JP2001501263A - 走行する少なくとも2本の糸を互いに撚る方法と撚糸装置 - Google Patents

走行する少なくとも2本の糸を互いに撚る方法と撚糸装置

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JP2001501263A JP10516202A JP51620298A JP2001501263A JP 2001501263 A JP2001501263 A JP 2001501263A JP 10516202 A JP10516202 A JP 10516202A JP 51620298 A JP51620298 A JP 51620298A JP 2001501263 A JP2001501263 A JP 2001501263A
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    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Abstract

(57)【要約】 少なくとも2本の糸(8、9)を撚る撚糸装置、特に織機の耳組装置(7)において、回転部材の回転によって軸方向に変位して、その際に互いに交叉する螺旋形のエンドレスの、耳糸(8、9)が案内される糸案内溝(14)を設けた回転部材(10)が備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】 走行する少なくとも2本の糸を互いに撚る方法と撚糸装置 本発明は走行する少なくとも2本の糸を撚るための方法と装置に関する。 走行する少なくとも2本の糸を撚るための方法と装置は、糸を撚るための撚糸 機で使用される。更に、走行する少なくとも2本の糸を撚るための方法と装置は 、織機では織物の耳を形成するために使用され、その際に少なくとも2本の耳糸 が撚られ、その間によこ糸が取り込まれる。それによって織物の耳、もしくは屑 帯(Abfallband)が製造される。 織機用の耳を形成するための装置の公知の構造では(米国特許明細書第4 47 8 256号)、往復運動する糸案内手段が使用されている。その場合、第1の耳 糸が案内される糸目を有する針からなる第1の種類の糸案内手段が使用される。 更に、第2の耳糸を案内する対角線上で対向するスリットを設けた、2つの部材 からなる第2の糸案内手段が使用される。耳糸からひ道を形成するために、双方 の糸案内手段は互いに反対方向に移動される。その際に第2の糸案内手段の双方 の部材も互いに僅かな距離を隔てて反対方向に移動するので、スリットを通して 案内される耳糸が側方に移動される。往復移動するこのような種類の耳組装置か らはノイズと振動が発生し、これは基本的に糸案内手段の駆動手段内の磨耗によ る付加的な遊隙に起因するものである。 別の構造の耳組装置(米国特許明細書第3 880 199号)の場合は、回転 軸に対して直径方向に対向し、それぞれに耳糸が案内される通し目を有する回転 ディスクが備えられている。 織物の耳、または屑帯を形成するための更に別の装置(フランス特許第2 0 95 367A)の場合は、糸目はエンドレスに駆動されるチェーンに取付けら れ、このチェーンを糸目を織機のひ道形成装置とほぼ同期して移動させる。 2本またはそれ以上の糸を仮撚りし、その形式でボビンに巻回するために、軸 が糸の走行方向に延びていて、それぞれの糸を通して案内するための複数個の軸 方向の糸目を備えたディスクをボビンの前に配置することも公知である。(英国 特許明細書第819 583号)このディスクは交互の回転方向で駆動される。 本発明の目的は、糸通しの目またはその類似物を備えていない、冒頭に述べた 種類の糸撚り方法と装置を製造することにある。 上記の目的は、糸が回転部材に対して実質的に横方向に、また少なくともほぼ 接線方向に走行し、糸を回転部材の軸方向で2つの端部位置の間で往復移動させ 、端部位置の間で互いに交叉する回転部材の少なくとも1つの案内溝内を糸が案 内されることによって達成される。 このような装置は製造が簡単であり、簡単な回転駆動装置しか必要としない。 その上、案内溝内を走行する糸は案内溝に沿って短い長さの区間だけしか走行し ないので、実際上避けられない装置の磨耗は1か所だてげ発生するのではなく、 案内溝(単数または複数)の長さに旦って極めて均一に分散される。それによっ て、糸がガイドアイ内を案内される装置の場合よりも寿命が長くなる。 本発明の更に別の構成では、少なくとも1つの糸案内溝が交叉中の糸を互いに 半径方向の間隔を隔てて案内するようにされている。それによって少なくとも2 本の糸が交叉中に互いに妨害しあうことがなく、同時に糸が常に所定の向きで交 叉することが確実にされる。 本発明の装置に関しては、上記の目的は螺旋状に軸線方向に延び、少なくとも 1つの交叉箇所を有し、回転部材に対してほぼ横向きで、かつほぼ接線方向を向 いた少なくとも2本の糸が案内される、少なくとも1つのエンドレスの案内溝を 有する回転部材を設けることによって達成される。 このような種類の回転部材は原則的にはいわゆる糸案内リールとして公知であ る(DE 4 237 860 A1)。回転駆動される糸案内リールは摩擦力によって交叉ボビ ンを駆動する。糸案内リールは交叉ボビンを走行する単一の糸を交叉して走行さ せるために糸案内溝を具備している。 本発明の更に別の構成では、少なくとも1つの案内溝の交叉する区間の深さが 糸の交叉箇所で異なっているようにされている。それによって、糸が互いに絡ん だり、接触したりせずに交叉箇所で所定の態様で交叉する。 本発明の更に別の構成では、少なくとも1つの案内溝が軸方向の端部位置の領 域に、回転部材の周囲方向に延びる区間を有するようにされている。それによっ て、軸方向の端部位置が一定時間に亘って一定に保たれることが確実にされる。 このことは特に、本装置を織機における織り耳組に使用する場合に有利である。 その理由は、そうすることによって単数または複数本のよこ糸を確実に取り込む ことができるように、耳糸によって形成されるひ道をより長時間空けておくこと ができるからである。 本発明の更に別の構成では、回転部材を電動モータの軸上に配設するようにさ れている。このような構成も、構造がコンパクトで簡単に織機に取付けることが できるので織機の耳組装置において有利である。その上、このようにして回転部 材が一定速度で駆動されることが簡単に達成可能である。 第1実施例では、回転部材は円筒面の周囲の360°に亘って軸方向の端部位 置から他の軸方向の端部位置へと延びる区間と、これも円筒面の周囲の360° に亘って双方の端部位置の間に延びる逆勾配を有する区間とを有しているので、 双方の区間は円筒面の軸方向のほぼ中心に交叉箇所を形成しているこの実施例で は円筒形部材の直径は比較的小さいため、装置をコンパクトに保つことができ、 かつ特に織機の耳組装置に適している。 別の実施例では、回転部材は少なくとも2つのエンドレスの案内溝を有してお り、これらの案内溝は回転部材の360°の周囲角に亘って軸方向の端部位置の 間で少なくとも2周り延び、かつ回転部材の回転ごとに少なくとも2回交叉する 。この実施例では糸は回転部材の回転ごとに互いに2回撚られる。 更に別の実施態様では、少なくとも2つの案内溝が回転部材の軸方向の端部の 領域の端部位置と、回転部材の軸方向中心領域の端部位置との間に延びており、 端部位置の中心領域には交叉箇所が設けられている。 本発明のその他の特徴と利点を実施例に基づいて図面を参照して説明する。 図1は本発明の装置を備えた織機の部分透視図である。 図2は図1の矢印F2の方向から見た本発明の装置の(概略的な)図面である 。 図3は案内溝を有する回転部材の半径方向からみた図面である。 図4は図3に示した案内溝の深さの推移曲線を示したグラフである。 図5は糸が別の位置にある間の図2と同様の図面である。 図6は糸が更に別の位置にある図2と同様の図面である。 図7は図2のF7の部分の拡大図である。 図8は図3のVIII−VIII線に沿った断面図である。 図9は2つの案内溝を有する回転部材の胴面の展開図である。 図10はそれぞれが軸方向のほぼ中心までしか達していない2つの案内溝を有 する回転部材の半径方向から見た図面である。 図11は図10の回転部材の胴面の展開図である。 図12は図10に示した回転部材によって形成されたクロス織りの図面である 。 図13は3つの案内溝を設けた回転部材の半径方向から見た図面である。 図14は図13に示した回転部材の胴面の展開図である。 図15は図13に示した回転部材で製造可能なクロス織りの図面である。 図16、図17および図18はそれぞれ、異なる形状の案内溝を有する回転部 材の胴面の展開図である。 図19は回転部材の別の実施例の胴面の部分断面展開図である。 図1に部分的に示した織機はたて糸3、4からひ道5を形成する例えばおさ1 、2のようなひ道形成手段を備えている。そのつど形成されるひ道5内にはよこ 糸37が取り込まれ、このよこ糸はたて糸とよこ糸から形成された織物の耳に当 接する。製造された織物6は取り込み装置(図示せず)によって取り込まれる。 織機は補足的に、図1に概略的に示されている耳組装置7を備えている。耳組 装置7は2本の耳糸8、9と共に動作し、これらの糸は基本的にそのつど形成さ れるひ道5と一致するひ道を形成し、このひ道内に取り込まれたよこ糸が延びる ので、耳糸8、9とよこ糸とによって織り物の耳または屑帯が形成される。 耳組装置7はシリンダ10の形式の回転部材を備えている。このシリンダ10 はフレーム11に取付けられた軸12を支点に回転する。このフレーム11は例 えば図示していない手段によってよこ糸方向に移動可能に織機のフレーム(図示 せず)に固定されている。更に耳糸8、9用には給送ユニット13が備えられ、 これはシリンダ10と給送ユニット13との間で耳糸をピンと張る。このような 張りは、シリンダ10が耳糸8、9を回転させる方向とは逆に給送ユニット13 が回転することによって行われる。このような給送ユニット13とその駆動方法 は米国特許明細書第3 880 199号および3 998 247号、並びにスイ ス特許第172 136号に記載されている。 シリンダ1の胴面15には案内溝14の形式の案内溝が設けられており、この 案内溝は双方の耳糸8、9を互いに撚れるように案内する。図2に示すように、 耳糸8、9はシリンダ10に対してほぼ横向きに、かつシリンダ10のほぼ接線 方向に走行するが、特定の撚り角度をもって走行するので、限定された長さに亘 ってシリンダ10の案内溝14に嵌合し、この案内溝の内を案内される。耳糸8 、9はシリンダ10の同じ側にある。シリンダ10の回転軸16は、ひ道形成装 置(おさ1、2)の移動方向Bに対してほぼ平行であるような向きにされている 。(図1)それによって耳組装置によって耳糸8、9からひ道が形成され、この ひ道によこ糸37を取り込むことができ、かつこのひ道はたて糸3、4によって 形成されたひ道5の延長部のたて糸方向に位置している。 図3の半径方向から見た図面で拡大しで示したシリンダ10はエンドレスの案 内溝14を有しており、これは螺旋状の逆向きの2つの区間18、19でそれぞ れシリンダ10を360°巻回している。螺旋状の区間18、19はそれぞれ、 シリンダ10の軸方向の端部領域にある軸方向の端部位置DとEの間で360° に亘って延びている。 図4にはシリンダ10の外周DOに対する案内溝14の半径方向の深さの推移 曲線17が示されている。この図面は案内溝14の端部位置D、Eの間に記載さ れた直線によって示されており、従って直線は0°、180°、360°、54 0°および720°のポイントだけでシリンダ10の案内溝14のAの方向での 実際の位置と一致している。このような図表は深さの推移曲線17を明確に示す ために選択されたものである。図4に示すように、区間18、19は胴面15内 の交叉箇所で異なる深さを有している。従ってこの交叉箇所で交叉する耳糸8、 9は回転軸に対して半径方向の距離が異なり、かつ互いに間隔を隔てている。交 叉する区間18、19の深さはD18およびD19の記号で示してある。 区間18、19の交叉箇所では深さが浅い区間19は拡張部20、21を有し ているので、この区間19内に案内された耳糸は、区間19が交叉箇所の領域で は断絶しているにも係わらずこの区間19内で更に継続して走行する。ポイント 22はポイント23よりも大きい半径方向距離を隔てて位置していなければなら ず、かつ(または)ポイント24はポイント25よりも短い半径方向距離を隔て て位置していなけばならない。2つの拡張部20、2が設けられているので、シ リンダ10は双方の回転方向に回動可能である。拡張部20、または21の1つ しか設けていない場合は、シリンダ10は1つの回転方向にしか駆動できない。 1つの拡張部20だけがある場合は、シリンダは(平面図で見て)時計回り方向 にしか駆動できず、一方、拡張部21だけを設けた場合は(これも平面図で見て )逆時計回り方向にしか駆動できない。区間18、19は比較的大きい角度(約 90°)で交叉し、それによって深さが浅い区間10内を走行する耳糸がより深 い区間10に到達することが防止されるので有利である。より深い区間28内を 走行する耳糸は浅い方の区間に容易には到達することはできない。交叉箇所で深 さが異なる区間を実施することによって、耳糸をそれぞれシリンダ10の半径方 向Cに移動させるために有利であるだけではなく、耳糸をそれぞれの区間内に保 持するためにも有利である。 次に耳組装置7の機能を図2、5および6を参照して詳細に説明する。図2に は位置0、すなわち耳糸8が上にあり(すなわち図4の0°のポイントにあり)、 一方、耳糸9が下にある(すなわち図4の360°のポイントにある)シリンダ が図示されている。シリンダ10が図示した回転方向P(耳糸8、9の走行方向 とは逆方向)に180°回転すると、耳糸8と9が交叉する。耳糸8はより深い 区間19内にあり、一方、耳糸9はより浅い区間19内にあるので、図5示した 位置が生ずる。その際に耳糸8、9はシリンダ10の半径方向で異なる半径方向 位置に、互いに間隔を隔ててある。シリンダが更に180°回転すると耳糸8、 9は再度交叉して、耳糸9はより深い区間18内に、また耳糸8はより浅い区間 19内にあるので、図6に示した位置が得られる。シリンダが更に180°回転 すると、再び図4に示した位置が生ずる。それによって、耳糸8、9がシリンダ 10の軸線方向Aで交叉すると、耳糸8、9はシリンダ10の半径方向でも交叉 することは明らかである。それによって耳糸8、9は互いに撚られる。 よこ糸が取り込まれるごとにシリンダ10が1回転だけ回転すると耳糸8、9 によって達成されるクロス織りが図7に拡大して示されている。耳糸8、9は互 いに、また連続するよこ糸37と撚れるので、図3に示したシリンダ10を有す る耳組装置7はいわゆる耳反転装置、すなわち耳糸8、9を連続するよこ糸37 と撚る装置として動作する。 図4に示した深さの推移曲線を有する案内溝14によって少なくとも双方の耳 糸8、9によって図示したクロス織りが達成され、その状態で耳糸8、9は一定 の長さの区間だけ案内溝内を案内され、シリンダの回転によってシリンダ10の 軸線方向に移転する。その際に耳糸8、9は軸線方向Aに逆向きに端部位置Dと Eの間に移転し、双方の端部位置DとEの間のほぼ中央にある交叉箇所で軸線方 向Aで交叉する。端部位置DとEはシリンダ10の前端領域にある。その際に案 内溝14の深さの推移曲線によって、耳糸8、9がシリンダ10の軸線方向Aに 案内され、交叉するだけではなく、シリンダ10の半径方向に案内され、交叉す ることが可能である。これは交叉箇所の領域の区間18、19の半径方向の深さ D18とD19が異なっていることによって達成されるものである。それによっ ても、耳糸8、9が交叉中に互いに擦れないという利点が得られる。 図8に示すように、シリンダ10は軸受26によって回動可能に軸12に支承 されている。シリンダの軸方向の孔27には駆動モータが配設されている。駆動 モータはシリンダ10と連結された回転子28と、非回転軸12と連結された例 えば棒を具備した固定子29とからなっている。固定子は電線(図示せず)を介 して図1に示した織機の制御装置38に接続されている巻線を有している。 シリンダには好適には図示しない態様で回転角度計が備えられており、これに よってシリンダの角位置を制御装置38に入力することができるので、制御装置 38は駆動モータを、またひいてはシリンダ10を所定の速度で所定角位置に移 動させることができる。変更実施例の場合は、シリンダ内には制御装置38によ って制御されるステップモータが搭載されている。駆動モータをシリンダ10内 に組入れることによって、耳組装置7を極めてコンパクトに、かつ少ない個別部 品で実施することができるという利点が得られる。この耳組装置7はモジュール で構成することができ、かつ特に簡単に織機に据えつけることができ、かつ等し く簡単に分解することができる。それによって耳組装置を、例えばフレーム11 を簡単にずらすことによって織物6の幅に適合させることができる。 図8に示すように、案内溝14の区間18、19はV字形の断面を有している 。勿論、勾配と角度によって異なり、必要な丸みを有するその他の断面形状でも よ い。 給送ユニット13は好適には駆動モータ(図示せず)を備えており、これも織 機の制御装置38を介して制御される。この駆動モータは、勿論シリンダ10に よって回転される耳糸8、9を再びピンと張る回転方向でシリンダ10の駆動モ ータと同じトルク推移曲線で制御される。給送ユニット13の領域には耳糸8、 9を所定の張力で引張った状態に保つ調整装置(これも図示せず)を設けること ができる。 図7に示したクロス織りは図9と同様の2個の溝32を有するシリンダ10に よっても達成可能である。 図9は2つの案内溝32、33の形式で上記の種類のシリンダ10の胴面の展 開図を示している。案内溝32、33はエンドレスの螺旋としてシリンダ10の 周囲を360°に亘って延びており、シリンダ10の回転ごとに2回交叉する。 案内溝32、33は交叉箇所では深さが異なる区間39、40と41、42を有 している。案内溝32の区間39は案内溝33の区間40よりも深い。案内溝3 2の区間41は案内溝33の区間42よりも浅い。浅い区間40と41とは図3 に示したように構成され、拡張部を有しており、この拡張部によって耳糸がそれ ぞれ区間40および41内に保持される。図7に示すクロス織りを達成するため に、耳糸8は案内溝32内に、また耳糸9は案内溝33内に案内される。シリン ダは、よこ糸が取り込まれるごとに180°回転するように駆動される。シリン ダ10の軸心に対して面対称に延びる案内溝32、33は、360°の周囲角を 経て2回転で、すなわちそのつど180°の周囲角を経て軸方向の端部位置に到 達するように構成されている。螺旋状の案内溝32と33の勾配を図3の実施例 の案内溝14の勾配と同じにする場合は、図9に示した実施態様では、その直径 が図3のシリンダ10の直径の2倍であるシリンダ10を使用しなければならな い。 図10および11に示した実施態様では、それぞれ耳糸8または9を案内する 2つの案内溝30と31とが設けられている。案内溝30はシリンダの上部前端 部領域からエンドレスの螺旋として軸心をほぼ越えるまで延びている。案内溝3 1はシリンダの下端部の領域の下方から、これもほぼ軸心を越えるまで延びてい る。案内溝30、31は360°の周囲角を経て双方の軸方向の端部位置の間を 2往復して延びているので、これらの案内溝はシリンダ10の回転ごとに4か所 で交叉する。すなわち4つの交叉箇所が形成される。案内溝30と31の深さの 推移曲線は、より深い区間が実線で示され、浅い区間が点線で示されている。浅 い区間は図3および9に示した拡張部を有しており、これは深さの推移曲線をよ り明確にするために図10および11には示されていない。 案内溝30の深さは一定であり、一方、案内溝31の深さの推移曲線は、案内 溝31が案内溝30と31との交叉箇所では案内溝30よりも一度は深く、一度 は浅くなるように変化する。勿論、双方の案内溝30と31とも変化する深さの 推移曲線を有するように構成することも可能である。案内溝30、31は交叉箇 所の区間で深さが異なるので、耳糸8、9はシリンダ10の軸線方向Aだけでは なく、半径方向Cでも交叉する。その際に耳糸8、9は一対ごとにシリンダ10 の周囲で180°だけ互いにずれた4つの交叉箇所で交叉する。 図10に示したシリンダ10が一定の速度で回転されると、すなわちシリンダ 10がよこ糸の取り込みごとに180°回転されると、案内溝30内を案内され る耳糸8と、案内溝31内を案内される耳糸9によって、図12に示した耳のス ロス織りが作成される。その際に図10のシリンダ10から構成された耳組装置 7はいわゆる耳の半反転装置として動作し、これは図12に示した耳糸8、9を 連続するよこ糸37と半分だけ撚る。その際に給送ユニット13は停止状態にあ る。 図13および14に示した実施態様では、シリング10はそれぞれ1本の耳糸 8、9、35を案内するための3つの案内溝30、31、34を設けている。3 つの案内溝30、31、34は、それによって3本の耳糸8、9、35図15に 示したクロス織りが製造される深さの推移曲線を有している。図13および14 に示す実施態様の案内溝30、31は図10および11に示した実施態様の案内 溝30、31と同様に構成されている。案内溝34はシリンダ10の軸線方向に 案内溝31と平行にずれて延びているので、案内溝34は案内溝30と周囲の3 60°で全部で4か所の交叉箇所を形成している。図13に示すように、案内溝 30と案内溝31との後続の交叉箇所の方が深い場合には、案内溝34は案内溝 30との交叉箇所ではより深くなっている。逆に、案内溝30と31との間の隣 接する交叉箇所の方が深い場合は、案内溝34の深さは案内溝30との交叉箇所 ではより浅い。図13に示したシリンダ10をよこ糸の取り込みごとに一定速度 で180°だけ回転されると、案内溝30内に案内される糸耳8と、案内溝31 内に案内される耳糸9と、案内溝34内に案内される耳糸35は図15に示した ようなクロス織りを形成する。その際に給送ユニット13は停止状態に留まって いる。 図13および14の案内溝31、34は互いに比較的大きい間隔を隔てて図示 されているが、実際にはシリンダ10の軸線方向Aで互いに密接して並置される べきであろう。図13および14の実施態様の場合、交叉箇所の領域には、それ ぞれの案内溝30、31、34のより浅い区間用の、図3の実施態様の拡張部と 対応する拡張部(図示せず)が設けられている。 図16は案内溝32、33を設けた図9のシリンダ10によって形成されるも のと同様のクロス織りを形成可能である、耳糸8、9をそれぞれ案内するための 案内溝43、44を設けたシリンダ10を示している。案内溝43、44はその 軸方向の端部位置に、シリンダ10の周囲方向に例えば60°程度のより大きい 周囲角を以て延びている区間45、46、47、48を有している。周囲方向に 延びたこれらの区間45−48によって、シリンダは耳糸8、9が軸方向の端部 位置を離れることなく適宜の周囲角に亘って回転することができる。このような 推移曲線は特にグリッパ織機用の耳組装置7に適している。何故ならば、耳糸8 、9によって構成されるひ道はより長期間に亘って完全に開いた状態に保たれる ので、グリッパ織機に取り付けられるグリッパが確実にひ道を通過することがで きるからである。 図16に示した実施態様の変形では、案内溝は前端部の領域だけに周囲方向に 延びた区間45、47または46、48を設けており、一方、反対側の端部位置 の領域では即座に軸方向の方向転換が行われる。このような実施態様は、グリッ パ・ベルトが主要にはひ道の上部たて糸群(Kettfadenschar)または下部たて糸群 の領域に案内されるグリッパ織機に適している。この場合、周囲方向に延びる区 間45、47または46、48はグリッパのグリッパ・ベルトが案内されるシリ ンダ10の前端部領域に配置される。 図示しない実施例では、シリンダは耳糸を案内するための、例えば互いに複数 回交叉する3つ以上の案内溝が設けられている。例えば、シリンダ10は互いに 交叉する図3に示した案内溝14と、図13に示した案内溝34とを設けること が可能である。その際には、案内溝14および34をそれぞれの交叉箇所で深さ が異なるように構成して、耳糸がシリンダ10の半径方向Cに互いに相対移動す るようにすることが好適であり、それによって、同時に耳糸が一方の案内溝から 他方の案内溝に不慮に嵌まり込むことも防止される。その際に更に、案内溝の交 叉区間に図3および図9と同様の適宜の拡張部を設けることが好適である。 シリンダ10を常に同じ回転方向に回転するように駆動することができる。し かし、案内溝の交叉箇所での区間が双方の回転方向でのシリンダの回転を可能に する適宜の拡張部を有している場合は、必ずしもそうである必要はない。例えば シリンダ10は図1から図6に示した実施態様のように1方向に例えば5回転の ような所定回数だけ回転し、次に別の方向に同じ回数だけ回転させることもでき る。この場合は固定式の給送ユニット13を使用することとができる。 シリンダ10も常時回転する必要はない。例えばシリンダは1回または複数回 のよこ糸取り込みの期間に亘って、耳糸8および9の間に開いたひ道が形成され る位置に停止させておくことができる。よこ糸の取り込み後にシリンダ10が再 び回転されると、複数のよこ糸が同時に耳糸内に織りこまれるクロス織りが形成 される。しかし、シリンダが絶えず回転している方がより強固な織り込みが達成 されるので、その方が好適である。 シリンダ10の案内溝14、30、31、32、33、34、43、44の形 状によって、およびシリンダ10の回転を制御することによって、様々なクロス 織りを簡単に実施することができる。その際に案内溝は図示した実施例で示した 形状と異なっていてもよく、交叉箇所の深さの推移曲線が異なっていても所望の 結果を達成できる。、 案内溝は比較的狭い方が耳糸を正確に案内できるので、その方が好適である。 交叉箇所の領域での前述の拡張部の代わりに、それぞれ別の側に案内溝の狭窄部 を設けることも可能である。このことは、例えば図3の実施態様で拡張部20、 21の代わりにポイント24の軸方向間隔を狭くし、ポイント22の軸方向間隔 を広くすることによって、ポイント22および23とポイント24および25が シリンダ10の軸方向Aで図3に示したと同様に配列されることを意味する。し かし、狭い案内溝を用いることが好適であるので、それ以上狭い狭窄部を設ける ことは比較的困難である。従って拡張部を設ける方が好適である。 耳組装置7のスペースを節減するには、シリンダ10の直径は小さい方がよい であろう。しかし本発明に基づく耳組装置の場合、案内溝の勾配が極端に大きく ない場合の方が耳糸は最適に案内されるので、そのためにはシリンダ10の直径 は比較的大きい方が有利である。高速の防護機能がない織機の場合のような開放 角を有するひ道の場合は、シリンダ10の直径は3cmから6cm程度にすると 好結果が得られる。 シリンダの案内グルーブは、案内グルーブが360°の周囲角に亘って軸方向 の端部位置の間を複数回往復移動するように構成することもできる。図17に示 した実施例では、それぞれが90°の周囲角に亘って軸方向の双方の端部位置の 聞に延びる2つの案内グルーブ49、50が設けられており、従ってこれらの案 内グルーブは回転時には端部位置の間で耳糸を全部で4回往復移動させ、対応し て4回交叉させる。その結果、螺旋状の案内グルーブ49、50の勾配を急過ぎ ないようにするには、シリンダ10の直径を拡大しなければならない。しかし、 そうするとシリンダ10は低いトルクでしか回転しない。例えば図17に示した シリンダ10は同じクロス織りを得るためには、図9の実施例のシリンダ10の 回転速度の半分の速度で回転させなければならない。 シリンダ10と、これに設けられた案内グルーブ、もしくは案内溝は勿論、シ リンダの回転後に耳糸が軸方向の一方の端部から軸方向の他方の端部へと移動す るように形成しなくてもよい。このような移動はシリンダ10が2回転以上した 後で始めて行われてもよく、よこ糸用のひ道を形成するために、シリンダはその 後で対応する速い速度で駆動されなければならない。図18に示した実施例の場 合、シリンダ10はシリンダ10が2回転した後で始めてそれぞれの軸方向の端 部位置に到達するような案内溝51を設けている。それによって、直径がより小 さいシリンダ10を使用することができ、またはシリンダ10の直径が同じであ る場合、螺旋状の案内溝51の勾配を(特に図3に示した実施例と比較して)小 さくすることが可能である。スリット51はそれ自体と3か所、すなわち交叉箇 所F、GおよびHで交叉する。耳糸8および9は勿論交叉箇所Hだけで交叉する 。交叉箇所FおよびGにはそれぞれ、耳糸が案内されるそれぞれの区間から離脱 しないような措置だけを講じなければならない。その上、交叉箇所Hでは、耳糸 を同時に半径方向に互いにずれた位置に移動するための前述の措置(すなわち異 なる深さの推移曲線)を講じる必要がある。図7に示したクロス織りを実現する ため、図18に示したシリンダ10は図3に示したシリンダ10の2倍の速度で 回転しなければなならい。 耳組装置7用のシリンダ10の案内溝は必ずしも案内グルーブからなる必要は ない。図19に示すように、シリンダ10は間に糸用の案内溝54、55を形成 する突起部53を設けている。突起部53によって形成される案内溝54、55 の交叉箇所には、交叉する耳糸が互いに半径方向の間隔を隔てて案内されるよう な隆起部56を設けてある。図19に示したシリンダ10を有する耳組装置7に よって、図9に示した実施例と同様に図7に示したクロス織りを達成することが できる。隆起部53は断続していないが、図19では明解にするために陰影斜線 を付して示してある。 回転部材は必ずしもシリンダとして実施する必要はなく、これとは異なる形状 例えば楕円形のような、すなわち断面が楕円形の回転部材でもよい。その場合に は、糸が交叉する時に半径方向Cの間隔を隔ててあるように、糸の交叉箇所の領 域での案内溝、もしくは案内溝の区間の深さも異なるものである必要がある。シ リンダと異なる形状の回転部材の場合も組入れた駆動モータを備えることができ る。すなわち、図8に示したシリンダ10と同様に駆動することができる。 シリンダ10は案内溝もしくは案内グルーブの領域に糸切れ検知器を備えるこ とができる。図8の実施例の場合、案内溝14の領域には例えば圧電センサのよ うなセンサ57が配設され、これは例えば耳糸8または9がセンサを通過すると 常に制御装置38に無線通信によって信号を送る。この場合、シリンダ10の回 転ごとに2つの信号が制御装置38に伝送される。シリンダの回転ごとに制御装 置38に1つの信号しか送信されず、または信号が全く送信されない場合、それ は糸切れであることを意味する。糸切れを検知するために、光学式、機械式、ま たはその他の方法で作動するセンサを使用しても勿論よい。この場合は、信号は ケーブル接続またはその他の方法で制御装置38に伝送される。 耳組装置7の領域には、例えば耳糸8、9を手動的に案内溝もしくは案内グル ーブに嵌め込むため、制御装置38に接続され、それが作動するとシリンダ10 2が所定位置に移動させるスイッチまたはその類似物を配設してもよい。 図示した実施例では回転部材は円筒形の胴面15を有する管状のシリンダ10 からなっている。回転部材は、案内溝もしくは案内グルーブの領域だけに材料が あるように実施することもできる。すなわち、シリンダ10はむくの材料からな っている必要はない。 図2に点線で示したように、回転部材10の領域には耳糸8、9を回転部材の 案内溝もしくは案内グルーブ内に保持するための案内部材58を設けることがで きる。図示しない実施例では、織機に沿って複数個の回転部材10が備えられ、 これは対応する複数対の耳糸と相互に作用して、それぞれ一対の糸を互いに撚り 、取り込まれたよこ糸と特殊なクロス織りを形成する。 本発明に基づく方法は撚糸用にも利用できる。すなわち、図1から図19に示 した実施態様のシリンダ10を撚糸機用の撚糸装置として利用できる。この場合 、例えば撚糸装置が駆動装置を有する回転部材10と、給送ユニット13と、糸 巻き装置(図示せず)とを備えていなければならない実施態様にすることができ る。撚糸装置の場合は回転部材を水平、またはその他の位置に配置してもよい。 本発明は図示し、説明した実施態様に限定されるものではない。保護範囲は請 求の範囲の内容によって規定されるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも2本の糸(8、9、35)を撚る方法において、 糸(8、9、35)が回転部材(10)に対して実質的に横方向に、また少な くともほぼ接線方向に走行し、糸を回転部材の軸方向(A)の2つの端部位置の 間で往復移動させ、端部位置の間で互いに交叉させる回転部材の少なくとも1つ の案内溝(14;30、31;32、33;30、31、34;43、44;4 9、50;51;54、55)内に前記糸が案内されることを特徴とする方法。 2.少なくとも1つの案内溝(14;30、31;32、33;30、31、 34;43、44;49、50;51;54、55)が糸(8、9、35)を交 叉中に互いに半径方向の間隔を隔てて案内することを特徴とする請求項1に記載 の方法。 3.少なくとも2本の糸(8、9、35)を撚るための装置において、螺旋状 に軸線方向に延び、少なくとも1つの交叉箇所を有し、回転部材(10)に対し てほぼ横向きで、かつほぼ接線方向を向いた少なくとも2本の糸(8、9、35 )が案内される、少なくとも1つのエンドレスの案内溝(14;30、31;3 2、33;30、31、34;43、44;49、50;51;54、55)を 有する回転部材(10)を設けたことを特徴とする装置。 4.少なくとも1つの案内溝(14;30、31;32、33;30、31、 34;43、44;49、50;51;54、55)の交叉区間が少なくとも糸 (8、9、35)の交叉区間では半径方向の深さが異なることを特徴とする請求 項3に記載の装置。 5.案内溝(単数または複数、43、44)が軸方向の端部位置の少なくとも 一方の領域に回転部材(1)の周囲方向に延びる区間(45、46、47、48 )を有していることを特徴とする請求項3または4に記載の装置。 6.回転部材(1)を電動モータの軸(12)上に配設したことを特徴とする 請求項3から5のいずれか1項に記載の装置。 7.少なくとも1つの案内溝が回転部材(1)の胴面(15)内の案内グルー ブ(14;30、31;32、33;30、31、34;43、44;49、5 0;51)として形成されたことを特徴とする請求項3から6のいずれか1項に 記載の装置。 8.案内グルーブ(14;30、31;32、33;30、31、34;43 、44;49、50;51;54、55)の少なくとも1つの区間が半径方向の 深さに関して異なる推移曲線を有することを特徴とする請求項3から7のいずれ か1項に記載の装置。 9.回転部材(10)が円筒面(15)の周囲の360°に亘って軸方向の端 部位置(D)から他の軸方向の端部位置(E9へと延びる区問と、これも円筒面 (15)の周囲の360°に亘って双方の端部位置(D、E)の間に延びる逆勾 配を有する区間とを有しており、その結果、双方の区間は円筒面の軸方向のほぼ 中心に交叉箇所を形成する構成の案内溝(14)を有することを特徴とする請求 項3から8のいずれか1項に記載の装置。 10.回転部材(10)が少なくとも2つのエンドレスの案内溝(30、31 ;32、33;30)31、34;43、44;49、50;54、55)を有 しており、該案内溝は回転部材(10)の360°の周囲角に亘って軸方向の端 部位置の間で少なくとも2周り延び、かつ回転部材の回転ごとに少なくとも2回 交叉し、回転部材の回転ごとに少なくとも交叉することを特徴とする請求項3か ら8のいずれか1項に記載の装置。 11.少なくとも2つの案内溝(30、31)が回転部材(10)の軸方向の 端部の領域の端部位置と、回転部材(10)の軸方向中心領域の端部位置との間 に延びており、端部位置の中心領域には交叉箇所が設けられていることを特徴と する請求項10に記載の装置。 12.少なくとも1つの案内グルーブ(14;30、31;32、33;30 、31、34;43、44;49、50;54、55)の半径方向の深さが浅い 区間の少なくとも片側が交叉箇所から拡張されていることを特徴とする請求項3 から11のいずれか1項に記載の装置。 13.回転部材(10)を耳糸(8、9;8、35)を互いに撚る、織機の耳 組手段として利用することを特徴とする請求項3から12のいずれか1項に記載 の装置。 14.回転部材(10)の回転軸(16)が織機の耳組手段(1、2)の移動 方向とほぼ平行に延在していることを特徴とする請求項13に記載の装置。 15.回転部材(10)を織機の撚糸手段として利用することを特徴とする請 求項3から12のいずれか1項に記載の装置。
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