ライブラリー中に存在す る、アンチセンスオリゴヌクレオチドの同定方法。 2.前記オリゴヌクレオチドライブラリーのそれぞれの要素が個別の容器内の 前記標的mRNAに接触する、請求項1に記載の方法。 3.前記標的mRNAが前記容器内に固定化される、請求項2に記載の方法。 4.前記オリゴヌクレオチドライブラリーのそれぞれの要素がハイブリダイゼ ーションアレイ上の個別の位置で固定化される、請求項1に記載の方法。 5.前記オリゴヌクレオチドライブラリーのそれぞれの要素が1組のヌクレオ チド配列を含み、それぞれのヌクレオチド配列は前記既知の配列を含むウインド ウ領域および8塩基以下の隣接領域を有し、ここで、隣接領域内における塩基の 可能なすべての組み合わせがそれぞれの組に存在し、前記ヌクレオチド配列の共 通の長さは12塩基以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。 6.前記ヌクレオチド配列の共通の長さが10塩基以下である、請求項1〜5 のいずれか1項に記載の方法。 7.どの要素がハイブリダイズするかを決定する前記工程が、より迅速にハイ ブリダイズする要素を決定することを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載 の方法。 8.前記標的mRNAにおいて1つ以上のアンチセンス結合部位を同定するた めに、ハイブリダイズするそれぞれの要素の前記配列が前記標的mRNAに関す る配列情報と比較される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。 9.前記ヌクレオチド配列がDNAアナログから作製される、請求項1〜8の いずれか1項に記載の方法。 10.前記標的mRNAまたは前記オリゴヌクレオチドライブラリーの要素が 標識で標識され、前記標識の検出によりハイブリダイゼーションが決定される、 請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。 11.前記標識が蛍光標識または質量標識を含む、請求項10に記載の方法。 12.検出表面を使用してその付近の前記標識を検出する、請求項10に記載 の方法。 13.前記標識が放射性標識を含み、前記検出表面がシンチラントを含む、請 求項12に記載の方法。 14.標的mRNAに結合可能なアンチセンスオリゴヌクレオチドを同定する 方法におけるオリゴヌクレオチドライブラリーの使用であって、該オリゴヌクレ オチドライブラリーは、予め決定されている共通の長さを有する複数の異なるヌ クレオチド配列を含み、ここで、それぞれのヌクレオチド配列は4または5塩基 の既知の配列を含み、前記既知の配列の可能なすべての組み合わせは前記ライブ ラリー中に存在し、そして前記ライブラリーのそれぞれの要素が空間的に相互に 区別されている、オリゴヌクレオチドライブラリーの使用。 15.前記オリゴヌクレオチドライブラリーのそれぞれの要素が個別の容器内 に存在する、請求項14に記載の使用。 16.前記オリゴヌクレオチドライブラリーのそれぞれの要素がハイブリダイ ゼーションアレイ上に個別に位置する、請求項14に記載の使用。 17.前記オリゴヌクレオチドライブラリーのそれぞれの要素が1組のヌクレ オチド配列を含み、それぞれのヌクレオチド配列は前記既知の配列を含むウイン ドウ領域および8塩基以下の隣接領域を有し、ここで、隣接領域内における塩基 の可能なすべての組み合わせがそれぞれの組に存在し、前記ヌクレオチド配列の 共通の長さは12塩基以下である、請求項14〜16のいずれか1項に記載の使 用。 18.前記ヌクレオチド配列の共通の長さが10塩基以下である、請求項14 〜17のいずれか1項に記載の使用。 19.前記ヌクレオチド配列がDNAアナログから作製される、請求項14〜 18のいずれか1項に記載の使用。 20.前記標的mRNAまたは前記オリゴヌクレオチドライブラリーの要素が 標識で標識され、前記標識の検出によりハイブリダイゼーションが決定される、 請求項14〜19のいずれか1項に記載の使用。 21.前記標識が蛍光標識または質量標識を含む、請求項20に記載の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.標的mRNAに結合可能なアンチセンスオリゴヌクレオチドを同定する方 法であって、ハイブリダイゼーション条件下で前記標的mRNAとオリゴヌクレ オチドライブラリーの要素のそれぞれとを個別に接触させること、任意にハイブ リダイズしていない材料を除去すること、およびどの要素がハイブリダイズして いるかを決定することを含み、ここで、前記オリゴヌクレオチドライブラリーは 、予め決定されている共通の長さを有する複数の異なるヌクレオチド配列を含み 、またここで、それぞれのヌクレオチド配列は4〜8塩基の既知の配列を含み、 前記既知の配列の可能なすべての組み合わせが前記ライブラリー中に存在する、 アンチセンスオリゴヌクレオチドの同定方法。 2.前記オリゴヌクレオチドライブラリーのそれぞれの要素が個別の容器内の 前記標的mRNAに接触する、請求項1に記載の方法。 3.前記標的mRNAが前記容器内に固定化される、請求項2に記載の方法。 4.前記オリゴヌクレオチドライブラリーのそれぞれの要素がハイブリダイゼ ーションアレイ上の個別の位置で固定化される、請求項1に記載の方法。 5.前記既知の配列の長さが4〜6である、請求項1〜4のいずれか1項に記 載の方法。 6.前記オリゴヌクレオチドライブラリーのそれぞれの要素が1組のヌクレオ チド配列を含み、それぞれのヌクレオチド配列は前記既知の配列を含むウインド ウ領域および8塩基以下の隣接領域を有し、ここで、隣接領域内における塩基の 可能なすべての組み合わせがそれぞれの組に存在し、前記ヌクレオチド配列の共 通の長さは12塩基以下である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。 7.前記ヌクレオチド配列の共通の長さが10塩基以下である、請求項1〜6 のいずれか1項に記載の方法。 8.どの要素がハイブリダイズするかを決定する前記工程が、より迅速にハイ ブリダイズする要素を決定することを含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載 の方法。 9.前記標的mRNAにおいて1つ以上のアンチセンス結合部位を同定するた めに、ハイブリダイズするそれぞれの要素の前記配列が前記標的mRNAに関す る配列情報と比較される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。 10.前記ヌクレオチド配列がDNAアナログから作製される、請求項1〜9 のいずれか1項に記載の方法。 11.前記標的mRNAまたは前記オリゴヌクレオチドライブラリーの要素が 標識で標識され、前記標識の検出によりハイブリダイゼーションが決定される、 請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。 12.前記標識が蛍光標識または質量標識を含む、請求項11に記載の方法。 13.検出表面を使用してその付近の前記標識を検出する、請求項11に記載 の方法。 14.前記標識が放射性標識を含み、前記検出表面がシンチラントを含む、請 求項13に記載の方法。 15.標的mRNAに結合可能なアンチセンスオリゴヌクレオチドを同定する 方法におけるオリゴヌクレオチドライブラリーの使用であって、該オリゴヌクレ オチドライブラリーは、予め決定されている共通の長さを有する複数の異なるヌ クレオチド配列を含み、ここで、それぞれのヌクレオチド配列は4〜8塩基の既 知の配列を含み、前記既知の配列の可能なすべての組み合わせは前記ライブラリ ー中に存在し、そして前記ライブラリーのそれぞれの要素が空間的に相互に区別 されている、オリゴヌクレオチドライブラリーの使用。 16.前記オリゴヌクレオチドライブラリーのそれぞれの要素が個別の容器内 に存在する、請求項15に記載の使用。 17.前記オリゴヌクレオチドライブラリーのそれぞれの要素がハイブリダイ ゼーションアレイ上に個別に位置する、請求項15に記載の使用。 18.前記既知の配列の長さが4〜6である、請求項15〜17のいずれか1 項に記載の使用。 19.前記オリゴヌクレオチドライブラリーのそれぞれの要素が1組のヌクレ オチド配列を含み、それぞれのヌクレオチド配列は前記既知の配列を含むウイン ドウ領域および8塩基以下の隣接領域を有し、ここで、隣接領域内における塩基 の可能なすべての組み合わせがそれぞれの組に存在し、前記ヌクレオチド配列の 共通の長さは12塩基以下である、請求項15〜18のいずれか1項に記載の使 用。 20.前記ヌクレオチド配列の共通の長さが10塩基以下である、請求項15 〜19のいずれか1項に記載の使用。 21.前記ヌクレオチド配列がDNAアナログから作製される、請求項15〜 20のいずれか1項に記載の使用。 22.前記標的mRNAまたは前記オリゴヌクレオチドライブラリーの要素が 標識で標識され、前記標識の検出によりハイブリダイゼーションが決定される、 請求項15〜21のいずれか1項に記載の使用。 23.前記標識が蛍光標識または質量標識を含む、請求項22に記載の使用。
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