JP2001355421A - オイルパンの保温・冷却装置 - Google Patents

オイルパンの保温・冷却装置

Info

Publication number
JP2001355421A
JP2001355421A JP2000218078A JP2000218078A JP2001355421A JP 2001355421 A JP2001355421 A JP 2001355421A JP 2000218078 A JP2000218078 A JP 2000218078A JP 2000218078 A JP2000218078 A JP 2000218078A JP 2001355421 A JP2001355421 A JP 2001355421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil pan
oil
temperature
engine
heat insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000218078A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Tanigawa
裕紀 谷川
Shigeru Arakawa
茂 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP2000218078A priority Critical patent/JP2001355421A/ja
Publication of JP2001355421A publication Critical patent/JP2001355421A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルパンの保温効果が高く、かつ、車両走
行時にオイルパン内のエンジンオイルの温度を適温に保
つことができるオイルパンの保温・冷却装置を提供す
る。 【解決手段】 オイルパン1の表面を所定の空隙を保持
してオイルパンカバー2で包囲し走行風を通すための流
路2aを形成し、オイルパンカバー2前面に設けられた
開閉弁3を、エンジンオイル5の温度に応じて伸縮する
感熱ロッド6により開閉するようにしたので、エンジン
オイル5の温度が低いときは流路2a内の空気により形
成される断熱空気層によりオイルパン2は保温される。
また、エンジンオイル5の温度が上昇すると感熱ロッド
6が伸長して開閉弁3を開き、走行風が流路2aに導入
されることによりオイルパン1が冷却され、エンジンオ
イル5は適温に保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関のオイルパ
ンの保温・冷却装置に関するもので、詳しくは、オイル
パンに収容されたエンジンオイルの温度を適温に調節す
るための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オイルパンに収容されたエンジンオイル
の加熱装置については、実開昭58−79007号公報
または実開昭60−95107号公報等で公知である。
前記実開昭58−79007号公報によれば、オイルパ
ンの下面全体をオイルパンカバーで包囲し、オイルパン
とオイルパンカバーの間に形成された空隙に熱風を供給
することによりオイルパンを暖めるとしている。また、
前記実開昭60−95107号公報によれば、オイルパ
ンを囲むオイルパンカバーを二重板構造とし、オイルパ
ンカバーの温気入口を燃焼式ヒータの温風吐出口に連結
し、オイルパンカバー内に電気式ヒータをおさめてオイ
ルパンを加熱するとしている。前記両従来技術は何れも
寒冷地におけるエンジンの冷間始動時にエンジンオイル
を暖めて始動を補助するための技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記両
従来技術は、何れも冷間始動時のオイルパンの加熱に関
しては、熱風または温風の助けにより効果的に加熱でき
るが、暖機後の通常の走行状態においてエンジンオイル
の温度が上がり過ぎ、オイル切れによるエンジンの焼き
付き、あるいはオイルの劣化等を来すおそれがある。こ
の暖機後のエンジンオイルの温度を適温に保つには、熱
風または温風の流量制御装置や冷却装置が必要となり、
これらの装置を付加することは部品点数が増加しコスト
高となることは否めない。そこで本発明は、オイルパン
の保温効果が高く、かつ、車両走行時にオイルパン内の
エンジンオイルの温度を適温に保つことができるコスト
の低いオイルパンの保温・冷却装置を提供することを課
題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決を目的と
してなされた請求項1の発明は、走行風の流路および該
流路の出口となる開口部を形成するため所定の空隙を保
持しオイルパンを包囲して固定されたオイルパンカバー
と、前記オイルパンカバーの前面に設けられ前記流路を
開閉する開閉弁と、前記オイルパンに設けられ前記オイ
ルパンに収容されたエンジンオイルの温度に応じて伸縮
し前記開閉弁を開閉する感熱ロッドと、前記開閉弁を閉
じ方向に付勢する弾性部材とからなることを特徴とす
る。また、請求項2の発明は、前記オイルパンと前記オ
イルパンカバーとの空隙の両側に断熱材を設けたことを
特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の望ましい実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
形態に係るオイルパンの保温・冷却装置の縦断面図で、
図1(a)はオイルパン保温時の状態を示し、図1
(b)はその断面A−Aである。図1(c)はオイルパ
ン冷却時の状態を示す。図1において、図示しないエン
ジンの下部に取り付けられたオイルパン1の周囲にはオ
イルパンカバー2が所定の空隙を保持してオイルパン1
またはエンジンに固定される。空隙寸法は車両走行時の
走行風によりオイルパン1との熱交換が適正に行われる
よう適宜決定される。
【0006】オイルパンカバー2の前面、すなわち、車
両走行時に走行風を受ける側には、前記空隙により形成
される走行風の流路2aを開閉するための開閉弁3が設
けられている。開閉弁3は回転軸3aを中心に開閉する
蝶番型の弁板3bで構成されている。弁板3bには弁板
3bを閉じ方向に付勢する、弾性部材であるスプリング
4の一端が係止され、スプリング4の他端はオイルパン
1に係止されている。オイルパン1には、オイルパン1
内のエンジンオイル5の温度に対応して伸縮する、サー
モワックスを内蔵する感熱ロッド6が固定され、感熱ロ
ッド6の先端6aは弁板3bに当接している。
【0007】オイルパンカバー2の後面、すなわち、開
閉弁3の反対側には、開閉弁3から導入された走行風を
排出するための開口部2bが設けられている。開閉弁3
および開口部2bの開口面積は、車両走行時の走行風に
よりオイルパン1との熱交換が適正に行われるよう適宜
決定される。オイルパン1とオイルパンカバー2の当接
部分2dは開閉弁3および開口部2bを除いては、走行
風が外部に漏れないよう閉塞されて組み付けられてい
る。
【0008】次に本実施形態に係るオイルパン保温・冷
却装置の作用について説明する。図1において、エンジ
ンオイル5の温度が低いときは、感熱ロッド6が縮小し
開閉弁3はスプリング4により閉じられるので流路2a
を満たす空気により形成された断熱空気層によりオイル
パン1は保温される(図1(a)の状態)。また、エン
ジンオイル5の温度が上昇して所定温度に達すると、図
1(c)に示すように、エンジンオイル5の温度に対応
して感熱ロッド6が伸長し、スプリング4の付勢力に打
ち勝って弁板3bを押し開閉弁3を開き、走行風が矢印
の流れに沿って流路2aに導入されることにより熱交換
が促進されオイルパン1が冷却される。エンジンオイル
5の温度が下降すると感熱ロッド6が縮小して開閉弁3
を閉じ、走行風量を加減することによりオイルパン1を
保温する。このようにして、エンジンオイルの温度は適
温に保たれる。
【0009】次に、本発明の第2の実施形態に係るオイ
ルパン保温・冷却装置について説明する。図2は本発明
の第2の実施形態に係るオイルパンの保温・冷却装置の
縦断面図で、図2(a)はオイルパン保温時の状態を示
し、図2(b)はその断面B−Bである。図2(c)は
本発明の第2の実施形態に係るオイルパンのオイルパン
カバーを外した時の下視図である。ここでは第1の実施
形態と異なる部分のみを説明し、同一部分については同
一符号を付して説明を省く。
【0010】図2において、オイルパン1およびオイル
パンカバー2により形成される空隙の両側に断熱材7
a、7bがそれぞれ挟持されている。断熱材7a、7b
は図2(c)の斜線部に位置して設けられ、中央部に新
たな流路2cが形成される。したがって、走行風は流路
2cを流れるが、その流路面積は第1の実施形態に比べ
て少なくなるため熱交換が適正に行われるよう適宜決定
される。断熱材7a、7bによりオイルパン1からの放
熱が抑制されるためオイルパン1の保温効果は向上す
る。すなわち、第1の実施形態によりエンジンオイルの
保温効果をより高いレベルに移行させることができる。
【0011】
【発明の効果】請求項1の発明は、エンジンオイルの温
度を適温に保つよう作用するので、エンジンオイルの高
温時のオイル切れエンジンの焼き付き、またはエンジン
オイルの劣化等を防止することができる。さらに、簡単
な構造の開閉弁3と感熱ロッド6等により構成されるた
め安価になる。また、請求項2の発明は、オイルパンお
よびオイルパンカバーにより形成される空隙の両側に断
熱材を設けたので、エンジンオイルの保温効果をより高
いレベルに移行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の第1の実施形態に係るオ
イルパンの保温時の縦断面図である。図1(b)は断面
A−Aである。図1(c)は本発明の第1の実施形態に
係るオイルパンの冷却時の縦断面図である。
【図2】図2(a)は本発明の第2の実施形態に係るオ
イルパンの保温時の縦断面図である。図2(b)は断面
B−Bである。図2(c)は本発明の第2の実施形態に
係るオイルパンのオイルパンカバーを外した時の下視図
である。
【符号の説明】
1 オイルパン 2 オイルパンカバー 2a 流路 2b 開口部 3 開閉弁 4 スプリング(弾性部材) 5 エンジンオイル 6 感熱ロッド 7a 断熱材 7b 断熱材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行風の流路および該流路の出口となる
    開口部を形成するため所定の空隙を保持しオイルパンを
    包囲して固定されたオイルパンカバーと、前記オイルパ
    ンカバーの前面に設けられ前記流路を開閉する開閉弁
    と、前記オイルパンに設けられ前記オイルパンに収容さ
    れたエンジンオイルの温度に応じて伸縮し前記開閉弁を
    開閉する感熱ロッドと、前記開閉弁を閉じ方向に付勢す
    る弾性部材とからなることを特徴とするオイルパンの保
    温・冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記オイルパンと前記オイルパンカバー
    との空隙の両側に断熱材を設けたことを特徴とする請求
    項1記載のオイルパンの保温・冷却装置。
JP2000218078A 2000-06-14 2000-06-14 オイルパンの保温・冷却装置 Pending JP2001355421A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000218078A JP2001355421A (ja) 2000-06-14 2000-06-14 オイルパンの保温・冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000218078A JP2001355421A (ja) 2000-06-14 2000-06-14 オイルパンの保温・冷却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001355421A true JP2001355421A (ja) 2001-12-26

Family

ID=18713089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000218078A Pending JP2001355421A (ja) 2000-06-14 2000-06-14 オイルパンの保温・冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001355421A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040026522A (ko) * 2002-09-25 2004-03-31 현대자동차주식회사 자동차용 오일팬
JP2007224823A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Toyota Industries Corp オイルパン
GB2562224A (en) * 2017-05-08 2018-11-14 Jaguar Land Rover Ltd Heat retention member and method

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040026522A (ko) * 2002-09-25 2004-03-31 현대자동차주식회사 자동차용 오일팬
JP2007224823A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Toyota Industries Corp オイルパン
GB2562224A (en) * 2017-05-08 2018-11-14 Jaguar Land Rover Ltd Heat retention member and method
GB2562224B (en) * 2017-05-08 2019-07-31 Jaguar Land Rover Ltd Heat retention member and method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7647900B2 (en) Engine cooling apparatus
KR101018538B1 (ko) 차량의 냉각 장치
JP2008138673A (ja) エンジン冷却システム用のサーモスタット組立体
JP4085253B2 (ja) エンジンの冷却装置
GB2167836A (en) A pivot valve
TWI284179B (en) Thermostat for two-system cooling device
KR20070064971A (ko) 연료전지차량의 냉시동 밸브구조
JPH0117644Y2 (ja)
JP2001355421A (ja) オイルパンの保温・冷却装置
JP2012172604A (ja) エンジンの保温構造
JP7126475B2 (ja) サーモアクチュエータ
JPH0712421A (ja) 冷却装置
JPH1122461A (ja) 内燃機関の冷却水循環構造
KR20000031082A (ko) 가변용량 라디에이터
JPH01172015A (ja) 車両用温水式暖房装置
JP2007032306A (ja) 中空吸排気バルブ冷却装置
JP2010150998A (ja) オイルウォーマー機能を有するオイルクーラーシステム
JP2005220770A (ja) 内燃機関の冷却装置
JP2014088808A (ja) 内燃機関のウォータジャケット用スペーサ
JP2638915B2 (ja) 自動車用冷却装置
JP3975742B2 (ja) モータ内蔵スロットル弁
JP2002285863A (ja) スロットルバルブの弁体
KR20020004397A (ko) 자동차의 시동초기 실내난방용 축열식 열교환기
JP4098023B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JP2003074348A (ja) 内燃機関の冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061031

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070410