JP2001500030A - 泌尿器の便意抑制を維持するためのデバイス - Google Patents

泌尿器の便意抑制を維持するためのデバイス

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JP2001500030A JP10509926A JP50992698A JP2001500030A JP 2001500030 A JP2001500030 A JP 2001500030A JP 10509926 A JP10509926 A JP 10509926A JP 50992698 A JP50992698 A JP 50992698A JP 2001500030 A JP2001500030 A JP 2001500030A
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ピンタウロ,ウイリアム,エル.
ブレンヌマン,ロドニー,エイ.
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ガルト ラボラトリーズ,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 泌尿器の便意抑制を制御するための人工デバイス(10,110,210,310)が開示されている。そのデバイス(10,110,210,310)は、開放圧力が生理学的パラメータにおける変化に応答して変わる。そのデバイス(10,110,210,310)は、人手の介入なしで患者の自由意志で制御することができる。尿道を通してそのデバイス(10,110,210,310)を導入するための導入器(580)が開示されている。さらに、泌尿器の便意抑制を維持するためにそのデバイス(10,110,210,310)を配置する非手術的な、あるいは侵襲性を最小限に抑えた方法が開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 泌尿器の便意抑制を維持するためのデバイス 発明の属する技術分野 本発明は、泌尿器の便意抑制を制御するための人工尿道バルブまたはシールの 分野に関する。より詳細には、本発明は、開放圧力が生理学的パラメータにおけ る変化に応答して変わる人工尿道デバイスに関する。また、本発明は、非手術的 な、あるいは侵襲性を最小限に抑えた手順で、尿道を通してその人工デバイスを 導入するための導入器に関する。 発明の背景 泌尿器の失禁は米国内および世界中に広がっている問題である。泌尿器の失禁 はすべての年令の人に影響し、生理学的および心理学的な面の両方において患者 に大きい影響を及ぼす可能性がある。泌尿器の失禁は生れつきの欠陥、病気、障 害、老化および尿道の感染症などの原因で発生する。 前記の観点から、泌尿器の失禁と戦うためのいくつかの試みがなされてきた。 そのような試みの1つは、集尿バッグに対して接続されるクランピング・デバイ ス付きのカテーテルを使う方法である。しかし、カテーテルを内蔵させることに はいくつかの欠点がある。たとえば、膀胱の中へのバクテリアまたは他の微生物 に対する直接の通路を提供するカテーテルを内蔵させることに関連した感染症の 危険性がある。したがって、カテーテルの内蔵は比較的短期間の場合にのみ使用 することができる。さらに、内蔵のカテーテルおよび関連の集尿バッグの内蔵は ほとんどの患者にとって外見上よくない。 また、失禁を制御するための従来の技術の人工尿道のバルブには多くの欠点が ある。たとえば、従来の技術の尿道バルブの多くは尿道の外側の回りに巻かれた 膨らませることのできるカバーを利用する。そのようなバルブの1つの欠点は取 り付けのために手術を必要とすることである。さらに、そのようなバルブは外部 から操作されなければならず、したがって、人手の介入に依存する。 また、従来の技術の尿道内のバルブは一般に人手の介入を必要とする。尿道内 のバルブに付随するもう1つの問題点は、それらが膀胱の中へずれ込むか、ある いは尿道から排除される可能性があることである。また、そのようなバルブの多 くに付随する感染症の危険性もある。というのは、それらが通路の中に延びるか 、あるいは尿道に対する外部のデバイスの部分を有し、微生物が膀胱の中に入る ための通路を提供するからである。 したがって、生理学な状態に応答する人工の尿道バルブまたはシールを取り付 け、人手の介入なしに患者の自由意志で制御できる、非手術的に取り付けられる 人工尿道バルブに対するニーズが存在する。 発明の概要 本発明の1つの態様においては、人工尿道バルブ・アセンブリが提供されてい る。そのバルブ・アセンブリは近位端、遠位端、およびその間に延びている中央 の内腔を備えている管状のボディを含む。その管状のボディの近位端には第1の アンカーが付加されている。その第1のアンカーは膀胱のベースの一部分に対し て適合し、その人工尿道バルブ・アセンブリが膀胱および尿道に対して相対的に 正しく配置されるようにしている。また、そのバルブ・アセンブリは第2のアン カーも含み、それは管状のボディの近位端と遠位端との間の1つの点において管 状のボディに対して付加されている。第2のアンカーは尿道の内部にあり、その 中のバルブ・アセンブリをしっかり固定するのに役立つ。また、そのバルブ・ア センブリは管状のボディの近位端と遠位端との間の管状のボディの内腔の内部に 配置することができる1つのバルブを含む。患者の中に置かれるとき、その管状 のボディの遠位端は尿道の途中、内部尿道括約筋と外部尿道括約筋または体腔の 入口との間などに配置され、バルブの開放圧力が生理学的パラメータにおける変 化に応答して変わるようにする。 本発明の他の態様は、患者における泌尿器の便意抑制を維持する方法に関する 。その方法は患者の中に本発明の人工尿道バルブ・アセンブリを配置し、そのバ ルブの開放圧力が生理学的パラメータにおける変化に応答して変わるように、管 状のボディの遠位端およびそのバルブが尿道の途中に置かれるように患者の中に 本発明の人工尿道バルブ・アセンブリを位置決めすることを含む。たとえば、そ のバルブの開放圧力は腹部の圧力における上昇によって生じる尿道に加わる圧力 に 応答して変化することができる。 本発明の他の態様は、腹部の圧力における変化に応答して人工尿道バルブの開 放圧力を変化させる方法に関する。その方法は近位端、遠位端、およびその間の バルブでつながれた流れの径路を備えている人工尿道バルブの提供を含む。その バルブは膀胱と患者の外部との間の流れの径路の内部において患者の中に配置さ れる。そのバルブは内部括約筋と外部括約筋との間の尿道の内部に患者の中に配 置されることが好ましい。また、その方法は、バルブの遠位端を腹部の内部の圧 力における上昇に対してさらし、そして腹部内部の圧力における上昇に応答して そのバルブの開放圧力を増加させることを含む。 本発明の他の態様によれば、泌尿器の便意抑制を維持するための尿道内のデバ イスが提供される。本発明のこの態様によるデバイスは、バルブがないことが好 ましい。そのデバイスは、近位端、遠位端、およびその間に延びている中央の内 腔を備えている管状のボディを含む。その管状のボディの近位端には、第1のア ンカーが付加され、それは膀胱のベース部分に適合し、そのデバイスが膀胱およ び尿道に対して相対的に正しく配置されるようにしている。そのデバイスは、実 質的に柔軟な材料から作られ、そのデバイスの管状のボディが尿道および膀胱の ネックに影響している内部の力に応答して可逆的にシールするようになっている 。また、そのデバイスの管状のボディは、膀胱および尿道の回転的な降下に応答 してよじれることによって可逆的にシールすることができ、それにより、運動機 能亢進および/または骨盤の底部筋肉が弱いことによって生じる泌尿器の失禁の 病気に掛かっている患者などにおいて便意抑制を維持することができる。 本発明の他の態様は、泌尿器の便意抑制を維持するための尿道内のデバイスの 代替実施形態に関する。そのデバイスは、近位端、遠位端、およびその間に延び ている中央の内腔を備えている管状のボディを含む。その管状のボディの形状は 尿道に適合している。また、そのデバイスはその管状のボディに付加されている 第1のアンカーを含む。その第1のアンカーは管状のボディの近位端に付加され ていることが好ましい。第1のアンカーは、尿道内のデバイスが尿道に対して相 対的に移動するのを防ぐために、尿道の一部、尿道の近位側に適合することが好 ましい。また、そのデバイスは、管状のボディに付加されている第2のアンカー を含む。そのデバイスは、尿道および膀胱のネックに影響する腹部の力に応答し て、管状のボディおよび/または第1のアンカーなどのそのデバイスの部分が可 逆的にシールするように、実質的に柔軟な材料で作られている。 本発明の他の態様によれば、泌尿器の失禁を治療するためのデバイスおよび、 尿道を通してそのデバイスを導入するための導入器の組合せが提供されている。 その導入器は、第1の端および第2の端、およびその間に延びている中央の内腔 を備えている一般的に細長い管状の構造である。長さ方向に延びているスプリッ トを管状構造の壁に設けることによって、この管状構造の直径を変えることがで きる機能を実現することができる。そのスプリットは、管状構造の壁の長さ方向 に沿って部分的に、あるいは全体的に延びていてもよい。この管状構造の直径が 変えられることによって、管状構造が膨張することができ、デバイスの装填およ び配備をし易くすることができる。また、管状構造の直径が可変であることによ って、そのデバイスの尿道への導入時に管状構造を収縮させ、尿道の外傷および 患者の不快感を最小化することができる。 本発明の他の態様は、患者における泌尿器の便意抑制を維持する方法に関する 。その方法は、尿道を通して実質的に柔軟な材料から作られている泌尿器の便意 抑制を維持するためのデバイスを導入するために導入器を使い、そのデバイスが 尿道および膀胱のネックに影響する腹部の力に応答して、可逆的にシールするよ うにすることに関する。泌尿器の便意抑制を維持するためのデバイスは、与えら れた患者に対して適切なデバイスを医師が選定できるように、各種の長さで医師 に対して提供することができる。必要な場合、そのデバイスは、その患者の尿道 の測定された長さに基づいて医師が適切な長さにカットすることもできる。その デバイスの長さは、患者の尿道の長さより短いことが好ましい。そのデバイスを 導入器の中に装填した後、医師は装填された導入器を尿道の中に挿入し、その導 入器の第1の端が膀胱の中に延びるようにする。次に、そのデバイスは、導入器 から外されて膀胱の中に置かれる。次に、医師は患者から導入器を引き出し、そ のデバイスが膀胱と体腔の入口との間の流れの径路の内部に置かれるまで、その デバイスを引き出す。そのデバイスは、全体が尿道の内部に置かれるまで引き出 されることが好ましい。この方法によって使われる導入器は、直径が可変である 管 状構造を一般的に含むことができる。そのような場合、管状構造を拡張して導入 器の直径を増加し、泌尿器の便意抑制を維持するためのデバイスの装填および移 動を容易にすることができる。また、その管状構造を収縮させて装填される導入 器の尿道を通しての挿入の間などにおいて、その導入器の直径を減らし、尿道の 外傷および患者の不快感を最小化することができる。 本発明の他の態様によれば、患者における泌尿器の便意抑制を維持するための デバイスを配置する方法が提供されている。その泌尿器の便意抑制を維持するた めのデバイスはバルーン・カテーテルなどの膨張可能なチップを備えているロケ ーティング・デバイスに結合されており、泌尿器の便意抑制を維持するためのデ バイスの近位端がロケーティング・デバイスの膨張可能なチップから、あらかじ め選択された距離だけ離されるようになっている。泌尿器の便意抑制を維持する ためのデバイスとロケーティング・デバイスとの組合せが、尿道を通して導入さ れ、その装填デバイスの少なくとも膨張可能なチップが膀胱の中に延びるように 導入される。次に、そのロケーティング・デバイスの膨張可能なチップが非膨張 構成から膨張構成へ拡張される。次に、泌尿器の便意抑制を維持するためのデバ イスとロケーティング・デバイスとの組合せは、泌尿器の便意抑制を維持するた めのデバイスが尿道の内部に正しく置かれるように、ロケーティング・デバイス の膨張したチップが膀胱のネックに接触するまで引き出される。次に、膨張可能 なチップが非延長構成へ戻され、泌尿器の便意抑制を維持するためのデバイスが ロケーティング・デバイスから外され、ロケーティング・デバイスが患者から取 り除かれ、泌尿器の便意抑制を維持するためのデバイスがその患者の尿道の内部 に正しく置かれた状態になる。 図面の簡単な説明 図1は、本発明による人工尿道バルブの一実施形態の斜視図である。 図2は、図1に描かれているバルブの底面図である。 図3は、図2のライン3‐3に沿って取られた立面の断面図である。 図4は、膀胱の中に置かれたデバイスの上面を示している、膀胱を通しての横 方向の断面図である。 図5は、図4のライン5‐5に沿って取られた立面の断面図である。 図6は、症状のない婦人の1つのグループおよび各種の程度のストレス失禁の 4つのグループにおける尿道の圧力と尿道の長さとの関係をグラフで描いている 。 図7Aおよび図7Bは、膀胱、尿道、および尿道管の生理機能に関係している 各種の圧力を図式的に表している。 図8は、本発明による人工尿道バルブの代替実施形態の斜視図である。 図9は、図8に描かれているバルブの底面図である。 図10は、図9のライン10‐10に沿って取られた立面の断面図である。 図11は、膀胱の中に置かれたデバイスの代替実施形態の平面図を示している 、膀胱を通しての横方向の断面図である。 図12は、図11のライン12‐12に沿って取られた立面の断面図である。 図13は、運動機能亢進のイベントの間の図12のバルブ・アセンブリを示す 。 図14は、図12のライン14‐14に沿って取られた断面図である。 図15は、図13のライン15‐15に沿って取られた断面図である。 図16は、本発明の人工尿道バルブを取り付けるためのデバイスの各種のコン ポーネントの部分的に展開された側面図である。 図17は、本発明の人工尿道バルブを解放可能なように噛み合わせるための、 膀胱鏡からの遠位方向に延びている掴むための鉗子(forceps)の側面図 である。 図18は、本発明によるデバイスの代替実施形態の斜視図である。 図19は、図18に描かれている実施形態の底面図である。 図20は、図19のライン20‐20に沿って取られた立面の断面図である。 図21は、本発明によるデバイスの代替実施形態の斜視図である。 図22は、図21に描かれている実施形態の平面図である。 図23は、図21に描かれている実施形態の立面の側面図である。 図23Aは、図23に描かれているデバイスの代替実施形態の立面の側面図で ある。 図24は、図21に描かれている実施形態の底面図である。 図25は、図22のライン25‐25に沿って取られた断面図である。 図26は、図25に示されているデバイスの代替実施形態の断面図である。 図27は、図25のライン27‐27に沿って取られた断面図である。 図28は、代わりの形状の管状のボディを示している、図25に示されている デバイスの代替実施形態の断面図である。 図29は、代わりの形状の管状のボディを示している、図25に示されている デバイスの代替実施形態の断面図である。 図30は、閉じられた位置での代わりの形状の、そして可変の堅さの管状のボ ディを示している、図25に示されているデバイスの代替実施形態の断面図であ る。 図31は、開かれた位置での代わりの形状の、そして可変の堅さの管状のボデ ィを示している、図25に示されているデバイスの代替実施形態の断面図である 。 図32は、本発明によるデバイスの代替実施形態の立面の側面図である。 図33は、図32に描かれている実施形態の平面図である。 図34は、図32に描かれている実施形態の底面図である。 図35は、本発明によるデバイスの代替実施形態の斜視図である。 図36は、図35に描かれている実施形態の平面図である。 図37は、図35に描かれている実施形態の立面の側面図である。 図38は、図35に描かれている実施形態の底面図である。 図39は、点線で示されている、デバイスの中に埋め込まれている弾力性のあ る支持構造を示している本発明の代替実施形態の前面の斜視図である。 図40は、図39のライン40‐40に沿って取られた断面図である。 図41は、点線で示されているデバイスの内腔の中に挿入されている弾力性の ある支持構造を示している、本発明の代替実施形態の前面の斜視図である。 図42は、図41のライン42‐42に沿って取られた断面図である。 図43は、図41に描かれている弾力性のある支持構造の側面図である。 図44は、図41に示されているデバイスの代替実施形態の前面の斜視図であ る。 図45は、図44のライン45‐45に沿って取られた断面図である。 図46は、点線で示されている尿道の中に挿入された、本発明の弾力性のある 支持構造の斜視図である。 図47は、点線で示されている尿道の中に挿入された、図46に示されている 弾力性のある支持構造の代替実施形態である。 図48は、図46および図47に示されている弾力性のある支持構造の側面図 である。 図49は、閉じられた位置での折り畳めるダックビル・バルブを示している、 概略の立面の断面図である。そのバルブの開かれた位置は点線で示されている。 図50は、開かれた位置での本発明のバルブ状の構造の代替実施形態を示して いる略断面図である。 図51は、閉じられた位置での図50のバルブ状の構造を示している略断面図 である。 図52は、閉じられた位置でのテザー・ボール型のバルブを示している概略の 立面の断面図である。 図53は、開かれた位置での図52のバルブを示す。 図54は、図52および図53に示されているバルブの代替実施形態である。 図55は、泌尿器の便意抑制を維持するためのデバイス、導入器、および掴む ための鉗子に結合されているバルーン・カテーテルを示している展開された側面 図である。 図56は、図55のライン56‐56に沿って取られた導入器の底面図である 。 図57は、図55のライン57‐57に沿って取られた導入器の断面図である 。 図58は、拡張された構成による導入器を示している略断面図である。 図59は、収縮された、あるいはオーバラップしている構成における導入器を 示している略断面図である。 図60は、泌尿器の便意抑制を維持するためのデバイス、バルーン・カテーテ ル、および導入器の中に挿入されている掴むための鉗子を示している、アセンブ ルされた側面図である。 図61は、尿道および膀胱の中に挿入されている、装填された導入器を示して いる略断面図である。 図62は、導入器から進められて膀胱の中へ送り出されているバルーン・カテ ーテルを示している略断面図である。 図63は、導入器から外されて膀胱の中へ置かれようとしている、泌尿器の便 意抑制を維持するためのバルーン・カテーテルおよびデバイスを示している略断 面図である。 図64は、尿道から引き出されつつある導入器および膀胱の内部で膨らませら れているバルーンを示している略断面図である。 図65は、膨らませられたバルーンが膀胱のネックと接触している状態での、 結合された掴むための鉗子とバルーン・カテーテルの引出しを示している略断面 図である。 図66は、患者の尿道管の中に配置された、泌尿器の便意抑制を維持するため のデバイスを示している略断面図である。 図67は、泌尿器の便意抑制を維持するためのデバイスの、管状のボディの遠 位端に付加されるテザーを示している端の斜視図である。 図68は、尿道管の中の代わりの位置に置かれている、泌尿器の便意抑制を維 持するためのデバイスを示している略断面図である。 図69は、図68に示されているバルーン・カテーテルおよび掴むための鉗子 が取り除かれた後の、尿道の内部に置かれている、泌尿器の便意抑制を維持する ためのデバイスを示している略断面図である。 好適な実施形態の詳細な説明 図1を参照すると、本発明の人工尿道バルブ・アセンブリ10の斜視図が開示 されている。そのバルブ・アセンブリは近位端18、遠位端20、その間に延び ている中央の内腔22を備えている管状のボディ12を含む。図2に示されてい るように、掴むためのタブまたはボス27が管状のボディ12の遠位端20にお いて含まれていて、以下にさらに詳しく説明されるように、バルブの尿道を通し て配置し易くすることが好ましい。 また、バルブ・アセンブリ10は第1のアンカー14を含む。その第1のアン カーは図4および図5に示されているように、膀胱30のベース32の部分に対 して適合することが好ましい。第1のアンカー14は膀胱30および尿道40に 相対的にバルブ・アセンブリ10を解放できるように固定するように機能し、一 方、膀胱30の三角琴34との接触を避けることが好ましい。第1のアンカー1 4は、そのデバイスの外面の回りに尿が漏れ出すのを防ぐのにも役立つ。 図4に示されている三角琴34は、尿道40と2つの尿管のオリフィス38お よび39との間に置かれている膀胱の三角形の領域である。尿管のオリフィス3 8および39は、尿管36および37から尿をそれぞれ排出する。第1のアンカ ー14と三角琴34との間の接触を最小すること、あるいは避けることが望まし いのは、三角琴の領域が触覚の手段によって刺激される可能性のある神経ベッド を含んでいて、好ましくない切迫した尿意を生じさせるからである。 前記の考察から、第1のアンカーは尿道を通る配置のための折り畳まれた第1 の構成から、膀胱から、および尿道の中への遠位方向への移動に抵抗するための 第2の拡張された構成への非外傷性の保持構造であることが好ましい。例示とし ての実施形態においては、第1のアンカーは、図1に示されているような管状の ボディ12の近位端18から近位方向に外側に向かって一般に軸方向に傾斜して いる曲げ易い半円錐形の保持フラップを含む。その保持フラップは、バルブ・ア センブリ10が尿道40から遠位において排除されるのを防止するのに役立てる ために、図に示されているように拡張された第2の構成の方向に機械的にバイア スされている。第1のアンカー14の近位面は膀胱の嚢内圧力にさらされており 、それはバルブ・アセンブリ10が近位において膀胱の中央部分の中に追い出さ れるのを防止するのに役立つ。 ほとんどの患者においては、三角琴は周辺において約60°〜90°延びる。 したがって、膀胱の内部に正しく置かれた場合、第1のアンカー14は約270 °〜300°まで周辺において延びることができ、しかも三角琴との接触を回避 することができる。第1のアンカーは、配置の間の人間の誤りの可能性を考慮す るために、約100°〜180°の角度において連続的に、あるいは間歇的に周 辺に広がることが好ましく、しかも上記のアンカーの機能を実現するために十分 な表面積を提供することが好ましい。ある実施形態においては、第1のアンカー 14の構造材料は、約100°以下の周辺の延長でアンカー機能が実現できるよ うなものである。 第1のアンカー14の周辺または総合の接触面積のいずれかを最小化し、しか も十分なアンカー機能を提供するためにいくつかの構造を使うことができる。た とえば、細いゲージ・スプリング線などの、周辺に延びている強化リング15お よび/または17をバルブ・アセンブリの中に組み込むことができる。スプリン グ線を使うことによって、第2の拡張された構成の方向においてバイアスが提供 され、一方、アンカーのサイズおよび質量を減らすことができる。代わりに、ス プリング線を管状のボディ12の長さ方向の軸に一般的に平行になっている面の 中で延長することができる。線はアンカー14の中に一体にモールドすることが できる。また、スプリングのバイアスはアンカー14の壁の厚さを調整すること によって、そして材料を適切に選定することによって単純に最適化することもで きる。 さらに、この分野の技術に熟達した人にとっては明らかなように、各種の他の 構造を、第1のアンカー14の機能を達成するために使うことができる。たとえ ば、第1のアンカー14は、管状のボディ12の近位端18から延びている一連 の不連続の機械的にバイアスされた柔軟性のある支柱を含むことができる。通常 、2個または3個以上の支柱を使うことになる。代わりに、スプリングでバイア スされた蝶番型のアンカーを使って、バルブ・アセンブリ10を膀胱30および 尿道40に相対的に解放可能なように固定することもできる。 第1のアンカー14の他に、バルブ・アセンブリ10は、第2のアンカー16 も含むことが好ましい。また、その第2のアンカー16は、バルブ・アセンブリ 10を膀胱30および尿道40に対して相対的に解放的に固定するのにも役立つ 。さらに、第2のアンカー16は、尿道の内部に、特に尿道の直径が大きい患者 において管状のボディ12を安定化するのに役立つ。 例示としての実施形態において、第2のアンカー16は、近位端18と遠位端 20との間の一点において管状のボディ12に付加されている環状のフランジで ある。図1に示されているように、第2のアンカーは、近位方向に半径方向にお いて外側へ直線的に変化し、それによって、管状のボディが膀胱の中へ近位端で 押し出されるのに対抗する機械的バイアスを提供する。オプションとして、1つ またはそれ以上のニチノールのリングを環状のフランジの中にモールドすること ができる。バルブ・アセンブリの挿入後、ニチノール・リングまたは他の弾力性 のある支持構造のボディ温度に応答しての膨張が、バルブ・アセンブリをさらに 固定するのに役立つ追加の機械的バイアスを提供する。 この技術分野において通常の技能を有する人にとっては明らかなように、上記 の近位端で延びている環状のフランジ以外の各種の他の構造を、第2のアンカー 16の機能を実現するために使うことができる。たとえば、半球、隆起またはハ ーブなどの各種の半径方向に延びている非外傷性の望ましい構造を管状のボディ 12に付加するか、あるいはボディと一体にモールドすることができる。既知の 方法を使って、管状のボディ12に付加されている近位端および/または近位端 で延びている縫合線の端を使って、第2のアンカー16の機能を実現することも できる。 バルブ・アセンブリ10は、ダックビル・バルブなどのバルブ24も含む。そ れは近位端18と遠位端20との間に、管状のボディ12を通る液体の流れの径 路の内部に配置されることが好ましい。図3に示されているように、バルブ・ア センブリ10を作るために使われる材料および寸法の特性に基づいて、必要であ れば、バルブの開放圧力を増やすために本発明の中にオプションのバルブ・サポ ート26を含めることもできる。 バルブの機能は、管状のボディ12を通しての尿の流れを制御するための普通 の生理学的メカニズムを支援することである。バルブ24が開かれた位置にある とき、管状のボディは膀胱30と尿道40との間の液体の通じる径路を提供する 。バルブが開かれた位置にあるとき、バルブにおける圧力差が約20〜30cm H2Oであるときに、約5〜15cc/秒のフロー・レートが得られることが好 ましい。バルブが閉じられた位置にあるとき、バルブ・アセンブリ10はシール を提供して失禁を防ぐ。 バルブ24の機能を実現するために、上記のダックビル・バルブ以外の各種の 構造を使うことができる。たとえば、バルブ24は、図49に示されているよう な折畳み可能なダックビル・バルブを含むことができる。図49において、バル ブ24は、開かれた位置および閉じられた位置の両方で示されており、開かれた 位置は点線で示されている。図49に示されているバルブ24の1つの利点は、 それが比較的高い開放圧力を有し、それ以上では流れに対する抵抗がほとんどな いことである。 さらに、バルブと同様な機能を図50〜図51に示されているように実現する ことができる。この場合、固体のロッド状の構造65が管状のボディ12の内部 に置かれている。ロッド状の構造65は図50〜図51に示されているように卵 形であることが好ましい。その開かれた状態においては、管状のボディ12の直 径はロッド65の直径より大きい。熱ボンディング、溶剤ボンディングまたは従 来の技術において知られている適切な接着剤などの従来の技法を使って、管状の ボディ12は、図50に示されているように少なくとも二点において、ロッド6 5の長さに沿ってロッド65に対して固定されていることが好ましい。 膀胱が満たされつつある間、尿道は管状のボディ12の上に半径方向に内側へ 向かう力を加え、それが図51に示されているように、ロッド65に対して管状 のボディ12をシールされた状態に保ち、それによって便意抑制を維持する。し かし、排尿時には、尿道によって加えられる圧力が減少し、図50に示されてい るように、管状のボディ12の半径方向の膨張がその解放位置になるようにする ことができる。 バルブ24の機能は図52〜図53に示されているようなテザー形のボール・ タイプのバルブを使って実現することもできる。バルブが閉じられた位置にある とき、そのバルブのボール部分67は、図52に示されているように、管状のボ ディ12の内側に突き出ている延長部分69に対して静止していることが好まし い。バルブのボール部分67は弾力性のあるテザー71に取り付けられている。 この分野の技術に熟達した人にとっては明らかなように、テザー71は、図52 〜図53に示されているように、管状のボディ12の近位端18などの、バルブ ・アセンブリ10上の各種の場所に付加することができる。 図54は、テザー形のボール・タイプ・バルブの代替実施形態を示す。この実 施形態によると、バルブが閉じられた位置にあるとき、バルブのボール部分67 に接触している流体の領域は、バルブのボール部分67の直径「D」より小さい 直径「d」を有している。閉じられた位置にバルブのボール部分67と接触して いる流体の領域は、バルブが開かれた位置にあるときのバルブのボール部分67 と接触している流体の領域より狭いので、バルブを開くのに必要な圧力は、その バルブを開かれた状態に保つために必要な圧力より大きい。したがって、開放圧 力が達成された後の流れに対する抵抗はほとんどなくなる。 この技術分野において通常の技能を有する人にとっては明らかであるように、 バルブ24の機能を実現するためにバルブの上記以外の各種の構造を使うことが できる。たとえば、バルブ24は一体型の弾力性のある戻りバネのヒンジまたは テザー付きのトラップ・ドア・タイプのバルブを含むことができる。そのような バルブは、約5〜80cmH2O、そしてさらに好ましい5〜20cmH2Oなど の比較的高い開放圧力を有し、それ以上では流れに対する抵抗がほとんどないこ とが好ましい。ベースラインの圧力を制御するための支柱を有している多葉バル ブ、または弾力性のあるスプリングを統合化しているポペット・タイプのバルブ を使って、バルブ24の機能を実現することもできる。 便宜上、上記のバルブはバルブ・アセンブリ10を参照して説明された。しか し、この技術分野において通常の技能を有する人であれば、上記のバルブは、主 題の出願の中で記述されている本発明の他の実施形態と一緒に使うこともできる ことは理解される。 バルブ24の開放圧力は、選定されたバルブのタイプおよびその患者の失禁の 病因によって変わる。患者の内部に置かれる前のバルブの開放圧力は、約2〜1 00cmH2O、さらに好ましい5〜20cmH2Oから、最も好ましい約5〜1 0cmH2Oの範囲にある。しかし、以下に説明されるように、バルブが患者の 内部に正しく置かれた後、バルブの開放圧力は生理学的パラメータに応答して変 化する。 図5を参照すると、バルブ・アセンブリの立面断面図が膀胱30および尿道4 0に対して相対的に置かれている状態で示されている。尿道40は近位側の部分 48と遠位側の部分50に図式的に分割されている。内部の尿道の括約筋44お よび外部の尿道の括約筋46も概略的に示されている。図5に示されているよう に、管状のボディ12の遠位端20は、尿道40の近位側の部分48の内部で内 部尿道括約筋44と外部尿道括約筋46との間に置かれている。バルブ24も尿 道の近位側の部分48の中に置かれていることが好ましい。ただし、それは代わ りに膀胱30とバルブ・アセンブリ10の遠位端20との間の流れの径路に沿っ たどこかに置くことができる。オプションとして、金、タンタルまたは硫化バリ ウムなどの放射線不透過性の材料をバルブの中に組み込んで、適切な位置決めを 確保することができる。放射線不透過性の材料は管状のボディ12の遠位端20 の中に視覚化のリングとして組み込まれる。 膀胱および尿道の生理学的な知識は不完全ではあるが、外部尿道の括約筋は女 性においては、膀胱のネック42に対する遠位側に約1.0〜4.0cm、そし てさらに好ましいのは、通常は、約1.5〜2.5cmの場所にあり、男性の場 合は、膀胱のネック42に対して遠位側の約5.0〜6.0cmの場所にあると 信じられている。外部尿道の括約筋は、図6に示されている尿道の圧力プロファ イルに対して主として応答すると信じられている。図6から分かるように、尿道 の圧力は、膀胱のネックに対して遠位側の約2cmの場所において最高である。 ある場合には、図6に示されている曲線のトップ部分は尿道の長さのより大きな 範囲にわたって延びる可能性があると信じられている。尿道の圧力の勾配を全面 的に利用するために、バルブ24および管状のボディ12は外部尿道括約筋に対 して遠位側には延びないことが好ましい。さらに、管状のボディ12は膀胱のネ ックに対する遠位側約2.0cmに等しいか、あるいはそれより少なく延びるこ とが好ましい。管状のボディ12の長さが比較的短いことによって、このバルブ は外部圧力勾配の最大の場所に置かれ、それによって膀胱が満たされつつある間 、バルブ24を閉じた状態に保つのを支援する。しかし、排尿の間、尿道は緩み 、この背圧または閉じる圧力を取り除き、排泄のプロセスを支援する。 また、上記の尿道の圧力勾配は、咳によって生じた腹部の圧力の増加などの生 理学的パラメータの変化時に、泌尿器の便意抑制を維持するためにバルブ・アセ ンブリ10を支援する。本発明のこの態様が図7Aおよび図7Bに図式的に示さ れている。図7Aおよび図7Bに対して「a」は静止しているときの腹部内の圧 力に等しく、「b」は静止しているときの膀胱の圧力に等しく、「u」は静止し ているときの尿道の圧力に等しく、そして「A」は咳による腹部圧力の上昇に等 しい。図7Bに示されているように、腹部の圧力の増加によって、膀胱の圧力お よび尿道の圧力の両方が増加する。しかし、本発明の管状のボディ12の長さが 比較的短いので、腹部の圧力における増加によって生じた尿道の圧力における増 加はバルブ24の遠位側へ伝達され、それによってバルブの実効的な開放圧力が 一時的に上昇し、腹部の圧力の増加時にバルブを閉じた状態に維持するのに役立 つ。 上記の尿道の圧力勾配の他に、膀胱のネックおよび尿道も内側に向かう力を発 生し、それによって本発明のバルブ・アセンブリ10の機能を高めることができ る。たとえば、膀胱の充填時に、尿道は管状のボディ12とバルブ24の上に内 側に向かう力を発生し、それはその充填フェーズの間にバルブを閉じた状態に保 つのに役立つ。 反対に、排尿時には、膀胱のネックと尿道によって発生される圧力は減少し、 それによって管状のボディおよびバルブに加わる半径方向の力、すなわち、圧縮 の力が減少する。この半径方向の、すなわち、圧縮の圧力における減少によって バルブの開放圧力が下がり、したがって、排尿時にバルブが開き易くなる。した がって、各種のバルブ構造のどれもバルブ・アセンブリ10の中で利用すること ができるが、内側に向かう圧縮力または半径方向の内側に向かう圧縮に応答して 開放圧力が増加するバルブ構造が好ましいことが多い。 本発明のバルブ・アセンブリ10の長さが比較的短いのと対照的に、通路の中 に延びる人工尿道バルブのデバイスおよび/または、ボディの外側のデバイスの 部分を有する人工尿道バルブ・デバイスは、上記の尿道の圧力勾配および軸方向 の力を利用することができない。 本発明のバルブ・アセンブリの長さが比較的短いことのもう1つの利点は、感 染症の危険性が最小化されることである。対照的に、通路に延びる人工尿道バル ブ・デバイスおよび/またはボディの外部のデバイスの部分を有する人工の尿道 バルブ・デバイスは、バクテリアおよび他の微生物が尿道に入る直接の径路を提 供する。 図8〜図15を参照すると、本発明のバルブ・アセンブリの代替実施形態が示 されている。図8に示されているように、バルブ・アセンブリ110は、近位端 118、遠位端120および、その間に延びている中央の内腔122を有する管 状のボディ112を含む。また、バルブ・アセンブリは第1のアンカー114、 掴むためのボス127、および強化リング115,117をも含む。 第1のアンカー114の他に、バルブ・アセンブリ110は第2のアンカー1 16も含むことが好ましい。図に示されている第2のアンカー118は、管状の ボディの近位端118と遠位端120との間の一点において管状のボディ112 に対して取り付けられている環状のフランジである。図8に示されているように 、この代替実施形態の第2のアンカーは管状のボディ112から遠位側に傾斜し ていることが好ましく、それによって本発明によるバルブ・アセンブリの遠位側 へのずれに対抗する機械的なバイアスを提供している。 バルブ・アセンブリ110はダックビル・バルブなどのバルブ124も含む。 それは管状のボディの内腔122の内部で、管状のボディの近位端118と遠位 端120との間に置かれることが好ましい。図9に示されているように、バルブ 124の向きは、図2に示されているバルブに対して相対的に約90°回転され ていることが好ましい。したがって、2つのダックビルの葉の部分の接合のエッ ジは、バルブが患者の中に適切に置かれているとき、横に並んでいる。さらに、 図10に示されているように、オプションのバルブ・サポート126を、必要な 場合には、バルブ・アセンブリ110を作るために使われる材料の特性に基づい て、そのバルブの開放圧力を増加させるために含めることができる。 代替実施形態のバルブ・アセンブリの管状のボディ112の長さは、図1〜図 5のバルブ・アセンブリの長さとほぼ同じである。しかし、図10に示されてい るように、代替実施形態の管状のボディ112のバルブ124と近位端との間の 距離は、図3に示されているバルブ・アセンブリ10の管状のボディ12のバル ブ24と近位端との間の距離より大きい。管状のボディのバルブ124と近位端 との間の距離は、代替実施形態においては約1.0〜3.0cmであることが好 ましく、これに対して図3に示されているバルブ24の実施形態においては約0 .5〜2.0cmである。代替実施形態において管状のボディのバルブ124と 遠位端との間の距離が増加していることは、運動機能亢進によって失禁が生じて いる患者において特に有用である。 運動機能亢進が原因で失禁を病んでいる患者においては、腹部内の圧力の増加 に応答して、膀胱のネックおよび近位側の尿道が回転し、降下する。運動機能亢 進のイベントの間に、膀胱に対して相対的に尿道の向きは約20°〜90°の間 で変化する可能性がある。そのような患者の場合、膀胱および尿道の回転および 降下の結果、腹部内の圧力が膀胱および尿道に対して不均一に伝達されることに なる。これによって膀胱の圧力が100cmH2Oの程度だけ尿道の圧力を超え 、結果として失禁が生じる。しかし、図13に示されているように、代替実施形 態の管状のボディ112のバルブ124と近位端との間の距離が増加しているこ とによって、運動機能亢進のイベントの間に管状のボディが折れ曲がり、それに よって管状のボディの内腔を閉鎖し、それはバルブ・アセンブリを通じての尿の 望ましくない漏洩を防止するのに役立つ。 図12および図13は、本発明の代替実施形態の管状のボディ112の折れ曲 がりの特徴を示す。図12は、運動機能亢進のイベントが発生する前の、患者の 中に置かれたバルブ・アセンブリの立面断面図である。これと対照的に、図13 は、運動機能亢進のイベントの間のバルブ・アセンブリの同じ図を示す。図から 分かるように、運動機能亢進のイベントの間、管状のボディ112の近位側が曲 がるか、あるいは折れ曲がり、それがバルブ124の開放圧力を過度に増加させ る必要なしに便意抑制を維持するのに役立つ。 管状のボディ112が折れ曲がり易くするために、管状のボディは折れ曲がり の所望の点において、薄い壁を有しているか、あるいは楕円形または卵型などの 非円形の断面を有していることが好ましい。運動機能亢進によって生じる失禁を 患っているような多くの患者において、折れ曲がりの所望の点は管状のボディの 近位側において約0.1〜1.5cmであり、管状のボディの近位端118に対 して約0.1〜1.5cm遠位側となる。しかし、患者によっては、折れ曲がり の望ましい点は、この分野の技術に熟達した人にとっては明らかとなるように、 管状のボディ112に沿ったどこかの場所にある可能性がある。さらに、本発明 のデバイスは、管状のボディの長さ全体にわたって比較的薄い壁および/または 非円形の断面を有することができる。断面が非円形である管状のボディが図14 および図15に示されている。これらの図は、運動機能亢進のイベントによって 発生する、折れ曲がりの前後の管状のボディの内腔を示す。 図1〜図5のバルブ・アセンブリに関連して以前に説明されたように、この分 野の技術に熟達した人であれば、図8〜図13に示されている第1のアンカー1 14、第2のアンカー116、およびバルブ124以外の各種の構造が、本発明 の代替実施形態に従って使えることが分かる。 本発明のバルブ・アセンブリは、この技術分野において通常の技能を有する人 に知られている各種の手段のどれかを使って製造することができる。このバルブ は一体型のユニットにインジェクション・モールドされることが好ましい。代わ りに、バルブ・アセンブリ10,110は2つまたはそれ以上の別々のモールド されたユニットから作ることができ、それらは熱ボンディング、溶剤ボンディン グまたは、この分野の技術で知られている適切な接着剤などの従来の技術を使っ て固定される。たとえば、バルブ24,124およびバルブ・アセンブリ10, 110の残りの部分は別々に製造され、次にこの技術分野において通常の技術を 有する人にとって知られている従来の方法を使って、単独のユニットに組み合わ せることができる。 本発明のデバイスは、生物学的な適応性があって、尿素の環境に絶える適切な 弾力性のある材料から作ることができる。好ましい材料としてはシリコーン・ゴ ム、ラテックス・ゴムおよびポリウレタンなどがあり、そのうちシリコーン・ゴ ムが最も好ましい。このデバイスの機能を発揮し易くすることに加えて、柔かく 弾力性のある材料を選定することも患者のやすらぎを高める。 付着物および感染症を最小限に抑えるために、銀のフルオロポリマまたは硫酸 塩で処理された多糖類ベントサン・ポリサルフェートをこのデバイスに適用する ことができる。 バルブ・アセンブリ10,110の寸法および構成は、特定の応用に対して望 ましい特定の設計規準に適応するために大きく変えることができ、しかも本発明 の内容を具現しているようにすることができる。寸法は管状のボディ12,11 2の長さに関して上で説明されたように解剖学的な考察によって主として制限さ れ、その長さは約0.5cm〜3cmが好ましく、約1.5cmより短い長さが さらに好ましい。管状のボディ12、112および第2のアンカー16,116 の直径も解剖学的な考察によって説明される。特に、管状のボディおよび第2の アンカーの直径は尿道の内部に安定に適合し、しかも尿道に過剰な外向きの力を 加えないように選定され、管状のボディを尿道の力に応答して圧縮することがで きるようにする。管状のボディの外径の代表的な範囲は約0.5cm〜0.8c m(15〜24French)であり、約0.6cm(18French)が好 ましい。第2のアンカーの外径の代表的な範囲は約0.68cm〜1cm(20 〜30French)であり、約0.08cm(24French)が好ましい 。管状のボディの壁の厚さは一般に約0.15〜3mmの範囲内にあり、約0. 25〜1mmが好ましく、約0.4または0.5mmがさらに好ましい。 解剖学的な考察に加えて、バルブ・アセンブリ10、110の各種のコンポー ネントのサイズおよび形状もそのバルブ・アセンブリを構築するために使われる 材料のタイプによって支配される。 患者における泌尿器の便意抑制を維持するための非手術的手順は、一般に次の ように実現される。本発明の10または110などの人工尿道バルブ・アセンブ リが、他の解剖学的、医学的考慮事項以外に、その患者の性別に基づいて医師に よって選択される。図16に示されて以下に説明される膀胱鏡221および掴む ための鉗子225などの据え付け用のデバイスを使って、医師は尿道を通して人 工尿道バルブ・アセンブリを配置し、バルブ24,124および管状のボディ1 2,112の遠位端20,120両方とも内部の尿道括約筋と外部の尿道括約筋 との間にあるようにし、バルブの開放圧力が生理学的パラメータにおける変化に 応答して変わるようにする。 図16に描かれている取り付けデバイスを参照して、バルブ・アセンブリ10 ,110を位置決めする方法の1つは次のように実現される。医師は従来の技法 に従って、尿道を通して膀胱の中に膀胱鏡221とロッド・レンズ229を進め る。次に、医師は膀胱について標準の膀胱鏡による検査を実行し、膀胱を潅注剤 で満たす。膀胱鏡による検査を実行した後、医師は膀胱鏡221を尿道から取り 除き、そしてロッド・レンズ229を膀胱鏡から取り除く。次に、掴むための鉗 子225が膀胱鏡221を通され、その鉗子225は図16に示されているよう に膀胱鏡221の遠位端223を超えて延びるようにする。K‐Yジェリーなど の水溶性の潤滑剤がバルブ・アセンブリの外側に対して塗布される。鉗子225 はバルブ・アセンブリを解放可能なように噛み合わせるために使われる。たとえ ば、図17に示されているように、バルブ・アセンブリの掴むためのボス127 は鉗子225によって解放可能なように噛み合わされていることが好ましい。次 に、医 師はバルブ・アセンブリを膀胱鏡221の遠位端223の中に注意して押し込み 、必要に応じてバルブ・アセンブリを折り畳む。また、医師は鉗子を近位側へゆ っくりと引き出し、バルブ・アセンブリを膀胱鏡の遠位端に引き込むこともでき る。 バルブ・アセンブリ10,110を膀胱鏡の遠位端に置いた後、医師は尿道を 通してその膀胱鏡を膀胱の中に入れる。次に、ロッド・レンズ229が、バルブ ・アセンブリと接触するまで膀胱鏡221の中に挿入される。ロッド・レンズお よび鉗子225を使って、医師は膀胱鏡221の遠位端223からバルブ・アセ ンブリを遠位側に軸方向に移動させて膀胱の中に入れる。ロッド・レンズ229 を使って膀胱の中のバルブ・アセンブリ10,110を観察しながら、医師は必 要な場合、鉗子を回転させてバルブ・アセンブリおよび第1のアンカー14,1 14を膀胱および三角琴の領域のベースに対して相対的に正しい向きにする。 膀胱鏡に対して相対的に鉗子を静止させた状態に保ちながら、医師は膀胱鏡を 近位方向に引き出し、それによって、第1のアンカーと三角琴の領域との間の接 触を避けながら、膀胱のベースに相対的に第1のアンカーを乗せるために、バル ブ・アセンブリ上に牽引力を加える。オプションとして、バルブ・アセンブリの 位置は、バルブ・アセンブリの中に視覚化のリングが組み込まれている実施形態 などにおいて、よく知られた放射線の方法を使って確認することができる。 バルブ・アセンブリが正しく位置決めされていない場合、医師は膀胱鏡および バルブ・アセンブリを膀胱の中に再び進め、回転させてバルブの位置を再調整す ることができる。バルブ・アセンブリが正しく位置決めされた後、医師はバルブ ・アセンブリを鉗子から解放し、そして鉗子およびロッド・レンズを含めて膀胱 鏡を患者から引き出す。 また、バルブ・アセンブリ10,110は上記の掴むための鉗子225ではな く、標準の塞栓摘出術のバルーン・カテーテルを使って位置決めすることもでき る。膀胱についての標準の膀胱鏡による検査および潅注剤での膀胱の充填を実行 した後、医師は膀胱鏡221を尿道から取り除き、ロッド・レンズを膀胱鏡から 取り除いて、付加されていたブリッジを残す。次に、バルーン・カテーテルはそ のブリッジおよび膀胱鏡221を通って、バルーン・カテーテルの膨らますこと ができる部分が膀胱鏡の遠位端223を超えて延びるようにする。K‐Yジェリ ーなどの水溶性の潤滑剤がバルブ・アセンブリ10,110の外側に塗布される 。次に、標準のバルーン・カテーテルのスレッディング・チューブが、管状のボ ディ12,112を通して管状のボディの近位端18,118から遠位端20, 120に向かって進められる。 次に、バルーン・カテーテルのチップがスレッディング・チューブに対して置 かれ、医師はバルーン・カテーテルおよびスレッディング・チューブの両方をバ ルブ・アセンブリ10,110のバルブ24,124を通してゆっくりと延ばす 。次に、医師はバルブ・アセンブリを膀胱鏡221の遠位端223へ慎重に押し 込み、必要に応じてバルブ・アセンブリを折り畳む。バルブ・アセンブリを膀胱 鏡の遠位端の中に入れた後、医師は尿道を通して膀胱の中に膀胱鏡を通す。 次に、バルーン・カテーテルは、バルーン・カテーテルの膨らませることので きる部分が膀胱鏡の遠位端を超えて延びるように遠位側に進められる。次に、バ ルーンは液体などの従来の膨らませる媒体を使って医師によって膨らませられる 。次に、ロッド・レンズ229が、バルブ・アセンブリと接触するまで膀胱鏡2 21の中に挿入される。他のプッシュ・ロッド構造に対してロッド・レンズを使 って、医師はバルブ・アセンブリを膀胱鏡の遠位端を超えて膀胱の中に遠位側へ 軸方向にずらし、膀胱の中でバルブ・アセンブリはバルーンの近位側にバルーン ・カテーテルのシャフトの回りに同軸的に置かれる。 ロッド・レンズを使って膀胱の中のバルブ・アセンブリを見ながら、医師は必 要であればバルーン・カテーテルのシャフトを回転させてバルブ・アセンブリお よび第1のアンカー14,114を膀胱および三角琴の領域のベースに相対的に 正しい向きにすることができる。膀胱のネックを通して膀胱鏡を引き込んでいる とき、あるいは引き込んだ後、医師は第1のアンカーと三角琴領域との間の接触 を避けながら、膀胱のベースに相対的に第1のアンカー14,114を据え付け るために膨らまされたバルーン・カテーテルを近位側へ引き込む。オプションと して、バルブ・アセンブリの軸方向の位置は、バルブ・アセンブリの中に視覚化 のリングが組み込まれている実施形態などにおいてよく知られている放射線の方 法を使って確認することができる。バルブ・アセンブリが正しく位置決めされて いなかった場合、医師は、膀胱鏡、バルーン・カテーテル、およびバルブ・アセ ンブリを膀胱の中に再び進めてバルブの位置決めをやり直すことができる。バル ブ・アセンブリが正しく位置決めされた後、医師はバルーン・カテーテルをしぼ ませて、そのしぼませられたバルーン・カテーテルおよびロッド・レンズを含め て膀胱鏡を患者から引き出す。 上記のように内部的に位置決めされると、バルブ・アセンブリ10は生理学的 状態に応答して自動的に活性化され、したがって、人手の介入なしに患者によっ て自発的に制御される。 必要に応じて、バルブ・アセンブリ10,110を患者から取り除いて新しい バルブ・アセンブリに交換することができる。バルブ・アセンブリの除去は、上 記のように膀胱鏡221、ロッド・レンズ229、掴むための鉗子225および /または塞栓摘出バルーン・カテーテルの使用などの各種の方法で実行すること ができる。たとえば、掴むための鉗子225がタブ27を掴むために使われる。 次に、バルブ・アセンブリが膀胱鏡221の中の1つのチャネルなどの管状の構 造の遠位端へ引き込まれるようにすることができる。バルブは、膀胱鏡が膀胱ネ ックを通して第1のアンカーを引き出すことを避けるために、遠位方向に膀胱鏡 が同時に進められている間に膀胱鏡の中に引き込まれることが好ましい。 代わりに、バルブ・アセンブリをその取り付けられた位置から膀胱の中へ、掴 むための鉗子225、ロッド・レンズ229または他の押し込み構造を使って遠 位方向に押し込まれるようにすることができる。医師はその近位側での移動のス テップ全体を通じて鉗子225を使って、タブ27などによってバルブ・アセン ブリ上で掴み続けることが好ましい。バルブ・アセンブリが膀胱の中に入ると、 それを膀胱鏡の端に引き込むことができる。ある種のアンカーの設計では、アン カーは尿道を通して患者から単純に引き出すことができる。 便宜上、上記の位置決めおよび除去の方法はバルブ・アセンブリ10,110 を参照して説明された。しかし、この技術分野において通常の技能を有する人で あれば、上記の位置決めおよび除去の方法が主題の出願の中で記述されている本 発明の他の実施形態でも使えることは理解される。 図18〜図20を参照すると、本発明の代替実施形態が示されている。デバイ ス210は近位端218、遠位端220およびその間で延びている中央の内腔2 22を備えている管状のボディ212を含む。また、デバイス210は第1のア ンカー214、掴むためのボス227および強化用のリング215,217をも 含む。 第1のアンカー214の他に、デバイス210は第2のアンカー216も含む ことができる。図18〜図20に示されている第2のアンカー216の構造およ び機能は、一般的に本発明の以前に記述された実施形態の場合と似ている。 デバイス210はディクリート・バルブを含まないことが好ましい。しかし、 この技術分野において通常の技能を有する人であれば、デバイス210は主題の 出願において以前に記述されたものなどのディクリート・バルブを含むことがで きることは理解される。 デバイス210は、主としてバルキング・エージェントまたはシーリング・デ バイスとして機能する。それは以前に説明された内側に向かう尿道の力に応答し て少なくとも管状のボディの一部を折り曲げることによって可逆的にシールする 。尿道に加わるこれらの力は、管状のボディが折れ曲がって排尿が望ましくない ときにシールし、それによって泌尿器の便意抑制を維持する。逆に、排尿が必要 なとき、尿道および膀胱のネックによって加えられる圧力が減少し、それによっ て管状のボディが開くようにすることができる。 デバイス210の管状のボディ212は、たとえば運動機能亢進のイベントの 間に膀胱のネックおよび尿道の前記の回転を伴う下降に応答して、管状のボディ の、たとえば、曲がりによって可逆シールとして機能することもできる。 デバイス210の寸法および構成は、一般に図8〜図15に示された上記の実 施形態の場合と似ている。管状のボディ212は比較的長くすることができ、そ して壁が比較的厚いようにすることができるが、バルキング・エージェントとし て働くようにこのデバイスの機能を高めるために、尿道の圧力勾配および他の以 前に説明された尿道の解剖学的/生理学的な側面をやはり利用する。 デバイス210の管状のボディの部分212の長さの代表的な範囲は約1.0 〜3.0cmであり、約1.0〜2.0cmであることが好ましい。管状のボデ ィ212および第2のアンカー216の外径の代表的な範囲は、本発明の以前に 説明された実施形態の場合と一般的に似ている。デバイス210の管状のボディ 212の壁の厚さの代表的な範囲は約0.15〜3mmであり、約0.2または 0.4〜1.5mmが好ましく、さらに、約0.4または0.5mmが好ましい 。また、デバイス210の管状のボディ212は、以前に説明されたように壁の 厚さを可変にすることができ、管状のボディの近位部分の壁は遠位の部分の壁よ り薄く、運動機能亢進のイベントの場合などで近位部分が折り曲がり易くなって いる。さらに、以前に説明されたように、曲げ易くするために、管状のボディは その曲がりの所望の点または管状のボディの長さ全体にわたって、楕円形または 卵型などの非円形断面を有することができる。 この分野の技術に熟達した人にとっては明らかとなるように、デバイス210 は以前に説明されたような各種の技法および材料のどれかに従って製造すること ができる。また、上記のように、解剖学的考察の他に、デバイス210の各種の コンポーネントおよび形状はそのデバイスを作るために使われる材料のタイプに よって支配される。たとえば、特に柔軟性のある材料、たとえば、シリコーン・ ゴムおよび上記の他の材料は、尿道の圧縮および/またはデバイスの管状のボデ ィの曲がりを、特に管状のボディの壁が厚いデバイスにおいて容易にする。 以前に説明された本発明の実施形態の場合と同様に、この技術分野において通 常の技能を有する人であれば、第1のアンカー214および第2のアンカー21 6以外の各種の構造がデバイス210によって使えることが分かる。また、この 技術分野において通常の技能を有する人であれば、主題の出願において記述され ているものを含めて、各種の据付けおよび取外しの技法の任意のものを使って、 患者の尿道の通路の内部にデバイス210を配置すること、および/またはそこ からそのデバイスを取り除くことができることが理解される。 図21〜図25および図27を参照すると、本発明の代替実施形態が示されて いる。デバイス310は近位端318、遠位端320およびその間に延びている 中央の内腔322を有している管状のボディ312を含む。 図67に示されているように、テザー357を管状のボディ312の遠位端3 20に付加してデバイスを尿道の中に置き易くすることができる。この技術分野 において通常の技能を有する人にとっては明らかなように、テザーは主題の出願 の中で記述されている本発明の他の実施形態でも使うことができる。 テザー357は取り外し可能な縫合線であって、デバイスが位置決めされた後 、感染症の危険性を減らすためにその縫合線を取り除くことができる。また、テ ザー357は取り外しできない縫合線または管状のボディそのものの延長を含ん でいてもよい。テザー357が取り外しできない縫合線または管状のボディの延 長である場合、感染症の危険性を最小にするために、そのテザーが尿道の通路を 超えて延びないことを確保するために注意が必要である。取り外しできないテザ ーが使われる場合でも、そのテザー357はデバイスの除去を容易にするために も使うことができる。 代わりに、管状のボディ312はデバイスの尿道を通しての配置および除去を 容易にするために、本発明の前に説明されている実施形態の場合と同様な掴むた めのタブまたはボスを含むことができる。 また、デバイス310は第1のアンカー314も含む。第1のアンカー314 はその直径が近位方向において増加していて、膀胱のネックおよび/または近位 側の尿道に対して適合することが好ましい。近位端331における第1のアンカ ー314の外径は約0.5〜2.0cmが好ましく、さらに約0.8〜1.3c mが好ましい。 第1のアンカー314は、デバイス310を膀胱のネックおよび尿道に対して 相対的に解放可能なように固定する機能を果たす。また第1のアンカー314は このデバイスの外面の回りに尿が漏れ出すのを防ぐのにも役立つ。図66に示さ れているように、尿道の中に置かれたとき、第1のアンカーは以下にさらに詳し く説明されるバルキング/シーリングの機能も果たす。 第1のアンカーは、尿道を通しての配置のための第1の折り畳まれる構成から 、第2の膀胱のネックおよび/または尿道に対して相対的にデバイス310をア ンカーするための拡張された構成へ拡張できる非外傷性の保持構造であることが 好ましい。図21〜図25および図27に示されている実施形態においては、第 1のアンカー314は図21、図23および図25に示されているような、管状 のボディの314の近位端318から近位方向に一般的に半径方向に外側へ傾斜 している曲げ易い一般的に円形の保持構造を含む。その保持構造は、そのデバイ スの外面の回りに尿が漏れ出すのを防ぐのに役立つ以外に、患者の中にデバイス を 取り付けた後、デバイス310が移動するのを防ぐのを支援するために、図に示 されているような第2の拡張された構成の方向において機械的にバイアスされて いる。 図21および図23においては丸みを帯びているように示されているが、デバ イス310の第1のアンカー314は、図23Aに描かれている本発明の代わり の好適な実施形態の中に示されているように、管状のボディ312の近位端31 8から近位方向に円錐の形状で外側に延ばすこともできる。近位端331におけ る円錐形の第1のアンカー314の外径は、約0.5〜2.0cmが好ましく、 0.8〜1.3cmがさらに好ましい。 第1のアンカー314は、図32〜図34に示されている卵型の第1のアンカ ー314および、図35〜図38に示されている星型の第1のアンカー314な どの各種の他の形状で形成することもできる。近位端331にある卵形のアンカ ー314の寸法は、短軸に沿って約0.3cm、長軸に沿って1.0cmである ことが好ましく、短軸に沿って約0.4cm、長軸に沿って約0.7cmである ことがさらに好ましい。 図35〜図38に示されている星型の第1のアンカー314に関して、近位端 331における星型の第1のアンカー314の外側の点356を通して描かれて いる円の直径は約0.5〜2.0cmであることが好ましく、約0.8〜1.3 cmであることがさらに好ましい。近位端331における星型の第1のアンカー 314の内部の点359を通って描かれている円の直径は約0.3〜1.8cm であることが好ましく、約0.6〜1.1cmであることがさらに好ましい。 第1のアンカー314の他に、デバイス310はデバイス310をさらに解放 可能なように固定し、管状のボディ312を尿道の内部に安定化させるために、 第2のアンカー316をオプションとして含むことができる。図21〜図25お よび図27に示されているデバイスの実施形態において、第2のアンカーは、近 位方向および遠位方向の両方において外側へ軸方向に延びている二重の環状のフ ランジである。管状のボディ312の長さ方向の軸に沿って測定される第2のア ンカー316の最も近位側の部分と最も遠位側の部分との間の距離は変えること ができるが、約0.2〜0.8cmであることが好ましく、約0.4cmである ことがさらに好ましい。オプションとして1つまたはそれ以上の尿道のリングを 、前に説明されたように環状のフランジの中にモールドすることができる。 例示としての実施形態においては、第2のアンカー316は第1のアンカー3 14と管状のボディ312の遠位端320との間で管状のボディの長さに沿って 置かれている。そのような場合、第2のアンカー316位置は変わり得るが、管 状のボディ312の長手方向の軸に沿って測定された第2のアンカー316の中 間点が管状のボディ312の近位点318から約0.2〜0.8cmであること が好ましく、そして管状のボディ312の近位点318から約0.40cmであ ることがさらに好ましい。さらに、第2のアンカー316の最も近位側の部分と 第1のアンカー314の近位点331との間の距離は約0.4〜1.2cmであ ることが好ましく、約0.8cmであることがさらに好ましい。 代わりに、第2のアンカー316は、図26に示されているように管状のボデ ィ312の遠位端820から遠位方向に延びていてもよい。また、第2のアンカ ー316の構造および場所は本発明の前に説明された実施形態の場合と一般的に 似ていてもよい。 デバイス310などの本発明のデバイスは回転方向を含めて、デバイスの適切 な位置決めを確保するために、図21〜図23、図25〜図26および図32〜 図33に示されているような放射線不透過性のマーカ355を含んでいてもよい 。示されている例においては、そのデバイスは第1のアンカー314上に3つの マーカ355があり、管状のボディ312の近位端318に1つのマーカ355 がある。マーカ355の好ましい半径方向の向きが図21〜図23、図25〜図 26および図32〜図33に示されている。この分野の技術に熟達した人であれ ば、いくつかのタイプの放射線不透過性のマーカ355、たとえば、金、タンタ ルまたは硫酸化バリウムの任意のもの、そして半径方向の向きを使ってデバイス 310の適切な位置決めを確保できることが分かる。さらに、マーカ355は第 1のアンカー314と管状のボディ312の近位端318以外のデバイス310 の部分に含めることができる。この分野の技術に熟達した人にとっては明らかな ように、マーカ355はいくつかの方法でデバイス310の中に組み込むか、あ るいはデバイス310に付加することができる。マーカ355は室温で加硫処理 した シリコーン(NuSil MED 2000)などのシリコーンを使ってデバイ ス310にボンドされることが好ましい。 デバイス310はディクリート・バルブを含まないことが好ましい。しかし、 この分野の技術に熟達した人であれば、デバイス310は主題の出願において前 に説明されたものなどのように、ディクリート・バルブを含むことができること が分かる。 図18〜図20の実施形態に関して上で説明されたように、デバイス310は 、前に説明された内側に向かう尿道の力に応答して可逆的にシールする尿道内の バルキング・エージェントとして機能することが好ましい。尿道におけるこれら の力は排尿が望ましくないときに管状のボディ312および/第1のアンカー3 14を折り曲げてシールすることを支援し、それによって自然の尿道のシーリン グを増大させることによって泌尿器の便意抑制を維持する。逆に、排尿が必要な とき、尿道および膀胱のネックによって加えられる圧力が減少し、それによって 管状のボディおよび第1のアンカーを開くことができる。したがって、本発明は 、尿道および/または膀胱のネックに作用する生理学的および解剖学的な力など も尿道の内部の力に応答して変化する動的なデバイスを提供する。 デバイス310の管状のボディ312は運動機能亢進のイベントの場合など、 前に説明された膀胱のネックおよび尿道の回転的な降下に応答して、たとえば曲 げのために折り曲がりによって可逆シールとしても機能することができる。 医師に対して提供されるようなデバイス310の管状のボディ312の長さの 代表的な範囲は約0.5〜5.0cmである。以下にさらに詳しく説明されるよ うに、必要な場合、管状のボディ312は、デバイス310の長さがその患者の 測定された尿道の長さより約0.2〜1.0cm短いことが望ましく、その患者 の測定された尿道の長さより約0.60cm短いさらに好ましい長さに医師によ ってカットされる。管状のボディ312の外径の代表的な範囲は約0.20〜0 .80cmであることが好ましく、0.40〜0.60cmであることがさらに 好ましい。第2のアンカー316の外径の代表的な範囲は約0.50〜1.0c mであることが好ましく、0.60〜0.90cmであることがさらに好ましい 。デバイス310の管状のボディの壁の厚さの代表的な範囲は約0.30〜0. 8 0mmであり、約0.40〜0.60mmであることが好ましく、そして約0. 50mmであることがさらに好ましい。 このデバイスの管状のボディの壁の厚さは前に説明されたように可変とするこ とができ、管状のボディの近位部分は、運動機能亢進のイベントの場合などにお いて近位側の部分が曲がり易くするために遠位側の部分より薄くなっている。さ らに、前に説明されたように、曲がり易く、そしてシールし易くするために、管 状のボディの断面は曲がりの所望の点において、あるいは管状のボディの長さ全 体にわたって楕円形または卵形などの非円形とすることができる。 断面が円形でない各種の管状のボディの図28〜図31に示されている。管状 のボディ312の形状は尿道の閉塞を生じさせずに、失われた機能を回復しなが ら患者の自然の尿道の形を最適にシミュレートする。 図30および図31は、本発明の追加のオプションの機能を示している。特に 、図30および図31に示されている管状のボディ312は補強された後部フロ ア361を有し、それは各種の従来の製造技法を使って提供することができる。 図30は、閉じられた位置での管状のボディを示し、一方、図31は、開かれた 位置での管状のボディを示している。図から分かるように、補強された後部フロ ア361の形状は比較的一定のままになっており、一方、管状のボディの残りの 部分は閉じられた位置から排尿時の開かれた位置へ膨張する。さらに、補強され た後部フロア361は咳をした場合などの腹部の圧力の増加時に便意抑制を維持 するのを支援するために下方向に向かう腹部の圧力に対するバックストップとし て働く。 各種の第1のアンカー、第2のアンカー、および管状のボディが本発明の特定 の実施形態に関連して主題の出願の中で説明されてきた。この技術分野において 通常の技能を有する人であれば、本発明のこれらの態様および他の態様を、特別 に説明された組合せ以外の各種の方法で組み合わせることもできることが分かる 。 この分野の技術に熟達した人にとっては明らかなように、デバイス310は前 に説明されたような各種の技法および材料によって製造することができる。また 、上記のように、解剖学的考察の他に、デバイス310の各種のコンポーネント のサイズおよび形状は、このデバイスを作るために使われる材料のタイプによっ て 支配される。たとえば、上記のようなシリコーン・ゴムおよび他の材料などの特 に柔軟性のある材料の場合、デバイス310、特に管状のボディの壁の厚さが厚 いデバイスの管状のボディ312の尿道の圧縮および/または曲げが容易になる 。デバイス310用の好ましい材料はDow Silicone、MDX4‐4 210である。 本発明の上記の実施形態の場合のように、この技術分野において通常の技能を 有する人であれば、第1のアンカー314および第2のアンカー316以外の各 種の構造がデバイス310によって使えることが分かる。また、この技術分野に おいて通常の技能を有する人であれば、主題の出願において記述されているもの を含めて、各種の取付けおよび除去の技法がすべて、患者の尿道の内部にデバイ ス310を配置するため、および/またはデバイスをそこから取り除くために使 えることが分かる。 デバイス310などの、本発明の各種の実施形態は患者の内部にデバイスをさ らに固定するために役立つ追加の機械的バイアスを提供するために、図39〜図 45に示されているような弾力性のある支持構造463を含めることもできる。 また、弾力性のある支持構造463は、この技術分野において通常の技能を有す る人にとっては明らかなように、他の管状のデバイスでも使うことができる。 弾力性のある支持構造463の形状に依存して、尿道の閉塞を生じさせずに便 意抑制を維持するのを援けるために、図41〜図42および図44〜図45に示 されているような平坦化された/閉じられた形状に向かってデバイス310の管 状のボディ312をバイアスすることもできる。さらに、弾力性のある支持構造 は腹部の圧力の上昇時にデバイスのある種の歪みを最小化するためにある程度の 剛直性を提供する。 弾力性のある支持構造463は、図39および図40に示されているように、 デバイス310の中に組み込むことができる。また、弾力性のある支持構造46 3を図41〜図42および図44〜図45に示されているように、デバイス31 0の内腔の中に挿入することもできる。図41〜図42および図44〜図45に 示されているデバイスにおいて、デバイス310の管状のボディ312に対する 弾力性のある支持構造463のバイアスは、デバイス310に相対的に弾力性の ある支持構造463を所定の場所に保持する。また、図41〜図42および図4 4〜図45に示されている弾力性のある支持構造463は、熱ボンディング、溶 剤ボンディングまたはこの分野において知られている適切な接着剤などの従来の 技法を使って、デバイス310に対して固定することもできる。 また、弾力性のある支持構造463は、図46〜図48に示されているように 単独で使うこともできる。図46および図47においては、尿道40、膀胱のネ ック42、および膀胱30の一部分が概略的に点線で示されている。図46〜図 48に示されている本発明の実施形態においては、弾力性のある支持構造463 の一部分が膀胱の中に延びていて、弾力性のある支持構造463を尿道の中に固 定するのを援ける。他の場合においては、弾力性のある支持構造463は完全に 尿道内にあるか、あるいは尿道の中に延びるのと反対に尿道から膀胱のネックに 対してのみ延びることができる。弾力性のある支持構造463は便意抑制を維持 するのを援けるために、平坦化された断面の形状に向かって尿道をバイアスする こと以外に、尿道間の内部において弾力性のある支持構造463をさらに固定す るために、尿道に対してバイアスの力を加えるような形状になっていることが好 ましい。 図39〜図48の弾力性のある支持構造463は、第1の端の部分468から 2つの軸方向に延びているセグメント464および466を含むことが好ましい 。また、弾力性のある支持構造463は第2の端の部分470も含むことができ る。第1の軸方向に延びているセグメント464と第2の軸方向に延びているセ グメント466とを隔てている距離は尿道の直径より大きく、弾力性のある支持 構造463をその中にアンカーするのを援けるために尿道の直径より大きいこと が好ましい。軸方向に延びている第1および第2のセグメント464および46 6は、図43および図48に示されているように曲線状であるようにすることも でき、弾力性のある支持構造463が患者の中に入れられた後、尿道の一部分が 頭の方向にバイアスされる。 弾力性のある支持構造463の第1の端の部分468は、図39、図41、図 46、および図47に示されているように形状が変化している1つのループを含 んでいてもよい。第1の端の部分468は、特に、弾力性のある支持構造463 の第1の端の部分468が膀胱のネックおよび/または膀胱の中に延びている本 発明の実施形態において、弾力性のある支持構造463を、さらにアンカーする ために軸方向に延びている第1のセグメント464を軸方向に延びている第2の セグメント466から分離している距離より、直径が大きいようにすることがで きる。 図39〜図48の弾力性のある支持構造463の寸法は、解剖学的考察および 、場合によっては、それが含まれているデバイスのサイズ/形状によって主とし て支配される。この技術分野において通常の技能を有する人であれば、弾力性の ある支持構造463に対して示されているもの以外の各種のサイズおよび形状が 本発明に従って使えることが理解される。 弾力性のある支持構造463は任意の適切な弾力性のある材料から作ることが できる。好ましい材料としてはステンレス鋼、ニチノール、チタンおよびポリウ レタンやポリプロピレンなどのポリマ材料がある。 この技術分野において通常の技能を有する人であれば、主題の出願の中に記述 されているものを含めて、各種の取付けおよび除去の技法の任意のものが図39 〜図45に示されているデバイスなどの弾力性のある支持構造463を有してい るデバイスを患者の尿道管の内部に置くため、および/またはそのようなデバイ スをそこから取り除くために使えることが理解される。 また、この技術分野において通常の技能を有する人であれば、主題の出願の中 で記述されている取付けおよび除去の技法は図46〜図48の弾力性のある支持 構造463を置くためにも使えることが理解される。しかし、そのような場合は 、管状のボディの遠位端を解放可能なように噛み合わせる代わりに、図46〜図 48のデバイスは患者の尿道管の内部に図46〜図48のデバイスを置くため、 および/またはそのデバイスをそこから取り除くために、弾力性のある支持構造 463の第2の端の部分470において一般的に掴むための鉗子と解放できるよ うに噛み合わされることが好ましい。 本発明の他の態様は、図55〜図59に示されている導入器580に関する。 導入器580は各種の状態を治療するために身体の内腔またはオリフィスの中へ 、あるいはそれを通して各種のデバイスを通すためのコンジットとして使うこと が できる。たとえば、導入器580はデバイス310などの本発明のデバイスを含 めて、各種の泌尿器科学的/婦人科学的なデバイスを尿道を通じて配置するため に使うことができる。 導入器580は第1の端581、第2の端582、およびその間に延びている 可変径の中央内腔588を有している一般的に細長い管状の構造である。中央の 内腔588の可変径の特徴は導入器580の長さ全体に沿って、あるいはその長 さの一部分に沿って存在することができる。また、導入器580は、上側の面5 83と下側の面584を備えている。 導入器580はハンドルを備えることもできる。ハンドルは導入器580の長 さに沿って各種の部分において配置することができる。ハンドルは導入器580 の第2の端582に置かれていることが好ましい。 導入器580の壁は長さ方向に延びているスプリット585を有していること が好ましい。それは導入器の壁の長さに沿って少なくとも部分的に第1の端58 1から延びている。長さ方向に延びているスプリット585は、導入器580の 第1の端581から少なくとも2cm延びていることが好ましい。さらに、長方 向に延びているスプリット585は、図56に示されているように導入器580 の第1の端581から第2の端582にまで延びていることが好ましい。このス プリットされた壁によって導入器580がその静止状態(図57)に対して相対 的に膨張(図58)および収縮またはオーバラップ(図59)することができる 。導入器580を膨張させることによってデバイス310の装填および展開が容 易になり、装填および展開時のデバイス310の歪みが最小化される。導入器5 80の膨張をさらに容易にするために、スプリット585の領域において第2の 端582を、図56の参照番号586において示されているように二ヶ所におい て45°だけ約0.1cm面取りすることができる。尿道を通しての配置の間に 半径方向に内側に向かう尿道の力などに応答して、導入器580の壁が収縮また はオーバラップすることによって、導入器580のプロファイルが最小化され、 それによって尿道の外傷および患者の不快感が最小化される。さらに、導入器5 80は尿道の外傷を最小化するために、従来の製造技法を使って導入器のエッジ が滑らかにされる。 導入器580は、セルロース誘導体、ポリエステルおよびポリオレフィンなど のポリマを含めて、各種の材料から作ることができる。導入器580にとって好 ましいセルロース誘導体材料は、セルロース・アセテート・プロピオネート(C AP)であり、それはEastman社から「Tenite」のブランド名で購 入することができる。 また、導入器580の第1の端581は、図55に示されているような非外傷 性のチップ587を備えていることが好ましい。この非外傷性のチップ587は 、導入器580を作るために使われた材料などの各種の材料から形成することが できる。非外傷性のチップ587は、室温で加硫するシリコーン(NuSil MED 2000)などのシリコーンで形成されることが好ましい。非外傷性の チップ587がシリコーンで形成されるときなど、非外傷性のチップ587の装 填を容易にするために導入器580の第1の端581の中に小さな孔を開けるこ とができる。 導入器580の寸法は、解剖学的考察、その導入器を通して挿入されるデバイ スのサイズ、および導入器を構築するために使われる材料によって主として変わ る。導入器580の上側の面583の長さは約8.0〜14.0cmであること が好ましく、約12.0cmであることがさらに好ましい。図55に示されてい るように、上側の面583の長さは下側の面584の長さより大きく、第1の端 581が約30℃の角度で導入器580の長さ方向の軸に相対的に上側に傾斜し ているようになっていることが好ましい。導入器580の外径は約0.50〜1 .0cmであることが好ましく、約0.70cmであることがさらに好ましい。 導入器580の壁の厚さは約0.30〜1.0mmであることが好ましく、約0 .50mmであることがさらに好ましい。非外傷性のチップ587が含まれる場 合、それは導入器580の壁に沿って長さ方向に約1.0〜3.0mm延びるこ とが好ましく、約2.0mm延びることがさらに好ましい。 導入器580を使って患者における泌尿器の便意抑制を維持するために膀胱と 体腔の入口との間の流れの径路の内部に尿道内のデバイスを位置決めするための 代わりの非手術的な、あるいは侵襲が最小である手順は、一般に次のように実行 される。便宜上に、次の配置および除去の手順はデバイス310を参照して記述 される。しかし、この分野の技術に熟達した人であれば、これらの位置決めおよ び除去の手順は主題の出願の中で記述されている本発明の他の実施形態を含めて 、各種のデバイスで使えることは理解される。 尿道の長さは、バルーン測定用カテーテルまたは他の従来の測定技法を使って 膀胱から体腔の入口まで測定される。デバイス310などの、泌尿器の便意抑制 を維持するためのデバイスは医師によって選択される。必要な場合、管状のボデ ィ312はデバイス310の長さが、個々の患者に合わせて仕立て上げるように 、その患者の測定された尿道の長さに基づいて医師によって適切な長さにカット される。管状のボディ312はデバイス310の長さが測定された尿道の長さよ り約0.2〜1.0cmだけ短いのが好ましく、さらに測定された尿道の長さよ り約0.6cmだけ短くなるようにカットされるのが好ましい。 掴むための鉗子225などの解放可能なように噛み合っているデバイスがデバ イス310を解放可能なように噛み合うように導入器580の内腔588を通し て入れられる。 Cクリップ291などの解放可能な好ましい結合デバイスを使って、鉗子22 5のシャフト295がバルーン・カテーテル290などの、膨張可能なチップを 備えている位置決めデバイスのシャフトに対して取り付けられている。鉗子22 5のシャフト295は、バルーン・カテーテル290のバルーン294のショル ダ293が、図60〜図65に示されているようにデバイス310の第1のアン カー314の近位端331から距離「L」だけ隔てられているように、バルーン・ カテーテル290のバルーン284のシャフト292に対して取り付けられてい ることが好ましい。距離「L」は、デバイス310を尿道管の中で医師がどこに 置きたいかによって変わる可能性がある。また、距離「L」は、鉗子のシャフト に対して相対的にバルーン・カテーテルのシャフトをスライドすることなどによ る解放可能でない結合デバイスが使われる場合にも調整することができる。また 、「L」はデバイス310の第1のアンカー314が膀胱のネックおよび/また は近位側の尿道に収まるように約1〜7mmが好ましく、約3〜7mmがさらに 好ましい。 デバイス310およびバルーン・カテーテル290の外側はK‐Yジェリーな どの水溶性の潤滑油で潤滑され、図60に示されているように導入器580の中 にゆっくりと引き込まれる。次に、導入器580は図61に示されているように 、導入器580の第1の端581が膀胱30の中に延びるように尿道40の中を 通される。 また、図61は、外部の尿道括約筋46および内部の尿道括約筋44を概略的 に示している。女性の身体において、外部尿道括約筋は見分けるのが困難である 。主題の出願においては、外部尿道括約筋は尿道の入口に直ぐ近い近位側の尿道 の組織を含むように理解されている。主題の出願においては、内部尿道括約筋は 膀胱のネックとも呼ばれている、尿道と膀胱との接合部における組織を含むこと が意図されている。 図62〜図63は、デバイス310およびバルーン・カテーテル290が導入 器580から注意深く押し出されて膀胱30の中に入る様子を示している。図6 4に示されているように、次に導入器580が尿道40から引き出され、バルー ン294が水などの通常の膨らませるための媒体を使って膨らませられる。次に 、結合された掴むための鉗子225およびバルーン・カテーテル290が、図6 5に示されているように、その膨らんだバルーン294が膀胱のネック42と接 触するまで注意深く引き出される。この点において、第1のアンカー314の近 位端331が膀胱のネックおよび/または近位側の尿道の内部で、その膨らんだ バルーン294のショルダ293からあらかじめ選択された距離「L」の場所に 収まる。 バルーン294がしぼませられ、そして掴むための鉗子225のシャフト29 5がバルーン・カテーテル290のシャフト292から外される。バルーン・カ テーテル290が患者から取り除かれ、デバイス310は掴むための鉗子225 から解放され、そして掴むための鉗子が患者から取り除かれて、デバイス310 が図66に示されているように患者の尿道管の内部に正しく位置決めされた状態 で残る。解放可能でない結合デバイスが使われた場合、バルーン294がしぼま せられ、デバイス310が掴むための鉗子225から解放され、そして結合され ている掴むための鉗子225とバルーン・カテーテル290が患者から同時に取 り除かれ、デバイス310が患者の尿道管の内部に正しく位置決めされた状態で 残る。 デバイス310全体が尿道の内部に置かれることが好ましい。デバイス310 は尿道40の自然の柔軟性のためにその場所に保持される。オプションとして、 デバイス310の位置を、放射線不透過性のマーカ355を含む実施形態の場合 のように、よく知られている放射線の方法を使って確認することができる。 図68〜図69は、代わりの位置に置かれているデバイス310を示している 。尿道管の中のデバイスの位置は、その患者の失禁の病因およびその患者を治療 するために使われているデバイスのタイプなどのいくつかのファクタに関係付け られる。図65〜図66を図68〜図69と比較することによって示されている ように、掴むための鉗子225のシャフト295をバルーン・カテーテル290 のシャフト292に結合する前に、第1のアンカー314の近位端331に関連 してバルーン294のショルダ293の位置を変えることによって、医師は尿道 管の中のいくつかの望ましい位置のどこかにデバイス310を正確に置くことが できる。 デバイス310などの本発明のデバイスは、蛍光透視法的に尿道管の内部に置 くこともできる。上記のように、尿道の長さを測定した後、このデバイスの管状 のボディが医師によって必要な長さにカットされる。膀胱は対比の液体で満たさ れる。デバイス310の遠位端は上記のように掴むための鉗子225を使って解 放可能なように噛み合わさっている。デバイス310の外側はK‐Yジェリーな どの水溶性の潤滑剤で潤滑され、前に説明されたように導入器580の中にゆっ くりと引き込まれる。次に、導入器580が、上記のように膀胱の中に導入器の 近位端が延びるように尿道の中を通される。デバイス310は導入器580から 慎重に押し出されて、依然として掴むための鉗子225によって保持されながら 膀胱の中に押し出される。次に導入器が尿道から引き出される。蛍光透視法によ る制御の下で、次にデバイス310は第1のアンカー314が膀胱のネックの内 部にちょうど観察されるまで、尿道の中に引き込まれる。それは第1のアンカー 314が尿道に入る際に放射線不透過性のマーカ355の内側への動きを視覚化 することによって示される。次に、デバイス310が掴むための鉗子から解放さ れ、掴むための鉗子が患者が取り除かれ、デバイスが尿道管の内部に正しく置か れた状態で残される。オプションとして、腹部の圧力の上昇を含めて、患者が各 種の従来の操作および運動を行った後、デバイスの位置が蛍光透視法的に再確認 される。 必要な場合、本発明のデバイスは患者から取り除くこと、そして前記のように 交換されるようにすることができる。デバイス310は尖った要素あるいは剛直 な要素を含まないので、閉塞などの緊急状態が発生した場合でも、尿道または膀 胱を傷つけることなしに、フォーレー(Foley)カテーテルなどの従来のカ テーテルを使ってデバイス310を膀胱の中に押し込むことができる。デバイス 310は、患者がそのデバイスの除去および交換のために自分の意志に合うこと ができるまで問題を生じることなしに膀胱の中にとどまっていることができる。 本発明はある種の好適な実施形態によって説明されてきたが、ここで開示され ている内容を考慮して、この技術分野において通常の技能を有する人にとっては 明らかとなる他の実施形態の適用範囲内にある。したがって、本発明の適用範囲 は添付されている請求の範囲を参照することによってのみ定義されることが意図 されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ブレンヌマン,ロドニー,エイ. アメリカ合衆国92675 カリフォルニア州 サン ジュン カピストラノ,ラス パル マス デル マル 34002 (72)発明者 マシエル,マリオ アメリカ合衆国92372 カリフォルニア州 ピノン ヒルズ,サニー スロープ ロー ド 2707 (72)発明者 ワリン,シェイラ,ケイ. アメリカ合衆国92612 カリフォルニア州 アービン,ストーンクリッフ アイル 281

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 泌尿器の便意抑制を維持するための尿道内のデバイスであって、 近位端と、遠位端と、その間に延びている中央の内腔とを備えていて、尿道に 適合する形状を有している管状のボディと、 前記管状のボディに付加されていて、尿道の一部に適合し、尿道に対して相対 的な尿道内のデバイスの移動に抵抗する第1のアンカーとを含み、 前記尿道内のデバイスは実質的に柔軟な材料から作られていて、前記尿道内の デバイスは尿道および膀胱のネックに影響する解剖学な力に応答して可逆的にシ ールするようになっているデバイス。 2. 請求項1に記載の尿道内のデバイスにおいて、前記第1のアンカーは前 記管状のボディの近位端に付加されていて、前記第1のアンカーは前記尿道内の デバイスが近位端の尿道に対する相対的な移動に抵抗するために、近位側の尿道 の一部に適合しているデバイス。 3. 請求項1に記載の尿道内のデバイスにおいて、前記尿道内のデバイスの 管状のボディは尿道および膀胱のネックに影響する解剖学的な力に応答して可逆 的にシールするようになっているデバイス。 4. 請求項1に記載の尿道内のデバイスにおいて、前記尿道内のデバイスの 前記第1のアンカーは尿道および膀胱のネックに影響する解剖学的な力に応答し て可逆的にシールするようになっているデバイス。 5. 請求項1に記載の尿道内のデバイスにおいて、前記尿道内のデバイスの 前記管状のボディおよび前記第1のアンカーの両方が、尿道および膀胱のネック に影響する解剖学的な力に応答して可逆的にシールするようになっているデバイ ス。 6. 請求項1に記載の尿道内のデバイスにおいて、前記管状のボディに対し て付加されている第2のアンカーをさらに含むデバイス。 7. 泌尿器の失禁を治療するためのデバイスと、尿道を通して前記デバイス を導入するための導入器との組合わせであって、前記組合せは、 泌尿器の失禁を治療するためのデバイスと、 導入器とを含み、前記導入器は一般的に細長い管状の構造であって、第1の端 、第2の端およびその間に延びている中央の内腔を備え、前記管状の構造は直径 が可変であり、前記管状の構造は前記デバイスの装填および配備を容易にするた めに膨張し、前記デバイスの尿道を通しての導入時に収縮して、尿道の外傷およ び患者の不快感を最小化するようになっているデバイス。 8. 請求項7の組合せにおいて、前記管状の構造は壁の長さ方向に沿って部 分的に延びているスプリットの付いた壁を有している組合せ。 9. 請求項7に記載の組合せにおいて、前記管状の構造の前記壁の中の前記 スプリットは、前記管状の構造の第1の端から前記管状の構造の第2の端まで長 さ方向に延びている組合せ。 10. 患者において泌尿器の便意抑制を維持するための方法であって、 泌尿器の便意抑制を維持するためのデバイスを提供し、前記デバイスは実質的 に柔軟な材料から作られていて、前記デバイスは尿道および膀胱のネックに影響 する解剖学的な力に応答して可逆的にシールするようになっていて、尿道を通し て前記デバイスを導入するための導入器を提供するステップと、 前記デバイスを前記導入器の中に装填するステップと、 前記ロードされた導入器を尿道の中に挿入して前記導入器の第1の端が膀胱の 中に延びるようにするステップと、 前記デバイスを前記導入器から移動させて膀胱の中に入れるステップと、 患者から前記導入器を引き出すステップと、 膀胱と体腔の入口との間の流れの径路の内部に前記デバイスが位置決めされる まで前記デバイスを引き出すステップとを含み、それによって泌尿器の便意抑制 を維持する方法。 11. 請求項10に記載の方法において、 患者の尿道の長さを測定するステップと、 前記デバイスの長さが前記測定された尿道の長さより短いように前記デバイス をカットするステップとをさらに含む方法。 12. 請求項10に記載の方法において、前記導入器は直径が可変の細長い 一般的に管状の構造を含み、前記装填および移動のステップは、前記管状の構造 を膨らませて前記導入器の前記管状の構造の直径を増加させ、前記デバイスの装 填および移動を容易にし、そして前記挿入のステップは、管状の構造をしぼませ て前記導入器の前記管状の構造の直径を減らし、尿道の外傷および患者の不快感 を最小化するステップとをさらに含む方法。 13. 請求項10に記載の方法において、前記デバイスを引き出すステップ が、デバイス全体が尿道の内部に位置決めされるようにデバイスを引き出すステ ップを含む方法。 14. 患者において泌尿器の便意抑制を維持するためのデバイスを位置決め する方法であって、 近位端および遠位端を有している泌尿器の便意抑制を維持するためのデバイス を提供するステップと、 前記泌尿器の便意抑制を維持するためのデバイスを位置決め用デバイスに結合 し、前記位置決めデバイスは膨張可能なチップを備えていて前記泌尿器の便意抑 制を維持するための近位端が前記位置決めデバイスの膨張可能なチップからあら かじめ選択された距離だけ隔てられているようにする結合のステップと、 尿道を通して泌尿器の便意抑制を維持するためのデバイスと位置決めデバイス とを結合したデバイスを導入し、前記位置決めデバイスの膨張可能なチップが少 なくとも膀胱の中に延びるようにするステップと、 膨張していない構成から膨張した構成へ位置決めデバイスの膨張可能なチップ を膨張させるステップと、 位置決めデバイスの膨張したチップが膀胱のネックに接触し、泌尿器の便意抑 制を維持するための前記デバイスが尿道管の内部に正しく位置決めされるまで、 泌尿器の便意抑制を維持するためのデバイスおよび位置決めデバイスの結合され たものを引き出すステップと、 膨張可能なチップを膨張していない構成に戻すステップと、 泌尿器の便意抑制を維持するための前記デバイスを前記位置決めデバイスから 外すステップと、 位置決めデバイスを患者から取り除き、泌尿器の便意抑制を維持するための前 記デバイスを患者の尿道管の内部に正しく位置決めして残すステップとを含む方 法。 15. 請求項14に記載の方法において、泌尿器の便意抑制を維持するため の前記デバイスを位置決めデバイスに対して結合する前記ステップが、泌尿器の 便意抑制を維持するための前記デバイスをバルーン・カテーテルに対して結合す るステップを含む方法。
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