JP2001356198A - 電子線照射装置 - Google Patents

電子線照射装置

Info

Publication number
JP2001356198A
JP2001356198A JP2000176266A JP2000176266A JP2001356198A JP 2001356198 A JP2001356198 A JP 2001356198A JP 2000176266 A JP2000176266 A JP 2000176266A JP 2000176266 A JP2000176266 A JP 2000176266A JP 2001356198 A JP2001356198 A JP 2001356198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
control device
control
electron beam
control signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000176266A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3752969B2 (ja
Inventor
Masaru Hamano
勝 濱野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin High Voltage Co Ltd
Original Assignee
Nissin High Voltage Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin High Voltage Co Ltd filed Critical Nissin High Voltage Co Ltd
Priority to JP2000176266A priority Critical patent/JP3752969B2/ja
Publication of JP2001356198A publication Critical patent/JP2001356198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3752969B2 publication Critical patent/JP3752969B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Accelerators (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Rectifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子線加速器に加速電圧を供給する直流高圧
電源装置の負荷が急激に軽くなったときの加速電圧の上
昇を小さく抑える。 【解決手段】 電圧検出器20で検出した加速電圧VA
が正常値に対する一定割合よりも上昇したことを検出し
て、交流電圧制御装置4からの出力電圧V2 を一定時間
強制的に下げる働きをする制御信号S2 を出力する過電
圧検出回路48と、この制御信号S2 と自動制御装置4
0からの制御信号S1 とを加算して得られる制御信号S
3 を交流電圧制御装置4に位相制御用の制御信号として
与える加算器46とを設けた。この過電圧検出回路48
および加算器46によって過電圧検出手段を構成してい
る。このような過電圧検出手段を設けたことによって、
自動制御装置40によるフィードバック制御が効いてく
る前に、加速電圧VA の上昇を小さく抑えることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被照射物に電子
(電子線)を照射して、当該被照射物に例えば殺菌、架
橋、改質等の処理を施す電子線照射装置に関し、より具
体的には、電子線加速器における放電発生等に伴って、
電子線加速器に加速電圧を供給する直流高圧電源装置の
負荷が急激に軽くなったときの加速電圧の上昇を小さく
抑える手段に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電子線照射装置の従来例を図3
に示す。この電子線照射装置は、変圧器2から供給され
る交流電力ACを受けてその交流の電圧制御を行う交流
電圧制御装置4と、それから与えられる交流電力を昇圧
および整流して直流高圧の加速電圧VA を出力する直流
高圧電源装置12と、この加速電圧VA によって電子
(電子線)28を加速して射出する電子線加速器24
と、加速電圧VA のフィードバック制御を行う自動制御
装置40とを備えている。
【0003】交流電圧制御装置4は、外部から与えられ
る制御信号(例えば自動制御装置40から与えられる制
御信号S1 または後述する加算器46から与えられる制
御信号S3 )に応じてサイリスタの制御角を調整して出
力電圧V2 の大きさを制御するものであり、この例で
は、互いに逆方向に並列接続されたサイリスタ6および
8と、それらに、外部から与えられる上記制御信号S1
またはS3 に応じた制御角α(図4参照)のゲートパル
スP1 、P2 を与えるゲート制御回路10とを備えてい
る。なお、この交流電圧制御装置4は、図示の簡略化の
ために単相回路で示しているが、通常は3相回路であ
る。
【0004】交流電圧制御装置4における位相制御の原
理を図4に示す。ゲートパルスP1、P2 の制御角αを
変化させることによって、交流の入力電圧V1 は一定で
も、交流の出力電圧V2 の大きさ(実効値)を調整する
ことができる。ひいては、直流高圧電源装置12から出
力する加速電圧VA の大きさを調整することができる。
なお、この例では、制御信号S1 またはS3 を大きくす
ると制御角αが小さくなり、出力電圧V2 が大きくなる
ように構成している。但し、この逆としても良く、これ
については後述する。
【0005】直流高圧電源装置12は、この例では、交
流電圧制御装置4の出力電圧V2 を受けてそれを昇圧す
る変圧器14と、それからの交流を整流して直流の(具
体的には負の)加速電圧VA を出力する整流器16と、
この加速電圧VA を平滑化する平滑コンデンサ18とを
備えている。加速電圧VA の大きさ(絶対値)は、例え
ば500kV〜1MV程度である。この直流高圧電源装
置12には、電子線加速器24から射出する電子28の
量に相当する大きさの電子流(電子電流)IEが流れ
る。なお、この直流高圧電源装置12は、図示の簡略化
のために単相整流回路で示しているが、通常は多相整流
回路、例えば6相整流回路を備えている。
【0006】直流高圧電源装置12内には、それから出
力する加速電圧VA を検出する電圧検出器20が設けら
れている。この電圧検出器20は、例えば分圧抵抗器で
ある。
【0007】直流高圧電源装置12からの加速電圧VA
は、例えば、直流高圧ケーブル22によって電子線加速
器24に供給される。
【0008】電子線加速器24は、この例では走査型の
ものであり、フィラメント26から発生させた電子28
を、上記加速電圧VA が印加される加速管30によって
加速し、走査器32で走査した後、走査管34の先端部
に設けた窓箔35を透過させて、照射雰囲気中(例えば
大気中)に射出する構成をしている。この電子28を目
的の被照射物36に照射することによって、当該被照射
物36に前述したような各種の処理を施すことができ
る。もっとも、電子線加速器24は、電子28を走査し
ない非走査型の場合もある。
【0009】自動制御装置40は、この例では、上記電
圧検出器20で検出した加速電圧V A と、設定器38か
らの設定値とを比較して、両者を一致させる働きをする
制御信号S1 を交流電圧制御装置4に与える。より具体
的には、加速電圧VA と設定値との偏差を減算器42で
求め、それを制御回路44で増幅する等して、当該偏差
に応じた大きさの制御信号S1 を交流電圧制御装置4
(より具体的にはそのゲート制御回路10)に与える。
例えば、加速電圧VA が設定値よりも小さいと上記偏差
が大になり、制御信号S1 が大になり、上記制御角αが
小さくなり、出力電圧V2 が大きくなり、加速電圧VA
が大きくなる。加速電圧VA が設定値よりも大きいとき
はこの逆になる。このようなフィードバック制御によっ
て、加速電圧VA を設定値に一致させることができる。
【0010】なお、上記制御回路44は、この例では、
上記偏差を比例積分(PI)演算するものであるが、そ
れ以外のもの、例えば比例積分微分(PID)演算する
ものや、比例(P)演算するもの等でも良い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記電子線照射装置に
おいては、電子28を発生させている運転中に、電子線
加速器24での突発的なトラブルによって、例えば加速
管30の内部での放電発生等によって、出力する電子2
8の量が短時間で急激に(例えば零まで)低下すること
がある。これによって、直流高圧電源装置12の負荷が
短時間で急激に軽くなる。図2Bに、このときの電子流
E の低下の様子の一例を示す。
【0012】その場合、直流高圧電源装置12の出力で
ある加速電圧VA は、入力交流電力ACの半サイクル程
度の短時間(例えば、商用周波数の交流電力ACを用い
る場合、60Hzの場合で8ms程度、50Hzの場合
で10ms程度)で上昇しようとする。
【0013】これに対して、自動制御装置40による自
動制御(フィードバック制御)が追従してその制御が効
いてくるまでには、通常、入力交流電力ACの3〜4サ
イクル程度の時間がかかるため、自動制御の応答が間に
合わない。従って、加速電圧VA が上昇してしまう。
【0014】しかも、直流高圧電源装置12に供給され
る電圧V2 は、サイリスタ6、8の上記のような位相制
御によるものであり、その場合は、通常、直流高圧電源
装置12の負荷が重いときは電圧V2 を昇圧した交流電
圧の平均値に近い電圧が加速電圧VA として出力される
けれども、負荷が軽いときはピーク値に近い電圧が加速
電圧VA として出力される性質を有しているため、誘導
電圧調整器(IVR)を用いる場合に比べて、負荷が急
激に軽くなったときの加速電圧VA の上昇の割合が大き
い。例えば、正常値の30〜40%程度も上昇すること
がある。
【0015】このような加速電圧VA の上昇の様子を、
図2A中に2点鎖線で従来例として示す。大きく上昇し
ている。なお、図2の例では、加速電圧VA の正常時の
値を800kVとしている。
【0016】加速電圧VA が上記のように大きく上昇す
ると、例えば、直流高圧電源装置12の出力回路、直流
高圧ケーブル22、電子線加速器24等に過大な電圧が
印加されるので、それらにおける絶縁破壊等の更なるト
ラブル発生の原因になる。
【0017】そこでこの発明は、電子線加速器に加速電
圧を供給する直流高圧電源装置の負荷が急激に軽くなっ
たときの加速電圧の上昇を小さく抑えることを主たる目
的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1の電
子線照射装置は、前記電圧検出器で検出した加速電圧が
正常値に対する一定割合よりも上昇したことを検出し
て、前記交流電圧制御装置に対して、それからの出力電
圧を一定時間強制的に下げる働きをする制御信号を与え
る過電圧検出手段を設けたことを特徴としている。
【0019】この発明に係る第2の電子線照射装置は、
前記電子線加速器から射出される電子流を検出する電子
流検出器と、この電子流検出器で検出した電子流が正常
値に対する一定割合よりも低下したことを検出して、前
記交流電圧制御装置に対して、それからの出力電圧を一
定時間強制的に下げる働きをする制御信号を与える電子
流低下検出手段とを設けたことを特徴としている。
【0020】上記第1の電子線照射装置は、直流高圧電
源装置の負荷が軽くなったことを、その出力電圧である
加速電圧によって検出して制御を行うものである。即
ち、直流高圧電源装置の負荷が急激に軽くなって、それ
から出力する加速電圧が正常値に対する一定割合よりも
上昇すると、過電圧検出手段から交流電圧制御装置に対
して、それからの出力電圧を一定時間強制的に下げる働
きをする制御信号が与えられる。これによって、前記自
動制御装置によるフィードバック制御が効いてくる前
に、加速電圧の上昇を抑えることができる。その結果、
加速電圧の上昇を小さく抑えることができる。
【0021】上記第2の電子線照射装置は、直流高圧電
源装置の負荷が軽くなったことを、電子線加速器から射
出される電子流の低下によって検出して制御を行うもの
である。即ち、電子線加速器から射出される電子流が正
常値に対する一定割合よりも低下すると、電子流低下検
出手段から交流電圧制御装置に対して、それからの出力
電圧を一定時間強制的に下げる働きをする制御信号が与
えられる。これによって、前記自動制御装置によるフィ
ードバック制御が効いてくる前に、加速電圧の上昇を抑
えることができる。その結果、加速電圧の上昇を小さく
抑えることができる。
【0022】上記第1の発明と第2の発明とを併用して
も良い。そのようにすれば、より確実に、加速電圧の上
昇を小さく抑えることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係る電子線照
射装置の一例を示す回路図である。図3および図4に示
した従来例と同一または相当する部分には同一符号を付
し、以下においては当該従来例との相違点を主に説明す
る。
【0024】この電子線照射装置は、前述した過電圧検
出手段と電子流低下検出手段とを併用している例であ
る。
【0025】即ち、過電圧検出手段として、前記電圧検
出器20で検出した加速電圧VA が正常値に対する一定
割合よりも上昇したことを検出して、前記交流電圧制御
装置4からの出力電圧V2 を一定時間強制的に下げる働
きをする制御信号S2 を出力する過電圧検出回路48
と、この制御信号S2 と前記自動制御装置40からの制
御信号S1 とを加算して得られる制御信号S3 (=S1
+S2 )を前記交流電圧制御装置4(より具体的にはそ
のゲート制御回路10)に位相制御用の制御信号として
与える加算器46とを備えている。
【0026】上記各制御信号S1 、S2 およびS3 の波
形の例を図2CおよびDに示す。
【0027】この例では、過電圧検出回路48から負の
制御信号S2 が出力されるので、これと、自動制御装置
40から出力される正の制御信号S1 とを加算して得ら
れる制御信号S3 は、図2Dに示すように、制御信号S
1 の一部を強制的に引き下げた波形になる。
【0028】もっとも、過電圧検出回路48から上記例
とは反対に正の制御信号S2 を出力させると共に、加算
器46の代わりに、S3 =S1 −S2 なる減算を行う減
算器を設けても良く、その場合も図2Dと同様の波形の
制御信号S3 が得られる。
【0029】加速電圧VA の正常値に対する上記の一定
割合は、即ち過電圧検出回路48における検出レベル
は、例えば、正常値を100%として105%程度であ
る。図2の例は、加速電圧VA の正常値が800kVで
あるので、検出レベルは、それの105%の840kV
に設定している。
【0030】出力電圧V2 を強制的に下げる上記の一定
時間は、即ちこの例では制御信号S 2 によって制御信号
3 を強制的に引き下げる時間T1 は、自動制御装置4
0による自動制御が効いてくるまでの短時間で良い。例
えば、自動制御装置40による自動制御は、通常は、前
述したように入力交流電力ACの3〜4サイクル程度で
効いてくるので、上記時間T1 はそれよりも短い時間で
良い。
【0031】更に言えば、前述したように、加速電圧V
A の上昇は入力交流電力ACの半サイクル程度の短時間
で起こるので、この間の電圧上昇を抑えることが重要で
あり、従って上記時間T1 は、少なくともこの半サイク
ル程度以上にするのが好ましい。
【0032】以上を総合すると、上記時間T1 は、入力
交流電力ACの半サイクルないし2サイクル程度の時間
にするのが好ましい。より具体的に言えば、1サイクル
程度の時間にすれば良い。この時間は、入力交流電力A
Cの周波数が商用周波数の場合、15ms〜20ms程
度である。
【0033】図2の例では、台形状をした制御信号S2
のピーク部の時間T1 を15msとし、そこから徐々に
零に戻る時間T2 を20〜30msとしている。
【0034】上記のような過電圧検出手段を設けること
によって、電子線加速器24において放電が発生する等
して、直流高圧電源装置12の負荷が急激に軽くなって
加速電圧VA が上記検出レベルを超えると、それが過電
圧検出回路48において検出されて当該過電圧検出回路
48から制御信号S2 が出力され、それによって交流電
圧制御装置4に与えられる制御信号S3 が一定時間強制
的に引き下げられるので、自動制御装置40によるフィ
ードバック制御が効いてくる前に、加速電圧V A の上昇
を抑えることができる。その結果、加速電圧VA の上昇
を小さく抑えることができる。その様子を図2Aに実施
例として示す。従来例よりも遙かに小さく抑えられてい
る。
【0035】更にこの例では、図1に示すように、電子
流低下検出手段として、電子線加速器24から射出され
る電子28の量すなわち電子流IE を検出する電子流検
出器50と、この電子流検出器50で検出した電子流I
E が正常値に対する一定割合よりも低下したことを検出
して上記と同様の制御信号S2 を出力する電子流低下検
出回路52と、上記加算器46とを備えている。即ち、
この例では加算器46を上記過電圧検出手段とこの電子
流低下検出手段とに兼用している。
【0036】電子線加速器24から射出された電子28
による電流は、アースを経由して、直流高圧電源装置1
2の二次回路(整流回路)に流れる。上記電子流検出器
50は、この電流を電子流IE として検出するものであ
る。
【0037】電子流IE の正常値に対する上記の一定割
合は、即ち電子流低下検出回路52における検出レベル
は、例えば、正常値を100%として50%程度であ
る。
【0038】このような電子流低下検出手段を設けるこ
とによって、電子線加速器24において放電が発生する
等して、電子流IE が急激に低下して直流高圧電源装置
12の負荷が急激に軽くなると、即ち電子流IE が上記
検出レベルより小さくなると、それが電子流低下検出回
路52によって検出されて当該電子流低下検出回路52
から制御信号S2 が出力され、それ以降は上記と同様の
作用によって、自動制御装置40によるフィードバック
制御が効いてくる前に、加速電圧VA の上昇を抑えるこ
とができるので、加速電圧VA の上昇を小さく抑えるこ
とができる。
【0039】なお、上記のような過電圧検出手段と電子
流低下検出手段とは、どちらか一方のみを設けても良い
し、この例のように両方を設けても良い。両方設けれ
ば、相互にバクアップし合う形になるので、より確実
に、加速電圧VA の上昇を小さく抑えることができる。
【0040】また、前述したように、交流電圧制御装置
4は、上記例とは反対に、制御信号S3 を大きくすると
制御角αが大きくなって出力電圧V2 が小さくなるもの
でも良く、その場合は、上記例とは反対に、自動制御装
置40からの制御信号S1 を上記制御信号S2 によって
一定時間T1 だけ強制的に大きく引き上げるように構成
すれば良い。
【0041】
【発明の効果】この発明は、上記のとおり構成されてい
るので、次のような効果を奏する。
【0042】請求項1記載の発明によれば、直流高圧電
源装置の負荷が急激に軽くなって、それから出力する加
速電圧が正常値に対する一定割合よりも上昇すると、過
電圧検出手段から交流電圧制御装置に対して、それから
の出力電圧を一定時間強制的に下げる働きをする制御信
号が与えられる。これによって、自動制御装置によるフ
ィードバック制御が効いてくる前に、加速電圧の上昇を
抑えることができる。その結果、加速電圧の上昇を小さ
く抑えることができる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、電子線加速
器から射出される電子流が正常値に対する一定割合より
も低下すると、電子流低下検出手段から交流電圧制御装
置に対して、それからの出力電圧を一定時間強制的に下
げる働きをする制御信号が与えられる。これによって、
自動制御装置によるフィードバック制御が効いてくる前
に、加速電圧の上昇を抑えることができる。その結果、
加速電圧の上昇を小さく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電子線照射装置の一例を示す回
路図である。
【図2】電子線加速器における放電発生時の加速電圧、
電子流および制御信号の波形の一例を示す図である。
【図3】従来の電子線照射装置の一例を示す回路図であ
る。
【図4】位相制御による交流の電圧制御の原理を示す概
略図である。
【符号の説明】
4 交流電圧制御装置 6、8 サイリスタ 12 直流高圧電源装置 20 電圧検出器 24 電子線加速器 28 電子(電子線) 40 自動制御装置 46 加算器 48 過電圧検出回路 50 電子流検出器 52 電子流低下検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G085 AA01 BA19 BB20 CA02 CA04 CA15 CA18 CA22 CA26 EA03 EA06 4G075 AA01 AA61 BA05 BA10 BB10 CA39 DA03 DA04 EB31 5H006 CA07 CB03 CC01 DA04 DB02 DC02 DC05 FA01 HA09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流の電圧制御を行うものであって、外
    部から与えられる制御信号に応じてサイリスタの制御角
    を調整して出力電圧の大きさを制御する交流電圧制御装
    置と、 この交流電圧制御装置から与えられる交流電力を昇圧お
    よび整流して、直流高圧の加速電圧を出力する直流高圧
    電源装置と、 この直流高圧電源装置から与えられる加速電圧によって
    電子を加速して射出する電子線加速器と、 前記直流高圧電源装置から出力する加速電圧を検出する
    電圧検出器と、 この電圧検出器で検出した加速電圧と設定値を比較し
    て、両者を一致させる制御信号を前記交流電圧制御装置
    に与える自動制御装置とを備える電子線照射装置におい
    て、 前記電圧検出器で検出した加速電圧が正常値に対する一
    定割合よりも上昇したことを検出して、前記交流電圧制
    御装置に対して、それからの出力電圧を一定時間強制的
    に下げる働きをする制御信号を与える過電圧検出手段を
    設けたことを特徴とする電子線照射装置。
  2. 【請求項2】 交流の電圧制御を行うものであって、外
    部から与えられる制御信号に応じてサイリスタの制御角
    を調整して出力電圧の大きさを制御する交流電圧制御装
    置と、 この交流電圧制御装置から与えられる交流電力を昇圧お
    よび整流して、直流高圧の加速電圧を出力する直流高圧
    電源装置と、 この直流高圧電源装置から与えられる加速電圧によって
    電子を加速して射出する電子線加速器と、 前記直流高圧電源装置から出力する加速電圧を検出する
    電圧検出器と、 この電圧検出器で検出した加速電圧と設定値を比較し
    て、両者を一致させる制御信号を前記交流電圧制御装置
    に与える自動制御装置とを備える電子線照射装置におい
    て、 前記電子線加速器から射出される電子流を検出する電子
    流検出器と、 この電子流検出器で検出した電子流が正常値に対する一
    定割合よりも低下したことを検出して、前記交流電圧制
    御装置に対して、それからの出力電圧を一定時間強制的
    に下げる働きをする制御信号を与える電子流低下検出手
    段とを設けたことを特徴とする電子線照射装置。
JP2000176266A 2000-06-13 2000-06-13 電子線照射装置 Expired - Fee Related JP3752969B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000176266A JP3752969B2 (ja) 2000-06-13 2000-06-13 電子線照射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000176266A JP3752969B2 (ja) 2000-06-13 2000-06-13 電子線照射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001356198A true JP2001356198A (ja) 2001-12-26
JP3752969B2 JP3752969B2 (ja) 2006-03-08

Family

ID=18678005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000176266A Expired - Fee Related JP3752969B2 (ja) 2000-06-13 2000-06-13 電子線照射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3752969B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101152723B1 (ko) 2010-09-15 2012-06-15 도쿠리츠교세이호진 고쿠리츠간켄큐센터 하전입자선 조사제어장치 및 하전입자선 조사방법
CN109346205A (zh) * 2018-10-19 2019-02-15 房春 一种电子加速器辐照系统反馈控制方法及系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102510655B (zh) * 2011-09-22 2014-06-04 湖北久瑞核技术股份有限公司 一种电子加速器的电子束流控制装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101152723B1 (ko) 2010-09-15 2012-06-15 도쿠리츠교세이호진 고쿠리츠간켄큐센터 하전입자선 조사제어장치 및 하전입자선 조사방법
CN109346205A (zh) * 2018-10-19 2019-02-15 房春 一种电子加速器辐照系统反馈控制方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3752969B2 (ja) 2006-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7259524B2 (en) Apparatus and methods for regulating delivery of electrical energy
CN107836077B (zh) 电动机控制装置
JP5637688B2 (ja) インバータ装置、およびインバータ装置を用いたx線高電圧装置
US20040004797A1 (en) Spark management method and device
EP3154702B1 (en) Controlling a high voltage power supply for an electrostatic precipitator
US20150365008A1 (en) Power conversion device and control method therefor
JP2001356198A (ja) 電子線照射装置
JP3725102B2 (ja) 単相インバータの低速リップル電流抑制装置及び方法
US20210257901A1 (en) Dual threshold overcurrent reset
JP2000252094A (ja) インバータ式x線高電圧装置
US10989474B2 (en) Integrated flicker control for arc furnace
JPH0852380A (ja) 電気集塵装置
JPH06351249A (ja) 空気調和機の制御方法およびその装置
JP3758578B2 (ja) 放電管負荷を接続した電力変換装置の電力制御方法
JPS60161757A (ja) 電気集塵装置の運転方法
JP3427150B2 (ja) イオン注入装置
JP2001351799A (ja) 電子線照射装置用高周波電源装置
JP2018147951A (ja) 高周波電源用の電源制御装置および高周波電源の制御方法、ならびにレーザ加工システム用の光源
JPS5842136A (ja) 電子ビ−ム発生装置
JP3244796B2 (ja) 電気集じん装置
JP2020137243A (ja) 電源装置
JP2544614Y2 (ja) X線発生用高電圧発生装置
JP2005351682A (ja) 電子線照射装置急停止時の保護機構
JP2001356199A (ja) 電子線照射装置
JP2003335492A (ja) 乗客コンベアの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees