JP2001355558A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

内燃機関用点火コイル

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JP2001355558A
JP2001355558A JP2000180647A JP2000180647A JP2001355558A JP 2001355558 A JP2001355558 A JP 2001355558A JP 2000180647 A JP2000180647 A JP 2000180647A JP 2000180647 A JP2000180647 A JP 2000180647A JP 2001355558 A JP2001355558 A JP 2001355558A
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coil
diode
bobbin
internal combustion
combustion engine
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JP2000180647A
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Michinori Matsuda
道憲 松田
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Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
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Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関用点火コイルのON時電圧抑制用ダ
イオードを組み込んだ2次コイルにおいて、組立作業者
の取り扱い性が良好で、信頼性のある点火コイルを提供
する。 【解決手段】2次コイルにON時電圧抑制用ダイオード
保持部と当該保持部の一部分に引っかけ部を設け、そこ
にON時電圧抑制用ダイオードを組み込み、2次コイル
巻き終わり部を引っかけ部に引っかけ、2次コイルに装
着したダイオードのリード線と電気的に接続したことを
特徴とする構成の内燃機関用点火コイル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、点火プラグに高
電圧を供給する内燃機関用点火コイルの特に2次コイル
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近時燃費向上や排ガス規制が強まる中、
リーンバーンエンジン、ガソリン直噴エンジン等の環境
エンジンの需要が年々高まっている。これら環境エンジ
ンは、気筒内の希薄燃料を燃焼させ安定燃焼を確保する
ため、従来の一般的なエンジンに比べ2〜3倍の点火エ
ネルギーが必要となる。この様な点火コイルとして、電
源電圧を1次コイルに送る前に、一度昇圧し、従来十数
ボルトであった1次電圧を数十ボルトに引き上げること
で、2次コイルに発生する点火エネルギーを高エネルギ
ーにする技術がすでに知られている。
【0003】ところが、1個の点火コイルで2個の点火
プラグに高電圧を供給する内燃機関用同時点火コイルに
先の技術を適用すると、点火コイルの1次コイルに通電
を開始する時の通電ON時には、電源電圧に比例した電
圧で、1次コイル通電遮断時とは逆極性の電圧が2次コ
イルに発生し、点火プラグのギャップ間にスパークし、
エンジンの正常な運転動作に影響を与える場合がある。
【0004】そこで、2次コイルの中間部分に該当する
2次ボビン上にON時電圧抑制用ダイオードを組み込
み、1次電流ON時に発生する誘導電圧を抑制する技術
が特願2000−12025で既に知られている。
【0005】すなわち、図4(a)に従来の内燃機関用
点火コイルの2次ボビンに、ON時電圧抑制用ダイオー
ドを組み込む前の図を示す。また、図4(b)に従来の
内燃機関用点火コイルの2次ボビンに、ON時電圧抑制
用ダイオードを組み込んだ図を示すが、図4において、
2次コイルは、2次ボビン21の長さ方向中間位置に設
けられたON時電圧抑制用ダイオード保持部23にダイ
オード41を前記ダイオード保持部23の底面に沿う形
に圧入し組み込むことにより、前記ダイオード41のリ
ード線42が折れ曲がり、2次ボビン21外周より突出
する。
【0006】そして、巻き線を2次ボビン21に装着し
た2次ボビン端子の外周に所定の回数で巻廻し、はんだ
若しくは溶接によって電気的接続を行い、2次ボビン2
1に所定の総巻き数のちょうど半分の回数まで巻廻し、
半分巻いた巻き線の巻き終わり部は、前記2次ボビン2
1外周より折れ曲げられ突出した一方のリード線に所定
の回数で巻廻し、はんだ若しくは溶接によって電気的に
接続する。次に、残りの一方のリード線の外周に所定の
回数で巻廻し、はんだ若しくは溶接によって電気的に接
続し、残りの総巻き数の半分を巻廻し、巻き線の巻き終
わり部を2次ボビン21に装着された2次ボビン端子の
外周に所定の回数で巻廻し、はんだ若しくは溶接によっ
て電気的に接続していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】2次コイルに使用され
るON時電圧抑制用ダイオードは、一般的な耐電圧ダイ
オードであるため、前記ダイオード41のリード線42
は、外的な圧力によって容易に変形可能な比較的柔らか
い線材である。すなわち、図4(b)に示すように前記
リード線42は、ON時電圧抑制用ダイオード保持部2
3に保持されているためにA方向には動かないが、逆の
B方向には容易に変形可能である。このため、2次コイ
ル組立時においては、前記リード線42にからげ、はん
だ若しくは溶接で電気的に接続し固定された後に、作業
者の取り扱い上の不備により、または何らかの外力によ
り、前記リード線が固定された位置から容易に変形して
しまい、前記リード線42に固定された巻き線は、前記
リード線42が変形すると巻き線がリード線42との接
続部が張力に対して耐えられなくなり断線してしまう。
このような2次コイルは、不良品となり点火コイルに組
み付けられてしまうと、点火コイルの性能が悪くなり、
点火作用が得られないものとなってしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では以下のような構成とする。すなわち、2次
ボビンの一部に2次ボビンと一体に設けられ、2次ボビ
ン径方向に突出した引っかけ部を設け、前記2次ボビン
に巻き線を巻廻し、ON時電圧抑制用ダイオードのリー
ド線に接続する際には、巻き線を前記引っかけ部に引っ
かけ、折り返し、その後前記リード線の外周に所定の回
数で巻廻し、はんだ若しくは溶接で電気的に接続する。
【0009】具体的には、請求項1においては、磁性体
材料からなる鉄芯と、当該鉄芯の外周に同軸的に設けら
れる2次ボビンと、該2次ボビンに巻廻された2次コイ
ルと、該2次コイルと同軸的に配置された1次ボビンに
巻廻される1次コイルとを備え、該1次2次コイル類を
ケースの中に組み込み絶縁材を注入し硬化させて形成し
ている内燃機関用点火コイルにおいて、前記2次コイル
中にはダイオードを配置し、前記2次ボビンには当該ダ
イオードを収容するダイオード保持部を備え、当該ダイ
オード保持部と2次ボビンの近傍にはリード線の張力に
より2次コイルが切断されない引っかけ部を備えたこと
を特徴とする内燃機関用点火コイルとする。
【0010】請求項2では、引っかけ部はダイオードの
保持部の一部分にリード線を安定し固定するよう当該リ
ード線を挟み込む形状に設けられるとともに2次ボビン
径方向に部分的に突出した形状とする。
【0011】請求項3では、2次コイルは第1のコイル
と第2のコイルとからなり、当該2つの2次コイルの中
間にダイオードと引っかけ部とを配置する。
【0012】この様に巻廻すことで、2次コイルのON
時電圧抑制用ダイオードのリード線が、ON時電圧抑制
用ダイオード保持部により保持できない方向に端子が動
いても、リード線に巻廻された巻き線は張力が緩むた
め、断線には至らなくなり、組立作業者の取り扱い性は
向上し、信頼性のある点火コイルを提供できる。
【0013】
【実施例】図1に本発明の技術を適用した1個の点火コ
イルで2つの点火プラグに高電圧を供給する内燃機関用
同時点火コイルに使用される2次コイルの図を示す。ま
た、図2には図1の2次ボビンのC−C断面で切り取っ
た断面図を示す。また、図3に本発明の技術を適用した
2次コイルの一端が点火プラグに接続され、もう一端は
1次コイル又はアースに接続される独立点火コイルに使
用される2次コイルの図を示す。
【0014】図1、2、3においては、図示しない1次
コイル、前記2次コイル10を図示しない鉄芯と同軸的
に組立て、図示しない1次コネクタを備えたケース内に
収納し絶縁樹脂を注入し硬化させる。そして前記ケース
に備えられた1次コネクタにより入力した1次電流は1
次コイルに入力され、1次コイルと2次コイル10の巻
数比に応じた高電圧を発生するものとなっている。
【0015】本発明の第一の実施例を図1に示す。図1
において、2次ボビン21は、ON時電圧抑制用ダイオ
ード41を保持するためのダイオード保持部23を設
け、当該ダイオード保持部23に前記ダイオード41を
組み込む。また前記2次コイル10の2次ボビン21に
設けられ、前記ダイオード41のリード線42を安定し
固定するようにした、前記ダイオード保持部23の一部
分に前記ダイオード41を装着する方向とは逆方向の2
次ボビン21径方向に突出した、引っかけ部22を設け
る。さらに、前記2次ボビン21に2次ボビン端子を装
着する。次に、2次ボビン21に巻き数の同じ2つのコ
イルを前記ダイオード41の両サイドに形成する。第1
のコイルにおいて、巻き始めは、2次ボビン21に装着
された2次ボビン端子の外周に所定の回数で巻廻し、は
んだ51若しくは溶接によって電気的に接続したのち、
2次ボビン21に所定の回数まで巻廻し、巻き線31の
巻き終わり部は、先に当該引っかけ部22に引っかけ、
折り返し、その後前記ダイオード41のリード線の外周
に所定の回数で巻廻し、はんだ51若しくは溶接で電気
的に接続し、第1のコイルを形成する。第2のコイルに
おいて、巻き始めは、前記ダイオード41のリード線4
2の外周に所定の回数で巻廻し、はんだ51若しくは溶
接で電気的に接続し前記引っかけ部22に引っかけ、折
り返し、その後2次ボビン21に前記第1のコイルと同
巻き数の所定の回数まで巻廻し、巻き線31の巻き終わ
り部を2次ボビン21に装着された2次ボビン端子の外
周に所定の回数で巻廻し、はんだ51若しくは溶接によ
って電気的に接続し、第2のコイルを形成する。
【0016】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。本発明の第2の実施例とする図3において、2次
ボビン21は、前記第1の実施例と同様にON時電圧抑
制用ダイオード41を保持するためのダイオード保持部
23を2次ボビン21端に設け、当該ダイオード保持部
23にON時電圧抑制用ダイオード41を組み込む。前
記2次コイル10の2次ボビン21に設けられた前記O
N時電圧抑制用ダイオード41のリード線42を安定し
固定するようにし、前記ダイオード保持部23の一部分
に前記ダイオード41を装着する方向とは逆方向の2次
ボビン21径方向に突出した、引っかけ部22を設け
る。さらに、前記2次ボビン21に2次ボビン端子を装
着する。次に巻き線31は、2次ボビン21に巻廻しさ
れた後、先に前記引っかけ部22に引っかけ、折り返
し、その後前記ダイオード41のリード線42の外周に
所定の回数で巻廻し、はんだ51若しくは溶接で電気的
に接続し2次コイルを形成する。
【0017】
【発明の効果】以上本発明の技術を適用することで、内
燃機関用点火コイルに使用される2次コイル10におい
て、組み立てられた2次コイル10のON時電圧抑制用
ダイオード41の2次リード線が、ON時電圧抑制用ダ
イオード保持部により保持できない方向に端子が動いて
も、2次ボビン21の2次ボビン端子に巻廻された巻き
線31は張力が緩むため、断線には至らなくなり、組立
作業者の取り扱い性は向上し、信頼性のある点火コイル
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の技術を適用した1個の点火コイルで
2つの点火プラグに高電圧を供給する内燃機関用同時点
火コイルに使用される2次コイルの図である。
【図2】 図1の2次コイルのC−C断面で切り取った
断面図である。
【図3】 本発明技術を適用した2次コイルの一端が点
火プラグに接続され、もう一端は1次コイル又はアース
に接続される独立点火コイルに使用される2次コイルの
図である。
【図4】 従来の内燃機関用同時点火コイルの2次ボビ
ンと、ON時電圧抑制用ダイオードとの関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
図において同一符号は同一、又は相当部分を示す。 10 2次コイル 21 2次ボビン 22 引っかけ部 23 ダイオード保持部 31 巻き線 41 ダイオード 42 リード線 51 はんだ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性体材料からなる鉄芯と、当該鉄芯の外
    周に同軸的に設けられる2次ボビンと、該2次ボビンに
    巻廻された2次コイルと、該2次コイルと同軸的に配置
    された1次ボビンに巻廻される1次コイルとを備え、該
    1次2次コイル類をケースの中に組み込み絶縁材を注入
    し硬化させて形成している内燃機関用点火コイルにおい
    て、前記2次コイル中にはダイオードを配置し、前記2
    次ボビンには当該ダイオードを収容するダイオード保持
    部を備え、当該ダイオード保持部と2次ボビンの近傍に
    はリード線の張力により2次コイルが切断されない引っ
    かけ部を備えたことを特徴とする内燃機関用点火コイ
    ル。
  2. 【請求項2】引っかけ部はダイオードの保持部の一部分
    にリード線を安定し固定するよう当該リード線を挟み込
    む形状に設けられるとともに2次ボビン径方向に部分的
    に突出した形状であることを特徴とする請求項1記載の
    内燃機関用点火コイル。
  3. 【請求項3】2次コイルは第1のコイルと第2のコイル
    とからなり、当該2つの2次コイルの中間にダイオード
    と引っかけ部とを配置したことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の内燃機関用点火コイル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006179654A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Hanshin Electric Co Ltd 内燃機関用点火コイル
KR101386131B1 (ko) 2012-09-28 2014-04-17 주식회사 유라테크 내연기관용 점화코일

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JP4608308B2 (ja) * 2004-12-22 2011-01-12 阪神エレクトリック株式会社 内燃機関用点火コイル
KR101386131B1 (ko) 2012-09-28 2014-04-17 주식회사 유라테크 내연기관용 점화코일

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