JP2001354120A - ワイパブレード連結用クリップ - Google Patents

ワイパブレード連結用クリップ

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JP2001354120A JP2000175062A JP2000175062A JP2001354120A JP 2001354120 A JP2001354120 A JP 2001354120A JP 2000175062 A JP2000175062 A JP 2000175062A JP 2000175062 A JP2000175062 A JP 2000175062A JP 2001354120 A JP2001354120 A JP 2001354120A
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    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/04Wipers or the like, e.g. scrapers
    • B60S1/32Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by constructional features of wiper blade arms or blades
    • B60S1/40Connections between blades and arms
    • B60S1/4006Connections between blades and arms for arms provided with a hook-shaped end
    • B60S1/4009Connections between blades and arms for arms provided with a hook-shaped end comprising a detachable intermediate element mounted on the hook-shaped end
    • B60S1/4016Connections between blades and arms for arms provided with a hook-shaped end comprising a detachable intermediate element mounted on the hook-shaped end the element being provided with retention means co-operating with the hook-shaped end of the arm
    • B60S1/4019Connections between blades and arms for arms provided with a hook-shaped end comprising a detachable intermediate element mounted on the hook-shaped end the element being provided with retention means co-operating with the hook-shaped end of the arm the retention means being protrusions or holes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アフターマーケットにおけるワイパブレード
交換の際に、ワイパアームの先端フック状部の幅寸法が
異なる場合でも許容して装着状態とすることができ、し
かもワイパアームとワイパブレードとの相対回転を妨げ
ることなくスムースな追従を維持することができるワイ
パブレード連結用クリップを得る。 【解決手段】 クリップ30には、ワイパアームのフッ
ク状部18を保持する保持壁40、42及び保持壁4
4、46を備えており、さらに、薄肉部50及び撓弱部
52が形成されている。クリップ30にフック状部18
が連結されると、フック状部18は天井壁32及び底壁
34を挟持し、かつ保持壁40、42及び保持壁44、
46の対向間隙に保持される。この際に、保持壁40、
42及び保持壁44、46は幅方向に広がろうとし、薄
肉部50及び撓弱部52の共働により、保持壁40、4
2及び保持壁44、46はその根本部分で無理無く傾倒
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用ワイパに適用
されワイパブレードをワイパアームに脱着可能に連結す
るためのワイパブレード連結用クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドシールドガラス等を払
拭する車両用ワイパでは、ワイパアームにワイパブレー
ドが回動可能に連結保持されている。ここで、一般的
に、ワイパブレードには、ブレード連結用の連結クリッ
プが支軸によって支持されており、この連結クリップに
ワイパアームのU字形先端部分を係止することで、ワイ
パアームにワイパブレードを連結し保持する構成となっ
ている。
【0003】しかしながら、このような従来の連結クリ
ップを用いたワイパブレードをワイパアームに回動可能
に連結保持する構造においては、この連結クリップやワ
イパアーム(アームピース)のU字形先端部分等の寸法
公差によって、当該連結部に隙間やガタツキが生じるこ
とが多かった。特に、ワイパアーム&ブレードの払拭運
動方向、すなわち連結クリップの幅方向の隙間やガタツ
キは除去し難くしかも有害である。
【0004】そこで、連結クリップを用いたワイパブレ
ードをワイパアームに回動可能に連結保持する構造にお
いて特に連結クリップの幅方向の隙間やガタツキに着目
しこれを除去できるように構成したワイパブレード取付
装置が提案されている(特公昭62−5817号公
報)。
【0005】前記公報に示されたワイパブレード取付装
置では、連結クリップとワイパアームU字形先端部分の
寸法公差によって生ずる隙間をカバーし得るように構成
されるため、当該連結部分における連結クリップの幅方
向の隙間やガタツキを低減することができる。
【0006】しかしながら、前記公報に示されたワイパ
ブレード取付装置では、連結クリップの側壁(案内側
板)がその長手方向に波状になっており、ワイパアーム
(アームピース)のU字形先端部分の寸法公差の違いに
より弾力変形可能であるが、その弾力が、連結クリップ
の側壁外面とワイパブレードのワイパアーム連結用開口
部における側壁内面とに共に作用しつつ接触する。その
ため、アームピースのU字形先端部分の幅寸法が大きい
と、連結クリップの側壁外面がワイパアーム連結用開口
部における側壁内面に強く押し付けられた状態となる。
【0007】したがって、このような状態では、連結ク
リップの側壁の接触による面圧が高くなり、ワイパアー
ムとワイパブレードとの相対回転の抵抗となってスムー
スな回動(追従)が妨げられてしまうことになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、アフターマーケットにおけるワイパブレード交換
の際に、ワイパアーム(アームピース)の先端フック状
部の幅寸法が異なる場合でもがたつき無く許容して装着
状態とすることができると共に、ワイパアームとワイパ
ブレードとの相対回転を妨げることなくスムースな追従
を維持することができるワイパブレード連結用クリップ
を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のワ
イパブレード連結用クリップは、ワイパブレードのワイ
パアーム連結用開口部における側壁間に架け渡された回
動軸に回動自在に支持され、高さ方向に対向する天井壁
と底壁及び幅方向に対向する一対の側壁並びに前記一対
の側壁からそれぞれ高さ方向に向けて延出する保持壁を
有し、ワイパアームの先端フック状部が、前記天井壁及
び底壁を挟持しかつ前記保持壁の対向間隙に保持された
状態に脱着可能に連結されるワイパブレード連結用クリ
ップにおいて、前記各保持壁の根本部分の外面に形成さ
れた薄肉部と、前記各保持壁の根本部分内面側に対応し
て少なくとも前記天井壁に形成された撓弱部と、を備え
たことを特徴としている。
【0010】請求項1記載のワイパブレード連結用クリ
ップでは、このクリップにワイパアームの先端フック状
部が連結されると、このフック状部はクリップの天井壁
及び底壁を挟持しかつ保持壁の対向間隙に保持された状
態となって配置されるが、当該フック状部が幅広の場合
にはクリップの保持壁がフック状部の進入によって幅方
向に広がろうとする。このとき、各保持壁の根本部分の
外面には薄肉部が形成されているため、当該保持壁はそ
の根本部分で幅方向外側へ倒れようとする。すると、各
保持壁の根本部分内面側に対応して少なくとも天井壁に
形成された撓弱部が引っ張られて伸びるので、薄肉部の
肉厚を薄くし過ぎることなく保持壁の倒れを容易ならし
める。
【0011】これによって、アフターマーケットなどで
販売されるワイパブレードの連結用クリップとして、ワ
イパアームの先端フック状部の幅寸法が異なっても(所
定範囲内で幅広であっても)容易に装着できる。
【0012】また、ワイパアームの先端フック状部の高
さ寸法(当該フック状部の折り返し部分の対向間隙の寸
法)が異なっても(所定範囲内で狭くても)、撓弱部が
撓むことにより天井壁及び底壁がフック状部にフィット
する(フック状部が天井壁及び底壁を確実に挟持す
る)。
【0013】請求項2に係る発明のワイパブレード連結
用クリップは、請求項1記載のワイパブレード連結用ク
リップにおいて、前記一対の側壁には、前記保持壁より
も幅方向外側に突出し先端が前記ワイパブレードのワイ
パアーム連結用開口部における側壁との接触面とされた
突出部が形成されると共に、前記突出部に対応する前記
一対の側壁の対向間隙には、前記両側壁を連結するリブ
が形成されている、ことを特徴としている。
【0014】請求項2記載のワイパブレード連結用クリ
ップでは、一対の側壁に形成された突出部の接触面が保
持壁よりも幅方向外側に突出しているので、この突出部
がワイパブレードのワイパアーム連結用開口部における
側壁内面に接触することにより、保持壁外面とワイパア
ーム連結用開口部の側壁内面との間に所定の隙間が形成
される。この隙間が、前記保持壁の倒れを許容できる量
となる。
【0015】さらに、突出部に対応する一対の側壁の対
向間隙には両側壁を連結するリブが形成されているた
め、当該一対の側壁の撓みや倒れが防止され、当該一対
の側壁(突出部の接触面)とワイパアーム連結用開口部
の側壁内面との間のガタ付きが防止される。
【0016】請求項3に係る発明のワイパブレード連結
用クリップは、請求項2記載のワイパブレード連結用ク
リップにおいて、前記突出部は、前記回動軸に支持され
る支持孔の周囲にも形成されている、ことを特徴として
いる。
【0017】請求項3記載のワイパブレード連結用クリ
ップでは、一対の側壁に形成された突出部が、回動軸に
支持される支持孔の周囲にも形成されているため、保持
壁外面とワイパアーム連結用開口部の側壁内面との間に
形成される所定の隙間を、支持孔の周囲においても確実
に維持することができる。
【0018】請求項4に係る発明のワイパブレード連結
用クリップは、請求項2または請求項3記載のワイパブ
レード連結用クリップにおいて、前記ワイパアームの先
端フック状部の幅寸法をW、自然状態での前記保持壁の
内側対向間隙寸法をP、自然状態での前記保持壁外面と
前記ワイパブレードのワイパアーム連結用開口部におけ
る側壁内面との間の寸法をAとするとき、P≦Wでかつ
(W−P)<(A×2)の関係に設定した、ことを特徴
としている。
【0019】請求項4記載のワイパブレード連結用クリ
ップでは、ワイパアームの先端フック状部の幅寸法Wが
許容内での最大の幅寸法であっても、保持壁外面はワイ
パアーム連結用開口部における側壁内面に接触しない。
このため、このクリップとワイパアーム連結用開口部に
おける側壁との間の回動による抵抗は、ワイパアームの
先端フック状部の幅寸法によって変化しない(影響を受
けない)。したがって、クリップに対するワイパブレー
ドの回動、すなわちワイパアームに対するワイパブレー
ドの回動が妨げられることがなく、スムースな追従が得
られる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1には本発明の実施の形態に係
るワイパブレード連結用クリップ30(以下、クリップ
30という)が適用された車両用ワイパ10の主要部の
構成が斜視図にて示されている。
【0021】車両用ワイパ10は、ワイパアーム12及
びワイパブレード14を備えている(なお、図1におい
ては、各部を部分的に示している)。ワイパアーム12
は、図示しないピボットシャフトに固定されており、ピ
ボットシャフトと共に回動する。また、ワイパアーム1
2の先端には、アームピース16が設けられている。こ
のアームピース16の先端部は、U字形に折り曲げられ
てフック状部18が形成されており、このフック状部1
8が後述するワイパブレード14の連結支持部となって
いる。
【0022】一方、ワイパブレード14の長手方向中央
部には、対向する一対の側壁20間に、回動軸22が一
体に設けられている(一対の側壁20間に架け渡されて
いる)。また、この回動軸22の上方の上壁は形成され
ておらず、ワイパアーム連結用開口部24(以下、連結
用開口部24という)となっている。回動軸22には、
クリップ30が回動自在に支持されている。このクリッ
プ30にワイパアーム12(アームピース16)のフッ
ク状部18が嵌合することで、ワイパブレード14がワ
イパアーム12(アームピース16)に回動自在でかつ
脱着可能に連結される構成となっている。
【0023】ここで、図2乃至図10には、クリップ3
0の構成が示されている。
【0024】クリップ30は、高さ方向に対向する天井
壁32と底壁34、及び、幅方向に対向する一対の側壁
36、38、並びに、一対の側壁36、38からそれぞ
れ高さ方向(回動軸22に直交する方向)に向けて延出
する保持壁40、42及び保持壁44、46を有してお
り、さらに、前方側(図2において左方側)端部には、
前記ワイパブレード14(連結用開口部24)の回動軸
22に対応して支持孔48が形成されている。この支持
孔48は下方側が開放して形成されており、回動軸22
が嵌合することにより弾性結合され、この回動軸22に
回動自在に支持される構成である。さらに、前述したワ
イパアーム12(アームピース16)のフック状部18
が、天井壁32及び底壁34を挟持し、かつ保持壁4
0、42の対向間隙及び保持壁44、46の対向間隙に
保持された状態となり、フック状部18の係止穴19が
底壁34を構成する係止片70の突起72が係止される
ことで、クリップ30にワイパアーム12(アームピー
ス16)のフック状部18が脱着可能に連結される構成
となっている。
【0025】さらにここで、保持壁40、42及び保持
壁44、46の根本部分の外面には、薄肉部50がそれ
ぞれ形成されている。これにより、保持壁40、42及
び保持壁44、46は、それぞれその根本部分で幅方向
外側へ傾倒することが可能となっている。また、保持壁
40、42及び保持壁44、46の根本部分内面側に対
応して、天井壁32及び底壁34には、撓弱部52が形
成されている。この撓弱部52は、前記薄肉部50より
も上側の位置で保持壁40、42、保持壁44、46に
接続されて形成されており、より詳しくは、薄肉部50
が形成されていることによる保持壁40、42及び保持
壁44、46の傾倒の支点X(図10参照)よりも、こ
れら保持壁40、42及び保持壁44、46の先端側に
位置して形成されている。
【0026】なおこの場合、撓弱部52と薄肉部50と
が互いに高さ方向において同一位置にあっても、少なく
とも前記保持壁40、42及び保持壁44、46の傾倒
の支点よりも撓弱部52が高さ方向において上側(保持
壁40、42及び保持壁44、46の先端側)に形成
(接続)されていればよい。
【0027】また、クリップ30には、一対の側壁3
6、38にそれぞれ突出部54が形成されている。突出
部54は、それぞれ保持壁40、42、保持壁44、4
6よりも幅方向外側に突出しており、先端はワイパブレ
ード14の連結用開口部24における側壁20との接触
面とされている。さらに、この突出部54は、前述した
支持孔48の周囲にも連続して形成されている。
【0028】また、突出部54に対応する一対の側壁3
6、38の対向間隙には、これら一対の側壁36、38
を連結するリブ56が形成されている。
【0029】さらにここで、図9に示す如く、前述した
ワイパアーム12(アームピース16)のフック状部1
8の幅寸法をW、自然状態での保持壁40、42及び保
持壁44、46のそれぞれ内側対向間隙寸法をP、自然
状態での保持壁40、42及び保持壁44、46のそれ
ぞれ外面とワイパブレード14の連結用開口部24にお
ける側壁20内面との間の寸法をAとするとき、P≦W
でかつ(W−P)<(A×2)の関係が成立するように
各部の寸法が設定されている。
【0030】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0031】上記構成のクリップ30が適用された車両
用ワイパ10では、クリップ30にワイパアーム12の
先端フック状部18が連結されると、このフック状部1
8はクリップ30の天井壁32及び底壁34を挟持し、
かつ保持壁40、42及び保持壁44、46のそれぞれ
の対向間隙に保持された状態となって配置される。
【0032】ここで、前述の如くクリップ30にワイパ
アーム12の先端フック状部18が連結されると、当該
フック状部18が幅広の場合にはクリップ30の保持壁
40、42及び保持壁44、46がフック状部18の進
入によってそれぞれ幅方向に広がろうとする。このと
き、各保持壁40、42及び保持壁44、46の根本部
分の外面には薄肉部50が形成されているため、当該保
持壁40、42及び保持壁44、46は、その根本部分
で幅方向外側へ倒れようとする。すると、各保持壁4
0、42及び保持壁44、46の根本部分内面側に対応
して天井壁32及び底壁34に形成された撓弱部52が
引っ張られて伸びる。これにより、薄肉部50の肉厚を
薄くし過ぎることなく保持壁40、42及び保持壁4
4、46の倒れを容易ならしめる。
【0033】これによって、アフターマーケットなどで
販売されるワイパブレード14の連結用クリップ30と
して、ワイパアーム12の先端フック状部18の幅寸法
が異なっても(所定範囲内で幅広であっても)容易に装
着することができる。
【0034】また、ワイパアーム12の先端フック状部
18の高さ寸法(図9に示す如く、当該フック状部18
の折り返し部分の対向間隙の寸法S)が異なっても(所
定範囲内で狭くても)、撓弱部52が撓むことにより天
井壁32及び底壁34がフック状部18にフィットする
(フック状部18が天井壁32及び底壁34を確実に挟
持する)。
【0035】また、本実施の形態に係るクリップ30で
は、一対の側壁36、38に形成された突出部54の先
端接触面が、それぞれ保持壁40、42、保持壁44、
46よりも幅方向外側に突出しているので、図9に示す
如く、この突出部54がワイパブレード14の連結用開
口部24における側壁20内面に接触することにより、
連結用開口部24の側壁20内面とクリップ30との間
のガタ付きを無くしつつ、保持壁40、42及び保持壁
44、46のそれぞれ外面と連結用開口部24の側壁2
0内面との間に所定の隙間Aが形成される。この隙間A
が、各保持壁40、42及び保持壁44、46の倒れを
許容できる量となる。
【0036】さらに、突出部54に対応する一対の側壁
36、38の対向間隙には両側壁36、38を連結する
リブ56が形成されているため、当該一対の側壁36、
38の撓みや倒れが防止され、当該一対の側壁36、3
8(突出部54の接触面)と連結用開口部24の側壁2
0内面との間のガタ付きがより一層防止される。
【0037】さらに、一対の側壁36、38に形成され
た突出部54は、回動軸22に支持される支持孔48の
周囲にも連続して形成されているため、各保持壁40、
42及び保持壁44、46のそれぞれ外面と連結用開口
部24の側壁20内面との間に形成される所定の隙間A
を、支持孔48の周囲においても確実に維持することが
できる。
【0038】またさらに、本実施の形態に係るクリップ
30及びこのクリップ30が適用されたワイパ装置10
では、前述した如く、フック状部18の幅寸法をW、自
然状態での保持壁40、42及び保持壁44、46のそ
れぞれ内側対向間隙寸法をP、自然状態での保持壁4
0、42及び保持壁44、46のそれぞれ外面とワイパ
ブレード14の連結用開口部24における側壁20内面
との間の寸法をAとするとき、P≦Wでかつ(W−P)
<(A×2)の関係が成立するように各部の寸法が設定
されているため、図10に示す如くワイパアーム12の
フック状部18の幅寸法Wが許容内での最大の幅寸法で
あっても、保持壁40、42及び保持壁44、46のそ
れぞれ外面は、連結用開口部24における側壁20内面
に接触しない。このため、このクリップ30と連結用開
口部24における側壁20との間の回動による抵抗は、
ワイパアーム12のフック状部18の幅寸法Wによって
変化しない(影響を受けない)。したがって、クリップ
30に対するワイパブレード14の回動、すなわちワイ
パアーム12に対するワイパブレード14の回動が妨げ
られることがなく、スムースな追従が得られる。
【0039】なお、前述した実施の形態においては、天
井壁32及び底壁34に共に撓弱部52を設けた構成と
したが、すなわち底壁34にも撓弱部52を設けること
が好ましいが、底壁34には係止片70を形成するため
に保持壁44、46との間にスリット74が形成される
ので、剛性を考慮して保持壁44、46が傾倒可能なら
ば底壁34側の撓弱部52を省略して構成してもよい。
【0040】以上説明した如く、本実施の形態に係るク
リップ30では、アフターマーケットにおけるワイパブ
レード14の交換の際に、ワイパアーム12(アームピ
ース16)のフック状部18の幅寸法が異なる場合でも
許容して装着状態とすることができると共に、ワイパア
ーム12とワイパブレード14との相対回転を妨げるこ
となくスムースな追従を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るワイパブレード連結
用クリップが適用された車両用ワイパの主要部の構成を
示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るワイパブレード連結
用クリップの構成を示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るワイパブレード連結
用クリップの構成を示す右側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るワイパブレード連結
用クリップの構成を示す左側面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るワイパブレード連結
用クリップの構成を示す上面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るワイパブレード連結
用クリップの構成を示す底面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るワイパブレード連結
用クリップの構成を示す図4の7−7線に沿った断面図
である。
【図8】本発明の実施の形態に係るワイパブレード連結
用クリップの構成を示す図4の8−8線に沿った断面図
である。
【図9】本発明の実施の形態に係るワイパブレード連結
用クリップの構成を示す図2の9−9線に沿った断面図
である。
【図10】本発明の実施の形態に係るワイパブレード連
結用クリップの構成を示し、ワイパアームのフック状部
の幅寸法が許容内での最大の幅寸法であり保持壁が傾倒
した状態における図9に対応する断面図である。
【符号の説明】
10 車両用ワイパ 12 ワイパアーム 14 ワイパブレード 18 フック状部 22 回動軸 24 連結用開口部 30 クリップ 32 天井壁 34 底壁 36、38 側壁 40、42 保持壁 44、46 保持壁 48 支持孔 50 薄肉部 52 撓弱部 54 突出部 56 リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 芳正 愛知県大府市長根町二丁目290番地 株式 会社東海理機製作所内 (72)発明者 高木 佳範 愛知県大府市長根町二丁目290番地 株式 会社東海理機製作所内 Fターム(参考) 3D025 AA01 AC01 AD01 AE05 AE09 AE29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパブレードのワイパアーム連結用開
    口部における側壁間に架け渡された回動軸に回動自在に
    支持され、高さ方向に対向する天井壁と底壁及び幅方向
    に対向する一対の側壁並びに前記一対の側壁からそれぞ
    れ高さ方向に向けて延出する保持壁を有し、ワイパアー
    ムの先端フック状部が、前記天井壁及び底壁を挟持しか
    つ前記保持壁の対向間隙に保持された状態に脱着可能に
    連結されるワイパブレード連結用クリップにおいて、 前記各保持壁の根本部分の外面に形成された薄肉部と、 前記各保持壁の根本部分内面側に対応して少なくとも前
    記天井壁に形成された撓弱部と、 を備えたことを特徴とするワイパブレード連結用クリッ
    プ。
  2. 【請求項2】 前記一対の側壁には、前記保持壁よりも
    幅方向外側に突出し先端が前記ワイパブレードのワイパ
    アーム連結用開口部における側壁との接触面とされた突
    出部が形成されると共に、 前記突出部に対応する前記一対の側壁の対向間隙には、
    前記両側壁を連結するリブが形成されている、 ことを特徴とする請求項1記載のワイパブレード連結用
    クリップ。
  3. 【請求項3】 前記突出部は、前記回動軸に支持される
    支持孔の周囲にも形成されている、ことを特徴とする請
    求項2記載のワイパブレード連結用クリップ。
  4. 【請求項4】 前記ワイパアームの先端フック状部の幅
    寸法をW、自然状態での前記保持壁の内側対向間隙寸法
    をP、自然状態での前記保持壁外面と前記ワイパブレー
    ドのワイパアーム連結用開口部における側壁内面との間
    の寸法をAとするとき、P≦Wでかつ(W−P)<(A
    ×2)の関係に設定した、 ことを特徴とする請求項2または請求項3記載のワイパ
    ブレード連結用クリップ。
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