JP2001354464A - 急結剤、吹付材料、及び吹付工法 - Google Patents

急結剤、吹付材料、及び吹付工法

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    • C04B2111/00146Sprayable or pumpable mixtures
    • C04B2111/00155Sprayable, i.e. concrete-like, materials able to be shaped by spraying instead of by casting, e.g. gunite

Abstract

(57)【要約】 【課題】 初期及び長期において、高い強度発現性が期
待できる急結剤と吹付材料の提供。 【解決手段】 カルシウムアルミネート類、石膏、アル
カリ金属アルミン酸塩、及びオキシカルボン酸類を含有
する急結剤。さらに、アルカリ金属フッ化物を含有して
もよい。急結剤は粉体急結剤が好ましい。該急結剤とセ
メントコンクリートを含有する吹付材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、道路、鉄
道、及び導水路等のトンネルにおいて露出した地山面へ
吹付ける急結剤、吹付材料、及びそれを用いた吹付工法
に関する。尚、本発明のセメントコンクリートとは、ペ
ースト、モルタル、及びコンクリートを総称するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネル掘削等露出した地山の崩
落を防止するために急結剤をコンクリートに配合した急
結コンクリートの吹付工法が行われている(特公昭60
−4149号公報)。
【0003】この工法は、通常、掘削工事現場に設置し
た、セメント、骨材、及び水の計量混合プラントで吹付
コンクリートを調製し、アジテータ車で運搬し、コンク
リートポンプで圧送し、途中に設けた合流管で、他方か
ら圧送した急結剤と混合し、急結性吹付コンクリートと
して地山面に所定の厚みになるまで吹付ける工法であ
る。
【0004】従来より使用されている急結剤としては、
カルシウムアルミネート及び/又はアルカリ金属アルミ
ン酸塩とアルカリ炭酸塩等との混合物や、カルシウムア
ルミネートと3CaO・SiO2との混合物等が知られ
ている(特開昭64−51351号公報、特公昭56−
27457号公報、特開昭61−26538号公報、及
び特開昭63−210050号公報参照)。
【0005】これらの急結剤は、セメントの凝結を促進
させる働きがあり、いずれもコンクリートと混合し、地
山面に吹付けられる。しかしながら、これらの急結剤
は、充分に強い凝結力と地山面への付着力を得にくく、
特に湧水箇所に吹付を行った場合には、剥落が生じやす
くなり、又、リバウンド(跳ね返り)率が多くなるとい
う課題があった。
【0006】さらに、急結剤の添加方法は、空気輸送に
よる粉体混合のために、粉塵量が多いという課題があっ
た。
【0007】そのため、作業環境の悪化や塵肺等の影響
が心配されるため、吹付時には保護眼鏡や防塵マスク等
が必要となり、作業性が低下するという課題があった。
そこで、リバウンド率や粉塵量のより少ない工法が求め
られていた。
【0008】そこで、リバウンド率や粉塵発生量が少な
い工法として、急結剤をスラリー化してセメントコンク
リートに添加混合した後、更に、アルカリ金属アルミン
酸塩の溶液を別に圧送、混合し、吹付施工する方法が提
案されている(特開平5−139804号公報参照)。
【0009】しかしながら、この方法は、高アルカリの
液体を使用するため、取り扱いにくいという課題があっ
た。そのため、吹付時には保護眼鏡や手袋等が必要とな
り、作業性が低下するという課題があった。
【0010】これに対して、急結剤をスラリー化し、か
つ、セメントコンクリートにミョウバン類を配合するこ
とにより、作業環境を改善する急結施工方法が提案され
ている(特開平5−97491号公報参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
安全衛生上の点で、作業性をさらに良くし、工期短縮の
点で、凝結性をさらに向上することが求められるように
なった。
【0012】本発明者は、上記課題を種々検討した結
果、ある特定の急結剤を使用して吹付施工を行うことに
より、課題を解決できる知見を得て本発明を完成するに
至った。
【0013】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、カルシ
ウムアルミネート類、石膏、アルカリ金属アルミン酸
塩、及びオキシカルボン酸類を含有してなる急結剤であ
り、さらに、アルカリ金属フッ化物を含有してなる該急
結剤であり、急結剤が粉体急結剤である該急結剤であ
る。そして、該急結剤とセメントコンクリートを含有し
てなる吹付材料である。さらに、該急結剤を吐出口先端
でセメントコンクリートと合流混合して吹付けることを
特徴とする吹付工法である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0015】本発明は、リバウンド率や粉塵量を低減
し、強度発現性が向上する急結剤に関するものである。
【0016】本発明で使用するセメントとは、通常市販
されている普通、早強、中庸熱、及び超早強等の各種ポ
ルトランドセメントや、この各種ポルトランドセメント
にフライアッシュや高炉スラグ等を混合した各種混合セ
メント等が挙げられ、これらを微粉末化して使用しても
よい。
【0017】本発明で使用するカルシウムアルミネート
類とは、カルシアを含む原料と、アルミナを含む原料と
を混合して、キルンでの焼成や、電気炉での溶融等の熱
処理をして得られる、CaOとAl23 とを主たる成
分とし、水和活性を有する物質の総称であり、CaO及
び/又はAl23の一部が、アルカリ金属酸化物、アル
カリ土類金属酸化物、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化
鉄、アルカリ金属ハロゲン化物、アルカリ土類金属ハロ
ゲン化物、アルカリ金属硫酸塩、及びアルカリ土類金属
硫酸塩等と置換した化合物、あるいは、CaOとAl2
3とを主成分とするものに、これらが少量固溶した物
質である。鉱物形態としては、結晶質、非晶質いずれで
あってもよい。
【0018】これらの中では、反応活性の点で、非晶質
のカルシウムアルミネート類が好ましく、12CaO・
7Al23(以下C127という)組成に対応する熱処
理物を急冷した非晶質のカルシウムアルミネートがより
好ましい。
【0019】カルシウムアルミネート類の粒度は、凝結
性や初期強度発現性の点で、ブレーン値で3000cm
2 /g以上が好ましく、5000cm2 /g以上がより
好ましい。3000cm2 /g未満だと凝結性や初期強
度発現性が低下するおそれがある。
【0020】本発明で使用する石膏は、急結剤と吹付セ
メントコンクリートを混合した急結性吹付セメントコン
クリートの凝結性や強度発現性を向上するため等に、混
合するものである。
【0021】石膏としては、無水石膏、半水石膏、及び
二水石膏が使用できる。これらの中では、凝結性や強度
発現性の点で、無水石膏が好ましい。
【0022】石膏の粒度は、通常セメント等に使用され
る程度でよいが、凝結性や初期強度発現性の点で、ブレ
ーン値で3000cm2 /g以上が好ましい。
【0023】石膏の使用量は、カルシウムアルミネート
類100質量部に対して、20〜200質量部が好まし
く、50〜150質量部がより好ましい。20質量部未
満だと凝結性や長期強度発現性を促進しにくいおそれが
あり、200質量部を越えると初期凝結が遅れ、初期強
度発現性や地山に対する付着性が低下するおそれがあ
る。
【0024】本発明で使用するアルカリ金属アルミン酸
塩(以下アルミン酸塩という)とは、セメントの初期凝
結を促進するものであり、水酸化アルミニウムとアルカ
リ金属水酸化物を混合溶解し、乾燥し、粉末状として得
られるものである。
【0025】アルミン酸塩としては、アルミン酸ナトリ
ウム、アルミン酸カリウム、及びアルミン酸リチウム等
が挙げられ、これらの一種類又は二種類以上を使用して
もよい。これらの中では、凝結性や初期強度発現性の点
で、アルミン酸ナトリウムが好ましい。
【0026】アルミン酸塩の90%粒子径は0.3mm
以下が好ましく、0.05〜0.2mmがより好まし
い。0.3mmを越えると凝結性が低下するおそれがあ
る。
【0027】これらのアルミン酸塩は、製造条件によ
り、無水物又は結晶水を有するもの等が調製でき、いず
れも使用できるが、カルシウムアルミネート類と混合し
た時の貯蔵安定性が向上する点で、アルミン酸塩の強熱
減量が10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより
好ましい。10質量%を越えるとカルシウムアルミネー
ト類と混合した場合に強度や凝結時間等の品質や貯蔵安
定性が低下するおそれがある。
【0028】アルミン酸塩の使用量は、カルシウムアル
ミネート類と石膏の合計100質量部に対して1〜10
質量部が好ましく、2〜8質量部がより好ましい。1質
量部未満だと初期凝結が遅れ、初期強度発現性が低下す
るおそれがあり、10質量部を越えると長期強度発現性
が低下するおそれがある。
【0029】本発明で使用するオキシカルボン酸類とし
ては、グルコン酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、サリ
チル酸、及び乳酸又はこれらの塩等が挙げられる。塩と
しては、ナトリウムやカリウム等のアルカリ金属塩等が
挙げられる。これらの中では、初期強度発現性の点で、
グルコン酸ナトリウムが好ましい。
【0030】オキシカルボン酸類の使用量は、カルシウ
ムアルミネート類と石膏の合計100質量部に対して、
0.1〜2質量部が好ましく、0.2〜1質量部がより
好ましい。0.1質量部未満だと凝結性や初期強度発現
性を阻害するおそれがあり、2質量部を越えると凝結性
や強度発現性を阻害するおそれがある。
【0031】本発明で使用するアルカリ金属フッ化物
(以下フッ化物という)としては、フッ化ナトリウム、
フッ化カリウム、及びフッ化リチウムが挙げられる。こ
れらの中では、一般に入手しやすく、汎用性のある点
で、フッ化ナトリウムが好ましい。又、ケイフッ化ナト
リウム等のケイフッ化物も使用できるが、毒物劇物に指
定されており、取り扱いにくいので、好ましくない。
【0032】フッ化物の使用量は、カルシウムアルミネ
ート類と石膏の合計100質量部に対して、0.1〜2
質量部が好ましく、0.2〜1質量部がより好ましい。
0.1質量部未満だと強度発現性を阻害するおそれがあ
り、2質量部を越えると凝結性や強度発現性を阻害する
おそれがある。
【0033】本発明で使用する急結剤としては、強度発
現性の点で、粉体急結剤が好ましい。
【0034】急結剤の使用量は、セメント100質量部
に対して、2〜25質量部が好ましく、5〜20質量部
がより好ましく、7〜15質量部が最も好ましい。2質
量部未満だと初期凝結を促進しにくいおそれがあり、2
5質量部を越えると長期強度発現性を阻害するおそれが
ある。
【0035】本発明では、必要に応じて、さらに、減水
剤や増粘剤等を使用してもよい。
【0036】本発明で使用するセメントコンクリート中
の水の使用量は、強度発現性の点で、水/セメント比で
35質量%以上が好ましく、40〜55質量%がより好
ましい。35質量%未満だとセメントコンクリートを十
分に混合できないおそれがあり、55質量%を越えると
強度発現性を阻害するおそれがある。
【0037】本発明で使用する骨材は吸水率が低くて、
骨材強度が高いものが好ましい。骨材の最大寸法は吹付
できれば特に制限されるものではない。細骨材として
は、川砂、山砂、石灰砂、及び珪砂等が使用でき、粗骨
材としては、川砂利、山砂利、及び石灰砂利等が使用で
きる。
【0038】本発明の吹付工法においては、従来使用の
吹付設備等が使用できる。
【0039】本発明の吹付工法としては、要求される物
性、経済性、及び施工性等に応じた種々の吹付工法が可
能である。
【0040】本発明の吹付工法としては、乾式吹付工法
も施工できるが、粉塵量が多くなるおそれがあるので、
急結剤を使用する前に予め水をセメントコンクリート側
に加えて混練した湿式吹付工法を使用することが好まし
い。
【0041】湿式吹付工法としては、セメント、細骨
材、粗骨材、及び水を加えて混練し、空気圧送し、途中
にY字管を設け、その一方から急結剤供給装置により急
結剤を圧送し、合流混合して急結性湿式吹付セメントコ
ンクリートとしたものを吹付ける方法が挙げられる。
【0042】本発明の吹付工法においては、通常、吹付
圧力は0.2〜0.5MPaが好ましく、吹付速度は4
〜20m3 /hが好ましい。
【0043】又、急結剤を圧送する圧送空気の圧力は、
セメントコンクリートが急結剤の圧送管内に混入した時
に圧送管内が閉塞しないように、セメントコンクリート
の圧送圧力より0.01〜0.3MPa大きいことが好
ましい。
【0044】吹付設備は吹付が十分に行われれば、特に
限定されるものではなく、例えば、吹付セメントコンク
リートの圧送にはアリバー社商品名「アリバー280」
等が、急結剤の圧送には急結剤圧送装置「ナトムクリー
ト」等が、それぞれ使用できる。
【0045】
【実施例】以下、実験例に基づき本発明を詳細に説明す
る。
【0046】実験例1 27℃の条件下で、カルシウムアルミネート類100質
量部、表1に示す量の石膏、並びに、カルシウムアルミ
ネート類と石膏の合計100質量部に対してアルミン酸
塩5質量部、オキシカルボン酸類0.5質量部、及びフ
ッ化物0.5質量部からなる粉体急結剤を調製し、凝結
時間とモルタル圧縮強度を測定した。結果を表1に示
す。
【0047】(使用材料) セメント:普通ポルトランドセメント、市販品、ブレー
ン値3200cm2 /g、比重3.16 細骨材:新潟県糸魚川市姫川産川砂、表乾、比重2.6
2 カルシウムアルミネート類:C127 組成に対応するも
の、非晶質、ブレーン値6050cm2 /g 石膏:市販無水石膏粉砕品、ブレーン値5900cm2
/g アルミン酸塩:アルミン酸ナトリウム、市販品、強熱減
量2.1質量%、90%粒子径0.2mm オキシカルボン酸類:グルコン酸ナトリウム、市販品 フッ化物:フッ化ナトリウム、市販品
【0048】(測定方法) 強熱減量:アルミン酸塩を電気炉中で1000℃、24
時間加熱し、〔1−(加熱後の質量)/(加熱前の質
量)〕×100(質量%)の式から算出した。 90%粒子径:マイクロトラックFRAレーザー式粒度
分布計により測定し、ふるい通過側の累計で90%の値
で示した。 凝結時間:砂/セメント比=3、水/セメント比=50
%のモルタルに、セメント100質量部に対して粉体急
結剤を10質量部添加し、土木学会基準「吹付けコンク
リート用急結剤品質規格(JSCED−102)」に準
じて測定した。 モルタル圧縮強度:砂/セメント比=3、水/セメント
比=50%のモルタルに、セメント100質量部に対し
て粉体急結剤を10質量部添加し、JIS R5201
に準じて測定した。
【0049】
【表1】
【0050】実験例2 カルシウムアルミネート類100質量部、石膏100質
量部、並びに、カルシウムアルミネート類と石膏の合計
100質量部に対して表2に示す量のアルミン酸塩、オ
キシカルボン酸類0.5質量部、及びフッ化物0.5質
量部からなる粉体急結剤を調製したこと以外は実験例1
と同様に行った。結果を表2に示す。
【0051】
【表2】
【0052】実験例3 カルシウムアルミネート類100質量部、石膏100質
量部、並びに、カルシウムアルミネート類と石膏の合計
100質量部に対してアルミン酸塩5質量部、表3に示
す量のオキシカルボン酸類、及びフッ化物0.5質量部
からなる粉体急結剤を調製したこと以外は実験例1と同
様に行った。結果を表3に示す。
【0053】
【表3】 実験例4 カルシウムアルミネート類100質量部、石膏100質
量部、並びに、カルシウムアルミネート類と石膏の合計
100質量部に対してアルミン酸塩5質量部、オキシカ
ルボン酸0.5質量部類、及び表4に示す量のフッ化物
からなる粉体急結剤を調製したこと以外は実験例1と同
様に行った。結果を表4に示す。
【0054】
【表4】
【0055】実験例5 各材料の単位量を、セメント450kg/m3 、細骨材
1099kg/m3 、粗骨材597kg/m3 、及び水
203kg/m3 として吹付コンクリートを調製し、こ
の吹付コンクリートを吹付圧力0.4MPa、吹付速度
4m3 /hの条件下で、コンクリート圧送機「アリバー
280」により空気圧送した。一方、カルシウムアルミ
ネート類100質量部、石膏100質量部、並びに、カ
ルシウムアルミネート類と石膏の合計100質量部に対
してアルミン酸塩5質量部、オキシカルボン酸類0.5
質量部、及びフッ化物0.5質量部からなる粉体急結剤
を、セメント100質量部に対して10質量部になるよ
うに、圧送圧力0.5MPaの条件下で、急結剤添加装
置「ナトムクリート」を用いて空気圧送し、Y字管のも
う一方から圧送された吹付コンクリートに混合し、急結
性吹付コンクリートとした。この急結性吹付コンクリー
トを吹付け、コンクリート圧縮強度と付着性を測定し
た。結果を表5に示す。
【0056】(使用材料) 粗骨材:新潟県糸魚川市姫川産川砂利、表乾状態、比重
2.64、最大寸法10mm
【0057】(測定方法) コンクリート圧縮強度:材齢1時間の圧縮強度は幅25
cm×長さ25cmのプルアウト型枠に設置したピン
を、プルアウト型枠表面から急結性吹付コンクリートで
被覆し、型枠の裏側よりピンを引き抜き、その時の引き
抜き強度を求め、(圧縮強度)=(引き抜き強度)×4
/(供試体接触面積)の式から圧縮強度を算出した。材
齢1日以降の圧縮強度は幅50cm×長さ50cm×厚
さ20cmの型枠に急結性吹付コンクリートを吹付け、
採取した直径5cm×長さ10cmの供試体を20トン
耐圧機で測定し、圧縮強度を求めた。 付着性:急結性吹付コンクリートを4m3/hの圧送速
度で10分間、鉄板でアーチ状に作成した高さ3.5
m、幅2.5mの模擬トンネルに吹付けた。模擬トンネ
ルからの急結性吹付コンクリートのダレや剥離がない場
合を○、ダレや剥離が少し見られる場合を△、ダレや剥
離が多い場合を×とした。
【0058】
【表5】
【0059】
【発明の効果】本発明の急結剤を用いることにより、初
期及び長期において、高い強度発現性が期待できるの
で、吹付厚さを薄くでき、施工コストも削減できる。さ
らに、吹付初期に高い強度が得られるために安全性も向
上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 24/06 C04B 24/06 A // C04B 103:12 103:12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルシウムアルミネート類、石膏、アル
    カリ金属アルミン酸塩、及びオキシカルボン酸類を含有
    してなる急結剤。
  2. 【請求項2】 さらに、アルカリ金属フッ化物を含有し
    てなる請求項1記載の急結剤。
  3. 【請求項3】 急結剤が粉体急結剤である請求項1又は
    2記載の急結剤。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のうちの1項記載の急結剤
    とセメントコンクリートを含有してなる吹付材料。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のうちの1項記載の急結剤
    を吐出口先端でセメントコンクリートと合流混合して吹
    付けることを特徴とする吹付工法。
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