JP2001358583A - Pll回路 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ロックアップタイムが短く、デバイスの製造バ
ラツキが利得のバラツキ耐性が強く、高速動作可能なP
LL回路の提供。 【解決手段】フィルタ回路の出力をオフセットとして位
相比較器出力に加算することで、位相比較器の出力に応
じて位相比較器出力のパルス幅を変化させて、位相比較
器の利得を増大させる。
ラツキが利得のバラツキ耐性が強く、高速動作可能なP
LL回路の提供。 【解決手段】フィルタ回路の出力をオフセットとして位
相比較器出力に加算することで、位相比較器の出力に応
じて位相比較器出力のパルス幅を変化させて、位相比較
器の利得を増大させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL回路に関
し、特に、ロックアップタイムの短縮を図る構成とした
PLL回路に関する。
し、特に、ロックアップタイムの短縮を図る構成とした
PLL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】基準信号と電圧制御発振器(VCO)の
出力との位相を比較する位相比較器と、位相比較器の出
力を増幅して平滑化するループアンプフィルタ回路と、
ループアンプフィルタ回路の出力電圧を制御電圧として
発振周波数が可変制御される電圧制御発振器(VCO)
よりなるPLL(Phase Locked Loop;位相同期ルー
プ)回路において、PLL回路のロックアップタイム
は、PLL回路のループ利得(位相比較器利得、VCO
利得、ループアンプ利得の積)とフィルタ回路(LP
F)の帯域によって決まる。
出力との位相を比較する位相比較器と、位相比較器の出
力を増幅して平滑化するループアンプフィルタ回路と、
ループアンプフィルタ回路の出力電圧を制御電圧として
発振周波数が可変制御される電圧制御発振器(VCO)
よりなるPLL(Phase Locked Loop;位相同期ルー
プ)回路において、PLL回路のロックアップタイム
は、PLL回路のループ利得(位相比較器利得、VCO
利得、ループアンプ利得の積)とフィルタ回路(LP
F)の帯域によって決まる。
【0003】PLL回路のジッタを抑えるためにVCO
利得を大きくできない場合(VCO利得を大とするとジ
ッタが増大する)や、出力振幅の制約から、位相比較器
の利得が大きくできない場合には、PLL回路のループ
利得が小さくなり、PLL回路のロックアップタイムが
長くなる、という問題がある。
利得を大きくできない場合(VCO利得を大とするとジ
ッタが増大する)や、出力振幅の制約から、位相比較器
の利得が大きくできない場合には、PLL回路のループ
利得が小さくなり、PLL回路のロックアップタイムが
長くなる、という問題がある。
【0004】ロックアップタイムの短縮を図る従来のP
LL回路について以下に説明する。図3に示すPLL回
路では、位相比較器141、電圧制御発振器(VCO)
142、ループアンプフィルタ144から構成されてお
り、ロックアップタイムを短縮するために、ループアン
プ利得を増加させる等の対策が行われる。
LL回路について以下に説明する。図3に示すPLL回
路では、位相比較器141、電圧制御発振器(VCO)
142、ループアンプフィルタ144から構成されてお
り、ロックアップタイムを短縮するために、ループアン
プ利得を増加させる等の対策が行われる。
【0005】また図4は、特開昭62−26607号公
報に提案されている回路構成を示す図である。図4に示
す回路構成は、図3に示す構成において、位相比較器1
41とループアンプ144の間に、パルス伸張回路14
7、148を設け、位相比較器141の出力信号(パル
ス)を伸張させることで、位相比較器141の見かけ上
の利得を増加し、ループ利得を増加させている。
報に提案されている回路構成を示す図である。図4に示
す回路構成は、図3に示す構成において、位相比較器1
41とループアンプ144の間に、パルス伸張回路14
7、148を設け、位相比較器141の出力信号(パル
ス)を伸張させることで、位相比較器141の見かけ上
の利得を増加し、ループ利得を増加させている。
【0006】ループ利得は、ロックアップタイムの他に
も、定常位相誤差やジッタ特性等のPLL回路の特性を
決める重要なファクタであるため、十分な大きさの利得
を持たせるためには、デバイスの製造バラツキに対して
耐性を具備した回路による対策が必要である。
も、定常位相誤差やジッタ特性等のPLL回路の特性を
決める重要なファクタであるため、十分な大きさの利得
を持たせるためには、デバイスの製造バラツキに対して
耐性を具備した回路による対策が必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のPLL回路は下記記載の問題点を有している。
た従来のPLL回路は下記記載の問題点を有している。
【0008】まず図3に示した従来のPLL回路におい
ては、ジッタを抑えるために、ループアンプ利得の大き
さに制限がある場合には、ロックアップタイムを短縮す
るのに十分な利得が得られない。
ては、ジッタを抑えるために、ループアンプ利得の大き
さに制限がある場合には、ロックアップタイムを短縮す
るのに十分な利得が得られない。
【0009】また、図4に示した従来のPLL回路にお
いては、パルス伸張回路が、抵抗と容量(RC)で構成
されているため、RCの時定数を小さくできない場合、
隣接するパルス同士が干渉するため、高速動作には適し
ていない。また、デバイスの製造バラツキにより、RC
の時定数が変動するため、デバイスの製造バラツキが利
得のバラツキに大きく影響する、という問題点を有して
いる。
いては、パルス伸張回路が、抵抗と容量(RC)で構成
されているため、RCの時定数を小さくできない場合、
隣接するパルス同士が干渉するため、高速動作には適し
ていない。また、デバイスの製造バラツキにより、RC
の時定数が変動するため、デバイスの製造バラツキが利
得のバラツキに大きく影響する、という問題点を有して
いる。
【0010】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、ロックアップタ
イムを短縮するとともに、デバイスの製造バラツキが利
得のバラツキ耐性が強く、高速動作可能なPLL回路を
提供することにある。
てなされたものであって、その目的は、ロックアップタ
イムを短縮するとともに、デバイスの製造バラツキが利
得のバラツキ耐性が強く、高速動作可能なPLL回路を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、位相比較器の出力とフィルタ回路との間に、
前記位相比較器の出力を入力とし出力パルス幅に応じて
変化する電圧をオフセット電圧として与えるオフセット
調整回路を備えている。より詳細には、本発明は、基準
信号と電圧制御発振器からの出力との位相を比較する位
相比較器と、前記位相比較器からの位相差出力を入力し
これを平滑化した信号を前記電圧制御発振器に制御電圧
として与えるフィルタ回路とを備えたPLL回路におい
て、前記フィルタ回路の出力を帰還入力しオフセット電
圧として前記位相比較器の出力に加算する加算回路と、
前記加算回路の出力信号を波形整形して前記フィルタ回
路の入力端に供給するバッファ回路と、を備えている。
本発明は、位相比較器の出力とフィルタ回路との間に、
前記位相比較器の出力を入力とし出力パルス幅に応じて
変化する電圧をオフセット電圧として与えるオフセット
調整回路を備えている。より詳細には、本発明は、基準
信号と電圧制御発振器からの出力との位相を比較する位
相比較器と、前記位相比較器からの位相差出力を入力し
これを平滑化した信号を前記電圧制御発振器に制御電圧
として与えるフィルタ回路とを備えたPLL回路におい
て、前記フィルタ回路の出力を帰還入力しオフセット電
圧として前記位相比較器の出力に加算する加算回路と、
前記加算回路の出力信号を波形整形して前記フィルタ回
路の入力端に供給するバッファ回路と、を備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明は、その好ましい一実施の形態にお
いて、位相比較器(41)、フィルタ回路(44)、電
圧制御発振器(42)を備えたPLL回路において、フ
ィルタ回路(44)の出力を帰還入力としオフセット電
圧として位相比較器(41)の出力信号に加算する加算
回路(1)と、加算回路(1)の出力を波形整形してフ
ィルタ回路(44)の入力端に供給するバッファ回路
(2)とを備えている。
に説明する。本発明は、その好ましい一実施の形態にお
いて、位相比較器(41)、フィルタ回路(44)、電
圧制御発振器(42)を備えたPLL回路において、フ
ィルタ回路(44)の出力を帰還入力としオフセット電
圧として位相比較器(41)の出力信号に加算する加算
回路(1)と、加算回路(1)の出力を波形整形してフ
ィルタ回路(44)の入力端に供給するバッファ回路
(2)とを備えている。
【0013】本発明の一実施の形態においては、位相比
較器(41)の利得を補うために、位相比較器(41)
の出力に応じて、位相比較器の出力にオフセットを与
え、これを波形整形することで、フィルタ回路に供給す
る位相比較器の出力パルス幅を変化させる。このため、
位相ズレ(基準信号と電圧制御発振器の出力の位相差)
が大きいところで、位相比較器の利得を増大させる。ま
たフィルタ回路(44)の出力(DC電位)をオフセッ
ト電圧として、位相比較器(41)の出力信号に加算す
ることで、位相比較器(41)の出力信号のパルス幅
(デューティ比)を変化させることにより、ロックアッ
プタイムを短縮する。
較器(41)の利得を補うために、位相比較器(41)
の出力に応じて、位相比較器の出力にオフセットを与
え、これを波形整形することで、フィルタ回路に供給す
る位相比較器の出力パルス幅を変化させる。このため、
位相ズレ(基準信号と電圧制御発振器の出力の位相差)
が大きいところで、位相比較器の利得を増大させる。ま
たフィルタ回路(44)の出力(DC電位)をオフセッ
ト電圧として、位相比較器(41)の出力信号に加算す
ることで、位相比較器(41)の出力信号のパルス幅
(デューティ比)を変化させることにより、ロックアッ
プタイムを短縮する。
【0014】加算回路とバッファ回路よりなるオフセッ
ト調整回路には、デバイスの製造バラツキの回路動作へ
の影響を抑えるために、差動回路よりなるミキサ回路
や、電圧加算回路のような、素子の相対値で特性が決ま
る回路が用いられる。
ト調整回路には、デバイスの製造バラツキの回路動作へ
の影響を抑えるために、差動回路よりなるミキサ回路
や、電圧加算回路のような、素子の相対値で特性が決ま
る回路が用いられる。
【0015】例えば加算回路(1)としては、フィルタ
回路(44)の出力を差動入力とし定電流源で駆動され
る第1の差動対トランジスタ(9、14)と、前記第1
の差動対トランジスタの差動出力電流でそれぞれ駆動さ
れ、位相比較器(41)の出力を差動入力とする第2の
差動対トランジスタ(7、8)及び第3の差動対トラン
ジスタ(12、13)と、前記第2、第3の差動対トラ
ンジスタのそれぞれの一の出力と第1、第2の抵抗負荷
(6、11)との接続点を入力する第1、第2のエミッ
タフォロワ(18、19)よりなる。バッファ回路
(2)は、前記第1、第2のエミッタフォロワ(18、
19)の出力を差動入力とし定電流源で駆動される第4
の差動対トランジスタ(24、25)よりなる。
回路(44)の出力を差動入力とし定電流源で駆動され
る第1の差動対トランジスタ(9、14)と、前記第1
の差動対トランジスタの差動出力電流でそれぞれ駆動さ
れ、位相比較器(41)の出力を差動入力とする第2の
差動対トランジスタ(7、8)及び第3の差動対トラン
ジスタ(12、13)と、前記第2、第3の差動対トラ
ンジスタのそれぞれの一の出力と第1、第2の抵抗負荷
(6、11)との接続点を入力する第1、第2のエミッ
タフォロワ(18、19)よりなる。バッファ回路
(2)は、前記第1、第2のエミッタフォロワ(18、
19)の出力を差動入力とし定電流源で駆動される第4
の差動対トランジスタ(24、25)よりなる。
【0016】あるいは、加算回路(1)としては、位相
比較器(41)の出力の一方と、フィルタ回路(44)
の出力の一方との間に直列に接続される第1、第2の抵
抗(34、35)と、位相比較器の出力の他方と、フィ
ルタ回路の出力の他方との間に直列に接続される第3、
第4の抵抗(36、37)と、を備えている。バッファ
回路(2)は、前記第1、第2の抵抗の接続点電圧と、
前記第3、第4の抵抗の接続点電圧を差動入力とし定電
流源で駆動される第4の差動対トランジスタ(24、2
5)よりなる。
比較器(41)の出力の一方と、フィルタ回路(44)
の出力の一方との間に直列に接続される第1、第2の抵
抗(34、35)と、位相比較器の出力の他方と、フィ
ルタ回路の出力の他方との間に直列に接続される第3、
第4の抵抗(36、37)と、を備えている。バッファ
回路(2)は、前記第1、第2の抵抗の接続点電圧と、
前記第3、第4の抵抗の接続点電圧を差動入力とし定電
流源で駆動される第4の差動対トランジスタ(24、2
5)よりなる。
【0017】かかる構成の本発明の実施の形態のPLL
回路は、位相比較器の出力に位相比較器出力に応じたオ
フセットを与え、非同期時の位相比較器の利得を増幅す
ることで、ロックアップタイムを短縮している。また、
加算回路は、デバイスの相対値で特性が決まるため、デ
バイスの製造変動に強い回路となる。
回路は、位相比較器の出力に位相比較器出力に応じたオ
フセットを与え、非同期時の位相比較器の利得を増幅す
ることで、ロックアップタイムを短縮している。また、
加算回路は、デバイスの相対値で特性が決まるため、デ
バイスの製造変動に強い回路となる。
【0018】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例の構成
を示す図である。図1を参照すると、本発明の一実施例
は、従来のPLL回路の構成要素である、位相比較器4
1、フィルタ(アンプフィルタ)44、電圧制御発振器
(VCO)42に加えて、位相比較器41の出力にオフ
セットを与える加算回路1と、加算回路1からの出力を
波形整形するためのバッファ2を備えて構成されてい
る。
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例の構成
を示す図である。図1を参照すると、本発明の一実施例
は、従来のPLL回路の構成要素である、位相比較器4
1、フィルタ(アンプフィルタ)44、電圧制御発振器
(VCO)42に加えて、位相比較器41の出力にオフ
セットを与える加算回路1と、加算回路1からの出力を
波形整形するためのバッファ2を備えて構成されてい
る。
【0019】加算回路1は、差動回路で構成され、位相
比較器41の相補出力がベースに差動入力され、エミッ
タが共通接続され、コレクタがそれぞれ負荷抵抗6を介
して、及び直接、電源に接続されている第1の差動対ト
ランジスタ7、8と、位相比較器41の相補出力がベー
スに差動入力され、エミッタが共通接続され、コレクタ
がそれぞれ負荷抵抗11を介し、及び、直接電源に接続
されている第2の差動対トランジスタ12、13と、を
備え、トランジスタ8と12のベースは共通接続されて
いる。
比較器41の相補出力がベースに差動入力され、エミッ
タが共通接続され、コレクタがそれぞれ負荷抵抗6を介
して、及び直接、電源に接続されている第1の差動対ト
ランジスタ7、8と、位相比較器41の相補出力がベー
スに差動入力され、エミッタが共通接続され、コレクタ
がそれぞれ負荷抵抗11を介し、及び、直接電源に接続
されている第2の差動対トランジスタ12、13と、を
備え、トランジスタ8と12のベースは共通接続されて
いる。
【0020】さらに、べースに、フィルタ44からの出
力がバッファ回路49を介して差動入力され、エミッタ
がエミッタ抵抗10、15を介して共通接続されて、定
電流源トランジスタ16のコレクタに接続され、コレク
タが、第1の差動対トランジスタ7、8と、第2の差動
対トランジスタ12、13の共通エミッタにそれぞれ接
続される第3の差動対トランジスタ9、14を備え、定
電流源トランジスタ16とトランジスタ4は、カレント
ミラー回路を構成し、トランジスタ4のコレクタ電流と
等しい電流値のミラー電流がトランジスタ16のコレク
タに流れる。
力がバッファ回路49を介して差動入力され、エミッタ
がエミッタ抵抗10、15を介して共通接続されて、定
電流源トランジスタ16のコレクタに接続され、コレク
タが、第1の差動対トランジスタ7、8と、第2の差動
対トランジスタ12、13の共通エミッタにそれぞれ接
続される第3の差動対トランジスタ9、14を備え、定
電流源トランジスタ16とトランジスタ4は、カレント
ミラー回路を構成し、トランジスタ4のコレクタ電流と
等しい電流値のミラー電流がトランジスタ16のコレク
タに流れる。
【0021】第1の差動対トランジスタ7、8と、第2
の差動対トランジスタ12、13の出力(抵抗6、11
の電圧降下)は、エミッタフォロワ構成のトランジスタ
18、19のベース入力され、トランジスタ17、19
のエミッタ出力電圧がバッファ回路2に入力される。
の差動対トランジスタ12、13の出力(抵抗6、11
の電圧降下)は、エミッタフォロワ構成のトランジスタ
18、19のベース入力され、トランジスタ17、19
のエミッタ出力電圧がバッファ回路2に入力される。
【0022】バッファ回路2は、エミッタフォロワトラ
ンジスタ18、19の出力を、ベースに差動入力し、エ
ミッタがエミッタ抵抗26、27を介して共通接続さ
れ、定電流源トランジスタ28に接続され、コレクタが
抵抗22、23を介して電源に接続され、コレクタから
出力が取り出される第4の差動対トランジスタ24、2
5を備え、トランジスタ27はトランジスタ41とカレ
ントミラー回路を構成し、トランジスタ31のコレクタ
電流をミラー電流として、差動対トランジスタ24、2
5を駆動する。
ンジスタ18、19の出力を、ベースに差動入力し、エ
ミッタがエミッタ抵抗26、27を介して共通接続さ
れ、定電流源トランジスタ28に接続され、コレクタが
抵抗22、23を介して電源に接続され、コレクタから
出力が取り出される第4の差動対トランジスタ24、2
5を備え、トランジスタ27はトランジスタ41とカレ
ントミラー回路を構成し、トランジスタ31のコレクタ
電流をミラー電流として、差動対トランジスタ24、2
5を駆動する。
【0023】位相比較器41は、基準信号(リファレン
ス信号)40と、VCO出力信号43の位相差を検出す
る。位相比較器41の出力ノードAは、図1でAに示す
信号波形を出力する。
ス信号)40と、VCO出力信号43の位相差を検出す
る。位相比較器41の出力ノードAは、図1でAに示す
信号波形を出力する。
【0024】加算回路1は、位相比較器41の出力(図
1中A)とフィルタ44の出力(図1の波形B)を正帰
還させて加算し、図1中C(エミッタフォロワ18、1
9の出力電圧)に示すように、オフセットを与えた波形
を出力する。
1中A)とフィルタ44の出力(図1の波形B)を正帰
還させて加算し、図1中C(エミッタフォロワ18、1
9の出力電圧)に示すように、オフセットを与えた波形
を出力する。
【0025】波形整形用のバッファ2では、図1の波形
Cの立ち上がり立ち下がり時間の分だけパルス幅を変化
させる(図1のD参照)。
Cの立ち上がり立ち下がり時間の分だけパルス幅を変化
させる(図1のD参照)。
【0026】フィルタ44の出力45a、46aの電圧
が、基準電圧Vrefよりも大と小のオフセット電圧+V
B、−VB(ただし、VBはオフセット電圧)である場
合、電圧Vref+VBをベース(ノードB)に入力とする
トランジスタ9のコレクタ電流は減少し、電圧Vref−
VBをベースに入力とするトランジスタ14のコレクタ
電流は増大する。この状態で、トランジスタ8のベース
電圧が、トランジスタ7のベース電圧よりも大の場合、
抵抗6の電圧降下(端子間電圧)は減少し、トランジス
タ18のエミッタ電圧は、オフセットに対応して、上昇
し、トランジスタ14で駆動される第2の差動対トラン
ジスタをなすトランジスタ12のベース電圧はトランジ
スタ13のベース電圧よりも大であるため、抵抗11の
電圧降下(端子間電圧)が増大し、トランジスタ19の
エミッタ電圧は、オフセットに対応して下降する。トラ
ンジスタ18、19のエミッタ電圧をそれぞれベース入
力とする差動対トランジスタ24、25よりなるバッフ
ァ回路2は、差動対トランジスタ24、25のコレクタ
から、トランジスタ18、19のエミッタ電圧(差電
圧)を差動増幅した電位を差動出力する。
が、基準電圧Vrefよりも大と小のオフセット電圧+V
B、−VB(ただし、VBはオフセット電圧)である場
合、電圧Vref+VBをベース(ノードB)に入力とする
トランジスタ9のコレクタ電流は減少し、電圧Vref−
VBをベースに入力とするトランジスタ14のコレクタ
電流は増大する。この状態で、トランジスタ8のベース
電圧が、トランジスタ7のベース電圧よりも大の場合、
抵抗6の電圧降下(端子間電圧)は減少し、トランジス
タ18のエミッタ電圧は、オフセットに対応して、上昇
し、トランジスタ14で駆動される第2の差動対トラン
ジスタをなすトランジスタ12のベース電圧はトランジ
スタ13のベース電圧よりも大であるため、抵抗11の
電圧降下(端子間電圧)が増大し、トランジスタ19の
エミッタ電圧は、オフセットに対応して下降する。トラ
ンジスタ18、19のエミッタ電圧をそれぞれベース入
力とする差動対トランジスタ24、25よりなるバッフ
ァ回路2は、差動対トランジスタ24、25のコレクタ
から、トランジスタ18、19のエミッタ電圧(差電
圧)を差動増幅した電位を差動出力する。
【0027】差動回路がバランスする電位(基準電位:
Vref)より高電位のオフセット電圧を、ノードB(トラ
ンジスタ9のベース)に与えた場合には、バッファ回路
2の出力Dの信号波形(フィルタ44への入力信号)に
おいて、図1に示すように、基準電位よりも高電位側パ
ルスのパルス幅は広がり、基準電位よりも低電位側パル
スのパルス幅は狭くなる。
Vref)より高電位のオフセット電圧を、ノードB(トラ
ンジスタ9のベース)に与えた場合には、バッファ回路
2の出力Dの信号波形(フィルタ44への入力信号)に
おいて、図1に示すように、基準電位よりも高電位側パ
ルスのパルス幅は広がり、基準電位よりも低電位側パル
スのパルス幅は狭くなる。
【0028】逆に、基準電位より低電位のオフセットを
与えた場合は、基準電位より高電位側パルスのパルス幅
は狭くなり、低電位側パルスのパルス幅は広がる。
与えた場合は、基準電位より高電位側パルスのパルス幅
は狭くなり、低電位側パルスのパルス幅は広がる。
【0029】このように、本発明の一実施例において
は、位相比較器41の出力にオフセットを与えて、フィ
ルタ44に与える信号のパルス幅を変化させることによ
り、従来のPLL回路の構成と比べ、位相比較器の出力
の利得を増大させることが出来る。
は、位相比較器41の出力にオフセットを与えて、フィ
ルタ44に与える信号のパルス幅を変化させることによ
り、従来のPLL回路の構成と比べ、位相比較器の出力
の利得を増大させることが出来る。
【0030】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図2に、本発明の第2の実施例の構成を示す図で
ある。図1に示した前期実施例と異なる点は、オフセッ
トの加算回路33を、抵抗分割を用いて電位加算する構
成としている点である。位相比較器41の出力とノード
B(フィルタ44の出力45a、46aが供給される)
との間に抵抗34、35、抵抗36、37を備え、抵抗
34、35の接続点と、抵抗36、37の接続点が、バ
ッファ回路2の差動対トランジスタ24、25のベース
に接続されている。
する。図2に、本発明の第2の実施例の構成を示す図で
ある。図1に示した前期実施例と異なる点は、オフセッ
トの加算回路33を、抵抗分割を用いて電位加算する構
成としている点である。位相比較器41の出力とノード
B(フィルタ44の出力45a、46aが供給される)
との間に抵抗34、35、抵抗36、37を備え、抵抗
34、35の接続点と、抵抗36、37の接続点が、バ
ッファ回路2の差動対トランジスタ24、25のベース
に接続されている。
【0031】位相比較器41の出力ノード(抵抗34、
36の一端の電圧)をVA、−VA、フィルタの出力B
(抵抗35、37の一端の電圧)をVB、−VBとし、抵
抗34、35の抵抗値をR、抵抗36、37の抵抗値を
Rとすると、ノードCの電圧には、 VB+(VA-VB)・R/(R+R)=(VA+VB)/2 -VB+(-VA+VB)・R/(R+R)=-(VA+VB)/2 が出力される。
36の一端の電圧)をVA、−VA、フィルタの出力B
(抵抗35、37の一端の電圧)をVB、−VBとし、抵
抗34、35の抵抗値をR、抵抗36、37の抵抗値を
Rとすると、ノードCの電圧には、 VB+(VA-VB)・R/(R+R)=(VA+VB)/2 -VB+(-VA+VB)・R/(R+R)=-(VA+VB)/2 が出力される。
【0032】すなわち、加算回路33の出力の振幅は、
位相比較器41の出力の1/2となるため、波形整形用
のバッファ2で振幅を2倍して、もとに戻している。図
2の実施例でも、図1に示した前記実施例と同じ効果が
得られる。そして、半導体集積回路に形成される抵抗の
相対精度は、絶対精度と比べてバラツキの程度が小とさ
れており、特性のバラツキを低減している。
位相比較器41の出力の1/2となるため、波形整形用
のバッファ2で振幅を2倍して、もとに戻している。図
2の実施例でも、図1に示した前記実施例と同じ効果が
得られる。そして、半導体集積回路に形成される抵抗の
相対精度は、絶対精度と比べてバラツキの程度が小とさ
れており、特性のバラツキを低減している。
【0033】本実施例は、前記した第1の実施例に比べ
て、簡易な構成とされ、回路規模が小さいため、レイア
ウト面積を縮減でき、コスト、歩留まりの点で有利とな
る。
て、簡易な構成とされ、回路規模が小さいため、レイア
ウト面積を縮減でき、コスト、歩留まりの点で有利とな
る。
【0034】一例として、遮断周波数fT=30GHz
のバイポーラプロセスを用いて回路シミュレーションを
実行した結果、2GHzのクロックを出力するPLL回
路において、ロックアップタイムを、従来のものより、
約10%短縮することができた。なお、上記各実施例で
は、加算回路1、バッファ回路2を、バイポーラトラン
ジスタで構成する例を説明したが、MOSトランジスタ
で構成してもよいことは勿論である。
のバイポーラプロセスを用いて回路シミュレーションを
実行した結果、2GHzのクロックを出力するPLL回
路において、ロックアップタイムを、従来のものより、
約10%短縮することができた。なお、上記各実施例で
は、加算回路1、バッファ回路2を、バイポーラトラン
ジスタで構成する例を説明したが、MOSトランジスタ
で構成してもよいことは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電圧制御発振器(VCO)の出力と基準信号の位相ズレ
量に応じて、位相比較器の出力に、オフセットを与え、
パルス幅を変化させる構成としたことにより、位相ズレ
が大きいところで、位相比較器の利得を増大させること
ができ、ロックアップタイムを短縮し、高速動作を実現
する、という効果を奏する。
電圧制御発振器(VCO)の出力と基準信号の位相ズレ
量に応じて、位相比較器の出力に、オフセットを与え、
パルス幅を変化させる構成としたことにより、位相ズレ
が大きいところで、位相比較器の利得を増大させること
ができ、ロックアップタイムを短縮し、高速動作を実現
する、という効果を奏する。
【0036】また、本発明によれば、オフセットを調整
する回路は素子の相対値で特性が決まる構成としたた
め、デバイス特性が製造バラツキ等を影響を受けにくく
(製造バラツキに強い)、製品の歩留まりを向上する、
という効果を奏する。
する回路は素子の相対値で特性が決まる構成としたた
め、デバイス特性が製造バラツキ等を影響を受けにくく
(製造バラツキに強い)、製品の歩留まりを向上する、
という効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の他の実施例の構成を示す図である。
【図3】従来のPLL回路の構成の一例を示す図であ
る。
る。
【図4】従来のPLL回路の構成の別の例を示す図であ
る。
る。
1 加算回路 2 波形整形用バッファ 3、5、6、10、11、15、17、20、21、2
2、23、26、27、29、30、 抵抗 32、34、35、36、37、7、8、9、12、1
3、14、16、18、19、24、 バイポーラトラ
ンジスタ 25、28、31、33 加算回路 40 基準信号(リファレンス信号) 41、141 位相比較器 42、142 電圧制御発振器 43、143 電圧制御発振器の出力 44、144 アンプフィルタ 45、46、144、146 フィルタ出力 49 バッファ回路 147、148 パルス幅伸張回路
2、23、26、27、29、30、 抵抗 32、34、35、36、37、7、8、9、12、1
3、14、16、18、19、24、 バイポーラトラ
ンジスタ 25、28、31、33 加算回路 40 基準信号(リファレンス信号) 41、141 位相比較器 42、142 電圧制御発振器 43、143 電圧制御発振器の出力 44、144 アンプフィルタ 45、46、144、146 フィルタ出力 49 バッファ回路 147、148 パルス幅伸張回路
Claims (10)
- 【請求項1】基準信号と電圧制御発振器からの出力との
位相を比較する位相比較器と、前記位相比較器からの出
力を入力しこれを平滑化した信号を前記電圧制御発振器
に制御電圧として与えるフィルタ回路とを備えたPLL
回路において、 前記位相比較器の出力に、前記位相比較器の出力パルス
幅に応じて変化する電圧をオフセット電圧として与える
オフセット調整回路を接続し、前記位相比較器の出力に
オフセットを与えてそのパルス幅を変化させ、前記位相
比較器の出力の利得を増大させる構成としてなる、こと
を特徴とするPLL回路。 - 【請求項2】前記オフセット調整回路の出力が、前記フ
ィルタ回路を介して前記オフセット調整回路の入力に帰
還される、ことを特徴とする請求項1記載のPLL回
路。 - 【請求項3】前記オフセット調整回路が、前記位相比較
器の出力と、前記フィルタ回路の出力を加算する加算回
路を有する、ことを特徴とする請求項1又は2記載のP
LL回路。 - 【請求項4】前記オフセット調整回路が、前記位相比較
器の出力と、前記フィルタ回路の出力を入力するミキサ
回路を有する、ことを特徴とする請求項1又は2記載の
PLL回路。 - 【請求項5】基準信号と電圧制御発振器からの出力との
位相を比較する位相比較器と、前記位相比較器からの出
力を平滑化した信号を前記電圧制御発振器に制御電圧と
して与えるフィルタ回路とを備えたPLL回路におい
て、 前記フィルタ回路の出力を帰還入力しオフセット電圧と
して前記位相比較器の出力に加算する加算回路と、 前記加算回路の出力信号を波形整形して前記フィルタ回
路の入力端に供給するバッファ回路と、 を備え、前記基準信号と前記電圧制御発振器の出力の位
相ズレ量に応じて、前記位相比較器の出力にオフセット
を与えた信号を波形整形してパルス幅を変化させること
により、前記位相ズレ量の大きいところで前記位相比較
器の利得を増大させる構成としてなる、ことを特徴とす
るPLL回路。 - 【請求項6】前記加算回路が、定電流源で駆動され前記
フィルタ回路の出力を差動入力とする第1の差動対トラ
ンジスタと、前記第1の差動対トランジスタの差動出力
電流でそれぞれ駆動され、前記位相比較器の出力を差動
入力とする第2及び第3の差動対トランジスタを備え、
前記第2及び第3の差動対トランジスタの出力端より出
力電圧を取り出す構成とされている、ことを特徴とする
請求項3又は5記載のPLL回路。 - 【請求項7】前記加算回路が、前記フィルタ回路の出力
を差動入力とし定電流源で駆動される第1の差動対トラ
ンジスタと、 前記第1の差動対トランジスタの差動出力電流でそれぞ
れ駆動され、前記位相比較器の出力を差動入力とする第
2及び第3の差動対トランジスタと、 前記第2及び第3の差動対トランジスタのそれぞれの一
の出力端と第1及び第2の抵抗負荷との接続点の電圧を
それぞれ入力し、前記各接続点の電圧に追従する電圧を
出力するフォロワ構成の第1及び第2のトランジスタ
と、 を備えてなる、ことを特徴とする請求項3又は5記載の
PLL回路。 - 【請求項8】前記加算回路が、前記位相比較器の相補型
出力の一方の出力と、前記フィルタ回路の相補型出力の
一方との間に直列に接続される第1及び第2の抵抗と、 前記位相比較器の相補型出力の他方と、前記フィルタ回
路の相補型出力の他方との間に直列に接続される第3及
び第4の抵抗と、を備えてなる、ことを特徴とする請求
項3又は5記載のPLL回路。 - 【請求項9】前記バッファ回路が、前記フォロワ構成の
第1及び第2のトランジスタの出力を差動入力とし、定
電流源で駆動され、出力対が負荷素子を介して電源に接
続される差動対トランジスタよりなる、ことを特徴とす
る請求項7記載のPLL回路。 - 【請求項10】前記バッファ回路が、前記第1、第2の
抵抗の接続点電圧と、前記第3、第4の抵抗の接続点電
圧を差動入力とし定電流源で駆動され、出力対が負荷素
子を介して電源に接続される差動対トランジスタよりな
る、ことを特徴とする請求項8記載のPLL回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000177042A JP2001358583A (ja) | 2000-06-13 | 2000-06-13 | Pll回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000177042A JP2001358583A (ja) | 2000-06-13 | 2000-06-13 | Pll回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001358583A true JP2001358583A (ja) | 2001-12-26 |
Family
ID=18678691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000177042A Withdrawn JP2001358583A (ja) | 2000-06-13 | 2000-06-13 | Pll回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001358583A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008306617A (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電気分散補償等化回路 |
-
2000
- 2000-06-13 JP JP2000177042A patent/JP2001358583A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008306617A (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電気分散補償等化回路 |
JP4522436B2 (ja) * | 2007-06-11 | 2010-08-11 | 日本電信電話株式会社 | 電気分散補償等化回路 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070904 |