JP2001355164A - カーテン地 - Google Patents

カーテン地

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JP2001355164A
JP2001355164A JP2000174601A JP2000174601A JP2001355164A JP 2001355164 A JP2001355164 A JP 2001355164A JP 2000174601 A JP2000174601 A JP 2000174601A JP 2000174601 A JP2000174601 A JP 2000174601A JP 2001355164 A JP2001355164 A JP 2001355164A
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JP
Japan
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knitting yarn
yarn
knitting
curtain
fabric
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JP2000174601A
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English (en)
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Akihiko Hori
昭彦 堀
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Kawashima Textile Manufacturers Ltd
Original Assignee
Kawashima Textile Manufacturers Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隠蔽性や寸法安定性等の実用上の機能性の点
において、織物製カーテンと同等の品質を有する編物製
カーテンを得る。 【解決手段】 カーテン地を、バックとミドルとフロン
トの3枚筬の経編機によって編成する。バック編糸Bと
ミドル編糸Mの太さは20〜75デニールにする。フロ
ント編糸Fは、太さを40〜125デニールとし、バッ
ク編糸Bとミドル編糸Mよりも太くする。バック編糸B
とミドル編糸Mは、沸水中で15%以上収縮する熱収縮
性繊維によって構成し、フロント編糸Fに比して5%以
上収縮させる。コース毎に左右に編糸が移動するウェー
ルWの数は、バック編糸Bとミドル編糸Mよりもフロン
ト編糸Fを多くする。カーテン地は、その編目を熱セッ
トし、フロント編糸FのシンカーループSに起毛を施
し、ウエールW(ニードルループN)の密度を30〜5
0ウエール/25.4mm以上、コースC(ニードルル
ープN)の密度を70〜110コース/25.4mm以
上とし、目付を250g/m2 以上に仕上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、編物を使用したカ
ーテンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カーテンには主として織物が使用され、
編物は補助的か極特殊なカーテンにしか使用されていな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多くの場合、カーテン
は室内を外界から隠蔽するために使用され、織物の多く
は、その使用目的を満たす隠蔽性、遮光性、断熱性、遮
音性等の機能を具備し、経糸が高さ方向に一直線に連続
しているので吊下使用中に格別伸びることなく、又、幅
方向にも一直線に緯糸が連続しているので開閉使用によ
って幅方向に伸縮することもない。これに対し、編地で
は編糸が輪奈である編目(ニードルループとシンカール
ープ)を形成して高さ方向に対しても幅方向に対しても
曲折して連続しているが故に使用中に伸縮変形して寸法
安定性を欠き、全体が編目によって形成されているので
隠蔽性、遮光性、断熱性等の実用上の機能性を欠く。一
方、目ズレが生じるので寒冷紗の如くポーラスな織物は
カーテンに使用出来ないが、編物では編目が連鎖して構
成されているので目ズレが起きることはない。このた
め、隠蔽性その他の実用上の機能を求めず、ポーラスな
カーテンによる室内装飾を求める場合、編物はカーテン
地として最適のものとなる。
【0004】このため、ポーラスな編物製カーテンは、
実用上の使用目的を満たす織物製カーテンの装飾性を補
完するように、織物製カーテンと共に二重に吊るして使
用されている。そのようなポーラスな編物製カーテン
は、「レースカーテン」と称され、ラッシェル経編機に
よって編成されている。
【0005】
【発明の目的】しかし、全体が連鎖した編目によって全
体が構成されていて形状安定性に優れ、編糸が縦横に曲
折してドレープ性に富む編物の特徴に着目するとき、そ
の隠蔽性や寸法安定性等を改善して実用上の使用を目的
としたカーテンに使用することが望まれる。そこで本発
明は、ポーラスな「レースカーテン」ではなく、実用上
の機能性を有する編物製カーテンを得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカーテン地
は、バックとミドルとフロントの3枚筬の経編機によっ
て編成され、バック編糸Bとミドル編糸Mの太さが20
〜75デニールであり、フロント編糸Fの太さが40〜
125デニールであってバック編糸Bとミドル編糸Mよ
りも太く、バック編糸Bとミドル編糸Mが沸水中で15
%以上収縮する熱収縮性繊維によって構成されていてフ
ロント編糸Fに比して5%以上収縮しており、コース毎
に左右に編糸が移動するウェールWの数がバック編糸B
とミドル編糸Mよりもフロント編糸Fが多く、ウエール
W(ニードルループN)の密度が30〜50ウエール/
25.4mm、コースC(ニードルループN)の密度が
70〜110コース/25.4mmであり、目付が25
0g/m2 以上であり、編目が熱セットされており、フ
ロント編糸FのシンカーループSに起毛が施されている
経編地によって構成されていることを特徴とする。
【0007】
【実施例】図1は、本発明のカーテン地の編組織の構造
を図示し、Bはバック編糸、Mはミドル編糸、Fはフロ
ント編糸である。バック編糸Bとミドル編糸Mには、1
00℃の沸水に30分間浸漬したときの沸水収縮率が1
7%の53.8dtex/12フイラメントの熱収縮性
ポリエステル・マルチフイラメント糸が使用されてい
る。フロント編糸Fには、100℃の沸水に30分間浸
漬したときの沸水収縮率が8%以下の53.8dtex
/12フイラメントの一般ポリエステル・マルチフイラ
メント糸が使用されている。経編地は、トリコット経編
機において、バック筬を1.0/1.2、ミドル筬を
1.0/2.3、フロント筬を1.0/5.6にそれぞ
れスイングして編成され、ウェール間密度(G)は28
ゲージ/25.4mm、コース間密度(H)は85コー
ス/25.4mmになっている。
【0008】経編地は、編成後、常法に従って染色し、
フロント編糸のシンカーループに起毛処理を施し、シャ
ーリングによって起毛毛羽を刈り揃え、150℃にて1
0分間加熱して熱セットしてウェール間密度(G)43
ウエール/25.4mm、コース間密度(H)85コー
ス/25.4mm、目付け320g/m2 に仕上げた。
得られたカーテン地の防炎性、吊伸び率、遮光性は、次
の通りである。
【0009】防炎性については、JIS−L−1091
−D法のミクロバーナー法において、1分間加熱後の炭
化面積が10cm2 以下、残炎時間が0秒、残じん時間
が0秒であり、着炎後30秒加熱後の炭化面積が10c
2 以下、残炎時間が0秒、残じん時間が0秒であり、
消防法施行規則第4条に炭化面積30cm2 以下、残炎
時間3秒以下、残じん時間5秒以下と規定された評価基
準に合格した。又、JIS−L−1091−A法のコイ
ル法おいて、接炎回数が4回であり、消防法施行規則第
4条に接炎回数3回以上と規定された評価基準に合格し
た。吊伸び率については、得られたカーテン地により丈
240cmで3倍襞に仕立てたカーテンを6ケ月吊るし
て測定したところ、吊伸び率が0.5%以下で実用上問
題のない結果が得られた。遮光性については、JIS−
L−1055−A法において、裏面(ニードルループN
側・非起毛面)から照射の場合の遮光率が99.78
%、表面(シンカーループS側・起毛面)から照射の場
合の遮光率が99.79%であり、遮光カーテンとして
の性能を有することが確認された。
【0010】
【発明の効果】本発明によると、バック編糸Bとミドル
編糸Mの太さを70デニール以下とし、フロント編糸F
の太さについては125デニール以下であってバック編
糸Bとミドル編糸Mよりも太くし、ウエールW(ニード
ルループN)の密度を50ウエール/25.4mm以
下、コースC(ニードルループN)の密度を110コー
ス/25.4mm以下とし、全体の目付を250g/m
2 以上とし、フロント編糸FのシンカーループSに起毛
を施したので、バック編糸とミドル編糸が熱収縮して編
目が緻密になると共に、フロント編糸が隆起し厚い起毛
層を形成して編目を被覆するので緻密な織物と同等の隠
蔽性を有するカーテン地となる。
【0011】又、本発明では、バック編糸Bとミドル編
糸Mの太さを20デニール以上とし、フロント編糸Fの
太さを40デニール以上とし、ウエールW(ニードルル
ープN)の密度を30ウエール/25.4mm以上、コ
ースC(ニードルループN)の密度を70コース/2
5.4mm以上としたので、経編地を加熱収縮処理する
とき、その構成する熱収縮性編糸は、編組織の構造上の
抵抗を受けるため、フリーの状態で加熱した場合のよう
には完全に熱収縮せず、その加熱収縮処理時に生じた熱
収縮応力が潜在収縮応力となって絶えず経編地に収縮作
用し、そのカーテンとしての使用中に自重による伸びが
抑制され、使用中に伸び難く寸法安定なカーテン地とな
る。
【0012】そして、本発明の経編地では編目構造が一
見して判別されず、全体が緻密な織物の観を呈し、織物
に比して3〜9倍も効率的に編成され、織物製カーテン
と同等の実用上の機能性を有する編物製カーテンが経済
的に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカーテン地の編組織図である。
【符号の説明】
W ウェール C コース B バック編糸 M ミドル編糸 F フロント編糸 G・H 間隔 N ニードルループ S シンカーループ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックとミドルとフロントの3枚筬の経
    編機によって編成され、バック編糸(B)とミドル編糸
    (M)の太さが20〜75デニールであり、フロント編
    糸(F)の太さが40〜125デニールであってバック
    編糸(B)とミドル編糸(M)よりも太く、バック編糸
    (B)とミドル編糸(M)が沸水中で15%以上収縮す
    る熱収縮性繊維によって構成されていてフロント編糸
    (F)に比して5%以上収縮しており、コース毎に左右
    に編糸が移動するウェール(W)の数がバック編糸
    (B)とミドル編糸(M)よりもフロント編糸(F)が
    多く、ウエール(W)(ニードルループN)の密度が3
    0〜50ウエール/25.4mm、コース(C)(ニー
    ドルループN)の密度が70〜110コース/25.4
    以上であり、目付が250g/m2 以上であり、編目が
    熱セットされており、フロント編糸(F)のシンカール
    ープ(S)に起毛が施されている経編地によって構成さ
    れたカーテン地。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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