JP2001355224A - 自動ストレーナ付きポンプ設備 - Google Patents

自動ストレーナ付きポンプ設備

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JP2001355224A
JP2001355224A JP2000179993A JP2000179993A JP2001355224A JP 2001355224 A JP2001355224 A JP 2001355224A JP 2000179993 A JP2000179993 A JP 2000179993A JP 2000179993 A JP2000179993 A JP 2000179993A JP 2001355224 A JP2001355224 A JP 2001355224A
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JP
Japan
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pump
automatic strainer
foreign matter
facility
strainer
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Application number
JP2000179993A
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English (en)
Inventor
Hironari Takano
弘成 高野
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 稼働率が低いゴミの搬送設備,貯留設備,焼
却設備を設置せず、異物の処理をしないでポンプを支障
なく運転することができる自動ストレーナ付きポンプ設
備を提供する。 【解決手段】 水路に設置したポンプ設備1の上流側
に、水路内を流れてくる異物Dを自動的に収集して除去
する自動ストレーナ10を設置する。自動ストレーナ1
0が収集した異物Dを、ポンプ設備1の上流以外の水面
に排出する。ポンプ設備1の自動ストレーナ10を設置
した面以外の面を、固定スクリーン20,21,22等
の異物侵入防止部材で覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川などの水路の
水を排水する場合などに設置される自動ストレーナ付き
ポンプ設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、支川から本川に流れ込む河川の合
流点などの排水門や排水樋門を設けている場所では、通
常本川の水位よりも支川の水位が高いので、支川からの
水は自然流下で本川に流れ込む。しかしながら大雨等の
場合には支川の水位よりも本川の水位が高くなり、本川
の水が支川に逆流するので、前記合流点に設けた排水門
や排水樋門のゲートを閉め、支川内又は支川に隣接して
設置した排水ポンプ設備によって支川内を流れてくる水
を強制的に本川に排水する。
【0003】一方前記排水ポンプ設備には、ポンプの吸
込口から異物が吸い込まれないように、その上流側に固
定式のスクリーン(例えば多数本の長尺の板又は棒を上
下方向に異物が通過しない間隔で平行に設置した構造の
もの)を設置し、この固定式スクリーンにある程度異物
が溜まるとこれを人力で掻き上げ、掻き上げた異物を産
業廃棄物として処理又は焼却設備で焼却するようにして
いた。
【0004】また別の排水ポンプ設備においては、排水
ポンプ設備の上流側に自動ストレーナ(流れてきた異物
を捕捉してこれをモータなどの動力によって自動的に掻
き上げる装置)を設置し、この自動ストレーナによって
異物を掻き上げ、掻き上げた異物をコンベアで搬送し、
ホッパーに貯留してその後産業廃棄物として処理又は焼
却設備で焼却するようにしたものもあった。
【0005】しかしながら河川が増水などしていない通
常状態の場合は前記排水ポンプ設備は運転せず、支川の
水は自然流下でそのまま本川に流れており、この場合は
支川内を流下してくる異物もそのまま本川に流れ込んで
いる。つまり前記排水ポンプ設備を運転するとき以外
は、支川内を流下してくる異物は掻き上げたり焼却した
りせず、そのまま本川に流しており、従って前記コンベ
アなどの搬送設備やホッパなど貯留設備や焼却設備の稼
働率は低かった。また排水ポンプ設備稼働の度に行う必
要のある掻き上げた異物の処理に困っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、稼働率が低い搬送
設備や貯留設備や焼却設備を設置せず、異物の処理をし
ないでポンプを支障なく運転することができる自動スト
レーナ付きポンプ設備を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明にかかる自動ストレーナ付きポンプ設備は、ポ
ンプ設備のポンプ上流側に設置した自動ストレーナが収
集した異物をポンプの運転に支障が無いようにポンプ設
備の上流以外の水面(下流側又は横の水面等)に排出す
る構造とすることで、水路が自然流下するようになるま
でポンプ設備の下流側に異物を溜めるようにした。また
ポンプ設備の自動ストレーナを設置した以外の面の全て
又はその一部を異物侵入防止部材(固定スクリーン又は
遮蔽部材等)で覆うことで、異物がポンプに吸い込まれ
ないようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の1実施形態に
かかる自動ストレーナ付き排水ポンプ設備1の概略平面
図である。同図に示すようにこの実施形態における自動
ストレーナ付き排水ポンプ設備1は河川の支川内に設置
されており、排水用のポンプ2の上流側前面に自動スト
レーナ10を設置し、またポンプ2の両側面と下流側の
面と上面とを夫々固定スクリーン20,21,22,2
3(但し図1では図示の都合上上面の固定スクリーン2
3の記載は省略している)によって囲み、またポンプ2
で汲み上げた水を吐出管3によって支川に設置した排水
門又は排水樋門6の本川側(下流側)に排水するように
構成されている。排水管3の途中には蝶形弁4が、排水
管3の末端には逆流防止用フラップ弁5がそれぞれ取り
付けられている。
【0009】図2は前記自動ストレーナ付き排水ポンプ
設備1の支川の流れに沿った概略側断面図である。同図
においてポンプ2は、水の吸い込み口8が下方に開口し
ている。この実施形態ではポンプ2の点検・整備が容易
になるように、着脱式のポンプを使用しており、吐出曲
管9を設置したままポンプ2を外部に取り出すことがで
きるようにしている。吐出曲管9は前記吐出管3に接続
されている。
【0010】固定スクリーン20,21,22,23
(固定スクリーン21は図2には記載されていない)
は、何れも多数本の長尺の板又は棒を上下方向に異物D
が通過しない間隔で平行に設置した構造のものを用いて
いる。なお本発明の固定スクリーンはこの構造に限定さ
れるものではなく、要は所定の大きさ以上の異物Dは通
さないが水は通過する構造のものであればどのような構
造のものであっても良い。また場合によっては固定スク
リーン20,21,22,23の内の全部又はその一部
を、単なる遮蔽板に代えても良い。
【0011】自動ストレーナ10は、多数本の長尺の板
又は棒を斜め上下に平行に設置してなる固定スクリーン
11に沿うようにエンドレスチェーン13を設置し、エ
ンドレスチェーン13の上端にモータなどの動力源によ
って駆動されるスプロケット15を噛み合わせ、またエ
ンドレスチェーン13には複数個の異物掻き取り用のレ
ーキ16を固定し、さらに固定スクリーン11の下端か
らポンプ設備1内に異物Dが流入しないように前衛スク
リーン17を設置して構成されている。そしてこの自動
ストレーナ10の場合、スプロケット15の後側が異物
投下位置19となっている。そして本実施形態において
は、この異物投下位置19が下流側の固定スクリーン2
2の後側になるように、スプロケット15の位置を設定
している。
【0012】そして通常に支川の水が自然流下で本川に
流れているときはこの自動ストレーナ付き排水ポンプ設
備1は稼働しない。このときポンプ設備1はその周囲及
び上面が固定スクリーン11,20,21,22,23
によって覆われているので、異物Dが内部に侵入するこ
とはない(この点はポンプ設備1の稼働中も同様であ
る)。
【0013】一方大雨などで支川の水位よりも本川の水
位が高くなり、排水門又は排水樋門6のゲートが閉めら
れると、排水ポンプ設備1のポンプ2を運転することで
支川を流れてくる水を強制的に排水門又は排水樋門6の
本川側に排水すると同時に、自動ストレーナ10の運転
を開始する。
【0014】自動ストレーナ10はモータ等によってス
プロケット15が駆動されてエンドレスチェーン13が
回転することで、レーキ16が順次前衛スクリーン17
と固定スクリーン11の前に流れ着いて掛かった異物D
を掻き取り、掻き取った異物Dを保持したまま上昇移動
するが、レーキ16はスプロケット15で反転する位置
(即ち異物投下位置19)で掻き取った異物Dを下に落
とす。
【0015】このとき異物Dはポンプ2の下流側水面1
8、さらに具体的には固定スクリーン22の後側の水面
に投下される。エンドレスチェーン13に取りつけた複
数のレーキ16は連続的にこの動作を繰り返す。
【0016】以上のようにポンプ2の運転の障害となる
排水ポンプ設備1の上流側の異物Dは自動ストレーナ1
0によって除去できるので、ポンプ2の運転はスムーズ
に行なわれる。同時に排水ポンプ設備1の上流側から流
れてきた異物Dは、ポンプ設備1の下流側(排水門又は
排水樋門6の上流側)に貯留される。そして本川の水位
が下がって排水門又は排水樋門6のゲートが開かれ、支
川の水を本川に自然流下できるようになると、排水ポン
プ設備1の下流側に溜まった異物Dは本川に流れ出して
行く。
【0017】なお図1に示すように自動ストレーナ10
と水路にフロートフェンス(網場)23を設けて、下流
側水面に投下した異物Dが再び自動ストレーナ10の部
分に流入しにくいようにしても良い。
【0018】上記実施形態では自動ストレーナ10が掻
き取った異物Dをポンプ設備1の下流側水面に投下した
が、その代わりにポンプ設備1の横水面に投下しても良
い。この場合は図2に点線で示すようにスプロケット1
5の下側に横方向(紙面手前奥方向)に走るベルトコン
ベア31を設置すれば良い。
【0019】以上本発明の実施形態を詳細に説明したが
本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、特許
請求の範囲及び明細書と図面全体に記載した技術的思想
の範囲内において種々の変形が可能である。
【0020】即ち例えば自動ストレーナの構造は上記実
施形態のものに限定されず、他の種々の構造のものを用
いても良い。要は水路内を流れてくる物を自動的に収集
して除去する構造のものであれば良い。
【0021】また自動ストレーナが収集した物を排出す
る位置も種々の変更が可能であり、要は水路のポンプの
上流以外の水面に排出するものであれば良い。
【0022】また上記実施形態では自動ストレーナを設
置しない面の全てを固定スクリーン又は遮蔽部材で囲う
ように構成したが、場合によっては両側面のみ、又は側
面の一方のみ、又は下流側のみに設置しても良い等、種
々の変更が可能である。また自動ストレーナを複数台設
置しても良い。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、ポンプを支障なく運転することができ、同時に稼働
率が低い搬送設備,貯留設備,焼却設備を設置する必要
がなくなってこれらの設備費用が不要になり、また異物
の処理をしなくてもよいので、異物の処理費用も不要に
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態にかかる自動ストレーナ付
き排水ポンプ設備1の概略平面図である。
【図2】自動ストレーナ付き排水ポンプ設備1の概略側
断面図である。
【符号の説明】
1 自動ストレーナ付き排水ポンプ設備 2 ポンプ 3 吐出管 4 蝶形弁 5 逆流防止用フラップ弁 6 排水門又は排水樋門 8 吸い込み口 9 吐出曲管 10 自動ストレーナ 11 固定スクリーン 13 エンドレスチェーン 15 スプロケット 16 レーキ 17 前衛スクリーン 18 水面 19 異物投下部 20,21,22,23 固定スクリーン(異物侵入防
止部材) 31 ベルトコンベア D 異物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路に設置したポンプ設備の上流側に、
    水路内を流れてくる異物を自動的に収集して除去する自
    動ストレーナを設置してなる自動ストレーナ付きポンプ
    設備において、 前記自動ストレーナが収集した異物を、ポンプ設備の上
    流以外の水面に排出することを特徴とする自動ストレー
    ナ付きポンプ設備。
  2. 【請求項2】 前記ポンプ設備の自動ストレーナを設置
    した面以外の面の全部又は一部を、異物侵入防止部材で
    覆ったことを特徴とする請求項1記載の自動ストレーナ
    付きポンプ設備。
JP2000179993A 2000-06-15 2000-06-15 自動ストレーナ付きポンプ設備 Pending JP2001355224A (ja)

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