JP2001358902A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001358902A
JP2001358902A JP2000178150A JP2000178150A JP2001358902A JP 2001358902 A JP2001358902 A JP 2001358902A JP 2000178150 A JP2000178150 A JP 2000178150A JP 2000178150 A JP2000178150 A JP 2000178150A JP 2001358902 A JP2001358902 A JP 2001358902A
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delay
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generating
processing apparatus
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JP2000178150A
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Hiroyuki Yamamoto
裕之 山本
Koichi Takagi
幸一 高木
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各種の変動にかかわらず、画像処理装置に必要
な一定のパルスを供給する。 【解決手段】 イメージセンサを駆動する駆動パルス
と、イメージセンサからの出力信号のアナログ信号処理
に必要な信号処理パルスとを発生するパルス発生装置を
備える画像処理装置であって、基準クロックを遅延させ
た複数の遅延クロックを生成するためにディレイ素子を
チェーン状に接続したディレイチェーン部420と、基
準信号に同期した遅延クロックをディレイチェーン部か
ら複数選択し、その情報から1周期分のディレイ段数に
相当する同期情報を導き出す同期信号検出部430と、
同期信号検出部で導き出された同期情報と、所望のパル
スを生成するためのパルス生成情報とを参照し、ディレ
イチェーン部から必要な遅延クロックを選択して、所望
のパルス幅および所望のタイミングのパルスを生成する
パルス生成手段440,450と、パルス生成手段で生
成されるパルスのタイミングを各種変動に応じて修正す
る修正手段431とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は画像処理装置に関
し、さらに詳しくは、イメージセンサを駆動する際に必
要とされる各種パルスを生成するパルス発生装置の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】各種ディジタル回路において、回路動作
のためにクロックを必要としている。このクロックは、
各種方式のクロック発生回路によって生成されている。
【0003】ところで、CCDイメージセンサを駆動す
る駆動パルスおよびアナログ信号処理のサンプルホール
ドパルスなどについて、そのパルス幅やタイミングは、
基準となる基準クロックから得られない場合が多い。一
般的には、クロック発生回路からの基準クロックを利用
して、回路の遅延または専用の遅延素子などを活用して
得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら駆動パルスやサ
ンプルホールドパルスなどは、それを要求するデバイス
により適正な範囲があって、この範囲を逸脱すると正常
な動作が保証できなくなる。
【0005】近年、機器の高速化と共に、それを構成す
るデバイスの駆動・動作速度も増し、それらデバイスが
要求する駆動パルスおよび処理パルスの適正範囲も狭ま
る傾向になっている。
【0006】しかしながら、機器を構成するデバイスの
動作環境は、本来不安定なものであり、電源電圧,周囲
温度,湿度,回路素子や配線環境の物理的条件などが変
動し、回路動作に影響を与えることがある。したがっ
て、上述した駆動パルスや処理パルスを発生する回路も
影響を受けて、駆動パルスや処理パルスに変動が生じる
ことがある。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、各種の変動にかかわらず、画像処
理装置に必要な一定のパルスを供給することが可能な画
像処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は以下の構成に
より解決することができる。なお、この明細書内で、
「信号処理パルス」あるいは「駆動パルス」とは、イメ
ージセンサを駆動する駆動パルス、および、イメージセ
ンサからの出力信号のアナログ信号処理に必要な信号処
理パルスを含む意味である。
【0009】また、この明細書内で、「各種変動」と
は、生成した複数のパルスを目的の負荷に接続すること
に起因する回路素子のバラツキ、配線長などの物理的変
化および、電源電圧、周囲温度、湿度などの環境変化に
よるパルスの伝播変動を含む意味である。
【0010】(1)請求項1記載の発明は、イメージセ
ンサを駆動する駆動パルスと、イメージセンサからの出
力信号のアナログ信号処理に必要な信号処理パルスとを
発生するパルス発生装置を備える画像処理装置であっ
て、基準クロックを遅延させた複数の遅延クロックを生
成するためにディレイ素子をチェーン状に接続したディ
レイチェーン部と、基準信号に同期した遅延クロックを
前記ディレイチェーン部から複数選択し、その情報から
1周期分のディレイ段数に相当する同期情報を導き出す
同期信号検出部と、前記同期信号検出部で導き出された
同期情報と、所望のパルスを生成するためのパルス生成
情報とを参照し、前記ディレイチェーン部から必要な遅
延クロックを選択して、所望のパルス幅および所望のタ
イミングのパルスを生成するパルス生成手段と、前記パ
ルス生成手段で生成されるパルスのタイミングを各種変
動に応じて修正する修正手段と、を有することを特徴と
する画像処理装置である。
【0011】(2)請求項2記載の発明は、イメージセ
ンサを駆動する駆動パルスと、イメージセンサからの出
力信号のアナログ信号処理に必要な信号処理パルスとを
発生するパルス発生装置を備える画像処理装置であっ
て、基準クロックを遅延させた複数の遅延クロックを生
成するためにディレイ素子をチェーン状に接続したディ
レイチェーン部と、基準信号に同期した遅延クロックを
前記ディレイチェーン部から複数選択し、その情報から
1周期分のディレイ段数に相当する同期情報を導き出す
同期信号検出部と、前記同期信号検出部で導き出された
同期情報と、所望のパルスを生成するためのパルス生成
情報とを参照し、前記ディレイチェーン部から必要な遅
延クロックを選択して、所望のパルス幅および所望のタ
イミングのパルスを生成するパルス生成手段と、前記パ
ルス生成手段で生成されたパルスが負荷に接続されるこ
とで生じる各種変動を検出する変動検出手段と、前記変
動検出手段で検出された変動に応じて前記パルス生成手
段で生成されるパルスのタイミングを修正する修正手段
と、を有することを特徴とする画像処理装置である。
【0012】(3)請求項3記載の発明は、イメージセ
ンサを駆動する駆動パルスと、イメージセンサからの出
力信号のアナログ信号処理に必要な信号処理パルスとを
発生するパルス発生装置を備える画像処理装置であっ
て、基準クロックを遅延させた複数の遅延クロックを生
成するためにディレイ素子をチェーン状に接続したディ
レイチェーン部と、基準信号に同期した遅延クロックを
前記ディレイチェーン部から複数選択し、その情報から
1周期分のディレイ段数に相当する同期情報を導き出す
同期信号検出部と、前記同期信号検出部で導き出された
同期情報と、所望のパルスを生成するためのパルス生成
情報とを参照し、前記ディレイチェーン部から必要な遅
延クロックを選択して、所望のパルス幅および所望のタ
イミングの複数のパルスを生成するパルス生成手段と、
前記パルス生成手段で生成された複数のパルスが負荷に
接続されることで生じる各種変動をそれぞれ検出する変
動検出手段と、前記変動検出手段で検出された各パルス
の変動に応じて前記パルス生成手段で生成される各パル
スのタイミングをそれぞれ修正する修正手段と、を有す
ることを特徴とする画像処理装置である。
【0013】(4)請求項4記載の発明は、前記変動検
出手段での各種変動の検出は、外部機器からフィードバ
ックされたパルスと出力するパルスとを同期信号検出部
で比較することにより実行される、ことを特徴とする請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置で
ある。
【0014】(5)請求項5記載の発明は、前記各部が
集積回路で構成される、ことを特徴とする請求項1乃至
請求項4のいずれかに記載の画像処理装置である。 (6)請求項6記載の発明は、前記各部がデジタル回路
で構成される、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5
のいずれかに記載の画像処理装置である。
【0015】(7)請求項7記載の発明は、前記切替制
御部をCPUにより制御する、ことを特徴とする請求項
1乃至請求項6のいずれかに記載の画像処理装置であ
る。 (8)以上の(1)〜(7)に記載された本発明によれ
ば、複数のクロックから選択して目的の処理パルスを発
生した後に、フィードバック結果によってクロックを選
択し直すことにより、1ns以下の精度で駆動および処
理パルスを発生でき、なおかつ、パルスの供給回路が遭
遇する数々の変動条件が影響し、目的のパルスの供給が
あやぶまれる場合であっても、フィードバックを用いた
変動検出と修正手段により、設計された仕様を逸脱する
ことがなくCCDセンサの駆動およびアナログ信号処理
パルスを供給できることから、画像処理装置の性能を常
に安定維持することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
画像処理装置、および画像処理装置の一部を構成するク
ロック発生装置の実施の形態例を詳細に説明する。
【0017】〈クロック発生装置の全体構成〉以下、本
発明の実施の形態例のクロック発生装置の実施の形態例
を詳細に説明する。
【0018】この図1において、CPU401はクロッ
ク発生装置全体を制御する制御手段として動作してい
る。なお、このCPU401が、クロックの1周期以内
に、何れのクロックを選択するかを判断する手段を構成
している。
【0019】基準クロック発生部410は基準となるク
ロック(基準クロック:図1)を生成している。クロ
ック生成部としてのディレイチェーン部420は、通常
時において、入力信号(基準クロック発生部410から
の基準クロック)を遅延させて位相が少しずつ異なる複
数の遅延クロック(複数のクロック:図1、図2参
照)を得るための、本発明の請求項におけるクロック生
成部を構成するディレイ素子群である。
【0020】ここで、ディレイチェーン部420は、位
相が少しずつ異なる遅延クロックについて、基準クロッ
クの2周期分にわたって生成できる段数になるようにチ
ェーン状にディレイ素子が縦続接続されていることが好
ましい。
【0021】なお、ここではディレイ素子を用いて遅延
クロックを生成したが、ディレイ素子を用いずに位相の
異なる複数のクロックを生成できるクロック生成部を設
けるようにしてもよい。
【0022】なお、基準クロック発生部410は、複数
のクロック発生装置が存在する場合に、個々のクロック
発生装置にそれぞれ内蔵されていてもよいが、単一の基
準クロック発生部410からそれぞれのクロック発生装
置や基板に基準クロックを分配してもよい。
【0023】なお、フィードバック時には、ディレイチ
ェーン部420は、セレクタ460を介して、装置が出
力する駆動パルス(図1)を受けてディレイ素子によ
って遅延させる。
【0024】同期信号検出部430は、通常時には、複
数のクロック(図1)の中で基準クロック(所望の入
力信号の先端位置)に同期している遅延クロックの段数
(同期ポイント)を検出する手段であり、同期情報を出
力する。なお、この同期情報を位相差状態と呼ぶことも
でき、この同期情報(位相差状態)は、後述する同期ポ
イント情報や位相差そのものの状態(位相差状態)を含
む。
【0025】ここで、同期信号検出部430は、通常時
にはセレクタ470経由で基準クロックが与えられ、複
数のクロック(図1)の中で、最初に基準クロックに
同期している第1同期ポイント情報V1stと、2番目に
基準クロックに同期している第2同期ポイント情報V2n
dと、それらの間の遅延段数Vprdを出力できることが好
ましい。図2に示す例では、第1同期ポイント情報V1s
t=20,第2同期ポイント情報V2nd=50,遅延段数
Vprd=30,となっている。
【0026】また、同期信号検出部430は、フィード
バック時には、セレクタ470経由で外部機器からのフ
ィードバック信号(生成した駆動パルスを目的の負荷に
接続することに起因する回路素子のバラツキ、配線長な
どの物理的変化および、電源電圧、周囲温度、湿度など
の環境変化によって伝播変動を含んだ状態の駆動パル
ス)と、ディレイチェーン部420を経由して装置が出
力する駆動パルス(図1)が与えられ、フィードバッ
ク信号の遅延状態を示すフィードバック時同期ポイント
情報Vfbを出力する。すなわち、この同期信号検出部4
30は、フィードバック時には、変動検出手段を構成し
ている。
【0027】記憶部431は通常時の同期ポイント情報
とフィードバック時同期ポイント情報との誤差成分を保
持し、この保持している誤差成分を利用して、補償した
同期ポイント情報を通常時に出力する(図1)。すな
わち、請求項での修正手段を構成している。
【0028】切替制御部440は、基準クロック発生部
410からの基準クロック(図1)と、同期信号検出
部430と記憶部431からの同期ポイント情報(図1
)と、CPU401からのシフト情報(請求項におけ
る「出力クロック情報」:図1)とをもとにして、所
望のタイミング(所定の時刻もしくは所定の時間)にク
ロックの立ち上がりと立ち下がりを生じさせて所望の駆
動パルスを生成するために、複数のクロック(図1)
の中からどの位相のクロックを選択すべきかのセレクト
段数情報(図1)を出力する。なお、ここで切替制御
部440に対してCPU401から与えられる「シフト
情報」としては、CPUmode、CPUdata、CPUadju
stなどの信号が存在する。
【0029】セレクト部450は、切替制御部440か
らのセレクト段数情報(図1)を受け、複数のクロッ
ク(図1)の中から、所望の立ち上がりと立ち下がり
のクロックを選択して、クロックを受けて所望のパルス
幅および所望のタイミングの駆動パルス(図1)を生
成する。
【0030】なお、このセレクト部450は、図3に示
すように、所望の立ち上がりタイミングのクロックを選
択するためのセレクタ451と、所望の立ち下がりタイ
ミングのクロックを選択するためのセレクタ452と、
所望の立ち上がりタイミングのクロックと所望の立ち下
がりタイミングのクロックとによって所望の駆動パルス
を生成する論路回路(AND,OR,NAND,NO
R,ExOR,ExNORなど)で構成された組み合わ
せ回路452で構成されている。
【0031】セレクタ460は、CPU401の制御に
したがって、通常時にはディレイチェーン部420に対
して基準クロック発生部410からの基準クロック(図
1)を供給し、フィードバック時にはディレイチェー
ン部420に対して出力する駆動パルス(図1)を供
給する。
【0032】セレクタ470は、CPU401の制御に
したがって、通常時には同期信号検出部430に対して
基準クロック発生部410からの基準クロックを供給
し、フィードバック時には同期信号検出部430に対し
て外部機器からのフィードバック信号(生成した駆動パ
ルスを目的の負荷に接続することに起因する回路素子の
バラツキ、配線長などの物理的変化および、電源電圧、
周囲温度、湿度などの環境変化によって伝播変動を含ん
だ状態の駆動パルス)を供給する。
【0033】図4は切替制御部440の通常時の動作状
態を示すタイムチャートである。ここでは、説明を簡単
にするため、前述した遅延段数Vprdが100であると
する(図4(a))。そして、所望の駆動パルスは(図
4(b))Vprd×0.1のタイミングで立ち上がり、
Vprd×0.25のタイミングで立ち下がり、Vprd×
0.15のパルス幅であるとする。
【0034】この場合、切替制御部440はセレクト段
数情報(図1)として、 Fsync1=100×0.1=10, Fsync2=100×0.25=25, をセレクト部450に対して出力する。
【0035】なお、このセレクト段数情報は、電源電圧
や環境温度などで変化することに鑑みて、ある任意の間
隔で更新されることが望ましい。図5はセレクト部45
0の通常時の動作状態を示すタイムチャートである。こ
こでは、図4と同じ条件で動作しているものとする。上
述した切替制御部440から出力されるセレクト段数情
報Fsync1とFsync2とを受けて、セレクト部450内の
セレクタ451と452とは、DL10とDL25とを
それぞれ選択する(図5(b),(c))。そして、組
み合わせ回路452は、DL10とDL25との立ち上
がりに同期した駆動パルスを生成する(図5(d))。
【0036】このようにして、通常時には、基準クロッ
ク(図1)を遅延させた複数の遅延クロック(図1
)から所望の立ち上がりと立ち下がりとを選択するこ
とで、所望のパルス幅および所望のタイミングの駆動パ
ルス(図1)を生成する。
【0037】図6はフィードバック信号の遅延状態を示
すフィードバック時同期ポイント情報Vfbを生成する様
子を示すタイムチャートである。図1のブロック図にお
いて、フィードバック時には、ディレイチェーン部42
0は、セレクタ460を通過した駆動パルス(図1)
を受けて、ディレイ素子によって遅延させる。同様に、
フィードバック信号がセレクタ470を通過する。これ
により、同期信号検出部430では、フィードバック信
号(図6(a)))と駆動パルスの遅延信号(図6
(b)〜(d))との同期状態が、フィードバック信号
の遅延状態を示すフィードバック時同期ポイント情報V
fbとして出力される。図6の場合は、フィードバック信
号(図6(a))は遅延信号DL1と同期しているた
め、Vfb=+1となる。このフィードバック時同期ポイ
ント情報Vfb=+1が、フィードバック時に記憶部43
1に記憶される。
【0038】図7は駆動パルスのタイミングを各種変動
に応じ、フィードバック時同期ポイント情報Vfbを用い
て修正する様子を示すタイムチャートである。ここで、
図7(a)〜(d)では、図5でも説明したようにフィ
ードバック実行前の駆動パルスの生成の様子を示してい
る。ここで、フィードバックの実行により、記憶部43
1がVfb=+1を記憶しており、フィードバック実行後
の通常動作では、切替制御部440はVfb=+1を補償
するために、DL9とDL24を選択するためのセレク
ト段数情報をセレクト部450に対して出力する。した
がって、セレクト部450では、DL9とDL24とが
セレクタによって選択され、DL9〜DL24の駆動パ
ルスが生成される。なお、ここでは、Vfbが1の場合の
例であったので、遅延クロックを1段分戻すように補正
を行っている。
【0039】このようにすることで、駆動パルスを目的
の負荷に接続することに起因する回路素子のバラツキ、
配線長などの物理的変化および、電源電圧、周囲温度、
湿度などの環境変化によって生じる伝播変動分が補正さ
れる。すなわち、各種の変動にかかわらず、画像処理装
置に必要な一定のパルスを供給することが可能になる。
【0040】なお、このようなフィードバックを行う時
間や間隔はCPU401が任意に定めることができる。
また、図1を用いた以上の説明では、セレクト部450
が単一の駆動パルスを生成するようにしている構成を示
したが、図8に示すように、セレクト部を複数(セレク
ト部451〜453)設けて、複数の異なる駆動パルス
を生成・出力することも可能である。ここに示す例は、
画像処理装置に適用する場合の、CCD駆動パルスR
S、画像処理回路用サンプルホールドパルスS/H、A
/D変換駆動パルスADCLKを生成する様子を示して
いる。なお、セレクト部の個数や、発生する駆動パルス
の具体例は、ここに示したものに限定されることはな
い。
【0041】図9は従来のクロック発生装置と本実施の
形態例のクロック発生装置を、固体撮像素子を用いた画
像処理装置に適用した場合の具体的構成を示すブロック
図である。
【0042】ここでは、画像処理装置は、固体撮像素子
であるCCD100、CCD100の出力を増幅するア
ンプ101、CCD100の出力を画像処理するアナロ
グデバイス200、アナログデバイス200で画像処理
された信号をA/D変換するA/D変換器300とを備
えて構成されている。
【0043】図9(a)の従来の画像処理装置では、O
SC10からの基準クロックを受けてクロック発生装置
20が各部への駆動パルスを生成するが、各種変動(生
成したパルスを目的の負荷に接続することに起因する回
路素子のバラツキ、配線長などの物理的変化および、電
源電圧、周囲温度、湿度などの環境変化によるパルスの
伝播変動)を補正するために、各駆動パルス毎にタイミ
ング調整手段(CCD100への駆動パルスを調整する
DL30、アナログデバイス200への駆動パルスを調
整するDL40、A/D変換器300への駆動パルスを
調整するDL50)を設ける必要があった。
【0044】これに対し、図9(b)に示す本実施の形
態例のクロック発生装置を適用した画像処理装置では、
図1以降で説明したクロック発生装置400でセレクト
部450を複数設けることで、駆動パルスを目的の負荷
に接続することに起因する回路素子のバラツキ、配線長
などの物理的変化および、電源電圧、周囲温度、湿度な
どの環境変化によって生じる伝播変動分をフィードバッ
クによって自動的に補正して、各種の変動にかかわら
ず、画像処理装置に必要な一定のパルスを供給すること
が可能になる。したがって、各駆動パルス毎の調整手段
も必要なくなり、回路構成を簡略化することができる。
【0045】すなわち、この実施の形態例の画像処理装
置では、複数のクロックから所望の立ち上がりと立ち下
がりとを選択して目的の処理パルスを発生した後に、フ
ィードバック結果によって変動分を相殺するようにクロ
ックを選択し直すことにより、1ns以下の精度で駆動
および処理パルスを発生でき、なおかつ、パルスの供給
回路が遭遇する数々の変動条件が影響し、目的のパルス
の供給があやぶまれる場合であっても、フィードバック
を用いた変動検出と修正手段により、設計された仕様を
逸脱することがなくCCDセンサの駆動およびアナログ
信号処理パルスを供給できることから、画像処理装置の
性能を常に安定維持することが可能となる。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、複数のクロックから所望の立ち上がりと立ち下が
りとを選択して目的の処理パルスを発生した後に、フィ
ードバック結果によって変動分を相殺するようにクロッ
クを選択し直すことにより、各種の変動にかかわらず、
画像処理装置に必要な一定のパルスを供給することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例のクロック発生装置の
全体の電気的構成を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態例のクロック発生装置の
動作を説明するタイムチャートである。
【図3】本発明の一実施の形態例のクロック発生装置の
主要部の電気的構成を示す構成図である。
【図4】本発明の一実施の形態例のクロック発生装置の
動作を説明するタイムチャートである。
【図5】本発明の一実施の形態例のクロック発生装置の
動作を説明するタイムチャートである。
【図6】本発明の一実施の形態例のクロック発生装置の
動作を説明するタイムチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態例のクロック発生装置の
動作を説明するタイムチャートである。
【図8】本発明の一実施の形態例のクロック発生装置の
他の構成例を示す構成図である。
【図9】本発明の画像処理装置と従来の画像処理装置と
の構成を比較して示すブロック図である。
【符号の説明】
401 CPU 410 基準クロック発生部 420 ディレイチェーン部 430 同期信号検出部 431 記憶部 440 切替制御部 450 セレクト部 460,470 セレクタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージセンサを駆動する駆動パルス
    と、イメージセンサからの出力信号のアナログ信号処理
    に必要な信号処理パルスとを発生するパルス発生装置を
    備える画像処理装置であって、 基準クロックを遅延させた複数の遅延クロックを生成す
    るためにディレイ素子をチェーン状に接続したディレイ
    チェーン部と、 基準信号に同期した遅延クロックを前記ディレイチェー
    ン部から複数選択し、その情報から1周期分のディレイ
    段数に相当する同期情報を導き出す同期信号検出部と、 前記同期信号検出部で導き出された同期情報と、所望の
    パルスを生成するためのパルス生成情報とを参照し、前
    記ディレイチェーン部から必要な遅延クロックを選択し
    て、所望のパルス幅および所望のタイミングのパルスを
    生成するパルス生成手段と、 前記パルス生成手段で生成されるパルスのタイミングを
    各種変動に応じて修正する修正手段と、を有することを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 イメージセンサを駆動する駆動パルス
    と、イメージセンサからの出力信号のアナログ信号処理
    に必要な信号処理パルスとを発生するパルス発生装置を
    備える画像処理装置であって、 基準クロックを遅延させた複数の遅延クロックを生成す
    るためにディレイ素子をチェーン状に接続したディレイ
    チェーン部と、 基準信号に同期した遅延クロックを前記ディレイチェー
    ン部から複数選択し、その情報から1周期分のディレイ
    段数に相当する同期情報を導き出す同期信号検出部と、 前記同期信号検出部で導き出された同期情報と、所望の
    パルスを生成するためのパルス生成情報とを参照し、前
    記ディレイチェーン部から必要な遅延クロックを選択し
    て、所望のパルス幅および所望のタイミングのパルスを
    生成するパルス生成手段と、 前記パルス生成手段で生成されたパルスが負荷に接続さ
    れることで生じる各種変動を検出する変動検出手段と、 前記変動検出手段で検出された変動に応じて前記パルス
    生成手段で生成されるパルスのタイミングを修正する修
    正手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 イメージセンサを駆動する駆動パルス
    と、イメージセンサからの出力信号のアナログ信号処理
    に必要な信号処理パルスとを発生するパルス発生装置を
    備える画像処理装置であって、 基準クロックを遅延させた複数の遅延クロックを生成す
    るためにディレイ素子をチェーン状に接続したディレイ
    チェーン部と、 基準信号に同期した遅延クロックを前記ディレイチェー
    ン部から複数選択し、その情報から1周期分のディレイ
    段数に相当する同期情報を導き出す同期信号検出部と、 前記同期信号検出部で導き出された同期情報と、所望の
    パルスを生成するためのパルス生成情報とを参照し、前
    記ディレイチェーン部から必要な遅延クロックを選択し
    て、所望のパルス幅および所望のタイミングの複数のパ
    ルスを生成するパルス生成手段と、 前記パルス生成手段で生成された複数のパルスが負荷に
    接続されることで生じる各種変動をそれぞれ検出する変
    動検出手段と、 前記変動検出手段で検出された各パルスの変動に応じて
    前記パルス生成手段で生成される各パルスのタイミング
    をそれぞれ修正する修正手段と、を有することを特徴と
    する画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記変動検出手段での各種変動の検出
    は、外部機器からフィードバックされたパルスと出力す
    るパルスとを同期信号検出部で比較することにより実行
    される、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記各部が集積回路で構成される、こと
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記各部がデジタル回路で構成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記
    載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記切替制御部をCPUにより制御す
    る、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか
    に記載の画像処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100825837B1 (ko) * 2006-08-11 2008-04-28 엠텍비젼 주식회사 시모스 이미지 센서, 및 시모스 이미지 센서의 로우디코더와 그의 제어 방법
US7538809B2 (en) 2003-02-20 2009-05-26 Konica Minolta Holdings, Inc. CCD pulse generator
JP2009206802A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Ricoh Co Ltd タイミング信号発生器及びそれを備えた画像読取装置

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