JP2001358737A - ループ網従属同期システム及びその方法 - Google Patents

ループ網従属同期システム及びその方法

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JP2001358737A
JP2001358737A JP2000184527A JP2000184527A JP2001358737A JP 2001358737 A JP2001358737 A JP 2001358737A JP 2000184527 A JP2000184527 A JP 2000184527A JP 2000184527 A JP2000184527 A JP 2000184527A JP 2001358737 A JP2001358737 A JP 2001358737A
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clock
path
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transmission line
station
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JP2000184527A
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Katsumi Yabuta
加津海 薮田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロック信号閉鎖状態を回避して網同期装置
が伝送路障害発生によるクロックパスの切り替えを自動
的に行うループ網従属同期システム及びその切り替え方
法を提供する。 【解決手段】 本発明の実施形態であるループ網従属同
期システムは、網同期装置M1及び端局装置m1、網同
期装置A2及び端局装置a2、網同期装置B3及び端局
装置b3、網同期装置C4及び端局装置c4、からそれ
ぞれ構成される複数の局がループ網10に接続されてい
る。図示されるように、伝送路障害によるクロックパス
の切り替えを、マスタークロックを分配している網同期
装置の隣接する端局装置からN/E系クロックパス出力
制御を主信号の空きビットを利用して各端局装置に通知
し、マスタークロック信号の分配されている端局装置側
から順に書く端局装置のクロックパスを障害のない伝送
路系に切り替えていくことにより、自動的に他方の系の
伝送路のクロックパスに切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DDI(Digital
Data Circuit)高速デジタル通信網等に適用されるルー
プ網従属同期システム及びその方法に関し、特に伝送路
障害によるクロックパスの切り替え時に発生するループ
網同期の閉塞状態を回避してクロックパス切り替えを自
動的に行うループ網従属同期システム及びその方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のループ網従属同期システムにおい
ては、二重化された伝送路(運用系N/予備系E)の運
用系からクロックパスを抽出して各端局装置が同期を取
っている場合、ループ網を構成している任意の1つの端
局装置(特定局)がマスタークロック信号で動作すると
共に、当該特定局から下位局にマスタークロック信号を
伝送し、この下位局が順次特定局のクロック信号に同期
を確立している。すなわち、下位局は二重化された伝送
路の運用系よりクロック信号を抽出し、これに従属同期
して動作(運用)を行うものであった。
【0003】例えば、DDC高速デジタル通信網では、
デジタル伝送路またはアナログ伝送路を使用し、DAT
(PCM−FDM方式)により、デジタル1リンクデー
タ回線を提供する。また、デジタル一次群レベルでルー
プ網を形成し、比較的低速のベアラ信号を同期化してい
る。この場合、デジタルクロック信号供給装置(DC
S:Digital Clock Supply) から、例えば、64kHz
+8kHzの共通クロック信号が供給されてオクテット
位相同期を取っている。
【0004】このような従来のループ網従属同期システ
ムにおいては、何処かの運用系伝送路で障害が発生する
と、この障害発生場所の先に配置された網同期装置が、
運用系から予備系に切り替わる。この切り替えによって
クロックパスが切り替わり、網同期装置は、障害が発生
していない予備系の伝送路を通じて対向する網同期装置
との間のクロックパスによってクロック信号に従属す
る。この場合、局間でクロックパスが閉塞状態となるの
を回避するため、障害発生場所の先に配置された網同期
装置のクロックパスは切り替えずに、自走のクロック信
号により動作する。このため、ループ網のクロックパス
の切り替えを保守者による手動操作を通じて実行し、閉
塞状態が発生しないようにしているものであった。
【0005】この種の従来技術である特開平03−11
7245号公報に開示される「リングネットワークにお
けるクロックパス構成/切り替え方式」の例では、標準
デジタルハイアラーキに沿ったクロック信号レートによ
るループ同期網の一部のリングネットワークにおけるク
ロックパスにおいて、リング二重障害時にも迂回路から
同期用クロック信号をリング内に供給して孤立ノードの
発生を防止し、高い信頼性を得るようにしているもので
ある。
【0006】また、特開平05−037507号公報に
開示される「従属同期方式」の例は、上位局が同期デジ
タルハイアラーキ多重化信号にクロックパス監視情報を
付加して送出する。これによって、下位局がクロックパ
ス監視情報の検出結果に基づいて予備系のクロックパス
に切り替えて、高精度のループ同期網をコスト低減して
達成しているものである。
【0007】また、特開平08−065332号公報に
開示される「リング型ネットワークのクロック信号従属
同期方式」の例では、2ビットの少ない情報量で最大の
クロック信号の従属段数を達成し、また、ノード装置で
は、運用系/予備系から受信するクロックパス優先順位
情報のみから従属同期する系を選択している。これによ
って加算等の複雑な処理を不要にして、高速切り替え処
理を実行しているものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述されるような従来
のループ網従属同期システムにおいて、運用系伝送路の
一部に障害が発生すると、この障害発生場所の先に位置
する端局装置では運用系の切り替えが発生し、それに伴
ってクロックパスが切り替わる。この時、端局装置は障
害が発生していない対向局の端局装置からのクロックパ
スに従属するが、端局装置での運用系は変化していない
ため、端局装置Bは端局装置Aのクロックパスに従属す
る。このため、端局装置間でクロックパスの閉塞状態が
発生してしまい、マスタークロックとの従属同期が取れ
なくなってしまうという問題があった。
【0009】運用系伝送路に障害が発生した場合、上記
のようなクロックパスの閉塞状態となるのを回避するた
め、従属側では障害の発生した先に位置する端局装置の
クロックパスの切り替えは行わず、クロック自走状態で
運用される。ループ網のクロックパスの切り替えは、保
守者が手動により閉塞状態が起きないよう行っていたも
のであった。
【0010】本発明は、運用系の伝送路に障害が発生し
た場合、ループ網内のクロックパスの閉塞状態を発生さ
せることなく、特定局によりマスタークロックを供給さ
れている端局装置から一括制御し、当該端局装置から一
方向に順番に予備系クロックパスへと切り替えるループ
網従属同期切り替えシステム及びその方法を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、二重化伝送路に特定局と複
数の下位局とがループ状に接続されて成るループ網従属
同期システムにおいて、特定局は、二重化伝送路におけ
る伝送路障害を監視し、該監視の結果に基づいて複数の
下位局のクロックパスの従属系切り替えを制御すること
を特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、二重化伝送路に特
定局と複数の下位局とがループ状に接続され、該特定局
から伝送されるクロック信号に対して下位局が順次従属
同期するループ網従属同期システムにおいて、特定局
は、二重化伝送路を介して下位局にクロック信号を供給
する供給手段と、二重化伝送路における伝送路障害を監
視する監視手段と、監視手段により伝送路障害を検出し
た際に、下位局のクロックパスの従属系切り替えを制御
する制御手段と、を有して構成されることを特徴とす
る。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、制御手段は、監視手段により伝送路障害を
検出した際に、該伝送路障害の発生していない下位局側
から順次クロックパスの従属系の切り替えを制御するこ
とを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の発明において、制御手段は、監視手段により伝送
路網障害を検出した際に、主信号の空きビットを用いて
下位局のクロックパスの従属系切り替えを制御する制御
信号を送出することを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、特定局及び下位局は、二重化伝送路を収容
し、運用系または予備系へのクロックパスの切り替えを
行う端局装置と、端局装置を介してクロック信号を送受
信し、主信号の空きビットを用いて送信される制御信号
に基づくクロックパスへの切り替えを行った後、他の下
位局に対する切り替えを制御する網同期装置と、を有し
て構成されることを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、網同期装置は、二重化伝送路の両系に伝送
路障害が発生した場合に、自走動作によるクロック信号
が、主信号に伝送エラーが発生しない自走動作を保証す
る周波数精度であることを特徴とする。
【0017】請求項7記載の発明は、二重化伝送路に特
定局と複数の下位局とがループ状に接続され、該特定局
から伝送されるクロック信号に対して下位局が順次従属
同期するループ網従属同期方法において、二重化伝送路
を介して下位局にクロック信号を供給する供給ステップ
と、二重化伝送路における伝送路障害を監視する監視ス
テップと、監視ステップにより伝送路障害を検出した際
に、下位局のクロックパスの従属系切り替えを制御する
制御ステップと、を有して構成されることを特徴とす
る。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、制御ステップは、監視ステップにより伝送
路障害を検出した際に、該伝送路障害の発生していない
下位局側から順次クロックパスの従属系の切り替えを制
御することを特徴とする。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項7または8
記載の発明において、制御ステップは、監視ステップに
より伝送路網障害を検出した際に、主信号の空きビット
を用いて下位局のクロックパスの従属系を切り替える制
御信号に基づいてクロックパスの従属系切り替えを制御
することを特徴とする。
【0020】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、特定局及び下位局は、二重化伝送路を収
容し、運用系または予備系へのクロックパスの従属系切
り替えを行う端局装置と、端局装置を介してクロック信
号を送受信し、主信号の空きビットを用いて送信される
制御信号に基づくクロックパス従属系切り替えを行った
後、他の下位局に対するクロックパスの従属系切り替え
を制御する網同期装置と、を有して構成されることを特
徴とする。
【0021】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の発明において、網同期装置は、ループ網の両系の伝送
路障害発生時において、自走動作によるクロック信号
が、主信号に伝送エラーが発生しない自走動作を保証す
る周波数精度であることを特徴とする。
【0022】〈作用〉本発明は、ループ網従属同期シス
テム及びその方法において、二重化された伝送路の運用
系からクロックパスを抽出し、当該クロックパスに同期
して各端局装置が運用されており、ループ網の特定局が
マスタークロックで動作し、他の端局装置は、特定局の
マスタークロックに従属して動作している場合、運用系
伝送路障害によるクロックパスから予備系のクロックパ
スへの切り替えをクロック閉塞状態を回避して自動的に
行う。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照しながら本
発明の実施形態であるループ網従属同期システム及びそ
の方法を詳細に説明する。図1から図4を参照すると、
本発明に係るループ網従属同期システム及びその方法の
実施の形態が示されている。
【0024】図1は、本発明の実施形態であるループ網
従属同期システムの概略構成を示すブロック図である。
図1において、本発明の実施形態であるループ網従属同
期システムは、網同期装置M1及び端局装置m1、網同
期装置A2及び端局装置a2、網同期装置B3及び端局
装置b3、網同期装置C4及び端局装置c4、からそれ
ぞれ構成される複数の局が二重化伝送路(以下、ループ
網10と称す)に接続されている。
【0025】網同期装置M1は、端局装置m1を介して
ループ網10にマスタークロック信号を供給すると共
に、主信号の空きビットを用いて監視/制御信号Sを送
出し、ループ網10を形成するN系伝送路及びE系伝送
路における伝送路障害の監視と各端局装置a2、b3、
c4に対してのクロックパス出力の切り替え制御を行
う。
【0026】端局装置m1は、網同期装置M1からマス
タークロック信号を供給され、当該マスタークロック信
号に従属同期した主信号を運用系または予備系となるN
系伝送路、E系伝送路のそれぞれに送出している。ま
た、この主信号の空きビットを用いて監視/制御信号S
を両伝送路に送出している。
【0027】端局装置a2、b3、c4は、上述される
N系/E系のそれぞれの主信号を受け、N系の主信号か
らN系クロックパスを生成し、E系の主信号からE系ク
ロックパスを生成し、主信号中の空きビットを用いて網
同期装置M1から送られる監視/制御信号Sによりクロ
ックパス出力を制御する。また、各網同期装置A2、B
3、C4より分配されたクロックパスに従属同期した主
信号をN系伝送路及びE系伝送路に送出する。
【0028】網同期装置A2、B3、C4は、各端局装
置a2、b3、c4よりN系クロックパス及びE系クロ
ックパスを受信し、N系、E系のクロックパスが両方と
も正常な場合には、N系に従属したクロックパスを、N
系のクロックパスが異常でE系のクロックパスが正常な
場合には、E系に従属したクロックパスを、N系及びE
系のクロックパスが両方とも異常な場合には、どちらに
も従属しない自走のクロックパスを各端局装置a2、b
3、c4に分配する。
【0029】なお、上述される自走動作によるクロック
信号は、自走動作を保証する周波数制度を有しているた
め、主信号に伝送エラーが発生することなく、その動作
が行われるものである。
【0030】次に、本発明の実施形態であるループ網従
属同期システムの動作について図1を参照しながら説明
する。なお、本発明の実施形態において、ループ網10
におけるN系伝送路をクロックパスの運用系としてい
る。すなわち、クロックパスは、端局装置m1から順
次、端局装置a2、b3、c4という方向に伝送路を形
成する。このN系伝送路のクロックパスから網同期装置
M1、A2、B3、C4は、各端局装置m1、a2、b
3、c4を通じてクロック信号を受け取って従属同期を
確立し、このクロック信号を端局装置m1、a2、b
3、c4からクロックパスに分配している。
【0031】ここで、端局装置a2、b3の間のN系伝
送路に障害が発生すると、運用系のN系伝送路によるク
ロックパスが断となる。従って、N系伝送路障害の発生
場所以降に位置する端局装置b3が供給するクロック信
号に従属している網同期装置B3は、その従属同期が取
れなくなる。このため、網同期装置B3は自走状態とな
り、当該網同期装置B3に対する網同期装置A2、C4
に対して、網同期装置B3が自走動作となる。
【0032】網同期装置M1は、N系伝送路にて障害が
発生したことを監視/制御信号Sにより検知したことに
より、E系伝送路の空きビットを利用して、隣接する端
局装置c4から順番に端局装置a3までのクロックパス
出力をE系出力/N系停止の制御を行う。
【0033】図2は、本発明の実施形態における網同期
装置と端局装置との間の情報の受け渡し状況を説明する
ためのブロック図である。図2において、端局装置d5
は、二重化伝送路(不図示のループ網)を収容してい
る。すなわち、N系及びE系の伝送路により二重化され
たループ網上に配置され、他の端局装置d5と対向して
いる。N系の運用系の伝送路障害発生により、端局装置
d5に主信号が伝送されなくなると、この主信号に多重
化された端局装置d5から網同期装置D5へのN系のク
ロック信号の伝送が断となり、この同期を取るべき信号
がなくなった場合に網同期装置D5が自走のクロック信
号により動作する。
【0034】次に、図3及び図4を用いて、本発明の実
施形態であるループ網従属同期切り替えシステムにおけ
る切り替え動作例を説明する。
【0035】例えば、図1に示されるように、端局装置
a2から端局装置b3へのN系伝送路において障害が発
生した場合(×印の個所)を想定すると、端局装置b3
のN系クロックパスが断となり、網同期装置B3は、N
系及びE系のクロックパス入力が異常となるため自走状
態となる。
【0036】以上の状態において、網同期装置M1は、
図3に示されるフローチャートに基づいて、監視/制御
信号SによりLineN系(伝送路N)において異常
(障害)を検出すると(ステップS210/Yes)、
監視/制御信号Sにより端局装置c4のE系クロックパ
スを出力し(ステップS211)、N系クロックパスを
停止する(ステップS212)。
【0037】網同期装置C4は、図4に示されるフロー
チャートに基づいて、N系クロックパスの異常を検出し
(ステップS31/Yes)、E系のクロックパスが異
常でないと判定すると(ステップS33/No)、E系
のクロックパスに従属する(ステップS34)。
【0038】続いて、網同期装置M1は、図3に示され
るフローチャートに基づいて、監視/制御信号Sにより
端局装置b3のE系クロックパスを出力し(ステップS
213)、N系クロックパスを停止する(ステップS2
14)。
【0039】網同期装置B3は、図4に示されるフロー
チャートに基づいて、N系クロックパスの異常を検出し
(ステップS31/Yes)、E系のクロックパスが異
常でないと判定すると(ステップS33/No)、E系
のクロックパスに従属する(ステップS34)。
【0040】続いて、網同期装置M1は、図3に示され
るフローチャートに基づいて、監視/制御信号Sにより
端局装置a2のE系クロックパスを出力し(ステップS
215)、N系クロックパスを停止する(ステップS2
16)。
【0041】網同期装置A2は、図4に示されるフロー
チャートに基づいて、N系クロックパスの異常を検出し
(ステップS31/Yes)、E系のクロックパスが異
常でないと判定すると(ステップS33/No)、E系
のクロックパスに従属する(ステップS34)。
【0042】例えば、端局装置a2から端局装置b3へ
のE系伝送路において障害が発生した場合を想定する
と、端局装置b3のE系クロックパスが断となり、網同
期装置B3は、N系及びE系のクロックパス入力が異常
となるため自走状態となる。
【0043】以上の状態において、網同期装置M1は、
図3に示されるフローチャートに基づいて、監視/制御
信号SによりLine E系(伝送路E)において異常
(障害)を検出すると(ステップS210/Yes)、
監視/制御信号Sにより端局装置c4のE系クロックパ
スを出力し(ステップS211)、N系クロックパスを
停止する(ステップS212)。
【0044】網同期装置C4は、図4に示されるフロー
チャートに基づいて、N系クロックパスの異常を検出し
(ステップS31/Yes)、E系のクロックパスが異
常でないと判定すると(ステップS33/No)、E系
のクロックパスに従属する(ステップS34)。
【0045】続いて、網同期装置M1は、図3に示され
るフローチャートに基づいて、監視/制御信号Sにより
端局装置b3のE系クロックパスを出力し(ステップS
213)、N系クロックパスを停止する(ステップS2
14)。
【0046】網同期装置B3は、図4に示されるフロー
チャートに基づいて、N系クロックパスの異常を検出し
(ステップS31/Yes)、E系のクロックパスが異
常でないと判定すると(ステップS33/No)、E系
のクロックパスに従属する(ステップS34)。
【0047】続いて、網同期装置M1は、図3に示され
るフローチャートに基づいて、監視/制御信号Sにより
端局装置a2のE系クロックパスを出力し(ステップS
215)、N系クロックパスを停止する(ステップS2
16)。
【0048】網同期装置A2は、図4に示されるフロー
チャートに基づいて、N系クロックパスの異常を検出し
(ステップS31/Yes)、E系のクロックパスが異
常でないと判定すると(ステップS33/No)、E系
のクロックパスに従属する(ステップS34)。
【0049】ループ網100がE系のクロックパスで運
用されており、E系の伝送路において障害が発生したと
きも上記と同様に図2のフローに従い、今度は端局装置
a3から順番に端局装置b5、c7とクロックパス出力
が制御され、ループ網内のクロックパスの切り替えが行
われる。
【0050】なお、上述される実施形態は、本発明の好
適な実施形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
において、種々変形して実施することが可能である。
【0051】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のループ網従属同期システム及びその方法は、マスター
クロック信号を供給する網同期装置(特定局)が主信号
の空きビットを用い、N系伝送路異常時はE系伝送路よ
り、またE系伝送路異常時にはN系伝送路より各端局装
置を制御し、各端局装置に対応する網同期装置へのクロ
ックパス出力を切り替え制御することにより、以下の効
果を奏することができる。
【0052】本発明のループ網従属同期システム及びそ
の方法によれば、クロックパスの運用系の伝送路障害が
発生した場合、障害により運用系のクロックパスが断と
なった端局装置のもう一方の系のクロックパスは停止し
ているため、その端局装置からクロックパスを受け、そ
れに従属したクロック信号を端局装置に供給している網
同期装置は両系のクロックパス異常となり自走する。こ
のため、非運用系であったクロックパスが正常だった場
合に網同期装置が即座にクロックパスの切り替えを実行
していた場合に発生する網同期の閉塞状態を回避するこ
とが可能となる。
【0053】また、本発明のループ網従属同期システム
及びその方法によれば、マスタークロック信号を供給す
る網同期装置が各端局装置のクロックパス出力を制御す
ることにより、他の網同期装置の運用は特にループ網を
意識した特別な処理動作の必要がないため、新たな網同
期装置の導入を行わずに同期網を実現することが可能と
なる。
【0054】また、本発明のループ網従属同期システム
及びその方法によれば、端局装置側でも主信号から分離
した制御信号によりクロックパス出力が制御されるた
め、特にクロックパスを意識せずに同期端局網の構築が
可能となる。
【0055】さらに、本発明のループ網従属同期システ
ム及びその方法によれば、網同期装置からの制御によっ
て、隣接する端局装置側から順番にクロックパスが切り
替わっていくので、ループ網内でのクロックパスの自動
切り替えができ、保守性及び信頼性の高い従属同期網を
実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるループ網従属同期シス
テムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態における網同期装置と端局装
置との間での情報の受け渡しを示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態であるループ網従属同期方法
を示す第1のフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態であるループ網従属同期シス
テムの動作例を示す第2のフローチャートである。
【符号の説明】
M1 A2、B3、C4 網同期装置 m1、a2、b3、c4 端局装置 10 ループ網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 11/04 304 H04Q 11/04 L Fターム(参考) 5K031 AA08 CB19 DA12 EB05 5K035 AA03 BB03 CC08 LL14 LL17 5K042 CA07 DA32 EA02 JA01 LA13 NA03 5K047 AA11 BB13 GG56 KK13 KK18 5K069 CA06 CB04 FA26 GA02 HA02 HA09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重化伝送路に特定局と複数の下位局と
    がループ状に接続されて成るループ網従属同期システム
    において、 前記特定局は、 前記二重化伝送路における伝送路障害を監視し、該監視
    の結果に基づいて前記複数の下位局のクロックパスの従
    属系切り替えを制御することを特徴とするループ網従属
    同期システム。
  2. 【請求項2】 二重化伝送路に特定局と複数の下位局と
    がループ状に接続され、該特定局から伝送されるクロッ
    ク信号に対して前記下位局が順次従属同期するループ網
    従属同期システムにおいて、 前記特定局は、 前記二重化伝送路を介して前記下位局にクロック信号を
    供給する供給手段と、 前記二重化伝送路における伝送路障害を監視する監視手
    段と、 前記監視手段により伝送路障害を検出した際に、前記下
    位局のクロックパスの従属系切り替えを制御する制御手
    段と、 を有して構成されることを特徴とするループ網従属同期
    システム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 前記監視手段により伝送路障害を検出した際に、該伝送
    路障害の発生していない下位局側から順次クロックパス
    の従属系の切り替えを制御することを特徴とする請求項
    2記載のループ網従属同期システム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、 前記監視手段により伝送路網障害を検出した際に、主信
    号の空きビットを用いて前記下位局のクロックパスの従
    属系切り替えを制御する制御信号を送出することを特徴
    とする請求項2または3記載のループ網従属同期システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記特定局及び前記下位局は、 前記二重化伝送路を収容し、運用系または予備系へのク
    ロックパスの切り替えを行う端局装置と、 前記端局装置を介してクロック信号を送受信し、前記主
    信号の空きビットを用いて送信される前記制御信号に基
    づくクロックパスへの切り替えを行った後、他の下位局
    に対する切り替えを制御する網同期装置と、 を有して構成されることを特徴とする請求項4記載のル
    ープ網従属同期システム。
  6. 【請求項6】 前記網同期装置は、 前記二重化伝送路の両系に伝送路障害が発生した場合
    に、自走動作によるクロック信号が、前記主信号に伝送
    エラーが発生しない自走動作を保証する周波数精度であ
    ることを特徴とする請求項5記載のループ網従属同期シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 二重化伝送路に特定局と複数の下位局と
    がループ状に接続され、該特定局から伝送されるクロッ
    ク信号に対して下位局が順次従属同期するループ網従属
    同期方法において、 前記二重化伝送路を介して前記下位局にクロック信号を
    供給する供給ステップと、 前記二重化伝送路における伝送路障害を監視する監視ス
    テップと、 前記監視ステップにより伝送路障害を検出した際に、前
    記下位局のクロックパスの従属系切り替えを制御する制
    御ステップと、 を有して構成されることを特徴とするループ網従属同期
    方法。
  8. 【請求項8】 前記制御ステップは、 前記監視ステップにより伝送路障害を検出した際に、該
    伝送路障害の発生していない下位局側から順次クロック
    パスの従属系の切り替えを制御することを特徴とする請
    求項7記載のループ網従属同期方法。
  9. 【請求項9】 前記制御ステップは、 前記監視ステップにより伝送路網障害を検出した際に、
    主信号の空きビットを用いて前記下位局のクロックパス
    の従属系を切り替える制御信号に基づいてクロックパス
    の従属系切り替えを制御することを特徴とする請求項7
    または8記載のループ網従属同期方法。
  10. 【請求項10】 前記特定局及び前記下位局は、 前記二重化伝送路を収容し、運用系または予備系へのク
    ロックパスの従属系切り替えを行う端局装置と、 前記端局装置を介してクロック信号を送受信し、前記主
    信号の空きビットを用いて送信される前記制御信号に基
    づくクロックパス従属系切り替えを行った後、他の下位
    局に対するクロックパスの従属系切り替えを制御する網
    同期装置と、 を有して構成されることを特徴とする請求項9記載のル
    ープ網従属同期方法。
  11. 【請求項11】 前記網同期装置は、前記ループ網の両
    系の伝送路障害発生時において、自走動作によるクロッ
    ク信号が、前記主信号に伝送エラーが発生しない自走動
    作を保証する周波数精度であることを特徴とする請求項
    10記載のループ網従属同期方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107770018A (zh) * 2016-08-18 2018-03-06 阿里巴巴集团控股有限公司 用于串行通信系统的通信方法及设备

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