JP2001358504A - 非可逆回路素子および通信装置 - Google Patents

非可逆回路素子および通信装置

Info

Publication number
JP2001358504A
JP2001358504A JP2000179060A JP2000179060A JP2001358504A JP 2001358504 A JP2001358504 A JP 2001358504A JP 2000179060 A JP2000179060 A JP 2000179060A JP 2000179060 A JP2000179060 A JP 2000179060A JP 2001358504 A JP2001358504 A JP 2001358504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrite
permanent magnet
mol
coercive force
reciprocal circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000179060A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromoto Dejima
弘基 出嶌
Akito Masuda
昭人 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2000179060A priority Critical patent/JP2001358504A/ja
Priority to GB0114395A priority patent/GB2369252B/en
Priority to US09/882,993 priority patent/US20020047752A1/en
Priority to CN01122186.0A priority patent/CN1328358A/zh
Publication of JP2001358504A publication Critical patent/JP2001358504A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/32Non-reciprocal transmission devices
    • H01P1/38Circulators
    • H01P1/383Junction circulators, e.g. Y-circulators
    • H01P1/387Strip line circulators

Landscapes

  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
  • Hard Magnetic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体に小型・低背化、軽量化を図るとともに
特性の劣化を抑えた非可逆回路素子およびそれを備えた
通信装置を得る。 【解決手段】 フェライト54に、中心導体51,5
2,53を互いに交差させて磁性組立体5を構成し、フ
ェライト54に対して直流磁界を印加する永久磁石3を
設ける。この永久磁石の残留磁束密度を0.420
〔T〕以上で、保磁力iHcを344〔kA/m〕以
上、bHcを320〔kA/m〕以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロ波帯な
どの高周波帯域で使用される、アイソレータやサーキュ
レータなどの非可逆回路素子、およびそれを備えた通信
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、集中定数形サーキュレータは、フ
ェライト板に近接配置される互いに交差した複数の中心
導体と、フェライト板に直流磁界を印加する磁石とをケ
ース内に収納することによって構成している。また、サ
ーキュレータの3つのポートのうち所定のポートを抵抗
終端させることによってアイソレータを構成している。
【0003】具体的には、上記中心導体は、フェライト
の底面と同形状である連結部で連結されていて、その連
結部にフェライトを置き、上記連結部から延び出た3本
の中心導体を、互いに略120°の角度をなしてフェラ
イトを包むように折り曲げることによって、磁性組立体
として構成している。この磁性組立体を整合用コンデン
サおよび終端抵抗と共に樹脂ケース内に収納し、この樹
脂ケースと永久磁石とを、磁性体金属から成る箱状の上
ヨークと下ヨークで囲むことによってアイソレータを構
成している。
【0004】このような従来のアイソレータにおいて
は、永久磁石の特性として、残留磁束密度が0.38
〔T〕程度で、且つ保磁力(iHc)が290〔kA/
m〕、保持力(bHc)が270〔kA/m〕程度のも
のを使用していた。ここで、iHcは磁化の強さ4πI
=0になる磁界の強さ、bHcは磁束密度B=0になる
磁界の強さである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近の移動通信機器の
小型・軽量化に伴い、非可逆回路素子の小型・低背化、
軽量化の要求がますます強くなってきている。
【0006】従来、移動通信機器で用いられるアイソレ
ータは、外形サイズが7mm×7mm×2.5mm程
度、重量が0.4g程度のものが主流であったが、最近
は、外形サイズが5mm×5mm×2.0mm程度、重
量が0.2g程度のものが主流になろうとしている。ま
た、この小型軽量化の要求は当分進むものと考えられ
る。
【0007】このような背景で、特に低背化、軽量化を
進めていくために、永久磁石の薄肉化とそれに伴う軽量
化を図ることが不可欠である。
【0008】ところが、永久磁石の薄肉化は、上記の磁
性組立体に印加される磁力の減少に直接的に影響し、非
可逆特性の劣化を招く、という重大な問題が生じる。
【0009】この発明の目的は、全体に小型・低背化、
軽量化を図るとともに特性の劣化を抑えた非可逆回路素
子およびそれを備えた通信装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の非可逆回路素
子は、電気的絶縁状態で交差配置された複数の中心導体
の該交差部にフェライトを当接させるとともに、該フェ
ライトに直流磁界を印加する永久磁石を設けた非可逆回
路素子において、永久磁石の残留磁束密度を0.420
〔T〕以上で、保磁力iHcを344〔kA/m〕以
上、且つ保磁力bHcを320〔kA/m〕以上とす
る。
【0011】また、前記永久磁石を、ランタンおよびコ
バルトが添加されたフェライト磁石とする。
【0012】また前記フェライト磁石に含まれるランタ
ンの添加量を0.5mol%以上5mol%以下とし、
且つ、コバルトの添加量を0.5mol%以上5mol
%以下とする。
【0013】また、前記永久磁石の厚みを1mm以下と
する。
【0014】また、前記永久磁石の残留磁束密度Brの
温度係数と前記フェライトの飽和磁化の温度係数を略等
しくする。
【0015】また、前記永久磁石の残留磁束密度Brの
温度係数と前記フェライトの飽和磁化の温度係数をそれ
ぞれ−0.12〜−0.35%/℃の範囲内で定める。
【0016】さらに、この発明の通信装置は、上記のい
ずれかの構成を有する非可逆回路素子を備えたものとす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態に係るアイソ
レータの構成を図1〜図4を参照して説明する。図1は
アイソレータの分解斜視図である。ここで2は磁性体金
属からなる箱状の上ヨーク、3は上ヨーク2の内面に配
置する矩形板形状の永久磁石である。また5は磁性組立
体であり、このフェライト54の底面と略同形状である
中心導体の連結部にフェライト54を置き、連結部から
延び出た3本の中心導体51,52,53を、絶縁シー
ト(不図示)を介在させて互いに略120°の角度をな
してフェライト54を包むように折り曲げて配置し、中
心導体51,52,53の先端側のポート部P1,P
2,P3を外方へ突出させた構造としている。4は、こ
の磁性組立体5と永久磁石3との間を所定間隔に保つた
めのスペーサである。7は樹脂ケースであり、この樹脂
ケース7には、ケース内の上面に一部が露出するアース
電極、底面から側面にかけて露出する入出力端子72お
よびアース端子73などをインサートモールド成形して
いる。C1,C2,C3はそれぞれ整合用コンデンサで
あり、ポート部P1,P2,P3と樹脂ケース7内のア
ース電極との間に接続する。また終端抵抗Rは、ポート
部P3に導通する電極とアース電極との間に接続する。
8は磁性体金属からなる下ヨークであり、上ヨーク2に
組み合わせることによって、閉磁路を構成する。これに
より、永久磁石3による磁界をフェライト54に対して
その厚み方向に印加する。
【0018】図2は上記アイソレータの等価回路図であ
る。図2において、L1、L2,L3は中心導体51,
52,53とフェライト54とにより形成される等価的
なインダクタである。コンデンサC1,C2,C3のキ
ャパシタンスは、上記インダクタL1、L2,L3のイ
ンダクタンスと整合して、所定の周波数を中心として所
定帯域幅にわたって低挿入損失特性を得るようにしてい
る。71は入力端子、72は出力端子であり、入力端子
71から入力された信号は出力端子72から出力され
る。出力端子72に入力された信号は入力端子71側へ
は殆ど出力されず、抵抗Rで終端される。
【0019】図1に示した永久磁石3の特性として、残
留磁束密度が0.420〔T〕以上で、且つ順方向保磁
力(iHc)が344〔kA/m〕以上、逆方向保磁力
(bHc)が320〔kA/m〕以上である磁石を用い
る。従来用いられていた永久磁石の残留磁束密度は0.
38〔T〕程度であったので、従来と同等の磁界を磁性
組立体に印加する場合に、上記残留磁束密度特性を有す
る永久磁石を使用することにより、磁石の厚みを従来よ
り10%以上薄くすることができる。従来、最も小型の
アイソレータで用いられていた永久磁石の厚みが1mm
であるので、これを0.9mmより充分に薄くすること
ができる。
【0020】次に、磁石の残留磁束密度、保磁力、およ
び寸法を変化させたときに得られる、非可逆回路素子の
特性およびその寸法について、実験した結果を示す。
【0021】 〔表1〕 ────────────────────────────────── 磁束密度 保磁力 保磁力 挿入損失 磁石厚さ 製品高さ Br[T] iHc[kA/m] bHc[kA/m] [dB] [mm] [mm] ────────────────────────────────── (1) 0.38 290 270 0.33 0.90 1.90 (2) 0.40 310 290 0.33 0.85 1.86 (3) 0.42 344 320 0.32 0.80 1.81 (4) 0.46 365 340 0.32 0.75 1.77 ────────────────────────────────── ここで(3) ,(4) が本発明の実施例であり、(1) ,(2)
は永久磁石の残留磁束密度および保磁力を本発明の範囲
外とした例である。なお、磁石の寸法は縦横を一定と
し、厚さのみを変化させている。
【0022】このように、永久磁石の残留磁束密度を
0.420〔T〕以上で、且つ順方向保磁力(iHc)
が344〔kA/m〕以上、逆方向保磁力(bHc)が
320〔kA/m〕以上である磁石を用いることによ
り、永久磁石の厚みを薄くしても低挿入損失特性が得ら
れる。これにより全体の薄型化が可能となる。
【0023】因みに、永久磁石以外の磁気回路部分、特
にフェライト、の厚みを薄くしても全体の低背化のため
に有効であるが、フェライトの薄肉化にともなってフェ
ライト部分の磁気損失が増え、非可逆回路素子としての
電気的特性の劣化につながる。本発明によれば、フェラ
イトを薄肉化せずに、素子の高さを0.数mmオーダー
で低背化できるので、非可逆回路素子全体の小型化に極
めて有効となる。
【0024】一方、永久磁石を薄くすると、反磁界が増
え、外部の温度変化に対する耐性が悪化する。すなわち
熱減磁などの現象が生じやすくなる。これに対し、永久
磁石の保磁力を上記の範囲内とすれば、温度に対する耐
性を従来のものと同等とすることができる。
【0025】上記磁気的特性を有する永久磁石として、
具体的にはフェライト磁石を用い、ランタンおよびコバ
ルトを添加する。フェライト磁石にランタンとコバルト
を添加すると、物性上、残留磁束密度および保磁力が向
上する。ここでランタンおよびコバルトの添加量に対す
る残留磁束密度の特性変化の例を図3に示す。(A)
は、コバルトCoの添加量を2mol%で一定とし、ラ
ンタンLaの添加量を0〜8mol%の範囲で変化させ
た例である。また(B)は、ランタンLaの添加量を2
mol%で一定とし、コバルトCoの添加量を0〜8m
ol%の範囲で変化させた例である。
【0026】(A)に示すように、コバルトの添加量が
2mol%であるとき、ランタンの添加量を0.5mo
l%〜5mol%の範囲とすることによって、残留磁束
密度Brは0.42〔T〕以上となる。また、(B)に
示すように、ランタンの添加量が2mol%であると
き、コバルトの添加量を0.5mol%〜5mol%の
範囲とすることによって、残留磁束密度Brは0.42
〔T〕以上となる。
【0027】図4はランタンおよびコバルトの添加量に
対する保磁力の変化について示している。(A)は、コ
バルトの添加量を2mol%で一定とし、ランタンの添
加量を0〜8mol%まで変化させた時の保磁力iH
c,bHcの変化を示している。また(B)は、ランタ
ンの添加量を2mol%で一定とし、コバルトの添加量
を0〜8mol%まで変化させた時の保磁力iHc,b
Hcの変化を示している。
【0028】(A)に示すように、コバルトの添加量が
2mol%であるとき、ランタンの添加量を0.5mo
l%以上5mol%以下とすることによって、保磁力i
Hcは344〔kA/m〕以上、保磁力bHcは320
〔kA/m〕以上となる。また、(B)に示すように、
ランタンの添加量が2mol%であるとき、コバルトの
添加量を0.5mol%以上5mol%以下とすること
によって、保磁力iHcは344〔kA/m〕以上、保
磁力bHcは320〔kA/m〕以上となる。
【0029】このように、ランタンおよびコバルトの添
加量の変化に対する残留磁束密度の変化および保磁力の
変化がそれぞれ山形となるのは、ランタンおよびコバル
トの添加量が少な過ぎると残留磁束密度および保磁力の
向上に対して効果が少なく、多過ぎると、焼結密度が小
さくなり、残留磁束密度および保磁力の向上に対する効
果がでなくなるためであるものと考えられる。
【0030】以上の結果から、ランタンの添加量を0.
5mol%以上5mol%以下の所定の添加量とし、且
つコバルトの添加量を0.5mol%以上5mol%以
下の所定の添加量とすることにより、残留磁束密度が
0.42〔T〕以上で、且つ保磁力iHcが344〔k
A/m〕以上、保磁力bHcが320〔kA/m〕以上
の特性を発現させ得ることが判る。
【0031】図1に示した磁性組立体5に用いるフェラ
イト54としては、その飽和磁化の温度係数が永久磁石
の残留磁束密度の温度係数と略等しいものを選択する。
このことにより、温度変化によるアイソレータの特性の
変化(低挿入損失特性の得られる周波数帯域の中心周波
数の偏移)を最小限に抑える。これは、フェライトの飽
和磁化とフェライトに印加される磁力の大きさが、温度
変化により同一方向に同じ割合で変化するため、温度変
化に係わらずにフェライトの動作点が一定となるためで
ある。
【0032】一般に、フェライトの飽和磁化の温度係数
は、−0.12〜−0.35%/℃の範囲にあり、この
範囲内で所定の飽和磁化の温度係数を示すフェライトが
選択できる。したがって、永久磁石の残留磁束密度Br
の温度係数を、フェライトの飽和磁化の温度係数と略等
しくなる−0.12〜−0.35%/℃の範囲で定め
る。
【0033】次に、上記アイソレータを用いた通信装置
の例を図5を参照して説明する。同図においてANTは
送受信アンテナ、DPXはデュプレクサ、BPFa,B
PFbはそれぞれ帯域通過フィルタ、AMPa,AMP
bはそれぞれ増幅回路、MIXa,MIXbはそれぞれ
ミキサ、OSCはオシレータ、SYNは周波数シンセサ
イザである。MIXaはSYNから出力される周波数信
号を変調信号で変調し、BPFaは送信周波数の帯域の
みを通過させ、AMPaはこれを電力増幅して、アイソ
レータISOおよびDPXを介しANTより送信する。
AMPbはDPXから出力される受信信号を増幅する。
BPFbはAMPbで増幅された信号のうち受信周波数
帯域のみを通過させ、MIXbはSYNより出力される
周波数信号と受信信号とをミキシングして中間周波信号
IFを出力する。このような構成の通信装置において、
上記アイソレータISOとして、図1〜図4に示した構
造および特性を備えた素子を用いる。
【0034】上記アイソレータISOで用いられる永久
磁石の保磁力は高いため、熱減磁が生じにくく、周囲温
度が大きく変化しても、アイソレータの特性劣化を防止
でき、これにより、通信装置の性能を損なうことがな
い。またアイソレータの小型・低背化および軽量化に伴
い、通信装置の設計上の自由度が向上し、特性を劣化さ
せることなく、高性能な小型の通信機器を得ることがで
きる。さらに、上記アイソレータが通信装置に搭載され
ている状態で、周囲の温度変化または自己発熱などによ
る温度ストレスがアイソレータに加わるが、アイソレー
タの温度特性が良好であるため、これらの温度ストレス
に対しても良好な通信性能を発揮することができ、通信
装置の使用可能温度範囲を広げることができる。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、非可逆回路素子の電
気的特性を悪化させることなく、素子の高さを0.数m
mオーダーで低背化でき、その非可逆回路素子が搭載さ
れる通信装置の薄型化に貢献できる。
【0036】また、永久磁石の保磁力が大きいため、熱
減磁が生じ難く、周囲温度が大きく変化しても非可逆回
路素子の特性劣化を防止することができる。これによ
り、その非可逆回路素子が搭載される通信装置の通信性
能を損なうことがない。
【0037】また、ランタンとコバルトを所定量添加し
たフェライト磁石を用いることにより、その残留磁束密
度および保磁力を向上させることができ、特性を悪化さ
せることなく、非可逆回路素子の小型・低背化および軽
量化に対し、設計上の自由度が増す。
【0038】また、フェライトの飽和磁化の温度係数が
永久磁石の残留磁束密度の温度係数と略等しいものを選
択することにより、さらに、温度係数をそれぞれ−0.
12〜−0.35%/℃の範囲内に定めることにより、
温度変化に対するアイソレータの特性変化が最小限なも
のとなり、広範囲に亘って安定した通信性能が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るアイソレータの分解斜視図
【図2】同アイソレータの等価回路図
【図3】アイソレータに用いる永久磁石のランタンおよ
びコバルトの添加量に対する残留磁束密度の変化の例を
示す図
【図4】同永久磁石のランタンおよびコバルトの添加量
に対する保磁力の変化を示す図
【図5】第2の実施形態に係る通信装置の構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
2−上ヨーク 3−永久磁石 4−スペーサ 5−磁性組立体 51,52,53−中心導体 54−フェライト 7−樹脂ケース 71,72−入出力端子 73−アース端子 8−下ヨーク C1,C2,C3−整合用コンデンサ R−終端抵抗 P1,P2,P3−ポート部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的絶縁状態で交差配置された複数の
    中心導体の該交差部にフェライトを当接させるととも
    に、該フェライトに直流磁界を印加する永久磁石を設け
    た非可逆回路素子において、永久磁石の残留磁束密度を
    0.420〔T〕以上で、保磁力iHcを344〔kA
    /m〕以上、且つ保磁力bHcを320〔kA/m〕以
    上とした非可逆回路素子。
  2. 【請求項2】 前記永久磁石を、ランタンおよびコバル
    トが添加されたフェライト磁石とした請求項1に記載の
    非可逆回路素子。
  3. 【請求項3】 前記フェライト磁石に含まれるランタン
    の添加量を0.5mol%以上5mol%以下とし、且
    つ、コバルトの添加量を0.5mol%以上5mol%
    以下とした請求項2に記載の非可逆回路素子。
  4. 【請求項4】 前記永久磁石の厚みを1mm以下とした
    請求項1、2または3に記載の非可逆回路素子。
  5. 【請求項5】 前記永久磁石の残留磁束密度の温度係数
    と前記フェライトの飽和磁化の温度係数を略等しくした
    請求項1〜4のうちいずれかに記載の非可逆回路素子。
  6. 【請求項6】 前記永久磁石の残留磁束密度の温度係数
    と前記フェライトの飽和磁化の温度係数をそれぞれ−
    0.12〜−0.35%/℃の範囲内に定めた請求項5
    に記載の非可逆回路素子。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のうちいずれかに記載の非
    可逆回路素子を備えた通信装置。
JP2000179060A 2000-06-14 2000-06-14 非可逆回路素子および通信装置 Pending JP2001358504A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000179060A JP2001358504A (ja) 2000-06-14 2000-06-14 非可逆回路素子および通信装置
GB0114395A GB2369252B (en) 2000-06-14 2001-06-13 Nonreciprocal circuit device and communication device
US09/882,993 US20020047752A1 (en) 2000-06-14 2001-06-14 Nonreciprocal circuit device and communication device
CN01122186.0A CN1328358A (zh) 2000-06-14 2001-06-14 非交互电路装置和通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000179060A JP2001358504A (ja) 2000-06-14 2000-06-14 非可逆回路素子および通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001358504A true JP2001358504A (ja) 2001-12-26

Family

ID=18680387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000179060A Pending JP2001358504A (ja) 2000-06-14 2000-06-14 非可逆回路素子および通信装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20020047752A1 (ja)
JP (1) JP2001358504A (ja)
CN (1) CN1328358A (ja)
GB (1) GB2369252B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007052809A1 (ja) * 2005-11-07 2007-05-10 Hitachi Metals, Ltd. 多結晶セラミック磁性材料、マイクロ波磁性部品、及びこれを用いた非可逆回路素子
JP2007145705A (ja) * 2005-11-07 2007-06-14 Hitachi Metals Ltd 多結晶セラミック磁性体材料、マイクロ波磁性体、及びこれを用いた非可逆回路素子

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110265759B (zh) * 2019-06-25 2021-01-26 南京大学 一种工作于极低磁场下的微波隔离器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11283821A (ja) * 1998-03-30 1999-10-15 Tdk Corp 非可逆回路素子
EP1052658B1 (en) * 1998-11-26 2014-03-12 Hitachi Metals, Ltd. Ferrite magnet powder and magnet using said magnet powder, and method for preparing them

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007052809A1 (ja) * 2005-11-07 2007-05-10 Hitachi Metals, Ltd. 多結晶セラミック磁性材料、マイクロ波磁性部品、及びこれを用いた非可逆回路素子
JP2007145705A (ja) * 2005-11-07 2007-06-14 Hitachi Metals Ltd 多結晶セラミック磁性体材料、マイクロ波磁性体、及びこれを用いた非可逆回路素子
JP5092750B2 (ja) * 2005-11-07 2012-12-05 日立金属株式会社 多結晶セラミック磁性材料、マイクロ波磁性部品、及びこれを用いた非可逆回路素子

Also Published As

Publication number Publication date
GB0114395D0 (en) 2001-08-08
CN1328358A (zh) 2001-12-26
GB2369252A (en) 2002-05-22
US20020047752A1 (en) 2002-04-25
GB2369252B (en) 2002-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100431144B1 (ko) 비가역 회로장치 및 이를 사용하는 통신장치
JP2001332908A (ja) 非可逆回路素子および通信装置
JP3384367B2 (ja) 非可逆回路素子及び通信機装置
JP3458806B2 (ja) 非可逆回路素子及び通信機装置
JP2001358504A (ja) 非可逆回路素子および通信装置
JP4345254B2 (ja) 非可逆回路素子及び通信装置
JP3558003B2 (ja) 非可逆回路素子および通信装置
JP3405297B2 (ja) 非可逆回路素子、非可逆回路および通信装置
US6583681B1 (en) Nonreciprocal circuit device with vertical capacitors above half thickness of the ferrite
KR100394803B1 (ko) 비가역 회로소자 및 통신 장치
JPH11239009A (ja) 非可逆回路素子の広帯域化構造
JP3395748B2 (ja) 非可逆回路素子及び通信機装置
US6768392B2 (en) Nonreciprocal circuit device and communication apparatus incorporating the same
JP2001320205A (ja) 非可逆回路素子および通信装置
JP4092693B2 (ja) 非可逆回路素子及びそれを用いた通信機
JPH1079607A (ja) 非可逆回路素子
JPH11298205A (ja) 非可逆回路素子
JP2001024405A (ja) アイソレータ及び通信機装置
JP2001251105A (ja) 非可逆回路素子および通信機装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050329