JP2001500242A - バリア層を含有するポリマー多層熱交換器 - Google Patents

バリア層を含有するポリマー多層熱交換器

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Abstract

(57)【要約】 少なくとも1層の有機ポリマーと少なくとも1層のバリアポリマーから形成された熱交換構造を有する熱交換器は、自動車やトラック、航空機などの、軽量であることが重要な場所に特に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 バリア層を含有するポリマー多層熱交換器 発明の分野 本発明は、熱交換表面構造を含む材料が少なくとも1層のポリマーバリア層と 少なくとも1層のポリマー熱可塑性層を含有する、熱交換器に関する。 技術的背景 熱交換器は、化学プロセスや自動車への利用、家庭での利用など、多くの適用 分野で使用される一般的な装置である。熱交換器は、2種類の液体間や液体と気 体の間、または2種類の気体間などの、2流体間で熱を伝達するために最も一般 的に使用されている。伝統的に、熱交換表面に使用される材料は金属であり、通 常は熱伝導率が比較的高く、強度が良好である。しかし金属は、形成および組立 てコストが高く、密度が比較的高いために重量が重くなり、耐食性が劣る場合が あるなど、若干の欠点を有している。 これらの欠点をいくつか克服するために、プラスチックを使用した熱交換器が 開発されてきた。例えば腐食性が高い環境では、ポリテトラフルオロエチレン( または過フッ素化テトラフルオロエチレン共重合体)を使用した熱交換器が使用 されてきた。しかしプラスチックは伝熱係数がより低いなど固有の欠点をいくつ か有しており、比較的化学安定性が低く、また熱交換表面に接触する1種類また は複数種類の気体や液体に対する透過性が低い場合がある。しかしプラスチック は金属よりも軽量であり、金属よりも組立てが容易になるという利点をしばしば 提供する。従って、改良型のプラスチック熱交換器が求められている。 日本国平成3年特許第007891号には、液晶ポリマーと、熱伝導率が高い 充填剤とから形成された熱交換用の管が記載されている。多層ポリマーを有する 管については何も述べられていない。 仏国特許出願第2,566,107号には、ポリエチレンなどのポリマーから 形成された熱交換パネルが記載されている。層状のプラスチックまたはバリア層 については何も述べられていない。 米国特許第4,923,004号、同第4,955,435号、同第5,27 5,235号、および同第5,316,078号には、熱交換表面材料に様々な ポリアミドを用いる熱交換器が記載されている。これらの特許では、バリア層に ついては述べられていない。 D.A.ReayのHeat Recovery Systems & CHP.vol.9,p.209〜16(1989年)、およ びI.H.GrossのProceedings of Antec'93,p.964〜968(1993年)には、熱交換 器でのポリマーの使用が記載されている。層状のポリマー構造の使用についても 、またLCPの使用についても何も述べられていない。 発明の概要 本発明は、熱交換表面材料を含有する多層熱交換器に関し、前記HESMは、 ポリマーバリア層と第2ポリマーの層とを含むものである。 また本発明は熱交換パネルに関し、熱交換表面材料が、1層のポリマーバリア 層と1層の第2ポリマーとを含むものである。 熱交換表面材料(HESM)とは、熱交換器の一部として、またはその構成要 素として使用される材料を意味し、また2種類の流体(気体または液体)間で交 換される熱の大部分がその材料を通って流れる材料を意味する。またこの熱交換 表面材料は、熱交換が行われる2種類の流体を離して維持する機能を果たす。 図面の簡単な説明 図1および図2には、ともに、実施例6に記述するフィルムの製造に使用する 装置が描かれている。 図1は、本明細書中に記載される多層フィルム形成方法を実施する装置の、側 面からの概略図である。押出し機1は、溶融した第1熱可塑性樹脂をスリットダ イ2に供給し、そこから溶融多層熱可塑性フィルム3が出てくる。第2押出し機 34は、溶融した第2熱可塑性樹脂をスリットダイ2に供給する。第3押出し機 35は、溶融した第3熱可塑性樹脂をスリットダイ2に供給する。この溶融3層 フィルム3は、ローラ5および6の型押し表面7および8にそれぞれほぼ同時に 接触するまで垂直に落下する。熱可塑性樹脂の回転バンク4も存在する。ローラ 5および6は、図示する方向に回転駆動する。多層フィルム9は、ローラ5およ び6の間からこのギャップを出て、(任意選択的の)冷却ローラ10および10 の間に入って、巻取りロール11で巻き上げられる。 図2は、同様のローラ5および6と回転バンク4を上面から示すとともに、ロ ーラ5および6を、これらの各ローラの軸(中心線)に平行に振動させる一方法 を示す図である。レバー9は、ピン10によって固定点に連結し、またピン19 および20によってアーム13および14にそれぞれ連結する。アーム13およ び14は、スラスト軸受15および16をそれぞれ介してローラ5および6にそ れぞれ連結し、これによってローラ5および6は振動しながら回転する。レバー 9は、カム17が適合するスロット16を含有する。モータ18はカム17を回 転させ、それによってレバー9を、ローラ5および6の回転軸にほぼ垂直に振動 させる。これにより、5および6を互いに反対の方向に、かつ各回転軸に平行に 振動させる。 換言すればこの装置では、スリットダイ2で形成される溶融多層フィルムが、 ローラの回転軸に沿って振動するローラを通過し、それによって、横方向(フィ ルムの移動方向)のせん断作用が多層フィルムの溶融ポリマーに与えられる。 発明の詳細 本明細書に記載される熱交換器は、2種類の流体間で熱(エネルギー)を交換 するために機能する。これらの流体は、1種類または複数種類の気体および/ま たは液体である。 HESMの一部である材料の1つは、ポリマー層(PL)である。ポリマー層 とは、天然または合成ポリマーで形成される層を意味し、好ましくは有機ポリマ ーである。またPLは、熱可塑性であることが好ましい。ある要件を満たす限り 、任意のポリマーを使用することができる。このポリマーは、HESMがさらさ れる温度に当然耐える必要があり、またHESMが意図的に柔軟になるよう設計 されない限り、その温度範囲全体にわたって十分な強度をHESMに与えるべき である(バリア層とともに)。これは必要であるだけHESMの形状を適切に維 持してかつ熱交換器内に流体を含有するためである。ポリマーが、熱交換器内の 1 種類または複数種類の流体(またはポリマーに接触する可能性のある任意の他の 外来材料)にさらされる場合、その保全性を維持するために、好ましくはこれら の流体に対して適度に化学的に安定であるべきである。 単層のポリマーで簡単に作成された様々な種類の熱交換器について述べてきた が、それらがHESMの唯一の材料である場合に重大な欠点を有することがある 。HESMのポリマーは、熱交換器内の1種類または複数種類の流体に対して化 学的に安定ではないことがあり、例えば多くのポリエステルは、水、水とアルコ ール、または水とグリコールの混合物の存在下で特に周囲温度よりも高いときに 加水分解し、あるいは他の方法で分解する。多くのポリエステルは、多くの液体 および/または気体に対して比較的透過性があり、従ってこれらの材料は熱交換 器内で損失し、または熱交換器から移行する。ポリマーには、熱交換器に使用さ れる1種類または複数種類の流体によって膨潤するものもあり、それによって、 ポリマーの寸法および/または物理的特性が変化する。上述のすべては、当然な がらポリマー熱交換器の問題である。 HESMに使用されるポリマーバリア層(PBL)は、上述の1つまたは複数 の問題をしばしば解決し、あるいは排除することが見出された。PBLとは、そ のポリマーが、熱エネルギー交換を行う少なくとも1つの流体に対して比較的低 い浸透性を有する層を意味する。気相/液相熱交換器が使用される場合、その浸 透性は液相に関するものである。 PBLのポリマーの液体または気体に対する浸透性は、多層構造中の最も浸透 性の高いポリマー層よりも1/10(0.10)以下、好ましくは約1/100 (0.010)以下であるべきである。代わりに、PBLの液体に対する浸透性 は約31g−ミル/m2/日(0.79g−mm/m2/日)以下であり、好まし くは約3.1g−ミル/m2/日(0.079g−mm/m2/日)以下であって 、または気体に対する浸透性(気体/気体熱交換器用)は約100ml−ミル/ m2/日(2.5ml−mm/m2/日)以下、好ましくは約10ml−ミル/m2 /日(0.25ml−mm/m2/日)以下であるべきである。これらの値を得 るための、液体に関する浸透性の測定は、38℃で行われるべきであり、一方気 体に関する測定では23℃とするべきである。 PBLがHESM中の流体と任意の特定のPLとの間に位置する場合、PBL はしばしばPLが流体によって化学的分解しないよう、かつ/またはPLが流体 によって膨潤しないようにPLを保護する。例えば、エンジンを冷却する自動車 用熱交換器では、一般に使用される内部冷却剤はグリコールと水の混合物であり 、外部冷却剤は空気である。多くのPLが存在する場合、水および/またはグリ コールの拡散が非常に速いため、水/グリコール混合物を頻繁に補充することが 必要になる。PBL(水/グリコール混合物に対し)が含まれると、その拡散は 非常に遅くなる。 また、例えば金属箔の形にされた金属、金属被覆表面、またはスパッタ被覆さ れた形のセラミックなど、その他のバリア層材料も使用することができる。 HESMを通して迅速な熱交換を行うため、熱交換流体間の材料の厚さは、で きるだけ薄くするべきである。これはHESMに使用されるどの材料にも言える ことであるが、プラスチックの場合、通常その伝熱係数は金属と比べて比較的低 いため、特に重要である。PBLは、HESM中に存在するポリマーの中でもよ り高価なものであることがしばしばであり、通常はその使用を制限することが経 済的には好ましい。従ってほとんどの構造では、PBLが1層または複数層の比 較的薄い層で存在することが好ましく、1層または複数層のPL層は、HESM の構造的負荷の多くを支えるように比較的厚いことが好ましい(即ち、1種類ま たは複数種類の流体の圧力、構造的形状および寸法を維持するなど)。 HESMは、1層または複数層のPBLと、1層または複数層のPLで構成さ れる。PBLおよび/またはPLのほかにも存在する場合は、複数種類のPBL および/またはPLをそれぞれ使用することができる。さらに、その他の層も存 在させることができる。例えば、接着層とも呼ばれるいわゆるタイ層(tie layer s、TL)を使用することができ、これによって様々なPBLとPLの間、または PL間、またはPBL間の接着力を増大させることができる。HESM中の様々 な層の数および位置決めは、選択される特定のポリマー、熱交換器内でまたは熱 交換器によって使用される流体、温度要件、必要とされる環境などによって変わ る。 タイ層および、1層または複数層のPBLは、1層または複数層のPLよりも 比較的薄いものであることが最も一般的である。代表的な構造を以下に示す。こ こで流体1および2は、熱伝導に必要とされる流体を表す。 (a)流体1/PBL/PL/流体2 (b)流体1/PL−1/PBL/PL−2/流体2 (c)流体1/PBL−1/PL/PBL−2/流体2 (d)流体1/PL−1/PBL−1/PL−2/PBL−2/流体2 (e)流体1/PL−1/PL−2/PBL/流体2 (f)流体1/PBL−1/PL−1/PL−2/PBL−2/流体2 上述のすべての構造では、タイ層を様々なポリマー層のすべての間、またはそ の一部の間に存在させることができ、または全く存在させないこともできる。 上述の構造の中には、ある一定の状況に特に有用なものがある。流体2ではな く流体1が化学的にPLを侵す場合、構造(a)は特に有用であるが、(c)お よび(f)も利用することができる。流体1および2がともに、存在するPLを 侵す場合、構造(c)または(f)が特に有用である。1つの流体から他の流体 への拡散を最小にしたい場合、(c)、(d)、または(f)などの2つのPB L層を有する構造を選択することができる。流体1側の摩耗による損傷を減少さ せるために特定の表面が必要であるが、PLに高い剛性が求められる場合は、P L−1およびPL−2が必要不可欠な特性を有する(e)のような構造を選択す ることができる。様々な適用例に対して正しい特性を有するこれらの層およびそ の他の組合せは、当業者に明らかであろう。 PBLとして有用なポリマーは、熱交換が行われる流体の種類によって変わる 。様々なポリマーの浸透性は知られており、または既知の方法で測定することが でき、例えばASTME96−95、ASTM F1249−90、およびAS TM D3985−95を参照されたい。これらの方法では気体または蒸気の浸 透性を測定するが、測定に液体を使用してかつ浸透性を測定するポリマーにその 液体を接触させることによって、これらの方法を液体の浸透性を測定するために 容易に変更することができる。ポテンシャルバリアポリマーの浸透性を試験する 際、この試験はバリアポリマー自体の単層上で実施されることが好ましい。ポリ マーの浸透性のリストに関しては、J.Brandrup他の編纂によるPolymer Handboo k第3版、John Wiley & Sons,NewYork(1989年)の中の、S.Paulyによるp.VI-43 5〜 VI-449を参照されたい。2つの熱交換器内には異なる液体が存在するため、ポリ マーが1つの特定の熱交換器内のPBLとして作用する場合は、ポリマーは他の 熱交換器では単にPLとすることができる。 熱交換流体の1つが気体であり、その他が液体である場合(事実上熱交換器が 作動中)、バリア層は液体に対して比較的不浸透性であることが好ましい。熱交 換流体の両方が液体である場合、バリア層は、少なくとも1つの液体流体に対し て比較的不浸透性であることが必要であるが、両方の液体に対しては比較的不浸 透性であることが好ましい。同様のことが、気体/気体熱交換器にも言える。ま た、バリア層の浸透性は、熱交換器が一般的に作動する温度条件下で測定される ことが好ましい。 本明細書で好ましい一熱交換器は、一流体が水、水/アルコールの混合物、ま たは水/グリコール(エチレングリコールや1,2−プロピレングリコールなど )の混合物であり、他の流体が気体であって最も一般的には空気である、自動車 用またはその他の熱交換器である。ここではバリア層が、液体流体、水、水/ア ルコール、または水/グリコールの混合物に対して低い浸透性を有することが好 ましい。 液体の場合、PBLに有用なポリマーには、ポリエチレンやポリプロピレン、 エチレン/一酸化炭素共重合体などの様々なポリオレフィンおよび様々なポリシ クロオレフィンと、ポリ(テトラフルオロエチレン)などのフルオロポリマーと 、ポリ(エチレンテレフタレート)やポリ(ブチレンテレフタレート)、ポリ( エチレン2,6−ナフトエート)などのポリエステルと、ポリ(塩化ビニル)や ポリ(塩化ビニリデン)、ポリアクリロニトリルなどのその他のポリマーとが含 まれる。気体の場合、PBLに使用されるものには、ポリ(テトラフルオロエチ レン)などのフルオロポリマーや、ポリ(エチレンテレフタレート)やポリ(ブ チレンテレフタレート)、ポリ(エチレン2,6−ナフトエート)などのポリエ ステル、ナイロン−6,6やナイロン−6、高温ナイロンなどのポリアミド、ポ リ(塩化ビニル)やポリ(塩化ビニリデン)、ポリアクリロニトリル、エチレン とビニルアルコールの共重合体、ポリ(ビニルアルコール)などのその他のポリ マーが含まれる。 気体と液体の両方について、PBLに好ましいポリマーの1クラスは液晶ポリ マー(LCP)である。LCPとは、米国特許第4,118,372号に記載さ れるTOT試験を行う際の、異方性のポリマーを意味する。これらのポリマーは 、非常に良好なバリア特性を有する傾向があり、熱交換流体として使用される多 くの材料に対して不活性である。 有用なLCPには、米国特許第3,991,013号、第3,991,014 号、第4,011,199号、第4,048,148号、第4,075,262 号、第4,083,829号、第4,118,372号、第4,122,070 号、第4,130,545号、第4,153,779号、第4,159,365 号、第4,161,470号、第4,169,933号、第4,184,996 号、第4,189,549号、第4,219,461号、第4,232,143 号、第4,232,144号、第4,245,082号、第4,256,624 号、第4,269,965号、第4,272,625号、第4,370,466 号、第4,383,105号、第4,447,592号、第4,522,974 号、第4,617,369号、第4,664,972号、第4,684,712 号、第4,727,129号、第4,727,131号、第4,728,714 号、第4,749,769号、第4,762,907号、第4,778,927 号、第4,816,555号、第4,849,499号、第4,851,496 号、第4,851,497号、第4,857,626号、第4,864,013 号、第4,868,278号、第4,882,410号、第4,923,947 号、第4,999,416号、第5,015,721号、第5,015,722 号、第5,025,082号、第5,086,158号、第5,102,935 号、第5,110,896号、および第5,143,956号と、欧州特許出願 第356,226号に記載されるものが含まれる。有用なサーモトロピックLC Pには、ポリエステル、ポリ(エステルーアミド)、ポリ(エステルーイミド) 、およびポリアゾメチンが含まれる。特に有用なLCPは、ポリエステルまたは ポリ(エステルーアミド)である。また、これらのポリエステルまたはポリ(エ ステルーアミド)の中では、エステルまたはアミド基への結合、即ち−C(O) O−と−C(O)NR1−の自由結合であってR1が水素またはヒドロカルビル (hydrocarbyl)である結合の、少なくとも約50パーセント、より好ましくは 少なくとも約75パーセントが、芳香族環の一部である炭素原子であることが好 ましい。 本明細書に定義されるPBLには、必要とされる浸透性を有する2種類以上の ポリマーの混合物が含まれる。 PLとして有用な熱可塑性プラスチックポリマー(または適切な状況ではPBL )は、上述のような必要不可欠な特性を有するものであり、ポリエチレンやポリ プロピレンなどのポリオレフィンと、ポリ(エチレンテレフタレート)やポリ( ブチレンテレフタレート)、ポリ(エチレン2,6−ナフトエート)などのポリ エステルと、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとイソフタル酸 およびテレフタル酸との組合せから得られるポリエステルと、ポリスチレンや、 スチレンとアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルとの共重合体などの スチレンと、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン熱可塑性樹脂と、親の酸 および/またはそれらのエステルおよび/またはアミドの単独重合体および共重 合体を含むアクリルポリマーまたはメタクリルポリマーと、酸化ポリメチレンな どのポリアセタールと、ポリテトラフルオロエチレンやポリクロロトリフルオロ エチレン、ポリ(テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン)共重合 体、ポリ[テトラフルオロエチレン/ペルフルオロ(プロピルビニルエーテル) ]共重合体、ポリ(フッ化ビニル)、ポリ(フッ化ビニリデン)、ポリ(フッ化 ビニル/ビニルエチレン)共重合体など、全体および一部がフルオロポリマーで あるものと、エチレン−アクリル酸共重合体のイオノマーなどのイオノマー類と 、ポリカーボネートと、ポリ(アミド−イミド)と、ポリ(エステル−カーボネ ート)と、ポリ(イミド−エーテル)と、ポリメチルペンテンと、ポリプロピレ ンなどの線状ポリオレフィンと、ポリ(エーテルケトンケトン)と、ポリイミド と、ポリ(硫化フェニレン)と、環状オレフィンのポリマーと、ポリ(塩化ビニ リデン)と、ポリスルホンと、ポリ(エーテル−スルホン)と、ナイロン−6, 6やナイロン−6、ナイロン−6,12、ナイロン−6,12、ナイロン4,6 などのポリアミドと、テレフタル酸および1,6−ヘキサンジアミンおよび/ま たは2−メチル−1,5−ペンタジアミンから得られるポリアミドが含まれる。 ポリ アミドは好ましいPLであり、好ましいアミドはナイロン−6,6、ナイロン− 6と、テレフタル酸と1,6−ヘキサジアミンおよび2−メチル−1,5−ペン タジアミンの共重合体であり、但し1,6−ヘキサジアミンは、ポリマーの調製 に使用されるすべてのジアミンの約30〜約70モルパーセントである。特に好 ましいポリアミドは、ナイロン−6,6、ナイロン−6、テレフタル酸と1,6 −ヘキサジアミンおよび2−メチル−1,5−ペンタジアミンの共重合体であり 、但し1,6−ヘキサジアミンは、ポリマーの調製に使用されるすべてのジアミ ンの約50モルパーセントである。本明細書のPL用のポリマーの定義には、2 種類以上のポリマーの混合物が含まれ、例えばゴムおよび任意選択でその他の成 分により堅くなったポリマーである。 PLに有用な熱硬化性ポリマー(または適切な状況ではPBL)は、上述のよ うな必要不可欠な特性を有するものであり、エポキシ、熱硬化性ポリエステル、 およびフェノール樹脂が含まれる。これらのポリマーは、熱硬化性ポリマーでは 通常行われるように、それらの最終的な形状に形成した後に架橋される。 これらのポリマーは、従来型のポリマーに見出されるように、充填剤や補強剤 、酸化防止剤、オゾン劣化防止剤、染料、顔料などのその他の材料を含有するこ とができる。特に有用な材料は熱伝導率が高い充填剤であり、これによって熱交 換の効率を上げることができる。 タイ層の組成は、その両面にそれぞれ設けられる2種類のポリマーによって変 わる。例えばこのタイ層は、機能化しまたはグラフト化してPLおよびPBL層 の間に接着力をもたらすPLのポリマーであってもよく、あるいは、PLの1種 類または複数種類のポリマーと、PBLの1種類または複数種類のポリマーとの 混合物であってもよい。 PL層の一般的な厚さは、約0.025〜約0.25mmの範囲である。PB L層の一般的な厚さは、約0.01〜約0.1mmである。タイ層は通常、ポリ マー層間に接着力をもたらすのを妨げない範囲でできる限り薄いものである。こ れは通常、約0.01〜約0.1mmである。この構造全体の厚さは、好ましく は約0.7mm未満であり、より好ましくは約0.12〜約0.5mmであり、 特に好ましくは約0.15mm〜約0.4mmである。 多数の異なる配置の熱交換器が作製され使用されており、例えばW.Gerhartz 他の編纂によるUllmann'sEncyclopedia of Industrial Chemistry,第5版、Vol .B-3,VCH Verlagsgesellschaft mbH,Weinheim(1988年)の中の、R.K.Shahによ るp.2-1〜2-108を参照されたい。この論文からわかるように、またこれは当技術 分野では知られているものであるが、2つの最も一般的な熱交換「要素」は、お そらく管とプレートである。管タイプの熱交換器では、流体の1つは通常、断面 が円形の管の中を流れ、一方他の流体はその管の外側を流れる。一般に、小型の 管を多数使用して、広い熱交換表面が生み出される。より効率的な熱交換を行う ため、管にフィンを取り付ける場合がある。プレート要素では、小型の管に類似 する細い通路が熱交換材料のプレート内に設けられる。流体の1つがその通路の 内側を流れ、他の流体がそのプレートの外側表面を流れる。この通路は、表面積 を増加させるために通常は細いものであり、多数のプレートがしばしば使用され る。熱交換表面材料に関する議論のすべては、熱交換パネルにも適用される。 LCPを含有する管タイプの熱交換器の場合、本明細書に記載される多層材料 は、熱可塑性の管の多層共押出しによって形成することができ、例えば米国特許 第5,288,529号を参照されたい。しかしそのように押出されたとき、L CPは横方向(管の長軸に垂直)に弱くなる傾向がある。このような問題は、米 国特許第4,963,428号および第4,966,807号、G.W.Farell他 のJournal of Polymer Engineering,vol.6,p.263〜289(1986年)に記載される ように、押し出された管のLCP部分に二重反転ダイを使用することによって解 決できる。これらの管を適切なサイズの穴を持つタンクに挿入し、かつその穴を エポキシ樹脂などの充填剤で密封することによって、またはヒートシール(例え ば溶融溶接)によって、完全な熱交換器を組み立てることができる。 本明細書に記載されている層状材料の熱交換プレートは、比較的標準的な方法 で形成することができる。このプレートは、直接共押出しすることができ、その 中に通路を形成して仕上げることができる。平坦なシートまたはフィルムを共押 出しすることができ、正確な形状に熱成形でき、接着性によってまたは熱によっ てプレートと合わせることができる。このような共押出しは既知の方法であり、 例えば参照として本明細書に含まれる、H.Mar他の編纂によるEncyclopedia of Polymer Science and Engineering,第2版、Vol.6,John Wiley & Sons,NewYo rk,(1986年)、p.608〜613、および同書Vol.7,(1987年)、p.106〜127を参照され たい。1つまたは複数のPLおよびPBLの1つ1つのフィルムまたはシートは 一緒にラミネートされ、次いで熱交換プレートに形成される。プレートを用いた プラスチック熱交換器の組立てに関しては、米国特許第4,955,435号を 参照されたい。 本明細書に記載される熱交換器は、自動車用およびその他の車への利用、航空 機、快適な熱交換器、様々な換気、暖房および空調への適用に有用である。これ らは、自動車用ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンの冷却に使用される 液気熱交換器として、特に有用である。その場合液体は、通常、水、水およびグ リコール、あるいは水およびアルコールである。 実施例1 ナイロン66/LCP/ナイロン66の多層構造を有する直径が小さい管(直 径〜0.37cm、壁の厚さ250〜310μm)を形成した。このとき、異な る材料を分離した層として別々に供給するために、3機の押出し機と1個のダイ を使用した。LCPは、組成が4,4’−ビフェノール/ヒドロキノン/テレフ タル酸/2,6−ナフタレンジカルボン酸/4−ヒドロキシ安息香酸/6−ヒド ロキシ−2−ナフトエ酸(モル比50/50/70/30/270/50)のポ リエステルであった。LCP層は、厚さが約51μmであった。管の一端を密封 し、次いで市販の自動車用不凍液と水が1:1(体積)の混合物で満たし、その 後、管の他端を密封し、次いで100℃に維持したオーブン内に置いた。時間に 対する流体の損失を、計量することによって得た。損失は、0.5グラム/管の 表面積100インチ2(0.5グラム/約645cm2)/日であることが見出さ れた。 実施例2 熱交換器を、共押出し成形した管(OD(外径)0.366cm、ID(内径 )0.328cm)で構成した。この管の構成(管の内側から外側に向かって) は、64μmHTNナイロン/51μmLCP(実施例1と同様)/76μmH TNナイロンであって、熱交換器の有効表面積は1.959m2であった。HT Nは、 1,6−ヘキサンジアミンおよび2−メチル−1,5−ペンタジアミン(1:1 のモル)の重合体とテレフタル酸とのポリアミドと、合成ゴム(Wilmington,DE ,19898のE.I.DuPont de Nemours & Co.から入手可能なNordel(登録商標)3 681およびEPDM(エチレンプロピレンジエンモノマー)型ゴム)と、機能 化した合成ゴム(無水マレイン酸で機能化したEPDM)との重量比がそれぞれ 85/15/5の混合物とした。 温水(81℃)を交換器全体に循環させ、管の表面には大気を通した。全体で 24日にわたる作動により、水の損失は201グラムであり、水の損失速度4. 3グラム/m2/24時間に相当するという結果が得られた。 実施例3 以下の組成を有するフィルムを、インフレートフイルム共押出し法によって生 成した。 層1 ナイロン6/Sclair(登録商標)11K1 a/Fusabond(登録商標)D226b/機 能化した合成ゴムc(72.5/13.6 /6.8/6.8重量パーセント) 0.05mm 層2 XB603(機能化したEMA(エチルメ タクリレート)) 0.01mm 層3 LCP 0.01mm 層4 XB603 0.01mm 層5 LCP 0.01mm 層6 XB603 0.01mm 層7 層1と同様 0.05mm aカナダ、アルバータ州カルガリー、Nova Chemicalsから入手可能なLLD PE(線状低密度ポリエチレン) bE.I.DuPont de Nemours & Co.,Wilmlngton,DE,USAから入手可能な、無 水マレイン酸でグラフト化されたLLDPE c無水マレイン酸で機能化したEPDM。 使用したLCPは、以下のモノマーを括弧内に示すモル比で含む重合体とした 。 即ち、4,4’−ビフェノール(26.3)/ヒドロキノン(26.3)/1, 6−ヘキサンジアミン(47.4)/テレフタル酸(36.8)/2,6−ナフ タレンジカルボン酸(63.2)/4−ヒドロキシ安息香酸(89.5)/6− ヒドロキシ−2−ナフトエ酸(36.8)である。このLCPの融点(DSC) は265℃であった。 フィルムを、エチレングリコール:水の混合物(ラジエータの流体である、市 販の自動車用不凍液と水の比〜1:1を使用)を含有するアルミニウム製カップ の「蓋」として使用した。漏れを避けるために金属環とガスケットの間に固定し 、100℃のオーブンの低位置に配置した(液体がフィルムに接触するように) 。周期的に、カップをオーブンから取り除き、冷却して計量し、オーブン内に戻 した。温度の変動によってカップの内側の圧力に差が生じるため、繰り返し冷却 し、再び加熱することによってフィルムに凹凸ができた。この操作では、質的に 観察できるその他の疲労応力が繰り返し引き起こされるが、測定は行わなかった 。 このフィルムの60℃での評価では、流体損失0.81グラム/100インチ2 (約645cm2)/日が示された。合成ゴム(Nordel(登録商標)3681) および機能化した合成ゴム(無水マレイン酸で機能化したEPDM)と混合した ナイロン−6,6のフィルム(厚さ0.19mm)は、その重量比がそれぞれ8 0/10/10であり(また、エポキシ樹脂1重量パーセント未満を含む)、同 様の条件下で、損失10.27グラム/100インチ2(約645cm2)/日を 示した。 実施例4 管を、以下の構成(管の内側から外側へ向かって)および外径3.6mmとし て押出し成形した。 内側層 LCP 0.05mm 中間層 XB603 0.05mm 外側層 ナイロン6,6 0.075mm 使用したLCPは、以下のモノマーを括弧内のモル比で含む重合体とした。即 ち、4,4’−ビフェノール(35.5)/ヒドロキノン(35.5)/1,6 −ヘキサンジアミン(29.0)/テレフタル酸(60)/2,6−ナフタレン ジカルボン酸(40)/4−ヒドロキシ安息香酸(130)である。このLCP の融点(DSC)は255℃であった。 実施例1と同様にして、38℃での評価では、損失0.02グラム/100イ ンチ2(約645cm2)/日が示され、同じ寸法のナイロン6,6の管では損失 2.04グラム/100インチ2(約645cm2)/日が示された。 実施例5 この実施例では、共押出しされた3層フィルムを使用した。共押出しされたと き、内側層の溶融温度は269℃で外側層の溶融温度は292℃であり、その線 速度は14.5m/分であった。厚さ0.076mmの内側層は、Bynel(登録 商標)4006(これは、無水マレイン酸で改質された、メルトインデックスが 0.6の高密度ポリエチレンであり、米国デラウェア州WilmingtonのE.I.DuPon t de Nemours & Co.から入手可能)であった。外側の2層は、実施例3で層1に 使用されたポリマーと同じものであり、各外側層は、厚さ0.057mmであっ た。フィルムの両面にコロナ処理をして、約48dynes/cmとした。 このフィルムを熱交換パネルに形成した。このパネルは、一端にマニホールド が備えられた方形状の13の液体流路を有するものであり、各パネルは、長さ約 54cm、幅約5cmの第1の熱交換表面積を有していた。これらのパネル(6 7)はマニホールドを接合することによって積み重ねられ、そのスタックの第1 の熱交換表面は33,626cm2と見積もられた。 類似の熱交換器を、上述の熱交換器の外側層と同じポリマーである厚さ0.1 9mmの単層フィルムから形成した。この69パネルの熱交換器は、表面積が約 34,632cm2であった。 これらの両方の熱交換器について、77℃の温水を使用して試験を行った。3 層フィルムから構成された熱交換器は水損失が0.17g/時であり、単層フィ ルムから構成された熱交換器の水損失は1.1g/時であった。 実施例6 ポリマーAは、芳香族ポリエステルであり、かつ4,4’−ビフエノール(2 6.3)/ヒドロキノン(26.3)/1,6−ヘキサンジアミン(47.4) /テレフタル酸(36.8)/2,6−ナフタレンジカルボン酸(63.2)/ 4−ヒドロキシ安息香酸(89.5)/6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸(36 .8)の共重合体(括弧内はモル比)の液晶ポリマーであった。 ポリマーBは、ナイロン6/Sclair(登録商標)11K1a/Fusabond(登録 商標)D226b/機能化した合成ゴムc(72.5/13.6/6.8/6.8 重量パーセント)(aカナダ、アルバータ州カルガリーのNova Chemicalsから入 手可能なLLDPE、b米国デラウェア州Wilmington,E.I.DuPont de Nemours & Co.から入手可能な、無水マレイン酸でグラフト化されたLLDPE、c無水マ レイン酸で機能化したEPDM)であった。 ポリマーCは、二軸スクリュ押出し機で調製された、ポリマーAが40重量パ ーセントとポリマーBが60重量パーセントの混合物であった。 使用した装置には、3/4インチ(1.91cm)Brabender(型式2003 、C.W.Brabender Instruments,Hackensack,ニュージャージー州、米国)、1 インチ(2.54cm)Wilmod押出し機、および3.8cmNRM押出し機が含 まれた。ポリマーAは、45rpmで運転されるWilmod押出し機で押し出され、 その溶融温度は280℃であった。ポリマーBは、20rpmで運転されるNR M押出し機で押し出され、その溶融温度は280℃であった。ポリマーCは、6 0rpmで運転されるBrabender押出し機で押し出され、その溶融温度は270 ℃であった。これらの押出し機からのそれぞれの産出物は、これらの分離したフ ィードを取り扱うために構成された幅15.2cmのフィルム用ダイに送られた 。ポリマーAおよびBは外側層であり、ポリマーCは内側層であった。 溶融フィルムを、図1に示すように配置した振動ローラ上に重力により落下さ せた。ローラは、直径8.9cm、幅20.3cmであり、その表面は、ダイア モンドまたはギザギザのパターンがエンボス加工されたステンレス鋼で覆われ、 その深さは約50〜75μm、側面に対する開先角度は90°であり、ギザギザ のラインはロールの回転軸に対して30°の角度であった。ローラの回転速度は 、変速駆動モータを使用して手動制御され、ロールの表面速度が6m/分となる よう設定した。振動の速度も変速駆動モータを使用して手動制御して50Hzと し、また振動の振幅はカム17を変化させることによって変動し、1.3mmで あった。各ローラを、Calrod(登録商標)電気ヒータでそれぞれ加熱し、交互に 自動 的に、デジタルコントローラで制御した。ローラの温度を約±1℃に維持できる と考えられ、そのローラの温度は177℃であった。フィルムは、振動ローラを 通過した後に1組の冷却されたローラを通過し、次いでロール上に巻き上げられ た。 運転を開始する際、ポリマーの回転バンクが振動ローラ上に形成されるように 押出しの速度と振動ローラの回転を調整し、次に、回転バンクを一定のサイズに 維持するために、振動ローラの速度をできるだけ厳密に設定した。手動による調 整が若干必要になる場合もある。 得られたフィルムでは、ポリマーA層は厚さ約0.051mmであり、ポリマ ーB層は厚さ約0.10mmであり、ポリマーC層は厚さ約0.051mmであ った。 上述の3層フィルムを使用し、以下に記述する米国特許第5,050,671 号の実施例2の手順を用いて熱交換パネルを作成した。 米国特許第4,935,462号に記載されるように、ポリマーB側にベンジ ルアルコールおよびフェノールの溶液を用いてシートを被覆した。シートの長軸 に平行な溝を含有するメスモールド間で、被覆された側がシートの各端部のイン レットおよびアウトレットヘッダと向い合わせに接触するよう配置した。次に、 シートの間に窒素ガスを通しながら、モールドをプレス内で160℃に加熱し、 241MPaの圧力をかけた。これにより各シートが溝と同じ形状になり、2枚 のシートはともに結合して、ヘッダがシートの端部で結合された。得られたパネ ルには、その外側表面に裂け目も割れ目も全く見られなかった(ポリマーA)。 これらのパネルのヘッダのいくつかは、ともに結合して熱交換器を形成した。 その他の方法で、ポリマーBの厚さ0.2mmのシートから同一の熱交換器を 形成した(このシート形成では、振動ローラを用いなかった)。2つの熱交換器 に70℃の温水を通し、パネルを経た拡散による水損失の速度を測定した。3ポ リマー層パネルを有する熱交換器の水損失速度は、ポリマーBで形成された熱交 換器の水の損失約9.1g/時よりも、10分の1未満も少ない0.8g/時で あった。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年10月5日(1998.10.5) 【補正内容】 単層のポリマーで簡単に作成された様々な種類の熱交換器について述べてきた が、それらがHESMの唯一の材料である場合に重大な欠点を有することがある 。HESMのポリマーは、熱交換器内の1種類または複数種類の流体に対して化 学的に安定ではないことがあり、例えば多くのポリエステルは、水、水とアルコ ール、または水とグリコールの混合物の存在下で特に周囲温度よりも高いときに 加水分解し、あるいは他の方法で分解する。多くのポリエステルは、多くの液体 および/または気体に対して比較的透過性があり、従ってこれらの材料は熱交換 器内で損失し、または熱交換器から移行する。ポリマーには、熱交換器に使用さ れる1種類または複数種類の流体によって膨潤するものもあり、それによって、 ポリマーの寸法および/または物理的特性が変化する。上述のすべては、当然な がらポリマー熱交換器の問題である。 HESMに使用されるポリマーバリア層(PBL)は、上述の1つまたは複数 の問題をしばしば解決し、あるいは排除することが見出された。PBLとは、そ のポリマーが、熱エネルギー交換を行う少なくとも1つの流体に対して比較的低 い浸透性を有する層を意味する。気相/液相熱交換器が使用される場合、その浸 透性は液相に関するものである。 PBLのポリマーの液体または気体に対する浸透性は、多層構造中の最も浸透 性の高いポリマー層よりも1/10(0.10)以下、好ましくは約1/100 (0.010)以下であるべきである。代わりに、PBLの液体に対する浸透性 は約31g・ミル/m2/日(0.79g・mm/m2/日)以下であり、好まし くは約3.1g・ミル/m2/日(0.079g・mm/m2/日)以下であって 、または気体に対する浸透性(気体/気体熱交換器用)は約100ml・ミル/ m2/日(2.5ml・mm/m2/日)以下、好ましくは約10ml・ミル/m2 /日(0.25ml・mm/m2/日)以下であるべきである。これらの値を得 るための、液体に関する浸透性の測定は、38℃で行われるべきであり、一方気 体に関する測定では23℃とするべきである。 PBLがHESM中の流体と任意の特定のPLとの間に位置する場合、PBL はしばしばPLが流体によって化学的分解しないよう、かつ/またはPLが流体 によって膨潤しないようにPLを保護する。例えば、エンジンを冷却する自動車 用熱交換器では、一般に使用される内部冷却剤はグリコールと水の混合物であり 、外部冷却剤は空気である。多くのPLが存在する場合、水および/またはグリ コールの拡散が非常に速いため、水/グリコール混合物を頻繁に補充することが 必要になる。PBL(水/グリコール混合物に対し)が含まれると、その拡散は 非常に遅くなる。 HESMを通して迅速な熱交換を行うため、熱交換流体間の材料の厚さは、で きるだけ薄くするべきである。これはHESMに使用されるどの材料にも言える ことであるが、プラスチックの場合、通常その伝熱係数は金属と比べて比較的低 いため、特に重要である。PBLは、HESM中に存在するポリマーの中でもよ り高価なものであることがしばしばであり、通常はその使用を制限することが経 済的には好ましい。従ってほとんどの構造では、PBLが1層または複数層の比 較的薄い層で存在することが好ましく、1層または複数層のPL層は、HESM の構造的負荷の多くを支えるように比較的厚いことが好ましい(即ち、1種類ま たは複数種類の流体の圧力、構造的形状および寸法を維持するなど)。 本明細書に記載されている層状材料の熱交換プレートは、比較的標準的な方法 で形成することができる。このプレートは、直接共押出しすることができ、その 中に通路を形成して仕上げることができる。平坦なシートまたはフィルムを共押 出しすることができ、正確な形状に熱成形でき、接着性によってまたは熱によっ てプレートと合わせることができる。このような共押出しは既知の方法であり、 例えば参照として本明細書に含まれる、H.Mar他の編纂によるEncyclopedia of Polymer Science and Englneering,第2版、Vol.6,John Wiley & Sons,NewYo rk,(1986年)、p.608〜613、および同書Vol.7,(1987年)、p.106〜127を参照さ れたい。1つまたは複数のPLおよびPBLの1つ1つのフィルムまたはシート は一緒にラミネートされ、次いで熱交換プレートに形成される。プレートを用い たプラスチック熱交換器の組立てに関しては、米国特許第4,955,435号 を参照されたい。 本明細書に記載される熱交換器は、自動車用およびその他の車への利用、航空 機、快適な熱交換器、様々な換気、暖房および空調への適用に有用である。これ らは、自動車用ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンの冷却に使用される 液気熱交換器として、特に有用である。その場合液体は、通常、水、水およびグ リコール、あるいは水およびアルコールである。 実施例1 ナイロン66/LCP/ナイロン66の多層構造を有する直径が小さい管(直 径〜0.37cm、壁の厚さ250〜310μm)を形成した。このとき、異な る材料を分離した層として別々に供給するために、3機の押出し機と1個のダイ を使用した。LCPは、組成が4,4’−ビフェノール/ヒドロキノン/テレフ タル酸/2,6−ナフタレンジカルボン酸/4−ヒドロキシ安息香酸/6−ヒド ロキシ−2−ナフトエ酸(モル比50/50/70/30/270/50)のポ リエステルであった。LCP層は、厚さが約51μmであった。管の一端を密封 し、次いで市販の自動車用不凍液と水が1:1(体積)の混合物で満たし、その 後、管の他端を密封し、次いで100℃に維持したオーブン内に置いた。時間に 対する流体の損失を、計量することによって得た。損失は、7.7g/m2(0 .5グラム/100インチ2)管の表面積/日であることが見出された。 実施例2 熱交換器を、共押出し成形した管(OD(外径)0.366cm、ID(内径 )0.328cm)で構成した。この管の構成(管の内側から外側に向かって) は、64μmHTNナイロン/51μmLCP(実施例1と同様)/76μmH TNナイロンであって、熱交換器の有効表面積は1.959m2であった。HT Nは、1,6−ヘキサンジアミンおよび2−メチル−1,5−ペンタジアミン( 1:1のモル)の重合体とテレフタル酸とのポリアミドと、合成ゴム(Wilmingt on,DE,19898のE.I.DuPont de Nemours & Co.から入手可能なNordel(登録商 標)3681およびEPDM(エチレンプロピレンジエンモノマー)型ゴム)と 、機能化した合成ゴム(無水マレイン酸で機能化したEPDM)との重量比がそ れぞれ85/15/5の混合物とした。 フィルムを、エチレングリコール:水の混合物(ラジエータの流体である、市 販の自動車用不凍液と水の比〜1:1を使用)を含有するアルミニウム製カップ の「蓋」として使用した。漏れを避けるために金属環とガスケットの間に固定し 、100℃のオーブンの低位置に配置した(液体がフィルムに接触するように) 。周期的に、カップをオーブンから取り除き、冷却して計量し、オーブン内に戻 した。温度の変動によってカップの内側の圧力に差が生じるため、繰り返し冷却 し、再び加熱することによってフィルムに凹凸ができた。この操作では、質的に 観察できるその他の疲労応力が繰り返し引き起こされるが、測定は行わなかった 。 このフィルムの60℃での評価では、流体損失12.6g/m2/日(0.8 1グラム/100インチ2(約645cm2)/日)が示された。合成ゴム(Nord el(登録商標)3681)および機能化した合成ゴム(無水マレイン酸で機能化 したEPDM)と混合したナイロン−6,6のフィルム(厚さ0.19mm)は 、その重量比がそれぞれ80/10/10であり(また、エポキシ樹脂1重量パ ーセント未満を含む)、同様の条件下で、損失159g/m2/日(10.27 グラム/100インチ2(約645cm2)/日)を示した。 実施例4 管を、以下の構成(管の内側から外側へ向かって)および外径3.6mmとし て押出し成形した。 内側層 LCP 0.05mm 中間層 XB603 0.05mm 外側層 ナイロン6,6 0.075mm 使用したLCPは、以下のモノマーを括弧内のモル比で含む重合体とした。即 ち、4,4’−ビフェノール(35.5)/ヒドロキノン(35.5)/1,6 −ヘキサンジアミン(29.0)/テレフタル酸(60)/2,6−ナフタレン ジカルボン酸(40)/4−ヒドロキシ安息香酸(130)である。このLCP の融点(DSC)は255℃であった。 実施例1と同様にして、38℃での評価では、損失0.02グラム/100イ ンチ2(約645cm2)/日が示され、同じ寸法のナイロン6,6の管では損失 31.6g/m2/日(2.04グラム/100インチ2(約645cm2)/日) が示された。 実施例5 この実施例では、共押出しされた3層フィルムを使用した。共押出しされたと き、内側層の溶融温度は269℃で外側層の溶融温度は292℃であり、その線 速度は14.5m/分であった。厚さ0.076mmの内側層は、Bynel(登録 商標)4006(これは、無水マレイン酸で改質された、メルトインデックスが 0.6の高密度ポリエチレンであり、米国デラウェア州WilmingtonのE.I.DuPon t de Nemours & Co.から入手可能)であった。外側の2層は、実施例3で層1に 使用されたポリマーと同じものであり、各外側層は、厚さ0.057mmであっ た。フィルムの両面にコロナ処理をして、約4.8×10-4N/cm(約48d ynes/cm)とした。 このフィルムを熱交換パネルに形成した。このパネルは、一端にマニホールド が備えられた方形状の13の液体流路を有するものであり、各パネルは、長さ約 54cm、幅約5cmの第1の熱交換表面積を有していた。これらのパネル(6 7)はマニホールドを接合することによって積み重ねられ、そのスタックの第1 の熱交換表面は33,626cm2と見積もられた。 1.熱交換表面材料を含む気気、気液、または液液熱交換用の多層熱交換器であ って、 前記熱交換表面材料が、 (a)ポリマーバリア層である第1ポリマーと、 (b)第2ポリマーの層と を含み、 (1)前記熱交換器が液液または液気熱交換器である場合、前記第1ポリマーが 前記液体の1種類に対し、38℃で0.79g−mm/m2/日以下の透過性を 有し、あるいは前記熱交換器が気気熱交換器である場合、前記第1ポリマーが前 記気体の1種類に対し、23℃で2.5ml−mm/m2/日以下の透過性を有 することを条件とし、かつ (2)前記第1ポリマーと前記第2ポリマーが異なることを条件とする ことを特徴とする熱交換器。 2.液液熱交換器であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 3.液気熱交換器であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 4.気気熱交換器であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 5.自動車の車両、航空機、快適な目的のための熱交換器、ヒータ、空調器、ま たはベンチレータの一部であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 6.自動車のガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンを冷却することを特徴 とする請求項3に記載の熱交換器。 7.前記液体が水、水およびグリコール、あるいは水およびアルコールであり、 前記気体が空気であることを特徴とする請求項6に記載の熱交換器。 8.管熱交換器であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 9.パネル熱交換器であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 10.前記第1ポリマーがサーモトロピック液晶ポリマーであることを特徴とす る請求項1に記載の熱交換器。 11.前記サーモトロピック液晶ポリマーが、ポリエステルまたはポリ(エステ ルーアミド)であることを特徴とする請求項10に記載の熱交換器。 12.前記第2ポリマーがポリアミドであることを特徴とする請求項1、6、7 または10に記載の熱交換器。 13.前記ポリアミドがナイロン−6、ナイロン−6,6、またはテレフタル酸 および1,6−ジアミノヘキサンおよび2−メチル−1,5−ジアミノペンタン の共重合体であって、前記1,6−ジアミノヘキサンが、存在するすべてのジア ミンの約30〜約70モルパーセントであることを特徴とする請求項12に記載 の熱交換器。 14.前記熱交換表面材料には1層または複数層のタイ層も存在することを特徴 とする請求項1に記載の熱交換器。 15.前記第1ポリマーが2層以上存在し、または前記第2ポリマーが2層以上 存在し、または前記第1層が2層以上存在しかつ前記第2ポリマーが2層以上存 在することを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 16.前記熱交換器が液液または液気熱交換器である場合、前記第1ポリマーが 前記液体の1種類に対し、38℃で0.079g−mm/m2/日以下の透過性 を有し、あるいは前記熱交換器が気気熱交換器である場合、前記第1ポリマーが 前記気体の1種類に対し、23℃で0.25ml−mm/m2/日以下の透過性 を有することを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),CA,JP

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ポリマーバリア層および第2ポリマーの層を含む、熱交換表面材料を含有す ることを特徴とする多層熱交換器。 2.液液熱交換器であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 3.液気熱交換器であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 4.気気熱交換器であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 5.自動車およびその他の車用、航空機、快適な熱交換器、加熱への利用、空調 への利用、または換気への利用のために使用されることを特徴とする請求項1に 記載の熱交換器。 6.自動車のガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンを冷却するために使用 されることを特徴とする請求項3に記載の熱交換器。 7.前記液体が水、水およびグリコール、あるいは水およびアルコールであり、 前記気体が空気であることを特徴とする請求項6に記載の熱交換器。 8.管熱交換器であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 9.パネル熱交換器であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 10.前記ポリマーバリア層がサーモトロピック液晶ポリマーであることを特徴 とする請求項1に記載の熱交換器。 11.前記サーモトロピック液晶ポリマーが、芳香族ポリエステルまたはポリ( エ ステル−アミド)であることを特徴とする請求項10に記載の熱交換器。 12.前記第2ポリマーがポリアミドであることを特徴とする請求項1に記載の 熱交換器。 13.前記第2ポリマーがポリアミドであることを特徴とする請求項6または7 に記載の熱交換器。 14.前記ポリマーバリア層がサーモトロピック液晶ポリマーであることを特徴 とする請求項13に記載の熱交換器。 15.前記ポリアミドがナイロン−6、ナイロン−6,6、またはテレフタル酸 および1,6−ジアミノヘキサンおよび2−メチル−1,5−ジアミノペンタン の共重合体であって、前記1,6−ジアミノヘキサンが、存在するすべてのジア ミンの約30〜約70モルパーセントであることを特徴とする請求項12に記載 の熱交換器。 16.前記ポリアミドがナイロン−6、ナイロン−6,6、またはテレフタル酸 および1,6−ジアミノヘキサンおよび2−メチル−1,5−ジアミノペンタン の共重合体であって、前記1,6−ジアミノヘキサンが、存在するすべてのジア ミンの約50モルパーセントであることを特徴とする請求項13に記載の熱交換 器。 17.前記ポリアミドがナイロン−6、ナイロン−6,6、またはテレフタル酸 および1,6−ジアミノヘキサンおよび2−メチル−1,5−ジアミノペンタン の共重合体であって、前記1,6−ジアミノヘキサンが、存在するすべてのジア ミンの約30〜70モルパーセントであることを特徴とする請求項14に記載の 熱交換器。 18.前記熱交換表面材料には、1層または複数層のタイ層も存在することを特 徴とする請求項1に記載の熱交換器。 19.熱交換表面材料が、ポリマーバリア層および第2ポリマーの層を含むこと を特徴とする熱交換パネル。
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