JP2001356219A - 光アダプタ固定具 - Google Patents

光アダプタ固定具

Info

Publication number
JP2001356219A
JP2001356219A JP2000179239A JP2000179239A JP2001356219A JP 2001356219 A JP2001356219 A JP 2001356219A JP 2000179239 A JP2000179239 A JP 2000179239A JP 2000179239 A JP2000179239 A JP 2000179239A JP 2001356219 A JP2001356219 A JP 2001356219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
adapter
optical fiber
lid
termination box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000179239A
Other languages
English (en)
Inventor
Kisou Takagi
競 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawamura Electric Inc
Original Assignee
Kawamura Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawamura Electric Inc filed Critical Kawamura Electric Inc
Priority to JP2000179239A priority Critical patent/JP2001356219A/ja
Publication of JP2001356219A publication Critical patent/JP2001356219A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】光成端箱の縦寸法と横寸法を小さくすることが
でき、光ファイバーの接続作業がしやすい光アダプタ固
定具を提供する。 【解決手段】光成端箱への取付面となる背面板10の左
右両側縁に光ファイバーを挿通するための配線孔12を
開口した側面板11を設け、背面板10の略中央の上下
部に設けたヒンジ15を介して複数の光アダプタ8を固
定したアダプタ取付板14を水平方向に回動可能に設
け、側面板11間の前面側上部に軸部材23を設け、軸
部材23にコ字片24を垂直方向に回動可能に設け、ア
ダプタ取付板14の自由端の折曲部21にコ字片24の
溝を挿入して回動を抑制可能にする。側面板11の配線
孔12の周縁には光ファイバーの余長を収納するために
余長収納片32を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバーの接続に
使用するための光成端箱の内部に設けられ、光ファイバ
ーの先端に取り付けられた光コネクタ相互を連結するた
めの光アダプタを固定した光アダプタ固定具の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように光成端箱81
は、壁面への取付面となる平板状の背板82の全周にわ
たって側板83が形成され、図8に示すように側板83
の一方の長辺に設けた蝶番84を介して扉体85が開閉
可能に取り付けられている。
【0003】図7に示すように光成端箱81の内部の背
板82には光ファイバー86を連結するための光アダプ
タ87を固定した光アダプタ固定具88や光ファイバー
86の融着部を収納するとともに余長を収納するための
余長収納トレイ89や光ファイバー86の余長を保持す
る余長ホルダ90等の各種部品が配設されている。
【0004】光アダプタ固定具88は基片91と垂片9
2とにより断面略L字状に形成され、垂片92に複数の
光アダプタ87が螺着等により並設され、光アダプタ8
7に光ファイバー86の光コネクタ93を差し込んで光
ファイバー86相互を連結している。余長収納トレイ8
9は上面に蓋体を着脱可能にした平型の箱状に形成さ
れ、余長収納トレイ89の内部に光ファイバー86の融
着部を保持するための融着部ホルダ(図示せず)が設け
られ、光ファイバー86の融着の際に発生した余長は丸
めて余長収納トレイ89の内部に収納されている。ま
た、余長ホルダ90は光成端箱81の背板82に環状に
配置され、余長収納トレイ89に収納しきれない光ファ
イバー86の余長を余長ホルダ90に巻回して保持して
いる。従って光ファイバー86の余長は光コネクタ93
の差込方向と水平方向に保持されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】余長収納トレイ89や
余長ホルダ90等の各種部品は高さ寸法は小さいが縦寸
法と横寸法が大きく、これらの各種部品は光ファイバー
86の余長が光コネクタ93の差込方向と水平方向に保
持するように光成端箱81の背板82に平面的に配置さ
れて取り付けられるため背板82に広いスペースを必要
とし、奥行き寸法は小さいが縦寸法と横寸法の大きい光
成端箱81が製作される。そのため、光成端箱81を設
置するために広いスペースが必要になるという欠点があ
った。また、光アダプタ固定具88と余長ホルダ90は
別々に製作されているため、製造コストが高くなってい
た。
【0006】また、光アダプタ87は光ファイバー86
が光成端箱81の背板82と平行に挿抜するように光ア
ダプタ固定具88に固定されているため、光アダプタ8
7の差込口が見づらく、光ファイバー86の接続作業が
しづらいという欠点があった。更に光アダプタ87は露
出しているために光ファイバー86が破損する虞がある
とともに見栄えが良くなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来の光アダプタ固
定具の問題点に鑑み、本発明の目的は、光成端箱の縦寸
法と横寸法を小さくすることができ、光ファイバーの接
続作業がしやすい光アダプタ固定具を提供するもので、
その構造は、光ファイバーの接続に使用するための光成
端箱の内部に設けられ、光ファイバーの先端に取り付け
られた光コネクタ相互を連結するための光アダプタを固
定する光アダプタ固定具において、複数の光アダプタを
固定したアダプタ固定部の近傍に光コネクタの差込方向
と垂直方向に光ファイバーの余長を収納する余長収納部
を設けたことである。
【0008】また、光ファイバーの接続に使用するため
の光成端箱の内部に設けられ、光ファイバーの先端に取
り付けられた光コネクタ相互を連結するための光アダプ
タを固定する光アダプタ固定具において、光コネクタ相
互を連結する際にアダプタ固定部を回動可能にするとと
もに、収納時に固定手段によりアダプタ固定部の回動を
抑制可能にしたことである。
【0009】また、光成端箱への取付面となる背面板に
アダプタ固定部を垂設し、背面板の左右両側縁に光ファ
イバーを挿通するための配線孔を開口した側面板を設
け、側面板の配線孔の周縁に光ファイバーの余長を収納
する余長収納部を設けたことである。
【0010】また、光成端箱への取付面となる背面板に
アダプタ固定部を垂設し、背面板の左右両側縁に光ファ
イバーを挿通するための配線孔を開口した側面板を設
け、前面開口部を被覆する蓋体の両側面に長孔を穿設
し、長孔を側面板に設けたヒンジ部に挿通させて蓋体を
開閉可能にし、蓋体の開放時に蓋体の長孔をスライドさ
せて蓋体を側面板に形成した蓋支持片に収納可能にした
ことである。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の光アダプタ固定
具によれば、光ファイバーの接続に使用するための光成
端箱の内部に設けられ、光ファイバーの先端に取り付け
られた光コネクタ相互を連結するための光アダプタを固
定する光アダプタ固定具において、複数の光アダプタを
固定したアダプタ固定部の近傍に光コネクタの差込方向
と垂直方向に光ファイバーの余長を収納する余長収納部
を設けたことにより、光成端箱の内部を立体的に有効に
利用することができ、光成端箱の縦寸法と横寸法を小さ
くすることができる。
【0012】請求項2に記載の光アダプタ固定具によれ
ば、光ファイバーの接続に使用するための光成端箱の内
部に設けられ、光ファイバーの先端に取り付けられた光
コネクタ相互を連結するための光アダプタを固定する光
アダプタ固定具において、複数の光アダプタを固定した
アダプタ固定部を回動可能にするとともに、固定手段に
よりアダプタ固定部の回動を抑制可能にしたことによ
り、光コネクタを正面方向から光アダプタに差し込むこ
とができ、光ファイバーの接続がしやすくなり、収納時
にはアダプタ固定の回動を抑制し、光ファイバーを保護
することができる。
【0013】請求項3に記載の光アダプタ固定具によれ
ば、光成端箱への取付面となる背面板にアダプタ固定部
を垂設し、背面板の左右両側縁に光ファイバーを挿通す
るための配線孔を開口した側面板を設け、側面板の配線
孔の周縁に光ファイバーの余長を収納する余長収納部を
設けたことにより、光アダプタ固定部と余長収納部を別
々に製作する必要がなくなり、製造コストを低減するこ
とができる。
【0014】請求項4に記載の光アダプタ固定具によれ
ば、光成端箱への取付面となる背面板にアダプタ固定部
を垂設し、背面板の左右両側縁に光ファイバーを挿通す
るための配線孔を開口した側面板を設け、前面開口部を
被覆する蓋体の両側面に長孔を穿設し、長孔を側面板に
設けたヒンジ部に挿通させて蓋体を開閉可能にし、蓋体
の開放時に蓋体の長孔をスライドさせて蓋体を側面板に
形成した蓋支持片に収納可能にしたことにより、蓋体の
閉塞時は光ファイバーの接続部を保護するとともに見栄
えが良くなり、蓋体の解放時は蓋体が邪魔になることな
く光ファイバーの接続作業を行うことができる。
【0015】
【実施例】本発明に係る光アダプタ固定具の第一実施例
を図1〜図4の添付図面に基づいて説明する。
【0016】図1に示すように光成端箱1は壁等に固定
され、壁面への取付面となる平板状の背板2の全周にわ
たって側板3が形成され、図2に示すように側板3の一
方の長辺に設けた蝶番4を介して扉体5が開閉可能に取
り付けられている。光成端箱1の内部の背板2には光フ
ァイバー6の先端に取り付けられた光コネクタ7相互を
連結するための光アダプタ8を備えた光アダプタ固定具
9が設けられる。
【0017】図3に示すように光アダプタ固定具9は、
光成端箱1への取付面となる背面板10の左右両側縁に
側面板11が設けられ、夫々の側面板11には光ファイ
バー6を挿通するための配線孔12が開口されている。
背面板10の上下部は前面方向に延設され、両延設部1
3の略中央間にはアダプタ取付板14がヒンジ15を介
して水平方向に回動可能に取り付けられている。
【0018】図4に示すようにアダプタ取付板14には
複数の取付孔16が穿設され、光アダプタ7は取付孔1
6に嵌挿されて螺子17とボルト18等により固定され
ている。
【0019】アダプタ取付板14の固定端の上下部には
光アダプタ8の取付面19の左右両面に突設されたスト
ッパ20が形成され、アダプタ取付板14の回動を抑制
している。このため、光ファイバー6を接続したアダプ
タ取付板14を回動しすぎて光ファイバー6が背面板1
0や側面板11等に当接して折れ曲がることによる光フ
ァイバー6の破損を防止することができる。
【0020】アダプタ取付板14の自由端の上部は略直
角に折曲されて折曲部21が形成されている。また、ア
ダプタ取付板14の自由端の下部はアダプタ取付板14
を回動させやすいように把手22が形成されている。
【0021】図3に示すように側面板11間の前面側上
部には棒状の軸部材23が設けられ、この軸部材23の
略中央にコ字片24の一端が挿通されて垂直方向に回動
可能にされている。通常時、コ字片24は自重により軸
部材23に垂れ下がっており、コ字片24を手前に引い
てアダプタ取付板14の折曲部21にコ字片24の溝を
嵌め込むことによりアダプタ取付板14の回動を抑制可
能にしている。
【0022】また、側面板11間の前面側下部にはヒン
ジ棒25が設けられ、光アダプタ固定具9の前面を被覆
する形状の蓋体26の両側面に穿設した長孔27にヒン
ジ棒25を挿通させて蓋体26を開閉可能にしている。
蓋体26の前面側には合成樹脂等により形成したツマミ
28が設けられ、蓋体26の裏側にはツマミ28と一体
に形成された係合突起29が突出している。
【0023】蓋体26の係合突起29と対向するコ字片
24と、コ字片24に嵌め込まれたアダプタ取付板14
の折曲部21には係合孔30が夫々穿設され、蓋体26
の閉塞時に蓋体26の係合突起29がコ字片24とアダ
プタ取付板14の係合孔30に同時に係合して蓋体26
の閉塞状態が保持可能にされている。側面板11の前面
側上部間及び前面側下部間は軸部材23とヒンジ棒25
により連結されているため、強度が保たれている。
【0024】左右の側面板11の下端部は内側方向に蓋
支持片31が延設されている。蓋体26には長孔が形成
されているため、蓋体26の開放時に蓋体26が水平な
状態で背面方向にスライドさせることにより蓋支持片3
1に収納することができる。
【0025】また、左右の側面板11は、配線孔12の
周縁に外側方向に略L字状の余長収納片32が形成さ
れ、光ファイバー6の接続の際に発生した余長を余長収
納片32に巻回して保持している。また、側面板11に
は略C型の余長収納ホルダ33が設けられ、巻回した余
長が膨らまないように余長収納ホルダ33に嵌め込んで
保持している。余長収納ホルダ33は光成端箱1に引き
込んだ光ケーブルの分岐部を保持することもできる。
【0026】光アダプタ固定具9は、背面板10の四隅
近傍に螺子挿通孔34が穿設され、光成端箱1の背板2
に螺子により締め付け固定される。光成端箱1には複数
の光アダプタ固定具9が設けられる。
【0027】光ファイバーの接続方法を説明する。ま
ず、蓋体26を開放して蓋支持片31に収納する。光フ
ァイバー6は側面板11の配線孔12を挿通して光アダ
プタ固定具9内に引き込む。次に光ファイバー6を接続
しようとする光アダプタ8の差込口8aが見えるように
アダプタ取付板14を回動させ、光ファイバー6の光コ
ネクタ7を光アダプタ8の一方の差込口8aに接続す
る。同様に他方の配線孔12から光ファイバー6を引き
込み、アダプタ取付板14を逆方向に回動させて光ファ
イバー6の光コネクタ7を光アダプタ8の他方の差込口
8aに接続する。
【0028】光ファイバー6の接続が完了したらコ字片
24を手前に引いてアダプタ取付板14を回動させて中
央に戻し、アダプタ取付板14の折曲部21にコ字片2
4の溝を嵌め込んでアダプタ取付板14をロックする。
そして、蓋体26を引き出して回動させ、アダプタ取付
板14とコ字片24の係合孔30に蓋体26の係合突起
29を係合させて光アダプタ固定具9の前面を閉塞す
る。光ファイバー6を接続した際に発生した余長は側面
板11の余長収納片32に巻回し、余長収納ホルダ33
に嵌め込んで保持させる。
【0029】尚、本実施例において、蓋体をスライド可
能にして光アダプタ固定具に収納できるようにしたが、
光アダプタ固定具の前面を開閉可能に固定されていても
良いし、また、蓋体を設けなくても何ら問題なく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0030】本発明に係る光アダプタ固定具の第二実施
例を図5の添付図面に基づいて説明する。
【0031】光アダプタ固定具41は、アダプタ取付部
材42と余長収納部材43とから成っている。アダプタ
取付部材42は光成端箱への取付面となる基片44と、
この基片44に垂設された垂片45とで略L字状に形成
され、垂片45には複数の取付孔46が穿設されてい
る。先端に光コネクタが取り付けられた光ファイバーを
連結するための光アダプタ47は取付孔46に嵌挿され
て螺子48とボルト49等により固定されている。
【0032】余長収納部材43は光成端箱への取付面と
なる固定片50と、この固定片50に垂設された立ち上
がり片51とで略L字状に形成されている。立ち上がり
片51は光ファイバーが挿通するための配線孔52が開
口され、配線孔52の周縁に略L字状の余長収納片53
が形成されている。また、立ち上がり片51には略C型
の余長収納ホルダ54が設けられている。
【0033】アダプタ取付部材42は基片44の螺子挿
通孔55に螺子を挿通させて光成端箱の背板に螺着固定
される。余長収納部材43はアダプタ取付部材42の垂
片45の両側に適宜間隔をおいて平行に配置され、余長
収納部材43の固定片50に穿設した螺子挿通孔56に
螺子を挿通させて光成端箱の背板に螺着固定される。光
成端箱には必要に応じて複数の光アダプタ固定具41が
設けられる。
【0034】光ファイバーは一方の余長収納部材43の
外側方向から配線孔52に挿通させて光コネクタをアダ
プタ取付部材42の光アダプタ47の一方の差込口47
aに接続する。同様に他方の余長収納部材43の外側方
向から配線孔52に挿通させて光コネクタをアダプタ取
付部材42の光アダプタ47の他方の差込口47aに接
続する。光ファイバーを接続した際に発生した余長は余
長収納部材43の余長収納片53に巻回するとともに、
余長が膨らまないように余長収納ホルダ54に嵌め込ん
で保持させる。光ファイバーの余長は光コネクタの差込
方向と垂直方向に余長収納片53に巻回して保持される
ため、光アダプタ固定具41は省スペースに設置するこ
とができる。
【0035】尚、余長収納部材の形状や構造について限
定はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可
能である。
【0036】本発明に係る光アダプタ固定具の第三実施
例を図6の添付図面に基づいて説明する。
【0037】光アダプタ固定具61は、光成端箱への取
付面となる基部62の上下両側縁に延設部63が垂設さ
れている。光アダプタ64が固定されるアダプタ取付板
65の一端の上下部は折曲形成されて舌片66が形成さ
れ、舌片66に挿通孔67が穿設されている。アダプタ
取付板65の挿通孔67は棒状部材68が挿通され、棒
状部材68の両端は延設部63に固定ねじ69により締
め付け固定されている。アダプタ取付板65は棒状部材
68を軸にして回動可能にされている。
【0038】アダプタ取付板65には複数の取付孔70
が穿設され、光アダプタ64は取付孔70に嵌挿されて
螺子71とボルト72等により固定されている。
【0039】アダプタ取付板65の固定端側にはT型の
ストッパ部材73が設けられる。ストッパ部材73は長
穴74が穿設され、アダプタ取付板75はねじ孔が穿設
され、ねじ75をストッパ部材73の長穴74に挿通さ
せてアダプタ取付板65のねじ孔に螺着固定している。
ねじ75を緩めるとストッパ部材74は前後にスライド
させることができる。
【0040】光アダプタ固定具61は、基部62の四隅
近傍に螺子挿通孔76が穿設され、光成端箱の背板に螺
子により締め付け固定される。光成端箱は複数の光アダ
プタ固定具61が設けられる。
【0041】光アダプタ64に光ファイバーを接続する
場合、ストッパ部材73をアダプタ取付板65の自由端
側にスライドさせる。そうするとアダプタ取付板65は
回動可能にされる。そこで光ファイバーを接続しようと
する光アダプタ64の差込口64aが見えるようにアダ
プタ取付板65を回動させ、光ファイバーの光コネクタ
を光アダプタ64の一方の差込口64aに接続する。同
様にアダプタ取付板65を逆方向に回動させて光ファイ
バーの光コネクタを光アダプタ64の他方の差込口64
aに接続する。自由端側にスライドさせたストッパ部材
73は、アダプタ取付板65が回動しすぎる前にストッ
パ部材73が基部62に当接することにより、光アダプ
タ64に接続した光ファイバーが折れ曲がって破損する
のを防止している。
【0042】光ファイバーの接続が完了したらストッパ
部材73を基部62側にスライドさせて基部62に当接
させる。アダプタ取付板65は回動させることができ
ず、固定することができる。
【0043】光ファイバーの余長は別に設けた余長ホル
ダ等の余長収納部材に巻回して保持する。
【0044】尚、アダプタ取付板を回動させるための構
造及び回動を抑制するための構造について限定はなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明に係る光アダプタ固
定具は、光ファイバーの接続に使用するための光成端箱
の内部に設けられ、光ファイバーの先端に取り付けられ
た光コネクタ相互を連結するための光アダプタを固定す
る光アダプタ固定具において、複数の光アダプタを固定
したアダプタ固定部の近傍に光コネクタの差込方向と垂
直方向に光ファイバーの余長を収納する余長収納部を設
けたことにより、光成端箱の内部を立体的に有効に利用
することができ、光成端箱の縦寸法と横寸法を小さくす
ることができるという優れた効果がある。
【0046】また、光ファイバーの接続に使用するため
の光成端箱の内部に設けられ、光ファイバーの先端に取
り付けられた光コネクタ相互を連結するための光アダプ
タを固定する光アダプタ固定具において、光コネクタ相
互を連結する際にアダプタ固定部を回動可能にするとと
もに、収納時に固定手段によりアダプタ固定部の回動を
抑制可能にしたことにより、光コネクタを正面方向から
光アダプタに差し込むことができ、光ファイバーの接続
がしやすくなり、収納時にはアダプタ固定の回動を抑制
し、光ファイバーを保護することができるという優れた
効果がある。
【0047】また、光成端箱への取付面となる背面板に
アダプタ固定部を垂設し、背面板の左右両側縁に光ファ
イバーを挿通するための配線孔を開口した側面板を設
け、側面板の配線孔の周縁に光ファイバーの余長を収納
する余長収納部を設けたことにより、光アダプタ固定部
と余長収納部を別々に製作する必要がなくなり、製造コ
ストを低減することができるという優れた効果がある。
【0048】また、光成端箱への取付面となる背面板に
アダプタ固定部を垂設し、背面板の左右両側縁に光ファ
イバーを挿通するための配線孔を開口した側面板を設
け、前面開口部を被覆する蓋体の両側面に長孔を穿設
し、長孔を側面板に設けたヒンジ部に挿通させて蓋体を
開閉可能にし、蓋体の開放時に蓋体の長孔をスライドさ
せて蓋体を側面板に形成した蓋支持片に収納可能にした
ことにより、蓋体の閉塞時は光ファイバーの接続部を保
護するとともに見栄えが良くなり、蓋体の解放時は蓋体
が邪魔になることなく光ファイバーの接続作業を行うこ
とができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る光成端箱を示す正面
図である。
【図2】本発明の第一実施例に係る光成端箱を示す外観
正面図である。
【図3】本発明の第一実施例に係る光アダプタ固定具を
示す斜視図である。
【図4】本発明の第一実施例に係る光アダプタ固定具の
アダプタ取付板に光アダプタを固定する様子を示す斜視
図である。
【図5】本発明の第二実施例に係る光アダプタ固定具を
示す斜視図である。
【図6】本発明の第三実施例に係る光アダプタ固定具を
示す斜視図である。
【図7】従来の光成端箱を示す正面図である。
【図8】従来の光成端箱を示す外観正面図である。
【符号の説明】
1 光成端箱 2 背板 6 光ファイバー 7 光コネクタ 8 光アダプタ 9 光アダプタ固定具 10 背面板 11 側面板 12 配線孔 13 延設部 14 アダプタ取付板 15 ヒンジ 20 ストッパ 21 折曲部 23 軸部材 24 コ字片 25 ヒンジ棒 26 蓋体 27 長孔 28 ツマミ 29 係合突起 30 係合孔 31 蓋支持片 32 余長収納片 33 余長収納ホルダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバーの接続に使用するための光
    成端箱の内部に設けられ、前記光ファイバーの先端に取
    り付けられた光コネクタ相互を連結するための光アダプ
    タを固定する光アダプタ固定具において、複数の前記光
    アダプタを固定したアダプタ固定部の近傍に前記光コネ
    クタの差込方向と垂直方向に前記光ファイバーの余長を
    収納する余長収納部を設けたことを特徴とする光アダプ
    タ固定具。
  2. 【請求項2】 光ファイバーの接続に使用するための光
    成端箱の内部に設けられ、前記光ファイバーの先端に取
    り付けられた光コネクタ相互を連結するための光アダプ
    タを固定する光アダプタ固定具において、前記光コネク
    タ相互を連結する際にアダプタ固定部を回動可能にする
    とともに、収納時に固定手段により前記アダプタ固定部
    の回動を抑制可能にしたことを特徴とする光アダプタ固
    定具。
  3. 【請求項3】 前記光成端箱への取付面となる背面板に
    前記アダプタ固定部を垂設し、前記背面板の左右両側縁
    に前記光ファイバーを挿通するための配線孔を開口した
    側面板を設け、該側面板の配線孔の周縁に前記光ファイ
    バーの余長を収納する余長収納部を設けたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の光アダプタ固定具。
  4. 【請求項4】 前記光成端箱への取付面となる背面板に
    前記アダプタ固定部を垂設し、前記背面板の左右両側縁
    に前記光ファイバーを挿通するための配線孔を開口した
    側面板を設け、前面開口部を被覆する蓋体の両側面に長
    孔を穿設し、該長孔を前記側面板に設けたヒンジ部に挿
    通させて前記蓋体を開閉可能にし、前記蓋体の開放時に
    前記蓋体の長孔をスライドさせて前記蓋体を前記側面板
    に形成した蓋支持片に収納可能にしたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項3に記載の光アダプタ固定具。
JP2000179239A 2000-06-15 2000-06-15 光アダプタ固定具 Pending JP2001356219A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000179239A JP2001356219A (ja) 2000-06-15 2000-06-15 光アダプタ固定具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000179239A JP2001356219A (ja) 2000-06-15 2000-06-15 光アダプタ固定具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001356219A true JP2001356219A (ja) 2001-12-26

Family

ID=18680543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000179239A Pending JP2001356219A (ja) 2000-06-15 2000-06-15 光アダプタ固定具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001356219A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006317890A (ja) * 2005-04-14 2006-11-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 光コネクタ及び光コネクタの組立方法
JP2008542823A (ja) * 2005-05-25 2008-11-27 エーディーシー テレコミュニケーションズ,インコーポレイティド 光ファイバスプリッタモジュール
JP2008542822A (ja) * 2005-05-25 2008-11-27 エーディーシー テレコミュニケーションズ,インコーポレイティド 光ファイバアダプタモジュール

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61169801A (ja) * 1985-01-22 1986-07-31 Nec Corp 光フアイバ心線接続部構造
JPH1168341A (ja) * 1997-08-21 1999-03-09 Saitama Nippon Denki Kk 機器筐体構造
JP2000066033A (ja) * 1998-08-25 2000-03-03 Sumitomo Electric Ind Ltd 光配線収納架及び光配線接続架

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61169801A (ja) * 1985-01-22 1986-07-31 Nec Corp 光フアイバ心線接続部構造
JPH1168341A (ja) * 1997-08-21 1999-03-09 Saitama Nippon Denki Kk 機器筐体構造
JP2000066033A (ja) * 1998-08-25 2000-03-03 Sumitomo Electric Ind Ltd 光配線収納架及び光配線接続架

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006317890A (ja) * 2005-04-14 2006-11-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 光コネクタ及び光コネクタの組立方法
JP2008542823A (ja) * 2005-05-25 2008-11-27 エーディーシー テレコミュニケーションズ,インコーポレイティド 光ファイバスプリッタモジュール
JP2008542822A (ja) * 2005-05-25 2008-11-27 エーディーシー テレコミュニケーションズ,インコーポレイティド 光ファイバアダプタモジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3964217B2 (ja) 光モジュール
JP6457207B2 (ja) 電気接続部を有するコンシールドドアヒンジ
US7065282B2 (en) Holder and structure for organizing excess length
JP4093475B2 (ja) スプライスユニット
JP2912619B2 (ja) 光ファイバ接続用モジュール、光ファイバ分配パネルおよびそれらのためのゆるみ収納形成体
KR20110093789A (ko) 광 접속용 케이블 파지 부재
WO2010055451A1 (en) Optical cable closure and method of using the same
JP2001356219A (ja) 光アダプタ固定具
JP4036330B2 (ja) スプライスユニット
JP4039673B2 (ja) 融着トレイ収納具
JP3922614B2 (ja) 引出しユニット
JP3722942B2 (ja) 光ファイバケーブル成端箱
JP4042532B2 (ja) 床配線装置
US20030068196A1 (en) Device for connecting a control mechanism to an end of a support arm system
JP2005140826A (ja) 光ケーブル用クロージャ
JPS6241288Y2 (ja)
JP2013024923A (ja) 成端箱
JP2022020165A (ja) 電気機器収納用ラック
KR100512749B1 (ko) 모니터장치
JPH10199327A (ja) 棚下照明器具
JP3835886B2 (ja) 光ケーブル接続部収納用キャビネット
JP4602447B2 (ja) 光配線盤用の保留部材、取付け部材、取付けベース、光配線盤
JP3819373B2 (ja) 光用架体及び光配線方式
JPH10300946A (ja) 光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるアダプタ装置
JP4578021B2 (ja) スプライスユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080411

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080804